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/*
ん? そか。コミットは無いのか?
じゃあ、よし。もう少し、エルナに絡める準備をしとこう……多分溶かされる絶好のチャンス!
―夕刻 パーティ会場―
[それから数刻が立つ黄昏時に――
集められた容疑者達の中で、陰鬱で重いため息。
恐らく今日も、誰かが処刑されるのだろう。
淡泊な表情の結社員に、決して良い感情が浮かぶ事も無く]
[今日こそは誰か身代わりになるのかな。
壊れた心の"子供"が、微かに侮蔑の視線を投げつけて。
――カタリナの傍に立つ、自分の手が、また微かな狂気震え出した時に]
司書 クララは、羊飼い カタリナ を投票先に選びました。
――――………………
[銃口を向けられるカタリナの目の前。
立ちはだかり、拳銃を構えるエーヴァルトに近付く。
罅割れた瞳で、粉々に砕け始める光で、真直ぐ射貫きながら
彼は何かを言っただろうか。
誰か彼を止めようとするだろうか。
――極限に嵩増す狂気は、その全ての雑音を否定して]
/*
《判明した内訳(確定)》
ゲルト :村人
ジムゾン :霊媒師
ディーター:夢魔
レジーナ :瘴狼
アルビン :恋天使
エルナ :占い師
シモン :首無騎士
オットー :死神 ★隷従 ★仇敵 ★恋人
パメラ :智狼
クララ :共鳴者
ヨアヒム :守護獣 ★仇敵
ペーター :共鳴者
カタリナ :狙撃手 ★恋人
ヴァルター:聖痕者(剣)
リーザ :聖痕者(盾)
ヤコブ :聖痕者(鏡)
/*
〜 勝利判定のバランス確認 〜 ※not陣営人数
2d:白白白白白白白白白白白赤赤赤夢
▼赤 ▲白
3d:白白白白白白白白白白赤赤夢
▼白白 ▲白
4d:白白白白白白白赤赤夢
GJ計算外だと、一応6dの朝日は見ても大丈夫(最悪6d吊り立候補でOK)、ではあるっぽいんだ、が。まあ、エルナが処刑される可能性とかまで考えると、今日頑張るのが最善かなという気はする。うん。
― 回想 ―
[顔色を悪くした村長、脅かす形になった彼にも少しは原因があるかもしれない。
後ろについて一緒に地上へと上がっていく。
求められた意見>>188に個室以外で人が集まれそうなところと考えて、パーティー会場を真っ先に思い浮かべたが周囲の雰囲気をお構いなしに提示するほど、空気が読めないわけでも無かった。
エルナの書斎>>190やディーターの空き室>>197のどちらかになるだろうということと血の匂いを寝巻を脱ぎ捨てて、身体を洗い流したかったので]
もう、男手では必要ないですよね。
[と階段近くに来ると離れていった。
人外の手を借りない限り、簡単に正体は判明しないだろう]
神父様、が……?
みんなのこと思いやってくれる、優しい人だったのに……そんな…。
[ジムゾンの死が知らされたのは、レジーナから聞かされてだったか>>201。
彼が恨みを持たれるような人ではなかったはずと、彼の本性も、自分の言葉が彼を死に近づけたかもしれないことも知らずに涙ぐむ]
…レジーナさんは、いつものようにしてくれるだけで、ありがたいよ?
食事もおいしいし…結社員の人が作る食事だけだと、村との関わりを断たれたんだなって思って、まいっちゃいそうだから。
[ため息をつく様子には、なんとか励まそうと自分なりに言葉を尽くした>>208]
―――…っ。
[>>192一度目をぎゅっと閉じて、また開いて。
見たのか、とか、どうしてゲルトの部屋で、とか、これ以上追及する言葉を避けようと別の話題を探す。
幸いにもすぐに見つかった]
………ったく、こんな時にもそれを言うんじゃねーよっ。
[普段から早起きを、と言われると、朝があまり強くない少年はついつい反発するような物言いになってしまった。こんな時にもかかわらず。
そして、続く言葉は――
昨日、人が死ぬところに立ち会うことになってしまった自分を気遣ってのものかと勘違い]
………強くならなきゃ、な。
[いつか、自分も姉を守れるように、と]
――させない……
[漸く掴んだこの温もりを奪われるくらいなら。
空の物より眩しい輝きが掻き消されるくらいなら。
赤色の糸から、愛情と狂気が綯い交ぜになった感情]
材料いっぱいあったのか、さすがゲルトさんのお屋敷だな。
[また、現金なことを言いつつ差し出された手を素直にとって]
……なんか、優しいな。
[首傾げ。いいことがあったのか、と思ったものの、昨日の今日でそれを訊くのはためらわれて。
ただ、今だけは離すまいと、繋いだ手にぎゅっ、と力をこめて、姉とともに食堂に向かった]
[目を逸らす。
無造作に、銀の弾丸が結ばれた革紐の首飾りを首から取り外し。
銃口を向ける結社員の前を平然と――少なくともそう見える足取りで弟の元まで行くと目の前で跪き。
顔を見上げながらその首へと御守りを掛け、両手をその肩へと置く。]
あたしの部屋の箪笥の一番上の引き出しの中に蓄えがある。
[言葉はすらすらと自然に出た。]
半年は何もしなくても暮らせる。
あたしがしていたように羊の世話をすればそれからだって暮らしていける。
でもこの村に居るの辛いなら、あたしも昔に数度しか会った事ないけどの峠の村に叔母さんがいる。
羊は隣の町で売ればいい。
ヴァイスも賢いから探せば引き取り手は見つかると思う。
だから………――!
