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――― 皆、聞いて欲しい。
最初に、改めてみなに感謝を伝えたい。
みな、よく集まってくれた。
武器を手にし、厳しい訓練に耐え、
私と共に戦うことを、よく決意してくれた。
私は皆のことを誇りに思う。
[落ち着いた声は、人々の上に通る。
朝靄が、徐々に晴れていく。]
畑を耕し、羊を追い、山の恵みを持ち帰るもの。
今まで国に顧みられることなく、なお日々を生きてきたもの。
これまでの暮らしはみな、様々だろう。
[村で暮らしていた者。
盗賊として生きていた者。
彼ら全てに向けて語りかける。]
だが、みなはセルベシアを守るために立ち上がってくれた。
みな、セルベシアの未来を切り開こうとする仲間だ。
だから、私は皆に言いたい。
この戦いに勝利し、生きて、明日を共に作ろうと。
真の夜明けを、共に見ようと。
セルベシアの明日を担う誇りを胸に、
恐れず、前へと進もう!
[ざ……、っと強い風が朝靄を吹き払った。
明けゆく空に、鮮やかに緑が翻る。]
セルベシアに、『
全員、出発――――!
[吹き抜ける風を追うように、王太子の右腕が高く掲げられた**]
― フリート村、ヴェルナーと ―
どうも。
こちらはダーフィトでよろしく。
[ウェルシュの前でのは外交上の儀礼なので仕方がないことだが、あれに同席するのさえストレスの元だ。
こうして砕けてくれるのは助かるし、イングリッドを嬢ちゃんと呼ぶあたり……トップ周辺の雰囲気はこちらと近いものがあるようだ]
……まぁうちのバカヤロどもに難しいこと言っても仕方ないんで、作戦は単純。
王女の軍が正面から当たっているときに森から後ろに飛び出る――たぶんそっちの考えてることと大差ないと思うよ。
そこからもう一手考えてるけど、誰にやらせるか考え中。
むしろ聞きたいのはこっち。
……アンタ抜きで正面防ぎきれンの?
[森から飛び出るまでは安全が買える自分たちと違い、最初に危機に晒され、挟撃できるまで耐えなければならない王女の軍のほうが気になった。
ここがいきなり崩れたら元も子もない。]
― 出陣の、少し手前 ―
[果たして、リアンダール候を呼び止めることができたろうか。限られた時間であるから、多くは望めない。
たった一言、言っておかねば気の済まないことがあった。
彼の思惑が何であれ、彼の「個人的な話」が何であれ、戦が始まる前に、伝えたかった。
守られた気がしたのだ。
王太子が軍縮をうたった後であっても、軍を必要とし、自分の名を呼んでくれた人。
いらぬと言わず、この国を守って良いと言ってくれた人。
彼が真に望むものに思いをはせる。
彼は常に見ているだろう、結末を。
その結末を、守ろう、と、思う]
― 出征日 ―
総員即座に準備に入れ。
合流する奴らから預かったもんを持って行くのを忘れるなよ。
[宿の部屋で荷を解き、急ぎ出撃装備を整える。
訓練されているとはいえ、軍事用に育てられてきた馬ではない。
成人の男一人、重量のある武器。果たして如何ほどの時間を支えて動き回る事が出来るだろうか。
馬の体力を鑑みれば甲冑という訳にも行かず、必然的に装備も軽装となるのは致し方なかろう。今は、重装騎兵時代よりも機敏な動作が可能であれば良しと踏んだ。
脛当て、篭手は皮を用い軽量化し、胴は鉄の甲片を連結させたラメラー。機動性を重視する戦闘の際、予備として使っていたものだ。]
届いた武器は、皆の小隊に振り分けたな?
各々の得手に合わせることは不可能だが、王子や各将に行き渡ることが第一だ。そこは何とか工面してくれ。
しばらく俺は留守にするが、鉱山産出物資の采配は王子とお前たち職人の判断に全面委任する。
炉の稼動が順調なら後から送り届けて貰うこともあるかも知れん、出来るだけ鍛造を止めずに……ああ、頼んだ。
防具の方は…そうだな、現状では布と皮を用いるしか手立てが無いが、こちらも数があるに越したことはない。
[鉱山から荷を運んできた職人達が揃って頷く。
静かに微笑むと、窓の外を指し示し、それから外へ。
既に支度を終えた兵士達が列を成して並び、ウェルシュの姿を待っている。>>421]
……そろそろ王子の演説が始まる。
聞き逃すなよ。
『
[ウェルシュの声(>>426)に合わせ、奪っていた者たちが、奪われてきた者たちと共に並んで、拳を突き上げた。
太陽は――誰にでも照らされるのだから]
[民に太陽を帰す。
それが巻き起こす事態を想像できないほど子供であった自分はもういない]
左翼に配置してください。
凪の森には伏兵がいるでしょう。あのあたりの地の利は向こうにある。
テオドール将軍がどうしたか、様子も見たい。
[森に軍の一部を守らせ戦えるようになれば、大きな利となる。おとりとなって前を通り過ぎるのは、他の部隊より自分がやる方が安全だろう、そう踏んでの発言]
そちらも同じか。ならばとりあえずは今のまま進めればいいな
じゃあ森を進むときの先導は頼む。悪いが地理には疎いのでな。
[問題は候がどう動くかだがそこは待ってみねばわかるまい。
あちらも討つといってるのに待機してるだけならば流言で引っかき回すことになるかおびき寄せるか。そこは他の手腕に任せるしかあるまい。]
守るだけならばどうにかなるだろ。色々と教えこんできたしな。
挟撃などが遅れた場合はその限りではないがな。
[隠しても仕方ない率直な感想>>427をダーフィトに述べる。別に挟撃を王太子側が遅らせるというのではなく、それほどギリギリかもしれないと。楽観的な思考を抜いて答えた
最もどれぐらいの指揮能力があるかはわからないが、それぐらいやってのけねば王になろうなんて大言吐く資格もないとも思っている。]
あ、あのですね。
[>>432、呼び止めた。呼び止めたのはいいが。
急に照れて、口を閉じ]
名前を呼んでくれた、礼を、します。
[初めて会ったときのこと、覚えているだろうか]
[民に太陽を帰す。
それが巻き起こす事態を想像できないほど子供であった自分はもういない]
左翼に配置してください。
凪の森には伏兵がいるでしょう。あのあたりの地の利は向こうにある。
テオドール将軍がどうしたか、様子も見たい。
[森に軍の一部を守らせ戦えるようになれば、大きな利となる。待ち伏せは覚悟の上。おとりとなって前を通り過ぎるのは、他の部隊より自分がやる方が安全だろう、そう踏んでの発言]
―出陣少し前>>434―
…?
[呼び止めて、そして黙る。
傍目には不思議な行動に眼を瞬かせるが、続く言葉に、ああ、と笑みを浮かべた]
……律儀だな。
少々くすぐったいものだが。
[覚えている、と
表情からもわかるだろう。]
― フリート村 出立前 ―
[基本的にいつもそう、と言えばそうなのだが、こと、軍議という空間においては、いつも以上に子兎的になるのは常の事。
それで末席にちょこん、といるから、余計に目立たないのだが、それはそれ。
それでも、語られる状況は一つひとつ記憶に留め、蓄えて。
解散の後、歩みを向けたのは、作業場の方だった]
『あんたも、前線に出るんだよねぇ……大丈夫なのかい?』
[最後の確認、と今まで用意してきたもののリストをチェックしていたところにかけられる、声。
振り返った先にいたアマンダの表情には、案ずるような色が伺えた]
ええ、元より、私の力はそのためのもの。
……大丈夫、ですわ?
