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“ Dritter Stock ―― 三階
Neun レジーナ・ワルトトイフェル
Zehn クララ・シュピリ
Elf ディーター・ロートヴァルト
Zwölf ジムゾン・レーハーゲル ”
“ Vierter Stock ―― 四階
Dreizehn エルナ・ミュラー
Vierzehn ヤコブ・ルルツ
Fünfzehn カタリナ・イェーガー
Sechzehn オットー・エクシール ”
ひときわ大きなテーブルの上、部屋割りの書かれた紙が置かれました。
そして、結社員達によって、部屋割りに合わせた鍵がそれぞれの“客人”へ手渡されます。
もし部屋の場所が解らないのであれば、グレートヒェンが案内してくれるでしょう。
「皆様には暫くの間、館に留まって頂きます。
窮屈な思いをさせてしまいますが、ご協力をお願いします。」
ご協力、とは言うものの、状況を見れば“強制”です。
何事も起こらなければ、謝罪金と共に解放すると告げるエーヴァルト。暫く、がどの程度の期間なのか――客人から問いがあったならば。
「結社の総司令官が、首を縦に振るまでの間。」
やはり抑揚の無い声で告げて。
「私は主に館内の清掃、彼女は食事の用意を担当致します。
当分はこの会場を食堂とさせて頂きますので、食事の時間にはこちらへお集まりください。
一通りの生活用品は各部屋に備え付けてありますし、私が日毎にお取替え致しますが。
私か彼女へ仰って頂ければ、外の者へ伝えて皆様の着替え等をお持ちする事も可能です。――勿論、グレートヒェン同様、女性の結社員は外にもおりますので、女性のお客様もご安心を。」
やがて結社員からの話は終わり。
結社員達の退出時間となる夜更けまでは、回答可能な範囲までの質問への回答や使い走りを引き受けてくれるでしょう。**
― 当日 宿屋 ―
綺麗どころがおめかししたんだから当然だろ。
あんたもいい男だよ。
[ヨアヒムに褒められれば>>220、にっこり笑い、上品な雰囲気を漂わせる青年も褒める。
そして集団になって宿を出たのであった]
おや、ペーターじゃないかい。
[村長が先に見付けた少年の姿>>214ににこやかに手を振って見せた。
村長の視線が飛んで来て>>231ちらちらと動きがおかしい様に思えばクララとペーターの事を気にしているようだった。
気を回し過ぎて胃がやられるんじゃないか、と考えつつペーターに近付いた]
ペーター、かっこいいじゃないかい。
カタリナも綺麗におめかししてるんだろうね。
[軽く頭を撫でればどう反応しただろうか。
そしてパメラやリーザ、ヤコブとも出会い、かなりの人数になって屋敷へと向かう]
― 屋敷 ―
[正門から入る事など滅多にない身分だが、さすが村の名士の屋敷だった]
「お待ちしておりました、レジーナ様」
[招待状を差し出せば、恭しく頭を下げて迎えられる。
それを当然のように頷いて見せたのは何処から来る風格なのか**]
/*
レジーナだったwwwwwwwwwwwww
これはあついwwwwwwwwwwwwwwww
しょーろーかwwwwwwwww
それで俺の血のにおいがわかったんかwwwww
― 約30年前 ―
[まだ、自身が生まれる前の話。
樹海の村の住人であり、一介の木こりであったトーマス・エンゲルランペは、村を襲いに来たケモノと偶々遭遇し、追い払うべく斧を振るった。
トーマスは、ヒトとしては相当身体を鍛えていた。並の狼が相手であれば、簡単に追い払えただろう。
だが、相手はヒトの智識と狼の力を持ち合わせた存在であり、戦う力でケモノに敵うはずもなかった。
やられる。
だがこの身に代えても村人達は護らなくては。
そう思ったとき――彼は新たな力に目覚めて。
ケモノを追い払う事に成功したのだった。]
[だが、それは同時に自身もまたケモノである事への自覚へ繋がる。
そう――ケモノと互角以上に渡り合う事が出来たのは、彼もまたケモノだったから。
自身も村を滅ぼそうとする“ジンロウ”と同じように、ヒトを喰おうとしてしまうのだろうか。
また、自身がケモノであると村人達が知ったとき――彼らは自分を拒むのではないか。
そう考えて、怖くなって。
トーマスは、逃げるようにして樹海の村を*去ったのだった*]
― X ―
“村の大人たちが、広場にあつまってお話をしていました。
よそものとか、ばけものとか、村長さんにほうこくとか、聞こえたけど、何を話していたのかよくわかりません。
ぼくがみんなに近づくと、みんなはごまかすみたいに笑って帰っていってしまいました。
よそものといえば、お父さんもさいしょはこの村の人じゃなかったそうです。若いころは、“じゅかいの村”というところで木こりをやっていたと言っていました。
その時は、どうして村を出ちゃったのかわからなかったけど、今はなんとなくわかります。
お父さんは、だれよりもりっぱな“しゅごしゃ”です。
じゅかいの村の人たちは、ちゃんとわかってくれるはずです。
いつかみんなでじゅかいの村へ行って、お父さんといっしょに村をおおかみさんからまもるのが、ぼくの夢です。
だから、ぼくもお父さんを助けられるように、いっしょうけんめいくんれんして、強くてやさしいしゅごしゃになります。”
**
/*
これ、ヨアヒムこっちに引き入れたら。
赤組4人全員狼……!?
あえてヨアヒム村側のままで、メンタルをごりごり削るのもありだと思うけど な!
でもその場合、誰をこっちへ引き入れようか。
レジーナの縁故から、候補はヨアヒム、アルビン、ヴァルター、ヤコブ辺りになると思うけれど。
/*
【行動リスト】
・宿屋組:レジーナ・アルビン?・クララ・ヨアヒム・ペーター・ヴァルター・ヤコブ
+パメラ&リーザ合流予定?
・花柄組:ジムゾン・エルナ・オットー・カタリナ
・溜息組:ディーター・シモン
/*
パメラがヨアヒム喰いたいらしいから、ヨアヒムはこっちに入れないかな。
それとも、あえて引き入れて喰うのもありk
楽しければ何でもおっけー!!
[目がおかしいとため息のカタリナ>>197に、どう説得すれば真実だと伝えられるのか考えていると、面白がっている>>219とまで言われてしまった。”まさか!”と反射的にカタリナを見て否定しようとしたところで、オットー>>204とカタリナ>>219の会話から、はっと思い当たる。
カタリナとペーターの両親が既に他界しているのは、いつ誰に聞いたか定かではない。だが、今回のパーティーで二人分の衣装は出せないと言われたことで、ペーターとの二人暮らしは思っている以上に大変だと察せられる。おしゃれする余裕はないだろうし、カタリナ本人もペーターを護る方を優先させたいだろう。
あれそれを一瞬で脳内に走らせつつ、恨めしげな視線のカタリナを見つめる。]
ううん、僕は全然面白がってないよ。
その証拠に、僕はずっと前から、その、カタリナさんを可愛いと思っていた。
[こう切り出したときは、思わず照れて顔が赤くなる。]
でも、いきなり可愛いって誉めても、嘘って思われたり違うって否定されたら意味がないから黙っていた。そのせいで、今はつい思いが溢れ出ただけで、カタリナさんを困らせる意図はない。
女の子は、どんな格好でも、どんな振る舞いをしてても、本質は変わらない。女の子のままだ。
カタリナさんはペーターを護ろうとする優しいお姉さんであり、誉められて照れている繊細な女の子だ。そんな女の子を、僕はからかったりしない。
[真面目な雰囲気は出しつつも、微笑みを絶やさずに言い切る。
男でありながら、女性みたいな言動をし、女性のような好みを持つ自分が思い至った、ささやかな本音だった。自分は何をしようが男のままなのだという思いの裏返し。]
オットーさん、ゲルトさんへのプレゼント、どうなった?
