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/*
ヴェルナー
69回 残434pt
ミヒャエル
79回 残200pt
本当に噴くので、記念に残しておきますからね…(←
ああ、剣…―――
ありがとう御座います
[先生の剣を、軍師から渡され
私は、それを腰から下げる]
死には、しませんよ
私には、まだやる事がある
ただ…―――
[同志をむざむざ死なすよりは
自分が死地に赴きたいと
そう思うのが、私の、先生の、騎士道なのだ]
――……そっか。向こうも内陣を効果的に使ってくる。
[投石を脳裏に浮かべた事で、遅蒔きと言っていいのか。その想像が像を結ぶ。
一応、確認を求めるように、言語化して]
……市街地に置ける、直接的な市街戦は、殆ど無いと見てもいいと思います。
寧ろ敵は、内陣に軍を集結させて、空から矢と石の雨を降らそうとしてくる可能性の方が高いと思います。
今日、市街地の多くの民家が破壊されてましたけど。
こうされると、内陣から見て市街地は、見晴らしの良い射的場。
今日明日で徹底的に町並みを更地にでもされていたら
建物の陰で矢を防ぐ事すらできなくなる。
[どうだろうか。と、傍らの両者に視線を送る。]
…ならば、味方も己をも守る術を考えることです。
必死に考えて、それでも見出せぬなら──…
ひとには「役割」というものがあるのですよ。
ヴェルナー殿。
[窘めるように言ったものの、彼が変わるとも思ってはいない。
だが、男は事あるごとにこうした説教を口にしていた。
若草色の瞳の奥の表情は、読めなくなる。]
[視線を送る際にでも、盟主の手に在る剣を認める。
二人の話は聞いていたが。
一意見としては、全面的に軍師が正しい、と心の中で思って]
死んでも、その方が辛そうな気もしますけどね
[そう、誰にともなくポツリと呟いたが。
大分小さい呟きは、届かなかったかも知れない]
ええ、でしょうね。
[ミヒャエルの口にした可能性。
その恐ろしい可能性を、あっさりと首肯する。]
内陣の近く、馬車2台分は優に空くよう既に兵が働いていました。
市街地を完全に更地に帰す──ことは、物理的に不可能でしょうが、
頭上からの攻撃は向こうとて想定をしているはず。
…ですから、市街地に配備するのは最低限。
哨戒程度に留まるものと考えています。
[何度か考えた可能性と、その対処。
それらを脳裏に描きながら、言葉を口にする。
───だが、どちらにせよ、完全などはあり得ない。]
/*
おそようございま―…って、
ごろごろしながら昨夜の見落とし分からログを追っていたのですが。
ちょ、また…というかもう脱いでるwww
えんじゅさんへのイメージ修正が止まらないっ
役割、か
私は、一番損な役割が良い
華やかな社交界は、私には似合わぬのだから
[軍師が、私を立てようとしてくれるのは、よくわかり
私も、出来るだけ期待に答えようと思うが
大事にされる事には、やはり馴染む事が出来ずに
私は、剣であり
孤児の、成り上がり者だ]
[そして解放軍陣地へと流れていく民の波に紛れて…例によってまた中途で外れる]
―解放軍陣地がみえる丘―
おー、たくさんだな。
あの兄さんがいったことは本当だな
[解放軍の陣地。ところどころに哨戒が立ち、流れいく民の列がその中に入っていく。
まさに長蛇の列。
そんな光景を眺め見て。五万とはいっていたが、逃げ出す民を保護することで更にその規模を広げている。
そんな光景を近くの何かの気配がいるのを感じるが、知らないふりをする。襲ってこないところをみると、自分のように見に来た、帝国の斥侯か何かかもしれない。熊だったらどうしよう?
暢気にそんなことを考えながら手を目の上に翳し眺め見る。]
守護騎士 ミヒャエル が村を出ました。
14人目、守護騎士 ミヒャエル が参加しました。
守護騎士 ミヒャエルは、共鳴者 を希望しました(他の人には見えません)。
馬車二台分。かぁ……
更に広げられる事を考えると、その近辺は少なくとも面倒な場所になりますね。
[だが、ある意味では、更地なら更地と割り切って、幾つか思い切った事も出来る。
しかし、それとてけして容易ではないのだが]
炎で煙幕を張って、向こうからこちらが把握できないようにする。
爆破して、足場を確保。一気に雪崩れ込む。
――どっちにしたって、一度は内陣の真下に張りつかないといけませんね
慣れよ、と
時がかかりますよ、慣れには
[軍事的手腕や、戦闘力は、才で如何様にもなる
これも、必要な努力なのだろうか]
努力します
[私の出来る事は、それしかなかろう
今まで、散々した事だ
今更、苦とも思わぬ事だし]
ええ、ですから…
突入は、夜陰に紛れるのが無難でしょうね。
水路を行くこともありますからね。動きは隠したい。
……そして。
[ミヒャエルの言葉に、目顔で頷く。>>443
言葉を切ると、とん、とん。幾箇所か市街地を示した。]
ローゼンハイム公の「隠れ家」です。
全て残っているとは思いませんが…
多少、使わせて頂いても問題はないでしょう。
市内と内壁にいくつか「仕掛け」をして、敵の気を逸らせます。
煙幕は……。難しいでしょうね。
[苦笑して首を振る。
ランヴィナスの王都だけあり、なかなか広い街なのだ。
煙幕が広がるより前に、狙い撃ちだろう。]
[傍目に再び、二人のやり取りを見て、少し、口元が綻ぶ。
これはもはや、宿命と言って良いのだろうか]
(どうして皆、安全な所に引っ込んでくれないんだか)
[護る立場にある自分達からは、そう思わせられるだろうが。
こればかりは、どうしようもない人間の業とも言えるか。
走る主だからこそ、下はそれを追い駆けるしかないのだし]
ヴェルナー殿。
…それで良いのです。
[努力する、と苦く口にする青年に小さく微笑む。
少なくとも必死に「らしく」あろうと努力をしている。
その姿を、知らぬわけではない。
若草の瞳が和んだ。]
/*
まあその、いきなり内陣に入られると後が続かないので、
全力で阻止させてもらうけどね〜。
何を仕掛けてくるのか、楽しみ楽しみ。
やはり、充分に市街でも内陣の気を引きつつ。
結局は、力付くで直廊を制圧するのが一番ベターかな?
幾つかの罠が怖くても、とどのつまりとしては、一気に制圧さえ出来てしまえば、手出しも中々出来なくなります。
[そうして、頭から、情報の搾りかすでも叩きだすかのようにコンコン、と二度ほど、自分の頭を小突いてみせるが]
江賊の頭領 ノーラ が村を出ました。
もう頭回りません。
後は臨機応変、くらいしか。
……ジークさんお願いします
[あっけらかんと言って見せたそれが、事実上の彼の限界で。
そこそこに頑張りは見せたとは思うが――所詮、付け焼刃。戦略の修練も御座なりにしか受けたことは無い]
/*
初日開始までのタスクメモ
・内陣に投石機を並べる。
・騎馬500騎で、敵本陣まで一気に駆ける準備。
・市内放火の準備。
・橋放火・破壊の準備。
・市街地の市民を東側へ移動。
・自警団を、市民誘導に使用。
・囚人部隊の配置。
・出来たら、タールも準備しておきたい。
・部隊編成の確認。
・軍議!
・開戦前の演説。
…多いな!(汗
そうですね。外周に、正門と旧市街。
そして内周には、市街地と直廊。それぞれから挟撃攻略。
[つつい、と、二本の指を、それぞれのルートに分けて、滑らせ、それらはやがて前庭で一つに纏まりながら。
城で閉じる]
外周を攻略しきったら、全軍を内周に集結させても問題ないし。
その時に三万も残っていたら、安泰でしょうね
――それじゃあ、内周に移った時、シュテラ様の隊は直廊方面に?
良いなら、良かった
[兵達は、自らの理想を将に重ねる
私は、その理想に近寄る必要があるのだ
私が、旗である限り]
市街地での戦いは、市街地に侵入する4人に任せます
ええ、陽動とは言っても東西から充分に押す必要があります。
───橋の資材は、ここも準備しておくべきでしょうね。
堀が渡れなければ話にもなりませんから。
[橋が落ちる可能性を示唆して、息を落とす。
間違いなく激戦となるであろう直廊を巡る戦いを思えば、僅かに眉は曇った。]
/*
PCの落ちが本格的には3日目以降に始まる事を考えると、直廊内での攻防戦を、その辺に持っていきたい。
とすると、1日目に市街地を燃やすなら、2日目は直廊周辺でしばらく粘るか。
現状15人村で、2日目は1人落ちなんだから、
15>14>13>11>9>7>5>3>ep
…で、最長8日。16人村になっても、変わらず。
市街地戦>直廊前攻防戦(もしくは中休み)>直廊戦>東西袖戦>内陣攻防戦>塔攻略戦>前庭攻防戦>城内決戦
……くらいで大丈夫か?
