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/*
ああ、やっぱり来た。
演説しろと。
ここで演説しろと。
毎回、求めてくるもののレベル高いよ。
(わかっていたんだったら、草稿用意しておきなさいよ)
/*
あと何人口説いて、あと何回試験を受けるのだろう……
wwwwwww72h 足り ない……ッ!!!
ひどいはなしだwwwwww
もちょっと魅力的だったら良いのだろう な。
うぐぐぐぐ、申し訳ない。そして若干眠いようだ…
面白い事が起きておるのじゃろう?
余、好みの。
[長い付き合いである。だからこそ隠したい事と、知りたい事がぶつかり合った]
なあ、話してみよ。
[愉しげに微笑んだ]
…――そうだろうな。
彼も、…か。
[人当たりの良いかれは、愛でられる王子であった。
光とするなら此方は影か。
或いはイングリットもまた影に属すのかもしれぬ。]
・・・・・・物好きな王女のようですな。
少々お時間を頂きたい。
[去る前に王女に振り返り、そう告げる]
この老兵に眼をかけて頂けた故、最後に老婆心ながら忠告させて頂きましょう。
王女、貴方がもし此度の争いで攻城戦を最後まで避けようと考えるならば、貴方の兵のその殆どが貴方の戴冠式を観ることはないという事を覚悟なされ。
/*
乱入すると話の腰を折るから行かない。
眠気もあってさらにぐだぐだするからだめだ俺。
にゃうー がんばれみんな。
― セルベジア王城:北の塔出入り口付近 ―
[>>515自分たちが捨てた名を、彼だけは呼び続ける。
その名では呼ぶなとは口に出来ず今もそのままにしてあってが。
幼い頃はお転婆とはいえ娘らしい所も多々あったが、父を模した結果、その面影はずいぶんと薄い。
彼の目からみても自分は変わったのだろう。
過去の自分たちの事を引き合いに出されると更に眉根が寄った。]
それでは駄目だ、ヒース。
信を得る為にはそれではいけない。
特に殿下は、我らの信を失っているのだ。
それを棚に置き、ただ信じろというのはそれこそ絵空事。
王子を信じろというなら、彼に協力するというのなら。
武だけでは足りない、夢だけでも足りない。
語る言葉以上の物を見せろ。
おおっぴらにできない「先」なぞ、どれほど高尚な理想であれ、それはお仕着せのものに過ぎない
貴候がいなくなれば、その「先」も失せましょう
[飛来してくる錘。――痺れのせいか、疲労のせいか、目がかすんで、避けられない。頭を砕かれることは後ろに重心をずらしてやり過ごすも、べったりと頭に血がついて]
自分の物差し以外で計れる基準があるものか
相手が神でもあるまいし。
[前に下りれば楽に戦えるも、先に行かせたくないかのように、その場に立つ。剣を持ってくればいいのに、とぼやくが、誰かの命令でそういうものもいない。鈍らになっていく刃の前に、腕前だけの切断はどんどん困難となる]
強欲なことでなにより。
で、報告はもう少しだけまってくれ。とっつぁん。
[華やかな笑みを浮かべるイングリッド>>524に肩を竦めて答えた後
忠告>>536を投げ、去ろうとするテオドールを呼び掛けその下へと向かい、他には聞かれぬように耳打ちする。]
…さっき王太子がいた。そのとき南へいくといっていた。とっつぁんがあってない最後の候補だ。
それとな、クラウゼヴィッツ候という王太子派の筆頭が粛清の嵐に巻き込まれ既に逃げれるものは王都を脱した。悪いがどこにいるかまではわからん
見つけたら王太子の力になってくれるかもしれないと伝えたらいい。嫌だとしてもそいつらも逃亡生活も不安だろうしな。
[ヒースはそれを隠そうとしていたようだが見抜けぬほど甘くはない。
その助けが私兵か金か。どれほどか、または無理なのか。それはわからないが、彼らが贅沢いえる状態でないのも聞いていた]
力なき正義は無力であり…そして悪にも劣るからな。
[先程テオドールがいっていた言葉に被せるようにいって]
…ま、伝えるかどうかはとっつぁんに任すぜ
[しかしその必要があるのかどうか、その判断はテオドールへと任せ顔を離し、軽く肩を叩いて見送るだろう。]
真直ぐだなんてと、とんでもないです!!
鉱山の叔父さんたちには、単純とよくからかわれてます。
[一緒に来るかの言葉には]
ライナーさんが、仕官した先にですか…。
ありがたいお言葉ですが、すみません直ぐに結論は出せないです。
ただ、誰かに仕官するのであれば、
その本人様とお話できる機会をとは思います。
[ロヴィンが考えるのは自信の夢。
剣を献上するに当たって、その人物の特徴をつかめるか。
そして、自分の剣を託すに値する人物なのか。
ライナーは以下に信頼に値する人物と感じていたが、
それだけは自分で確認をしたかったようだ**]
[口にしながら、弓を番える。
ゆるりとした動作は、あまり当てる気が無いようにも見えるだろう。
――実際、そうなのだから当然だが。
正確には、聖剣相手に不意打ちでなければ当たらないだろうという思いが強い故。
アンダール候やルートヴィヒが動くのならこちらは動かない。
上手く連携が取れなければ逆効果。
譲るところ、進む所を見極めながら。
遠く空で鷹が啼く。
外の異変を耳にしたが、それに反応はわざと見せなかった。]
真直ぐだなんてと、とんでもないです!!
鉱山の叔父さんたちには、単純とよくからかわれてます。
[一緒に来るかの言葉には]
ライナーさんが、仕官した先にですか…。
ありがたいお言葉ですが、すみません直ぐに結論は出せないです。
ただ、誰かに仕官するのであれば、
その本人様とお話できる機会をとは思います。
[ロヴィンが考えるのは自信の夢。
剣を献上するに当たって、その人物の特徴をつかめるか。
そして、自分の剣を託すに値する人物なのか。
ライナーは信頼に値する人物と感じていたが、
それだけは自分で確認をしたかったようだ**]
― 王都 ―
[先ほどの返事がどうであれ、
それがロヴィンのしたいことだったら、と受け止めるつもりだった。
ともかくそんな話をしながら、馬を走らせ、やがて王都に入ると]
さて。
俺は、これから知人に会いにいこうかな、って思ってるから。
じゃ、またな。
いずれ機会があれば。
[ロヴィンの目的地がどうであれ、一旦別れることにした]
[尋ねる相手の所在を求めながらの道、その途中で聞いた公布。
薄紅は僅かに伏す。
大きく動き出した、と。
過ぎったのは、そんな思いだった]
ヒースの居場所。
塔の出入り口。
階段の上らしい。
塔の窓からクレメンスは堀へ身を投げた。
堀の向うには私兵と白馬が待機。
これでOK?