[会話の隙間を縫って、オットーだけに聞こえる声量で耳打ちする。
店に置いてある小物から、手先は器用だろうと想像していたから、ヤキソバンバンを作るのは大丈夫だろうとは思っている。
しかし、アイディアを出した者としての責任を感じている。声に緊張が混じった。]
[何故か道中、ポケットの手鏡が妙に気になる。5歳の誕生日に、能力を磨いて家業を継げと父から手渡されたもの。
だが今は、実家から離れた場所で仕立て屋を目指している。
こうなった原因のひとつに、”本当の名前は、決して人に教えてはならない。名前を知られるのは、相手に自分の魂を渡すようなものだから、人の心の色を読む者として避けねばならぬ。”を初めとした、▓█▓░家に伝わるたくさんの掟があった。
幼い頃は鵜呑みにしていた。けれども成長するに従って、段々反発を覚えるようになった。そこには、お前は男らしくないと、一刀両断に否定された苦しみもあったかもしれない。
だが、そんな思いは口にせず、道を進む。やがて屋敷が見えてきたが、知らない間にポケットに手を入れて、手鏡を握りしめている。**]
[……仲間が居た>>225。]
………………ああ……超は、付くな。気が合うようで、何よりだ。
[しかし。話の経緯を思えば、次いで口から漏れるのは再度の溜め息。
昨日の宿屋でもう少し注意深く様子を見ていれば、男が昨日宿で食事を取っていた>23事にも気づけたかもしれないが。ピアノを弾き終え、女将に挨拶して帰宅してしまった己には。最後の一曲が終わる頃合い、滑り込んだ姿>>206同様、男の姿は目に留まらなかった。
招待客の選定基準に首を捻れば、もたらされるのは。まさかの推論>>226。]
…………。ありえて嫌だな、それ。
[……いや、地元の名士の誕生会ならもう少し人選には気を配られているのだろうが。
呼ばれる側というより、無視される側であろう己やシモンが呼ばれている事も考えれば……妙に説得力のある見解に、思わず納得しかけた。]
[そして。]
そうだな。
……女性同伴、等という要件は記載が無いし。この際、色気より。道中愚痴を零せる相手の方が、同道に都合は良い。
[狩猟帽子の男が館の方>>227を指させば。共に、歩みを進めた。
道中、店主や見習い、神父が、羊飼いの姿に和気藹々としている姿>>219や。
宿から来たと思わしき、女将を中心とした面々>>238が、いつになく華やかな姿で歩く姿も、目に留まったかもしれないが。すれ違えば、常の様子で手短な挨拶を交わし。
一本、長く続く道を抜ければ。
何時しか、屋敷の門前へ。]
/* 簡単に説明するで。
エルナ(偽名)は、姉3人に囲まれておったのもあって、たまたま好みや言動が女の子っぽかっただけで、本気で女の子になるつもりはないで。本質はしっかり男や。
世間様で言うところの、萌える男の娘にはなっておらん気ぃしかせんが、いろいろあってロールやら設定を少しいじった結果だったり。本当はもっと女の子っぽい予定やった。
しかし家を出たって設定、アルビンときと同じやな。
進歩がなーいー。 */
― 屋敷 ―
「ようこそお越し下さいました。シモン様、ディーター様。」
[正門前に立つのは。無機質な瞳の、執事。
エーヴァルトと名乗る彼に、招待状を提示し……ふと。]
……。…………。
よく、すらりと名が出てくるな。
確か、顔を合わせるのは、これが初めてだと思うのだが。
[見覚えがあれば、名は出て来ずともさすがに雰囲気は記憶している。
そういえば。昨日のメイド>>0:209も、初めて顔を合わせる己に迷わず声を掛けていた。宛名の印字された招待状に、不意に。何かの違和感を感じるが。]
「だから、ですよ。今回のパーティーには、村に移住して間もない方や村を離れがちな方へも、席をご案内しているのです。」
[貼り付けられた能面を崩す事無く。執事が、言葉を返すのを聞き。]
……ふーん。交流の機会に、って事か。
[…………疑問の根本は解決しなかったが。一応提示された理由に、こちらからそれ以上の追求は、せず。]
[ふと。手に持っていた品を、思い出して。]
……ああ、そうだ。これ、どうすればいい。
[屋敷の主人に直接渡せばいいのか、祝いの品を預かる人間が居るのか。そう、問いかければ。
もう一人、やや若い面差しの執事とメイドが現れて。直接渡しても構わないが、彼らに渡せば屋敷の主人の元へ渡る旨を、伝えられ。]
なら、預けた。
……
[確か招待状に書いてあったの、そんな名前だったよな、等と思いつつ。そんな押し切りの文言と共に、持参した剥き出しの陶磁器を、片手で託す。
……もし東洋文化に精通する者が居れば。「それ……ブタの貯金箱だろ。」と、盛大に突っ込んだかもしれない、が。]
― ゲルトの屋敷 ―
[義務感溢れる荷物を手放せば。
シモン共々、館内に滑り込んだ。
行動は、共にしたのか。或いは、互いの知己を見つけたか。
顔を合わせた人間とは、挨拶を交わしつつ。
会場に足を踏み入れれば、マイペースに料理を頬張る青年>>#1が当主と聞き。
……やや値踏みする眼差しで見つめつつも、声を掛けた。
会場の中に使用人の姿が無い>>#2事よりも。
目下の感心は、会場に鎮座するグランドピアノと、*演奏の許可*]
― ゲルトの屋敷 ―
こんにちは、エーヴァルトさん。
また今年も招いてくれてありがとう。
[正門前に立つ。相も変わらず無表情な鉄面皮。
文字通りの通過儀礼として、招待状を示す]
それにしても――
[既に幾つかの招待客の顔が見えていただろうか。
エルナやジムゾン等も、珍しい客層の内で]
今年は随分風変りだね。
随分色々な人が呼ばれてるみたいだけど。
成人した時のパーティーよりも大掛かりじゃないの?
今年はゲルト、何かあった?
[長年の付き合いから、ある程度砕けた様子で問い掛ける表情は、不思議そうな。
しかし、瞳が微か、何故か翳っていた**]
―夜・パーティ会場―
[先程二人の結社員による「告発」を終え、騒然としていた会場も少しは落ち着いただろうか。
容疑者候補が相手とはいえ、欠片も礼儀正しさを崩さない女性結社員―…グレートヒェン?―に頼んで冷たい水をもらい、ついでに家から着替えを持ってきてもらえるように頼む。
紙とペンはここでも手に入るか、という質問には可という返事を貰ったので、書きかけで机に乱雑に散らばったままのレポートはそのままに。内容は頭に入っている]
/*
オットーとエルナに仇敵撃たれたら面白いね!←
ジムゾン、カタリナが2人に言い寄られてるの見てるし、ジム死ならすごくありそうだと思うんd
わーどろどろー
[話し掛ける者がいれば、常と変わらずにこやかに笑顔を向ける]
(――…)
『大丈夫。だって、俺は なんだから。』
[指先と唇の端は、冷えていたけれど。]
面倒事は嫌いなんだ。
この村へ戻ったのも、仕事の疲れを癒す為だったんだが……
どうしてこうなったんだか。
[男が魚に釣られたためである。]
……………………。
本当にダーツなら、気楽で良いんだがな。
[ぽそりと小さな声で呟く。
ディーターには、届いたかどうか判らないが。]
― 館前 ―
「ようこそお越し下さいました。シモン様、ディーター様。」
[男へ招待状を手渡しに来た執事によって、出迎えられた>>249。]
……………………。
[ディーターと執事の遣り取りを、黙って眺める>>250。
男が執事へ向ける視線は、どこか冷ややかなもの。
呼ばれた理由が、男の想像した通りであれば。
もう、既に、村の何処にも逃げ道は無い。
そして、そう思うと執事の対応があまりに白々しく映り、内心唾を吐き掛けたい気分だった。]
[荷物チェックや服装チェックが行われる気配もまるでなく、益々執事を冷えた視線で見つめた。]
……ああ。
これも頼んだ。
[それはそれとして、プレゼントとして持ってきた葡萄酒の包みを、見習いらしい若い執事へ無造作に差し出した。]
外国産のヴァインだ。
ここいらでは買えないモノらしいから、多分ここの主様も飲んだ事はないんじゃないか?
銘は――……なんだったっけか。
まあ、よく憶えてないが、味は確かだ。
[包みの隙間から僅かに見える、光を通さぬ紅い液体。味の濃いものである事が伺える。]
― 館内 ―
[会場へ向かう途中で、やたら目に付いた使用人達に、やはり眉を寄せつつ。]
[会場へ辿り着けば――既に料理を食べ始めている当主らしい青年へ目を留める事はなく。]
!
[目当ての魚料理が視界に入り、一直線にそちらへ向かった。
鮭のマリネ、川魚のグリル、貝のバター焼きなど。宿屋で出されるだろうと思っていたものとは異なるが、ひとまずは魚にありつけたと、皿へ魚料理を載せ始めた。]
[一見して、料理に夢中になっているようではあるけれど――その視線は、何かを捜しているようでも*あった*]
[右腕が無意識に左腕に触れる。服の下には、今も無惨な傷痕が残るだろう]
――…。
[そろそろ十年近くが経つのだろうか。自身と同じ痣を持っていた母が、どこかの人狼騒ぎに連れていかれ、命を落としたと聞いたのは。]
……事件起こすな、っつったけど。
どうやら、もう手遅れかもしれないぜ、
ま、この後のあちらさんの出方次第だけど……な。
[魚料理を皿へ盛りながら、先程短く会話を交わした相手を探るような視線を*送る*]
― 宿屋2階→1階 ―
[ドレス姿>>112に普段のままの服装でいくつもりであったが場の雰囲気に合わないだろうと考えた。
手早く、荷物の中から無理がない範囲で着飾ることにした。
日ごろから黒系の服が多い彼はあいにく白いシャツを所持していない。
少しで華やかにしょうとグレー系のストライプシャツに細いリボンを結ぶ。
黒いスラックスと黒い髪も合わせって、葬式に出るような装いであった。
違う点と言えば、柑橘系の整髪剤で髪をまとめて、右手薬指に指輪を嵌めていることくらいだ]
この香りは…男物じゃない?
