情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[クレメンスの目配せで、飛行船から下りると、そこは巨大な邸宅だった。ケルコムでは教会関係の建物でもない限り、このような豪華な建物は存在しない]
アデル、これ、すごくない?
[こそっと、耳打ちする]
/*
フリーゲンベルク邸に、勝手に飛行場を付け加えてみたw
きっと、シリーの貴族の家には、
ヘリポート的に飛行場があるのだと夢想。
さて。送迎のお仕事おしまいである。
あとはまったり見物モード。
とりあえず、2時間前までにお膳立てできてよかった。
/*
不在で迎撃ロール回せないんだっけ?
んー……。
展開が絡まなくなってきたなぁ。
進行にテコ入れがないと……やっぱり戦闘無いと盛り上げにくいね。
/*
ケルコムの若い連中が、民間船を襲うのに反対するのは
非常に正しいことだと思う。
大義を見失ってはいけない。
国を動かす連中は、少々非情なこともするべきだが、
若い連中が唯々諾々とそれに従う様ではいただけない。
青臭い正論を若いもんが振りかざすのも、
熱血の条件であろうよ。
[着陸作業を終えたのか、出入り口が開く。]
ありがとうございます。
風の流れ一つ一つにも丁寧な解説を頂きまして。
お陰で、とても楽しめました。
[再び、クレメンスの手を借りながら右足を踏み出す。
乗船した時とは違い、ここは敵地。
爪先がシリーの地に触れれば、自然、眉と唇を引き締めた。]
── フリーゲンベルク邸宅 ──
[玄関へ至れば、待っていた家令が、ケルコムからの一行を恭しく迎え、邸内へと導く。
すでに、シリー側の列席者はサロンに集まっている。]
[「君の傍へ。」]
世迷いごとだ、
[汗ばかり流れて、目を見開いて……震える口元から、ぽろりと小さな言葉がこぼれた。わなわなと震え、膝を伸ばす……腰を持ち上げる。明らかに、身に力の籠っていない貴方を、ぎらぎらした瞳で見下ろす。]
──…… ………!!
[「後を任せて休めそうだ。」……それは、横になっていろという、私の願いに従う言葉。その筈だった……しかし、"魔"の鼻先には、どうにも"死"の臭いがちらついて、どうしようもなかった。ベッドについた両肘を伸ばし、言葉を唇の手前に停滞させる。
そこへ、老年の医者が入ってきた。鋭く振り返り、ぎらりと睨みつけて叫ぶ。]
症状を、 病状を、聞かせろッ!!
[ケルコム機に追い散らされたかのように見えた滑空機は
迎撃機が去って行ったのを確認し、再度、市街へと低空進入を繰り返した]
「――なるほど、こりゃ効果的だわ。
迎撃に上がっても、俺らはとっととおさらばだが
向うさんは、こんな目立つ敵を放置するわけにも行かない、と来ればなぁ」
[威嚇飛行隊――ナハトフリューゲルの小隊長は気の毒そうにケルコム軍用飛行場の方角へと視線を向けるが]
「……っと、いけねえ。敵さんの御出座しだ」
[急上昇してくる邀撃機を見て、部下たちに逃走を指示する]
─ 病院・回想 ─
>>523、>>524
[睨み付けるようにしながら無言で押し黙っていたら、
六芒星のタリスマンを託された。
これが何なのかは無論少女は知る由もない
けれど幾度も彼を護ったと言う言葉は真実みに溢れ
彼にとってこれがどれ程に大切なのかを
理解させるには十分だった]
……く
[指を指されて笑われて
今の日々を捨てて仇を取ると言われ
協力は拒絶され、そして護符を授けられる
なんなんだ……私を(いろいろな意味で)泣かせたいのかこの人は!
何をどうしていいのか判らないほどに混乱した少女の脳内は
それを防護するようにあふれてきそうな涙を堪えるので必死で]
絶対顔見せなさい!
[ただそれだけ言うのが精一杯で部屋を後にしようとしたところで]
ぁ……ん゛〜
[思い出したように立ち止まると、彼に向かって小さな小箱を放り、次いで傍らにいたシュテラにもそれより少し小さい小箱を……こっちは手渡した。
健全なシリー/ケルコムの市民はお気づきだろうか?
この日は100年近くを遡る昔、ただ唯一に近い形で双国で人気を博した名男優
バレンティアーノ・ロズベルクの聖誕祭。思慕する者へチョコレートを送る風習があったのだ。
庶民の風習であるこの習いを少女がどうしてしたかは定かではなかったが……
ちなみに当然のことながら、兄へも既に渡していた。
どれが一番大きかったかは……比べる術がないので神のみぞ知ることだろう]**
個人の一邸宅………で、この規模ですものね。
[何処か興奮したようなベルティルデの耳打ちに、そっと同じ物を返す。
家屋だけではない、シリーには存在しない高層の建物も遠くに見える。]
[現れたフリーゲンベルクの家令>>604に従って邸内に入っていく。見たこともない玄関、高い天井、物々しい装飾品の数々。ベルは別世界に迷い込んだような錯覚に陥った。
黙って、案内に着いていったが、周りから見ると、完全にお上りさん状態だったろう]
[サロンで待つフェリクスは、襞をよせた絹のスカーフを喉元のガーネットのブローチで留め、身体のラインを絞った三つ揃いのダークグレイのスーツを着用している。
鷹を模したの握りがついたステッキは歩行を支えるためのものではなく、紳士としての装いの一環。
家令に案内されてきた一行を、静かな微笑みで迎える。]
ようこそ、アデル・エルヴァスティ卿。
わたしが当屋敷の主、フェリクス・ヴェンダーヴァルト・フォン・フリーゲンベルク侯爵だ。
[軍人として会うのではないと、爵位で名乗る。
傍らの少女に腕を述べて紹介した。]
こちらがマリエッタ。
わたしの自慢の妹だ。
[最迎撃に上がってきたケルコム機が逃走しようと旋回する、
滑空機隊の最後尾に位置する機体に喰らい付き、機銃弾を浴びせた。
白い機体が一つ、翼をもがれ地に落ちれば、夜の底に沈む市街からは喝采の声があがる]
「あちゃあ、……やられたか。
――――仕方ない、今日のところは引き上げだな」
[白い翼は、一度闇の中へと飛び去れど
ケルコム軍の疲労を誘うため何度でも現れるだろう]
― フリーゲンベルク邸 ―
[二人を無事にフリーゲンベルク邸へ着地させた時点で、
自分の仕事は一旦終了だった。
一度工房に戻ることも考えたが、会談の内容次第では、
すぐに送りの船を出すことにもなるかもしれない。
なにより、どんな話し合いが行われるのかという興味に引かれ、
使者の二人の後ろについて、サロンへと向かう。]
―――奴が煽り立てている最中に、人間が争いを鎮めたら…
…それは、人間の勝利なのだろうな。
[呟く声は、半ば、あり得ないという色を帯びて、
その場にいる者の耳には届くこともなく、消えていった。]
[一部始終を見ていたヴィレムも、おずおずと、でもしっかりと命令拒否の声を上げる。]
……お前ら。
[リヒャルトの言葉>>598に、微かに苦笑して]
……どんなことがあっても命令に従うのが、軍人なら。
俺らは軍人としては失格なのかもしれませんね。
だけど俺にも譲れないものは……ありますから。
……そのお話はお断りいたします。
それでは……失礼します。
[言いたいことを言うと、執務室を後にした。]
あとは──
彼は羽風新聞社のシェイ=W=ホーセス君。
記事の公表については、貴君の許可なしには行わないことを約束してもらっているが、同席を許可してよいだろうか?
