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[煙が立ち上がる。
振り仰いだ風の流れるあの方向、あれは聖堂のある辺りか。]
────……、必ず…
[ぎ。と、奥歯を噛み締める。
眉間に強く縦皺が刻み込まれる。
遠く、囚われの青年を思って、窓枠を強く握った。]
―― 城内 と或る、また別の一室 ――
[城内に押し入って暫く。衛兵の姿が消えた瞬間、部屋に飛び込んで。
それから暫くの間、部屋に備え付けられていた、大きなクローゼットの中で、これまで疲労を取り除く事にしていたのだが]
……?騒ぎが大きくなった?
[ふと、先程までずっと、外から聞こえていた規則正しい足音が、突如不規則になった。
向かって左から右へ、幾つかの足音が慌てて、一つの方向へ向かうように]
向こうで何かがあったのか。
――と、言う事は……
[クローゼットから出た後、視界を窓にやると、黒煙が焚き上げられている
間違いなく、誰かが仕掛けた]
―― 記憶の風は吹き 再びサラス>>439>>440 ――
苦笑いですか、そういう物でしょうかね
皆、私には苦笑いをします
働きすぎだ 周りをもっと見よ 立場を知りなさい
心配して頂く事は、幸福な事ですが
私自身の、心の奥や 私自身の、本当の姿を
見ようと言う者は、ほとんどなく
ほんの少し、悲しく思う時があるのですよ
[そう、私の未来は、現在は…――――
これを知る者は、将の中にすら、一人しかおらぬ事]
お好きに、お使いください
貴女が望む限り、私はお守り致します
我が騎士道の、命ずるままに
[聖堂にいまだ一人にこり、ドロシーの棺に向かい合っていた]
それにしても、この攻防戦には不可思議なことがおきている
門での爆発は、解放軍のものと思っていましたが、その爆発でジークムント殿は、傷を負っている
ノーラ殿を射た矢についての不自然な点が・・・
[なにやら考える必要がある、と聖堂の椅子に腰掛け思案する]
――やるなら今しかない!
[御座なりにでも充分な時間、隠れ潜めた。疲労も少しは取れている。
極力喧騒が遠のいた所を狙いはしたが]
っ!やば……
[アテが外れた様で、部屋を出て直ぐ、視界に数人の衛兵達]
『餓鬼がいたぞ!』
『応援をよ――びギャっ!』
[遠慮なく、考えていた通り、大振りのフランベルジュを投げつける。
将棋倒しになった衛兵達を、踏み倒しながら、兵達が向かう方向へと走る。
火事の隙に逃げたとしても、さすがに、敵の本拠地では、衛兵達に見つかるのも時間の問題だろう。
――実際、自分は速攻で見つかったし]
[あの聖堂で弓を使う兵士はいるのだろうか?]
銀蛇門の攻防で使ったときの兵士が
あの作戦で使用されるとは、思えない。
[なぜなら、ギィには兵士がもともと割り振られていたと思うから]
だとすれば、いったい誰が・・・?
[....は解放軍、帝国軍にも属さない勢力の存在を危惧する]
―― 風は炎を呼び、現在 ――
あー、まったく
緊急とは言え、城に火を使うとは
先生がいたら、きっと叱るだろうがな
生憎私は、民に被害が出ぬなら
こんな策の方が、好きなのだ ハデだからな
さぁ参るか、兄弟達
我が家に帰るぞ
[煙にまぎれ、外に出る
こそこそするのは嫌いだから、堂々とだが]
[シュテラの言葉>>437>>438をひとつひとつ、頷きながら聞いて。
聞き慣れぬ名を耳にしたので、ぱちりと瞬いた。
見れば、ぬいぐるみが何か喋っている。
勿論、声は、シュテラの物だったが。]
――ふふ。
[彼の形見か何かだろうか。
シュテラのチョップで沈もうとするぬいぐるみの片手を、指先できゅっと摘んで握手のようにしてみながら]
幸せは――シュテラ殿は、過去形にしては駄目ですよ。
[そっと、微笑して]
……シュテラ様、お時間は大丈夫ですか。
モアネットに行かれるのでは。
[慌てたように、出立の時刻を告げるのだった*]
>>453
[城内にて立ち往生する者たちをフォローすべく、侵入すると…]
ちょ!?
何堂々と出てきてるの!?
また軍師さんに怒られるわよ!
[素早く気配を消し、様子を覗う。煙に紛れ、ずかずかと歩く騎士の姿に、...は思わず額を押さえた。]
― 前庭 ―
[城から投げ落とされた火が、
物置小屋の、藁の屋根に引火する。
細く上っていた煙が、次第に濃く、太くなり、
やがては赤い炎が、ちらりとその舌を伸ばし始める。
藁故に、火の周りは早い。
前庭の兵達は、慌てたように集まり、
急いで水を掛け、建物を崩していく。
城内は、さらに騒々しくなっていた。]
―回想―
[そうしてシュテラを見送った後は、外から天幕の頂上を見上げていた。
空に向かって立つ天幕は、身体と魂とを切り離された者の仮宿としては、居心地はどうだろうか。
死者に問いかけても、答えは返らないのだけれど。]
[長いこと、そうしていただろうか。
不意に呼ばれた気がして顔を上げれば、大声を張り上げながら駆けてくる小隊長の姿。]
ほんんんとに隠密行動ができん奴だな!
てかわざわざ敵が多いところへ突っ込むな! たわけ!
[駆け上がるように群がる兵士を飛び越え、彼に背後から迫る兵士の顔面に、綺麗な膝蹴りを見舞って……
着地……しそこねた]
ぴぎゃ!
>>458 ジークムント
仕方ないわね。
ここで全滅じゃ、後味悪過ぎて不眠症になっちゃう。
[騎士の向こうに、銀髪の軍師の姿を認め、煙と影に紛れて近付く。]
…左へ。帝国の者は、いない。
[声色を使ってそれだけ告げ、気配を消す。]
ん…―――― ?