[肩を掴む腕に力が篭る。
ひたすら、弟へ"先"の事を語る様子には鬼気迫るものがある。]
――させない……
[自分の生死を無視する"子供"の暴走に。
恐らく"母"がどれほどの静止をしようとも、止まらない
心の底から響く"遠吠え"が、呪縛を払う程の狂気と重なる]
「……じゃ。男手は、もう間に合ったんだろ?」
「もう、男手では必要ないですよね。」
[赤毛の楽師と行商人の言葉に>>197>>225、「ああ、ありがとう」と簡潔な返事を投げる。楽師の後ろ姿を見送りながら、ピアノのところにいくのだろうなとぼんやり考える]
(討つならばパーティー会場か……)
[記憶の中のその場所でどう戦うかと考えを巡らせる。エルナの囁きはそんな時の事であった>>190>>224]
「…………。」
[赤毛の楽師の沈黙に>>199、纏う空気が変わったような感覚を受けた。――が、エルナの方に意識の大半が向いており、錯覚かもしれないと片づけた。
錯覚でなかったのならば、人狼に彼女の正体がばれたという事なのだけど……そこまで思考は向かなかったらしい]
―――壊れてやる!!!
[エーヴァルトが自分へと標準を合わせる拳銃。
爛々と深く澱む瞳で見詰め。
真正面から奪い取り、そのまま彼の眉間へ弾丸を撃ち込もうと咆哮を上げ賭け様として]
[食堂にあったのはシチューとサンドイッチ。
野菜の大きさはまちまちだしパンのサイズも不揃いだし、けっして綺麗とはいえない見た目だけれど、
取り澄ました感じの綺麗な料理よりは、こっちの方がよっぽど馴染み深くて、そして――食欲をそそるのだった]
おかわり!
[と元気よく言えば、姉や、他に食堂にいた面々の間から苦笑がこぼれただろうか。
最後になるとも知らず、少年はしばし、和やかで、賑やかでもある食事を楽しむのだった。
――姉との、最後の団欒時になるとも知らず]
オットー。
なにをする気だ……?
そいつらに逆らったら昨日と同じ目に……――。
[声にならない想いが止める。
引き止めようと、紅い糸を掴むけれど。]
[タン、無機質な銃声がひとつ切り。
殺す気もなかったのか。
それとも、殺す価値もなかったのか。
穿たれたのは左肩。
だけど焼け付く様な痛さが――]
(……うごけ………)
[どさり、激痛に倒れ伏す身体。
肩口から流れ出す血に構わないのに、身体が言う事を効かない。
興味すら無くした様子でエーヴァルトの銃口は再びカタリナに向かうのだろうか。
この場の全員を今すぐ殺さないと。
カタリナを守れないのに・・・]
カタリナ……
にげろ、いやだ。
いやだ、にげて、
やだ、やだ。
やだ、やだ、やだ、やだ・・・・
[待ち受ける光景を否定したくて。
目の前のニンゲンを殺そうと、粉々の心がそれでも動くのに。
身体から動かないその現実]
― 夕刻:パーティ会場 ―
[オットーと別れてから、自室に戻り。
メモを捨てようとしたが……やはり持っていた方が良いだろうとポケットにしまいなおす。
それからカタリナと話をしようと姿を探し、会えたならまた昔のように話をしたかもしれない。
夕刻になり、またあの惨劇があった会場へと重い足を向ける。
そして。その時が来た。]
……どうして。
どうしてカタリナさんを。
[結社員の口から告げられた名に、声を上げる。]
理由は!
理由は……
[何か、と聞こうとして。
ポケットに入れたメモを思い出す。]
……メモを置いた人が、あの人たちに、言った……?
[口から零れる、理由の可能性。
既に居ない相手とは知らないまま、ポケットの上からメモに触れる。]
――殺す……殺す……!!
殺さないと……殺さないと……!!!
[ただ一発の弾丸。
それだけで、滑稽な程に言う事の効かなくなる身体。
漏れる重く澱んだ怨嗟の声は、ニンゲンを狩り尽くさん"母"に取って、喜ばしい事だったろう。
……それが、この様な形でさえ無ければ]
おっ…!
[倒れる音>>239を聞いて反射的に駆けつけようとするが、静かに近寄っていた結社員が背中に銃をつきつけられて、ぐっと喉の奥で息をこらえ体を固くする。
オットーの言葉>>234>>235に気を取られている間に背後を取られたらしい。一生の不覚に拳が震える。
それでも思い切り叫んだ。]
お前達結社員は、ゲルトを、シモンを、ジムゾンを、オットーを、そしてカタリナを何だと思ってる!
人狼や人外を見つけて平和をもたらすなんてぬけぬけと言い、自分達が絶対処刑されない人間証明されたことを盾にして、人の命をもてあそんでいるのはお前達だ!
お前らのやってるのはただの処刑ゲーム、村のためなんて嘘っぱちだ!
