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男たちの機銃砲座 マーティンはシリー空軍司令官 フェリクスに投票を委任しています。
シリー空軍司令官 フェリクス は 海鷲の巣亭 店主 ゲオルグ に投票した
技師 クレメンス は 海鷲の巣亭 店主 ゲオルグ に投票した
少佐 ギィ は 海鷲の巣亭 店主 ゲオルグ に投票した
少尉 リヒャルト は 海鷲の巣亭 店主 ゲオルグ に投票した
ケルコム軍少尉 ミヒャエル は 海鷲の巣亭 店主 ゲオルグ に投票した
新聞屋 シェイ は 海鷲の巣亭 店主 ゲオルグ に投票した
男たちの機銃砲座 マーティン は 海鷲の巣亭 店主 ゲオルグ に投票した
人界に紛れしモノ フィオン は 海鷲の巣亭 店主 ゲオルグ に投票した
メカニック ベルティルデ は 海鷲の巣亭 店主 ゲオルグ に投票した
シリー空軍中尉 シュテラ は 海鷲の巣亭 店主 ゲオルグ に投票した
研究員 オクタヴィア は 海鷲の巣亭 店主 ゲオルグ に投票した
海鷲の巣亭 店主 ゲオルグ は 東部戦闘航空団指令 マリエッタ に投票した
探求者 リーゼロッテ は 海鷲の巣亭 店主 ゲオルグ に投票した
ケルコム長老代理 アデル は 海鷲の巣亭 店主 ゲオルグ に投票した
東部戦闘航空団指令 マリエッタ は 海鷲の巣亭 店主 ゲオルグ に投票した
海鷲の巣亭 店主 ゲオルグ は村人の手により処刑された。
技師 クレメンス は、探求者 リーゼロッテ を占った。
次の日の朝、男たちの機銃砲座 マーティン が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、シリー空軍司令官 フェリクス、技師 クレメンス、少佐 ギィ、少尉 リヒャルト、ケルコム軍少尉 ミヒャエル、新聞屋 シェイ、人界に紛れしモノ フィオン、メカニック ベルティルデ、シリー空軍中尉 シュテラ、研究員 オクタヴィア、探求者 リーゼロッテ、ケルコム長老代理 アデル、東部戦闘航空団指令 マリエッタの13名。
あーそーねー
ここはマリエッタが宣言するところw
今日がお前の命日だ!
そして、ゲオルグがマリエッタに投票しとるw
R.I.P.
ゲオルグ、マーティン、お疲れさまでした。
■業務連絡
本日は、吊り/襲撃の希望提出日です。
各自01:00までに、メモにて墓落ちを推挙するキャラクター2名を選んでください。
1名or3名落ちを希望の場合は、その旨も並記してください。
(3名落ちは、必ず天魔を含みます。)
ゲオルグは、打ち合わせ用のwiki
ttp://www24.atwiki.jp/rp_style/pages/24.html
にて、墓落ち描写の希望(死亡・生死不明等含む)を書いてください。
ただし、あくまでも現行の白ログ優先になります。
/*
投票デフォがマリエッタで、
占いデフォがフィオンだと!
両方ありえんわ。
とりあえず、占いだけセットし直しておくか。
技師 クレメンスは、東部戦闘航空団指令 マリエッタ を能力(占う)の対象に選びました。
それはそう、ですけど……!
[綺麗、汚い。
それ以前に………]
………っ。
[自分は、何を考えた?]
……いえ。仰る通りです。
[作戦も、それが齎す犠牲も結果も。
なにもかも、国の選択。
瞳を一度伏せ、足早に後に続いた。]
さあね、考えたこともなければ覚えてもいないな。
望みは望み。それだけだろう?
[既に永い時を生き過ぎた魔は、頓着を随分昔に捨てていた。
代わりに得たのは、──どこまでも、気紛れな自由。]
[公平のイヴェールに、気紛れのフィオン。
バランスを取ろうと動くイヴェールを、時に邪魔して時に助けた。
均衡の意志と気紛れな自由。
公平と不均衡。
時に意図は重なり、また相反する。]
[予想外の出撃、予想外の乱戦。
もう一つ、狂った歯車の齎した“偶然”があった。]
『避難しろ? この儂に逃げろと申すか。
浮遊大陸のみならず、敵軍艦にまで頭上を許そうとは屈辱の窮み。
国を背負う以上、誰が何と言おうとこの場を動かぬ。』
[万一の場合に備え一時的な移動を、との進言>>616に、ディルドレは頑として首を縦には振らなかった。
頭上での乱戦が運命の賽目の一つをどのように変えたかは―――未だ、誰にも分からない。]
……っ…。
[くつくつと、笑い声が響く。
”見透かしたよう”と評される、浅緑の瞳を細めて、
同族の気配の方へと向けた。]
はははっ、面白いね。イヴェール。
キミをそんなに面白くしたあの男、面白いなあ…。
ただの詰まらない、思い込みの激しい男かと思っていたがね。
ふぅん…、そうか…。
………ねえ、イヴェール?
あの男がいなくなったら、キミはどうする……?
[ごく楽しげに、首を傾げて問いかけた。*]
ディルドレ様が俺に全権任せたのは、アデルに汚名を着せたくなかったからかもしれないな。
[ふと、思い付いたことを口にした。それが真実かはわからないにせよ、アデルが若いのは事実で。]
上等。いくらでも汚れてやるよ。
[不敵な笑みを口元に浮かべた。]
たしかに、あの農園に司令閣下の命を危ぶませるものがあったとはいいがたいですね。
[威嚇射撃だった可能性。ゼロとは、言わない。
冥福を祈る、という言葉に、他にも沢山死んだのにな、と、とん、と手帳を走るペンを弾ませた]
マリエッタ。
飛行船のことは大して知らないけどさ。
「ここにいちゃヤバい」
そう言ってる私の勘は正しいと思う。
[安否を確認せずに、逃げるわけには行かない。彼女がいるはずの艦橋へ向け、走った。]
ありがとうございます。
奇遇ですね、俺も、この問いにあなたがなんと答えるのかが、一番気になる。
[完全に手を止める。
相手の音を聞き逃さないように、色を見逃さないように]
……なるほど。それが「フェリクス司令の回答」か。
[答えに、視線を落とす。
硬い、音だ。嘘じゃないだろうけれど]
わかりました。有り難うございます。
[短く息を吐き、顔を上げると。特ダネと提案する顔に当たる。
さすがに少々鼻の頭に皺を寄せて]
ジュースは結構です! まだ手を付けてないし! 特ダネってなんですか?
[単刀直入に聞いた]
[外に出ると、空に地上に光と煙、火薬の匂い、そしておそらく…人が焼けた匂いもしただろうか。]
煙、吸い込まないようにしろよ。
[着たままの礼服のマントを脱いでアデルの頭にかけた。]
多少は違う。被ってろ。
……これでも、足りないか!
[機銃弾が獲物を引き裂こうとした刹那、エンジンが更なる唸りをあげた。
次の瞬間アルバトロスは、霧を裂き下方へ向けて急加速する]
無茶なことを……。けど、逃さないよ。
[だが、アルバトロスを追うシュヴァルベの眼前に
突然霧を割って、別のケルコム機が滑り出してくる]
…………っ!
[衝突を避けるため、機首の向きを変えれば
アルバトロスとの距離が開いた]
/*
残念は、自分の力の無さを思い知った感じかにゃー
そりゃそうだ。信頼関係ってそういうもんだろう、みたいなのを突きつけられた感じ。
[特ダネと振られて聞かずに帰る記者はいるまい。
取材に応じる代わりに、こちらの宣伝もしてもらう、よくある取引だ。]
ケルコムが降伏を受け入れるまで、シリーは、ケルコムに対する工業製品の輸出を全面停止する。
軍事用品に転用が可能であろうとなかろうと、すべての工業製品をだ。
[ほのかな笑みすら含んだ唇で、大国の戦略を語る。]
ただし、食糧や医療品の輸出は今までどおりに行うものとする。
ケルコムの人民を飢えさせるのはシリーの本意ではない。
打倒すべきは暴走しているケルコムの軍閥だ。
[すなわち経済封鎖を行うという宣言。
100年前に空を奪われた恨みと、今日の生活と、どちらが大事だという選択肢をケルコムの国民につきつけ、世論を撤兵に向けんとする戦略だ。
だが、ケルコムの意思決定が国民の意志に依らず、寡数の密室で行われるならば、国民の疲弊が増すばかりかもしれない。]
―― エアリエル号上部、飛行甲板 ――
エイルマー、ロニィ!
