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…――ウェルシュはそのような者ではないよ。
夢物語を語るようでは在るが
ああみえて芯のある者だ。慕うものも多い。
[己とは違う。そう言外に滲む]
逃げていてくれればそれはそれで追うつもりはなかったのだがな。
[少々苦味は帯びる。それが人徳というものか。
――腹違いの弟への言及は一度途切れ]
……場所は調べねばならんからな。
ただ剣聖というだけあって勘は鋭い。
実際…不手際あったとはいえ
…情報部にカッツェという者が居る。
彼女に命じてみよう。
― 凪の森 ―
…?やって来た男がいなくなった?
良い、構わぬ。捨て置け。
[ウェルシュと別れて程なく。
ジェフロイの来訪と、その出立を併せて耳にする。
元王国軍人と聞いて、ほんの僅かに表情が動いたが、
すぐに打ち消して首を振った。
去るものを追うほどの暇はない]
ヴェルナーが戻ったか。客人と同行したと?
ああ、分かった。すぐに会おう。
[きびきびとした動作で立ち上がる。
やがて客将に連れられて、ひとりの将の姿が見えた。
報告より先との言葉に頷きを返し>>233、将へと向き直った。
年は若くない。けれど辺りに配る視線、その身動き>>282
ただ人ではないと、その物腰から知れた。
何よりも瞳の奥、見通すかの鋭い光が宿っている]
ようこそいらした、将軍。
わたくしがイングリッド・ラウラ・ブリュンヒルトである。
[礼を受け、知れた名乗りを返す。
丁寧な物腰は将として国に仕えたゆえか。
胸のうちに情報を仕舞いつつ、将の話に耳を傾けた]
ほう、帰郷してこの騒ぎに居合わせたか。
それは災難であったな。
[ごく軽い相槌を打った。視線でその先を促す。
やがて続く言葉、その問い掛けにじっと将の瞳を見つめ返した]
……。なるほど。
それで仕えるべき主を見定めに来たか。
分かった。答えよう、が…随分曖昧な問いかけだな。
[僅かな苦笑が声に滲む。
少しの思案の時を挟み、やがてイングリッドは口を開いた++]
……誰も至らず。
誰もが、その可能性をお持ちだとしたら。
[瞬いた後、薄紅は琥珀を見る。
身長差的に、見上げる態勢になるのは已む無しだが]
……私は、私の『想い』に最も近いと思えた方に。
紅月の誓いを捧げましょう。
……だから、そのために。
ちゃんと、お会いして、お話ししたいのです。
『戦巫女』が『主』と戴けるのは終生ただ一人。
……誤った選択は、したくありませんから。
―セルベシア城:執務室―
[秘密裏に交わされるささやき。
途中、何故か挙動不審となった場も、あったが]
……――、ああ
アイリが戻ったなら
カッツェももう戻っていような。
帰って早々だが、少々仕事を頼むか。
情報部の得意分野だろう。
[彼女のもって帰った詳細な情報もせっかくだから口頭で聞くもよかろう、とも考えてみる。]
[近づいてみれば、ロヴィンはどことなく警戒したような様子。
確かに物騒な格好ではあるのだが]
ん?何か警戒してるのか?
[荷馬が引く、大量の武具にちらりと目を留め]
その荷物が、盗品で仲間割れ……とか?
それとも、俺が悪い人に見える?
そうなんだったら、少し落ち込むなぁ。
[そう言いながら、表情は全く落ち込んでいない]
― セルベシア王城→厩舎 ―
[執務室から出てすぐに、先ずはルートヴィヒに言われた通りに厩舎へと向かおうとする。部下を呼び向かいながら、先ほど自分で口にした事を考えていた。
有能は、時には嫉妬に晒される事もある。人に、時に、運命とよばれる理不尽なものに追いやられ。
だがそれすら飲み込み他者を内包する力―――それが王道ではないだろうか。漠然と、そんな事を思っていた。
同時に、クッキーを食べた時の事も思い出す>>381
ルートヴィヒの乳母を語るときの表情に、何時もよりどこか人らしい、そんな物が見えて。]
資質、か…。
[果てはぐるりと、一族…父のことまで思い出しかけて、一度思考を切った。]
ちょっと先ほど、盗賊に襲われたもので…。
直後だった為、思わず警戒してしまいました。
これは盗品ではないです、全て自分で造ったものです。
そして、悪い人には見えないですよ。
強そうだな、という印象です。
だから、落ち込まないでくださいよ。
[体型や雰囲気で感じるものがあったようだ。
そして、ロヴィンは落ち込んでいるという言葉を素直に取ってしまったようだ]
[数人の部下を連れ厩舎にたどり着き、並んだ馬の様子を見て微笑んだ。
相変わらず馬の質は良い、それは今の自分の愛馬を見ても分る。]
こちらの房まで運んでおけ。
問題ないとは思うが、訓練前だというのを忘れるな。
先だってハイルを亡くした者から優先的に渡すように。
[笑みはすぐまた戻り、そう指示し馬を動かす合間、部下でない兵士が一人こちらの名を呼びながら走って来たため前に出た。]
何用だ?
―――――。
っ。
[伝えられた通達に微かに息を呑む。
ヒースが、とはごく小さく呟いた。]
…………了解した。
すぐ弓を持ってくる。
[が、彼の者の腕を知るからこそ、自分が呼ばれる事も納得はゆく。
迷えば負えない相手であることも瞬時理解し、全てを切り捨て一度弓を取りに宿舎へと戻り、それから王城へと向かった。]
囁きの甘さが持続せず、陰謀に走りがちですまん。
いじり続けると理性が危うい。(マテ
ジル可愛いだろう、
ほら可愛いだろう、私のジルは。
襲いたいの一生懸命我慢我慢我慢 (←
― 回想・砦の前で ―
[盗賊団の頭だという人物に引き合わされた時、
しばらく、声が出せなかった。
これは、あとになっても絶対言わなかったことだが、
―――要は、見惚れていたのだ。
宮中では決して出会うことのない気配を纏い、
男たちを言葉ひとつで従える威と意思を持ち、
長く伸ばした髪を無造作に背に流していながら、
どこかに凄みのある色気さえ感じさせる面立ち。
ただ、かのひとに対しては、
宮中の女性と同じように接してはいけないと本能が囁いたから、
名のある相手に対するように、威儀を正して語りかけた。]
他に何かないか?
