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黒竜の御魂 ウェルシュ は 絆手繰るもの ツヴィンガー に投票した
白竜の守護者 タイガ は 絆手繰るもの ツヴィンガー に投票した
白竜の御子 シメオン は 絆手繰るもの ツヴィンガー に投票した
裁き見届ける者 ディーク は 絆手繰るもの ツヴィンガー に投票した
黒竜の使徒 アデル は 絆手繰るもの ツヴィンガー に投票した
光の神子 ツィスカ は 絆手繰るもの ツヴィンガー に投票した
黒竜の血脈 カーク は 絆手繰るもの ツヴィンガー に投票した
白竜の左目 ウルズ は 絆手繰るもの ツヴィンガー に投票した
白竜の右目 シェイ は 絆手繰るもの ツヴィンガー に投票した
黎明を彷徨うもの アリーセ は 絆手繰るもの ツヴィンガー に投票した
繋がりをもつ者 フレデリカ は 絆手繰るもの ツヴィンガー に投票した
絆手繰るもの ツヴィンガー は 絆手繰るもの ツヴィンガー に投票した
繋がりを持つ者 リヒャルト は 絆手繰るもの ツヴィンガー に投票した
絆手繰るもの ツヴィンガー に 13人が投票した
絆手繰るもの ツヴィンガー は村人の手により処刑された。
黒竜の使徒 アデル は、黒竜の御魂 ウェルシュ を占った。
白竜の右目 シェイ は、白竜の御子 シメオン を占った。
白竜の守護者 タイガ は、光の神子 ツィスカ を護衛している。
次の日の朝、繋がりをもつ者 フレデリカ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、黒竜の御魂 ウェルシュ、白竜の守護者 タイガ、白竜の御子 シメオン、裁き見届ける者 ディーク、黒竜の使徒 アデル、光の神子 ツィスカ、黒竜の血脈 カーク、白竜の左目 ウルズ、白竜の右目 シェイ、黎明を彷徨うもの アリーセ、繋がりを持つ者 リヒャルトの11名。
白竜の御子 シメオンは、白竜の守護者 タイガ を投票先に選びました。
黒竜の使徒 アデルは、光の神子 ツィスカ を能力(占う)の対象に選びました。
黒竜の血脈 カークは、黎明を彷徨うもの アリーセ を能力(襲う)の対象に選びました。
黒竜の血脈 カークは、白竜の守護者 タイガ を投票先に選びました。
白竜の右目 シェイは、白竜の守護者 タイガ を投票先に選びました。
黒竜の御魂 ウェルシュは、白竜の守護者 タイガ を投票先に選びました。
白竜の守護者 タイガは、光の神子 ツィスカ を能力(守る)の対象に選びました。
白竜の守護者 タイガは、白竜の守護者 タイガ を投票先に選びました。
裁き見届ける者 ディークは、白竜の守護者 タイガ を投票先に選びました。
― 開けた場所 ―
い、いえ。
大丈夫ですからっ。
[ウルズ>>2:646が顔を覗きこんでいたのは気付かず。
ブンブン、と勢い良く首を振り直すことで、肩に置かれようとしていた手からも逃げていた]
ちょっと考え事の方に意識が向きすぎちゃったみたい。
ごめんなさい。
[シェイ>>2:647の声にも振り返って、小さく頷いた]
黎明を彷徨うもの アリーセは、白竜の守護者 タイガ を投票先に選びました。
― →水場 ―
そうですね…。
あちらは皆と合流してからにするとして、まずは水場へ───。
って、フランツィスカさん!
[言い切る前に駆け出すツィスカ>>0に驚き、その後を追う]
光の神子 ツィスカは、白竜の守護者 タイガ を投票先に選びました。
― 北側行き止まり ―
…………。
[フレデリカが絶命したのを確認すれば、彼女の傍らに膝をつき、自らの上着の前を開いて、中を探る。
内側に隠すようにして縫い付けられている、鞘に入ったダガーナイフ。鞘から抜いて取り出すと、フレデリカの胸の傷に突き立てた。そのまま、開くように裂いていく。
自然と、表情に影が落ちた。]
― 水場(水中) ―
[水面に浮かぶ月(moon)のカードが揺らめく
揺らぐツヴィンガー>>1:645の体に合わさるように。そして彼の解放>>1:659とともに月(moon:)のタロットに罅が入り極彩の輝きを放ちながら下に――影に落ちていく
決められた役割を終えたかのように**]
[傷を開いて、人体の中で最も重要な内臓。
それを……己の手で掴み出して。
躊躇いがちに見つめてから、耐えるようにぐっと目を瞑り]
―――ガキの頃、やってたんだからなあ。
[あ、と口を開けて。
命の塊だったそれに、歯を立てた。]
ぐ……ぁ、…………っ、
[鉄の臭いが、液体が、口に広がるのがわかる。
どうしようもない不快感。
吐き出しそうになるが、口を押さえて、必死に何度も噛み締め、飲み込む。生理的な涙が零れた。
そして、自分の内へと少しずつ取り込めば、力が体の奥から湧いてくるのがわかって。]
………?
[ディークが来るのを感じても歩みを止めなかったのは、進むごとに、奥から音が聞こえてきたから。
誰か、いるのだろうか。
進めばそこは突き当りだ。
自然、壁のない左側を向く。]
………誰か、いるんですか?
怪我、を…?