向こうの作戦次第で、いくつか飛ばされるかも知れないけど、これくらいの心づもりでいよう。
ヴェルナー殿の隊は、市街地突入隊への援護と東西からの直廊確保を。
───当面、無理は必要ありません。
長く、派手に気を引いて敵を引き付けるのが良いでしょう。
グレートヒェン隊との連携、後詰への目配りもお願い致します。
最終的には、彼らを投入することも考えねばならぬでしょうから。
[とはいえ、狭い城内に入ることの出来る人数は限られる。
そう付加えて、口を閉ざした。
若草色の瞳が、若き盟主を見つめる。]
───このような案となります。
いかがでしょうか?
[必ずヴェルナーの意志を、こうして最後に確認する。
今までも繰り返してきたことだ。]
[しっかりと頷き返して、腰に提げた剣の柄を、握り締める。
外周は恐らく、最も安全な分、内周では自然、最も危険な役回りを引き受ける事になるが。その時の各隊兵力を考えても、妥当だろう。
見立てでは、一万五千も居れば――余程の剛策でも繰り出されない限り、三千減れば甚大な程度だろうか]
大丈夫です。
僕がやる事と言えば、シュテラ様を護る、それだけですから
[軍師の言葉に、少しだけ、パチクリ、と眼を瞬かせて。
少しだけ、そういう気分だったので、小洒落た返しを]
ミネルヴァの微笑と。
後、ロキが温情を与えてくれますように。
−回想・エディゴナ商店−
[果たしてコリドラスとは逢えただろうか? 逢えたのならば薬の話をはじめ、様々の話をしたことだろう。]
意外か? 公国ならいざ知らず、帝国お抱えの商人となった御主にこうやって物を頼むのは。
御主にとって金こそ絶対なのだろう? 確かな商品を提供しつづけるのなら、エディゴナ商店は我が領にとっては重要な取引先の商会に違わぬ。
正当な対価をもって正当な品は得られる。金という唯一無二の存在の中では、御主等もまた正当であろう? それくらいには信頼をしておるのだがな。我の買いかぶりか?
実際この薬は本当によく効く。旧市街にはびこるようなまがい物とは比べるべくもないほどにな。
まあもっとも……諸刃ではあるのだろうがな。
感謝はしておる。……姉上の一件もある。御主の心象を思えばでたらめな物を押しつけられても文句も言えまい。
ああ、案ずるな。あの件は彼女の『安全』を商品としたのだろう? 私怨で仇なすことではない。
それに……いや、何でもない。
あれから、姉上からはなにか?
そうか……うむ、この成りといっても、長居は御主のためにもならぬな。娘をかどわす……いや男娼を囲っているなどと噂になれば、御主も困ろう。では……
/*
一応ミネルヴァ、と誤魔化しては見た物の。
ミネルヴァ→アテネ=ギリシャ神話(勝利への知略の神)
ロキ=北欧神話(炎・知略・謀略争い裏切りetcの神)
神話錯誤も良い所なのは秘密です。絶対だぞ!
[街の外れに差し掛かれば振り返り彼を待つ]
我を探し回っておったのか? うむ…予定より随分遅れてしまったからな。しかしよく分かったな。卿など一生足を運ばぬ場所と思っておったが……ああ店主に用があってな。使いの者に頼むわけにもいかぬこと故我自ら赴いたまでだ。
[安堵のため息を聞き、手を掴まれれば>>360、申し訳なさげに彼を見上げる。]
どうした?珍しい。小言の一つも零さぬとは。
ああ……身をわきまえず不用心であったな。すまぬ。
皆にもいらぬ気苦労をかけたことだろう。戻り次第謝らねばな。
身体か? ご覧の通り何も問題はない。
卿がこれほどまで身を案じてくれるのだ。勝手に朽ちたりはせぬよ。
[手をひかれれば、苦笑はすれど嫌がる素振りはみせぬまま彼に続く。
旧市街から流れる湿気を風は重く……
彼を抜けた風が僅かに血の薫りを運んでくる。
この時は何も言うことはなかった。
彼に少し余裕がなかったから……
だからただ黙って、彼の姿……夕陽を受け、くすんだ彼の髪が仄かに輝くように淡く光る
その様をぼんやりと眺めつつ、ただ彼に続き歩を進めた]
>>365
変なところ? 帝国に蹂躙され、今また戦場に変わり往く地に、変ではないところなどなかろうに。
それを元に戻すべく、我等は馳せ参じたのだ。
……もはや還らぬこともあろう。これから失う命もあろう。
だが、それでもなさねばならぬこともあろう。
ふふ、わかっておる。卿は過保護すぎるでな。はぐらかしてみただけだ。
案ずるな。卿に襲われるならいざしらず、暴漢程度の輩ならどうにでもなろう。
時に……ミヒャエル
[彼の口調が元に戻るのを待って……彼の顔をじっと見つめる]
君は何か見たのかい? 様子……普段とは少し違うよね?
[主としてでなく家族として、シュテラとして……その瞳は問うていた]
[さて、軍議の席に着いたのはどれ程の頃であっただろうか。ミヒャエルとヴェルナーが言葉を交わした後であるのは間違いない。彼に遅れることややあって、部屋へと姿を見せた...は、まずは己の遅参を詫びた。ヴェルナーに対した時、少しだけおびえたような、ばつの悪い顔が滲んだかもしれないが、それも一瞬のこと。並み居る面々に一通り詫びた後は、席に座り、皆の話に耳を傾けていた**]
/*
何と無く。何と無く、シュテラの中の人に、お二人の候補が上がった。
違っていたら違っていただけれども、描写の美麗さは何と無くそんな予感がするなぁ、と。
とりあえず落としに掛かっていいよね!!w
退屈だ。
[北東城門前。
昨日は、愉しげな様子でサボタージュから戻ってから、暫くの間、真面目に見張りの監督を行っていた。
雑とはいえ夜間の交代兵を最低限でも取り決めて、さて朝を迎えてみれば、いつものこれだった。
突飛にこの人の口から飛び出た言葉に、傍らの兵は曖昧に苦笑する。]
そろそろ別の人間と交代しても、悪くないだろう。
私は立派に警備監督を務めた……なあ?そうだろう。
[累積しても大した時間ではない勤め時間を振りかざし、苦笑する兵を睨む。
兵はどうしようもなく、萎縮した。]
[さて、物陰にいた気配はなんだったのか。
答え。熊でも人でもない。猪でした。]
のわぁぁ!
なんでこんなとこにいんだよっ!
[何ももってないこちらはただ逃げるのみ。
じぐざぐに逃げたらじぐざぐに器用に追ってくる猪に嫌になりながらも、まあ、逃げる先には、避難民がいるわけで、それに気づき騒ぎだす避難民に怯むことなく。]
ちょぃと、この壁借りるよっ!
[荷車に手をかけそのまま駆け上り、反対側に駆け下りたところで、猪の突進による破壊音が鳴り響いた]
/*
ああそうだ。だいじなこと言い忘れてた〜
ねこみちさーん!お誕生日おめでとー♪
ねこみちさんの1年がえんじゅさんとぷゆぷゆな幸せ1年でありますよーに!
ミネルヴァの微笑を。
[ミヒャエルの返事に笑み交わす。
そうして、シュテラと──その場の面々の顔を見渡す。
若草の瞳に、穏やかな笑みが浮かんで*いた。*]
14人目、月夜の黒兎 アプサラス が参加しました。
月夜の黒兎 アプサラスは、夜兎 を希望しました(他の人には見えません)。
♪Rabbit, lovely rabbit.
What do you see, and do it jump?
A-ha, I see the moon, and am jumping.
「おまっ。カークなんてことしやがんだっ!」
悪い…って、猪にいえっ!
[当然ながら文句をいう、荷車の持ち主、事前に人が避けていたからか、荷物だけ見事に散らばりその中央で、明らかに不機嫌そうに首を振ってる猪]
「あー、もうとにかく何でも屋だろ。なんとかしやがれ!」
てめえ、何でも屋なんて職ももてねえどうしようもねえやつなんていってたのはどこのどいつだ。ってか素手でんなことできるかっ!
「喰われちまえっ」
[ある意味親しいからこそいえそうな悪態を尽き合う
あくまで標的は自分なようだが、そりゃどうしょうもないので、突進を直前で横に転がって避ける]
―城砦都市・満月の夕べ―
Rabbit, jumping honey〜♪
[鼻歌混じりに夜の街を跳ぶ。建物から建物へ。壁から壁へ。
まるで大地から解き放たれているかのように。]
ぁー。もう…やってらんね
[近くに荷車が壊れたいて落ちた、木片を拾う。もうちょっとしたら哨戒している解放軍の人が助けてくれるのかもしれないが、それまで逃げ続けるのは大変なわけで]
………っしゃっ。やるか
…壁なんか作るから、いざって時に困るのよ。
あーもう、めんどくさっ!
