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……っ……っく……
[暫く走り、ようやく人気の無い――危険極まりなくもある――場所で、無造作につき立てられていた、上の崩れた柱に、取り付くように縋る。
あの血走った瞳がどうしても、あの頃の、生命に溢れていた瞳と、重ねられなかった。
自分の事も、楽しそうに受け入れてくれていた、彼女が]
……なん…でだよ…………
[――残酷な程に、苦しい]
おー、当たった
確かに衣服だけなら神父さんに見えますね。
[高いところ、や話してる内容からの推測もあれど勘とか勘とか勘に頼ったところはたっぷりとある]
それでも食事は大事なものだかんね。
とはいえ、こんな一触即発のときに店を開いている者も、それを手伝ってるのならここにいますけどね。
それで軍人さんはなぜここ…やっぱりいいや、聞かないほうがいいことってありますしね。
いや、そもそもいえないかな?
[人なつっこい笑みを向けていうと
一度外を見て、客が来そうにないのを確認した後、対照的なまでにだらーんと椅子にすわった]
─旧市街→北東門─
[ははは、はははと笑い声を上げて──
ポールアクスを持ち直し、きみが走って行った方向とは逆の方向へ、ゆったりと歩き出す。]
[少しすれば、北東門へ、随分愉快そうな様子で戻る。
見張りの兵が「何かございましたか」と聞けば、口にだけ笑みを浮かべながら、]
いや、なに。
[それだけ言って、詳細は何も話さなかった。**]
[身じろぐこともない騎士の答え。
それは選ばれた、いや選んだ者だけに宿る崇高な使命なのだろうと思う。]
ああ、平等に、ね。
だが、あの民衆の中に、帝国兵が紛れていない保証はないぜ。
夜になったら、あるいは作戦中に暴動を起こすべく潜んでいたとしたら?
根拠はない。
おれが敵将ならばやるだろうな、と思った程度さ。
とはいえ、このタイミングで義勇兵に志願してくるヤツには要注意すべきだろうよ。
構わぬのですよ、帝国兵が紛れていようと
暴動が起ころうと、意に介する必要すらない
なぜならば、私達がすでに暴徒なのですから
ですが、ご忠告はありがたく
新規志願兵に対し、注意するようにいたしましょう
後から、ジークにそう言っておきます
[もし、暴動が起き、解放軍が敗走したとしたら
それは、私の信用が足りなかったと言う事
私の将器が、小さかったと言う事だ
そうならば、私はそれを受けいれる必要がある]
お察しいただけて助かります。
重要な任務なので、余計な犠牲を出したくありません
[懐の封書を一度触り、紛失していないか確認]
少しばかりお尋ねしますが、
解放軍の代表の方をお見かけしませんでしたか?
[目には妙な力が篭っていていた。]
[コーヒーはなくなり、黒パンも騎士の胃に消えていて]
― 会議室→ギィの自室 ―
[やがて会議が一段落つくと、ギィに寄り添うようにして会議室を後にして彼の部屋へと付き従う。
落とされた外套を拾い上げると、侍女を呼びそれを渡して代わりの服を用意するように命じて下がらせる。]
軍師殿も大忙しだな。
[小さく笑いながら]
…と言ったところで難だが。
俺は、この解放軍に加わるかどうか、吟味しに来たワケだ。
さて、俺の扱いをどうする?
『おい、そこの坊ちゃん』
[不躾な声に、のろのろと顔を上げた時、そこに三人程、明らかに柄の――今日見た中で一番――悪い男が、小さく刃を見せびらかしながら、笑みを浮かべていた]
『わりぃがその服とか剣、置いてってくれねぇ?』
『なんならカラダも置いてってくれてもいいけど』
[そんな恫喝と共に、下卑た笑いをあげている。
非常に、運の悪い事に――――]
[再び静かになったその中で、荒い息遣いが響く。
まだ精神的に幼い彼には、例え衝動的でも、何かで気を紛らわせたかったのだが。
光沢を放つべき剣が、赤黒く塗りつぶされている様に、そう簡単に、その感情が吹き飛びはしなかった]
……シュテラ……
[探さなければ行けない、"彼"の事を思い出して、返り血も浴びなかったその身体を、引き摺るようにして、辺りの血溜まりから抜け出した。
堀の水で、赤黒く染まった剣を洗い流した後は、鞘に収める。
暫く、赤い足跡だけは消しようが無かったが]
―― 旧市街→市街地 ――
…うわぁ…なんか重要そうですね。
みなかったことにしよ
[小市民には荷が重いとばかりに肩を竦める]
解放軍の代表者…?
[きょとんとしてルートヴィヒを見返す]
わかんないですね。
噂ではここにいて若くして騎士になったとか聞くけど俺って終戦後にこっち移り住んだもんで…見てたとしても顔がわからないでわかんないです。
[申し訳なさそうに頭をかいて答え]
…というか外にいるもんじゃないですかね?
[探りに着てるなんて考えてもない。とでもいう態でいった]
― 自室 ―
[外壁に向いた、細い窓から外を見る。
城壁と堀に守られたモアネットの街。
不落と言われたこの街も、自分の手で落とした。]
一度落ちたなら、二度目も落ちるかもしれないな。
[特に感情を込めるでもなく呟いて
長椅子に腰を下ろす]++
[旧市街をふらふらと練り歩いている頃は、赤黒い足跡を見た者は、揃って竦み上がり、こそこそと離れようとしただろう。
ようやく市街地に戻れた頃には、足跡こそは消えていただろうが、まだ微かに香る血の匂いは、人によってはよくわかる代物だろうか。
虱潰しのように、あてもなく、恐らく、ずっと"主"が見つかるまで、暗い面差しのまま歩き通したろうが、見つかったのは何時頃だろうか。
とりあえず、殺気や悪意がないかぎりは、無防備だろうが##]
暇よりは、忙しい方が良いでしょう
軍人と水は、留まると濁りますから
彼が忙しく動いてくれるから
下の者が、腐らずに済みます
[そう言った後、扱いをと聞かれ
少し、困った顔をしたが]
吟味した後の、感想次第でしょう
もし私の将器が、貴方の望む物に足りぬなら
去る事を、おすすめします
無能な将の下につく事は、最大の苦痛でしょう
私達としては、協力して欲しい所ですが
─解放軍本陣─
[ヴェルナーに少し遅れて陣へと戻る。
そのまま天幕には戻らず、側近の一人を招き寄せて耳打ちした。]
モアネット市街へ向かえ。
シュテラ殿とミヒャエルが、まだ戻らぬ。
2人を探し、必要ならば手助けをすること。
──但し、戦端を開いてはならぬ。
目立たぬように行け。
[は。と、部下が短く礼を返した。]
なるほど、終戦後にこちらに
いらっしゃった。ふむ・・・
[一市民に凄みを利かせすぎたかと思いつつ
任務を果たすため、言葉にも力がはいる]
それは、それは失礼しました。
[パンとコーヒーの代金をテーブルに置く]
[少し多めに銀貨を置き]
また、来ます
そのときも、また、おいしいコーヒーとパンが
食べれるといいのですが
[そういって、酒場の扉を開ける、背中は何かを
背負っているかのように重い様子だった]
―酒場→市街地―
[モアネット市街に、目立たぬなりの男たちが散る。
大きな街のこと、ひと2人探し出すのもそう容易ではない。
だが2人から見れば、男たちは解放軍の人間とは知れるであろう。
そうして密やかに、人ごみの中に紛れていった。]
ギィ様でしたら必ず勝てますわ。
それに、貴方にはルートヴィヒ様やカスパル様。それにドロシー。大勢の兵達も。彼らも、ギィ様なら勝てると強く信じているでしょう。
[他の答えを知らないかのように、きっぱりと。]
ええ、妹と二人でね。
でも余所者って余計な疑いがすぐきちまうし何かあっても深入りしないのが一番
[と、今までの経験上のことを述べて]
いえいえ、こちらこそお力になれず…ではまたいらしてくださいなー。
あ、俺は何でも屋やってるカークってもんだから、何かあったらよろしくー。
[今更のような自己紹介というか商売文句をいいながらなにやら若さとは対になるようなしんどそうなものを背負ってるルートヴィヒを見送った]
あんた、自分を無能だと思ってそう言ってるワケじゃないだろ。
あんたという人間がわからんぜ。
――そいつの見極めがつくまで、あんたの風に、乗せてもらおうか。
[周囲を闊歩する兵からは頭ひとつ低い自分。
それより更に低いところ、頭ふたつがぎこちない自己紹介を終えるのを待つ。
会話が途切れたところで、先の依頼に取り掛かる心算だった]
さあて。
じゃあ、さっくりと綺麗にしましょうか……そんな顔しないで大丈夫よ、知っての通り此処は水には困らないから。
あ、君は入っちゃ駄目。皆の所に戻っていて。
……そんな顔してもだめ、男の子は禁止。
[連れ立って入ろうとした少年に、ぴ、っと人差し指を突きつけて天幕の外で待機させる。
駄目と言ったものの、膨れっ面の彼を見れば噴き出してしまう。全くこの年頃の子供というのは、不思議な懐かしさを連れて来るものだ]
[そして代金の銀貨…ちゃっかりと多めにもらった分は自分の懐に着服して食器を片付けに行く]
ところで親父?
