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ルー。聖堂だ。
弔問の使者を捕らえつつあるが、
ひとりに逃げられそうだ。
どうやら、他にも反乱軍の者が入り込んでいるようで、
手練れが一人いる。
くらいか。
何でも屋 カークは、江賊の頭領 ノーラ を投票先に選びました。
────は。どけッ!!!
[ザン、と長剣を薙ぎ払う。
バランスが悪いのもそのはず、左腕は痛みで使いものにもならぬ。
鉄壁の囲いは漸くどうにか薄く、見ればまた炎の輝く辺りにも、
兵は一団集中しているのだ。
……そして。]
『アインス ツヴァイ ドライ』
[目前に、何かひどく見慣れた仕草で剣を払う"帝国兵"がいる。]
/*
現在
帝国側 ギィ ゾフィア ルート コリドラス?
公国側 ヴェルナー ジーク シュテラ ミヒャエル グレート姉さん アプ兎
中庸 俺 ノトカー
公国二落ちしてようやくとんとん?ってかんじかぁ。PL的にはともかくPC的にはそれまで加担するかが微妙。
とおもったが俺がいなくても大丈夫な気もするから問題ないのか。
───馬鹿な。命ごとだ、イクセル・ノーラ!!!
…グレートヒェンに、約束をしたでしょう。
[穏やかな声に、荒い息が混じって聞こえるのは気のせいか。]
……
[その様を暫く眺める。ただ何もせずずっと]
……ごめんね
[少年を丁寧に寝かしつけ、そっと天幕からでれば、近間の者からかけるものを貰う。再びそっと天幕に潜れば、眠る彼の肩に…そっと]
……姉様、また来ます。
[最後に一度姉を見つめ踵を返した]
帝国兵の皆様ー、待遇に不満はありませんかー?
不満の中、私と戦う気がありますかー?
命を無駄にしちゃ、だめですよー
何が言いたいかと言うと、ですねー
死にたくないなら道をあけろっ!
[気の抜ける言葉は、使いなれぬな
そんな風に、想いながらも]
― 聖堂付近 ―
[カスパル、ドロシーを失い、現状動ける将兵は少ない]
[傷口も調子が良くなり、大急ぎで塔から聖堂まで駆けつける]
・・・・―・・・―
[一瞬言葉を失い、予想もしていなかった光景を懸命に理解しようとした]
[手にした骨董品の燭台に重い力が伝わって、支える腕が痺れる。
ガランと床に投げ出した。
こんな場所で血を流したこと自体が、充分な冒涜行為なのだが。]
――強者をとらえるか、最強の者よ?
[かつて帝国に逆らった男の言葉を口にし、その場に膝をつく。##]
[いかに気の抜ける声を上げていようとも、
間近で振るわれる連撃の見事さに、
侮る兵は、さすがにいない。
だが、突如の将の一喝に、半瞬気を呑まれ
扉とジークムントを繋ぐ細い線が、一瞬拓かれる。]
―― 時は戻り自陣 シュテラ ――
[少年を討った、と言う彼
私も出会った、もう一つの風の事だろうか
私には、わからぬ事だったが
私の元に来た、彼に私は言う]
ああ、シュテラ
君に頼みが…――――
うん? どうした、浮かぬ顔をして
何かあったか?
[一連の動作で帝国兵を斬る男が何者かはわからぬ。
だが、消去法でわかる。
既にシュテラ、ミヒャエルの特徴はユーリエから聞いている。二刀でもなければ小柄でもない。消去法で決まりだ。ギィはあの初戦にて矢を受けて生き延び天命を見せた。
ではこの男はどうであろうか
ぎしりと弓担い矢を引く。兜ごと貫くためにこめた己の筋力に耐え切れず軋む弓の音。]
(やだねぇ、こんな"おもちゃ"の弓ではすぐに壊れちまう。)
[狙う先は此度は容赦ない、あたれば一撃で絶滅する眉間。
線はできあがる、きりはらわれた兵により結ぶ線を阻む壁も消える瞬間を狙い]
天命は如何に?
[静かな呟きと同時に矢をヴェルナーにむけて放った]
[目前に、ひどく慣れた仕草で剣を払う"帝国兵"]
――こんな、剣捌きができるものを私は知りません。
そして・・・・この歩調、帝国兵であるはずがないッ!
[帝国兵は日常の訓練から、一定の動きを身につけている]
[なによりも、....は観察力においては、帝国随一といえる男であったから]
[しかし、今回の任務は、もう一人の使者を確保することにあった]
[燭台を床に落とし、膝をつく男を見下ろして
小さく鼻を鳴らす。]
――。個人技では、お前の方がよほど強かろう。
… 捕らえろ。
まだ、死なせるなよ。
[兵達が男につかみかかって取り押さえる。
興味を無くしたように、そこから視線を逸らし、
改めて戸口へと足を向けた。]
[ジークの、怒鳴り声が聞こえ
怒鳴ったら、ばれるじゃないかと思いつつ
仕方ないから、兜を取った
正直、視界がせまくなるから嫌いなんだ
暑いし、臭いし、出来るならかぶりたくない]
おむかえに参上しました、兄上?
[遊びに来た、と言う方が正しい気もしたが
半分冗談、半分本気の事を言いながら]
早く来い、この数は、流石に斬れぬ
ま…死なないだろうけどな
[軋む壊された弓をほうり捨てる。
殺せるイメージがわかなかった。
これで死んだなら、よっぽど呪われてるとさえ思える。きっと疫病やらなんやらが近々蔓延することだろうと本気で予想する。
もしもこちらをみたならば、一度目を合わせることになるだろうか。
ただすぐに、どこかの兵にまぎれてしまうのだ。]
騎士なら、こんなとき、命尽き果てるまで、剣を放さないんだろうが――
すまん。
這いずってでも、生きて、帰る道を探す。
それでいいな、ジークムント…
[兜を取った事が、きっと幸だったのだろう
矢を射る一瞬に、キラリと鏃が光り
私は、その軌道を感じる事が出来た]
室内に、弓?
[その疑問が、普段は完全に見切る矢に
私の前髪を、切っていった]
あーあ、胴をねらった物なら、刺さったな
私も未熟だ、まだまだ
[矢を射た男の姿を、見る
一瞬絡んだ目は、彼の顔を私に焼きつけた]
次に会ったら、名を聞こうか
[ヴェルナーの姿を見つけ、彼に怒鳴りつける直前のこと。
気合一喝、兵を威圧したヴェルナーの声に、扉との僅かな筋が拓かれた。
それへと視線を走らせ、また当時に見えなくなった背後へも視線を巡らす。
───だが、迷うほどの時間はない。]
───何故来たッ!!
