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神父 ジムゾン は、シスター フリーデル を占った。
次の日の朝、楽天家 ゲルト が無残な姿で発見された。
ついに犠牲者が出た。人狼はこの村人達のなかにいる。
しかし、それを見分ける手段はない。
村人達は、疑わしい者を排除するため、投票を行う事にした。
無実の犠牲者が出るのもやむをえない。村が全滅するよりは……。
最後まで残るのは村人か、それとも人狼か。
現在の生存者は、村娘 パメラ、少女 リーザ、少年 ペーター、青年 ヨアヒム、老人 モーリッツ、農夫 ヤコブ、羊飼い カタリナ、宿屋の女主人 レジーナ、パン屋 オットー、シスター フリーデル、司書 クララ、旅人 ニコラス、ならず者 ディーター、神父 ジムゾン、行商人 アルビン の 15 名。
/*
ゲルトー!(様式美)
…メモで処刑立候補ってしていいのかなー。かなー。前村も吊占可とかあったからきっと大丈夫だ、よね…???
でも役職CO禁止っていうのががが(立候補の時点で村人確定だし
*/
―パン屋―
[パン屋に辿り着いたのは、空が茜色から漆黒へ変わる頃。
珍しく、この刻になってもまだ"OPEN"のプレートが掛かっている扉をノックせずに開ける。]
……ぁ、ごめん。
お店開いたままだったから。
[既に服は着ていたようだが、髪が濡れているオットーを見ると、勝手に入ってはいけなかったように思え眉を下げる。
昨日とは違う訪問のわけ。
久しぶりの一人での訪問に、どうしたかと問われただろうか。]
…………、
[羊飼いは、暫くその問いに答えなかった。
答えられなかった、といった方が正しいか。]
宿に居たくなくて。
[そう答えたのは、彼から頼んでいたパンを貰った後。]
[不思議そうな彼に礼を言い、パンを食べ始める。
その様子は、決して常の嬉しそうな様ではない。
無言のまま千切ったパンを口へと運び、クリームの味が浸透していけば……常の調子を取り戻したのか、顔に笑みが浮かんだ。]
変わらないね、ちっとも。
あの頃と同じ味。すごく美味しかった。
また作ってくれる? ……毎日。
[彼の答えはどうだったか。
答えはどうあれ、一度店から出て、プレートを反対にする。
誰も入って来ないよう、″CLOSE″を表に。]
あのね、相談っていうか……最近、私おかしいの。
お兄ちゃんの周りに他の女の人が居るとイライラしちゃう。
今まではこんな事なかったんだよ。
お兄ちゃんと結婚できないって知った時はショックだったけど、
お兄ちゃんが幸せならいいやって思えたのに。
だから、私にも好きな人が……
[初めは視線を合わせず。
けれど視線を彼へと向ければ、頬は桜色へ変化して。
想いが顔に出ているとは知らない。
だから、羊飼いは彼に言葉を伝える。]
私ね、オットーさんが好きなの。
……ねぇ、オットーさん。
私、オットーさんを好きでいていいかな。
ずっとずっと、好きでいてもいい?
[琥珀を潤わせて、言葉はまるで縋るように。
果たして、オットは何と答えただろう。
そして、宿に戻ったのは紅い月がどの位置にあった頃か。*]
…ん…
[穏やかな朝。
瞳に差し込む陽の光に、眩しそうに目を擦ってから。
左手に温かいものが触れている事に気付く。]
ヨアヒム…
[隣で寝息を立てている青年を、かわいいなぁ、等と
呟きながら眺めてから。
昨晩の事を思い出して、頬を紅潮させる。]
(夢じゃ、なかったんだなぁ)
[心の距離は急速に縮まり、村娘の気分はどこか
フワフワと浮いたようで。]
(…しあわせ、だなー…)
[暫く眺めていると、やがて青年はぱちりと
目を覚ましただろうか。]
おはよ、ヨアヒム。
[満面の笑みを向けて、まずは“挨拶”を。]
[大き目の鞄に画材を入れる。
今日はお菓子を入れてはいない。
今日描くものは、動物ではなく人物だから。]
今日こそ、ニコラスさんの画、描かないとねー。
それと…バーベキューの時の画、完成させたいし。
…あ、もしかしてニコラスさんに妬いてたりして?
やだなー。あの人は…そうだなぁ。
男の人…なんだけど、こう、あんまり、
そんな感じがしなくって…
中性的っていうか、神秘的っていうか。
男とか女とか越えちゃった、別の生き物…
みたいだな、って思ったんだよねぇ。
…別の生き物なんて、ニコラスさんに失礼かもね。
[舌を出して、笑いかけた。]
[バーベキューの様子が下描きされたキャンバスを
掲げて、まじまじと見つめる。
そこには“昨日までの生存者”全員が描かれていた。]
これね…結構気に入ってるんだー。
なんかね。みんな生き生きしてたでしょ、あの時。
それぞれ楽しそうに食べて、楽しそうに飲んで、
楽しそうにお話して…
…ペーターには結構苦労かけちゃったけど。あはは。
[画を仕舞いこんで、鞄を肩から掛けると、
青年にすっと手を差し出す。]
宿屋行こ。ゲルトとも一日ぶりにお話したいしさ。
[青年がその手を取れば、深緑の瞳を輝かせてから
二人、宿屋へと足を向けた。**]
―自宅・寝室―
[いつものように、爽やかな朝が訪れた。
だが、フリーデルの目覚めは爽やかではなかった。
昨夜の、宿での一件。
ディーターが言っていた。橋は落ちている。定期便は来ない。船も出せない……。
『外に、出られないのかもしれない…』
思い返される。]
……あ、教会に向かわなくちゃ。
[平常通り、を心がけはするが、これほど色々な事が起こると、心に引っ掛かるものがある。
そしていつものように、教会へと向かう。
心なしか、その足は早まるのだった。]
―回想・宿への道―
[ディーターと二人、宿への道を行く。
そういえば、久し振りだったかもしれない。
こんな風に、彼と二人で歩くのは。]
また夜更かしでもしていたんですか?
ちゃんと、寝てくださいよ? どんな状況だって、寝ないのは健康に良くないですからね。
[笑顔を見せる彼と共に、宿へと向かう。
暑さなどすっかり忘れてしまう位、それは心地よい時間だった。]
―回想・森の中―
[木を切る。ただ無心に]
俺って、木こりだったっけ?
[答える者は誰もいない。
ヨアヒムがゲルトと一緒に後から来るというようなことを言っていた気もするが…]
そういや、来ねぇな。
[暗い森の中、ひとりぼっち。
光といったらどこまでも紅い月の光]
―教会―
[いつものように、掃き掃除を始める。
続いて、雑巾を持ってきて、拭き掃除。
神父の姿は、そこにあっただろうか。]
結局、昨日も――
[寝る前に窓から見えたのは、またも紅い月。
なんだか不吉な気がして、カーテンを閉めてしまった。
また、今晩も昇るだろうか…。
そんな事を考えながら、掃除をする手が止まる。]
わおぉーん!