閑古鳥だし店閉めたら?
[打撃音がもう一度響いたとか]
[だからというわけではないが、「その代わり」と言い置いてから]
……食事が終わってご挨拶が済んだら、後で一緒に遊んであげて?
それまでに、汚したものを洗って干しておけたら、ね。
[彼の表情が輝いたので、その隙を見逃さず真面目な表情でもうひとつ。自身の行いに対する反省とけじめを、と。
泥シャツとその被害に遭った洗濯物を抱えて飛び出して行く少年の背に、してやったりと唇の端を持ち上げる。
――飴と鞭ではないけれど。]
そうですか
戦場での私の風は、少々荒い
しっかりと舵を取る事を、おすすめします
[そう言った後、立ち上がり
使いを、一人呼び]
ノーラ殿が、ご協力くださるそうだ
ジークに、そのように伝言を
軍議の方にも、参加していただくつもりだ
椅子を増やしておきなさい
ノーラ殿、よろしいか?
─解放軍本陣─
…ああ、逃げ出してきた市民は後方へ。
そうだな、場所は少し離して…任せる。
警備に割く兵力はあるまいが──。
幾分かを哨戒に回せ。
恐らく、間諜は紛れている。
───ヴェルナー殿に近づけるなよ。
[は。と、部下の頭が下がる。
解放軍の警戒、殊に身辺警備への気遣いは、
ゆえ無きことではない。]
―市街地―
[人がいないってことで客引きに出されたのだが]
うわぁ…まあなんともはや、客としてひっぱってくるって感じじゃねえな
[逃げるもの、帝国軍に収容されるもの、荷物をまとめているもの。
廃品回収をしている商たち。商店のほうには少女とか幼女とかいたが酒場になんてつれてけないし、やたらと暗い表情の青年もいるし]
やっぱ閉店したほうがよかったんじゃないか?
[そんな疑問を抱きながら客引きなどせずに市街地をうろついている]
―― …、ふ。
柄でもない事を聞いた。
忘れてくれ。
[立ち上がったその表情は、既に普段の通り。
上着を脱いで、椅子の上に放り投げる]
このところ、城下も浮き足立っている。
どんな輩が入り込んでいるか知れないから
外に出るなら、護衛を忘れずにつれて行くようにな。
ああ、刺すなら刺せという眼だな、それは。
嬉しいぜ。
ご厚誼いたみいる、って挨拶すればいいのか。
[手を差し伸べて握手を求める。]
俺のことも、刺すなら刺せよ。
そういう覚悟で来てる。
/*
あれっ
ミヒャエル
57回 残802pt
みひゃえるwww
多弁にも程がある。人のことは言えないけれど、でもね!!!
[手が伸びたなら、その手を右手で取り
握手を交わす事になるだろう。]
よろしく、ノーラ殿
部下の手前、一将として扱う事になりますが
刺す気になったら、いつでもどうぞ
貴方の覚悟は、しっかりと受け止めましたから
はい。仰せのままに。
[普段は見せないような、僅かな表情の違いに気付いていないわけではなかった。ただ、そのことについて触れる必要を感じなかっただけのこと。]
あら、もちろん護衛がないまま、私が出歩けるはずがないですもの。護衛……見張りととられるかもしれませんけど。
[彼女については2種類の見方があった。
一つは裏切り者。そしてもう一つは捕らわれの娘。
そして帝国に反感を買う者はもちろん後者のほうを信じたがるのだろう。]
ああ、あんた…ヴェルナーさんと対等に振る舞おうとは思ってない。
上下の序列は、江賊だって厳しいんだぜ。
…口が悪いのは少々、勘弁してもらいたいが。
後の事務的なことは軍師に聞けばいいのかい?
だったらそろそろ辞去するよ。
貴重な時間を、感謝する。
[うろついている中で、明確に名指しで呼び止められる。
振り返ると、傍目には判らないが――軍師の子飼いの部下だと言う事は、直ぐにわかった。ついでに、名前と顔も一致していた]
どうしたの?何か緊急?
『いえ、ジークムント様から、シュテラ殿とミヒャエル殿がまだ帰ってこられないようなので、と』
[その言葉を聞いて、ふと空を仰ぐと、大分太陽は傾いていた。
大分色々な事があって忘れていたが、すっかりと時間を食ってしまっているようだが]
僕は、シュテラ様を探したら直ぐに戻るよ。
それより――ライル、一つ、頼み事が。
[一つ、ピシャ、と頬を叩くと、少しばかり、鬱屈した気分が楽になる。
意外と、知己と出会うだけでも、精神という物は楽になってくれる物だ]
市街地を見渡す内陣の高台を調べて欲しい。
最悪、爆破して、足場を確保する事も視野に入れて、脆弱な箇所が無いかも、調べておいて欲しい。
あぁ、僕には言わなくていいから、直接ジークさんにお願い
[それを聞き、頷いてから去っていく彼を見送り、再び歩き出す。
――しかし、本当に"主"は何処に居るのだろうか]
(……心配だな……)
ご理解頂けるなら、よかった
細かい事は、そうですね
ジークと、打ち合わせを
こちらこそ、態々お越して頂いたのに
碌なもてなしも出来ず
陣内は、ご自由にして頂いて大丈夫です
[天幕へと再び姿を隠そうとしたその時、聞き慣れた声色を耳が捉えた。>>305
誘われるよう視線を向ければ]
ジークムント様。
[彼への呼び方は、癖のような物。
中途半端に顔だけ覗かせた姿では失礼だろうと、中の少女に水浴びの方法を教えてから、自身は天幕から出て背中越しに入り口を閉めた]
そう、タオルも中にあるわ。終わったら知らせてね。
………ふふ、今走っていった子ですか?
少々オイタをしたので、後片付けを言いつけたところなんです。
[天幕に居る少女について、掻い摘んで説明した。此処に留まる事になるであろうことも。
身支度を頼まれたこと、簡単な食事の支度をすることも告げて]
良かったらジークムント様もいかがです?
本当に、小腹を満たす程度の物ですけど。
[天幕横に設置されている簡素なテーブルと椅子を指差して薦めてみながら、ふと兵の流れに視線を走らせ、そうして彼へと戻した]
……今日は、何かが動いているのかしら。
陣内が少し慌しいみたいですね。
ふふ。そうだったな。
[過去には、彼女を"救出"しようとする連中が
襲って来る事も、幾度かあった。
それを思い出して、目を細める。]
市街はもう、反乱軍の連中が入り込んでいるだろうな。
信の置ける者をもう何名か増やしておこう。
それと、例の商人にこれも。
[差し出すのは、先程用意した"廃棄物処理許可証"]
許可なく廃棄物を"処分"したのを見逃すかわりに
同じ高さだけの藁を積んでおくように、とな。
許可証が欲しければ、油の搬入もして欲しい、と
伝えてくれ。
/*
関係性が分からないので皆に対して敬語が抜けない件!
それよりそれより、増えた分のログ把握しないと…
忙しいようだね。
[駆け去る子どもの背を見送り、天幕から現れた姿にひとつ頷く。
折り目正しい呼びかけは、以前から──随分、以前からのもの。
若草色の瞳の色が、僅かに和んだ。]
そうか…。落ち着かせてやってくれ。
[子どものことを語るグレートヒェンの言葉に、一瞬物思わしげな表情が過ぎる。
だが、すぐにそれを振り払うと続く言葉に笑みをみせた。]
ふむ。久々に頂くとしましょうか。
──最近、美味いものとは無縁でね。
[遠まわしに彼女の料理の腕を褒めて、席に着く。
そうして少しの間、口を閉ざして立ち働く彼女の姿を見遣った。]
───グレートヒェン。
[声を掛けたのは、少ししてからのこと。
その声色は、かつて彼女が軍に所属していた頃にかけたものと同じもの。
僅かな違いは、慣れた者にしか分かるまい。]
…もうじき、戦闘が始まる。
[問いへの答えは、短い言葉。]
じゃあ、ここの風を感じにいく。
[ヴェルナーの前を辞去すると、控えの天幕に戻り、所持品をふたたび身につける。]
さて、軍師に招待状の礼を言わんとな。
それと、取引を。
あぁ、しばらく退屈しないで済みそうだぜ。
[伸びをして、陣営内へ歩を進める。**]
―市街地―
[心なしか市街地を歩く人の中に、
歩調が違うものを数人感じ取ることができる。]
―こちらは単身ですから荒事は避けたい
[武器の類は所持はしているのもも、やはり
複数人を相手にするならば、五体満足ではいられないだろう]
それよりも書簡を届けることが目標です
余計なことをするのは・・・ね
[通り過ぎる人を眺め、
壁によりかかりながら、目標の人物を探す]
[ギィから書状を受け取ると、胸元に仕舞い込んで。]
はい。確かに承りました。
……護衛は駐留軍のものからお借りいたしますわ。
私が動いても一番不思議のないシナリオは、帝国に服従しているように見せながら、密かに幼いランヴィナス公のために、命がけで危ない橋を渡っているというところでしょうから。++
[外から扉を叩く音が聞こえてきた。近寄り扉を開けると、一揃えの男物の服を抱えた侍女が待っている。衣服を受け取ると、ギィの傍まで戻り]
お召し替えはいかがなさいますか?