塔の中だと超防御効果高いけど、出入り口の外なのか中なのかイマイチわからん。
自分で的と言ってるので外かなあと思いつつ。
― 広場 ―
[ざわめきが、周囲を取り囲む。
村の者たちだろう姿の他に、やや雰囲気の違う者たちが、
どちらかといえば、盗賊団の皆に似ている者たちまでもが、
広場に並んで、こちらを見ている。
王都に居た時にも、国民の前に出ることはあった。
自分の名を呼ぶ者たちに、手を振ることなど、
幾度でもあった。
だが、人数こそ王都の時よりも少ないけれど、
別種の空気が、視線が集まるのを感じる。++]
─────…… …。
[振り返る将の言葉>>536に、不覚にも一瞬息を呑んだ。
僅かに空気の温度が下がった気がする]
… ああ。
[返したのは最小限。己の声が、硬く乾いて響いた]
[>>537 アイリの言葉に、やはり困ったような笑みを浮かべる。子供の頃もそうだ。――起きているときは、無表情か、笑ってばかりいた]
[その時と被る。傷を負っても、強がって笑うのだ]
今そこで僕にそれを見せろというのは難しいです。
でも、――僕の言葉を覚えてくださるのなら、未来を待ってくださるなら幸いです。
[夜、テントで皆が寝静まる刻にだけ、背中を丸めるようにして泣いていた。
自分は父にとっていらない子なのだと]
[疲労を高貴と見てか、命を破って縄を投げずに階段を登る兵士は、視界がくるりとまわってそのまま倒れた]
[夥しい血を首から流しながら。しかし、今までは血が流れ出ぬほど流麗に斬り飛ばされていた首が、繋がっている]
成る程、了解した。南に足を運んでみよう。
しかし、粛清か。
どうも王女の言っていた事のほうが事実に近いようだな。
[ふう、とため息をつく]
で、迅鬼殿はこの後どうするつもりだ?
安心しろ、戦場で会ったとしても毒を盛るつもりはない。
[嫌らしい笑いを浮かべ]
では、私は行く。また会おう。
[そして近くに止めてあった軍馬に跨り、森を去ろうとする]
[視線の中には、品定めするようなものもあるだろう。
何を言うのかと、興味を持って待ちかまえているものも、
或いはただ言われただけで並んでいるものもあるだろう。
それでも、手の届く所にいる王の候補者へ向けられる視線は、
ある種の熱を孕んでいた。]
私が、王になるのを求めている人達…。
[フィーの顔を見て、
もう一度、人々の顔を見る。]
私が、求めるのではなくて、
皆が私に、求める…、
[足元に、ふいに震えが走る。++]
/*
>テオドールメモ
手合わせ……そうだね、手合わせ。
正しく手合わせで あったね。ふう……ww
そして何だか、誰一人口説ける気が(ry ( ノノ)
うぐぐぐぐ。
そこかっ!
[白き馬と、それを目印にしたのか集まっている幾人かの姿を見て声をかける。見れば濡れた男を馬の鞍に乗せようとしている最中であるようだった]
では……あんたの判断が正しいか、俺も見てこよう。
考えてみれば、俺はウェルシュをよく知らねぇしな。
[一介の護衛長が王太子と喋れよう筈も無い。
彼への評価は、ほぼイングリッドからの受け売りだ。故に]
つーことで、ちと南に行ってくるわ。
ついでに王太子派の様子も調べてくる。
[それは敵地に乗り込むと言っているも同じなのだが。
口調はあくまで、散歩に行くとでも言うかのように軽く]
[迷わず、自分も不恰好ながら窓から飛び降りる]
[早く行け!雑兵が何とかなる相手じゃないんだよ! と私兵らに訴える声が聞こえたのだろうか。それとも、時間を稼ぐことを放棄するよりも致命的なものを、赤い者が持っていることをその行動から悟ったのか]
[兼ねてより教えてある、峡谷へと続く崖裏の抜け道――ウェルシュにも教えた―― に、慌てて駆け込む彼ら]
候の命令は捕縛だ。
手を休めるな!
[錘と縄の雨が降る。
動きの鈍ったヒースクリフを地に引きずり倒そうと。
盾の列はジリジリと距離を詰める。]
むやみに出るな!!
[一喝、逸った兵士だけが転がり落ちる。
首は落ち、疲労のにじみが見て取れる。
ジルは弓を引き絞り、
彼の脚を目掛けて痺れ薬の塗られた矢を放つ。]
剣聖見たさに参ってみれば、有象無象かっ!
[重心を後ろ足の踵に乗せ、駆ける脚を止める。複数で襲い掛かってくる私兵の剣先を避け]
つまらぬっ!!
[即座に、両手に持った大剣を一閃。一人の首が飛び、もう一人の胸板が裂け、血飛沫が飛んだ]
[テオドールが去った後、イングリッドに向き直る。]
じゃ、報告だが、まずこれ。
[そういって集めた情報羊皮紙を手渡す。
そこには書き連ねた貴族の名前、そしてその派閥など書かれた紙、その内いくつかの名前には○が書いてあるのは見ればわかるだろう。
そして、イングリッドへと近づいて、周囲に音がもれぬように警戒して声をひそめる。]
その丸がついてるのが親王女派の貴族の内、接触できて現時点でエリオット擁立に賛同して、時を待て。と伝えたやつらだ。
時間の関係上それだけで返事ももらってないんで予想に過ぎないが、そいつらも含めて王都に残り、粛清されてないものたちは、内部の味方になってくれる可能性があると見ていいだろう。
ああ、後接触の際、嬢ちゃんの名前を勝手に使わせてもらった。
[まず情報と接触の結果について報告する。]
………覚えておく。
[>>549ヒースが自分の問いに答えられない事は承知の上で口にしていた。これに真に答えるべきは彼の人。
――剣聖なら生き逃げて、それを王太子に伝えろ。
それが本心。
口にしたかったが、この場でそれは言葉に出来ずはずもなく。
幸いに是とだけ答えて、睨み番え、静かに機を見据える。
様子が少しずつ変わっているのも知れた。
強がって笑っていた時の事が思い出される。
だが結局その後で、背を丸めて泣いていて。
その声を聞き、一晩中隣に付き添ってその背を撫でた遠い記憶も。
泣くなと、そんな事は絶対にないからと。
父親の代わりになるように抱きしめて―――
だが手を抜く事はしない、出来ない。
ぎり、と弦引く音が耳に付いた。]
― 王都 ―
[ロヴィンと別れても、すぐに目的地に向かうことはなかった。感慨に浸るように、しばらく街の様子を眺める。
何せ三年ぶりの王都なのだから。
通りの両側には、商品やら日用品を扱う店が並び、
忙しそうに買い物している女がいるかと思えば、
お喋りをしている女達の集団もいて。
ここからでは全貌は見えないが、壮麗かつ堅牢な王宮。聳え立つ塔も昔のままのようだ。
時折聞こえるヒソヒソ話だけが、あの時とは違うのだ、と感じさせてくれる]
[王国全土に走った公布。
ついに……と思う。が、感想はその程度。
どうせ遅かれ早かれ、の事態だったゆえに。
――…いくつの村を重ねたか。
やがて、ようやく……ウェルシュらしき人物の噂が耳に入り。
それは密やかに隠されたものであったけれども、
口の重い村人も、ユーリエの頑張り(?)には心打たれたか、
ぽろりと零してしまった。流石はユーリエ様々である]
エディさんまで、ほんと先客万来ですね。
[彼女のことは忘れない。師とともに諸国漫遊していた3、4年前――まだ背も150cmもなかった頃だ]
[いろいろあった。省略]
[こちらの時間稼ぎか、それともあちらの時間稼ぎか。悩むのは刹那]
[自分も窓から身を乗り出し]
早く行け! 相手にするな!
[私兵を、先に行かせ、飛び降りた]
[再び、水柱が挙がる]
私が、夢を見せるのか?
これだけの人達に、夢を見せるために…
未来を、描くために、
そのために私がある、と …。
[広場に並ぶひとたち、一人一人の顔を見ながら、
促されるままに壇上にあがる。
王になるための―――
頭の中で繰り返す言葉。集まる視線。
自分の意識が、大きく広がるような感覚。
背筋を駆け上る熱い衝動のままに、
声を、言葉を解き放った。]
そして頼みのほうだがダンテ家の母娘は救えたが、他は既に手遅れだった。
ダンテ家の母娘は隊商に紛らせて移動させ今は近くの農村にいる。
どこに向かわせればいいのかわからんので後は任せる。
それと、そこには隊商の護衛という名目で雇った傭兵もいる。
その傭兵どもを嬢ちゃんの陣営として雇用してくれ。というかそれで後払いだが報酬も出すことを約束して連れてきてるからな。
兵力増員と、そして今迄王都にいた…つまり王都のことを知ってる傭兵共からの情報が得られるわけだ。それなら安いもんだろ?