[一際高い建物の頂へ身を寄せる。指先を軽く濡らして風向きを確かめながら、一つ息をついた。]
…兵隊もわんさか。空気もぴりぴり。
戦が近いわねぇ…ふふふ♪
[微笑しつつ、眼下に広がる内陣、そして城壁の向こうに一際高くそびえる塔へ目を向ける。]
…さすがに遠過ぎね。
音が薄くて拾い切れない。
あーあ、もう一壁越えないと。ちぇー
[拗ねたように唇を尖らす。が、言葉に反して、表情には笑みがこぼれた。]
さてさて、夜の兎、どこから参りましょうか。うふふふ♪
[そびえ立つ城へ投げkissを送ると、「兎」は再び、夜の街へ軽やかに消えて行った…**]
― 北東城門前 ―
[足の赴くまま市街地を横切って。
街の正門あたりまでやってくる。
街を逃れ、難民と化す連中の列が延々と続いていた。
それに目をくれる事もなく、横を通り過ぎれば
密やかなざわめきと、敵意を含んだ視線が届く。
いまさら、気にするものでもなかったが。]
しっかり、見張っているか?
[門に詰める兵士達に声をかけて、ちらりと周りを見る。]
さて。
カスパルが来ているのだったか…?
[視線を動かして、その姿を探した。]
[コリドラスに要求をまくしたてると、もう一度あたりを確認し、声を一段とひそめて――]
それから。街中に噂は流せるかしら?最初は残った市民に。それが上手く解放軍に伝わればベストなのだけれども。
内容はそうね。解放軍にはすでにスパイが入り込んでいる。それと、帝国は戦局が劇的にかわるような新兵器を導入するつもりだ。この2つを別ルートで。
……新兵器の内容?なくていいわそんなもの。首尾よくいけば噂は勝手に大きくなるものだもの。
お願い……できるかしら?
[口にはださないが失敗すればしたで構わないとは思っている。]
― 解放軍陣営 後方の天幕―
[子供達の集まる天幕内を覗けば、数人の子供達に取り囲まれた。誰が誰を泣かしただの、食事の時間は何時かだの、鬼ごっこの鬼役をせがむ声まで様々だ。
あやしたり嗜めたり手を焼きつつ、天幕内の年長の子に少女の行方を尋ねたが、此処には来ていないとの返答。]
そう、ありがとう。なら、少し辺りを当たってみるわ。
……鬼ごっこは良いけれど、余り遠くまで行かないようにね。
遊んで良いのはここから向こう、兵士のお兄さん達が歩いている場所には入っては駄目。
大変だけど、頑張って皆に教えてあげて。――ええ、偉いわ。貴方はお姉さんだものね。
[持参した小さな飴の袋を渡し、天幕を後にする。
そういえば、少女の名を聞いていなかった。名を呼んで探すのでないとしたら、さて、広い陣内、高背の兵や天幕の中、どのように探そうか。]
[解放軍の天幕が犇くのは専ら開けた駐屯地の前方。先刻居た子供たちの天幕から後方は、一般の避難民の立てた簡素なテントや馬車がある。
慣れぬ場所で遠くまでは行くまい。子供なのだから、兵の方には尚更近づかないだろう。
となれば。思い直して避難民の集まる区域へと足を向けた。
ジークムントの命により伝令を持った兵が自身を探していたのは、丁度その頃合だろうか。
娘が漸く報を受けるのはもう少し後の話、軍議が終わる頃合だっただろう]
[爆音。
立ち止まり咄嗟に首を向ければ、傾ぐ避難民の荷車。>>470]
………な、っ!?
[ぽかんと口を開け、遠く野次やら悪態の応酬を聴く。
喧嘩や衝突にしては派手過ぎる。何よりここで騒ぎを起こさぬ事は民の間での暗黙の了解であり――不埒者でも入り込んだか、帝国軍の手の者か。
最悪の場合をも想像しながら、事を見極めるべく轟音の原因であろう青年に視線を向けていた]
──そもそも、だ。
[先程垂れた文句から、どれくらい経っただろうか。
この人が、そう言葉を切り出した時、既にこの人は両膝を折り曲げていた。
肩にポールアクスを片手で引っ掛け、マントを垂らした背を城壁につける。
まさしく、怠惰の姿勢というべきか──傍らの兵を見上げる。]
私は戦士だ。戦士とは戦う士というものだ。決して見張りをする士ではない。
戦士の目の前に芳しい戦の餌を吊り下げて、それをぼうっと見てろという。
しかも吊り下げられた餌の位置は、随分高い。
それだけではない。小さな箱と棒が用意されているんだ。
餌へほんの少し触れる為の手段はあるが、それでは決して餌を手に入れる事は出来ない。
なあ?ほら、何と惨めで、虚しいことだろう。なあ?
[低い声の調子でぶつぶつと、独り言のように延々と兵に語りかけていた。
兵は「はあ」と、理解が難しい為に時折声を漏らすだけだったが──
有る言葉に差しかかった時、兵は突然目を見開いて、この人の向こう側を指差した。]
−回想・数日前−
ぼくは、派手派手しい店に入り込んでいた。
そこは、色街。
来た理由は、反乱分子の情報を得るため。こういうところは、馬鹿な男共がついつい口をすべらしたウラの情報が集まってくるものなのだ。
[ぼくは、遊女達と、少し話す]
なるほど、あそこのガマガエルは反乱軍の一人、なんだね。ありがと。これはお礼。
[...は、いくらかの銀貨を彼女に渡した]
―城砦都市・市街地―
[うらぶれた通りの、更に奥の、一層うらぶれた建物の陰。黒い衣装に身を包んだ...は、汗ばんだ足を組み替えながら、首元を扇いだ。]
…あち……ヒマね…
つか、隠れ蓑にしてもよ?昼間はダメじゃんこの商売!
あーあ…街出た方がいいかしらん…
[「運勢見マス」そう書かれた看板の中で、兎が満月に跳んでいた。**]
ねぇねぇ。
[遊女は、こっちをちらりと見た]
ギィ様は、き、きたりする?
[彼女は、軽く首を横に振った]
良かった…。
最近、反乱軍だーってのがいっぱいいるね。
増えてる気がする。どうしてだろう?
殺っても殺っても減らないんだ。
[『さぁ?どうしてでしょう』と遊女は笑った]
…うん。まぁいいか。
全部やっつけちゃえばいいんだもん。それで解決だよね。
ギィ様…。**
>>482
……何だ。お前、聞いているのか──
[怪訝そうな顔をして、屈んだまま兵が指差す先へと振り返ると──少し目を見開いて「ああ、」と、曖昧にだが、反射的に声を漏らした。
努力して素早く、とまではいかないが、すっと立ち上がり、ギィへと身を向ける。]
──失礼、立ちくらみを起こしまして。
[質として、最低な言い訳と言えるだろう。しかし生憎この人は、最適な言い訳を使える立場でもなく、また、言い訳せずに素直に謝罪する程の忠節の心も、誠実さも持ち合わせていないのだ。]
北東門、異常無しです。
何か御用ですか──護衛を御連れで無い様子ですが。
[ギイの左右をちらりと見てから、目を細める。]
上手くいくといんだがなぁ
[前足を地にたたき、走りこんでくる猪。
その突進を冷静に見つめ突進にあわせて前進。
そして飛び掛るように猪が浮き上がった瞬間を狙って、スライディングをして、下を潜り抜け。猪の開かれた口に木片を一気に突っ込みそのまま滑りぬけた]
…………
[大方、お開きの空気が漂おうとして、気が緩んだのだろうか]
― シュテラを殺す、私を殺すか? ―
[彼女の言葉と、表情がふと蘇ってしまって。
恐らく、近い内には、また出会う事になってしまうのだとは、わかっているのだが。
どうしても一歩、踏み切る事が出来ない]
[どうやら、その時の動揺は……シュテラには、あっさりと見透かされていて。
思わずに、言葉を継げず、曖昧に笑って濁したけれども。
隠し事の出来る性格にも、関係にも、無い]
…………
[黙り込んだまま、視線だけを漂わせ、彼を追い駆ける。
視線には気付いているのだろうか。気付かれてるかも知れない]
(どう思うんだろう……シュテラは……)
[ただ、窮屈なので、冷たい空気が吸いたくなってきていた]
すみません。僕はこれで失礼しますね。
[これ以上の進展も、今の所はなさそうだろうか。
自分は、直接指揮を取る事はないし。何か進展があれば、それこそ、"主"から聞いてみれば良い。
後それに、少しだけ、一人静かに、整理したくもあった]
シュテラ様。
お先に、天幕でお待ちしていますね。
[そう残し、その場の全員に会釈してから天幕を出る]
……肌寒いな。
[吹かれる風が、身体を取り巻く。
が、少ししたら気にもならなくなり、宛がわれている天幕へと足を運ぶ。
そのまま、敷かれた毛布の上にでも、倒れこむか。
仰向けに身体を動かしてから、ボォ、と天井を眺める]
/*
あちこち接触しに行きたいお年頃。
アプラサスにカーク、いいなあ。
アジテーターの人も増えるのでしたっけ。16人、かしら。凄い!
