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イングリッド王女…
[その名を口にすれば、胸中に広がるのは
少しの苦みと、淡いあこがれにも似たいろ。
彼女の親が、現国王の異母兄で、
様々あって彼女は隣国に追いやられたのだと、
口さがない噂はいくつも耳に入ってきたけれども、
そんなことよりも心に焼き付いているのは、かつての光景。]
[彼女がメリオールに留学するという頃に、
一度、見かけたことがあった。
陽の光差す庭に、立つ姿は鮮やかかつ華やかで、
そこだけに光が集まっているようにも見えた。
もっと近くにいたい。話してみたい、と
駆け寄ったのを、良く覚えている。]
今、この国は王の後継者問題で揺れている。
皆も噂は聞いていると思う。
[村人たちがさまざまな「噂」を取り交わす。
そのいくつかは、ルートヴィヒ自身が神殿や巡礼に撒いたものでもあった。
ざわめきがひくのを待って言葉を繋げる。]
憶測は不安を呼ぶだろう。
だが、皆は、足下をすくわれることなく、畑を耕し、魚を漁り、家畜を育てる生活を維持してほしい。
それこそが我々の生きる道であり、国の礎であるのだから。
え、あ、そのっ!
こ、困りますっ!
私は、『戦巫女』たる使命帯し者。
その使命果たすまでは、何者にも身を委ねる事、叶いません、からっ!
[とっさ、口をついたのは『戦巫女』としてのあり方の方。
声のひっくり返り方から、動転しているのは丸わかりだろうが]
―セルベシア城:応接室>>792―
――――そうか。
[用件は知った上での問いかけだ。
緩く両の手を組み合わせ、冴えた青がヒースクリフを映す]
……王太子の噂は聞いていよう?
それを庇い立てするようなことを訴えていらしたので、な。
……“証拠”は既に掴んであると伝えても聞き届ける様子もない。
信じたくないのは分かるがね。
故に。
―――少々大人しくしていただいている。
―スカルディス峡谷―
[峡谷に掛かる橋にさしかかろうかという所で、傭兵団と商団の群れに遭遇する。
王都から引けていくそれが何を意味するのか、と眉潜めたが、その中に見たことのある人影を見つける]
これはこれは、立派な部隊を率いておりますな迅鬼殿。
[あの相場からこの数となると、ヴェルナーの懐だけとは考えづらい。
既に仕える主を決めたのだろうか、だとすれば会話にも神経を使わざるを得ないと心中呟く]
おかえり。うん? いや、ちょっといろいろ考え事してた。
あ、毛布ありがとう。
[>>793戻ってきたアイリに、毛布を少し掲げて見せて。
小屋の外での話だろう、それに時折相づちをうちながら聞いている]
ジェフロイも立つ、のか。
[言葉と共に、深く息を吸い込んだ。
敵として対することもあるだろうが、相手にいいのか、とは訪ねない。訪ねることで生まれるものは無いと思った]
そうだな、俺も、戻らないとな。
少し、よるところがあるから、アイリとは別れた方がいいかな。
[森の外まででたら、別れる、そんな提案]
もう一度、会ってみたいな。
[彼女が本当に、王位を求めているのか。
そうでないならば、何をしようとしに来ているのか。
会って確かめたい。
思いが、指先に乗る。]
森へ。
一旦、あちらへ戻ろう。
[王太子の指が示すままに、
一行は、凪の森へ向かう道を走り出した。]
賊を退けた実績を聞いて、力を貸せと言ってくる者もあるだろう。
英雄となって、名をあげたくはないかと。
だが、自警団は、あくまでも、治安を高め、この地を守るためのものだ。
あなたたちの武力は、内乱のためにあるのではない。
正直な話、農作業の片手間の訓練で、正規軍や傭兵に太刀打ちはできない。
あなたたちの防衛力は、この、慣れ親しんだ地にあってこそ活きるものだ。
あなた方が、内乱に加担しなかったことを咎とするような、そんな為政者は失格だ。
逆に、自軍の兵を割いてでも民を守るのがあるべき姿だろう。
[一息に言った後、ふたたび村人たちの顔を見つめる。]
奪い取るのではなく、守り育てるのが村の役目と心得てほしい。
この地を愛し、住まう者に太陽の祝福を。
[生まれ故郷が内乱の熱狂で道を間違えぬよう、祈る。
それでも、金や名誉につられて──あるいは、己のように深い絆に導かれて、出征する者はいるのだろうけれど。]
戦巫女……そう言えば、物騒なものを持っておるの。
[自分の握っている手に握られた彼女の得物を見る]
知っておるぞ。
戦場で死した者を見送る巫女であるとか。
[そこで声を落とし、ユーリエにだけ聞こえる程度の小声になる]
戦場で死した魂は、戦場で死んだ者でなくば出会える事はないと聞き及んでおる。
余が戦場におるのもそれよ。
/*
穴があっても気にしない!
勢いだ!
許されよっ!
[すいません]
[あとすごい腹心依存気味ですいません]
[ジルが心底信頼し心許してるのはかれだけです]
[偏ってる]
― デュ・ポック村、見物中 ―
――勢いに押されて、思わず「はい」とか言ったらとんでもないことになりそうねぇ。
「結構です」とかでも飛び上がって喜ぶんだろうなぁ。
[同じように、「よう」と手を上げて返す。
警戒心をなくしたわけではないが、あの光景に勝てるものなどそういないだろう。
そのうち並んで観戦することになるだろうか。]
困りますだってさ。
良いではないか良いではないかとか出たらおっさんだよね。
[少女を助けるという選択肢はまだ無かった]
ならばその使命――余で果たしてみせよ!
