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翠の剣聖 ヒースは、守備隊長 ライナー を投票先に選びました。
護衛長 タイガは、守備隊長 ライナー を投票先に選びました。
―幕間:凪の森 山側―
[鉱山方面への最短ルートは、森を抜けること。そしてこちらなれば、王女派が潜むといわれるメリノール側からも離れており、リアンダール候の目も逃れられよう、という読みで]
[白き牝馬の乗り手を中心とした一団は、暗き森を行く。託されたものを胸に秘め、そして、哀しみを宿しながら]
[クレメンスは思う。どうしてあそこまで悪いところが似てしまったのか]
[クレメンスは思う。反逆罪の汚名を被ることとなった。その上、子を犠牲にして生きながらえた親という汚名も被るのだ]
[――それが、止めるものがいるのにも関わらず、リアンダール候の"説得"に向かった結果だった]
[十人近くの集団は、馬を連れて森を行く。家族と、そして託された伝言を、然るべきものに送るため*]
……我が一族の奉りし英霊は、意思持つ者に等しく加護を与えし存在。
そして、覚悟を持って先を紡がんとする者には、天の英霊の最も強き加護が得られますわ。
[覚悟をしている、という言葉に、笑みと共にこう告げて、それから]
お祭り……ですの?
[祭りへの誘いにきょとん、とした。
何せ対話に集中していて、周りの状況はほとんど意識に入っていなかったから]
ぇぅ……あ、はい!
喜んで!
[それでも、賑やかなのは嫌いではないから。
はしゃいだ声で言って、頷く。
……そんな様子が、実年齢を信じさせないわけだが、自覚は薄い]
残念ながら、この鍛冶師では、おまえの理についてこられない。
素直に王制の善を信じている。
おまえの目指す世界で幸せに暮らすことはできるだろうが、改革を行う側の人間ではないと思う。
職人として、そっとしておいてやりたいものだな。
―セルベシア城:応接室―
王家へ、……か…――
代々続く鍛冶屋なのか?
…――そうか。父君が。
[父の背を見て、育つ か。
己にはなかったことだ、とジルは思う。
差し出される一振りの剣を両手で受け取る。
一歩距離をつめたルートヴィヒへ
ちらと視線を投げてから。
鞘から少し引き抜けば
透る、冴えた輝きが煌き覗く]
――ほう、……これは。
セルベシア王女 イングリッドは、守備隊長 ライナー を投票先に選びました。
/*
あれ、王様って真実病死なんだっけか…。
危篤は本当だったけど、一押しされてしんだんだっけ?
ちと読んでこよう…。
猛将 テオドールは、守備隊長 ライナー を投票先に選びました。
あぁそう、前にウェルが言っていた湖の民の件。
その連中とは交渉できるかもしれないけどさ……湖のことになったらメリオールにも利害が関係してくる。
協力を求めるなら、そのへんもちゃんと夢を語らないといけないだろ?
[メリオールのほうまで考えている余裕はない、とは暗に。
しかしそれでもと言われればまた何か考えるだろうか]
この国の軍人共は、暢気なものだ。
みすみす火の手が広がるのを待っておる。
[薬草風呂に浸かり終え、思ったほど悪い臭いでない事に安堵しつつも、城の様子にそう吐き捨てる。ルートヴィヒらが自分の手を打てる範囲で動いているのとは対照的に、軍部各隊の長の殆どは王都で遊んでいる。命令がないと動けないのとただ座視する違いが判らないのか、そういうお国柄なのかはわからないが]
当人共はわざと挙兵させるつもりでおるのかも知れぬが……リアンダール候との繋がりは軍縮に対する利害関係程度しかないのか。
[従者の話では嘗ては有能な指揮官もいたが、様々な理由で死んだり、姿を消していたりしているとの情報を得る。その中にライナーやジェフロイの名もあったが、無論彼女は知らない]
赤い剣士 エディは、守備隊長 ライナー を投票先に選びました。
[ロヴィンが、ジルへと差し出した剣を見やる。
ジルの姿を移す青い鋼鉄。
これもまたロヴィンの意志の形。]
若いのに、確かな腕をお持ちだ。
武装修道士 ルートヴィヒは、守備隊長 ライナー を投票先に選びました。
[テオドールと、
そう名乗った男の申し出に、ぱちりと目を瞬く。
テオドールの名が、何を意味しているのかは知らぬ。
少なくとも、この場では気付かぬ。
それでも、驚きが表情に浮かぶ。]
私と共に、道を歩んでくれるのか。
[確認、ではなく感嘆の声。
ほろり、と息が零れる。]
―――ありがとう。
無論、だ。歓迎する。
[この状況では、人手はなによりも欲しい。
だがそんな事情よりも、純粋な喜びの方が勝っていた。]
―――老兵だ、などと謙遜しなくてもいい。
そんなことを言ったら、村の長老たちにきっと怒られる。
[思わず、そんな軽口まで出てくるほどに。]
/*
しかしまあ、平和主義、民主制。
どちらも現時点では現実的じゃねーなとかいって切り捨てても可能だし、どうしたものかねぇ。
…ってか俺が客将で抜けていったら、王女陣営王女と腹心だけ?
まあバランスは気にするなといわれてるから初めからきにしねー、俺は誰にでも仕えれるようにはするけどな。
…――武器、そのものは見事だがな。
私の真意を告げれば
彼の夢は潰えるのだから…――…仕方あるまいな。
[す、と眼を伏せる]
一番使えるのがその……草原の民とやらの弓騎兵隊か。
[ヒースと剣闘中、幾らか感じた兵士達の事を思い出す。一番の使い手か指揮官らしき相手に視線を向けたが、私情を優先するタイプではないようだった。リアンダール候の信任も厚い方らしい]
―――なあ、シダ。
余とそこの因縁、知っておるか?
[彼女らしくない、恐る恐る訊ねたのは性癖辛みが原因ではないかという己の後ろめたさが混ざっていた。そして従者は、何故かその問いには答えなかった]
リアンダール候 ジルは、守備隊長 ライナー を投票先に選びました。
そう、太陽と月だから2人組で。
「蝕」って言って、その2つが実際に重なることがあるらしいんだけど……ホントかねぇ?
まぁ実際に何かあるなら神聖なモンとされてもおかしかないか。
[学については寂しいので、見たことがない蝕についてはピンと来ず。
ついでに、踊りにもそれを模したものがあるとかも想像できず。]
あぁそれと、勧誘おめでとさん。
やっぱあたしにはそういうの向いてないわ。
[ちょっと恥ずかしそうに頬を掻いた]
はい、恐らくは代々続いていると思います。
実は僕は拾われた子供でして……。
[ジルとルートヴィヒに交互に視線を向けながら答える。
その顔はとても満足そうだった]
あ、ありがとうございます。
まだまだ修行中ではありますが、
褒めて頂けるのは本当に光栄です!!
── 王宮 北の塔にて ──
[ご説明有り難うございます。
と、言ってアイリから受け取った痺れ矢の中和剤>>832>>833は、ヒースの手当をする際にキチンと使用した。ヒースを殺してしまうべきだったのでは?と言う考えとはまた別に、彼に対して緩慢な死を望むような処置はしなかった。
ただ、その場に居たアイリと、ルートヴィヒと、他の救護の修道女達には、]
痺れ矢は問題無いかと思います。
……ただ、頭部の出血が少々気掛かりですわ。
頭の傷は、その時無事なように見えて──後から、
と言う事もございますから。
[と、ヒースが牢の中で死んでしまった際に備えて伝えた。]
── 神殿 ──
[それから一修道女としての仕事を終えて、神殿に戻った所で。
情報部として忙しく行ってしまったと思っていたカッツエの姿を見つけて驚いた。
祈りを捧げる事の無く、椅子の最前列に座る姿がそれらしいと思ったのは何故か。]
……カッツェ?