[ヒースクリフが塔の中へ移動するのを見れば、ジルを振り返った。]
火と脂を使ってもよろしいか。
燻し出します。
捨て身で窓から飛び降りるやもしれず──堀回りにも兵を送っていただきたく。
後、今回の仕事でかかった経費を請求する。
[傭兵に奢った飲み代だとか。隊商にダンテ家の二人を載せてもらったことだとかな色々だ。既に先払いの報酬は飛んで、自分の手持ちの金を切ってる状態だからきっぱりと要求した。]
王都行きの報告は以上だ。
続けて報告する。
さっき待っている間にわかったが、ここは既に察知されていると思ったほうがいい。
確証はないが、リアンダール候の手の者だろう。
[王女でも王太子の可能性も低いのを理解し。
その上で、いずれ関係者になるならばあのカッツェはリアンダール候の手の者である可能性は濃厚である]
剣とナイフか。まあ槍は持てぬよな。
[先ほどのフルスイングが嘘のように、即座に剣を構える]
悪いが、今の余は優しくないぞ。
―――その馬、余の横を駆けさせれば脚を斬る。
[更に二人斬ったところで、残りが強行突破を図ろうとする動きにけん制の言葉を投げた]
[このままここで野営し続けるかそうでないかはわからぬこと。まあ個人的には関所付近かデュ・ボック村付近がよさそうだ。
報告を終えたため、イングリッドより離れる。]
んじゃ、俺はちと休みたいんで、護衛でもしろと言わんのならんのならさっき報告した村に戻る予定だが
ああ、そういや…俺は嬢ちゃんの思う力量とかなったのかな?
[殊勝な言葉でありながらそんな気配などない声音で、最後にそんな言葉を*投げた*]
[公布の内容は、自分にとっては『始まり』を告げるもの。
ただ、それがもたらす効果は、予測もできた。
急がないと、という思いが混じった尋ね人の懇願は、予想以上に効果のあるものだったらしい。
漆黒を携えていなければ本当にごく普通の少女が、上目遣いにじぃ、と見上げて訴える、というのはほっとけない、と思わせたようだ。
本人、全くの無意識なのだが]
[ヴェルナーとテオドールが言葉を交わす様子からは、
何となく視線を逸らした。
聞かれて困るような会話はすまいが、
ならば尚のこと、立ち聞きは居心地が悪い。ただ、]
…親しいんだな。
[それだけの印象は持った]
[塔の背後で上がる水音。
だが、ルートヴィヒはそれが偽装の可能性を見て、隊を塔の出口に張りつけたまま、気を抜くなと命じた。
堀に矢を打ち込むのは別の隊がやってくれよう。
ジルには、うかつに身を乗り出して堀を覗き込むなと手で制する。]
この、セルベシアを……。
誰の手に委ねるか……か。
[言葉がこぼれ落ちる。
もう、昔の話になっていたセルベシア。
既知に会って話が出来れば、と思っていた。
だが、この国は確かに、自分の生まれ育った国だと。
それを思い出すために、という思いもあったのかもしれない]
声は若干低くなりましたが憶えていらっしゃいますか?
剣聖アルフレッドの弟子、ヒースクリフです。
[濡れたまま、一礼を]
ぐ。何気に気にしていることを。
でも貴女を腕に抱くくらいはできますかねえ
[自分に注意が向いたその隙に、心得た面々は崖向こうへ消えてゆく。目視には飛び降り自殺しているようには見えないが、そこは景色の妙である…]
本来ならば、1試合につき金一封で生活費稼ぎたいところなのですが――
戦場で見えるとなると、そうも平和的なことはいってられませんよね。
[正規の試合とは異なる。名乗りも構えもなく踏み込み、瞬きすらゆるさの間に袈裟に剣を振るう]
[動きの制限された塔前の戦いと異なり、使える足の分だけ迅く見えるが――
つかわれる足の分だけ、体力がガリガリと削り取られていった]
[鷹の声に弓騎兵隊所属の兵の、大半は北の塔へ詰めた。
わずかに外から、手勢が弓番えて様子を見る。
が、ふいに赤い悪魔に目を奪われ、落ちるヒースへの注意は殺がれる。
絶好の機に弓を番うタイミングを失い、掘りに物が落ちる音に、思い出して慌てた様に堀の中に矢を射ち込むが堀の色は濁らなかったようだった。
ヒースが掘りを出た事に気づくには、また機が少し遅れるようだった。]
[タイガとユーリエを乗せた黒馬が、
ビーケン神殿近傍のとある村に辿りついたのは――
ウェルシュが広場での演説を終えた、しばらく後のことだっただろうか*]
―セルベシア王城・北の塔―
[>>566ルートヴィヒの言葉に是と頷き己の兵を送る。
堀を覗き込みそうになるのを制され
己を律するように眉を寄せた。]
……候を先んじて逃がしたか…
[それでも見下ろせば赤が見える。]
あれは、エディか
――弓兵!!侵入者を逃すな!
[弓を番えた者が剣を振るう剣聖へと狙いを定める。]
戦場ならば――
[袈裟に振るってくる剣を大剣の腹で受け止め、相手の力の残り具合を手応えで確かめる]
存分に振舞うがよかっろうっ!
[そのまま剣に力を込めて、相手を押し倒そうと己の剣に肩を乗せて押し込んだ//]
[普段の手合いなら今の一撃で相手は沈んだが、今日始めて初撃を止められる]
望むところ!
[向こうの力を、足を使って立ち位置と剣と剣のかみ合う面をずらして受け流し、大剣が盾になりえぬ手首に、返す刃で斬りつける!]
[ここに来て、ようやく敵と逢えた――そんな気にももする。己の全力を尽くして勝ち得てこそ意味のある敵に]
―――ここに、こうして集まってくれたことに、
まずは礼を言おう。
城を追われた私を迎え入れてくれたことに、
深く、感謝する。
その上で、私は皆に、さらに力を貸して欲しいと願う。
[普段の声とは異なる、朗々たる声音。
それは、王者たるべく教育を受け、身につけたもの。]
私には、夢がある。
この国の未来を描いた、理想がある。
争いも無く、人が飢えることも無い
豊かで、平和な国。
誰もが自分の国に誇りを持ち、
その一員であることを、胸を張って言えるような国。
私は、セルベシアをそんな国にしたい。
[幼い頃から描き続けてきた夢。
それは、淀みなく言葉となって流れ出る。]
ゆく道は困難だろう。
時に、道を見失うこともあるだろう。
だが、私は信じている。
皆が心を合わせれば、必ずや道は拓けると。
[言葉を切り、一息置く。
呼びかけるように、両手を前に広げて伸ばす。]
[矢の雨がいつ降り出すかもわからぬのに、そちらに意識は向けない。向ければおそらく非常に楽な形で死が降りかかることが見てとれたから]
[やがて、下馬すると、馬を引いてゆっくりと歩いてゆく。
途中で料金はそこまで高くない、だが馬はしっかりと面倒を見てくれそうな宿屋を見つけると、部屋をとって馬を預けた。
だが、誰かを訪ねようにしても、今の王宮は警備が厳しいだろう。
平服に着替え、念の為に武器は果物用のナイフを買い求め、こっそりと見つからないように忍ばせておく。
そうして王宮前まで行くと]
元槍騎兵隊隊長のエリク=ライナーだ。
弓騎兵隊隊長リューフェン殿に面会を願いたい。
[警備兵にそう名乗りを*あげた*]
[矢の雨がいつ降り出すやもわからぬ雨模様]
[しかしそれに意を介す様子もない]
[今の自分の視野には、目の前の赤き剣士の姿しか、ない]
私は、セルベシアの理想を現実とするために、
王城へ戻り、冠を戴こう。
そのために、どうか、皆の力を貸して欲しい。
[再び一拍置く。
皆の反応を見て、聞いて、深く息を吸う。]
小細工をっ!