いいか、俺たちはマリエッタらの脱出を援護する。
空を掃除して飛び立つ時間を作るんだ、いいな!
[脱出用の高速船に乗り込んだVIPたち。
旗艦を見捨てて逃げることにまだ抵抗がある者も少なくなかったが、旗艦が大きく揺れるたびにその気持ちも小さくなっていった]
よし、では各自、砲座に乗り込め。
俺が甲板右、ロニィが左、エイルマーが後のだ。
別れ!
AR『了解!』
[珍しく敬礼を交わした3人……そして取り残されようとしているのが1名]
S『あ、あの……僕は……』
[員数に含まれていないことに肩を落とした新兵が恐る恐る聞いてみて……返ってきた答は予想通りだった。
ニヤニヤと笑いながら、三者三様に拒否した。]
M『新入り、お前はこいつで一緒に脱出しろ。ここから先は命の保証が無ぇ……つーか足手まといなんだよ』
A『そういうことです、私たちは隊長と付き合いますけれど、新入りくんは来て日が浅いですし、そこまでする必要ありませんよ』
R『悪いな新入り。この砲座、3人乗りなんだ』
フェリクス君がステキすぎる件について!w
何だろう。
歯車の回り方が一緒だけど、動力源が全く違うって感じ?
これ、同級生時代は相当面白い関係だったと思う。
言ってることは全然違うのに、「こうしよう」って出た結論は同じなるって感じw
>>12
「撤兵」じゃないな、自国防衛戦なんだから、どこにも退けない。
しかし、言ってはみたが、この経済封鎖に対して、ケルコム側がどんな手を打てるというのか…
あまり熱血になりそうにないな。
まあ、大国のエゴのアピールなので。
[それでも……と俯いて呻く新兵に、隊長が肩に手を置いた]
新入り……特命を与える。
俺たちの代わりに、マリエッタを守れ。
ずっとだ。
……俺様は軍でいろいろやって来て、本当なら何度首が飛んでるか分かったもんじゃねぇ。
それがこうしてまだ続けてられるのも、マリエッタのおかげだ。
1回ぐらい恩返ししてやらんとなとは思ってたんだが……なかなかな。
だからよ、俺の代わりに、借りを返してやってくれ。
――押し倒してもいいぞ?
[隊長なりの冗談で締めて、呆然とする新兵を高速船に押し込んだ]
うわぁぁぁぁぁぁ
[旋回中にエアリエル号左舷の爆発に巻き込まれる。]
っ!操縦もままならないか…
なら、脱出するし…!?
[固定ロックベルトを外そうと右手を腰元に廻したが、
先ほどの爆発の衝撃でひしゃげていた。]
トコトンついていないって事か…
まぁこういう時はそのまま空に委ねるに限るな。
[爆発を始めるエアリエル号を後ろに
見ながら白い機体は黒い煙をのぼらせながら
高度を落としていった。]
よーし、行くぞ野郎ども!
配置につけ!
[甲板を勢い良く踏み鳴らし、ケルコムの空に胸を張った。
3人は各自それぞれの砲座に乗り、上空への対空射撃を始めた――自分の脱出を放棄して]
― 高速船内部 ―
S『うぅ……』
[新兵は呻いていた。
この大事なときに戦力外通告を受けた情けない自分に。
隊長らの配慮は分かる。
自分も残っても、出来ることなど特に無い。
犬死だけならともかく、足を引っ張ってしまいかねない……いや、マリエッタを守れというのが方便なのだ。
厳しいし無茶苦茶だし不条理の塊だけど――隊長らは自分を死なせたくなかったのだ。
その優しさを甘受して、1人生き残るべきだろうか。
遺言を守ってマリエッタの傍にあるべきだろうか。]
S『すみません、通してください! 降ろしてください!』
[反射的に、詰め込まれた人をかき分けて昇降口に向かおうとした]
S『副司令……!!』
[心配していたのか、あるいは予測していたのか、マリエッタの静止を受けた。
その清らかさと優しさに、俯いて、少し泣いたかもしれない。
けれど、やがて意を決して見据えて。]
S『今までの、ご無礼をお赦しください……そして、もう1つだけ我侭を聞いてください。
僕は……僕は、弱虫で、役立たずで……何も出来ない新入りです……けど、僕は、それでもアイアン・マーズです!
隊長やみんなと一緒に戦わせてください!
行かせてください!』
[敬礼したのち静止を振りきって飛び出し、隊長が乗っている砲座に駆けた]
―回想―
[マリエッタの指示の後、
ゲオルグは3人と共に格納庫へ脚を運んでいた。]
「てんちょ!てんちょ!いよいよですねぇ」
店長じゃない…隊長と呼べっ!
「はいっ!隊長!!」
[ユリアーネは歩みを止め、敬礼のしぐさ]
「隊長!俺らの機体はまだ残ってるんっすかね?」
「除隊した者の機体とは言えど、
元々は軍の所有物ですからね。
一介の兵士が退官したとて、
廃棄とはなりませんでしょう」
それにしても、三連休忙しすぎです…orz
雪だ雨だで多少は鈍っていますが。
これ、快晴だったらホントにヤバかったかも。
今日も忙しくなりそうです。
なっ……!
おい、何をしてる!
このバカヤロウが!!
[突風に煽られて吹き飛ばされそうになった新兵と、罵声を浴びせながらしっかり捕まえた隊長。]
R『ギャハハ、新入り結局来たのかよ、俺たちの何がいいってんだ』
A『隊長、そろそろ認めてあげたらどうですか?』
[通信先から聞こえる、部下たちの声。
員数外のはずの新入りだったが、骨のあるところを見せられては皆も受け入れる気持ちになった]
……ったく。
おい新入り、てめぇはもう新入りじゃねぇ。
――仲間だ。
[そう語りかけて、右手を交わした]
届かないか……。
[忌々しげに蒼いアルバトロスに視線を向け、
体勢を立て直して追おうとすれば、上空で爆発音が轟いた>>2:629
何事かと振り仰げば]
――――……。
[鐘の塔の上空で風の精霊号が紅蓮の炎に焼かれ
苦悶に震える姿が映り、言葉を失った]
― 格納庫/少し前 ―
行くのか。
[現れた男へと、視線を向ける。]
あの、翼で。
[男が求めたのは、あの日の、罪の証。]
―――もちろん。すぐにでも飛べる。
当然だ。お前さんからの預かりものだからな。
[格納庫の奥から機体が引き出される。
白を基調とした、精悍な滑空機。]
[かつてのままの顔で男は機体に乗り込み、
飛び立つ準備に入る。
その横に立ち、機体を軽く叩く。]
行ってこい。
だが、きっちり帰ってこいよ。
これは、儂が整備した機体なんだからな。
[親指を立ててみせ、機体から離れる。
飛び立つものに掛ける言葉は、いつも同じ。
それでも、約束を守れぬ者たちもいた。
今度のフライトが、そうならぬように―――]
―――必ず、戻ってこい。
ゲオルグ――――……。
[どこまでも青い空を裂く、ひとすじの白い牙。
その背中へ、祈りを呟く*]
おいてめぇら、アレをやるぞ!
右手を出せ!
[そう言って、空中に向けて右腕を伸ばした]
A『ほら、学校でやったことないですか? ファイトー・オーッみたいなやつ。
離れてるので重ねることはできませんが、こうして通信できてますし。』
R『あー、俺っちの時以来かぁ……ほら敵がいない今のうちだぜ?』
S『は、はい……』
[隊長と新兵が右手を重ね、離れたところからエイルマーとロニィが心を重ねた]
いいか、俺が所属小隊を言うから、てめぇらが小隊名を叫ぶんだぞ。
分かったな? 分かったら腹に力込めろォ!!