[名前を呼ぶことはしない。
だが、ふざけたように口を利いて兜を脱いだ解放軍の総大将に、
咄嗟に何と言って良いか分からず、ひどく複雑な表情を見せた。
だが、ひとつだけハッキリしていることがある。
彼をこのままにしておく訳にはいけない。
それがたとえ、友と呼んだ男を見捨てるに繋がるとしても──だ。
ヴェルナーへと、視線で扉への道を示す。]
――少し前のこと・解放軍天幕――
[報告を、との言葉に天幕の入り口を潜る]
――先程本陣で起きた異臭騒ぎの件、ご報告致します。
詳しい出所は不明ですが……薬物の様です。
確認出来た症状は、幻覚幻聴、興奮。
幸い火元も特定され、大事には至ることなく収束に向かっております。
正確な負傷者数は現段階では把握出来ませんが、少なくはないようです。
煙を吸引した民兵間で小競り合いが起きた様子で……医療兵と連携して、引き続き治療にあたります。
また、一時警戒を呼びかけていた周辺の避難民には、十分に説明を行っています。
もう一点――ミヒャエル殿が敵指揮官と思しき者1名の捕縛に成功したとのこと。
[如何されますか、と、形だけの問い。
盟主に一任する、という意思の元で。]
…ええ。
必ず、生きて帰る道を探して下さい。ノーラ。
”逆波の”ノーラの約束は、破られないと聞いています。
───信じています。
(ふっ…そうじゃないとな)
[予想通りはずれた矢
そして絡み合った視線。鉄の面で顔はほぼ隠れているが、次にあったときにわかるように…己の存在を刻みつけるように視線を強める]
(俺の仕事は終了。後は帝国と解放軍と…ユーリエに任せようか)
[帝国の動きに合わせるようにして、ノーラを捕らえる側にいく。
無駄足となる行為としっていて]
―解放軍陣地(シェイ)―
そそ、避難所だよ。あそこへ戻りたいんだ。
[女性の微笑を見ると何故だか頬が熱くなる。
熱の所以が分からず慌て心地、矢継ぎ早に強請った。]
う、うん…、じゃあ、連れてってよ、
お願い、おねえさん!
[女性の承諾を得られたならば、連れ立って避難所へ。
その際には片手をつないで欲しいとの、要求をちゃっかりと。]
[同行>>149について、問われたなら。]
その件ですが――
[静かに、しかしはっきりとした意思を提示する]
盟主殿が向かうと強く仰るなら、私はお止め出来ません。
ミヒャエル殿やフィンブルス伯についても同じこと。
――けれど、私は同行出来かねます。
>>=37
え? ああ……斬った子のことを少し…
あの子、ギィ…でしたか、敵の将を好いていたのでね。
近しい関係ならば、送ってあげれたらなぁとか……私が終わらせた命ですから。
報いてやれるのならと。
それと……
あの過保護な彼のことを少し、いえ。気持ちは嬉しいのですけどね。
大事にされすぎてしまうのも片身が狭くて……それに……まあ…
自分がそれほどの者なのかな? とか考えてしまいましてね……
あとは姉のことを少し…まあそんな感じです。
[苦笑混じりにため息をついて]
頼み?
何でしょう? 軍務ですか? 軍事ですか?
あ、ご所望ならお茶くみでも添い寝でも、食事の用意でも48の必殺技の練習台でもなんでも言ってください!
[目を輝かせて彼を見上げる]
[軽食を共にした時のノーラの言葉、ジークムントの真っ直ぐな視線。
一日も経たぬのに、心が騒いでならない]
……それは、心配です。当然です。だけど。
…ノーラさんを………ジークムント様を……
信じて、待つ事をお約束しました。
今私が行くのは、信じていないのと同義になってしまうでしょう?
[口調は些か乱れ、軍服の袖口をぎゅっと掴んで、
胸に去来する様々な思いを抑え込む]
ですから、行けません。
………っ、申し訳ありません、失礼します。
件の騒動については……また追加報告がありましたら、改めて。
[背筋は伸ばした儘、辛うじて微笑を浮かべて。
そうして、天幕から逃げるように滑り出た**]
大事な者を大事にするのに、理由がいるか?
私が剣を抜く理由に
大事な者を守るため、以外の理由は無い
貴公は、私の教師であり、先輩であり、兄だ
死なす事など、出来ぬよ
[彼の視線が、扉を示す
途中にあるのは、ルートヴィヒの姿か
私は、その者に切りかかるが、いかに]
ジーク、先に出よ
こう言う戦いは、私の方が得意だろう?
………なぜ、ここに反乱軍の首魁がいる?
見張りのものは……っ、ええい。
[舌打ちをして驚きを追い出し、
周囲の兵に声を掛ける。]
彼奴が、反乱軍の首魁だぬ
なんとしても捕らえよ。
それで、この戦も終わる!
[それにしても。
各門の守備に兵を割いていて、
城内の兵が少なくなっているのが、
こうなってみれば、大きな痛手だった。]
/*
捕まることが確定していないのに、行くのは変でしょう。
捕まらないと信じて、送り出したのですから。
ですから、留守を――本陣を、守らなければ。
[ヴェルナーの姿を見咎めた者達が居る。
──それも複数、だ。
己の放った怒声が思いのほか響いたことに思い至る余裕もなく、
飄々といつもの姿をみせる”弟”を半ば叱りつけた。]
───まったく、無茶をする。
兜を被り直しなさい。
そちらの扉に──… ッ!
[飛来した弓に、ぎり。と歯を噛み締める。
射手の姿は己の角度からは捉えられずに、咄嗟に弾けた矢の羽根をみる。
果たして見知ったものであったかどうか。]
[戸口に歩むギィとすれ違うようにして既に取り押さえられているノーラの元までいく。既に縛り上げられてるかもしれない。
まあ正直ほぼやることがない]
(死なせるなって大変なことを)
[何せここに医療道具なんであるわけもない]
矢はぬかないように、出血多量でいっちまう恐れがある。
後は血止めかなぁ…
―回想 避難所へ向かう道すがらか(シェイ)―
[はたと気付き、女性の服装を観察し直す、
少年の大きな目。]
軍の服だよね?
おねえさん、軍人さんなの?
ふぇー?