[疑問に満ちた呟きが空間に消えていった。
まぁ、気がつく人はいないだろうと布袋と貴重品を持って、一階へと向かった]
パメラ姉様。
村長さんやレジーナさん、クララさんが宿屋から出てきたよ。
…もちろん、ヨアヒムさんもね。えへへ。
[ちょうど宿屋から出てきた正装の面々。
その中には顔見知りではない者――どこかで見かけたことぐらいはあったかもしれないが少女は彼の名前がアルビンであることを知らない、もあって。館に向かう面子を従姉に教えると、少し早足になって彼らの元へ向かった]
こんにちは。
[ぺこりとお辞儀する。少女が思うところの“立派な立場の大人”の一人であるヴァルターがいたため、やや緊張が見て取れる礼。
少女の母の生家及び叔父が継いだパメラの家は、それなりの歴史に見合うぐらいの財産を持っている。
叔父本人にヴァルターと確執があったのかどうかは、子供である少女には与り知らぬことだが]
わぁ……クララさん、すっごく綺麗だよ。
なんて言えばいいんだろ…そうそう、お姫様みたいな感じ!
[ドレスアップしたクララを見れば、感嘆の声を漏らす。
編みこんだ淡い空色のラリエットは赤い髪に映えて。
普段とは違う格好をしているからとか薄化粧をしているからではなく、彼女の表情は輝いて見えた]
レジーナさんがクララさんのお化粧したのかな?
クララさん、ますます美人さんになってたよ。
あと、その格好は初めて見る気がするけど素敵。
オトナのジョセイのミリョク…?
この格好で接客すれば、結婚したい人が宿屋にたくさん詰めかけてきそうなの。
[レジーナがペーターとの会話を終えたと見えれば、彼女にも話しかける。ちなみに最後の言葉はやっぱり本気だった。
存命していればレジーナよりも五つほど年上である少女の母は、移住してきたばかりの彼女にも積極的に話しかけ、妹のように接していたと古くから村に住む老人が語っていた。
少女が村に連れられてきてからは村人との交流自体が希薄になってしまい、終ぞそんな光景を目にすることはなかったけれど]
ペーターくん。
[レジーナやクララとの歓談も一区切りがついた頃、ヤコブにも挨拶して彼の隣を歩くペーターに声をかけた。
彼が自ら(?)外へ出て他人と会おうとしていることや、昨日会った時より背筋が伸びて見えることが、なんとなく嬉しく思えて]
ペーターくんも、ゲルトさんのパーティーに呼ばれてたんだね。
その格好、似合っててかっこいいの。
……よければ、一緒にいこ?
[頷かれれば、彼の空いてる方の隣へとことこと歩いて行く。
首を振られた場合はパメラの所に*戻るだろう*]
/*
オットー→カタリナ←エルナの三角関係の予感…ッ
それで思ったんだけど、塩の匂いに撒いた本人も気づかなかったってことはオットーさんは人外だけど赤じゃないのかもね。
さっきのフラグも交えて考えたら死神もありうるかな。
ディーター→智狼?
エルナ→占い師?
オットー→死神?
ペーター→狼か夢魔と予想
シモン→守護獣か狼っぽい
カタリナ→狙撃手?
ヨアヒム→シモン狼なら守護獣?
シモン守護獣だったら恋天使とか?
ヴァルター→聖痕者(剣)
リーザ→聖痕者(盾)
ヤコブ→聖痕者(鏡)
――― 会場・夕刻
[会場に入り、当主が据わっているであろう場所に視線を向け、ヴァルターの頬がひくり、と引き攣る。 すぐに表情を元に戻し、視線は当主から周りの参加者へと。
察しのいい者は気付くかもしれない。 男が自身の視界の中に、屋敷の主と交渉している赤毛の楽師>>252をできるだけ入れないようにしているという事を。
正装故大分印象が変わっているものの、その顔は間違えようがない。 彼の入村時、自分の記憶>>0:349>>0:351>>0:358の中の楽師達と照合しようと試みた経験から、楽師を避けてはいるものの、その顔はしっかり覚えているのだ。
――― まあ、肝心の、楽師達の記憶はおぼろげな物であったのだが。]
― 回想・数年前 ―
お母さん?
[突然、目の前で倒れた母親に近づいて、口元に手を当てる。
唇はどんどん紫色に変わり、赤みが差していた頬の色は失われていく。
健康であった彼女の死に何か想うところがあったのか。
取り乱すこともないまま、静かに瞑目して、祈りを捧げた。
幸福を望む心
苦しみを与えたいと思う心
愛を喜ぶかたわらで…嫉妬の気持ちが降り積もっていた]
[気を取り直して、ぐるり、と会場内を見回す。
魚料理に夢中になっている…正装?の青年。中性的な出で立ちの仕立て屋見習いの娘、今朝世話になったパン屋の青年、女性らしい服装に戸惑ってるかのような羊飼いの娘。
そして聖職者の男の姿が目に入り…ヴァルターは静かに目を伏せた]
オットーさん、間に合ったんだ。良かった。
ゲルトさん、喜んでくれるといいね。
[オットーの示した小箱>>255を見て、一瞬で中身を悟り、にこっと笑いかける。
今日オットーのパン屋に行けば、同じヤキソバンバンが置いてあるから、一目瞭然だったろうが、ずっと仕事にかかりきりで、時折頼まれるパン屋への買い物を頼まれなかった。女将が気をつかったらしい。
オットーの表情の変化>>254は、カタリナに話しかけるのに全神経を集中させていたから、気付いてない。
そのあとは、適当に会話を続けて屋敷へ向かう。途中知り合いと合流するたびに、律儀に挨拶するだろう。]
[チャコールグレーのタキシードを着たヴァルターを見つけると、急に嬉しそうな顔になって駆け寄る。]
こんにちは、ヴァルターさん。
わあ、思った通り親方が作った衣装だ。やっぱり凄いな。僕はもっと修行しないと、追いつけない。
[ため息まじりに憧れの視線を向ける。親方は大らかで陽気な性格であるが、自分の仕事には一切妥協を許さない職人肌だ。いつも惚れ惚れする。自分がこれと決めた道を、一心に進む男の心意気が垣間見られるからだ。
実はヤコブが手直しを頼んできた衣装も、ヴァルターの為に親方が作ったと分かっていて、仕事の最中は心臓が飛び出しそうだった。
だがヤコブの衣装を手直ししたと言い出すのは恥ずかしいので、黙っているつもり。]
―ゲルトの屋敷―
[ゲルトの屋敷を見るのは初めてではないが、いつ来ても豪華だとため息が出る。エーヴァルトに招待状を見せるのも、緊張で手が震えてしまう。対してかの執事長は、感情こそ読み取れないが、完璧に冷静な態度を見せている。
だが、何故か恥ずかしいよりも先に、背筋を駆け上がる得体の知れない感覚に、唇を噛み締める。]
これを、ゲルト様に。お誕生日おめでとうございます。
[依頼品とプレゼントを差し出しつつ、動揺を抑えるように体を強張らせる。ゲルトの誕生パーティーに招待されるのは始めてで、前年と違うなんて分からない。でも、口の中に広がる血の味が中々消えないように、感じる違和感を*無視できなかった。*]
― 宿屋 ―
[ヴァイオリンを抱えたヨアヒムの濃いグレーのスーツ姿が見えたので、足を停める。
見慣れない服のせいか、新鮮さを感じたのと同時に少しばかり幼さが強調されているように見えた。
飾る意思がそもそもなさそうな普段着と違う格好に不思議そうな顔をされれば、招待状を指に挟んでひらひらと自分も行くのだと言外に伝えるだろう]
(………最悪だ)
[ジムゾンは、この村にやってきてから聖職者としてよく働いてくれている――のだが、ヴァルターは彼を避けている。
彼が人狼騒動を解決したという話を耳にして以降、どう接するべきかと頭ではわかっていても、感情の整理がつかないのだ。
自分とは違い、人狼騒動を解決出来たと言う事に対する嫉妬と―、もし彼があの時にいてくれたならというやるせなさ……
心の中で呟いた言葉はジムゾンに対してのものではなく、自身に対してのものだった。]
― フォルシトレッカー家に向かう道 ―
[屋敷への道を何人かで歩いている途中、聞こえてきた声に聞き覚えがあってそちらを見れば、昨日仕立て屋でみかけた店員―エルナ、と名乗ってくれた筈―がヴァルターへと駆け寄る姿が目に入り]
あ。Heute abend・・・Guten Tag?