こちらは、リーゼロッテ。
在野の地質学者だ。
専門馬鹿だから、おそらく軍の柵や、世間の常識をまったく無視した意見を言ってくれるものと思う。
いわば、オブザーバーだな。
それと、もう互いに自己紹介は済んでいると思うが、クレメンス技師。
ロッヘン号での船旅は快適だったかな?
──技師、迎えをありがとう。
[世迷い言という言葉に、薄く笑う。そうかもしれない、でも、ロマンティストだから。
老医師は驚いて腰を抜かしかけるが、"長年毒水を口にしてきた影響"と"過労"と"栄養失調"と告げるだろう。
安静にしていれば、すぐに死ぬことはないが、無理をすれば簡単に持っていかれるだろう、と。]
>>612
はじ……お久しぶりです。
先日は名乗りもせず大変失礼いたしました。
アデル・エルヴァスティ様
マリエッタ・ヴェンダーヴァルト・フォン・フリーゲンベルクです。……凛々しくおなりになられましたね。
[白を基調としたドレスの裾を軽くつまみしおらしく頭を垂れた]
[司令――フリーゲンベルク侯爵からの紹介をうけて、
改めて使者の二人に一礼する。
その礼は気取っていて、しゃちほこばっていて…
―――ひと言で言えば、背伸びした庶民風。]
[サロンに通されるまでの間、一切の身体検査はなかった。フェリクスが無線機の子細まで約束したとおりなのだろう。しかし、ベルにしてみれば、不用心極まりないと思わせた。
実際、無線機と共に懐にしまわれているのは、小型の拳銃。もちろん護身用であり、万が一の場合のアデル護衛のためではある。
やがて、案内されたサロンに立つ一人の人物>>612。間違いなく、あの人、フェイと偽名を名乗っていた、フェリクスその人であった。
しかし、その装いは、あの雨の中で行き倒れそうになっていた、ずぶ濡れの男ではなく、きらびやかで美しい出で立ちであり、まるで大天使そのものであった。
ベルは一切言葉がなかった]
[家令に導かれ、邸宅内へと。
油断無く周囲へと気を向けつつ、それでも前方一点のみを見詰める。]
お初にお目にかかります。
ケルコム長老代、アデル・エルヴァスティです。
それに、ベルティルデ・ハイデルベルク………中尉。
彼女は操縦士兼護衛として同伴しています。
S『新隊長……?』
A『えぇ、私たちの隊長はあくまでもあの人です。
軍の組織図的な意味での業務は階級的に私が代行しますが……けれどアイアン・マーズの指揮官は必要です。
私はあの人に長くついてきたせいで、どうしてもトップは柄じゃないんですよ』
R『ってちょっと待てよ、それ俺っちらにさせようってのかよ! 俺っち絶対イヤだぜ!』
S『そうですよ! 僕に務まるわけないですよ! 絶対無理です!』
[3人とも隊長といえばマーティンだが、戦場において命令権を有する者がいなければ軍隊として成り立たない。
誰かがアイアン・マーズの指揮を担わなければならない……が、新たに招聘するという考え方が全く無かったこの3人は押し問答してでも誰かにやってもらわなければならなかった]
毒水。
[老医師の告げた内容を、小さく繰り返す。
そうだ、その存在を知っている──シリーから流れ出し、ケルコムに溶け込み、侵食する毒。それは、じわりじわりと……何十年もかけて、人々の内臓を蝕んでいく毒。数十年前より今、ケルコムの平均寿命が異様に低い大きな原因──そうだこのことを、知っている。
けれど、その治療法は、 ……知らない。]
……長く、ないのか。
[そして、横に美しいドレスに身をまとった少女>>612>>618。あの会見で見事な語りをみせていた妹君・「自慢の」妹らしい。
また、同じく貴族らしい出で立ちをみて、パイロットスーツのままの自分が恥ずかしく思えた。同じ女性なのに、これだけ違うのか]
アデル、知り合い?
[と、小声で囁くのが精一杯]
― 回想 ―
[敵の補給を立つ命令を彼らに出したのはやっぱり信頼していたからで、青い返答をされて軽い失望をしたけれど。]
ああいうベビーフェイスもいたほうが、後世の評価は高くなるだろうな。
ヒールは俺だけでいい。全部終わった後の戦犯は俺だけでいいんだ。
[酷く寂しげな表情が、暗い外、明るい室内によって窓ガラスに映っていたが、気づかないふりをした**]
[短い名乗りの後、フェリクスによる列席者紹介を聞く。
鴇色の髪の少女へと視線が向けば、流石に双眸を大きく見開いた。
カフコヴァ中尉――現在の階級は知らない――が庇うように後ろに隠した娘。漸く得心したように、小さく息を吐く。
マリエッタ、シェイ、言葉を交わしたことのある彼らと、リーゼロッテという女性、そしてクレメンス。
各々の紹介があった後]
………此度の会談は、内密のものと伺っておりましたが。
記者さんや学者さんが列席されるのには、何か理由が?
