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[既に心が壊れかけた自分が、それでも笑みを浮かべられたのは。
彼女が訪ねてくれた。
ただそれだけの事でも、実は凄く嬉しかったからなのだろうか]
― Dritter Stock Neun―
[宿の朝は早い。宿泊客の食事の準備や細々した家事を片付けるには時間が幾らあっても足りないからだ。
薄暗い朝の時点で目が覚めたが、周囲を見渡して、昨夜からの出来事を思い出し頭を掻く]
うん……。
やれやれ…寝間着は持って来て貰わないといけないね…。
[用意された部屋にローブなどはあっただろうか。
だが、残念な事に体型にあったものはなく、仕方なく、予備のシーツを巻き付けて眠る事となった]
悔しいけど備え付けてあるものは宿とは比べ物にならないね……。
ゲルト・・・!
[扉を開けると、更に濃い血の臭いに思わず立ちすくむ]
ゲルト・・・いるんでしょう?
ゲルト・・・
[ゲルトの気配を探して、寝室へと足を進める。
寝室に溢れる。むせ返りそうな程の死の臭いは、
目の見えない...にさえも何が起こったのか確信させる程で]
ああ・・・ゲル・・・ト・・・
[ピシャリ。死の臭いに圧倒されその場にへたり込む。ベージュのドレスを血で赤く染めたまま、誰かが来るか、結社員がゲルトを運び出すまで呆然としていた。]
『愛しい我が子よ。どんな紅が欲しい?悲しみに満ちた紅?怒りに満ちた紅?何も知らぬ無垢なままの紅?苦痛に満ちた紅?全部全部あなたにあげる』
・・・ひっ・・・グ・・・・・・
・・・や・・・め・・・・・
[子守歌の様に、寝物語に紡がれる狂気の調べが心を浸蝕する。
狂い切るか、壊れ切るか。
どちらかを辿るまで、延々と。
――壊れるまで、狂うまで、堕ちるまで]
[やがて子守歌が幾小節ものの旋律を謳い上げた頃。
魂が、心が、この紅の子守歌を歌う『母』へと。
救いを求め、そろそろと幼児の様に手を伸ばし始める]
――・・・・・・・・ボクは・・・
……くは……
[心の底では、今も抵抗しようとして居るのに。
抗う気力が、薄れゆき、ただ魂は痛みを訴えるだけの存在に成り下がりゆく]
―――ヤサしい……
紅の唄をききたい……
[魂はそれでも抗おうとするのに。
心はそれでも逃れようとするのに。
――あぁ、でも。
この壊れそうな痛みを抱え続けるくらいならばいっそ……]
―早朝―
[目を覚ました...に昨夜の記憶は無く、目が見えないからかゲルトを食べた際、ドレスに掛かった血にも気付いていなかった]
・・・ッ
[しかし、ドレスに着いた微かな血の臭いに気付くと、ゲルトの異変を察してゲルトの部屋へと急ぐ]
鏡台も大したもんだよ。
[備品の1つまで手を抜かないのは、ゲルトの性格よりもあの執事とメイド長の手によるものが大きいだろう]
執事をしながら、結社の情報員ねぇ。
喰い殺されるのが先か、過労死が先か…悩ましいところだね。
[呑気に軍服姿の二人を思い出しながら、鏡台に座り、髪を梳き始める。
ゆるいウェーブのかかった髪は、年齢を感じさせない艶やかさと、輝きを保っていた。
ブラシを通しても絡む事無く、風に靡くだろうその髪とアクアマリンの瞳が、かつて村の男達を虜にした美貌を思い出させるものだった]
何やってるんだっ!馬鹿っ!!
[自分でやったのか、そう問うよりも前に怒鳴り。
頭に被るスカーフを素早く脱ぎ、無理矢理にでもその傷だらけの腕にきつく巻きつけようとする]
/*
神:媒
者:夢
宿:瘴
商:恋
服:占
兵:首
屋:死
娘:智
書:鳴
青:獣
年:鳴
羊:狙
長:聖(剣)
妙:聖(盾)
農:聖(鏡)
皆役職COしてるから、赤組が誰かも透けてるんだよなー。
[そして、ゲルトの寝室に入れば全てを思い出して]
ああ・・・ゲル・・・ト・・・
そうね。貴方は私が・・・
[その場に佇み、顔が歪みそうになるのを抑える。
斑だったドレスは血を吸い、赤黒く染まっていくだろう。]
……? どうしたの?
もしかして、もうお昼近い…?
朝ごはん、食べそびれそうで起こしてくれた…?
[言葉を失う彼女の表情に首を傾げるが。
死人の様な表情も、床を穢す右腕の血液も。
まるで気に掛かって居ない]
[今でこそある意味畏れられている存在だが、村に来た頃はまだ初々しいものだった。
会う人会う人全てに、挨拶する度に、恥かしさからか頬を染めて上目遣いで喋っていた。
結構勘違いさせたいたかも知れないが、本人は全く自覚は無く、勘違いしたところで、実はお前が悪いと言い放つ位図太い性格だと村人が知るのはかなり後の事]
(……どうして、こんな表情をしてるんだろう。
こんな顔、させたくないのに。
カタリナは、笑っていた方がずっと可愛いのに……)
[表情も、床の穢れも、全て、気付けていない。
何故彼女が、こんな笑みと程遠い表情を浮かべているかも]
――― 一階・厨房
[厨房の主がもどってきても、ヴァルターは厨房の椅子に座ったまま。
部屋まで食事を運ぶかと問われるてはじめて、厨房にある扉の一つを指差し]
一階に用があるのでね。朝食はこちらですませたい
[と、使用人食堂を借りる旨を伝えた。“用”とは他でもない、ゲルトが襲撃された事である。
グレートヒェンも食事をとるようなら、自分に気にせず摂るようにと伝えるだろう]
……うわっ……!?