[ヴェルナーらが選抜から洩れた傭兵団を掻き集めていった事や、顔を知る者がいてかの将軍テオドールが単騎王都を後にした事、王太子派の貴族が反逆罪で捕まっている事など、聞ける話を聞いている]
そう言えば警備兵は無事、王都に辿り着いたであろうかの。
[村で別れたライナーの事を思い出す。この時期に休暇を取ったという彼が何者であれ、戦場でない限りただの知人の一人に過ぎない。下手をするともう王都を出ているかも知れないが]
「警備兵?」
ああ、いや。こっちの話だ。
[名前も聞かなかった僅かな縁であった]
― ビーケン神殿近傍の村 ―
……まぁ、長老のそのへんの気持ちは分かるんだけどね。
せっかくの機会だし、これで安全にもなるし、なんとか水に流してやってもらえないかなぁ。
[近辺の山賊や野盗は協力を受託してくれたものの、その賊と共に戦うということを村人たちがあまりいい顔をしなかった。
それはそうだろう、今までさんざん金品や生命を奪ってきた憎い相手なのだから。]
義賊ったって賊の端くれなんで言わせてもらうけど……。
改心して足洗おうにもさ、そういう過去のわだかまりがあったら許してくれないから足洗いようが無いんだよ。
今まで被害に遭ってきてさらに譲歩しろなんて虫のいい話だけど……王子の顔を立ててくれないかな。
ついでに頼みごとだけど……戦いが終わったら、あいつらにどっか働き口も用意してやってほしいんだ。
真人間に戻れるかどうか、まだ不安がってるんで……ね。
[ウェルシュの理想は大きすぎてピンと来ない者もいるだろう、だから村人の環境に沿った具体的成果を提示した。
このあたりの野盗がウェルシュ王子の夢に心打たれ一斉に改心した、なんて賊に怯える村人にとってちょっとした奇跡だろう]
………。
此度の争いは、リアンダール候の野心に端を発したものである。
将軍も既に聞き及んでおろう、彼の成した事柄を。
王の死の前にウェルシュを都より追い、王都を我が物とした。
これがこの争いの始まりである。
[言い切り、紫水晶の双眸を将へと向けた>>283]
将軍も知っていようが、わたくしの父は現王の兄である。
ゆえに此度の王位継承については、
本来父のものたる王の座を、再びこの手に戻すつもりでいた。
それが正統というものゆえな。
ウェルシュが大人しく譲るならば、争いともならなかったであろう。
だが、争いは起きた。これは最早止められぬ。
これはわたくしが、リアンダール候を見過ごせぬゆえである。
謀略に粛清、…暗殺。
これらでいくら国を握ろうとも、いずれは国が倒れるのみ。
リアンダール候に玉座を握る資格は、ありはすまい。
[紫水晶がきらめく。先に去って行った従兄弟の名は出さない。
ひょっとしたら彼は、あのまま国を去るのではないか。
淡い予測も胸のうちに沈むが故に]
…争いは争いだ。国が傷つくを止められぬ。
それでも意味を求めるならば、この争いを国を変える契機と成そう。
将軍のように、皆が考え、動き、やがて決める。
皆が国と自らの未来を考えていよう。
これも争いの意味のひとつになるであろうな。
[落ち込まないで、といわれて、一瞬ぽかんとして、それからすぐ笑みにかわる]
ははは……。
大丈夫だ。本当に落ち込んでるわけじゃないから安心しろ。
盗賊に襲われてたのは見ていたが、軽くいなしていたじゃないか。ただ相手がああだったからいいものの、随分挑発するんだな、とは思ったかな。
あれは相手を見て、そうしたほうがいいと思ったから?
[もう一度、荷に目を通しながら]
……これを作ったというなら、君は鍛冶職人なんだろ?
それにしては、いい判断力だったな。
そして変革して行く、
─────わたくしが、して、みせる。
[挑むように、はるか年上の将を見遣る。
笑みの気配を宿して、鋭さを増した視線が向けられた]
テオドール将軍。卿はなにゆえに帰郷した?
他国にて仕官した卿ならば気付いていよう。
セルベシアの閉塞に。
天然の要害に立て篭もり、安心し、それをもって良しとする。
この世界がセルベシアだけならばそれで良かろう。
なれどこのままでは、この国は殻に篭り続ける。
古きまま停滞すれば、
いずれ飢えた他国の目はセルベシアへと向けられよう。
───この争いなど比にならぬ、戦争となる。
わたくしはな、将軍。この国を強くしたい。
メリオールにも負けぬほど…いや。
それ以上に強く豊かなものとしたい。
力なきことは惨めなものだ。
旧弊を廃し変革を行わねば、いずれ国も民も末路を辿ろう。
そしてその機会は訪れた。今、この時にな。
…これがわたくしの考える、この争いの”意味”だ。
卿の聞きたいことは、こうしたことか?
[ひたと、静かな双眸が将を見上げた//]
―――― …よっし、いいだろう。
俺が、あんたをウェルシュ王太子の元まで送り届けよう。
…と言ってもあっちの居場所までは解らんから、
南を探しながらになる。多少時間が掛かるのは目を瞑れ。
あと、さっきも言ったが、俺もウェルシュに会いたい。
俺にも俺の目的があるからな。あぁ、物騒な奴じゃないから安心しろ。
―セルベシア王城・北の塔内部・牢獄―
[一瞥したが、父の姿を奥に見つけた。いつも静かな、言葉少なな父だったが、その姿は少しやつれたように見えた]
[……人が減って、カードに興じるものも静かとなった。ならば、今が頃合か]
[つぅぅ……、と目が細くなる]
異常、ありません
[真面目だなぁ、と笑う。そりゃあ、カードゲームするほど緊張感がかけた連中からすれば、いちいち声かけて牢を守るほうが理解できないのだろう]
[末端はこんなもんだよなぁ、と思いつつ]
[ とさ、 とさ]
[静かに2人を殴って昏倒させてふんじばる]
きみたちにとって、有益な情報を持ってきた。
ただし、ただでは教えない。
[今にして思えば、よくも取引をしようなどと持ちかけたものだ。
回りの盗賊たちがちゃかしたり野次を飛ばしたりする中、
条件を数え上げる。]
これからは、無辜の民から奪うようなまねをしないで欲しい。
無闇に人を殺めるようなこともだ。
できれば、盗賊稼業をやめて隊商の護衛などで
暮らしてもらえないだろうか。
[これは、きみたちのためにもなることだ、と
臆面もなく言い切っていた。]
/*
この
1日1演説 みたいなはずかしめ。
どうにかなりませんかwwwならないですか、そうですかwww
wwwwwwwwくっそ毎度動揺するwww
テオドールさん、超待たせてごめえええん!!!
出すべきものは何一つ遠慮しないで出しておきますね…
[ジルの頭の高さに上げた手のやり場になんとなく困ったりしつつ。]
情報部──
カッツェ・ユン情報技官か。
[呼び出す相手の名に頷き、クッキーをいくつか皿に残すと、残りをしまっておく。
ゆっくりとティータイムを過ごすこともないジルの、城にいる間の忙しさを肌身に感じていた。]
[素早くテーブルの上の鍵を手に取り鍵穴に一つずつためし。本当にどうして束にするのかと]
父上。ヒースクリフです。――参りましょう。
[お前は私を反逆者にするつもりか、と普段よりも力のない声で言われるが]
ウェルシュ殿下は、日の出ている時間に、追っ手に負われつつも峡谷を抜けました
私助けてしまっちゃって。
[リアンダール候より証拠を見せられた父にはこれだけの言葉で十分だった。よくやった――と、褒める言葉よりも先に口をついてきたのはばか者、という言葉であるが]
私の居場所は私が決めます。
今は、貴方の傍に。
どうか、聞き入れてほしい。
近く、王都から大規模な討伐隊が出される。
だが、私の言うとおりにすれば、必ず逃れられる。
―――私は、民を無闇に傷つけるきみたちを
良しとするわけではない。
ただ、それでも根こそぎに命を奪うようなまねは
したくないと思っている。
きみたちもまた、セルベシアの民だ。
一顧だにせず殺し尽くしていい命じゃない。
[長い長い口上を言い終えて盗賊の頭を睨みつけるように見る。
殺される、だの、捕らえられる、だのは
欠片も考えていないような瞳でもあった。]
―セルベシア城:執務室―
[それから、己の腹心に向けて]
ああ、…そうだ。
ルートヴィヒ、お前に軍の一団を任せる。
手勢として使え。顔合わせは…――この後だな。
行くぞ。
[ヒースクリフの件を解決してからだと告げ
ざわつく廊下へと向かう。]
傭兵を集めたのはヴェルナーか。
テオドール将軍も橋を渡ったのであれば戻る事はあるまい。
「せめて傭兵の方、どうにかすべきだったんじゃねえか? まあ数倍貰ってる俺らが言うべきじゃねえが」
余のやり方は、場合によって一部から不平を招く事も承知しておる。
余にこの方法を教授した商人ならもっと上手くやるであろうがな。
[嘗てはただ傭兵団を見極めて雇い、そこに自分と従者が混ざるだけでしかなかった。そんなお客さんのような主従に嘲笑と嘆息を以って迎えてくれた商人がいた]
(全く……あんな醜悪な面と、耳障りな笑い声は今でも忘れられぬ。美少年と美女の顔以外であそこまで余の記憶に刻まれた奴もそうそうおらぬ)
[その商人はエディに簡単な金儲けのからくりとして、今回のような傭兵団を取り纏めた上で高く買い上げて貰う仕組みを教え、代価としてかなりの散財を強いられた]
それなら良かったです。
本当に落ち込ませてしまったのかと僕が落ち込むところでした。
先ほどの盗賊はそうですね。
武器の持ち方、状態ですぐに分かりました。
多分、問題ないだろうと判断がついたんです。
ただ、挑発しすぎはおっしゃる通りです。
少し反省しようと思います。
[鍛冶屋かとの言葉には]
ええ、僕は鍛冶屋です。
そして、ありがとうございます。
判断については、経験とか心得が生きたのかなと思ってます。
鍛冶屋もただ、武器を打つだけじゃ駄目だと思ってますので。
[実際にロヴィンは最近それを味わったばかりだった。
アイリ、カッツェ、ジェフロイの言葉で……]
― セルベシア王城 ―
[持ち出す弓は、獣の牙や腱、木を複合してコンポジット・ボウ。
使う矢は少なく。ただ“黒”と“緑”も持ち出した。]
――――リーフ!