余の崇高なる生の有様を誰よりも間近で見せてくれよう。
ついでに余と素敵な日々を過ごそう。
[相手の動揺に付け込み、畳み掛けるように、傍若無人で慇懃無礼にも更に言い放つ]
/*
ウェルシュに腹違いの兄ばれはしたいなあ、
したいしたい。すごく。
王の横暴を許すゆえ
影は落ちていくのだ。
―――この私のように!!
っていうほのめかし方的な
どうかな。
―スカルディス峡谷―
[馬に揺られながら仮眠をとっていたところに声をかけられる。
殺意があればすぐに覚醒もしていただろうが、それもないためか、少し反応は遅く、薄目をあけて、声のほう>>816を見遣る]
よ、誰かと思えば、テオドールのとっつぁんか。
[相変わらずな呼び名を口にして軽く手をあげる]
部隊な。一応今は隊商の護衛だぜ。
[隠しても仕方がない。
だが、建前上いうわけにもあらずに、一応、今は、とつける。
これだけで名目上はそういうことにしていると、察しがついてくれる相手だろう。
そして馬をよせる。]
俺は一人あった。会いにいくといったやつだがな、そっちは誰かに会えたか?
[イングリッドに会いにいくと前に伝えたことから、誰か、そして今誰に雇われているかは暗に示し、そちらはどうだ?というように聞いた]
ああ、外に出たことについてだ。
俺が傍に居たら休めんだろうって意味さ。
[自分の返答を見張りの意味に解釈したのだろうと思えば、訂正ひとつ。
寛げるような家でもないが、寛げと言ったからにはそうするべきだと。]
まあな。変わらん部分ってのは、ある。
変えないものもな。
[アイリの心中を推し量ることは出来はしないが、
そのどこか淡々とした物言いは、懐かしいものと感じられた。]
………3つ?
[簡単には情報を口に出来ぬ立場のアイリが、国の先行きを紡ぐ。]
そうか。
[焚火の灯りを映す横顔には、問うことはせずそれだけ返す。
残りのひとつも、未だ憶測でしかないが。]
[「本当に近いうちに」と彼女は言った。
ならば次に出会うとすれば戦場、それに間違いはないだろう。
敵か味方かは未だ、分からないが。]
――――。
[紡がれる言葉を聴けば、
金の双眸は次第に細くなり、知らず口元を引き結ぶ。]
/*
ん、やっぱ気にせずしゃべろう。時間軸のこととか加減とかいろいろ考えてなんか頭が…
やりすぎてないかなーってのも含めてな。
リアンダール候に会うことが出来た。
貴殿は王都にいながら会わなかったのか?
[ふむ、と息が漏れる。
となれば、王都への用件はリアンダール候と会うことではなく軍備か。随分と本格的に肩入れしたものだ]
で、これから会いに行くのは留学されている王女かな。
もし良ければ同行させて頂きたいものだが。
[どうもいい淀んでいるようなので率直に名前を出す。
どの道すぐ判ることだろうが]
大地の草となれ。
[祝福の仕草を投げて、馬上の人となる。
今のいでたちは、巡礼たちを護衛する際と同じ、武装修道士のもの。
右肩に留めたエンブレムは、父の職=出自を示す馬が、仕える神=太陽を牽く意匠。
それをのせる色は、ジルが用いるのと同じ青。
ジルが逗留している時には、牧場のポールに掲げた、その色を翻して、発つ。
できる限り、早く──
──待っている
そう呼ぶ
……縁起でもねえ。
ああ、それが願いなら聞いてやる。
だがな―――お前は俺より長生きすんだよ。
戦場で命を散らすなんざ、そんなことは男にさせておきゃいいんだ。
[女だとか、男だとか。未だ嘗て口にした事はなかった。
性差による区別――差別ではなくとも――を厭うような気がしていたし、男と同等の実力と自負を持ち合わせていることを知っている。
しかし、だからこそか。
言い知れぬ憤りが内に燻り、声を僅か、荒げた。
そうした言葉しか選べぬ己にもまた、憤る。]
[アイリの笑みに、また迷う。
冗談か、冗談にして欲しいのか。
未だ眉を上げたまま口を噤む。]
……気にするな。
[馬の礼にはそれだけ返し、何を言うでもないままに踵を返す背を見送れば]
― デュ・ポック村、演説 ―
[誰のものか知らないが、澄んでよく通る声が風に乗って届く。]
……もう広がっているのか。
[後継者問題で揺れている――この一言だけで、もう事件のことが拡散しているのを知る。
ウェルシュをよく思っていない層もいるのは知っていたが、平時において王太子であることを否定されるほどでもない。
内乱になると扇動できるのはいかにも準備が早い。]
/*
で、そろそろ出かけないと拙いよな。
出かけようか。
アイリはありがとう、何か重要なものを託されてしまった気がするが。がっつり腰を据えて話すのはとても楽しい。
―セルベシア城:応接室>>828―
嗚呼、情深いのは
美徳であるが弱点にもなるな。
[ゆるく目を伏せてから
再びヒースクリフへと青を向けた。]
家を出、ほとほと困ったものだと候も言っておられたものだがね。
その説得は功を奏するのか。
[推し量り、探るように。]
…――貴殿の説く“理”とはいかなるものかな?