[びく。苦手なヤツの遠吠えが聞こえた気がした]
…そ、そろそろ帰るか。
[こっそり持ち出して小瓶に入れた酒を煽る。
できるだけ楽しいことを考えるように。
例えば、そう]
フリーデル……。
[彼女は…どうしているだろうか。
ふと浮かんだその面影を頼りに、家路につく]
―海の見える丘―
[教会の掃除を済ませ、いつものように丘の上にやって来る。
昨日までと同じように、祈りの姿勢を取り――
そして、目を瞑る。]
――……。
[ゆっくりと、祈り始める。
だが、その言葉は、昨日までと少し違うような気もして。]
―回想・宿屋―
[帰ってくると、先に風呂を使い、遅めの夕飯にありついた]
さて。休むとするか。
[またあの夢を見ないだろうか…。
少々怯えながらも、眠りにつく。
願わくは、愛しい者たちの楽しい夢をみんことを。
だが、そんな些細な願いも虚しく、惨劇の舞台の幕は上がっていたのだった**]
[村に危機が訪れている。
昨晩は村に16人。今宵は村に15人。
一人が召されていった。]
[また誰かが、彼女に語りかける。
一体、誰が――!]
[訪れた危機の為、やはりお前に授けよう。
……“霊能者”の力を――。]
[どこからか聞こえる声。
だが、それは――。
どこかで見た、“霊能者”という言葉を告げ、去っていく。]
[祈りが終わり、しばし呆然と景色を眺める。
昨日と同じように、やはり何者かの声が聞こえているようで。]
一体――……?
[呆気に取られる彼女の瞳は、海を捉える。
穏やかな海。だが…。
今日も、定期便の姿は見えない]
―教会・書庫―
[何を思ったか、彼女は祈りを終えると、書庫へと向かう。確か、昨日――何か、何か見つけた筈。
思わず手を止めた、あの本。そこに、あの事が書いてあった筈なのに…。]
どこに置いたんだろう――。
[自然に本を探す手が焦る。
表紙はおぼろげに覚えていた。だから、目に入れさえすれば、すぐに判る筈だ。]
見つからない……!
[彼女が探す本は、既に神父の部屋に移動されている>>1:280と言う事も知らず。
しばらくすれば、本を探す事を諦め、宿に向かう。
路上で誰かに会うかもしれないが、出来るだけ普段通りの会話を心がけるだろう。
宿でレジーナに会う事が出来れば、手伝いを申し出た後、今日も定期便が来ていない事を伝えるだろう。**]
なんか変な月が出て、橋がおちちゃったからかな?
みんな不安がったりしてるけど、じっちゃんはいつもとかわんないね。
[彼の家で水をもらい。喉をならす]
野菜もかわんない。大事に育ててくれてるから、立派に青々と……
[変わり行くモノと 変わらないモノ
不思議な月に照らされて浮かび上がる二つの理は……
それを思ってしまう自身もやはり変わり行くモノ…なのだろうか?]
不吉とかって聞くし……不安にさせる色だけど
綺麗だったよね…怖いくらいに綺麗……
じゃあ、おじゃましました。二人とも今日は宿の方へいくのかな?
あ、ボクは一旦家に。ほらトマト置いてこないとだし。
え、送ってもらわなくても大丈夫大丈夫、まだ真っ暗じゃないし、それに……そんなに怖いって思ってないから。
[しばらくモーリッツの家で話にふけり、出た時には日も暮れていただろうか?
彼や、戻ってきたかもしれないヤコブにお礼を言い家を後にする
心は……やっぱりどこかふわふわと落ち着かないまま……]
ん……そうだよね。いつも見ていたんだもの。
わかるよ。それくらい。
[決して自分には見せることはない二人の表情
心の中を見透かしたような……そんな無防備な表情
……子供心ながらにも、その想いはよく見て取れて
それは、大きな大きな壁がせり上がってくるような]
……伸ばしたって
追いかけたって
いつだって……みんな置いて行っちゃうんだから……
[去りゆく二人が、その距離よりも遥か彼方に行ってしまうような、そんな錯覚にすら襲われる
元気そうなヨアヒムとパメラを見て覚える安堵
けれど今持ち得てる、もうひとつの感情が何であるのか、分かってはいたのだけれど
それは…分からないことにした。
そう言い聞かせた。……自分は子どもなのだから
大きな人たちの背を追うのだから
巡るめく輪廻の灯火を、少し遅れて辿るものなのだから]
[だから、わからない。
そう……それでいい]
嗚呼……綺麗な月
手を伸ばせば届くような……大きな…
[背中を木の幹に預けて深くため息をつく]
[結局その日は宿に戻ることもなく、明かりもつけぬ部屋でただぼんやりと……
家いつしか泥のように眠った。
翌朝、少し早く起きた....はいつものように海岸へ向かう]
海は……変わらない。
ボクは……変わらないのかな?
[宿へ向かおうと何度か思った。
けれどいつもより足が進まない。
神父のことも頭にあった
けれど、それよりもっと……]
気遣って貰うのは嫌だから
いつのもように笑えるように……
[肘から腕へと続く大きな傷痕
それを軽くさすれば、昨日つけたばかりに手の傷がチクリと痛み
腕の傷も微かに疼く]
……
[何もせずただぼんやりと海を見つめる
誰かに呼ばれでもしなければ、しばらくはずっとそうやって
宿に向かったのはいつもより更に遅く
だから惨劇など……知るよしもなく
人狼などという夢物語は…今はまだ遠いおとぎ話のように]**
―回想・外―
[ 宿を辞して教会へと戻る。
帰路、頭上に輝く月の色は紅い。]
……これは、決まりですか。
[ ぽつりと呟いてそれっきり。
教会へ戻るまで口を開くことはなかった。]
―回想・教会―
[ 自室に戻り、カーテンを開いた。
紅い光が室内を侵す。]
……始めましょう。
[ 己に声をかけて命じ、粛々と準備を始めた。
左の袖を捲り上げ、肘までを露にする。
その肌に聖水で清め、懐から古ぼけた釘を取り出した。]
このような体質でなければ、この場に私は居ませんでした。
これも運命……なのでしょうか。
[ 一度苦笑してから、表情を切り替える。
苦笑してその大振りの釘を、右手で高く掲げた。
窓の外の月に照らされ、燃えるように紅く輝く。]
汝は我にして、我とは汝。
我は汝に、汝は我に問いかけるだろう。
”――汝は、人狼なりや?”
[ その者を強く脳裏へと描き、右手を広げた。
銀の釘は、紅を曳きながら、左腕へと落ちていく。]
[ 釘は力なく左腕へと落ち、弾かれて床へと転がる。
木床を鳴らす音と共に深く息を吐いた。]
……これで良かったのです。
[ 薄く微笑んで、釘を拾う。
カーテンを閉じてベッドへと。
昨夜も紅の月は昇っていた。
昨夜は惨劇の夜ではなかった。
なら今夜も――。
根拠のない言葉で己を騙し、安堵を抱いて眠る。**]
/*
そしてペエエエエエエタアアアアアアアアア
やっぱりパメラの事好きでいてくれていたのね…
こんな玉に致命傷な村娘をっ…!!!
わーんわーんごめんよぉ
パメラはペーターの事大好きなんだ、生きてくれー!!!
*/
ゲルトは…わたし達の事知ったら、驚くかなぁ?
それとも…やっぱりね、ってからかうみたいに笑うかな?