[一瞬、何かを感じたのだが>>457
そちらの方に、目をやった時には姿はなく]
はて この城に魍魎の類はおったかな
まぁ良い
鬼に会ったら鬼を斬ろう
仏に会ったら仏を斬るまで
何の問題もない
[暫く走って。また幾つか傷を作ったが、まぁ突破できた。
軽鎧や衣服は、それなりにボロボロにされたが。
騒ぎの中央で、剣戟の音が響くと、一気に駆け出す。
ようやく見つけた、間違いなく盟主と軍師の姿。
その中に、新緑の髪を見つけて。
名前を呼ぼうとした刹那、絶好の位置から狙われた刃に、振り返ろうとしたが]
――……
[彼が見舞った顔面への勇ましいまでの飛び蹴りを真正面からみて、思わず、絶句]
――フランツ!
[息を呑み、しーーーっと人差し指を口元に当て、慌てて周囲を見回した。]
この一帯で大声を上げたら駄目。
それで、どうしたの。
……ミヒャエル殿から伝令?
『本来の役目を果たしに』……は、シュテラ殿の元に行ってきます、と言い換えて良さそうね。
それはミヒャエル殿のお役目。常のことだから良いとして……
[続く文言に、固まって。じ、っとフランツを見る。
言いたい事は山の様にあったけれど、今はそのような場合ではない。]
[だが、些か致命的な隙も作ってくれてしまったようで。
彼目掛けて振り下ろされる槍を認めて]
――触るなっ!!
[もう一本、ぶんどっているフランベルジュで、両断]
[全軍指揮権の一時委任。>>301一時の事とはいえ、その重大な伝令に顔から血の気が引いた。]
……〜〜〜。
皆様方が戻るまで、何があっても此処を守らなくては。
[物思いに耽る暇もなく、
西に東に本陣を奔走する*]
30分たちましたが…
ゾフィヤたん、寝落ちですかねぇ。
昨晩も徹夜のままお仕事だったらしいですからねぇ。
お持ち帰りしちゃいますよ (爆
[腰をさすりながら立ち上がれば…槍など気にした素振りも見せずに、まるで貴様のせいだとばかりにジト目で見上げる……ああ、まったくもって八つ当たりもいいところだ]
あてて……
ほれ、もさもさせんと逃げる支度だ!
『三十九計一児が万事逃げるがウィナー』と爺殿も申しておったわ。
走る? 嫌だだる・・・わーなにをするやめろー
[なんやかや言いつつ、左に走る事になったらしい
守護者の姿を見たならば、軽く手を振り]
遅いぞ シュテラを連れて来い
おくるるなよ
ふぅ……無茶をして……
[目の前の槍すら気にする様子が無いのだから、本当に。
でも、幾つか怪我をしていても、無事なようで良かった。
しかし、耳についた諺には、訂正を要れて]
それを言うなら、『七十二計万事逃げるがトカチ』です
――ほら、早く行きましょう
[そう、空いている手を差し出して]
───皆、外壁へ。
堀を目指せば、…ノーラの手の者がいます。
……こっちへ。
[右の脚は、地に下ろす度に衝撃が走る。
きちりと巻きつけた布に、新たな赤がじわりと滲んだ。
それでも、委細構わず逃げる。
───これは、友が身を挺して示してくれた道だ。]
[軍師に道を示されるが。
そういえば――
――いや、まさかとは思うが]
イクセルさんは捕縛されたんですか……?
[確信を持って、そう確かめて]
>>469 ジークムント
[信用出来ない。しかし、他にすがるものがない。銀髪の軍師のそんな苦渋が伝わってくるようで、...は少し苦笑した。]
ごめんね。今は姿を現すワケにはいかないの。
[煙の向こうから、わだかまる闇から、敵の少ない場所を選んで、彼らを導く。城内を移動する者は、全て「音」で把握できていた。さすがに完全に気配を消しきれず、黒い外套を目深に被った姿が、時折相手の目に触れる。]
…さすがに気にしちゃいられないわ。
顔さえ見えなきゃいいし。
「船が巡回してる」
[あの偉丈夫が言っていた言葉を反芻し、堀へと導いて行く。]
[いつもより、何やら子供っぽい彼の表情。
大分くるくると変わる様子が、思ったより可愛くて]
はいはい。兎に角逃げますよ
[そう、彼の頭を、隙を突いて撫でる。
些か、敵に取っては、士気が減退したかも]
(――それにしても……)
[ちら、と、再び追い縋る敵を切り捨てる彼を見て]
月夜の黒兎 アプサラスは、江賊の頭領 ノーラ を投票先に選びました。
(――何だ……強いんじゃん)
[柄にも無く考えたのはそんな一言で。
戦う彼の姿は、けして脆弱な存在でなく。
――いや、この際ハッキリと言おう。
強い。あの頃勝てなかった、彼女の事を一瞬思い出すくらいには。
刃を振り抜く瞬間の、どこか恍惚な表情に、思わず魅入られたのは一瞬。
それなりに、戦える、そんな事は知っていたが。
正直どの程度かまでは、ついぞ見る機会も無かったが]
僕の落ち度……か……
[はは、と誰にも聞こえないよう、そう自嘲して。
それでも、彼の背中に近寄る敵だけは、容赦なく切り裂く]
ほう、シュテラは足が速いのか
私は無理だ、馬に乗らないで走る事などないからな
まったく、未熟もいい所だな私は
[走りながら、そんな事を言うのだ
歩法ならば俊足を誇るが、ただ走るのは無理だ]
はっはっは、爺に謀られるとは未熟だな
ふくれるな、後から私が教えよう
[曖昧な事を色々吹き込むつもりだ
頬をつついたり、したかもしれない]
[遠巻きに見えるは、解放軍の将兵達]
[そして、銀色の髪の軍師は右足を引きずっていた]
不味い、このまま逃がすわけにはいきません。
[とはいえ、こちらも手負い、できることは限られている
なにより、あの人数と乱戦にでもなれば、死を免れることはできない]
[倉庫より取り出した弓を構える]
・・・・風よし、視界良好--- 目標捕捉---
[鉄製の篭手を破壊したその剛力が放つ弓は、シュテラの背中をめがけて放たれた]
[少なくなっていく兵――何故か、道の先で殆ど兵と出くわさない――を蹴散らす最中に]
――ぇ…………
[何かが突き刺さる音。
矢が貫いたのは――]
な…――――
[シュテラの背に、矢が刺さるのが見え
あーあ、と思う私がいた
そのままにしていたら、去るものを
虎に牙を向いた犬ならば、まだ可愛いが
虎の子を奪おうとするなど、命知らずな
私は、振り向き立ち止まる]
…―――
[彼は私より前を走っていただろうか?