/*
オットーの、ptが、666。
飴を投げた甲斐がありましたヽ(・∀・ )ノ キャッ キャッ
眠気が酷くて文章酷い。
何も出来てない。
ひどい。
― 夕刻・パーティー会場 ―
[召集された時から、身体の震えが止まらなかった。
今日もあの処刑で、誰かがいなくなってしまうのだろうかと思えば。
それがもし自分だったら、パメラだったら……誰を当てはめても、やはり怖くてたまらなくて。
立っている感覚さえ、定かではない]
…………っひ、
ひどい、よ…!
[昨日と同じ調子で告げられた名前>>212に、カタリナに即座に突き付けられる銃口に、絞り出すような声でそう言うのが精一杯だった。
たとえここから出られても、もう欠けたものは戻ってこない。
今目の前で起こっているのは……帰るべき日常が、無慈悲に切り取られていく光景]
……。
逃げられない。
出口はないんだ。
怖い。こわい。こわい。
[ぎゅっと傷口を押さえる力を強くする。
その手は、震えている。]
ヨアヒム………
[粉々の心が、完全に歪んだ魂。
倒れ伏し、カタリナを殺そうとする結社員を殺さなければ行けない今なのに。
ヨアヒムを誰よりも先に殺そうと考える狂気が。
だが、身体は痛みで少しも動かない]
……。
そう……そうだよ。
僕が、人狼だって、名乗り、出れば良い……!
僕を殺せば、カタリナは放って置かれる!
[傷口を抑える手の震えに。
表情が、心が、魂が、何も残らない塵になりそうになるのを感じて、必死でカタリナを安心させようと、言い募る]
だから……
だから、逃げて。
死なないで、嫌だ、僕を。
独りにしないで、カタリナ……
[怖い、恐い、こわい。
彼女を失くして、正気で居られる訳がないのに]
……だめだっ!
庇っているだけだって。
仲間同士だって言われるだけだ!
[安堵させようとして言っているであろうウソの名乗りでを。
震えながら、それでも叱り付ける様に制止する。]
……。
あたしだって、オットーに死んで欲しくない。
独りになんてしない。
ずっと、ずっと傍に居るから。
[ぽたり、と涙が落ちる。]
青年 ヨアヒムは、羊飼い カタリナ を投票先に選びました。
・・・・・・!!
[独りにしないと言ってくれてるのに。
その言葉の空虚が。ぽたりと落ちる涙が。
ばきり、心を更に細かく砕く]
/*
…………。ところで。
>アルビンメモ
>ディーター:新しい楽譜のお客さん。対面するとき、やや緊張する。その原因は…?
…………。……まだ緊張してたのか、アレ。(首こてり
―――っっ!!
[ぎち、咄嗟に動かす右腕が可笑しな音を立てる。
本日の処刑者は同道する様、その言葉と共に、咄嗟に傷口を抑える彼女の手を抑える。
彼女もまた、傷口を抑えた姿勢のまま動かない]
やめろおっ!
カタリナを連れて行くな!
オットー!手を離すんじゃないぞ!
[背中の銃口が強く押し付けられるにも構わず叫ぶ。
何もできない自分の、精一杯の抵抗。]
[向けているのみの銃口。
ぞわり、背に押し付た瞬間]
・・・はなれ・・・!
かた・・・・!!
[ガタガタと震えだす心が。
早く逃げろと彼女に叫ぼうとするのに]
・・・・・かたりな・・・・?
[覆い被さる様に倒れて来る彼女の身体。
さらり、顔に掛かる、向日葵にも蜂蜜にも見えた綺麗な髪。
空の物よりも明るい笑顔が瞳閉じてて――]
今夜は。
オットーを殺しにいく
[オットーのあの傷は。カタリナへのあの態度は。
今夜を逃したら、二度とチャンスが訪れない。
そんな予感がした。]
オットーはこの手で。
・・・・・かたりな・・・・?
どうしたの・・・?
アイツらがいなくなるの、まってる・・・・?
[動かないと見て、アイツらがどこかへ行くのを待ってる?
だから、その為に。
死んだふりしてる?]
[ほんの少し残った罪悪感。
それが決心を鈍らせた。
守護の力を向けられる対象は一人のみ。
だから今夜は。]
……パメラ、リーザ、女将さん。
外には出るなよ。
俺のあんな姿、見ないでくれ。
[ほんの少し、祈りの言葉を。]
―――――カタリナ――!!!
[瞬間に想いが絶叫を迸らせる
温もりが消えて ガランドウになったものを
埋め尽くしたのが 絶望]
―――――カタリナ――!!!