[彼女の怒鳴り声、一瞬瞳に生気が宿った。
彼女が被るスカーフ、大切な物なのに。
ぐい、と腕を引っ張られ、それを巻きつけられて。
そこで初めて、彼女のスカーフを穢す物に気付いた]
いい子ね。優しい唄……を聴かせてあげる。だから…おやすみ。
[死の気配が影響しているのか、心が強すぎるのか、狂苦にのた打ち回る声が崩れるのを静かに待つ。
そして…絞り出した様に、縋る様な願い>>*22を聞けば、優しく頷いた]
……入っちゃだめっ、パメラ姉様!
[ちょうど彼女によって開け放たれた扉から鉄のような異臭が漂ってきた時に叫んでも、もう手遅れで]
[彼女の物を紅黒く汚す自分の血。
気にも留めずに、それを腕に巻き付けるカタリナに、微かに表情が歪む]
……だめだよ…。
汚れちゃう。
僕の事は……気にしないでいーから……
[ぽつ、ぽつ、呟きは彼女だけに。
僕の事は気にしないで、そう、自分の口で言って置きながら。
心の破片が、彼女のその手に縋りたくなる]
― 自室 ―
[真珠の色をしたゲルトの魂の色を見た後、それだけに飽き足らずゲルトの部屋へと向かう。
何故この魂がゲルトの物だとわかったか。それは]
不思議なものですよね……。
私の目の前で、ちゃんと自分だって主張してくれるんですよ。
[誰に言うまでも無く、独り言が出てくる。
幸い朝は早い、誰にも気が付かれていない]
苦しいんだね…。
楽にしてあげるよ……。
さぁ、誰を殺して欲しい?
[飼い主でもある母親は縋り付く様に手を伸ばしてきた赤子に、誰を与えて欲しいと尋ねる。
望み次第では…彼の心は本当に壊れてしまうかもしれないのに…母はそれすら望みの内なのだが]
無能な結社員どもが、死体を片付けに来る前にゲルトさんと対面しましょうか。
[自分の部屋の近くから何かの物音が一瞬だけ聞こえたような気がしたが、ゲルトに対面できるという喜びでそれは特に気にするようなものでもなかった。
それにその音の主と会えば、口を封じればいいだけのことだ]
[近づいた距離。]
汚れるとか。
こんな時になに下らない事言ってるんだよ。
ダメなわけないだろ。
気にしないなんて出来るわけないだろ。
何があったんだ?
[呟きに耳を傾け。
叱るような宥めるような声は自然と囁くように。]
[優しい頷き。
まるで、この『母』に任せて居れば。
苦しみからも、痛みからも解放される……?]
…………――――…を……
……………――――……を……
[だが、唇に浮べた四文字の名前が。
歪み切り、憎悪と殺意を浮かべるだけの対象に成り果ててしまった筈の。
幼馴染の名前を紡ぐ唇からは。
その殺したい存在を確定させる、名前を紡ぐ声だけがどうしても出てこない]
[お湯につかっていると、過去の思い出と共に捨てたはずの家族や実家が甦って、膝を抱えて天井を仰ぐ。
一生エルナ=ミュラーとして、平凡な仕立て屋として、生きて死ぬつもりだった。エル░▓▒=▓█▓░░▓は二度と甦らないと。
だけど嫌でも気付いてしまった。能力を使った朝、自分が何者であるかを。
しばらくボーっとしているが、やがて瞳に力を込めて浴室を出る。着替えを済ませたころには、揺るがない決意を抱いて。]
二人とも、早く外へ出た方がいいです。
……これは、貴方達に見せるには……。あまりにも残酷すぎます。
パメラさん、さ、私の手を握って早く外へ。
[パメラの手を取りを外に連れ出そうとする。
パメラがその手を拒まなければ、呆然とするパメラを部屋の外へ連れ出すであろう]
――― 一階・使用人食堂
[他の部屋に比べると、やや質素な空間で、ミルク粥と食べやすい大きさに切られた果物に手をつける。他の物がよければ用意すると言われ、珈琲を淹れてもらえるように頼む]
(食いたくない状態でも、胃に何かしら入れねばならんしな…)
[と、メイド長の選択した胃に優しそうな料理に感心した。
“容疑者”の精神状態を考慮したものが出るとは正直予想外だったので]
[縋るような眼差しで見られていることを自覚しつつ、まずは頼れる神父を演じる]
リーザさん。
中は見ての通りの状況です。絶対に、中に入らないでくださいね。
そして、いれば結社員のお二人に、いなければ他の大人達にこの事を伝えてください。
……ゲルトが死んでいた、と。
できますか?