会わなかったな。というか会えなかった。伝手もねーから。
[昔の呼び名でも使えばできただろうが、する気もおきず。ただの放浪者など会う価値を見出すともさほど思っていなかったというのはあった。]
一応ここは、リアンダール候の勢力圏内だぜ。
[だから黙ってたというのにと思いつつ、テオドール>>830に苦笑する。]
ああ、いいぜ。一応そこで客将やってるし引き合わせることぐらい可能だし…どんなやつかは見たほうがいいか。
しかし…リアンダール候はとっつぁんの眼鏡には叶わなかったんだな。
[どうやらまだ仕えてるわけではないテオドールをみてそんな感想。]
― 凪の森・小屋 ―
[考え事には、そうかと頷き。]
気にしない、ジェフロイの物だしな。
[>>817毛布の礼にそう返す。その主の話題に話が及べば頷いた。
息を吸い込む様に含むものを見るが、問いかけられなければこちらもかえさない。問われた所で、ジェフロイが決めたことだ、としか返さないだろうが。
予定を聞けば了解したと言い。]
そうか、それなら森の外まで。
[互いの任務を考えればずっと一緒に居るわけにもいかないのは道理で。
提案に乗るよう深く頷いた。]
イングリッド……?
ええと、メリオールに行ってるお姫様だっけか。
気をつけてな。
……他国にまで喧嘩売ってる場合じゃないんだし。
[彼女が帰還しているのなら、メリオールが後ろ盾になっているに違いない。
やり方次第では全面戦争もあり得る]
……話するのはいいけど、同盟とかややこしい話は遠慮しなさいよ。
手を組んだって信頼してもらえるほどの力は無いんだしさ。
[現状では使い捨てにされるのが関の山だろう]
蹄の音が響く度に、おまえまでの距離が短くなる。
おまえが世界に対して革命を宣言するとき、私もその場に立ち会おう。
わたしも少し眠る。
ここで体調を崩すわけにもいかない。
[もし寝過ごすようなら起こして欲しいと言いながら。
こちらも手馴れた様子で毛布をひとつ引き寄せ、床に丸まった。
>>832寝入る前、怒らせた家主の事を思う。
とはいえ告げたことは後悔していない。
父親を模して生きる事を自らに課した身の上で、本音、それに近い事を語る機会は限られている。
冗談と思ってくれればそれでも良し。
万一願いが叶うなら――それはきっと、この上ない喜びになるだろう。
カッツェにも同じ事を言ったらきっと怒るんだろうか、ジェフロイと同じかそれ以上に。
そんな事をぼんやりと考えながら。翌日朝日が登るまで、言われたとおりに眠り目覚める事はなかった。]
―セルベシア城・応接間―
人の国は、人の心を知るものが治めなければならない。
父は常々、口癖のように申しておりました。
[皮肉を交え、視線を真っ向から受け止めて]
お恥ずかしい限りですが、私はいつ勘当されてもおかしくない身でありながら、今日も末席ながら家系に名を連ねている身です。
王国から離れていた第三者的立場のものの声ならば、父も耳を貸すでしょう。
[そして、あっけらかんに微笑する]
それは、貴侯が血を分けた兄弟のように親しんだウェルシュ廃殿下を、黒だと断じ得るにいたった
その証拠にございます
貴侯もさぞ、この度の事件については御心を悩ませたでしょうが
何故その結論に至ったのか。
その理由をお聞かせ願いたく。
ふっ、リアンダール候にとっては私のような老兵など用も無いだろう。
それにまだリアンダール候に仕えないと決めたわけではない。
[飄々と言葉を綴る。あくまでそれは本音である。平和の形は千差万別、どれが良いかなどそう易々と優越がつくものではない]
それに、大儀を言えばリアンダール候にある。
それがどんな事情があろうと、な。それを覆すのは至難の技だ。それくらい理解しているのだろう?
[そう少し強い口調でヴェルナーに問いかける]
同盟とか…ああ。
[そういう難しい話になりかねないのかと、嘆息気味。]
心配要らない。真意を確かめてくるだけだから。
[正直なところ、安堵した。――マリアンネ大橋で、追跡者に追われたウェルシュ王子を助けた時、何も考えずに名乗りを上げたが]
[それがきっかけで父が囚われたのではないかと気が気ではなかった。しかし、どうも――、子の行動が親に及んだわけではなかったらしい]
[だが、――果たして、父を再び母子に合わせることができようか。リアンダール候の真意は、夜の帳に包まれたかのようにまるで底が見えなくて]
……じゅうはち。
[幾分重々しく、繰り返す]
ふむ……肌の張りからすれば、その辺もありか。
[じろじろと眺めつつ]
もう少し手入れしてあれば、今はまだギリギリ良いがあと少しで崩れるぞ。
鍛錬も良いが、美容も心がけるべきであろう。
そなたのような可憐な者であればこそだ。
しかしあと六年…いや五年早く会っておれば……くっ。
ん、まあな。
ちょうどいい時期だったし。
[タイガの笑みには、にやりと笑い返す。
そうして、指差すほうを見て]
あれは、確かに見ものだなぁ……。
[会話は全部聞こえていたわけではないけれど、雰囲気で察することが出来た]
だが余は一向に構わぬ。
戯言ではないぞ。
[気を取り直したのか迷いを吹っ切ったのか顔をあげ]
余はそなたを見初めた。
返事は今すぐとは言わぬが、余と共に来ぬか?