[殺意も憎悪もない、ただ悲しみが絶叫を迸らせる。
底の見えない奈落の底 ガランドウの心のあった場所を
埋め尽くしたのが 絶望]
[倒れた羊飼いは何も答えない。
まだ温もり残す体は眠っただけのように見えた。。
けれどそれは、どんな嘆きを絶望を願いを向けられても、目覚める事のない眠り。
ただ最期まで傷口を抑え続けていた手は、結社員達が引き離すのに苦労するほど強く服を握り締めていた――。**]
[ごとり
床に打ち付けた頭、ひとつ高く響き。
感情が爆ぜてもなお気を失う事すら赦されず。
視線はただ虚空を眺め。
ぎぎ、出血の続く両腕だけが、誰からもカタリナの身体を離さないまま。
自我は一度、世界から遮断された――**]
[ 自我が世界から遮断される
虚空をただ眺めて
空虚をただ聴いて
爆ぜた感情は気を失う事すら赦されないのに。
結社員達が、苦労しながら長い時間を掛けて。
彼女の身体を引き剥がす時でさえ。
もう、壊れた人形の様に反応する事は無かった――** ]
『あたしも、オットーが好きだよ』
[ぷつり、糸がきれても。
その言葉が、その想いが。
暗示の様に壊れた彼の伽藍に木霊していた]
― 深夜・パーティー会場 ―
[カツコツ。響く靴音]
―――……………
[もう何も残らないのに。
それでも、歪んだ魂の"容れ物"は、微かな歪みの残滓に従って。
ふらり、壊れ果てた虚ろな瞳を向ける]
[カタリナは動かなくなっている>>264。たった一発の銃弾によって命を奪われたのだ。
それを確認した結社員が、背中から銃口を外す。
一番見たくないものを目の当たりにしたのに。嘘のように涙が出てこない。
濃い血の臭いの中、結社員によってカタリナが運ばれていく。飛び上がるように駆け寄ると、手に血が滴るのも構わず服を握り締める。]
ごめん!ごめんね、カタリナさん。守れなくて、ごめん。
[それしか口にできなかった。
何故なら自分はカタリナを追って死ねない。
生きていたい。カタリナをこんな目に遭わせた結社員をぎゃふんと言わせるその日まで。
だから自分に と言える資格などない。]
青年 ヨアヒムは、青年 ヨアヒム を能力(守る)の対象に選びました。
[ あの時あの言葉を吐かなければ。
彼が獣でさえなかったのなら。
また違う物もなにかったのだろうか。
・・・たぶん、変わらない。
あの"化け物"の鎌で切裂いた魂。
自分は元々から、殺されるつもりでしかなかったのだから ]
どうしたんだよ!
俺は“化け物”なんだろ?殺すんじゃなかったのかよ!!
[ドン!と体当たり。仇敵を押し倒して、覆いかぶさる。
狙うは、喉笛。]
―回想・ゲルトの寝室一階―
[ヨアヒムが寝室に来た>>183のはいつだったろうか。急いでいると判断して、特に声をかけず制止もせず、地下室へ向かうのを見送る。
出て行くディーター>>197やアルビン>>225に頭を下げて、お疲れ様でしたと答えた。
だがヴァルターとの話に夢中になっていて、ディーターの表情の変化>>199は見えない。]
ううん、個人の部屋に何人も集まると狭いって。
書斎にしよ!
[ヤコブの提案>>200は、婉曲表現で断る。こういう状況で他人に話を聞かれにくい場所に大勢集まれば、逆に怪しいと注目されてしまうと暗に示して。]
[ヴァルターの答えに素早く頷く。
四階ならば、共同で使う部屋が多く人の出入りが激しい一・二階より静かだろう。また庭から話を聞かれる心配もない。]
じゃあ、行きましょうか。
[にっこり微笑むと、移動を始める。*]
[血が渋く。
牙が、爪が、身体を食い千切り、銃創を深く引き裂くのに。
いたいな・・・
脳裏で思い浮かべた。それだけの反応なのに]
・・・・・・・・・・・・かたりな・・・
[その名前が。
今も絶え間なく伽藍洞に響き続ける言葉を強くする。
仰向けに倒し倒される身体にも、何の興味も示さず。
喉笛を狙おうとする"ばけもの"]
(ぼくがころされても・・・・
よあひむ・・・"かならずこわれちゃう"・・・・)
[もう壊れて動かない"容れ物"を動かすのは。
歪んだ、ただ殺意と憎悪の残滓でしかないはずなのに。
――ぼくとおんなじみたいになるのは・・・]
・・・・・・・・やだなぁ・・・・
[嫌にゆっくりと流れる時間の中で。
ぽつり、何故漏れたのか、その言葉。
――喉笛に牙が掛かる]
[その一瞬、躊躇する牙。
最期の絶叫と共の彼が叫ぶ言葉に]
・・・・・・・・・・・・。
[ なんで だっただろう
もうなんにも おぼえてないけど ]
・・・・・・・・・・・。
[もう、親友だった者の。
姿も見えない、声も聞こえない、何の感覚も。
恐くて仕方がない夜に、独り落ちていく奈落で]
― Dritter Stock Elf ―
ふっ。
[いつものように慎重に自室に戻って人の姿を取り、第二の扉を後ろ手に閉めるなり、狂ったように笑い出した。]
くくく……あーははは!
[やっと!あの嫌なヤツを。
他者の心などわかろうともしないあの嫌なヤツを。
この手で。]
(本当にそうだったのか?)