[村ではあまり、戦うものとしての側面を示す事はなかったから、案じられるのも無理からぬことか、と。
言われた時は、そう、思っていた……のだが]
『ああ……そういうんじゃなくてね。
なーんか悩んでるっぽいのに、そんなとこいって大丈夫なのかい、って、そっちそっち』
……ぇぅ?
[ざっくり言われた言葉に、薄紅が軽く、瞬く]
……ぇぅ、あ……え、と。
[悩んでいるというか、迷っている事なら、なくはない。
それと、僅かに引っかかっている事は、確かに、ある。
それでも]
……今は、なすべき事をなす。
それが、私の取れる術。
その先に、抱えているものを解する術があるかも知れませんし、それに。
[一つ、息を吐いて、一度言葉をきり、それから]
……悩みがあると、それを解決したい、って思う分。
倒れたくない、っていう気持ちにもなったりするのですよ?
[悪戯っぽい笑みとともに、さらりと言い切る。
その様子に、アマンダは一度を目を見開き、それから、呆れたような面持ちで頭を撫でてくれた。
撫でられるのは、子供扱いのようで不本意ではあるだが、この時だけは、素直に受け入れられていた。*]
それだけは信頼してくれていいよ。
草原と遜色ない速度で疾らせてやんよ。
[期待されている。(>>433)
というより、半端な自分にとって強みはそれしか無い。
実際のところ、とっくに森を占拠されていると思っていた……が、思いのほか警戒してくれたらしい。
自由に走れるのなら自信がある、ここは胸を張って答えた]
……ま、三つ巴で言えば王女の軍が大きな損害を出すまで待つべきなんだろうけど……その見極めができるほど楽な戦いじゃないぐらい分かってる。
出来るだけのことはやるよ。
挟撃しただけで勝てるとも思っちゃいないしね。
[テオドールならそこらへんまで考えるかもしれないが、とは心の内で]
―出陣少し前>>435―
――――左翼に。
[少し、考えるように間があく。]
確かに、あそこには
伏兵がいるだろう。
対応するなら身軽でかつ、 地形を知るお前たちが動きやすい、か…
[そして、狙いを尋ねる。返るは森を盾にすればよいこと、
そして――テオドールの名。
一拍、間を置いた。]
……いいだろう。
左翼に配置を変更する。
働きを、期待している。
[新緑の王子が風を纏う。
呼応するように、共鳴するように。
己もまた片腕を振り上げてみせる、強く。]
『
[唱和と同時、澄み切った空を貫くよう、わっと鬨の声が上がった。]
ああ、任せた。
[彼>>441が賊だろうが罪人だろうが...は気にしない。自分より強いものがいたら従うだけだ]
そうだな。とはいえ、王女の軍が敗れてもらっても困る。
王女の軍を打ち破り被害を被ったとはいえ初戦に勝ち士気旺盛となったリアンダール候の軍と戦うのは王太子の部隊とて無謀だからな。援助やらも無くなってくるだろうしな。
逆もまた同じ、王太子とリアンダール候とがぶつかるのを王女の軍が静観するならそれは負けみたいなもんだ。王太子…そして『フレイムタン』を打ち破った軍なんていう自信のついた兵なんぞと戦いたくもない。
[三つ巴という点には特になんらいうでもなく。ただどちらからも見た私的な見解を述べる。だから王太子を動かすという一点では噂を流す理由はないと思えていたのである]
そうだな。挟撃はあちらも予測してしかるべきところだしな。
とはいっても、上が予測したところで、この国はあまり戦もしたことがない場所だ。
そういう意味じゃ正規軍の心がけを末端に至るまで一心に塗り替えられているとも思わん。といってもこの国の出身者ではないものの意見だからわからんがな。
ま、俺も自分の本分は果たす。そこは信用してくれ。
ありがとう、「信じます」
――リアンダール候。
[名を呼んで、笑う]
行きます。
[言って、向かう戦地。
つめ車式弩装備の弓兵80。アイリの部隊のように弓の命中精度が高ければ、長弓が望ましいが、こちらの方が装填に時間がかかるが取り扱いが楽だ。後は、弓兵を守るための大型の盾と槍やグレイブを装備した兵が150弱。いずれも帯剣している、カッツェの兵は、左翼へ配置*]
― 出立の朝 ―
天に座す偉大なる御霊。
我らに加護を、戦場の誉れを。
……先を求めて進まんとするものに祝福を。
その御許に尊き勲を届けんがため。
……我らに、『勝利』を。
[早朝、身を清めた後、一人、天の英霊への祈りを捧げる。
装いは既に、改めていた。
防具の類は、ほとんど身に着けていない。
纏っているのは、いつもとは様相を一変させたドレス。
スカート丈は短く膝上ぎりぎりで、袖もないもの。
色こそ同じ真珠色だが、金糸の縁取りと刺繍が一際目を引く。
一応、胸部には皮による補強が入ってはいるのだが、防具としてはほぼ最低ラインといえるだろう]
[戦場に立つ者の装いとして適切とはとても言い難いものだが、一応、理由はある。
重量のある大鎌を細腕で振り回す上で重要となるのは、機動力と持続力。
その双方を維持するためには、重い鎧の類は纏えないから。
それに加えて、視覚のよる撹乱効果も多少は見込める。
もっとも、こちらは一度きりのものと言えるが]
……かあさまくらいなら、惑乱もできたんだけど、ね……。
[思わずぽつり、と呟く言葉は、ないもの強請りだった]
[ため息の後、ふわりと大きめの外套を羽織る。
それは偶然この装束を目の当たりにしたアマンダが、特注で用意してくれたもの。
髪には、今は飾りはない。
『正装』において飾るべき髪飾りは、今は手元にないから]
…………。
[壁に立てかけておいた漆黒を手に取り、一度覆いを外す。
朝の光に、鮮烈な紅の月が光を弾いた。
その光をしばし見た後、再び刃に覆いをかけて部屋を出て。
出立を待つ列へと加わった]
―出陣少し前>>445―
[―――信じる。
確かに届く、その言葉。]
――――ああ。
[深く頷き、静かに笑む。
勝利を。
そして―――願いを叶えるため。
全ては戦いが、決する//]
……信用して、とっても重要な役回りを任せていいかい?
実績で言えばテオドール将軍に頼むべきなところなんだろうけど……訓練とか陣立てとか見てると、強襲向きじゃなさそうなんで。
[危険もあるが、これを成し遂げられるのは苛烈な強さあってこそ……ヴェルナーの名声だけでなく、今の風格(>>444)を見れば信頼に足ると判断した。
残念ながら自勢力にそれができると自信持って言える者はいない。
何かと訊かれれば今答えたろう。
テオドールについては負傷を理由に挙げなかった]
/*
そしてユーリエの格好はもっとやれ、と思う反面……
かわいいあんよが下草とかで傷つくのはどうかと思う僕でした。
[語られる言葉、それに重なるように、
吹き抜ける風が朝靄を吹き散らす。
翻る緑は色鮮やかに]
『
[唱和する声に、自身もまた声を沿わせる。
名を継いで、ここに至るまでにも幾度か戦場には立っている。
こうした出陣式のようなものも、何度か見てはいた、けれど。
今は、そのどの時とも違う高揚が感じられた]
いいぞ。…と、言ってなかったが、俺が嬢ちゃんのほうにいって連れてくる兵は260だ。本当はもう少し増やしたかったところだが、凪の森を超えての進撃についてけるのがこれだけだったからな。
[それと、己の価値をみて大丈夫だと思うならばと
ダーフィト>>450の言う、重要な役割…そして死地を彷彿とさせるその言葉に迷いなく頷く]
ま、俺は王女の客将とはいえこちらの指示には基本従うんで好きに使いな。
[基本外。相手が裏切ったとき、または捨て駒扱いしたとき意外であるが、そうとは口にせず、テオドールの部隊は基本的に軽歩兵のような役割はできないしなと思い返しながら続きを促した]
[ウェルシュとの示し合わせ通り、近傍の村に撒いた種――私兵に召集の合図をかけながら、徐々に吸収し取り纏めての道程。
背面から近付く軍勢を察知するのは早く、イングリッド軍の騎馬兵が陣を抜けてくる。
陣から離れた場所で進軍を一度止め、近付くのを待った。
誰何の声に用件を告げ、王子からの使節であることを示したのち、イングリッドの元へ案内を要請した。]
→ イングリッド陣営 ―
/*
いつも死にそうなときに死にそうな気持ちになる。
眠いのはきっとそのせい。
僕も眠いよ、ぱとらっしゅ……(ちゃんと考えて!)