ならば……これは些末なこと……せめてもう少し先までこのままで……ただ駆ける]
ふむ……持つかな?
まあ…どうにかなるか……
[ちらりと後を振り返れば、目でも合おうか?]
我の身体は少々特殊での……すまぬの。
まあ傷の癒えは遅いゆえ、また相手もしてくれよう。
我が生きて帰れたらの……
あ……
[足下がぐらつく……いや、これくらいはまだどうにかなるか…]
>>486
やばっ!?
[弦の弾ける音。標的は…小柄な少年!]
間に合わ…!!
[外套の下で手にした「武器」を放つより早く、矢は狙い過たず標的に突き立っていた。]
>>488
――――!!
[城内の「音」を拾うのに集中し過ぎた、ミス…]
[振り返り、視線の先に収めたのは。
――銀髪の騎士。見覚えの或る、彼。
その手には――放たれたばかりと思しき、弓]
――キサマァアアアアァアアアアアアッっ!!!
[一瞬で、肩に担いだ状態から、勢いの良い投擲。
円を象りながら憎悪の対象へ飛ぶ。
そして勿論、自身もためらう理由など無かった。
愛刀を振りぬき、肉薄]
……ん流石は賢いな。
もうばれてしもうたか……
しかし……脆いのぅ。これが私の身体か……
[心と反して身体がブレーキをかける
そのままつんのめって地面に跪く
感じない痛みが体中を叫んで回る]
ん……
ミヒャエル、そのまま走れ
矢は抜くな、血が噴出す
戻ったら、すぐに医者に見せろよ
ジーク、二人の引率を任す
無事に連れ戻れ
私は、後ろから射るような卑怯な矢を
以降、一本たりとも通さぬよう暫く留まる
留まるのは数分、そのうちに矢の届かぬ所にいけ
[左手の、刃のない剣を逆手に持ち
右手の、刃のある剣を相手に向ける]
/*
なんか、シュテラとルートんが、物凄い死亡フラグ。
最悪の場合ルートん、ミヒャとヴェルの二人に狙われ。
少なくとも、物凄い大きな死亡フラグな気がw
/*
ルートんがどう逃げようか必死で考えてる気がした。
少なくとも一撃目を避けて頂いたら、弓だけ斬ってヴェルナーに任せないと、既に投票が決まってるのにルートんを確殺しちゃう状況になりそうだ
[ヴェルナーが立ち止まる。
ミヒャエルが、呆然として声を上げる。
シュテラが、ふらりとバランスを崩す。]
ヴェルナー、ミヒャエル!!!
シュテラを支えなさい。
───見誤るな。今は退くところです!!!!
[一喝。
咄嗟にシュテラへと伸ばした左の腕が、ずきりと痛んだ。]
[脂汗が額から溢れる
痛みはないのに……からだが動くことを拒む
急所は幸いにはずれたか……とはいえ、
楽観もそうできないか
ああ……痛いだろうな
嗚呼そういうことなのだな]
すまぬな……手間をかける
[傍にだれがいたかわからなかったが…そう呟く]
[恐らく、これが打てる最後の矢になるだろう]
ここで、彼らを、巻くことができなければ私自身危うい
[体は限界を迎えようとしていたのだった]
これでも、喰らいなさいッ!
[放たれた矢には、あのドロシーが使っていたあの胡椒玉が結びつけられていて]
[これは彼女への弔いの一発]
[もし、相手をまくことができていたのなら城内にもどっていたことだろう]
ゾフィヤ、きっと会話をしたかったんだろうけど、
俺も会話したいんだけど、
逃げる努力が最優先なのよ、今の俺的には。
囁いて、ギィに助けを呼ぶといいんじゃないでしょうか! (爆
[立ち止まるヴェルナー、そして叫ぶミヒャエルを確認し、咄嗟に飛び出しそうになる。が…]
…射手は抑える!行け!
[銀髪の軍師の元へ囁く。ヴェルナーもミヒャエルも、自分の「声」では止まらない。そして、彼らを止められるのは軍師だけだと理解した。]
[飛び来る矢は、私の剣が両断し
一本の矢が、二本の棒となった時
胡椒玉の中の胡椒が舞い、追う事が出来ぬ視界となる
まぁ元々、追う気などない
将が去ったのなら、ただ引くのみ]
シュテラ、大丈夫か?
走るのは・・・無理そうだな
負ぶおう、背に乗るがいい
――っ!
[駆け寄り、後数秒もすれば、目の前の標的を、時間が許すまで殺し続けれたろうに。
飛来した矢を叩ききった瞬間、袋から溢れる内容物に、酷い程に足止めを食らってしまった]
――……っほ……ま……まっ!
待ちやがれぇえっ!!
[隣で同じ様に悶えていた兵から、ぶんどった非常に簡素なパイクで、逃げる標的へと、鋭く投擲だけはしたが。
当たっただろうか?掠りでもすれば、この上なく幸せだが。
――もう追う事は難しい]
――っ……絶対に殺してやる……っ…!!
[胡椒玉に、眼が酷く痛む。
しかしそれでも、ギラギラと底光りのする瞳で、彼の消えていった方向を睨み据えていたが]
――……シュテラ……
シュテラはっ!どこっ!!
[数秒、正気に返ったように、彼へと駆け寄る。
幾つか、罅割れた瞳で]
[後退を始める、しかし、その刹那、パイクが左足を掠める]
―ッ・・・・これぐらい、いままでの傷に比べればッ!