― 北東城門前 ―
[門の脇、壁際でかがんでいるカスパルを見つけて
やはり、という笑みを、ほんの一瞬浮かべる。]
… 精勤ご苦労。
いや、なに。息抜きの散歩中だ。
自分の街を歩くのに、護衛など必要あるまい?
[嘯いてから、口の端を上げる。]
明日には戦いが始まると思うが…
始まる前に、敵将の顔を見に行く予定なんだが、
一緒に来るか?
ぅお、いってぇ。
怖かったぁ。
[相当強く突っ込んだため腕の痛みに顔を顰めながらも、踏み抜かれなかったと思いながら、そして素早く起き上がり猪を見れば、血を流し悶えて震え、死んだのか気絶したのかまではわからぬがそのまま動かなくなった。]
ふぅ…助かった助かった…
さて………帰るか。
[猪のせいとはいえ騒動を起こした張本人には変わりなく、まあつまり...にとってはとても居辛い空気であるのでそのまま退散と後ろを向いたところで肩に手が置かれる]
「このまま帰れると思ってるのか?カーク」
…ですよねぇ
[どんな脚の速さだと内心突っ込みたくなりながらも、荷車の主に当然の如く止められる
ようはまあ荷物運びをしろ。と。]
――キャス様……
[思い出す、壮絶な表情の中で、彼を殺すと言った、あの瞳。
どこで、何が違ってしまったのだろうか。
天井に掌を伸ばしながら、小さく独白する]
僕は、シュテラの……当主守護役です……
シュテラの事が大好きだから、笑っていて欲しい。
そのシュテラを殺す人は、僕は絶対に、殺さないといけない。
でも……
僕は、あなたの事も、大好きなんです……
[切なげな声に、瞳が揺れた。
恐らく、それを聞く者は居ないだろうが。
ただ思い出すのは、優しくて強かった彼女の姿。
彼に取っては勿論。自分に取っても、姉と呼び慕いたい存在だった。
そして。
彼よりも早く自覚した、淡かった気持ちも]
[誤魔化せるとは思わない。ただ、サボタージュがバレたからといって畏縮するような、可愛らしい肝も持ち合わせていない。誠実さを微塵も示す気が無いような態度で、相手の顔を眺めていた。
相手の、護衛に関する見解に、ふっとつられるように口端を僅かに吊り上げて。]
全く、その通りで。
公国よりの侵入者も、ギィ殿の御身へ手が届く場所に居られませんからね。
["警備が完璧だから"という含みだが、勿論それは、自分への皮肉めいた冗談。
調子に乗っていると言えようが、悪びれる様子も無い。
さて、相手が何を言い出すかは予想は出来ていなかった。ただ、この退屈で変化のない任務から逃れることが出来たらいいとだけ、考えていたんだけれど──相手が続けた言葉には、即座に、自発的な大きな笑みによって反応した。]
…──それは、私が待ち侘びた前菜です!
是非とも、同行させて頂きたい。
…ただ、手をつけるのは控えた方が?
― 北東城門前 ―
[笑顔を見せたカスパルを楽しそうに眺め
問われた言葉には、頷く。]
さすがに、手を出せるほど近づかせてはくれまい。
奴らの肝を冷やせれば、十分だ。
連中の軍が動き始めたら、
騎馬500で敵陣を裂く。
先頭は任せるぞ。
[土煙を上げて突進するそれが獣――猪であると認めれば、張り詰めた緊張は解かれた。
青年や彼を取り巻く民衆が巨体の下敷きになることなく落着を見たその騒動。
人の流れに誘われるよう足を向け、散乱した荷物をかき集める青年>>499に]
……お見事、です。
[言いつつ、足元に転がっていたストールを手渡そうとするだろう。
周囲の人々の反応は様々だ。冷ややかな眼差しを送る者も多ければ、また退屈が紛れたと青年に礼まで言う人間も居る。そのひとつひとつにくすりと笑みを零しながら]
SG ドロシーは、栞を挟んだ。
「…はぁ…お前はこんなときでも変わらんな。馬鹿だろ」
俺は俺なんだよ。ってそんなこというとあんたがこっそりあそこに通ってること
「あー!いうないうなっ!」
[生活用品やらなんやら無事なものをかき集めながらも成される会話は人々との親しささえ見えるだろう。そこで新たな声に振り向く]
ん…?あ、ああ。ありがと。
って、あなたも逃げてる人?だったら手伝わずに早くいったほうがいいんじゃないかな。
[軍人とは思わずにばら撒かれたものを集める手伝いをしてくれることには感謝、それと同時に心配するようにいう]
[く、 く、くくく、 と、ぎこちなく、口端と、頬が吊り上がる。こんな笑みを今までに見せたことがあったか。山賊やらの討伐隊に組み込まれる時も、割かし機嫌は良さそうではあったけれど──これに比べれば、ほんの僅か、と言えようか。
ポールアクスを持つ手を左に換えて、右腕を少し掲げ、心臓にあてる。了解のしるしで、]
──承りました。
[そう言って、少し間を開けてから、]
…ところで。
ぬけぬけと申し上げるようですが、北東門の警備は酷く退屈なありさまでして。
戦線が開けるまで、だれか、別の将官を置いて頂けませんか。
[機嫌が良くなったついでに、言ってみる。]
[軍議も終わり、一人また一人と部屋を後にする。....はその場に座りながらその姿を追っていた。途中ミヒャエルから>>496と告げられれば]
休める時に休むのも将たる務め。用を済ませば我も戻ろう。しばし休むと良い。
[小さく頷き返し、その背を見送った。
先程……いや正確には街で会った時からであろうか? 公の場では殊更毅然と振る舞おうとするはずの彼にしては、本当にらしくもない。今にしてもなにか訴えかけるような、悩むような……そんな色合いの視線を見せている。
心配でないわけがなかった。天幕に戻るというのなら話す機会もあるだろう。昼間散々働かせてもいた。直々に甘味でも馳走しても良いだろうか……]
[いつしか殆どの者の姿が消えた部屋。暫く地図を眺めながら進軍経路を頭で描いていた...は、ゆっくりと顔をあげる。ヴェルナーは未だ残っていただろうか?]
えと……お叱りを…いただけると伺っていたの……ですけど。
ヴェルナーさま?
[貴族然たる佇まいをとっぱらった、一人の少年が、畏敬と…ほんの僅かに憧憬をはらませた目で彼を見つめた]
[止む事なく交わされる人々の会話。
青年へ向けられるそれは、どこか暖かな空気さえ孕む。
彼は街の人間なのだろう。帝国の手の者かなどと一時でも疑った自身を密かに恥じる。
無事に彼の手に渡ったストール。
ついでによく分からないネジのようなものを拾い上げながら、気遣い混じりの返答には首を振った]
いいえ、私はここに駐屯している軍兵ですから。
貴方こそ、避難を?
此処は軍の真後ろ。様々な事情で近くに留まる方々も多くいますが――本当なら、出来るだけ離れていたほうが、戦火に巻き込まれずに済みます。
避難なら、遠く、遠くをお勧めします。
[遠く、広がる平野を指差した]
[了承の仕草と言葉に、満足の表情で頷く。
続く申請には、苦笑めいたものを浮かべた。]
卿に似合う仕事でもないからな。
構わない。誰か手配しておこう。
卿は、連れていく騎兵の選定でもしているといい。
それとも、ねずみ狩りのほうがいいか?
出発の時刻に居さえすれば
それまでは何をしてくれても構わないがな。
[どのみち、枷を嵌めても動かない事は知っている。
必要なとき以外は好きにさせておくのが、常だった。
最後に付け加える言葉は、些か揶揄めいて。]
……ああ、そうだ。
ただでさえ兵が足りないのだから
無駄に減らさないようにな。
………え?軍兵…?