[そう尋ねた。]
そうだな。
なら、君の良いようにするといい。
[柔らかな目で頷いて]
――ああ、着替えさせてもらうよ。
[そう言って、ゾフィヤに*身を任せた*]
/*
ギィを見ると、何だか吸血鬼が(むしろカラスが)脳裏を過ぎって、つい噴きたくなるのは許されるが良い…。
今年の年末年始でしたね、るがる1のスピンオフ!
[ノーラが、出て行った後
私は、自分の椅子に座り 一つ、深い息を吐いた]
リーダー、か
先生、私は出来るのでしょうか
先生のように
民の幸せを守る、立派な騎士になれるでしょうか
先生の遺志と言う旗は、私にはまだ重い
生憎、良く子供達を見ていてくれている子が臥せってしまっているので、暫くは―― 私がと。
この天幕には同じ位の子供も多いし、打ち解けて仲良く遊んでくれれば。
[どこぞの悪い子のオイタも減るかも、と悪戯っぽく付け足した。
不意に、彼の表情に心情を読み取る事の出来ぬ色が浮かんだのは気の所為だったろうか。
軽食の誘いへ色よい返事が返ったことに気を取られ、それは意識の端に留める間もなく立ち消えてしまった]
お褒めに預かり光栄です。
……料理は、仕官時代よりレパートリーが増えてしまいました。
皮肉なものです。侍女時代に習った事が―― 一時でも帝国下に居た頃に仕込まれたことが、役に立っているなんて。
[途中、少女から声が掛かったので、ちょっと失礼しますねといい置いて天幕の中へ。
簡単な水浴びと着替えを済ませ、髪を梳けば、見違えるように子供らしく清潔な身形になった少女。
よしよしと満足気に眺めてから、彼女をジークムントの腰掛けた近くに座らせ、挨拶をさせる。
そうして食事の支度に取り掛かった。]
―――お陰で剣の腕はすっかり鈍ってしまいました。
[僅か、苦い口振り]
どうぞ。サンドイッチとサラダです。
もっとお腹に溜まるものの方が良かったら――… はい?
[不意に名を呼ばれ、お皿を置く手がそのまま停止した。
穏やかでいながら、どこか細い糸がぴんと張られたような緊張感をもって、その声を聞く]
………とうとう。
[ただ、繰り返す。
それだけで、悟る。]
…………始まるのですね。
[瞳を伏せて、故郷の地へと思いを馳せる。
幼少時代を過ごした場所、少女時代を過ごした場所、仲間がいて、上司がいて部下が居て、家族が居て、そして――]
ジークムント様も、前線に近い所に?
そうですね。
この陣にも、随分…子どもが、増えた。
[親を亡くしたもの、身寄りのないもの。
戦は街を荒らし、人を荒らす。
ここにあるのは、その僅かな一部分。
彼女の表情がどこか翳りがちなのも、こうした事情とあながち無縁ではあるまい。]
──…帝国で、か。
皆には、苦労をかけた…。
[武力制圧は、ほんの数年前。
命を落とした部下もいる、消息を絶った部下もいる。
そして、目前の彼女のように耐え忍んだ者もいる。
落ち延びたものなど、やはり一部だ。]
充分ですよ、頂きます。
[街を歩き回って、やや体力は使っていたらしい。
サンドイッチの匂いに空腹を覚えて、手を伸ばす。
皿が置く、たおやかな手の動きが止まる。
自らの心へ、過去へと思いを巡らせる風の、静かで──
意志の力を感じさせる細い声に目を上げ、静かに頷きかけた。]
私が行かなくてどうします。
[さらりと肯定の意を返す。
サンドイッチに手を伸ばし、柔らかなパンを齧る。
確かに彼女は随分と腕を上げた。
沈黙が、落ちた。]
……、…。
卿の任務は、まだ定められていない。
定めては、いないのです。
[呼び方は軍にあったときの、そのように。
暗に選択の余地を示し、翠の瞳を見遣った。]
───…ごちそうさま。
[声に出しては、食事の礼を口にする。]
[すでに上着も脱いでしまっているギィが纏っているものは、シャツのみ。釦を一つ残らず外し、最期の牙城も取り払ってしまうと、その下からは息を呑むほどの美しい裸体が現れる。
その強靭でしなやかな身体に手を伸ばすと――]
[ギィの脇腹をこしょこしょとくすぐった]
全く、いつも澄ましたお顔をしていらっしゃるんだから。偶にはこういう目にでも会えばよろしいのです。
[やけに楽しげな笑顔を浮かべて、そう口にした後、ギィがどんな反応をしようが目的は果たしたとばかりに、手早く服を着せてやる。]
[そうした後何事も無かったように真面目な表情に戻して。]
では、いって参ります。そろそろコリドラスにも連絡がいって人払いはしているでしょうし。
[一礼をしてギィの部屋を退出すると、準備の為に自室へ戻った。]
― ギィの部屋→自室 ―
[戦場の感覚でいると、先の公国併合戦を思い出す]
あの時・・・私は"死にました"
そして、私の人生はあの時に始まった
[そんな独り言をいいながら、状況を*見極めようと*##]
業火が焼いた街に、長き日が差し
井戸はかれ、河は干上がり
人は涙で喉を潤す
我等が大地に、再び戦の風が吹く
強き風は、雲を連れ
雨音は、すぐそこまで来ている
ソールよ その瞳を閉じよ
トールの雷が 我等が大地を貫く時
民の歓喜の声が 大地を包む
始まりは、もうすぐ
/*
ルートヴィヒwwww
wwww
wwwww wwその##記号に心底ふいた。
わくてか!!!!心のメモにおいておこう。
/*
そしてグレートヒェンさんには巻きつつ振ってみる。
戦闘参加したいの、ね?とか、そういう。
元階級とか、そんなんさっぱり知らぬw
[ジークムントと少女との遣り取りに微笑みを向けながら、ひっそりと思案する。
そうして、少し前の呟きに重ねるよう、自分なりの答えを拙いながらも示そうと]
いいえ、苦労など。
……一時的に、道が分かれてしまっていただけ。
あの時選ぶことが出来た者と、選ぶことが出来なかった者、それだけの違いです。
[身を置く立場や環境がそれを許さなかった者。
意思の強さでそれを越え「自ら選んだ」者。
皆、それぞれの道で模索していた筈なのだ。
敵国の所属とされる恥辱に耐えた自分も、落ち延びた武官達も、
同じ未来を目指すべく。]
[暫く、当ても無く街を探し回ったが、見つかったのは何人か通り掛った帝国の騎士や住民。
『あらん、可愛い子』と声を掛けられもしたが、それは割愛。
中央に程近い、一等市街の付近に立ち寄った時に、ふと、この近くに居る"奴"の事を思い出す。
正直、余りにもいけ好かない。
この際、帝国のご用達だと言う事は無視しても。
あのどてっぱらも、力任せに引き抜きたくなる髭も。極め付けに、『金と儲けは大親友』と言わんばかりの、亡者っぷりも。本当ならば、死んでもお近づきになぞ成りたくない程だったが]
もしかして、シュテラ……
[何と無く、そこに居る様な気もして。
もし空振りだったら、こっそり塩撒きに行こう、と思い至り、気乗りはしないものの、付近にあるだろう、かの胡乱気な『エディゴナ商店』へと足を運びに行く]
[視線が交わり、頷きに僅か揺れる銀糸を見れば、一つこくりと喉を鳴らして。]
……そう、ですよね。
済みません、聞かずとも分かることなのに。
[そう、当然の事なのだ。
サンドイッチを口にするジークムント、その所作にじっと翡翠を向けていた。
彼に限った事ではない、前を固めるのは殆どが過去幾度か言葉を交わしたことのある―――勿論、覚えているのは自分だけかも知れないけれど。
見回せば、周囲の兵にだって、旧知は少なくない。
皿から離れた手、行き所を無くしたそれが、身体の横で強く拳を形作る]
………出来るなら。
私も、戦線に立ちたい、です。
[長い沈黙を破るのは、引き絞るような声]
[部屋に戻ると護身用のナイフを手に取り、その刃を見つめた。だが、結局女は丸腰で、僅かに供を一人連れたまま市街へ出る。
「捕らわれの身」の女が、自分にも他人にも害をなせる刃物など持っているはずがないだろうとの判断。
少し脚を早めて、辺りを探るように警戒しながら。]
「尾行がなければいいのだけど」
[そんなことまで供のものに囁いて]
― 自室→エティゴナ商会 ―
おおう、動き辛いw
一人遊び用に、拾った子をあずけちゃったしにゃぁ
どうしよう、絡みに行くのはまずそうだしな
一人遊びしようかな
[否定するでもなく、明示するでもなく、選択肢を示してくれるその言葉。
あの頃と変わらぬそれに、結んだ唇は僅かに弧を描いた。
食事の終わりを告げる声に、見返す若草色に、どう致しましてと常の声色で笑顔を見せて]
―――……ありがとうございます、ジークムント様。
[そっと、口中で呟いた]
―― エティゴナ商会 ――
[足を踏み入れると、今日はやたら従業員が働いている。
所々から、様々な家具等が運ばれてきている]
(この火事場泥棒……)
[しかし言葉と裏腹に、その手腕には感嘆している。
この非常戦時下に、よくここまで方々に手を回せる物だ。
『悪徳』の冠詞に甘んじるなら、その才は素晴らしいの一言。
つまり、それでも毒づくのは、それとこれとは別で
"奴"の姿が見つからなければ、受付等、適当に探し出す]
店長に目通り願いたいのだが。
今はお手透きか?