昨日はありがとう。おかげで動きやすいよ。
さっきヴァルターさんともエルナさんの腕がいいって話してたんだよ。
[遠慮なく暴露した]
……、………!
繊細なんて。
あたしに一番似合わない言葉だろ。
[まともに正面切って女の子扱いされるのは何年振りだろうか。
しかも女々しいと普段思っていても男の子に。
どんな顔をすればいいのか分からない。]
/*
にやにや。
にやにやにやにやにやにやにやにや。
ツンデレカタリナ新鮮すぐる
あー……
俺がもっと人の恋路に興味持てる奴なら、エルナせっつきにいくのに。
――― 回想・道中の一幕
[ぱたぱたと駆けてくる仕立て屋見習いの娘>>277に、笑顔で挨拶をする。
遠目で師の仕立てた物であると見抜くエルナに、仕立て屋の目というものなのだろうなと感心する]
ああ、この村に来て初めて作ってもらった物なのだが…
[デスクワークのみの生活で少々だらしない体型になった時や、ストレスで急激に痩せてしまった時、仕立て直して貰った際のエピソードを交えつつ、五年程愛用している事をエルナに伝える。
急激にシルエットが変わった事をよく説教されたりもしたが、不養生を心配しての物とわかるが故に嫌な思い出ではない。]
/*
もしかして:CN考えてなかった
まあ切り出すタイミングがわからんし、真名同士で呼び合う流れだったらそれはそれで。
― パーティ会場 ―
[ゲルトに贈り物を渡し―パーティ客をダーツで決めたのでは、と言われるフォルシトレッカー家の当主は想像していたような子供でこそなかったものの、こちらに向ける視線は無邪気ともいえるもので。気さくさにほっと息をついた―広い会場内を見回す。
顔見知りがいれば挨拶をかわし、初めてみる顔は紹介をされれば自己紹介をするだろう。あまり自分から積極的に話し掛けはしないが]
すごいな・・・これだけ料理作るのも大変だろうな。
[自分があまり料理は得意ではないので、感心してしまう。バイキング形式としり、どれを食べようかと真剣に悩んでいたが>>237で時折ヴァルターの方をこっそり注目していたため、彼が時折百面相をしているのに首を傾げた]
どうかしました?
[周りに人がいなければ、話し掛けにいっただろう]
― 少し前・道中 ―
[見覚えのない青年に会釈をされ、よく分からないながらも首に結んだリボンから、同じくパーティに向かうのだろうと会釈を返した。
誰かに紹介してもらえるなら、自分も名乗る]
/*
恋天使は誰に打つんだ!?
カタリナを巡るエルナとオットーとかww
パメラとヨアヒムの悲恋もいいけど。個人的にはDとシモンとジムゾンのいずれかに…
― パーティー会場・夕刻 ―
「別に、いーけど……下手くそだったらすぐ、出てって貰うからね。」
――本当にダーツなら、気楽で良いんだがな。
[当主の声に、先程魚を見付けて消えた>>265狩猟帽の男の呟き>>260が重なる。見慣れぬ顔に戸惑うその様子に、主催本人も招待客の情報を与えられていないらしい事を察し。
一瞬眉をひそめたが。継いで綴るのは、簡潔な感謝。まあ、裏があるのだ、ろう。……何ともまあ、回りくどい話では、あるが。]
[ともあれ、許可は得た。後は、目当てのピアノに、一直線。
……と、向かおうとした所に。やや不自然な様子の、壮年の男の姿>>274が目に入る。]
……村長。
アンタにも、召集状が来たのか。
[既に《招待》という認識では、なく。一見普通の招待客に見える彼は、一体どんな由縁で召喚されたのか。多少の好奇心で、問い掛けて。]
…………。
物々しい雰囲気だな。
これでは、パーティーと言うより。……人狼騒動を、思い出す。
……ああ。祝いの席でそんな事を考えるのも、不謹慎か。
[カマでも掛けてみるか、と。敢えて過激に、白々しく。片目で反応を窺えば、男の反応は、如何な物か。]
[……と。様子を見ていたのも、つかの間。]
――…………!?
[嫌な、気配。
丁度村長の姿を見付け駆け寄ったらしい見習い>>277から。……昨日までは微塵も感じなかった、《ナニカ>>246》の気配がして。
勘が正しければ、アレは。]
…………。
……では。どうぞ、良い夜を。
[男の反応は解らなかったが。さらりと交わし、場を後に。
……見習いにも一声掛けるが。視線は鋭く。仕草はどこか、ぎこちなく。見ようによっては、何かを警戒するようにも見えうるか。]
[そうして。
やっと行き着いた、ピアノの前。
先ずは、誕生祝いの定番を。主題から、即興で幾つかの変調を。
祝いの席に似合うよう。華やかに、きらびやかに。……やや、やり過ぎた末。聴く者に依っては、嫌味な迄に聴こえたかもしれないが。
最後は、主題に戻り。和音の組み合わせでシンプルに締めて。
……場の反応は、特段気にせず。そのまま、円舞曲や変奏曲、己の趣味よりも極力華やいだ旋律に仕立て上げ、紡ぎ。]
[……もし、ヴァイオリンの音>>212が聴こえる気配があれば。
ゲルトが弾きたがれば、場所を譲り。……それでなければ、無言で伴奏をかって出る。
弓の音を壊さぬよう。
弦が歌うままに、引き上げるが如く。音色を、添えて。
話し掛けられれば、音を奏でたまま応じたかもしれないが。
会場が物々しい空気に包まれる>>#3>>#4迄は。暫くは、*鍵盤と戯れて*]
/*
さてと…。
シモン:首無し騎士
パメラ:智狼
レジーナ:瘴狼
カタリナ:狙撃手
ジムゾン:死神
ディーター:夢魔
ヤコブ&ヴァルター(&リーザ?):聖痕かな。
残りがエルナ、ヨアヒム、アルビン、ペーター、クララ、オットー。
共鳴、占、霊、恋、守護か……。エルナ辺りが恋かな。
[エルナの直しだとの話を聞いて、ヤコブの服をもう一度見る。元々の仕事を損なわないように直されたそれは見事なものである。
そしてなにより、エルナの師が自分の仕事を任せた事から、どれだけエルナを評価しているのかわかるだろう。
ヴァルターは、将来を有望視されている謙虚な仕立て屋見習いに一言]
今度、コットン地のシャツでも仕立てて貰おうかな。
[と。
あの親方が目にかけた職人の仕事に興味をもったのだった。]
――― 回想・道中の一幕・了
行商人 アルビンは、パン屋 オットー と 羊飼い カタリナ を能力(結ぶ)の対象に選びました。
― 30年前 ―
「お待ちしておりました、ご主人様」
[そう言って、僅か15の小娘の前に大の大人2人は跪いた。
この村の宿は基本的には代々受け継がれるが、時々遠縁の名の元に違う血筋が入る。
血を濃くしない為と表向きは言われるが、真実は違う。
定期的に宿の主が人狼を主と崇める人間と主である人狼とが入れ替わっているのだ。
この宿は元々各地に散らばる人狼の為に作られた宿。
人狼に心酔し、または支配され、人の心を捨てた人間達によって営まれる休息の地だった。
そして彼女は人狼を主と崇める先代夫婦から宿を受け継ぐ為に村へとやって来たのだ。
彼女の役割は二つ。
各地に散らばる人狼の休息の地とし、情報収集の場である宿を守る事。
そして必要時、宿に拘わった仲間の為の餌場を用意する事。
すなわち、この村を人狼の為の牧場とする事だった]
羊だって、牛だって、野菜だって愛情を掛けて育てた方が美味しくなる。
[人間が家畜やペットに愛情を注ぐように、彼女は村の人間を愛し、世話した。
無論愛した者を喪うのは悲しいが、仲間が餓えていれば自分の家の鶏を殺して食べさせる事は当然のこと。
彼女にとって村人はそういうものだった。
実際、夢を追って村を出て、帰らない若者の末路を彼女は知っている。
妖魔が出ると言われる樹海の森に潜んでいたのは彼女自身。
森を恐れる理由など無かった]
あたしの助けが必要な時は「ワルトトイフェル(=森の悪魔)は金髪なのかい?」と訊くといいさ。
[それが各地を巡る人狼達の暗号だった。
この村には密かに狼の血が混じっている者がいると聞いた事があった。
彼らは何処かで「森の悪魔」の名を、遠吠えで、風の便りで知る事がいた者がいるだろうか……]
――― 会場・夕刻
[視界に入れないようにと勤めていた相手に声をかけられ>>291、戸惑いを隠す事さえ忘れた。
何故来たのかと問われれば]
この村に着て以降、毎年呼ばれているからな。立場が立場なんで断るわけにもいくまい。
[と、愚痴るような声。今年は何から何まで違っているようだが―、と心の中でぽつりとつぶやく。
その場を離れたいのを抑え、平静を装った。]
例年に比べたらまだ和やかだがな
[……最も、例年は違う意味で物々しいのだが。
次に続けるはずだった言葉は紡がれなった。それは聞き逃せない言葉を耳にしたが故
“人狼騒動を思い出す”
問いただそうと、赤毛の楽師の方を向くが、彼の興味は他へと映っているようだった>>292]
― 回想 途中で ―
[パメラと共にリーザが近寄り、皆にそれぞれ挨拶をしていく。
少女とは思えない言葉遣いと子供の様な純粋な感想に目を細めてリーザの頭を撫でた]
ありがとうね、リーザ。
リーザもとても綺麗だよ。
舞踏会にデビューするお姫様のようだね。
[可愛らしさの中にも上品な姿は在りし日の母親を思い出させる。
とても気の利く優しい、美しい女性だった。
過去形になってしまっているのがとても残念だが、いつかリーザも母親に負けない位と、口にし掛けてさすがにマズイと苦笑する]
きっとリーザにはお城から王子様が迎えに来るに違いないよ。
[そう言って寂しげに笑った]
お婿さん候補ね…。
昔はいたんだよ、これでも。
[30年前、彼女が1人でこの村に来た時、宿の跡継ぎとする為に夫婦が婿候補を選定していた。
だが彼女が来て少ししてから、彼はこの村を去っていった。
その婿候補の息子の世話をしている等、彼女自身含めて誰が知る事が出来ただろう]
― フォルシトレッカー家の館前 ―
[増えていく集団を後ろから眺めながら歩いてついていく。
薬指の二つの細い指輪を重なるようにつけ直す。けして高価な品でも形見の品と言う訳ではないがしていると落ち着くので見知らぬ場所に行く時はお守り代わりに身につけている物だ。
屋敷に視線を戻して中へと入っていた]
/*
あ、アルビンが恋天使だったwww
じゃあエルナとオットーが共鳴かな。
クララとヨアヒムとペーターが占霊守護か。
/*
だから違うってwww
エルナとヨアヒムが占霊だってwwww
オットーが守護…クララとペーターが共鳴かね。
― ゲルトのお屋敷へ向かう途中 ―
[宿屋を通り過ぎようとした時、数人、出てくる人影が]
村長さんに、女将さんもいる。
あの人達もパーティーに行くのかな?
