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14人目、少女 リーザ がやってきました。
少女 リーザは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[暫くそのまま温まっていたが、リーザが起きそうな気配がしたのと、レジーナが戻ってくる様子がなかった為、台所へと*探しに行った。*]
[ゆっくりと目を開けると、寒そうに身体をさする。
ぼんやりと辺りを見回すと、暖炉にくべた薪はほぼ燃え尽きかけていた。]
ああ……寝てたのか。
[椅子から立ち上がると、大きく手をあげてひとのび。]
― 宿屋 ―
[バタバタと二階から降りてくる足音。]
ごめーん。誰か呼んでた〜?
[二階の掃除でもしていたらしく、雑巾を手にしたまま食堂兼談話室を覗く。]
あれ、なんか増えてる。
[宿帳もチラリと確認しつつ、起きてる者が居れば挨拶するだろう。]
おーい、ヤコブ?
[息子の名を呼んでも返事は返ってこない。]
やれやれ……まだ帰って来てないのか。薪の配達を頼もうと思っていたのに。仕方ない。自分でいくか。
[腰をさすりながら、諦めたように呟いて。]
レジーナのところと……。
そうだ。教会の薪がそろそろ切れるころじゃないかな。ついでに持っていってやるか。
[そろそろと出かける準備をはじめる。
まずは暖炉の残り火にパシャリと水をかけて、完全に火を消す。
玄関の脇に置いた厚手の外套をしっかりと着込んで、手袋を嵌めて、黒いゴム長靴を履いて完全防備。]
[作業場にいくと数束の薪を担いで、再び表に出て。]
……ここからだと教会に寄ってから、宿屋だな。
[降り積もる雪を一歩一歩踏みしめる。
この雪では足跡もすぐに消えてしまうのだろうが。]
……悪い村じゃ。ないんだよな
[閉ざされた部屋の中で、ぼんやりと。
天井を仰ぎながらポツリとつぶやく]
ペーターもヨアヒムも、良い感じにスレてない。
村人の柄が窺い知れる所だけど。
[ただ、あの銀色の森が、どうにも好きになれない
あの、迷い込めば寒さと暗さと心細さが襲いかかるだろう。
あの、銀色の森だけが]
― 自宅 → 教会の裏口 ―
[男の自宅と宿屋の間に位置する教会。
薪を背負う重みに腰を屈めながら歩く男には、男の来た道と反対方向へ向かったジムゾンの姿は見えなかったが。]
……おい?フリーデル?どうしたんだ?
こんな寒い中に窓を全開にして、手を伸ばして。
なにかの書付とか、そういう大事なものが風にでも飛ばされたのか?
[フリーデルが手を伸ばしているほうを見て、ダメだというように頭を振って。]
だとしても……この風だ。あきらめたほうがいいな。
ああ、それより。
そろそろ薪が切れてるんじゃないかと思ったんで、持ってきたんだが。
いつも通り裏庭の納屋にでもいれておけばいいか?
[そう尋ねる。彼女が何か指示をすれば、そこに薪を半分搬入するだろう。]
さてと、じゃ俺はまだ配達残ってるから。
お前さん。そうやって窓の前でぼーっと突っ立ってると風邪引くぞ。そうならないように、ちゃあんと窓を閉めて部屋であったまってるんだな。
[フリーデルに軽く声をかけると、次は宿屋へ向かう。]
[口ではそう言いつつも、一人の部屋が妙に心細く。
思わずそっと抱きしめたリュートは、繊細でゴツゴツした楽器な物の、抱き枕の役割を果たしてくれた]
……もう十四年も前。
昔の事なのにな……
[広々とした部屋を選んだ事に、なぜかほんの少し後悔した]
― 自室→宿屋・1階 ―
[荷物を置いてからも暫く時間を置いた頃、部屋の扉を開いた。
一階に降りると、どうやらヨアヒムは雑巾を片手に居た。
声を掛けようとしたが、それより前に。
小さく寝返りを打ちながらむにゃむにゃと眠る少女が目に留まった]
オー。これは雪の中に眠る眠り姫か。
はたまた悪戯を夢見る遊び疲れたピクシーか。
かぁわいぃ子だなぁ〜
十年後が楽しみだね。
[ビールでも頼もうとしていた用事もそっちのけで。
誰かに声を掛けられるか暫く立つまで、少女の寝顔をニコニコと眺めるのだった]
[リーザが眠っている様子や宿帳を見て、そういえばレジーナが、パメラとリーザがしばらく宿屋に泊まるって話もしてたっけと思い出しつつ。暖炉に薪を足してから台所に向かい。]
あ、カタリナいらっしゃい。さっき呼んでたのカタリナだよね?
──レジーナさあ、買い出しに出た先で腰を痛めちゃって。僕だけ先に帰って来たの。
お肉の配達だよね? ああ、いつもありがとう。
[そうして事情を説明しつつ、カタリナから肉を受け取るだろう。]
うぁああん!!やめてぇ!
こんなに美味しくしないでー!!
[少女は体をびくりと震わせ。飛び上がった]
・・・・っは。夢なの・・・・・。
― 教会の裏口 → 宿屋裏口 ―
おおい!
頼まれてた薪もってきたぞー!
[ノックもせずに裏口の戸をがちゃりと開けると、大きな声で呼びかけた。]
[台所から戻ると、ニコラスがリーザを見ながら何か言っている。]
駄目だよニコラス、リーザの十年後は僕が予約済みなんだからね!
[※そんな事実は一切ない※]
[どうやら宿のソファでそのまま寝てしまったらしい。
目を覚ました少女は目をこすりながら周りを見回す。
するとこちらにまなざしを向ける一人の青年と目が合った]
・・・・・?
― 自宅 ―
[ボウルに張った井戸水に、果実が浮かんでいる。
調理台のリネンに周囲の水滴を吸い取らせたのち、ひとつを残して静かに麻袋に戻した。
適度な重みに形を変えた袋を、厨房の壁にそっと預ける。]
それじゃ、ま。
父さんと母さんに会ってこないとな。
[自宅から一歩足を踏み出せば、そこは言わば縄張りの外。
一つ溜息を落とした後、ん、っと伸びをして鼻歌などを口ずさむ。]
[ざくり、ざくりと足元に響きを伝える雪の音に、
ざくり、果実を齧る音が重なった。
唸りを上げる風に身を震わせつつ、
村外れの共同墓地へと歩を進めている。]
[裏口の方から聞こえてきた声。]
あ…トーマスが来た?