それとも、あまりにも辛くて辛くて仕方ないようでしたら、無理はせずにお部屋で休んでいた方がいいでしょう。
[自分から結社員の二人にこの事を伝える気は無かった。誰もいない隙にゲルトの死を味わっておきたかったのと、結社員の二人が気に食わなかったという個人的な理由によるものだ]
『……構わないわ。
あの"坊や"の甘ちゃんで生易しい。
あんな形の極上の魂も素敵だけれども。
――別に私は構わないのよ。
あの"坊や"が、壊れ、墜ちて、腐って行く。
そんな絶品の魂を手にすることになっても』
[―――だから、"修道女"は何を話すでも。何をするでもなく。
しかし、堕ちてゆく者だけを見詰めていた**]
……折角だから…寝なおすかい。
[髪を整えながら、まだ暗い空を見る。
厨房に行って食事の準備でも、と思うが、結社員がいるだろうと思うとあまり共に作業をする気が起きない。
どうせならお客様扱いのままして貰おうと、ベッドに潜り込む。
まだ温もりの残るシーツの中でまどろみながら……。
金髪の小さな子供が炎の中で泣いている夢を見た]
大丈夫……だよ。
大丈夫、だから……
[彼女と視線を重ねられなくて。
自然と、下向きになる面で、今更の様に、右腕の傷が痛みだすのを感じた]
[ヴァルターが食事を終えるころ、グレートヒェンが珈琲を運んできた。そのタイミングのよさに驚きつつも、それを受け取る。
家で飲むものより幾分か香り高い珈琲を手に、ヴァルターは口を開いた]
ゲルトの遺体が発見されたあたりの状況を聞かせてもらえるかね
[昼も近い時間、ゲルトが死んだ事自体は一階に来るまでの慌ただしさで知っている。だが、ヴァルターはゲルトの部屋にはいっていないのだ。
不思議そうな顔をするグレートヒェンを見れば]
私情が混じれば情報は歪む…現場を見るにしても客観的なものを聞いた後の方が衝撃は少ないと思ってるのでな。
[と、ぽつり。
できるだけ私情を排除した情報を伝えられる者…それは結社員なのではないかと]
[近づく距離に肩が震える。
耳朶を打つ囁きに、高鳴ろうとする心臓がざわめく]
ダメだよ……
気持ちだけでもすっごく、嬉しいから。
……嬉しいから……
何でも無いから。
僕なんかより、カタリナは。
ペーターの心配、してあげて……?
[あぁ、でもダメだ……
話したら、巻き込んだら、縋り付いたら。
汚れちゃう。
――スカーフじゃない。カタリナが。]
[届かない声>>*28にくすくすと笑いながらも咎める事はしない]
…苦しいんだね。
まだ名前を呼ぶ事に。まだその子を大切に思っているんだね。
良いんだよ、今はまだ無理しなくても……。
すぐに人間が…命が消える瞬間がどれだけ美しいか教えてあげる。
[代わりに誰かが犠牲になる瞬間を届ければ…彼の心はどうなるのだろうか、と浮かんだ笑みは誰も知る事は無い]
能力者ね…。
こんだけ人数がいればいるでしょうね…。
私達以外の人外を見極める能力者がいるかどうか知らないけど、少なくともあたし達を見極める能力者はいるね。
そいつらからさっさと殺した方が早い。
[紅から次の餌の事について話題に上れば>>*32、我が子への餌も兼ねて賛同する]
ペーター……。
[弟の名に、引っ張りかけた手が止まる。
何があっても護ろうと心に固く誓った弟。
何時だって心配しているけれど――。]
[グレートヒェンから、今朝の状況を聞きながら珈琲に口をつけた]
(10年前のあの時に、直情に己を任せずにもう少し理知的であれば、なんかの突破口を見つけられたかもしれない…)
[昨日、赤毛の楽師に会った時の、心のどこかで高揚していた自分を顧みる。
ヤコブがあの時部屋を訪ねなければ、当主ではなく自分が無残な姿になっていただろう。]
(……心が溢れれば収拾がつかなくなる事は目に見えている。)
[受け取った時は香り高いと思った珈琲は、口にしてみると味がしなかった。
―――いや、味わう事が出来なかったといった方が正しいか。]
[夢の中で、泣いているその子供に手を差し伸べたが、その子がどんな行動を取ったのか、何を話したのか、記憶に残る事も無く目が覚めた]
……なんだか…悲しい夢だった気がするけど…。
[内容は覚えていないが悲しみだけが残る]
…泣いてないね…目が腫れるじゃないか……。
[瞼を軽く擦って今度こそ起きる事にする。
しかし服は昨日のドレスしか持っておらず、同じドレスを身に纏い本館へと足を運べば昨日より更に緊張感を増した結社員>>#0と出会っただろうか]
今はお前が心配なんだよ。
ダメとか、気持ちだけとか、僕なんかはとか。
そんな言葉聞きたくもない。
心配させろ。
[囁くようでありながら有無を言わさぬ強さを言葉に込め、オットーを睨む。]
能力者・・・私たちの邪魔をする者たち・・・
早く何とかしないといけないわね。
[能力者の話になればそう囁くも騒動に慣れてない...には見つける手段などもなく]
…………わたしは、ここにいるから。
パメラ姉様から、離れていったりしないから…。
[ベージュのドレスに散った赤いものが、着替えて間もない服につこうが厭うことなく。
そっと、従姉の背中を抱きしめた]
朝から何の騒ぎ……。
ゲルトが…?