あのね、おいらの父ちゃんが言っていたよ。
「女は戦場に出るもんじゃねえ、戦う男たちの帰る場所になるもんだ。」って。
[少年の父親を真似たか、
引用の間は、喉奥、低めた声色。]
[シュテラの姿が、あまりに小さく、か細く見え。 私は、彼の悩みを聞かせられる程、頼りがいのある存在ではないのだろう。 私が問う事をしなければ、何も言う事はないのだから。 彼の兄になるには、私では足りぬのだろうか。 もう少し、頼って欲しいものだと思う。]
そうか、その少年は、ジークに会いに行く時に
一緒に、城につれようか
彼が過保護なのは、いつもの事だろう?
いつも以上を、望むようになったのかな
[そんな事を言いつつ、彼をこちらに呼び。 何本か、剣を渡すのだ。 どの剣も軽い、振りやすい物だが]
今回、城に侵入するだろう
多数の兵を相手にする事になるから、交換用の剣がいる
それを持ち、一緒に来い
抜刀も、許可するぞ
…おねえさんは女で、軍人さんなんだ…。
変なの??
[子供にとっては親の言が自らの常識、
その常識に反する女性を、不思議がっている様子だ。*]
───邪魔をするか。
[帝国兵と長剣同士が打ち合えば、きん!と高い金属の音。
無事な右腕で滑らかに打ち、払い、肩を切裂く。
扉まではもう間もなくの間、ここで捉えられては彼にあわせる顔もない。]
言ったろう、猪突猛進こそ我が本領
風は、止まったら存在しなくなるのだよ
[ジークに、そう言いつつ
側にいるだろう、シュテラに手を出し]
次の剣を、なげてくれるか
もうそろそろ、こいつの刃が通らなくなる
先生の剣、置いたままにして良かったよ
しかし、帝国兵と言うのは、良い武器を使う
[目が覚めた時、思ったより寒くなかった]
僕……寝ちゃったんだ……
[情けない、と自嘲して、起き上がろうとして。
身体から暖かな物がズレ落ちた]
……毛布?
誰が
[そんな事まで言って。
彼しか居なさそうな事くらい、分かっているから。
またついつい涙が零れそうで]
[優しさが暖かくて、今は少し、苦しい。
ずっと欲しかった物は手の中に在る筈なのに。
どこか一歩分だけ、掌から零れ落ちそうで]
シュテラ……
[複雑な思いで、その名前だけを呼ぶが。
ただ、暖かい、その毛布を少し抱き寄せて]
ごめんね、心配掛けて……
でも、ありがとう。
誰も居ない……
[そろそろ起きなければ、と思い。
少しだけ気分は陰鬱だった物の、さすがに彼に顔も見せない訳にはいかず。
意を決して天幕を開いたと言うのに、そこに彼の姿は無かった。
ならば、と盟主の居る天幕を開いた所でも、その姿はなく]
――――?
[思わず、己が心境すら忘れて、首を傾げた。
どうして今日は、こうも将校の姿を殆ど見かけないのだ。
下手をすれば、軍勢の殆どを動かせない、自分しか居ないのではないか]
[切りかかってきた剣を右手のサーベルで受ける]
[先のカスパルほどではないが、腕っ節には自身があった]
お会いするのは、はじめましてですね。
総大将殿
[そういって、左手のサーベルは相手の胴を捕らえようと切りかかるが]
───君まで来たのか!?
[思わず状況を忘れて、シュテラの姿に呆れた声が零れる。
これでは解放軍本陣に、将はもうほぼ残ってはいまい。
帝国軍が勝利を得るなら、今日はまさに絶好の機会と言うよりほかない。]
……、……
[思わず、深い溜息が零れた。]
[ヴェルナーを捕らえよという声に己の反応は薄い。
あの男の死場はここでないことは己の中では証明されたゆえに無理だろうなと思考する。
ギィの号令にノーラの周りから人も少し減ったことだしノーラを逃がさないようにするという位置にいれば問題ないかとノーラの近くで暴れださないように見張っていた]
[敵将が、私を見つけたようだ
わらわらと、私の方に兵が集まりだした
ああ、こいつはきつい]
おーおー、有名人は辛いな
そうは思わないか、ジーク、シュテラ
ならば、もうコソコソする意味もない
我が名は疾風
ロートシルト家の騎士 ヴェルナーなり
命のいらぬ者から、参るが良い
切り刻み、オーディンへの貢物にしてやろうぞ
―聖堂の屋根の上―
[カークがお仕事終了と思っている頃。
聖堂の扉から最も近い屋根の上にて、ユーリエが潜む。
隠密をしながら…人が扉から出てくる間を待つように、伏せる
肩に担ぐようにもつのは、鉄の棒…その先端に孤を描く刃。大鎌
死神が魂を刈り取るのを待っていた]
っ、双剣か───
───ック…!!!!
[ルートヴィヒの構えに目を瞠り、横から来た帝国兵を切り払う。
殺すほどのダメージを与えるわけではない、省力戦だ。
とはいえ、相手はやたらと数が多い。]
[胴を薙ぐ、騎士のサーベル
流石に真っ二つは困る、軌道を逸らそうと剣を出すが
完全には出来ず、私の胸を薄く裂く
血飛沫は舞うが、傷は深くはなかろう]
ああ、そうだな
貴公、名を名乗るが良かろう
名のある騎士なのだろう?
[ふと眼に留まった一つの天幕に、日中と言うのに。
警備がやけにしっかりされていて、少し気になった。]
……?どうしたの、そこの天幕
『お客人の為にご用意されました』
客?そんなの居たっけ……
『昨夜、リーダーがお連れしました、占い師の御婦人です』
――ふぅん……++
[占い……自分は殆ど縁が無い物なのだが。
ただその時は、何と無く、そういう気分だったのだろうか]
――会うよ。通して
[そう言って護衛に据えられた兵を退けて、天幕へと。
果たして、その中に彼女は居ただろうか。
尤も、彼女の正体を知れば、些か複雑にはなるだろうが]
……始めまして。
ランヴィナス伯が当主守護役。
ミヒャエル・リヒトハードです。
[そう、目の前の、違わず妖艶な女性へ、略式の礼を取って//]
────愚かなことを───!!!
あなたは、私の話の何を聞いていた!!?
[そも、彼を怒鳴りつけたのは自分である。
つまりギィにその存在を知らしめる契機を作ったのは己ではあったのだが。]
[年若い騎士へ叱りつけるように指示をしながら、
じりじりと扉へと戦場を移動する。]
────、…ッ
[ばん!と扉が中から開かれる。
その音は聖堂の天井までも響き渡ったことだろう。]
[解放軍、中枢が勢揃いしている光景で]
疾風・・・なるほど、
でしたら私の眼とどちらが速いでしょう
私の名前は、ルートヴィヒ・アルフォード、
今はなき、アルフォード家の末裔
[そういって、自身の持っている二つのサーベルをヴェルナーの足、ジークムントの足に向かって投げつける、
それは相手を聖堂の床に打ち付ける杭の役割を果たすため、そのサーベルは刺さったのだろうか]
[倒れている兵士の剣を奪い取り、左右種類の違う剣を構える]
シュテラ、楽しそうだな
君も、私と同じか?