[王城に入る前に、口笛を吹き鷹の名を呼ぶ。
声に応えるように、どこからか鷹は飛来し空を舞った。]
見つけたら迷わず鳴け!
[誰をという命は出さない。それは鷹に自分で判断させるのが常。
空から鷹に見張らせて、自身は王城に戻った。
門に見慣れぬ兵が居るのは確認したが、今はそれには構わず。
どの辺りにいる、などの情報を時折兵士を捕まえて――武装しているのは命令あってだと逐一言うはめにもなったが――聞きつけながら、音立てぬよう静かに王宮内を駆けた。]
― 軍情報部専用食堂 ―
[という名の休憩室で]
まあ、そういわれると気づかなかったのも何でだろうと思うけど。
[>>277渋々名乗る髭を蓄えた男の話をすると、カタリナはけらけらと笑って、それ「フレイムタンじゃない」と指摘した。
言われてみれば確かにそうだ。
なぜ気づかなかったのだろう。
憮然としながら、たいした食欲のカタリナを眺めやる]
おいそんなに食うな。給料前だぞ。
[通じぬ言葉を投げた]
/*
投げてログを読む。
ええええと、あと返すべきはスパルタタイガかっ!!
こまけえ描写は明日でもいいな。
そろそろあちこち動かさんと。じわじわ。
それより早く時間軸を(ry
[鍵が外れれば、悠然とクレメンスは立ち上がろうとするも、バランスを崩す。それを肩を貸して支えてやり]
いらぬ。足手纏いとなる
意地張らないでください、親父殿。
[空いた窓から下を見下ろす。城壁に連なる北の塔。窓から降りれば掘だ。堀には水がたまっており、ある程度の低さまでなら飛び降りても大丈夫そうだが―― 父とともに二人そろってそこから脱出できるとなるとは話が別そうだった]
[螺旋階段を下りる。そして城側の窓から様子をみる。そろそろ騒がしくなってきた。
遠めに――馴染めない弓兵らの姿を認め、首をすくめた]
アイシャ姉さん元気にやってるみたいですね
[そこに彼女の姿を見たわけではなかったが――幼い頃、実の姉のように慕った草原の民の娘のことを思い出す。弓で狙われればつらいが、そも、狙いをつけさせなければ何とかならないだろうか]
― 時は移ろい、現在へ ―
フィー、聞こえる?
[それは数日ぶりの"声"]
イングリッド王女に会ったよ。
覚悟の無いものに玉座は相応しくないって、
がつんと言われてしまった。
正直、まだ迷ってる。
王座を求めるか、どうか。
それでも、理想の実現を諦めてはいけないんじゃないか
…って、そうも思ってる。
ジェフロイ、って人にも会った。
私に、変革を求める者たちはいる、と言ってくれた。
もう少し、私は私の道を探し求めても良いのかと、
民が私を受け入れてくれると信じても良いのかと、
そう、思った。
だから―――
/*
よし、とりあえず、返事はしたな。ナネッテの縁故の部分以外は。
呼び出しは、待てばいいかな?
行こうと思ったけど動きそうだよね?
……あ。そっちは今、どうしてる?
今から、そちらに向かうよ。
考えるにも、覚悟を決めるにも、
立つ力を蓄えるにも時間と場所が必要だ。
どこか、迎え入れてくれる所はあるだろうか。
[その結果、初めて多くの傭兵団を一気に雇いあげ、その大軍をとある草原の大きな民を討伐する国の軍に買い上げて貰い、戦いらしいものもないままの勝利と莫大な契約金を得た]
(戦らしい戦がなかったのが余は不満であったがな。しかし余以上に悔しがったのがあの商人であった)
[対峙した草原の民よりも、雇い主の国と傭兵団の指揮をとった将軍よりも、勝手にエディの軍に従軍し、人を案山子扱いした挙句、最後は目論み違いがあった、もっと儲ける筈であったと悔しがっていたあの商人の記憶だけが色濃く残っていた。その癖、すぐにケロリとしていたので尚更だった]
(人は強い。剣を取り戦う者よりも、剣を持たぬ者の方が余程な)
[自戒と訓告、そして貴重な経験を得た思い出だった。当然その相手がアイリの部族であるなど、知る訳もない]
(…弱肉強食…)
[テオドールと、イングリッド。その二人の空間を汚すこともなく。ただ聞こえてきた声のみを拾いつつ、セオトコス…その上のシェイを見る。緊張となれない環境への精神的疲労と、己が寝ろ。といったから眠っている。]
(…力…)
[力なくば喰われるのみ。シェイは俺に喰われ今ここにいる。そしてシェイが俺を上回れば喰うだろう。俺もその無法という名であり真理という法に従うだろう。
強くする。というイングリッドの考えを今一度頭にいれながら、テオドールの答えを静かにまつ。]
・・・・・・成る程、リアンダール候の仰った話とは大きく違っておりますな。
私は候から、ウェルシュ殿が国王暗殺を企てたと聞き及んでおります。
どうやら、事は随分と複雑な事情をはらんでいるご様子ですな。
[無論、どちらが真実かという問いではない。
事実は誰も知らず、真実は複数あるものである。
ならば真実の優越を問う事は無意味である事をテオドールは知っている。
無論、事実への興味が無いわけではない。
機会あれば、事実を見極め、自身なりの真実というものを見つけたいとは思っているが、この件でそれを望むのは難しいかもしれない、そう王女の話を聞きながら考えていた。
そして、王女の話を黙って聞きながら、顎の髭に手を添える]
ご教授頂き感謝する。
成る程、王位については中々悩ましい事情と拝見した。
正直に申しまして、王位の正当性についてはこの私は良くは判りませぬ。
いや、無論王女が王位に就く事に異論を唱えているという事ではありませぬのでご安心を。
そして、王女が言うリアンダール候のお話も、多少なりとも納得は出来ます。
確かに候の瞳には野望という名の炎が宿っておりました。
なれば、もし候が国を意のままに操ることになれば、王女の仰るようにこの国が更なる戦火に包まれることも腑に落ちます。
そして、王女が王位に就くことによりその危機は回避されるならば、これに越した事はありませぬな。
[少し表情が解けた様子で、自分の思いを告げていく]
はは、すまん。何も君を落ち込ませようと、言ったわけじゃないんだ。
[相変わらずの笑顔で謝罪すると]
相手を見てやったんなら、反省することはないさ。
それも力量のうちなんだから。
……なるほど。君は、素直なんだな。
だが、このご時勢、どこに嘘が紛れ込んでいるかわからない。
そっちのほうを注意したほうがいいな。
[つい、部下に教育をしているような物言いになっているのに、気づかない]
―セルベシア城―
[私兵に、そして連なる者たちに命ずる。]
北の塔――そして門、そして各入り口を固めよ。
侵入者ヒースクリフ フォン クラウゼヴィッツを逃すな。
[特徴はすぐに広く伝わるであろう。
なにせあの剣聖であるのだ。]
捕らえるに際して抵抗するようなら
剣を抜け。許可する。
さて、私が帰郷した理由ですが、先ほど申し上げたとおりこの隠居まで残り少ない時間を国の為に費やそうと考えての事でございます。
私は所詮傭兵の出身故、治世については詳しくはございませぬ。なれば、王が誰であれ国が平和になるならば、この命お預けしても構わぬわけです。
[だが、少し鋭い視線になり]
ところで質問ばかりで申し訳ないのですが・・・・・・
今のお話でイングリッド王女がお考えになっている王位に就く血統と確執、そして候が王位に就くことの危険性は強く理解させていただきました。
さて、この王位継承の争いの結果、王都に住む人々は犠牲になっても仕方のない事、という事になりますが。
それについては如何程にお考えか。
[そして、父に先に行くといって階下の兵士踊りかかった。
命を失わせることなくうまく立ち振る舞えるのはここまでだろうか]
ヒース、家を出る際に持っていった宝剣、お前が自らの手で返す日を待っているんだが
[家出をする際、一番金目になりそうなものをかっぱらって、師を追いかけて国を出た。その話をされて、頬をかく。今、その宝剣は自分の手元とない]
あれは城内まで兵の侵入を許した際、ご先祖様が時の国王を守った時に恩賞で頂いたものだと聞いています。
まあ、然るべき時に然るべき場所でお返しすることになりますよ。
[今、それは手元にない。ずっと腰に帯びていたそれは――ヴェルナーに渡した。少年が持ち逃げしてできた宝剣の行方の悪戯話――セルベシアの武術大会を制した後、ウェルシュに嬉々として話したっけか。逸話も含めて――]
そうだな、ヒースクリフの対処が先か。
[唇を引き結び、掲げた指で聖印を結ぶ。]
自身も弓を使うのはいいが、前へは出るな。
全体を見渡して指示を頼む。
それが指揮官の「力」だ。
……聞こえるよ。
いつだってどこだってさ。
イングリッドがねぇ……まぁガツンだね。
あたし以外に言われるのもたまにはいいもんさ。
で……迷いについてあたしの答を言いたいんだけど、同時に見せたいモンがあるから神殿傍の村まで来てからね。
あーそうそう。
みんなの心をひとつにするための掛け声とか歌みたいなのがあればいいんじゃないかとか思う。
辛い時とか盛り上がったほうが楽になるし、組織が一体になれるのはいいことだ。
いくぞー!