[血の香りがした。
必然的に先ほどの―――ローゼンハイムのことを思い出す。
カークの言っていた魔物がまた出たのだろうか。
けれども、奥の気配は動いていたから。
生きている―――怪我をしているのかと問いかけた]
[揺らぐ、 揺らぐ。
空を仰げば月>>5が見えた気がした。
馬鹿な事をと思う。ここから空は見えないのに。
目を開けると、薄青い世界の只中に横たわっていた。]
……よっと、ココも二回目ねぇ。
[ふらつきながらも立ちあがると、やれやれと息をつく。
そして今まで自分だったものと、自分を本当に殺した相手を眺めていた。]
[ウルズ>>6に、ありがとうと軽く頭を下げ。アデル>>1に頷き返して、奥への道を進む。
途中でまた少し顔を伏せた。
死んだと思っていた妹と重ねていたところもあった。けれど。
それだけじゃない。健気で可愛かった、もう一人の妹。
泣き虫なのに軍に入って。人一倍の努力をしてきた子]
リカ……。
[もう、いない。殺された。
リヒャルトの顔は、特に見れなかった。
誰かに指摘される前にと、堪えきれなかった一筋の伝う頬を拭う。
一筋で済んだのは、諦めない声も、あったからだ]
…………はは。
ちゃんと、できた。
ちゃんと、…………化け物じゃないか、俺。
ふ………あはは、はは………っ
[嵐の時についていた、治りかけの傷などが、完全に塞がったのが体感できた。同胞の心臓を喰らい、それによって治癒される者が……人間と、言えるのか。
口元を赤く濡らし、男は、笑う]
― 水場 ―
[わかってほしかったのか、という問い。>>2:653
それに答えるべき言葉を、少年は持ち合わせていなかった。
だから無言で、蒼き月光を引き抜く。
倒れた身体から新たに溢れる紅をしばし、見詰めたまま佇み。
それから、ひとつ、息を吐く]
……『
やはり、お前は趣味が悪いな。
[ぽつり、と紡いだ後。
倒れた紅に再度剣を突き入れ、強引に心臓を抉り取った]
だが……その力は、有効に使わせてもらう。
それが、『我』の内に触れし対価と思え。
[身勝手な理屈を紡ぎつつ。
抉り取ったそれを、躊躇いなく、喰らった。
二度目の捕食ともなれば、拒絶も起きることはなく。
手にしたあかは、淡々と。
喰らい尽くされ、その痕を手に残すのみとなった]
[アリーセに触れようとした手は、空を切る形。
その手を反対の手で握りしめて、胸に抱く]
……また。
[じじ、とノイズが耳をうつ。
ノイズの合間に、水神の声が聞こえた気がした]
/*
肋骨どうやって斬ったり折ったりしたのかなぁ
なんて 詳細描写するとグロくなりすぎるものね。
脳内で補完しときまする。
[戻った意識に、まず過ぎったのは疑問。
殺されたはずなのに、何故、と。
けれどその疑問はすぐ、目に入った光景によって解消された。]
カーク、さん。
[最初に目に入ったのは自分の胸にナイフを突き立てるカークの姿>>4だった。]
……諦めとか、そういうんじゃ、ない、よ。
[『光』に返すのは、しずかな声]
そも、諦めるようなものが……ない、から。
[こう言っても、多分、納得はしないんだろうな、と。
そう、思いながらも、言えるのはこれだけ]
俺は、俺の思うままに……進んでいるだけ、だよ。
………見た?
いや。
見えてないんだっけ……な。
[ダガーに着いた血を振って落とし、ポケットから取り出した布で刃を拭って、仕舞った。
傍らに置いていた剣と、戦いの際には投げるようにしている皮袋を肩にかけると。剣は鞘に収めず、シメオンへと近づいていく]
………?
[乾いたような笑いが聞こえた気がする。気のせいだろうか。>>13
聞くにも、”視”るにも距離が遠い―――少しあたりを警戒しながら近づく。]
………?
カークさん。
泣いていたのですか?
[ふと 口から出たのは、何故かそんな言葉だった
動いているほうのニンゲンに意識がいって、彼の足元にあるものに気づかない。]
カークさん!?
[何をしようとしているのか、解らなかった。
刃によって広げられた傷から掴み出されたものを見つめる様子も、まるで自分に言い聞かせるような言葉>>7も。
子供の頃やっていたとは何のことだ、そう思う間も無く成されたことも。]
/*
これが錯覚というやつです。
人間みようとおもったもの以外は、そこにあっても案外見えないもの、という。
…いやそうか?←
なに、を…
どうし、て。
[歯を立てられたそれは、ゆっくりとけれど確実にカークの腹に収められていく。
その様は目に入っているけれど、理解できない。
泣きながら、けれど咀嚼を止めぬ彼が、自分の知っている彼であるはず、なのに。]
[水場に新たな気配>>8が駆け込んできたのは、あかを喰らいつくす前か、後か。
いずれにせよ、佇む少年は静かなままで]
……時間、かけすぎた、か。
[紅に染まった手も、銀も。
隠す様子は見せずに小さく呟くだけだった。**]
― 水場へ向かう道 ―
[特に反対する人もいなかった為、そのまま開けた場所から奥へと伸びる道へと進む。
感じる、また誰かの命が取り込まれた。
それが誰なのかは分からない。]
―――…っ、
[不意に魔導書が反応して淡い光を纏う。
それはアリーセが涙を一筋流したのとほぼ同じ頃で。
魔道書に目を奪われていたのでアリーセの涙には気づかなかった。]
― 水場 ―
[最後に聞いた問いには答えが返らなかった>>14
期待していなかったから、それは良いとして。]
…アンタの趣味とどっこいだと思うけどねぇ。
[>>15趣味が悪いと言いながら、心臓にかぶりつく様に、呆れたように口にする。
力にとか使わせてもらうとかいう言葉には、ふうんというように息を付いた。]
やれやれ、これはほんと…
シュラーフェンの思うままって所かしら。
[おそらく、だが。
心臓を食うことで、あの子は力を取り戻していくのだろう。
だとしたら自分が用意されたのも納得いく。
これで己の役割は終わったのだと、この時はそう思っていたのだ。]
[そっと魔道書を開く。
――感応したか。
ウェルシュが命を喰らい力を増した。
その影響だろう、特に視る気もなかったウェルシュの本質がそこに記されている。
覚醒は近い、ならば迷いはもう捨てなくては。]
でき、た…って。
[笑い声を上げる彼>>13を、呆然と見つめる。
「ちゃんと化物じゃないか。」
そう言う彼の顔は、笑っているのに。]
───泣いてる、じゃない。
[口元は血に、頬は涙に濡れていた。]
/*
しっかしツヴィンガーかっこよかった。
明日ちゃんと追悼ロールしたいなあ。
霊媒師なにもしてないじゃんというなー。
― 開けた場所 ―
うん。ちょっとだけね。
この剣のこと、とか。
[移動前、シェイ>>12はそう言って、大丈夫と頷く。
示したのは研究の切欠となった父親の剣。嘘ではない。
使わずに済めばいい、という意味で考えてはいたから。
ウルズ>>6に追及されなかったのは良かった。
潤んだ瞳はそう見られずに済んだはず、だから。
足元を見て、遅れはしないように後からついてゆく]
/*
フレデリカもお見事でした。
何だろう、あの最後は共鳴ログみるの楽しみ。
とか他人の最後を見ていて、相打ちって偉く難しそうだなあと思っているひとがここに。いや始まる前から思ってたけど。
ちゃんとできるかなこわいよ。
…ていう、か。
ばけものだなんて、自分のこと化物なんて言うなんて
らしくない…っ、らしくないよ!
