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宿屋の女主人 レジーナ は 仕立て屋 エルナ に投票した
行商人 アルビン は 仕立て屋 エルナ に投票した
仕立て屋 エルナ は 仕立て屋 エルナ に投票した
司書 クララ は 仕立て屋 エルナ に投票した
村長 ヴァルター は 仕立て屋 エルナ に投票した
農夫 ヤコブ は 仕立て屋 エルナ に投票した
仕立て屋 エルナ に 6人が投票した
仕立て屋 エルナ は村人の手により処刑された。
次の日の朝、行商人 アルビン が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、宿屋の女主人 レジーナ、司書 クララ、村長 ヴァルター、農夫 ヤコブの4名。
[放った言葉は後ろ向きに聞こえたかもしれないが。
それは少年にとってまぎれもない前進だった。
ほんとうのことを誰かの前で告げることができたのだから]
でも、……信じてくれたこと、感謝してる。
色んな噂されても、優しくしてくれたことも。
[姉と、彼女ののそばにいたオットーの方に顔を向けて告げる。
その表情はどこか、清々しかった**]
……わお。
[然し、全力で抵抗するエルナ――エルンストの大立ち周りを眺めて、場違いながらも無感動な感嘆が漏れる。
そのままグレートヒェンに金色のナイフを突きつけるまでの始終を目にして、もしカタリナを取り合う為に本気の殴り合いでもする事になったりしてたら大変だったな。
そんな、どうでもいい埒外を思うが]
――だけど、危なすぎる。
[グレートヒェンが人質に取られて尚、無表情無動揺のエーヴァルトは。
賭けても良い、間違いなくこのまま引き金を引くことも躊躇わない]
……それに……
[何故、"母"を告発しない?
既に生存者は、エルンストからすれば残り五人。
状況的に、誰が人狼であるか、確実に割れている筈だろうに]
何をしたいの?
こいつらも、エルナも……
[それが、ただ単純な事に。
情が移ったのだとまでは思い至らなかったが]
[だが、やはりこれだけで処刑を取りやめる筈もなく。
全員の死角に立っていた結社員の凶弾が背中を貫き、バタリと倒れ伏すエルンスト。]
――……
……………………何が…
[倒れ伏したまま、結社員へと語り掛ける。
最期を迎えるエルナを前に、ただ立ち尽くして]
傷付いて、縛られて、狂って。
歪んで、失って、壊れて・・・・。
[両手が震えるのが、どうしても抑えられない]
皆、殺す為に集めた?
何の為に? 誰が赦して?
[誰よりも生きて欲しかった人達も、これまでただ平穏に過ごしてた時間も。
それを取り上げる権利が誰かにあったのか]
…………赦さない……
[最期、事切れるエルンストを見送り。
踵を返した時、ぽそりと昏い。
その響きは、本心から――魂から――**]
農夫 ヤコブは、宿屋の女主人 レジーナ を投票先に選びました。
― 回想・処刑会場 ―
[カタリナの呟き>>7:+114が、耳に届く。]
解んねぇ。俺、お前に関しては何か能力持ってそうな気配感じねぇし。ただ……
[……彼女の弟が、クララと《共鳴》しているらしいと、エルナが調べていたのを、思い返し。]
一族で呼ばれてる連中は。
もしかしたら、家系の何処かで何か能力持ってるヤツが居たりしたから呼ばれた、って可能性は……ある。
[青ざめたオットー>>+2が振り返り、こちらを見る気配に。]
……そう、全員。
狼に人間が喰われる事すら、連中には、計算の範囲内……なの、かも。
[手短に答えれば。エルンストの様子を、見守る。]
[しかし。相談>>7:153が終わり、淡々としたエーヴァルトの声が響けば。]
……何余裕ぶっこいてんだ、アイツ。
[その様子は明らかに、茶番。無機質なエーヴァルトの瞳が、グレートヒェンを見つめる眼差しには。何の焦りも感じない。
ナイフを離し、>>7:157クララの言葉に答えるエルナの影で。>>7:159銃口が、火を噴いた。]
…………!!!
[グレートヒェンを突き飛ばした様子から、エルンストはこの展開すら予測していたのかもしれないと、思ったのはつかの間。
>>7:160エルンストに、>>7:162クララが駆けよって。既に結社員は、今日の処刑を終えた空気すら漂わせていた。近付いたヴァルターが、その目をそっと覆う>>7:168仕草に。……ただ、項垂れ、拳を握る。]
……何で、コイツを…………!
[天敵の一族が、一人消えた>>7:182というのに。あの日見せた、仕立屋の誇りと笑顔>>3:321を思い返せば。
今は、ただ。結社を殴りつけたい衝動を、堪えるのみだった。*]
― 深夜・中庭 ―
…………で。
何でこんなトコで優雅なコトしてんの、アンタ……。
[残った面子の中で一番(この状況でコレってのは逆に怖いが)食べやすい夢の持ち主>>7:194の所から、思念を手繰ろうとして。……何とも無防備な深夜のお茶会に、脱力した。
やがて来たレジーナ>>7:189の姿と、《死んだ皆さん》としれっと言い替えた様子に。こうなることを覚悟した上で、だったのだろうかとも思うが。レジーナが狼に身を転じ、喰われながらもその様子を穏やかに見つめるアルビン>>7:195の姿に。]
……そうせざるを得ない運命、か。
[……不意に、肉体を失う少し前>>5:237に聞こえた言葉を思い返し。少し、違ったかもしれないが……その死を見守った。*]
――温情か?
[一度に全員を殺す事も、やろうと思えば出来ただろう。
それをせず、この形になったのは、もしかしたら“本部”と掛け合い“本部”が最大限妥協した結果だったりも、するのだろうか。
だとしても――]
……反吐が出るけどな。
だったら、最初から全員逃がせよ。
自分の首が飛んでも。
[自分本位な事を言い捨てる。
どんな理由があろうとも、結社の人間達への恨みは変わらない。]
[自身が荒れ果てた小屋へ住んでいた頃。
見知らぬ少年が、ろくな掃除もされず埃っぽかった小屋を勝手に掃除し出した時には驚いたものだった。
自身が胡散臭い男だと噂されている事を、知らない訳ではないだろうに。
お節介な奴だと思ったが、傷付き疲れた身には、新品同然のシーツや空気に出迎えられる事がどれだけ有難いかを肌で知った。
だから礼の印として、“仕事”の土産を買ってくる事を習慣とし、村へ戻る度に彼へ渡していた。]
……――――――。
[口の形だけで、礼を告げて。]
また……部屋のシーツ、ぐしゃぐしゃにしちまった。
後、なんか知らないが、武器やら防具やらで散らかっちまったから。
暇があったら……気が向いたら、掃除、頼む。
[駄賃を渡せるかは分からないが、と、そこまでは告げず。
彼の死を見届けると、再び自身の部屋へと*戻った*]
/*
ん?
あ、そうか。エルナの中身予想を外したくさい。そういや、十六夜さん、男の娘はやってたんだったっけな……確か。
てぇと。十六夜さんっぽいのは、オットー? るみえるさん=ヨアヒム予想は多分合ってる(きりっ)。
― 深夜 回想 ―
[牙を立てて、紅い色が溢れる中届いた最後の声>>7:195に一瞬動きが止まる]
ああ、またお茶飲もうじゃないか。
あんたの血も不味くないよ。
[血に塗れた口元を舌で舐め取り、再び貪り始める。
少し艶を失い掛けていた白金の毛は、血に塗れ啜る度に色を取り戻し力を取り戻していく]
暫くは動け回りそうかね……。
[力が満ちれば、それこそ急所でなければ銃弾の数発受けても何とか走れはするだろう。
その間に多くの結社員を殺さなければとエネルギーを貯め込んでいく]
……誰だい……。
[ふと、視線を感じて思わず顔を上げる。
白く冷たい月光が降り注ぐそこに彼女はいた。
今朝見た夢のように喪服を身に付けた彼女自身が。
白い百合の花束を持って静かに佇んでいる。
違う事と言えば、30年前の姿と言う事。
蔑むように、憐れむように己の末路を見る過去に、現在の彼女が笑った]
こんな馬鹿な大人になる予定じゃ無かったって、悔みに来たのかい?