[物々しい集団に嫌悪感を隠さず詰め寄るが、彼らから齎されたのは人狼によるゲルトの死。
今後については後ほどと会話は一方的に打ち切られ、後ろ姿を見送るしか出来なかった]
ゲルト……。
[彼らの言葉を直ぐには信じられず、ゲルトの部屋へと向かう。
その途中で誰かに会えば、詳細を知らないか尋ねただろう]
今度、ゲルトさんにお願いして遊びに来てはどうでしょうか?
きっと、断られる事はないと思いますよ。
[憧れが滲むような声に、クスクスと笑い。]
長い、です。
でも貴方に会えなかった間よりも短いと思いますよ。
いい子でお留守番出来たら、昔みたいに貴方の好きなものを買って帰りますからね。
[手紙はいらないと言っているが、家の事や食事の事を書いておいたほうが良いだろうと思う。
きっと、直ぐには書ききれないだろう。
長すぎる、と怒られるだろうか。
それを考える事も嬉しい。]
[2年間、どこで何をしていたのか。
どうして今まで戻って来なかったのか。
一切聞かない。
無意識で感じているのだ。
それを聞いたら、真実が漏れ出ることを。
もしかしたら弟ではないかもしれないと、気付きたくなくて。
それはまるで薄い氷の上を、歩くようで。
きっとその氷の下は、冷たい底なしの海――。]
大丈夫、だって。
そう言ってるのに……
[辛い物を我慢する様に、笑む。
気を抜けば、蹲ってしまいそうな表情を隠しながら]
………でも……
[心に染み入る様なこの嬉しさはなんだったんだろう。
そのまま、医務室へと、促されるだろう]
[不意に変わった真面目な声色に、ことりと首を傾げるが。]
ペーターさんの事ですか?
何も……と言ったら嘘になりますが、樹海へ行ってはいけないと言っていたのに、行ってしまった時点で貴方も共犯です。
確かに、ペーターさんだけ戻られた時は……悲しかったですけど。
でも、彼だけでも戻って来てくれたのは良かったと思ったのも本当です。
[幼馴染に、自分と同じ思いをさせたくなかった。]
はい、おやすみなさい。
今日は疲れたでしょう。ゆっくり眠りなさい。
良い夢を。
[短い挨拶に、優しく返して微笑んだ。]
[無意識、手繰り寄せる腕。
無我、求めた温もり]
――〜〜〜〜!!
[唐突に抱き締めてしまった。
彼女がどんな顔をするかを見る余裕も無く。
抱き締める腕が、小刻みに震えて、喉奥で漏れる嗚咽にも似た音を隠せなくなった]
― 四階・Vierzehn ―
[太陽が中天を過ぎた頃になり、やっと意識が現実へと戻ってきた。
それはある意味幸せだったろう。昨日僅かとはいえ言葉をかわした青年と、二度と会えぬと知るのが少しでも後に回るのだから。]
――・・・。
[寝惚けたものか、小さく唇が動く。けれど声にはならず]
く、ぁ・・・
[こんな事態だというのに、しっかり眠った頭はクリアで。欠伸と共に小さく体を伸ばすと、ベッドの上に起き上がった]
占い師に狩人…後は聡い連中……。
自ら喰い殺して下さいと出て来る連中なら良いんだけどね…。
ゲルトの騒ぎの後の動きに注目するかね…。
[能力者の探索をどうするか、悩みつつ…表では巻き込まれたただの人間を演じ続ける]
[母様と呼ばれ>>*38満足そうに微笑んだ]
…今は少しだけお休みなさい。
すぐに、手伝ってもらう事になるから…。
[そう囁く声は静かに落ち着いたもの…]
大丈夫かどうかはあたしが決める。
[痛々しく見える笑みを、じっと睨み。
言い聞かせるようにゆっくりと言う。]
怪我、ほっといて悪化したらどうするんだ。
行こう。
[促すままに付いて来てくれるのなら医務室へ向かう。
傷のない左手を引いて。]
[引いていた筈の手が引き寄せられ。
突然、抱きすくめられた。]
っちょ……や……なっ……。
[かぁっと顔に熱が集まるのを感じながら、音にならない言葉を空回りさせる。
一瞬逃れようと身動ぎをするが。
伝わってきたのは震えと、嗚咽。]
…………。
大丈夫。大丈夫だから。
あたしが傍に居るから。
[オットーの背に手を回し、子供をあやす様にさする。
落ち着いて、医務室まで歩けるようになるまでずっと。]
― ゲルトの部屋の近くで ―
[室内に入る事は出来ないようだが、漂う鉄の匂いが血の匂いだと気付けば一瞬足を止めた。
その部屋の前にまだパメラやリーザ達がいれば、駆け寄り何が合ったか尋ねるだろう。
いなければそっと部屋の中を覗き込み、床に紅を認めれば顔を顰めて現実だと思い知るだろう]
………。
カタ、リナ……。
[背中を撫でる柔らかな手の感触と。
それ以上に、耳から心臓に染み入る様な言葉が。
砕けた破片を、じんわりと柔らかく融かしてゆく]
[あれ程蝕んだ痛みが嘘の様に忘れてしまう。
今もまだ、自分の魂は歪んでいる。
今もまだ、自分の心は縛られている。
それでも、彼女がここに居てくれる。
その一時だけは、"元"に戻れる様な気すらして]
――っ…!!