いくぞーっ!
[特ダネとして告げられる内容思わず立ち上がる。
膝がテーブルにぶつかって、コップが落下する]
ばかな。それじゃ全面戦争になる!
[経済封鎖――食物医療、輸出は最低限のライフラインのみ、しかしそれだって「軍事転用できる」という理由でいくらでも止めることが出来るものだ。
空の国ならそれでも物を投げ落とすことはできるが、影の国は飛行機がなければ話しにならない。
ケルコムがとれる戦略は限られる、短期決戦しかない]
おい、これを持て!
[隊長がおもむろに服を脱ぎだし、上半身裸になる。
軍服が風に飛ばされ、空に消えて行く。
新兵は白いシャツを手渡された]
いいか、それは合図の手旗だ。
脱出できる隙ができたらそれを振れ。
分かってくれるはずだ。
……任せたぜ。
S『了解!! やり遂げてみせます』
来たぞ!
生かして帰すな!!
[3基の砲座が同時に動き、道を作るべく轟音を挙げた。
多くの敵機は抵抗がやんだ艦橋付近に気を取られているだろうか、ほどなく空が拓けた]
今だ、発進させろ!
S『 G O ! 』
[新兵が身を乗り出して、白いシャツを振った。
脱出機は飛び立って行った――]
[格納庫の奥に布が被されてある機体。
勢い良くその布を取り外すとそこには白く輝く機体が。]
「わぉ!そのまま残ってるじゃないですか!」
「にしても、どうして俺達が
当時使っていたままなんスかね?」
あいつのはからいだろうよ…
「これこれこれ♪やっぱりこれじゃなくっちゃね♪」
「除籍されて数年経つとというのに…
整備が行き届いてますね…」
さて…と…
[ヘルメットとゴーグルをつけながら
ゲオルグは3人に声をかけた]
[口が渇く、つばを飲み込んだ]
……本当に、やるの?
[むしろ先程の勝利後の展望を答えたときよりも楽しげに見える男に、真実かなどと問う意味などあるようには思えなかったけれど]
そうして勝って、さっき答えたような未来を作るの。
[声が、出ない]
R『よっしゃーっ!!』
よーし、よくやった。
……っ! まだだ! あれを狙え! 近付けさせるな!!
[喜びの声はすぐに封じられた。
何かの偶然か、読みきった利口な敵パイロットがいたのか、飛び立った脱出機に襲いかかろうと突っ込んできた]
この期に及んで俺様の目の前を飛ぼうたぁいい度胸だ!
アイアンマーズをナメんじゃねぇえっ!!!
S『あっちからも敵機が!
爆弾が――っ!!』
そんなもん知るかボケェ!!
だったらてめぇだけ離れてろ!
[眼前に降ってきた爆弾など目もくれず、マリエッタらを守るための銃口は最後まで正確に敵機を捉えた――]
俺はちと寄る所がある。
お前ら3機で先に出ろ!!
『了解!』
いいか!
戦闘において…昔の言葉を覚えているか?
『ファーストルック ファーストアタック』
よしっ!上出来だ!
ではっ!!
[ゴゴゴゴゴという音と共に、
ゲオルグの乗る白い機体はエアリエルを
飛び出していった。]
/*
いや、長期戦争の方が損失でかいよね。
戦意喪失短期決戦の方が、被害は少ない。
ただなんとなく、この子はゆるゆる戦争をしているうちに分かり合えないかなあとか夢をみている気もする。
少なくとも短期決戦=絶対どっちか死ぬ、みたいなイメージ。
S『隊長ぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!』
――爆発。
R『くっそ……クソォ! 隊長が死ぬわけねぇ!死ぬわけねぇ!! だがこの野郎!絶対に許さねぇ!!』
A『早く、早く飛んでいけ!! 離脱してくれないと隊長を探せないじゃないですかっ!!』
[蹴り飛ばされた新兵が、他の砲座にいたエイルマーとロニィが見たものは、1つの現実。
そして、なお歩まなければならない、これからの未来と、この艦の運命。]
この戦争は、両国の歴史に深く刻み込まれることだろう。
その陰で、表に出ることのない、名も無き兵士たちの戦いもあった。
アイアン・マーズと呼ばれた彼らと、彼らと共にあって戦った機銃砲座の輝きは、誰も語ることはない。
ただ、空だけが知っていた――。**](了)
/*
総力動因でしょう、短期決戦。
軍人以外も投入でしょう、みたいなの。
しかしここは動きどころになってしまった。フェリクスうまいなてけしょ。
つか26時だ! ごめんねごめんね! 寝てください!(見えません)
これは外交のカードだ。
人を殺せば還ってこないが、物流は復活する。
わたしは、この戦争に一ヶ月以上かけるつもりは、ない。
そして、彼らがこれで屈しないなら──
けれど…君も、マリエッタと同じように感じているのかな。
[さきほどとは違う寂笑い。]
一国民の反応として覚えておこう。
/*
誰もARSにはお疲れ様でしたと言ってくれないか……。
小隊でロール回すのって失敗だったのかなぁ。
それと、インタビュアーの君へ、
これは、公人としても、私人としても言っておく。
わたしは、自分のしていることが正しいと信じている。
そして、それ故に、嘘をつく必要を感じない。
ある意味、手に負えない男かもしれないよ?
……追って、こな、い?
[今の機動には、かなりの隙があった。
加えて、機銃により少なからずダメージを受けている状態、落とす気があれば容易くそれは叶ったはず]
……上……戦況、変化が……?
[呟いて、上へと向けた、碧に映ったのは。
焔を纏う、船の姿]
では、他に質問がなければ、少し基地内の見学でもしてゆくかい?
[時計を見やる。]
ちょうど、哨戒任務に出る硬式飛行船がある。
取材したいなら乗れるよう取りはかろう。
ただ、戻ると夜になるから、先に社に連絡を入れておくことをお進めする。
[煙の中から現れるマーティンの姿>>2:649。そして彼から告げられる言葉に]
ふざけないで! 無法者に、私達の空を土足で踏みにじられた挙げ句、エアリアルを放棄しろですって!?
[瞬間新たな爆発音が響き、艦橋がぐらりと揺れる]
……くぅ!
クレメンスさん
[ゲオルグが向かった先はクレメンスの場所であった]
「…どうした一体??
………そうか…また空に戻るのか……」
はい…それで…昔お願いしていた…
「皆まで言うな、時間がないのだろう!
準備は出来ているぞ!」
[裏の納屋に案内されると、
クレメンスは納屋の扉を開いた。
そこには当時ゲオルグが使用していた
白い機体があった。]
[今の状況で……本能で持たないことは悟った。
そして己の尊厳とやらを押し通せば、
助かるはずの大勢の乗組員の命すら危険に晒すことも……]
やがて、慌ただしく艦橋へリーゼロッテの顔を見るや>>5]
リロ、クルーの避難経路の確保できてるわよね。
貴方のクセでしょ? お願い。
私はやることが少し残ってる。後で逢いましょう?
[腸は煮えくりかえっていた。
この怒りは父親の死に際して群がってきたハイエナたちを目の当たりにした時以来か……
ふつふつと沸き起こる情動を鋼鉄の意志で収めると、少女は伝声管を掴んだ]
「出力系をだいぶいじってあるので
身体に掛かる重力は以前のものとは比べ物にならんぞ!
今のお前の身体にそれが…」
だ、大丈夫です。
護らなければいけないものが…
護りたいものが俺にはあるので…
「そうか…なら行って来い!!」
はいっ!!
ブリッジよりエアリアル乗組員に……
誠に遺憾であるがるエアリアルは…
[次の句を告げるにそれは刹那の間だった。
けれど、……その一言を口に出すのにわき上がる抵抗心は
少女の身を焦がすように…]
総員退艦準備を急げ!
左舷通路は使えない。中央から右へ格納庫の脱出艇へ速やかに移動!