1・2・3・ヒャッハー! とかさ。
[民には無理な掛け声だった]
/*
商人のモデルはこのシリーズの有名人じゃが、時代がわからないので別人でも良い。
因みに余のモデルは上泉泰綱じゃが、前田慶次も入っておる。
目の前のおっさんは張燕のおっさんをイメージじゃ。
いえ、直前に襲われたとはいえ僕の態度もあまりに迂闊でした。
それに仰るとおりです。
あの盗賊の姿勢が全て偽りでわざとだったら僕はやられていましたからね。
無駄に自分を過小評価することもないですけど、
過信は危険ですよね、本当。
本当にありがとうございます。
貴方に会わなければ、
僕は盗賊程度楽勝だと過信を深めるところでした。
所で、貴方もセルベシアへ?
[この道を走っていたなら恐らくそうだろうとあたりをつけながらロヴィンは質問をする]
……めぼしい人材の捜索はこっちは空振り。
下手にウェルのことしゃべるわけにもいかなかったんで……ごめーん。
ウェルが説得した長老さんのいる村がなんとかなりそう。
……まぁ戦火に巻き込みたくないし、軍事的な拠点は別なところにしたいけどね。
― セルベジア王城:北の塔付近 ―
[ピィ、ピィ、と高い声が聞こえて窓の外を見ると、北の塔上空を旋回する鷹の姿を見つけた。賊――ヒースはあそこかと微か眉根を寄せながらも駆ける。
そして塔からどう脱出するか、瞬時判断する。
窓から飛び出す可能性、それとも、内から出る可能性――。
掘りへと落ちればどの道矢は届かない。
ならばと内部を駆けた。既に兵士が先んじているらしく、進めば進むほど人の気配が感じられる。
だが北の塔までは行かない。
脱出する際に通る道を選び、影に潜む。
番える矢は――迷いながらも、彼と同じ色を選んだ。]
/*
余の性格は某赤い人である。
知っている者は劣化コピー乙してくれて良い。
長期戦で不慣れな性格キャラだと辛いと思ったので
ドロシーらやりなれてるのと似てるノリの感じから選んだ。
む…それならば、後にする。
子供扱いしているつもりはない。
ただ──愛しくて。
[ひとつの言葉を呑み込んで、守護の印に代える。]
おまえの血を見たら──私はヒースクリフを殺すぞ。
ウェルシュ王太子に会った後、うちの姫さんにも会え。
今は完璧とは到底言えんが……あんたの求める『答え』を実現する可能性を持つと、俺が太鼓判を押してやる。
ただ一人を見出すというのなら、俺が主と仰ぐ奴の奥底をも見極め、その上で――あんたの唯一を選べ。
イングリッド・ラウラ・ブリュンヒルト――…
それが、常に向上心を欠かさぬ、俺の姫さんの名前だ。
[強い琥珀の双眸で、意志帯びて告げる…主の名]
― 南の小村 ―
[南へ、南へと街道を下る最中、
幾度か、休憩のために村へと立ち寄った。
ビーケン神殿へと近寄るほどに、
神託によってエリオットが王に選ばれたと、
そう信じる者が増えていくように感じたため、
フードを深く被って顔を隠しながらの旅であった。]
私は、平和を実現するために、
民を動かし、戦を起こす…。
[旅の間も、一息入れる時も、
頭に溢れるのはそんなことばかり。
傍目には一人での物思いであったろうが、
当人にとっては、孤独な時間ではなかった。]
[……が、タイガは知らない。
既にユーリエがイングリッドに遭遇していることを。
いや囁きで凪の森での顛末は聞いたのだが、迷子の少女が居たという程度の聞きかじりだったので、その少女と目の前のユーリエが結びつかなかったのだった]
[ぽい、っと父に笛を投げて渡し]
母上、ナイジェル兄さんを始め、主だったものは財を持って別宅に行きました。ノトカー兄さんは国境で捕縛されるかもしれませんが、まぁあそこは問題ないですね。国境今激務でしょうから。
順調にいけば皆は今頃凪の森ですね。
うちの私兵も半数以上連れていますから大丈夫でしょう。
これもそれもどれも、親父殿が軽率なことをしたのがいけないんですからね。
[こんな時も、素直になれずにもどかしく]
こんな老いぼれなぞ捨ておけばよかったのだ
言うほど老いていないでしょ、まだ50にもなってないくせに楽しようと引退したからバチがあたったんです
[内側から北の塔にかんぬきをかけてできた、わずかな時間も終わろうとしている]
………ひゃっはー…?