[そして、彼は城内へと後退を完了させたのだろう]
ヴェルナー、ミヒャエル。
行きますよ。
───もう、矢の心配はない。
[不思議なほどきっぱりと言い切り、間近に迫った外壁へと彼らを導く。
男の耳元に囁きかける声。
聞こえぬ者からは、何かの加護を受けているかのようにも映るだろうか。
───実際に、受けているのだ。
夜に紛れる、伝説の"兎"の、その加護を。]
>>504
[舞い散る粉塵を避け、壁を蹴る。通常なら時間を要する距離も、「兎」の跳躍の前には一気に縮まる。しかし…」
…引き際がいい。
単なる一兵卒じゃないわね。
[既に城内へと姿を消した手負いの射手。それ以上は追わずに、...は他の伏兵がいないか、油断なく辺りを見回した。]
…無茶を言うものではありません。
[朦朧とした様子のシュテラに苦笑をし、その身体を支える。
だが、敵影を追った青年たちが戻ってくれば、彼らの手に委ねることになる。]
ミヒャエル、落ち着け。
シュテラはここに居る。
───陣まで、このまま護りなさい。
[ぴしゃりと、容赦のない口調を向けた。]
>>511
……………
[突き立った騎兵槍の穂先に滲む、新しい血。それを一瞥すると、...は再び一陣の風と共に姿を消した。]
私にだって……意地はありますから。
貴方の案内をするくらいなら……ここで死んだほうがマシです。
[話をすると言ってでたあげく、逆に捕まってしまえば、愛する人に顔向けが出来ない。]
ああ、行くか ジーク
後ろに対する注意を怠ったのは、こちらが悪いが…
まぁいい、怒るのは戻った後だ
[城壁に至るのは、いつの事だろう
たどり着いたなら、私が飛び込むのはきっと最後だ]
実力行使しないで、だらだらしててごめんねー
こういうやりとりは1回で済ませて場を動かすべきですね。
やっばり「どんなシーンにするか」の目標がないと様子見が続く…
いきなり用件を話しかけてくれたら聞いたんだけど。
[ふ、と。
グレートヒェンに向けて輝かせていた目に陰が下り、
声の調子が落ちた。]
…ほんとはね。
軍のひと…戦争を起こす大人なんて、おいら、嫌い…。
勝手に戦争を起こして。勝手に死んじゃってさ。
みんな、みんな…
でも、おねえさんのお話を聞いていたら…
…なんか、…
[ わかんなくなってきたな、
そんなごく小さな呟きが聞こえたかもしれない。
避難地へと至ったなら、シェイは女性の手を放すだろう。]
[駆け戻った時、彼の身体は、盟主に背負われていて。
自分が代わろうとしたが、しかし、それでは剣も震えない。
何時もなら少しくらいは竦むはずの、ピシャリとした軍師の言葉に、些かも動揺は見られず
――厳密に、既に極限まで動揺していた]
わかってるよ……っ!
[例え少数だろうと、ここで彼に出会う帝国兵は実に不運。
確実に、一人も息をしていることはないだろうから]
/*
ここで何事もなければ、シュテラにも敵ある程度任せてみたりしはじめて、ようやくミヒャも少しずつ過ぎた弟離れくらいは出来そうだったのにww
またトラウマブラザーに逆戻りだーー!!!ww
飛び込む・・・のは良いが
流石に高いな、こりゃ怖い
[水を、じぃーっと見る 一度空を見る
もう一度水を見る また空を見る
後ろから、足音がする
やばい、覚悟しないとまずいか]
主よ、お守りください
私ではなく、傷ついた者を・・・
[飛び込んだ先、高い水しぶきが上がる堀の水は
案外、汚かったような気もする]
[ナイフを落したノーラに兵士達が駆け寄る]
お待ちなさい!
[見張りの兵を制して。]
この方はそのままに。ああ、ナイフだけは回収してください。
[ノーラが抵抗しなければナイフは回収される。]
[飛び込む寸前に、城を睨みつける。
これまで帝国や解放軍その物には、個人的な理由は――大方シュテラの事しか――無かったのだが]
……くそ………くそ……っ!!
[怒りの余りに歯噛みしながらも、堀へと飛び込む。
――この瞬間に、帝国そのものが憎悪対象になったか]
[水音を四つ確認すると、...もまた、踵を返す。]
…さぁて、あたしも急がなきゃ。
「お待ちします」なんて言っといて、いなかったらまずいもんね。
[いまだ喧騒冷めやらぬ城内から、解放軍キャンプでこっそり拝借した馬の待つ場所まで、兎は一気に駆け抜けた。]**
−城内・医務室―
[上半身裸で傷の手当を二箇所行う]
[足のほうの傷は幸い、化膿してはいない、しかし動きは鈍ることだろう]
『あんた、次あったら、その守護者に”殺される”ね』
[ギィの若造に、命をかけるほどあるのかね?と呟いたのは白髪の医師]
そんな、質問愚問です
[彼の中では守護者、第三勢力、自分が射た青年のことがぐちゃぐちゃに混ざり合う]
[そうして、横になり気を*失ってしまったのかもしれない*]
[ざん。と飛び込んだのは、彼とともに渡った水面。
今、その男は水から遠く離れた、石の壁の中にある。]
──────。
[飛びこんで幾分も経たずに、船へと引き上げられる。
頭領の所在を問う江賊の民たちに、男は暫し、言葉を失って*いた。*]
― 解放軍 天幕 ―
[グラスに移した水が、風も無いのに波紋を描く]
――…ノーラ、さん。
ジークムント様……………?
[案じるように、確かめるように、覗き込む。
グラスの水は、応えない]
>>449 ヴェルナー
[「本当の姿」…その言葉には、わざと触れなかった。]
お帰りをお待ちしていますわ。ふふふ♪
…ほんの少し悲しい時は…
夜空の月に向かって囁いてみて。誰にも聞こえないように。
占い師の、助言よ。
[両手の人差し指で天を指差しながら、...は上目遣いで微笑んだ。]
いいえ。
確かに吃驚いたしましたけれど……。
私のせいですもの。
[そもそも自分が目を逸らさなければ、こういうことにはなっていなかったのだろうから。]
/*
タイミングが!
皆未だ起きているのでしょうか。
今日も熱い夜に(明け方族的な意味で)なるのかしら。
[首領の手からなる者たちに助けられ。
彼が自ら引き上げられたら、その時点で、盟主の腕から、彼を奪うようにして]
――〜〜〜〜〜!!!