なんで、そんな、こんなこと───
カークさん、どうして…っ
[力及ばなかった相手に何故を問う意味はないと思っていた。
でも、聞いておけばよかった。
彼の胸の内、どんな思いがあったのか。
何故こんなことをするのか、何を隠しているのか。
答えてくれなくても、聞いておけば。
こんな思いをしなくても、済んだだろうに。]
―水場―
……え、ツヴィンガー、さん?
[た、と駆け込んだ先の水場の光景に、一度足は止まったものの。
少女は、迷う事無く少年の元へ向かおうとしたが、
タイガに止められてしまっただろうか。
止められなければ、*そのまま少年の元へと。*]
[応えないカークに首を傾げた。
徐々に、時間の経過と共に血臭が充満しはじめる。
頬に触れる手が、ぬるりと濡れた感触を伴った。
生臭いそれは唇にもついた。
緊張していたせいか、乾いていた唇を無意識に舐めた時に―――ほんの微か、口の中に広がる鉄の味に、口元を押さえた]
……っ
腕を怪我されたのですか?
あっ…治癒魔法、かけられないのでしたっけ…
戻れば救急セットを持った方がいるはずです。
[血の味に微かに顔を青くしながら、カークの手をとって治療が必要だという。
血をなめてしまったことに動揺して、”あの子”という言葉は意識を滑る]
[歩き続ければやがて分かれ道へと辿り付き。
道は三方向へと分かれ、どちらへ進めばいいのか分からず立ち止まり。
さて、どこへ向かえばいいかと同行している面々へと視線を向けた**]
[何で、何で、何で。
向ける相手のいない問いは、必然的に自分の中でぐるぐる回る。
そこに、ふと、違和が混ざった。
引っかかる何か。]
…あ、れ。
[裂かれた胸。心臓。
嫌な符合。]
───ローゼンハイムさんと、おなじ、だ。
[大丈夫と言う者の肩を抱けるのは、魂の繋がった者だけだ。
長い間人の死を見、旅立つ魂を送る人を見て、そう信じるようになっていた。
だから、瞳を潤ませるアリーセを知ることもなく、故にそれ以上声をかけることも出来ず。
シェイに対しても、あんな形でしか、意志を伝えられない]
/*
この状況どうやって回避するんだろうなぁ
特にウェルシュんとこ。
カークの方はシメオンだけっぽいからだいじょぶそうだけど…。
[さてどうなるのかしらねぇと、暫く眺めて見ていたが。
似たような気配――死霊の気配とでもいうべきか。
それを感じて辺りを少し彷徨った。
多少なら離れていても、どうせ自分の死体は見える。
暫くふらりと彷徨った挙句、見つけたのは。]
…………
[どくん。
喰われたはずの心臓が、高鳴った気がした。
上官の死を知らないから、ローゼンハイムもカークが─そう、思って。]
リセ─…ルト。
[前者は既に真実を知っている>>11とも知らず。
案じる声を紡いだところで、誰かがきたことに気付いた。]
光の神子 ツィスカは、栞を挟んだ。
え…
[先に見えたのは、シメオンの姿。
カークが近寄るのを見て、逃げて、と。
届かぬ声を張り上げかける。
けれど、新たな声>>+10にそれを飲み込んだ。]
[意味を問われても、やはり説明はせずに。]
そんじゃ、俺もう行かねーと。
急ぎの用事があるんだよ。
じゃーな。
[シメオンの横をすり抜ける。
だいぶ時間が経ってしまった。
血濡れのまま向かったのは、己の主がいるであろう、*水場*]
[>>31心底意外だという響きが返ってくると、
ぱっと顔を上げた。しかも彼女の足が止まっている。
自分だけ行き過ぎそうになってあわてて自分も足を止めた。]
そんなに意外そうにしなくったって…!
だってなにがあるか、わからないだろっ
好きな相手は守りたいと思うのがふつうだろっっ
[この不穏な空気の中で、ローゼンハイムが襲われた。
あれは始まりにすぎないと感じていた。
いつ誰が、どうなっても、おかしくない。
――― おかしくないのだ。
自分には、タイガのような力はない。
タイガを”み”て、護る力だと感じた時に。
羨ましいと思った事は、否定できない。]
大丈夫って…やせ我慢は、いけません。
ロシェ姉様に叱られてしまいますよ…?
[>>32 笑む気配に、少しほっとする。
この場の空気は、あまりにも―――…
それでも進めたのは、後ろからディークが来てくれているという安心感もあったか。
手の中に乗せられた石に、驚いたように顔を上げる。]
フレデリカさんが?
どうして、他の人が、と…?
フレデリカさんと、ご一緒だったのですか…?
[言われて、フレデリカの気配を探した。
この場にあるのは、壁から生えた鉱物と―――床に横たわる、歪なナニカ。
フレデリカは―――少女の知覚の中には、見つけられない。]
カークさん。フレデリカさんは?
― 水場へ向かう道 ―
[覚悟は決まっても、感情を制御しきることは出来ない。
自由であるが故に、枷によってそれを止める事も出来ず。
アデルの魔道書の反応も>>22、その後の決意の表情も>>23、気付かないまま過ぎてしまった]
どうしましょうか。
[アデルの視線>>29を受けて、同じように一同を見た。
水の気配はウルズに聞けば分かるだろう。
しかしもう一つ、リカの状態が気になるから。
リヒャルトの方を、そっと伺い見るのだった**]
― 水場 ―
[ツィスカを追いかけ水場へと駆け行く最中。
誰ともつかない声>>628が耳、いや、頭に響く]
っ。
なん、だ、今の。
[──全て奪われる。──全て殺される。
何かを予感させるような声。
それが何なのか考える前に、目の前に紅い光景が広がった]
───……、え?
[最初に出たのは目の前の光景を理解出来ぬ、呆けるような声。
手と銀を紅く染めたウェルシュの姿>>20と、その前に倒れ伏す、肉親の姿]
ヴィッグ、兄?