[しばらく黙っていたかと思ったら、
いきなりそんなことを呟くものだから、
供の二人は思わず顔を見合わせていた。
…だが、当人は気にすることなく出立を告げる。]
ビーケン神殿近くの村にしばらく身を隠す。
―――ああ。ジルの乳兄弟が過ごしていた場所だ。
危険かもしれないけど、
人は案外と手元には気付かないものだから。
[それに、フィーが呼んでいるから、と
ここは言葉に出さず、再び馬上の人となった。]
── セルベシア城 北の塔 ──
[動かせと言われた軍。
兵数は50。
その一隊は盾と分銅つきの縄を装備している。
ジルはあらかじめ、剣聖の名を出した。
突っかかれと言っても一般の兵は怯むのがオチ。
ならばと、距離を置いて縄で絡めて動きを封じる策をとった。
相手が飛び込んできたら、盾で身を守り、盾で圧し潰せと命じてある。]
―セルベシア城>>444―
[ルートヴィヒに頷き]
ああ。……分かっている。
心している。
[そのつもり、であった。]
…――血気盛んなのはお前の方なのにな。
[だからこそか、と。そう続けた後
廊下へと出、兵士へと命令を下したのだった。
アイリ率いる弓兵が既に動いているとも知る。]
/*
ちょっと待つか。来るかもしれないし。
別の場所に逃げられたり捕らえられたりしたら
中身はともかくアイリはホッとする(
―王城・北の塔 出入り口―
ではまた後ほどお逢いしましょう。
[自ら、かんぬきを空ける。兵士が抜剣した上で殺到すれば、それを一つ刃で討ち取って、足で蹴って階段から落とす]
掛け声か……難しいな。
わかった。考えてみる。
―――すぐに、そちらに向かうよ。
[懐かしい…というほどでもないが、
"声"を聞いて心がほどける。
少しばかり軽くなった気持ちが、"声"に乗る。]
[本当は”王に相応しいという事を、王女はどうお考えか。”
そう王女にも問おうとしていたのだが、今の王女の話で既にこの質問は消えうせてしまったな。
と、そう心の中で呟きつつも、王女の返答を黙って待つ//]
[きちんと自分の戦いぶりを振り返ることが出来ているのだろう。
いい返事だ、と目を細めて頷いて――]
あ、ああ。
なんか、悪かったな。
急に話しかけといて、偉そうに色々いって。
[問われたことに、そういえば彼は部下ではないのだ、と思い出した]
ああ。君もセルベシアに行くんだろうから、話しながら行けば楽しいかな、と思ってさ。
……君、っていうのもなんだな。
俺はライナー。君は?
村の更新日が延長されました。
いいえ、勉強になりましたので気にしないでください。
むしろありがとうございました。
そうですね、馬での移動って基本退屈というか、
下手すると疲れたって休憩したくなりましたからね。
だから、大歓迎です。
ライナーさんですね。
僕は、ロヴィン・ベルムデスです。
それはわたくしも聞き及んでいる……が。
[返る言葉に同意を返す刹那、ちらりと苦笑の気配が滲んだ。
確かに複雑であるのだろう。
それでも、テオドールとは別の確信がある。
けれどこれは、あの従兄弟を知るが故のことだろう。
そうも、思った]
信じがたいな。
[それだけを言う]
……あと、拠点と味方を増やすなら、
湖の民の力も借りられるかもしれない。
前にそちらに行った時、
彼らが最近、舟を出していないと聞いた。
誰かが―――多分、王女が湖を押さえさせているんだと思う。
なら…、彼らの便宜を図ると約束するなら、
協力を得られるかもしれない。
湖の民と繋がっている商人、などとも。
……、そうか。
[王位の正当性。
それについての言葉には、短く頷きだけを返した>>436
胸のうちに、タイガより告げられた言葉がある。
そうなのだろう。と、改めて胸のうちに置く]
なるほど。将軍の望みはこのセルベシアの平和と安定か。
傭兵出身の卿であれば尚のこと、力の必要性は理解をしていよう。
が……、ああ。
[問い掛けに嘆息が零れた>>441
危惧していた一点、それについての将軍の問い]
私の顔、皆さん覚えていますか?
どうも、2年ぶりくらいに稽古をつけにきました。
[悠然と佇み、微笑んでみせて。あらまあ、壮観――と、周りを見渡す]
我が名は剣聖ヒースクリフ。
嘘偽りなく心のまま剣を振るうもの。
此度、我が友ウェルシュ殿下の言われ無き中傷、言われなき罪に不服申し立てに来ております。
ウェルシュ殿下は、どんなときもまず暴力を厭う
リアンダール候の力を持ってすれば証拠なぞどうとでもなる。
皆も心の声に問うてみるがいい
はたして、ウェルシュ殿下がそのようなことをする人かどうかを!!
[実によい的ではある]
いや、将軍。わたくしの考えは少し違うな。
王都の人々は犠牲になって良い者らではない。
わたくしは国を焼いて王になりたいわけではない。
加えて都は、天険の地だ。力押しでは落ちはしまい。
[綺麗ごとであり、本音でもある。
都を焼いた王女を、人々は王として歓迎するまい。
そうした計算も、心にはある]
…ゆえに守備兵を引き出して平原で討つか、
もしくは内部より突き崩す必要がある。
今はこれに頭を悩ませているところでな。
[肩を竦める調子で言い、鋭い瞳を見返した。
こちらも試すように、視線が鋭くなる]
傀儡の次期国王 エリオットは、翠の剣聖 ヒース を能力(襲う)の対象に選びました。
───さて将軍。これをどう見る。
そのような策が最適と考えるか?
[戦略家か戦術家か。将の力量を見んと問いを返した//]
……、そうするが いい。
……、 何…?
[呑み込まれた言葉の先をごく控えめに、尋ねる、
けれど答えではなく守護の印が示された。]
……――、ルート。
……、 ……――、気をつけると、しよう。
[その裏で――、息子の背中に背を向けて、クレメンスは笛を吹く。か細い笛だ]
[堂々と注意を集めるヒースの裏で、その笛の音を聞いて。白馬の耳がぴんと立った]
[何か大騒ぎらしいぞ、へええ、準備しなきゃなあ、とせせこましく動く厩番らの見ぬうちに。
一匹の一見したらおとなしそうな白馬が、実に持ち主によく似て凶暴にも、木を蹴り降り逃げ出した]
……え……と。
[出された名に、思い返すのは、強い意志を感じた紫水晶の瞳]
……イングリッド様には、ここに来る前に、お会いしてお話しする機会をいただきましたの。
とても、強い……天翔ける強さをお持ちの方だと、お見受けいたしました。
強さと、それから。
……とても、優しい心をお持ちの方だと。
[感じていた事をそのまま、言葉として紡ぐ]
……でも……いいえ、そんな方だからこそ。
迷い持つ紅月を捧げる事はできない、と思ったのですわ。
ですから、一度その場を辞させていただきました。
私自身が迷いを断ち切り、見れるものを見た上で。
縁が交差するならば、また、お会いする事も考えております、けれど。
[今は、どうなるかわからないから、と。
そう、告げて、緩く首を傾げた]
別に毒である必然性はありませぬが。
例えば、流行り病を患った動物の死骸でも。
もしくは、火矢の雨で町を焼こうとも。
そして、兵糧攻めを仕掛けましょう。
何しろ王都は大橋のみが外界との連絡路。ここを抑えてしまえば難攻不落の要塞は唯の牢獄に過ぎませぬ。
[隣でまっていた兵の肩を叩く。
はっとしたように背を伸ばす兵。周囲のものを見れば同じように少し疲れたようにしている。
まあ仕方あるまい。己が思う最高位に位置するといっても過言ではない猛将テオドール。
そして王たる器を持つもの同士の会合。そこより発されて出来上がる空間は圧するものがある。
一度近くにいる、セオトコスのほうへと行き]
起きろ。降りろ、そして見ろ
[短くシェイに告げ、軽く揺すると、起き上がり目をこすりながら、手をこちらの肩へと伸ばすので、そのまま抱きあげて、地面におろす
兵には、あれ?こんな子いたのか的な驚きが少しあったかもしれないが知らない。
ただこいつにこの空間を知っておいてもらおうと思ったのだ。]
― セルベジア王城:北の塔出入り口付近 ―
[鷹は時折鳴き続ける。
それを聞き弓騎兵隊も動き始める。
塔へと集い、独自に潜み始めただろうか。