……ジェフロイ・ボーストレーム。
此度ウェルシュ王子軍より、イングリッド王女軍へ派遣された。
[許可が下りれば進み出て、視線で礼を取る。]
率いる兵は230名。
うち、馬を扱える者は50余名。
残りの殆どが民兵であり―――軽装歩兵だ。
微力ながら、ふたつの軍の連携を円滑に進められるよう、尽力させて頂く。
[ヴェルナーの通達は既に届いているのだろう。
怪訝な顔の代わり、刺さるような無数の視線。
張り詰めた敵陣の中、怖じず動じずひたと見据えた。*]
/*
みんなかっこいいな!!
ひとりだけ鬱方面駆け抜けすぎてて浮いてる気がするが後悔はしていない。
カッツェの懐刀はどうなってしまうのだろう。
気になる。
権力者位置だとおいそれと聞けないな!
……。
…………。
[好きに使え(>>452)と言われて周囲を確認。
聞き耳を立てるような者はいないとは思うがいちおう。
顔を寄せ、耳打ちのように]
背後に出て挟撃……だけど、それも陽動。
ここまではあっちも想定してるだろうからね……これはあたしらがやる。
頼みたいことは……そこから。
敵の正面が前、後衛に後を向かせたら、アンタの軍が飛び出て横から一直線に敵の中枢を衝く。
あちらさん……森の近くになるよう広く展開はして来ないはず。
だから縦に伸びた布陣になるのを逆手にとる――ってのが作戦。
[右手を伸ばし、ヴェルナーの左脇腹を横から指でつんと軽く突いた。]
危険だし重要だけど――期待してる
[できるかやれるか頼めるか、とはもう言わなかった。]
/*
なるほど、それに乗ればいいのだな!(助かった)
だがしかし、隊列変更自在な人なので、横2列で行こうとしていたとかそんな馬鹿な(笑)
― 出陣時>>339 ―
[青い色には不思議な安堵感がある。
よって戦いには不向き、とは思うが。
戦いを、終わらせよう。
戦いのない世界のために、守る力を手に入れる。
リアンダール候の言葉に、深く息を吸い入れて。
あの青色の世界を思い浮かべた]
ふふっ……。
[静かな笑みを零したヴェルナー(>>457)につられて一緒に笑う。
鬼とか恐れられているらしいことなどどうでもいい、目の前にいるのは死地を笑い飛ばせる豪胆な男。
――終わったら義賊にならないか、と誘おうと一瞬思ったとかどうとか。^]
オットー、頼むよ。
[はいはい、とやる気の無い返事と、反した表情が返ってくる。
軽装歩兵と弓兵の二列横隊。おとりであるからまず隙を作る。おとりにかかれば、側面への隊列変更すなわち進軍方向への縦列へ。警戒しての行動だから十分に可能だろう、状況によれば負けて「見せて」伏兵を平原まで引っ張り出す]
開始。
[かけ声は、静かに。指の合図。口に仕込んだ笛は音にならないもの。出陣]
[さて、以前の『お願い』は、どう取られたか。
母には未だ届かぬ、と思ってはいるものの、テオドールからは単体の戦闘力を高く買われているから、志願兵の近くに、という申し出は難色を示されたやも知れないが]
……でも、前線に多く出るのは志願兵の方たちですし。
必然的に、近くには配置されますわよ、ね?
[にっこり笑って、押し切ったりした事もあり。
結果的には、遊撃・撹乱部隊という名目で、志願兵を100預かる事となった。
装備的には、支援・援護を重視しての短弓や、革製の投擲紐の類を重点的に。
前線で立ち回るリーダーを援護しつつ、確実に生き残るスタイルの部隊運用は、母が好んで用いていたもの]
『死は勲であり、誉れ。
けれど、無為に積み重ねてよいものではないわ』
[部隊の編成に素朴な疑問を感じる自分に、母が静かにこう言っていたのは、今でも確りと覚えている。*]
― 凪の森/西側 ―
[デュ・ボック村付近の敵本隊へ、真っ向勝負をかける。時があれば他の作戦もとれたろうが。
それを言うなら、この凪の森に手を入れなかったことも、大きな痛手である。
横目で見ながらの進軍。盾を構えた歩兵は進む。何事もなければ、正面の敵と、打ち払うのみ]
「信じます」と言った言葉。
おとりで失うはずの自分の部隊の代わりを務める予備兵、間に合うかどうかまでは確認できなかったが]
/*
ああ…カッツェは凪の森行っちゃったか、残念。
凪の森組対応出来るのかwww頑張れ手数!!
こっちに相手はいないんだけどな。
対戦しないなら拾いは無理か。
/*
こう、あれだな。
動いている人間がここしかない気配がとても安心するというか。
ログがががーっと流れるのも追いかけなきゃで怖いのだけど、他に無ければないで、怖いんだな(笑)
/*
それでね、ずっと思っていたんだけど。
タイガの陽動っていうか弓矢のあれそれ誰か拾わないのかな?