ちょっと僕、行ってくるよ。
[目覚めたリーザにひらひらと手を振ったりしつつ、談話室から出て行く。]
おぉっとヨアヒム、そうはさせん。
可愛い女の子綺麗な女の子は世界の共有保養なんだからな
[先ほどの言葉とは裏腹な事を返していると、どうやら夢で何かを見たのか。少女が飛び上がった。
どうやら目が覚めてしまったらしく、目を擦りながら少女の瞳が男を見つめる]
起こしてしまったかな?おじょーさん
[指で手首に触れる様に、深く手首を曲げて二秒。
パッ、と手を引き戻すと、男の手の平には、真っ赤な薔薇の様な何かが]
どーぞおじょーさん。
お目覚めには丁度良いんじゃないかい?
[そう笑いながら少女の手に握らせたのは、赤い紙で包まれた飴玉だった。
飴玉を包む紙を見事に弄って、赤い花の様に細工されていたのだ]
リーザか。良い名前だね。
[ずっと幼い、おそらく十にも満たない子供の、行き届いた躾を感じさせる挨拶に、ニコリと微笑む]
俺はニコラスだよ。
暫くの間この村に居るつもりなんだ。
よろしくな。
[飴玉、と言うより花に喜ぶリーザの言葉には、飴玉だからね、と付け加えながら]
― 宿屋裏口 ―
トーマス、いらっしゃーい。薪ありがとー。
レジーナなんだけど、出先で腰を痛めてまだ街にいるんだ。明々後日に僕が迎えに行く予定だから、また宿を留守にする事になりそう。何かあったらよろしくね。
[買い出しに出かけた先であったことを簡単に話しつつ、薪については「そこに積んでくれるー?」と、裏口を出てすぐ目の前にある薪置き場を指差して頼むだろう。]
―宿屋―
[人の動き出す気配。
適当に選んだ宿の部屋に荷物を置き降りてくる。]
居なかったから勝手に部屋借りたぞ。
あと何か食いもんくれ。
[ヨアヒムの声が聞こえてくる裏口の方へと声を掛け。]
宿帳に名前あった客か?
こんな辺鄙な村に、しかも真冬に来るなんて。
相当な物好きだな。
[じと、とあまり良くない目つきで暖炉前のリーザと見知らぬ旅人へと視線を向ける。]
―パン屋に続く道―
……鼻が凍りそうだな。
[ストールを引き寄せ、顔を埋める。ぼんやりと吐いた息は、降る雪よりも一層白い。
針葉樹の木立を抜け、さくさくと積もる雪を踏み分けて進む。
獣革の靴の裏からも、しんと冷気は身に上り、男はぶるりと寒さに身を震わせた]
あぁ、食べて良いよ。
欲しいなら、明日また飴玉君を上げるから。
[もう一つ上げても良かったのだが、服の袖口に忍ばせている飴玉の個数が少し足りない。
空っぽの裾は、どうにも心細いのだ]
……ん?
[後ろから掛かってきた声に、振り返ると。
そこには新しい男の姿。どうやら自分よりも更に年嵩だ]
あぁ、そうだ。
街の東にある紅葉の村で、噂を聞いてな。
[自分を見つめる視線が、あまり友好的でない事に気づいて、そうさりげなく、軽い返事で返す]
おお、ヨアヒムか。ご苦労さん。
へえ。街でレジーナが腰をねぇ……。
全くあいつもいつまでも若くねぇんだから、無茶しなきゃいいんだけどな。
おっと、こんなことレジーナに聞かれたら怒られるな。
『よしとくれよ。あたしゃ、まだ若いんだからね。』
ってな。
[レジーナの声真似をしてみせると。]
ニコラスさんですか。ニコラスさんもいい名前ですなぁ。
[ふむふむ、といった風に返事をしたのは、
村の誰かの物まねだったかもしれない。]
ああ、薪はいつものところだな。
[ヨアヒムの指示に頷くと、薪をすぐ外の薪置き場に運ぼうとして。]
……随分、にぎやかそうだな。
お客さんか?
まあ、この季節だからな。
[冬の間、一面見事な銀世界を描き出すこの村。
なにか創作意欲でも沸くのか、画家だとか音楽家だとかが、訪れることは珍しくはなかった。]
……。
いや。職務だからな。
寄進は有り難いが、為すべきことをしただけだ。
[行商人の言葉に、寧ろ不思議そうに瞬きし、
ぽつりと、そう返す。]
……ご尊父はご愁傷様だった。
教会が出来る事があれば、立ち寄るといい。
[またあげる、の声をもらい、うれしそうに雨を小さな口に入れた]
あ、そうだ。
宿帳に名前を書かないと。
[食べ物が尽きたらしばらくレジーナの宿にツケで泊めてもらえという母の言葉を思い出し、
宿帳に名前を記入した。Leasa・Bottomly]
よし、と。
[少女は宿の椅子のひとつに腰掛けて、
ぱちぱちと爆ぜる薪の音を聞きながら
しばし談話室に来た人々と挨拶や会話を交わすだろう**]
ふーん、噂ねェ。
木々が銀色に凍り付いた美しい景色が見られます、とでも言われていたかな。
[噂の幾つかは行商先で聞いたことがあると、旅人へと笑みを向けるがそれは冷ややかなもの。]
ここ育ちの俺に言わせればただの凍った木だ。
凍て付いて、時に人を閉じ込める檻となる…――。
こういう天気の時は特にな。
[肩を竦めると、窓の外を見る。
白く厚い雲が空を覆い始め、天気は崩れつつあるらしい。]
あ…アルビン…。
うん、知ってるー。ご飯はちょっと待ってねー。
[少し離れた場所から掛けられた声に、振り返って返事をし。トーマスに向き直ると。]
いやあ、本当にそうだよ。今度からは買い出しとかの用事があっても、僕一人か…誰かに頼んで若いの二人で行くようにするよ。
はは…僕が何度も腰のこと心配したら、年寄り扱いされてると思われたみたいで怒られたよー。
[トーマスの声真似には思わず苦笑して。]
うん、リーザとパメラと…アルビンも帰ってきたみたいだし。
それからね、旅芸人さんが来てるんだよ!