部下の事は部下らに任せてながらも、影の先の音を聞きつける。
鏃に薄ら緑のついた矢を番えたまま。
口には即座に次射が出来るよう緑の矢を二本咥える。
>>461名乗りと宣が耳に入り、一瞬目を閉じる。
が、次に目を開くと同時に、影から飛び出し弓を射た。
一本目が討ち取られるのは承知。
殆ど間置かずに放たれる二本目、三本目に何処まで対応出来るか。
万一外されたとしても、兵がその隙をつければ上等と――]
― 神殿近傍の村 ―
あーそこ、そこに台。
飾り付けはチョロっとだけでいい。
賊たちは……西門から入れるからそのままこっちの列に並ばせるように、村の人たちは東側に集めてやって。
楽隊とかカッコつけ無くていいんだよ、鍋底でも叩けりゃいい。
[ウェルシュの帰還が近いことを聞くと、急に忙しくセレモニーの準備を進めた。
そんなことやっている場合かという声もあったが、民にカッコつけてみせる義賊にとってはとても大事なこと。
あとは村の外に賊たちをまとめて、出来れば時間ギリギリに中に入れさせるように調整を。]
―王城・北の塔―
胸に手をあて、良心で問いかけて。
その上で命を遂行する気があるのならば、相手になりましょう。
今まで各地で金貨や剣を頂いて稽古をつけましたが、命になるかもしれません。
陽の三女神の加護を。
[訪問した国のひとつで受け取った剣を構え、状況を俯瞰する――]
[兵士らの様子を。言いたいことを言えば粛清されるという恐れに包まれていた城の暗雲が、少しでも晴れればいい。そう願いながら]
[>>0:91情報部には国王に直接情報をあげる部署があるらしい。
カッツェはその部署のことを、漠然と「王直属の諜報集団」と思っていた。そしてどうやらその部署に、ナネッテ修道女が属しているようだということを。
実際は違う。>>1:391>>2:150
そう簡単に存在を知られるような集団ではなく、存在を知られたところで実を掴まれるような集団でもない]
…… 、謂っておくが。
私も、お前を傷つけるものあらば きっと 許さない
[戦いに赴かせようとしている自分が謂えたことでは、きっとないのだろうが――思うたことをそう、少しだけ早口に。]
[今、カタリナを通して伝言をよこしたナネッテが暗殺集団の頭という裏の顔を持つことは知らない。
が――]
上着でも持って行こうかな。
[くしゃみでもしそうな顔で言えば、カタリナが嫌そうな顔をする。
ナネッテと会うと、いつもそわりと背を撫でられたような気になる。
だから少し気になる存在で、会おうと言われれば断った試しは、ない]
/*
一撃いれてみたがどうなるだろう。
無茶ぶりはしてないはず だが。
なお刺さるとは思っていませn
ああ、気にしてないなら、良かった。
それとお役に立てたなら幸い。
旅は道連れ、世は情けってね。
では、ロヴィン。
職人とわかった時から言おうと思ってたんだが、
もうじきセルベシアは戦乱が起きるだろう。
もしこの後も武器を収めないといけないようなことになるのなら、
王都から兵を回して護衛してもらったほうが良いかもな。
[王都専属の武器職人と思っているようだった]
― ビーケン神殿近くの街道 ―
[フィート落ち合う約束をしていた村、
かつて、長老と腹を割って話し合った村。
村の門が見えてから、あれ、と小さく首を傾げた。]
なにか、あったのかな。
[なんとなく、依然と雰囲気が違う気がする。
疑問に思いながらも、警戒することもなく近づいていく。]
― セルベジア王城―
[朗々と響き渡る声は反響し、微かながらも耳に届く。]
闇雲に掛かかるな。
[剣聖であると知れば
武術大会を知らずあなどるものはその犠牲となるか。
切伏せられるものあればそれであろう。
矢が放たれる。
その隙を縫い、剣は振るわれようが
必要なのは数の圧倒か。疲労させ掛かるが賢明か。]
私のすべては、出会ったときからおまえのものだ。
[高揚する意識は、戦のせいではなく。]
ゆえに、私を傷つける者も、私は退けよう。
[姿を現した翠の剣聖。
確かに、何年か前に御前試合で見た時より、背が高くなっている。
それはさておき──
ジルを批難する声に、ルートヴィヒは睨みをきかせる。]
ウェルシュ殿下は暴力を厭うと言いながら、剣を振るう君はウェルシュの友であるというか。
ならば、ウェルシュは暴力を人に代行させているだけではないか。
/*
さて、動くとすれ違うだろうか。
どうしよう。
眠気に負ける気しかしないから、ヒースのところには行きたいがどうしよう。
相変わらずだったな。
ローゼンハイム叔父の息子とはとても思えぬ。
優しくて、気弱で……
[ふと苦笑の気配が滲む]
あれでは共同など、夢のまた夢だぞ。
/*
なんていうか、更新を待たずにヒースが落ちそうだwww
がんばれヒース。
せめて明日くらいまでは生きろ!www
わたくしはそなたの伝言係ではない。
カスパルに言いたいことがあれば自分で言え。
[苦笑の気配を引き継ぎ、聞こえてきた声に言い返す>>=0
続く笑みを含む同意には、僅かに唇の端を歪めた]
…まあな。
[勝負には好都合、しかし]
─────…。
…… 民の為の、未来、か。
[脳裏を一瞬、他候補の面影が駆け巡り、消えていった。
そして言葉を噛み締めるように脳裏に呟く。
囁きに乗って届いたことなど、今は意識することもなかった*]
(ぁー…)
[攻城戦について、うん、燃やされたよな。なんて思い出す。
己の部下もたくさん死んだし、守る民も死んだ。まあこちらも殺して死なせてるわけだが
そんな呑気に思い出せる代物でもなかった。業火、火の粉を浴び燃えていく者たち。全て、そう住むものたち全ての生活と思い出が灰燼にきし、失った哀しみを与えぬようにとでもいうように、共に火葬されていく者たち。
それはさながら炎の牢獄。
残ったものは無残に焼け焦げた光景、焼死体の匂い、壁や家そして人を未だ燻すような音。]
優しさ、か。
あー…うん、そうだな。
[口元に浮かんだのは、なんとも形容しがたい苦笑]
そうか、もうあんた、会ってたんだな。
――ならいい。俺が言うことはない。
姫さんがあんたに示した、あんたは其れを受け取った。
そうして吟味している。…ならばいい。
好きに選べ。選択肢の上にあるのならば、俺に文句はない。
[>>453ルートヴィヒに動かせと命じた者は
わきまえた、的確な動きを見せる。
分銅で脚や手を絡めとらんとするであろう。
クラウゼヴィッツ候の顔も見えようか。
ジルは柳眉を寄せた。
彼を幽閉するときジルはこうこぼしたのだった。
――貴殿は今の制度が正しいとお思いなのか、…先生。と。
事情に勘付いている風の侯爵は
物思うような表情を浮かべる場面も、
あったやもしれない。]
>>444
命令口調っぽくてすまんすまん。
親近感出すためにジルには敬語を使わない、というスタンスなんだが、腹心のくせに偉そうすぎる。
過保護ということでひとつ許してください。
あんたが早くな、その迷いを断ち切れるよう…――
このタイガが協力、してやるよ。
[最後に、頼もしい口調でそう言い切って。
んじゃさっさと準備!とせかした]
荷物持って、宿の前集合っ。
そんですぐさま出かけるぞ。
時間は有限なんだから、な。
ご心配いただき、ありがとうございます。
実は僕も戦乱の噂は聞いています。
今回の納品の他にも必要になる可能性も考えてはいます。
[実際に森での王家同士の会話、
ジェフロイの情報とロヴィンにも可能性はかなり伝わっていた]
仰るように、商品を奪われる可能性を考えて、
護衛の兵に依頼を掛けるべきだとは思ってました。
ただ、今回は急だったので荷馬ぐらいしか手配ができなかったんです。
次回はしっかり手配するか、配送を任せてしまおうかとも思います。
戦乱が続くならば、生産に集中しないといけない可能性もありますからね。
商売的には兎も角、あまり嬉しい事ではないですけど…。
[相手が王都専属の鍛冶屋と思っているなんて
まったく気づいていない様子で答える。
そして、傭兵団の都合も考えて、その部分は伏せて事情を話した]
そして焼け爛れた死の都に入城する……か?