戦場に生き、戦場に散る事を望むか?
もしそうなら、伯に命をあたえよう
私の背を任す 寄る者は皆斬りすてよ
[一本は、新しい刃
もう一本は、斬りすぎ刃を失った剣
二刀を相手にするには、盾が必要だが
今は盾がない、剣で代用しよう]
[扉が開く音に、身構えることはない。
既にずっと前からうずうずと疼いてる。]
「私は死神、あなたは魔王、そして…敵に翼をつけて死に誘うもの」
[行き着く先の答えをいう。
それは、ジークと会う前、まだカークともユーリエとも名乗っていないころの渾名。
忽然と消えたとある傭兵団の長と副官の二つ名]
[一陣目にかけぬけるであろうと予測する、解放軍の人間は見逃されるであろう。
死神は二陣目にでるであろう追っ手の魂を欲しているのだ]
[私の足に、刃がせまる
急所は、外す必要がある]
くっ・・・剣は、騎士の誇りの形
そいつを、なげるなっ!
[足に刺さる事は、なかったが
私の右足を、大きく裂き、床に刃が転がる
移動力が、いくらか落ちるし 速度も、下がるかな]
痛いだろう 危ない事はするな
[刃のある剣を、振り下ろし
相手が受け止めるのを、期待する
もし受け止めたなら、相手の刃の上を私の剣がすべり
肩口を、切り裂く事になろうから]
[ルートヴィヒが敵将と斬り結んでいるのを見ながら、
残る兵達を指揮下に把握して、
3人を左右から押し包むように、攻囲させる。
もっとも、まともに動ける兵は、
当初の半数近くにまで減っていたが。]
戦の趨勢をお前達の手で決められるぞ。
怯むな!
[兵達を叱咤しつつ、自分も近づいていく。]
『私は死神、あなたは魔王、そして…敵に翼をつけて死に誘うもの』
[死神が死に誘うのは、果たしてどちらの魂であるのだろうか。]
(────…?その名は、……)
[軍では伝説ともなっている、その死神の名。
死神の鎌の欲する命の先は知らず、今は白い正装の腕にのみ
黒の喪章を纏ったその姿が、右の足を朱に染めて僅かに崩れる。
すぐに完全に崩れなかったのは、手にした長剣を支えにした意地。
けれど程なく、苦痛に顔を歪めた男は床に片膝*ついた。*##]
騎士の誇りですか、そのような物を守っていては
―真に守りたいものなど、守れるはずがないッッ
あの戦火の中、私は、騎士としての”誇り”も捨てたッ!
[相手の剣を受け止める、しかし、それは肩口を切り裂こうとする一筋の線]
ッ、これだから解放軍の将兵は、
私の体の血がいくつあっても足りやしない・・・
[痛みに耐えながら、剣を構えるが、自分から切りかかるようなことはできない、だからといって挫けるわけにもいかなかった]
[敵兵が、私達を囲む
ああ、そろそろ潮時か
私は、こっそりと忍ばせた袋をジークに向かい放る
中身は、胡椒
城内の調理場から、くすねて来た
扉は開き、風も吹き込む
きっと、目晦ましくらいの効果はあるだろう]
ジーク、そろそろお暇するぞ
そいつを、風に乗せて撒け
…貴様も、反乱軍の将か?
[片膝をついたジークムントを横目に見つつ、
声を掛けてきた緑髪の者に意識を向ける。
その言葉には、内心小首を傾げつつ。]
ご高配痛み入る。
私も貴殿等に返したい者があったのだが、
この状況では、なかなか叶わぬな。
[左右の兵を寄せつつ、剣を構える。]
―― その後 暫く ――
[相変わらず見つかる事のない皆の姿に辟易する。
何か置手紙でもないものだろうか。
そう思って、幾つか残されている書類を見やる。
盟主が連れてきた子供――ニーネ、だったか――彼女が整理していないと言う事は、それほど古い書類ではないらしく]
――――っ!!抜かったっ!
[今度こそ、自分の余りの愚かさに、唾棄したくなった]
誇り無き騎士よ、道に迷った魂よ
我が剣は、一度に二度斬る
我が異名が、疾風たる理由だ
本来ならば、この楽しき戦いを暫く続けたいが
今回は、我が兄の救出が目的
今は、お暇いたす
次に会う時は、誇りある騎士として
刃をまじえたい物だ
何かをすてる道に、正義などない
男なら、騎士なら、戦いに生きる者ならば
何もすてる事なく、皆その背に背負い
武と忠義の道を、歩んでみよ
[胡椒の粉が風に舞い、雑兵達の目を晦ますだろう
一瞬隙が出来るなら十分]
[天幕を出た所で、副官格の者を見つける。
丁度、都合がよかった]
グレートヒェン・ヴィンラートに伝令。
『護り手は本来の役目を果たしにモアネットへ行く』
そう伝えるよう。尚、全軍指揮権の一時委任を臨時権限として発動。
指揮の裁量は任せると、そう伝える事!