― 小屋の中 ―
そうか、ジェフロイさんとやらのものだからな。
[>>843、なんとなくしみじみしてしまった。
しみじみ毛布を見てしまった。
案の定、頷くのみの友に]
……な、アイリ。
今度飯食うときは、お前のこと絶対酔いつぶすから。
[真顔で告げる。いつもはこちらが一方的に飲んで泣いて、なのだろう。だから笑って一蹴されるだろう言葉を、真顔で告げて]
うん、行きは一緒に来てくれて助かったし。
帰りは俺が送るよ、森の外までだけど。
[了解の声には満足そうに、頷いた]
───…分かればいい。
[思わず口にした文句に、反論はなかった。
呆気ないほど素直な謝罪に、こちらの語調も弱くなる>>=45
そして状況を告げようと口を開きかけたところに、]
…… え?
[予想外の名が告げられた>>=46]
[ルートヴィヒ。その名は確かに記憶に刻まれている。
1年前。セルベシアに戻った少し後に、ぽつりと零された思わぬ愚痴。
その様子が、ひどく珍しいものだったから印象に残っている。
不甲斐ないと毒づきつつ、どこか悼んで見えたのは気のせいか。
……いや。違うのだろうと思っている。
話はそれきりだった。次の日からはいつもの通り。
つい気になって彼の方を見てしまっていたけれど、
結局は何も口にすることが出来なかった。
大切なものの命が不意に奪われる、その痛み。
自らも良く、知っているものだから]
そ …か。
[挨拶。その口調の軽さと先の気配のその違い。
そこに言及することはなく、
やはり口を閉ざしたのは1年前と同じこと。けれど]
どうせ適当な挨拶をしたのだろう?
[軽口を乗せる。暗黙のうちに>>=23乗せる、いつもの言葉だ]
手練の修道女、な。…分かった分かった。
カスパルにはそなたが酒を奢ると言っていたとでも伝えておく。
[事態はそれよりも深刻だろう。
それを承知の上、ごく軽い口調でそう返した>>=49
ただ、紫水晶の瞳が薄く細められる]
わたくしは友ではない。主だ。
[続くからかいには涼しく返して、肩を竦める>>=50
肩の力の抜けたような笑みの後、響く言葉にふとその笑みが自然と消えた]
………、……。
[正当性。>>=53 痛いところをつかれたと思った。
実際のところ、自らを正統と信じ、そう思ってきた。
そのように主張すれば良いのだとも思ってきた。
けれども今、それは僅かに揺らいでいる。
ごく微かなもの。
例えばライナーから、例えばヴェルナーから。
出会う者らから向けられる値踏みするかのような、その眼差しに。
───お前にその”価値”はあるのかと]
…わたくしは民に、あの者らに。
わたくしが王たり得ることを、
自らの資質を証明せねばならないのだな。
[確認のように独語した。かみ締めるように]
[今更だろう。甘かったのだろう。
けれどもそれが、これまで生きてきた生き方だった。
或いは傲慢とも言われるだろう、世間知らずとも言われるだろう。
苦笑するように、それらを胸のうちに苦く噛み砕く]
…ウェルシュの、臣下に?
[予想外の言葉だった。
それに対する反応は更に予想外だった。
率直に言えば、制御する間もなかった]
ばかな ……っ!
わたくしがウェウルシュの下に?
あのローゼンハイム王の息子の下に?
父を殺し、わたくしを追いやった男の息子にわたくしが仕える?
ばかなことを。
そのようなこと、出来るはずが… …っ!
[一気にそこまで口にした。理論ではない。感情だ。
吹き荒れる感情が迸った]
─────……。
[ぎり。と、唇をかみ締める。身体の奥が震えた。
そうじゃない。そんな話ではないのだろう。
けれど感情は容易に理性の箍を裏切った。
そのまま暫しの、沈黙が落ちる]
…………。
わたくしの───…
… わたくしにしか、出来ぬこと …。
[沈黙の後。ぽつ。と、繰り返す言葉が零れる]
[タイガは真摯だ。冷たくすら響く口調に、そう思う。
けれども今すぐに、それを口にすることはなかった。
ただ、了承の意を告げれば心の一端は伝わるだろうか]
… ああ。
[考えておく。と頷く。そして心に付け加えた。
自分は、この男にも自らの資質を示し続けねばならないのだと。
これまでも、───これからも]
―セルベシア城・応接間>>847―
そうだな。謂っておられた。
[皮肉混じりにはまるで反応なく気にも止めぬ。少なくとも表面上は。]
それもそれなりの理由のあってのことだろうかな。
劍聖の名をほしいままにする貴殿だ、密かにでも誇りであったのやもな。
[合図すれば調べあげたとする、
発布予定の“証拠”を示す。
資料としてまとめあげられたそれは整いすぎている、とも感じられるか。
血を分けた兄弟のように――との件には、静かに目を細め]
…貴殿は飲み込みのよい方のようだ。若い者ゆえだろうな。よきことだ。
貴殿こそ私はかれとより親しいと思うていたのだがね。
へぇ。そりゃ…リアンダール候も見る目がないようだが、ま、そういうことにしておくか。
[飄々とした言葉に、全て、嘘をいっているわけでもないだろ。と静かに笑みを刻む。]
大義か。そうだな。
…だからこそ虚しいもんだ。