[恐らくは後者なのだろう。だって彼は、村娘の“挨拶”に
戸惑う青年を見ては、にやにやと笑みを浮かべていたから。]
[青年から楽天家の部屋の場所を聞けば、
青年の手を引いて、一目散にその部屋へ向かっただろう。
長い付き合いである友人に、遠慮はいらない。]
ゲールトっ!!
おっはっよー!!!
[錠の掛けられていないその部屋へ飛び込めば、
まずは充満していた錆びた鉄の香りが鼻をつく。]
え、なにこのニオイ?
[そして部屋の中を見渡せば――]
ゲ、ルト…?
[その顔だけはきちんと形を残しており、いつもの寝顔と
同じように映っただろうか。多少青白かったことを除いては。
けれどその下は、あの時の旅人と同じように
見るも無残に引き裂かれ、噛み砕かれ…]
あ、あはは…
ゲルトってば、もしかして一日中寝てたの?
もー、何なのよその赤黒いのは。
絵の具でもぶちまけちゃった?
あっそうか、ゲルトも画を描き始めたんだー。
なんだなんだ、言ってくれれば画材とか道具とか
色々貸すの、に、
[楽天家に近づこうとすれば、青年に引き止められたのか、
その足は止まる。]
…………。
ねえ、うそでしょ?
[振り返り、涙声で青年に訴える。]
うそだよ…
うそだ、
うそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだ…
――いやああぁぁぁあああぁぁああああっ!!!!!!
[宿屋中に響き渡るほどに大きな悲鳴を上げると――
村娘は青年に体を預けるようにして、気を失った。**]
/*
おいィこのパメラおいしい所持っていきすぎなんだが?
何がなんでもパメラの寿命を今日までにしなければっ…!!!!
*/
― 朝・パメラの家 ―
[うっすらと眸を開けると、
覗きこむような新緑の眸と琥珀が混じる]
パメラ……。
[久し振りの悪夢を見ない眠りに。
身体を包む心地よい疲れに。
ぎゅっと細い身体を抱き寄せ、”挨拶”を]
ん、おはよ……。
[そう口にする顔は、昨夜を思い出して。
若干赤く染まっている]
[鞄に画材を詰め込むパメラの支度が終わるのを待ちながら、
彼女の話を聞いている]
ニコラスさん……?
ああ、昨日の。でも妬くってなんでだ?
[不思議そうに呟いて。
だって彼女の気持ちは薄々知っていたから。
あとは自分が勇気を出すだけだと言う事は、判っていたから。
誰かに妬くと言う感覚が、男にはいまいちよく判らない]
/*
Σなんというすれちがい
ニコラスの画を描きたがる理由は、この村にいる中で唯一、ソロの画を描いてないから。初対面だったし。
パメラが生きているうちに、彼女の生きた証を残したいのです。
*/
[皆の姿が描かれたキャンバスを覗き見て]
……うん。良い絵、だな。
俺、パメラの絵好きだよ。
パメラと同じで、柔らかくて…暖かいんだ。
[くしゃりと彼女の髪を撫でて、
差し出された手を取り]
うん、行こうか。
ゲルトをほったらかしにしちゃったからな。
二人で何処行ってたの?って、アイツ怒ってるかも。
[そんな軽口を言い合って、宿へ向かう。
もう二度と。金糸の髪の親友と。
言葉を交わす事が出来ないことなど知らずに――
― 宿 ―
あいつは……うーん……。
[おそらくからかわれるんだろうな、なんて考えて。
苦い笑みを浮かべて頬を掻く]
ま、まあ……そんな事は置いといて。
ゲルト、開けるぞ。
[ガチャリとノブを回す。
途端に部屋から洩れでるむっとするような鉄錆の匂いに、
一歩後ずさった]
[俺は、この光景を何処かで見なかったか?
頭の中で、妙に冷静な自分が警告を発している。
見るな、と。見てはならない、と]
待て、パメラ。
開けるな……。行くな――……。
[中へと入る長い髪の残滓を琥珀が追う。
顔色は咽る様な血臭にどんどんと青ざめて]
[視界いっぱいに映る、赤――
彼の柔らかな金糸は赤く汚れて。
まるで銅の様だなんて、場違いな事を考えてしまうのは、
きっと脳が現実を認めたくて、逃避しているから。
だけど……]
嘘だって思いたい。
だけど、現実だ――――…。
[涙目で首を振るパメラを抱きしめる。
崩れ落ちる恋人の身体を支えながら]
どうして、ゲルト……っ。
[ただぽつりと。
この理不尽な光景に。
頬を涙が*伝った。*]
―宿―
[教会から宿に着く。
今日もまた、定期便が来なかった。
談話室に向かおうとするその足取りは、少し重く。]
レジーナさん、いるかな…。
[厨房か、と思いそちらに足を進めるが、その時に聞こえたのは…。
大きな、悲鳴>>32。]
[悲鳴のした方に向かってみれば、そこにあったのは、寄り添う青年と村娘の姿>>38。
いや、パメラが倒れ込んでいるのだろうか。
いずれにしても、先程の悲鳴は彼女のものだろう。
二人に近づけば、ムッとする臭い。]
何が、あったので――…!!
[聞くまでも無かった。
二人の先に見えたのは、あの月と同じように、紅い…世界。
変わり果てた楽天家の姿が、そこにあった。]
……っ!!
[声は出ない。ただ、その場に立っていただけ。
部屋の中を捉えたまま、瞳は…動かない。]
/*
他にゲルトを最初に見つけたい方がいたらスミマーセン…
いやそろそろ見つけないと5時間経つし話進まないかなーとかおもって(´・ω・`)
人伝いにゲルトの死を聞くってテキストも用意してたんですよう…
*/
[膝ががくん、と落ちる。自然に、涙が零れ落ち…。
一体、何が…? 本当に、彼は…?]
[そんなフリーデルの瞳に、何かぼやっとした物が映る。それが何か、なんて事は考えられなかった。
ただ、“そこにあるだけ”。
彼女には、それが当然のように感じて。]
[ぼやっとした物は、いつの間にか消え失せて。
改めて、目の前の無惨な光景を目にする。
こんな光景を、前にも見た事があったような…。
そうだ。数日前発見された…あの旅人も…。
やがて、皆が集まって来る頃になっても、フリーデルは放心したようにそこに居ただろう**]
[後ろから聞こえた声に振り返る]
シスター……。
ゲルトが…、ゲルトが……っ。
[す、と。
震える指先が赤く染まる親友だったモノを指差して]
俺たち、ゲルトに会いに来て。
そしたら、それで……。
[紡ぐ声は、ショックのせいか言葉にならない。
立ちつくすシスターを尻目に。
ただただ。意識を喪った恋人を守る様に。
ぎゅっと抱きしめていた]
―宿屋・ゲルトの部屋―
[まず目に入ったのは、>>38寄り添う二人の姿と>>41座り込んだフリーデルの姿]
大丈夫かっ!?