これから、エリオット様の即位の儀が終わるまで。
否、もしかすると終わってからも暫くは。
情報部は忙しい……でしょうに。
わざわざ逢いに来てくれたの──。
[カッツェが呟いていた言葉は耳に入ったのか、入らないのか。それとは別に微笑みに仄かな温度が乗る。]
ヒースが…。
王都から、あれから連絡もないしな。
[王都に行く、と言って別れた翠の友は、
あれ以来、一度も消息を聞いていない。
不安を心にしまって、頷く。]
……森で迷った人から、
案内料っていってお金を巻き上げるのが
常套手段だったものね。
[かわりに、ちらりと言葉に棘を潜ませて笑った。]
修道女 ナネッテは、守備隊長 ライナー を投票先に選びました。
ほう…
その割に戦いが嫌になったというわけでもないのだろう?
[いや。3ヶ月の間、戦わずにいた。
ならば引っ張り出してしまったのは、自分であったのかも知れないが]
……ふうん。
[跡継ぎ。血を分けない跡継ぎはいるが、釈然とはしなかった。
子どもを見て、もう一度ヴェルナーを見る>>901]
継がせたいものがあるのか?
[問いはこたえを強要しない程度のもの。
そして続くからかいには、じろりと睨み返しておいた]
刀鍛冶 ロヴィンは、守備隊長 ライナー を投票先に選びました。
そのままでいては意味がない。
そも、わたくしがセルベシアで本当に嫌いだったのはそこだからな。
いつまでも穴に引きこもっていては、何にもなれぬではないか。
[ふん。とばかりに返して空を見上げた。
少しの間、そうして見上げる]
そのままでいては意味がない。
そも、わたくしがセルベシア宮廷で本当に嫌だったのはそこだからな。
いつまでも穴に引きこもっていては、何にもなれぬではないか。
[ふん。とばかりに返して空を見上げた。
少しの間、そうして見上げる]
― 王宮前 ―
今現在、この王宮で一番、強い声を持っているからだろうな。
[他の貴族は彼に抑えられたか、あるいはクレメンス侯爵のように投獄されたか。無論口には出来ぬが。
手招きされれば近付いて、囁かれた事に眉根が寄る。]
それをわたしの前で言うのか。
[むしろ自分の前だからこそ口にしたんだろうが。
問われた言葉に、視界間近で一度目を伏せた。]
王はご病死だ。
王太子の暗殺については………証拠がある以上そうなのだろう。
……あの王太子にそのような事が出来るとは、信じ難いが。
[王の死因については、そういい切る。
だが後者、暗殺の件に関し触れる時には、言葉に澱みが滲んだ。]
───それでも……、
背負うと、決めた。
[視線を返して男の双眸を見つめ、少し笑った。
タイガに投げろとの助言には、うんと頷く。
じきに目指す村の影が見えてくる*]
[まあどのみち探りを入れる命は受けているのだし、それを見据えて動いてみるべきか、と]
……。
[ナネッテには会えただろうか。
どちらにしても、長居はしないつもりだが*]
ロヴィン、
私からも質問させてもらいたい。
少し、意地悪な質問かもしれないが。
戦いのない世になったとして、君は武器を造り続けるのだろうか?
はっはっは、確かにそうですな!
[と豪快に笑い]
さて、では私も少々戯れて来ますかな。
[と、その前にとタイガのほうに向き直り、近づいて小声で話しかける]
王女の配下の者だな。
失礼、王女にも眼を掛けて頂いていたが、剣を預ける主を見つけたとお伝え願いたい。
戦場でお会いする際は、是非ともお手柔らかにと。
それと、少々意地悪な事を言ってしまい申し訳なかったと。
いずれ、『戦巫女』のことも詳しく聞いてみたいな。
[天の英霊。意思持つ者に加護を与える存在。
知らない教義に興味を覚えた顔をする。]
うん。今日は一晩中お祭り騒ぎらしい。
[祭りと聞いてはしゃぐ彼女の様子に、
つい、こちらも態度が崩れる。]
太陽と月に奉納する踊りとか、
今そこでやってる腕相撲大会とか……
………!
[腕っ節自慢の連中が騒いでいる方を指さしたのは、
ちょうど対戦が一通り終わって、
勝者が新たな挑戦者を捜している場面。
うっかり合いかけた目を、そっと逸らした。]
―――ああ。わかった。
湖のみなには、私から協力を求めてみよう。
メリオール側には口を出させないよ。
もともと湖の物流は、非公式なものが多かったんだから。
まちがえなければ、
湖の民はこちらの味方になってくれるはずだ。
[妙に自信ありげに断言した。]
身ぐるみ剥ぐよりいいじゃないかッ!
ほ、ほら……盗賊家業をやめて隊商の護衛とかにしろって。
森から安全に外に連れて行く、護衛だよ、ご・え・い!
[なぜかしどろもどろに――恥ずかしかったのだ。
あのときの光景を思い出したのだ……恐れを知らず、穢れを知らない少年が目の前に現れた、あの日のことを。(>>~7)
自分たちの安全のための取引とはいえ、応じたのは――きっと一生言わないが――見蕩れたのだ]
[ユーリエとテオドールが、それぞれウェルシュとの会話を終えた頃を見計らって。
…すっと獣が隙無く動くような所作で、ウェルシュの前に出る]
俺にも時間を作っていただいて宜しいかな?
ウェルシュ王太子。
[琥珀の双眸をひたと相手に据えて]
― 神殿 ―
ああ、ナネッテさん。
おじゃましてた。
[>>921声をかけられるより先に顔がそちらに向く。
その人を確認すると、ひら、と手を振った]
や、そっちから会いたいなんて言われたら、行かなきゃなんないだろ?
[そんな義務、本当はないので冗談めかした口調で]
―セルベシア城:応接室>>919―
…――拾われた?そうなのか。
[そっと剣を撫ぜ、その輝きを仕舞う。]
……このまま腕を磨いていけば
一流の戦士や騎士にも求められるような
剣を作れるのではないかもしれないな。
これなら、買い上げてもよいやも知らん。
[ルートヴィヒが問いかける。
ジルは静かに口をつぐんだ。]
/*
イングリッドに会ったらどうするんだろうこいつ…。
わりと辛辣になりそうで怖いでs
そことは縁がとても遠いんだ……
切り崩しに、迷う。
― 神殿 ―
[そわりとした感覚は、ナネッテの浮かべる笑みに溶けるように消えて]
そーそ。
全く人使いが荒いよ。
[誰が、とは言わないが。
肩をすくめた]
なにか、俺に話があった?
[少し、首を傾げて見せる。
困ったことでもあった? とそんな口調で]
え。二人組で踊る舞なんだ。
そうか。神職の踊り子もいるのかな。
[頭の中の想像(妄想)から、意識を引き戻す。]
蝕は、私も文献でしか見たことはないな。
記録では、昼間なのに世界が夜みたいになるらしいけれど、
ちょっと、想像もつかない。
ま、お前が相手だから言ったんだけどな。
[それはあっさり認めた]
ふん。
声がでかいから、ね。
[反対派の粛清も、恐らく行われているのだろうと察しはついた]
証拠が……あるのか。
その証拠が捏造の可能性だってあるだろ?
お前はその証拠と王太子とどっちを信じるんだ?
……と、いってもセルベシアの正規兵のお前が疑えることじゃないよな。
[何かを考えるようにして、つま先に転がってた石ころを蹴る++]
―――あ。
えー…と。
[不意におめでとうを言われて、少し固まる。]
……うん。
―――適材適所、だね。
私には、こんな風に野盗のみなをまとめることはできないから。
[照れ隠しに本心も混ぜておいた。]
この国は平和過ぎたから、
陰謀ばかりが発達してしまうのであろう。
[彼女の言う平和と王子の唱える平和は異なる。大きな戦争がない状態を指しているに過ぎない。
着替えを終え、改めて従者にその金髪をシニヨンに編んで貰っている]
そなたの手が一番上手い。
矢張り、長い付き合いであるからかな。
[そして手入れの済んだ大剣を握りしめ、部屋を後にする]
余の国ほど、お上品ではないな。
所詮は―――か。
[誰の目のない廊下で、こっそりと淋しげに微笑んだ]
[天の英霊の最も強き加護──その象徴といえるのが、『紅月の誓い』によって捧げられる『戦巫女』の忠義である、とは。
その場では、色々と思うところあって、言えなかった]
あ、はい。
お話できることがあるなら、喜んで!