グレートヒェン・ヴィーラント。
卿に、軍務への復位を命じます。
速やかに軍務へと入り、その職務を全うするように。
──当面は、本陣の直接指揮下が良いでしょう。
ヴェルナー殿へは、私から伝えます。
[ぱらり、自室にある、志願兵達の名簿を開き
その名を、一つ一つ、記憶する
この作業は、騎士団時代から変わらぬ事
共に戦う者の名は、忘れてはならない
そう、先生に教わった
今は5万の名、殆どがこの頭の中に詰まっている
私も、大層な立場になったものだ]
…―――
そうだ、軍議をしなくてはならないな
副官をおけば良かったか
そうしたら、こう言う伝言を頼む事が出来るのに
[渋々立ち上がり、人を呼ぶ
やる事が多く、目が回りそうだ]
ああ、君
軍議を・・・ん?
シュテラとミヒャエルは、まだ戻らないのか
戻ったら、私の所に来るように言いなさい
説教をせねばな
──とはいえ、あの子らには恨まれてしまうかも知れませんね。
[笑みを浮かべたまま、少女達の駆けていった方を見遣る。
それでも代わりに、きちんと世話をする者はあるのだが。
目前から優しい笑顔が消える、それだけでも随分と寂しいものであろう。]
…また、いつか戻さなくては。
優しいおねえさんを連れ去ったまま、だのと恨まれては困りますから。
[それは無事を約する、祈りにも似る。
戦場へと出るのであれば、ただ守られているわけにも無論行くまい。
───それでも。]
このような天幕ではなく…、ね。
[向けた視線の先、遠く城砦の都市が見えていた。]
/*
グレートヒェンさんの階級、書いてあったな。
あぶない。
元リーダーは多分偉かったっぽい。ということで、副官もそこそ?なの?
とか思っておこう、多分そう…
― エティゴナ商会 ―
[コリドラスに無事に目通りが叶うと、彼に対して次の通り伝えた。]
我が主よりの伝言です。命が惜しければ速やかに内陣へ移動するように。ここは直に戦火に巻き込まれるでしょうから。
それと例のものをすぐに納品するように。あと2日待たせるようでしたら、報酬は引き下げさせていただきますわ。
まだあります。廃棄物の処分は見逃すから、代わりに同じ高さまで藁を積んでおくように。それと油の搬入もお願いいたしますわ。
こちらの要求がすべて叶えられれば、「これ」を差し上げます。
[廃棄物処理許可証をちらつかせ、また直ぐに仕舞い込む。]
あら、いいえ。今はまだ差し上げられません。油を搬入する時にいらっしゃるのでしょう?その時にでも。
これがなければ、廃棄物不法処理の罪で処罰されることをくれぐれもお忘れのないように。**
/*
そして灰と白ログが尽きかけている不具合について。
あっ、飴あるぞ!?www
ミヒャエルに投げるかな…
ソロールで起きてる人が結構いるな。
私の仕事は、バランスを取る事
ジークとグレートヒェンは、二人がなんとかするだろう
ミハとシュテラも、形にはなるはずだ
私が手を入れるのは、ノーラが中心になる
一人の時間を、作らない事が大事だ
一人は、つまんないからな
[搾り出した自身の意思。
巡る思考は、僅か一時、彼女を過去に立ち戻らせ。
預かった少女が席を立つのにも気付くことはなかった。
椅子を引く音に我に返る。
視線を上げ見上げる格好で、ジークムントに視線を合わせた。
その高さ、距離感。
懐かしさすら覚え、と同時に、条件反射の如く自然に正される姿勢。]
――グレートヒェン・ヴィーラント、速やかに命を受け軍務に復位します。
お取り計らい、感謝します。
その命に恥じぬよう、微力ながら精一杯お仕え致します――
[上官の命で復位を果たす、今の娘にとっては最上であっただろう。
言葉にしたい感謝は山とあったが、声にはならず、
只、柔らかな笑みに、同じく柔らかな微笑と、震えた声で応えた]
……只今、戻りました。
ふふ。
悪戯に擽りのお仕置きをする、こわーいお姉さん、かもしれませんけど。
[ジークムントの紡ぐ言葉が子供達の話に及べば、照れたように困ったように少し笑った。]
……見据えるべきは。
取り戻すべきは、我等が祖国。
そして、何よりも、平和な世。
尽力致します。
軍人として、ひとりの民として。
[翡翠の双眸は上官と同じ方向を見詰める。
遥かなる、愛する地へと]
5万の軍が、一箇所の城門から進入するのは不可能だ
だから、軍をいくつかにわける必要がある
立場上、ジークとシュテラには一軍を任す必要がある
ノーラは新参だから、一軍を任すには足りず
ミハは、そういった事をやりたがらないだろう
本当は、私はソロ特攻のつもりだったが
偶数になっちゃったから、きっちり割れるし
そういう方向にするべきね
その場合、市内側からの侵入は私か
水を使わないのは、勿体無いからな
───…。
ええ、平和な世を。
そして、愛すべき祖国を──彼らのためにも。
[真直ぐに立つ娘の姿が、懐かしく愛しい。
誇り高いその姿は、本来の姿を取り戻して凛として映えていた。
──穏やかな空気が流れる。]
そうだ、グレートヒェン。
卿は暫くの間、城内に居たのでしょう。
城攻めの経路について、意見があれば聞かせて欲しい。
…我らが王城は、硬い城ですからね。
それに、分かればランヴィナス公の幽閉場所も。
噂でも良い。───ご無事であれば良いが。
[恐らくは、未だ存命であろう幼主のことを口にする。
そして名を口にせぬ脳裏に過ぎるは、旧き友の面影。
深い息を落とし、グレートヒェンに断ると自らの天幕へと足を向けた。
ノーラ着任の知らせを部下から受けるのは、それからまた程なくのこと。**]
会戦に向かい、指揮を確認する軍議を開く
ジークに、そう伝言してくれたらいい
立場上、シュテラにも参加してもらう必要があるが
いないのなら、仕方が無い
戻ったら、すぐに来るように言いなさい
兵達には、最後の平和な夜となる
見張りの兵を残し、他の者には自由行動を許す
飲酒も許可するが、戦前だ 明日に残さぬよう注意せよ
軍規を乱す事のないように
民間人に対する暴行や、略奪は一切禁止
破った者は即決裁判の後斬首 これは、戦時も同様だ
疾風に二言があると思うなと、厳しく伝えよ
復唱
よし、行け
そちらの君は、私の騎士団に集合を
そちらは、武器防具の最終チェック
破門用の破城筒は、特に確認しておくように
民間人への食事の配給は、滞る事のないよう
我等が飢えようと、民を飢えさせてはならない
戦士がいくら死のうと、民を死なせてはならない
復唱 よし行け
…――――
ふぅ、こんな事も私の仕事なのでしょうかね
[ようやく、"彼"を見つけたのは、果たして何時頃か。
時間的には、"奴"との話はもう済んでいたのだろう]
シュテラ……此処に居たんだ。
心配掛けさせて。
……よかった。
[ほぅ、と、ようやく安堵の息を吐き、く、と手を掴むが。
普段外には口にしないはずの言葉遣いに戻っている事には、全く気付く兆候すらなかった
その時の彼の手に、何かが握られていれば、大凡、察するか]
……身体は平気?
