情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
美しく月の昇る晩、君は自らの本当の姿を知った。
智恵を絞り、活路を開く勇気。
人狼を見抜き、妖異を滅ぼす力。
死者の声を現世に届ける異能。
頼りなく怯える人々を守る技。
互いの正体を知覚し合う絆。
自らの胸を裂いても仕うるべき主。
赤く染まる牙――長い咆哮。
さぁ、どうする?
まずは何から始めよう?
どうやらこの中には、村人が1名、共有者が2名、聖痕者が1名、呪狼が1名、夜兎が1名、賢者が1名、霊媒師が1名、魔術師が1名、洗礼者が1名、狙撃手が1名、瘴狼が1名、夢魔が1名、死神が1名いるようだ。
薔薇園芸家 ローゼンハイムが「時間を進める」を選択しました
裁き見届ける者 ディークは、黒竜の御魂 ウェルシュ と 白竜の守護者 タイガ を能力(刈る)の対象に選びました。
絆手繰るもの ツヴィンガーは、黒竜の御魂 ウェルシュ を能力(手繰る)の対象に選びました。
/*
シスメぺたぺた
裁き見届ける者 ディークは、黒竜の御魂 ウェルシュ と 白竜の守護者 タイガ を能力(刈る)の対象に選びました。
デフォはアデルとシェイという魔術師賢者コンビでした。
黒竜の使徒 アデルは、白竜の守護者 タイガ を能力(占う)の対象に選びました。
村の更新日が延長されました。
黒竜の御魂 ウェルシュは、光の神子 ツィスカ を能力(支配)の対象に選びました。
白竜の右目 シェイは、白竜の守護者 タイガ を能力(占う)の対象に選びました。
/*
さて。
きました、よ……!
しかしあれだ、自分からやる、と言っておいてあれなんだが。
毎度毎度、赤窓見ると一瞬、きゃう、となる……。
ちなみに、支配のデフォはアデルでした。
……惜しい、一列ずれてた。
― 船内食堂 ―
ええ、少しだけ。
その刀を見た時とも似たものを感じた気がしたんだけど……。
[促し>>0:510に解されて席に向かい、近くで刀をまじまじと見てから、結局は首を振った]
あらっ、ありがとう。
[シメオン>>0:512が立ち上がったのには、それこそ邪魔をしたかと少し慌てたが、何か用事があるならと礼を言って]
っきゃ!
[ウルズ>>0:518にも頭を下げつつ、座ろうとしたその矢先。
突き上げるような揺れにバランスを崩し、椅子の背もたれにしがみ付いた]
― →船内 ―
[甲板から船内へと移動しながら。
カークの言葉に、鼻先に指を突きつける。]
そうそれだ!!
ロシェルってウルズの事だろ?
なんなの
親しげだけど
一体どういう関係なの??
[じと目だ。本人はとても真剣である。
船が大きく揺れたのは、カークから答えを聞く前か、後か。]
/*
ツィスカいなかtt
wwwwwwwwww[草原略]
護衛らしく難破後、海で確保したとかやりたかったりしたけど。
どうやって時を進めよう(
― 船内・廊下 ―
[だれ、と。
投げた問いに答えは返らない。
代わりにとでも言えばいいのか、齎されたのは、一際強い衝撃と揺れ。
バランスが崩れ、壁に手をついて転ぶのは免れた]
……っ!?
なに、これっ……!
ツィスカ、大丈夫っ!?
[呼びかけに、答えはあったか。
あろうとなかろうと、無意識伸ばした手は傍らの少女を支えようと試みる。
愛剣が、いつからか鈴を振るような音を鳴らしていた事にも気づく余地はない]
― 船内食堂(えらいこっちゃになる直前) ―
本当に何かとりついてるのか?
[アリーセ>>1の言葉を聞いても、不可解だが、彼女が感じるものを自分はさほど感じない。
長くもちすぎたせいか、アリーセが特別鋭いかはその時はわからなかったし、それどころでもなくなったともいう]
─ 調査団主船・船内 ─
ね、ルト。
僕は大丈夫だからルトこそちゃんと拭い─…
うわあ!?
[まずは頭を拭かないとという幼馴染>>0:508を見上げたところで、視界が大きく動いた。
否、動いたのは船自体。
その揺れに小さな身体が耐えられるはずもなく、咄嗟に近くの幼馴染へと頼る手を伸ばした。]
[鈴を思わせる音色は、少しずつ、その音域を上げてゆく。
響く音が心地よく響くか、不吉なものと響くか。
それは、聞く者次第──聞く者の内に流れる血脈次第。
目覚めようとするものに近しきものには、それは妙なる音色とも響こうが。
相反するものにとってのそれは、不協和音とも取れるもの。
そしてその音の響きに伴い、嵐はその勢いを強めて。
それが導くのは──全てを飲み込む海の猛威]
─ 甲板 ─
[>>0:499まぁねぇ、とまだ余裕のある様子を見ればこちらもにこりと笑って返す。フレデリカの事は任せなくても任されるだろうから、あえて言いはしなかった。
>>0:500案じるような言葉には苦笑する。]
部下に言われるようじゃ世話無いわよ。
ん、5時方面ね、ありがと。
[とは言うものの、くしゃみをした後は、ちょっと眉も下がったか。リネン室については承知しているかのように、額を拭う手を止めひらりと振っておいた。
シェイについての了承をしっかり確認すると、二人の敬礼を背に、後は雨の中甲板へと出て行くだけだった。]
― 船内食堂 ―
[予兆は、いくらでもあり、嫌な暇つぶしの時間をくれたらしいと舌打ちする
島に訪れる少し前に現れた嵐はその猛威を如何なく発揮して、船を破壊する]
イリス!!
[厨房のほうへといったイリスに、この揺れでも尚平気で動ける
軋み割る床板を跳躍して最短で渡ると]
こっち!手!伸ばせ!
[いつになく真剣な声で呼び掛けその手を掴んだ]
―そして波に揺れる船内:回想―
うーそーだーろー!
だー!やめろー!吐く!吐いちゃう!
[後少しで島に着きそうだというのに、船は黒い波に完全に遊ばれ。口元を抑えながら男は叫ぶ。ぐらり、ぐらり。
気分が悪くなったせいか、頭痛までしだして、こめかみを手のひらで忌々しげに抑えた。]
[直接の雇用主であり、誰の手を取るかでいえば、素直に選んだ先の手をつかんだ]
こりゃ、どう考えても沈むな。
[余計な希望もなく事実をあっさりといいながらも、熱探知できるイリスが海に落ちた時というのはいい想像がほとんどできないのを改めて考えたりして]
手、はなすなよ。
[さりとてプランがあるわけでもないが、慌てさせないようにとさせながら、更に傾き、船内が剥き出しになってく様をみつめていて―――]
― 船内・廊下 ―
[まるで警告するように光る魔導書を呆然と見つめながら、その場に立ち尽くす。
次第に揺れが酷くなり、壁に手をつかないと立っていれらない。
呆然としていた頭を振って、覚醒させると壁伝いに歩き始める。
食堂にはタイガがいるはず。
もしかしたら他にも人がいるかもしれず、対策があるのならそれを。
なくとも皆の無事を確認したかった。]
…拙いんじゃないか、これは。
[それなりに大きいとはいえ、歩き慣れた廊下はそれほど長いはずもなく。
なのに食堂まで移動する事もままならない。]
――――っ!!
[ガラスの割れる音が響き、驚いてそちらを見ると割れた窓から勢い良く海水が侵入してくるのが見えた。]
"Dieu"
"Nous cherchons refuge auprès"
[咄嗟に唱えたのは強化の呪文。
どれ程の効果があるのかは分からない。
濁流が目の前に迫り、覚悟を決めてきつく目を閉じる。
冷たい海水に身を攫われ、息苦しさに死を覚悟した所で記憶は途切れる事になる*]
― 船内・食堂 ―
[ディークが去った後に聞こえた舌打ち>>0:503。
何を意図しているかが分からず、何度か瞳を瞬かせた。
彼女の胸中を覗き見ることなんて出来ないために。
追加の飲み物について>>0:511は、「いえ、大丈夫です」と辞して。
かけた言葉に返された言葉が出揃うのを待つ]
家族…ですか。
無条件で支え合う相手、と言うことなんですね。
…必要ない、と言うことは無いと思いますけどね?