[ただ暫く、その身体を何も言えずに抱きしめて]
―― 自陣 ――
フロイライン、ジークとシュテラに医者を頼む
ミヒャエル、貴様はシュテラの看護だ
ジーク、ノーラの救出策をねる
なんとしても取り戻すぞ
[びしょびしょの鎧を、脱ぎながら
自分の傷は意に介する事もなく、各人に指示を]
正直、ヴェルナーとミヒャエルが立ち止まった時は色々「死んだ!」と思いマシタ。まる。
騎士ってこーゆーものなのねw
用件は。
[目の前の女性について知っていることと言えば、
ジークムントの上官の娘であり、
彼が詫びなければならない相手だったということくらいしかない。]
―― 本陣・天幕 ――
[その後に戻った本陣の天幕で。
盟主達から直ぐ様に、彼が医師に託されたが。
自分はとても離れる気にはなれず、まだびしょびしょのままの衣服や鎧を脱ぐ事も無く、彼の傍に着いて。
誰かから何か言われるか、風邪でも引きかけた頃に思い出して着替えるまで、忘れている]
シュテラ……シュテラ……
……ごめん……ごめんね……
[時折脂汗の浮かぶ髪を拭ってやりながら。
居た堪れない様子で、治療をただ待つ。]
[単刀直入に切り出す様子にぞくっとする。
無駄な喋りは一切しないのが、本物の兵士ということなのだろうか。]
あ……。いえ。特に用件というほどのものはなかったのです。ただどんな方かお会いしてみようと思っただけで……。
[いや、この男にはそれだけでは足りないだろう。]
……貴方がこちらに寝返ってくれるような人物ならばと、考えていたのは事実ですが。
少し隙を見せただけで、逃げ出そうとする貴方ですもの。聞かなくてもその行動で判断できそうですわね。
―― 時は過ぎ自陣 天幕 ――
[自分の天幕は、今は使う事が出来ない
だから、だれもいない天幕を探し、横になった]
月は出ているか・・・?
いや、まだそんな時間ではなかろうな
[サラスの言葉>>532を思い出しながら、小さく笑う
今は、悲しくも寂しくもないのだが
楽しかったから、子供の頃に戻ったようで]
この戦に勝ったら、騎士として私は死なねばならず
この戦に敗北したら、やはり私の命はなかろう
ならばこそ、この戦は楽しく終わりたいものだ
[右足と胸の、刀傷がじくりと痛む
ああ、アドレナリンが、引いたのか
一種の興奮状態が過ぎた後には、虚無感が残る]
寝返る?
ああ、命を助けてくれるならなんでもするぜ。
ひとつだけ、願いを言ってみなよ。
ヴェルナーを殺すか?
[愛のために、父親を殺した娘に問う。]
[心が、虚空の中に潜っていく
闘争本能に、騎士道と言う鎧を着せたような
私の心が、暗い闇に埋まる
本当の私は、酷く粗暴な男なのではなかろうか
そんな事をすら、思う
瞳を閉じると、浮かぶのは
大好きだった先生に、私が言った言葉
先生のような、騎士になりたい
先生、私には出来ぬようです]
ああ・・・血が、足りないか
何か食事を・・・いや、作る体力はないな
え……。
[思ってもみなかった返答に再び驚いたが。]
もし寝返ってくださるなら、願いは……。この戦いに帝国が勝利することです。
勿論、ヴェルナーを殺すというのも、その目的の中には含まれますけれども、それだけという訳には参りません。
[ヴェルナーが亡くなっても、また次のリーダーが立つようでは意味がないのだ。
それと、それだけの条件を呑めば、この男は逃げるだけなのかもしれない。]
くく、欲張りだな。
あなたの上官と相談して来たらいい。
俺も、欲しいものは手に入れる努力をする。
[寝台に腰を落とす。**]
ええ、ではそうさせていただきますわ。
[それ以上話すつもりがないのを見て取ると。]
それでは失礼させていただきます。
[この男に対しては礼であっても頭を下げてはいけない。それを実行しながら部屋を後にした。**]
例の男ですが、命と引き換えになら、裏切るといいましたわ。条件はギィさまと相談しろとのことです。
言葉だけですので、真実かどうかはわかりませんが。
[報告はしておく]
…――――
こうして見ると
私には、戦場以外の記憶がほとんどないな
[自分の記憶を、たどってみると
先生の屋敷で働いた、幼少の頃と
騎士になった後の、戦いの記憶しか私にはない]
楽しい事など、あったろうか
[笑う事など、なかなかなかった気がする
楽しいと思った物は、皆戦場の記憶
血が沸騰する感覚と、全ての動きがコマ送りになる感覚
ギリギリの綱を渡るスリルと、開放感・・・
開放? 何から?]
さぁ、何からだろうな
いやはやしかしねえ、手引き諸々に関しては、
何者もあなたに叶いやしないだろうさ。
[褒め称える口ぶりは、言うまでも無く白々しく。]
……ねえ、
面白そうな事が起きている、
そうとなればやっぱり知りたくなりますよねえ。
どこかに私の好奇心を満たしてくれる、
優秀な商人はおらんもんか、ねえ。
[情報が欲しい、言外で求めた。*]
―本陣→避難地近く―
[祈祷者が増えていると聞くと、一瞬瞳は曇る。]
そう………
司祭様に頂いたのね。
[彼が神と信じ、心の安息を得ているようなら何も言う事は無いのだが……
先刻見た、杖頭の装飾が気に掛かるのは、どうしてだろう]
[子供相手に情けない話をしてしまったかもしれない、と内心動揺していたのだが。
自分の言葉を懸命に咀嚼しようとするシェイの姿に、ついつい心が解れる]
褒めてくれているの? ふふ。ありがとう。
変えていけたら……そうね、それに、変えられることは変えなくちゃ、ね。
自分の手で、出来ることはしなくては。
[戦が終われば、変わるのだろうか――
今なお悲しみを生み続けているのは、戦争なのだという事実もまた噛み締めながら。]
[きらきらとした笑顔を見せてくれていた少年が、不意に元気を無くしたようで。
歩調を少し落とし、首を傾げて彼を見る。
紡がれる言葉が徐々に小さくなるから、その度"ごめんなさい"を心の中で繰り返して。]
………、様々なものを、大人は奪ってしまったわね。
[けれど、消え入りそうな呟きを最後の最後に聴いたなら。
手を伸ばし、シェイの頭をそっと撫でようとしただろう。]
― 避難地 ―
さあ、ここが避難所。
早く逸れた人たちを見つけて、くれぐれも危ないところには行ったらだめよ。
それじゃあ……、元気で。
[胸元で手を軽く振る。少年の姿が見えなくなるまで、見送っていただろう**]
[導かれて避難所へと到着すると。]
…グレートヒェン。
ここまで送ってくれて、ありがとう。
……ハンカチ、あとで返しに行くね!