どんな尊い願いがあれ、どんな大義があれ。正義が勝つんじゃない。勝ったものが正義とされる。
だいたいの戦と同じで、これもそういう戦になんだろう。
勝った後に、政を然りと行えば、自然民はそれを素晴らしい王と呼ぶ。
時代は勝者の歴史とは上手くいったもんだ。
…結局俺らが誰かに仕えて、それを王にしたとしても…それはただ、他のものの理を押しのけて、自分たちの理を敷くことでしかない。ま、それが王ってものだがな。
[と少し強い口調でいうテオドール>>848に皮肉げな笑みを刻みこたえる]
おー……粘るなぁ。
[あからさまに落胆の色が見えた(>>850)が、持ちなおして食い下がる気らしい。
一宿一飯の恩義はあるが応援する気はさらさらない。]
示して───… みせるさ。
[大言を吐くのは、己を鼓舞するためでもある。
そしてまた、己を追い詰めるためでもある。
それだけを音にして、軽口には少しの笑みを返すと唇を閉ざした*]
―翌朝・凪の森の工房―
これで1000っと。
やっぱり一つ一つが小さいからすぐ出来るな。
質もいい感じで大丈夫だし、問題ないね。
しかし材料が尽きちゃったかぁ。
そうだよねぇ、剣にバルディッシュと大分使った上に
鏃700分つかえば流石に溜め込んだ分もなくなるよね。
と、いうか徹夜は流石に眠いね。
[ロヴィンは大きな欠伸をひとつ。]
おやすみ。
[>>846毛布にくるまるのを見てから、自分も同じように毛布をかぶる。アイリの心内まで同じように、とはならなかったが、少しだけ目が離せずに、いた。
懐から懐剣を取り出す。
月明かりを吸い込む青い輝きをしばらく眺めたあと、もう一つ、取り出すのは小さな笛]
……。
[吹いても鳴らぬそれは、情報部の連絡網。
朝、多分ほんのちょっとだけ朝日より早く起きて、至極満足そうな顔でアイリの目覚めを待つだろう]
くっ、そうか……。
それは余がそなたの好みに合わぬからか?
[はっきりと断りの返事に一瞬顔を顰めるも、気を取り直して尋ねる]
/*
あんまり考えていなかったけどメモ見て思う。
あれ、イングリッドの中身って。
……?
もしやあなたがた、また愛投げ合ってますか?
/*
とりあえず、あれですwwwwww
なんなんですか、この空間wwwwwwwww
というか、こういうシチュの口説かれは初めてだったので、くろねこ、違う意味でテンパりなんですけどwww
/*
エディさんなにしてはるんですか
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
おっと思わずしんあいのしばが
― 凪の森 ―
…そうだ。集まった者らの確認はお前が行え。
ああ、そう。食事はケチるなよ。兵を飢えさせるな。
[細々とした指示を行い、踵を返す。
どこへと追ってきた声には、ひらりと片手を振った]
近場だ。まだどこにも行かん。
だがじきに動くから、数名の者を選抜せよ。
……うん?
仕方がないだろう。タイガがいないのだからな。
[正確には彼も彼で人集めに奔走しているのだが。
更にカスパルには、暗殺者の警告は伝えなかった。
今伝えても、更に引き止められるだけで益はない]
― 凪の森 ―
[森から離れる時よりは慎重に、森への道を引き返す。
ただ、森の中に入ってしまえば、
少々広い庭のようなものだった。
城を抜け出しては、幾度も遊びに来るほど慣れ親しんだ森を今は、気配を探りながらゆっくり進む。
程なくして、軍装に身を包んだものたちに出会う。]
これはイングリッド王女の野営地だろうか。
そうならば、王女にお会いしたい。
[誰何の声を上げる兵の前に、自らの姿をさらす。]
ウェルシュが来たと、そう伝えてもらえばいい。
[端的に、そうとだけ告げた。]
―セルベシア王城・応接>>858―
ありがとうございます。
[心の揺れなど察することはできず、見たかった証拠を見――]
[なるほど、と感嘆する。――よほどの年月を兼ねて練らねば、かのような見事な証拠をそろえることはできないだろう]
[ただ、――見つけた。
本来ジルが描いた青写真との食い違い。それは、ウェルシュ王太子が偶然、峡谷を抜けて脱出できたからこそ浮かびあがるもの。
乳母の機転、偶然の再会。それらが結びつけた綻びである]
確かに私はウェルシュ王子と年も近いことがあり、共に学ぶ機会もありました。
ですが、それも昔の話でございます。
我が剣は我が良心の範囲に於いて振るわれるもの。
実の親を殺めんとするもの、その意志を蔑ろにしようとするものの傍に在ることはないでしょう。
[嘘を言わないことは楽である。すらすらと言葉が喉をついて出――]
悪徳商人が何の護衛もつけずに商隊を走らせてたら、あたしにとっちゃカモがネギ背負ってるようなモン。
いくらその悪徳商人が金を払うから見逃せって泣きついても、聞きゃあしないね。
今のウェルも、そんなようなもんさ。
[力そのものへの否定的な価値観を矯正するのは時間がかかるし、失って欲しくない部分でもある。
結果、最低限の諭しになった]
これだけ理にかなった証拠があれば、父も話を聞くでしょう。
どうかお願いします。父に会わせてください。