[それだけを口早に言えば。
駆け出す]
[風に煽られて広がる黒い粉。
それは、兵の視界を一瞬遮り、
ついで、些かの呼吸障害を引き起こす。
膝をついたジークムントへと向かっていた兵の、
捕らえようとしていた腕も、一度、止まった。]
―― 旧市街 ――
……誰も居ない……かな……
[馬を思い切り走らせ、城壁の近くにまで来て。
水門の回りに待機していた小船の一隻に便乗した。
走り抜ける旧市街には、今の所、兵の姿は見えない。
尤も、ただの兵だけなら、五百程居ても、切り抜けて見せる]
ちっ、時間が惜しい……
[何せ、けしてモアネットは狭くはないのだから。
全力で最短ルートを走った所で、それなりの時間が必要とされて]
シュテラ、行くぞ
胡椒は、辛いし喉が痛くなるから嫌いだ
さっさと出たい、手を貸せ
[ジークを捕縛しようと伸びる手が、一瞬止まるなら
その手の主を、けり飛ばし
ジークに肩を貸しながら、外に出ようと扉に走る
私も、右足を裂いているから
一人を担ぎ、早く走る事は出来ぬだろうが]
シュテラ、追いすがる兵は斬る事を許可する
[彼らが抜け出る一陣目、それは予定通り見送るユーリエ
そして胡椒の粉により苦悩にうめきながら命令に忠実に、もしくは手柄のためにと追ってきた二陣目の帝国兵。
静かで鋭い風斬り音と、扉から帝国兵が顔を出す瞬間は同時であり、次の瞬間、不運な数名の帝国兵の首は面白いように綺麗に飛んだ。
帝国兵はまだ死んだことに気づかず立ったまま動かぬ死体となりはてる。
それにより後ろの追っ手の壁として動きを些少妨げることだろう。
何事かと解放軍のものが振り返ればそこには、血を滴らせた大鎌をもつ、深い外套を被り布で体を覆った者が、帝国に見つかる前に去ろうとする*姿が見えるだろう*]
―― 直廊付近 ――
[やはり、幾つかの兵士の姿が見えるが。
まだこの辺りでは、武器だけならば通して貰える。
市民も今では、帯剣がそう珍しくないのかもしれない。
勿論、この先ではそうは行かないのだろうが]
確か、内陣はこっちの門……
後どのくらいだろう……
……子供じみた手を…。
[口元を覆いながら、比較的被害の少ない兵達に、
逃げた連中を追うよう指示する。
反乱軍の3人が外へと抜け、
それを追って帝国兵たちが扉を潜った時、
聖堂の入り口が、赤く吹き上がるもので塞がれた。]
[呼吸器と、眼をつぶされた...は目標を追うことができなかった]
・・・・ぬかった
[そうして、つかんでいた帝国兵の剣を離した]
[緑の髪の将にちらりと視線を向け、
言われた言葉を反芻する。]
――フィンブルス家の当主か。
[回答を探るのは、容易で。]
…となると、守り手が近くにいるのか…?
[眉根を寄せた時、
赤く染まった風景に、目を瞠った。]
夢中になる程、魅力的なのだろう?
この3人の、首と言う物は
なんと言おうと、伯爵と解放軍の頭脳と私だ
もてる男は、辛いな
ただ、私の好みは鎧姿の男ではない
どうせ私を追うなら、婦人仕官が良いのにな
貴婦人相手ならば、我が刃も止まろうに
[シュテラが後ろの兵を斬り 私が目前の兵を斬る
全く、過重労働だな だが、私は思うのだ]
やはり、体を動かす方が楽しいな
良い運動になった、早く戻ろう
[扉の前に立ちつくす、首のない身体。
それはまるで、たちの悪いおとぎ話のようで。]
何者が…ッ
[一瞬、フィンブルス家の守り手を疑う。
それは、当然とも言うべき思考の流れで。]
……っ。伝令!
各門の守備を強固にしろ。
何人たりとも通すな!
[恐れにも似た思考を振り払って、命令を下す。]
―― 内陣・塔前 ――
[幸い、聖堂での騒ぎから、各門が強化される前に、ここまで、難なく辿り着いていた
当初予定に考えていた事――あの業突張りを利用する――は、考えから思い切って外した。
時間が余りに惜しいのだが……]
さすがに、ここからは簡単に通してくれないっぽいね。
[門こそは開かれているが、それなりの数の見張りが居る。
突破だけなら造作も無いが、多くの応援も呼び込む事になるだろう]
…………
[そして、剣を取り落とした騎士へと視線を向けた。]
……無事か、アルフォード。
[無論、その肩口から流れる血は、
とても、無事と笑えるものではなく。]
… 医療班のところに行け。
[短く、指示を発した。]
[抜刀。
気づいた衛兵が、訝しがって駆け寄ってくる。
跳躍。
驚いた衛兵が、槍を構えて迎え撃とうとするが。
通過。
脆い槍の柄事、叩ききった二人の衛兵が崩れ落ちる]
死にたくなかったら、僕を通せ。
通さないのなら、ルシフェルでさえも斬り捨ててみせる
[開戦。
辺りから怒号と、武器を携え駆けて来る、雑魚**]
― 解放軍本陣・どこか―
[或いは本陣に用事があるのだろうかとも思い巡らせるが、避難所で正解だったらしい。
少年が避難所までの案内を素直に受けてくれたのは、幸いなことだった。
収束に向かっているとはいえ、先刻の騒動の影響は未だ各所に残る。子供が迷い込むのは心配だから。]
じゃあ、行きましょうか。
ここは人が多いの、だから見失わないように着いてきて。
………?
あらら、良いわよ。おねだり上手ねえ。
[手を繋いで欲しいと強請られれば>>250、無邪気な笑顔に釣られながら右手を差し出す。
そうして、並んで歩き出した]
―― 城内の何処かの部屋 ――
よし、ここなら暫く安全だろう
ジークの足を、止血せねばな
今から水に飛び込むのだ、その足では死に至る
[カーテンを裂き、足のつけねをしっかり縛る
ついでに、自分の足も止血しといた
まったく、皆ボロボロだ]
シュテラ、君もこちらに来なさい
血を拭う必要があるし、傷の手当も必要だ
まったく、伯の家の者は
皆、戦いに心奪われおって
[神様―――。
少年が誇らしげに触れる偶像を、不思議そうに眺める。子供らしい彼の姿にも、一見ミスマッチに見えた]
――そうだったの。
その像に神様が居るの? それとも、お祈りすれば願いがかなうのかしら。
[彼の口ぶりから、もう少し小規模な――個人の信仰のようなものだろうか、と思い巡らせながら何気なく問いかけた。]
― 本陣→避難所 ―
[そこで漸く彼の物珍しげな視線が自分の服装に向いているのだと気づく。つい肩口から足まで視線を滑らせた。
父の教えを説かれた>>261なら、口元に手を当てて考える素振り。]
そうねえ。世の中の男の人は、大抵そう言うものかもしれない。私の父様もそうだったわ。
[僅かに瞳を細めて、過去へ想いを馳せながら。
そういえば名乗っていなかった、改めて少年に名を教えるだろう]
……帰る場所、ね。
そうすることを選ぶ方が、或いは賢明なのかもしれない。
あなたのお父様は間違っていないと思う。
でも…、
[何かを言いかけて言葉を切る。
そうして少しの間、口を閉ざしていた*]
医療班のお世話になるのもこれで3回目ですか
[トホホ、といった具合で肩を落とす]
[ルートヴィヒの体にはまた一つ傷が*増える*]
/*
なんだかんだいって結局待ってることに変わりなくなっていますが、そこは触れられるとなく。
仕方ないのです。
あーあ、まったく 可愛い顔が台無しだ
血の化装と言う物は、あまり魅力的ではないな
ミヒャエルが見たら、気を失うのではないか
[彼の顔についた血を拭い 傷を、軽く手当てする
出血は、出来るだけおさえなければ
水の中には、入る事が出来ぬ]
私も、君の事を十分愛しているが
私の愛は、慈愛と博愛
彼のように、君だけを見る事は叶わぬだろう
私は、君が羨ましいよ
一途に、君だけを見てくれる者があって
二人の間に、何があったかは知らぬが
戻ったら、仲直りなさい いいな
―モアネット城・聖堂―
[騒ぎの聖堂に並ぶ建物の屋根に潜み、ふてくされたようにつぶやく。]
あたしもねー
大概「何してんの?」って思うのよ?