人は皆自立は必要ですが、支え合うことも必要です。
貴女はシメオンさんの姉のような存在だとディークさんから窺っています。
手を取って支えるだけでなく、心を支えることも出来ると、私は思いますが。
[それは自身の経験から来るもの。
タイガ自身、兄弟のようなアデルや従兄であるツヴィンガーが心の支えになっている]
[そんな返答をした後、増えたアリーセや他の者達にも挨拶をして。
他愛も無い話を続けることとなろうか。
しかしその間にも揺れが大きくなり、何かが倒れたり落ちる音も増え。
立つのも困難になる揺れが増えてくる]
おいっ…これマジでヤバいんじゃ…!
[慌てて立ち上がり、揺れの少ない時を見計らって食堂から廊下へと飛び出す。
大丈夫だろうかと頭を掠める顔は多々あれど、真っ先に浮かんだのは]
っ、フランツィスカさん!!
[護るべきその姿を探し、名を呼びながら廊下を彷徨う]
…っぁ…!
なん、だ、この、音……!
[耳を劈くような不協和音>>8に、壁に左手を突き、右手で右側頭部を押さえる。
不快なその音で動きを制限されている間に、形無き海の牙が船を襲っていた*]
……………あ。
そう、だ……あの時も、確か……海が荒れて……
………あの時?
[頭を抑えながら、荒ぶる海を見つめる。
無意識に発した自らの言葉に、戸惑った。
鈴の音が、奇妙な旋律を奏でている。]
だいじょうぶですか…ゎっ
[カウンター越に声をかけたところで、また船の横腹を叩く大きな波に船体が揺れ、カウンターに手をつく。
>>8 不意に、ノイズともとれるような、奇妙な音が聞こえ、一瞬周囲の音が聞こえなくなる。]
……?
[>>10 呆けていたのはほんの一瞬。いつになく切迫した呼び声に、考えるよりも先に咄嗟に手を伸ばしていた。
引き寄せられる頃には、船体が自然の驚異によって軋み悲鳴をあげていく音が食堂を満たす。]
沈む…?!
は、はい。 あ、あの、ロシェ姉様は…
[皆、自分のことで精いっぱいの状況。
答えを得られる前に、ディークは自分たちの安全を確保するために最善の行動をとっただろう。>>12>>13]
[次に感じたのは、抱き締められるようにして、手をしっかりと握ったまま落下する感覚。
強い雨に打たれたのは一瞬、咄嗟に息を吸い込むのと、昏い、昏い海へと落ちるのは、ほとんど同時―――]
『モーントリヒト』……え、なに、これっ……!
って……!
[音域が上がる事でようやく気づいた、鈴の如き音色は美しく響いていたけれど。
それが導いたのは、鋭き波の牙。
それでも、ツィスカを護ろうとしたのは──内に抱える本能と想い、双方の作用によるもの。
冷たい水に飲まれた意識は、深い淵へと堕ちて。
その淵の中で──ゆめを、みた]
い、や、だ………
死…………
[凍りついたように。
瞬き一つ出来ず、島から目を離せずにいたが]
…………!!!
[その時、船が大きく揺れた。
迂闊なことに、手すりに掴まることも忘れていた。
たたらを踏み、体勢を立て直す事が出来ず。
そのまま男は、荒れる海へと―――]
─ 甲板 ─
…はぁ。やっぱりこれは、アレよね。
歓迎してるって方で正解よね…。
[雷雨と横凪の風の中、帽子を脇に挟んで溜息一つ。
一応外を見ては回ったが、水夫が忙しく働いている以外は目に付く何かは見当たらない。
船の事に関しては専門職に任せて手を出す事はせず、諦めたように自分もまた船内へ戻るべく足を向けたが。]
― 嵐の中の甲板にて ―
[流石に浮遊はせず、地に足をついたまま。
暗雲を見据え。]
゛====゛
[唱えるのは゛詠唱゛。
それは、言葉ではなく風の音のようである。]
=―――=!!
[]
―嵐の翌朝 スマラクト島 海岸 ―
どんだけ運がいいんだ?
[泳ぎは出来たが抵抗むなしく流された先にて、日差しのまぶしさに目をあけての最初の一声が無事だったことに対するものではなくむしろ呆れ。ここまでくると運とかではなく運命だとか必然だとかいいたくなってきながら、濡れ鼠になった身を起こす。]
おい、イリス…イリス?
[気を失っているイリスへと呼びかけ、呼吸の確認などをする。
尚、...は知らないが、スマラクト島の{2}(1.2 北部 3.4西部 5.6東部)に流れたらしい]
― 船内 ―
[フレデリカへ手際良くタオルを投げ渡し、自分はといえば適当に肩にタオルを掛ける。途中、食堂や談話室から届く談笑の声に耳を傾けたりしながら、早足で船内を抜け、指示通り万一の場合に備えた準備に取り掛かろうとしていた。]
…ツヴィンガーさんにも念を押されたんだろ?
お前の実力が足りないとか、そういう意味じゃあないよ。
あの人は、部下を大事にする人だからな。
[僅かに引っ掛かった、足を引っ張る訳には行かない、という言葉。>>501
うっかりすると漏れてしまう素の言葉遣いといい、先刻自分に向けたへにゃりとした笑みといい、まだ何処かふわふわして頼りないと思える面は否定しないが、それは恐らく幼い頃からフレデリカを見てきた故の想いだろう。不変であることに安堵し、また、不変への焦燥を抱く。それもまた。]
[ボートの位置を確認しながら、ふと視線をフレデリカへと向けた。]
――ああ、そうだ。
配属が決まった頃、お守りやったろう。
あれ、持ってきてるか?
もしも、あるなら…近くに置いておけよ。念の為、だ。
[数年前フェルディナンド家を訪れた時、王国兵になりたてのフレデリカに、お祝いと称して渡したものがある。取り立てて価値の高いもののようには見えぬ、淡青の石に紐を通した簡単な装飾品。「もしかしたら力になるかも知れない、なれないかも知れない。」と、冗談のような言葉と共に。
以後、特にそれについて触れることはなかったのだが……何となく、口にしておいた方が良いような気がしたのだ。]
慣れてる。
[此方を気遣うような言葉>>6には少し微笑む。
男の髪など、放っておけば勝手に乾くものだとでも言いたげに、タオルを適当に剥がして放って。]
―――っ!?
[その時、ぐらりと船体が傾いた。
今までの比ではない規模の縦揺れ。
咄嗟にボートを海に放ち、それから]
― 嵐の中の甲板にて ―
[流石に浮遊はせず、地に足をついたまま。
暗雲を見据え。]
゛====゛
[唱えるのは゛詠唱゛。
それは、言葉ではなく風の音のようである。]
=―――=!!
[今の術で、少なくとも船の周りの風はやむはずだった。
だったのに。
暗雲が連れて来る嵐は一瞬たりとも止まる事はなく。]
――――っ!? 嘘だろ?!!
支えて貰ってばかり、の気がするんです……なんて言葉を言ったら、甘えになりますね。
[誰にとは言わないで。
目の前の人を一瞬、上目使いに見る。
心を支える。
そんな言葉が応援にも聞こえてしまったから]
ありがとう。
[ゆるりと頭を振ると礼を告げた]
ՂՅՆՇՈՉՊՃՄՋՀՁՌ―――!
[せめてもの防護壁と浮力の強化を図る。周囲と小船とに施そうと試みたが、それが如何ほどの効果を生んだものかは分からない。何か見えざる手に魔力を乱されているかのような気さえする。
―――伸ばされた手を強く握った。>>6>>8]
くっ…
くそおおおお…!!