[無言のままに立ち尽くすのは。
あの日からであった"修道女"]
『 ――・・・・・・・・ 』
[『お前の魂を気に入った』と。
『必ず私の物にする』と、厭うのも無視して憑き纏ってきた。
そんな腐れ縁の"死神"は]
[放物線。"死神"が投げて寄越した輝き。
空の太陽よりもずっと眩しい様な"宝石"。
それが、何よりも望んだ"存在"であると。
――心細い、独りだと狂いそうな夜の奈落を落ちる中で。
その手を精一杯伸ばそうとして――――――― ]
お れ は。
な に を。
[ゲルトは。
幼馴染でも状況が状況だったから、何も言い合うようなことはなかった。
傍目には仲良かったのだと思う。
パメラは。
幼馴染でも性別が違うし、何より、違う想いを抱き始めている。
オットーは。
幼馴染でも。なんでか知らないけど、喧嘩ばかりしてて。
何回も謝って、仲直りして。なんでも言い合えて……。]
『 ――
[触れ合った瞬間。
赤白の斑色の宝石が、"修道女"の手の中で。
幸福そうな煌めきで輝いていた――**]
― Schlafzimmer ―
[……と。階段を上りきった辺りで、見習い>>203に声を掛けられて。]
……ああ、昨日の。
遅い……いや、充分早かろうと思うが。
[傾けられた紙袋の中身が、ちらりと見えた。
……黒地に、白と赤とでアクセントの加えられた軍服。何故に軍服? という根本的なツッコミ所はあったが。丁度、血生臭い地下に居た身だ。いっそコレに着替えてしまおうかと、受け取る為、手を伸ばせば。]
、…………っ!?
[ぞわり、と。伸ばした手の先に、一層濃くなった《気配》。……血の気配に紛れていたのか? 油断、していた。一瞬手を止め、表情を伺う。
笑顔。無邪気すぎるまでの、笑顔。
……まだ気がついていないなど、ありえるか? この強い、《気配》で?]
……。…………。
[昨日のうちに用意しておいた金子を懐に入れておいて正解だった、と。金子入れを探り、一瞬視線を落とし。
その場に誰が居ても構うまいと。そのまま、話し続ける。]
そう言えば。選定の基準と、神父殺害に関して、今気付いた話だが。
……結社員側に、《魂を見極める能力》が持つ者が、囲われているのかもしれないな。
[……声音と表情とを、伺い。]
俺も、過去に巻き込まれた騒動でそんな人間に出くわした事がある……という程度の記憶で、話しているんだが。
その者が人間と見極めた者を除外し、そうじゃない人間から無作為に処刑する。
無論、占いで人狼が判明すれば……その日の処刑者となる。
……これだと、全くの無差別処刑よりは、効率を考えれば合点が行く。
[それでも、褒められた手口ではないが、と付け加えつつ。紙幣と硬貨を探す振りをして。]
……。此処からは俺の推論でしか、ないが。
神父の遺体を見れば、……まあ間違いないだろうが。これが本物の人狼騒動で。もし、人狼が同じ事を考えたなら。
神父は。結社に送り込まれた能力者と、アタリを付けられたのかもしれない。
……そしてコレが当たっていた場合。勿論、本物の能力者だった可能性もありえる。
[……微かな気配に。意識を、配る。]
さすがに、全くの無作為に判別先を選んでも。効率が悪いだろう?
なら。能力者を敢えて、容疑者の中に潜り込ませる事で。……内偵、ではないが。内部を探り、人狼を探らせる方が、的中率は上がるだろう。
[さて。結局見習いは、何者なのか。]
その観点で、神父の動きを思い返すと。
拘束に関して告げられた際も。真っ先に>>1:441場を静め、結社への信頼を訴えて>>1:459。……柔らかな口調ではあるが、きっちり、>>1:551犠牲を辞すなと説いている。
[どこかで、それが判別できまいか。]
もしソレが、結社側に通じる者の動きとしたら。中々、的確じゃなかろうか。……そんな観点から、狙われた可能性もある。例え。対象が、昨日と同じ殺害現場に居た状態でも、な。
とは、思ってみたが。……ソレだと、能力者が既に《欠けている》可能性があるんだよな。あまり前向きな推論では、ないが……。
[餌を撒いて、様子を伺えば。……戻る反応は、如何に。]
……面倒だな。コレで、丁度いいくらいか?
[結局、袋全てを渡して。紙袋を受け取り、何食わぬ表情で。]
サイズに関しては。後で着てみてから、だな。
……見えた限りだと。良い仕事、だと思う。
[小さく、礼を述べた頃合いに。ヨアヒムの姿>>197が、見えただろうか。
そのまま、部屋を出れば。一旦自室で服を着替えるついでに、シャワーで汗を流し、ピアノの元へ。
……誂えられた軍服は、見事な仕立てだった。例えそれが、己の天敵による仕立てかも、しれなくとも*]
― パーティー会場・昼 ―
[……三つの楽章の、最後を飾るその曲は。
単純に激しく弾くだけでは、通名の音には聴こえない。]
ソナタ形式のニ長調。柔らかに流れる音から、唐突に。
低く、荒々しい音を奏でては。高く、速く、盤面に轟風が吹き抜ける。
和らいだ、かと思えば。終盤、ぶつかり合う音と音。
……荒れ狂う風の音を、自分に重ね。心は乱れ、雷雨に見舞われる。]
[もし。あの見習いが本当に、《あの力》の持ち主だったら?]
――……良いですかな? 貴方はこれで、《夢魔》になった。
――これで、もう。人狼の牙は、貴方を害する事もない。
[老人の。嗄れた声が、蘇る。]
――……但し。
――もし、魂の色を暴かれれば。
[人狼の牙には、掛からない。処刑で散っても……魂は、残る。
けれども。もしも、占われたら。]
――その時、貴方は。
――……魂、千々に乱れ。
――二度と。音に触れる事叶わぬカタチと、成り果てるでしょう。
[全て捨てても構わないと思った、唯一の物。
ソレを、奪われる? 取り上げられる? 二度と叶わない?