[そう言いながらも、籠手もない素手で握っている手。その手首を切りつける刃には、握っていたその手を柄から離し、相手の軌道から逃れる。そして二歩下がり]
余の一閃、避けられるか剣聖!!
[片手一本で大剣を横殴りに大きく振り払うように斬り付けた//]
── 王宮 ジル謁見時の事 ──
[ジルとルートヴィヒが挨拶をかわす間、後ろに影のようにひっそりと控えていた。王族に対して、身分の低い者が当然そうするように頭を垂れ、膝を折る。
ジルに名を尋ねられて>>166、はじめて淡い金色の髪を揺らして顔を上げた。人形のような端正な面、青い眼だと思う。]
──……
私は、ナネッテと申します。
元あった姓は、月の女神に捧げました。
[それから続いた大陽と月の神殿の修道女の、もう一つの姿について問われ「はい」と頷く。現国王のローゼンハイムからの命は長らく受けて居ない事にも、一つ瞬きをして頷く。]
……はい。
今は、私が──
姉妹の中でも一番濃い影でございます。
── 王宮 ジル謁見時の事 ──
[身体が震えないよう動作が硬くなるのは、ジルが影達を如何扱うか、この先の言葉がすべてが決定してしまうように感じられた所為だろう。ルートヴィヒが連れて来たならば、と言う前置き>>167に少し胸がざわめくのは、ルートヴィヒの言葉とは逆に、ナネッテと月の女神に仕える姉妹達の存在を、ジルが現国王以上に遠ざける可能性もあるのだと、考えてしまう所為か。ジルが眸を閉じる僅かの間が、酷く長く感じられた。
後に続くのは、次期国王にエリオットを擁立するジルの宰相としての政治的な正当性だろうかと、耳を傾けると──それ>>169>>170は、ナネッテが想像もした事の無いような話だった。]
/*
あ、多分これお父さんに面会きてるこれ。
亡くなってるのよ><
これは過去話つけつついけるいける。
── 王宮 ジル謁見時の事 ──
……王政を、廃する。
民が王のかわりに「主」となり、
「主」である民が選ぶ「新たな統制」を作る。
──……
そのような事が、
[ この世界に実現し得るのだろうか ]
[ 民が主である世など、有り得るのだろうか ]
[ナネッテは、ただ驚いて銀灰色の眸を大きく見開き、凝視すべき立場の相手では無いと普段なら決してする事が無いのに、ジルの端正な顔を凝視してしまう。]
/*
できた……(ぱたり)
国民向けなので、
耳あたりの良い言葉しか入っていないという玉虫色仕様。
夜明け、に関してはジルが太陽と呼ばれているから
ちょっとばっかり使用を躊躇ったけれど、
まあ良いかとか投げた。眠いし。
── 王宮 ジル謁見時の事 ──
私が知る子ども達の中には、
学が無いどころか、今日の糧を得られるか、
塵溜めをあさり、死体から衣服を剥ぐような暮らしぶりです。
私も、私の姉妹達の多くも、神殿に入るまではそう言った出自の。
もし、セルベシアが、民が「主」と成れる程の豊かな国と成り得るなら。
月の女神──影の姉妹の力を
ジルさまに捧げる事には、異存はございません。
ただ、叶うのならば、一つだけ、
お尋ね申し上げたい事がございます。
最後の王と、幼い王に仕える執政者は、
……「新たな統制」が育くまれた暁には如何なるのでしょう?
[尋ねる人がいる、と。
そう、教えられた村へ近づくに連れて、感じるのは空気の変化。
雰囲気とか、そう言ったものが、明らかに違う、と。
そんな事を感じつつ]
(……聞ける、かな)
[たどり着いたその村で。
ふと、心に浮かぶのは、そんな思い。**]
― セルベジア王城:北の塔出入り口付近 ―
[鷹の警告音が鳴る。
ヒースが逃げた事を知ると、素早く弓をそこから外へ向け構えるが、赤い悪魔と対峙する姿に、ぎくりと一端手が止まる。
そして二人が交差するようならば、迂闊に矢を射る事は出来ない。
番えたまま、また暫くは見るに留め矢を放てずにいた。]
── 王宮 ジル謁見時の事 ──
[打ち倒されるべきが、正当性を主張するすべての王位継承者、そしてすべての腐敗した旧体制に属する特権階級であるならば、歪みと称したジル自身、そして幼いエリオットも、ジルが考える粛清の対象に含まれるのではないかと。
それは、主となった民次第とも言える。
王家の紋章が、どのようなものとして存在する未来になるかとも言える。]
── 王宮 ジル謁見時の事 ──
[民が育つ、セルベシアの民度が上がるまでに、長い時間が掛かるだろう。
また、王の寿命の短さを語ったジル自身やルートヴィヒが寿命で死ぬまでに、そのような体制を作り上げる事が、
──果たして、
可能なのか?
それを口にする事は出来ず。
想像も出来ない世界、ナネッテ自身、おのれが「主」となるそれを選択して良いのか、恐ろしさと戸惑いを感じた。ただ、ジルが影達に命を下す事の出来る「任命者」の立場である故、その言葉に「是」と簡単に答えられる自身の立場に安堵するものがあった。]
重々承知の癖に
[開かれる二歩に、追いすがる一歩]
避けません!
[真正面から逆に、横振りの大剣に全体重をかけて殴りつけるように剣を振るう]
ィン!
[全身に金属の共鳴のような痺れが走ると同時に、自分の刃が半分となる。それは相手にもあろうか]
[歯を食いしばり、大剣と剣がぶつかり合った衝撃に、握る手をゆるくして反発力を持ってして剣の切っ先を修正する。エディの首に]
ダンッ
[手の痺れを堪えて、しなやかなバネのように、最後の一歩を踏み出す。切っ先半分となった剣の、突きを]
くっ、見切られたかっ!!
[避けよと叫んだのは余計だった。剣を斬り付ける動きに、歯噛みする。片手で遠心力を使っただけの牽制の剣は地面へと縫い取られた。その際、相手の折れた剣先が跳ね、咄嗟にそれを首で避ける]
ちっ――
[それが失策。ほぼ等しい瞬間をその残った折れた剣を握った突きが首先の、その喉下めがけて襲い掛かってくる++]
[壇上のウェルシュの右腕に、誰かが拳を突き上げて応えた。
やがてそれを中心に広がり、何度も繰り返され、広場は熱狂の渦となった。
世界に夜明けを――夢が、形になって現れた。
ここにいる人々は、これからいつでもウェルシュと同じ夢を語ることができるようになったのだ。**]
……要らなかったな。
[盛り上げるために煽り役の子分を密かに混ぜておいたのだが、彼は先を越されて出番を失った。
誰よりもウェルシュの夢に触れてきたつもりだったけれど、まだまだ甘かったらしい、恥ずかしくて肩をすくめた。**]
[が――、その先に彼女の首はない。
横殴りの遠心力を生かしたその剣は、元々次の一手への布石。
地に打たれた大剣を手放した彼女の身は、前方へ放り出されるようにその突きを放つヒースの横を抜けていく。
誤算は先ほどの折れた切っ先。その分、反応が遅れ、刃が彼女の首の横を微かに切り裂いて、完全な回避を為さなかった]
ととっ!