[恥じ入ってるなんて知りもせず、落ちたものを拾い集めるのも一時とまって意外そうな表情でグレートヒェンを見詰める。だって、女性が軍にいるのがどうとかではない、単にどうみたって侍女服だから意外なのであるが、嘘をついてるともおもえないので無理にでも納得しておく。]
あー、俺は訳あり。
避難する側であることには変わりないけど、どっちがいいのかなってことでこっちも見にきたんですね。
[どっちがいいかは、帝国側に避難するか解放軍側かということ]
安全性やら衛生面やら…
偵察みたいで気分悪いかもしれないけど、…俺も妹も、身元不明の移住民なんで、何かあればすぐ疑われちまうからね
ま、そういう意味合いでいうならそこは帝国のほうが優れてる…感じだけどね
地元の人には悪いけど…ね
[というように苦笑し、彼のことをある程度しってる周囲の人も特に咎めたりはしなかった
交易都市として、商人や移民の迎え入れる体制。
また街として機能させるための復興、戦後処理やらの衛生面。旧市街のようなものもあるが、そこは人々に優劣をつけることで、不満をそらす手法とさえ取れ、旧市街の人とも繋がってるという噂もそう考えれば現実なのと…全て完璧などとは言わないが...はそう考える。人の心は伴わっておらず、むしろ利用したりしてるとこもあろうとも、街として素早くより良く機能させるという一点においては帝国側は有能といわざるを得ないと]
有難くあります。
[手配する、との言葉には、そうだけ言って、薄く目を伏せた。
心底、ほっとした。こんなつまらない仕事にずうっと従事させられていたら、気が狂ってしまうのではないかと──もう既に、というのは、本人の気付かないところ。]
ならば、その時まで自由にさせて頂きます。
賊狩りも最近無く──人を斬るような機会は、久々です。
得物を磨きあげておきますよ。何なら、身体を温める為に、どこかで──
──いえ。まあ、
[適当にはぐらかそうとしたところで、相手は言葉を付け足した。それには、何か引っ掛かるところがあったようで、一瞬口を窄めたけれど、小さく頷く。
「そのつもりです」と返したが、さて、どうなるかは今は知らない──]
/*
ちょっと離れてたりでだだーっとかいたら誤字というか表現間違えまくりなのが酷いな。もちっと慎重にすっか
さっきもメモでジークにあてたつもりが、グレートヒェンになってたし。
[軍議が終わりに近づき、人も幾分か少なくなった頃
お叱りをと言う、少年の姿があり>>509
私は、彼に手まねきをし
出来るだけ近くに寄るように、言う]
叱るつもりでは、あるが
伯としての君を非難するのは、立場があるのでな
私に何の断りもなく、何処に行っていた?
軍規と言う物くらい、わかるだろう
戦時に陣を離れるのに、指揮官の承認が必要な事もだ
私に知られたくない事ならば
私にばれないように、やらないか
[まだ若い少年とは、公国時代からの付き合いがある
元々は、先生と少年の父との付き合いであったのだが
だからなのか、私は彼と彼の守護者に対し、甘い]
――、では、また後刻、な。
[口元に笑みを含んでカスパルに手を挙げ、踵を返す。
そろそろ城へと帰る心づもりではあったが
足は旧市街へと向いていた。]
─解放軍本陣:軍議天幕─
…、……… …
[大凡が決まってしまえば、あとは細かな確認になる。
幾人かと会話を交わしながら、その詳細を詰める。
それらを終えて顔を上げてみれば、随分と天幕内の人間も減っていた。]
…まったく。
[グレートヒェンを探しに行った部下は、どうしたのであろう。
苦笑が漏れた。]
ああ、ジークもしっかり休息を取ってください
探し物、見つかると良いですね
[少々、的の外な言葉を投じた後
出て行く軍師を見送り
人の事は言えないな、と少し可笑しくなった]
[見詰める視線には、複雑な表情で首を傾げてみせた。
どう贔屓目に見ても軍服とは程遠いこの身形。これで軍人だなどと言われても、何かの冗談にしか思えぬのも道理だと。]
……どっちが良いのか、ってことは、
[言葉が継げず、暫し考え込む。
やがて飲み込む言葉。改めて難しさを痛感すると同時に、臆面も無く事情を話す青年の様子に些か驚かされる。
兵の姿が疎であるとはいえ此処は正に解放軍の陣営内、こうはっきりとは中々言えまい。
肝の座った人なのか、気質なのか。]
解放軍側の人間としては、帝国側に避難するのが良いとは口が裂けても言えません。
けれど、かといって、此方に…とも言えません。
[というのも、膨大な数の兵や民を一箇所に固めるのはリスクが高い、正直、護る為には得策でないのだ、と付け足した。
聴かれて困る内容ではないのだが、何となく声を落とす。]
戦中は、出来るだけ快適に過ごす事の出来る方へ。
そして戦が終わった時には、より失うものの少ない方へ。
貴方と妹さんが無事に元居た家に戻れるように、選んで下さいな。
…まったくです。
[天幕を出しな、かけられた声に振り返って小さく笑う。
そうして、ふと気にしていたこと口にした。]
貴方もですよ、ヴェルナー殿。
食事を摂らなくては、先に倒れてしまいます。
[パンを下げさせていたことを思い出し、釘を刺す。
かえって来た表情にもう一度笑みを返して、礼をした。]
[「ええ」と、返して、右手を軽く掲げて敬礼。
どこかへ向かうその人を、大分離れるまで見送る。]
………。
[兵へと振り返る。"陽気"な笑みを浮かべたその表情に、兵は多少ならず、ぎょっとする。]
──さて、私はこの仕事から解放されよう。
さようなら、哀れな見張り。次の将官は良人物でありますように!
[などと言って、はははと笑う。
マントを翻し、金属音を立てながら大股に市街地へと歩いて行った。]
うん。そういうこと
[言いたかったことへ理解を示したグレートヒェンに笑みを浮かべる。
最も...は肝も気質もあるが、それ以外にもいくつかの意味はあったがそこまで説明はしない]
そりゃ解放軍側が帝国側がいいなんていったら本末転倒だもんね。
[なんとなく遠めからみて難しい事情がありそうなのはなんとなく想像はついている。
だからそれを咎めたりはしない]
もちろん。
お互い理由はあるんだろうけど、巻き込まれて死んじゃったら馬鹿らしいからね…っと。
[荷物はあらかた背負うと、軽い調子で立ち上がる。その中には重いものも当然あるのだが、これといった難を示すことない]
本当はこんな近くまで来ることなく一回戻ろうと思ってたんだけど…この人の荷物だけ運んじゃいたいとこだが…駄目かな?
[あっちにいくかもしれない人間を更に奥地に進ませてもよいのかというように聞く]
─解放軍本陣─
……?賑やかですね。
[なにやら、前と同じ台詞を口にした気がする。
結局軍議に姿を見せなかった娘を探して、足は後方部隊の天幕へと向いていた。
──そう、伝令が探し回りそうもない避難民の集う区画へ。]
[帝国側を優とする彼の言葉にも、周囲の民衆と同じく咎めるような視線はなく。寧ろ、不思議と気持ちが軽くなったような気すらして。
そうして、明るい声色で続ける]
何時までいらっしゃるかは分かりませんが、立ち入りが制限されている場所でなければ、存分に見て行ってください。
騒ぎがあれば、私のような軍兵が飛んで来ますので気をつけて。さっきみたいに、ね。
[先の様子を暗に示して、「騒動はご法度です」と口元に指を当ててみせた。獣相手であり、青年の所為ではないと分かっているのだが。
転がって動かなくなった猪へと視線を投げながら、猪鍋にでもすれば兵士達は喜ぶだろうか、とちらと思う]
………勿論、食糧の提供ならいつでも大歓迎だけれど。
あ、っと、忘れるところでした。用事があるのでこれにて失礼します。
――申し遅れました、私はグレートヒェン。グレートヒェン・ヴィーラントと申します。またお会いすることがあれば。
[名を告げて、挨拶をする。
断りを入れ、彼が立ち去るならば見送って、そうでなければ自分から手を振って、その場を辞しただろう]
[食事に睡眠に…―――
私には、やる事が多すぎるのだ
ジークが去り際に残した言葉に、困ったように笑い
若き伯爵に向いた目を、側にひかえた者に移し]
悪いな、軽い食事を持って来てくれないか?
シュテラ、君も一緒にどうだ?
軍規違反の罰だ、私の食事に付き合いなさい
[普段の口調など微塵もない。年相応の……いや、本来の年を考えれば、やや幼くすらあっただろうか?
こんな様を見せるのは、ミヒャエルを除けば肉親相手ですら滅多になかった。それほどまでに...もまたこの人には弱い。理由はよく分からなかったが、出会った時の印象がよほど鮮烈だったか、そもそも出会いはどこでだったか……]
ご心配おかけしました。
処遇は……いかようにも
[憧憬が強ければ、叱責の言葉もまた強くのしかかる。淡々と語られていても……だ。終いの方は、しゅんとしながら消え入りそうな声で、頭を垂れた]
[帝国側を優とする彼の言葉にも、周囲の民衆と同じく咎めるような視線はなく。寧ろ、不思議と気持ちが軽くなったような気すらして。
やがて、荷物を背負い立ち上がろうとする彼には頷いた。
短い会話であったが、彼には密偵ではないと信じさせる何かを感じた故に、先に進ませることに何ら問題は無いと、明るい声色で続ける。]
立ち入りが制限されている場所でなければ、大丈夫です。
でも騒ぎがあれば、私のような軍兵が飛んで来ますので気をつけて。さっきみたいに、ね。
[先の様子を暗に示して、「騒動はご法度です」と口元に指を当ててみせた。獣相手であり、青年の所為ではないと分かっているが。
転がって動かなくなった猪へと視線を投げながら、猪鍋にでもすれば兵士達は喜ぶだろうか、とちらと思う]
………勿論、食糧の提供ならいつでも大歓迎だけれど。
――申し遅れました、私はグレートヒェン。グレートヒェン・ヴィーラントと申します。またお会いすることがあれば。
[名を告げて、挨拶をする。
彼が立ち去るならば見送って、そうでなければ自分から手を振って、その場を辞しただろう]
─解放軍本陣後方:避難民区画付近─
──グレートヒェン・ヴィーラント?