そろそろ戻らないと。皆心配してるよ?
[普段であれば、この様な女装で、しかも一人で練り歩いていた事へ小言の一つも言ったろうが。心底落ち着いた笑顔で話しかける。
これ以上彼の用も無ければ、手を引きながら、外へと出る。
もう空は紅遠に染まり、太陽と月が、唯一の逢瀬を交わす頃合]
[慌しく伝令に走る兵に敬礼を。
ジークムントの言葉無き意思表示のお陰か、事の仔細を聞く事が出来た。
ミヒャエル――確か、ミヒャエル・リヒトハードと言っただろうか。
解放軍に身を置けば自然耳に入る名、彼もまた主要幹部の一人だった筈だ、手繰る記憶に間違いが無ければ。
城内攻略への意見を求められれば、緩く結んだ手を口元に当て暫く考える。]
逃亡前に、調査をしておくのでした。
今は使われていない通路、新しく使われるようになった通路も――そう多くはないでしょうけれど、無いとも言い切れません。
ええ、勿論気付いた事があればお話します。
[侍女という立場は、自由に動けるようでいてそうではなかった。
しかし、その気になれば最新とまでは行かずとも大まかな城内地図を用意して馳せ参ずることも出来たかも知れぬのに、と思える。
暫し後、天幕に戻る意思を告げられれば、頷いて]
はい、また。
そうそう、リー……もとい、盟主様には近々またお会いする予定がありますので、その時に改めてご挨拶しようと思います。
[こう言えば、先刻の少女の事に思い当たるだろうか。
伝えて下さるという厚意は受けるつもりであったが、せめて仔細を伝える負担は除こうと。
そうして、ジークムントに頭を下げて見送る。使用した食器と天幕を片付けてから子供達の集まる天幕へと足を運ぶ心算。]
[暫くして、公国軍時代からの部下達が集まる
今は、100にも満たぬ人数になった騎士達
皆若く・・・と言っても、私よりは歳上だが
共に、帝国と戦った者達
規律正しくならんだその一団を見 私は、軽く頭をかいた]
皆、戦がもう目前だ
民を守る戦ではない、国を取り戻す戦だ
本当に、ろくでもない事になったものだよ
我等の敗北を、民が挽回しようとしている
同じ戦を、二度と起こしてはならない
不敗の騎士団の、唯一の汚点は雪がねばならない
民兵には、休息を命じた
従って、我等が本日の見張り役だ
誇りを取り戻すチャンスをくれた者達に、礼をしよう
5時間2交代だ、わかったな?
私も、見張りに立つ
騎士団の堂々たる姿で、民を安心させよ
[預かった少女の様子を思い出す。
久方振りの食事だったのだろうか、少女は遠慮がちながらも用意した軽食をお代わりしていた。
向かい側――台越しに彼女の瞳を覗けば、先刻よりも心成しか生気が宿っていた気も、するし。
不安にさせてしまった事を謝って、それから―――]
服が必要なのは、今度は私の方ね。
[侍女服で剣を持つ訳にも行かない。
幾度か探した感触では、物資の中には女性用軽鎧が見当たらなかった。
繊細なレース裾を翻しながら陣内を横切った**]
変な所、一人で行ったりしてないよね?
君もつくづく、変なのに巻き込まれるんだから……
[無論、しっかりと妙な男の娘と居たりしていたが。
その内に、太陽が徐々に遠のいていくが。
だが、もう一つだけ、確認しなければいけない事がある]
シュテラ様。
少しだけ……供に御足労頂いても?
[正門を出てから暫く。
一匹、最後に残されていた馬を留めていた所に戻る頃には、ようやく、口調も平素のそれへと戻っていた。
それにしても、餌の一つも長時間与えられず、この馬には少し可哀相な事をしたか]
/*
重要だった、死亡フラグへの足がかりに関してはプロにしてばっちりな気がするよ!ジークムント様ありがとうです…!
後はポジション意識して、
[>いろいろやろうぜ
―― 都市南部・水門 ――
[辿り着く頃には、既に、城壁の向こうからのざわめきも鳴りを潜めて。
殆ど、薄暗い帳が降りてしまっているが]
ギリギリセーフかな……
少しだけ、お待ちください。
[馬から降りると、おもむろに、目の前の、川と堀を繋ぐ水路に打ち立てられた門を眺める。
――実は、ある意味は最も都合の良い時間だった。
今なら薄暗くて、遠くからは視認できず、しかし、こちらが間近の門を確認するには充分な視界だった]
………………
所々錆びてる。木の部分も苔が目立つ。
腐食具合は、充分――か……
[それきり、興味を失ったかの様に視線を外すと。
近くの、堀の水面を覗き見る。もう大分暗く、目を凝らさないと窺い知れない]
さすがに小さくはないな……
深さからして、二万。
――いや、三万?
……旧市街に土橋は、現実的じゃないか。
[後ろ、川を流れるせせらぎを見遣る。
そして、もう一度堀の水面を見つめて]
確実を期す為には四万……妥当だね
お待たせしました。
季節と言っても夜風は冷えます。早く戻りましょう
[やがて見る物全てを見終わった頃には、帳は完全に降りたか。
幾数分もすれば、直に空を金色が飾り始める。
戻った時、軍師や盟主達に叱られないだろうか、と。
そんな手遅れな事を少し考えながら、馬を走らせた]
―― 水門 → 城塞都市付近 陣営 ――
/*
折角なので水門視察の名目で夜の遠乗りデートを勝手に実行してみたw
ここに来た理由は、水門爆破で旧市街ごと水攻めを考えて。
しかし、最初考えていなかった内陣外周爆破といい。
ミヒャエルがだんだん過激な破壊魔属性に。
良いもん。泥臭い策でシュテラの安全が買えるなら喜んで汚れる子だもん……。
「...は、思わず涙ぐんでしまった]
『ドロシー、ギィ様は君の事が一番好きだよ』
ウサギの人形をぴょこぴょこ動かしながら、腹話術で自分を慰める。
「そうだよね!カンタレラ!」
[...は、くすんくすんと鼻を鳴らす]
『そうだよ!ゾフィアの事をどうとか思ってるわけないじゃないか!ただの人質だよ!』
「そっかー、利用してるだけなんだね」
『そうそう、彼女は義勇軍と色々ご縁があるもん。単なるいいカードさ』
「そうだよね!ギィ様も、女心をもてあそぶなんて、随分悪いねぇ。うふふふふふ」
『恋は盲目だからね!上手く使ってるのさ!』
「そうかー、ギィ様。ぼくだけのものだよね?
・・・うふふふふ。ギィ様、好き好き好き好きすき好き好きすきすきすきすきスキすきスキスキ…。あはははは…」
[...は、壊れた笑顔を浮かべた]
―― 解放軍本陣 ――
[ようやく戻ってきた。
些か身体……実際は精神は疲弊したが、そうも言ってられず。
自分達を探していたのか、それなりに年上の騎士の一人が]
『二人共どこ仲良くほっつきあるいてたんだ?
あー……リーダーがお呼びだ。軍議に備え、戻り次第来るよう』
……わかったよ。
シュテラ様、まずは天幕に。
お召し変えしなければ。
[自分も、よく考えてみたら、靴くらいは変えて置いた方が良いかも知れない。
まだ少し、血生臭いから]
『そういえば、シュテラ殿のその格好はなんでだ?
もしかしてデートの気分でも?』
………………
[そんな後ろからの野次は、小さく黙殺して。
先に、馬も返して置いた。
今のうちに休ませないと。明日からはひどい事になるだろう]
商店の前で、ニヤニヤしていると、人々が何かを話してるのが少し聞こえた。
『ギィの奴、また税金を上げるって話だぜ…まったくあの…』
『しっ、あまり大声で喋っちゃダメだよ。あの浮浪児…あいつらの手のものかもしれないよ!あいつは浮浪児を手なずけて、スパイに使ってるってぐらい知ってるだろう』
[...は、ぼくのほうをチラリと見る]
『…服とか違うだろう?あいつらは赤い服を着てるはず…』
『でも、気をつけたほうがいいよ』
[コソコソと、二人は路地に向かっていく]
てなづけてる…ギィ様がぼくを?