[そのままもう一方の手で、離した己の剣を握りながらヒースの横を前のめりに前転し、距離をとった]
……上手くできたかどうかは、あれ見りゃだいたい分かるさ。
それより、これから村挙げての宴になりそうだ……旅して疲れてると思うけど、寝てらんないぞ〜?
[主として自分が引っ張りまわす予定だが。**]
[そして、本来なら――ここで振り返り、もう一度対峙があったろう。低い姿勢になれば持ち上げにくい彼女の得物を抑えにかかるところだが――]
[中空を抜いた突き―― 、そのまま、前のめりになるように、倒れた]
[とうに限界だった。痺れも、疲労も]
[ただ、血に塗れた手で折れた剣を握り締めたまま――悔しげな表情で、意識は泥の中に沈む]
[二つの痺れ毒が回りきった結果だった**]
― 神殿近傍の村 ―
[タイガとユーリエが、教えてもらったその村に着いた時の村の空気は、
一言で言うなれば異常だった。騒然としていた。
しかも人の流れが可笑しい。
働いてたり、家の周りで談笑している者の姿は無く。
代わりに村の中心――広場に、ざわざわと賑やかな人だかりがあるのだ。
これは今から何かがある…そう見て取ったタイガたちは、
慌てて馬を降りて広場に向かい――…
そうして、聴いた。
両の眼にしかと焼き付けた。
王太子ウェルシュが、王になるための第一歩を踏み出した…*その瞬間を*]
これは余の勝ちではない。
その剣が折れねば、避けきれたか定かではないであろうしな。
[本来の得物と違う彼が倒れていくのを見て、そう声をかけた。届いていたかは定かではないが]
― 凪の森 ―
[ヴェルナーとテオドール。彼らは歴戦の将だろう。
いかに覚悟をしたと言い、そう分かっているつもりでも、
実際に言葉を投げられるだけで、容易に心の波はさざめく。
軽く、唇を噛んだ。これでは従兄弟と何も変わらない]
/*
ヒース、粛清関係のログが目が滑るでござる、今北産業plzと思いつつも、立ち位置とチップのハマり具合が美味しくて、死んじゃうの勿体ないキャラだなと思ってたんだけど、上手い具合に戦闘RPしてるなあ。初回死で、アイリとエディとちゃんと関係あって死んで行く心算なのが良い。
そして、ジル様は粛清関係の縁故難しい(NPCの把握から大変そう)のを上手くこなすなあと思うこの頃。話は聞いたので、ジル様の思想を広げに歩こうと思う。
ちなみ、煙でいぶり出しましょうか、とか言うルート様はえすい←
ご苦労だったな、首尾は。
[テオドールを見送り、ヴェルナーへと向き直る。
先の残滓>>548は、努めて脳裏から振り払った。
気がつかれれば、だから嬢ちゃんだとでも言われるか。
平静を装ったイングリッドの瞳は、手渡された羊皮紙に見開かれた>>559]
よく、これほど──…。
[素直な感嘆の声が漏れた。
そこに並ぶのは、大きすぎず、
さりとて弱小とも言えぬ、ごく中流の貴族らの名。
中には懐かしい名も混ざるそれに、紫水晶の瞳を見張った]
なるほど…な。いや、充分だ。
王都の内部に味方があるのは、それだけでありがたい。
色々と、な。
[軍事的には使えるかも分からずとも、人は力だ。
王都への足がかりを欲する今、これらは非常にありがたい情報といえた]
ダンテ家の母娘を?………ああ、そうか。
分かった。感謝する、ヴェルナー。
[任務とは言わず、付け加えた”頼み”
その首尾とその後の報告には、僅かにその気配が変わった。
こくと頷く動作で、感謝を告げる>>565
続く報告を聞きながら、その手際の良さに目を瞬いた]
傭兵の数は?……ふむ、そうか。
では先に使いをやろう。村の名は?
[村の名を聞き取って、先行して使いを走らせる。
ダンテ家の母娘の保護と、傭兵を雇い入れるためだ。
そうして、経費の紙面にはざっと目を走らせて頷いた。
これは会話の後から間違いなく支払われるはずだ]
リアンダール候の手の者と思しき者が?
…そうか、バレたか。
[多少行儀悪く言って、息を吐いた]
早かったな。
[どちらにせよ、いずれバレただろう。
そういつまでも隠れているわけにもいかず、
そして隠れている利も薄い]
……潮時か。ヴェルナー。
レフ湖沿岸に、陣を置くに相応しい場所はあるか。
暫くはこの辺りにいたのだろう?
[デュ・ボック村で出会ったのだと、タイガに聞いた。
彼の口から村の名が出るならば、その辺りに決めるつもりではあるが]
───湖の近くなら、物資の補給は受けられようしな。
[どうせ気付いているのだろう。
それでも今まで口にはしていなかったことを、あっさりと口にした。
メリオールに繋がる水路を押さえていれば、兵が干上がることはない。
前には見せてはいなかった手の内を、こうして見せる。
その振る舞いは、この客将にどのように映ったろうか]
ああ、充分にな。
本業とは思えないほどの働きぶりだ。
[問い掛け>>572には素直な賞賛を送った。
彼の働きはこれだけではない。
王都に赴く前、撒いていった種は確実にじわりと根を広げ、
次第にではあるが、集まる傭兵の数は増えている]
あとは───…、戦場で、だな?
[自ら本分と呼んだ舞台を示してみせて、軽く*笑った*]
/*
>>=17
…………………………こ、の、っ!!!
いじっぱりめっ。
(いや、どっちもどっちだよね、と中の人は言う←)
[王太子ウェルシュの演説――
其れを一通り見聞きした後、ぽつりと囁き零れた 声]
……姫さん。
――――… あんたの目、曇ってんぞ。
― セルベジア王城―
…――見事なものだな。
[剣のぶつかり合い、その終焉。
ジルは小さく呟きひとつ。
救護班を呼びつけ、転がる死体と、僅かな怪我人を任す。]
怪我人の手当てを。
[そして、弓兵らに弓を下ろせと合図し
ヒースクリフを抱き上げる赤の剣士へ声を向ける]
エディ!その者を上へ!
/*
ところで日々あれこれ言われて思考の成長を促される英雄陣を見ていると、なんだか女神候補生村が思い出される俺であった。
ほらこの村って、ある意味…英雄候補生村っつーか。
今回は逆の立場なので今のとこ割りと気楽だ。
英雄陣は毎日精神バトルお疲れ様です。気持ちは解るぜ、うんわかる。
フッ、それは余の思い上がりか。
[止めを刺すのも慈悲――ならば自分の手ですれば良い。それを選ばなかった以上、人の手でなどと思った自分を笑い飛ばす]
余がもっと使い手であったならば、上手くやれたであろう。
すまぬな、"ヒース"。
[運ぶ間に、囁くように名を呼び、その頭をそっと撫でた**]
── ローゼンハイム王 葬儀時 ──
[国王ローゼンハイムの崩御とエリオットの擁立知らせる布告が成された時、ナネッテは、修道女として死者に祈りを捧げるため、宗教関係者の列に加わる事を選んだ。
蝋のように硬くなった故ローゼンハイム王の皮膚を見詰めながら、考えるのはやはりジルの望む国の姿についてだろう。
王の死を理解しているのか定かでもない幼いエリオット。
ナネッテに語りかけた時とは異なり、感情を面に出さない、その美貌が冷たくすら見えるジルの姿。
──あの言葉を聞いていなければ。ジルはただ、他の王位継承者を退け、権力を手中に納めようとする若き野心家の宰相にしか見えない。今此処にいて、あれは白昼夢だったのではないかと思えてしまう。]
[心を落ち着ける為に、本来の修道女としての自分を取り戻そうと。禊、そして祈りを捧げ、ささやかな奉仕活動をするため、王都にある神殿へ向かう。
その何処かで、凪の森へ向かった情報部の者達が全員無事に戻ったと、影の姉妹からの連絡を受けた。]
……──
嗚呼、彼等は盗賊に奪われた積荷の一部を取り返した。
そして、騎兵等との戦闘は起きなかったが──と。
[カッツェに会いに行こうとしたナネッテは。
カッツェではなく、目を白黒させたまま、青色の猫のクッキーと言う良く分からない食べ物を、取りあえず口に運んでいるカタリナと遭遇する事になる。]
まあ……。
[すごい色だけど美味しいのそれ?と言う問いは控えめに。]
[翠の剣聖として、そして大貴族の嫡男らしからぬ振る舞いで有名なヒースクリフが、彼の父親を塔から救い出そうとして騒ぎになっている事も知る。王国弓騎兵隊とジルが最近雇い入れた赤の傭兵、両方が出動していると聞けば、カッツェとは異なり、自分の出る幕では無かろうと想いながら。]
どうしてそんなに慌てて
出て行ったのでしょう……ね?