[ダッと、駆け。
とん とん とん、と、とるリズムは、浮遊の合図。
何が出来る訳でもないけれど。
今度は上から船を覆うような]
[魔法解析そのものは本職でない。ただ、人一倍興味を持っているが故の勘働きというものは確かにあった。
ディーク>>5の疑問に小首を傾げ、けれどそれ以上は説明する暇もなかった。
島から渡ってくる時は嵐になんか遭わなかった。
その後、長い航海に出た経験もない。
どうしたら良いか分からず、誰かの後に着いていった先で。
美しくも不安になる、不思議な音色>>8を、聞いた]
― 甲板 ―
[入ろうとした瞬間飛び出してくる影一つ。
寸出でかわしたが、何事かと視線をやって目を向いた。]
なっ!? あっ…… の、
[こんな時に――いやこんな時こそか。
シェイが>>33空に向かって何事かを呟いてるのを見て取ると、慌てて近付き襟首を掴む。]
こんの お馬鹿っ!
こんな時に出てきて何やってんの?
アンタじゃコレは止められないのよ!
早く戻ってボート にっ
[と言いかけた時に、高波が一つ視界に飛び込んできた。]
― 遠い時の一幕 ―
[事の発端は、今現在、『愛剣』として傍におく一振りの剣。
大切にしまわれていたそれに偶然、触れる機会を得て。
それが『自分と共にあるべきもの』と認識した直後に──いつになく鋭い、養父の制止の声を聞いた。
触れてはならぬ、と。
鬼気迫る養父の様子に感じたのは戸惑い。
それまでにも蓄積されていたもの──何故、黒竜と白竜に触れてはならぬのか、という疑問もあり、何故、と問うた。
けれど、答えはなかった。
常の穏やかさからは想像もつかないような険しさに幼心に恐怖を覚えて。
縋るように、銀の剣を掻き抱いた事──それが、『契機』となり。
ほんの僅かな刹那、眠れるものが、目覚めた]
……『我』を目覚めさせつつ、何故、『我』の解放を阻む、人の子。
[嘲りを含んで養父に問う声は、自分のもののようで、違うようで]
『我』の目覚めは貴様によってなされた。
……その意は、知れよう?
[それに、養父がなんと答えていたのかは、はっきり聞こえなかった。
ただ。
『自分』が、このままでは、養父を殺してしまう、と。
それだけは、はっきりとわかったから。
だから、このままではダメだ、と。
そう、思ったから。
とにかく、危険な事をしようとしている『力』──光の魔力を、どこかにやってしまおうと。
それだけを、考えていて──それは、魔力暴走という形で果たされて]
― 甲板 ―
[入ろうとした瞬間飛び出してくる影一つ。
寸出でかわしたが、何事かと視線をやって目を向いた。]
なっ!? あっ…… の、
[こんな時に――いやこんな時こそか。
シェイが>>33空に向かって何事かを呟いてるのを見て取ると、慌てて近付き襟首を掴む。]
こんの お馬鹿っ!
こんな時に出てきて何やってんの?
アンタじゃコレは止められないのよ!
早く戻ってボート にっ
[と言いかけた時に、高波が一つ視界に飛び込んできた。]
― 食堂だったところで ―
グレンデール!
[それは叱咤のような祈りで。
それは願うような魔術で。
イリスの元にはディークが駆けていくのが見えた。
あと、自分が守らなければならないのは]
――沈むな!
[叫ぶ声。荒れる海に砕かれる船が、僅かでも長く沈まぬようにと、その間に沈む船から離れることが出来るようにと、展開する魔力*]
―嵐の翌朝 スマラクト島 海岸 ―
[咄嗟に海に飛び込んだために、補助魔法を唱える余裕など微塵もなかった。
海に落ちて、暫くは呼吸を止めたり、息継ぎを頑張ってはみたものの、昏い水に飲みこまれて、やがて随分水を飲んだ。
>>28 声掛けにもすぐには反応が返らず、ぐったりとしていた。]
― 漂う海の中 ―
[不思議と息苦しさを感じない。
ぼんやりと目を開ければとても静かで穏やかな水の世界が広がっている。
美しい音色が耳を打ち。
半ば夢見心地でそれに聞き惚れる。]
……そうか。
[ウェルシュの側にいれば感じる焦燥感。
何か大事な事を忘れているようで。
何故だろうとずっと疑問だった。]
[これは誰の記憶だろう。
美しい黒き竜と、それを信仰する人。
思い出した。
私は目覚めさせなければならない。
黎明の黒竜シュトラール、私の主。]
― 島のどこか ―
[目を開けると静かな水の中ではなく、浜辺だった。
濡れて重い身体をゆっくりと起こし、自身の身体を見下ろし。
咄嗟に掛けた魔法のおかげだろうか、大きな怪我はない。
懐に手を入れて魔導書の存在を確認して、そこでやっと安堵の息を洩らした。
夢を見た。
自身に刻まれた記憶を見た。
目覚めは本望のはず、なのにそれを拒むように何度も警鐘を鳴らしていたのは。]
…私はどうして。
[他ならぬ自分自身だと、気づいてしまった。]
これ……?
[気を取られていたら、身体を掬われた。
風にか、波にか。それも覚えていない]
――!!
[浮遊感に気付いた次の瞬間には、何かに打ち付けられたような衝撃と共に、全ての感覚が混然となった。
泳ぐ事も侭ならないまま、身体は波間へと飲まれて*]
― スマラクト島 北部の海岸 ―
…おい、イリス?
お前もまだ、死ぬ運命じゃねーよ。
[目を覚まさずぐったりしているイリス>>41をみて、特に戸惑いもなく人工呼吸を選択して、口を合せ空気を送り込む。
周囲にも同じように流れ着いたものがいるかもしれないが、どう見えたかは知ったことではない。]
/*
取り敢えずぼっちなのは寂しいので誰かと合流したい。
ここは黒竜陣営の誰かがいいのかな。
取り敢えず様子見しようかな。
― 海の中 ―
[抉られた壁と共に外へと投げ出され、タイガは意識を失った]
[不協和音はいつまで続いていたか。
海を漂う最中、それを遮るかのようにブレスレットの天眼石が鈍く光る。
まるで目覚めろと言うかのように]
[それと共に、意識を失っている間に誰かが呼びかけていた気がしたけれど。
その言葉が意識に残ることは無かった]
― スマラクト島・西部の砂浜 ―
[眼が覚めたのは陽が既に昇った後のこと。
タイガは見知らぬ浜辺で倒れていた]
───……こ こ は ?
[流れ着いた場所は島の西側だったが、それを認識するには未だ至らない]
っ、つ……。
くそ……脇腹打った……。
[身体を起こした直後、左の脇腹に痛みが走った。
どうやら投げ出された時に壁の破片が勢い良くぶつかったらしい]
ああ、そうだ…船が嵐に巻き込まれて、それで───。
皆はっ…!!
[遭ったことを思い出し、他の者は無事かと周囲を見回す。
自分のように流れ着いている者が居るかも知れないと考えての行動。
その一瞬だけは、脇腹の痛みも感じなくなっていた]
― 暗い海の中 ―
[ごぼごぼと、泡を吐き出しながら、波に飲まれていく。
―――嗚呼。
自分は“あの時”もこんな風に、波にさらわれて。
苦しくて苦しくて。
…そして、消えゆく意識の中で、不思議な光を見た。
光が自分を包んだ所で意識は消え、次に気がついた時には
陸地へと打ち上げられていた。
助かる代償は、それまでの自分を差し出す事だったのだろうか?海の泡となって消えた記憶。]
――――ゴボッ、
[……海中なのに、誰かの声を、聞いた。
否、自分はこの声の主を、知っている。]
─ 調査団主船・船内 ─
…うん。
[リヒャルト>>29から渡されたタオルで髪を拭きながら、足早に船内を歩く。
かけられた言葉に幼馴染らしい気遣いが込められているのに気付けば、こくりと頷いた。
初めて会った時から変わらず、大好きだからこそ変わらない自分に対して彼が何を思っているかには、気づけないけれど。]
/*
←早々に怪我をする馬鹿
打撲隠して、キリングされる原因の1つにするとかね!