こんなとこまでノコノコ付いてきてさ。
でもでも、それ以上にあの大将は何してるわけ!?
危なっかしいたらありゃしない…
そりゃ軍師さんも怒るわよ
[呆れたように言いながらも、本気で怒る風もなく、苦笑混じりに戦況を覗う。兎の真髄は諜報と潜入であり、乱戦や混乱は得意ではない。]
…んー、全員…は、ちょっと難しいなぁ
殺されなければ、後から迎えに来る方が楽なんだけど…
[捕まった一人は仕方がない。矢を受けた時点で、助けようがなかった。普段は必要のない弓や煙幕だが、こういう時は、そういった装備があればありがたいと思った。]
運がないわよねぇ、あの人も…
[奇しくも、射手と同じ感想>>225を漏らす。]
…上手く逃げてよ、もう…
これで「死んじゃいました」じゃ、あたしも後味悪過ぎるから。
[聖堂の屋根>>274にチラリと視線を向ける。戦場を覗う好位置に、油断のならない先客がいる。それ故、迂闊に近付けず、手出しもままならない。]
見物だけなら、一緒にお茶でも…で良かったんだけどねぇ
[いざという時の「援護」という目的がある以上、悟られて無駄な障害を増やすわけにはいかない。最悪、援護より先に排除しなければならない可能性もある。]
…あ、何かまた腹立ってきた。
全く、あの騎士様は…
軍師さんのスペシャルお説教に期待かしらん。
[言葉とは裏腹に、久方ぶりの緊張感をまといながら、*様子を覗う。*]
/*聖堂バトルがもりあがってるけど、個人的にはノトカー様がいろいろもっと引っ掻き回してくれないかとか思ってみる*/
/*
【ToDo】
・何がなくともパワーバランス調整大事。
・ノトカー(シェイ)と会話
・ドロシー&カスパル追悼
・慌しくて返せなかったシュテラへのお返事
・何か回想とか
>>307
[先ほどから身を潜めていた影が、動く。認識と同時に動く手。が、しかし…]
…違う。帝国の間者じゃない。
あれ、「死神」だわ…
[伝え聞いた姿形。その情報を検索する。標的が自身の保護対象でないことを悟ると、まさに放たれようとしていた「武器」を、外套の下に戻した。]
…別に意外でも何でもないわね。
どこで、誰を殺していてもおかしくない。
あたしが、どこで何を聞いていてもいいのと一緒…
[たとえ相手がこちらに気付いたとしても…目的が異なるなら、問題はない。皮肉げにつぶやくと、面倒なことになる前に*気配を消す。*]
―解放軍陣地・しばらく前―
>>279
…………………
[自身に用意された天幕で、ちょっとイケナイことをしている時…外に人の気配。]
「会うよ。通して」
え?ちょ!待っ…て、うきゃー!
バタッ、バサッ…
[表の会話が聞こえ、大慌てで身を取り繕う。そして…]
…あら…?
どちら様でしょう…
[若い騎士と対面する時には、一瞬にして妖艶な占い師となった姿がそこにあった。礼儀正しい挨拶ににっこりと微笑み、椅子を勧める。]
>>279
まあ…それは初めまして…
あたしはサラス。占い師でございます…
[普段使い慣れない敬語を使い、優雅に挨拶…をしようとしたら、長衣の裾が椅子に引っかかっていた。びろーん。]
…ホホホ…♪
な、何か御用でございましょうかしらん?
[そそくさと裾を外しながら、...は自身も腰掛けつつ、問いかけた。]//
[裾が引っ掛かっていたり、多少挙動不審だったが、対して気にする事は無く]
……占い師なら、少しだけ、視てくれませんか?
僕が、どうすれば良いのか。
[自嘲して、据えられている卓の前の椅子に腰掛けると。
複雑な面差しで、天井を見上げ]
――大切な人が、居るんです。
その人を護る為に、僕はずっとここに居て。
でも、後一歩だけ、伝わらない。
心も、身体も、全部護りたいのに。
僕の所為で、心だけが少しだけ、届かなくて。
――後一歩がどうやったら埋まるか、わかりますか?
[そう、彼女の方へと向き直って//]
[振り返る。
一瞬、赤毛の敵将と視線が交わる。
それへと、黙ってつよい視線を返し──、]
……………、ノーラ。必ず。
[敵将のその向こう、残してきた男に救助を誓う。
必ずもう一度、助けに来てみせるのだと。
追っ手の声は迫り、時はない。
男は、くっと悔しげに唇の端を噛み締めた。]
死…神……
[かつて、忽然と消えた傭兵団。
飛び道具を能くし、敵への無情なまでに容赦のない攻撃に、
恐れと──半ばの好奇を込めて、団の長と副官はこう呼ばれていた。
───死神と魔王、と。
振向いた僅かな時の、その一瞬。
不吉な死神の姿は、視野からするりと消えたのだけれど。
死神が立ち去るその刹那、此方を見た気がするのは気のせいだろうか。]
─────…。
[どちらにせよ、それは逃走劇の合間の僅かな一瞬。
身近にかの夜の兎があることも、今はまだ思いも寄らぬ。
やがてすぐに身を翻し、3人は追っ手を振り払って城外へと駆け出した。**]
─城内の何処かの部屋─
ヴェルナー殿、それは自分で──…
[出来る、という間もなく、彼はカーテンを裂いて血止めをしていく。
漸く戦いの喧騒から僅かに逃れ、小休止に息を入れることが出来ていた。
ヴェルナーにシュテラ、彼ら2人の怪我にも眉根が曇る。
いかになんと言ってはみても、彼らがなくば己も虜囚となったのだろう。
いかに彼らの危険さに怒ってみせようとも、それを認めぬほど頑迷でもない。]
ヴェルナー。シュテラ。
───…、ありがとう。
[止血を終えて、年下の2人へと頭を下げる。
そうして漸く、若草の瞳で穏やかに笑んだ。]
おかげで、助かりました。
必ず無事に戻りましょう。…イクセル・ノーラの、ためにも。
[必ず脱出し、彼を助けに戻らねばならぬ。
城中ならば、この中では恐らくは自分が一番地理に詳しいのだろう。
これからのルートを2人に説明しつつ、一瞬聖堂の方へを視線を向ける。]
… ……。
[きつく、石の壁の向こうを若草の双眸が睨む。
男は決意を込めて、白くなるまで拳を*握りしめた。*]
―城内・医務室―
[ここに来るのもついには3回目?自身も複数回でわからなくなっていた]
『また、お主か、もしかしてマゾヒストの方ですかな?』
[白髪の医師はだんだんと茶化してくるようになった]
自分にもその気、があるようにおもってしまいま・・・
って、そんなわけないでしょう
―二刀流の性質上、盾を使わない場合の損傷率が高いんです
『ほぉ、そしたら、やめればいいじゃないか、二刀流』
ですが、この眼と、剛力を生かすならばどのような装備が・・・
[医務室で治療を行いながら、二人で考えこんでいた]
うーん、血筋なのかもしれませんね。
姉は言うに及ばず、父も一度戦場に立てば勇猛果敢であったと、古参の家臣より聞き及んでおります。
私はこんな姿ですから、虫も殺さぬようにも見られるのでしょうが、私は博愛主義者でも非暴力主義者でもありませんから。
まぁ……普段は彼がそういうことを私の代わりにもなってやってくれますから、振るう機会などは多くはないのですけれどね……
―― 前庭・城付近 ――
[幸いコレまで将校格とは遭遇せず、何とか城の近くまで切り抜けた。
大分数を斬った――鈍らになると問題なので、武器を適度に奪いつつ――が、一向に数が減らない]
『見つかったか!?』
『いいえ、どちらも未だ!』
『探せ!あの餓鬼と奴らを合流させるな!』
[隙を突いて隠れた影から、そんなやり取りが聞こえる。
――つまり、彼等は今も城のどこかに居る]
(……やっぱり、城内に入らないとだめか)
そうですね……一途…なのかな?