[親しんだ相手の名を呼べども、返る声は無い。
ふらりと一歩、その骸に近付く。
その時ばかりはツィスカの動き>>27も、意識の内から逸れていた]
ヴィッグ兄。
なぁ、ヴィッグ兄ってば。
[ゆっくりと、従兄の傍までやってくると、ローゼンハイムの時と同様、両膝を地面に突く]
ヴィッグ兄、なん、で。
[問いかけながら、彼の骸に触れた。
体温が体温が休息に失われていくのが分かる]
── このままだと全て奪われるぞ ──
[奪われる] [誰に]
── このままだと全て殺されるぞ ──
[殺される] [誰に]
ウェルシュ、お前───!!
[感情を抑えることなく、怒りを剥き出しにしてウェルシュへと詰め寄る。
ツィスカが傍に居ようが構わずウェルシュの襟元を両手で乱暴に掴み上げ、自分の方へと引き寄せた]
何考えてやがる!!
何でお前が、何でヴィッグ兄を殺す必要があった!!
何でヴィッグ兄を殺した!!!
[間近となったウェルシュの顔を鬼の形相で睨みつけ、何度も問いを口にする。
彼を映す瞳には、憎しみがありありと浮かび上がって*居た*]
[>>33 問いには答えられることなく、カークは横をすり抜けていく]
そうですか。
……急ぎの、用ですか。
[ぽつりと零す。
イビツなナニカに歩み寄り、手を伸ばす。
ひたひたと顔に触れる―――そして、漸くソレがナニカを確認して。]
………ねえ、ディーク。
わたし、解ってた。
でも、信じたくなかったんです…
良いお友達に、慣れるとおもった、のに…
[それは、フレデリカのことであり、カークのことであり。
ぽつりと、おそらく背後で事の成り行きを見守っていたであろうディークに、肩を震わせて、*言った。*]
/*
あ つ い !!!!!!!!!
わくてかしすぎて、水場に行くの迷うな!
ツヴィンガーの死はしりたいんだよなーっ
とりあえずリヒャルトの十字にしたがって、
フレデリカのほうがさきかな? ななな?
信用ならないって、避けられているのかと。
[それでも仕方ないと思っていた。
この状況で、無条件に信じることが出来る者がいる、そんな幸運はそう、ない。
船に乗る前怒濤のように告げられた言葉を盲信するほど娘の歳でもないし……
ただそんな言葉はどれも、シェイの眼差しを見て告げられるものではなくて、黙り込むはめになった]
[他の皆は進んでいるだろうか。
待たれるのは嫌なので、ウルズの様子も見ながら、
視線で緩く歩行を促す。
足取りは少し重いけれど。]
[ゆるりと頭を振る]
そう言う事じゃ、なくて。
[促される様な視線に、いつもより歩幅の狭いシェイの隣に並び、歩き出す]
頼りにしたいなと、思えます。
[言葉としては、僅かな違いだ。
けれど前者は頼りに思えても、自分は頼らないだろう、そうも解釈できる。
伝わるだろうか。ゆるりと首を傾げる]
そ―― っか
そっか…
そう思ってくれるんだ…
[視線を少し俯けて。
嬉しそうな笑みを浮かべた。]
…ありがとウルズ
俺、がんばるから
[ がんばるから―――…。 ]
[例え、この先、何があっても。]
[ふわりと髪先に漂った風は、穏やかなようで。
そうではなかったかもしれない。]
あー、アタシはウェルシュにねぇ…。
……その様子だと、カークが黒い方なのね。
[ちらと、血塗れたカーク>>32の方を見やる。
無防備に近付いているシメオン>>28に眉を潜めたものの、カークは離れて行ってしまったのでほっと息を付いた。
“彼女は普通に食われては困る”のだから。
フレデリカが泣いているようなら>>+13
そうでなくても、ぽんと頭の上に手を置いて、撫でた。]
はい。頑張りましょう。
[ただ応援する言葉を告げることも出来たけれど、口から出たのはそんな形。
そっとその背に手を伸ばす。いやがられるだろうかと、躊躇う指は一度空を掴むが、相手がそんなそぶりを見せなければシェイの決意を後押しするように、そっと背中を押すだろう。
――奇しくもシェイと同じ事を自分も考えている。
この地でこれほど心安らかに居られるのは、シェイが傍らにおり、彼が白竜の力を受け継いだものだからではないか、と。
であれば頼りになるのは当然である、が。
頼りにしたいと思う。それで良いと思う。
自分はウルズで彼はシェイで、断じて白竜の眷属なんて名前ではないのだから*]
― 12年前・水神の神殿 ―
[階段を、一段抜かしで駆け下りる。
神官ならはしたないと言われるだろうが自分は騎士見習いということで大目に――]
はあい、すみません。
[まあ、見てもらえないことの方が多い。
一時、しゅんとして、階段をしず、と下りるものの、その神官が通り過ぎるとめんどくさい祭服をたくし上げて、また駆け出す]
……フレデリカ、ローゼンが調査してるから、
ここが古い神に縁の地だってのは、アンタも知ってるわよね。
[知らなければ、彼が研究していたのは古神や古神大戦だと教えて。]
ここはね、黎明の黒竜シュトラールと、黄昏の白竜アーベントが最後に戦った地…そして相打ちしたシュトラールの体が眠る場所なの。
そのシュトラールが復活しようとしてる。
人の子の器と、眷属を使って、ね。
アタシ達は、それに巻き込まれたというか…
[死の理由を簡単にまとめて口にすると、
なんだか軽いものに思えてしまい、やや澱む。]
……心臓を食われたでしょう。
あれは黒竜や眷属が、力を蓄えるためにしてる事よ。
平たく言えば、アタシらは生贄みたいなもの、ね。
[黒い竜を復活させるために、と。
彼女が知らない、自分の知っている事を話して伝えておいた**]
うれしそうね。
[自分にしか聞こえないらしい、水神の声はこのところずっと上機嫌だ。耳元で不吉なことを言われるよりはよかったから、自分も少し機嫌がよい。とはいえ、答える自分の声が弾んでいるのは、運動で息が上がってるからだけれど]
相変わらず騎士団長さまひどいのだから。
[『白螺の里より客がくる。その連れの相手をしなさい。ああ、もう待っているだろうから急いで――行けばわかる、君と歳の近い女の子だ』
もう待っているという言葉に飛び上がって、団長室から駆けだしたのは半刻も前。場所も相手の容姿も詳しく聞いてこなかった自分も悪いが]
教えてくれても良いと思う、意地悪。
[水神をなじっておいて、もう、と水路に手を突っ込んだ]
グレンデール、探し―― あ。
[濡れた手を宙に振って水滴を飛ばし――魔法を放とうとした瞬間。
水滴が飛んで行く先に、小さな――自分の歳の番分ほどの子供がちょこりと座っているのが見えて]
ご、ごめんなさい!