歌とか踊りとか披露してくれるらしいから、よかったらトーマスも後で来なよー。
― 村外れの共同墓地 ―
やあ、来たよ。
[幾つもの墓石が立ち並ぶ中を縫うように歩き、奥の方へと。
首に巻いていた織物を器用に使って厚く積もった雪を払い、手に提げていた菓子を供えた。]
大丈夫。頑張ってるし、巧くやってる。
冬場だしさ、毛織物の売れ行きも悪くないんだ。
最近は時々街に降りて煙突掃除や宅配なんかもして…案外割がいいんだよ、これが。
だから、金のことは心配しないで。
/*
うわああああ!ゲルトの事わすれてたー!!!!
宿の息子って設定が多い気がするけど、その事をすっかり忘れて甥のポジションに収まってたー!!
15人目、老人 モーリッツ がやってきました。
老人 モーリッツは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
―― 自宅にて ――
くっくっくっ……
[ 背を屈め、喉を鳴らすようにして笑う老人の姿。
どこか厭らしい、卑屈さを感じさせるような笑いだった。]
この村の“密告者”が誰なのかは、未だ分からないけど。
……俺は。
父さんと母さんのようにはならない。
[墓を見下ろし、紡ぐ言葉は淡々と。
石に刻まれたふたつの名が、吹き荒ぶ風に曝される。
瞑目し、しばしの間其処に佇んでいるだろう。]
わはははは。やっぱり怒られたか。
じゃ、俺は言わないでおこう。
あいつ怒ると怖いからなー。
[おっかなそうに首をすくめて。]
でも、あいつ、あれでも昔はおとなしくて可憐……。
あぁ、そういう噂を……
……
[肩を竦めながら告げられた、彼の森に対する評には、思わず否定を忘れた。
返す言葉が、妙に神妙な物になる]
…………まぁ、綺麗な薔薇にはトゲがあるさ。
綺麗とは言え、こんな寒くて深い森なんだ。
子供はちゃんと見張ってないとだめだぞ。
迷子になったら最後、帰れなくなるだろ。
[あまり話し込んでもあちらさんも機嫌が回復する見込みは薄そうで。
そそ、と酔っぱらいの潰れているカウンターの隣に足を向ける。
……確かディーターと言ってたか。この酔っぱらいは]
ヨアヒムー。ビール頼んでもいいか?
チーズもあると嬉しいな
[商人の背を見送り、はぁっと白い息を吐き出す。
その背が消えてから、僅かに唇を動かして声無き程に呟いた]
……俺は、面倒だが。……な。
そう言う面倒ごとを喜びそうな輩もいる。
[厭な事でも思い出した様に、小さく眉を顰める。]
おおう……美しいのう……
[ 果たして、何をしているのか。
物置である部屋で、ランタンの灯りを頼りに何やら覗き込んでいる。
外された床板。そこに作られた隠し収納に置かれた箱。
ランタンの灯りに照らされた輝きが眩い。
――金、銀。貨幣もあれば、見事な細工物もあった。そして、数々の宝石。
それを眺め、老人は一人、悦に入っているのであった。]
……。
それで?お客さんは、旅芸人さんか。
じゃあ、コレ運んできて、ついでにちょっくら宿の周りの様子みてくるな。天気も荒れてきてるみたいだし。その後で寄らせてもらうよ。
[そういい残すと、宿屋の外に出て]
あっと。ヤコブ……。
……いいか。ほっとこう。
[背中に背負った薪をおろして積む作業に*とりかかった*]
[振り向くと、店先に佇む店主の下へ歩み寄る。
ジムゾンの目には、いつも薄ぼんやりと所在なげに映る姿を見遣ると、その手に持つ袋に目を留めた]
……オットー。
まだあの男に、パンを持って行って居るのか?
止めておけ。
尽くす甲斐の無い男だ。
お前の誠意や報恩が、通じるような相手では無い。
[何度も繰り返した言葉を、徒労になるだろうと知りながら紡ぐ。
神父の言葉とは思えぬそれは、しかし率直で、飾り気の無い事実]
早くしてくれよ。
パン屋には寄ってきたが、足りねェ。
[裏口に居るヨアヒムに言葉を投げながら、苛立ち自らの左腕に爪を立てる。]
ふっ…くくく…。
なんだあんたも似たような事を思ってたんじゃねェか。
[一瞬、言葉を失った様子の旅人にくつくつと笑んで。]
馬鹿なガキの事なんて知ったこっちゃないな。
[吐き捨てるように呟き、ちらりと椅子に座るリーザを見遣る。
元々悪めの目付きが一瞬険しくなり。]
ま、銀樹に薔薇のような美しさを求めるのはあんたの勝手だ。
飽きるまで眺めてりゃいいだろ。
酔っ払って行き倒れるのだけはやめろよ。
そいつみたく宿の中ならいいが。
外で見つからないと春に大変なことになる。
[カウンターに向かう旅人に意地悪く言って。
リーザから離れた談話室のソファに腰掛ける。]
[昔は「おとなしくて可憐」という言葉を聞いて、エッと目を丸くしたが。]
……いやまあ、そうだよねー。ははは。
[そんな訳がなかった。]
うん…そうだね。アルビン…。
[天気について話が出ると、青年は空を見上げ。]
ああ、本当だ。帰ってきた時よりも変な色になってきてる。
荒れないといいんだけどなあ。
うん、じゃあまた後でねトーマス。
[そうして宿の中へと戻って行く。]
―教会の厨房・窓辺―
[裏庭の見える窓を開け、凍てつく外気に身を晒している。と、がっしりとした体つきの人影が近づいてくるのに気づいた(>>121)
修道女はとっさに、にこやかな表情を浮かべる]
まあ、トーマスさん。こんにちは。
ご心配下さって、ありがとうございます。
何も飛ばされたりはしていませんわ。なかなか、風がやみそうに無いと思って、眺めていただけなんです。
あら、ちょうど薪をお願いしに行かなければと思っていました。
ありがとうございます。はい、そちらの納屋に……。
[窓を開けたまま、木こりが薪を運ぶ様子をじっとみつめている。
作業が終わるのを見計らって、声を掛けた]
あの、お茶でも飲んで行かれませんか?
……そうですか、次のお仕事が。おつかれさまです。
では、少しお待ち下さいね。
[一度中へ引っ込んでから、いくらかの金を持って現れる]
こちら、お代です。いつも助かりますわ。
[冷え切った手で、それをトーマスへと手渡した。
彼が歩き出しても、まだ窓は開けたままでいる。
視線を感じたのか、トーマスが一度振り向いた]
……はい、そう致します。
トーマスさんも、お気をつけて。
[気遣う言葉を残して木こりが立ち去ると、修道女は静かに窓を閉めた。
なお隙間風は吹き込んでくるけれど]
………
教会のパンが、もう直ぐ切れそうでね。
急ぎで、バターロールを1日分。……半ダースでいい。
なるべく早く包んでくれるか?