彼が姉に見ていた想いと、私へのそれが同じなのかどうかも、当事者の私には分かりませんが…
彼は、私に何を求めているのかな……主なのでしょうか? 弟なのでしょうか? 女なのでしょうか?
『餓鬼が居たぞ!こっ……がぁ!』
――っ!
[模索している内に、どうやら見つかった様で。
少々大振りのクレイモアを投擲して仕留めたが、聞きつけられた様だ]
(大剣じゃ扱いづらいな……)
[だが、愛剣の切れ味を温存しておきたい以上、文句も言ってられず。
事切れた兵の背からクレイモアを引き抜き、一気に城内へと駆け出して]
やっぱり大事な人に危険なことはさせたくないですものね。
別に心配させたり、怒らせたりしたくはないのですよ。
ただ、生きるのなら戦場に生き、死ぬのなら戦場に散りたいと
そんも想いもまた、あるだけで……
はて、私はどうすればいいのでしょうね?
[淡々と……ぼんやり虚空を眺めてみたり]
―― 城内 ――
[この様な状況、普通の者は、余程でなければ致死率が高い。
事実、特に城内に押し入った時、幾つか切り傷を許すハメになった。
疲労の色も色濃いが、我侭も言ってられない。
とりあえず、手近な隠れ場所が城内には一杯なのだから]
……あそこだ……っ!
[飛び込んだのはどこだったろうか。
どちらにせよ、少しは追撃の手が休まるだろう]
[傍らに、ヴェルナーとシュテラの会話を聞く。
自ら弟のようにも、生徒のようにも見守ってきたヴェルナーが、更に年下のフィンブルス家の主従の少年らを、まるで弟たちのように扱っているのが、微笑ましい。
そんな風に彼らを見守るようになったのは、さて何時からの頃であっただろうか。]
―― 城内・とある一室その二 ――
ハァッ……ハァッ……
[飛び込んだ部屋には、当然誰も居なかった。
が、とりあえず、休憩は出来るだろう。
万一兵が入り込んでも少しは大丈夫なように、手近にあった、大きめのクローゼットの中で休む事にして]
……少し休んだら、もう一回行こう……
…ミヒャエルに黙って来たのですか?
[会話の内容から推測し、苦笑を漏らす。
彼らの日頃の様子を少しでも知る者ならば、守護者の状況も
想像するは容易だろう。]
──…、黙って無茶をするから心配するのです。
シュテラ。
君はそれを、彼に話していますか?
その上で彼を伴っていますか?
──それでも反対されるなら、立ち止まりなさい。
君だけには見えないものが、彼からは見えているのかも知れないでしょう。
[そうして、ちらりとヴェルナーを見遣る。
彼と視線が交わると、若草の瞳は黙って笑みを浮かべた。]
シュテラも……大丈夫かな
[相変わらず、思うのはそんな事で。
つい先ぞにも、『過保護』と何度言われたか分からない言葉に、苦笑する]
……戦えるみたいだし大丈夫だよね。
どのくらいかは……わからないや
[先立って、暗殺者を単身でも殺していた事を思い出して。
自分の身くらいは護れるだろう、と。
そう思って、自分を安心させているが]
大丈夫……ヴェルナーさんもノーラさんも居る。
でも……
[どうしても不安なのは、彼の身、と言うよりも寧ろ]
……僕が傍に居ないと
どこかに行っちゃいそうだし……
[眼を離した瞬間に、手の届かない所に行きそうで。
それもまた、彼の傷から為る行動に拍車を掛けているのだが]
バカ言うのはやめとこ。
もう少ししたら出ないと……僕一人だけなんてマズいし……
/*
フィンブルス組を読み込みきれてはいないのだよな…
やんでれ!二重人格?なのかな?
不思議人格が出ているのは知っているが。ww
……さて……
[改めて、現在持って居る武器の確認をする。
とは言え、どうせ直ぐに捨てる『消耗品』だが。
今使っているのが、二本のフランベルジュ。
炎の様に波打つ刀身は、一度斬るだけで、抉る様に治癒困難な傷を刻む逸品なのだが、些か重い。品質によっては、両手大剣と認定されるものもあるくらいだ。
これは比較的小さいサイズではあるが、二本も使っていては、正直負荷が重い。
次、敵の集団に出くわした時、一本ぶん投げてやろう、と決めながら。もう両腰に据えられた愛刀も確認する]
どっちにしても、面倒な手合いだね……
[そう辟易して、疲労の混じった溜息を]
……おや。
[シュテラの答えに、くつりと笑う。
割と似ている物真似に、更に笑みは深まった。]
互いに手間を省くつもりで、手間を増やしあってるのかな?