このようなところで、何を──…
[見れば避難民の向こう、騒ぎの中人に程近い辺りに侍女服が見える。
まだそのような格好を。とか、軍議はどうした。とか、言いようはある。
が、総じて呆れたような声が投げかけられた。
その奥の青年の姿は、今は荷台に隠れて視界にその姿を映さない。]
あ、いいんだ。ありがと
人が見張ってる場所にいかなきゃ大丈夫ってことだよね。
[と注意事項を再確認するように復唱しつつ、食糧の提供というので、猪を見てこれはそのまま解放軍に任せることにする。]
俺はカーク。
さっきもいったように移住民で、何でも屋ってのやってる。もしも利用できるようになったらよろしく。
可愛い子からの依頼は格安だよ
[と、最後は冗談めかして答えながら、背負った荷物とともに解放軍の避難民の集う区画へと移動する]
薬が必要ならば、私に言えば調達したものを
私には、家族と言う物はない
だが、カスパル様には良くして頂いたし
君とミヒャエルは、弟のように思っている
身勝手だが、君との家族ごっこは身についた習慣だ
私に心配をかるな、いいな
[しゅんとした、年相応の少年に
出来るだけ、優しい言葉をと思うのだが
身寄りのない私が、上手く叱る事が出来たのか
すごく、疑わしい部分だ]
うん……?
[グレートヒェンの後方。
大きな荷物を背負った青年の声が、明るく響き渡る。
聞き覚えのあるその声、その名前に若草色の瞳が見開かれた。]
───カークか?
[移動しようとする背に、声を投げる。]
[グレートヒェンとの別れをすませ、さあ旅だとう
…というほど大袈裟ではない道をいこうと二歩、三歩と進んだところで己の名を呼ばれ足を止め振り返り]
……??………ん?…俺の名をしってるってことはどこかであったのか……
[こちらはすぐには思い出せなかったが、それを聞く前に思い出し言葉を止めて嫌そうに顔を顰める]
ぁあ、ジークさん……そういやあんた公国の人だったっけか。
[名を聞けば頷いて、冗談のような軽口を返す。雑踏に紛れていくカークの背を見ながら、彼との会話で巡らせていた思考をもう一度引き出した。
成程、市街地に暮らす人々の中にはそのように考える者もいるのだ、と。
明確に解放軍や帝国に同調を示し一方に依るわけではなく――場合によってはその振りをしながら――より良い条件を求めて身を寄せ、戦が終わるのを待つ。
改めて俯瞰で見たならば、至極当然であり自然なものだった。
亡き父が望んだようただの娘であったなら、自分もそのように考えたことだろう。
立場が違えば、発想も変わるのだ、と。
だからこそ、難しい。]
――………
……え!?
[思索に耽っていた為か、自身を呼ぶ最初の声は聞こえなかった。
漸く上官の声を耳が捉えたのは、カークの名が雑踏に投げられた時で……思わず飛び上がる。]
ジークムント様、ああ、びっくりした。
[彼が罰を受ける意思を表した所で
簡素な食事が、私達の前に運ばれて来る
パンとスープと言った、軽食だが
何も食わぬよりは、マシだろうとも思う]
それで、薬の方は手に入ったのか?
[今は、若き伯爵となった者に、問いを投じ。
まだ若き日を、思い出す
彼等と出会ったのは
エスクワイヤとなったばかりの頃だったか
先生に伴われ、伯爵家にいった時だったと思う
8年・・・いや、9年前にあるのか]
なに、この顔を忘れていたか?
[顔を歪める様子に、笑ってみせる。
ゆっくりとした足取りで、2人のほうへと歩を進めた。]
──…相変わらず、といったところか。
今もその場凌ぎの生活を続けているのか?
[出会ったのは、もう何年も昔のこと。
地方で、時に傭兵となり──或るときは敵方に。
或る時はまた、情報屋として。
味方であっても、どこか油断はならない。
飄々と自由に生きる青年を評す風は、隠しようもなかった。]
グレートヒェン。
[僅かに眉を下げ、飛び上がる様に苦笑する。
小さく息を落とした。]
私の部下は、卿を見つけられなかったらしいな。
あとで来なさい。話がある。
[軍議の詳細を口にする事はなく、翡翠の瞳を見下ろす。]
グレートヒェン。
[僅かに眉を下げ、飛び上がる様に苦笑する。
小さく息を落とした。]
私の部下は、卿を見つけられなかったようですね。
あとで来なさい。話があります。
[軍議の詳細を口にする事はなく、翡翠の瞳を見下ろす。]
/*
なんか嫌がられてるので、カークさんには
「この蝙蝠!」って方針で行ってみようかと思います。
実は酒場友達。みたいな方向も考えていたいた。
私を探して?
……了解しました。
[上官の様子から何やら行き違いがあったようだと知れば、見下ろすその顔に頷きを返した。
カークとジークムント…彼らはどうやら知己であるらしい。
話の続きを隣で聞くのは些か気が引け、また礼に反すると思ったが故に]
あの、ジークムント様、カークさん。
私、幾つか用事がありますので失礼しますね。
[断りに、返答はあっただろうか。
いずれにせよ、まずは少女を探さなければならない。
そっと頭を下げてから、今度は自分が雑踏に紛れた。
別れ際の挨拶が敬礼ではなく両の手を揃えた一礼であったのは、未だその身を包んでいた長いスカートがそうさせたのだろう*]
/*
おお、ドロシー偉すぎる。
エスクワイヤよくわからん!!で、流しかけてたと白状します。
wwwなんとかなるかなあ、とか。
多分お小姓的な何かでしょうか…みたいな。
ペイジの次、なんですね。くらいの。ww
あとは、フィンブルス家に「先生」縁故が絡んでいってるのか。
なら私も知遇があったのだろうかな…わからん。
そりゃね、出会った人なんて星の数だ。
最も、その憎たらしい顔を最初からしてくれてたらすぐにわかったよ。
[まさかこんなとこで会うとはなぁ。というように頭を軽くかく]
まーな。
とはいえ、前より貧窮してないし血なまぐさいことからも離れてるけどな。
[上官だったり敵だったり商売相手だったりと転じていた忙しい時期
まあ今の生活とは掛け離れてた類の過去ではある。とはいえそんな己を否定するきもさらさらないが]
今は荷運び屋やってんだ。
何かあるなら歩きながらでいいか?
[グレートヒェンにまたというように手を振りつつも視線をジークから外し、特に何も言われなければ歩き始める]
──は。
騙して誤魔化した人間の数、じゃないのか。
[向ける口調は容赦なく、ただ──どこか、気安くもある。
変わり身の早い相手であるが、ただひとつ。
己自身に対しての素直さだけは、昔より違えようもない。
その分、割り切った態度は見事に彼へと向けられる。
───楽、とすら言えるだろう。]
随分地味になったものだが。
……陣の様子でも覗きに来たか?
[別段咎める風でもなく、歩調をあわせる。]
さぁ?そんな数はもっと多くてわからんよ
って人聞きが悪い。ただ全部いってないだけだよ
[容赦ないものいいも慣れたもの。その言い分も否定しないままただ冗談というように笑い飛ばしながら歩き]
そりゃ今は一般人だしな。だから陣に興味もないしさっき高台からみた。
ふん、ものは言いようだな。
──取引相手には別の言い分もあるのだろうが?
[カークの言いようを、鼻で笑う。
過去にあった話だと言わんばかり、尤も青年には効きそうもない。]
商売換え…という程変わってもいなそうだが。
───で?
どうすることにした。
[何気ない口調で、そのまま先を促す。]
─市街地・エティゴナ商会─
[...は、相変わらず、品定めをしつつ、往来の人々の話に耳を澄ます]
ん…。
[ザッ、ザッ。
軍靴の音が聞こえる。
ちらりとそちらを見ると、向うの路地に兵士達が、捕まえた人たちを連行していくのが見えた。
多分、広場に連れて行くのだろう。
そこでは、公開処刑が良く行われてるのだ。
捕まった人々は、皆顔を下に向けており、『街のものとしての義務をおこたったため、私はここに吊るされている』といった内容が書かれたプラカードを首から提げていた]
ふん…。
[...は、見下すように彼らを見送った]**
[当然のように効果がないようにとぼけたように...は笑う]
いやいや、変わったって、ここ数年は運び屋から屋根の修理。不倫調査に酒場の手伝い。
そんなんばっかだぜ。なんなら他のやつに聞いてみるといいかもな
[避難民の中からきいても大概たまに…先程のような猪騒動のようなものは起こすが、...がいったこと程度しか得れないだろう]
ま、あえていうなら、西側を見張ってたやつの気が緩んでるようにみえたな。
東側から来るとでも思ってるってことかねぇ
[まるで世間話のようにいって、どうするということには少しだけ考えるように押し黙って]
……おーい、ここまででいいだろ、これ置いとくぞ。
「おう、というかカーク…お前よくそんな重たいもの運べるな…」
何でも屋なめんな
[そんな、ジークとはまた違う態度で気楽に喋って、荷物の件を済ませた]
[そして、ジークへと向き直り答える]
俺よ、今更どっちかに属したとこでこれといって得もねえんだよな。
昔なら金っていう理由があったが、今はまるでとはいわないがそんな必要ない。
地位にも興味ない。
今のとこ収容希望とかいってるし、あんたがいるとなるとゆっくりできそうにない。
ま、とりあえず帰って妹と相談するつもりだが…登用するつもりだったのかい?