[神父はため息を吐き、幾枚かのコインをその手に落とす]
(馬鹿なガキ……だと……?)
[カウンターで鉄面皮を繕いながら、背後に居る男へと。
ありったけの殺気が噴き出していくのを感じる。
言いたい言葉を探し出すと、三日三晩掛かっても終わり切らないだろう。
だから、噴き出す怒りの感情を、ただ一言に集約させる]
[ どれ程の時間、そうしていただろうか。
やがて、老人は空腹感を覚える。]
飯にでもするか。
ふむ、じゃが、食料もいくらか心許なくなってきておったな。
……仕方が無い。レジーナの所にでも行くか。
[ そう言うと、丁寧に、愛しむように宝石たちを片付けて、ゆっくりと腰を上げる。
レジーナが街に仕入れに行く度、老人もついでに食材の仕入れを頼んでいた。
偏屈で人間嫌いの老人の数少ない、人との接点のひとつだった。
重ね着した服の上に、フード付きのコートを羽織る。いずれも、着古した物だ。金を持っていても、けちな所があった。]
ええい、忌々しい。
寒うて、歩き辛ろうて敵わん。
[ 雪景色の道に踏み出す。
この季節となれば、物心着いた頃から見慣れた光景。
それは、老人の心を打つ事はなかった。]
それと、出来れば配達を。日持ちのするものを一週間分。
無理ならば後で取りに来よう。
……雪嵐が酷くなれば、暫く出歩くことはできなくなるから、それまでには。
[淡々と指示し、店先の注文票に記入する。
数分のぽつぽつと盛り上がらない会話の後、男は手元にまだ暖かい袋を抱え、踵を返した**]
ト書きの最後に句点を付ける人
例:モーリッツ>>172
[(略)老人の心を打つことはなかった。]
と、最後の句点は付けない人
例:ジムゾン>>171
[(略)幾枚かのコインをその手に落とす]
がいるんだねー。
私は付けない方。
[食堂でリクエストを聞いた後、カウンター奥の台所へと入った青年は、切った羊乳のチーズとパンが乗った皿を持って戻ってくる。]
はいニコラス、おまちどうさん。あと、ビールだったよね。
[ビールの瓶と、木製のジョッキをニコラスの近くの席に置こう。他にもビールを飲む者が居るかもしれないので、どちらも複数並べておいた。]
アルビン、待ち切れないならニコラスとチーズでもつまんでてよ。とりあえずジャガイモとか焼いてくるけどー。
[そう言うと、一旦台所へと戻り。]
ところでトーマスさん絡みに来てくれてありがとう。
「他の人の前では普通の態度」というのを早めに出しておきたかったので、どこかにお出かけしなきゃ人に会えないなーと思っていました。
と言ってもこのままプロの間中引きこもってるのもアレだし、何とか誰かに絡みに行こう。
旅人さんと顔あわせておかないと。
/*
ところで、じいちゃん、金銭欲だけでなく、性欲もビンビンなキャラにして、金&女絡みの死亡フラグとか取りに行こうと思ったんじゃが、ヨアヒムが既に勇者セクハラーンになってしまってるので、キャラが被るかと思って、人間嫌い設定にしてみたのじゃ。
でも、ヨアヒムが隙を見せれば、じいちゃんも負けないのぢゃ(何
おっ、きたきた。
さんきゅーヨアヒム
[やがてヨアヒムがビールやつまみを持ってくる。
嬉々として、カウンターを掴んでいた手を伸ばそうとした時、木製のカウンターが、力から解放された様に、小さな軋み音を上げるが、そんな物は誰の気にも止まらなかったか]
……おぉっ。このチーズはうまいな。
いける。
酒が進む味だな。
[チーズを一つまみ口に放り込んだ瞬間。
チーズの味の良さに舌を唸らせる。
ビールも十分に美味しく、男を満足させるには十分な味だった]
[台所でソーセージを焼きながら呟く。]
軽食はこれでいいとして…夕飯はどうしようかなー。
ソーセージは楽だけど、使いすぎたらあっという間に無くなりそう。人数も多いし、やっぱりパスタかな〜?
カタリナが持ってきてくれたお肉…僕一人じゃソーセージにはできないしなあ。早めに使わないと。
[ジャガイモは芽だけ取って、皮はそのままダカダカと大雑把に切る。バターを溶かしたフライパンで焦げ目が付いてカリカリになるまで焼いた。]
はーい、お待たせー。ヴルストとジャガイモだよー。お腹空いてる人は食べてね!
[やがて、ソーセージとポテトを乗せた大皿を持って青年は食堂に戻ってくる。大きなテーブルにそれを置くと、いくつか取り皿とフォークも沿えた。]
さーて、僕はちょっと夕飯のメニューを考えてくるよ。僕じゃ、レジーナみたいに手早くは作れないしね。
何にしようかなあ…。
[そんな事を言いながら、カウンター奥の台所へと引っ込んだ。**]
/*
あっ…ヴルストって言い切っちゃった。ドイツ確定じゃないのに。
ん〜、まあいっか。ソーセージ&ジャガイモと言えばドイツの定番だろ!多分!
[ソファに座り、ぼんやりと暖炉の火を見つめながら無意識にガリガリと左腕をかきむしる。]
あァ?
……チーズでも、多少は腹の足しになるか。
[ヨアヒムの声に、億劫そうにソファから立ち上がり、カウンターの席へと。]
ニコラスとか、いったか?
一緒に食わせて貰うぜ。
…そういや、名乗ってなかったな。
覚える必要もねェが、アルビンだ。
[養父の姓でもあったクロイツァーは名乗らず、名前だけを告げ。
ニコラスから少し離れた席に座る。]
つぎどこいこうかにー
・教会に戻る 0〜24
・野菜 25〜49
・チーズ 50〜74
・宿 75〜100
{1}
野菜だと、ヤコブがいつくるかわからんのだよなあ
カタリナはうゆたんならいるだろうけど ←
[ビールには手を付けないまま。
チーズに手を伸ばしちびちびと齧っていると、ヨアヒムがソーセージとポテトの乗った大皿を持って来る。]
ん、ありがとな。
レジーナ居ねェのか。
客が多いのにそりゃ大変だ。頑張れよー。
[ヨアヒムにまったく心の篭らない応援の言葉を掛けて、僅か口端をあげて笑い。
味を確かめるようにゆっくり時間を掛けて食事を始める。
異様に真剣な目で皿の上の食べ物を*見つめて。*]
/*
ところで……だな。このヨアヒム、人狼希望なんだが…………ものっそ村人っぽい件。
い、いや、設定的にはこれで良いはず…なんだけど、それでもなんか妙に村人っぽい。
早く他の設定も出さなきゃ。あうあう。
おー、ヴルストとジャガイモ。
ヨアヒム、案外手際いいんだな。
もう嫁の貰い手は安泰なんじゃないのか?