[あの時とは打って変わって清楚なドレスに身を包んだマリエッタ。
彼女の言葉に少々の引っ掛かりを覚えつつも、会釈と挨拶を返した。]
R『おまえやれよ!』
A『きみがやりなさい!』
S『僕には無理ですってば!』
[そんな不毛な争いが続き……みんな精根尽き果てた。
諦めに近い雰囲気で、仕方がないから自分が引き受けるか……という空気が流れたかと思われたら再点火。]
A『わかりました……私がやりますよ』
R『待てよ待てよ、あんだけ嫌がってたじゃん無理すんなよ、俺っちがやるよ』
A『何言ってるんですか、ロニィくんこそあれだけ嫌だ嫌だ言ってたじゃないですか、私が隊長やりますってば』
R『るっせ!人のこと言えるかよ!俺っちがやるっつってんだろ!』
S『え、あの……ちょっと、ふたりとも…あわわ』
[新兵が慌てるのを気にせず、エイルマーとロニィの押し問答は続き、ついに取っ組み合いになった]
式典の時に、ちょっと。
彼女とシリー軍中尉と話をする機会がありまして。
……宣戦布告直前だったとはいえ、後からディルドレ様に大目玉を食らいました。
[周囲に聞こえないよう声を落とし、ベルティルデの問いに答える。>>625]
R『この石頭ヤロー! いつもいつもスカしたこと言いやがって! そんなヤツに隊長やらせられるかよ!』
A『何ですってこのガキんちょが! 隊長の下品なところだけのイミテーションに隊長務まるわけないでしょうが!』
R『なんだとコルァ!』
A『やるっていうんですか、いいでしょう思い知らせてあげますよ!』
S『や、やめてくださいふたりとも!』
AR『新入り(くん)うるさい!』
S『う、うぅ……』
[止めに入れば弾き飛ばされ、収拾がつきそうにない。
どちらが勝っても遺恨が残るし、そんなアイアン・マーズなど見たくない。
となれば、解決策は1つしかなかった。]
―フリーゲンベルク邸―
[ケルコムの使節との会談のため、マリエッタの屋敷を訪れた。が、こちらの普段着を見るなり、引っぺがされ、フォーマルな服を無理矢理着せられてしまった。]
(く、苦しい…きっつー)
[空色のシンプルなドレスに腰を締められ、胸には詰め物、足元は高い踵で常に背伸び状態と、日常では考えられない束縛に、目を白黒させる。]
S『あ、あの……じゃあ僕が隊長やります!』
AR『どうぞどうぞ』
[……そして解決も早かった。
瞬時に差し出された2人の手に、新兵はしばらく呆然とするしかなかった。]
確かに、会見は私的で非公式のものだ。
ただ、君とわたしの見解が両国民のすべてではないだろう。
この機会に、我々は様々な意見を聞くべきだと思う。
だから、列席を許した。
[アデルへと答えながら、こちらを見つめるベルティルデへと緩やかに視線を向ける。
あの頃よりも伸びた髪。
大人びて、憂いを帯びて、相変わらずまっすぐに人を見つめる大きな双眸。
変わったもの、変わらないもの。]
[同席許可については、それならと頷いた。]
会談の方向性次第で、ということですね。
分かりました。
同席を許可します。
[知り合いであることも影響したか、フェリクスには頷きを返す。]
どうぞ、ごゆっくりと。
[彼女と敵司令官が周知の間柄であることは知っている。
積もる話もあるだろうと、頷き返す。]
>>616
[一見まともな紹介だが、しっかり「馬鹿」とか「常識をまったく無視した」とか失礼な言葉が入っている。が、今は目で突っ込むのが精一杯だった。]
(こらー!)
[心の叫びは聞こえない。]
― 少し前:シリー取調室 ―
だから、誤解ですってば。ごーかーい。
[最初は、面白がってこんな遣り取りをした。
一番最初に、気弱の演技が剥げた。
適当に相手をしているうちに面倒くさくなって、
”取調べしたつもり”の記憶を係の人間に埋め込んでやった。]
[リーザロッテと紹介された女性>>616>>630。
年齢不詳な感じだが、妹君と同じような髪の色。フィオンの言葉>>382>>392を思い出す]
(この方が婚約者…?)
[アデルの許可を受け、ベルティルデに歩み寄る。
特に、声は潜めない。
ゆっくりと、淡々とした口調で話しかける。]
君からの書状を受け取った。
実は、
先頃、わたしの手元に届いたその手紙には、いささか人体に有害なものが添えられていた。
シリーの排水から抽出したものだそうだ。
ご丁寧なことにね。
───、ま。手間省けるけどさ。
[くつりと笑って、伸びをする。
一応まだ、罪人扱いまでするつもりはないらしい。
それなりに快適なソファの上に、青年は寛いでいた。]
どう顔を合わせるか。は、少しは見物か。
まったく、この期に及んでまだ和平とは…ね…
[やれやれ。と腕を伸ばした拍子に、ぱさりと何かが落ちる。
アナから預かりものの”お守り”だ。>>2:634
他に預かっていた郵便物は、鞄ごと没収された。
見られてもどうせ、シリー関係者の文書しか入っていない。
特に重要でもないそれらの手紙は、
特段の細工をされてなどいるわけもなかったが、
あの調子では暫くの間、宛先へは届けられまい。
粗末な「お守り」を、僅かに顔を顰めて拾い上げる。
指先でくるりと回して、少し眺めた。]
[自分の名前を呼ばれて>>632、慌ててお辞儀をした。
どう贔屓目に見ても、とても華麗な仕草には見えなかった。彼らから比べれば、どうみても、片田舎の女でしかないのだ]
え?私?
[いきなりの指名に驚き、アデルを見る]
あ……
[>>623アデルに紹介された女性に目が向けば、些かの驚きは隠せなかった]
あの時の…じゃあお兄様の言っていた助けてくれた人って……
[ぼんやりと二人の様子を眺める]
[老医師は声を潜め、彼女の耳に囁く。
「療養したところであまり長くは」
...は、母が同じ病気だったこともあり、聞かなくてもだいたいの予想はついていた。]
死ぬのは怖くない。でも、なにも成さずに死にたくはない。
[目にだけ、未だ意思の光を宿して。]
/*
既知であることは通信機では言っていないのでしたね……
あの会話で何か察した……のかな。
………、察することが出来るほど色恋沙汰に敏いかというとそんなことはない気もします。
─────”執着”ねえ……?
[同族から送られた言葉。何かへの”執着”
この魔には、それが欠如している。
記憶にないほど、遠い時間を魔は過ごしてきた。
人の子は一瞬で死んでいったし、変わらぬものは何もなかった。
何かに”執着”する意識など、とうの昔に消え失せた──
────いや。
はじめから、この魔には、なかったのであろう。]
>>628
(ハイデルベルク…あれが、手紙のお嬢様ね。)
(わ、若いじゃない。カワイイじゃない。)
(ふーん。へーえ。そーお。)
[側に寄って話す男女を、憮然とした面持ちで見る。何となくいたたまれなくなり、取り繕うように挨拶をした。]
[アデルの即答で>>634近づいてきた、フェリクスに>>638、非常に動揺した。いきなり呼ばれるとは思ってはなく、ある意味心の準備ができていなかった。
そして、続いて出てきた言葉に、驚愕した。
彼が何を言っているのか全く分からなかった]
あ、あの…。
[ただ、口をぱくぱくさせて、顔を青くするだけだった]
/*
あと、マリエッタさんに関しては会見見ているのだからその時点で気づいていないと…!!