[その弓騎兵隊長のアイリと言う者とカッツェは親しいのだろうか。
ゆるり、ナネッテはカタリナと別れる//。]
── 王宮 廊下(北の塔を遠巻きにする位置) ──
[ナネッテが王宮のその現場、北の塔へ向かう必然性は無く。
また、身に沁みついた影としての有り様が、逆に好奇心でカッツェの後を追う事を後ろめたく感じさせた。
けれども、ジルもその現場に居るらしいと聞いて。ジルがその牢への侵入者に対してどう采配を振るうのか、見届けたいと言う気持ちが、天秤を傾ける。
北の塔を遠巻きにする救護を担当する腕章を着けた修道女達に紛れ込んだ。]
[この場所が王宮と言う戦場とは離れた堅牢な砦の最奥である為か、それとも、まだすべてに馴れない新参者達なのか、戦闘の気配に悲鳴を上げる修道女も複数居る。]
……落ち着きなさいな。
弓騎兵隊が矢がこちらに向ける事はありません。
それに、私達が流された血や
負傷した兵を怖がって如何するのです。
傷口や痛みから目を背けて、手当が出来ますか?
[取り乱している修道女の一人に、涙ながらに抱きつかれて。]
[彼女、王子付きの侍女になる事が出来る程度の身元の確かな娘で。
そもそも、神殿に入ったのも彼女自身の意思では無く、家の都合であったはずだ。修道女達には、酒席にはべる等の役割があったが、彼女はその役割を免除されていた記憶があるから、良家の娘で、間違いではなかろう。
彼女は還俗した後も、よくこの王都の神殿にやってきた。
修道女達に向けるのは、恋の相談で。ジェフロイと言う軍人に夢中だった。
名前とその彼の容貌、斧騎兵である事を何度も聞かされた。
元々の生まれも貧しく。
戦争で家は勿論、家族を、すべてを焼かれ──塵溜めを漁る孤児となり。
幼くして売春宿に売られ、逃げ出し、それから馬に乗る盗人となり、最後は神殿に迎えられたナネッテには、年上の彼女の気持ちが、まったくと言って良い程理解出来なかった。ナネッテは、神に名とその身を捧げる誓いを立てた時、安堵したのだ。]
[ 神殿から簡単に立ち去る立場と言うものが想像も出来ない ]
[ 恋も、憧れも。 痛みや傷、血を恐れる気持ちも── ]
私には、分からないわ……。
[嗚呼、だが、焦がれる気持ちを憎悪に限定するならば分かる。
幼いナネッテの持っていたささやかな全てを、焼き払ったあの炎をもたらした者の姿を思い浮かべる時、時を経た今でも、衝動に自身が足元から攫われそうになってしまうから。憎悪と殺意と、自身の無力さへの苦痛が、ただ信仰の明るい側面に生きるのではない、影としてのナネッテを作ったのかもしれない。]
/*
おおう、ナネッテだ。
こんな時間にお疲れ様です、というか挟まってしまってすまない。
で、知らんところで何かこいつモテてたようだ。
なんだって。
[当初の目的地であったボーレンス鉱山には直接向かうことをせず、進路を取ったのは南南西。
不穏な気配が蔓延し始めた頃合から、神殿の周囲に点在する村々の幾つかに部下を潜り込ませている。
連絡員が定期的に鉱山の麓の村へと報告に戻る手筈だが、今は自分で回収して戻るのがが視察を兼ねる上でも良策と踏んだ。随分遠回りの長旅にはなるが。]
派閥は三つ。
ウェルシュ王子、リアンダール候、
そして恐らく、イングリッド姫……だろうな、あの声。
[凪の森の野営地には、結局立ち寄ることが出来なかった。
留学中であった彼女がどんな風をセルベシアに吹き込もうとしているのか、興味があったのだが。]
[だが一方で、複雑な想いも抱く。
隠しているのか、公然の秘密なのかは定かではないが、
他の二人の王位継承者とは異なる出生であると実しやかに囁かれる、ジル・A・フォン・リアンダール候。
彼の思いは知るべくもない、しかし聞き齧った話が真ならば――或いは、彼は一番民に近い意識を持っているのではないだろうかと。]
まあ、確かめる術は無い。
現役のセルベシア軍に紛れるわけにはいかんしな。
それに、なんつうか……本意を話してくれるタイプならまだ望みはあるんだろうが。
[過去幾度となく見かけた彼は、どこか頑なな瞳で。
自分がもし――今も軍に身を置いていたとしても、惑ったろう。
時間をかけねば分からぬことも、この世には多いのだ。]
[最初に立ち寄った村で、リアンダル侯による公布を知る。
全土へと報をもって早馬が駆けているらしい。
倣うよう、馬の速度を上げた。]
― ビーケン神殿付近 ―
…何だ? 物々しいな。
[幾つかの村を経由し、通り過ぎるつもりの村に差し掛かった時に、違和感を覚えた。
人だかりが出来ている。注視しなければ素通りしてしまいそうな広場だ。
引き寄せられるよう近寄って人波に紛れ、周囲を見回す。]
堅気に見えぬ顔も随分混じってるな。
この村はそういう村ではなかったはずだが。
[人々の視線の先を見詰めていれば、
怪訝な表情で村人衆の前に引き出されたのは――]
……王子。
[“また”と別れたはずのウェルシュ。
それと知らず追いかけるような形になってしまったのかと、僅かに苦笑した。
因果な話だと思うやら、見つかったら怪訝に思われるかと、上背のある体を屈めてみたりもして]
…―――。
[演説に聞き入る。]
……進んでるじゃねえか。
[最初こそ緊張の残る面持ちに見えたけれど、
締めくくりなど、堂々たるものだった。
民衆の唱和の声も高らかに、場は熱狂に包まれる。]
[王子の理想が、抱える者たちの心に沿うかは未だ分からない。
己の為したいことのひとつに沿うかも分からない。
しかし、確実に歩みだしている。
自然と口元に笑みが乗った。]
[恐らくは、王子を信じる者に出会えたか。
それとも、信を置く者がこの場に居るのか。
どちらにせよ喜ばしいことだと、そそくさと場を立ち去ろうとすれば]
………ん。ユーリエ?