……それは己に取って。何より耐え難い、*拷問だった*]
― 三階北西廊下 ―
[向かった先は、神父の部屋ではなく母たる獣の部屋。
紅い囁きが、死してなお微かに耳に入ってきたから。]
…………レン……。
[母のいとし子に与えられた名を、小さく呼んだ。
自身には出来たもの。彼には出来ないものを意味する名。
切ない響きに、特別な名を紡ぐ唇が震えた。]
/*
…………。
段々、RP的な意味での着地点が、わかんなくなってきた件について……?(どーん!
……多分眠さだ。眠気のせいに違いない……!
……ああ、奴らの士気に関わるな。
[戦場でもそうだった。
敵の大将格に当たる者を討ち取れば、味方の士気は自ずと上がっていたから。
最も、誰を討ち取ろうが、男は黙々と目の前の敵を斃すだけだったけれど――]
……すまないな。
戦場でも私生活でも、俺がケモノである事に繋がりそうな痕跡は何一つ残さなかったはずなのに。
真っ先に捕まっちまったせいで、お前達を危険な目に遭わせてしまう。
[見守るしか出来ない。聴く事しか出来ない。
自分が捕まらなければ、状況は違っていたのに。
残された者達の戦いを、酷くもどかしそうに“見守る”。]
ブルームにそんな力が……
[紅い囁きを聴いて、驚きに目を見開く。]
……危険な賭けだな。
――――を――――る……か。
ただ、“人狼”が優先的に葬るべきは占い師と狩人……
それから鋭いニンゲン。
自分から何かをする力を持たない――――は、長く生き残っても怪しまれないかもしれない……
[できるかもしれないな。
唇の動きだけで呟く。]
仇……か。
二人とも……俺の事はもう良い。
自分が生き残る事だけを考えてくれ。
[紅い囁きで二人に頼んだ事は――
二人――もしくは、どちらかが生き残れた場合の延長の話。
自身の仇討ちに拘り、身を危険に晒して欲しくはない。]
[そして、紅い囁きからやはり昨日の喰事が神父であった事、狩りが無事に成功した事を智る。
それだけで充分だった。]
奴らは……
今日は、誰を処刑するつもり、なんだろうな。
[仲間達まで捕まらない事を願いながら、その足はパーティー会場へと*向かった*]
― 回想:復讐鬼 ―
『よろしかったのですか?
あの家の中には、村長のご息女も……』
『ふん。バケモノのへ嫁ぎ、バケモノと子を成した娘など――
フォルシトレッカー家の恥だっ!』
[実の娘である母を殺した事を悔いるどころか、死してなお母を罵倒した村長。
――彼に悔やむ気持ちが少しでもあったのなら、生かしても良いと思っていた。一生後悔しながら、生き続ければ良いと。
けれど、その一言は。少年を、復讐鬼へと変えて――……]
[驚きのあまり、村長達は声も出せないようだった。
それもそのはずだ。自分達が焼き殺したと思っていた少年が、生きて――無事な姿で自分達の目の前に現れたのだから。
少年は、もはやシモン・エンゲルランペでは無かった。
そう、父と同じ聖なる獣――守護する者となるはずだったシモン・エンゲルランペは、両親と共に死んだのだから。
其処に居たのは、その身を獣へと変じ、夕陽を浴びながら、焔の中で血の宴を愉しむ
髪と同じ金糸雀色だった毛並みは、やがて鮮血を吸って色褪せる事のない真紅へと*変じた*]
― 回想:復讐鬼 了 ―
― 一階寝室→書斎 ―
[ディーターとアルビンが、いかにも興味なげに去っていくのを不思議なものを見る目で見る。彼らだって、下で自分と同じものを見た筈なのに。
先程のアルビンの、自分をみる目>>187は。相手も自分と同じように感じているのかもしれないが。]
(彼が人狼、なんだろうか…)
[人狼騒ぎに関わったことのある人物ならば、「無関心すぎる」などの異論もあったかもしれないが、経験がない故に。疑惑がじわり、広がる。]
「ううん、個人の部屋に何人も集まると狭いって。
書斎にしよ!」
[エルナの言葉>>276に、ああそうかと納得する。そういうものかと。
そして近くにいたからkれ聞こえた>>224>>277。]
(俺、邪魔…?)
[わざわざ場所を移して二人で話そうというなら、今自分が遠慮した方が二人とも気兼ねせずに話せるのではないだろうか。
ディーターとアルビンも、あっさりとあの場を去った>>197>>225。多分、引きとめられることもないだろうと]
あの。俺、なにか食べるもの貰ってきましょうか。
二人とも、朝から何も食べてないでしょう。
[言った頃には半ば逃げる体勢で。止められなければ、そのまま厨房へと向かう。
向かった先にいたのは誰だろうか。レジーナがいれば、なにか食べるものがないかと聞いてみる。]
[観察を続けると、ディーターは懐を探り始め一瞬視線を落とす>>307。動揺が想定より大きいと内心首を捻る。]
魂を見極める能力?