[ニカ、と茶化しながらポテトを摘まむと、これもまた美味しかった。
匂いに釣られてか、ソファからカウンターへと歩いてきたアルビンから名前を紹介されると、少々ぶっきらぼうに名乗りを返す]
あぁ、ニコラスだ。
ヨロシク。
薪は助かったけれど、食べ物はどうしようかしら。
パン、チーズ、野菜……。
やっぱり、買ってこないと。
[もう一度在庫を確かめてから、自室へ。
簡素な外套を着込んで、外出の支度をした]
神父さまが、先に買いに出られたのでなければいいけれど……。
[まさにその通り(>>61>>62)なのだが、知る由もない。
修道女は裏口の戸を開け、教会を出る]
―カタリナの家―
カタリナさ……
[まず向かったのは、羊飼いの家。ノックしようとした手が、入り口の書き置きを見て止まる(>>108)]
あら、こちらも配達中なのね。
どうしようかしら。
[宿へ追ったところで、「彼」がチーズを持ち歩いているわけではない。結局は、一度ここへ戻って来なければならない。
少し考えた後、修道女は別の方向へ向かって歩き出した]
―ヤコブの家―
[次に訪れたのは、農夫の家。扉をノックしたけれど、返事が無い]
……こちらも、お留守かしら。
[肩を落として立ち去りかける。と、丁度戻ってきたらしい農夫をみつけた(>>>46)]
こんにちは、ヤコブさん。お留守じゃなくてよかった……。
卵と、お野菜を分けて頂きに来ました。
そうですね、少し多めに……また雪が酷くなりそうですものね。
はい、薪は足りていますわ。
先ほど、お父様が届けて下さいましたから。
[話をしながら、卵と野菜を籠に詰めてもらう]
― 村役場横の自宅 ―
[早朝、散歩から帰ってくれば、いつものようにドアノブに袋がひっかけてあった。]
ふん。
[特に感想らしいものをもらさず、乱雑に袋をつかんで家の中へ]
[家は広くとも、住人は一人。部屋があまって仕方がないその家で、一人朝食の支度をする]
まずい。
[パンを一口、スープをすする。しかし口とは裏腹にすべて平らげ、片づけをし]
ずいぶん昨晩は降ったようだ。こりゃ、村の出入り口を点検せねばならんな。
[出かける支度を整え、外へ。]
あの、申し訳ありません……お手数ですけれど、こちらの分は、後で配達して頂けますか?
あ、お代はまとめてお支払いしておきます。
[半分ほどの食料を別の籠に移してもらい、持てる分だけを持って、それでもよろよろと足を踏み出した]
― 村役場 ―
[元々領主の出城を改築したそこは、村の規模と不釣り合いに大きい。今は封じられた地下室があり、そこで過去拷問された兵士の亡霊が出るという噂話があるかのような……そういう曰くがあっても不思議ではない古い建物だ]
[外には馬小屋。今は連絡用に馬が一頭繋がれている。だいたいは村人の私用に使われることが多いが]
[一階は資料室と、事務室と、こじんまりとした集会場にほとんど使われていない倉庫、二階は村長の執務室]
[二階からは見張り台にあがれ、この村の建物では一番高い場所となっている]
― 村役場・馬小屋 ―
よーしよしよし、いいこだ。
[人間にはまずかけない言葉で、馬の首をなでる。馬も毎日餌をやってくれる人間にはそれなりにはなつくもの。暴れる様子もなく、初老の男をその背に乗せ]
行くぞ。ふんっ
[鞭を気持ち程度に入れる。その気持ち程度の速さで、のろのろと馬は村の入り口のほうへと歩き出した]
― 村入口から街道へ ―
[しんしんと降りつもる雪]
この調子で降れば…、いや。
忌々しい雪め。
[細い街道をしばし行き…]
トーマス、それからヤコブを呼ばねばな。
何にせよ作業は雪がやんでからだ。
こんな忘れ去られたかのような辺鄙な村に来る客人など…
[脳裏をよぎる、おそらく帰ってきているだろう行商人の姿]
宿には寄らねばならぬな。クッ、忌々しい。
[馬首を返す。大木が雪の重みに倒れ、とても人の足で越えられるようなありさまではない]
[街道は、封鎖された]
[ニコラスのどこかぶっきらぼうな名乗りを気にした様子もなく。
黙々とソーセージとポテトを口へと運んでいく。]
さてと、腹も膨れたことだし。
ヨアヒム、少し出かけてくる。
夕飯も楽しみにしている。
[台所でで準備をしているらしいヨアヒムに一声掛け。
勝手に借りた一階の奥にある部屋に一度戻り、外出用の上着を着込み戻ってくる。]
こりゃ、大雪になるな。
ニコラス、あんたゆっくりしていく事になりそうだな。
[窓越しに雪を降らし始めた灰色の曇天を見上げ。
一度振り返り、にやりと笑ってみせると宿を後にする。]
/*
そういや、あれだ。
村長の姓とアルビンの姓を見て、養い子的に苗字どうすっかなーと考えていたわけですが…
関係性的に別が「らしい」よなと思いつつ。
思わずミューゼルのあとにはローエングラムと言いたくなった僕がいる。いやネタ的に(←
16人目、司書 クララ がやってきました。
司書 クララは、共有者 を希望しました(他の人には見えません)。
― 宿の一室 ―
……今日は随分降るのね。
[宿の客室の一つ。
ガタガタと鳴る窓の音に、クララは読んでいた本から顔をあげた。
眼鏡越しに、アイスブルーの瞳が細められる。
不機嫌そうに眉間に皺を寄せて、吐く息は白い。]
吹雪になったら帰れないわ。
早く止めばいいのに。
[かじかむ手指を擦り合わせて呟いた。
部屋の外では、客や子供らの声が聞こえていただろうか。]
― 宿の一室 ―
……今日は随分降るのね。
[宿の客室の一つ。
ガタガタと鳴る窓の音に、クララは読んでいた本から顔をあげた。
眼鏡越しにアイスブルーの瞳が細められる。
不機嫌そうに眉間に皺を寄せて、吐く息は白い。]
吹雪になったら帰れないわ。
早く止めばいいのに。
[かじかむ手指を擦り合わせて呟いた。
部屋の外では、客や子供らの声が聞こえていた。]
―村の道―
[さくり、ざくりと雪を踏む。]
……寒ィ。
くそっ、よりにもよって、冬に死ぬことねェだろ。
嫌な事ばかり、思い出す。
[白い息を吐き出し。
忌々しげに緑青の目を細め、雪を降らし続ける空を睨みあげる。]
月に一回も資料整理に来なくても、こんな村じゃ資料を見る人も居やしないわ。
決まり事だから仕方ないけれど。
[普段は街にある図書館に勤務しているクララだが、月に一度はこの村の分室に資料整理に訪れていた。
整理と言ってもあまり使用される事のない分室の、掃除だけをして街に戻る事が多い。
昨晩この村に到着した彼女は、代わり映えのしない保管資料の状態をチェックし終え、明日には早々に村を発つ予定にしていたのだが。]
ああ、ついてない。
[雪に閉ざされた村など、長居したい場所ではない。
クララは苛立ったように独りごち、再び本に目を*落とした*]
[少し待っていて、と自宅の横に備え付けてある貯蔵庫へと赴き、しばらく経ってから野菜と卵を篭につめて戻ってきた]
少し詰めすぎたかな。持てる?