[集団に入らないよう、距離をとろうとした。
けれど、その集団の後ろに、ドレスを身にまといおめかししたクララが見えれば、ふと顔色を変えた。
変化は二段階。会いたくない人に会ってしまったという思いが、綺麗だ、という思いに塗り替えられる]
― 30年前 ―
「トーマス…彼は主の血族に連なる方に間違いありません」
「…申し訳ありません。村から…出て行かれてしまわれました」
「目覚められた筈なのに……」
[眠る同じ匂いを嗅ぎ取り、彼を伴侶に迎える事に異存は無かった。
だが、その候補だった男は、人として生きる事を選び、村を守る為に姿を消した]
「申し訳ありません」
[謝る夫婦に彼女は怒りを見せる事は無かった。
ただ…これから先の展開が危うい様に思え、少しだけ苛立ちが募る]
……この村はそのうち捨てた方がいいかもしれない。
[この村一番の名家を取り込めば、操るのは容易い。
だがどうにも屋敷の主人よりも、従者達の方に危険な匂いがして踏み込む事が出来なかった。
もう少し早く村を棄てていれば。
もう少し早くこの名家を取り込んでいれば。
踏み込めずにいた若い人狼は、いずれ後悔する事をその時知る事など出来なかった]
…………。
[しばしぼーっとしていると女将さん――レジーナ>>238が手を振ってきたのが目には入ったが反応なし。
その後レジーナが近付いてきた頃にようやく、ぺこりと頭を下げる。
だから村長さんの目配せには気付いていなかった]
ありがとう、おば――えっと、女将さん。
うん、ねえちゃんもドレス着てた。花柄の。
[うっかり「おばちゃん」と言いそうになったのを直しつつ、頭を撫でられるとほんの少し目を丸くして撫でられるがまま。
母の手はこんな風に温かかったのだろうかと、ふと思う。
十年ほど前に他界した父母の記憶は、少年の中にわずかほども残っていないのだ]
イイ男だったんだよ。
気は優しくて力持ちってのを地でいく男でね。
ただ、あんまり色んなものに頓着しなくてね。
よく上半身裸で動きまわっていたから、当時の村長や長老達に怒られてたね。
[懐かしいと目を閉じていたが、そこまで口にして思わず嘲笑が漏れる。
そして…]
……物凄く近い光景を見た記憶があるね……。
[遠い目をしながら、やはり親子だとは気付く事は無かった]
[ペーターの頭を撫でながら、少年の本音>>302をさらりと聞こえなかった事にする]
そうかい。
じゃあ姉弟揃って紳士淑女の仲間入りだね。
胸張ってカタリナをエスコートしておやり。
[可愛い社交界だね、とくすりと笑って屋敷へと向かう]
― 30年前のこと ―
[いつも通りの伐採作業の後、木材を宿屋へ運ぶ途中のこと。
陽の光に映える美しい金髪の少女が、トーマス・エンゲルランペの目に眩しく留まった。
それまで恋を知らなかった若き木こりは、御伽噺に出てくるお姫様のような風貌から、少女に惹かれるまでに時間は掛からなかった。
――というよりも、一目惚れに近い状態ですらあった。
だが、自分のような汗臭い男では彼女と釣り合いなど取れないだろう、と。
おまけに上半身裸のところをしょっちゅう見られているし、変態と思われているのではないか……などと考えていたかどうかは定かではないけれど。
トーマス自身から彼女へ近づく事はなく。
そして、突如として。トーマスは誰にも何も告げず、村から姿を*消してしまったのだった*]
/*
ほむほむ。
シモンとトーマスは親子でほぼ確定?それっぽくしておいて実は違うんだよ!という展開もあるのかとこっそり楽しみにしていたりしたよ。
*/
/*
そういえば、メモの紹介欄に薔薇はとかわざわざ宣言してる人がいたので、なんなんだろうと思っていたら、ここ薔薇の下国だからだろうか。多いの?ここ。
宣言するまでもなく、あまり考えていなかったのだけど。
*/
― そして屋敷へ ―
「お待ちしておりました、レジーナ様」
[恭しく頭を垂れる彼らの姿が遠い記憶と重なる。
だがそれを懐かしむ様子も見せず、料理が用意された会場に足を踏み入れる]
うーん、流石にこの質と量はうちでは出せないね。
[用意された料理は飾り付けも見事で、目でも楽しませる。
香りも食欲を誘うが、きついものではなく、髪や衣装に移る心配も不要のようだった]
種類も…味も…はぁ、見事だね。
[旬の素材を引き立たせる味付けに、悔しいが適う筈がない]
比較してもしょうがないね。
[視界の端に黙々と魚料理を平らげるシモンの姿>>265を認めれば、素直に楽しむ事にした]
ああ、その前に。
ゲルト様、本日はお招きありがとうございます。
寝苦しい夏が過ぎて心地良い夜となりましたが、どうぞ、これが少しでもお役に立ちます様に。
[ゲルトの為に作った匂い袋を用意していた口上と共に渡す。
睡眠に関するモノなら表向きはゲルトも喜んで受取っただろう]
[ゲルトに挨拶をすると、後は適当に談笑と食事を楽しむ。
だがこの会場に使用人の姿を全く見ない事が腑に落ちない様子だった]
……給仕に数人位いないのかい…。
[采配をする者として信じられない光景に眉を顰める。
以前から抱いていたが、ゲルトがこの財を食い潰すな、との予感を確信に変えつつそれでもにこやかに接しているだろう**]
[話の途中でヴァルターがレジーナを見る>>289が、意味が分からず一瞬きょとんとする。
ヤコブに声をかけられて、最初はこんにちはなどとのんびり挨拶をしたものの、手直しの真実をばらされて>>281慌てる。]
わわわ、ヤコブさん!それ言っちゃ駄目!