最初流血しようと思ったが、海の中でそれだと死ぬる。
─ 調査団主船・船内 ─
お守り?
うん、持ってるよ。
[ふと、視線と共に向けられた問い>>31には頷きの後、胸元に置いた手。
その手の下に、その青は在る。
幼馴染からもらった、大切で、なくしたくないものだから。
貰ったときからずっと、首飾りのようにして肌身離さず付けていた。]
(ああ、そうか。俺は……俺は……)
[“あの時”と同じように、自身を守護するかのような光に包まれる。息苦しさがふっと軽くなるが、意識は既に消えかけだった。
海に落とした記憶。それを今、拾いあげる…]
─ 調査団主船・船内 ─
[最も父親からもらった大切なものはその長さのせいで船室に置きっぱなしではあるのだが。
しかも大きい鞄を括りつけてあったりして、ちょっと父親には見せられない状態になってたりするのだが。]
そんなの当てにならないじゃない。
慣れてたって風邪引くときは引くんだからね。
[適当な幼馴染の返答>>32に頬を膨らませて、彼の放ったタオルを拾おうとして。
けれど、船が大きく傾いた為それは叶わなかった。]
くっ…
くそおおおお…!!
[ダッと、駆け。
とん とん とん、と、とるリズムは、浮遊の合図。
けれどそれは途中でとめられた。
むんずと襟首を掴まれるとバッと見上げる。]
ツヴィンガー!?
でも!だって!!
[早く―――その言葉を聞き終える前に。]
っ!!
[襲ってきた高波に、思わず目をつむった。]
[―――漂っていた。
彼岸と現の、間を。
それは、白竜が己が一族に与えた力が干渉すると言われる場所
どこでもあって、どこでもないその場所を、遠くに臨み。
遥か昔に死した始祖の名を継ぐと同時、己を埋めた自身にたった一つ残された存在意義。
そんな思考も、>>47吹き込まれた生命の息吹に急激に現へと引き戻される。
大きく肺が膨らむと同時、激しく咳き込んで水を吐いた]
かはっ、けほっ、くぅ…はっ…
[身体を横向け、一頻り咳き込みが止まると、薄らを飾り物の目を開いた。]
はぁ…はぁ…、……ディーク…?
[其の場にいる人を確認するように、手を延べる]
[暴走という形で魔力を放出した負荷で意識が失われている間に、成されたのは記憶操作と封印。
眠れるものが──『黎明の黒竜』の『御魂』たる本質が目覚めぬように、と。
ただ、養父としても色々と、複雑なものがあったのだろう。
しばしその手元から離され、制御の修行、という名目で魔導院へと入れられた。
記憶は閉ざされたものの、暴走の一件は傷を残していて。
その影響から、他者との接触に恐怖を覚えるようになっていた──のだけれど]
― 回想:幼い頃の記憶 ―
……え?
[笑みと共に向けられた問いかけ>>0:466は、酷く唐突なものに思えた。
上手く言葉が出てこなくて、最初はぽかん、として。
今思えば、間抜けといえる表情だったかも知れない]
[それでも、話しかけてきた少女から感じる力は安心できるもので。
だから──笑えた。
多分にぎこちなくはあったけれど、暴走事件から凍てついていた笑みを浮かべて]
……ウェルシュ。
[小さな声で、名を告げた。
その時はまだ、反する想いを抱える事も、目覚めの後に引き起こす事も知らなかったから。*]
─ 調査団主船・船内 ─
ルト……!!!
[体勢を保てない程の揺れ、めきめきと船の壊れる音が冷静さを奪う。
ボートの放たれた音、幼馴染の詠唱する声>>35に反応する余裕もなく。
鈴に似たような音>>8にも、気付けなかった。
ただ、伸ばした手を強く握ってくれた温もりはいつものそれで。
こんな時でも、安心できるもの*だった。*]
[人工呼吸を続けながらも、
海へと投げ出される直前に聞こえた妙に頭に残る心地よいとも不快ともいえない鈴の音色がなぜか頭の中にいでるが]
目覚めたか?イリス
[目覚めた雇用主に思考を追いやる。
確認するように手を延べるのに触れさせたいように触れさせながら、海に落下したときにずれたのか、隠されるようになった紅玉の瞳を見つめ返して]
体、起こせるか?
[聞きながら海水を服がふくんでいるために、重たくなった体を起き上がらせ立ち上がると、必要ならば手を差し伸べた]
― スマラクト島・海岸 ―
[冥き淵に堕ちた意識は、ゆめという形で過去を彷徨い。
やがて、感じた薄明かりに緩く目覚める]
ん…………ここ、は。
[目覚めはどこかぼんやりと。
数度瞬き、視界をはっきりさせて。
そこがどこかの浜辺と認識すると、ゆっくりと身体を起こした]
何が、あって……俺は…………。
[波に浚われて。
ゆめを見ていて。
何かを聞いて。
順序ばらばらな記憶は、しばし混乱を呼ぶ]
…………。
忘れて、いたかった、のか?
[どこからか、聞こえていた声>>*1を思い返して、呟く]
……けれど、思い出したなら、後は進むだけ。
『我』は、ただ、『我』の成す事を……。
その、ため、にも…………。
― スマラクト島・西部海岸 ―
[見回した先で先ず眼に入ったのは、見覚えのある布袋。
自分が持って来た、船室に置いてあったはずの荷物だった]
運が良い──のかな。
命を拾って、荷物まで無事………じゃねぇや。
[布袋なのが災いしたか、中に入れていた文献の写しは濡れて読めないものとなっていた]
──…荷物よりも人だって。
島まであと幾日、ってとこで難破したんだから…。
ここがスマラクト島って考えるのが妥当か。
…他の皆も流れ着いてたら良いんだが。
[文献は利用不可になったが、その他の物は乾かせば使えそうだったので荷物を拾い上げて。
少し休んでから、左手を脇腹に当てながら砂浜を彷徨う]
小さな集落はあるって言うし、そっちに向かっておくのも手、か?
[けれど他の人の安否は気になって。
集落へ向かうのは後回しとなっていた]
……『力』を。
白き黄昏によりて封じられしものを。
取り戻さなくては。
[『白き闇』に奪われた『光』。
『黒き光』が何よりも強く欲するもの]
―翌朝:スマラクト島 北部の海岸 ―
………う。
[次に目を覚ました時。
男は、浜辺に大の字になって寝ていた。
体を起こし、ふるりと頭を振る。海水がべたついて気持ちが悪い。]
……………あー。
……………あーあ。
[片手で、額を抑えるようにして顔を覆った。
表情が隠れる。大きく、息を吐いた。]
[人工呼吸を受けたことは、全く気付いていない。
手で探るのは、周囲を認識する知覚が混乱していることを表していた。
水の中、というのは。空気よりは格段に密度が高い。
水中での知覚を訓練していれば話は別なのだろうが、そんなことをしているはずもなく、一面の闇に溺れるような恐怖を味わった。
一頻りディークの顔をひたひたと確認して、知ったものであることに安堵し、それから周囲に注意を向けてひとつひとつ、異常がないことを確認して、漸くひとつ息をついて胸をなでおろした。]
……はい…、どうにか。
助けてくださって、ありがとうございます。
[上体を起こした後は、伸べられる手を素直に受け取り、立ち上がる。
ローブが湿気を含んで重い。
外れて、幸いにも肩口に絡んでいた眼帯を手にしながら]
…服、乾かさないと風邪ひいてしまいますね。
[眼帯を絞りながら、何はともあれそうつぶやいた]
― スマラクト島・東の海岸 ―
[頭痛がする。
喉も酷く乾いていて、痛みがあった。
現在いる場所が島のどの辺りなのかは分からない。
取り敢えずここで座っていてもどうしようもない事は確かで。
怪我はなくとも倦怠感と痛みを引き摺って、その場を移動する事に決めた。]
…誰か、いないのか?