[視線は二人に。手はシスターへと。
優しく気遣うように軽く抱きしめ、温もりを伝える。
そして目にした光景は―]
あ……ああ…あ。
[二の句が告げなかった]
[落ち着きを取り戻した頃、男はゆっくりとゲルトの遺体に近づいた]
…これ以上、女子供近寄せるなよ。
[俺がやらんで誰がやる。
自分に言い聞かせて]
……こりゃ、獣の傷だな。
それもそこらにいるようなのじゃない。
[しばらくの間、部屋の様子を調べたり、部屋で見張りをしたりしているだろうし、請われればゲルトの遺体を運び出すだろう**]
老人 モーリッツは、農夫 ヤコブ を能力(守る)の対象に選びました。
[ゲルトの身体を調べるディーターの後ろから]
……僕も、やります。
[おずおずと申し出る。
パメラはシスターに預けて、ゲルトに近寄り。
一瞬眉根を寄せるも、食いちぎられたような傷口をじっと見る]
獣……ですか?
まさか、噂の人狼とかディーターさんまで謂うんじゃないでしょうね?
[否定して欲しいとの願いを込めて、男は彼へ*尋ねる*]
―回想:昨日の自宅―
そうじゃのー。不吉なモンじゃから、みんな不安になるのは仕方ないかの。爺ちゃんがあんまり変わらんのは、この年になると怖いモンも減るからかもしれんの。悪い事が起きるかもしれないと、気をつけるのは大事じゃけどの。
[ペーターと二人、水を飲む。>>17]
…月は人を狂わせるからの。人だけじゃないがの。気ぃつけないかんよ。
[その後は、不吉な話をやめるように、日暮れ頃までなるべく楽しい昔話や雑談をして過ごし。ペーターが家に帰ると告げると>>18]
ん?わしは宿には行かんつもりじゃよ。レジーナの所も、お客さんを迎えておるからの。わしらまで行ったら部屋が足りなくなるじゃろうてー。
一人で大丈夫かの?うむ、気ぃつけて帰るんじゃよ。
[年の割りにしっかりしている少年へ。少々心配そうな瞳を眉毛の下から向けながら、おいしいトマトをおみやげに、見送った]
―昨晩:自宅―
まだ、あのお月さん沈まんのー…
[オットーのパンがメニューに含まれた夕食を終えて、ふとカーテンの隙間から入り込む紅い光に気付き、呟いた。椅子から立ち上がり、カーテンを閉めなおす]
こんな時はしっかり戸締りして、早めに寝てしまうに限るのじゃ。
外には出んようにの。
[ヤコブに念を押すと、いつもより少し早めに床についた。後は朝までぐっすりである。]
[紅い月が哂う空の下。まくろな影がひたひたと走る。
獲物の眠る宿へと辿り着けば、影はするりと中へ滑り込み、
金糸の青年の眠る部屋へと忍び込む]
……あ れ? ゲ ルト 君だけ。
レジーナ ちゃん、ヨアヒム君は ど こ?
[ベッドの中に眠る姿が一つしかないことを訝しみ、
紅い囁きを宿の主に落とせば、
ヨアヒムの不在を聞かされるか]
じゃあ さ、ゲルト君と あそぶ時間 いっぱい あるね?
あそん でも いいよ ね?
[紅い瞳が期待に輝いた]
[牙をたて][爪をたてる]
『ざくり』 『ざくり』 『ざくり』
『ざくり』 『ざくり』 『ざくり』
[戯れるように][弄ぶように]
[幾度も][牙をたて][爪をたてる]
『ざくり』 『ざくり』
『ざくり』
[貪り食らう]
……いけ ない。
二人の 分も、残しとかないと ね。
[血に塗れた顔であどけなく笑んだ**]
/*
Σシスターにパスされたっ
そして議事が思っていたより進んでなかった…!
とりあえずどこか部屋へ運ばれるまでは黙っておこう、喉節約のためにも…
*/
―回想・昨日の畑―
>>48
人と人は支えあって生きてる……うん。そうだね。
[頭を撫でられればくすぐったそうにしながら、その年季の入った腕をじっと眺める]
独りじゃ人は生きていけない。母さんもそう言ってた。
[だから母さんは……]
じっちゃんも、沢山支えて、支えられて……沢山の想いを刻んできたのかな。
でもさ。ほらボクまだ大人じゃないから、いつもたくさん支えて貰ってるでしょ?
だからさ、ボクができることなら恩返しもしたいし、支えることができるのなら支えてあげたいんだ。
だって、支えて貰ってばっかりじゃ……なんか特別扱いされてるみたいで、ちょっとやだ。
―回想・昨日のモーリッツの家―
やっぱり不吉だって言われてるんだ。
へぇ……怖いのが減る……ちょっと羨ましいかな?
[彼の言葉の意味を額面通り以上に受け取ることは、この年ではできなくて……]
あ……うん…怖いものだらけだからさ。
それで嫌な気持ちになっちゃうのがもっと怖い。
どんどん怖くなっちゃう。
え?月が人を狂わすの?
[きょとんとしながらも、それには少しだけわかるような気がする。
父さんが帰ってこなくなって
母が消えたのも……月のよく見える夜だった。
ボクには昨晩と同じような紅い月
そういえば、昨晩はじめて見た少女の横顔は、先程見たそれに比べ、少し怖くて
けれど得も言えぬ艶を感じ……それを思い出せば少し恥ずかしくもあった
魔力めいたものもあるのだろうか?]
あ、じゃあまた明日かな? 大丈夫だよ。もぅ大げさだな。
あ、トマトありがとう。今から食べるのすっごく楽しみだよ!
[楽しい話がはじまれば、それには表情をころころ変えながら、会話を楽しんだのだった]
−現在・昼下がりの浜辺−
[陽光は高く……宿の惨状は未だ浜辺には届かずに……
波打ち際に立つ少年。
うみねこは高らかに謳う。風とさざ波の歌を
少年は今日も謳う。
潮騒を受けて、波濤に届けとばかりに
想い無き想いの歌を……]
Venite Spiritu et emitte caelitus
海原に向かい母は謳った。
天の御使を送りたまえと願いを込めて
Venite Spiritu et emitte caelitus
海原に向かいボクは謳う
信じてもいない。願ってもいない恩恵とやらを
Venite Spiritu Venite Spiritu
潮風に乗せて母は謳った。
天の御使を送りたまえと願いを込めて
かの海よりきたりし精霊が、かの者を戻してくれることを願いながら
Venite Spiritu Venite Spiritu
潮風に逆らいボクは謳う
…どこか遠くへ攫ってくれと
──けれどきっと歌は届かなかった
──だからきっと歌は届かなかい
Far away beyond the sky
ボクには羽がないのだから、ヒトには羽がないのだから
空を超え、はるか彼方へ進む術などどこにもなくて
[蒼に敷き詰められた闇のような高い空も
鮮血にまみれた光のような低い月も
きっととどかないのだから]
[翼を広げウミネコたちが空を舞う
縦横無尽に蒼の園を駆けめぐり
雄々しくも甘い歌を奏でていた]
……君たちが何を歌ってるのかわからないよ。
パメラはわかるのかな? 動物の想いを
[想いを作品に込めるのだと、彼女はそういった
魂が宿るから絵は心を揺さぶり
歌はその旋律以上に饒舌になるのだろう
彼らは何を思う?
ボクは何を思うのだろう?]