[しかし、制止するには既に遅過ぎた。
ヴァルターの視線>>289を感じて、一気に赤くなる。私はてっきり、の続きを考えられないくらい、照れくささを感じて。
そこにヤコブから駄目押しの一言>>293。人前でなければ、きっと穴を掘って隠れていただろう。何も言えず、にこにこ笑うヤコブに短く肯定の頷き。]
― 館内部 ―
[金の掛っている装飾品や使用人達の存在にそわそわしないでいるのがやっとだった。
作法を気にしているのではなく、どれだけの価値があるかとつい視線が引き惹きつけられてしまう。
あまり人様の家のものをあからさまに見るのはどうかと思ったが一生に一度の機会と割り切って、見るべきかと手元を弄る]
[元々この村に人狼の血族が紛れていると噂が合った事。
麓の村が滅びたと言う噂が届いた僅か数日後のこの様子に、内心舌打ちする]
どうやら、マズイ事に巻き込まれた様だよ。
[今迄届いていた血の囁きに、敢えて割って入るつもりは無かった。
だが、本能が危険を告げる今、警戒の意味を込めて人に届かぬ声を発した]
[ディーターに声をかけられて、その鋭い視線を受ける>>292と、勢い良く微笑む。]
こんにちは、ディーターさん。ディーターさんも招待されているんだ。その衣装、とても素敵ですよ。
[一見ぎこちない仕草に全く気付かない、普段と同じ表情、同じ口調。だがその裏では、ディーターを鋭く観察している。
”自分に注目する人間には注意しろ。ただしこちらが注意しているとは悟られないように。”
未だに忘れられない家訓が頭をよぎる。
今までディーターからこんな風に見られた覚えはない。以前と今日の自分は何が違うかと考えれば、自ずと答えは一つ。
わざとポケットには触れず、ここぞとばかりに荷物をぎゅっと抱えなおす。]
[何気なく、招待状を裏返してみると――そこにはAlvin Hughgel(アルビン・ヒューゲル)と書かれていた。
それはなんということない、ただ人名である。
しかし、そこに違和感を感じ取った]
……ん?
[どうして、母方の名字で記名されているんだろうか。よく父親の姓と間違えられるのに…。
周囲の空気と、この招待状にしっくりとこないものを感じたが誰かから聞いたんだろうと見覚えのある人物――エーヴァルトに招待状を提示して、会場へと踏み入れた。
会場に入ると、プレゼントに囲まれている眠たそうな青年がいる。
挨拶に行くと顔に誰だろうと大きく書いてあったので軽く自己紹介をし、愛想笑いをしつつ、祝いの品を贈って、さっさとその輪から離れた**]
― トーマスが村を出てから ―
[人里を避けるようにしながら、トーマスはあちこちを転々と移動しながら生活していた。
決してヒトと交わるまい。自分は、ヒトを不幸にする事しかできない身だ。何も護る事はできないのだから。
いっそのこと、ヒトの理性が大部分を占めているうちに、自らの命を絶った方がヒトの為なのでは――そう考えていたとき。盆地の村の傍の森で、女性がケモノに襲われているところを目撃し、思わず女性の見ている前で変身し助けに入った。
ケモノを無事に追い払ったものの、女性へケモノの姿を晒してしまった事を後悔し。すぐに立ち去ろうとしたけれど。]
『あ、ありがとうございます。
あのっ、ぜひお礼をさせていただきたいのです。』
[ケモノの姿で、初めて救った人間。
自身を恐れない女性を、不思議に思ったものの。
自身はケモノでありながら、ヒトとしてヒトを護る事が出来るのだろうか――もう一度、人里へ降りてみようかと。そう思い始めて。
トーマスは彼女の手を取り、盆地の村へと赴く。]
― パーティ会場 ―
[道を歩き、パーティ会場であるゲルトの屋敷に到着した]
招待状を受け取りました、ジムゾン=レーハーゲルです。
このたびはご招待を頂きまことにありがとうございます。
楽しい宴になる事を願っております。
[招待客とそれ以外を見張るためなのだろうか。
入り口にいる使用人に招待状を見せて中に入っていく]
やはり私に対しての警戒心は……まだあるようですね。
[彼としては、他の人との差が無いように接しているのかもしれないが、警戒意識が明らかに伝わってきていた]
……なるほど、ただのパーティではない、という事ですか……。
[一歩一歩歩みを進めるたびに、きらびやかなパーティの雰囲気によって覆い隠されているが、その下にはきな臭そうな何かが見える]
/*
鏡の聖痕者…あとの二人は、剣と盾なんだよね?
鏡ってどう考えても攻撃にも防御にも向かない。なので、そういう方向でいこうと思う。
*/
[結局、集団から離れる機会を逸した少年は、集団に混じって屋敷へと進む。
隣にいるのは見知らぬ顔のひとり。
>>233挨拶されるととりあえず頭を下げて、]
こんにちは、…じゃなくて、はじめまして。
[挨拶返し。
声に抑揚はなく表情も明るくない、そんな子供を相手はどう思ったか。少なくとも傍から見れば真逆の表情のふたり。屈託なく笑う青年と、真顔の少年と。
やがてぽつりと名前を名乗れば相手も自己紹介>>235をした]
そっか、……じゃあ、そのうちまた会うことになるか。
おれがミルク届けに行くから。
[そう言う少年の横顔は少しだけ誇らしげに見えるだろうか。
「ミルクを届けに行くこと」ではなく、「姉が作ったミルク」を誇らしく思う表情なのだ、それは]
― 回想:道中・レジーナとの会話 ―
……あ、ありがと。
なんかわたしにはもったいない言葉なような…。
でも嬉しい。えへへ。
[レジーナにお姫様のよう、と言われれば少し謙遜しながらも無邪気そうに笑んで、素直に頭を撫でられる。
更に王子様、と聞いて頬を少し染め]
お、王子様…。
でも、お城に住んでなくても別にいいかなぁ。
わたしにとっての王子様なら、それだけで十分だもん。
[そう言いつつも、頭の中には何やらメルヘンチックな光景が広がっていたが]
お婿さん候補?
それ、初めて聞いたかも。
[うんうんと相槌を打ちながら、レジーナの過去話に耳を傾ける。
しかしそこから想像だにしない単語が飛び出てきて]
じょ、じょうはんしんはだか…。
でも…うん。健康的だし、いいんじゃないかなあ。
[豪放磊落。
そんな言葉を絵に描いたような人だったのかなと、頭の中に思い描いた]
― 回想:道中・レジーナとの会話・了 ―
― パーティ会場 ―
[既に何人かの先客が会場に入っている。
たびたび本を借りる近くの図書館の主に、ジムゾン自身も冷たい目で見ている金持ちから良く思われていない村長、等見た事がある者も何人かいた]
積もり積もる話をしたいところもあるのですが……。
まずは、招待主であるゲルト様にお会いしてご挨拶をするのが先でしょう。
[まずは、見知った顔の人達には軽く挨拶をした後で、館の主の元へ]
―フォルシトレッカー家へ向かう途中―
リーザちゃん。大丈夫?変だったりしないかしら?
[従妹に結い上げてもらったシニョンの髪型をしきりに気にしつつ、ゲルトの屋敷への道を歩く。
髪型を変えるのは少し不安もあったが、それでもやはり女性としてちょっとしたおしゃれを楽しめるのは嬉しくもあり。
やがて宿屋組と合流すると、従妹から参加者の名前を聞いて]
あら、今年はいつもと違って楽しくなりそうね。
[例年とは違う人選に少しだけ楽しそうに言う。
誕生日会とはいえ、名家の主のものとなれば社交の場。
それなりの家の出である...に言い寄ってくる者も少数だが居たりしたのだ]
こんばんは。楽しい会になるといいですね。
[宿屋組の人たちと挨拶を交わしたり、知らない人が居たなら自己紹介をしたりしつつ、ゆっくりとお屋敷への道を歩いていった]
……これも、“人狼騒動”ってやつなのか?
騒動っつっても、何も起きてないだろうに。
[少なくとも、自身は村や村の周辺のニンゲンを喰った事は無い。
恐らくは先程の娘もそうだろう。
警鐘を鳴らした女はどうか知らないけれど。]
……まあ、他にも訳ありっぽい奴が何人か……居そうか。
[他の人外の者か、それとも自分達も含めあらゆる要素が重なってこうなったのか。
はあ、と、何度目かの溜息を吐いた。]
[楽しそうにパーティ会場までの道を歩く。
人を食べた事も無く、ケモノとしては幼すぎる...では違和感に気付くこともなく]
……!
[>>273名前を呼ばれてそちらの方を向くと、]
リーザ……。 うわ、別人みたいじゃん。
[ドレスを身にまとい、普段ふたつにしばっている髪をおろすだけでこうも雰囲気が変わるのか、と]
似合ってる? ……こ、こんなぴかぴかのやつが、か?