[掠れた声でそう呼びかける。
反応があればそちらへと向かうだろう**]
………声、聞こえるし。
夢じゃねーよなあ。
[失われていた記憶と、使い方を忘れていた力。
『黒い光』の眷属と交わされる囁きの声。]
……っつ……。
[不意に感じたのは、頭痛めいたもの。
自分の中で、何かがぐらつくような感覚。
それを振り払うように、強く頭を振って]
……ツィスカ、は。
[探すのは、波に飲まれる直前に手を伸ばした少女。
幸いにというか、意識を失いながらも、手は離さずに済んでいたらしい。
その事には一先ず安堵、するものの]
……ここ。
どこ、なんだろう。
[スマラクト島なのは、わかるのだが。
どの辺りなのかの把握には、まだ到っていなかった]
他の、皆、は……?
[自分の顔を確認までするのに、余程怖かったのだろうのか、普段ならばこうまで触れずとも自分を見分けられるイリスを手を引いて起き上がらせたところで手を離し。]
こっちはもっと前に命拾われてるんだ。当たり前だろう。
他にも色々あるが、服乾かすのも大事だな。頼めるか?
[礼の言葉には僅かに笑みを浮かべながらも当たり前だと答え、服については、火を扱うイリスに頼めるか確認をした]
それでここがどこか。ってのと他のやつらがどうなってるかってのがな。
このへんで島っていったら目的地しかなかったはずだから、おそらくスマラクトなんだろ。孤島スマラクト。なんて呼び名があるぐらいだしな。
んで、後は俺らみたいに流れ着いたやつがいたらいいわけだが…一人いたな。
[そうでないものがどうなったかはわからないが、と探すようにしたところで、ちょうど、カーク>>72と視線が合った。だがこちらはいつから見られていたのかは知らない]
[波に飲まれ、咄嗟に縁を掴んだが叶う筈もない。
シェイにしがみつかれたのもあってか動きは鈍く、それでも何とか海面に顔だけ出した。]
シェイ、ちょっとシェイ!
起きなさいシェイ!
[何度か呼びかけるが、一度手放した意識がそう簡単に戻るはずもない。
思わず舌打ちするも、頭を沈めさせないよう抱えるようにしながら、その辺を浮いている船の破片に手を伸ばした。
割れた破片が指を傷つけたが構う事もなく掴み、嵐が過ぎ去るまでの間、木の葉のように漂っていた。
――――気を失わなかったのは、はたして幸運と言えたかどうか。]
……夢なら、よかったのかもね。
[小さく小さく呟いたのは、少年のそれとほぼ同じ声]
……しかして、これは、現実の事。
『我』らは、確かにここにある。
[続いた声は、どこか冷たい響きの声。
二種は同じようで、どこか違うようで。
さながら、二つの意識がそこにあるが如く捉えられるか]
― スマラクト島・西部海岸 ―
[ぽたり、ぽたりと服の裾から滴が落ちる。
濡れたままの服は砂も孕んで大きく動きを制限する。
服を乾かせれば良いのだろうが、絞る以外の手段を持ち合わせていなかった。
立ち止まって裾を絞りながら視線を巡らせて居た時。
視線の先で何やら動くものがあった]
あれは───。
[見慣れた髪と後姿。
その名を呼ぶべく大きく息を吸った]
― スマラクト島・どこかの海岸 ―
[時間の流れは曖昧だが。
どうにか海岸の一つまで流されたどり着くと、シェイを抱えて重い身体を引きずって上がった。]
………はっ
[波の来ない所まで歩くと、どかりと浜辺と土の境に腰を下ろした。
砂の無い所まで歩く余裕もない。
シェイを放り投げなかっただけでもがんばった方である。]
は〜〜〜ぁっ!
あー疲れた!もー疲れた!
アタシ死ぬかと思ったわっ!!
[と愚痴混じりの声をあげると、ちらりとシェイを見た。
こちらはまだ起きる気配は無いようだ。]
[>>73 頼めるかと言われ、そのころにはすっかり落ち着きを取り戻して頷く。]
はい。
evap0ra+i0…
[自分とディークの服に手を触れ、口の中で小さく唱えると服の水分が一気に蒸発した。
服が乾燥機から出したような暖かさになっていただろう。
質量感知と熱量感知の知覚が正常に戻って暫くは周囲に気を配っていたのもあり、>>72同じく流れ着いたと思われる人の気配に気づいた。
ちなみに自分が人工呼吸をされたこと自体に気づいていないため、カークが何を見たかも知る由もなく。]
だいじょうぶ、ですか?
怪我してません?
[そちらへ歩み寄り、傍に膝をついて覗き込んだ。
船ではずっと目を覆っていたので、カークが素顔を見るのは初めてだっただろう。]
/*
やっっっっべえ
ツヴィンガー株あがりっぱなしですね
たぬさんはひどい!
また私に初回落ちを嘆けというんだな?!
ああ嘆くさ
もう嘆くしかないさ
大好きだ…………( ノノ)
……シェイ、大丈夫?
[もう一度呼ぶ。今度は寝かせたまま、意識確認の為に何度か頬を叩いた。
ずっと水面上に抱えていたから、水は飲んでいない…はずだ。]
………いや、普通に考えれば、あれは
人工呼吸………だよな………
まぁもしかしたら、人工呼吸にかこつけて、
美味しい思いをしてるかもしれん……が……
[思わずガン見していれば、向こうがこちらに気がついた。>>74]
………あー、何か馬鹿馬鹿しくなってきた。
俺が悩もうと、そんなのお構いなしに、世界のどこかじゃ
イチャイチャカップルとかがイチャついている
わけだしさあ…………
[この時間なら、朝ご飯よあなたー、フフフおはようのキッスするわよ?等と交わしている新婚さんが世界のどこかにいてもおかしくはない。いや絶対いる。
そんな夫婦にしてみれば、自分の悩みなどは取るに足らなさすぎるものだろう……と、ディークとシメオンの姿からそこまで連想した。]
/*
切羽詰っててウルズの髪型に反応するの忘れてた。
修正利かないよなー。
まぁそんな奴が1人くらい居ても良いか←
海の藻屑と消えなかっただけ、ありがたいこったね。
[“ある”という言葉に、幾分明るい声が応える。
バカップル新婚さん想像で多少気分が浮上したなど、
まさか予想だにできないだろう。]
― 西部海岸 ―
[途方にくれた後姿は、しょんぼりする仔犬を思わせたかも知れない。もっとも自覚はないのだが]
とにかく、皆を探さないと……って、え!?
[養父や、兄と慕う人たちの安否も気にかかる、と。
思った直後に、名を呼ぶ声>>77が微かに届いて]
……タイガ兄さん!
よかった、無事……!
[振り返った先に見えた姿に、安堵しつつ名を呼んだ。
流される事なく腰に納まる剣が、りん、と鳴ったのには気づかぬまま]
/*
カークwwwwwwwwwwwww
そこまでいってしまったのか!!そこまで!!
えらい噴いたwwwwwwwwwww
カークの悩みをふっとばすのに一役かえたよ、やったね(違
― スマラクト島・どこかの海岸 ―
[海上よりツヴィンガーの声に反応を見せる事はなく。
けれど、呼吸は安定しており大事にも至りそうにない事は見てとれるだろう。
ぺちぺちと頬を叩かれると、少しだけ眉が動く。]
―――… せ
………る……
[小さく名前を呼ぶ声がもれた。
あたまが いたい。
あたまが――……]
任せた
[自分もそういった類のことは、手法は違えどできなくはないが、効率という問題で、イリス>>80に任せ、服に触れ、詠唱を唱えるのを黙ってきけば、服から水分が消えて、元の…よりも暖かいものへと変わる。
その後カークの元へと向かうイリスをみながら、自分がもってる物の確認や、他にも人、あるいは荷物が流れ着いてないか見渡すようにしながら、後ろをついていき]
陸地に上がったとたん元気そうだな。
[馬鹿馬鹿しくなってきた>>83以降のカークの言葉しか聞こえなかったために、何を考えているのかさっぱりわからない...はただ呆れたようにいうのであった]
[声が明るさを取り戻した理由は知る由もない。
知ったら知ったで、多分、呆れた突っ込みの一つも飛ぼうが]
……帰還待つ揺り籠は、『我』らを拒む事はない。
[く、と哂う響きが声に乗る]
……でも、もう少し穏便にしてほしかったけど、ね……俺、は。
[空白を経て、哂いの響きは消える。
それは、少年に取って親しき者が近くにあるがためか]
― 西部海岸 ―
[仔犬な後姿はどう見てもウェルシュで。
海水を被っていたせいで、雨の中で捨てられた仔犬のように見えたりしていたのだが、それはさておく]
無事で良かった…!