違うよ…好きで一緒にいるんだもん。
それにしても、ギィ様を悪く言うなんて。
どんな事かにもよるけど、公開処刑モノだね。
吊るし上げだね。
ふふふふ。
そういえば、アプサラス様はいらっしゃらないのかしらん
本当は、彼女を拾おうと街にいったんだよなぁ
来るのかな、来るのかな
そうそう、今のうちに言っとこう
私的な意見で、るーがるをどうこうと言う事じゃなく
私はこーゆーのが好きだな、と言う事ね
本来、RP村は村内で起こる事が一番大事だと思うの
村内で恋をしたり、村内で戦ったり
そういうのが、基本だと思うの
だから、過去縁故が強すぎるのはどうかと思う
幼馴染とか、昔の恋人とかいう、いわゆる強縁故ね
起承転結を村内で行なうのではなく
起が、村外で起こってしまっていて、存在しない
その縁故から想像する事を、裏切るような
そういった物語になるのなら、読者に対し真摯だが
十中八九、そう言った事にはならない
最初から好きだった、最後にやっぱり好きだった、じゃ
何がやりたかったのか、わからないよね
書手と読手がいるから、作品なのであり
読手の事を考えない文章は、日記と変わらないと思うの
読者をドキドキさせるような、ログを作りたいよね
─解放軍本陣─
ヴェルナー殿が?
分かりました、すぐに向かいます。
[天幕に戻り、まず報告を受けたのは軍議の件。
報告を受けながら、借りたままの剣を取り外して自らの剣を身につける。
敬礼を返す伝令を行かせ、自らの部下を顧みた。]
グレートヒェン・ヴィーラントへも軍議の話を伝えるよう。
そう、軍務に復位した。
ああ、彼女の装備はまだ整っていないはずだ。
一式整えられるよう、…勿論、馬も。
軍備の者に通達を。任せた。
[手短に状況を伝えれば、部下は一礼して天幕を出て行く。
それでも状況が整うまで、彼女の「侍女」としての服飾が、兵士達に多少の戸惑いは生むのだろう。]
イクセル・ノーラが参陣した…?そうか。
ならば、訪ねてきたらすぐに通すように。
[朗報に破顔する。
いくつかの報告を受けながら自らの服を調え、借りた剣を手に持つ。
やがて天幕を出ると、軍議へと足を向けた。]
ふぁ〜…――― こほん
[見張りと言うのは、重要な仕事だ
しかも、最強の敵と戦う必要がある
その名も「睡魔」
何処の国だろうと、何時の世だろうと
この魔物に勝る物はないだろう
見張りが終わった後は、軍議があり
作戦行動の指揮監督があり
事務仕事があり、目を通す書類も多数あり
私の最強の敵も、同じく睡魔だった
部下から向かう、からかいの言葉は
心地よい物だったのだが]
大丈夫だ、問題ない
─モアネット市街─
『…で、分かったか?警備が厳しくて…』
『東側の、あそこが少し──』
『近くに倉庫が…あの地下が、丁度……』
[喧騒に満ちた街の、そこかしこに影が蠢く。
どうということのない男たちが、雑踏に紛れて時折会話を交わす。
彼らが見上げているのは、内陣の東──塔の対角に、一段低くなった辺り。
丁度城郭の影となるため、日中を通して比較的薄暗い。]
[私の部下は、よく出来た奴等だ
他人の前では、きっちり上官をたて
そうでない時は、同年代の騎士として語らう
共に笑い、共に泣き
時には言い争い、時にはからかいの言葉を吐く
旗は、常に風に靡かねばならない
だが、私はまだ、そうするには若く
時には、息をつく時間が欲しくもなる
そんな私を理解する部下達を、私は大事に思うのだ]
…――――
そろそろ、時間だな よし、交代だ
私は、軍議に行くから 何かあったら報告を
ん? 何を言うか 私に、睡眠時間などないよ
ナポレオンも、3時間しか眠らなかったと言うだろう
私は、彼より才能がないのだから
眠る時間すら、惜しいのさ
[軍議は、無駄に大きな天幕を使用する
騎士の風習と言う奴なのだが、実にバカバカしい
私はいつも、最初に来て、最後に出る
それも、騎士の道と言う物だ]
ん…―――
[流石に、疲労が見える
従騎士も持たぬ身ならば、仕事が多いのは仕方ない]
すまない、何か口に入れる物を
/*
うお、あぶねっ
[軍議の場として、本陣中央にはひとつの天幕が用意されている。
──然程大きいものではない、目立つものでもない。
だがこれこそは、解放軍の中枢をなす場所のひとつだ。]
↑超落としかけていた。wwww
――…っ、なん?! 、こ、こら、ゾフィヤ…!
[伸びてきた手にいきなり脇腹をくすぐられて
思わず素っ頓狂な声をあげる]
や、めないか、こら …!
[恐ろしい攻撃から逃れるべく、身を捩ったりして。
くすぐる手首をつかまえて引き寄せ
指先に軽く口付ける。]
─解放軍本陣─
[軍議の場として、本陣中央にはひとつの天幕が用意されている。
周囲より一回り大きなこれこそが、解放軍の中枢をなす場所のひとつだ。]
ご苦労です。
[警備に立つ騎士が敬礼をするのに、顎を引いて応える。
彼の口から、ミヒャエルとシュテラの帰陣が漸く知れた。]
…そうですか、無事に戻ったと。
ありがとう、安心しました。
[微笑んで礼を述べ、中へと足を踏み入れる。
常の如くに、若き盟主がひとり腰掛けていた。]
──お待たせしました。
[常の如くに、声を掛けて礼をする。]
…、まったく、ゾフィヤには敵わない。
[憮然として視線を逸らし、おとなしく着付けられる。
それから、真面目な顔に戻る彼女に、頷いた。]
………ああ。気をつけてな。
[出て行く彼女の背を見送ってから
ぐったりと椅子に腰をかける。
口元には、苦笑めいた表情を浮かべていた。]
執政官 ギィ が村を出ました。
ああ、ジーク
[一人の兵が持って来た、一片のパンを
そのまま、下げさせる
食事をする時間は、なくなった]
早いな そうだ、先に話をしておこうか
兵力の話だ
[苦笑し、パンを下げさせる様子を見遣る。
今それ以上を口にしても、無駄であろう。]
───…。
[いつもの席に腰を下ろし、若草色の瞳を向ける。
掛けられた言葉の内容に、僅かに眉が上がった。]
兵力が、どうかしましたか?
当前の事だが
5万の兵力を、一箇所に集める事は不可能だ
いくつかの軍団にわける必要があり
我等の城には、進入路が3つしかない
さて、どうしたらいいと思うかな?
14人目、執政官 ギィ が参加しました。
執政官 ギィは、首無騎士 を希望しました(他の人には見えません)。
― 城・自室 ―
[しばし部屋で休息した後、ゆっくりと立ち上がる。
その顔は、冷徹な執政官の顔を取り戻していた。
冷酷な、と評され、血も涙もないと噂される。
自分に対するそんな感情を厭うでもなく
むしろ、助長するように振る舞う。
ごく自然に、そう、振る舞えるようになっていた。]
──…、ヴェルナー殿はいかがお考えですか?
[問いにすぐは答えず、男は笑みを浮かべてみせた。
机上に広がるのはモアネット、今目前にしたかの城塞都市。
盟主からの問い──
というよりは、どこか生徒からの問いを聞くように、
若草色の瞳に内心を見通させぬ微笑みが浮かんだ。
2人きりの時にのみ、見せる表情だ。]
私は、3隊に別つ必要があると思う
敵の正確な兵力はわからないが
五千ほどだと言う、報告を受けた
向こうも、全兵力を一箇所に集中する事は出来ない
理由は、もし一箇所を突破された場合
城までが、無防備になるからだ
ならば、分散した方がよかろうかと思う
5万を三分しようと、1万5千
相手の3倍の兵力は、保つ事が出来る
どうだろう
/*
>時間軸? それはおいしいもの??
しんそこ噴いた。
wwwwwww wwww ww
wwこ、攻撃に 陽の光とか 明るさとか
必要じゃ ねえかな。www
その場のノリを理解した。
…なるほど、悪くない考えです。
[生徒の回答を聞くように、黙って頷く。
そうして、机上の地図を指し示す。
門は3つ、すべて橋で繋がれている図だ。
しかし。]
ですが、それはあくまで橋があれば…そして、平原であればの話。
モアネットの場合、正面から門に押し入れば、大軍とて少数ずつ戦うより他ありません。
───ですから。
[とん。と、水門の位置を指で示した。]
これを使ってはいかがですか。
…なるほど、悪くない考えです。
[教師が生徒の回答を聞くように、黙って頷く。
そうして、机上の地図を指し示す。
門は3つ、すべて橋で繋がれている図だ。
しかし。]
ですが、それはあくまで橋があれば…そして、平原であればの話。
モアネットの場合、正面から門に押し入れば、大軍とて少数ずつ戦うより他ありません。
───ですから。
[とん。と、水門の位置を指で示した。]
これを使ってはいかがですか。
さて。
そろそろ歓迎の準備を仕上げるとするか。
[会議室に顔を出し、いくつか報告を受けて
それぞれに指示を出す。]
――ねずみが入り込んでいる?