繰り返す! 総員退艦準備を急げ!
[伝声管を握りつぶさんばかりの勢いで、その蓋を閉じる。
悔しさを滲ませた彼女の肩が小刻みに揺れる]
通信開け。
テンペストより全滑空部隊へ。旗艦の以降の運用は不可能と判断した!
退避する脱出艇の援護に回れ。合流ポイントはE-08
操舵、3時の方向へ展開。下降角度5度調整!
もう少し……そこ! 微速前進!
[前を見据えて檄を飛ばす。]
ご苦労、貴官も退艦準備に入れ。
……え? 官邸に落としたって、出涸らしか残ってないでしょ?
あんな無法者もならず者集団、蜘蛛の巣が沸いた上層部に求心力を保つなんて考えられないわ。
軍開発工場を狙う! この旗艦を巨大な弾頭にしてね!
アルバトロスはもう作らせない……
せめてこの戦いが終わるまで!
ああ、
今日の記事は是非とも、大勢の人間に読んでもらいたい。
シリー、ケルコムを問わず、ね。
わたしのポケットマネーで、貴社に印刷用の紙代を寄付しよう。
増刷を頼む。
検閲はしないよ。
それが記者に対する礼儀だろう。
むろん、我がフリーゲンベルク邸にも一部、届けてほしい。
[場所は当然、知っているだろう? という顔で小切手をきった。]
マーティン……貴方も退避を!
何言ってるの!? 艦長は私よ。
私が残らなくてどうするの! これは命令です。すぐに退避を!
は、離しなさい! 無礼な! マーティン!逃げて!
[マーティンの声を聞いた士官の数人が無理矢理少女を抱えて走り出す。
暴れながらマーティンに手を伸ばす少女を眺めながら、彼はどんな顔を見せただろうか]
[彼がどうしようとしているのか……
きっと最後まで戦い……
そして……
少女の絶叫が遠ざかれば、艦橋には彼と……
火煙の中少女の見た記憶はそこで終わっていた]
風の精霊号、状況は!?
……ファング隊! ファウスト少佐……! 応答して!
[総旗艦の被害は大きく、ファング隊とも通信が出来ない。
最早、蒼いアルバトロスなどに構っている場合ではなかった。
操縦桿を引き上げ、ラダーを苛立たしげに蹴り、風の精霊号へと進路を向ける]
小隊各機、合流して!
先ずは、旗艦に取り付いてる奴らから始末する!!
[対空砲の多くが沈黙した今、直衛の滑空機が風の精霊号の楯にならなければいけない。
空の女王に喰らい付こうとするケルコム機を一蹴し
小隊機と今度はロッテ(二機編隊)を組み、風の精霊号の護りに入る]
くっ!
この重力は半端じゃねぇな。
[新しい翼を手に入れたゲオルグは
仲間の下へ向かっていた。]
『ピーガガガガ』
無線の入りが悪いな…
こちらホワイトファング!
こちらホワイトファング!
各機へ!
聞こえるか!?
「こちらシルバーフォックス(銀狐)了解」
「こちらイーグルマダー(鷹茜)了解よ。」
「こちらネイビードッグ(紺犬)了解っス!」
― ケルコム空軍基地:少し先の話 ―
えっと、こんにちはー。郵便です。
[件の”エアリエル号”事件の後のこと。
郵便屋の姿が、ケルコム空軍基地内にあった。
流石に、開発室中枢までは一介の郵便屋は立ち入れぬ。
要件を告げ、目的の人へと伝言を依頼する。]
───ああー、ええ。必ずご本人に。
プライベートなんですから、仕方ないでしょ?
[手紙を預かろうかというケルコム兵には首を振って、
ベルティルデその人を待つ。
彼女が出てきたならば、にこりと愛想良い笑顔を向けるだろう。]
ベルティルデ・ハイデルベルクさんですね?
先日の”お手紙”への返書をお持ちしました。
[先日、手紙を唆した時とは打って変わったにこやかな笑み。
鞄から親書>>2:148を取り出し、彼女へと差し出す。]
受け取りになられるのでしたら、この紙にサインを…
あ…、と。
すぐにお返事なさるなら、預かりますけど。
どうします?
[邪気なさげに笑んで、*首を傾げた。*]
…上出来だ!
昔と変わってねぇじゃねぇか…
現役退いていたからって泣き言は言わせねぇぞ!
『了解』
では各機!
俺が合流するまで現状の判断に任せる。
くれぐれもやられるんじゃねぇぞ!
>待ってましたが1時間経過したので、昨日の遺言から推測される流れで落とします。
wiki読んでよーっ、下の方じゃないぞー!
― ケルコムの空で ―
[白き牙を載せた翼は、精霊の上に舞い降りる。
それを迎える、三つの白。
4機の小隊は、ひとつの生き物のように翼を並べ、
風の乙女に群がる翼の群れに、襲いかかっていく。]
―風の精霊号/艦橋―
>>23
[盛大に激を飛ばす姿を見た時。]
あー…思い入れあるのかな。
ちょーっといっぱいいっぱいだわ。
[冷静だが、割り切れていない。そんな空気を悟って近寄る。]
[「ホワイトファング」。その異名が示すのは、
猛々しくも鮮やかな、戦闘機動。
2機ずつに分かれた小隊は、
それぞれに獲物を見つけて、牙を剥く。
獲物たる翼の上方より忍び寄り、
降下して速度を上げて、一撃を見舞う。
そのまま一気に機首を上げ、高度を得る間に、
僚機が相手の横を駆け抜けて注意を奪う。
再び無防備となった背中に、上空から更なる一撃。
これで、落ちぬ獲物はいなかった。]
[白き4機の騎士が守る左舷は、敵機は近づけもしなかった。
それほどに白き牙は鋭く、何者をも逃さない。
だが、一撃は、思わぬ所から来た。
空を揺るがす重低音。
精霊の横腹を突き破る、赤い焔。
不意の爆発に巻きこまれ、
4つの白が―――炎に、呑まれる。]
[大きな爆発音>>629とともに、衝撃にあわせて、大きく揺れる機体。]
く……っ!
[必死で操縦棹を操作する。どうにか機体を安定させ、危険区域を抜けたところで見えたものは。
風の精霊が、その翼を捥がれた姿]
[ゲオルグが戦場に赴いた際には
数機の蒼い機体アルバトロスが
エアリエル号の周りを周回していた。
エアリエル号からは発射される、
砲弾の音が絶え間なく響いていた。]
マーティンのところやってるな。
俺も早く行かないと、後であいつに何を言われるか…
[風の精霊と呼ばれた巨艦は火に包まれ、
悶えるように地の底に沈んでいく。
その最期に付き従うがごとく、
4つの白き翼は地に引かれていき――
――― 空へはもう、*還らなかった*]
>>24
あー…うん。
真ん中の道はまだOK。
お年寄りや子供じゃない限り、無事に格納庫行けるわ。
って、私はネズミじゃないから!
[安心させるように軽口をまじえながら、手近な兵士に安全なルートを告げる。]
短期決戦なら、人は死なないと?
[人は死ぬ、現にもう死んでいる。
奥歯をきり、と噛みしめうめく]
……多分、あなたの戦略は正しい。
あなたが正しいかどうかは、俺にはわからないけれど。
[かいま見えた弱い笑みの意味は、推し量ることは出来なかったけれど。ただ何となく忘れがたく、脳裏にこびりついて、語気を弱めた]
私は…ちょっともう一仕事あるから…
[置いてはいけない。自分や、彼女を大切に想う人のためにも。場合によっては、力ずくで何とかするしかない。そう思った矢先、怒りに満ちた声が耳に入った。>>28]
やるしかない、か…
[そう思った時。艦橋まで入り込んだ煙の中、まばゆい頭部がキラリと光った。]
[時計を見て取材終了を告げる相手。
問いたいことなら、ある。けれど、それを口に出すのは矜持が許さなかった。
硬式飛行船の取材許可にはもちろん是非にと噛みつくように答えたが、突きつけられた小切手は受け取るとびりびりに破って]
うちの新聞はこんなに高くありませんから!