[だから、その場ではそれだけ言って。
聞かされた祭りの内容に、楽しげな声を上げる。
踊り、には、自身も舞を心得るが故に、気にかかる部分もあった]
……腕相撲、ですか。
[指し示されたそちらに目をやって。
目をそらす様子に、ほんの一瞬何か言いたげな様子を作ったりもしたけれど。
タイガがウェルシュに声を掛けるのを見て取ると、軽く、距離を取った]
[結局、傍にいたジェフロイに気付くことはなかった。
ただ、祭の様子を見るべく視線を回した際、
どこかで見知ったような後ろ姿が、
人混みの中に消えていくのを見ただけだった。]
……。
…………ふぅん。
[遠巻きに、主の周辺の出来事を。
自分たちを火遊びと称したあの手練の将軍が、あの村で会った体躯に似合わぬ大物を持ち、赤い剣士を撃破した女の子。
それぞれの対応から、ふたりから好い返事をもらったのだろうと。]
おい……ウチでいちばんゴツいやつを連れて来な。
それで……こうして……。
[子分に何やら耳打ち]
― セルベシア城 ―
余のお通りだ。門を開けよ。
[このような奇人と通っていたか、剣聖と斬りあったという噂が通っていたか、単にリアンダール候から話が通っていたのか、無茶な物言いのまま門兵に門を開けさせた]
……統べる者とて、人間なのにな。
背負うものの重さが桁違いだ。
ひとの容れることの出来る思いは有限なのに。儘ならん。
[黒い男の瞳にひたと据えた金が、苦味を写し取る。
正確に汲み取ることは出来はせず、きっと意味合いは違えど、一時の間同じ色に染まったろうか。]
一方的に要求を突きつけるばかりでは、疲れてしまうだろう。
それなりの対価を支払って初めて、要求は要望に、…ひいては国の「希望」となる。
俺などは、戦場で働くことでしか支払えないが。
[人の想いは力だなどと、青いことを口にしかけて唇を引き結ぶ。
大概、自分も理想主義者の一面があるらしい。]
………信を置く相手を、心を尽くして支えることだ。
[据えた双眸が見透かすように細くなり、和らいだ。]
ずっと考えてたんだ。
だけど、やっぱりお前の主だけにはつけそうもないな。
お前ですら迷うんだろう?
王太子が絶対暗殺したんだ、と言い切れないほどに。
リアンダール候が何をしようとして、権力を握ったのかは、俺にはわからない。
それに何かを成し遂げるには力は必要だ。それは認める。
だけど、影でこそこそ何かをするようなのは
やっぱり俺の性に合わないんだろうな。
……ってことで。
今日から敵同士、だな。
はい、親父が言うには凪の森の中に一人赤ん坊で残されていたそうです。
[褒められる言葉にはにやけながら]
ありがとうございます、とてもうれしいです。
今もある程度顧客といえる方はいらっしゃいますが、
著名な騎士の方、軍の隊長様などにも愛用いただければうれしいです。
[買い上げるの言葉には、
若干の恐縮の表情をみせて]
もし、お気に召されたならば、
御代は結構ですからぜひお持ち帰りください。
お忙しい中、時間をとっていただいたお礼とさせてください。
[どうやら話はひと段落付いたらしい。
テオドールの申し出に、笑みが漏れる。
王子はまたひとつ、かけがえの無い力を得たのだと。]
………おい。
[紛れたとは言えど、まだ近くには居る。
男の袖を僅か、引く。
口調はまたどこか気安いものに戻り。]
こんな時に、
何となくだけれど、嬉しい……。
面白いクッキーがこちらでは流行っているのね。
[相手には任務がある。それほど長い時間は居られないだろうと思いながら、女神像に祈りを捧げ、密やかに逢えたばかりのカッツェの無事も祈る。]
──……
用と言うほどの事じゃないの。
ただ、王位を巡る不穏な気配が、戦争に変わる前に、
貴方の顔が見たくなっただけ。
[瞬き。]
困っては──居ないわ。
ただ、
[と言って言葉を切る。]
……普通な。人質みたいに取られて生きてきたやつは。そうそう人に信をおけないものだ。
そんな中、人がいない。もしくはなんらかの材料が軽くはあったのかもしれないが、嬢ちゃんは俺に信を置いた。
無用心かと思うほどにな。
[生い立ちと環境から想像してである。それがどれほど心細いか苦しかったかは想像はできない。己の生い立ちを彼女が想像できないのと同じだ。
だがそれにも関わらずこの王女は己の昔の名を知らぬというのに、信をおいた。
でも疑うことなど部下に任せればいい。上にたつものは信じることが大事だ。でないと信は帰ってこないのだ。]
[少し、距離を開けた位置で、タイガとウェルシュと、双方を見やる。
そういえば、この人はあの天を翔けようとする方の、と。
改めて思いながら、今は飾り櫛のある場所に手を触れる]
……髪飾りの、事、とか。
伝えてもらった方がいい……かな。
[ふと、零れ落ちたのは、そんな呟き。
けれど今は、やり取りを妨げまい、と。
手にしたままの漆黒を、ぎゅう、と握り締めた。**]
そうか。
どんな時代であれ、君ほどの腕をもつ者が鍛冶屋を止めるのは人材の損失だと思う。
君の炉に、すべての炎の源である太陽の加護がありますように。
[太陽神の祝福を祈って聖印をきる。
それから、ルートヴィヒはジルへと和やかな視線を向けた。]
俺は一度この村を去るが、折角の縁だ。
王子とお前の話が終わったら、一戦―――どうだ?
[くい、と広場の先で繰り広げられている腕相撲大会を後ろ指に示し、にやりと。
断られるならそれでもよし、そうでなければ一戦交えるつもりで。
何かに集中している最中ならば、王子に見られたところで気まずいことも*ないだろう*]
[遠く、村の影が見えてくる。]
村か。
じゃ、さっさといきましょうか。イングリッド王女。
[既に使者も通してあるゆえ問題もない。さっさとこないと置いていくぞというように...は村へと馬を駆けさせた]
― → デュ・ボック村 ―
[テオドールの豪快な笑いを見上げて、
笑うと、意外と取っつきやすい顔になる人だな、
なんてことを思う。
そこへ近づいてきた人影に、身体ごと向き直った。]
―――ああ。構わない。
[琥珀の眼差し。滑るような動き。
真っ正面から相対しないと喰われる。
そんな錯覚が頭を過ぎる。]
…、そうか。争いは、なくならんからな。
[人が集えば争いになり、国となれば戦いとなる。
そうしたものだと思っている。
だからこそ、自らの理想を追うのだけれど>>945]
それは…大変だな。
あまり厳しくしてやるなよ?
[きっと厳しい教師だろう。
そんなことをふと思って、シェイを見遣る。
子どもはうとうとと夢でも見ていたか]
俺は一度この村を去るが、折角の縁だ。
王子とお前の話が終わったら、一戦―――どうだ?
[くい、と広場の先で繰り広げられている腕相撲大会を後ろ指に示し、にやりと。
断られるならそれでもよし、そうでなければ一戦交えるつもりで。
何かに集中している最中ならば、王子に見られたところで気まずいこともないだろう。
試合は成ったのか、結果がどうだったのかは、今は神のみぞ知るところ**]
これ以上は口出ししないつもりだが、彼に防具を注文してもいいかな?
彼はこの剣の代価を受け取るまい。
なら、私の注文に充分な手当を弾もう。
―――私は構わない。
皆との会話、何も隠すようなことはないから。
[傍に控えるというテオドールに視線をやり、
再び、黒の男に向け直す。]
人に聞かれたくないようなことでもないだろう?
…なにか不満か?