[幻は答えない]
あたしも馬鹿だと思っているんだから。
やっぱり糖分の取り過ぎは良くないねぇ。
[彼女が訴えたい事は違うと判っていても、冗談で返すのは後悔はしていないと言う意志でもあった。
的外れな言葉に過去は一瞬自嘲のような笑みを見せて、花束を投げた。
その花に目を奪われた瞬間、過去は消え、花束も消えた。
あるのは白い月光と紅い大地**]
ごめんね、もう…今日で終わりにするから。
今日が終りになるから。
[消えた過去と仲間達に詫びながら、最後に月に吠える。
近くを通る仲間に、この村に近付くなと、もう森の悪魔はいなくなると、遠く遠くに届く様に]
/*
おwwwwwwwwwwwwwwwwwww
いwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
みんな自殺票wwwwwwwwwwwwwwwww
どんだけ死にたがりなんだよwwwwwwwwwwww
― 運命の審判 ―
秋風が、そよそよと囁きました。
[14] ――それが運命が選んだものの名だと。
【1〜5ならレジーナ、6〜10ならクララ、
11〜15ならヴァルター、16〜20ならヤコブに投票してください。】
司書 クララは、村長 ヴァルター を投票先に選びました。
/*
くっそ。なんでこう死にたい時に死ねないんだww
あれか。選ばれたら死因を階段からうっかり足を滑らせて落ちたとかにしたいって思ってたからか。
処刑or乱闘で殺したいっていう、結社員の陰謀か!
事故死は認めないのか!ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
こうなったら意地でも死んでやるわ!!!(゜∀。)ワヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
/*
カタリナの中の人が、最初からオットーを選ぶつもりだったのかどうかはわからないけど。
三角関係のところへ撃たれて、カタリナも大変だったんだろうとは思う。
カタリナのメモに「気になる」とあった以上は、2日目以降もエルナへ向かうつもりもあったんじゃないかなぁとは。
とにかくすっごい辛い立場ではあったと思う。
三角関係の真ん中って、どっちも選ばないならともかく、大抵の場合は胃が痛くなるから。
まぁ、ほとんどの場合において、全員が辛い思いする。
特に今回はなぁ……ちゃんと3人で決着付けたかったよね、とは思うんだ。
このままだとすごい消化不良な終わり方になりそうな気がするんだ。
うんまぁ、外部の奴が言ってもどうしようもない事なので。
しっかり話し合って欲しい。
風は、さらに囁きます。
“全員が自殺票となった以上は、私の独断だけで処刑死者を選んでしまう様なものですので、村建てのランダムの結果に必ずしも従う必要はありません。
と、申し上げておきます。
どうか悔いのない最終日を過ごしてくださいませ!”
/*
うん、誰かに偏るランダムになったならともかく、全員自殺票とか村建てが介入するところじゃないよなーと……
ランダム振ってから思った。遅かった。
振らなきゃよかったなー……
/*
…………。
はて。キープ君?
カタリナ、あくまでもエルナは同性感覚で接してたような感じに見えてたんだけど。違うのかな。
……んー。まあ、いいか。当人同士で話した方がよかろ、きっと。
― 現在・パーティー会場 ―
[喰らった思念で、また少し生気を蓄え。少年に成長度のおかしさを気にされてはいた>>7:+107が、魂の姿は、どうにか元の姿を取り戻しつつあった。
……とはいえ。これではまだ、20代前半頃の姿か。もう少し、後一息……と。ピアノの前で自身の手を広げ、軽く指を動かす。]
……安心しろ。お前は、食べないから。
[思念が籠もっていそう、という意味では、目の前に鎮座してるピアノは実に贅沢な逸品だったが。
思念が籠もっているからこそ、出せる音色の意味を知っている彼は。ピアノを手のひらで撫でて、しみじみと*呟いた*]
/*
うーん。
最終日だけランダムでなくてもいいですよってのは、ちょっと複雑な気持ちになったり。
全員自殺票だからって、村建ての意志で決めてるわけじゃないよね。
そこまでいくなら完全ランダムの方がいいと思うんだけど……。
/*
今回ランダムにして良かったかどうかについてだけど、途中灰で俺の中身が言ってたのは、あくまで俺の中身の好みの話であって、ここまでのカオス編成で陣営が第五陣営まである状態だと吊り先決めるのに揉めるのは必至なので、ランダムで良かったと思うんだ。
ただ、ランダムで決まってる分、せっかくそれまでに立てていた生存or死亡フラグが活かせない可能性あるとか、「このまま生きていたくない」というロールをしてるのに最後まで生かされるとか、個人個人の「こうなったらこう」というプランがひっくり返されることがあるよね。
その理不尽さを覚悟でいくか、そういうのが影響しないような設定にするか、大幅変更が為されてもそれに合わせられるかだと俺は思う。
結構難しかった。
/*
初村建てで大変だったと思うよ。
苦情言ってるわけじゃなくて「こうしたらもっとみんな楽しめるんじゃないかな」という意味での、あくまで俺の中身の一意見ね。
俺の中身は、人狼騒動の言い換え無しRP村の場合は完全ランダムは避けようかなと思ってるみたいだけどね。
村長 ヴァルターは、村長 ヴァルター を投票先に選びました。
/*
レジーナ、お供えありがとう。
「判定同時発表」。
夜明け後時間を指定して、占霊が同時に判定を出すこと。囁けない通常狂人編成で使われ、判定誤爆を誘発することで、村側有利にするのを狙った戦術。
そのため、人狼と赤ログで相談可能な囁き狂人入りの編成では使う意味がありません。気をつけましょう。
また国によっては詳細時間が表示されない設定になっており、この戦術は使えない場合があります。
/*
うん。
溜め込むのは心身ともによくないし、何より周りももにょんとしたものを残す事になると思うんだ。
エピが終わるまでの間じゃないと、言えない事ってあるだろうし。
― 回想・夕刻前 ―
[結局当て所なく彷徨ったまま、気がつけば日が沈み始めていた。
二階ホールに降り立ち、今はまだ閉ざされた扉を見て――目を伏せる。これからそう時間も経たないうちに、生存者はいつもと同じように集められるのだろう。
彼らを見届けんとする死者たちも。
此処で待っていれば、まだ蒼い世界で会えていない者たちにも会えるかもしれない。それはわかっているけれど]
………………ごめんなさい。
からだが…そっちに向かおうとしてくれない、の。
ずるい子、だよね。
[誰に向けて言っているのか自分でもわからず、謝罪を零す。
扉へ進もうとしても、昨日の記憶が――何もできないまま従姉の命を無慈悲に奪われた記憶が次々と脳裏を過ぎり。
少女の枷となって纏い付いていた]
……せめて、だれもこっちに来ませんように。
[結社員がいる限り到底叶えられそうにない願いだとわかっていても、乞わずにはいられなかった。
しかしそれから暫くして、遠くから銃声が聞こえてきたのを――気のせいだと片付けることは、できなかった*]
― 三階バルコニー ―
[また誰かの命が失われた気配を感じながら、少女は夜のひとときをバルコニーで過ごしていた。
生きていた頃には感じたはずの寒さに邪魔されることもないまま、綺麗過ぎるほどの満天の星空を一望する。
図書館でずっと前に借りた星の本の記述を思い出しながら星々を辿ってみたが、結局
…………。
[ふと思い立ったようにバルコニーの手すりをぴょいっと飛び越えて、空中に漂ってみたりもしたけれど。たくさんの命が失われた館を今すぐ離れよう、という気にまではなれなかった]
[やがて太陽が昇り始めたのか、少しずつ空が明るくなってきた頃。今日こそは会いたかった人たちに会えるだろうかと思いながら、屋内へと*戻っていった*]
/*
個人的に、メモで予定を書くのが苦手アル。
だからああいう書き方になたヨ。
やりたい事なんて、コロコロ変わるアル。
ぺったんもえるにゃんも生きろ言てくれたしネ!