[ぴしゃりと*言い切った*]
聞こえるか!
戦況は!!!??
[ゲオルグがエアリエル左舷に到着した頃、
アルバトロスの数は増援を受けていた。]
ホワイトファングより各機へ!
2マンセルで行く。
紺犬!俺と来れるか?
「了解っすよ!」
良しっ!
残るは銀狐と鷹茜で行け!
いいな!1機で深追いするんじゃねぇぞ!
いつも通り2機で行けよ!
/*
>>2:649
艦橋に行ってないんだけどなぁ……
本当に今回は意思疎通ができなかった。
反省というか自分の限界かなぁ。
……潮時かなぁ。
>>30
[数人が無理矢理少女を抱えて走り出すのを見送る。]
…マジで。
使えるクルーだと思ってたけど。
骨ありすぎじゃない?
[煙の向こうでどんな顔をしていたのかは、...にもわからなかった。ただ、怒声とも笑い声ともつかない声が、聞こえた気がした。]
『このはげーーー!』
[反対側からも聞こえた。]
[飛び出した時は、完全に感情だけに突き動かされていた。
だから、頭から抜けていた。
『船が落ちる』というのが、どれだけ大きなものか。
実際に、間近に見ていたのに]
……っ……。
[微かに走った震えは、押さえ込む。
一つだけ、わかっている事があるから。
決して、変わらない事実。
これが、自分の選んだ道なのだという事。**]
[自分だけだっただろうか。不思議と、悲愴感はなかった。]
あとは、任せた!
[喧騒の中でも、艦橋に響くように、そう告げると、連れ出されたマリエッタを追って走り出した。]*
―白い牙というのを知っているか。
蒼い空に描かれた白い機体の機動の事だ。
当時まだ1対1の空戦が主流において
相手に2機による旋回攻撃を喰らわせた。
まず1機が上空より相手めがけて
機銃攻撃を行いすり抜けたと同時に急上昇、
その後2機目が背後からさらにすり抜けと同時に
機銃攻撃を行う。
そして最後に、先ほどの1機目が急上昇した後
降下して再度機銃攻撃を行う。
撃墜された機体の周りの空には
縦横の白い弧が描かれている。
これが空に描かれた白い牙…
これにより一撃離脱の空戦において
かなりの確立で撃墜率が上がると言える。
当然僚機の生存確立も格段に上がった。
落とした……のか?
あの、巨大飛行船を?
[何が起きたのかはわからない。
ただ、確実にゆっくりと、船はある方角を目指して沈んでゆく。]
あっちは……!
こちらホワイトファング!
全機無事か!?
「当然の結果ですな。」
「問題なし♪なし♪」
(そうか…これでマリエッタにも…)
「テンペストより全滑空部隊へ。
……旗艦の以降の運用は不可能と判断した! 退避する脱出艇の援護に回れ」
[旗艦の放棄が告げられた。
シリーの空の護り手の象徴たる風の精霊号。
偉大な空の女王の喪失に、精鋭を以って任ずる滑空機乗りたちも動揺を隠せない]
……命令は聞こえたな。
まだ、私たちの任務は終わりじゃない。
風の精霊号の全乗員を無事に本国に連れ帰るんだ。
……それだけじゃない、これから大仕事が控えてる。
落ち込んでる場合じゃないよ。
[部下たちに檄を飛ばし、彼らを――自らを奮い立たせるように、大仕事『ケルコムへの報復』が控えていることを示唆する]
こちら、カフコヴァ、ちゅ……大尉です。
閣下、ご無事ですか?
[堕ち行く風の精霊号の周囲を旋回しながら
マリエッタ直通の秘匿回線に呼びかけた**]
よしっ!では各機!
ケルコム残存機をこのまま叩くぞ!
『了解!!!』
[その時だった…
突如重く低い轟音と共に左舷から爆風が
あたりを包む
正に一瞬の出来事であった。
ゲオルグの指示で各機が高度を上げ始めた刹那
左舷より爆風と光がその白い機体を包んだ。]
「きゃっ!」
「な、何事ですか!!」
「た、隊長!!」
[軍事工場のほうへ飛行船が墜ちるのが見えた。
通信機から報告も聞こえる。
無線機に叫ぶ。]
工場内、非常事態だ!空が墜ちる。
飛行機のことは気にするな、命を尊重せよ!全員退避!
[無線から聞こえた瞬間の声。
それ以降無線は沈黙を保ったままだった。]
くっ!!
各機応答せよ!各機!!!
[ゲオルグは操縦桿を握り締めた。
自身の機体も急速に降下を始めていた。]
[黒い煙を上げながら、降下していく機体。
しばらくした後、赤い焔と同時に空に散る。
ゲオルグは胸ポケットから写真を取り出した。
そこには士官学校入学の際に撮った幼き自分と
父と母が写っていた。]
父さん…母さん…
俺はまた空に…空に…
帰ってきました…(了)**
ミヒャエル、リヒャルト。戦闘は終了した。速やかに帰還せよ。
……今は翼を休める時だ。敵の旗艦を撃墜できて偉かったな。おめでとう。
[曾祖母の思惑はいつも断片しか捉えることが出来ずにいるから、ギィの呟き>>2には言葉を返せずにいた。
不意にばさりとマントが頭を覆えば、少し驚いたように見て、それから礼を一言。]
有難うございます。
―――――。
[前方に向けた視線が、凍りついた。
銃撃によって墜とされた機体が折り重なっている。
どれもが、酷く焦げ付き、中から人の手が頭がだらりと垂れ下がる。
そのうちの一機は、名も知らぬ敵軍新兵の打ち落としたもの>>571であっただろう。
彼が人を殺めたのは初めてであったのと同じに、人が目の前で死んで行くのを見るのは初めてのことで。]
[曾祖母の思惑はいつも断片しか捉えることが出来ずにいるから、ギィの呟き>>2には言葉を返せずにいた。
不意にばさりとマントが頭を覆えば、少し驚いたように見て、それから礼を一言。]
有難うございます。
―――――。
[前方に向けた視線が、凍りついた。
銃撃によって墜とされた機体が折り重なっている。
どれもが、酷く焦げ付き、中から人の手が頭がだらりと垂れ下がる。
そのうちの一機は、名も知らぬ敵軍新兵の打ち落としたもの>>2:571であっただろう。
彼が人を殺めたのは初めてであったのと同じに、人が目の前で死んで行くのを見るのは初めてのことで。]
[思わず駆け寄って、手を取る。
ぼろぼろに焼け爛れた皮膚は、もう生の兆しなど伝えてこないと分かっていたけれど]
衛生兵!!!!
救出急いで……
未だ頭上では銃撃継続中、こちらでは簡単な処置に留め、搬送は東地区へ。
本部の近くに、軍属の医療機関があるでしょう。避難民を不安にさせないよう、出来るだけそちらに!
[周囲の軍人が速やかに動き、担架に乗せて運び出す。
途中、躯の傍に膝をついた医療兵が首を振るのが見えた。]
[大声を張り上げるが、銃声の轟く中で果たして命は何処まで届くか。
即座に走る者もあれば、伝言を受けるまで現場でまごつき、銃弾に射抜かれる者もいた。]
……っ、医師達は継続待機………これからはこんな事が続きます。
でも、どうか堪えて。地上支援の要です!!