[……暫く経った時。
また突然、弾かれた様に彼女を開放した。
ただその表情は真赤に紅潮して、今更過ぎる狼狽が見て取れる程に]
ご、ごめんっ!?
カタッ、カタリナ、ごめんなさいっ!!
ごめ、ごめんね!?
[暫くの間平謝りしてから、罰の悪そうに、大人しく医務室に連れて行かれるだろうか]
少年 ペーターは、負傷兵 シモン を投票先に選びました。
― 三階 医務室 ―
[手を引かれるが侭。
三階へ降りたところで、シモンへと声を掛けられるだろうか]
…シモン。
……怪我しちゃって。
カタリナに叱られてしまった、んだ。
[今更の様に痛む腕が、酷く気になる]
/*
ほとんどFOになってしまって、結局消去法で役職ばれてるよね……くすん。
ヨアヒム襲撃の際に絶望か無垢かどっちか聞く為に表に出ようかとも思ってるけど…。
今はしたくないんだよね…。
何をやっているんだ、オットーは……
……まあ、大分苦しんだようだし想像は付くが。
困るぜ、怪我してたせいで手伝いが出来なかったとか。
しっかり治しておけ。
― 翌朝:Dritter Stock - Zehn ―
[着替えを待つ間手紙を書こうとして机に向かっていたが、そのまま寝てしまったようだ。]
せっかくのベッドで寝ないとは勿体無い……おかげで身体がバキバキしています。
[とりあえず持ってきていた服に着替えて、顔だけ洗う。
化粧をしたまま寝ていたが、それがまずい事などと気付くはずもない。
そのままだった髪も、ラリエットだけ外しておいた。]
……シモン……
貴方は……
"母様"の仲間なの……?
[昨夜の声と、今眼の前から響く声が重なる。
――狂気に沈んだ魂が、そっと声を紡ぐ。
同時に、カタリナを探ろうとしていると気付き、
ともすれば、微かに不機嫌の混じった感情に気付くかもしれない]
[漸く頭がすっきりしてくると、部屋の扉を開ける。
長い廊下にある小さな窓から見える景色を、ぼんやりと眺めながらやっと着くもう一つの扉。]
長い廊下には、何か意味があるのでしょうか……。
[階下で起こっていることなど気付かず、荷物がまだ来ないようなら書斎へと向かおうとその扉を開けた。]
…………。
[室内を結社員たちが“掃除”する具体的な光景は此処からでは覗けず、覗きたくもないが。
部屋を出入りする彼らの表情に、主が死んだことからの悲しみは一分たりとも見えなくて]
……昨夜わたしが割ったジュースのグラスを片付けてた時と、同じ顔なんだね。
[どれぐらいそうしていただろう。
抱き締められた時と同じくらい唐突に引き離される。]
や、えと…そのその……。
[真っ赤に染まったオットー顔に。
遅まきながら照れが襲ってくる。]
……"母様"の……
お邪魔だけは……しないよ……。
[昨夜一晩をのたうつ激痛は覚えている。
然し、"何故"これほどに右腕がボロボロになっているか。
トンと覚えが無かった]
いいって、いいってば。
謝るような事じゃないから!
[謝られると逆に恥かしい。
しばらく顔を見れなくなりそうな気分に襲われながらも、、手は確りと掴んで引いて医務室へ。]
― 翌朝・4F北西/Dreizehn ―
[一日が始まる。
昨日とは明らかに違う、一日が――]
……ぅー。
[ゲルトのお屋敷のベッドは家のベッドよりふかふかだった]
ねえちゃん、こんな布団どこで手に入れたんだよ……――!
[視界に入った景色が自分の部屋とはまったく違うことに気付いて、完全に目が覚める]
そっか……ゲルトさんのお屋敷に来て、人狼がどうとか、って……
― 厨房 ―
[扉の向こう、ホールを隔てたところにゲルトの部屋はある。そちらに視線を向けていると、抑揚のない声で「確認なさいますか」と問われ、首を振る]
いや・・・いいよ。
役にたてること、ないと思うし。
[目の前にお茶の入ったカップが置かれたが、もうそれも口にする気が起こらない]
[パメラとリーザから異口同音の説明を>>125>>127受ければ、眉を寄せてそっと2人を抱きしめた]
……そうかい。
ごめんね、説明なんてさせて。
[パメラは目が見えなかったが、リーザは違う。
まだ幼さの残るその顔が歪むのを見れば、心に受けた傷を想う。
そしてパメラも仲の良かったゲルトの死へ何を想っているのだろうかと、抱きしめたのだった]
ああ、こんなに怯えて可哀想に。
肉の味が落ちるじゃないか。
[愛情を込めて抱きしめる。だが抱きしめたのは味を落さない為。
決して彼女の中で埋まる事の無い…純然たる区別]
……"母様"…
[味が落ちる。遠くから聴こえる"母"の言葉に反応して]
……苦い肉じゃないと。
太るんじゃないの……?
[果たして、人間の肉にも甘い苦いあるかまでは知らないが。
"修道女"が、魂にはそういう質があると言っていた事を思い出し。
ポツリ、余計な事]
行商人 アルビンは、負傷兵 シモン を投票先に選びました。
[ジムゾンはまだ近くにいたのだろうか。
姿を認めれば、ここはお願いすると頼んで、2人を連れて離れただろう。
いなければ、そのまま静かに背を押して、パメラが望めば大浴場まで共に動くつもりだった]
……腐っても口の減らない子だね。
[間髪入れず届いた声>>*47に、ああ、そう言えば前からこんなんだったと思いつつ]
あんたは甘いのが好きなんじゃないのかい?