側にいたい……声を聞きたい
見ていたい……
でもだめ……だってボクは友だちじゃないもの
友だちじゃないボクよりも、あの人の大切な……人の側にいて欲しいもの
声を聞かせてあげたいもの。見ていてあげて欲しいもの。
いつだって、ボクは…… **
/*
ペーターぎゅってしたい;;
でもそれはパメラの役割じゃないんだよねもう…
あうあああああああああああ
PLの心がしめつけられるでありますぎゃーす
*/
/*
うーんやっぱりRPで頑張って吊られろ☆ってことなんだろうか…
や、処刑とかの話になったら思いっきり取り乱して疑い集める気満々だけどさ…!
パメラが死んだ後、パメラと親しかった人達がどう壊れていくか見たいんだよねー…とかくろいことかんがえていたり
*/
…ぁ、
[いつの間にか、意識を失っていたのだろうか。
>>47目を開いた時に飛び込んできたのは幼馴染ではなく、
気遣わしげに自分を覗き込んでくるシスターの顔。
体は青年のものではない温もりに包まれていた。
そう、まるで温かく優しく包んでくれた母のような…]
ご、めんなさい、シスター。
迷惑、かけちゃった、ね。
[楽天家の躯は運び出されたようだが、
むせ返るようなニオイはまだ消えてはいない。
村娘はシスターの肩を借りながら起き上がり、そして]
…か、か、な、きゃ
[重い体を引き摺るようにして、空き部屋を探し、
その中へよろよろと入っていった。]
―宿屋の空き部屋―
[ベッドの上に荷物を降ろし、その中から
バーベキューの様子が下描きされた絵を取り出し、
そして筆を走らせ始める。
真っ先に塗り始めたのは、楽天家の顔。]
[脳裏から、彼のからかうように笑う顔が、
消えないうちに、早く…]
…………。
[一心不乱に村娘は塗り続ける。
不思議と心は静まっており、
けれど普段からは考えられないようなスピードで。]
[余程に集中しているのか、誰かから声がかかろうとも
気付く事はなく。**]
――自宅――
[夜明けと同時に目が覚めた。
いつになく気力に満ちているのは、昨日良いことがあったせいか]
今日も暑くなりそう。
[窓の外、空を見上げて呟いた。
オットーのパンとヤコブの野菜でサンドイッチを拵え、朝食を取る]
私がこんな時間に起きて、朝ごはんまで食べるなんてなぁ。
……雨が降ったりするかもね。
[冗談はさて置き、せっかくの陽気だ。
陽射しが強くなる前に散歩に行くのも素敵だろう。
お気に入りの帽子を被り、子供の頃に聞いた時代遅れの恋愛歌を口ずさみながら、光の中へと歩みだす]
そろそろ、ゲルト 君 見つかってる 頃かな。
みん な、どんな 顔してるだろ?
悲しんでる かな?
泣いてる か な?
わたし たちが 食べたって 気付く かな?
いっぱい、怯えて くれると いいなぁ。
そうすれば きっと、狩りが 楽しくなる よ?
[くすくすと笑いながら、宿の様子を想像する]
/*
クララかわいすなぁ(*´v`*)
ペーターが狂信のような気がしてきた疑心暗鬼のさりぷる!
というかプロローグの序盤では、ガチでペーターはカタリナが好きだと思い込んでいましたすみません。
や、つまり鈍感なんだなパメラは…うん。
しかし罪作りな子だこの子も…お、おかしいな。別に好意持たれようとか思ってなかったのn
*/
>>63
[考えることに夢中だったのか、歌うことに夢中であったのか、それとも単に波の音で聞こえなかったのか、ともかくまったく気付かぬまま後ろに近づかれ]
『がおー』
[などと、肩を叩かれれば、飛び上がらんばかりというのが語弊でもなんでもないくらいに驚いて]
ううわぁあああ!
[素っ頓狂な声をあげながら、飛び上がってそのまま砂浜につんのめってぼてっと倒れる]
く……くらら……さん?
[口をあんぐりと開けながら見上げれば、赤い髪と帽子が風に揺れている]
ふぇ……あの……
お、おはようございます。
[口をぱくぱくさせながら、そこまで言うのが精一杯だった]
あ……。おは……よう。
[ほんの少しからかったつもりが、
まさかここまで驚かれるとは流石に予想外だった]
ごめん、ね。
驚かせすぎた……?
[砂浜に転び、あんぐりと口を開け、こちらを見上げるペーターに先程までの浮かれた気分はどこへやら、ばつの悪そうな表情を向け、おずおずと手を差し伸べる。
拒まれなければそのまま少年を起こし、服についた砂を払うだろう]
>>65
え? あ……えっと、ぜ、ぜんぜん驚いてないです!
ほ、ほら突っ込まれたら豪快に吹っ飛べって、ちょっと前にきてた行商人さんが言ってたから。
ぜ、ぜんぜんですよ〜
[差し出された手を握って起こして貰えばぶんぶんと頚と手を一緒に振ってみせる。
驚いたのは事実なのだが……それより独りこんなところで黄昏れてたり歌ってたりする姿を見られたことが、妙に恥ずかしい]
クララさんとここで会うのって初めてかな?
今日はなんだかおめかしさんです? 帽子…とってもお似合いです。
なんかいいことあったんですか?
[そんなこんなを紛らわすためか、矢継ぎ早に言葉を投げかける]
紅い月…
[窓から見える紅い月を見上げると、一瞬今朝見た夢がフラッシュバックされ]
――っ、私はそろそろ休ませてもらいます。
[その場に居た人たちに告げると、部屋へと戻っていった。]
そう、なんだ……。
行商人って、アルビンさん?
……何だかなぁ。
[教育上、どうなの? とぶつぶつと呟く。
少年が歌を歌っていたことには気付いていないが、悄然とした雰囲気は感じていたから、余計な事は言わないことにした]
うん。そうだね、ここで会うのは初めてかもしれないね。
[結婚も働きもせずにふらふらしている女を、陰で非難する声は多い。普段は家に引き篭もり、できるだけ人目につかないようにしてきた。
もしかしたら、浜辺どころかこの時間帯に人と会うこと自体、珍しいことかもしれない。……さすがにそんな事実は口には出来ないが]
[そんな思いは顔には出さず]
さすがペーター君。お目が高い。
この帽子、お気に入りなんだ。
そう言えば、一昨日も私のこと、綺麗だって言ってくれたもんね。ありがとう。
いいこと、かぁ……。
[指を唇に当てて、うーんと考え]
今、ペーター君に会えたことじゃ、だめかな?
[悪戯っぽい笑顔を向けた]
>>69
ど、どうだったかな……アルビンさんだったような、違ったような……
[以前宿で会った商人、だいぶへべれけな時に冗談交じりに小突かれたりなんかした時の気がしたが……
しかし、まあ彼に限ってそんなしょうもないこと言う人でもないだろうし、おそらくは別人だろう]
そういえばクララさんあんまり外で会いませんもんね。
[何度か家には行ったことがあるが、大抵彼女とは宿で会っていたか?
陽光の下で見る彼女がなんだか新鮮で、眩しそうに目を細めながら彼女を眺める
…やっぱりカタリナやパメラとはまた少し違った雰囲気。
非難の声など知るよしもない...にとっては、綺麗で珍しい光景のそのままで……]
―夢―
『…魅入られたか。』
[黒いモノが笑う。]
――っ、違う!そんなことは…
『誤魔化さなくてもいい。お前は俺たちと同類なんだよ。この景色を見て笑うような奴はな。』
――っ、
[黒いモノの言葉に慌てて口元を覆う。指で触れる其処は確かに笑みを作っていて]
違う!私は――
ああ、今朝は涼しくなったよな。
…おまえ、ほんとにわかってんのか?