ごめん、俺が反応すればよかった。
そっちに出ても良かったよね! でも初志貫徹にした。ダーフィトには2日連続大活躍で申し訳ない。
渡り鳥 ジェフロイは、猛将 テオドール を投票先に選びました。
―布陣―
[カッツェの要請を受け、
囮部隊の予備兵を配置する手筈を整える。
奇策、奇襲か。
そんな風に軍議の際口にしたが、
将の交換が行われているとまでは届かない。
尖兵として切り込んでくるならば猛将と呼ばれるもの置いて他にない、と考えるのが普通だが―――さて。]
[重槍兵…といっても盾は大盾からスパイクシールド、そもそもないものもいれば、槍も、普通の槍から片鎌槍を持つ。十字槍も一部のものはもっている、ほとんど槍兵というのが100名
軽歩兵…といっても武器はばらばら、長剣から両手もちの剣や斧。ほとんどが抜身。
片手持ちの武器を持つもの意外には円盾を持つものもいるが…木に布を巻きつけた矢を防ぐための盾だけは支給され、小型投石器用の大きな匙のようなもの腰に下げるものも多い。といったものが70名。
そして90の短弓兵。帯剣してるものとしてないものもいる
総勢260が、これから王太子の軍が北上する際合流できるように移動しているだろう]
/*
だめだ、勝てる気がしない(笑)
オットーどうしよう。
「だから危険だっていってるのに(うらごえ)」
てけしょ。こんにゃろ。
― 平原 ―
[シモン率いる軽装弓兵が、砦近くで挑発攻撃を繰り返す頃――
見知った名前が、本陣への来訪を告げた>>454]
よーう。やっぱ、会ったな……
[礼を取るジェフロイに、馬上からにやりと笑み混じりの声を送る]
敵として会うか、味方として会うか…
どっちにしても面白いとは思っていたが、
今ばかりは味方の方が有難ぇ。
共に、戦おうぜ。今だけは――…な。
[あちらも同じであろう、その思いを敢えて口にする。
期間を限定して言い切ることで、
刺すようにジェフロイを見ている周りの者の感情を落ち着かせるように。
指示に関してはイングリッドに任せる、と馬首を右…森の方角へ向けた]
ん、あとは任せたよ。
[ヴェルナーの部隊もまた大きな盗賊団のひとつと考えれば扱い方は似たようなもの。
部隊レベルより下の部分までいちいちとやかくは言わなかった。
彼が去る(>>463)と自分もやるべきことを片付けようと戻っていった。*]
― フリート村、出立の朝 ―
[『真の夜明けを《Verus Aurora 》!』
響く唱和。その片隅で演説を聞いていた...は目を細める。
まさか王女陣営に所属しているものが、王太子陣営で聞くとはな…と。だがなるほど、確かにあの剣聖がいっていただけはある。まだ甘さなどを感じるため心服するほどではないが、惹きつける魅力、カリスマ…確かにあの嬢ちゃんと戦えるだけのものを持っている。いや、純粋な魅力だけでは上であるか]
征の字のごとく。行って世を正す…か。
[その点において三陣営は全て同じかもしれない、なのにぶつかるのはもはや仕方がない。
いつもの外套をつけながらも手足と肩に鉄の甲。胸や腹部を守る最低限の防備以外は動きやすさを重視した武装。
背には方天戟、腰にはバスタードソードを二振り。
弓…両端の留め具を外して弦を複数にして多弦弓。
外套の内側にも"仕込み"は済ませた...は彼らの行軍に一度合せ、その後部隊>>465と合流するだろう]
[>>378出陣後の動きについての話を聞けば静かに頷いた。
とはいえ陣が崩れない限り、縦横には動けない。
基本は中央前線の背後に並ばせる布陣を取るつもりで。
戦線の維持と、王子、公女の討ち取り。
どちらも弓の届く場所には出てこないだろう。
今は思考の端に留めておく。]
― 出陣時 ―
[>>399>>400出陣前に高らかに響く声。
それに応えるよう、兵らは拳振り上げ声を上げていた。
弓騎兵隊も同様に。そして自らも、一人の兵として。
男と違う声も、今はその音の中の一つとして織り上げられる。
今この時は迷いはない。
迷いは死を招く。
白薔薇の描く未来は、今は見ない。
生きるため、生かすため、目の前の戦場に集中せよと、自らに言い聞かせた。]
― 布陣 ―
[隊は二列。横並びに並ばせて、一部を凪の森側へと向けさせておく。
伏兵が飛び出してくる可能性は高いと見ていた。
無論防衛にいくらか割いてはいるだろうが、あるに越した事はない。
隊列を組み、馬上から面前を見た。
居並ぶ兵、遠くには軍旗。
戦場の高揚感を感じる。
肩に乗せた鷹に合図を送り、空高く羽ばたかせた。]
誇り高き失われた名の民よ、戦わずして敗北したあの雪辱を思い出せ。
今こそ我らの力、新たな故郷の為存分に奮う時。
王都へ叛徒を、一歩たりとも向かわせるな。
[一族の言葉で鼓舞すると、空飛ぶ鷹が声高く鳴いた。]
風の声に耳を傾ける事忘れるな!
[風、そう名付けられた鷹は、空高く飛びながら、時折鋭く鳴く。
そうする事で風の道や敵の位置を知らせながら。
――とはいえ、斥侯を看破する事は難しいのだが。
鷹馬人、三位一体となり今は前線がぶつかるのを、待つ*]
[魔がさしたわけじゃない。
メリオールの兵だからでもない。
自分がイングリッドを選んだのだ。
アイリに語ったように、
リアンダール候のやりかたについていけない。
というのも理由ではある。
また、何かを為すには、
素早い決断力と行動力が伴ってなければならない。
と考えている男にとっては、
イングリッドの行動のその迅速さが、
気にいったこともあった]
俺らの仕掛けた正面の挑発に乗ってきたら、
そっちを引き寄せて攻撃…と思っていたが、
あちらさんも何か仕掛けてきやがったようだ。
[凪の森の方を見据えて、低く、獰猛に。
眼光を鋭く尖らせて]
――――俺が、行ってくる。
[イングリッドへ、ジェフロイへ、告げて]
他が来たら任せたぜ?
けど、それだけじゃないんだよな。
王女は懐が深いんじゃ、と思ったんだ。
[退屈しなければそれでいい。
なんて、冗談めかした言葉を、
リアンダール候や王太子が聞いたら、
どういう反応をしたのだろう。
かつてセルベシアに仕官していた男にとって、
二人ともまるで知らない相手ではなかった。
その時に感じた一方的な印象ではあったかもしれない。
だが、そんな言葉をも面白がるのは、
イングリッドだけなのではないか。
――そんな予感。
そして王女の為に命を賭けるには、それで十分だった]
― 平原:陣 ―
[布陣と時をほぼ同じくして、将の訪問を受けた>>454
ヴェルナーからの伝令に既に知らされたこと>>463、
躊躇わず使者の前へと姿を見せる]
良くぞ参られた。
わたくしが、イングリッド・ラウラ・ブリュンヒルトである。
[既に軍装に改めた王女は、薄く打ち出して作られた甲冑を纏い、
腰にはフィルマメント───緋の王剣を帯びている。
肩にかけるは、軍旗と同じき真紅のマント。
その裾を靡かせ、きびきびとした歩調で使者の前へと現れた]
此度は申し出を受けて頂いたこと、ありがたく思う。
どちらにせよ、これが成らずば互いに勝機も見えぬこと。
今は存分に互いの力を尽くすべき時であろう。
[きぱりと戦況を分析してみせ、金の瞳に視線を置いた]
卿の身分並びに待遇は、このわたくしの名にかけて保障する。
まがりなりにも卑怯な真似は致さぬゆえ、よしなに頼む。
…卿の働きに期待している。
[周囲の者らへも聞こえるよう、言い渡す。
客将の名には聞き覚えがあった。
対面叶わなかった、将の名。凪の森で聞いた名だ。
けれども今はそれを口には出さず、
鋭くきらめく紫水晶の双眸を、ウェルシュからの客将へと向けた*]
続け!!
[号令一閃。
カスパル率いる槍歩兵200が凪の森へと一直線に進み、
タイガ率いる騎兵100が迂回するよう曲線を描いて森へと駆けた]
/*
自分が言ってる事が間違って無いかがこわいこわい(ぶるぶる
だったら軍動かすなって話なんだけど
だって折角の、戦記ものなんだし…!