[苦笑>>950にも、強気で笑ってみせた。
でも。
嬉しく思った。そして少しだけ情けなく思った。
きっと見抜かれてしまっている。そうも思った。
色々と見抜かれてしまっているのだろうと、そう思う。
ヴェルナーだけではなく、タイガにも、他の皆にも]
───…。ああ、村はあそこだな。
[礼の言葉は口にはしなかった。
けれど頷きで、視線で言葉を伝えてみる。
そうして思うのだ。きっと応えてみせる…と]
― 神殿 ―
ああ、カタリナに会った?
[おもしろいクッキー、長官のクッキーの事だろう。わあ怒られ仲間、とこそり心の中で巻き添えにしておいた]
む、顔が見たくなったとか、こそばゆいこと言わないでよ。
[祈りを捧げる相手、その姿を見ながらも、自分の無事を祈られているなどとはかけらも思いつけず。
こそばゆい、と、ほおを掻いたりする]
うん、それならよかった。
――ただ?
[つながった言葉に、こちらもひとつ、瞬き]
[腕相撲から目を逸らした時に感じた、
ユーリエの、物言いたげな視線には、
頼むからそれは言わないで欲しいという気配を放ちつつ、
直後、意識の全てが琥珀の目をした男に向いて、
ユーリエから逸れていった。]
渡り鳥 ジェフロイは、守備隊長 ライナー を投票先に選びました。
いや、余も人から聞いた話であるがな……
[彼女の驚き>>961に、そんなに大層な相手であるのかと逆に問い返されると、そう前置きして]
なんでもわざと荷馬車を危険な場所に走らせ、
それ目当てに襲ってくる盗賊や落ちぶれた兵隊崩れを相手に、鳶のように躍り掛かっては相手に傷一つつけず、その得物だけを奪うのだそうだ。
荷馬車の荷はこれまでその鍛冶屋が奪った武具で満載になっているとか。
[決め台詞は「フッ… 三流め」「貴様の価値など、貴様の得物以下でしかないわっ」とか何とかなどと、傭兵達の酒の話そのままに誇張された内容を、その使用人に伝える。
それはその後、城内でロヴィンを見る目が変わるかもしれない事件であったかもしれない]
先日の凪の森での会見、姫は貴方に大層失望されたご様子で。
俺としてはリアンダール候の保有する兵力を鑑みると、
王太子側との一時的な共同も念頭に入れようと思っていたのですが、
とても出来るものではないと断ぜられましてね。
本当にそうなのだろうか…――
俺の目で、しかと確かめたくて。
こうして此方まで参りました。
───、わたくしは──…。
[何故と言われても、実際のこころ答えに困る>>953
タイガの紹介だったから、他に人が居なかったから。
そのどれも少し違う気がした]
… 勘が、つよいんだ。
[そういうことにした。
信じられると思ったのは多分、視線だったり声だったり、
言葉に滲んだ心だったりしたのだろう]
行こうか、ヴェルナー。
カスパル!
[軍を止めさせ、月毛の馬の首を叩く。
変わる呼称に少し、表情を引き締める。
軽やかに、みっつの騎影が草原を*駆けた*]
― → デュ・ボック村 ―
/*
微妙なタイミング。
フレイムたんがタイガのことを見抜いているし、立場の話は聴こえているんだろうかな。
聴こえていて、まだ自分はフリーだからってお誘い。
うん、そういうことしそうだなこいつ。
― 腕相撲会場 ―
『さぁさぁ次の挑戦者は誰だ!
マイユマート義賊団のダグラスを超える力自慢はここにはもういないのかー!?』
[進行役の煽り立てる声がよく通る。
かつて聖歌隊にいたとかいう話を村人から聞いたがさておき。]
『おーいお嬢ちゃん、出てみないかー?』
『面白ぇっ、やれやれー!』
[近くにいたであろうかユーリエに、観客のふざけた誘いが飛んだ。
華奢過ぎて絶対に無理な組み合わせに笑いが起こり、酔った勢いか賛同の声が続出した。]
『へっへっへ……嬢ちゃん、できるだけやさしくしてやるけど、つい腕折っても知らねぇぞぉ?』
[男は既に肘をセットし、笑みを浮かべていた。]
…でも、ちゃんとあの時のことを気にしていてくれたんだ。
…………ありがとう。
[なんだか、改めて正面切ってあの時の礼を言うのが
少しばかり照れくさくて、
でも、なんとなく今言いたくなって、
ぽつりと小さな声で、そう言った。]
[ただ、夢のような理想の実現の話を、ルートヴィヒとジルから聞いて、まだ驚きが醒めない。民が「主」となる世の中とは如何なものか。
ナネッテ自身「主」と成る事等、想像もした事が無かった。
それは、不安とは異なるのだが。]
……カッツェは、
リアンダール候、ジル様の
個人的なお話を聞いた事がある?
[国に主たる王は必要が無い。民を「主」とする為の準備期間としてのエリオット王即位。異端の考えだとジル自身語っていた話。]
王宮に居て、カッツェは
あの方はどう言う方だと思うのかしら……。
[多分、カッツェが他の情報部員や修道女達とは異なっていると思うから尋ねてみたくなるのだ。]
そやつは余のこの愛剣を奪いにやってきたのであろうか……は、まあ良い。
弓の大将――ではなかった。
[つい傭兵仲間のノリになってしまい慌てて言い直す]
弓騎兵の隊長に会いに来た。
どこにおるか知らぬか?
王女の―――
[タイガ・ツー・ダンテと、名乗る男の肩書きに、
目を丸くして、その端正な所作を見つめた。]
ああ―――だから…
[観察するような目。一線を引いた距離。
その意味を知って、頷く。]
― 王宮前 ―
[>>939お前だからと言われて少し眉が寄る。侮られているのか、口が軽いと思われているのか、そんな風にも聞こえた為に。]
……。
[信じる方は、と言われて一度目を閉じ開いてから。]
布告され大儀がそこにある以上、証拠を。
[ぽつりと落とした。
榛には小さく意志が灯る。
ヒースがそれを問いた時、その言葉に応えられなかったが。
改めて問われた時に、そうしなければ成らないのだと。
今一度自分のすべき事、語るべき言葉を選び見据える。
そこにどれだけごまかしと偽りがあろうとも。]
……そうか。
[>>948つけそうにないと言われれば、それには一言だけ落ちた。
残念だという思いは隠さないが、無理に引きとめる言葉も無い。
それほどのものが自分にはないんだと、どこか意識の遠くで感じながら。]
[敵同士、と改めて言われると、すいと表情は締まった。]
ならばこのまま立ち去ってくれ。
これ以上わたしの前にいれば、反意ありとして捕らえなければならなくなる。
[今武器はない。対一で争えば男相手、腕力負けするだろうから、人を集める事になるのだろうが。]
/*
なんだかんだで現状、駆けつけるのは多分王子の元だと思う。
が、陣営バランスどうなるんかな……
明日(3日目)のバトル舞台はひょっとしてこの村か。
[玉座を望むと、ここで言い切ってしまった自分と王女は、
敵ということになるのだろうか。
そう思いはしたものの、警戒の度を増すこともなく、
男の言いように、苦笑を浮かべる。]
王女には、あまり見せたくないものを見せてしまった。
けれども、あれで目が覚めたよ。
礼は―――伝えなくていいけれども。
[複雑な色を瞳に浮かべてから、
タイガの言葉を吟味するように、一度言葉を切る。]
……それで、
私はきみの目に、どう映ったのだろうか。
[琥珀の双眸を、
その瞳に映る己の姿を見つめながら、静かに問いを発した。]
― (>>972)のちょっと前、舞台裏 ―
まぁそういうわけよダグラス。
始まるまで盛り上げまくって、始まったらごろーんと転がされるんだ、いいね?