[再度、神妙な表情を浮かべ頭を垂れた]
― セルベシア城下・ダンテ邸 朝 ―
[現れたのは黒髪で黒衣…どこか兄タイガにも似た様子の男性に、ゾフィヤの唇には、こんな時なのに薄く笑みが浮かんだ]
「お待ちしておりました、ヴェルナー様。此度のこと、大変ありがたく思っております。イングリッド様の御心遣いに、感謝を」
[着替え等の指示を出されれば、頷いて其れに従う。
相手の身分を疑うことは無かった。
礼儀正しく頼もしい態度に、ゆるゆると安心が浮かぶ]
「あの…っ、ところでもし御存知でしたら兄タイガは…今、どうしておりますか?」
[直後の相手の驚いた顔が、ちょっと意外で印象深かった。
自分たちを救いに来ているのだから、ダンテ家がイングリッド王女の護衛役の実家だと、当然知っていると思っていたからだ]
[幸いなことに、彼は兄を知っていたらしい。消息を聞くことが出来、母と二人でほっと胸を撫で下ろした。兄に会えば、連行された父や長兄も、もしかするとどうにか助けられるかもしれない…そんな淡い期待も、ほんの少しだけ浮かぶ。
支度をし、長年仕えてもらった使用人たちに別れと、逃亡資金として屋敷から金目の物でも持っていくなりしてすぐ逃げるようにとの指示を出し、ヴェルナーに言われる侭、隊商に合流した]
[そうして……翌朝。
隊商の一座に混ざって、こっそり堂々と王都の門を抜ける。
過ぎた後、ほんの少しだけ振り返って、ゾフィヤは徐々に小さくなるその門の向こうを見つめた]
「セルベシア……。わたくしたちは、必ず、また、戻りますわ」
[それは願いと…誓い。言葉に出すからこそ、より強く心に宿すもの。
兄タイガが動いている。王女イングリッドも此方に来ている。
そうであれば――… ゾフィヤにも其れが何を意味しているかくらいは解った。
だから、願うのだ。
全てが終わり、王女の旗が大空を軽やかに翻る平和な王都、
…―― その日が来るのを*]
/*
ふ、と飴集計してみたのだが、ウェルシュが飴食ってないのか。ふむふむ。たぶん人違いしてない、と思うんだがな。
― 小屋の中 ―
穴でも空いていたか?
[>>853しみじみ毛布見る様子に、もしくはなにかついてでもいたかと首を傾げた。
唐突真顔で告げられた一言には、きょとと瞬いたが。]
それは……楽しみだな、とても。
手加減はしないが、細工は有りでもいい。
[一拍開けた後楽しそうに、一蹴ではないものの、やや不適なものを含み笑った。
酒豪という程ではないが、早いうちからあの酒に鍛えられた分弱くはない。当然のように夕餉の席では、カッツェの方が先に潰れていた。
それを覆す為のハンデも織り交ぜたのは、自信の表れでもある。]
[人々から離れて少し、考えたいことがあった。
先に囁きかけてきた、タイガの問い。
その声色の容赦のない響きを思う。
イングリッドだからこそ行えること、出来ること。
その問い掛けに、先のヴェルナーの眼差し>>373がふと被った。
賛の響きに、どこか欠けたその声色。
───きっと、似通う同じものを指したのだろう]
中々言ってくれるな、まさにその通りだ。
勝利者にこそ大儀が与えられ、敗残者は歴史の改竄を受け汚名のみ残る。
言ってしまえば、創られた未来さえ同じであれば王が誰であるかなどあまり代わり映えはせぬ。
で、貴殿は王女に違う未来を見たか。
[>>862送ると言われると素直にそれを受け入れるよう頷いた。]
送り送られだな。
…おやすみ、カッツェ。
[ささやき眠る。
眠ってからの彼女の行動は、知らずとも良い事。眠りは深かった。
目覚めるとすぐ目が合った友人に、多少ばつが悪そうに目を摺りながら身を起こし、軽く支度を整えてから小屋を出た。]
[自分とライナーを見比べるタイガにひらひらと手首を振ってみせて]
いーや。
流れの用心棒ってところ。
うろうろしているところを、彼とあの勇者に出会って、一晩お世話になった間柄。
内乱とか言っていたけど――誰と誰がやるのさ?
[ウェルシュが国王危篤の当事者にされるのは予想の範疇だが、ただの犯罪人なら討伐はあっても内乱と呼べる代物ではない。
内乱の候補に挙げられるほど警戒されているのか確認したかった]
/*
森の人口密度、ほんとに高いですわねぇ……。
昨日の内にイングリッド様とお話できたのは、本当に良かったというかなんというか。
ま、俺もこれでも色々考えてるでね。
[一度テオドール>>878に大げさに肩をすくめてみせる。お互い将として仕えたものがいたからか敵同士であったにも拘らず見解というのは不思議と合わせやすいなと感じる]
この国は、あの嬢ちゃんが王になれば、今までの歴史とは変わるだろうな。
[嘘はついてはいなかっただろう。理想を語るその姿は。と静かに思い出すように口にして]
それがいいことかどうかまではもっと先の人間が判断することになるが、取るに足らないと切って捨てる相手ではなかったってことだ。
だからといって、王太子、リアンダール候、その二人が悪いとかそういうのじゃない。俺は一度、生の現場を見ておこうってことで入ったが結局は考え中だ。
…とっつぁんは何をもって、選ぶつもりだ?あの時いっていたように、義、か?