[演説の最中は気付かなかったが、
民衆の中に見覚えのある姿を認め、目を瞠る。
伸ばせば手の届く先、目立つ雪色の髪の少女と―――黒い男。]
― セルベジア王城:北の塔出入り口付近 ―
[>>621番えていた矢は、ウェルシュが倒れ動かず。
ヒースがエディに抱え上げられるのを見届けるとようやく緩めた。
一度、その赤と視線が合い。
>>622それは苦笑するような笑みへとすぐ変わる]
っ。
[――――嘲笑われた、ようにも見え。
微かに眉潜めながら、弓持つ手を下ろす。
>>621リアンダール候の声により、この場も動き始めた。怪我のない自身に手当ては必要ない。
代わりに訪れていた弓騎兵隊の者を呼ぶが、こちらは全員無傷のようだった。射手は後方に居たのだから当然といえば当然か。]
外に居るものの確認。
怪我には迅速な処置を。
[見えぬ部下らへの指示はしておく。
途中、リアンダール候と視線が合えば、深く一礼して下がった。
ヒースの助命は行わなかった。物言いいれるには派手に動きすぎている。視線に少し物言いたげな素振りは見え隠れしたかも知れないが、隠すように目は伏せて。]
…っと、カッツェ?
[この場を離れようとした際に、見慣れた顔が飛び込んできて榛は開く。]
大丈夫だ、弓兵だから前に出る事も無かったし。
[無事を問われれば少しだけ笑ってみせた。
―――笑みに影は残ったが、それに気づかれ問われたとしても、大丈夫だと返すだけ。]
[彼女との話がどれほど進んだか。
もしかしたらリアンダール候に呼ばれたかも知れず。
会話の合間かその隙にか、兵が一人こちらに近付いてきた。
曰く、元槍騎兵隊隊長のエリク=ライナーが面会を求めていると。]
エリク……ライナー?
[聞いた名に心当たりを探し、思い出すには少し間が開いた。
それほど、久しぶりに聞いた名だった**]
(……でも)
[逆に、それが。
夢のようなそれを、形にしようとしている事が。
胸の奥の方に大きく響いていたのも、事実で。
漆黒の柄を握る両手に、力がこもる]
/*
予想していたけれども1日目発言絞っててよかったよ
やっぱり戦闘するとPtが湯水のようになくなるね
2時間で1000ptかぁ
まぁ、そんなもんだよな
― 凪の森 ―
[それから間もなくのこと。
近くまで来ていたらしきタイガ麾下の騎兵が合流した>>531
ヴェルナーの答えがどうであれ、
騎兵と次第に数を増やしつつある傭兵たちは、
程なくして凪の森を出ることになる。
彼の指示で兵らが流した噂、その言葉>>1:569
それらはじわりと農村の貧しき者らに浸透していく>>1:575
既にその動きは、探れば他の者にも容易に知れるほどとなっていよう。
もはや、兵を伏せる意味はなくなったのだ。]
───…なに。ローゼンハイム王が?
[その途上。イングリッドの元にひとつの報が齎された。
王の崩御と、リアンダール候ジルの布告。
エリオット・フォン・リルヒェンフェルトの擁立をもって、
彼は全土にその意思を知らしめた>>176]
…はじまった、な。
[声にしたのはそれだけだ。
だが月毛の愛馬の鞍上で、紫水晶の瞳は
声にしない複雑な思いを映して揺らめいた。
父を追い落とし、自らを追った男。
憎みながらも遂に手が届かなかった、実の叔父。
己の人生に、長く影響を及ぼし続けた男がこの世を去ったのだ。
緑なす草原に、鷲を掲げた真紅の旗がはためいた。
あの後、森で別れた従兄弟が南へと向かったことも、
彼が行った演説も、イングリッドは未だ*知らない*]
……なに。
[声が届いたのは少し後のこと。
ぽつと零された真剣な響きに、眉根が寄った>>=18]
…… 目が?
[何のことだと問い掛けて、タイガの向かった先を思う。
ウェルシュを追いかけると言っていた。
では無事に会えたのだろうか。それとも何か別の話か]
/*
みんな演説乙である。
ウェルシュさすgだなwwwうんうん、いいな。
心方面はそっちに流れるの話になるなあ。
こっちは力方面、ジルは現実路線とかになるんじゃろか。
わたしもなんかしないとだ ね…。わかってる( ノノ)
/*
あとユーリエとは剣でやりあいたい…
それまで大事にするんだ、この髪飾り。
そういうこと ですよね?(←
/*
ぼちぼちネタがたまってきました
・逆転裁判風 ひーすVSじる
・そーどますたー ひーす
・残念すぎるるがる5
蒼い世界にいってから連載するよ
/*
ちなみに、本音を言えば
スタイリッシュに処刑されたいですノノ*
処刑台(タナトス)が僕を呼んでいる〜
戦場以外で死ね、そのほうが悲劇的で美味しいといっている〜
― 情報部休憩室 ―
[>>624突然飛び出した同僚を、カタリナはとどめることができなかった。
手の中に残ったクッキーに、「よろしくって……」どうしろと、という視線を投げる。答えるわけもないクッキーをぽり、とかじった。
入れ替わりに現れたナネッテの驚きのまなざしに、「半分食べます?」と問う。味は狸――ベリアン長官がよく知っているだろう、彼の、私物だから。余談]
― 北の塔 ―
[人の間をすり抜け走る。
城下の町で騒動となればきっと人集りで身動きとれないところであっただろうが、今は人にぶつかって謝罪に時間をとられることもなかった]
アイリ!
[>>644北の塔での騒動はすでに収束に向かう段階のよう。怪我人の手当に向かった修道女の間を遠慮無く抜けて、探していた人物を呼び止める]
[自分の顔は、きっと、よっぽど慌てた内心を表していたのだろう。顔に手をやる。汗ばんでいたが他はよくわからなかった。それから、そこまで物問いたげな顔をする自分は件の諜報部――実際はナネッテ率いる暗殺集団――ではなくてよかったと思い]
大丈夫か。
[気を取り直して問い直す。
返事のわかっている問い。
それでも笑みを浮かべる顔に映り込む色を見たら問いかけずにはいられなくて――友に「大丈夫」と繰り返させる自分に*罪悪感を覚えた*]
―セルベシア城―
治療を行った上で拘束し。
罪人を牢へと運べ。
[指示を飛ばした後、>>643
深く礼をして下がるアイリに頷く。]
…――見事なものだな。あれも、お前も。
[赤の女――エディへと向けるは賛辞に相違ない。
少し遅れて駆けてきたのはカッツェであった。>>653
アイリの元へと行く彼女を目で追う。]
カッツェ!後で報告をまとめ届けろ。
エディ、お前にも話を聞きたい。
外を駆けまわってきたのだろう?やはり美童が好みかね。
[冗談めかして謂うと、ことの後始末のため動き始める。]
[北の塔には血しぶきが飛んで赤い。
まるで咲いた薔薇の散ったようだった。]
――…やってくれる。
[眉を寄せたつぶやきは、
ルートヴィヒが共に来たならば聞いていたであろう。]
[牢獄の人員は少し前に比べると
様変わりしはじめていた。
故ローゼンハイム王に歯向かう、ないし
不都合とされて投獄されたもののうち、
有能なものを取り込み協力するならば
罪を免除する、という方策をとったからである。
例えば技師、例えば騎士、
政治に明るいもの、地図を描くもの。
選りすぐり、己の力となすために。
ルートヴィヒの口添えもあってのことであった。]
── セルベシア城 北の塔 ──
[堀に飛び込んで逃走をはかった剣聖ヒースクリフが、対岸で赤の剣士エディと戦い、倒れた。
剣聖を横抱きに戻ってきたエディに会釈するも、「美童が好み」というジルの評にピクリと眉をあげて剣呑な眼差しになりかける。
が、ジルの冗談めかした声の調子を聞きわけて、からかいの類かと少し肩の力を抜いた。]
ご助力、感謝します。
リアンダール候の専任侍祭・ルートヴィヒです。
以後、お見知りおきを。
[ヒースクリフの応急手当をする修道女たちの間にナネッテの姿を認めれば、ありがとうというようにひとつ頷く。
ヒースクリフの乱舞を止めたのは、結局のところ、遊牧民の使う痺れ矢の毒だったらしい。
時間がたてば毒は抜けるのか、それとも解毒剤が必要なのかとアイリに訊ねておく。]
それにしても痺れ毒を受けた身で、着衣帯剣で堀を泳ぎ渡るとは──
それほどまでにウェルシュの下へ戻りたかったか…?