……いや、よかったら全部配達するけど。別に配達料金はいらないよ?
[申し出るも、シスターは首を振り、半分は自分で持つと主張する。よろよろと歩いていくシスターを、心配げな目線で見送って]
…気をつけて。
―村の道―
[雪降る中、戻ってくる馬とその主。視界は確かに悪しき白に占められる割合が多くとも、人の姿を見逃すにはやや足りぬ]
やはり帰ってきていたな、小僧。
案外早かったじゃないか。いや、違うな。少し遅かった、というべきか。
[手綱を引き、馬を留める。そして、見つけた人影――アルビンを見降ろし、嫌味ったらしく言う]
父さんは薪の配達か。
入れ違ったかねえ。
[苦笑してから、残った野菜の篭を手に持ち]
さて。ゲルトの所にも行っとくかな。
ちゃんと食事してんのかな、あいつ?
他に必要そうな家は……っと。
[睡眠が趣味の青年の事を思い出し、配達の支度を始めた。やがて、大きな篭を背負って、再び外へ]
/*
おそく なり まし たああ
すいませんすいません。
それにしても、意外とツンキャラ多いですね。さすが殺伐村。
とりあえずクララは、表情差分で目閉じ・ジト目・睨みつけ・怒り・ヤンデレあたりしか使わないようなキャラで
/*
Q.なんでトーマスと血縁結んだのですか?
A.ヤコブとトーマスは髪の色が似ているので、ヤコブやる時は血縁結んでみたかったのです
……はい。ありがとうございます。
[気をつけて、と声を掛けられれば礼を言い(>>195)、農産物の籠を手に雪の道へ。
凍てつく風が頬に打ちつけ、籠は指に食い込みそうな重さ]
これは……一度、帰らないと。
チーズとパンは、出直しだわ。
[みしり、雪を踏みしめて。足を教会へと向ける]
[揺る雪に深まり歩きにくさを増す道を進むうち。
馬のいななきを聞いた気がして足を止める。]
………。
連絡を受け取った時には手遅れだった。
俺が不在にしたばかりに迷惑を掛けたようで。
すいません、村長"様"。
[馬の声から連想した通りの人物とその嫌味に冷ややかな笑みを作り。
僅か『様』を強調して、馬上の村長を見上げる。]
―― レジーナの宿 ――
……む?
[ 宿の玄関の前へ立てば、壊された鍵に気付く。]
何があった?
もしや、物盗りでも入ったか?
[ 頭を巡らし、辺りを見回す。
次いで、耳をそばだて注意深く物音を探る。宿の中には人の気配があるようだった。]
物盗りであれば、鉢合わせもまずいのう。
[ つぶやいて、玄関を伺う事の出来る物陰に身を隠した。]
/*
村たてから24時間以内に集まってくれてありがとうありがとう。
…それはそうと、村長とアルビンにちょっかいかけに行きたいが、俺の性格だとケンカ止めようとするので、もう少し罵りあいを見たくて後にしようと考える俺がいる。
村長いいなあこのウザっぷり。お見事。
金の亡者モーリッツもいい。
最初から殺伐もいいけど、親しかった村人同士が疑い合うようになる過程が楽しみなので、ヨアヒムがどう動くか期待しているのです。
あ……。こ、この度はお気の毒……
[もごもごと口の中で、悔やみの言葉めいた言葉を並べる。
けれど白々と返る視線に次第に俯き、言葉の端は口の中で消え去った。
そのまま、黙々と注文のパンを詰める。]
…そう。
宿なら、あ、あとで行くから。
レジーナとヨアヒムに、宜しく…ね。
[余計な一言を付け加えて、愛想笑い。
アルビンの背が素っ気無く店の外に消えると、
盛大な溜息がオットーの口から零れた。]
………、…。なんだよ。
ずうっと、僕より恵まれてるくせに…っ…
[同じく余所者の孤児、似た境遇。
年の頃さえあえば、共感でも得られた仲になっただろうか。
けれど気付けば村の外に出ていたアルビンとは、
どこか空虚にすれ違うばかり。]
自分はクロイツァーを名乗ってる癖に……親父さんにだって可愛がられてきたんだろ。そのくせ村の外で好き勝手して、自由に勝手にいつもいつもいつもいつもいつもいつも…
[ぶつぶつ。ぶつぶつ。
ごく小さな呟きを、口の中でぶつぶつ呟く。
やがて配達用のパンの袋の紐は、不必要なほど固く結ばれた。]
― 宿屋 ―
[薪を運んだあと、宿屋の状態を確認する。]
どうやら、大丈夫そうだな。
[納得すると、裏口に戻り、玄関で雪を払い落とすとそのまま中に入る。]
ヨアヒム。邪魔するぞ。
[ドカスカと談話室に足を踏み入れて、そこに見慣れぬ男(ニコラス)を発見すると声を掛けた。]
そちらが、お客さんかな?俺はトーマスってんだ。
ここの女将とは、古くからの友人ってやつだな。
尤も、こんなに狭い村だから、村中顔見知りってだけなんだけどな。
わはははは。
……あれ?アルビンはいねぇのか?