[通信を受け、一瞬安堵の表情が過ぎるも束の間。
不意に、頭上を覆っていた影が薄くなる。]
[敵飛行船が落下―――その報告に空を振り仰ぐ。
敵艦船が焔に包まれたまま、ゆっくりと移動して行く。]
[係留先の柱が折れる音に重なるよう。
高らかに鐘の音が鳴り響いた――――]
[敵飛行船が落下―――その報告に空を振り仰ぐ。
足元に深く影を塗り重ねていた艦船。
それが今や、焔に包まれたままゆっくりと移動して行く。]
[係留先の柱が折れる音に重なるよう。
高らかに鐘の音が鳴り響いた――――]
[即座に飛ぶ指令>>56。
そして帰還命令が下れば、先刻のマントを引き下げ、それに隠れるよう袖口で小さく目許を拭った。]
アデル、無事に戻った奴らを出迎えに行く。一緒に来てくれ。俺のむさ苦しい顔より、アデルの笑顔のほうがみんな喜ぶだろう。
[アデルが拒否するなら無理強いはしない。格納庫へ移動する。
無事戻れた操縦士は、敵の旗艦を落とせたというのにお通夜みたいな顔をしているものがほとんどで。
空軍が出来て初の戦闘。いわば、ほとんどの者に取っての初陣。運良く敵機を落とせたものも、地上に降りて初めて、人を殺した事実と、己の脚が震えていることを認識する。
一緒に訓練をした友達が撃墜されてショックを受けている者もいる。
そんな中に、リヒャルトとミヒャエルの姿もあっただろう。]
良く無事に戻った。ゆっくり休むといい。
[アデルも来ているなら、言葉をかけてもらう。
嗚咽が聞こえるが、軟弱だ、と叱りつけることはしない。
一人一人の肩を、労うように叩く。
リヒャルトもミヒャエルも、ここにいるならアデルのも。]
……これが戦争なんだ。
[忌々しげに空を見上げる。飛行機が墜ちても飛行船が墜ちても、シリーの街に被害は及ばないのが悔しい。]
シリーの上空まで攻め込むしかないか。
[瞳が怒りと野望で燃えた。]
[提案を拒否する理由など見当たらなかった。
頷いて、すぐさま格納庫へ向かうギィの後を追う。]
…………
[打ち拉がれた様子の操縦士たちに、何を言えただろうか。
少なくない犠牲者、死の実感は、確実に彼らの表情に影を刻んで。
ミヒャエルとリヒャルトを見つけたなら。]
…………お疲れ様、でした。
無事にお戻りになって、本当に良かっ、
[細い喉がこくりと息を飲み込んで。
後は、二人に拙い敬礼を*]
― 回想:六年前 ―
『それじゃあ、ちょっと行ってくるから。
あっ、寂しがらないでいいからね。お土産たっぷり買ってくるからさ』
[青磁が映すのは、同じ色の瞳と似た姿を持つ青年。
語尾に星でも散らしそうな口調で茶目っ気たっぷりに笑み、ぶんぶんとトランクを振っている。
呆れ顔をしつつ、胸元で小さく手を振り返す。]
……別に、そんな顔してません。
にいさま、飽きっぽいんだもの。勉強なんて言って、どうせすぐに帰って来るに決まってますし。
ちょ…ちょっと、そんなに振り回したら中身が飛び散っちゃう。折角荷造り手伝ったのに。
『うわあ、冷たっ。国の為家族の為妹の為、こんなにも身を粉にして働いてるのに。お空の父さん母さん、今日は妹がケルコムの地のように冷たいです……よよ。
まあいいや、行って来まーす! 不在の間婆様にもお前にもちょっと手数かけるけど頼んだよ! 』
[ディルドレの補佐にあたっていた双子の兄――アデル。
彼が“見識を深める為”という名目でシリーに発ったのは、今から六年前のこと。]
[三日目に、シリーの空や環境に興奮したような手紙が届き。
五日目に、大学の視察をしている、と、もう一通の手紙が届いた。
二週間後、そして一ヵ月後。
曰く、飛行機の製造に関わる施設が面白い、と。
………そこで、彼の足取りはぷつりと途絶えた。]
[ケルコムの要人が消えたとなれば事だ。
大袈裟に騒ぐと政治的に利用もされよう、と、失踪の事実を隠したままで内密に足取りを探らせたが、結局掴めずに終わる。
シリー新聞社や大学にはディルドレの手回しでそれとなく問い合わせが行ったようだが、それでも情報はゼロに等しかった。
兄が消えたまま一年、二年と月日が過ぎるうち、ディルドレは衰えてゆく。
自然、表舞台に立つ必要性を強いられることになり「補佐」は「代理」に昇格。
本来ならアデルの居るべきポジションに、「アデル」――旅行中のみ代役を努めていた自分が収まることになった。失踪の事実は公にされないままで。
双生児であることが周知であった為に、社会的には自分は「死んだ」ことになっている。
幼い頃は病弱であった為、周囲にも悲しいほどにすんなりと受け入れられた。]
[元より良く似た顔立ち。男性にしては小柄で細身だった兄の代わりは服装に気をつけさえすれば比較的容易であった。
声のトーンと口調のみ意識すれば、仕事中はひどく猫を被って真面目ぶっていた兄の真似も出来た。
けれど、社交的な性格だった彼の私的な友人達に対しては誤魔化しがきかない。
自然、職務に没頭するように見せかけて距離を取った。
仕事に励んでいたのは偽りではない。何せ、覚えなければならないことが沢山あったのだから。
朝早く起きて、定時よりも遅くに帰る。そんな生活を続けて一年が経ったある日のこと。]
[その夜は、空が霧雨のように煙っていた。
何時もの帰路、何時もの時刻。けれど何時もとは違う夜。
不意に肩の兎が肩の上でぴんと耳を立てた。
やがて肩から飛び降り、勝手に走って行く。]
………どうしたの? あ、ちょっと!?
[あの仔が自ら離れることは滅多にあることではない。
息を切らしつつ漸く兎に追いついたのは、大通りの隅、路地に続く場所。]
驚いた。
急に走って行くから、……――――!
[駆け寄ろうとして、息を呑む。
見開いた青磁が捉えたのは、
地霧の中、倒れ伏している青年と。>>2:40
傍らを離れようとしない猫と。
事情を聞くかのように、耳をぱたりぱたりと動かしている兎と。]
[苦心して近くの家に運び込み、寝台に寝かせる。
「此処からの方が仕事場に近いから」と横着な兄が住んでいた家を、その頃は自分も利用していた。]
……良かった、息はあります。
となるとまずは……この傷をどうにかしなくちゃ。
[身体のあちこちに残る痣を痛々しげに見詰める。
救急箱を引っ張り出し、先ずは洗浄と消毒とを行い、必要な箇所には包帯を巻く。
慣れずに巻き直したり、巻き直しても緩んだりしていたかも知れないが、どうにかこうにか一通りの手当を終える。
青年の額に浮かぶ汗をそっとタオルでふき取ると、畳んで隣に置いた。]
これで、よし…っと。
えっ、うそ。もう朝…!?
[時計を見て、仄かに白む窓を見て、ばたばたと支度を整え直す。
朝食に、手早く作ったオムライスとスープを置いて出て行った。
“良かったらどうぞ”とだけ書いたメモを添えて。]
[遅くに戻った時には、青年は目を覚ましていて。
夕食のサンドイッチを差し出し、名前や仕事やその他身の周りの雑然とした話を聞いたり、聞かれたり。
ミヒャエル・アルブレヒトと名乗ったその青年が空軍の訓練生だと知れば、何処か羨望の篭った眼差しを彼に、そして窓の外へと向けた。]
それでは、ミヒャエルさんはこれから翼を持てるんだ。
………空が、見られるのですね。
[例え、ケルコムの空が真の蒼穹からは程遠いとしても。
それに近づく事が出来るということ、それそのものが。
自身には想像も及ばぬ世界のことのようで。
彼とはその一件以来、時々会って話をするようになった。
訓練生から正式な軍人へと、そして階級が上がっても。方や、国内国外で知名度が高まってしまってもそれは変わらない。
“アデル”の名を持つようになって以来、恐らくは初めての気の許せる友人だった。]
―現在:格納庫―
[必要ならば、操縦士たちに応急処置を施して。
ギィが去って暫くは、其処に留まっていた。
格納庫に収まっている幾つかの機体を、じっと見詰める。
何事か、思案するように。**]
/*
よし、色々回収……っ
後拾わなくちゃいけないものは何でしょう、確認して。
羽風新聞社の依頼とか、色々と受けられるといい、な……(力尽きた
/*
おばーちゃん意識不明にさせてる余裕がとってもなさそうです…。
上を通すのが面倒なのでさくさく決裁できればいいのだけど、どうしてこんな国構造にしてしまったのか…いやいや。
とにかく、ね…る…。
―屋敷inお風呂・昨日―
>>2:345
[言われなくても目を閉じ、じーっとされるがまま。]
んー……(アタマ)
んー……(右手)
んー……(左手)
んー……░▓▒▓█▓░░▓▒
んー……(右足)
んー……(足のウラ)
(ざばー)
[ふと、友人の背中のキズが目に入り。]
……………
カンケーないわよね。
気にするような相手には見せないし。
見せるような相手は気にしないだろうし。
オトメの秘密と同じよ。
[誰に言うでもなくつぶやいた。]
[試練?から解放され、一言。]
お風呂はこれからも遠慮スル!