[オットーに答えつつ、自信なさげに同意するクララをからかってみる>>339]
保存のききそうな、ねえ…乾パンとかねえよな、さすがに。
お、クッキーもうまそうだな。
[手際よく袋詰めをするオットーの手元を、感心するように見つめた>>347]
パンにする野菜?あー、じゃあ何か適当に見繕ってみる。
何でもいいんだな?ほんとに何でもいいんだな?…やっぱり俺が食うのかよ。じゃ、慎重に選ぶ。
[笑って、オットーに手を振った]
んーじゃ、帰るか。帰りは押してくれよ?
[クララの目の前で、店の玄関脇に置いてあった台車へ自分が座り込み、すぐに立ち上がる]
あっはは、冗談冗談。ほら、乗った乗った。
……あの
[きっと……ただの甘えなのだろう。
もしかしたら今はだれでも良かったのかもしれない
もしかしたら何れは解けるものだったのかもしれない
もしかしたら、今は誰かに…側にいてくれさえいれば良かったのかも知れない
何も届かない事への絶望感から逃げたかっただけなのかもしれない
ただ、淋しくて淋しくて仕方がなかっただけなのかもしれない。
きっとこんな想いはこれからも何度もするのだろう。
これからも……哀しく思う時がまたくるのだろう。
父も母も…姉や兄……憧れも掴めないままこれからも歩いていくのだから
けれど……今は]
ありがとうございます。
ボクも今いいこと……クララさんにあえて、いいことがありました。
[なにがどうありがとうなのかわからなかったが……
無意識にそんな言葉が口から流れ
顔が歪みそうになるのを必死に押しとどめるように、
彼女へ精一杯笑って見せた]
[聞こえてくる、愉しそうなクララのコエ。
牙と爪を立てる音に、女は暫し酔いしれる。
その響きは、あの時―――まだコエを囁けない時とは違い、力強く鍵盤を弾くようなもの。
その音色と、漂う血の香りに誘われたのか。
夢をみている筈の羊飼いの体がふらふらと立ち上がった。]
……あ、らぁ、アタ、シ……
[先ずは小さな手をみつめ、次に窓に姿を映して笑ってみれば
煌々と輝く紅い瞳は、確かにその笑みを捉えている。]
うふふ、少しはアタシの好きにできるみたいね。
[一歩一歩、その感覚を確かめるように足を踏み出す。
その足取りはどこか覚束ない。
けれど、女は嬉しそうに、クララの元へと進んでいった。]
[そして、ゲルトの部屋に辿り着けば。
紅く染まった顔に、愉しそうに笑いかける。]
クララが奏でる音を聞いてたら、勝手に体が動いたのよ。
だから、クララのお陰かしら。
ありがとう、クララ。
[柔らかいコエを響かせてた後、紅い瞳を下の方へ。
そこに広がる紅いモノに女の喉は大きく鳴った。
再び視線をクララへと。
喰らってもいいかと、確認するかのように。
愉しそうに笑う同胞に、女もまた同じように笑い。]
[増えた荷物は、パンとクッキーだけ。来るときと同じように、軽々と台車を押して、クララの家まで連れて帰った>>1:409]
ん?助かったってほどのことはしてないだろ。
でも…クッキー美味そうだな。じゃ、ちょっとだけゴチんなるか。
[昨夜から珍しく朗らかな様子のクララに、つられたように腰を下ろした]
へえ、クッキーもだけど、このお茶美味いな。
いやあ、ごめんな。何か、勝手に家事苦手そうだと思ってた。美味いお茶淹れるんだなあ。
ごめん、ごめんって。
…なあ。
[カップを片手に、開け放した窓から青空を見上げ、まるで独り言のように尋ねた]
クララは、この村好きか?
[礼儀正しく手を合わせて、女は食事を始める。
初めは舌を這わせ、そして唇に弧を描けば
―――ザクリ。
鋭い牙が深く肉に埋まった。*]
これは…
[表情を隠すように口元を手で隠して、ただ部屋の中を見つめる...の頬を一筋の涙が伝う]
すいません。私は、一度部屋に…
[その場に居た人たちにそう告げると、口元を隠したままゆっくりと部屋へ戻っていく]
−朝/宿の一階−
トマト食え トマト食え
真っ赤に熟れたボディとろけるそのカンショク
[リネン室から洗濯物のシーツを出しながら、隣家の老人の鼻歌を>>51、うろ覚えになぞり呟く。
昨日と同じ朝。今日こそは定期船は来るだろうか。
窓から見える海は、特に荒れた様子もない。
今日こそは、来るかもしれない。
やがて、階下にも響く悲鳴>>32が聞こえて、驚いた顔で足早に客室へと。]
−宿/リネン室−
トマトって言うには、原型を留めなすぎたかね。
[呟いて、足早にシーツを持ったまま客室へ。
探さなくても、悲鳴の上がった部屋は知っている。]
[一呼吸おいて、急に大声ををあげ]
あー、何だよ俺!
誰かに聞いて欲しかったんじゃねえか、ったく。
ごめ…いや、ありがとう。
野菜、また配達に来るからさ、ガンガン食えよ!
お茶、ごちそうさん。
[照れくさそうに言って、クララの家を後にした]
……そうね。
あんなの見たら誰だって悲鳴あげる筈よ。
一番初めに見つけるのは誰かしら。
レジーナが喰らった時のように、またパメラぁ?
[まさか、そのパメラが本当に見つけているとは知らず。
誰が見つけてもいいけどね。
未だ眠る羊飼いの内側で、女は笑う。]
愉しい狩り、もっともっとしたいわ。
−宿/客室−
[まっすぐにゲルトの部屋へと向かえば、歩む程に強くなる血の匂い。
潮の匂いに、血の匂いを思い出したのはいつだっただろう。
潮と血は違う。こうして嗅げば、はっきり分かる。]
一体どうしたんだい?
何が……。
[答える声はなくとも、見ればすぐに分かった。
意識をなくした娘を支える青年に、娘を介抱する為の部屋を示すと手に持ったままだったシーツで死体を覆おうとする。
その仕草に居候の男が気づけば、彼が後を引き取ろうとするのに任せた。>>46
シーツを渡す指は少し震えていたかもしれない。
それでも、放心しているもう一人の娘にかける声は、震えることなくしっかりと響いた。]
リデル、あんたもここに居ちゃ行けない。
あとは、ディーターがやってくれる。
下へ行こう。
暖かいブランデーか、紅茶を出すよ。
ーゲルトの部屋前ー
[シスターを励ますようにその肩に腕を回し、少し強引に体を引いた。
部屋に戻ると言った旅人>>84に、少し首を傾げたもののそれ以上問うことはせず。
ただ、背中に声だけかける。]
男連中には出来れば、ディーターを手伝って欲しいけど、無理なら良いよ。
気付の酒やお茶が必要なら、あんたも下へおいで。
[言って、部屋に集まって来た人を見回す。
そのなかにリーザがいるならその目を塞ぎ強引に階下へ連れて行こうと。]
―村の畦道―
…吊り橋か…。どんなもんかな。
お、ディーター?