[ちょっと前、そんな仕込みの会話。
自分の子分に八百長するように指示をした。
ユーリエに声をかけたのも、それを受けて囃し立てたのもすべて義賊団の者である――が、あの場でそれが分かるのはせいぜいウェルシュだけだろう。
あの得物をユーリエが振り回すなら、一兵卒の立場ではスペースがない。
実際に兵を率いさせるかはともかく、他の者の敬意を受けて存分に戦えるような地位にいてもらわないといけない。
得物を振り回してもらえば一発だが、それを見るまで不安と不満を周囲に与えるだろうから――そこで、腕相撲で名声と信用を稼がそうとしたのだ。
荒くれ者を従わせるなら、筋力ほど説得力に優れたものはない。
――この仕込みが必要だったかどうかはともかく]
リアンダール候の?
[ジル、とナネッテの口から出る音に、またひとつ、瞬きしつつ]
いや、ないけど。
ああ、狸じゃないってことくらいなら?
[ナネッテが聞いたような、彼が思い描く国の像の話どころか、個人的に会う機会そのものが、無いに等しい]
難しいこと聞くな、ナネッテは。そういうの、そっちの方が得意だろ。
[少し、顎に手を当てて思案する。
信じてほしいと繰り返す言動は、自己の立つ基盤のもろさ、のようなものを感じないでもないが]
証拠……を、ね。
残念、お前がもうちょっと揺れてくれると良かったのにな。
ま、そうでなきゃ務まらないか。
[感情をねじ伏せるかのような、意思の光が点る榛をじっと見て
でもお前にはそのままでいて欲しい、と思う。口にはしなかったけれど]
ああ。俺もこんなところで騒ぎを起こしたくない。
知り合いに土産も頼まれてるんでね。
じゃ、また……な。
[次、は本当に殺しあわないといけない、と分かっていて
そう口にすると、王宮を後にする*]
お二人とお話できて、よく分からなかった自分自身の道が、
少しずつではありますが、見えてきたと思えました。
本当にありがとうございました。
重ね重ねになりますが、
お忙しい中お時間をいただき誠にありがとうございました。
それでは、失礼いたします。
[椅子から立ち上がり、深く腰を折り頭を下げるロヴィン。
時間をとっていただいた事への感謝の気持ちの表れだった]
来て良かった――――…
[伏せていた琥珀を上げる。
浮かぶ相貌は、…先程ウェルシュが老獪な狼と評した、正にそのもので。
この瞬間。
がらり、と今までの慇懃な姿勢が剥がれた]
ロヴィン、
君の腕を見込んで注文をしたいのだが。
ただし、剣ではない。
剣は既にもっているのでね。
[太陽の光の形を象ったとされるフランベルジュだ。]
もし、剣以外のものも鍛造してもらえるのであれば──
肘から手の甲まで覆う篭手を新調したいと考えているのだが、どうだろう、引き受けてもらえるか?
採寸はここでしてもらって構わない。
あんたの演説も、ユーリエたちとの会話も、全て聞かせてもらった。
成る程、危うく見誤るところだったぜ。
あんたは手強い。
うちの姫さんと王座を争うに相応しいだけの性根と理想を持っているな。
それが解っただけでも、此処までわざわざ来た甲斐があるってもんだ。
[低く笑って、尚鋭く煌く琥珀を向け]
ちなみに、君の工房はどこにある?
[材料費、技術料、出張費などもろもろまとめて支払額を計算した。
戦の噂で物価があがっていることを想定して、多めに支払っておく。]
出来上がった品は、君の工房の近くの神殿へ届けて「セルベシア王城にいるルートヴィヒ修道士宛」だと言ってくれれば私に届くはずだ。
よろしく頼む。**
知り合いに呼ばれた……元槍兵隊隊長?
[この時期に"元"がつく軍の関係者と会っているという情報を聞けば、表情を引き締める]
さて、今日の来客はこれで終わりだろうか。
なら、今のうちに湯浴みを。
[城とて街の宿とそうは変わらない。
水はけを考慮した石床の部屋に足つきのバスタブを据えて、竈で湧かした湯を運んでそそぐあのスタイルである。]
湯浴みの世話するのは久しぶりだ。
[嬉々として袖を捲り上げた。]
悪いがな、今回は俺の声じゃなく、嬢ちゃん…じゃなくて王女の訪問だ。
お前たちも既に聞き及んでいるだろう?
まあ後は自分の目で、耳で聞け。
[最も、彼らに容易に戦争にいかぬようにさとしたのは自分だ。だからこそ難しくもあるかもしれない。またルートヴィヒの言葉>>1:819>>1:820も影響しているだろうが、別にいいのだ]
ま、メリオールから侵略しにきたわけじゃねーから安心しな。
な?嬢ちゃん。
[そう、侵略者などと思われてはならないのだ。今からのためにも今後のためにも。]
別に前を通ってぶつかったからって切り殺されやしねーよ。それにいい男みつけたらあさったあげく好きに弄んで捨てられることもない。
[誰もが王太子のようなことはない。そして全ての貴族がそういうわけではなくても、嫌なものほど印象に深く残るものだ。だからそれとの違いをみせねばならない。という意味をこめて、一度強くイングリッドを見る。]
じゃあ、長のところに案内する。
[正念場であることを伝え...はイングリットの*道案内をした。*]
[狸と言えば、カッツェの上官で有る。
外見の話だけをしても、ジルが狸と言う者はなかなか有り得なさそうだった。]
ビーケン神殿に居た私では無くて、
王宮の人間に取ってどういった方なんだろうと思ったの……。
[瞬き。]
……名前を呼んだら喜んで?
何だかそれは、それで寂しげに聞こえるわ。
嗚呼、でも──そう、なのかしら。
[脆さのようなものをカッツェが感じているとは分からぬものの、想像する異端の孤独。]
だがな、俺たちにも理想がある。
常に共に描いてきた譲れない未来がある。
どんだけ俺が挫くような言葉を投げつけても、
それでも翼折れることなく、天を指して、
―――― 姫さんが紡いだ、セルベシアに吹く新しい風の形が。
[心の中に浮かんでいるのは、
先程イングリッドから囁き魅せられた覚悟。
それを胸に抱いて、だからこそタイガは愉しそうな声で告げる]
(軍職を離れた者が、今の軍職要人と会う意味)
[王太子の理想に反発、もしくは他の事情で軍を出た者が、これを機に伝を辿って軍に戻りたいという話であろうか。経験則から言えば――]
[不意に、男の様相が変わった。
仮面を脱ぎ捨てて現れたは、意思ある獣。
牙もち、爪をもち、それをいかに振るえば良いかを知る、
危険で狡猾な生き物。
その、切っ先にも似た双眸に視線を据えて、
語る言葉を、全身に受け止める。]
侯が暗殺されるケースだけは阻止するとしよう。
他は知らぬ。
あ、あの鍛冶屋が刺客ならもう手遅れか。
[活躍談(捏造)が突拍子もないものだったので忘れていた]
騒ぎもないし、大丈夫であろう。
[無理に取り繕って、今はその元槍兵隊隊長の顔を拝みに向かった]
王宮って言っても、俺はそれほど入り浸っている訳じゃないし……
[それでもきっと、見えているものは違うだろう]
ちょっと、自信はないけど。
その下にもなにかありそう、な気はする。
[どんな人、と自信を持って告げられないのは、そのせいでもあり]
ナネッテは、どう思う?
というか、なにか、聞いたの?
[個人的な話を。
少しだけ身を乗り出して聞く]
― 王宮前 ―
[>>984何だかやっぱり侮られているんだと思い、じとりと睨む。
出合った当初、まだ子供の面影色濃く残した時分を知る相手なのだから、そういう扱いも仕方ないのだろうが。
務まらないという指摘はその通りすぎて、言葉が出なかった。
相手の胸中は知れぬまま――]
ああ、まただ。
近いうちに。
[>>987感傷を抑えた静かな声で、いつかのように紡ぐ。
その場で姿が消えるまで見送るのは、戻ってこない事を確かに見届けるためでもあったが。
背にいつかと同じような光景が重なり、まだ何も負う事なかった昔を思い出して暫くそこから動けなかった。
そのうちに、ロヴィンの来訪が伝えられる。
鏃を届けにきてくれたのならば、会わなければとその場を離れようとするのだが。]
/*
その下というか、多分それはお母さん経由のあれそれか、カッツェ自身のあれそれ。
というか、こんなにまったりしていいのだろうか。
いや、会話は間違いなく楽しいが。楽しいが!