[オウム返しに呟き、目をぱちくり。ディーターが以前人狼騒ぎに遭遇したと知らないから、知識があって純粋に驚いた。
選定の基準と神父殺害、この要素から導く考察とは一体。続きを早くとねだるように見上げる。
聞き終えると、表情こそ変えないものの、効率主義で結社とも親しかった父親を思い出した。]
「占いで人狼を見つけるだけでは駄目、全て処刑せねば村は救われない。むしろ占いと処刑を両方使うの非効率だから、怪しいのはさっさと処刑すべき。」
[同時にディーターの正体に見当がつく。]
[でも良い仕事の一言に、えへと笑みをこぼし、袋を抱きしめて夢心地で答える。]
お金よりも、僕の仕事を誉められた方がずっと嬉しい。
[だから決意をする。ディーターと自分は違う道を生きているが、大切な物がある点は同じ。
両手を軽く合わせ上目使いでじっと見て、普段より甘い声で交渉を始める。]
ねえ、パーティーで弾いてくれたピアノ素敵だった。ディーターさんが好きなときにまた聞かせて。
あなたが処刑されない限りいつでも。
[ディーターの耳元で囁く。語尾にくすくすと笑い声をつけるような含みのある口調。人狼からの襲撃を省いて、それが怖くない存在でしょ?とほのめかす。
占いで死を迎える妖魔は文献で読んだ。彼らは占いに神経質だという。だが人狼は占われても処刑されなければ逃げられる。ディーターが人外なら、反応は妖魔寄りと考えたのだ。
肩に手をかけたまま、そっと取り出した手鏡をディーターだけに見せる。
そして視線に強い意志を込める。
”俺が占い師だと黙っているなら能力を行使しない。お互い大切なものを守るために手を組もう。”
ディーターが反応したら、どんなものでもと手鏡を仕舞って、笑顔を向けつつゲルトの寝室を出るだろう。*]
いや、です。
ど、して、です、か?
……なん、で。
[昔のようにまた話せたというのに。
これから、またあの頃のように接する事が出来ると、信じていたのに。
頭を巡るのは、昔一緒に遊んだ事。
そして、此処に呼ばれる数刻前の事――。*]
― 回想 ―
[メモを手にしたまま、備え付けられたベッドへと腰掛ける。
そこに書かれている名を指でそっとなぞり、ぽつりと呟いた。]
あの子はもう起きているでしょうか?
[そっと声を掛けてみる。]
おはようございます。
今日は貴方の方がお寝坊さんでしょうか?
[2年前までは朝の弱い自分を、この声で起こしてくれていた弟へ話し掛ける。
昔のように。]
ご飯は、ちゃんと食べていますか?
昨日届けて頂いた手紙、受け取れましたか?
[結社員が弟の事を言っていなかったが、頼んだ事以外は伝える必要がないと判断したのだろうと。
やはり無意識で。思い込もうとしていた。]
簡単な事しか書かず、すみませんでした。
まだ帰れそうにありませんし、また後できちんとしたお手紙を届けて頂きますからね。
[そこまで言って、ふと思う。
此処で起こっている事を、今はまだ結社員たちが外で言う事はないとは思うが、もし弟の耳に入ってしまうとしたら。
心配をさせてしまうかもしれない。]
お手紙は、郵便受けに入れて貰うように頼みますから、直接受け取る必要はありませんからね。
[咄嗟にそんな事を言う。]
[声を掛けながら、目に入るのはもう一人の名前。]
カタリナさん……どうしてカタリナさんなのでしょうか?
[嘘ならば、誰でも良かったはず。
わざわざカタリナの名を使い、自分の部屋の前に置いた。
2年前の事を知っていて、自分たちが幼馴染だと知っている相手なのだろうか。]
私が、カタリナさんを嫌っていると思ったのでしょうか……?
だとしたら、それは間違いです。
[何故なら。]
疎遠になっていた理由は、なくなったのですから。
[そういえば、弟が帰って来たことをカタリナに言っていなかった。
それを知れば、きっと彼女も喜んでくれる。
どうして分かったのか聞かれても、説明がしにくいのだけれど。
昔のようにまた戻れると思えば、嬉しくてまた笑みが零れる。
メモを屑篭に捨て――ようとしたが、少し考えてまたポケットに入れるとカタリナを探す為に自室を出た。]
― 夕刻 昨日の場所で ―
[夕刻が近付くと溜息が止まらない。昨日のようにまた誰かが無慈悲に殺される。
それが自分では無いようにと祈りつつ足を向けるのは、もう本性が現れた証拠でもある。
そして扉の向こうにあった光景はやはり、昨日と同様に無慈悲に告げられるカタリナへの宣告。
昨日と違うのは……]
カタリナ!? あんた達は一体どんな基準で人殺しをしてるんだい!
[結社員を睨み付ける中、オットーが動く]
オットー!!?
何をしてるんだいっ!! お止め!!!
[どれだけ吼えても、ホイレンは止まらなかった。
いや、届いていない……]
ホイレン!! あんたまで死ぬんじゃないよ!!
[それは仲間への、子への叫びか]
[その後の展開から目を背けることは出来なかった。
どこまでも非常な結社員と、傷付いたオットー、それを庇うカタリナの姿に……呪縛を断ち切る絆を見た]
オットー……そう……。
[悟ったように、諦めたように、オットーを見つめれば彼を庇うカタリナに銃口が向けられるのも見てしまう]
……!!!