っ、フランツィスカさんも…!
息は、あるよな?
[ウェルシュ達>>84の傍に駆け寄って、その状態を確かめる。
荷物は横に放り投げ、ウェルシュの頭に手を置いたり、両手で頬をむにっとしてみたりと。
若干無遠慮になってしまったのは、生きていることを改めて確かめるためだった。
それが終わった後にツィスカの傍に膝を突き、呼吸や脈を計ったりしている]
……それに、しても。
あなたの声が、ここで聞こえるとは、思わなかった。
[紡がれた名は、初めて聞いた。
けれど、声には覚えがある。
近しいものを感じたひと。
こうして言葉が届くと知れれば、その意味は理解に落ちる]
「忘れなさい。あの子は、死んだのだから」
[小さな棺を抱えて戻ってきた父。
泣き崩れ倒れた母の横に座り、俯いたままその言葉を聞いた。
妹は可愛かった。母の代わりにお世話して疲れることがあっても、彼女が光る手でなでてくれるとすぐ元気になれた。
それを知っていたのは、父と私だけ。
父が忘れろと言ったから。そのことも、忘れていた。
妹は光のような子だった。光そのものだった。
遠く遠く聞こえる声に、いやいや、と首を振る。
けれどそれは誰にも届かず、記憶の底に再び沈んでゆく]
― スマラクト島・どこかの海岸 ―
ア………、誰?
[頭が痛い。頭だけでなく、全身が痛くて重たい。
けれどこのままではいけないと、必死の思いで瞼を上げる]
……シェイ、君?
[遠くない声>>81が耳に届くと、聞き覚えのない名は砂の中に零れ落ち。二振りの剣を抱えたまま、細い声で少年の名を呼んだ**]
[>>88 名を呼ぶ声に、にこりと微笑む。]
はい、シメオンです。
カークさん、ですね?
[船の中で、ディークやロシェルと一緒にいるときに、数度は言葉を声をきいたことがあった。]
あの、服。乾かしても良いですか?
後、軽いものなら治療できますが…
[魔法がきかない、ということを知らないまでも、勝手にかけるのも失礼かと思い、控えめに尋ねる。
本人本体ではない服であれば魔法は効くのだろうか。]
[近づくシメオンの気配に、胸の内がざわめくような感覚。
――恋とか愛とか、暖かいものとはかけ離れた。
血が騒ぐような……]
………あんた、綺麗な顔してんだなあ。
[そんな感想一つ、誤魔化すように。]
あ。
そうだな。
うん。望んでいた陸地だ。
……色々ありすぎて忘れてたけど、俺やっと大地に立つことが出来たんじゃーん。やったねー。
[ディークの言葉に今初めて気がついたかのような表情を浮かべ――実際今気がついたのだが――大地のありがたさを確かめるように、足で砂浜をぱふぱふ踏んでいる。]
― 西部海岸 ―
ちょ、大丈夫だから、大丈夫だから!
[頭に手を置かれるくらいなら、いつもの事だが。>>89
むにっとされるのには、さすがに抵抗した。
ちたちたとしたそれは、いつもの少年となんら変わらぬもの。
それでも、タイガかツィスカを診る段になると、表情は一転、案ずるそれへと変わり]
[>>93 此方はというと、血が騒ぐ―――というよりは、ぞわりとしたものが一瞬背筋を抜ける。
水に浸かっていたせいだろう、と片付ける程度のものであったが。]
顔、ですか…?
ありがとうございます。
本当は―――人に見せてはいけない決まりなんですが。
[非常事態ですから、と悪戯めいた声で言って小首を傾げた。]
/*
絡めてない人のところ行けば、と思いつつ。立ち入れなくなる怖さに負けて知り合いの所に流れてしまいました…。
妹の所だけちょっと意図的に避けてます。速攻で全部思い出すつもりはなかったりするので。
アデルさんのとこ行くべきだったかなぁ。あそこは単独だったんだなぁ、失敗。挽回ちゃんとできますように…。
おう、そりゃよかったな。
互いに無事で何よりなことだしよ
[多少体が痛みを覚えるが、所詮多少程度。問題視するほどではない。
地面を踏みしてめてるいつも通りのカーク>>94が何かに悩んでいたというのに気づくことはなく。服だけにかけるならば可能だろうイリスの詠唱をやはり邪魔しないようにしながら、僅かな警戒を抱きつつ周囲を見回して]
俺もねえ………
まさかここでガキん頃の記憶が戻って……
こんなことになるとは予想すら出来なかったな。
……あんたは、俺の主……で、いいんだよな?
聞くまでもなく、血が騒ぎやがっけど。
[かの存在は、全身全霊をかけて仕えるべきものだと、
外からも内からも訴えかけている錯覚がする。]
[>>98 承諾を得ると、カークの服に触れ、先ほどと同じく詠唱を小さく紡ぐ。
服にだけ、と念押し通り―――というより、人にかけてはいけない類の魔法なのでそうする。
そうしながら、不思議そうな顔をした]
跳ね返る、ですか?
特異体質…ロシェ姉様が言っていたのは、カークさんのことだったのね
[ぽむっと両手を軽く合わせる]
傷の治療はどうしましょう。
作用機序としては、わたしの使う術は、循環の焔…ええと、人間が本来持っている自然治癒能力を高めるものなんです。
うまくかけられれば、小さな傷ならすぐになおせるのです。
[うーんと悩むように、首を傾げた。どうにか方法はないものかと。
ちなみに、ディークに怪我がないのはさっきぺたぺた触っていた時に確認した。]
/*
過去シメオンと2回村一緒してるけど、どっちも女の子だったんだよな…。
もうシメオン女の子でいいよねうん。
1回村ウォチした中にもいたけど、そこのシメオンは変態だtt
[知り合いが無事だったというのにもほっとしたのもあったから思考も動く。]
あれ…辿ってきゃいいかな
[既に荒れ果てているが、過去に街道であったのだろう。と思わしき道を見つける。
スマラクト島ならば集落が少しはあるとか聞いたし、昔街道があったならばここがその島と思える。ならば集落に繋がるのだろう。
まあその前に色々することはある。人だとか物だとかを拾うのもあるし休息も欲しい。]
とんだ、災難だ。ま、…違う場所でこんな感じに流れ着いてくれてるかもしれねーし。
[生きてるだろう。独りごちる。
なにせこれは昔から――――...は緩く頭をふった**]
― 西部海岸 ―
[いつも通りのウェルシュの反応>>95を見て、ようやく安堵の息を漏らした。
安堵を示すように、もう一度ウェルシュの頭を撫でる。
相手を落ち着けるというよりも、自分が落ち着くための行動だった]
……脈は、ある。
大丈夫だとは思うけど、濡れたまま、ってのは拙いかな。
意識が無い間は体温が下がるものだから。
眼を覚ましてくれるのが一番なんだが…。
[不安げなウェルシュの問い>>96には、是とも否ともつかない言葉を返す。
荷物の中からタオルを引っ張り出し、きっちりと海水を絞ってから、ツィスカの顔にそっと当てて、少しでも水分を拭き取ろうとした]
どうしても起きないようなら、人が居るところまで運んだ方が良いな。
ここはスマラクト島のはず。
島の中心の方に向かえば集落があると聞いてる。
そこで火と女手を借りるのが最善じゃないかな。
[そう言って、視線を海とは反対側の方へと向けた。
詳しい場所は分からないが、探せばきっと見つかるはずだ]
しかし、他の奴らはどうしたんだろうな。
結構激しい波だったし、島のあちこちに散らばっててもおかしくねーなあ……
[お互い無事で何より…というディークの言葉を聞きながらも、互い以外の人間を案じた。海岸には、他に人影はあっただろうか。>>99
そうして周囲を見ているうちに、服がからっと乾いて>>100]
お、さーんきゅ。
ベッタベタで気持ち悪かったから助かった。
うん、そう。俺が特異体質のカークお兄さん。
……んー、そういう系の魔法も効いたことないからな。
ま、ちょっとくらいの怪我だから、舐めときゃ治る。
魔力は大事にとっときなって。
〜〜〜〜〜〜っふねは……
[ゆるゆると、俯いた。
思い出すのはあの瞬間。
自信はあったのに。]
俺、なにも… できな か
――――――…っ
[ぼろっと落ちたのは涙。
何とか出来ると思ったのに。]
うーーー…
[>>101 明るく振る舞うカークの声に、小さく首を傾ぐ。
少しだけ、ほんの少しだけ。
理由はわからなかったが、無理をしているように感じて。]
ふふ、お得に思って頂けて幸いです。
といっても、わたし、自分の顔みたことがないのですが。
残念ながらその手の類の決まりはありません。
罰則はないのですが、……そうですね、里に知られたら、わたしが叱られちゃいます。
……だから、ひみつですよ?