死ぬのなんて、いつでも出来るアル。
少なくとも、階段から転げ落ちる事はしないアルよー(o・ω・o)
/*
自分を振った好きな子に優しくされるのって、冷たくされるよりも辛いんだよね。俺はそれをしてしまった経験があるので、エルナの言葉が耳に痛い。
ただ、好きになって貰えるのってとても嬉しい事だし、どうしても冷たくできないんだよなぁ……。
たとえ応える事ができなくてもね。
/*
恋人は専用のログがあるから、いくらカタリナが優しくしてくれても、見えないところでオットーといちゃいちゃしてるんだろうなって思うと、そりゃものすごく辛いよね。
恋矢が撃たれる前から振られフラグが立っていたならまだしも。
PC視点では、エルナってカタリナに告白してなかったよな?
カタリナとオットーは両想いになってめでたしかもしれないけど、エルナの物語は終わってない。
きちんと向かい合って欲しいけど、PL的なもんにゃりが出来るとそれも難しいかな……。
/*
クララの逃走経路……敷地内でどうこうできるレベルを超えて大量に出るであろう遺体に埋まって教会裏→ペーターの使ってた抜け道→シモンハウスで上着もらい→単身樹海へ
ってルートしか浮かばない。
シモンの軍属設定をどこかで生かしたいという。
カタリナの隠した猟銃も見つけて預けたいな。
……死体に埋まるのを拒絶されそうですが
ヤコブの方のルートは教皇庁は無理があるきがしたので、大きめの教会がある場所で、信者が多くいる場所で言ってもらう
せいこんを見世物にするようであれだけど、せいこんの話を出してしまえば、上が消そうとしても信者は知ってしまう。
ヤコブの身を護るならその手がいいきも
―――深夜
[夕刻前、クララから貰った返事>>7:200を思い出す。彼の死を看取った彼女は今も変わらない考えなのだろうか。「手をかける」という部分で空気が変わったような気がするので、変わったとしてもその時になればまた揺らぐかもしれない。と、なれば…他の手段も考えておく必要がある。とりあえずは目の前にある問題…ヤコブを逃がすことと、自身がこの場で耐える事を考えねばならない。
同室の者の方をみやればどのような表情をしていたか。寝ていなかったのなら、声をかけてみただろう。
そして、ヤコブがいたなら手伝ってもらいながら、そうでなかったら一人で、今回の騒動のあらましを、手帳と真新しい紙へと書いていく]
――忘却が二度目の死というのなら、殺されたくない者達がいる。
[“殺されたくない者達”には…一人や二人ではなく、館に連れてこられた全ての者が、あてはまっていた。よく知らない者もいる。知ろうとせぬまま手にかけてしまった者もいる。
もしかしたら、残したいと本心から考えているのではなく、残したいという行動をとる自分自身を心のどこかで美徳と考えているのかもしれない。己に酔っているが故の行動なのかもしれない。]
― 回想・昨日Ein ―
[探していたクララを一階の厨房辺りで見つけ、近くの部屋に話があるからと呼び。そしてヴァルターが話を切り出すのを見守った]
「君は、ここから抜けだす気はあるか?」
[簡潔な質問。言われたクララの反応を伺うが、彼女には生きたいという思いも――理由も、存在しないように見え]
(無理もない――)
[あまり彼女を知る訳ではない。しかしこの村で生きてきて、友も家族も総て失ったとすれば。]
(諦めるのは)
[簡単で、楽なものだと。知っている。光のないそらを、ずっと眺めている、感覚――]
「人は忘れられた時に本当の死を迎えると、読んだ事があります。
あの人たちによって、二度も殺されたくはないと。そうおっしゃると?」
[ヴァルターとクララの会話は続く。「全員が死んでしまえば残るのは“私”ではなく“結社の都合のいいように作り変えられた私”なのだ」と。預かった手帳を、ポケットの中でぎゅっと握り締めた。ここには彼の10年が…血を吐く思いで綴ってきた『思い』が――彼自身が詰まっている。絶対に、自分が死ぬ訳にはいかない。そして返ってきたクララの言葉には、どんな思いが詰まっていたのか。
返事は後でと話を切り、彼女とは別々に部屋を出る。最後にぺこりと会釈すると、彼女は返してくれただろうか――そういえば、自分はこうやって会釈するばかりで、まともに言葉を交わしたことはなかったなとぼんやり考えた]
[結社員であった使用人達に護られる事無く狼の餌と差し出されてしまった館の主。あまり面識もなかったが理不尽な処刑に抗い散った青年。館の秘密を暴こうとし殺されてしまった聖職者。
愛しい男を庇いその命を落とした娘と、彼女なしでは生きられなかった男。護る力を持ちながら友を殺めてしまった青年。妄執に取りつかれた男によって命絶たれた音を愛した赤毛の楽師。
支えであった姉を失い、悲しみ癒えぬまま喰われてしまった少年。牙を突き立てた者の魂を見つめ続けた人狼の娘。見せつけるように家族を殺され、壊れてしまった小さな少女。
見極める力を持ちながら、結社に討たれ散った彗眼持ちの青年。
そして、今この場に残っている5人。残したいという感情が酔いからのものであるならば、目的を達するまで酔いが覚めねばいいと――
まあ、どこか達観した…彼はこうして記される事を嫌がりそうだが。]
[騒動のあらましを書き足した手帳を、あらためてヤコブに渡し、村を出て以降の事…策の修正を相談する]
教皇庁は早馬を飛ばしても時間がかかりすぎる。奇跡的に早く着いたとしても、取次までを考えると――…
[しばらくの非日常のせいですっかり失念していた。お偉方や役人の仕事は、いらぬ手続きが続き偉い時間がかかるのである。]
それで、騒ぎが結社の本部の耳に入れば止まると仮定して、一番確実な方法は………
[と、いいかけて、止まる。その表情は申し訳なさそうで]
― 前日夕刻・パーティ会場 ―
[目の前で行われる私刑― それはもう、処刑とすら呼べるものではなく ―を呆然とみる間に、それ、は。終わってしまった。彼女、ではなく彼は。敵である筈の女性を突き飛ばして、銃弾に倒れた。周りにクララやヴァルターが駆け寄り、もうあまり声も出ない様子の彼と何ごとか話している、のをじっと見守る。
自分も駆け寄って話をしようにも、かけるべき言葉が見つからない。ならばとその命の火が消えてゆくのを最期まで見つめ――生きる、ための算段。テーブルの上には意味もなく置かれた上質のワインや燦然と輝く銀の食器達。そのうち移動の邪魔にならなさそうなものを見繕っていくつか袖の中に落とし込む]
(ここを出られたとしたら、あとは時間との勝負)
[一刻も早く、教皇庁へ。家に寄る時間はない。
移動の確保、足取りの誤魔化し、変装なりの必要性。どれを考えても金は必要で。頂いたものを途中で換烽オて手に入れるしかない。]
(手段は問わない)
[そんな自分に見守られることは、彼には嬉しくもないだろうが。]
/*
そういう生き方してくれる事は、嫌でも何でもないよ!