[半端に広がった魔力は水滴を小さな飛び魚に変えて、飛び魚はそこに座っていた少女目掛けて飛んでいったのだった*]
― 少し前:第一層休憩場所 ―
ん、二言はないよ。
それに……しつこいってか、根性のある子には慣れてる。
[こんな時でも明るい笑みを向ける事、不思議と不審は抱かなかった。>>603
シェイの纏う雰囲気ゆえだろうか、心に響き続けている警鐘は若干薄らぐ気もする。心塞ぐような会話ではないから――というのも理由だろう。
ふーん。これがそれなのか。
双子石――名前からして何だか面白そうな響きだな。
例えば何が出来るんだ?秘密と聞くとそそられる物が…
[左人差し指の指輪には瞳を僅かに見開いた。見に来るかとの誘いには是非、と頷き、続きを問おうとしかけたが。
アリーセがシェイへと怖いオーラを放っている>>609のを視界に入れてしまい、ここでは黙ることにした。理由は知る由もないが、シェイがやや不自然に笑んでいる>>615所を見るに、企業秘密か何かに釘を刺されたのだろうと思うことに。]
そうだなあ。累計で考えれば相当なものだけど。
魔力は減る一方というものでもないし。
[放った魔力は巡り巡って己に戻るもの。
それに連続で試行したわけではないから、と説明し。]
って、なんて顔するんだよ。
変に擦れてないのは良いことじゃないか?
は、俺…?…いや、俺も素直、だと思う…ん、だけどな。
[突っ込まれ>>605、余り自信が無い故か歯切れの悪い返答になった。じと目から逃れるよう、天青を斜め上に彷徨わせながら。]
ん。シェイも良く知っている通り、魔力や魔法はまだまだ未知の部分も多い。それこそ研究員が挙って魔導院に集うわけだ。
俺が時々院に研究協力に赴くのもそんな理由だし――まあシェイの研究チームには今までは縁が無かったわけだけど。
そんな面白いことをやってるなら、顔を出しておけば良かった。
[魔導院と言えば、もう一人の知己はどうしているか。
周囲を見回せば、丁度「行ってくる」とツィスカの声。>>2:547
護衛のタイガと連れ立って出てゆくのならと頷いて見送ったが。
一際高い音が響いたのは、その時のことで。]
……―――― …
[頭の奥から、否、今やその音は胸の奥から響き。
心臓の鼓動が自然、速度を増した。
どくどくと己の内に流れる血潮まで感じ取れる程に、]
……フレデリカ……?
[“力”の一部が強く脈動し、身体が其れに呼応している。
いつか手放した力、思惑通り機能しているならば、それは彼女の元に在る筈であり。
機能する場合があるとすればそれは即ち、―――危機。
他ならぬ己自身が、そのように石に仕込んだのだから。]
あ。ああ、済まない、シェイ。
何でも………
[我に返ったように、シェイに一度は首を振るが>>608
その表情には焦燥がありありと浮かんでいるだろう。]
……。
ちょっと、ね。嫌な予感がしている。
[通路へと向くシェイの視線。>>624
何かを察知しているのだろうかと同じ方向を睨む形で、苦く呟いた。
ふと、服がくいと引かれる。シェイの手が裾を掴んでいると知れば、何か言いたげに口を開くが、その手は直ぐに離れてしまい。応える代わりにぽん、と肩を叩いた。>>636]
[イリスがそっと出て行くのには、休憩場所の距離もあった為か気が付かず。ディークに向けたアデルの声>>597で、漸く席を外した事を知った。]
……遅い、な。
水場を見に行くだけだと聞いていたのに。
[上官やフレデリカ、カークが出て行って。
次いでウェルシュ、追う様にツィスカとタイガ。そしてイリス、最後にディーク。今やこの場に残るのはシェイにウルズ、アリーセ、アデル。
それに、自分を含めた五人だけだ。]
[自然、残る面々の姿と声を確認出来る位置へと足が向いた。
ウルズの声に>>632に瞳を細め、次いで、意向を問うアデルの言葉>>634に強く頷いた。この場所には何の音も届いておらぬのに、一刻の猶予も無い様に思われた。]
統制を欠けば危険はより増す。
誰が陣頭指揮を執るのか、皆が居るうちにはっきりさせておけばよかった。
[最年長かつ実質的に一団の護衛を統括していたツヴィンガーか、
ローゼンハイムの弟子であるタイガか、それともウェルシュか。
今更詮無いことでもあるが、判断の甘さを悔いるしかない。]
……追おう。
[同意得られればすぐさま腰を上げ、通路の奥を示す。
アリーセが首を振るのを視界の隅で捉えたが、問うことなく――何故か問えず――薄い闇の向こうに意識を集中させながら早足に移動した。*]
― 第一層:中央三分岐地点 ―
[道なりに西、北へと向かえばやがて岐路に突き当たった。
通路の奥へと視線を据えたままであったから、アデルが魔導書を開く音も、アリーセの涙にも気付くことは出来なかった。
アデルの視線>>29、アリーセの問い。>>29]
西か北か。
[東の道を切り捨てたのは、探索の経験から。
出入り口西側、蜘蛛の巣の在った空間の広さと、音の反響の仕方から推察するに、袋小路である可能性が高いと踏んだ。先に行った面々も恐らくは同様に考えただろう、とも。]
………俺は北へ進む心算でいる。
[迷いは無かった。
呼ばれている、一刻も早く行かなければならない。
酷い胸騒ぎを覚えるだけで何故かは分からぬまま、気だけが逸って]
……皆はどうする?