[少年は、考える。
綺麗な彼女の名前、覚えたから。訪ねて行ける。
きっと、また会える。
それでも別れの名残惜しさが素直に現れる。
グレートヒェンへと抱きつくかたちで。
その時に少年の肌から、内陣へ投げ込まれた「香」と同じ香りがわずかに滲む、
彼女の鼻孔にそれは届いたか、どうか。]
[大きく手を振ると、
水場を探してシェイは駆け出して行った。*]
/*
かわっ、かわっ………!!
本当お付き合いありがとうです。
半分死んでいた心が蘇生!
(つやつや
落ちちゃうんですよねえ、ノトカーくん。
せめて今のを繋げられるよう、頑張るですよ…!
[果たしてその頃、治療は終わっていただろうか。
本陣に戻った時から、恐らく、ずっと同じ状態で。
未だ青褪めたような表情で、彼を見守る]
シュテラ……痛くない……?
ううん、痛いよね。
少なくっても、僕なんかより、ずっと痛いんだよね……
[そう、また、用意した清潔な布で彼の顔を拭いて。
恐らく、ずっと、彼が起きるまで、寝る事も無く付き添うのだろう]
[とは言え、ムダに喋って起すのも駄目だと思ったか。
或いは、そう言葉を喋れる状態でもなかったのか。
比較的、無言に近い状態で彼を看ている]
――……
………………
[勿論、気分は最悪だが、寝入っていたり、一杯一杯でそれ所でないわけでも――別の意味では勿論、一杯一杯だが――無いので、呼び掛けられたり。
或いは、直接天幕まで足を運ばれれば気づくだろうし、何か言葉を求められたら、応えるくらいはできる]
[別れる間際、シェイが抱きついて来る。>>551
驚いたけれど、少年の素直な心情は伝わったから。
笑って一度ぎゅうっと抱き返してあげようと腕を伸ばし―― その瞬間胸元で拡散したのは、先刻嗅いだばかりの「香」の匂い。]
…――――! シェ、
[自身の放った香りに気付いていないのか、
手を振って駆け出す少年の背を、半ば呆然と見送った*]
― 解放軍 本陣 ―
お帰りなさい――!
[それからどの位後の事だろうか、指揮官達の帰還が伝えられれば、急ぎ出迎えに走った。
しかし天幕を潜った瞬間、安堵の微笑は一変、息を呑む。]
………!
…まさか…………。
[様々に傷を負った姿を見れば、蒼白になって駆け寄る。
弔問が本当に「救出」を行わなければならない状況になっていたことを悟れば、糸が切れた様に座り込んだ。]
[何かを問う猶予もなく、医者をと言われたなら]
…直ぐにお医者様を呼びます。
…………っ。
[即座に立ち上がって医療部隊の居る天幕に走り、医者を連れ治療用具を抱えて戻った。]
/* んーメモは、頑張れば抑えれると思うけど…ね。
多いのは仕方ないし。
と、軽く読み込んだら夜ぐらいまでオフっす*/
― 解放軍・天幕内 ―
………ダチュラ?
『然様。ダチュラか、それに類する植物が混ぜ込まれたもの。そういう見解ですな』
[髭を撫でながら、医者が頷く。
ヴェルナーの命で呼びに行った医者は、『香』の分析も兼ねていたようだった。
医者が分析結果も報せてくれたので、不在であったジークムントに治療と同時に騒動の報告を行う]
でも、お医者様。
ダチュラというと、あの?
『そう、あの。』
[話には聞く、強い毒性を持った植物。
戦に投入されるだけでなく、時に謀にも用いられるそれ、その形状を思い浮かべる。
ふと、医者の横で包帯を巻く手が、止まった。
シェイが大事に片手に握っていた杖。
杖頭の台座の形は――ダチュラを模した物ではなかったか]
……………。
[唇を引き結び、静かに思案する。
シェイが関わっていたとは思いたくない。偶然騒動の後に居合わせただけかも知れない。でも……
皆に話すべきだろうか、それとも。**]
/*
時間的にきびしーい。
明日は夜、になってしまうかも、やっぱり…。
何処まで話すロールを回しておくか迷うけれど、必要があればきっと聞いたことにしてくれると信じて…。
1hねます。
――……つ……
[肩の傷が痛んだ。
城に押し入った時、かなりの無茶をしたものだから。
彼の治療の前後に、自分もある程度の傷の処置を受けたが。]
――……
[彼の方がよっぽど重症だ、と痛みを無視する。
この程度の傷は、何度も負っている。
寧ろ、彼を護り切れて居る、と心地よくすらあるのに]
――……
[未だ彼は目覚めない]
/*片方おち云々>それはそれで美しいからいいのよ
大切な人を両方失ったミヒャエルは、色々越えていい男に成長(壊れてヤンデレが加速しそうとか、後追い自殺とかしそうでもあるけど…)って目もある。
続きはするかと。投票がPC視点とかちょっと勘違いしてた気がしたけどwPL視点投票だからねー。
PL的に『ギィ様は死亡フラグ立ってるけど、まだ遊びたいんじゃよ』っていうなら3dにはギィ様にはいれない(苦笑) */
/*そういえば、VSシュテラは、相手にダメージをあたえた描写は一切してなかったな…。
今更だけど、腕とかほっぺたぐらいワイヤーで切りさいときゃよかったかもねぃ。
まー、シュテラが超気が向いたら『く…腕が急にうごかなく…。超遅効性の毒!?
まさかあの時…かすっていたのか』とかやってくれるかもしんない。そうじゃないかもしれない。 */
『ダチュラか…今決めた。それは俺の弟の名前だな』
お、おとーと。いたんだ…。というか今決めたって!?