[クララと別れた後、台車を押したまま谷の方へと向かう。吊り橋の付近で、見慣れた赤毛が視界に入る。手にした道具を見れば、彼の目的は容易に察せられた>>1:394]
ひとりか?応援呼んであんだろ?向こう側に誰か…
[定期便が止まっているらしいことを、聞かされる]
え…それじゃ、まるっきり…出入りできないんじゃねえか。
[表情が曇る。ディーターの顔を見上げれば、それ以上に暗いものを抱えている雰囲気が感じられる]
もしかして…まだ、他に何かあんのか?
まさか、誰か怪我とか…
[宿での旅人とディーターのいきさつは知らないから、そんなことを尋ねた。怪我人は出ていないと、否定されただろう。
木を伐るなり、吊り橋の状態を調べるなりを手伝って、自宅へ戻ったのは夕方近く]
あたしとしちゃあ、あんな悲鳴を上げられる前に、さっさと食べ残しを始末しちゃいたかったんだけどね。
[シスターの肩を叩きながら、こえなき声に答える。]
ちょっと、夢中になりすぎた。
まさか、本当にまたパメラに見つけられるなんてね。
−宿の一階/談話室−
ほら、これでも飲んで落着いて。
[口調はしっかりしていても、自身もどこかぼうっとした顔でシスターにお茶を出す。
彼女の口から、今日も定期船が来ていないことを聞けば、思わず眉間に皺が寄った。
先ほどちらりと見た死体に残る爪痕。
あれは、獣のものだったけれど、ここは森ではない。
それが意味することを思って、ティーポットを握る手に力が籠った。]
/*
ええ…ッ
ヨアヒムがディーターと一緒にゲルトを運んだから、パメラは一人で起きて一人で寝室へ行ったと思ったのにwwww
どう収集つけようwwwww
*/
[まだ目覚めきっていない同胞のあと、最後の食事を楽しんだのは自分。
さっさと片付けて、ゲルトのいた痕跡など消してしまえれば良かったのだけれど、予想外に時間がかかった。
明らかに人の手によるものではない死体が、人以外訪れることのない宿の一室で発見される。
それは、人狼が実在のものであるということを大々的に示すことだ。]
なんだかんだ言って、あたしもそう言うのが好きなのかね。
[人間の力でポットを握りしめながら、複雑な顔で紅茶を睨んだ。]
ああ、そう言えば、『カタリナ』は消えた?
今日こそは自分の爪で狩りに出られそうかい?
――浜辺――
……そっか、良かった。
今日はお互いに、良いことあったね。
[>>78ペーターのどこか強張ったような、それでも精一杯の笑顔を向けられて、からかう様な女の笑みは自然な柔らかいものへと変わる。
少年の笑顔にはきっと様々な思いが詰まっていて。
その思いがどんなものかは女には分からないけれど、それでも少年は何かを堪えようとしているというこは分かる]
うん。きれいな笑顔。
ずっと、なくさないでいてね。
[頭を撫でようとして、その横顔が大人びて見えたから、そっと手を下ろした]
ところで、ペーター君は今日はレジーナさんのところに行くの?
私はここまで来たから、せっかくだし足を伸ばそうかなって、思ってるんだけど。
―宿・客室―
[部屋へ戻ると、仰向けでベッドに倒れ、窓から空を見上げる]
――どうして…
どうしてあんなに綺麗なんでしょうね
[呟かれたのはそんな言葉。先ほどの赤い部屋を思い浮かべると、口元には笑みが浮び]
くっ、ははは、同類か…確かにその通りかもしれません。
同類なら同類らしく、しないといけませんかね。
[呟いて、口元の笑みは隠さぬまま、空を眺め続ける]
[レジーナが口にした好きなモノ、それが何かは分からずに。
けれど、言葉の揺れを感じ、女は気遣うようなコエを向ける。]
無理しなくてもいいわ。
アタシたちを見捨ててまで生きようと思ってるんでしょ?
その思いさえあれば、今は満足だから。
……ん? あぁ、ウツワね。
まだ消えてないわ。 残念だけど。
でも、簡単に壊れたら面白くないからいいの。
ゆっくり、じっくり攻めていくつもりよ。
[ウツワを壊すことさえも、愉しさを求める女。
続く問いには、暫し考えた後で答える。]
ウツワが眠っている間なら、動けると思うわ。
昨日の食事のお陰で、ある程度操ることはできると思うし。
アタシに、狩らせてくれるの?
−宿/談話室−
一人にしてしまったけど、パメラは大丈夫かね?
[案内した部屋に、一人でふらふらと閉じこもっていったパメラを案ずるように天井を見上げる。
パメラだけでなく、フリーデルもまた辛そうに見えたから、彼女を休ませることを優先してしまったけれど。]
まあ、ヨアヒムにも部屋の番号は教えてあるけど……。
あとであたしも様子を見に行ってみようかね。
え? おばさんのところですか?
[昨日無理矢理飛び出すように出て行った手前、少しそれが引っかかってしまったが]
そうですね。旅人さんたちやリーザさんも暇してそうだし、村とか案内でもしようかな?
[神父にも謝れたら……クララとの会話で解きほぐされた心は、そんなことも一瞬思えるくらいに……]
じゃあ一緒に行きましょうか?
あ、そういえば最近なにか面白い本とかありました?
この前借りた『((村人))の*信頼*』なんか、ボクでも面白く読めて……
[などと雑談しながら宿へ向かっただろうか?
いつ宿にたどり着いたかは定かではなかったが、混迷を極めた状況からは少し外れたか?]
―宿・ゲルトの部屋―
ゲルト…ゲルトっ!なんで…!!!
[遺体を詳しく調べる者がいれば任せるけれど、一見して解る獣の爪痕]
あのときと…同じじゃねえかよ…
[言ってしまってから、パメラを見て口を噤む。彼女がこちらへ気づいていない様子には、いささかほっとして。室内の面々を見回した]
[背を向けるニコラスを、追うことはしなかった。改めて、ゲルトの亡骸を見下ろして]
…く…っ、
…どうすりゃ、いい…?
[声を震わせ、吐き気を堪えるようにしながらも、部屋へと踏みとどまっている。男手が必要な作業があれば、なるべく動こうとする]
/*
能力者内訳がさっぱりわからない爺でございまーす☆
お魚くわえた狼ー おーっかけてー
はだしでー かけてくー 元気な村娘ー
─ 宿 ─
[一歩踏み込むまでもなく、扉の向こうから物々しい雰囲気が伝わってくる。
不安げに一度クララを見上げ、それから宿へと入っていく
まだ血の香りは漂っていただろうか?]
……なにが……あったの?
[談話室には誰がいただろう? レジーナがいれば険しい表情で事情を聞きに歩み寄る]
狩りたいんだろう?