[退室しようとしていたロヴィン。
しかし、ルートヴィヒの言葉>>991でその歩みを止めた]
あ、はい、手の甲から肘までを覆う篭手ですね。
かしこまりました、それでは採寸だけさせて頂きますね。
[ポケットから採寸道具を取り出し、
ルートヴィヒの両手を素早く採寸する]
僕の工房は、ボーレンス鉱山より凪の森の端にあります。
かしこまりました、完成次第神殿にお届けさせていただきます。
[代金をおどおどしながら受け取る。
何時も貰っている額よりもとても多かったようだ]
代金に見合うだけのものを必ず造ります!!
そ、それでは失礼いたします。
[ロヴィンはドアを開け荷物を載せた台車と共に部屋の外へ向かう]
――――――、ああ。
[理想を語る、その強さ。
描き出される、鮮烈な風。
脳裏に浮かぶのは、華やかなる赤。
添うように、支えるようにある鋼の黒。
あまりにも鮮明なイメージに、胸を熱が貫いていく。]
―セルベシア城内―
[部屋を出ると使用人がロヴィンへ話しかけてくる。
ただし、何か怪しいものや怖いものを見るような視線で]
あ、弓騎兵隊の詰所まで案内していただいてもいいですか?
「ははは、はい、かしこまりました!!
ただ、城内では荒事は避けてくださいね。
本当にお願いします。
武器狩りとか絶対やめてくださいね?
もう、騒ぎは懲り懲りですから……」
勿論です、確かにちょっと物騒な荷物を持っています。
ただ、暴れる気なんてまったくありませんよ??
頼まれたものを届けに行くだけですから。
[使用人の様子に首をかしげるロヴィン。
しかし、使用人の反応は当然だった。
城内には>>968のような噂が流れていたのだから]
[彼女の示した覚悟を。
その言葉も言外の想いも、何もかもを。
すべて―――― 受け止めて。
琥珀の双眸を愉しげに細めながら]
何かありそう、なの……ね。
[一度自身の口元を覆うようにして手を当てた。
そのまま、思案するように少し間を置いて。一度緩く首を横に振ってから、]
……嗚呼、
貴方にだから言うわ、カッツェ。
これは、まだカタリナにも情報部の
誰にも、秘密──よ?
[身を乗り出して来たカッツェを見詰めた。
神殿の中、他の者にまだ聞かせる話ではないと思ったから、相手の耳元に口唇を寄せて、柔らかな声で囁く。]
私が聞いた話。
それは、ジル様が……。
認められた、と思っていいんだろうな。
[相手をするに足るものとして。]
ありがとう、と言いたいが、
むしろ、残念だと言うべきなのだろう。
[唇の端が、上がる。]
私も、きみの主と手を組みたかった。
与しやすし、と思ったままでいてくれればよかったのに。
[そうしたら、王都を取り戻したあと―――
想定は唇の奥に封じておく。]
[声が震えた。耳元から口唇を離して座り直し、ゆるともう一度首を横に振る。]
まだ、私も信じられないわ。
昨日の今日、想像もしなかった世界だから
と言う理由だけではなくて。
私の立場上知っている話もあれば。
ジル様の事を知らないからと言う理由もあれば。
嗚呼、……だから、そう、ね。
もしも機会があれば
カッツェも──ジル様の話を聞いてみて欲しいかもしれない。
― →弓騎兵隊詰所 ―
………リアンダール候と?
[ロヴィンは何処にと訪ねた所、彼の人へ通されたと聞き驚いた。
縁者ではないはずだが、何の目的で。
一瞬そんな思いが過ぎるが、ともあれ話が終われば来るのはこちらだろうかと、弓騎兵隊の詰所へ足を向けた。
途中なにやら妙な噂を聞いて首を傾げるのは、カッツェに謝っていたあの光景と噂が結びつかなかった為。
別人だろうかとも思っていた。]
もしロヴィンと言う名の鍛冶師がわたしを探しているようなら、ここに居ると伝えてくれ。
[部下にもそう伝えておく。]
ああうん、でも、多分、悪いものじゃない。
……たぶん。
[どこまで行っても感でしかないが。
身を乗り出すと、耳元に口を寄せられる。
己の耳までしか届かない声が告げる内容は]
ええと。
[理解はできた、けれど]
なんかいろいろ考えさせて。
[ぱふ、と、手で己の顔を覆った]
でもなんだろう。
[顔を覆った手指の隙間から、相手の顔を伺う]
悪い事じゃないみたいだ。
[そんな気がした。
主に、教えてくれる、ナネッテの表情から感じるものではあったけれど]
ま、そういうこった。
[直接イングリッドは見ていないけれど。
でも腹心の目は英雄の代理。
己が評価は、彼女からの評価にも通ずる]
じゃあ、どっちも言っときゃいいんじゃねぇの。
[想定の予想はつかないけれど、でも]
与しやすし、だったら逆に組まねぇよ。
頼りねぇもの。
だからさ―― 逆、だぁろ?
この先、手を組む必要がある時が来るかもしれない。
そん時はよ、――――… 組もう。
でも最後までは組めない。
お互いに譲れないものがあるから。
だから、もし組んだとしても、改めて戦おう。
…そういう、ことだろ?
[低く老獪な笑みを滲ませて同意を誘う]
―弓騎兵隊詰所前―
「こちらが弓騎兵隊詰所でございます。
ただ、暴れないでくださいね。
本当にお願いしますよ」
[ロヴィンに念押しをすると使用人は素早く去っていった]
ううーん、僕、リアンダール候のところで何か粗相をしたかな??
でも、暴れないでくださいないね?っていったいなんだと思われているんだろう??
それはともかく、鏃を届けよう!
[ひとつ息を吸ってドアをノックする]
恐れ入ります、鏃の配達に参りましたー!!
ロヴィン・ベルムデスといいます!!
アイリ・リューフェン様はいらっしゃいますでしょうか??
セルベシア王太子 ウェルシュは、守備隊長 ライナー を投票先に選びました。
そうか。
[珍しく、自分に声をかけた理由はそれかと思う。
腹の立つはずもなく、ただ、少し可笑しい]
そうだね。うん、そうしてみる。
[機会があれば。
だけれど。
その話は『個人的に』ではなくてもいいな、と思いながら。
椅子を立つ。話の終わりの、合図]
…、ん。
[色々考えさせてと言う、カッツェに頷いて。
顔を手で覆った相手の横顔に緩く視線を注ぐ。やや中性的な顔、俺と言う一人称と男性名での軍登録。けれども、実は女性だと言う事だけを知っている相手。
悪く無いように思うと言われて瞬きをした。]
長く引き止めてしまったわ。
……聞いてくれて、有り難う。
[椅子を立つカッツェに合わせて、ナネッテも立ち上がる。
無事を祈る言葉は、神を通して伝えるものだったから、直接は口にせず。任務に戻る背を少しの間だけ見送る事にした。]
[与しやすし、だったら組まないと言われて、
ちらと笑みを見せる。]
もしも、王都の正規兵全てを相手にしないとならないのなら、
他の勢力全てを糾合しないと難しいだろうな。
[戦いを厭うと言う口で、戦力分析をしてみせる。
遊技であるところの盤上での戦争は、嫌いではなかった。]
ま、とはいえひとまずは敵同士、だがな。
もし何かあった場合はよろしく、っつーことで。
[さらりと道化た口調を重ねて、
今後使えるかもしれない縁繋ぎをしておいた]
そんじゃ、次会う時までご健勝で。ウェルシュ王太子。
貴重なお時間を有難うございました、ってな。
どういたしまして。
いや、大丈夫。たまにしか会えないしね。
[共に立ち上がる相手に、ないない、と手を振って]
こっちこそ、貴重な話ありがとう。
また聞かせてよ。
[また、と願うくらいしか、無事を祈る言葉を知らなくて。それを音にすると、神殿を出る*]
そうそう。…しかも王都自体を戦場にしたくはねぇ。
そんなのは俺も御免だ。…出来るなら。
となると―― 尚更きっつい、ってこたぁな。
リアンダール候も厄介な奴っぽいしよ。
[あれ、こいつ意外と戦力分析なんて出来たんだ、と、
少しだけ驚いた色を浮かべた]
けれど、組むのも戦うのも、今はまだ先の話だ。
[同意を誘うその笑みを払うように、
ひら、と手を動かした。]
たとえ、私のことを認めてくれたのだとしても、
今はまだ、なんの力もない逃亡者にすぎない。
そんな私を、顧みる余裕などないだろう?