『や、どんな名前かしんねーもん。兄弟いっぱいいるぞー。クマとか、犬とか、猫とか…。
*行きずり*もいっぱいいるぞー』
[他の者は、治療を受けたろうか
症状は、いかにあろう
戦場に立つ事は、叶うのであろうか
医者の報告も、聞く必要があろう]
ただ 医者と言う人種は、どうも好かんのだよな
[信用ならぬ、と言うと違うのだが
どうにも、好きになる事は出来ない
医者と言うのは、死の香りがするから
だから、私はまだ医者に見せていないし
見せる気も、全く無いのだ]
さぁ、どうしたものだろうか
─船上 少し前─
[堀に4人が飛び込んで間もなく。
滑るようにやって来た江賊の船が、次々と彼らを引き上げた。
ノーラの所在を問う彼らに、男はぐっと眉を引き絞る。
彼が自らの身を挺して退路を切り開いてくれたことを、彼らに伝える。
その身柄が、敵方の手に落ちたであろうことも、また。
男を責めるかと思えた江賊たちは、しかし、男を怒鳴ることはせず、
却って力付けるように笑ってみせた。]
『なあに、心配はいらねえ。戻って来るってえなら、戻ってきますぜ。』
『──案外、女でも口説いてんじゃねえのかぁ?』
『はははっ、お頭だからなあ。やりかねねえ。』
『“逆波のノーラ”が陸で死ぬかよ。ないない、あったら化けて出ら。』
『確かにありゃあ、殺しても死なねえ!!!』
[船上に笑い声が弾ける。とん。と、背を叩かれた。]
『江賊の仁義ってやつでさ。
仲間見捨てるようじゃ、男が廃る。
あんたも、あのグレートヒェンって姫さんも、こいつらも、
ま、お頭が認めたんなら俺らの仲間でさ。』
[ノーラと彼らの間に、どのような会話があったのだろう。
ノーラと共に金鹿門へと短い船旅をしたあの日、
彼らはどう自分たちを見てたのだろう。
彼らの態度が、空気が、自然と答えを運んでくる。]
…ありがとう。必ず、ノーラは救い出します。
仲間を見捨てては──男が、廃りますからね。
[にやりと江賊が笑い返す。
それへと同じように笑み返し、ごつりと、拳の裏と裏を叩き合わせる。
やがて、騎士団のいる水門が見えて来ていた。]
─水門─
───、ええ。船でこのまま向かいます。
怪我人だらけですからね…医師の手配を。
グレートヒェンには状況をすぐ伝えるように。
そう、兵たちにも連絡。
あの半旗は奸計である。
戦いはまだ終わってはいない、と。
…ああ、迎えは目立たなくする必要はありません。
盟主殿もお怪我をなさっていますからね。
・・・・・・・・・
充分、立派に出迎えるよう。
───無論。
・・・・・・・・ ・・・・
奸計に陥った仲間を助けるべく、盟主自ら乗り込まれたのです。
相応の、出迎えを。
[水門に待機していた騎士を呼び、細やかな指示を与える。
意を了解し、騎士が素早く陣へと駆けゆく。]
[本陣に帰還した者らを迎えたのは、多くの解放軍騎士に、
話を聞きつけた更に多くの義勇軍、民兵たちであった。
彼らが見たのは、弔問に訪れたはずの解放軍将校が傷付き、支えあう姿。
───そして、帝国軍の策略により、一人の将が囚われたことを知る。]
『……卑怯な…!』
『許さねえ…!』
[ざわめきが、驚きが、──怒りが、解放軍内へ広がっていく。]
[わあ。と、自然に上がったのは鬨の声。
陣に、解放軍の旗が翻る。…立派なものではない。
布を繋いでつくった、オリジナルの旗だ。
風と、ランヴィナスの鷹をデザインした、自分たちの旗だ。]
[─── 誇り高く、風が吹く ───]
― 自室 ―
[目を覚まして。
柔らかな光の余韻を胸に納めながら
ゆっくりと体を起こす]
…馬鹿だな。昔の事など。
[含む笑みは甘く。
だが、それも一瞬で消し去って、
すぐに身支度を整え、
文官達に、状況の報告をさせる。]
…そうか。取り逃がしたか。
[数十名もの死傷者を出しながら
入り込んできた反乱軍の者たちを
取り押さえる事は出来なかった。
その報告に、僅か落胆の色を見せ。]
ああ。仕方あるまい。
それよりも、今後の事だな。
さすがに、弔問使を捕らえたと
民へ素直に言うわけにもいくまい?
……内陣、市街地双方に布告の準備を。
内容は――
[モアネット城内の各所に、布告文が啓示される。
それを読む役人の声に、人々が耳を傾ける。
本日、反乱軍より、弔問の使節と偽って
工作員が入り込み、城と塔を襲撃した。
そのものらが塔で引き起こした騒ぎにより
牢が破られ、凶悪犯罪者が脱走した模様。
十分に注意されたし。
市街地での自警団の巡回を強化すること、
内陣でも自衛・戦時協力体制を整備すること、が
同時に伝えられた。]
─解放軍本陣 天幕─
…ダチュラ、ですか。
[自分たちが出てからの騒動、その顛末。
怪しげな香に混ぜられていたという毒草の名に、眉を顰めた。
ダチュラ。
この辺りには自生しないはずの毒草。
けれども、それが使われた。
──ならば、その入手ルートは。]
………、…。
[少しの間、男は真剣に思いを巡らせる。
やがて副官を呼び、こう告げた。]
金を…いえ、金貨を用意して下さい。
ひとまずは、そうだな。……1000
あとは、まだ出せるように。
[副官が目を剥く。
無理もない、それだけあれば軍隊を丸ごと抱えてまだ余裕だろう。]
アーヘンバッハから出せば良い。
ああ…軍費ではなく、そう。そちらから。
自由に使えるようにしておいて下さい。
[てきぱきと指示をする。
思いを巡らせ、そうしてひとつ息をついた。]
──一刻ほど、休みます。
至急の用件のみ取り次ぐように。
[為すべきことは多く、時は少ない。
男は天幕を仰いで、大きく長い息を*零した*]
/*
やったこと。
戦意高揚のターン
手引きの件。→ノーラ救出の試みに繋げたい
残り。
カークとの過去回想(ユーリエと視線があった件)
ギィとの過去回想
グレートヒェンにきちんと報告
恐らくそろそろ市街地突入戦の頃合
忘れ物
モアネット市街地の住民感情(ドロシーの撒いた噂。ギィの下準備)
[一方そのころ。
奇妙な休戦を利用して各方面の守備兵が下がり、
最低限の帝国兵と、自警団へと密かに置き換わった。
帝国兵は、戦没した兵の慰霊祭のために
市街地西部の墓地へと、集められる。
その場で兵達は、執政官戦死の報が誤報であり、
執政官自身は健在である事。
半旗は、戦死したフィンブルス将軍のためのものだ、
という事が、伝えられた。
ざわめき戸惑う兵達の前に、
コルベール家の紋章がついた馬車が止まる。
馬車から、真赤のマントを翻して執政官が降り立つと、
ざわめきは、押し殺し、窺うような沈黙に変わった。]
[墓地の前に用意された段の上に
背を伸ばして立ち、兵達を見渡す。
硬い表情の者。不満が顔に出ている者。
好意的なだけではない彼らの視線を、
静かに受け止めて、口を開く。]
―― 諸君。心配を、掛けた。
[常より低く、ゆっくりとした声が
静まりかえった兵の上を
端まであまさず、伝わっていく。]
私は、一度、死んだ。
いや。死んでもおかしくない傷を負った。
だが、こうして再び立ち上がった。
私の成すべきことを為すために、
再び諸君の前に戻ってきた。
諸君に黙っていた事は、まず謝ろう。
それほどに、私が危うい状態にあったのだと、
どうか理解してもらいたい。
死者の列に並び掛けていたのだ、と。
だが、私は戻ってきた。
[ 言葉を切って、深く、息を吸う。
右手を肩の線まで上げて、
背後に広がる墓地を指し示す。]
見よ。異国に倒れた同胞達を。
諸君。彼らは何故死んだ?