>>533、>>538
ええ、そうですね。次からはそうします。
[彼の言葉には素直に頷く。実際頼むことはできないだろうし、薬の内容を知れば悩ませてしまうだろう。ならば次はばれぬように…いや要らぬ心配をかけぬようにせねば……本心は心に留める]
家族……ですか? 私にももう肉親は…
ああ、ミヒャエルはそうですね。私にとっても彼は兄……うーん弟かなぁ。
腕はたちますし、私より利発なのでしょうが、なにしろものぐさですから、主従の関係を抜きにしても、よく叱ってしまうかな?
それに、彼は私に優しすぎて、こう…ヴェルナー様のように叱ってくれません。
8年…9年前でしたか。あの時も…貴方は叱ってくださった。
私は箱入りでしたから…そういうことをしてくださる方はいなかったのですよね。
今もこうやって叱ってくださることを期待してしまうのは、私もまだ子どもなのでしょうね。ヴェルナー様はこれほどにも立派になられてるのに、私はほらこの通り、5年間から何も変わらぬ姿。
ええ、心は成長できたとも思っていましたが、……時は止まってしまったのかもしれませぬ。
あの人の暗い想いによって…
[青年の纏う空気には、あの一種荒んだ戦場の臭いがない。
恐らくはその言葉は真実だろう。
が、そうとは口にせずただ黙って笑んだ。]
なら、早々に場所を変えるべきだったな。
ここはキナ臭い──…商売換えしたお前には合わないだろう。
[何処まで本気か取れない口調で案ずるようなことを言い、
続く言葉にそうかと、こちらも軽い相槌を打つ。
そして。]
───…、収容となると難しいな。
働くならば、戦後の保障はしても良いが。
[笑みを含んだ声。
けれどそれは、裏のない言葉と知れるだろうか。]
カーク。
仕事をするなら迎えるぞ。
戦中の報酬は───…、
[言葉を切り、射抜くように正面から青年を見る。]
妹の安全。
/*
がんばれ、がんばれコリドラス…!
ゾフィヤの流した噂で解放軍が動揺すればいいとか思ってる。
けど、先に拾うわけにもいかないですしね。
/*
Σあれ!?
読み直していたら私、村建てさん取り違えてる?
ノーラの描写、どちらかというとねこみちさんっぽいかなーとか思っていたのだけれど、えんじゅさんのほうがノーラ?
ど、どっち……かしら。
/*
や、中身はどちらがどうでも、なのですけれど、
何せ脱いでいますからねえ。
重要なんですよ。イメージ修正的な意味で。
ああ、ミヒャエルは優しいから
君を叱るような事は、出来ないのだろう
私は、騎士としての生き方しか知らぬから
叱咤する言葉以外は、よく知らぬし
叱る事も愛なのだと、先生から教わった
ただ、私も好きで叱るのではないのだ
だから、出来るだけ、私に叱らせないでくれ
[伯爵家の子と言う立場もあったのだろう
彼を叱咤する者と言うのは、あまり知らない
だから、私がその仕事を担う事になったのだが
本来、私は叱咤する事が得意ではないのだ]
―モアネット市街・回想―
[目の前を二人の影が横切る]
[なにやら言葉を交わしているようで、
こちらを一瞬見ると、足がとまり目が左、右に動いていた]
―・・・・
[口角が上がり、両手を組む]
[司祭のような面持ちで、その者達の後をこっそりとつけた]
―市街→解放軍本陣後方:避難民区画付近─
兵器の方はなんとも言えませんが……
ああ、そのスパイというわけではないのですが、変わった子に逢いました。
[思い起こすは金髪の少女?のこと]
ギィでしたか、敵の将に傾倒している娘、本人はストリートチルドレンを扮していたようでしたが、あの子の手、得物を知らぬ者ではありませんでした。
[おひねりの要求に冗談めかして繋いだ手。それが幼子の汚れなき手か、そうでないかくらいは察知はしていた。もっとも、なにも、そういう類でなくとも、生きるための盗人家業でもしていればそれくらいの手にはなるのだろうが]
あとは…私もしっている死の薫りがそこはかとなく……ええ、ここまでいくと言いがかりもいいところかな?
とってつけたような話ですがね。昔…私の所にもその手の子が来ましてね。
ミヒャエルの気転で事なきを得ましたが、そういう手合いも抱えてはいるのだろうと……
ええ、想像だけでの話ですが、今貴方を失えば、全てが水泡に。
あ、勝手に出歩いた私が言うことじゃないな
[最後には自虐的に笑って『ごめんなさい』と頭をさげる]**
そだな。
寝坊と酒場の親父の奥さんの腰痛だからってことで手伝ってたらいつの間にかって感じだ
[やれやれという態度のまま視線も声も気配も変えないままコインを人差し指と中指で特に力をこめたようすもなく摘むとグニャリと歪め指弾よろしく弾くと近くの柵にめり込んだ。
そしてそんなことなどなかったかのように話を続け雇用の話に移る]
はぁ…雇うなら一兵卒にしといてくれよ。こんな…思いと義でたった部隊を率いることは俺には無理だしな
だがまあ何か手遅れになる前に何かできる位置にいるのは必要かもしれねーし……考えとく…とはいえ…どっちにしろ戻らさせてもらうけどな。
[少なくとも己一人でここにそのままいるわけにもいかないしという理由で背を向け、そのまま何もなければ人の波から逆向きに*歩き出すだろう*]
私は、君の思う程立派な者ではないよ
時と戦の風に乗り
今では、フォンなどと爵位を持つ身になったが
本来は、家名すら持たぬ貧しき者だった
ここにあるのは、先生のおかげだ
[私は風だ、英雄だなどと、持ち上げられ
いつしか、私自身を、真っ直ぐに見る人の目を失った
それは、私には悲しい事であり
だからこそ、古くからの付き合いを大事に思う事もある]
姉上との、和解は難しそうか?
[意識が覚醒したとき、思わず飛び起きるようにして身を起していた。
――失態だ。まさか一眠りしてしまったなんて。
天幕の外から、空を覗き見れば、幸いな事に、然程大幅に時間が揺れた様子は見当たらなかった。
もっと言えば、傍らには、まだ"彼"の姿も見当たらなく]
軍議、あれから長引いてるのかな……?
[そんな埒外な事を考えて]
─モアネット市街:少し前─
[────一方、その頃。その、少し前。]
『あー……、…。』
[視線を逸らし、こそりと人目を忍ぶ様でライルは視線を逸らした。
後ろを振向き、気にはしながらも解放軍の陣へ向かう。
同僚に主の居場所を問い、そうして近くにまで至れば、
まんまとルートヴィヒの案内役としての役目を果たすことになったのだ。]
>>350 ゾフィヤ
― エティゴナ商会 ―
おぉ、これはこれはゾフィヤ様、いつもいつもご贔屓に……最近の景気はいかがですかな?
ささ、どうぞ奥に。
[世間話を装いながら自然と奥に通すと、若い店員に声をかけ……ゲンコツを落とした]
おい、ゾフィヤ様にお茶をお出ししなさい。
……高い方に決まっておろうが、バカモノ!
──ライルか。状況は?