似てるって…髪型と色だけじゃん!
私の認識これ!?
[左右に結んだ髪をつかみ。]
…まあ、そうかも。あはは♪
服は…きっと似合わない。
賭けてもいーよ。誰も「カワイイ♪」なんて言わないから。
[そう言いながらも、ちゃっかり簡素なワンピースを着て。]
でももらう。
私はタダなら何でももらう!
取り合えず「若い」ってもっと言って。
[色々とオトナ失格なことを言いながらも、年齢には頑なに触れなかった。]*
[「死ぬよ。」]
………私は、
私は、“精神”だ。
身体が死ねども、“私”は死なぬ。
私は、百数年を生きてきた。
その精神は、傷つくことを……揺らぐことさえも、嘗て、したことは無い。
……私は死なぬ。私は……
[公平のイヴェールには、気紛れのフィオンと比べ、決定的に違う点がある。
“彼女”は、“心を見通す目”を持っていなかった。人の心を、精神を、心理を……何一つ、理解することが出来なかった。
彼は、自分よりどれだけ永く生きているのだろうか。
それは、きっと彼にも分からないだろうし、聞いてもいなかった……しかし、自分より“心”について知っている要因として、口に出さずとも、精神の奥で劣等感を抱えていた……]
/*
出かける前にちらりと灰潜伏。
マリエッタに1票入っているのを見て、ちと驚いたのでw
個人的には、お嬢は最終日陣営だろうと思ってるな。
お嬢が居なくなれば赤組が空中分解起こす。
and 司令がぶちぎれて、シリーかケルコム殲滅シナリオしか選択出来なくなる可能性大。
まだ陣営の中心落とすのも早いと思うが、
落とすならフェリクスだろうなぁ。
さて。誰に投票するかね。
考えつつ、お出かけ。
/*
お嬢と似たような理由で、アデルも最終日陣営だろう。
お嬢とアデルさえいれば、話にどうとでもまとまりが付くと思う。
一応、熱血戦記物なんで、悲劇的な結末は避けたいからなぁ。
…と、現時点での考えを埋め埋め。
なんてやってないで、さっさと行くか。
[……そして今、“心”を擽られる。]
[「キミはどうする。」]
手を、出すなよ。
[質問に答えぬ、低く強い声。*]
/*
こっそりとログを読むタイム。
昨日の空戦なかなか読めてないんだよー
今日の夜までに新聞発行しちゃうのがいい気がするんだよねーそして時間軸も追いつきたい。頑張れ俺。
−ケルコム統合幕僚本部−
[交渉のテーブルにつくはずの両国が、予想外の展開で、互いに損害を被った。シリーは旗艦を失い>>26、ケルコムは量産型−レオパルド−の半分に値する10機を失った。さらに、生産工場の一つをシリー旗艦の最後の突撃により消失>>28した]
「工場をピンポイントで狙ったということは、軍の機密が漏れている可能性がある」
[統合幕僚本部での報告であった。軍の工場の位置については、ケルコム国民にさえ知らされていない。本来なら、シリー軍が知る由もないはずなのである]
「幸い、今回狙われた工場は組み立てしかしておりませんでしたので、現在生産中の戦闘機の大半は無事であります。が、部品については、他国からの輸入が必要となるものが多く、以前と同様の生産量を確保するためには、少なくとも数週間はかかるかと…]
「シリーに情報が漏れている可能性がある。国境の出入りのチェックを今以上に厳重にするように。また、スパイ容疑のある者は片っ端から連行せよ!」
[公安警察も必死だった。軍からの指摘もあり、任務の怠慢が招いた結果ではないかとの疑念を晴らすべく、あらゆる方面にチェック網を張り巡らせた。結果、マスコミ、通信に関する民間人のチェックも厳しくなった]
[さらに国民感情を逆撫でしたのは、シリーからの経済封鎖予告>>11>>12であった。ケルコム国民の反応はフェリクスの予想に反していた。今までシリーに抑圧されてきたと感じている国民感情は、かえって反シリーに傾いたのだ]
「シリーの司令官は何を考えているのか…。わざわざ国民感情を煽ってきた…。
それで、現状はどうなのだ?」
「現状の備蓄であれば、数ヶ月は持つかと思われます。それより、困るのは、シリーの方でしょう。食料に限って言えば、シリーは巨大輸入国。高山でしか生産できない農業生産物しかありません。特に、芋、麦等はケルコムからの輸入に頼っています。試算によると、今月内には、穀物は尽きる計算です」
「シリーの貴族どもは、日頃から裕福だからな…。それは困ることだろう。しかし、あの司令官のことだ、優雅に紅茶でも飲みながら、『パンがなければ、ケーキを食べればよいだろう?』くらいのことは言いそうだな」
[幹部の一人がそう、軽口を叩いた]
「ケルコムが今までどれだけの辛酸を舐めてきたかを知る、いい機会だ。で、こちらの手立ては?」
「シリーの物資、特に食料に関してライフラインを叩きます。飛行船、滑空機を主とするシリーは、陸続きのケルコムとは異なり、どうしても空を経由しなければ、物資の運搬はできません。シリーには、常に南風が吹いており、北からの進入はできませんので、南側から徹底的にゲリラ戦略で運搬船を狙います。窮鼠猫を噛むのだということを身をもって体験させてやりましょう」
「よし、では、その通りに、長老会報告し、即実行だ」
[悪運なのか、良い方の賽の目を引いたディルドレ>>1は健在だった。もちろん、軍の方針には即答で許可したことだろう]
−エアリアル号事件の後 ケルコム空軍基地−
[量産型の大量撃墜及び、組み立て工場炎上のニュースで、蜂の巣を突ついたような開発室に、フィオンからの呼び出しの知らせがきた>>35。面談室まで赴く。最初かの郵便屋が現れたことに驚いた。さらにそれに対する返信を持ってきたというのである>>36]
返書…ですか?では、私の…は、受け取っていただけたということですね?
[早速彼が取り出した親書を、しばらく見つめた後、内ポケットに仕舞った。そして、差し出された紙にサインをし、]
お返事は…少し待っていただけませんか?内容を確認して、それから…。
[その場で内容を確認することはしなかった]
明日、私の自宅にお越しいただけませんか?返信をお渡しいたします。
…あ、あと、この先、少し注意された方が良いかと思います。シリーとの行き来が制限されるとの噂を聞きました。ここの出入りも難しくなるかも知れません。
[とだけ、注意を促した。が、実はベル自身がすでにマークされ始めているということにまだ気がついていない]
では。
[そう言って、面談室を辞してから、一旦開発室に戻り、急用ができたので、今日は一旦自宅に戻るということを部下に伝えた。これで丸一週間泊り込みであったので、誰もが慰労の声を掛け、見送った]
/*
おー。
なんというか、リヒャルトに会いに行こうとおもったら、
行きにくくなったな。
これくらいのタイミングで、一度は会っておきたいんだが…
[自宅に戻ると、置き手紙があった>>1:158]
これは…あの、新聞屋さん?
[中には、フェリクスの写真と共に私信が入っていた。『この人は、誰ですか?』それはつまり、自分とフェリクスとの関係が何かを問う意味であろう]
ところで、どうやって連絡すればよいのかしら?