…………。
[言葉に詰まる。しかし、悪くないとは思っている。
先程レジーナ>>304が、姉をエスコートしてやるようにと言っていた。
その時は自信なさげにうなずいただけだったが、今なら自信をもってうなずける気がした。
それに姉だけじゃなくて―――]
あ、ああ。……いっしょに。
[頷いて、空いてる方の隣へリーザを手招きした]
/*
ふーむ。目が見えないってのも面倒なもんだな。
ヨアヒムに髪型について振ってみたいが大人数の中から声掛けるってのもな・・・
/*
(風呂あがりっと)
…なんで村長は、俺が席外してて戻ってきたりとか、偶然目が覚めて覗いた時狙ったように現れるんだ。これじゃ俺がめっちゃ付き纏ってるみたいじゃないか!w
*/
“誕生プレゼント”、弾きに行ってくるな。
[ゲルトにそう告げて、ヴァイオリンをケースから取り出す。
ピアノの側に行き、ディーターの演奏が途切れたときを見計らって、軽く調弦。
それから、おもむろにシューベルトのノクターン第2番を弾き始めた。]
[この曲は幼い頃から大好きな曲だった。
あのとき、ゲルトの両親は留守だった。
がらんとした館の中、自分とゲルトとパメラと。心細く、身を寄せ集めていた。
そんな中、優しく響いた夜想曲。ヴァイオリン用にアレンジされたそれを、当時の楽師が演奏してくれた。
秋の涼やかな風のごとく、優しく流れるその曲に子供心にも大分慰められたものだった。
それ以来、ことあるごとにゲルトはこの曲を聞きたがった。]
[今回用意した楽譜は、あのときと同じようにヴァイオリン用にアレンジを加えたものと、パーティー向けに軽く装飾を加えたヴァイオリンとピアノの二重奏バージョン。
弾き始めたのはヴァイオリン独奏の方だったが、>>295ディーターが途中から合わせてくれるのなら、楽譜を示して、途中から二重奏ヴァージョンに。
出だしは一緒だったから、まったく問題はなく、むしろ伴奏に入ってもらえたのはありがたかった。
ゲルトは幼い頃にピアノを習っていたとはいえ、自分で弾くのはあまり好きではなく、専ら聞く専門になっていたのだから。
急ごしらえのセッションだったが、かつてのように秋風がワルツを踊っているかのように軽やかに高く低く、音色が会場中に流れていった。]
[それから屋敷に向かう間、口数は少ないものの、リーザやヤコブ、他の面々とも何らかの話はしただろうか。
ゲルトのお屋敷に到着すると、大人達の見よう見まねで、ポケットから取り出した招待状を提示]
今日は招待してくれて、ありがとう。……ございました。
それから、ゲルトさんのお誕生日、おめでとうございます。
[少年にできる精一杯の敬語で挨拶すると、招待状を確認した従者は、]
「楽しいひと時を。」
[そう言って、薄く冷たく、笑った**]
[演奏しながら、ちらり確認するパーティー参加者たちの顔ぶれ。
パメラは演奏を聴いてくれているだろうか。
女将さんは優雅に食事をしているのだろうか。
……オットーは。今、どんな表情をして自分を見ているのだろう。]
ゲルトさんのパーティーには毎年招待されてるんだけど……今年は呼ばれてる人が今までとは結構違うみたい。
[今まで見てきた限りでは例年見ない顔ぶれが多く、逆に欠かさず出席していた者の大半は今回は不参加のようだ]
でも、招かれたのが今年のパーティーでよかったと思うよ。
今までは……にこにこしてるだけでいいって言われてたけど、それでも緊張したもん。
だからパーティーっていってもそこまでかしこまった感じじゃなくて、少し気楽に過ごせるかも?
[その言葉には、さり気なくペーターの気持ちを解そうとしている意図も含まれていた。
会話を交わしつつ、館へと向かっていく]
/*
とりあえず、
リーザから手を出してくれれば、手をとるのもやぶさかではない、そんなペーター?
そしてZweiかー、あかつきさんの人狼ライフは2という数字との縁がちと深すぎる。
いや。
騒動は起きていない。
まだね。
このまま何事もなく過ぎれば上手くかわせるかも知れないけど。
ただ、騒動に慣れた奴は間違いなくいるよ。
[それは招待客ではなく、使用人達に向けた嗅覚から来る確信に近いもの。
田舎の村でただ30年も過ごしていたわけではない。
追手から逃げる人狼を匿い、追手を翻弄する事も撃退する事さえあった。
近くの村に警戒を掛けていた結社の人間の情報を手に入れれば、周辺にいた人狼達と共に情報操作を行い、遠く離れた村で殺害する事もあった。
屋敷を取り巻く不穏な気配に気付くのが遅れたのは、主の無防備すぎるものから来た油断か、それとも麓の村の情報から屋敷までの招待に探る時間も無かったせいか]
ゲルト様、こんにちは。
この度は私をこのような集まりにご招待いただき誠にありがとうございます。
あなたの誕生日をお祝いできて、とても幸せでございます。
[ゲルトに対して深々と頭を下げる。
それに対してゲルトはそんなに馬鹿丁寧にしなくても、と恐縮しつつジムゾンに向かう。
とはいえ、ぐうたらな主の本性は料理を持ってきて欲しそうに料理の方を見たり、目線は別の方向へと行っている]
[声をかけたのがヤコブであると認識すると、表情を少し和らげた]
………ヤコブ君か
[どうかしたのかという質問に、何もないと答えようかとも思ったが―]
ああ、この村に来る前の知り合いかも知れない者を見つけたんだ。
[結局、嘘はないが大分ぼかした物言いをする。
それは誰かと尋ねられたら、間違ってたら先方の迷惑かもしれないし…と、明言は避けるようにするだろう。
この問題に、彼を巻き込むべきではない…そう判断したのだ。
自身の出会った人外が“三人の”楽師だった事から、あの楽師が人外で会っても“一人の状態”で事は起こさないだろうと、仇を見つけたと思った興奮からか、甘過ぎる判断を――――
本当に赤毛の楽師が探してた人狼だったとしても、同じ面子で動いているとは限らないのに]
[まるで、早く料理のおかわりをしたいと言いたそうに。
それだけで、ジムゾンは察する事が出来た]
……どうやら、招待客を決めたのはゲルトさんの方ではないようですね。
この方の性格もあるかもしれませんが、本当に彼が招待客を決めていたなら、私と話したい事でもあるはずでしょうから、こういう態度はしないと思いますよ。
どなたなんでしょうね、私を招待客に選んだ酔狂な方々は。
今から会うのが楽しみですよ。
……今宵のパーティ以上に、ね。
[一瞬裏の顔を見せた後で、即いつものジムゾンの顔に戻る。このくらいはお手の物だ]
[バイキング形式と言っても取り皿に山盛りにする事は無く、だが皿が空になる事は決してなく。
会場に散らばり、それぞれ談笑する客を見ている]
……あたしが言うのもなんだけど…。
上流階級のパーティーとは言い難いね…。
[こう言う雰囲気に自然に溶け込める人間がそう多いとは思えない。
少し裕福な村の子供の誕生日会と言った雰囲気だと、苦笑していると、ヨアヒムのヴァイオリンやディーターのピアノが空間を満たし始めた]
はぁ…大したもんだね。
ああ、こう言うのは確かにこう言う場所で聴くと違うねぇ…。
[洗練された柔らかく、優しい音色に暫し耳を傾けた]
― 夕刻・宿屋前 ―
[招待客の一人だろうと何気なくした挨拶に、思っていたよりも丁寧な挨拶が返ってきて>>319、慌ててはじめましてと繋ぐ。リーザの時もだけれど、自分よりもはるかに年下な相手より一般常識が欠けていることに心の中で反省しつつ。
相手が名乗った名前に珍しく心当たりがある。ちょうど昨日話していたからだろう、>>0:506>>0:525>>0:550の会話が思い出された]
ああ!カタリナの弟さん、だよね。
よろしく、俺はヤコブ。村の外れに越してきたんだよ。
[ペーターの元気のなさには気付いたけれど、なにをどう言っていいのかも分からない。そういえば、>>0:525>>0:533は様子がおかしかっただろうかと今頃ぼんやりと思ったB
ペーターがミルクを届けにいくと聞けば、今まで思っていたことを忘れたかのように嬉しそうに笑った]
そっか!楽しみだな、きっと美味しいんだろうな。
昨日チーズも作ってるって聞いて、そのうち買いに行こうかと思ってたんだ。
[たわいもない話をしていたが、ペーターが>>325リーザの方に釘付けになっているのに気付き、リーザに濡れた服は大丈夫かと聞こうかと思ったのを後回しにすることにして、にこにこと見守ることにした]
―フォルシトレッカー家へ向かう途中―
本当?ありがとう。そう言ってもらえてよかったわ。
[宿屋組と合流した際、ヨアヒムからほめ言葉を貰うと嬉しそうな表情を見せる。
光を失ってしばらく、髪型を変えた事が無かったので幼馴染にどう見えるか気にしていたらしい。]
ヨアヒムはどんな格好なのかしら?こういう時目が見えないのは少し寂しいわね。
[そんな軽口を言いつつ、ヨアヒムの手がこちらの手に触れたことに気付けば]
ありがとう。お願いできるかしら?
[エスコートを受け入れて一緒に屋敷へと歩き出す]
ところで、ゲルト様。
お誕生日ということで、貴方にプレゼントをお持ちしました。
[プレゼント、と聞きゲルトの興味が再びジムゾンへと戻る。ぐうたらな彼だからこそ、贈り物の効果はそれなりにはあるようだ]
こちらでございます。どうぞ、お受け取りください。
[ゲルトにプレゼントを渡す。彼はプレゼントを受け取った後で、近くにいたエーヴァルトを呼びつけて、部屋にこのプレゼントを置いていくように言った。
ゲルトは今はパーティを楽しむつもりで部屋にプレゼントを置いておくように言ったのかもしれないが、それを見たジムゾンの表情はほんの一瞬だけ歪む]
[ヴァイオリンを演奏してはいるが、それを聞いている者たちを注意深く観察している。]
(いつもと違う。今年のこのパーティーは。いったいなんなんだ?)