[両者の間にある友誼を思う。]
/*
ルート
の
反応よ
えっ
し、しまったそうくるか…!一瞬剣呑か…!
wwwwwwwwww
知らない間にいらいらさせてるかもなジルが!
[ジルの小さな呟きを聞きとめたルートヴィヒは小さく顎をひいた。
どれだけ綺麗に洗わせようと、この光景をジルは、兵たちは忘れないに違いない。
ウェルシュの逃走劇を加えれば、流された血はこれが最初ではないけれど──]
/*
残念!
そんなもん親が斬り殺されるかもしれないの子供がみてられるかYo!
が正解なのでした〜
自分の明日のことよりも、父上が無事ならそれでいい
ヒースくんでした
がちファザコンですありがとうございました
[ヒースクリフに斬られた兵たちのもとへゆき、ひとりひとりの額に指を置いて祈る。]
忠誠をもって勇敢に戦った者よ、
死と安らぎを司る月の女神の腕にいだかれて天の眷属となれ。
[そして、残った兵たちに静かな声で諭す。]
これが──
「平和主義」を唱えるウェルシュ派のやり方です。
ウェルシュ王子の唱える「非軍化」とは、兵同士を戦わせて全滅させ、結果的に軍の消滅をはかるということに他ならないのでしょう。
[同僚の亡骸を前に、感情の高ぶっている兵たちに言葉を染み込ませてゆく。]
[ヒースクリフは戦いながら、あれだけウェルシュの名を出したのだ。
ウェルシュの名を叫びながら殺戮を行ったのだ。
それは、兵たちもしっかりと聞いている。
むしろ、ウェルシュの評判を落とすためのイングリッド派の陰謀ではないかと思えるくらいだったが、ヒースクリフは一時期、ウェルシュの学友だった。
それを鑑みれば、彼自身は、純粋にウェルシュのためと思って剣を振るったに違いない。
それとわかっていて、だが、容赦はしない。]
[一瞬剣呑になりかけたルートヴィヒの表情には角度の問題か気づかずに]
―――意志はひとを強くする。
そう、なのだろうな。
[ヒースクリフの行動への思い、そう答えて。
うすく、ひとつ息を吐く。
弔いと祝福を成すルートヴィヒの方を、見ながら。]
…… …
/*
先に抜いたのはあんさんらですぜwww
命じてなければ死はなかった
でもこれも醍醐味。どうぞ無辜の罪で処刑しろ!
処刑してくれ!お願いします!
ジル──
[さきほどまで、馥郁たる紅茶の香りに包まれていた彼は、今は血を含む風に晒されていて。
声はただ、寄り添う。]
/*
いや、無辜は違うな、殺してるから
……んー、何だ
大罪人だな!そーだ、これでOKだ!
大罪人として処刑しろ、後悔処刑だ、ひゃっはー!
悲劇的に死にたいひーすくん18歳
[ヒースクリフは自分が勝手に暴れているだけ、と
そう言っていたが、そう見ないものもあるだろう。
言い聞かせるようなルートヴィヒの声が静かに落ちる。]
斯様な一派に
玉座をあけ渡すわけには行かぬ。
[――ウェルシュらの決起集会があったという知らせが届くのは、その少し後のこととなろう。]
[毅然としたジルの態度は兵たちの支えになろう。
冷徹と、そう評する者もいようが──
根元を血に染めた堅牢な塔を見上げ、それからジルへと視線を戻す。]
どうも、「粛正」という言葉が一人歩きしているようです。
これも、反対派の印象工作だと思いますが──
何か、手を打ちますか?
―北の外掘・その後―
[倒れた後は、エディの腕の中で深い眠りについた。ちらりちらりと俯瞰風景に浮かぶ矢の軌跡、縄の動き。本人が自ら、父が逃げ遂せるまで階段上から離れない、という縛りが精神に強い消耗を強いていた]
[水を乾かす間もなくの重い体を引きずっての連戦]
[回る、薬。動かない逆手。しびれる足]
[本来ならば、万全を期っして相手にしなければならない相手との戦い]
[不当な罪で拘留されている父を逃がすという、最低限の目的は果たしたという達成感より、剣の戦いで敗北を喫したことに無念と、眠る表情に浮かぶのは苦悶の色]
[――ただ我慢できなかった。友を巡る陰謀が、そしてそれに身内が巻き込まれたことが]
[それだけのコトが、何を招くのか考えがなかったわけではない。
ヴェルナーにも、早まるな、と釘を刺されたところだ。
でも、賢明になれそうにもなかった。
そこで賢明な生き方ができたなら。
剣聖ヒースクリフは存在し得なかっただろう]
いずれ貴族制は撤廃する。
彼らが独占している財は、民衆に還元されねばならない。
けれども、それは──
貴族階級をことごとく処刑場に送って、財産を没収するような、そんな過激な方法で遂行するべきものではない。
ましてや、おまえがそんな方策を唱えるものか。
[傷は古いものから、新しいものまで。一番目立つのは頭の出血だが、一番深いのは足に刺さるしびれ矢で]
[同僚を殺したと殺意のこもる兵の眼差し。
鬼の子を見るような修道女の眼差し。
何故こんなことを。小利口に生きればこんなことは。
賢人たちの憐憫の眼差し]
[何が剣聖、殺してしまえ。あいつは仇だ]
[ルートヴィヒの言葉は兵士らに沁み込み、そして遠く姿の見えないウェルシュより、その発散はもっと身近で、今や無抵抗なものに向けられるのもまた仕方がなかったことかもしれない]
[様々な目に晒されて、本人の意識のないまま投獄された]
(→地下牢獄**)
[思想。目指すもの。
ヒースクリフが叫んだウェルシュに関する言葉から
彼が常々軍事の縮小と平和を願っていたことが脳裏をよぎる。
では。己は。思い出すのは―――]
―回想:謁見の間/ナネッテとの会話>>601>>602―
…――民が「主」となり己の力で
国を動かせるようになれば――この国は豊かに動こう。
一部の者が抱き込んでいる金品や食料も、
[ナネッテは問いかける。
ジルは一度眼を閉じた後、こう続けた。]
私が擁立したのは、本来は継承権からは遥か、遠い者。
玉座の道から引き離し、遠くへ送り
一平民として暮らせるよう計らうつもりで居る。
気弱と断じたり組しやすいと甘く見んな。
今――俺の目の前で、あいつが御大層な演説を打ち立てやがった。
内容は甘い、…甘い、が。
それ故に、
聞けば民は心に夢を抱いちまう、…… そんな、
[ぐっと強く唇を引き結んで口を噤む]
民次第 では、 あるがな。
基板は創り上げなければならない。即位させた後からが本番だ。
権力の集中しない――民から代表を選ぶような仕組みを作る
その上で。
古き歪みはいずれ、正されねばなるまい。
[淡々と、自分も含まれるであろうことを告げて。]
…――長い時間がかかるだろう。
けれど、きっかけを作らねば
いつまでも、このままだ。
…可能なかぎり、流れと後継となる者たちを作る。
[そうして。
ナネッテへは自分たちが主に執務室に居ること、
自由に使ってよいと部屋の場所を伝える。
必要なものあらば届けでてくれ、とも。]
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