全く、親の死に目にも帰ってこないなんて、どういうつもりだって説教してやるつもりだったのによ。
[見知らぬ他人の前だからなどというデリカシーは、生憎持ち合わせていなかった。]
[パン屋を出て、暫く思案しながら歩く。
既にフリーデルが薪や食料を手配しているとは知らぬ男は、村はずれにある羊舎への道を辿っていった]
……。
っと、兄ちゃん。上手そうなモン呑んでるなぁ。
おーい、ヨアヒム。俺にもビールくれ。
[返事も聞かずに勝手にビールをとると。]
そういや、さっきヨアヒムに聞いたんだけどよ。
兄ちゃん旅芸人で、後で何か見せてくれるんだって?そいつは楽しみだなぁ。
ささ、今日の出会いを祝して。
Prost!
[無理やりニコラスのジョッキと、自分のジョッキを*合わせた*]
遺言状ねェ。
親父も律儀だな。
[鼻で笑われようとも冷笑は消えずにいたが。
続いた言葉にそれすら失せる。]
……安心しろ。
遺品整理が終わったら望みどおり出てって二度と戻らねェよ。
恩ある親父が死んで、俺とこの村にはもう何の縁もねェ。
一生、雪に埋もれて暮らしてろっ!
[通り過ぎ去ろうとする村長を横目で睨み上げ、怒鳴り捨てる。]
………誰が、お前ら喜ばすために命捨てるかよ。
元からしばらくは滞在するつもりだ。
[憎々しげに姿が降る雪に掻き消され見えなくなるまで、馬上のその背を見送り。]
ちくしょう…。
ちくしょう!
[腹立ち紛れに、雪の塊を蹴りつける。
ぼふっと白い粉雪が舞いキラキラと輝いたが、腹立ちは一向に収まらなかった。]
―ゲルトの家―
[さく、さくと雪を踏み、雪道を固めるようにゲルトの家へと向かう。はぁ、と吐いた白い息はすぐに消えて]
寒………。
[ゲルトの家に着くと、ドアを三回ノックして]
ゲルト、いるか?卵と野菜持ってきた。
ゲルト?…ん?
[少し赤い顔をした家の主が出てきて]
風邪か?……熱はないけど、寒気がする?
まあ、寒かったからな。体調崩すのも仕方ないか。
薪の余裕はあるんだろう?安静にしておけよ。
[寝てていい?と尋ねる青年に、わかったわかったと手を振って。ジャガイモと卵を渡すと、雪の道を戻っていく]
― 共同墓地 ―
[どの位の時間、その場に佇んでいただろうか。]
……妙に冷え込むな。
さっきよりも暗いし。
[見上げれば、上空が分厚い雲に覆われている。
少し前まで切れ目から顔を覗かせていた空色は今や鈍色の濁りを湛えており。
雪の降る地に生まれずとも、天候の崩れを予測することは用意だろう。]
うわっ……こりゃあ、吹雪くかも。
早いトコ戻った方が良さそう。
じゃあ。父さんも母さんも、また。
[差し入れの菓子皿の周囲を雪で塗り固め、足早にその場を離れた。]
―雪道―
[次は教会に行こうと歩いていると、前方に見える一際大きな影。馬に乗った、この村の長]
…こんにちは、村長。
何だか、荒れ模様になりそうですね。
[軽く会釈をした]
[大抵の人間は、これで何かを納得したような顔になる。
その顔で、オットーは少し安心をする。
きっとこれで、自分は「いいひと」だと思われる。]
[羊舎の壁の向こうから伝わる、ざわざわとした動物の気配。
眉を顰め、ついと目を逸らした。
コートの裾を翻し、自宅の入り口に向かう。
……明かりが消えている事に気づき、大きく嘆息した]
――留守か。
[何度か扉を叩くが、やはり返事はない。
諦めて身を翻し、村の中央へと続く道を辿る]
……今の時間ならば、宿、かな。
うまくいけばタネンバウム父子のどちらかも、居るかもしれん。
[用事を纏めて済ませられれば、それが一番いい。
呟くと、手に持つ未だ暖かなパンの袋を見遣る]
―教会―
神父さま、まだお戻りではないのね……。
[裏口の鍵を開け、ヤコブから買ってきた食糧を、厨房へ運ぶ。
本人にとっては重い荷物を持ち、寒い中を歩いて来たせいか、全身が強張っている]
やはり、配達してもらえばよかったかしら……いえ。
それだと、急ぎでお願いしなければならなかったもの。そんなに甘えられないわ。
……お父様も、息子さんも、親切な方たち。
私のような女にまで、優しくして下さる。
だからって、甘えてはいけないのだわ。
[両親が遺した借金も、もうすぐ返済が終わる。
自身が生まれた当時、生活は極貧の極みにあり。
借金の取立てから逃げるようこの村に移り住んだのだと聞いている。大きな街とは違い、この村では小さくても家が持てる。日々の食料にも困らない、と。]
[だが―――]
馬鹿だよね、ホント。
…………。
[誰に対してか、何に対しての言葉かも分からない呟きをぽつりと落とす。]
……ま、ヘマはしないよ。
敵に目を付けられないように、年相応に自然に振舞って…静かに暮らせばいいんだろ。
面倒だし、疲れるし、嫌んなるけど。
何れにしたってあと少しだろうからね。巧くやるさ。
[く、と喉の奥が鳴り、唇は笑みを刻む。
読めぬ色を乗せ細める瞳は、朽葉。]
……
シスターが口にする位の食料は、まだ残っていただろう。
急いで帰る必要もない、か。
[帰り着く頃には冷めてしまうだろうそれを抱き込み、呟く。
降る雪を忌々しそうに見上げ、宿の方向へと足を向けた*]
あとは……もう一度、カタリナさんのところへ行ってみようかしら。
先に、オットーさんのところでパンを買った方がいいかしら。
それとも、宿へ……
カタリナさんがいれば用事を伝えられるし、帰った後ならお家に伺えばいいんだわ。
[ガタ、と物音がして振り返る。鳴ったのは、風に揺れる窓**]
/*
あれ、しまった。
借金設定かぶっちゃったかな!