醍醐味を味わっておきたい んだ
なわけで読み込んでくる…なんか陽動?があったとかなんとか…
― 王太子軍・北上中 ―
[戦場に於ける細かな配置を各々の将に任せ、
全体として緩やかな統制を保ちつつ、軍はゆっくりと北上する。
徒歩の者がほとんどであり、
且つ、後方支援を担う女たちも伴っての行軍で、
速度が遅くなるのは致し方ないことであった。]
[行程途中の村近くに陣を張っては、
都度、近隣よりの志願兵を受け入れ、
徐々に全体の数が増えていく。
同時に、陣を張った近隣の村は、
流通の滞り始めた薬品や食糧などを、
幾ばくか送り届けたりもした。
神殿の勢力圏では、シスターを殺害した(>>374)
という噂もあり、志願兵の数は伸び悩んだ。
しかし、鉱山へと近づくにつれ
ジェフロイの部下たちが行っていた工作や、
流れる噂(>>3:563)の効果もあり、人員の流入は加速する。
そこに王女の軍とリアンダール候の軍が陣を張って対峙している、
という報が入り、王太子は一つの決断を下す。]
/*
今までフォントを小にして読んでたのだが、
中のほうが読みやすいような。
もっというと、内容が頭に入ってきやすいような。
―――軍を分ける。
各将はおのおのの隊を伴って森へ急行。
新たに加わった者、後方支援の皆は、
これまで通りの速度で北上し、
鉱山を背にして留まるように。
[残留部隊の統括は、フリート村より皆をまとめてきた
ヴェンツェルという若者に任せる。
王太子自身は、クラウゼヴィッツ家の私兵三十余名を中核として、
300名ほどの民を率い、森へと入っていく。
かくて、各将らが率いる、曲がりなりにも精鋭たちが、
森の中に陣を敷いた。]
セルベシア王太子 ウェルシュは、猛将 テオドール を投票先に選びました。
[>>644イングリッド軍の本隊よりこちらに向かう槍歩兵。その数は200ほどか。左へと迂回する騎兵の数は、パスカルの軍勢の影で騎兵が左にそれるのが見える]
第一、撃て!
[カッツェの部隊の歩兵は前衛で亀の様に盾を固める。その後ろから、距離目測で300、つめ車式弩は十分届く距離。ふたつに分けた弓兵がカスパルの部隊へと矢を放つ]
[陣には既にいくつかの仕掛けがある。
民兵らの所持する投網、魚油の壷。
なだらかな平原を目立たぬよう凹凸させた足止めの穴。
トブレシェット型投石機は極力森の影に隠すよう配置をされてはいたが、それでも目端の利く偵察には見咎められてもいたのだろう>>398]
──…挑発に乗った、というわけでもなさそうだな。
[既に幾度にも渡り、仕掛けられている王国兵らへの挑発。
幾度も幾度も繰り返し、そして一目散に逃げてくる。
逃げてくるのが楽しいのか、シモンの隊には、
どこかはしゃいだような雰囲気も漂っていたものだが]
/*
砦の挑発どうしよう。
陣に挑発してるんじゃない のかな?
ううん??
前線担当のエディに任せて良いのだろうか。
む、難しい…。
分かった、任せる。
何か企んでいるのやも知れん。気をつけていけ。
可能な限り、こちらへ引き込め。
[腹心の申し出に、指示を与えて頷き返す>>474
同時、傍らの兵へと指示を飛ばした]
凪の森の偵察を強化。異変あれば即座に知らせろ。
向こうから仕掛けてくるかも知れんぞ。
───側面からの不意打ちはごめん蒙る。
[命を受けた兵が飛び出していく。
凪の森には幾らかの偵察を忍ばせてある。
大半が、この辺りに慣れ親しんだ民兵だ。
彼らには偵察を行うことと、もうひとつ。
敵に会ったら、一目散に逃げてくるよう言い含めてある]
―自部隊を前にして―
貴様らは最早知っていることと思うが、俺が今回の戦で別働隊の全権を預かったヴェルナーだ。
これより、新しきセルベシア王国を作るための第一戦が始まる。
王太子と手を結んだことに不満を持つものもいるだろう。いや、王太子を信じれないものもいるかもしれぬ。だが俺の指示には従ってもらいたい。
従わないものは、死んで貰う。別働隊指揮官の俺の言を軽んじる人間が居ることは軍にとっては悪だ。このことについては、肝に銘じておいて貰おう。
[そこで一度言葉を切って、兵たちを睥睨する]
テオドール将軍の怪我……心配だな。
あの人なら、怪我を推してでも前に出ると言いそうだけれども、
無理を押して、体に障ったら困る。
/*
名前は捨てさせられましたが
動物名や戦時においての民族語は使用。
いきなり変えても満足に動けない&動物に人間の事情は関係ない(変えても分かんない)からー。
そんなメモ。
余の軍は右翼。
[故に森の事は関係がない。対峙するのは王女軍の左翼か]
正面の正規軍の補佐をしながら、適当に槍を合わせろ。
無理も無茶も要らぬ。
[正規歩兵軍の真似事であるが、正規軍同士の戦いという訳でもない。対応が可能と務めて緩く命を下す]
敵の弓隊の矢には盾を使え。どうせ散発だ。
いいな、突出するな。
[弓隊の援護はどれほど得られるか判らない。自衛に徹するに越した事はない。それに敵の飛び道具は弓だけではない]
敵が引けば、そのままで良い。
友軍が突出したなら、その背に回られぬようにだけしろ。
そこを合わせる必要はない。
……。
…………。
………………そーゆートコ気が利くよなぁ。
[相談は受けていなかったが、ウェルシュの決断(>>480)は正しいと思った。
狭い森の中、縦横無尽に動くには訓練不十分な者はむしろ邪魔なだけだ。
残留部隊の長となるヴェンツェルには輸送任務を一部預け、一行は森へ]
── 出陣のとき ──
[常のようにジルの傍らにある。
王都を出たときの軍装に、今は馬上装備にクロスボウが加わっている。
自身は盾を持たないが、本陣中枢を円陣に守る親衛隊らは大型の盾を手にしている。
矢の一本も届かせぬと。
食い破るものは──純粋な「力」のみとなろう。]
― 凪の森・西部 ―
(……。
(…………。
(…………………両軍交戦開始)
[全身に迷彩となる枝葉をとりつけ、丁寧に顔にまで泥を塗って潜伏中の義賊団員が紛れて偵察中。
問題がなければ茂みから出て伝令に走るだろう、情報は逐一、拠点となる根城に集められるだろう]
/*
>>488
投石器は隠し気味 なんだけどな……
wwwwwwwwwww
wwwwwwwいいけどねwwwww
/*
でもまってね。
結構ねえ、おもしろいんだけれど。
あのね。
俺の中で言うと距離感が大変なことに成るからあれそれ落ち着いて。
……あたしは、怪我を押してまで戦いに出たことがないからねぇ……できるかどうか止めるかどうかの判断はつかない。
ウェルが止めるのなら反対しないよ。
本人にとっちゃ不本意かもしれないけど。
……っ!?
あ、やー……まぁ、根城にいるよりかいいもの手に入るせいじゃない?
[ほんのちょっとだけ綺麗になろうとか思ったとか言えるわけなかった]
[ルートヴィヒの背後には、青の旗を背にたてた伝令部隊が控える。
半数はすでに各隊に従って布陣していた。
彼らは基本的には戦闘に関わらず、各部隊と本部を往復して、ジルの命令と、目視できぬ互いの状況や全体の趨勢を部隊指揮官に知らせる。
それにより、ジルが戦局を本陣にいながらにして把握でき、軍はひとつの生き物のような有機的な運用が可能になる。
そのための要員だ。]
来度の敵は、リアンダール候…傀儡政権を築こうとする我欲にまみれた俗物貴族だ。
貴様らはこれより、そんな我欲に塗れた者を殺し新たな世を作るために鬼になるのだ!
そして貴様らの将として、俺も共に一匹の鬼となろう!この俺と共に戦場で害虫共を狩って!狩って!狩りまくるぞ!
この戦で死ぬことをやつらは無駄死にだというだろう!貴様らが戦の鬼であることを止めようともするだろう!
だが、決して無駄死になどではない!貴様らが遺していく家族も!理想も!夢も!貴様らがこの世に存在していたという記憶も!全て消えることはない!!