何が巣食うかも分からない。なるべく一人は避けた方が良いとは思う、が。誰がどちらに向かったかも分からないから、分散するというならそれでもいい。
[どちらに行くにせよ、自己判断で深層に進むなという上官の注意喚起もあった。何処かで調査員の誰かに行き当たる、そう見当をつけて。そこで漸く顔を向け一同を見回した。]
黒竜の御魂 ウェルシュは、黎明を彷徨うもの アリーセ を能力(襲う)の対象に選びました。
― 水場 ―
[駆け寄ってくるツィスカと、ツヴィンガーの傍らに膝を突くタイガ。
二人の様子に、目を伏せたのは僅かな刹那。
襟元を掴まれ、引き寄せられると表情がす、と冷えた。
立て続けに紡がれる、何で、という言葉。
その波が途切れると、一度目を閉じて。
く、と低く、哂った]
何で、か。
……どう、答えてほしい?
[空白を経て、目を開いた少年の表情は、昔から彼を知る者からすればらしからぬ、といえるもの。
冷たく、他者を嘲るような笑み]
仕方なかったんだ、と泣けばいい?
他に方法がなかったんだ、とでも言えば、納得する?
[その笑みのまま、問いを重ねつつ。
紅く濡れたままの右手で、タイガの左腕を掴む]
……答えは、明瞭。
彼の者は、触れるべからざる領域に侵入した。
故に、死を持ってその罪を贖わせた。
『我』の──ウェルシュ・シュトラールの名において、裁きを与えたが故のこと。
それだけだ。
[冷たく言いきるのと同時、右手に力を込める。
腕力が中々つかない、と、薔薇屋敷の庭園の一角で零していた。
「強くなりたいのに」と。
「大事なひとを護れるくらいには」と。
泣き笑いのような顔で呟いていた少年の面影は、そこにはなく。
人の姿には似つかわしくない、強すぎるとさえ言える力で襟首を掴む手を強引に引き剥がした後、タイガを突き放す]
……生憎、貴様に構っている暇はない……『
その憎悪の刃、あくまで『我』に向けるというならば、追ってくるがいいさ。
……我が、『揺り籠』まで。
[静かに、そして、傲慢に言い放った後、視線はタイガから逸れる。
銀を一振りして絡みつく紅を払ってから水場を見回し、ツヴィンガーの鞄に目を留めると、そちらに歩み寄って無造作に拾い上げ。
中から何やら取り出した後、タイガの方へ放り投げた]
……後、4つ。
残ってる。
[何が、とは言わない。問われたとしても答えない。
やり取りの間、ツィスカはどうしていたか。
いずれにせよ、一度そちらへ視線を向ける。
瞳にあるのは、どうするのか、と問うようないろ。
けれど、自分から何か行動を起こす事はせず。
ゆっくりと水場を離れ、歩き出す。
──『揺り籠』へ向かうべく、その歩みは、第二層へと。*]
……綺麗、だよね、ツィスカは。
綺麗で、真っ直ぐで、本当に、無垢な『光』。
[アロイスとのやり取りに、零れたのはこんな呟き。
同じものを源としつつ、自分にはない、無垢なる輝きを持つもの。
だからこそ惹かれ、同時に畏れてもいる。
求めながら、拒絶している。
魂魄は縛しても、本質に介入しなかったのは、そんな感情の螺旋故のこと。
そんな矛盾は、やはり、内に隠れたまま。
いずれにせよ、脈絡ない言葉は聞くものに何を思わせるか]
……でも、俺は、そうはなれない。
俺は、最初から、こうあるもの、として、うまれたから。
この在り方のままに、先に進むしかないんだ。
だから、俺は、先に行くよ。
[共に、とは言わない。
必要とあれば、『縛』を持って意思を縛れるからか、他に理由があるのか。
……明らかに後者であるのは、わかるものにはわかるだろうが]
ツィスカは、ツィスカの『光』のままにいけばいい。
俺も、アロイスも、そうしているだけ、なんだから。
[短い言葉は、先に向けられた棘>>*5への返答。
矛盾を抱えるが故に──他の言葉を、紡ぐ事ができない]
― 第一層:中央三分岐地点 ―
[水場の位置は西側の方だとウルズが示す(>>57)
多分、と断定しなかったのは恐らく方角的にはそちらでも道が袋小路になっていて、結局北からぐるっと迂回しないと辿り着けないとか、そういった事を想定しての事だろうか。
リヒャルトは北へ進むと言う(>>69)
水場へ行きたい、そこにウェルシュがいるはずだから。
しかし自分で纏まって動いた方がいいと進言しただけに、別行動を取るのも不自然か。]
…私としてはウルズさんの言葉を信じてこちらへ行こうと思うんだが。
水場を見に行くとツヴィンガーさんは言ったわけだし、やはり水場へ向かうのが確実だと思う。
[こちら、と水場があるであろう西側の通路を示して言った。]
まあ、後から行った人達は道を知らないだろうしそっちにも誰かいるかもしれんな。
私とリヒャルトさんで分かれよう。
[そう提案し、他の人達にはそれぞれ好きにすればいいと。
誰かついて来る人がいれば一緒に水場へと歩き始めるだろう。]
/*
ああ下層移動はバラけてもよさげなのだね。
まあ、状況が状況でみんな仲良くは向かえんだろうし、そうなるのが普通か。
時間的にあれやこれや引っ張りそうなら皆を先に行かせて第一層に留まって、やることやった後に簡単なロール回してさっくり移動もありかな。
/*
移動がスムーズに行くに越したことはないんだけど、フレデリカと上官の遺骸だけは見ておきたいんd
ああジレンマ。
……ツヴィンガーって、タイガの従兄なんだっけ?
フレデリカは、リヒャルトと仲良しなんだよねー。
……そいつらの命奪ったわけだから、怒るよね。間違いなく。
戻れると言うなら……まず、彼らの怒りを鎮めてくれる?
俺らのこと、許してやれって。
帰り道、作ってみてくれよ。
[ツィスカに向けたのは、こんな言葉。]
[ウルズの読みを信じて>>74という言葉を聞けば、彼女の方へと視線向ける。]
済まない、信用していないわけじゃないんだ。
アデルの言う通り、最初の三人が水辺に向かうと言った以上、より確実性の高い道に急ぐべきなのだろうけど。
どうにも気になることがあって、それを確認したい。
皆に無駄な遠回りをさせてもなんだから、一人でも構わない。
[アデルの提案>>75に頷くと、北通路に入った。
付いて来る者が居るにせよ居ないにせよ、歩く速度を落とすことが出来なかった。]
― 水場 ―
なに…?