[自分の唇に人差し指を一本当てて言ってから]
……カークさん、大丈夫ですか?
何か、気になることとか…酷く痛むところがあったりしません?
[心配そうに尋ねた]
……そうじゃない、と言われたら、どうするのか、聞いてみたい言い方だね。
[確かめるよな問いかけに、最初に返すのは愉しげな言葉]
……『我』は、『
[続いた名乗りには、不自然な間が開いた。
それは丁度、少年が頭を撫でられたのと、同じタイミングでのこと]
― 西部海岸 ―
………………タイガ兄さん。
俺、撫でられて喜ぶ年齢じゃないよ……。
[頭を撫でられ>>104、ぽそり、と反論する。
いつもなら、これだけは即時反応するのだが、何故かこの時はだいぶ間が開いていた。
まるで、意識の一部がどこかへ飛んでいたかのように]
ん……他のみんなも、集落は目指すだろうし。
ここでぼんやりしてるよりは、その方がいい、かな。
[集落へ、という提案>>105は、現状では妥当なものだろうから、頷いて同意した]
……養父さんも、そっちに行ってればいいんだけど……。
[>>106 効いたことがない、と聞いて少し残念そうにして]
そうですか…
何かあった時、不便ですね。
怪我をしないように気を付けてくださいね。
ロシェ姉様も心配します。
[そう言って、辺りを見回さずとも気配に彼女がひっかからないことに、小さくため息をつく]
……ロシェ姉様は無事です、なんたって、水神様がついていますから。
[悪い想像を振り払うように、ひとつ首を振って微笑んだ。]
そうねー……
もしそう言われたら、人違いでした、
ごめんなさいって謝るかな?
主じゃなくても、上司とかそんな感じすっけどね。
[愉しげに言われれば、笑い混じりに返した。]
シュトラール……やっぱりなあ。
……もうちょっと礼儀正しくするべきなんかもしれんが、育ちがすっかり悪くなっててね。敬語とか忘れた。した方がいいなら前向きに検討するが。
黒竜の眷属としての名前は、アロイス…が正しいんかな。
ま、好きに呼んでくれ。
……謝って済まなかったら、どうするのやら。
[笑い混じりの声に、呆れたような口調でぽつり、呟いて]
別に、どんな喋り方でも構わない。
……あるがまま、思うままに輝くが、『我』らが光。
……あなたの好きなようにすればいい……アロイス。
― 西部海岸 ―
…気にすんな。
俺が、そうしておきたかったんだ。
[随分と間が空いた>>109ことは気になったものの、まだ難破の出来事のショックが抜けないのかと考え、言及には至らず]
じゃあそうしよう。
立てるか?
[提案に同意が返ると、膝を付いた状態からゆっくりと立ち上がり、ウェルシュに右手を差し出す]
師父ならきっと大丈夫さ。
先に集落に着いて、色々手を回してるかもしれん。
[自分達よりは経験を積んでいるからと、タイガは信じることを選択する。
ローゼンハイムだけでなく、他のものも生きていると。
信じることで自分の活力を生み出そうとしていた]
思い立ったら即実行だ。
行こう。
[ウェルシュが立ち上がることが出来たなら、肩を叩いて移動を促す。
それまでにツィスカが目覚めないようなら、自分が背負って運ぶつもりで*居た*]
おや、そんなこと言っていいの?
んじゃ、好きにやっちゃうよ?
[悪戯の許可を得た子供みたいな声を返し。]
……そんでも、あんたの利にならんことはしないさ、
シュトラール。
[好きなように動いたとしても、恐らくは。
“主”であり、“光”の為に忠実に動くのだろう。
そんな気がしている。]
……こっちにはディークと、シメオンがいる。
集落に向かう予定だ。
すぐには駆けつけらんないから…無事で過ごしてくれよ。
― 西部海岸 ―
……なに、それ。
[その理由で気にするな、と言われても、と。
そんな思いを、ため息に乗せて吐き出す]
大丈夫、立てるよ。
……今ここで、歩けない、なんて言えないよ?
[問いかけ>>114にはそんな言葉を返して。
差し出された手に僅かに逡巡めいた空白を生じさせるものの、結局はその力も借りて立ち上がる]
養父さんは、前にもここに来てるし……その辺りは、大丈夫、か、きっと。
[自分自身にも言い聞かせるように、呟いて。
それから、周囲をぐるり、と見回す]
…………。
[知らないはずの場所。
初めて来るはずの島。
けれど、その認識が誤りである事は、既に『自覚』している。
『戻ってきた』という思い。
けれどそれと共に存在する思いもある。
『戻ってきてしまった』という、どこか、苦いものが]
……うん。
行こう、兄さん。
[肩を叩かれ>>115、見上げた表情はいつもの少年のそれ。
内の苦いものなど、表には出さずに。
海岸から伸びる細い道を見つけると、それを頼りに歩き出す。**]
止めたところで、止まるとは思えないから。
[だからこそ、奔放たる事を諌めるつもりはなく]
それが聞ければ、十分。
[利にならぬ事はしない、との言葉に短く返して]
こちらは、ツィスカと……タイガ、兄さんがいる。
集落に向かうなら、遠くなく合流できるか。
[タイガを呼ぶ時の不自然な間は、気取られるか。
それは、どこか不安定な存在である事の現れの一端]
……そう、大きな危険はない。
『我』に気づいているものも、今は限られようし。
[そう、紡ぐものの。
付け足された一言に、ほんの僅か、雰囲気が緩んだ]
……そういう事を言うと、手助けさせたくなるな。
[ぽつり、と零れた呟きは。
果たして何者が零したものなのか。**]
[海に放ったボートが遠ざかる。四散し海の藻屑と消えようとしている調査船、投げ出された面々の誰か一人でも拾えれば僥倖と言ったところ。
祈るような面持ちでそれを見詰め、自身は海に浮いた木切れ――恐らくは床板か何かだろう――を掴んで、水面から顔を出す。]
フレデリカ!?
[腕に抱えた幼馴染の身体の下にも木切れを差し入れながら、名を呼び意識の有無を確かめる。何を置いても自分の身を護れと、上官からの忠告を守っていれば心配はない、筈だが。
周囲を見回すも闇が視界を覆うばかりで、乗員の姿は確認出来なかった。]
………くそ。
ちゃんと捕まってろ、よ――!