我らが王女のもとに遺り、王女が王女らしく生きている限り確かに貴様らはこの世で戦の鬼として、未来のために生きたのだと証明される!!
それでも貶してくるのであればそれで構わぬではないか!皆で気違いの鬼になってやろう!
剣を振るえ!槍を持て!矢を打ちかけよ!我らが戦の鬼であることを止めさせるには殺さぬ限りそれが叶わぬ事を教えてやれ!我らが気違いであることを、骨身に染みて分からせてやれ!
[そしてカスパル隊の左方。
黒騎兵らを先頭に、馬の脚を生かしてカサンドラ弓兵隊の横っ腹を狙わんと、
地軸を揺るがせ、無言のままに突進する騎影100。
その様は、正に一陣の黒き風――]
[紅が靡けば、瞬時に空気の色が変わる。
ウェルシュとはまた異種の王者の資質。
磨澄まされた、雅やかな刃だ。]
優渥な待遇に感謝する。
王都に後ろ盾を持つリアンダール候を排すには、一時的にでも手を組むことは必須。
特殊な状況下だからこそ、柔軟な思考が必要だった。
[言葉少なに声を向け、真直ぐに置かれた視線を結ぶ。
強き意志を宿す紫水晶。呑まれぬ金。
イングリッド・ラウラ・ブリュンヒルト―――
実に数年ぶりのその姿を、鮮烈に焼き付けた。
今は味方として。
いつかの敵として。]
……早速、物々しいな。
貴殿の指示通りに位置取ろう。指示を。
/*
ヴェルナー惚れるwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwだがしばをゆるせ
― 凪の森・根城 ―
おし、迎撃担当以外の各隊はここで休憩。
食事も許可する、しっかり食っときなよ。
[根城に全員が入れるわけでないが、周囲の開けた部分は拠点とするに足りるだろう。
なによりここを選んだのは、ここから出撃して自由自在に外に飛び出ることができたかつての記憶と実績から。
主だった面々は根城の中で情報を分析し機会を伺うことだろう。]
[その声で、その言葉で、兵の心に鬼気を埋め込む、迅鬼。
それに呼応するように声を上げる兵]
ではいくぞ。王女に勝利を献上する。
[そういって、配置位置…ダーフィト、もしくはダーフィト麾下の者の案内を受け、凪の森北西部へと軍を進ませた]
― 凪の森 北西部付近 ―
[欲をいえば王女ともっと話をしたかった。
彼女が見せてくれるといったものを、一緒に見たかった]
でも、まあ……。
ここからでも見られるし。
それに、ここは空に近いから。
[芳醇な酒の香りが、ほんのりと漂ってくる。
酒の色と同じ色の瞳をした、少し年下の青年と、
一緒になって
抜けるような空の青さと相俟って、色鮮やかに覚えていた]
残念すぎるるがる5 勝利の女神
るーと「じる、大変です」
じる「何だ」
るーと「りあ、 が大人気です。あのような女性が勝利の女神として我が魁軍についていれば、という意見が各所に。」
じる「……何だ、と……」
るーと「計算によりますと、りあ様が指揮をすることで、魁軍の勝率が50%上昇します!りあ様が見られれば死ぬのも怖くないという兵も!」
じる「!!!!!!!」
るーと「じる!決断を!」
じる「…………わかった!泥をかぶる覚悟はできている!それに比べれば女装くらい……!!」
るーと「わーいやったーやったー」//
敵はこちらより寡兵。
騎馬隊の横陣は、敵を包囲する意図ととっていいか?
ただ、南に向いて布陣している我々の正面から太陽が照りつけている。
これはあまり優位な位置ではない。
一度、敵の戦線を突き抜けて反転という手もある。
これなら、挟撃も受けづらい。
ただし、敵本隊が進んでこない場合は要注意だ。
落とし穴はあちらにも掘れるものだからな。
第二、
[>>495第一弩隊と第二弩隊が入れ替わる、二撃目、と構えた矢先、>>495部隊に迫る一陣の黒が見え]
――!
人は狙うなよ! 放て!
[音の無い笛。
第二弩兵の狙いを迫る黒へ変え、放つ。人より大きな目標へ。
あの機動力で自分の部隊を抜かれる訳にはいかない]
― 幕間:暗殺者の顛末を聞いて ―
[自分が居ない間にやってきたという暗殺者、
討ち取られたその遺体を引き取っていったという情報技官。
彼らの名前を聞いて、視線を記憶のうちに彷徨わせる。]
ナネッテ、だって?
[聞いたことのある名だ、と思っていたが、
昔、辞めた侍女が口にしていたと思い出すのには
少々時間が掛かった。
神殿の修道女で、みなに頼りにされているひとだと。
たしか、彼女はそう言っていたはずだ。]
グレイブ!
[馬から騎士を引きずりおろすための武器を構えた歩兵を、黒い疾風が迫り来る左側へと寄せる、が、その速さ、間に合うかどうか]
ビーケン神殿の修道女。
[そして、暗殺者。
一度だけ、父王の口から聞いたことがある。
もう引退した宰相が操っていた、"影"。
そう。イングリッド王女からもまだ、
"影"に注意せよとの警告を受けていたと聞く。
"影"らは、エリオットを―――ジルを、
国の主と認めたのだろうか。
国の敵として命を狙われる。
その認識は、心のどこかを凍てつかせた。]
― 凪の森・根城 ―
先にもお話しはしておきましたけれど、私たちの役割は遊撃となります。
武装的にも規模的にも、真っ向から打ち合うには不向き。
深追いによる突出には、十分に注意を。
[出撃前の僅かな休息の最中。
静かな声で部隊に向けて語る、その声は常と変わらぬ幼げなもの。
けれど出で立ち違えた姿と──何より、覆いを外した紅の月は、向き合う兵に何かしら感じさせていたようだった]
単独での行動はせず、常に二人一組での機動を心がけて。
何かあった場合は……。
[言いながら、左の手を軽く、振る。
シャラン、と、響くのは涼やかな音]
これが、合図となります。
鳴らした回数に応じて、集結、散開、撤収、を示しますから、覚えてくださいね?
[手にした鈴を示しながら、にこりと笑う。
鈴の音を合図とするのには、もう一つ理由もあるのだが、それは言わず。
右手に持っていた真紅のリボンで、雪色の髪を高く結い上げた]
/*
ようやく落とせたナネッテさんへの追悼(?)
残念ながら、ロヴィンにはかすりもしなかったので、
とても追悼できないのだった。
[太陽の光である波形を象ったフランベルジュを抜き、両手で捧げ持つようにして掲げる。
周囲の兵たちも、盾、あるいは剣をかざした。
南天を渡る太陽がその金属面に反射し、地上の光となる。
目の眩むような煌めきは正面の敵にも届いたか。]
天に太陽はひとつ、
太陽の加護の加護は我らとともにあり!
それでは、参りましょうか。
[休息が取れたなら、隊をまとめて出発する。
強襲自体は、別隊に任せる事となるが。
こちらはそれに重ねての支援・撹乱を主体とする方針だった]
(あとは……私の、気持ち次第、かな)
[胸元に軽く触れて、小さく息を吐く。
迷いや惑いは、今は、心の奥へと押し込めた]
こちらは特に問題はなさそうだな。
[自軍左翼と正対する敵との加熱度とは対照的に、務めて牽制に終始する。こちらの踏み込む気配のない事に相手も気づいたか、あまり攻撃に熱を感じない。相手の指揮官が檄を飛ばさない限り、このままの流れを作り出す]
相手は必死に激を飛ばすなり、規律を縛るなり、あれこれと盛り上げに必死であろうが――それに付き合う付き合い必要はない。
戦争を知らぬ輩に教えてやれ。
戦争とは案外楽なものであるとな。
(左翼の将にあの者がいたな。候は手を打たなかったのか?)