私が、立てるだけの物を得たら、再び会おう。
その日が早く来るように、願ってもらえると嬉しい。
― 弓騎兵隊詰所:隊長室 ―
[詰所に戻ると、北塔を飛んでいた鷹が、室内にある止まり木に止まっていた。目を閉じてはいるが、多分休んでいるだけだろう。
机には各所からの報告が届いていた。ルートヴィヒによって運ばれてきた馬の配分やらにざっと目を通していたら、>>1018少し遠く扉を叩く音と名を呼ぶ声が聞こえてくる。
手にしていた紙を畳んで部下を一人呼んだ。]
ロヴィンをここまで通すように。
鏃も見せてもらう。
[そう告げると、間もなく彼の元へ弓騎兵隊の一人が現れ、隊長室へと案内をするだろう。]
…なんて、ね。
[笑みを鼻先に飛ばしてから、片手を挙げた。]
また会うことがあるならば、その時まで健勝で。
それと、私が言うことではないのかもしれないが――
……イングリッド王女を、よろしく。
[付け加えた言葉は、偽ることなき本心でもあった**]
― セルベシア城下の町 ―
[考えさせてくれ、そうは言ったけれど。
民が、主になる?
間違っても口に出せない内容だ。慎重に、思考する。
言おうとすることも、やろうとすることも、わかるけれど。
自分はどんな未来を思い描けばいいのだろう]
……。
[ただ、やっぱり、話をしてくれたナネッテの表情を思い出すと、悪いことではないように*思えた*]
― 弓騎兵隊詰所:隊長室 ―
[ロヴィン弓騎兵隊の一人に案内されて隊長室へと通される。
最後に、「暴れないでくださいね」と本人にとってなぞの耳打ちを受けながら]
ん、なんだろ・・・?
[ロヴィンのつぶやきは一瞬で誰かに聞こえたかは定かではない。]
アイリさん、お久しぶりです、というには近すぎますかね。
いえ、この場合はお待たせいたしましたと言うべきですよね。
お約束の鏃ですが、1000本分ご用意いたしました。
どうぞご確認ください。
[荷物の中から箱を取り出してその蓋を開ける。]
おーや、つっれねぇの。
[と軽口を叩く眼差しは、好ましいものを見る色で]
いつまで力ない逃亡者なのか、ねぇ。
俺はこの村を見て、感じたぜ。
勘は悪くねぇの。
[それは勘というよりも、予感といった方が正しいものだったけれど]
ま、こっちもセルベシアは祖国にして客地。
まぁだ土台と言える程のもんがない。
――――そうだな。
お互い、やることやってよ。そんで、…また会おう。
俺もあんたに会えるのを愉しみにしている。
なんなら願ってやってもいいぜ?
[そんな揶揄も投げつつ]
あんたに会える機会があるんなら、
成長したあんたを視てみたいから、遊びにくるさ。
[敢えて遊びという軽い単語を使いつつ。
続く言葉には、応じる様に片手をゆるく挙げて]
…―― 言われずとも。
[低く笑って強く…強く、頷いた]
― 弓騎兵隊詰所:隊長室 ―
[>>1029部下の耳打ちと小声で呟く言葉は聞こえないが、不思議そうな様子に何となく見えた。
噂は聞けどやはり本人と印象が重ならず、何がどうしてと思いながらもロヴィンを部屋へ迎え入れた。]
はるばるご苦労。途中賊が出たと聞いたが、無事なようで何よりだ。
[道中の労いと無事を口にし、鏃1000本分との言葉には少し驚いた。
軍全体を考えればその数は少ないが、一人が作った数としては十分すぎるものだ。]
早速だが鏃を見せてもらおう。
道程を考えるとほとんど日を置かずに揃えたのか?
[そう言い、出された箱の中から無作為に一つ取り出して、形や鋭さ、その出来具合を手にとって眺めた。
じっくりと目に入れて、刃に指を乗せ先の鋭さを調べたりとした後、鏃は箱へと戻す。]
問題ないな。十分だ。
注文どおりの品、確かに受け取った。
[そして納品後に約束していた代金、鏃分と輸送分で良いとは言っていたが、それよりは多めの額を袋に入れて渡した。]
[何か言われたならば、すぐ帰るわけでもなし、道中の疲れを取る為の滞在費も必要だろうと添えながら収めさせた。]
こちらの希望通り早く届けてくれて感謝する。…ありがとう。
……そういえばリアンダール候と面会したらしいが。
何を話したんだ?
[礼を述べた後、さきほどきに懸かっていた事を訪ねてみた。
こちらは純粋に興味もあった。]
ありがとうございます。
賊はたいした腕の相手ではなかったことが幸いで、
なんとかあしらえました。
[それが大きな勘違いから始まる噂になっていることは知るはずもない]
はい、半分ぐらいは作り置きがありましたが、
残りはあの日から作成しました。
ありがとうございます、満足していただけてなによりです。
それにすみません、こんなに多くいただいてしまって。
[ルートヴィヒにも多く代金を貰って、
また貰うわけに行かないと考えた。
しかし、滞在費といわれれば言葉に甘えざるを得なかった]
リアンダール候には、今のセルベシア情勢を伺いました。
これからどうされるおつもりなのかをも、ですね。
それと、僕の夢の話を少しさせていただきました。
あとはルートヴィヒ様とも同じようなお話と、
防具の注文を受けさせていただきました。
[王太子ウェルシュとの別れ際、折角だから祭りを楽しんでいっていいか?と聞けば、軽く了承が返ってきたので、遠慮なく遊んでいくことにした。
その際、実はさっきジェフロイってやつと腕相撲の約束をして…云々、軽く世間話くらいしたかもしれないが、定かではない。
もしウェルシュとの会話がこじれていたら、こんな風にまったりすることも出来なかったので、ジェフロイとの約束>>959も果たしてどうなるか…と思っていたのだが、どうやら破らずに済みそうだ。
――ということで。
腕相撲大会、行ってみれば実に盛況。
大の男も、観客たちも、みんな物凄く盛り上がっていた。
しかしユーリエの姿が中に見えた気もしたが、気のせいだろうか…。
ジェフロイの姿を探せば、軽い調子で、自分より体格のいい大男の腕をさくっと倒していた。10人抜きだ!とかいう歓声も聞こえてくる]
よーう、お待たせ?
[片手をひぃらりさせてジェフロイに声をかけ、さぁ一戦!と――お互いの意地と気合と根性がぶつかりあった。
……結果?