そうか。
巫女とはそういうものであるかも知れん。
[妄想と暴走が理性を駆逐していた事を素直に反省する]
神聖にして犯すべからず――余としては迂闊なものいいだった。赦せ。
[そして一度目を伏せてからユーリエを見つめた]
余はエドナ・アバァウンテイン。
近々起こるであろう戦に関わることになる傭兵剣士だ。
そなた、名をなんと言う?
― 凪の森 ―
[物思いは、呼びに来た兵の声で打ち破られた。
苦笑とともに、立ち上がる。その動きが、一度止まった]
───ウェルシュが?
[あまりに意外な名だ。
そう思いかけて首を振る。いや、そうではあるまい]
分かった。すぐに行く。
[兵は、ウェルシュを粗略には扱わぬだろう。
なんとなれば、彼らは皆セルベシアの騎士たちだ。
複雑な思いを振り払い、一度息を吐いてウェルシュの待つほうへと足を向けた]
ふむ、何をもって選ぶ、か。
[少し考え混むそぶりを見せ]
ヴェルナー、貴殿は”王に相応しい”とはという事だと考えている?
何、年寄りの他愛も無い疑問なのだがな。
― 小屋の中 ―
……。
そうだな、穴が開いていた気分かもしれない。底なしの。
[>>874不思議なことに穴ひとつもない毛布に、穴でも開けそうな視線を落としつつ。
細工はしてもいい、そんな声にはもちろん「細工なんているか」と景気よく語尾を伸ばしつつ言うのだろう。
少しだけ、穏やかな気分で眠れた気がした]
― 翌日/凪の森 ―
すっかり小屋を占領してしまって……ありがとう。
あ、そうだ。
[>>854謝りはしない、晴れやかに笑って礼を述べて。
ロヴィン当ての伝言>>794を、頼む。
伝言を頼むと言うことは、この男にも知れると言うことだが、気に止めなかった]
うん、また、だな。
[おおよその見当はついているだろうし、巡り会う者は巡り会う、そのようにできていると信じているから]
──待たせたな。
[さくりと森の下草踏んでそちらへ向かえば、
物思いの影は消えている。
随分久々に見る、従兄弟の姿だ。
その姿に思わず苦笑が漏れた。]
…随分おかしなところで会ったものだ。
[彼も、まさかこのようなところで再会するなど、
夢にも思いはしなかったろう。
先までの立場と事態の急変を思えば、自然と感慨深い声が零れた]
あ、寝ちゃってたか……。
[疲れがピークに達していたのだろう。
ロヴィンは欠伸の直後、睡眠へと入っていた]
そして、とりあえずこの鏃運ばなきゃね。
1000って軍で使う事を考えたら大した量ではないけど、
急ぎだし、ないよりはましだよね。
[自分なりに納得したのか、首を建てに何度も振った]
私が、悪徳商人か。
[たとえ話に、苦笑を返してみせる。
意図する所は飲み込めたから、文句は言わない。]
せめて、良い商人になりたいものだ。
盗賊団が、襲わないでおこうと思うくらいの。
―セルベシア王城・応接>>868―
――……
[翠の彼を見たものは討たれて戻らなかった。
その情報を知ることはジルにはまだ叶わない。
見定めるような瞳は変わらない。]
成る程、……な。
子の成長を見れば父君も眼の覚めることであろうかな。
[従者が小さく耳打ちをする。]
……――だが今は少々用向きがあってな。
また日を改めて来られるが良い。
ユーリエ、か。良き響きだ。
スケグル……は、まあ良い。
[姓の方はあまりお気に召さなかったらしい]
今日の縁は出会いまでであろう。
が、
[戦術、そう判断するライナー>>885に軽く笑う。
そういう思考が軍人だ、と。言葉には出さないけれど]
っとなると、いくら攻めても勝ち目がないならさっと見切りをつけて、
別の目標に意識を切り替えるのも、大事な戦術だよなぁ。
[等と、エディの発言>>873を別評価してみたりしつつ]
ああ、そういうことか。
王都な。今きな臭いらしいから、気をつけろよ。
[一応忠告っぽいものを軽く投げておく。
王都に行く…ということは、リアンダール候に会いに行くのかもしれないが、止めたりはしない。好きにすればいいのだ。
考えて納得した上での決定でなければ、そも信など見込めないのだし。
馬に蹴られそう、には、深く同意しておいた]
― 翌日・凪の森 ―
[翌日礼を言いながら、矢の前払い分の代金をジェフロイに渡してから馬小屋へ入り愛馬の手綱を引いた。
つい最近、寿命で死んだだった愛馬の代わりに手に入れた栗毛色の駿馬。
草原を離れてから一族が馬を育てる事は出来ず。
馬の購入には牧場主のマテウスの世話になる事が多かった。
引き寄せられるように選んだ1頭だったが、名はまだつけていない。
草原時代から苦楽を共にしてきた、前の馬への想い入れは深く。
新しい愛馬に、名をつける事を躊躇っていた。
そういえば―――彼もまた動くのだろうか。
ふと思うのは、懇意にしていた牧場主の息子。
血気にはやって姿を見なくなった男。
そういう男を見るのは二度目で。
少しだけ思い出の中に意識が沈んだ。]
―セルベシア王城・応接間>>894 ―
[見定めるような瞳には慣れていた。諸外国に行き、身一つで浴びてきたものだ。