若くて柔らかい、神の娘を。
いま、あたしの側に居るよ。
[気遣うような視線をシスターに向け、薄く微笑む。]
― 回想 ―
[水を浴び、服を着ようとしたが。]
あ。しまった。
着替え持ってくるの忘れてたな。
[ポリポリと頭を掻きながら、タオルだけで部屋へと向かう。
部屋へ入れば、服を着……上半身は裸のままでベッドに倒れこんだ。]
あー。やっぱりちょっと眠いな……。
[昨日いつもより遅くまで起きていたことと、運動したこと。
起床時間が遅かったとはいえ、疲れが取れなかったからか、そのまま寝てしまった。]
/*
フリーデル襲撃でもいいんだけどねぇ。
流石にディーターが可愛そうかなぁとか。
もう少し想いが交わった後の方が面白いかなぁと。
……さて、どうしよう。
[気がつけば、空が夜のベールを纏い始めた頃か。
慌てて起き出し、シャツを羽織る。]
あー。遅くなっちゃったなあ。
夕飯には間に合わなくても、明日の朝ご飯にでも食べてもらえば良いか……って。うわ。
[乾かさないまま寝てしまった所為か。ガラスに映った自身の頭を見て項垂れる。
寝癖を直すために再び水を被ってから出掛けるか、と溜息を吐きながら下へと向かった。]
[大好きなはずのクリームパンを渡したにもかかわらず、いつものような笑顔を見れないことにおかしいなと思いながらも、宿に居たくないという言葉に、]
そうか。
[何故かは聞かずに、黙ってパンを口に運ぶ様子を見ていた。]
[そして、紅い月の下。
彼女を宿に送ったとき、初めて定期便が来ていないことを知っただろう。
驚きながらも何もすることが出来ないと、とりあえず店に帰っただろう。]
― 回想・了 ―
−宿/談話室−
[天井を見上げれば、パメラだけでなく、ゲルトのことも思い出されて。
視線をフリーデルに戻し薄く微笑む。]
さて、ちょっと落ちついたようなら、あたしは外に行ってくるよ。
他の皆にも、ゲルトのことを知らせなきゃ。
神父さんにも……弔いをしてもらわなきゃいけないし。
[そういって、少し勢いをつけて立ち上がると、険しい表情の少年と、連れの少女。
見慣れない組み合わせに少しだけ目を瞬いたけれど、問われた内容については目を伏せた。]
―回想・自宅を出る前―
[ベッドの上に、今、この村に留まっている
一人ひとりの肖像画を並べてみた。
漁をしている誰か、農作業をしている誰か、
ただこちらを向いているだけ誰か。
画の内容はそれぞれ違ってはいたが、
共通していたのは、モデルが全て微笑みを湛えていたこと。
青年には、十何枚かの画を眺める姿を
変な顔で見られただろうか。
当然、中には青年の肖像画もある。]
なんとなく、みんなの笑顔、並べてみたくなって。
今日もみんなの笑う顔が見られるはずなのに、
…………おかしいかな。
[暫くその画達を眺めてから、青年と共に部屋を後にする。
ベッドの上の肖像を片付ける事はなく。]
―現在・レジーナに案内された部屋―
…ん、できたぁ。
[描きあがる頃には、村娘の顔にはいつもの明るい笑み。
バーベキューを囲む村人達。
画の中の彼らの顔は、まるで惨劇の予感を
感じさせないほどに明るく輝いていた。]
…この画が、いいな。
[昨日行商人が手渡してくれた額縁を鞄から取り出し、
いそいそとキャンバスを入れる。]
うん…よかった。この額縁にしてもらって。
画とよく合うね。アルビンさんに感謝しなきゃ。
[満足そうに頷いて。
村娘はその画を机の上に置いたまま、部屋を後にした。]
[未だ死の香りが残る廊下に出て、
村娘の表情は再び曇る。
何もかも忘れる事が出来ていたのは、
画を仕上げていた間だけ。]
ゲルト…
もう、居ないんだね、本当に。
[ぽつり呟いて、頬に一筋、雫が伝う。]
[青年達は、一階だろうか。それとも、外か。
兎にも角にも、村娘は階段を降り、
人の気配のする談話室へと。]
…おはよ。
[弱々しく笑いながら、入っていった。**]
−談話室−
>>84
[少年が動揺しないようにその肩に手を置いて、腰を落とした。
視線を合わせる。
声を潜めたのは、死体を目の当たりにしたシスターが傍らにいたからか。]
ゲルトがね……亡くなったんだ。
原因はちょっとまだ……分からないけど、子供は見ない方が良い。
[獣の仕業に見えるとは、言いづらくて口を噤む。
どうせ、宿に滞在している姪や他の人から聞こえてしまうかもしれないけれど、今は口にしたくない。]
あたしは今から神父さんに弔いを頼みにいってくる。
ここに居ても大人の邪魔になるだろうから……あんたも一緒に行かないかい?
良かったら、リーザとクララも。
/*
ローズちゃん(※ニコラス)狂信者じゃったか。
狼教えてくだしあー。
ディーター?ヨアヒム?くらいしかわからん。
リーザは怪しい村人予想なのじゃ。
――レジーナの宿――
[宿の中から騒然とした雰囲気が漂ってきて]
……何だろ、何かあったのかな。
[思わず零れた呟きが聞こえてしまったのか、
不安げにこちらを見上げるペーターに、何とも答えることができない]
やだ、何、これ……。
[血の臭いに気付いたのなら、
思わず口元を押さえ、しゃがみこんでしまう]
―宿・談話室―
先ほどはすみません。少し休んだおかげで気分も大分良くなりました。
[談話室に下りると、普通を装い、居た人たちに声を掛ける]
[不思議そうに首を傾げながら、ゆっくりと体を動かし始める。
それは、何かを確認するかのように。
そして無言のまま一つ頷いて、悲鳴の元へと向かった。]
―→ゲルトの部屋―
/*
張り損ねた、宿への道行ロールです。
あ、『村人の信頼』面白かった?
そっか。やっぱりペーター君、同年代の子よりも読める本、多そうだね。
それなら『((霊媒師))の**』なんかどうかな……。
[ペーターと和気藹々と言葉を交し、宿への道をのんびり歩く]*/
[羊飼いは答え無き問いを繰り返す。
何度も、何度も、答えを探るかのように。
どうして、夢でみた光景が目の前にあるのかと。]
/*
ごめん、焼死もだけど「しれなう」にも地味に噴いたw
よっぽど冷静じゃなかったんだね…!
パメラうれしいお;w;
*/
―レジーナの宿―
?
[玄関を開けて宿屋の中に入れば、何だか全体的に慌しい。ひとまず談話室へと行く事にした。
談話室の中の誰かに会えば、ゲルトの死を伝えてくれるだろう。…ゲルトって誰じゃったっけ?と思いつつも、さすがに悲しい雰囲気の中でそれを聞くのは空気読まない気がしたので尋ねなかった。]
―自宅―
[ゲルトの埋葬や、部屋の清掃。あれこれが一段落ついた頃、宿の隣にある自宅へ、いったん戻った]
…。
[畑の側の井戸から水を汲み、いつもなら軽々と運ぶ桶を重そうに下げて、家へ入る。簡易な浴室でシャツを脱ぎ、頭から水を被った]
マジかよ…ちきしょ…。
[露わになった左肩を、古びた壁の鏡に映す。十字架のようにも見える、剣の形をした痣がそこにはあった]
「紅い月は、目覚めを呼ぶ」…マジなのかよ、なあ、婆さん…
[髪から水を滴らせたまま、しばらく俯いていたけれど。やがて立ち上がると、もう何杯か水を浴び、身を清めた]
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