多分、見たんじゃなくてラジオか何かで聴いたんだ。
ごめんなさい…っ
>>633
…同席をお許し頂き、感謝致しますわ。
よろしくお願い致します。ホホホ…♪
[最後は引きつった作り笑顔になった。]
[だから魔には、この「お守り」が象徴する、
何かへの”執着”が分からない。
人の子はそれを、時に愛だとかそんな名で呼ぶ。]
…ラルス。
だからお前は、あんなに”面白い”ものになれたのかい?
[何かに執着する、強い”意思”
向けられる強い憎悪と怒りには、いつも愉悦を覚える。
───魔の空虚な退屈が、一時慰められる。]
― 執務室・外 ―
[ギィの表情>>626には、気付くことが出来なかった。
自分のすぐ後を追って、リヒャルトとヴィレムの姿が現れる>>622
それに軽く手を挙げて、口を開く。]
あーあ。
バカはリヒャルトの専売特許だと思ったんだけどなぁ。
こんなのに感染しちゃったら、とてもじゃないけど出世できねーな。
[バツの悪さを誤魔化すように、いつもの軽口。]
あのアデル・エルヴァスティ様……ろくね
[兄がベルティルデへと話している間、少し余裕もあるだろうと、アデルへ声をかけるべく歩いた時、兄の声が耳に届けば>>638]
んま……
その足も止まってしまい……]
>>640
[小声の囁きに、一瞬会話する男女を見て。]
…いや全然全くこれっぽっちも。
[やはり誰にも聞こえない小声できっぱりと。]
………………。
…………。
[医師の囁き……こちらも、殆ど予想はついていた。"オクタヴィア"ではなかった時、何度も、毒水の症状によって死んでいく人々を見ていた……自分に囁いた老医師の肩を、ぐいと押して、向こうへやる。よろめいた老医師を無視し、貴方の傍らに、立つ。]
……起き上がれ、ギィ。
行こう。こんなところでは、何も出来ない。
[手を、差し伸べた。]
────それで、キミの”執着”はどうなってるのさ?
[遠く感じる死の匂い。同族の心が揺れている。
……まるで、人の子の”悲嘆”のように。]
お久しぶりです。
……と言うには、ついこの間の事でしたけれど。
[フェリクスがベルティルデに歩み寄るのを横目に捉えつつ、マリエッタに向け改めて。
引っ掛かっていた“凛々しくなった”という言葉は、対面している場面の違い故だろうかと。]
あの時の“お嬢様”が、シリー総司令殿の妹君だったとは。
[医師が、背後で何か喚いている。聞こえない。聞いてない。だってこの人は、今、"話"をしているから。
──……執着、執着、執着。私の執着…………"聞こえた"彼の問いかけから、数秒。揺れる心ばかりを伝えて、それから、心は声を発し始める。]
(……フィオン。フィオン。なあ、フィオン。
毒水に犯された人間の、治癒の方法を教えてくれよ。
なあ、知っているんだろう。聞こえているんだろう。
お前は私より、何倍も、何十倍も生きている。
お前は私より、知に、魔力について、ずっと優れている。
なあ、フィオン…………。)
[その他の列席者にも声を掛けようと口を開きかけたところで、フェリクスがベルティルデに向けた言葉>>638を耳が捉え]
―――……!?
[鋭く二人の方へと首を向けた。]
S『え…っ!? えーーーっ!! うわああっ!!』
R『おいおい、大丈夫かよ……マジでひっくり返るぐらい驚かなくてもいいだろうに』
[驚きのあまりバランスを崩して高射砲の台座から転がり落ちた新兵に、2人は助けの手を伸ばさず肩をすくめた。]
A『……これは実はロニィくんと話してもう決めていたことなんですよ。
私もロニィくんも、今の立場に慣れすぎてしまったんです。
けれどあなたはもう「新入り」って呼ぶ段階から進んでもいい頃です、それなら大抜擢してもいいかなって。
隊長もあなたのことはかなり期待されていたんですよ』
R『そーそ、俺っちの時なんかおまえの倍以上は殴られてたぜ。
ちょい優しすぎなトコもあるけど、いい才能あるぜ?』
S『え、でも……僕は……』
[そんな高評価が自分にとって身分不相応な気がしてならなかった。
身を震わせて首を振ろうとしたけれど]
A『……で、普通にあなたに頼んでも承諾してくれないでしょうから、言質を取ったわけです』
R『ギャハハッ! 「じゃあ僕が隊長やりま〜す!」って言ったもんなー! 俺っち聞いたもんねーっ!』
S『あ、悪魔だ……』
[この世に―魔―なんていない……その知識が、比喩的にせよ崩れた始めた新兵だった。]
殺され…!?
[ようやくフェリクスの言いたいことが分かった]
つまり、あの封筒に毒が…?
[瞬間、あの郵便配達人の顔がよぎった。「虫ケラ」と言った、あの時の冷たい表情>>407]
だ、大丈夫だった…んですね?
[目の前にその人がピンピンしているということは、被害はなかったということである]
よ、よかった…。
…ごめんなさい、余計なことしてしまって。
返信なんか、書かなければよかった…。
[何故か、謝罪の言葉しかでてこなかった]
[ベルティルデがフェリクスに手紙を送っていたことも
驚きだったが、
その手紙に有害なものがついていたと、
指摘するフェリクスの言葉は、さらに驚愕すべきものだった。]
ベルが、そんなことをする、だと?
まさか。
[自分の知っているベルは、一途で、真っ直ぐで、
頑固なところは遭ったが、曲がったことは嫌いで、
―――人を傷つけることを嫌がる娘だったはず。
時間が人を変えた。そんな可能性は、考えたくない。]
[嬉しそうに微笑んで彼女の手を取る。
いつか握った時のように冷たいけれど、体温が上がっているので心地良かった。]
ちょっと、重いかもしれないぞ。
[助けを借りて立ち上がって、支えられる。
老医師はなにかを言いかけて止め、ただ首を振った。]
>>656
え? あ…こ、この間のこともそうですけど……
あの、アデル・エルヴァスティ様ですよね?
以前こちらに留学されていた……
(今有害とかそんな言葉をお兄様仰った気がしたけれど……き、気のせいよね)
[少し(どころでもなかったが)向こうの様子も気にしながら、しかし……
少女は、今し方紹介があったばかりに限らず、もう一度彼にその名を尋ねた]
[魔は、数千年の前から其処に在った。
時に人に交わり、時に人から離れ過ごしてきた。
けれど、人の”心”から離れたことは、一度もない。
”魔”は───”魔”を求め呼び覚ますのは、
いつも人間そのものであったのだから。
人の心の暗黒がいつも、魔を呼んでいるのだ。]
──────…。
[揺れる心。死の匂い。
同族から伝わる、強い”執着”
───ではこれも、”愛”なのだろうか?