←発煙筒だの有毒ガスだのやらかす気の人
まだ脱出してないよね?ちと不安。大丈夫かな。盛大にすれ違ったかな。ごめん、ヤコブ
レジーナ大暴れに乗じるつもりだった
― 深夜・Acht ―
[書きたいことがあるからというヴァルターに、預かっていた手帳を返し。止められなければ、隣りで文字を綴るのをじっと見る。彼は時折手を止めて考えるような仕草をしながら、新しいページに書き込んでいく。お互いの知る情報を補完するために質問をされれば答え]
「――忘却が二度目の死というのなら、殺されたくない者達がいる。」
[ぽつりと聞こえた呟き。様子をみれば、きっとなにかを思い返しているのだろう。自分は、この村に来てから日も浅く、引きこもることが多かったためにここで命を散らしていった人たちのことも、あまり知らない。それが惜しいことのように思え――]
[あらましを書き終えて再び渡された手帳をしっかりと仕舞いこみ、策の修正と聞けば神妙な顔で聞いていた]
「騒ぎが結社の本部の耳に入れば止まると仮定して、一番確実な方法は………」
[自分が考えるよりも世間もよく知る彼の言葉だ。途中、不意に彼の表情が曇る]
――…?
[なにかまずいことでも思い出したのだろうかと、じっと続きの言葉を待った]
[促されてか、自発的にか、言いにくそうに口を開く]
大きめの街…近い場所の中でいくつか候補をあげておく。その教会で、直談判する事。できるだけ多くの人がその場所にいる時間に、できるだけ多くの人へ聞こえるように。
どろどろした勢力争いを知らぬ、日々の中にあるわずかながらの奇跡を神の御業と信じる信徒達の耳へと入るように。
[“対応を急がせる”には、知ってる者を増やす事が先決。神を信じる者すべてが神に仕えるだけを生業にしているわけではない。…聖職者へ伝える事も大事ではあるが、情報の拡散を求めるなら、聖職者より一般人の多い場所の方がいいのではないか…と。
ただ]
教皇庁ほど、結社の力が及ばぬ場所ではないので、危険度はあがる。
それと…その、君の痣が…見世物のようになってしまうかもしれないのが……
[よろしくないのではないか、と、いう続く言葉までは紡げずに]
/*
もう、あれだ、なんか、あれだ。
どうしてここまで長生きしたのか小一時間ほど問い詰めたい。
そして最後の最後で当ててくるラ神マジどえす
*/
/*
つーか、もう、どんだけ、ヤコブと絡んでるんだろう……[遠い目]
嫌いじゃないけど嫌いじゃないけど……他とも絡めよって思ってそう。安心のモブ充だった……全然安心でもなんでもない
ガチで、絡むの、下手だ自分。
なんなの引っ込み思案なの
*/
/*
……………灰がいっぱい。最期だから。最後だから。
暴れん坊レジーナ始まったらクララと絡んで、それからレジーナと絡む!
頑張ろう、頑張ろう。じゃないと死ぬ。エピで死ぬ。
お前らかよ的な意味で死ぬ。
*/
「教会で、直談判する事。できるだけ多くの人がその場所にいる時間に、できるだけ多くの人へ聞こえるように」
[続く言葉は口が重かった。けれど自分の耳にはその策がより成功率を上げるものに聞こえ、大きく頷いて理解したことを伝えた。
身の危険は最初から覚悟をしている。自分がヴァルターの、ひょっとしたらクララをも命を預かるのだから、容易に死ぬつもりはない。そして]
「君の痣が…見世物のようになってしまうかもしれないのが……」
[言いよどまれた言葉。口が重かったのは、これが原因だろうかと小さく首を傾げ]
それで貴方の命が助かる可能性が上がるなら、望むところです。
喜んで見世物になりましょう。
――俺は。俺の聖痕が好きではなかった、ですが。
聖痕があることが、意味を持つなら。誇りに、思える気がします。
[口に出さぬ部分で考える。もしそれで自分が死んでも、『聖なる痣を持つ者が、教会の中で、結社の手によって死ぬ』ことがあれば。
教会内部に話が伝わるスピードは段違いに上がるのではないかと]
――俺の痣は、こんなですが。
いつか。この騒ぎが終わったら、話を聞いてもらえますか?
鳩で書いたけど、太字使いたいから転送がてら独り言
[口に出さぬ部分で考える。もしそれで自分が死んでも、『聖なる痣を持つ者が、教会の中で、結社の手によって死ぬ』ことがあれば。
教会内部に話が伝わるスピードは段違いに上がるのではないかと]
――俺の痣は、こんなですが。
いつか。この騒ぎが終わったら、話を聞いてもらえますか?
[ヤコブへの話が終ったところで、明日の準備へと取りかかる。真正面から逃げたようにも見せるために、エルナのロープの中で一番短いものに結び目をつくり、その結び目を重点的に汚しておく。ロープの先には弛まぬ様に大きめの結び目を。
これを扱うのに重要なのは人避けと目くらまし。医務室にあるものを使えば、人避け…厳密に言うならば近づいたら死ぬ系のものは用意できるだろう。
と、なれば残るは―――…]
…明日の準備の為に厨房へ行こうと思うのだが
[欲しいものがあるなら、ついでに持ってこようか?とヤコブに問うた]
― 夜:自室 ―
[パーティ会場から自室に戻る間、此処に集められた者の顔を順番に思い出していった。
もう残っている者は少ない。
最後に浮かんだのは、自分。
明日、あの場で名前を呼ばれるのは自分かもしれない。]
……それでも、きっと。
生きろ、とおっしゃられてるのでしょうか。
私に。
[ポケットの中の手鏡にそっと触れた。]
[ヴァルターから受け取った資料を手に、書斎へ移動する。
他にも本があるかもしれないと思ったからだ。
資料には、残された者の中で、やはり彼女の能力に対する事だけ書かれていない。
改めて確認する事なく、ぱたりと資料を閉じた。]
[本棚から通常の人狼騒ぎについての本を何冊か選び、読んでいく。
ある程度定石のような物があるようで、村騙り等という戦術も載っている。
しかし、今回のような結社員が人も人狼も区別なく処刑している話はどの本にも載っていない。]
……目的が分からないですね。
[目的が分からなければ、何をしても無駄かもしれない。
若しかしたら、教会の意思もあるのかもしれない。そこまで考えて、疲れたようにそのままそこで寝てしまった。]
……占い師の一族。
[能力者の一族があることを、そういった知識を教えてくれるような人のいなかった獣は、知らなかった。
けれども“占い師”の存在自体は知っていた。
人か狼かを判断できるという“占い”の能力を当てられると、自分は“人狼”と出ると知っていたがためである。
エルンストの言葉が本当なら、結社は。]
結社にとって、大事な存在じゃなかったのかよ。
なんでだ?エル…ンストが偽物に見えるのか?
[彼が嘘をつくような人間には見えなかったから。]
[多分、聞いても楽しくもない話をと。言った言葉に頷いてもらって、嬉しそうにありがとうございます、と礼を言う。その後細々とよく分からない作業をしているのを眺めていたら、ふと顔を上げて、厨房へ行く旨を伝えられた]
厨房ですか?
[今は空腹ではない。けれど抜け出した後に、多少なりとも食料があった方がいいかもと考え、保存食のようなものがあれば、と答えた]
――俺も行っていいですか?