[どことなく嫌な空気を感じていた。
それは、遠い記憶の彼方にしまわれた感覚。]
何事も無く、過ぎれば――ねえ。
何事も起こすつもりはない、が――
……いや、あちらさんが起こさせるつもりなのか。
まあ、これからどうなるのか……大体想像はつくが。
こちらが大人しくしてりゃ、かわせるかな。
――いつになるかは、判らんが。
[本当に、いつの話やら判らない。
“上手くかわせる”日など、あるのだろうかと。]
まあ、只者じゃなさそうな奴の気配は感じるが――
その辺の嗅覚は、あんたの方が利きそうだな。
俺は、話に聞いた事があるだけで実際の騒動は知らない。
……私を警戒しているおつもりなんでしょうか?
ゲルトさんにプレゼントに何か危険物を仕込むなんて、そんな足の付くような事私がすると思っているんですかね。
その位で警戒したつもりなのだとしたら、愉快ですね。
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ところで。
なんでまたパメラとフラグ立ってるんでしょう。
キャラクター:パメラだけ狙ったりしてないのにwww
気づくとパメラとフラグ立ってるという。
―フォルシトレッカー家―
[ヨアヒムにエスコートされたままフォルシトレッカー家まで着くと、ヨアヒムに続いて招待状を差し出す]
「お待ちしてました。パメラ様」
お久しぶりです。皆様。本日はフォルシトレッカー家当主。ゲルト・フォルシトレッカー様のお誕生会にお招き頂きありがとうございます。
[いつもの様に挨拶を済ませ、屋敷へと入る。普段とは違う雰囲気も目の見えない...は気づかない]
そう、なんですか?
[ヴァルターから返ってきた歯切れの悪い返事に、あまり納得できないままそれ以上の追及はやめておく。昔の知人に会ったにしては、あまり嬉しそうでもないことであるし。
しかし彼が言いたくなくて言わないのならば、きっと理由があり。それが自分の立場を悪くするためのものではないと思うからだ]
でも顔色悪いのは本当ですよ。あっちにソファがあるから、座ってて下さい。食べたい料理があったら、取ってきますから。
[にこりと笑って、半ば無理矢理背中を押す。
もしディーターとの会話>>291を聞いていたとしたら、きっとそんな顔はしていられなかっただろうが]
「お待ちしておりました、エリザベート様」
[昨日招待状を配達しにきたエーヴァルトにそれを提示し微笑みかけるが、やはり表情が変わる気配はない。
そういえば何年前だったか、彼に自分を呼ぶ時はリーザでいいと言ったけれど結局畏まった態度のままだったと思いだして]
これを当主・ゲルト様に。
タイピンとカフスに使われているレインボーガーネットは、「夢」を象徴する石だと伝えられているそうです。
ゲルト様の夢の架け橋となりますように。
[自分の番が来た時は普段とは様変わりした言葉遣いに変わって、カフスとタイピンの立派な包装を使用人に渡した。
端から見ればすらすらと言えているか、それとも背伸びの跡が残るかは少女自身にはわからない。
…とりあえず確かなのは、この口上を毎年前日の夜に考える時はとても苦心しているということだった]
エーヴァルト様、お仕事お疲れ様です。
ゲルト様のお誕生日というこの場に同席することが出来て、とても嬉しいですよ。
ゲルト様のお世話を常日頃からなされている、エーヴァルト様は尚の事嬉しいでしょうね。
[と、表向きはエーヴァルトと談笑しつつ。
暫くしたらエーヴァルトとの談笑を切り上げゲルトに再び挨拶をする]
私ばかりがこのようにゲルト様と長話をしてしまい、すみませんでした。
私はそろそろ、他の皆様にご挨拶をしてまいります。
……ゲルト様、良い一年をお過ごしください。
[恭しくお辞儀をしながら、ゲルトの元から去っていく]
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今回、ヨアヒムは自分の出自について詳しく知らない設定だから、今の段階であまり灰でRPできないですね。
実は一度パメラを狼から守ったことはある設定。そのときに獣の姿になったので、自分の正体については気づいてます。
あ、そうか。そのロールは落としておくか。
父が守護獣で、母が貴族の娘。
泣く泣く捨てることになったが、その心労が元で母は亡くなってます。
父はニコラスにしようかなどと思ってましたが、アルビンに先こされたw
―パーティ会場―
思ったより少ないな…。
やっぱダーツか?
[想像以上に人の少ないパーティ会場を見回す。
会場の中に使用人の姿もないが、久々の招待故に異常とは思わない。
逆に安堵を覚え、胸を撫で下ろす。]
あ、ゲルト!
[羊飼いの顔を見た途端。
ウサギのミートパイを齧っていたゲルトが目に見えて青褪める。
逃げ出そうと腰を浮かしかける所につかつかと近づいて行き。]
ゲルト様、今日はお招きありがとう。
[にっこりと笑いかける。
ゲルトは一瞬ぽかんとすると「今日は誰だか分からないくらい可愛いね…」とフォローのつもりで今は最悪の地雷を踏みつける。]
………。
あたしとペーターからのプレゼントは、食べてるそれな。山で獲って来たウサギとウズラ。
なに?出来れば形に残る物がいい?
大丈夫、ゲルトがしっかり食えばゲルトの身になって残るから。
ってか、呼ぶのが急なんだよ、親の遺産食い潰してぐうたらしてんのはお前の勝手だけど、こういう時くらいは当主らしくしろ。お前は人を困らせて楽しんでるのか?違うだろ?
少しは他の人間のことも考えろ。
何時まで頭の中がお花畑で居るつもりだ。
大体お前は……――。
[ゲルトをそのまま締め上げるのではと思えるほどの迫力で一気に捲し立てる。]
―ゲルトの傍―
[屋敷の中に入ると、慣れた様子でゲルトが居るであろう場所へ向かう。
幼い頃、いつも遊びに来ていた場所なだけあって、見えなくても大体の構造は分る。
他に話し掛けている人は居たか、居なかったか。失礼します。と断ってゲルトの前に立ち]
久しぶりね。ゲルト。
[ゲルトに声を掛け、確認するようにゲルトの顔に触れて]
お誕生日おめでとう。これ、喜んでもらえるといいんだけど・・・
[プレゼントを手渡す。右手人差し指に嵌った玩具の指輪に彼は気付いただろうか。]
― 館内部 ―
[ペーターと並んで歩きながら会場に向かう途中、時折館内に置かれている芸術品をじいっと眺める。
いくつか増えている去年には無かった物を、特に念入りに。
絵のタッチなどから父の手掛かりを探そうとするのはもはや癖みたいなものだったが、やはり今年も収穫は無かった]
和気あいあいと誕生日パーティーやりたいなら、うちの宿でもいいのにねぇ。
[パクパクと休むことなく口に料理を運ぶ。
シモンが魚料理を口にしながら、良く判らない感想を述べていたが>>318、それをくすりと笑う]
あたしの料理食べてから言うんだね。
まぁでも、あんたもあたしも庶民の舌だから、口には合うだろうよ。
[お互い似合わない場所だね、と。
そうやって会話と食事を楽しむ中、彼らは物々しい雰囲気で現れた>>#3]
― パーティー会場 ―
…………うわぁ。どれから食べようか迷っちゃうな。
[既に会場には見知った者たちが何人か到着していて。
彼らに会釈する合間にも、食欲をそそる匂いが漂ってくる]
ペーターくん、ここのお料理は好きに食べたり飲んだりしていいんだって。
あれ…?
[傍らにまだペーターがいるならば、そう説明した後。
ぐるりと見回したパーティー会場、使用人の姿が見えないことに気づき小さく疑問を口にした]
あんた達は…。
どうしたんだい、その格好?
ゲルト、これも何かの余興かい?
[軍服に身を包んだ使用人の登場に、思わずゲルトを見る。
だがゲルトもぽかんと口を開けている様子に、サプライズかなにかともう一度2人を見た]
―会場―
[バイキング形式の豪華な食事を楽しみつつも、違和感はどんどん大きくなっていく。極力表に出さないように細心の注意を払っていたが。
疑問のひとつは、自分達を迎えるためにあんなにいた使用人が、この会場内には一人もいないこと。一体何を意味するのか?
笑顔を絶やさぬまま、神経を集中させる。何か起こったら、素早く反応できるように。
やがて始まったディーターのピアノ、そしてヨアヒムのバイオリンに耳を傾ける間も、その見事な演奏とは裏腹に、警戒を怠らなかった。]
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