長い付き合いの間、縋るように訴えるように投げかけられる、
こんな声色を聞いたことがない。
魔は、その声を───心を、少しの間じっと黙って聞いていた。]
>>638
『殺されかけた』
[その言葉に、一気に頭が冷える。]
…ちょっと、フェリクス!
あんた何言ってんの!?
冗談でも笑えないわよ!
[つかつかと近付…こうとして、踵の高い靴が動きを阻害し、一歩踏み出すに留まる。]
[と思えば、老医師は息を吸って喚き始めた。
老医師の血管が大丈夫か、と少し心配した。]
で、どこへのデートに連れて行ってくれるんだ。
[きっと、最期のデートになるんだろうと呑気に考えている。]
返事を寄越したことを余計なことだとは思っていない。
君を疑っているわけでもない。
君が犯人であれば、のこのこと、ここへやってきたのは愚かすぎる。
それに──
罪を犯したなら、それほどに綺麗な目をしてわたしの前に立てるものではない。
わたしは、ただ「気をつけろ」と伝えたかっただけだよ。
―東部戦闘航空団基地・滑空機格納庫―
[シュテラの小隊は、主作戦に従事するため、
ナハトフリューゲルには参加していなかった。
主作戦の訓練、作戦に合同する諸隊とのミーティングを終え、
シュヴァルベの係留されている格納庫へと足を運んだ]
ふむ、……思ったよりは……まともかな。
まぁ、これならいいか。
[愛機と部下の機体を眺め、満更でもないように頷く]
[航空団司令直卒の小隊としてPeach-PITに合わせて、
シュテラ小隊各機の機体色を塗り替えると耳にしたときは、さすがに慌てた]
「任せて下さいよ。……大尉に悪いようにはしませんから」
[そう胸を張る整備部の要員に胡乱気な視線を向け、
『もし……あんな、どピンクに塗ったら、ただじゃおかない』
とマリエッタの趣味を真っ向から否定しつつ、様子を見ることにした]
[次の戦いに備え、翼を休めるシュヴァルベを装うは夜の色。
PITの機体色と対になるよう、両翼の根元にはマゼンタカラーのラインが引かれている。
胴体にはこれまで通り『赤地の盾にカラス』
尾翼には『炎と翼』のシリー空軍の紋章が描かれていた]
[自分の言葉が起こした騒動を鎮めるように周囲を一瞥する。]
──さて、君と久闊を叙するのはこれくらいにしておこう。
今回のわたしの相手はアデル・エルヴァスティ卿だ。
君が身ひとつでわたしの下へ来てくれたなら──こんな扱いはしなかったのだが。
この方法を選んで来たのは君だ、了見してくれるものと思っている。
……これで、私ら
お姫様の騎士の体裁が整ったってわけだ。
[シュヴァルベに触れようとして、オーバーコートのポケットががさり音を立てた。ポケットに手を突っ込んで中を探れば、小さな箱の感触を感じて]
――そっか。忘れてた。
[クレメンスの見舞いに行った帰り道、マリエッタから手渡された小箱の存在を思い出す。
小さな箱を開ければ、甘く芳醇なカカオの香りが鼻腔をくすぐった]
…………チョコレート?
あ、ロズベルクの生誕祭かぁ、なるほどね。
[そのうちの一つをつまみ上げ口にすれば、その甘さに思わず頬が緩むのを感じた]
[素早くベルティルデに唇を寄せ、耳元に囁く。]
──叶うことなら、君をケルコムに帰したくない。
[身を離した後は、冷静そのものの青年貴族に戻っている。]
[ただ一瞬の負荷だけ。"魔性の身"にとって、身を擦り減らし、痩せた男の身体は余りにも軽かった。片手を持ち上げ、貴方が少し腰を浮かすことが出来たならば、背に手を回す。割れ物を扱うかのように、その手は優しい。貴方が完全に立ち上がっても、手を取る手、背を支える手はそのまま。]
[「デート。」]
──どこがいい?私は、貴方の行きたいところで構わない。
[最期になど、させない。]
[一瞬張りつめた空気が場に漂う中、通る声で届く兄の言葉に>>668]
……
[安堵して良いものか危惧すべきなのかどういった顔をしたらよいかわからず、アデルと、向こうの二人を見返していた]
[フェリクスの言>>668に、へなへなと座り込む]
ご無事でよかった、本当によかった。
[一気に緊張がほぐれたため、腰が抜けてしまったようだ]
…………!
[が、次の瞬間、すっくと立ち上がって]
あ、あの郵便配達人!彼はどこですか?
[フェリクスをまっすぐに見据えて叫んだ]
当然……だろ?
だって、本当のことなんだから。
[きっとリヒャルトには見透かされているのだろう。>>655
彼の前ですら、滅多にこんな姿を見せたことはないのだから。
こうして普通にしていてくれるだけで、気が楽になる。]
さって。これだけ重大な軍規違反したんだ。
反省のポーズだけでもしといたほうがいいからさ。
自主トレでもする?
[リヒャルトに案があれば、そちらに乗るかもしれない。]
…………。
[暫くの後。
空気を震えさせることなく、魔の言葉が紡ぎ出される。>>657]
(………、ないよ。イヴェール。
そんな方法は、僕の関知し得るどこにも存在はしない。)
[人の子の撒いた汚濁が、人の子の命を奪う。
それを止めることなど、魔性の手にも出来はしない。
彼らは──短い命の彼らは、何故その罪深さに気がつかぬ?
永き時を過ごした魔の声は、今だけは、笑いの影を含まなかった。]
ただ───…
[魔との契約。それは、”彼女”も分かっていよう。
それが決して、安易な救いとはならないことも。]
[フェリクスの言葉と、ベルの必死な表情に、ひとつ息を吐く。
どうやら、自分は人を信じることに、鈍くなっていたらしい。
視線だけで、ベルにすまないと伝える]
君と一緒ならどこへでも。
[よろけたのもあり、ぎゅうと彼女を抱きしめる。
ずっと、こうしたいと思っていた。
けれど、多分。順番が間違えていたのだと思う。]
関係に甘えて全部すっ飛ばしてた。
俺は、"君"のことを愛している。"あの時から"ずっと。
君の、気持ちが聞きたい。
[ベルティルデの問いには短く答えた。]
書簡を配達した郵便屋もまた軍で取り調べを受けたけれど、この件には無関係だと確認されているよ。
>>676
[何事もなかったかのように周囲を見回すのを見て。]
…あーあー、はいはい。
そーね。あんたの冗談は笑えなかったわよね。昔から!