[問いを問いで返すウェルシュ>>70。
浮かべられた見たことの無い表情>>71に、一瞬何が起きたのか理解が出来なかった。
その姿はずっと見て来た少年であるのに、全く別人のようで。
呆けるようにしたまま、ウェルシュが紡ぐ言葉を耳にした]
お、前、何言って…。
[顔に浮かぶのは困惑の表情。
耳に残る、『シュトラール』の名。
本能が理解しようとしているのに、感情がそれを拒んで何がなんだか分からなくなっていた]
っ!
[何も出来ずに居ると、ウェルシュとは思えぬ力で襟元を掴んだ腕を剥がされる>>72。
腕力がつかないと嘆いていたあの時の面影は欠片もない。
突き放されてたたらを踏み、ウェルシュから少し離れた場所で相手を見返した。
左腕の袖には彼の手から移った紅が滲んで残っている]
アーベントの、いとし、子?
俺は、そんなんじゃ───。
[ない。
否定の言葉は途中で切れた。
未だ覚醒には至らない、けれど。
本能が言動に表れるくらいには、少しずつ目覚め始めていた]
[目の前で起きていることなのに、何が起こっているのかが理解しきれない。
動かない従兄、変容したウェルシュ。
『
上手く頭の中を整理出来ないで居ると、ウェルシュから従兄の鞄を投げられた>>73]
残って、る?
[問うても答えは返らず、視線は鞄へと落とされる。
中身を確認している間にウェルシュは水場を離れて行った。
混乱が酷すぎて、追い掛けると言う選択肢には至れていない。
鞄を抱えたまま、再び従兄の傍に膝を突いた。
ツィスカがウェルシュを追ったとしても、しばらくは従兄の傍から離れなかった]
― 第一層:中央三分岐地点 ―
……それなら。みんなは先にいってて。
私がリヒャルトさんについてく。
一人になるのはよくないもの。
[ウルズ>>57にありがとうと言って左手を見たが、リヒャルトの主張>>77を聞くと、アデルやシェイに言って彼の後を追った。
リヒャルトの歩調は早かった。走るような形になったが、文句も言わず、呼び止めもしなかった]
― 第一層・北行き止まり ―
……リカ。
[その場に辿り着けば。
一度堪えた雫が、再び零れ落ちるのを止められはしなかった]
どうして。
[ここに居ない者に向けた呟きが、小さく零れる]
……そうやって、ウェルシュは逃げるの?
[ウェルシュとツヴィンガーが何を話していたかは知らない。
知らないからこそ、こんな言葉を向けていた。]
……ローゼンハイムさんは、『ウェルシュ』が定められた物に、
向きあって、乗り越えて貰いたくて、
ここへ―この島へ連れてきたんじゃないの?
[それに答えるローゼンハイムは、この世にはいない。
だから、憶測で物を言う事しかできない。]
― 第二層:入口近辺水場 ―
[二層へ降りる途中、感じた気配>>76に、軽く、視線を向ける。
言葉をかけなかったのは、直接呼びかける必要がないからで。
ゆっくりとした足取りで、第二層へと続く細い坑道を降りてゆく]
……ここにも、水、か。
[真っ直ぐ伸びる通路を進むと、やがて水場に行き当たる。
追う者の気配が届かぬ内に、とそこで身に着いた血の痕を洗い落とした。
養父と、その恩人だという人の血。
喰らったのはどちらも、少年が慕っていた相手。
痛むような感覚は、『黒竜の御魂』たる者からすれば、感傷に過ぎぬもの──なのだが]
……定めた以上、何を、迷う。
『我ら』に、叶うは、ただ、進むのみ。
[小さく小さく、そんな言葉を紡いで。
可能な限り血の痕を落として、水場から立ち上がる。
それから、もう一度周囲を見回して]
……灯り?
[明らかに、人の手による灯火に、気づいた]
― 12年前・水神の神殿 ―
[それは、まだ少女とすら呼べない―――小さな小さな女の子の記憶。
年の近い子がいるから、その子が案内をしてくれるのだと聞いていた。
もしかして、自分が目が見えないことに気が付いて、つまらないとおもってどこかにいってしまったのだろうか。
そんなことを想像をして、少ししょんぼりと肩を落として足をぷらぷらとさせていれば]
きゃあっ?
[水間を跳ねて飛び込んでくる羽の生えた魚のようなモノに驚いて、焦点の合わない飾り物の紅玉をしぱしぱと瞬く。
手の中に受け止めた魚は、水になって流れてしまっただろうか。
謝る声が聞こえて顔を其方へ向ける。
そこに見えるヒトは、自分よりも倍くらいはお姉さんみたいだ。
聞いていた案内の子とは違うのかもしれないけれど]
だいじょうぶ、です。
あのぅ………わたし、ひとをまっているんです。
わたしとおなじくらいの子が、きてくれるって、ここのえらいひとがいっていたの。
― 第二層:入口近辺水場 ―
シュトラールー。
一人で先々進むんじゃないよー。
お兄さん心配で夜も寝られなくなっちゃうでしょー。
[そして、第二層へ進んだウェルシュを、追いかけてきた男が一人。こちらも赤く汚れている。]
― 第一層・水場 ―
[水場へと辿り着く。
そこは広く視界も開けていて、情景がよく見える。
そこにはフランツィスカと膝をつくタイガがいた。]
…血の匂い。
[水が大分流したのか、それほどに濃く漂っているわけではないが確実に血の匂いを感じた。
膝をついているタイガへの側へと寄り、匂いの発生源を目にする。]
何があった?
[本当は凡その出来事は知っている。
白々しい台詞に内心で苦笑する。
落ち込んでいるのか沈んだ様子のタイガには悪いが、滑稽な自分に笑いそうになった。]
― 第二層:入口近辺水場 ―
……え? え?