我が猛将、カスパル・フォン・フィンブルスは
何に、その命を捧げたのだ?
そう。故国の為だ。
我らが誇る、偉大なる帝国の為に
気高い死を遂げたのだ。
[ぐ、と右手の拳を、身体の前に引き寄せる。]
思い出せ。我らが愛する国を。
遠く離れた、故国を。
諸君等の中には、妻子を国に残している者もいよう。
愛する者が待っている者もいよう。
我らは、この街を守っているだけではない。
我らが偉大なる帝国を、
我らの同胞を守るために、戦っているのだ。
聞け。我が帝国の勇士たちよ。
我らは盾だ。
祖国を守る、誇り高き盾なのだ。
たとえその身に、数多傷を受け、
異国の地に斃れることとなろうとも、
その死は、我らの国を守る礎となるのだ。
恐れるな。躊躇うな。
死さえも、我らの前には、かくも無力。
死した者たちへの思いを力に変えよ。
帝国軍人としての誇りを胸に刻め。
偉大なる祖国は、我らが守るのだ。
マレッツ帝国に、栄光あれ!
―宿舎―
[逃走劇、それを...らはほぼみていたのだ。小火も、帝国軍の将が、解放軍の女性将校(シュテラ)に射掛けていたのも。
そしてそれらが終わって彼らは戻っていた]
誰も捕らえれず逃亡許すとが……情けねーの…
[ただ言葉ほど呆れてはいない。
むしろ仕方ないと考える。実力差、将の少なさというのもあるだろうが、最たる理由としては、ああも、帝国側の兵が薄いところを縫うように動かれたのだから、そしてそれを行うことを可能とした存在は?]
兎……蝙蝠かね……ぁあ…
[あの密偵のような胡散臭い自称占い師、兎とかいってたな。
あの時はいい年して…と思いつつ美人だし許す。と思っていたが…]
/*
ジークムント様にも赤は似合う気もするけど。
そして、午前中が暇になってしまったのでログ読もう読もう。昨日の脱出劇、リアルタイム更新していたにも関わらず把握しきれてないのです…
[と思考にふけろうとしたところで、ドゴッという音が響く。音源は主にカークの腹部]
かぁっ…はっ…げほっ…おまっ…なにを
「邪な気配がしたからとりあえず殴っていい?」
………殴る前に言え
「努力する」
[そういって、シュシュッと風を斬りながらシャドウボクシングをしはじめる、ユーリエ。
努力は一撃で沈めるための努力なのだろうなと*嘆息した*]
[式典の後、帝国兵は再び持ち場に着き、
市街や内陣の民にも、半旗に関しては
同じ発表が公式に行われた。
それら一切を指示した執政官は、城内に戻ったあと
捕虜を治療した医師から、彼が江賊の頭領である事、
ナイフを隠し持っていて、ゾフィヤを襲いかけた事、
そんな事実を聞かされた。]
―解放軍陣地(シェイ)―
…、
…、
…お父ちゃん。
[先ほど父の話をした所為か、父が恋しい。
グレートヒェンに甘えた所為か、母が恋しい。
だが、]
お父ちゃんは、もう居ない。
お母ちゃんも…居ない。
2人とも、死んだ。
前の戦争のせいで、死んだんだ。
戦争の、せいで。
[木製の桶に張られた水が揺れる。
そこから彼女のハンカチを引き上げ、強い力を込めて絞り上げた。]
命を助ければ何でもする?
――戯れ言を。
……奴を塔の地下に移せ。
私が会う。
[塔の地下には、捕虜を"尋問"する部屋があった――]
だから。戦を引き起こす奴らなんて、
きら、い…。
[現実には軍が存在する目的や意義など、とても一口では述べられず多様であるにしても。
未熟な少年にとっては、自分の身近な出来事から、
軍は、暴力の象徴として刻み込まれていた。]
[神の力は良くないもの、シェイにその認識はある。
そして、良心もある。]
[この避難地へ来て、大勢の人間を目にした。
難を逃れてきた数多の人々の事実を目にした。
その中には、女性も老人、子供も含まれることも知った。]
[結った髪をひょこひょこと揺らし、すれ違い行く小さな少女は…シェイと同じ年ごろだろうか。
またさらに、迷いが深くなる。]
[結局、シェイが神の力という名の毒を配った先は、
大人の…それも軍に携わると思しき、男のみに限られた。]
―解放軍陣地(シェイ)―
はーあ。
[ため息。]
ため息ついてても、しょーがないや…。
これ、乾かそうっと。
[気を取り直して、ハンカチを掲げ風をはらませて、
もっと早く乾くようにと、それを持ったまま走り出した。
そうして闇雲に駆け回るうちか、ふとした折に、
出くわすのは、もしかしたら、占い師の格好をしたひとだろうか。]
うーん。
わりと本気でヴェルナーと
話してみたかったんですがねえ。
私は悪だけども、ヴェルナーの民でもあるんですよね。
―解放軍陣地(シェイ)―
ほんとはわかってる。
司祭様は、悪いやつだ。
いやっ、あんなの、司祭様なんかじゃない。
ただの、わるいやつなんだ。
神様の存在を悪用しているんだ―!
だけど、孤児になったおいらは…、生きていくために。
あいつに頼ってしまった…。
[もう引き返せないのだろうか。]
[風を頬へと受け、泣きたくなる。*]
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