二度と心配なんかしないから!
[詳細はわからない。だけど、あの顔は「問題ない」顔だ。忌々しさに頬を引きつらせながら、八つ当たり気味に叫んだ。]
[廊下へ続く扉を示されれば、そちらに向かうだろう。
フェリクス、そしてベルティルデの様子に、緊迫したような問いたげな表情を向けながら。
けれど、問う場面ではないことを場の空気から察してもいた。]
[震える声。それは、"表"でも、"心"でも、共通のことだった。]
(──何故。
何故、黙っている、フィオン。
嗤っているのか、……私の心を。
公平から人へと執着した、私の精神を、精神そのものの私を、
私が、ただ、執着そのものの生命であると、………)
[崩落しそうな、声。
震えて、乱れて、伝えられる言葉。そして、 >>681]
[そうして、フェリクスの言葉に従って移動しかけたが、
ベルの叫びに、足が止まった。]
―――郵便配達人?
[小さく首を傾げて、ベルとフェリクスの挙動を見守る。]
[震える声。それは、"表"でも、"心"でも、共通のことだった。]
(──何故。
何故、黙っている、フィオン。
嗤っているのか、……私の心を。
人への執着を始めた、私の精神を、精神そのものの私を、
私が、ただ、執着そのものの生命であると、………)
[崩落しそうな、声。
震えて、乱れて、伝えられる言葉。そして、 >>681]
───……ああ。
[ギィ、貴方がいる現実へ、声が漏らされる。
鼻の奥が熱い、喉が詰まるようだ、粘りを頬に感じる、
……これが、人の涙か。]
(なんと、人は、脆いんだ。)
[フェリクスの言葉>>685に、安堵して]
そうですか。…フェイ…フェリクス…閣下も、お気を付け下さい。
あの配達人が関わりないとなれば…言いたくはありませんが、シリーの関係者の内部犯行の可能性もあります。
[あの冷たい視線、言葉が頭をよぎる。本当に彼は関係なかったのか?と、再度自問する]
? ……正しく、私はアデルですけれど。
[再度尋ねられ>>663、僅かに首を傾げたが、
“留学”という単語には青磁が明らかに動揺の色を示す]
…………っ、
[よりによって知り合いだったのか、とか。
出来るだけ立場を隠しての内密の留学だったのに、にいさまは何故要人と接触しているのか。とか。
どうせあの人のことだからあっさりと色んな事をポッロポロポロポロ落としたに違いない、何時も私が尻拭いに奔走する羽目にだとか。
余計な思い出まで高速で思い出しつつ、言葉に窮したところでフェリクスに場を移すことを促されたので、結局彼女の問いに回答する機会を逸してしまった。
けれど、此方に滞在する以上誤魔化しはきかないだろうか。内心で文字通り嘆息しつつ、どう乗り切るべきか思考も怠らない。]
― サロン→奥の部屋へ ―
[移動を始める面々に一人取り残されるように立ちすくむ少女の、その視線の先には異国の青年がいて……>>687]
ぁ……
[この短い時間ではいかんともしがたいか……思案げに皆の様子を眺めながら、一番後をついていくだろう]
/*
すまん。
もう少し、フィオンの正体には気付きたくないんだwww
顔も知らない相手への敵愾心を燃やしたくてなwww
いやいや。うんうん。www
[そして、もうひとつ。]
───なあんだ、呆気ない。
[くつり。こちらは、笑みが漏れる。
女の心には、嫉妬という名の毒を注いで、
男の心には、猜疑という名の毒を注いだ。
けれど、顛末はこの通り。
ならば存外、人の子の心というものは強靭であるのだろう。]
>>694
[少年の手につかまり。機嫌が直った感じで。]
…うん、そう。
しっかり持ってんのよ!
今の私は、生まれたての小鹿のバランスなんだから!
はい、そっちへ歩く。
ゆっくりね。
[アデルの行った先へ、よろよろと歩き出していた。]
[郵便配達人なる言葉にはすぐに一人の男の顔が思い浮かび]
エアリアルであった……フィオン
[深遠なる瞳の底を思い出せば、背筋を冷たい汗が一筋…]
[抱きしめられば、応じる。
ああ、温かい。でも、冷たい。]
……"あい"。
──この気持ちが、愛だと言うのなら、私は、貴方を……愛している。一つの鋼の塊に過ぎなかった私の心を、溶かしてくれた……貴方を、愛している。
今まで会った、人間の……誰よりも、ずっと。
でも、まだ……引っ掛かりは、否めないんだ。
私は、"オクタヴィア"ではない。ただ、"オクタヴィア"の身体を……貴方の愛を、奪っただけの存在。
それなのに、何故、貴方は私を愛せるのか。私は貴方を愛する権利があるのか。分からないんだ。辛いんだ。貴方が、まだ勘違いしているだけであると──私は、まだ、疑っている。
A『まぁ今の話はキッカケです。あなたのやる気次第ですよ、隊長』
R『そーゆーこった、よろしく頼むぜ隊長』
[二人が右手を伸ばしてきて、手を重ねた。
アイアン・マーズが気合を入れて1つになるときの、あの儀式。
マーティン隊長を救うため、新生アイアン・マーズの門出を祝う儀式。
……新兵は、やわらかくその上に手を置いた]
S『僕では……隊長の代わりなんて果たせないと思います。
でも、あの日、このアイアン・マーズに配属になってから、隊長やみんなと過ごしてきたこと、戦ってきたこと……その気持ちを、これからみんなにお返しします!』
[そんな心構えで隊長が務まるだろうか。
戦歴も経験も浅い自分が……けれど2人は見守るように微笑んで頷いた]
R『おーし! じゃあ一発キメるか!』
A『えぇ、盛大に祝いましょう!』
S『はいっ!』
[ケルコムの暗い空に3人の声が響き渡る……]
/*
戦記は人VS人ですものね。
フィオンさんやオクタヴィアさんに寄りかからずに行かないと……十分過ぎるほどに動いて頂いておりますし。
この子ももっと汚いキャラにならないかな。
やっぱりディルドレばーさまがアデルに乗り移るといいと思いました。(←
[マリエッタにエスコートの手を差し出しながら、後ろ手に扉を閉める。
その音はやけに大きく響いた。
移動の途中。
ある部屋へと、箱を抱えたメイドがひっきりなしに入ってゆく。
その部屋には、プレゼントが山と積まれていた。]
ああ、
今日はわたしの誕生日でね。
シェイ君が、つい先だって新聞でそのことを暴露したから、皆さんからこんなに贈り物が届いた。