[一体何故、こんな所に灯火が、と。
そんな風に考えていたら、声がかけられた。
はっと振り返ったなら、目に入ったのは、あかに染まった姿>>89で]
あ……ええ、と。
……ごめん。
[とっさにこう口走り、無意識、しゅん、とした雰囲気を漂わせる。
新たに心臓を喰らい、覚醒の度合いを深めつつも。
こんな、端々にはまだ少年の仕種が残っていた]
― 第一層・北行き止まり ―
このまま、ってわけにもいかないけど。
ずっとここにいるわけにも、いかないです。
リカを。休ませてあげて。
[そこにはシメオン>>44とその近くには追って行ったディークもいただろうか。
魔法の使い手達ならフレデリカを埋葬する、或いは後で埋葬するために運ぶ手段を持っているだろう。それを使って欲しいと、頼む]
私達は、先へ。リカの分も、出来る事をしなくちゃ。
[ぐしぐし、と零れてしまったものを拭う。
悲しみだけでなく、止める事のできなかった悔しさも混じった涙は、いつまでも流していてはいけないと思った]
………………逃げてない。
[向けられた言葉>>*12に、小さく返す。
水場でのツヴィンガーとのやり取りが過ぎって、消えた]
それに……あのひとが何を考えていたのかも、知らない。
最期まで、話そうともしなかったんだから。
……わかりようがない。
[憶測>>*13に返す声は、どこか拗ねたようにも響いたかも知れない。
何より知りたかったそれは、結局、告げてはもらえなかった。
聞いていれば或いは──などとは。
考える気もないけれど]
[戻れば治療道具を持っている人がいるはずだから。
―――あなたを、血塗られた黒き光の呪縛から、守ってくれる人がきっといるから。
言えなかった。
連れ戻せなかった。
フレデリカを失った。
そして、姉と慕う人の親しい人を止めることも出来なかった。
無力、だ。
自分を害さなかったのは、此方が動揺していて取るに足らない、もしくは急いで向かうべきところがあったからに過ぎないだろう。
自分に対してカークが何か思う所があったとは、思えなかった。
でも―――何故この石を託されたのかだけが、判然としなかった。
青い石には、フレデリカの気配が染み付いて、彼女が長く身に着けていたものだと示している。
泣いている―――そう、思ったのだ、確かにあの時。]
― 水場 ―
[鞄の中に残っていたのは、従兄が好んでいたマカロンが4つ。
持って来ていたのか、と思うのは刹那のこと。
鞄の中身から視線を倒れる従兄へと移した]
……ヴィッグ兄……。
…何が、起きてるんだ?
ウェルシュに一体何が起きたんだ?
───……俺は、どうすれば良いんだ……?
[『奪われる』『殺される』、そう自分に語りかけた正体不明の声。
あれはウェルシュを指していたのか、それとも───]
― 第一階層 北 ―
イリス…
[駆け寄りはしない。害するかもしれないものは去ったから、手の中の刃物をしまった。
近づくにつれ濃厚になっていく血の匂いに目を細め>>44肩を震わせているイリスの名を呼ぶ]
そうだな。こんなことがなければ…イリスと友達になったのかもしれないな。
ただ、信じたいことと、信じられること。それは違うんだ、イリス。
[下手な慰めもいわず、視線を落とす。
あまり会話をしたことはなかったが、フレデリカの亡骸をみる。
ローゼンハイムとは違う、人が確実に負わせたという傷。それゆえに心臓だけが抜き取られているのが生々しくもあった]
拭くぞ。
[イリスの頬にべっとりとついた血をぬぐい取る。
カークがそこまで意図したかは知らないが、心臓を喰らったものとして扱われることのないように。]
泣け。泣いて、流れ落ちるなら、今だけは泣いておけ。
『
この島は、
ウェルシュ、が、
[あの時彼は『ウェルシュ・シュトラール』と名乗った。
ローゼンハイムではなく、『
そして自分を『
俺が『
[言われても、俄かには信じられない話だった。
自分の出自がはっきりしないため、そうであると断言出来るものが無い。
それ切り、頭の中を整理するための言葉は紡がれなかった]
/*
……あれっ?
ウルズさんも能力的にこっちに来る予定だったかな。
そうするとシェイもこっちにくるようなで。
むぅ。ちょっと想定ミスりました。
カークさんからも良い切欠を赤でいただいてるので、早く二層にも降りないと。あせあせ。
[呟きが切れた頃、アデル>>90が水場へとやって来る。
問われて、顔は向けぬままに口を開いた]
……ヴィッグ兄が、殺された。
────シュトラール、に。
[ウェルシュに、とは言わなかった。
言いたくなかった]
埋葬する。
離れててくれ。
[しばらくは黙々と、従兄の埋葬を行うべく作業を行う。
師を埋葬した時と同じように力を使い、穴を作ってその中に従兄を横たえた。
土を被せれば、再び小さな祭壇が出来上がる。
そこにもやはり、一対の羽毛翼の意匠が刻まれていた]
/*
[※ココロの大草原は中略されました]
このwwwwwwwwww
先に言われたwwwwwwwwww
さすがすぎるwwwwwwwwwwww
[>>95>>96 顔についたぬるりとした生暖かいものを拭き取ってもらうのはされるままに。
顔の半分を覆っている眼帯の下から涙が零れ落ちる。]
はい…わかります…
[信じたいことと、真実は違う。
痛い程解るから、希望に縋りたかった。]
フレデリカさん…
船で…姉様の髪、切ってくれて…とっても上手で…
此処にきてからも…気にかけてくれて…
優しい、素敵な方だったんです…
[フレデリカの亡骸の傍、座り込んだまま、もう一度だけ、綺麗に残された顔の、頬を撫で。
握りしめていた手を開き、中の石を”視”る]
教えてください…どなたに、お渡しすれば、良いか…
………………………。
[聞こえてくる、通常の音ではない囁き声に、
俺もいるのに……全く、どうしてくれようか……
と思った。
思っただけ。]
[>>92 そうしていれば、アリーセたちの気配が背後から近づく。]
アリーセさん…はい…
[ローゼンハイムの時と同様に、仮にでも埋葬すべきだというのは理解できた。
―――こんな暗い、誰も訪れない場所に彼女を置いて往くのは嫌だったけれど、魔物の糧とされてしまう。
だが自分の力は、埋葬には不向き―――どうしたものか。
アリーセは近づいてきただろうか。
すでに何かを知って、覚悟をしてきたかのような彼女に何故かと問うようなことはしない。
傍にいたのなら、涙を流す彼女の手に触れ、可能なら背を宥めるように手を回して抱き締めただろう。]
知り合ったばかりでした…
でも、わたし、フレデリカさんと、ともだちになりたかった、です…
[故人を、思う]
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