[ライナーの身からペンダントを奪ったという候自身の言葉しか聞いていない。そのペンダントが王女に関わりがあるという一点で弁明のしようのない事態ではないかと考えていた]
(せいぜい通路の事を聞き出してそこで、と思ったのであるがな)
[自分が放っていた見張りはそこで死んでいた。
今戦っているカッツェに対して、そんな事を考えつつも正面の指揮は取り続ける]
喧嘩とそう代わりがないと思わせてやれ。
なあ、簡単だろう。戦争。
[馴れ合いに近い槍合わせを正対する軍と続けながら語りかける。今、こちらからぶつかる気は全くなかった*]
そんな程度でひるむかよっ!!
[降り注ぐ矢の雨の中を、速度を一切殺さずに地を馬蹄に蹴散らし突進する。
風切り音が凶器を伴って馬を狙う。悲鳴のような馬の嘶きが耳朶を叩く。
だが…多少の負傷は覚悟の上。
愛馬ベアトリーチェの首を狙って飛んできた一撃を、
腕を伸ばし、装備していたアームシールドで弾きながら、
タイガ麾下の騎兵は、数を減らしつつも、
速度を緩めずカサンドラ隊に肉薄した]
/*
[>>362>>363>>364砦近く、前線に矢が放たれる。後方までは届かないそれ。
鷹が短く何度も鳴く。
挑発に兵は追うだろうか。
矢で払うかと瞬時思案するも、手勢を裂く事は避けた。]
陽動だろう、我らは動くな。
念のために警戒だけは怠らないように。
[それらの対処は、歩兵に任せた。
押されるようであれば向かわせるよう、注意は怠らないが――]
* *
と、出していいのか迷う一文。
もったいないから埋めちゃおう…(掘った
[王女軍の陣容は、ざっと以下のようになる。
イングリッドが率いる騎兵並びに、
タイガが率いてきた黒騎士が、合わせておよそ100と20。
これらは装備整い、メリオール式の軍事も学んできた騎兵らだ。
軍の中枢、精鋭部隊といえるだろう。
これに、ライナーの煽動により加わった元セルベシア軍人。
これがおよそ400を数える。
彼らはタイガの指示によって元の兵種に編成され、
その中の幾らかは馬を与えられ騎兵としてタイガの麾下にある。
次に傭兵、これがヴェルナーの募兵に応じた者ら。
それに加え、策を得て声を掛け、集めた者ら。
これにデュ・ボック村周辺から集いつつある民兵を加えた
混成部隊とも言うべき人員は、およそ790。
うち260は、既にヴェルナーの元へと進発している>>465]
[メリオールから兵として加わったは100程度。
なれど技術者らの数はそれよりも今少し多く、
150名ほどの人数が工兵として投石器の稼動や組み立てに従事している。
総じて1300、これが今も人数を変え続けるイングリッド軍、
タイガ麾下をも含めた現在の総勢となる]
[総じて混成軍、という混じり方がこの軍の特徴だ。
恐らくはもっとも種類多く入り混じるのはこの陣営の特徴であり、
その様子は、外から来る者の目にも容易に触れよう]
───では命じる。卿に左翼の備えを任せる。
[金の瞳から視線を逸らさず、指示を告げた>>497
この目をどこかで見たことがあったろうか───、
不意に脳裏を過ぎる思いに、微かに眉を顰める]
…卿とはどこかで…、いや。
[言葉を切り、]
タイガ・ツー・ダンテの隊と連動し、突出なきよう。
我らが軍は脆い。ゆえに、力押しは避けねばならぬ。
[今は。と、その言葉は内心に付け加えるのみにして]
「峡谷からデュ・ポックまで秋田から京都くらいあるイメージではあった」>カサンドラのメモ
私は両軍本陣の間、30kmはあるだろうなぁと思っていた (←
現状、ジルの本隊が砦より南に1kmほど出て、そこからさらに数kmほど南にイングリット本隊あるくらいでないと描写キツいなぁと思っているところ。
[更に、こちらに矢がこないことを見て取ったカスパル隊が、
盾を降ろして脚を早める。駆ける。
先が十字になった槍を前に構え、
わぁぁああ、と鬨の声を上げて意識を騎兵に逸らしたカサンドラ隊に迫る]
ここに───、
[とん。と、白い指先が西を示す。
細い川が描きこまれていた]
レフ湖に注ぐ、凪の森の伏流水のうちひとつが流れている。
迂回すれば良いのだが、なかなかに面倒でな。
よって、工兵に命じて”木”を少し用意させた。
[工兵とはメリオールの技術者だ。
簡易に橋の架けられる仕組みを、密かに整えた]
これを使えば、一度くらいは意表もつけよう。
タイミングを見計らって、用立てるなら力と成せ。
[それも実力のうちだと突き放すように、笑った*]
― 凪の森・根城 ―
[天魁の前衛が切り結んだ報告を受ける。]
さぁて……そろそろ行くかぃ?
あっははは、やっぱみんな嬉しそうじゃないのッ!
[自分の直接の子分たち、そしてそれぞれの野盗たち……迷彩色に泥だらけの顔をした日陰者たち。
みんな高揚ににやにやとした笑顔がこぼれていた。
おたからを奪いに行く――あのときの顔だ]
負けて「みせる」前に負けるわけにはいかん。
[騎兵からの敗走。歩兵のみの部隊では追いつかれるのが目に見えている。それに当たる前から逃げては真実みもない]
第一弩隊!
[間に合う者だけでかまわない、至近距離から騎兵への射撃]
― 凪の森・根城 ―
[森へ息を潜める王太子軍の元へ、
偵察役からの報告が入る。
戦端が一部開かれた、と聞いて、
民兵たちがざわめき出す。
同時に、自分のうちにも熱いものがこみ上げてくるが、
それを押さえる方が、今は肝要だった。]
私たちの相手はリアンダール候の本隊だ。
前哨戦に動揺することはない。
フィーたちの隊が出たら、それに続く。
相手に、背後を取らせないように。
[抑えた声で具体的な指示を出し、
民兵たちを、なにより自分を押さえようとする。]
―凪の森。北西部付近―
待機だ。
なーに、今張り切ってもつかれてバカをみるだけだ。
何かあればはかれら義賊団が知らせてくれる。
[そして配置位置にて、緊張を解すように兵にいい、自分も楽にしてセオトコスやシェイを撫でたりなどする。北北西から奇襲する際はダーフィトらが教えてくれるであろう。
己の役目はそれからである]
[グレイブ兵を動かせば、笛の音を待たずとも、部隊は半円となる。
外を大型の盾で亀の様に守り、隙間から槍を出す、亀の陣]
あたり負けるな!
[第2弩隊は亀の陣の後方を警戒するよう、構え。
カッツェも抜刀する]
[どちらかといえば中央から凪の森よりに並んだ一団。
左手にはカッツェが、右には悪魔がいるはずだ。
だから左の層を厚くした……というのも少しある。
不用意な接触を避ければ角は立たない。
とはいえ、不足分は弓兵が控えているはずだが。]
(どちらにせよ、穴が開いたら埋められるように。)
[とはいえ弓兵が直接穴を埋めるのは悪手。
補填するには、歩兵以上の人が必要だ。
崩されなけば良いが。
そう思いながら、前線になりそうな場所を見やった。]
―――― 遅ぇっ!