花など、花瓶に活けきらないくらいだ。
今夜は、薔薇風呂にでもしようか。
・
・
・
A『………………………』
R『………………………』
S『………………………』
烏(カァー カァー)
A『………………………』
R『………………………』
S『………………………』
・
・
・
S『……あいたっ!』
R『ごるぁぁぁ! おまえが最初やるんだろうが!! 何ボーッとやがるんだ!』
A『隊長が所属言って、みんながアイアンマーズってやる流れでしょうが! あなたが何も言わなかったらずーっとみんな黙ってるしかないじゃないですか!!』
S『ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!!』
[殴られ蹴られた量は配属以来最も多かった]
お前さ……。
それを自慢げにいってどうする……。
[自然に突っ込んでしまった。>>693
ついでに感謝の言葉でも出そうかと思ったが、後で色々言われたくないので止めておいた。]
あー、うん。滑走路か。いいねぇ。
暗いのにも、もうちょっと慣れておきたいし。
[提案に同意すると、滑走路へ向かう。]
>>700
子鹿のリロちゃんがいる……
[急に兄様に向かってツンケンしたり心配したり……
見えていて楽しいなぁと
少しおだやかーにその背を見つめていた]
― Take 2 ―
S『ケルコム第6高射小隊!!』
AR『アイアマーズ!!』
・
・
・
A『なんか今ひとつ締まらないですねぇ……』
R『あ〜あ、俺っちそれ言わねーつもりだったのに…………ま、あんなんあっちゃなー』
S『ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!』
[前途多難だが、所属が変わっても結束は堅いアイアンマーズだった。*]
/*
なんだろう、なんとなく、このまま無事である方がアデルと話はしやすいけれど。
手助けしたいがなにも思い浮かばないこの頭をどうにかしたい。
[彼女の涙を、指でそっと掬って唇に入れた。
甘い塩味がする。]
君がオクタヴィアじゃないのは知っていた。オクタヴィアを看取ったのは俺だから。確かに脈が、止まった。
[オクタヴィアの肩に手を置いて身を離す。]
行きたい場所があった。鐘の塔。もう崩れてしまったけど。
[手を取って、体は力を取り戻し彼女をエスコートする。
たどり着けば、未だ地面に落ちたままの鐘が痛々しい。]
愛している。信じてもらうにはどうすればいいかわからないけれど、俺の心の穴を埋めたのは…他の誰でもなく。
[赤い髪を切って、紐で括って指輪にする。彼女の手を取って左手の薬指に嵌める。]
ベタだけれど。
[嬉しそうに微笑む。]
>>703
あら、去年もそんなこと仰ってませんでしたかしら?
たくさんの美しい婦人に愛されるなんて、妹はちょっと妬けてしまいますわ
[少しおしゃまさん然にツンとしてから、彼の耳元にそっと顔を近づける]
ちゃんと私からも用意していますわよ。後で落ち着いたらお渡しに参ります。
あ……もしかして、あの人から欲しかったから、記者さんに言ったのかしら?
[ちょっと悪戯っこぽく笑ってみせる]
/*
今頃、バレンタインチョコをマリエッタさんが配っていることに気づいたアデル(偽)。
ちょ、これ何とかアデルの振りしてチョコを頂く栄誉に与れないでしょうかね…!!!無理ですか神様!!w
[契約。それだけは、ならぬ。
ギィが、ギィで無くなってしまうから。]
……………
これが、人の……儚さか……
[嗚呼、黒い爪で、自らの皮膚をばりばりと掻き毟って引き裂いても、足りないような気分。]
>>706
…大人にはね。已むに已まれぬジジョウ、というのがあるのよ。
私も、いつもの格好でいたかったわ…
てゆーか何か失礼なコト考えなかったキミ?
>>607
R『こんニャろォ! おまえ鬱陶しいんだよ!』
[大音響を奏でながら高射砲が火を噴く……が、距離がある分そう簡単に当たるものではない。
単純な話、距離が離れれば離れるほど僅かな照準のずれが大きくなるからだ]
A『追い散らせれば充分とは言え……不毛です』
[夜間戦闘のキャリアも積んでいるエイルマーとロニィだが、さすがにこう暗くては当てようがない。
サーチライトはあるにはあるものの、光が捉えられるかがまずあるし、映ったからといって即落とせるとも限らない]
S『…………』
[戦績が派手なアイアンマーズにとって、こういう辛抱を強いられる戦闘は好みではない]
/*
wwww
で、アデル(偽)としては何をどう思えばよいのでしょうか、これ。
ちょっと動揺して、感情が迷子になっていますですよw
─────…。
[揺れる、揺れる。心が揺れる。
人の子の心とは違う魔性の心が、人の子の心と同じように、
ひどく震えて揺れている。>>691
それを、”魔”はひどく不思議なものを眺めるように、
──けど、常のように嗤うことはせずに見守っていた。
手元には、リヒャルトへと託された「お守り」がある。]
/*
つうかwwwwww
なんなんだよ、このwwwwwww
リア充陣営はwwwwww
なんかなんともびみょーな更新でございますwwwwww
[身体の芯から"冷えた"この人に、残っていたらしい涙。ぺろり舐められて、熱くなった胸を抱えながら、ぼう然としたように、貴方の瞳を見つめるだけ。
鐘の塔へ行きたい。行こう。ならば行こう。エスコートされながらも、気に掛けるのは相手の身体。一歩、一歩、貴方に合わせて進む。……崩落した塔は、先程の私の心に見えた。落ちた鐘は、今の私に見えた………]
……もう、何を言っていいのか、分からない。
嬉しい。ただ、それだけしか言えない。
おかしいな、私は、百年の智を溜めた筈なのに。
[薄肉の薬指に嵌められた"指輪"。それを見つめ、涙流し、ぽたりと手の甲に粒を落とす。顔を上げ、再び、貴方の顔を見る。微笑んだ。
…けれど、それはすぐ、悲しみのそれに変わった。]
"神"をうらむよ。 どうして、私と貴方が、"違う"のか。
−フェリクス誕生日の最中のどこかで−
アデル、ちょっと。
[アデルを別室に誘い、話し始める]
私、しばらく、ここにいようかと思うんだけど、どう?