[微かに表情が曇ったのは、気づかれたかもしれない。厨房はレジーナが――人狼である彼女が、よくいた場所だ]
―――厨房
[ヤコブと共に厨房へと――、表情が曇った事には気づいてはいない。
終わった後か最中か、いずれにしても中庭で行われている茶会>>7:194>>7:195>>0に気づく事はなく。
男は壮絶な程の甘臭を漂わせながら鍋をかきまぜる。その傍には、砂糖と砂糖を愛するすべての者に対して冒涜的な――、そんな加工を砂糖に施した筒状のものが数本転がっていた。]
…オットー君がいたら、ただじゃ済まなかったろうな
[ふと、館に来る前の、パン屋での一幕を思い出し苦笑する。
…楽師を討ったあの日以来、珈琲は飲まなくなった。そんな今、あのパンと対峙したなら、自分は完食できるのだろうか。]
/*みんなお供えありがとさん。感謝感激あめあられ。
ヴァルターより【スライドCO】。
一旦占霊などのCOをしておきながら、その後別の能力者であるとCOしなおすこと。
例えば霊能者が占確定を狙って占CO後、全員出揃ってから霊能者COする。
凄い例では、占CO→霊COで占確定させた狩人がいる。
ヤコブより【護衛先指定】。
吊り回避などにより、狩人CO者が複数出た際使用する。
それぞれの狩人の護衛先を予め指定し、狼側の襲撃先の選択を狭め、狩人候補の真偽材料にする。
クララより【村騙り】。
村人が占霊等役職を騙ること。はまれば占が確定するなど有用な場合もあるが、基本奇策扱いの戦術。
瓜科では、「村側による占い師や霊能者の騙りが、解除しないまま、吊りや襲撃のある更新を挟むことを禁止する」が「ガチ村のみに基本適用されるルール」として存在する。
また村騙りは即吊れ!と言うほど嫌悪感が強い人も存在するため、使う場合は非常に注意されたし。
― 厨房 ―
[たしか料理できないんじゃなかったっけ…と思いながらついていった厨房で。レジーナがいなかったことにほっとしつつ、ヴァルターがなにやら用意しているのを眺めていたが]
――っ、なんですか、それ…
[甘いものは嫌いではない。というか、割合好きだ。けれどその自分でさえ戸惑うほどの匂いのものを、楽しげに作っている姿に。思わず聞くけれど、答えは返ってきただろうか。
ふと聞いたオットーの名前に、ここにくる前日のことを思い出した。
論文を書くのに必死で夜から食べていなくて、空腹のあまり外に出た。そこでヴァルターやカタリナと会い。ペーターの名前もそこで聞いた。その後パン屋でパンを買い、仕立て屋に行ってエルナに、ヴァルターから借りた服のサイズを直してもらった――]
――…。
[随分前の話のようだ。]
「――っ、なんですか、それ…」
[背後から同行者の戸惑ったような声がする。伏せるような物でもないので、下処理のできたものを筒へと流し込みながら笑顔で答えた]
ああ、発煙筒だな。
[人狼を追い続けていた五年間…今から七年前、ちょっとやんちゃをした際の知識である。]
二階の高さまで煙幕を張るとなると、小麦粉やなんかでは無理があるからね。
[君の分も作ったんだが…と、言いかけたところで、彼の表情が戸惑いから別のものになっている事に気付いた。なんとなく、なんとなくだが…自分と同じような事を考えてる気がして、ぽす、と頭に手を置いた。]
― 中庭 ―
[血と肉を糧として満たし、微かに笑みを浮かべた頬についた紅を舐め取る。
監視者の減った邸内を、最早正体を隠すつもりも無く狼の姿のまま足を踏み入れる。
人型の時とは桁違いの知覚が、厨房で何か行われている事を教えた>>20>>21]
こんな夜中に物騒な事だね。
[微かに喉を鳴らし、耳を欹てればどうやらヴァルターとヤコブのようだった。
甘ったるい匂いに嗅覚がやられそうになり、会話を盗み聞きする事を断念するとさっさと部屋へと戻った]
/*
カオス役職を甘く見てた面もあったかもなぁ……
今回みたいな事があると胃が痛かったり苦しかったりする人も出てくるかもだし、割と頻繁にある事なのかもしれないです。RP村ならではの弊害というか。
第2回をやるとしたらどう修正していくか、エピで意見をいただきたいところ。
― 一階ホール ―
[誰かの姿を求めるように、少女は館内をたゆたう。
ペンダントは、小さな小さな陽の光を蒼い世界に灯したまま]
村長さんと、ヤコブさん…。
[二階から一階へ下りていた時に、ちょうど同じく階段を下りるヴァルターとヤコブに出会う。
…出会うとはいっても、彼らに自分の姿は見えていないのだが。
彼らはそのまま厨房の方へと消えて行ったけれど、遅い夜食をとりにきた様子には見えず]
…………もしかして、ここから出ていくつもり、なのかな。
[最初に聞かされた、容疑が晴れればその時点で解放するなんて言葉はもう信じてなどいない。もはや結社の隙をついて力技で逃げるぐらいしか、生き延びる道はないのだろう]
だったらわたしは、どっちにしろ……。
[子供であることに加えて体力もない自分は、この状況に生きて直面したとしても誰かの手を煩わせずに逃げ切れる自信がない。
自分が気づいていなかっただけで、最初からあの生きて帰る決意は叶わぬ夢だったのだろうか。
そう考えると、ため息が出てきた]
[他の二人を逃がす算段とは別に、男は一つの決意を胸にしている。
ヤコブに託した策は、“人狼と聖痕者が対峙する図式”が前提であり……それを実行するのは、ヤコブが去る以上、いや、ヤコブがいたとしても、自分に置いて他にないと。
倒す必要はない、倒されてしまってもいい。
だが、早々に倒したり、倒されてしまっては意味はない。
身体能力において人間を遥かにしのぐ人狼相手に、そのような事が果たして可能なのかと。
だが、やらねばならないのだ。今度もまた生き残って、彼との約束を果たすために。
そんな思考は表に出さず、彼がこの館を発つまで、隠し通そうと強く誓う。]
「ああ、発煙筒だな。」
[なんでもないことのように言われる。出来上がったものらしい筒状のものを見るが、どう使うものなのかもよく分からなかった。
話を聞いていれば、不意に頭の上に手が乗せられる感覚。驚いて顔を上げて見上げると、こちらを見る目は。自分と同じ色をしている気がして]
(忘れない)
[形のあるものではないけれど。記憶は、ちゃんと残ってる]
(そういえば)
[以前ここで、レジーナに。水着審査員の名を教えろと迫られたことも思い出したが、あれはなんだったんだろうか、とこっそり首を傾げた――]
[体の痛みも感じなくなり周囲の音が急速に消える中、響いてきた懐かしい声>>+20。]
シモン、さん。
[その名を呼ぶ。数日前別れて、ずっと会えなかったかの人の声が聞こえたというのは、自分は遂に死んだのだろうなとぼんやり考える。
時折村の外からふらりと帰ってくる彼について、無責任な噂>>+19は何度も聞かされた。
それでも、帰ってくる人がいるのだから、帰ってきたときゆっくり休めないのは辛いからと、家の掃除を始めたのはただのお節介だけではなかった。
心のどこかで自分には帰る家がない、せめて誰かの役に立てるようにとささやかな願いを抱いたのだろうな、と思う。]
― 自室 ―
[ふるりと身体を震わせれば糧を得て、力に満ちた身体はたちまち人の形を取り戻す。
そのままシャワーを浴びて、朝から何度目になるか深夜だと言うのに紅茶を淹れて飲み始めた。
中庭で糧となった彼が、街で流行っているお茶ですよ。
と教えてくれたお茶で、宿から持って来て貰っていた。
ある意味彼に送るものと言うべきか]
朝エルナが逃げるなら、と短剣を差し出した>>7:31事からエルナは脱出について考えていたと言う事。
つまりエルナはこの屋敷から誰も生きて出れないと考えていた事になる。
そしてエルナが相談するならヴァルターだろうと、処刑の様子を見て確信していた。
誰も生きて出れないだろうと言う認識はエルナだけでなく、ヴァルターも一緒にいるらしいヤコブも持っているだろう。
そして生存者が減ると同時に、監視者が減って来ている今こそ好機と考えて行動していると予想する]
なるべくなら皆生きて逃げ出して欲しいけどね。
[結社員が早々簡単に逃がしてくれるとは思えない。
ヴァルターは怪我が治っていないだろうし、クララは女性で体力も劣るだろう]
逃がすならヤコブかね。
[部屋に満ちる香りを堪能しつつ紅茶を飲みながら、最後の夜になるだろう仮初の部屋で、月を眺めていた]
/*
おれはその話に混じれそうにないなー >匿名KOIBITO1
鳥頭標準装備な上に普通の恋愛とかあまりしたことないからそのへんのこじれる気持ちに寄り添えないからなー
まぞくなればいいじゃないか。(キャラが痛めつけられてもわりかし平気な人)
家族愛・主従愛・殺し愛大好物ですもぐもぐ
―回想・どこか―
・・・・・・ッ
[幼馴染に抱き寄せられる。少し驚きはしたものの拒む事は無く。
恐る恐る手を伸ばすと、こちらからも抱き返して]
・・・リーザちゃんも心配だけど、まずはゲルトを探しましょう。
嫌がられるかもしれないけれど、挨拶ぐらいはしておきたいの
[泣き止めば幼馴染にそう告げて、まずは全ての切っ掛けとなった、大好きだった幼馴染の姿を探す]
―回想・ゲルトの部屋寝室―
[ゲルトの姿を探して部屋に向かう。寝室に入れば人の気配を感じて]
ゲルト・・・?