[野太い太刀を鞘から引き抜きざま――、一閃。
グレイブの刃のすぐ下、柄の部分を狙って、馬上から力いっぱい振り下ろす。
刃だけになった身軽なそれが宙を舞い、…どぅ、っと平原上に突き刺さった。
他の者も、あちこち矢の刺さった馬を操りながら、
グレイブ持ちの歩兵との合戦を開始する。
応酬される斬撃。散乱する火花]
ああ。
[頷く]
太陽――そうだな。
太陽を背に出来るように動く、か
だが騎馬隊は危ないやも知らんな、
落とし穴も、兵器も、うてるだけの手は打っているはず。
誘い出すなりして
寡兵故力押しで叩き切れればそれがいい。
カッツェの軍を先行させ、
囮として出している。
だがあちらも同じことを考えていたなら――ぶつかっているかもな。
……ところで、
[配置を命じたところで、声の調子が僅かに変わる。
ほんの僅か、雰囲気も穏やかなものと変わった]
そなた、先だって陣に名乗り来た者であろう。
あの折には会えなんだが、
───奇遇だな。
[未練を口にすることはなく、それだけのことだと客将へ笑った]
/*
逆になるんじゃないかなぁと思っていた。
分り難いよねw
一応、凪の森が魁陣営にとっての左翼らしいので、それ基準に話聞いてるのでした。
敵方のはちょっと混乱する…。
/*
よく死ねそう(笑)
死んでもいいんだよなとは思うけどな。
そしてどうしようかなー
とりあえずあと30分しかないのでね……
[――リアンダール候指揮下に充てられた
王国正規軍約3000。
槍兵、斧兵、他小隊長が割り当てられている。
アイリ率いる弓兵部隊は後方へ。
騎馬隊の横陣、右翼にカッツェ率いる歩兵の一団。
――囮として前戦へ進むため、予備の兵を此方に250。
森の地理に比較的明るい者を選出。
左翼に赤き傭兵の一団を配置。
動く。剣戟の音、矢が風を切る音。]
――深追いはしすぎるな。
我々の本分は「護ること」だ。
浮き足立って足を掬われるな。
[馬上でジルは戦況を見据え耳を澄ます。
遠く、鷹の鳴き声もまた響いてくる。]
― 凪の森・根城 ―
[スッと長衣の腕を抜く。
バッと放り投げると――枝葉をつけた子分たちと同じような色彩を施した、鎖を編んだ軽装甲。
性別を誤魔化すよりも動きやすさを追求したか、やや身体の線が出ているもの。
口笛で茶化す野盗たちにいちいち反応せず、みんなを見回して]
いいかいッ!
敵からは森に重なってわからないようにまっすぐ近づく。
森から出たら固まって、腕をあまり振らず、得物は下げて持って草の中に隠して走るんだ。
刃が光って気付かれちゃいけないからね。
それじゃ……王子、先に行くよ。
もし敵の後軍が東から追加で来たら適当に食い止めて。
[死地に赴くことなど考えていないように、笑顔でひらひらと手を]
引きずりおろせ!
[騎兵は馬から引きずりおろし、加撃するのが鉄則だがグレイブ隊の一角で、ばきん、と金属の絶たれる音と、悲鳴]
守れ! 盾をおろすな!
[ずれ始める陣、あちこちであがり始める悲鳴に叱咤する]
[遠く、剣戟が聞こえる。
おそらく王女軍とぶつかりあっているのだろう。数名に巡回をさせているが外側からここが見えることはないだろう。状況が動いてからまた位置を取り直して]
さてさて、どうなることやら
[王女の軍の客将のうえ、王太子のもとへ出張中、更にどちらの総大将もいない位置での行動。
まったくもってどちらにもある意味信用をされてるようで、と呆れつつまだまだまったりなのであった]
そんじゃバカヤロたち!!
得物抜きなッ!
[叫びと共に、ならず者全員が各々の武器を――愛用の品であり、収奪品であり……それぞれに思い入れのあるものたち――]
あたしらの手で
朝日を拝みに……行くよーッ!!
『オォーッ!』
いーちッ!
にーッ!
さーんッ!!
『ヒャッハー!!』
[一斉に掲げられた腕と拳と刃。
太陽の下を歩けるように、救いようのない日陰者が――野盗としての最後の咆哮。]
(→北北西出口へ)
カッツェの隊──
連弩を携行した歩兵部隊だったな。
相手が
うまく「負けて」みせて、落とし穴に誘導してくれれば、リューフェン隊で射止めることも可能だろうが…
……っつ。
[矢とグレイブの連撃。
こちらが隊を束ねていると見てとってだろう、幾重にも伸ばされたグレイブによって、
馬から転がるように落ちた。
が、そのまま膝立ちで太刀を一閃。体勢を立て直す間を作る。
――と、他の兵に指示を出す声を聞けば、そちらを振り向き]
あんたがこの隊の大将か!
───、斬り込んだか。
[刻々と戦況は本陣へと伝えられる。
弓兵隊長を呼び、指示を与えた]
右翼後方に詰めよ。
引いてくるにあわせて、歩兵の撤退を援護する。
縦深に布陣し、援護射撃の後は速やかに後退のこと。
[意図は二重に存在をする。
どちらにせよ、備え置くのに必要な手を打った]
ああ。
[見事に迷彩を施したフィーたちが動き出すのを、
森の中、息を潜めたまま見送る。
楽しげに、とさえ言えそうなフィーの笑顔に、
ぎこちなく片手を挙げて応えるのが、精一杯だった。]
…後ろの心配は、しなくていい。
[それでも、言うだけのことは言って、
戦場へ行く彼らを送り出す。]
[そうして、僅かながら隊を前進させた。
前線から遠くなることによる情報遅延を恐れた動きであり、
―――逸る心を紛らわせるためのものでもあった。]
やめろ!
[背後からの悲鳴に振り返ると、矢を切り落とし、同胞を蹴散らす男がいて。
駆ける。ソードブレイカーを抜いて]
だったらなんだ!
[一人だけ、別格の気配を持つ男。
落馬から素早く立ち直る様に、ソードブレイカーを構え]
[伝令の報告。
「左翼、凪の森方面担当のカッツェ隊へ、
敵槍歩兵および騎兵が突撃」>>477
凪の森の手前砂埃が舞い上がっているのからも本陣からも見える。]
─────…、
[働きすぎるなよ。とかけるのは少し違う>>=16
だから短く頷きを返すのに留めたのだが]
… 、…
[前方より響く微かな剣戟の音。鬨の声。
それへと知らず、拳を硬く握って前方を睨みつけた]
ならば――…王女の腹心、タイガ・ツー・ダンテがお相手すんぜ。
[不敵な笑みと共に名乗りを上げて、
だんっ、と大きく踏み込み、カサンドラとの距離を詰める]
俺の首を取ったらいい土産だぜ?
そう簡単にゃあ、渡さなねぇが、なっ!
[言い切り、下から上へ太刀を斬り上げる]
[>>531負けて見せる、そうは言ったが。
崩れた隙から入り込む槍兵を、弩兵が剣を抜いて迎え撃つ。
口の中で笛を噛む。
退却せよとオットーへと指示を出す。
オットーの姿を確認もせず、生きているものと信じて]
心得た。
[左翼の担当、連動。
双方に首肯して、瞳を一度伏せた。]
伏流水に橋を架ける?
成程、迂回すると見せかけて、大幅に到達見込み時間を狂わせることが出来るな。
了解した。奇襲が必要となれば利用させて貰おう。
[副官に視線を遣れば、即座に軍に正確な位置が齎される。
彼に伝達を任せることにして、地図を見据えた。]
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