いや、別に役職がどう転んでも有耶無耶に出来るようにする為の設定だからあってないようなものだけども。
ちょっと見直そうか。
……おっと。
[ひとつ瞬けば、表情は柔らかな少年の物へと変化して。
ぺし、と一度自分の頭を叩く。
そうして、村へと続く雪路を辿った。]
―自宅―
[苛立ちを雪の道を進み、戻って来たのは養父の家。
ほんの数日雪かきをしなかっただけで、雪にだいぶ埋もれてしまっている。]
いっそ潰れちまえば後腐れねェのに……。
[此処が自分の家だと思えたことは遂になかった。
室内に入るとぎしぎしと屋根が軋む音がした。
火の気のない室内は外と変わらずに寒い。]
……ああ、腹減ったなァ。
[食べたばかりで本当に減っているわけではなかったが。
口癖であるその言葉を呟きながら、遺された物のうちどれを処分してどれを売ろうかと、表面上は冷静に確認していく。]
― 村の道 ―
[さくさくさくざく さくさく、さく]
[村には、細い道がある。雪の道だ。
人が通ったあとに人が通り、獣道のような道が出来る。
次に雪が降るまでの、細い道。]
……、…。
[その道を、黙々と辿る。
最初に向かう先は"義父"の家。]
………。
[歩くときは、下を見て歩く。その方が都合がいい。
足元を良く見て歩けば、雪に足をとられずに済む。
余計なものを眺めずに済む。
───人に、気付かずに済む。]
いちにさんしごろくしちはちくじゅうじゅういちじゅうにじゅうさんじゅうしじゅうご……
[景色の代わりに、雪の足跡を数えて歩く。]
/*
いい奴すぎて罵倒されなかったようだ(笑)
ごめんな村長!www
この人当たりの良さは(狂人希望通ったら)表面的なもんに過ぎんのだけd
……これは。
[養父の生前はあまり出入りをしなかった寝室の枕元。
書付の中から出てきた書類に思わず目を見開く。]
なにが大丈夫だ。
なにが心配するなだ。
俺に黙ってこんなもの遺しやがって!
俺が誰の為に此処まで我慢していたと思っているんだ!
[それは養父母に借金が残っている事を示す文面。
もう居ない養父母へと怒鳴りながら。
傍に飾られていた陶器のの人形――昔、養母への土産として自分が買ってきた物だった気がするそれを、思い切り床へと叩き付けた。]
[盛大な音を立てて割れた破片のひとつが、左手の甲を傷つけ。
ぽたりと床に赤い血が落ちる。]
ああ、うぜェ。
もう知らねェ。
街道が通じたらばっくれてやる。
[手の甲の傷に舌を這わせる。
口の中に広がる鉄の味と痛みに、激昂した心が冷めていく。
それでもそれ以上確認を続ける気にはなれず、割れた陶器の破片を放置して養父の家を後にした。]
[両親の遺体が谷の下で発見されたのは、自身が七度目の誕生日を迎えた朝のことだった。
彼らの体には、嬲られ甚振られた痕が無数に残っていたと聞かされた。まだ幼い故か、棺には決して近づかせて貰えず、遺骸を直接この目で見ることは叶わなかったけれど。]
[この村に密告者――街の取立人の手引きをした者がいるようだ。と囁く声。
或いは、拷問に関わった者や見て見ぬフリをした者のがいるだとか。噂は直ぐに村を駆け巡った。
まだ幼かった自分に聞こえるよう、第三者の影を仄めかす大人も居た。]
…………あれ。
ヤコブさん………と、村長。
[初老の男を認めれば、眉を顰めた。]
あいつが居るんなら、通りにくいし。
かといって挨拶もしたくない。
ああ、早く行かないかな………
[高圧的で口喧しい、村の有力者。
何より、言葉の端々から余所者を厭う性質が滲んでいる。
もしも両親の死に、村の内部からの働きかけが関わっていたのなら…
ヴァルター。
この村の村長は、その筆頭であったのではないだろうかと。
長い年月をかけて無意識に心の中に塗りこめた嫌悪が、彼を見る度に噴出する。]
[押せば、ぎ…。と、微かに軋む音を立てて扉は開く。
そのさまに微かに眉を寄せて、村長宅の扉を開いた。
家主の居ない家の、玄関のすぐ傍ら。
ヴァルターがいつもコートを掛けるフックに、
バターロール入りの布袋を引っ掛ける。いつもの通り。]
───、……。
[別に他に用件はない。
他の家人に見咎められても厄介だ。
ちらりと窺うように視線を走らせ、用は済んだとばかり、
オットーはそそくさと扉を閉めた。]
ペタアルのネタ被りに大丈夫かとふいてしまう自分
借金多すぎだろJK
これ人間同士で殺人起きるんじゃないかgkbr
じ、じいちゃんニゲテー><
―宿屋・談話室―
[ビクリ、と体を揺らし、目を覚ます]
ん…
[随分深く眠っていたようだ。途中、何度か自分を起こす声を聞いた気もするが、気のせいだろうと思い込む]
…頭、痛ェ…
[身体が無意識に懐を探るが、いつもの感触がない。訝しむが、テーブルの上に立てられたスキットルを見つければ、ぐい、と煽ろうとして]
チッ…空かよ…
―雪道―
……ふぅ。やれやれ。
[ヴァルターから大分離れた所で、大きく息を吐き出した。余所者ほどはっきりと敵意を向けられる事はないが、村長の機嫌の悪い時は、当たられる事もある。若干の緊張をしていた様子で]
……ん。ペーター?
/* 僕はひょっとしたら、ヤンデレ製造機なのだろうか。
とりあえず、レジーナの宿にいって沈痛なメシにしたいな。イケメンで陽気なニコラスの過去とか暴露して、ヨアヒムをドン引きさせたりとかしてえー
(無くなりゃまた補充すりゃいいだけだ。台所に行きゃなんかあんだろ…)
[腰を上げようとして、肩にブランケットがかかっている>>100ことに気付く。周囲を見れば談話室には随分人が増えていた。]
[自分が来た時は誰もいなかったから、それから何人かがここに出入りし、これを自分に掛けたのだろう。何度か聞いた自分を起こす声も気のせいではなかったのかもしれない。そういえば先程テーブルの上にあったスキットルも、蓋が閉められきちんと立てられていたことを思い返す]
・・・・・・・・・
[この村に居ついて以来、自分に優しさを見せる村人の存在に、いつも居心地の悪い思いをする。なんてお人好しなんだろうと思う。]
くそっ…
[頭をボリボリと掻き、台所に向かった]
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
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