[気配に声を掛ける。こちらの声に驚いた声を上げるが、こちらが死んでいると気付けば何時ものようにだらけた態度で]
死んでも相変わらずね。
[変わらない金糸の幼馴染に少しだけ笑みを見せて]
貴方を食べた事、それが切っ掛けで処刑が始まってしまった事。
その事について、私は後悔したり、間違ってたと思ってはいないわ。
ただ、貴方に一つ言いたい事があってね。
・・・・・・なんてね。
[穏やかな表情に戻ると金糸の幼馴染の気配に顔を向けて]
言いたい事はそれだけ。
ありがとう。さようならゲルト。
[別れの言葉を告げれば、用は済んだと繋いだままの幼馴染の手を引いて部屋を後にする]
/*
あ、えろく痛めつけられるのは無理無理無理っ
ともあれこんなんだから、痛いのも痛いなりに楽しむ準備はできてるんだぜ。
/*
>>+41 パメラ
だからこの村の狼ずはどうしてこうも格好いいのかとw
さて、何弾くかな。ココでいきなり【ひたすら移調しながらトルコ行進曲弾いてみた】とかやりだしたら。さすがにKYだよな……。
他のみんなも、こっちの世界に送っちゃうの…?
[問うても答えが返ってくることがないのはわかっている。
しかし、見知った者たちを手にかけたことからくる感情は何も残らないのか、それとも表に出さないだけで何かが溜まっているのかは気がかりで。
勝手な想像に過ぎないが、自分の考えは。
最後に抱きしめて、囁いてくれた言葉を思い出せば――]
―二階パーティー会場―
[気がつくと体の痛みも消えて、体が自由に動かせるようになっていた。
驚いて胸を見れば、傷跡すらない。]
そっか。僕、死んでいるんだもんね。
[当たり前のことに苦笑して、ふらりと会場を出る。
自分が死ぬ直前にひとつだけ胸に抱いた心残り。
誰にも言えなかった弱音を吐き出させてくれた、大切な
彼女は今、どこにいるのだろうか。
話せないと分かっても、無性に会いたくて仕方がない。]
― 朝:書斎 ―
[目が覚め、辺りを見渡すと書斎でそのまま寝てしまったと気付く。
のろのろと頭を上げて、一度自室に戻ると顔を洗った。
そして、そのまま自室を出ると屋敷内を歩いて、結社員を探し始める。]
昨日のエルナさんが残して下さった物を、有効に使わない手はありませんね。
[昨日の処刑であの場にいた結社員の顔を思い出しながら、ぽつりと呟いた。]
/*
ヴァルターメモ>エルナの残したトラップ。
ごめん、いつも灰でランダム振ってたさかい、メモではランダムきかないと知らんかったんや。
――朝・Acht
[色々と準備をした為、結局朝までかかってしまった。クララから資料を受け取りに行くと言うヤコブを、ぼんやりと見送る。
バタン、と、一つ目の扉が閉まるのを確認すると――、シャワールームへと赴き、久々に、寝覚めの儀式をする。
自身に宿る痣が目に入り、浮かべた表情は自嘲ではなく覚悟であった。]
― 翌朝 ―
[結局その夜は一睡もする事無く、月が白んだ空に溶けて行くのを見つめていた。
外の監視者の見回りは部屋に戻って来てから1回しか見ていない。
昨日のエルナの件と言い、気が抜けるのも随分早い連中だと笑う。
気を引き締める為に冷たい水で洗顔すると、初日に着た、エルナに手直しして貰ったドレスを身に纏う]
さて、真昼間からの化け物が登場したら、どう出るかねぇ。
[仲間に死の間際まで人狼の姿を晒すなと、約束したがそれは守れそうになかった]
― 中庭 ―
[何かの本曰く、
――夜は、人外の時間とのこと]
リーザ? どこだー?
[パーティー会場でエルナの処刑を見届けた後。
少年はあの場所に姿を見せなかったリーザを探してうろついていた。
姉かオットーあたりから聞いたか、それともパーティー会場に姿を見せなかった点から察したか。
ともあれ、リーザはもう―――]
/*
悩んだすえ灰に。
なんか、やっぱりというか予想どおりというか……。
4日目の俺とほぼおんなじ気持ちでいたんだなーとか思って、エルナお疲れさま(にくきうぽむり)
RP村なんだから、1日目まではこうだったけど、2日目になってこうなったとか、もうちょっと白のト書きとかで描写しちゃっていいと思うんだよね。
突然くるっとひっくり返られると、中身が裏切られたような気になってしまう。
難しいとは思うんだけどね。
ちなみに、重RP村だったら、白で描写するわけにいかないから、そういうのもOKと俺は思う。
「ガチ勝利目指すためなんだろうな」と割り切りができる部分あるしね。
要は、「完全RP村なんだから、中身の匙加減でなんとかできそうなのにどうして?」→中身レベルの問題に。
こんな感じになるんじゃないかなと。
紅……悪いね。
あたしは相当馬鹿なようだよ。
[人前で狼の姿を晒し死に逝く気だと告げれば、紅は俺に拘わらない様にするなら勝手にしろ、と言うだろうか。
誰も寄せ付けず生きて来た彼との約束1つ果たせない事だけは心残りだった]
まぁせいぜい嘲笑っとくれ。
[自嘲の笑みを浮かべるが、後悔するつもりは無かった]
うわぁっ!
[白金の毛並みの狼に転じたレジーナを目の当たりにしてもそんなには驚かなかった。
だが、狼が商人の男性に牙を突き立て、血が噴き出た瞬間には、思いっきり悲鳴をあげていた。
慌てて口を押さえてへたりこんで、それでも眼前の光景からは目が離せず]
旨そう、か。
おれもそう見えてたのかな。
[思い出すのは何かのおとぎばなし――子供を肥え太らせて食おうとしていた魔女の話。
一瞬レジーナがその魔女とだぶって見えて、慌てて首を横に振った]
[屋敷内パーティ会場近くで、目的の人物を見つけた。
無表情のまま仕事をしているグレートヒェン。
笑みを浮かべ、近づく。]
こんにちは。ご気分はいかがですか?
昨日の事、何かフォローして貰いましたか?
[ぴくりと反応しただけで、手を止めない彼女に続けて言う。]
見殺しにする心算はなかった、等言われたのでしょうか?