そんなものは想定済みだ。
……ああ、だが何人か見つけ出して捕らえておけ。
いくつか聞きたい事もある。
水、か
[水門を叩く、指先を見る
私も、色々な方法は思考した
しかし、私にはそれを行ないたくない理由があったのだ]
まだ街に残った民に…―――
被害は、出ぬだろうか
戦士が戦場に散るは、むしろ本望だろうが
民が戦場に伏すのは、悲しい事だ
[戦場に立った時以外、私は非情に成りきる事が出来ない
そんな性格が、水や炎の使用をためらわせ]
物見に、相手の本陣の位置は押さえさせておけよ。
それと、騎兵500の精兵を選んでおくように。
…なに。少し挨拶に行くだけだ。
[怪訝な表情をする文官に、笑いを返す]
[ヴェルナーの表情を見て取り、くつりと笑う。
そうして、足りていなかった言葉を続けた。]
別に、水攻めをしようというわけではありません。
ここに──…
[つ。と、指先を北に動かす。
水没した旧市街、そのいくつかは既に目にした。]
舟で兵を運ぶのです。
東西から陽動をかけ、各門を攻撃すると見せかけます。
主力は、ここと…こちら。
[とん、とん。と、指を動かしてみせたのは正門と旧市街。
そうして、若草色の瞳を上げた。]
主力に各13000ほど、陽動に各7000
後詰には10000を残せば良いでしょう。
───イクセル・ノーラが参陣したと聞きましたが?
大丈夫です。
会戦早々に、ぶっ放すわけじゃないですから
[存在を主張するかのような声に。
果たして、天幕の中に居た二人は振り返ったか。
カツ、と足を進めて、広げられた地図を見遣る
今は、昨日からずっと着通していた鎧も脱ぎ、極めて簡素で動き易い装いをしている。
無防備ではない。剣さえあれば、案外それで良いのだし]
ごめんなさい。大分遅れましたね
船、か
[思考の範疇であった事だが
旧市街地の地理に明るい者が見つからず
その進路は、取る事が出来そうになかったのだった]
ジーク、旧市街地の道は、わかりますか?
[もし、そこでもたつく事がないなら
最も有効な進路ではあるのだ]
[軍師の指の動きを眼で追ってみる。
やはりというか当然というか。発想は大凡、頭の中で感嘆に組み立ててみた草案とほぼ違わない]
外周から旧市街へと、真っ直ぐに架橋できる地点は……なさそうでしたか?
旧市街の市民は結構な数がまだ、現地に残ってると思います。
堀に架橋できれば、最も安全な退避ルートを確保できると思ったんですけれど
城塞都市としては、欠陥品ですね。
……御陰でこうして、助かってるんですけれども
/*
ところで軍議って、1日目の共鳴ログから開始するもんだと
ものっそい 思ってました…!!!
いいの??こんなに白でネタバラシまくってていいのね?ww
どこまで隠すか、悩む。隠すほどのものがねえ!!
…―――
欠陥品ではないよ、我が祖国は
穴があるなら、侵入者はそこから来る
そこに罠を張る事で、侵入者は皆一網打尽
元々、そういう理由から残る旧市街地だ
だから、地理に明るい者がいなくてはならない
罠、伏兵を、きちんと調査出来る者がだ
基本的な事だろう
[やって来た、守護者を見やる
服装は、変わったようだが]
問題を起こすなと、言ったろう
[微かに香る、乾いた血の香りは
戦士の鼻ならば、すぐに気がつく物だろう]
大体は。
全軍が把握している必要もないのです。
……ただ。
[そうして、ミヒャエルを顧みる。
青年へと向けて、部下の名を告げた。]
──ライルから報告がありました。
今、技師を伴って内陣の検分をさせています。
ローゼンハイム公の"隠れ家"に、幾分"蓄え"がありましたね…。
[そうして、ヴェルナーへと視線を返す。]
旧市街より抜けて、門をまず確保させねばなりません。
内陣近くに、いくつか仕掛けを施します。
これで更に守備兵を分散させるのです。
――……
[盟主の言葉に、チラ、と地図を見遣る。
本気で、公国や帝国が、ただ修繕費をケチって居ただけと。間違いなくそうだ、と思っていたのだが
罠、と言えば聞こえは良いかも知れないが。
しかし、それ以上は何も言わず。
その次に少しばかりの咎めに、思わず視線を逸らす]
……正当防衛です
[そう、濁すように言ったが]
ふむ。架橋ですか。
……、…。ここ辺り、か。
[指で、もっとも堀の狭くなった辺りを叩く。
思案げに俯くと、さらりと銀の髪が揺れて額に掛かった。]
───、陸路から北に兵を待機させましょう。
いざとなれば、突入に使った舟をそこに往復させる。
存外橋より早いかもしれません。
[ミヒャエルの言葉に返し、顔を上げて若い2人の遣り取りに苦笑した。]
ならば、ジーク
ノーラ殿と共に、旧市街地からの進入部隊の担当を
正門の方は…―――
[正当防衛だと言う、守護者を見る
その目は、幾分冷ややかな物だったが]
悪人だろうと、罪人だろうと、民だ
裁判無しに、斬る事はない
罰だ、貴様はシュテラと正門に回れ
本来なら、軍規違反で斬首だ
同じ事は、二度と言わすなよ
陽動は、私がやります
―市街地―
[ぼりぼりと頭をかく。
酒場の客引きは遠い昔にあきらめた。
最初からやっていたかといえばはだはだ疑問ではあるが]
流れも変わってきたな
[いつもいた人が減り、あまりみないもの、まるでみたことないものが増えてきている中、...は解放軍へと逃げる人波に乗るように市街地を歩いている]
[幾分冷やかに咎める視線が痛いものだが、生憎と、そこまで繊細な神経を持って居るわけでもなかった]
了解です。
シュテラ様の傍に居るなら、依存は全くありまんよ。
[これで、"主"を近くで護れない場所へと借り出されよう物なら、それこそ御免だったが。
ともあれ、続く軍師の言葉に、再び地図へと目を遣り]
直廊地帯には、注意した方が良いと思います。
[タシッ、と二本の指を広げ、地図へと指す。
内陣へと至る唯一の道であるその地帯には、全六の門が築かれている]
足場の狭いここは、絶好の火計日和だし。
下手をすると、門を破壊して進入経路を潰すくらいは覚悟しておくべきだと思いますよ。
あちらは、兵の錬度が高いと言っても、数は五千程度。
数ある限りの計略を駆使して、こちらの数を思い切り削りに掛かってくるはずです。
軍師 ジークムント が村を出ました。
グレートヒェン・ヴィーラント・・・?
[頭の中の、名簿をめくる
公国軍出身の女性仕官の名だったか]
まぁ、ジークがそう仰るのならば
信用しましょう
後から、私の所に出頭させてください
将器を見ます
14人目、軍師 ジークムント が参加しました。
軍師 ジークムントは、共鳴者 を希望しました(他の人には見えません)。
ええ。
ここは、敵軍の侵入を阻むために築かれた場所。
直廊では、人数の優位を活かせませんからね。
[頷くことで同意を返す。
そうして、ミヒャエルの顔を見遣った。]
───なるほど。
門を潰す、までは考えなかったが──…、そうですね。
いっそ、東側は内陣へ向けて投石を行っても良いかも知れません。
この距離ならば、ギリギリ届くでしょう。
突入は、混乱に乗じます。
[グレートヒェン……確か、最近合流した、侍女の装いをした。
最も、まだ殆ど馴染みも薄いので、事実を確認した程度だが。
地図に再び眼を見遣り、これまで挙げられた主要な人物の配置を反芻する。
自分達は正門――ある意味一番最初の激戦区だろうが、地形故に殆ど、相手に取っても計略の練りようが無い。
ある意味では、一番安全に攻めれるポジション。
そして盟主自らが陽動。
兵力の少なさはともかく、大将の首級はそれだけで、その存在をより大きく見せる。危険だが、格好の立場。
そして、残る三人が、旧市街周りを担当。
進入経路としては、間違いなく格好ではある。
が。不測の事故が一番起こり易いハズだろう]
(そして、その事故の最も大きな要素が……ココ)
/*
向こうは、計略相談出来ていいなぁ。
こっちも、囁きが始まれば、多分…。
……一人で突っ走りすぎですか、
そうですか。
注意した所で、火計を防止出来ないなら意味はない
そういう時は、対応策をしめす物だ
直廊に火がついたなら、進軍する事が出来ない
兵が死なずとも、な
まぁ、自分の足元に火をつけ
自身を焼くほど、相手も愚かではあるまいが
[守護者の話を、聞きながら
私は、自身の隊に注意を引く方法のみを、思案する
自身の身が危ういのは、何の問題もない
騎士として生きると決まった日から、覚悟した事だ]
相手が火を用いた場合に、対応出来るよう
やはり、水の準備は必要だな
[タシ、と、注意を引く程度に強く、指が水門の地点を叩く]
旧市街の攻略には、水門の確保が絶対条件です。
――直接、水門を見てきてます。
良い具合に脆くなってましたよ。
それなりの量の火薬で爆破したら、間違いなく崩落します。
川から、左右に分かれる堀の片方を、堰で塞ぐと、更に勢いと水嵩は上がります。
多少離れていても、旧市街に直撃したときの被害は甚大だと思います。
――攻撃に使う手もありですけど。
後考えられるのは、典型的な方式に則って。
堀を油で燃やされた時に、一度だけなら消火に使うこともできますね。
……使い所は、お任せしますが。
ここの防備だけに、二千、三千くらいは欲しい所です。
[そう、意外と高い、水門の重要性を確認するように口にするが。
結局の所、それらを決めるのは自分ではない]
むしろ、彼女……グレートヒェン、でしたっけ?