今はまだ判らないだろうけど…いつか、同じモノになれたら…意味が判るよ。
[人狼に憧れても同じモノにはなれなかった狂信者や望まず覚醒したモノも知っている。
我が子には堕ちたのならば、狼としての喜びをいつか知って欲しいと願いながら]
[順繰りに、昨日会ったことを思い出していく。
おめかしした人々、パーティーでの食事、結社員の二人、
そして、
かつての予想通り――可能だった、秘密の会話。
その中で起こった勘違いと、それを正そうとしなかった自分]
嬉しそうだったな……。
ま、無理もねーか。久しぶりにアーノルドの声が聞けたって思ってるんだから。
[結局手紙は書いたのだろうか。
どんな気分で眠りについたのだろうか。
そして――これからどうなっていくのだろうか]
/*
あ、ペーターとクララで共鳴確定か。
パメラ智狼、レジーナ瘴狼も確定っぽいし、シモン首なしか。
…しかしここまで役職FOするものなのか、RP村って。
聖痕周りが一番にCOしてた気がするけど!
/*
今なら大浴場でパメラとレジーナが?
'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、ァ
書斎でひきこもっているだなんて勿体無いわ!!!
[今よりもっと幼い頃の少年は、他人を悲しませない嘘なら好きなだけついてもいいと思っていた。
2年前に樹海から戻ってきた直後の少年は、自分に非はないと思いたい一心で、自分の心を守るためだけに嘘をついた。
そして今の少年は、誰かを守りたくて、そのためならなんでも――嘘をつくことでも――したかった。できることなら、なんでも。
けれど、守りたいひとりについた嘘、後押しした勘違いは、この屋敷を出ればすぐに消えてしまう、儚すぎるもので―――]
――ああもう! どうすればいいんだよ。
――痛い!? カタリナ、痛いって!!
[だがその前に、思いっきりキツく包帯を巻かれ、情けない悲鳴を上げた。
若しかしなくても、怒っているのだろうか。
そんな埒外を考えながら。
……昔から、痛覚には弱かった]
よしよし……。
リーザ、よく我慢したね。
[リーザはどれ位泣いていたのか。
彼女が泣き止むまで抱きしめて。
落ち着いたリーザから、パメラについて頼まれれば>>139一瞬躊躇いを見せる]
…それはいいけど…リーザ1人で大丈夫かい?
[1人にする事は躊躇われたが、強く言う事は無く、パメラが了解すれば彼女を連れて大浴場に向かうだろう**]
[丁度三人が医務室に行った時だったか。
一度、バルコニーへと視線を向けてから、書斎へ行くよりも先に荷物を受け取ろうと結社員を探す。]
本当に、広いお屋敷ですね。
あの子が居たら、きっとペーターさんと探検とかしてしまいそうです。
もうすぐ、会えるのですよね。
声が聞こえたのですから。
[昨晩見た夢は、弟の夢。
姿は2年前の物だったが、とても楽しかった。
幸せな気持ちをを抱いたまま、階段を下る。]
――えっ……?
[何故、馬鹿野郎と怒られたのだろう。
そう、訳が解らず首を傾げる。
それ程に、その時点は"論外"だった]
[途中で見かけた結社員に声を掛け、荷物の事を聞こうとしたが。]
……え。
ゲルトさんが?何故。
[聞かされた内容に、声が詰まる。]
/*
やべえ、クララとペーターの展開がせつねえ。
弟装って共鳴してるのか……。
せつないなぁ。
そして恋どこだ!!
――っ!!
[カタリナが大声を上げて驚き。
シモンがその状況を説明するに至って漸く。
――自分が"知って"居ては駄目なのだと、漸く内心青褪めた]
[しばらくふかふかのベッドの上を何度もごろごろしていたが、それで何か事態が変わることなどあるわけもなく]
…………。
[のそのそと起き上がると、結社員が持ってきたのだろう着替えを身につけ、1Fに向かうことにした]
ゲルトが死んだ事を、お前は、“今”“初めて”知ったはずだ。
もう少し驚け。其処の娘のように。
……いいか、お前は貧血で頭がクラクラしていて反応が鈍くなっているんだ。
そういう様に装え。
― 誰かの夢の傍ら 〜話は少し遡り〜 ―
[……夢想の中。
白い気配に、視界が覆われ。
光すら見えないまま。ひたすらに、進む。
不意に。
視界の果て。首を上に向けた、人らしき影>>24が、遠くに。
ただ。
それ以上は近付かず。集めた物を、すっと抱えれば。
朝日と共に。夢魔もまた、消える定め。*]
― Zweiter Stock Sieben 〜早朝〜 ―
…………。
[ぱちり、と目を開け。瞳を瞬かせ、意識を此方へ戻し。
怪訝そうに眉根を寄せ、開口一番呟いたのが。そんな感想。]
それなりに集めたはず、なんだが……。
[これだけあれば暫くは保つ、と。妙に集めやすい気配に、気を緩めたのかもしれない。
いざ取り込んでみれば。羽根のように、軽く。すう、と、溶けて。結局得た物は、そこそこ上手く行った時と大差の無い、感覚。
ふわりと大きく、甘く。しかし、溶けやすく。不意に連想したのは、幼い頃に食べた綿菓子の記憶。]
……それに。
この気配、どこかで……?