[兎も角、今は命を確保するのが先決だ。
傍らの娘とはぐれぬよう注意を払いながら、渦から逃れ大きく水を蹴った。]
― スマラクト島/何処かの海岸―
………っ、ごほ。
[じゃり、と音を立てて片手が砂を掴んだ。
陸地に辿り着いたと知ると、大きく咳き込みながら座り込む。]
…大丈夫か?
[息整えて、フレデリカの背を撫でる。
手を離さずに居られた事にまずは安堵した。
次いで、あの嵐の中で命を取り留めたことに。
―――否。確信めいたものが己の内に存在する。
計算尽くめのように、誘うかのように、風が波が潮流がこの方向に向いていたから、容易く辿り着けたのかも知れぬ、と。]
[魔導部隊に支給されている濃紺のローブが、水を吸ってどうにも重い。今は不要と脱ぎ棄てれば、その下に似た色の軍服が現れる。
胸元に十字。その中央で、無色透明の石が淡く光った。]
………はー。少しは軽くなっ、
って、ああ。拙い。ダメになっていないだろうな。
[ローブの内布に、ウェルシュから借りた文献が覗いている。
無造作に扱ってしまったかと少し慌てるも、幸いにも損傷は少ないようだ。
拾い上げようと手を伸ばすと、風だろうか、触れてもいない羊皮紙が捲れ上がる。]
[目に映ったのは、叙事詩の一文。
まるで主張するかのように開かれた頁。>>0:20]
"――……思い起こしたまえ。古神の時代を"
"黒竜は揺り篭に、白竜は森に、その身を沈め、時が至るのを待つだろう。"
[常ならば何の気なしに読み飛ばすであろうその詩篇に、
何故だろうか不吉なものを覚え、微かに戦慄した。]
[文献は、砂を払って拾い上げた。
フレデリカの状態が落ち着くのを待ち、体力がある程度戻ったことを確信出来た頃、周囲を歩くことを提案するだろう。]
此処が南海の孤島、スマラクト島なのは間違い無いと思う。
地理、方角、見える範囲での島の形状が概ね一致するからな。
……他の奴らが一命取り留めて流れ着いているならば、まだこの辺りに居るかもしれない。
ツヴィンガーさん、隊長のローゼンハイム氏、それに皆。
荷物も、もしかしたら。
[調査船の一部が木片となり無残にも打ち上げられている中、ちらほらと其処彼処に散乱しているのを指先で示す。]
島に存在するという集落に辿り着くまでに、誰かと合流出来れば心強い。
……行こう。立てるか?
[二週間を共にした面々の名を順番に呼びながら、海岸を歩き始めた**]
/*
溺れた時の対処が一部間違っているのでどう修正しようか悩み中。
呼吸については言及してないから何とかなるかなぁ…。
体温低下の危険と保温が必要ってのは合ってた、良かった。
このまま言及しないでツィスカに任せるのも手。
だが背負うと拍動と呼吸が分かる罠。
あれだ、内なる力に護られてることにならないかな![他力本願]
― 西部海岸 ―
[タイガがウェルシュの頭を撫でた理由。
思わず手が出たのだから説明のしようがない]
[けれど]
[自覚が無いままに感じ取っていたものがあった]
──近い先、今までのよう接することが出来なくなる──
[それを無意識に忌避した結果が、あの行動に繋がったのだ]
[差し出した手に、ウェルシュの手>>116はすぐには乗らなかった。
先程の反応の鈍さだけならまだしも、今の反応では躊躇うようなものを感じる。
否、先程もよくよく考えればおかしいのかもしれない。
その前に頬を摘もうとした時は、即座に反応していたのだから]
そうだな、歩いてもらわないと困るな。
いくら俺でも2人を担いでは運べない。
[左脇腹の打撲もある。
それが無くても人を2人同時に運ぶのは余程の力が無ければ無理だった。
ウェルシュを立たせると、自分の荷物は肩に紐を通すことで抱え。
未だ目覚めないツィスカを背中に負ぶった]
辛くなったら言えよ?
休みながら行こう。
[そう告げて、ツィスカを背負った状態で細道を通って内陸へと向かって行く。
先程取り出したタオルは、出来得る限り絞ってツィスカの肩にかけておいた。
体温低下が少しでも緩和されることを願って。
弱くはあるが、呼吸と拍動も感じるため、水はあまり飲まずに済んだのだろう。
それだけでも僥倖であった]
(……役目を全う出来ていないな)
[移動をしながら、心に灯るのは自責の念。
護らなければいけない対象の傍を離れたことを後悔していた。
思い出されるのは従兄に言われた言葉>>0:372]
(今後は、気を引き締めてかからなければ)
[引き受けた以上、自分には護る義務と責任がある。
決意を新たにした時、左腕のブレスレットに羽毛翼の意匠が浮かんで*消えた*]
― スマラクト島・どこかの海岸 ―
あら残念、起きた。
[>>85頬を叩けば反応がある。呼吸もある。安心した。
シェイが起き上がるのが見えると>>103どこまで本気か不明な呟き落として。]
さぁ…今着いたばっかりだからまだ捜してないのよ。
[だがこのままでも不味い。
まだ疲れは残るものの、よっこら起き上がって周囲を見回そうとして。]
船は残念だけど、乗れないくらいに小さくなったわ。
[視線は海岸に流れついたいくつもの木切れに向けられる。
おそらく普段は綺麗な砂浜なのだろう浜辺は、今やゴミだらけの無残な姿になっていた。
人、人は―――と捜そうとすると、腕への重みと嗚咽が強まり>>107視線は戻る。]
……アレは、人間に対処できる代物じゃないわよ。
何せ―――……
[きっと呼んでたんだろうからねぇ、とは口にせず濁し。
代わりに力が緩まった方の手を離して、ぽんと頭に乗せた。]
アリーセ。
[やりとりの最中、小さな声が聞こえたと同時にシェイが走ったので
誰がいるのか、居場所はすぐに解った。後に続く。]
声がしたって事は水は飲んでないわね。
どこか痛い所は無い?
……シェイ、ちょっと手加減してやんなさい。
[>>111だいぶきつくしがみ付いてる様子のシェイに一言落とし、アリーセの傍らに膝を付くと怪我の有無を確認する。
細かな裂傷は見受けられるが、目立った怪我は無い様に見えた。アリーセから訴えがあれば、相応の処置をするだろう。]
― スマラクト島・どこかの海岸 ―
[とはいえ出来る処置と言えば、骨折・脱臼に対する物程度のもので。
裂傷に対してすら、今は手が出せない。物が無いのだ。
シェイに回復魔法が使えるならと頼んだが、さてどうだったか。]
シェイ、ちょっとアリーセの事お願いね。
少し周りを見てくるわ。
[比較的余裕の残ってそうな少年にそう頼むと、海岸を歩く。
海岸には色々な物が落ちていた。
部屋に置き去りだった自分の荷が丸ごと、帽子付きで落ちていた時には、こんな幸運があってもねぇと苦笑したものだが。
人も居たが、息の無い人間も多く、その度に軽く落胆した。]
…不要な人間は必要ないってことかしら。
[呟きは波間に飲まれていく。]
でも、だとしたら要る人間は生きてるって事よね…。
[おそらく“あの子”は必ず。
そして、白竜と関わりの深い従兄弟や、他の何人かの竜と縁の深い者らも。
だがそれが安堵に繋がるかと言えばそうでもなく。
何より二人の部下らは竜とも、古神との関わりも見えていない。
簡単に死んでくれるなよと胸中で思いながら歩き続けると、視界に陽光の煌きが入った。何かが光を弾いている。
それが人の髪だと気づくとそちらに近付いていった。]
ウルズ!
[海岸に打ち上げられるようにして倒れていた彼女に近付いて膝をついた。
ずぶ濡れで随分冷たくなっているが、息はある。
ほぅ、と息が落ちた。]
良かった…。
と、ちょっと失礼するわよ。
[荷を背に、ウルズを抱えて海から身体を引き上げると、
水の届かない場所、アリーセやシェイの所まで運んでいった**]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新