そうですね……
[しみじみと、過去のシュテラとミヒャエルの動きを検分する。
そんなに多くあるわけでもないにせよ、しかし。]
──互いに大切な分、無茶をしてしまう。
無茶をする分、相手が気になる。
……、…ところで、シュテラ。
ということは、彼は今は何処にいるんです。
[ミヒャエルの行動パターンを聞き、つい彼に問いかけた。]
[白髪との医師との話は続く]
『試しに、片方に盾をもって、片方は槍でも持つとかどうじゃ、苦手ならレイピアあたりに変えるとかのう』
「餓・・・―こっ……ぁ!」
なんだか城内がざわめき立ってますね
ですが、帝国の騎士団がなんとか立ち回ってくれることでしょう
盾と槍ですか、たしかに馬に乗ったりでもすれば、決まりますね
弓とかも使ってみたい、とおもってるのですが
[....は盾と槍、弓の使用を考え*始めていた*##]
……知らぬ間に出てきたなら、
───…でしょうね。
[やたら回数の多い一生に瞬いて眉を下げ、
けれどシュテラの不安には、思い切り同意を返すより他にはない。]
…………
[何だか少し、面白いようで面白くない想像をしてしまった]
シュテラ……もしかして、僕が追いかけてくる事。
分かってるのかもなぁ……
「あいつの事だ。『一生の不覚!』と21回目の言葉を口にして裸足で走ってきておるぞ」とか言って……
[……ありえそうだから困る。
じっさい、あったのだが]
/*死亡予想か。
うーーん、ジークムントとシュテラ?
いい加減ダーク落ちはまずいからルート・ゾフィヤは残される、ギィ・ヴェルナーは死ぬわけにはいかない、ミヒャエルは雰囲気じゃない、聖堂に参加している……となると、このへんかな。
……しかし……
[ふと、外から聞こえてくる喧騒と軍靴の音を聞き。
改めて自分の認識が間違っていなかった事を悟る]
ランヴィナス公の救出は、考えるだけ無駄だったな。
確か公の名前は……
マーティンだったか?アヴェ イロンだったかも知れないけど
[ふと忘れた、彼の幼き大公の名前を思い出してみる。
――悪意はない。ただ名前をふと忘れただけ]
やはり、この城内の敵全てを一掃しない限りは。
ランヴィナス公の救出は難しいみたいだね……
いい加減に出ないとな……
[疲労が大体癒えて来た。
が、絶えない生傷は、放置しているとその内痛み出してくる。
――だが、先程から、喧騒と軍靴の音が、一律に、若干周期的に響いている。
自分の様に、彼等もどこかに潜んでいたらいいのだが
もし、彼等が既に脱出してしまったのならば、非常に面倒だ。
将校もそろそろ城内を駆け回っているだろうし、今度ばかりはそう簡単には動かせてくれないようだ]
― 解放軍本陣・どこか(シェイ)>>319>>320―
[やってきたばかりの少年は陣内にあかるくなく。
簡単に一般人が足を踏み入れられる場所を、当面の活動場所と定めたのだった。]
[差し出された女性の手を、空いた左手で握り、
身体全体から、嬉しさ、喜びをあふれさせる。]
うん、これにお祈りして、願うんだ。
皆にもお祈りしてもらうんだ。
強くなれますようにって。
困難を越えるための力を下さいって。
ランヴィナスに勝利をって、お祈りする人もいたな。
[グレートヒェンへと、自慢の意で、一度、杖を近付けもした。]
[像を見る側に知識があれば判るだろうか。
薔薇の花に似たのを中心にして、ごてごてと植物を模した塊の、
その台座部分の彫り物がダチュラに似ていること。]
あの人が出てきたりしたら、マズいな……
[思い出したのは、初戦で対峙した、双剣の騎士。
それなりの傷を負わせはしたが、荒療治をすれば、傷そのものは塞がっているかも知れない。何しろ、切断面は非常に綺麗になっているだろうから。
他の将軍の実力は知らないから何とも言えないが。
大勢の兵の上に、敵の将が来られたら、非常にマズい。
何しろ自分は今一人なのだから、下手をすればこんな所で捕縛されてしまう]
――と言っても、何時までもここには居られないか
[そう、嘆息するが]
[一つこちらを伺う視線を感じたが、妨害行為とならなかったので知らない振りをして立ち去る刹那の間に視線がジークと絡み合うが、特にこちらからは何も示さぬ空洞の瞳を向けたのみ]
「…ぁ」
[ぽくっと妙にいい音を立てて、手の平に手の拳を軽く叩いてみせる]
「思い出した」
[相手にいかに思われているかなど知らず、ユーリエは今更になって、昔ジークとあったことがあったのを思い出したのであった
温度差が色々激しいが気にしせずに、ユーリエは闇に消えていった]
― 本陣→避難所(シェイ)―
ぐれーと ひ ぇ ん……?
ぐれーとひぇん、だね!
おいらはシェイだよ!
モアネットに住んでたんだ。
[名乗りを聞けば、自分の名も告げた。]
そうですね…。
行き違いにでもなったら、大変だ。
[怪我の手当てを終え、どうにか3人とも動けるだろう。
2人の顔を見て、そう判断する。]
───いいですか。
もしもはぐれたら、東です。
あちらには召使い用の出入り口があるはずですから。
[城内の道筋を念押しする。
そして2人へと頷きかわし、そっと廊下へ続く扉の様子へ*耳を澄ませた。*]
/*
!?なんか期待されてたぞ。
その振りはシュテラにおしつk 進呈しよう、そうしよう…
灰がなくなりました。メモも@4とか結構酷い。
ww喋りすぎた。ギィとの会話が楽し過ぎて@0!
― 聖堂 ―
[騒ぎが過ぎ去ったあとの聖堂は
惨憺たる様相を呈していた。
床は花が散り、水浸し。おまけに血まみれ。
あちこちに動かない兵や呻いている兵が転がって
棺や大燭台も倒れている。
肩を竦めてから、忙しそうな医療班の者に近づき
捕らえた敵将の手当と、運搬を命じておく。]
ひとまずは、城の一室に。
今のところは、賓客として遇してやれ。
[逃げた者たちがまだ捕まっていない事、
塔の付近で騒ぎが起き、新たな侵入者が現れた事。
さまざまな報告を聞きながら、
己か、正式にはまだ生死不明である事を思い出す。]
―― 騒ぎが収束したら、
私について、正式な発表を行う。
それまでは、口を噤んでおくように。
[当初の100名には厳命してあったものの、
この混乱の中、現れた者たちの口を
完全に塞ぐのは無理だろう。
ならば公式な発表は、出来るだけ早いほうが良い。
差配した後、ゆっくりと聖堂を離れる。]
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