貴女はそれを信じるのですね。
私には、エルナさんが突き飛ばしていなければ、貴女も一緒に撃たれていたように見えましたが。
ですが、それはきっと私の見間違いなんでしょう。
まさか仲間を見殺しにするはずはありませんよね。
[それだけ告げると、その場を離れる。
そして、他の結社員数人――特に女性を見つけて似たような事を言っておく。
意味はないかもしれない。しかし、少しでも結社員たちの結束を緩める事が出来るのなら。
ヴァルターたちが逃げようとしているのなら、その助けになるかもしれないと思った。]
/*
そういえば、攻略云々の話。
パメラは好感度上げやすいけど、上げすぎると喰われるよ!
そして喰べるとそれで満足してしまいそうな。
忘れない内に呟いとく
その後、何やら屋敷内を歩き始めるクララに首をひとつ傾げるが、呟きを聞いて少し期待を膨らませる。]
クララさん、もしかして生き残ろうとしてくれているんだろうか?
ああ、でもお守りは持って行くよ。
[忍ばせているのは紅の形見の銃。
最後の時の為にとも思っていたが、もう使う事はないようで、彼らに渡せばいいかと笑う]
――二階・ホール
[人狼の爪や牙を相手に防刃や防弾が効果を発するようには思えず、いつものシャツとズボンといった格好をする。拳銃は一丁、弾を込め直す余裕があるとは思えない為予備弾装は持たず、猟銃と――…短剣を装備する。
ヤコブはこちらを気にすることなく逃げてくれるだろうか…彼がここを抜けるまでは決して不利になっては、不利なところを見せては行けない。
さて、あとは、できるだけ結社員が集まっている階で、彼女を…レジーナを見つけ出す事が出来ればいいのだが]
ああ、そうだ……これ誰か使えるかね。
[懐から取り出したのはシモンの形見の銃>>2:603
一度も使う事は無かったが、何かの役に立つかと懐にいれて、廊下を渡り本館に足を踏み入れる]
[遠めに見ている時は、なにか覚悟のようなものが見えた彼女が。こちらを振り向いた時には、そんな気配は見えず]
――…?
あ。ああ。すいません。昨日お渡ししたエルナさんの作った資料。読み終わってたら、返していただけますか?
(気の、せい?)
―――三階・ホール
[三階へ向かうと、Neunへと行くまでもなく見知った姿が目に留まる。
館へ来た日に着ていたピンクのドレスに身を包んだ彼女を前に、自分のタキシードを着るべきだったかなどと考える。そんな恰好で戦う余裕がない事にすぐさま気づき、小さく笑みを漏らす]
私と一曲願えないかな?
[彼女の服装に見合った言葉で、戦いませんかと語りかけた。]
/*
全力でフラグをぶっぱした!
女将とやりはじめたら他の工作ができなくなるでござる
ヤコブに頑張ってもらうしかない
または計画なんてなかったんだ!
*/
― 三階 ホール ―
[アルビンの遺体に気付いていないのか、今更誰が死んでも気に掛けないのか邸内の雰囲気は一見緊張感に欠けたモノだった。
けれどそれは結社員達だけで、かつての招待客達の空気は張り詰めている。
それは今、舞踏会のパートナーに手を差し出すようなヴァルター>>40の雰囲気からも判り過ぎて]
そうだね、ステップは合わないけど鎮魂歌でも踊ろうか。
[正体は知られていると承知の上で、殺し合いの手を取る代わりに満面の笑みで了承した]
[その後も一階ホールで、目の前を行き交う人々をぼんやりと眺めていた。これから何かが起きる予感は――この人狼騒動に何らかの形で決着がつく予感は、ひしひしと強くなっていく]
…………もうこれ以上。
誰かがこっちに来るのはいや、なんだけどな。
[何かの決意を秘めていたようなヴァルターやヤコブ、堂々と人狼の姿で歩いていたレジーナの様子を思い返せば、甘い願いなのかもしれない。首に下げたペンダントを、ぎゅっと握りしめた]
――…。
[資料を渡されれば、何か言うべきなのかと。迷って、中身を確認するフリでぱらぱらと捲る。
昨日、彼女の出した答えは。ここから出ることにあまり前向きではないように聞こえた。実際はどうなのか分からないが]
――俺は。これから逃げます。貴女がどう結論を出すかに口を出すつもりはありません。ただ――生きていて、ほしいです。
ヴァルターさん、がこれから騒ぎを起こします。逃げるなら、その時が好機です。逃げないにしても、俺はここから出られたら、ここにいる人が容易に殺されにくい状況を作りにいきます。だから――せめて隠れるなりして、状況を待ってください。とにかく、生きていてほしい、です。
[結社員に聞こえないように、彼女にだけ聞こえるように小さな声。彼女には、ちゃんと聞こえただろうか。目を、じっと見て]
― 1F/ホール ―
[少年の姿はやがてホールの片隅に。
リーザの姿を見つけるも、そのすぐ後にレジーナが現れたため、どうしてもそっちに近寄ることができなかった。
いくら人狼と言えど、既に死した自分達に危害を及ぼすことはできない。とはいえ、とっさの時にそばにいてあげられないのを歯がゆく思いながら。
レジーナが去り、ホールが静寂に包まれた頃、後ろからそっと歩み寄って声をかけた]
久しぶり……だな。
[無理して笑おうとしてみたが、果たしてうまくいったか]
[ちらりと周囲に目を遣り、結社員の姿を探す。
医務室の扉が僅かに開いていて、ちらちらと軍服の姿が見える。
いつの間にか減っていく薬の補充と管理を定期的に行い始めたようだが、そんな事情は知る筈も無い。
ただ、この場で銃声と獣の咆哮が響けばすぐさま顔は出すだろう]
―――回想・ちょっと前の話
[二階バルコニーから下を見下す。すぐさま騒ぎが起こるので…ここで下しても個々の監視はつくまい――…と。
とりあえず一本、火を付けた発煙筒を投げ入れる。もうもうとした煙とともに、眼下に喧騒が広がった。間髪いれず、厨房から持ってきた小麦粉の大袋をぶちまける。
水分を含み重量を増したロープをおろすと、灰色の煙と、白い粉舞い散るその中へ、さらに一本火のついた発煙筒を投げ込み――、ホールへと後ずさった。
音を聞く限り、予想通りの結果となったその場を後にし、ロープが無事であることを祈りながら……三階への階段を上り、彼女の姿を探す事にした。]
宿屋の女主人 レジーナは、司書 クララ を能力(襲う)の対象に選びました。
[微笑みかけてくれた少年の顔を見ると、早くも眸が潤んでいくのがわかった]
…ど、どこか痛いとことかない?だいじょうぶ?
あの時、もう会えないって思って…………うぅ…。
[真っ赤に染まった彼を思い出すと、言葉は心配するものに。
それから頭を過ぎったのがあの朝感じた寂しさに変わると、それも口に出していて。涙が零れかけて慌てて目元を拭った]
[
私には。強くて優しいお友達が、二人も居たのです。
本当に勿体無いくらいのお友達でした。
私はお二人のように強くはなれないのです。
ただ。
お友達の最期の願いを叶えたいとは思うのです。
[一緒に逃げる事はしないが。
自ら進んで命を捨てるような事はしないと小さく頷いた。]
――三階・ホール
「そうだね、ステップは合わないけど鎮魂歌でも踊ろうか。」
[満面のえみを浮かべる彼女を前に…拳銃を手に、これが合図と言わんばかりに天に向けて発砲する。そして、間髪いれずに――…]
(少々卑怯だが、反応速度で勝てる気がしないんでな)
[彼女に向けて発砲する。
当たったのは彼女の背後の結社員、それは負傷した左手の分を考えても、大きすぎる反動のように見えるのだが――、怪我の具合を間近で見てない、結社員達には気付ききれぬ事]
村長 ヴァルターが「時間を進める」を選択しました
[一発の乾いた銃声、そして立て続けに最後の人狼に銃口が向けられて、もう一発発砲音が響く。
だが弾丸は掠める様に背後の結社員を貫いた。
背後からあがる悲鳴と血の匂いに、ニィと笑みを見せると、一気にその身を白金の狼へと変化させた]
ワオオオンンンッッッッ!!!