と、いうのも、室長から、時間稼ぎをするように依頼されているというのもあるし、できれば、私の立場で、フェリクスを説得してみたいの。
できるだけ、ケルコムにとって有利にすすめるように。
(これは、欺瞞だ。自分を誤魔化そうとしている)
[そう、ベルは心の中で叫んだ。しかし、先程耳元で囁いたフェリクスの言葉が耳をついて離れない]
(自分は、あの人のそばにいたい)
[その自分の気持ちに正直でいたい、とも思うのだ]
[客人たちを案内したのは全面をガラスで覆ったテラスだった。
そろそろ日が暮れかけ、外には紅と紫紺のたなびく光景が広がる。]
長旅の後だ、お疲れだろう。
少しこちらで歓談を。
─────、人の子は…、脆いよ。
[珍しく、笑みの気配を消した声。
深淵の気配を、濃く漂わせる声。
それは”魔”そのものの声のようにも、
永き時を渡ってきた孤独そのものの声のようにも、響く。]
……………。
[慰めるわけではない。
けれど、嘲うわけでもない。
ただ、魔は沈黙を纏ってそこに在るのみ。]
しかし、星の欠片の自分が言うのもなんだけど、落ち役が空戦か否かで、場面がきっちり別れちゃう感じ。
別に不満だとか、良くない、というわけじゃないけれど。
いっそ全員飛行機乗りで、落ち場面は常に空戦とかの方が、副題には合ってたのかも?w
― 滑走路 ―
うんうん。そういうことにしておこうか。
{素晴らしく、適当な言葉を返しておいて>>710]
あー。こんくらいだと、俺の機体のほうが目立つかもな。
[少し優越感をもってしまったあたり、自分もまだまだ子供なのかもしれない。]
/*
なんだろう、なんてほのぼのしているんだろう。
……!
これを記事にしろっていうこと!?(おののいた)
するかっ!(ぺちり
−フェリクス誕生日の最中のどこかで−
フェリクス閣下…いえ、フェリクスさん。
先程の言葉、そのまま信じてよろしいのでしょうか?
あなたには、婚約者がいらっしゃると聞きました。
でも、いいんです。それでも、私はあなたの傍にいたい。そう思うのです。
あの日が戻るとは思いません。けれど、また、新たにあなたを知りたいとも思うのです。
そして、できれば、二つの国の平和を、語ることができれば…。
[最後は、涙声になって、きちんと発音できたかどうか]
>>613
[迎撃が上がれば退避し、下がればまたからかいに来る……そんな挑発が何度か繰り返されて…幸運にもサーチライトが照らした瞬間を新隊長が発見した]
S『いたっ! 仰角+3! 方位445、撃てーっ!!』
R『おぉぉおおりゃあああっ!!!』
[ロニィの高射砲が捉えたのが先だったか、迎撃機の意地の一撃が早かったか……とにかく一矢報いた。
シリーの滑空機が一機、翼をもがれて墜落して行った。
サーチライトに照らされた戦果に、イライラを募らせていた軍人も、不安に怯えていた市民も、ひときわ大きな歓声を挙げた]
A『ナイスでしたよ隊長』
S『そ、そうですか? えへへ……』
[自分の指揮のおかげとは微塵も思わないけれど、アイアンマーズで認められることほど嬉しいことはなかった]
[歓談中なのか誕生パーティでもあったかどうか…その時系列はともかくとして……]
ねぇお兄様? 先程はエスコート頂きましたけれど、
今日のエスコートするお相手は私ではありませんわよ。
[兄の手を離れ、くるりと舞えば]
さあレディを待たすなど、貴族道不覚悟切腹ですわ。
[兄を振り向かせ、ぽんと背中を押せば少女はひらりと彼の側から離れていく……]
>>715
ナゼ目をそらす!
うん、キミが嘘つけないのがよくわかった!
おりゃー♪
[不意に身を翻して、少年の背におぶさった。]
― シリー、浮遊大陸の端 ―
[取調べの結果は、無罪の判定。>>685
郵便屋は───否。
郵便屋の姿をした魔は、シリー断崖の端に佇んでいた。
以前リーゼロッテに見かけられた地。
今は人の気配のあることもなく、ただ、風のみを供に過ごしている。]
神というものがいるなら、俺は感謝する。
………君と出逢えた幸運に。
[彼女の唇に、くちづけを落とす。
抱きしめたまま、脚が萎える。彼女の支えがなければ崩れ落ちている。]
………俺は幸せ者だ。ずっと、傍にいるから。
そういえば、君の名前
[それが最期の言葉?笑ったまま、彼女の腕の中で目を閉じる。──二度と覚めない眠りに誘われて。彼女の名乗りは、死に行く男の耳に入っていたか──**]
断固拒否する。
[光の速さで即答した。>>721]
あーあー。まあ……。
味方に誤射される心配がない。
とでも思えばさ。
これはこれで立派な利点だろ?うん。
と、それにしても、結局。
あの写真を欲しがったのは……
[ずいぶんと前に、取材するならと所望された写真の意味。
こういうこと、か。と。
なんだか今更答えを聞く必要もない気がして苦笑する。ベルティルデの視線を追えば、その先にはフェリクスがいるのだろう、常に]
……もっと良い写真にしておけば良かったかな。
[肩をすくめた]
/*
そういや、取調室にみんなで来たらすごい噴くとかおもtt
流石にそれはなかったwww さすがのフェリクス。
どう脱出しようかと思ってたら、無罪でしたー!( ノノ)
>>719続き
こんな田舎女でも、お傍にいさせていただけますか?
[恥ずかしげに、パイロットスーツの裾を引っ張った]
わたしにも、君と語りたいことがたくさんある。
君は、ここにいるべきだ。
けれど──
残念ながら、その服は、晩餐会にふさわしくないな。
[ベルティルデの頬に手を当てて微笑む。
メイドがひとり、ベルティルデに寄っていき、その手を引いた。
どうやら、あちらで着替えろということらしい。
フェリクスもベルティルデを安心させるようにひとつ頷く。]
君のドレス姿が見たい。
待っているよ。
[接吻。 長く、長く、もうこの味を忘れないように。
流れるな、涙。この味を、流してしまわないで。]
[腕の中の、貴方を見つめる。目の端が、震える。]
イヴェールだ。──……私の名は、イヴェールだ。
私の、
私の傍に居てくれ、
天国にも、地獄にも行くな、
私の傍に、
[ああ、ギルバート。眠いのか、]
―フェリクス誕生日の最中のどこかで―
え?私が婚約者?
…ああそれ、嘘だから。
フェリクス君はまごうことなき、単独フリーよ。
頑張ってね♪
[他の誰にも聞こえないように言い、ベルティルデに向かって、ウィンクした。]**
[ドレスを着て戻った頃には、顔を真っ赤に染めてフェリスクの前に現れるだろう。
まともに顔を見上げることさえできない]
あの…昔みたいに、飛び込んでいいですか?
[フェリクスが頷けば、そのまま彼の胸元に飛び込んだことだろう**]
[壁際で所在なさげにぼんやりと佇み]
リローちょっと私にワイン注ぎなさい!
[リーゼロッテでも見かけたら、
いつものように弄っていただろう。
非常識時の非常識的な……けれど穏やかな夜の話であった]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新