ただ、いつから眼鏡なしでそのような視線に対しても耐性ができたのか、と思う。眼鏡は長兄に返した。今頃峡谷を抜けて、街道を逸れ山に沿うよう凪の森を行っているだろうか]
[相手の都合は知らず。ただ、従者が報告する内容と言えば、自分の知るところの一歩先だとは容易に想像つく。食い下がって不興を買うのも、少なくとも―ー父の命がどうなったのか把握するまでは慎んだほうがいいという、理性が勝った]
わかりました。
本日はお忙しいところ、お時間を割いてくださりありがとうございます。
また明日、お伺いします。
いつまでも城に面倒を見てもらっていては、ご迷惑でしょうし。
[話は終わり、とばかりに席を立つ]
[>>854それも別れ際には消えて。]
ああ、また。
[そう言い別れた。
間際に、>>888そういえば毛布に穴が空いていたかもしれない、とも告げておいた。寝入り前の話は妙な風に記憶に残っていたらしい。
そして昨日言われた通り、カッツェについて森を抜けた。]
― 凪の森 ―
[取り次ぎを頼んだ者は、すぐに走って消え、
程なくして、王女がこちらに来るとの答えを携えて戻る。
彼らの振る舞いは折り目正しく、荒々しい所もない。
供の二人を下がらせ、僅かに開けた空間で待つうちに、
足音を耳にして、そちらへと視線を向けた。]
イングリッド王女。随分と―――久しぶりだ。
[緑に染まる風景に、鮮烈な紅が差す。]
本当なら、もう少し落ち着いた場所で会いたかったけれども…
…元気そうで良かった。
[まず口から出たのは、平凡な挨拶の言葉だった。]
王に相応しい…か。
[問いに答えが帰ってはこなかったが、興味がそそる問いにふむと考える。
王に相応しい、色々と浮かんだが、おそらくそれは答えにふさわしくない。全てその過程に必要なものだ。そう思うとわからなくなり、しばらく押し黙って]
上手く説明できねー曖昧な表現でわるいんだが…これかな
[顔をあげ、空を見上げる。]
太陽は一つ。だとかいうまあそうだが、太陽だけだと人は干からびてしまう。
時に雲をもって太陽を覆い、時に雨をもって恵みをもたらし、時に夜となって安息を与え、時に月をもって夜の道を照らす。
ま、時には災害を及ぼすことで厳しさを教えてしまうときもあるが
でも、そんな何かによって変わり、受け入れられる、空みたいに包むものが王の素養なんじゃないかな
[自分でも口にしながらも首をかしげる。とりあえず浮かんだものを口にして、だがその点においてもまた悩んでいるというように]
よっと、とりあえず傭兵団にでも顔出して馬でも馬車でも借りようかな。
都合よく、馬があいていると良いんだけどね。
というより、傭兵団が森にいるかの方がまずは問題かな?
[台車に鏃が入った箱を幾つか載せる。
そして引っ張りながら歩き出した]
… ああ。そなたも息災で何よりだ。
良く、無事であったな。
[柔らかな口調に、穏やかな声。
記憶にあるよりも大人びた年下の従兄弟に返すイングリッドの声は、
どこか複雑な光彩を帯びていた。
互いの身の無事を祝いあう、それだけのことが酷く滑稽だ]
……
私が屈する事があれば、それも、有り得るかも、知れません、けれど。
[屈するときは、恐らく自ら命を断つ時とは、口にしない]
……いずれにせよ、
容易く屈する気は、ありません、わ。
── 王都への途上 ──
[デュ・ボック村の地先で川を渡ろうと考えていた。
が、船の借り出しをかけた者がいる(>>117)とかで、馬ごと運べるような平船の確保ができなかった。]
…レフ湖をおさえたがるとなると、イングリッド公女か。
[水上輸送を使えば、メリオールから兵を連れ込むこともできる。
現在、どれほどの兵を潜ませているのかわからないが、近隣の村を略奪したという話を聞かない以上、兵糧の輸送くらいはすでに行われているのかもしれない。
100の兵を3日動かせば約1000食必要だ。]
うむ、佳き返事だ。
やはり惜しいな。
平時や同陣、ヴァルハラであらば、改めてまた口説こう。
それまでは女を磨いておれ。
余の為でなくとも、そなた自身の美の為にもな。
[相手の様子に頓着した様子もなく、しゃがみ込んで己の剣を拾った]
そうだ……これをやろう。
色が余の好みではなかったが、なかなか凝っておってな。
[懐を弄って、小さな袋を取り出し一具の細やかな白い刺繍と銀細工の彫金が施された飾り櫛を取り出すと、あっさりとリボンを解いてその銀の髪に挿す]
気に入らなくば売っても構わぬ。
贈り物とはそういう物だ。
────…。
未だここに居たのだな。
リアンダール候の手は逃れたか。
[ウェルシュが国王の暗殺を企てたとの話は聞こえている。
イングリッドは、それを一笑に付した。
この従兄弟がそのような性格ではないことくらいは、知っている]
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wwwwwwwwwwww
ルートヴィヒまでいらっしゃるのかい!?
wwww千客万来wwwこの展開見覚えあんぞ……
見覚えあんぞ!!!!?
聖堂よ再び過ぎる。wwww
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