[そして、ふっと。
後味……ではないが。取り込んだ余韻>>24を反芻して、どこかで感じた気配に首を傾げる。
それが、彼から買った古い楽譜>>1:10から感じた物と同種と感じるのは。少なくとも、この場ではなく。]
[そうして。
ひとまずは着替えようと。昨日結社員に持たせた己の手荷物を、漁り。]
…………皺になったな。
[昨日の服を着たままだった事に、今更気付き。
さて。言えばコレもクリーニングくらいはするんだろうな? と。結社員を結社員とも思わぬ不遜な思考で、適当に服を取り出し。羽織って。]
[貧血でも起こしているのか。
そう言われると、まるで意識が微かに揺らいだかのようにふらりと天井を仰いで頭を抑え込む]
……ねぇ、シモン……
ゲルト………
……死んだ、の……?
[途切れ途切れの言葉で、シモンに再び問い返す。
随分と反応が鈍い事から、本当に貧血であるのかも知れない。
促されるままに、ベッドに寝かせられただろうか]
[……その服の全容に気付いたのは。
顔くらい洗っておくか、と、シャワー室に足を踏み入れ。
備え付けの鏡を見た、その時だった。]
[パメラとリーザに中に来ないように促し、結社員が来るまでゲルトの死体のそばにいる。
傍目から見れば、その死を悼む神父に見えただろう]
ああ、ゲルト様……。
あなたの魂に安らぎがあります事を。
…………!?
[服自体に頓着する気は、無いが。
幾ら何でも。身に覚えのない軍服が出てきたら、ビビる。]
……誰の陰謀だ……!?
[パトロンの悪ふざけに付き合わされた時に、そのまま持たされて、忘れていたか。
或いは。実は夫人の若いツバメの忘れ物で、己の荷が隠し場所になっていたのか。
恐らく、自宅にあったのだろうが。
……コレを自分の私服として持ってきた結社員の顔は、拝見したかった。是非とも。色んな意味で。
……と。朝の気配を切り裂く悲鳴>>85が耳に入ったのは。その頃で→>>37。]
……これで、良い………?
[ちら、視線送り、不安げ。
シモンに比べると、随分と大根かも知れない。
だが、今更のように驚くのは無理があると思った為に。
敢えて、反応が鈍い様子を装って見せたが、果たして大丈夫だったろうか]
あ、ごめん……。
[痛がるオットーには謝罪を口にするも、気はそぞろ。]
遺体……結社に……。
運ばれたって何時だっ!?
[医務室の外へと飛び出し駆けるが。
もう運ばれてしまった後だと言われれば足は止まり。]
― 現在・パーティー会場 ―
[……ふと。曲の切れ目に、人の気配に気がつけば。
そこに立っていたのは、見習い>>49の姿で。]
…………。
[……何故今朝は、妙に軍服に縁があるんだ?
微妙そうに顰められた眉の理由は、目の前に居るのが未だ嫌な気配を漂わせている見習いだから……というだけでは、なかった。
そのまま断ろうかと、口を開き掛け。]
…………。
……ああ、まあ。
たまにはそう言うのも、いいかもな。
[……本当に、この見習いが《魂を見極める》力の持ち主なのか。まず、見極めようか、と。気を変えて。]
練習台になれ、と、いう意味か?
それなら。成功報酬は、出来映え次第になるんだが。
[見習いが服を作りたがるのは。己が何処に向かってもピアノに向かいたがるのと、大体同じ理由だろうと、勝手に解釈し。そう、問いかけて。
目的が目的なだけに。もしも仕立てに時間が掛かりそうなら、部屋に転がした謎の軍服のリメイクでも、持ちかけてみようかと*]
[確かめに行くべきか、確認して事実と知ってどうするのか。
そんな思いで手すりに捕まりながらも、階段を降りる。]
閉じ込めて、「何か」が起こるのを待っていたのでしょう。
思惑通りに事件が起こりました。
……それでは、次は?
何を待つのでしょう。何をさせたいのでしょうか……。
[フラフラと一階に着いたが、直接確認するのが怖くて階段の下でただ立ちすくむ。]
………
[今更だが、"失敗"を後悔する。
貧血なんかしていない。
だが、考えてみるなら、自分は、"今"ゲルトが死んだ事を"初めて"知った筈なのに――
カタリナに、不審に思われたりしなかっただろうか。
横たえさせられたベッドから、ちろちろと彼女を気にする視線が飛ぶ]
人狼?あいつらの言った通り?
でもゲルト昨日まで笑って……そんな……。
………。
ペーター。
[弟一人で居るはずだという事に、はっと気がつく。
けれど、今にも走り出しそうにしながらも、ベッドに寝かされるオットーに振り返り。]
大丈夫か?