それは勿論、神のみぞ知るってことで――…
一戦では終わらなかった、ということだけは追記しておこう。
とりあえず、二人してやりあって笑いあって、それなりに打ち解けたのは確からしい]
── 神殿 ──
[カッツェの姿が見えなくなってから。
神殿の奥、影に奉られた月の女神像を見上げるともなく見上げた。
日が直接当たらぬ場所だからと言うだけではなく。
見慣れた女性の像の表面は夜闇に浮かぶ月のようにひやりとして居り。古拙的な微笑を浮かべた面は何かを秘めているかのようで居て、静謐をたたえている。
大陽の光を密やかに受けて夜を照らし輝く女神。
彼女が司るものは死の闇──冥府へと続く夜そのもので有り。
満ちては欠けるその姿の変化を、女性の血潮の満ち引きに例えられる事から、彼女がもたらす死は生へ繋がるもの、浄めと贖罪、豊穣をも示すとされる。]
──……
[両手の指を折り畳むようにして祈る。
カッツェと話をした事で少し心が軽くなっては居た。
ヒースを投獄した現場で、懺悔をしたいと言ったルートヴィヒは今夜、神殿を訪れるだろうか。修道士で有り、同時にジルの副官である彼は何を懺悔すると言うのだろう。]
[ナネッテ自身はと言えば。
頭部の負傷が原因でヒースが自然に獄死するかもしれないと、幾人かに告げた時から>>920、ナネッテ自身の手で、翠の剣聖を秘密裏に冥府へ送る事を考えていた。
神の声に従うでもなく。
「主」たる者の判断を仰がず。
月の女神の力を行使するのは、傲慢と言うものだろう。
影としての訓練は、あくまで神と「主」たる王の為にあったものだ。
また、賎しい己が誰に意を委ねる事も無く、動く等──(ジルの言葉が有って今も)有り得る事なのか。ジコセキニン等等、ヒースクリフが口にしていた言葉を、ナネッテは知らない。
もし、ルートヴィヒが神殿を訪れる事があれば。ジルはヒースクリフのその後の処遇を、如何考えているのかも、尋ねてみようと考えていた**。]
― 弓騎兵隊詰所:隊長室 ―
……そうか。
[>>1034大した腕じゃない、に先ほどの噂がちらと過ぎる。
少し逡巡した後、当人が知らなさそうだったので先ほどの噂>>968の事を伝えてみることにした。]
……という話があったので、逆に何かあったのかと思ったのだが。
何も無いなら良いんだ。うん。
[噂とは恐ろしいものだなとか思いながら――そういえば自分も妙な話に巻き込まれた事もあったかなど内心遠い目もしながら――無事を喜ぶ言葉で締めた。]
急がせたし、あって困る物でないからな。
[>>1035収めておいて欲しいと、代金に関しては重ねて伝え。
リアンダール候とルートヴィヒの事を語る様子に負感情は見えず。
互いに良い印象だったんだろうなというのが伺えた。]
そうか、あの方の眼鏡に適ったなら良かった。
[注文を取れたり、情勢を聞いたりと、有意義だったろう時を過ごせた事に――そこに彼の人にとってだけの真実が、どれほど混ざっているかは解らないが――今は素直に良かったと口にした。
夢と聞いて、以前凪の森で聞いた言葉を思い出す>>1:757
何度も口にするほど、彼にとってそれは大事な事なんだろうと知れて。]
夢、か……ロヴィンの夢を聞いても良いか?
[祭りも終わりに近づき、喧騒の名残が徐々に尾を引いて薄れてゆく。
だが村に漂った明るい空気は変わらない。
今日から新しい一歩を歩み出した村の息吹は、鮮明に人々の表情を変えていた。
――村を出る前。
タイガはユーリエの姿を探して、声をかけた]
よっ。…あんたは、定めたのかな?
[解っているけれど、それでも敢えて問うような口振りを投げて]
俺はこれから帰る。
あんたは、どうする?
こっち来るんなら――また迷子になっても困るから、連れてってやるぜ?
[ユーリエに片手を差し出す。それは、デュ・ポック村で馬上から差し出した手>>510を、何処か連想させる*仕草*]
/*
嗚呼、むしろあれか。
ヒースの牢獄に忍び込んで会話出来たら良かったかな。
やはり剣聖なら最後はバトルで散りたいだろうし。
ウェルシュの事をもっと聞いてみたかったような。
私が使える時間を考えるとちょっと難しそうかな。ううん
[タイガとウェルシュの会話を静かに聴いていた。
そしてタイガが祭りの騒ぎの中へと消えて行った後、ウェルシュへと声をかける]
王女もまだまだ若いですが、兵からの信頼は厚い。
厳しい戦いになりますな。
[ため息をつき]
さて、では私も祭りに興じて参りましょう。
宿もこの村に取り直す予定です。
細かい戦略については、また明日にでも。それでは。
[そう言いつつ、腕相撲開場へと足を運ぶ。
ちなみにテオドールが参加した腕相撲では凄惨な出来事が繰り返されたのだが、酒の勢いで皆の記憶からは綺麗さっぱり流されてしまった**]
/*
しかしウェルシュとはいい邂逅が出来たなぁ。
うん、いいものだった。
連合軍の取っ掛かりになりそうだし。
後は明日、姫さんが決起宣言して。
ゲーム3日目から小競り合いに持っていけりゃ…ってところかねぇ。
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それにしても明日以降、他の人がどうやって話を進めて行こうと考えてるのか、全然読めなくて、おろおろする。7日目になっても英雄三人残ってる事態とかになるのかなあ、これって。
それとも、英雄が事を起こすの待ちみたいな感じなのかなあ。
何かこう、コンセプトは明快なのだけど、NPCが多かったり、一日が数日であったり、割と進行が悩ましい村だなと思っている。
―少し前>>949 セルベシア城応接室―
…そうか。
様々に事情はあろうが、
今の父と出会えたのは…きっと導きだったのだろうな。
[にやける表情をとがめることもない。
どちらかといえば微笑ましげにしながら]
客がついているのか、それはいいことだ。
お前を紹介してくれた者も顧客なのか?
アイリからはジェフ、と聞いているが。
[もののついで――そう聞いてみた。
もう少し仔細聞ければ、とも思いつつ。]
――そうか?
だが……――
[対価は要らぬというが、少し考えてから。]
では、この剣は
――平穏の訪れる道を切り拓くために振るうとしよう。
君のこれより打つ刃もまたすべてがそうであるように。
[祈るように、そう謂った。
瞳輝かす彼は、王政をなくすという己の道、
知ればこのようにはいわないのだろうか、と
少しだけ眼を伏せた、その青が
もう一度引き抜いた刃の銀に映っていた。
耳の槍花車のピアスが煌く。]
[その場を辞するロヴィンを見送った後、
ルートヴィヒを伴い、ジルもまた執務室へと戻る。
その道すがら――]
……、彼が?
[エディの流した武勇伝があっという間に広がり、
使用人たちの間でもちきりになっていた。]
………、…
[話半分だが、きょとんと眼を瞬かせ
ルートヴィヒと顔を見合わせる場面もあった。]
そうだな、これで今のところは
途切れているらしい。
[>>*93 頷くと、ひとつ息を吐く。
それから笑みを浮かべた。]
……そうしよう。
なんだ、思うんだけど …いつも嬉しそうだな。
[見上げ、髪を引っ張ったりもするのだろう。
湯の準備が済むと衣服を解いて]
[部屋へ戻って、
合間を見つけて少しでも取るべき休息と
わずかばかりの穏やかな時間。
王城、そして王城より離れた地での
星の欠片、そして太陽にならんとするものたちの邂逅。
――開いた幕、時は加速する]
── セルベシア城 浴室 ──
[バスタブに張った湯の温度をみる。
少しぬるめに。
熱い湯は後から少しずつ足せばいい。
ジルの身体がそれに慣れてゆくよう。
昔と変わらぬ手際でジルを迎え入れる準備を整える。]
準備ができた。
[ジルの衣類をその肌から取り去るのに手を貸す。
均整のとれた肢体。
絹の毛先が掠めるうなじの白さ。
汗が甘く薫る──嫌いじゃない。
つい、と背に手をあてて温かい場所へと誘う。]
[上質な、だが華美ではないジルの衣服を畳みながら、ふと先ほどの会話を思い出した。]
人材を得るためとはいえ、おまえが街に出たら目立つな、確かに。
私が一緒でも、な…
しかし、変装…か。
[とっさに女装した姿を思い浮かべて、血管に流れる熱量が急上昇したとか。
次に想像したのが、村の祭りで子供らがやる劇の猫耳フードで、やっばり似合いそうだと思ったとか、そんなことは囁きでも言えなかった。]
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