[部下の帰参に、その場を離れて人気のないほうへと足を進める。
報告を人前で受けるわけには行かない──
その様子は、見つめる者には容易に掴める動きであったであろう。
いくつか報告を受け、その内容に頷く。]
…、分かった。
もうじき戦端がひらく。
じきにモアネットへの出入は叶わなくなろう。
[その言葉に、部下はきびきびと頭を下げる。
やがて街に入り込んだ者達を帰参させるべく、彼は踵を返した。]
疾風の騎士 ヴェルナー が村を出ました。
14人目、疾風の騎士 ヴェルナー が参加しました。
疾風の騎士 ヴェルナーは、共鳴者 を希望しました(他の人には見えません)。
[そう言った後、市内の様子や気になった事を聞き
私は、黙々と食事を続けた
気になったのは、子供の話
暗殺などに、恐怖を感じる事はないが
その手段に、子供を使うと言うのは
私の騎士道が、許さぬ者だった
悲しき時代だ、戦の風が吹く頃と言うのは
彼も、私の身を案じてくれたようだから
軽く、謝辞をのべるのだが]
私の身は、案じる事などないよ
血の香りには、敏感だし
暗殺やテロで、時代の流れは変わらない
民の信を失った国は、必ず滅ぶ
5万の兵が集まった事が、即ち時の風向きなのだ
私はただ、時の風に乗った凧に過ぎない
先生の死後、私が立ったように
私がもし、暗殺者の凶刃に倒れようとも
次なる風が、きっと吹く
流れ出した時は、留まる事など無く
悠久たる蒼天を、吹き抜ける
人は、その風に抗う事など出来ない
強い風は、雲を呼び、雨となり
強く輝く太陽を蔽い、大地に潤いを齎す
私は、太陽でも月でもない
民の悲しみを洗い流す、天の涙たる雨
その雨を呼ぶ、風なのだ
[両手は組んだまま、サーベルは上着に隠れてる]
[幽鬼のごとく、ゆっくりとその目標に近づく]
永遠に生きるかのように学べ、明日死ぬかのように生きよ
[ゆっくりとそして、厳格な司祭のように口にした]
会いできて光栄です。
帝国騎士団所属、アルフォード・ルートヴィヒ
ギィ様から書簡をお預かりいたしました。
[懐からゆっくりと書簡を取り出す、平行して
サーベルも取り出しやすい、位置に戻した]
[ジークムントに話すことができれば、こう自己紹介を交えていただろう]
─北東門→市街地─
>>アプサラス
[自由だ!!
──という気がしないのは、見張りからの定期的なサボりのためだろう。
相変わらずポールアクスを肩にかけながら、さて時間までどうしようかと、市街地をぶらついていた。]
[宛もなく歩いて、少し入り組んだ路地の向こうに出てみると、何やら看板が目に付いた。
興味を示して僅かに目を見開き、近づき、相手の顔を覗き込む。]
──何だ、見ない顔だな。
…へえ、占い師か。占えるのは運勢だけか?
>>567続き
― 商会、応接室 ―
……ほほぅ。せっかくの仰せではあるのですが、私どものような大店が立ち退きますと、市街地の混乱に拍車をかけますのでな。
もちろん危機が迫れば避難はさせてもらいます。
例の品は昨日取り揃えたところでございます。今日明日にでも納品いたしますれば。
[もちろんとうの昔から揃っていて、ギリギリまで引き延ばしたのだ。
必要以上に急いだら次から特急料金が取れないからである]
藁? 藁でございますか……はぁはぁ、それと油。
それで代用になるなら用意させていただきます。
[許可証に気付いた素振りは見せず、若い店員を呼び、包を1つ持ってこさせた]
ご足労いただきまして、土産と言っては何ですが……こちらは最近街で流行っている甘味でございます。
もしお口に合うようでしたなら、執政官閣下とのご歓談にでも…。
[そっと包を差し出した]
― 解放軍陣内後方 ―
こんな所にいた。
[少女の姿を見つけたのは、二人と別れて直ぐのこと。
天幕群から離れた場所で、いくつかの小さな頭が並んでいた。真剣に地面を相手に絵のようなものを書いている。
駆け寄り、一緒に居た悪戯少年や子供達に事情を話す。彼女を一時的に借り受けたなら、今度は手を繋いで歩き出した。]
…さっきはごめんね。びっくりしたでしょう。
[少女は首を振り、それでも何か言いたげな表情の儘、歩く。
視線を落として彼女を見れば、身支度を整え、少しだけ色の戻った頬。]
綺麗にしたからね、貴方を連れてきてくれたお兄ちゃんの所に挨拶に行きましょう。
済んだら、暫くは此処で過ごすといいわ。街は…暫くは危険なの。
そういえば、どう? あの子とは、仲良くなれそう?
[問いかければ、答えが返る。
どちらからでもいい、遣り取りを重ねるうちに、彼女の固さが徐々に解れてゆく。
………ジークムントは開戦が近いと告げた。
きっと、幹部達の天幕付近は兵の表情も違うから。緊張を必要以上に伝えぬよう。]
綺麗にしたからね、貴方を連れてきてくれたお兄ちゃんの所に挨拶に行きましょう。
済んだら、暫くは此処で過ごすといいわ。街は…暫くは危険なの。
そういえば、どう? あの子とは、仲良くなれそう?
[問いかければ、答えが返る。
どちらからでもいい、遣り取りを重ねるうちに、彼女の固さが徐々に解れてゆく。
………ジークムントは開戦が近いと告げた。
きっと、幹部達の天幕付近は兵の表情も違うから。緊張を必要以上に伝えぬよう。]
― 陣内後方→天幕群近辺 ―
──ギィ・ルヴィエ・ド・コルベールが、書簡を?
[すらりとその名を呼んで、白い書簡へ目を眇める。
剣から手を離し、それへと手を差し出した。]
頂きましょう、ルートヴィヒ殿。
───…。速やかなる返書をお望みか。
[聞くまでもないことではあろう。
そう口にして、書の封に手を掛ける。]
──ギィ・ルヴィエ・ド・コルベールが、書簡を?
[すらりとその名を呼んで、白い書簡へ目を眇める。
剣から手を離し、それへと手を差し出した。]
頂きましょう、ルートヴィヒ殿。
───…。速やかなる返書をお望みか。
[聞くまでもないことではあろう。
そう口にして、書の封に指を掛ける。]
―外→市街地―
…はぁ…まさかこんなとこで過去の知り合いとあうとはねぇ…
[良くも悪くも公国の民にも帝国の兵やら人間にも知られている...門から入るのもさほど手間はかかることはなく。そのまま一度酒場にいけばそろそろ収容ということで動いていたためそれを見送りながらも気分はさほどよろしくない。]
解放軍でもよかったんだが…ジークがいたら好きに動けないかもしれねぇし…
[雑路の足音にあっさりと消えるほど小さな声は何者にも届くことはなく。
そのまま…コリドラスの商店のほうへと向かう]
― 解放軍幹部天幕群 ―
[解放軍リーダー、その人の天幕前に到着する。
付近の警戒に立つ兵に、訪問を短く伝え取り次ぎを依頼すれば]
―――軍議で出ている? あら。
[瞳を丸くする。それでは終わるまで待たなければならないだろうかと、困ったように少女を見る。
軍義の終了時間は、日によって違う。少女が退屈するようであれば改めて訪ねるべきか。
そう考えた時、自身の姿を見て走ってくる兵の姿がひとつ。
言葉にならない何かをその表情に張り付かせたまま突っ込んでくるその様はもう、先刻見た猪か何かか。
繋いだ少女の手が、痛いほど怯えを伝えてくる。]
>>573 続き
[さらに少し待ってから、小さな包をもう1つ差し出して、開けてみせた。
斬新なデザインの宝石細工が姿を見せた]
……こちらは当方からゾフィヤ様への土産でございます。
近頃、新進気鋭の宝石職人と契約を結びましてな、彼の名を広めるためにも、是非ともゾフィヤ様に身につけていただきたく……。
いえいえ、執政官閣下の喜ばれるものがお好みなのは存じておりまする。
ゾフィヤ様がよりお美しくなられることこそが、執政官閣下の喜びとなるでしょうから……ウシシッ。
えー、まったくもって関係のない話でございますが。
先程の避難の件でございますが、割り当ての倉庫がちと狭ぅございましてな……ゾフィヤ様のお力で、もっと広い倉庫をお貸し願えるよう……ウシシッ。
どうかなにとぞ、よしなに……。
[下卑た笑みを浮かべてから、手をついて深く頭を下げた。
土下座はタダだからである。]
……、…これは。
[さっと目を通す。
その頬に、ふと苦い笑みが浮かんだ。]
───確かに、ギィの手による書のようだ。
[感情を殺したような、どこか平坦な声が響く。]
[流石に自分も1歩足を引いてしまった。
兵士を諫め、何事かと問えば――その内容に娘の顔色も、変わる]
…………え、 ……え?
[軍議が開かれている、参加をするようにと。
そう伝えるよう命を受けているが、幾ら走り回っても見つけることが出来なかった、と。
兵士が伝えたことには、概ねそのような。]
……成程、ジークムント様の表情は、そういうことね……?
[軍義は先刻終わったようです。そう言って肩を落とす兵士を見て、何が言えただろうか。
探せなかったのは、自分が歩き回っていたから、ごめんなさいと。短い謝罪をして、並んで肩を落とした。]
[返答に関しては、伺っていなかった、少しばかり思考したのち答えた]
合議されても結構ですが、
この状況を考えると速やかにご返事をいただけると
こちらとしても犠牲を少なくできる・・・かと
[数人が拷問にあい、処刑されている状況でもある]
―やはり、ご旧友の物とわかるものなのですか
[そうして、...は相手の出方を見守ることにした]
[ルートヴィヒの言葉に、ふと口の端に笑みが浮かぶ。
筆跡への問いには答えず、ただ返答にのみ短く頷いた。]
───……。
[沈黙。
やがて流れ出る声に、感情の色は乗らなかった。]
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