[問い掛ける。]
[テーブルの上には手帳とペン、そして珈琲。
整然と並べられた聞き込みの成果。整った文字列に、注釈と自身の見解を書けるスペースに書き足していく。
ヴァルター以外が解読するには少々どころではなく骨が折れそうだ。
読みとれるのは…ヤコブは人間という事と、ジムゾンを頼るべきかと悩んでる事、一階にいた者を後で調査と考えてる事。
そして、ディーターの名が丸で囲んであるという事と、その周りには何の補足も書かれていない事ぐらいか]
(カタリナに、バレちゃ駄目だ……
こんな事は。
これだけは彼女に知られたらダメだから……)
[もし、自分がゲルトの死を。
それも誰よりも早く"教えられて"居たと知れば。
軽蔑は当然されるだろう。
だがそれ以上に、全てを問い詰められ、知られる事が怖かった。
薬品の微かに香る、ベッドの匂いは、不安を更に掻き立てる]
………。
[ゲルトの話しか出ていない。
弟は無事なはずだ。
わかってはいても、いてもたってもいられない。
けれど、今のオットーを置いていく事も出来ない。
ジレンマに囚われた羊飼いにオットーの反応の不自然さに気がつく事は出来ない。]
[シャワーを浴びて血を洗い流し、再び新しいワンピースに袖を通す。
結果的に、パメラやレジーナと別れたのは少女にとっては悪手だった。
ゲルトの無惨な姿はショッキングではあったが、前日から抱いていた不安を一時頭から吹き飛ばしていたし。
それからずっと他の誰かと共に行動していれば、気も紛れたかもしれないのに]
…………でも、ゲルトさんがあんなになったってことは。本当、に…?
[懸念がこれ以上ない形で的中してしまったことに対する怯えが、少女に再び影を落とそうとしていた]
― 1F/ホール ―
[1Fに行く前、夢に姉が出てきたのを思い出し、部屋の扉を叩いてみるが返事はなかった]
朝飯でも食べに行ったのかな。
[そう思って、まずは食堂に行こうと思った。
けれど]
――!?
[階段を降りてホールを出たところで見てしまった。
レジーナと、彼女に支えられるようにして歩くベージュの――否、
ベージュを赤黒い色で彩ったドレスの女の人を]
女将さんと、パメラねえちゃん、だよな?
な、なに、どうしたんだよっ、これ?
[歩く二人の横に並ぶと切羽詰まった口調で問いかけた]
……………
[ゆらり、瞳が揺れる。
だが、医務室のベッドに横たわり、視線を合わせない状態では、その事に気付かなかっただろうか]
/*
>>41>>42 本日の一曲目
→リスト・『ラ・カンパネラ』
正確に言えば、《『パガニーニによる大練習曲』第3番 嬰ト短調》。
今回のはヒント多めなのでした(>>42とかね)。
鳩からだったから、フォントの色弄りとか統一してないけど……まあこの曲の演奏RP落とせたので、絶対やりたかった物は消化でき、た!
ブルーム…ジムゾンはどんな様子だった?
目で見ない分、耳と鼻が人の時でもあたし達より利くはずだよ……。
何か少しでも違和感があれば、教えておくれ。
タイミングがおかしいのだ。
リーザの叫びを聞いて駆け付けるには早すぎる。
何かあってゲルトの部屋の近くにいたと考えるのが妥当だった]
/*
手帳が占い師ブラフなんて言えない。
ヤコブ人間と断定している書き方と、
調査と言う書き方。ディーターを丸だけで囲んでるって事。
は取りようにとっては取れるかなと。
聖痕喰いちぎっとけばわからないしね
(ヤコブ以外は)
そしてヤコブも実際の聖痕は見ていない。
うん、その練習台って奴。ミシンはね、一日触ってないだけで、取り戻すのに三日かかるんだ。いつまでここにいろって言われるか分からないけど、そんなに長くブランクがあったら、仕事に戻れなくなっちゃうよ。
[指を一本あるいは三本立てて、熱心に説明する。ディーターがこれを自分に近いと解釈するかどうかは分からないが。
代金はまだ全然考えてないから、まずできばえを見てもらって、と成功報酬と言うディーターに賛成する意見を告げる。]
じゃあ、僕はこれで失礼するね。ふふふ。
今日中に仕上げるから、楽しみに待ってて!
[ディーターに告げると、返事も聞かずに勢い良く飛び出した。
ディーターのサイズは、先日頼まれた服の修繕で把握済みなので、採寸はいらない。
お風呂に入って身を清めたら、早速仕事に取り掛かるつもりだ。]
……行って、らっしゃい……
[揺らぐ笑顔でそう送り出し。
自分を睨み付けるシモンに、済まなそうに苦笑してみせる。
貧血だからだ。迷惑を掛けてしまった]
[勿論、心の中はもっと身も蓋も無い、欲望の塊で]
……ゲルトさん、ここまでの物を残して亡くなられるなんて、さぞかし無念でしょう。悔しいでしょう。
犯人はわかっているんですよね?
その犯人も連れてきてあげますし、お友達に同じ村の人々。寂しく無いようにしてあげますよ……。
[これから起こる死の宴に、体を震わせていた。
より多くの死の色を見る事が出来る。あの時と同じような村人たちの姿を見られる。何よりもの楽しみだ]
[医務室を彼女が去るほんの一瞬。
――寂しそうに伸ばし掛けた手があったが。
それを差し出す事は叶わず。
彼女が居なくなった心は、再び縛られる]
― 深夜・Drritter Stock Elf ―
[夢を、見ていた。
負傷兵が立っていた。
彼は血まみれになっている。
その血は負傷兵自身の血か、それとも……。
助けようと駆け寄った。]
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