[屋敷内に響き渡る人狼の咆哮は、邸内のぬるま湯に浸かる結社員達に、そして生き延びようとする者達に響いただろう。
一度吼えると、シモンの銃を咥えて一気にヴァルターに飛び掛かる。
襲撃と見せて彼の態勢を崩し、シモンの銃を間近に落す事が目的だが果たして上手くいくだろうか。
それが上手くいかなくとも、直ぐに彼から身を離し、銃を手にした結社員を認めれば彼らを狙い、飛び掛かると同時に喉笛を噛み切る]
[どぉん、と派手な音が響いた。始まったのだ。もうゆっくりしてはいられない。
微笑みすら浮かべてここに残ると言った彼女に。それ以上、逃げることを強く勧めることはせず。これだけはと]
俺は…多分、少し前の俺なら、貴女と同じ結論を出したと思います。だから、貴女を弱いとは思いません。
ただ流されることは、とても楽で…でも。あがく事を忘れたら、ただ飲み込まれるだけだと。言った、人がいました。
だから、足掻きます。絶対。
[それは昨日の>>7:190への、自分なりの答えなのかもしれない。小さく頷いた彼女に安心したように微笑み――ここ、を。出るべく、動き始めた。
ちらりとレジーナさんとも話してみたかったという思いが過ぎるけれど。もう、時間がない]
[ひさしぶり、の言葉と共に早くも眼を潤ませるリーザに、なんだか泣けてきた。
ああ、何を死者の世界に来てまで心配させているのか、と]
だいじょうぶ。痛かったとか苦しかったとか、あんまし覚えてねーんだ。
そっちこそ………痛くなかったか?
[首を横に振って泣きたい気持ちを振り払った。
その言葉に嘘はない。一撃で意識を奪い取られたのだから――おそらく命も]
ごめんな、ひとりにして。
約束したのに、明日また、って。
おれだって、ここにいたのに、そう伝えることもできなくて……。
[寂しかった、そう言う代わりに。
ぽふ、とリーザの頭に手を置いた]
[発砲音と悲鳴を耳に吊りあがるレジーナの口角を前に、ぞくりとした悪寒が走る。その表情は血に酔う獣のようであり――…]
『ワオオオンンンッッッッ!!!』
[いや、獣そのものだった。白金の毛皮を持つ獣へと転じたレジーナが、咆哮と共にこちらへと飛びかかってくる。拳銃で防御できるとはさすがに思えず、猟銃を縦に構えた。]
――っ!!
[彼女の足は、構えた猟銃を捉え、それを足場にするように蹴り飛ばし、突き飛ばされる形になる。体勢を立て直そうとすると、足元に銃が落ちている事に気づいた。
それは、結社員のものとは型が違い、調度品のような装飾もなく……最初の処刑で散った彼のものだと、気づく事ができた。
それと同時に、周りの結社員から次々と悲鳴が上がる。獣の姿では撃てぬ銃を…それだけで彼女の意図が、人狼と人間の戦いというだけではない事は把握できた。]
……ペーターくんが謝ることじゃ、ないよ?
あの日約束したのに行かなかったのは、わたしの方だもん。
[もしかしたら約束通り部屋で待っていてくれたのかもしれないと思って、謝る彼にふるふると首を振る。
そうしているとぽふりと頭に手を置かれ、色んな気持ちがごちゃまぜになって再び涙がこみ上げてきそうになった]
…………あとね。カタリナさんとオットーさんが、わたしが目を覚ました時についててくれたんだ。
そこで優しい言葉も、色々かけてもらって…さすが、ペーターくんのお姉さんだね。
あとでまた、ありがとうって――
[そこまで言いかけた時、二発の発砲音が聞こえてきた。
直後にあがる狼の咆哮は、銃声よりはっきりとこの階まで届いて。
びくりと肩が震え、不安そうに階上へと視線をやった]
― パーティー会場 ―
[……外が、奇妙な迄に静かで。
男が奏でるのは。奇しくも執筆途中で還らぬ者となった作曲家の、
本来ピアノ譜ではないソレを、音を拾い、鍵盤で紡ぎ。彼の書き上げた序盤の小節を、ゆったりと奏で上げる。
……【
末期。涙に濡れるのは、誰か。
誰が、聴いていたとしても。
その声と、外の声とを。譜面を奏でる指とは裏腹、耳が探し続ける。]
…………。……温情、か。
[昨日、シモンが呟いた言葉>>+17を思い返せば。改めて、ピアノの前で首を傾げた。]
……温情掛ける位だったら。ストレートに、逃がす気はするんだがなぁ……。
[最後に誰が残ったとしても、見逃すつもりでの一幕だったとして。
それで、残った者が人狼だったら。無作為な温情を掛けた事は、完全に徒となるだろう。
それをやるなら、今日に残った面々の誰かを逃がしたいと考えた方がまだ話が繋がるが。
逃がす前に本物の人狼に喰われてしまうと、逆効果。
……やはり、全員を殺すつもり、なのだろう。]
――――…………そう駄々を捏ねんと。
――――もう、ぼちぼち行こうぞ。Rotwald。
[……ふと。嗄れた声が、脳裏に響けば。]
…………。
[眉を顰め、虚空を睨み付けるが。]
ガアアアアアアアッッ!!!
[かなり大型の狼は標的として早々外す大きさではない。
だが実際に人狼を、血に塗れ、牙を剥き、命の根源から震わせる咆哮の前に結社員達の表情には明らかに恐怖が見て取れた。
昨日まで自分達の絶対優位は揺るがないと思い込んでいた愚かな結社員の首を音を立てて砕いて、首を仲間達へ放り投げれば哀れな悲鳴があがる]
パンッ! パンッ!!
[悲鳴と同時に精神の限界を超えた1人が発砲するが、震え、狙いが定まっていない銃など恐れはしない。
他の階からも駆け付けて来た結社員を引き連れる様に、4階へと駆け上がろうとする]
…………。
[……指を止め。にやり、と、笑みを浮かべ。]
そーこなくっちゃ……な!
[陰惨な鎮魂歌を止めて。
華々しく奏でるのは、ハ短調の、
故国での戦に参戦出来ぬ、憤りと、やるせなさを注ぎ込んだ、一曲。
鍵盤に、全ての感情を注ぎ込んで。右手と左手が、ユニゾンで鍵盤を下れば。次いで奏でる、アルペジオ。]
[結社員へと飛びかかるレジーナのいる方へ猟銃を向け、一発のみの銃弾故外れぬようにとよく狙う]
ダンッ
[放った銃弾は彼女が足場として蹴り飛ばした場所より奥、医務室の薬品棚へ直撃した。数種の薬品が入り混じり、異臭を発生させる。
それらの始末に手を割く結社員を尻目に、弾の切れた猟銃を手にレジーナを追う]
[この曲の背景にある戦は、確か、失敗に終わっているが。
奏でる彼に。不吉、等という発想は、無い。]
……最後まで生き残ったからには。
精々、全員、悪夢の縁で足掻くこったな!
[誰が生き残るか、など。今となっては、知った事ではない。ただ。折角ならば。この場で、最後のその時を、聴き遂げようと。
己を呼ばう、夢魔の大老の声を。轟音で、かき消して。
誰かの夜明けを。ピアノと共に、祈った。]
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