[肝心の連絡方法が書いていなかった]
それより…。
[そう呟いてから、先程郵便配達人から手渡された手紙を内ポケットから取り出した]
/*
国防的な問題を考えると、たしかに封鎖するべきなんだが、
シナリオ的に、今、シェイの行動を制限するのは
どうかとおもうのじゃよ。
ただでさえ、場所が離れていて行き来が難しいのを、
さらに移動制限すると、話の硬直化を招くでな。
まあ、フィオンあたりにはまったく関係ないことではあるが。
― 執務室 ―
[シリーが放棄した四番艦の修理の命令を出した。
ケルコム軍が使う為に。]
今が踏ん張り時だ、大至急で頼む。
[無線機にそう言って無線を切った。]
−自宅−
[自宅に戻ると、置き手紙があった>>1:158]
これは…あの、新聞屋さん?
[中には、フェリクスの写真と共に私信が入っていた。『この人は、誰ですか?』それはつまり、自分とフェリクスとの関係が何かを問う意味であろう]
ところで、どうやって連絡すればよいのかしら?
[肝心の連絡方法が書いていなかった]
それより…。
[そう呟いてから、先程郵便配達人から手渡された手紙を内ポケットから取り出した]
[フェリクスからの手紙>>2:148は、『親愛なるベル』から始まっていた]
シリー空軍の中枢…。
[ベルの中でもほぼ確定した事ではあったが、改めてこう書かれると、多少の衝撃はあった。確かに、その立場では、現状ではケルコムの地を踏むことは不可能であろう。
しかし、ベルは安心した。結局あの後あの丘に戻ることはできなかったが、フェリクスももちろんあの状況であの場には来られるはずもなかった]
『わたしも君に会いたい気持ちは同じだ』
[このフレーズに辿り着いたとき、ベルは泣きそうになった。覚えていてくれただけではなく、『会いたい』と言ってくれた。心の中の埋火が一気に燃え上がった瞬間である]
『過ぎ去った時を埋めるのは、互いの腕しかないと思っている』
[あの温かい顔、表情が思い浮かぶ。今すぐにでも駆けつけて抱きつきたい。あの少女の時代に戻って、無邪気に飛びついてみる。そんな幻想を一瞬抱いた]
『我が屋敷に来られたし』
[ベルはその場にへなりと座り込んだ。
急に現実に引き戻されたような気になった。今の状況で行けるはずもない。それは、即、ケルコムを裏切ることにもなりかねないからだ。
封筒には、私信に書かれたとおり、通行許可証が同封されていた。それを、じっと見つめた。
そして、しばらくその場に座り込んだまま、何度も何度もフェリクスの言の葉を繰り返し読み返した。一語一語を全て暗唱できるまで…]
この無線機では、アレなので、できれば、どこかで直接お話をしたいのですが…。
[言葉に覇気がないのが気になった]
[寝食を惜しんでるので疲れが表に出てるだけだ。]
なら、執務室まで来てもらえるか。無理そうならこちらから出向くから場所を指定してくれ。
―フリーゲンベルク邸・昨日の朝―
>>2:374
>>2:375
…はいはい、おはようマイディア(声マネ)
相変わらずキモいわー!
あと結婚報告があってもあんたんとこには来ない!
[新聞を広げたまま、お茶を受け取る。お気に入りのカモミールの香りが、鼻腔をくすぐった。]
>>2:377
[一方、目の前で不満気につぶやく声に、つと視線を上げる。]
(私なら間違えないのにな。)
ずず…
[昔、散々文句を言われて覚えた朝の紅茶の分量。思い出してしまったことに少し苛つき、わざと音を立ててお茶をすすった。何度も注意された頃のように。]
できれば、軍施設以外の場所がいいです。
「白兎のランプ亭」はご存知ですか?鐘の塔の並びの角にある、ビアホールです。あそこに個室がありますので、そこではいかがでしょうか?午後5時には開店しますので、先に行ってます。少佐は、任務があけてからお越しいただけますか?
>>2:378
…素直に似合うでいいでしょーよ、そこは。
嫌味ならそれで十分よ。
自覚してるってば自分でも!
[できるだけ抵抗してなるべく質素な服をもらったが、それでも年齢にはそぐわない。]
初等学校生とか言い直したら殴る。
…あと、替え玉とかゴメンだから。
そんなんしたら、二人してもう口聞いてもらえないぞマイディアに。
[最後の声は広げた新聞の後ろに隠れた。]*
― シリー/空軍港 ―
[シリー、ケルコム問わず沢山の人に読んでもらいたい。
フェリクスは自分を、新聞社を「自らの口」として使うつもりなのは明らかだ。そしてこちらがその狙いを蹴ったとしても、彼は痛くもかゆくもないのも明らか]
書く、何処よりも先に。
[ならば選択肢は一つ。
執務室を出る前に、一枚写真を撮らせてもらう……小切手を破り捨ててもなお厚顔に。相手もそれほどで腹を立てたりはしまい]
[司令直々の許可が下りている。広報にも話が通っていたのだろう。管制室の通信記録も拍子抜けするほど簡単に見せて貰えた。
燃料と飛行時間から式典前まで遡って記録を追う。出港帰港した船の記録、隊の編成、被害状況、錯綜する無線のやりとりは文字になったファイルからでも読み取れる]
探られて痛い腹でもない、かァ
[つぶやいたら、後ろの当番兵はじろりと睨んだろうか。知った事じゃない]
── 司令官執務室 / シリー空軍基地 ──
[懐柔ともとれる小切手を破り捨て、フェリクスの肖像写真を撮る許可を求め、次なる取材へと駆けてゆくシェイを見送る。
「気骨ある記者ですね」
副官の感想に、同意の頷きを返した。]
あの少年記者シェイと羽風新聞社は、小さいながらも爪をもっている。
だからこそ、人々はその記事を求めるのだろう。
経済封鎖案を聞いたケルコムの住民も、同じように反射的な拒絶反応を示すかもしれないな。
元よりシリー不要論で起ったのだ、予想の範疇だよ。
だが、激昂はほどなく冷める。
冷静に自分たちの置かれた状況を認識してなお──戦争を望むのであれば、それはケルコム政府のプロパガンダが秀逸なのだろう。
指導者にあってみたいものだ。
少し、資料を集めておいてくれないか、ケルコムの評議会の面々、殊にディルドレの代理を努めているという青年について。
彼自身は穏健派であるという風評を聞いたことがある。
話のわかる者であれば、個別に説得に当たりたい。
ベルティルデから、国策無効ロール来たw >>82
>>83 え、食糧自給はできてるつもりだったんだけどw 食品輸出してるって書いたくらいには…
材料輸入しての加工品とすれば辻褄はあわせられますが。
一応「試算」扱いにしてくれているので、災害用備蓄は出せるし、そもそも長期戦は考えてないので、まあいいんですが。
だって長期戦になるとわたしの誕生日が (←
wikiには両国の交易の状況や、依存率は書いてないね。
高山寒冷地とはいえ、シリーには、はるかな昔からその環境に適応した農作物はあると想定してた。
地上と交易できない漂流時代もあったろうし。
(その当時は略奪してたのかもなw)
少なくともオレンジの実る国なのですぜ。
― シリー/羽風新聞本社 ―
じいちゃんただいまァ! 輪転着回す準備して!
[おんぼろビルに飛び込むと、社長は机の前にいて「もう準備できとるぞ」と言うからにやりと笑う]
さすがじいちゃん。写真お願い、俺記事書いちゃうから。
[慌ただしく号外を出す準備に入る。小さな新聞社の強味は意志決定の早さだ。数時間で発行にこぎ着ける]
― 空軍基地・自室 ―
[部屋に戻ると、何となく、力が一気に抜けた気がして。
その場に崩れそうになるのを押し止めて、どうにかベッドに倒れこむのには成功した。
激昂と、高揚が冷めた心の内に浮かぶのは、自分が飛び出した──頭に血が上った、そもそもの原因]
……義父……さん……。
[見せられたのは、養父の名前だけだった。
養母は、弟妹は。
そこまでは、まだ、わからないけれど]
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