[躊躇いもなく凄惨なる戦術を口にする将の瞳を見返した。
怯えの色はない。怒りの色もない。
ただ、じっと見極めるように紫水晶の視線が注がれ続けた]
―セルベシア城―
――礼を欠いて侵入し、挙句牢を暴いておいて
よくもそんなことがいえるものだな。
[兵の配置を見ながら、
弓を手にした。]
なるほど、焼くは容易いな。
殺し、飢えさせるも容易かろう。
けれど将軍。
わたくしは先に言ったな?その意思はないと。
これはただの戦いに非ず、王位継承戦である。
無闇に自らの民を焼く者に────
その資格、認められるものと思うか。
[静かな言葉を叩き付けるよう、問いならざる問いを告げた。
民の為の未来、それを考えよと突きつける声がある>>287
同じく真剣な視線が、将の双眸へと向けられた]
ゆえに、此度は”攻城戦”とは出来ぬ。
せずに勝たねば先はない。
…だからわたくしは、そのための力と知恵を求めている。
[どうだ?と、その先は視線でのみ問い掛けた//]
― 神殿近傍の村 ―
お、来たな。
よし、西門から賊たちを入れてやってくれ。
[ウェルシュの帰還を見やると、プログラム通りに野盗たちを村の中に呼び入れる。
最初から並ばせておくと村の人間とトラブルが発生しかねないための配慮である。
村の若いリーダーがてきぱきと人の流れを誘導していく――あれは将来この村を背負って、あるいはもっと国家の要職につくかもしれないなとか思ったりで。
この場を任せて、ウェルシュを迎えに行って]
おかえり。
疲れてるだろうけど、ちょっと会わせたい連中がいるんだ。
[背中を押すように促して、ウェルシュ見たさに人が集まった広場に連れていこうと]
― セルベジア王城:北の塔出入り口付近 ―
[>>481どちらも裂けられた、おそらく服一枚で。
皮膚すら削っていないだろうを知ると、4本目は構えなかった。
彼が述べた事の、真偽には触れない。
それが偽りであることは知っている。だが――。
弓を下ろしたまま、未だ弟のように想うヒースの前に立ち口を開いた。]
………彼の方は軍縮を謳われた。
我らは真にそれの実現を恐れる。
我らの行く末をどう見る!?
全てではないというのなら、誰が軍を追われるという不名誉を選ぶ!?
軍を失い、他国に易く侵略される道を選ぶか?
遠くリアンダールが、果たして傍観に徹すると思うか?
[矢音と鷹の声と鋭い笛の音が、塔と城壁に谺する。
特徴のある矢羽根は、草原の民のものと知れた。
その正確無比な射撃を、ヒースクリフは3射まで凌ぎ切る。
兵たちの間から、どよめきがあがった。]
そうでない、といかに彼の方が解こうとも。
我らの心は納得しない。
何故なら、彼の方の言葉には、伴うべき物が、力が無いからだ。
正義をいかに説こうとも、正道をいかに叫ぼうとも。
絵空事では人は付かない。
平和を説きながら、安寧を乱したのは彼の方の言葉。
応えよヒースクリフ!
今のこの状況、果たして本当にウェルシュ殿下に全く咎が無いといえるのか!!
[腹の底から叫ぶように、女の声が響いた。]
[己がやるべきことはすべからく敵もやると思え。
その考えかたこそが...を、その隊をも生きのびさせていた。
間を稼ぎて対応し、相手がここを拠点として復興に時間がかかる。再度利用できぬようにようになるまで粘り被害を抑えながら撤退。または戦う前に逃げることも選択した。
逃げてばかりだが、それほど…テオドールの攻城戦においての力は優れてるのだ。
でなければ常勝と、わかりやすい指標として謳われることはない。]
/*
姫さんが、毎度こまめに俺の発言拾ってくれているのが、
なんというか……なあ。有難いことだ。
そんな風にあいをかえしてくれるから、
俺もあいをおくるんだぜ。
無論、此度の争いは王都の奪還。
ならば当然この策は愚作でしょうな。王女も受け入れがたいお話でありましょう。
ですが正規兵をあぶり出し、城塞以外での決戦を望むのは非常に難しい事。
城塞があるという事だけでその兵力差は10倍とも言えましょう。
当然、決戦場を平野に置くことが出来るとなればそれはもはや相手の将が愚かというだけの事。
ですがそれは望めませぬ。何故ならリアンダール候には有能な傭兵団長が就いております。
防城戦の優位さを放棄するような将ではありませぬな。
[錘をなくして勢いあまって全身してきた兵士がいれば、後ろに交代し、命を刈り取り盾と為す。矢を受ける盾に
命とは何だったのか。――たやすく青年の手によって、まるでお手玉の芸のようにあしらわれていく兵らはそんなことを思ったかもしれない]
[見るものが見れば、疲労か、それとも別の要因か――動きが鈍るのが見てとれたかもしれないが]
[そして、ヒースが一歩下がった為、クレメンスの姿はジルの視界から消えた]
[ジルの告白に対して、クレメンスはこう進言しただろう。
「聡明な意見は必ずウェルシュ殿下が受け入れる。まずはウェルシュ殿下に卿の考えを打ち明けるがよい。早まったことをすれば国は損なわれる」
黙っていれば、こういうことにもならなかったものを。
黙ってはいられない性分なのだ。おそらく。
二人とも]
[だが、隣で攻城戦の話をきいて、固まっているシェイ。
なにせこの子供は先程までその王都にいたのだ。怯え震えなかっただけマシであり、一度頭を軽く撫ぜた。
微笑ましく思われたかもしれないが、戻れ。という言葉が交わされただけであった]
― 神殿近傍の村 ―
[村に近づけば、なにやらざわざわと人の動く気配がする。
なんだ? とさすがに足を止めたが、
供が様子を見に行くよりも早く、
村の入り口に見知った姿が現れた。]
あ、フィー。
うん。ただいま。
会わせたいひとたち…、って、え?
[馬から下りたところで、
後ろから押されるように村の中へと連れて行かれる。]
[そして、村の広場に入ったところで、
そこに集まる人々の姿に、目を瞠った。]
これ、は―――…?
[驚きと戸惑いの表情で、友の顔をちらりと見る。]
>>488
切りやすいように「縄」にしたんだけど、鎖でも切るんだねwww
いいぞもっとやr
しかし、墓落ち立候補してるけど、更新までまだ48h近くある。
ここで落ちる気ではないのかな。
痺れ矢の効果は受けたっぽいけど。
ならば、攻城戦を仕掛けつつ、なおかつ王都の民への被害を最小限に抑える手段を考える必要がある。
これが今回の争いの最も難しいところでありましょう。
[ならば、どうするべきか。
答えはある。しかしここで咳を払った。
少し喋りすぎてしまったかもしれない。年は取りたくないものだ]
さて、これ以上は私の商品価値に触れる部分である故ご容赦を。
王女に仕官するとなれば無論話は別ですが。
― 王都 ―
[宿営地から長駆し宿に戻れば、従者がまるで数分前に出かけた主を前にしたように、出迎える]
代わりはないか?
[王都の空気は一段と重い。前国王の崩御からの一連の展開は、その賑わいはざわめきに、繁栄は動揺に摩り替わっている]
大変貴重な話を聞かせていただいた。
志し高く理想も掲げられている事について独りの国民として敬意を抱いております。
しかしこのテオドール権力争いに加担するために帰郷した訳では御座いませぬ。
むしろ、そのような戦はこの国にいる誰よりもこの私が味わい、その戦場を駆け抜け、残されたものを抱えてまいりました。
残念ながら、その先には何も残らぬのです。
幾ら戦に勝とうとも、勲章を賜ろうとも、ほら御覧なさい。国を捨てれば唯の老兵なのです。
ああ、そうだな。
出来れば生産に集中して、配送は任せたほうがいいかもな。
なんなら、俺が……。
俺がロヴィンのところに人を寄越せるようになったら、輸送なんていくらでもしてやるさ。
で、どこで作ってるんだっけ?
