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王国軍と連邦軍は、ヴィラー宙域にて決戦を迎えた。
鶴翼の陣にて迫る連邦軍に対し、
王国軍は横陣でこれを受け止めようとする。
あたかも、強靱な壁に鳥が挑み掛かるような光景となっただろう。
短くも激しい攻防の結果、連邦軍が王国軍を破り
人類をほぼ二分した一連の戦いは、
王国軍の降伏という形で終結した。
この最後の戦いにおいて、艦隊戦が完全に終結する以前に、
郷愁揚陸艦による白兵戦にて決着が付いていた、
とする説もあるが、記録には定かではない。
かくして、史上空前の規模で行われた戦争は終結し、
ヴァレールとヒューグという二大国家の関係は、
敵対から共存へと大きく舵を切ることになる。
ヴァレール王国は、女王アプサラス以後後継者が絶え、
長年続いた王制を廃止し、大きく生まれ変わることとなった。
一方の連邦は、全人類規模の連合組織設立を目指し、
以後、各方面へと積極的に働きかけていく。
戦争の歴史はここで一旦幕を閉じ、
平和の実現という戦いが始まったのであった。
――― Miska Kim Rikhard Nigel
――― 『宇宙戦争史 - 完 -』
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