誰かを水門に立てて、確実な防備を図ってもいいくらいだと、思ってます。
もし、誰かが本気で水門を壊しに来たとして。
[そう、例えば――彼女なんかも。
誰か一人、勇猛な者が、たとえ少数でも、ここを強襲したら]
確実に士気を保てない状態では、護り切れない場合もあります。
城門を開くまでに旧市街に水が直撃したら、酷い有様になると思いますよ
…―――
水門は、確かに重要だし
水計の有用性も、十分わかる
ただ、民に被害を出す事は出来ない
水門を開く事があるとしたら
旧市街地の民を、避難させた後だ
我等が力尽きようと
民ある限り、国は滅びぬのだから
[水門を守る者は、どうしたものか
私の騎士団に、兵を率いて守らせるのがよかろうか
ただ、私自身が裸になるのだが…―――
それは、なんの問題もない]
― 塔・地下 ―
[城から出たその足で、今度は塔へと向かった。
地下への階段を下りれば、空気は湿り気を増し
身体にまとわりつくように重くなる。
その一角、公国時代からの重罪人が
捕らえられている区画で足を止める。
そのほとんどが、死罪か、相応の刑を宣告されているものたち。
彼らを牢から出して並ばせ、一人一人を検分した。]
――噂程度は届いているだろう。
今、この街へ解放軍と名乗る連中が押し寄せてきている。
我らが敗退すれば
この街は、再び公国のものとなるな。
[言葉を切って、見せるは毒蛇の微笑]
街は"解放"されるだろう。
だが、貴様等は変わらず檻の中だ。
所詮、貴様等は重罪を犯した身。
清廉高潔で鳴らす解放軍が
お前達を許すはずもなかろうよ。
──…、…。
では、旧市街から狼煙を上げましょう。
確かに、市民を退避させている時──
自軍が上陸しているときに、水で攻められるのはご免ですからね。
合図の後は、いつ爆破しても構わぬように。
[そうして、挙げられた将の名に少し考え込む。]
…、そうですね。
では、陸路の指揮は私の麾下の者に執らせましょう。
グレートヒェンには、水門の警備と遊軍の把握を。
兵数は3000.後詰より配備します。
[何を言い出すのか、とざわめく囚人達の前を
ゆっくりと横切っていく。]
私に手を貸せば、お前達を解放し
たっぷりと報償も取らせよう。
手を貸さないなら――
……生憎、人手が足りなくなるものでな。
この地下牢は完全に閉鎖することになる。
中に、囚人がいようと、まあ、知った事ではないな。
[突きつけられた言葉を理解して、
囚人達が怒りの声を上げ始める。
看守達が鞭を鳴らして制止するが、収まる様子は見えない。
中の一人が鎖を鳴らして、つかみかかろうと突進してきた。
腰を沈め、腕をかわし、剣の柄に手をかける。
鞘走る銀の光。鈍い音。
永遠に肩から上を失った男が囚人達の方に倒れかかり、
仲間達の上に赤い雨を降らせる。]
このまま餓死するか。
解放軍に処刑されるか。
ここで私に殺されるか。
――あるいは、生きて、自由と金を手にするか。
好きな道を選べ。
[おとなしくなった囚人達に言い放って、
彼らの目を見渡す。
やがて、ぽつり、ぽつりと手を挙げる者があり、
程なくして、ほとんどの者が志願の声を上げた。]
よし。
こいつらに湯を使わせて、服をくれてやれ。
[満足げに頷いて、看守達に指示を出す。
自らは後も見ず、地下牢を立ち去った。
しばらくの後――
数十名の囚人達は身なりをととのえられ
秘密裏に東西の袖近くへと移されることとなる。]
― 塔 → 市街地 ―
[コク、と頷いて返す。
恐らく、それが最も良いだろうと思うから。
そして再び、何か思い当たる所はないか、と地図に眼を走らせながら、今日一日見た物すべてを記憶から無造作に引っ張り出す。
緻密に綿密に考える必要はないのだ。
ただ思いついたままを口に出しておけば、後は軍師が纏めてくれるから]
…―――
何を、と?
水門の、防備の事ですよ
たしかに、大事な場所だ
選りすぐった兵をあてるのが、よかろうかと
[そういう風に、誤魔化しておいたのだが
私の性格的に、内容を察する事はあまり難しい事ではない
最も死亡率の高い仕事は、自分がやりたいと思うのだ]
―市街地 北西門手前―
[人の波に乗るようにあるいたところで一度波から外れ眺める。
どうやら出るものに対してはそのままに、入るものにたいしては検問をしいているらしい。とはいえその検問が正確であるか否かといえば否というべきか。
今もまた、傭兵といいながら、傭兵らしさがない者が検問を通って入ってくる。だがそれを見咎めることもなく。ああ、これなら戻るのも簡単だよな。と、また波に乗ったまま外へ出ようとしたところで声がかかる]
「よう、カーク。お前も出るのか?」
ぁ?…お、あんた…不倫がばれて奥さんに殺されたかと思ったぜ
「ぁー、ありゃひでぇめにあったぜ…じゃなくってっ」
[過去の奥さんからの不倫調査のときのターゲット
でもちゃんとあまり人にいえない癖については黙っていてあげたのだからむしろ感謝してほしいものだがそれはともかく]
いや、出るんだったら妹も連れてく…ま、その下見だな。
[一応収容希望者にしておくようにいってはいるが、そんなの無視して出てしまっても構わないのだ。とそこまで説明する必要はないが出るものは関係ないので比較的あっさりと門を潜った]
[まず目に付いたのは、直廊に隣り合う、前庭。
この仕切を無くせたら、大きく城に近づけるのだが]
(――爆破、は無理だろうね。被害も大きいだろうし。
何より、狭い直廊からの進入は各個撃破の良い的。
首を絞めるだけ……)
[ならば、と既に思いついていた、市街地から直接内陣へと乗り込む以上に、更に内陣から城へと揺さぶってはどうか]
(これもダメ。人間の様に内陣まで投石機を這い上がらせるのは難しいし、矢は例え火がついていても効果は薄い。
かと言って市街地から城に投石が届くわけもない)
― 市街地 ―
[執政官自らが、供も連れずに市街地をうろつくなど
平時であっても避けるべきことであり、
ましてや戦時へと移りつつある今は、
危険きわまりない事だろう。
が、たまにそんなふざけたまねをするのも
楽しみであり、息抜きでもあった。
家屋解体工事の現場を覗いたり
民が避難する様子を自分の目で確認したり
解放軍の手の者がどれほど入り込んでいるかを
肌で実感したり。
剣を一本下げただけの軽装で
そんな風に市街地をそぞろ歩いていた。]
[地図に視線を落とすミヒャエルの様子を視界に納めながら、
白々と誤魔化すヴェルナーの声を聞く。
その様子に密かに息を落とし、横に置いてあった剣を手に掴んだ。]
ならば、構いませんが。
──これをお返ししておきます。
ロートシルト卿の分身ですからね。
[ヴェルナーが師と呼び、かつて己が傍らにあったひとの形見。
それを若きリーダーに返しながら、言葉を続ける。]
──…理想を実現したいのなら、生き延びることです。
[死者は何も出来はしない。
ただこうして、物言わぬ形見に思い出を遺すだけなのだ。]
あとは……。
[地図を見下ろし、思案する。
内陣に逃げ込んでいるのは、市民たち。
彼らの呼応を得られれば、更に事は楽に進むのだろうが。
脳裏に、赤毛の男の面影が過ぎる。]
ギィのことだ、抜かりはなかろうな。
[ぽつ。と、落ちるのは旧友の名。]
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