[彼の身を純粋な心配しての言葉。
それともう一つ。
どこの陣営に行くにしても、
武器の輸送を任せてもらえることになれば、
それも土産の一つにはなるのでは、と考えもしていた]
力なき正義は無力、正義なき力は暴力となりましょう。
それは私も同意致します。
故に、このテオドール。
命を掛ける王は資質など問いませぬ。
唯、この力しか持たぬ老兵に心を与えてくれる方。
それを望んでおります。
[兵には、構わず縄を投げつけろと命じる。
外れたものも、足運びの邪魔になるよう。
数で埋め尽くせと。
ヒースが一瞬、たたらを踏んだのは篭手に受けた痺れ薬のせいかもしれなかったが、兵たちは自分らの手柄と思って歓声をあげた。]
/*
ルートは
どれだけ
この私を動揺させれば
気が済むのか
wwwwwwwwwwwwwwwww
wwww(すごくごまかしば)
こ、この…!!!(ごろごろ
― セルベシア軍/情報部 ―
[情報部の休憩室は、暗黙の了解で、外部の情報を極力持ち込まないようになっている。
それ故に、北の塔で起きている騒動は、カッツェの耳には遅れて届く]
アイリ隊長が?
[北の塔に幽閉されたクラウゼヴィッツ侯爵を助けるために、翠の剣聖が侵入し、そのために弓騎兵隊、アイリが出動を命じられた報に、思わず、席を蹴る]
さて、これにて失礼させて頂きたい。
もしこのような頭の固い偏屈な老兵に興味があれば、そこのヴェルナー経由でも構いませぬ故お声がけを。
今のところ、デュ・ポック村に宿を取っております故。
[そして、王女に向かい深々と礼をし、ヴェルナーの方へと向き直る]
ヴェルナー、世話になった。
今後については、湯に浸かりながらゆっくり考えることにする。
[傍で震えている若い兵の肩を叩く。
こんな将になってくれるなよ、そう心の中で呟く]
わざわざすみません。
機会があったら、是非お願いします。
僕は凪の森の端に工房があり、そこで武器を作っています。
ただ、生産に集中も考え物なんですよね。
僕は自分が作った武器が何を齎すかについて、
認識が甘い点があると思い知ったばかりなんですよ。
だから、もし戦争に武器を提供する場合。
それが齎す何かを責任を持って見守りたい。
あるいは、武器が間違った方向に使われるなら止めたい。
そうも考えています。
[初対面の人物に思わず心境を語ってしまうその姿は、
色々とここ数日で考えつづけた事を誰かに話したかった心の現われなのだろう。]
[>>494 アイリの言葉に、困ったように]
本当暫くみないうちにアイシャ姉さんは……。
[一族を背負うが故の言動であることが見て取れて]
ウェルシュ殿下の理想は、争いのない平和な国です
アイシャ姉さんが草原を離れるきっかけになった、あの争いを起こさせない
――まぁ、具体的にどうするか、っていうのは僕はいえません。そこはウェルシュが考えるコトですから
夢物語と否定するのも結構。
でも、ウェルシュはひとの心を、痛みを知ることのできるひとです。話して訴えれば、応えてくれますよっ
[縄の一つが絡まった。引き釣り落とせと力がかかるも、返す刃で切り落として、また、脱落者が増えた]
[その裏で――堀の手前に、牝馬が止まる。そして、牝馬を追いかけるようにして姿を見せる、梟の意匠の入ったブローチをつけた、最後まで館に残った私兵達]
[北の塔を巡る喝采に、クレメンスが着水する音が掻き消えた]
[嬉々として剣をふるうように見えるヒースクリフを前に、ふと零す。]
彼も、ウェルシュが好きでたまらないようだ。
そこだけは伝わる。
興味ならば今、この場で告げよう。
テオドール将軍。そなたの力が欲しい。
わたしくもそなたの話、興味深く聞かせてもらった。
困難を言い、その逆をまた語る。
なれば自ずと、自らの価値をそのうちに語っていよう。
ゆえにわたくしからも問おう。
その力、わたくしの下で生かす気はないか?
…即座の返答、望まぬならば構いはせぬ。
が、心が向いたら我がもとへ来い。
その値に見合うだけ、そなたの力を存分に活かしてみせよう。
― 神殿近傍の村、広場 ―
[ウェルシュの姿を見つけた村人たちが、野盗たちがざわざわと騒ぎ出す。
明らかに雰囲気や輝きが違う人物が姿を見せ、あれがウェルシュ王子だと思いあたったのだろう]
ウェル……言ってたね。
自分は玉座を求めていいものかって――それの答えがこれ。
ウェルが玉座を求めていいか、じゃないサ……ウェルに玉座を求めてるんだよ、支持する人たちがさ。
まだ小さな勢力だけどさ、今こんだけの人たちが、ド平民や日陰モンが――アンタに王になってもらいたがって集まってる。
だが──
歪んでいるのは、どちらだ。
[ローゼンハイム王が、貴族たちがジルに何をもたらしたか。
それを知る胸中は拒絶する。]
ちょっとカタリナ俺行ってくるから!
[飛び出しかけて、慌ててポケット内を探り、結局それは何も探り当てられなくて、近場の机から青色の猫のクッキーを取り上げ、放り投げ]
よろしく!
[騒々しく部屋を*飛び出した*]
引き止めたな。
[あっさりと言って、華やかに笑みを浮かべる。
ヴェルナーがこちらを見て動きを止めた様子>>520に、
あとは構わないと片手を振った]
……アンタはいっつも夢見てるよ。
ホント、どーっしょもなく甘い夢をさ。
けどねウェル。
アンタは、夢を見る人間じゃない……アンタは、みんなに夢を見せる人間さ。
ウェルシュ王子についていって、この国の未来を夢に描きたくて、みんなこうしてここに来ているんだ。
覚悟とか迷いとか、それはアンタだけの問題。
けどそんなモン、こんだけの人数の前には何の意味もないさ――これがあたしからの回答。
[髪についていた綿ぼこりを指で拾ってフッと吹き飛ばしてから]
それがわかったら……さぁ王になるための第一歩。
――この場を、締めてみよう。
[そう言ってウェルシュを壇上へ促した。
彼の語る夢は、期待するみんなに届くだろうか]
ふむ、リアンダール候の腹心だと。
して、それは戦の経験はあるのか?
[新たな情報の一つとして、乳母兄弟にあたるルートヴィヒの存在を聞かされる]
そもそもこの国で戦争の経験があるものがどれほどおるのだ?
[天然の城塞都市を首都に持ち、国境も殆どが山や森に囲まれ、平地に続く隣国はメリオールぐらいしかない]
たまたま兵を指揮する者に話を聞いたら、峡谷の大橋に歩兵を固めて通行を止めれば良いと言い放ちおった。
……まあ確かに、その場だけでは負けはせぬよな。
余も誰かに訊ねられたらそう答えてみるか?
この国なら褒めてくれるかもしれぬ。
―セルベシア王城・北の塔―
――伝えたとおりであったろうに。
[眉を寄せた。粛清――されどそれは未だ幽閉に留まるか。
説得と懐柔を試みているゆえであろう]
戦い、争うは業だな。
このままでは変わるわけもない
十年、二十年……――
[朗々と、高くはこの志を告げることが出来ない。
国を根本から揺るがす願い。
そのために利用できるものは何でも利用してきた。
鎖や枷も重く。もどかしいながら、それが選んだ道である。]
―――望むのは この「先」だ。
縄につけ、ヒースクリフ。
[――告げるは、どこまでも難しい。矢を番える。]
凪の森の端の工房ね。
ああ。機会があれば、な。
[そして次の言葉に耳を傾けて、それで漸く合点がいく
ただ武器をうつだけじゃダメだ、とはそういうことだったのだと]
そうか。それがロヴィンの考え方か。
本当に素直で真っ直ぐ、なんだな。
なあ、輸送ももちろんだけどさ。
俺がもし誰かのところに行くとしたら、お前も一緒に来るか?
お前のそういう性格気に入ったし、
武器が間違った方向に使われるようなところでなければ、問題ないんだろ?
とりあえず、王都で色々と考えて見ます。
気配は、きっと色々なところにあると思いますから。
その上で、自分に何をできるか?
そして、どうすれば後悔しないか。
それを考えようと思います。
[ライナーと話しながらも荷馬を走らせる。
目的地である王都に速くつけるようにと**]
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