[乾いた銃声の後……一人の女性の命が消えた]
ホイレン……カタリナが……
[呪縛を打ち払った子の姿をただじっと見つめ続ける]
もう、お前はあたし達の仲間じゃないよ……。
[母と子の絆を打ち破ったものは仲間ではないと、冷たく切り捨てた]
だから…あんたの自由に…思うところへいきな……。
[最後に告げたのは……彼を自由にすること。
けれどそれが、彼の命を縮める事になる]
[カタリナの姿を見つけたのはどこだっただろうか。
食堂でならレジーナに頼んで一緒に食事を始め、別の場所でなら笑顔で声を掛けた。
常よりも明るい表情になっている事に、誰か気付くだろうか。]
カタリナさんは、やっぱりそういった格好の方がやはりお似合いですね。
お仕事の時は仕方がないとは思いますが、それ以外の時はもっとそういう服を着られたら良いと思います。
今度、一緒にエルナさんのお店に行きませんか?
[そう告げてから、何か気付いたようにじっとカタリナの顔を見て。]
何だかカタリナさん、綺麗になりました?
以前から可愛らしかったですが、なんと言いますか……今は可愛らしいというよりも綺麗って言った方が良いかもしれません。
そうです、まるで恋をしているような。
[思いついたように両手をぽんと叩く。
化粧などしなくても、そのままで十分だと言うような内面からの輝きのような物を感じて。
恋をすると女は綺麗になる。
自分は、恋など本の中でしか知らないが。
きっとこういう事を言うのだろうと微笑んだ。**]
カタリナ…カタリナ……。
[先日までチーズを届け、一緒の食事をして笑っていた彼女…。
シモンよりも更に身近な人間の死に、よろよろと近付く。
彼女のそばには既にエルナがいて、ただ引き剥がされるまでそれを見ることしか出来なかった]
………オットー…傷…見せてみな。
[どれだけ経ったか、それだけ搾り出して、オットーが拒否しなければ彼の傷の処置をしに医務室へと向かっただろう]
― そして深夜 ―
[仲間ではないと切り捨てたが、それでも心配になって呼びかける]
ホイレン…無事かい?
[声は返ってきただろうか。
声が返ってきても、いや帰って来なければ尚更不安を覚えて、思わずオットーの部屋へ向かう]
ホイレン? 何処だい?
[ホイレンの部屋が空だと知れば、変化して匂いを辿り屋敷を駆け抜ける。
誰かに見られるかもしれないという危機より、我が子を探す母の本能が強かった]
ホイレン! ホイレン!?
[辿った場所はカタリナが息絶えた場所。
そこから漂う匂いは……よく知っていて、知りたくなかった者の匂い]
ホイレン!!
[そこにはもう、ただの骸と化したモノがあるだけと…判っていても叫ばずにはいられなかった]
― そして夜中 ―
[息絶えたオットーが横たわる場所に続く扉が静かに開く。
姿を見せたのは白金の毛の狼。
音も無くオットーの傍に駆け寄ると、クンッと鼻先を寄せてオットーを起こそうとする。
温もりも呼吸もないと判れば…。
その体に寄り添い暖めようとする。
そして舌で何度も瞼を、流れこびり付いた血液を舐め取るその姿は、子狼の死を理解出来ない母狼が必死に起こそうとする姿に見えた]
誰が殺ったんだい?
あたし達以外に獣がいるのかい!
[ホイレンの致命傷は獣の傷。だが残る匂いはブルームとは違う別のもの。
子狼を殺された母親の恨みが静かに響くが、今だけは]
ホイレン…起きな……。
ホイレン…オットー?
[優しく優しく声を掛けてその顔を、瞼を、傷を舐めて癒そうとする]
ホイレン……。
オットー…苦しくなかったかい? 痛くなかったかい?
……寂しくは…ないよね…カタリナが傍にいるんだろ?
……ごめんね…あたしが…巻き込んだね……。
[それは呪縛を掛けた母の懺悔か]
…せめて…幸せに…お眠り……。
[人狼としてではなく。母として子への最後の祈り。
どんな形でも…幸せであって欲しいと、そう願いながら、もう一度だけ瞼を舐めた**]
[そしてどれだけ亡骸に寄り添い、温め、顔を舐めていたか。
どれだけ経っても温もりも命も戻らぬ子に漸く母狼は立ち上がる]
……クゥン……。
[唸り声ではなく、悲しげにそう鳴いて、白金の狼は会場から去っていった**]
―ゲルトの寝室・一階―
[ヴァルターと話していると、ヤコブが食べ物の話>>316を切り出した。
半ば逃げる体勢に”ジムゾンさんが酷い様子だから、出て行きたいのかな”と判断して、引き止めない。]
お願いします。書斎に行ってますから。
―書斎・三階―
[ゲルトの筆跡を探していると、ヤコブがフレンチトースト>>323を持ってきてくれた。
ヤコブさんの分は?と言いかけたが、気分が悪いのだろうと強いて薦めない。ヤコブに感謝して、手早く食べる。
捜索の結果、今年書き始めた日記帳(文字通り三日坊主)と人外について書いた書籍を発見。
結果が得られたので、四階バルコニーに移動する。]
― 回想 ―
[その後の食堂にはカタリナとペーターの姉弟も訪れて。
カタリナがいつもと変わらない気丈な優しさを弟に見せていたことにも、ペーターが元気そうだったことにも、ひっそりと心がほっとしていた。
あまりに色々なことが起こりすぎて心が不安定になりがちな少女だけれど――それでもその時は、彼女たちの光景に希望を捨ててはいけないと思ったのだ]
紫水晶はこの前、母様にあげる時に使っちゃったし……他に、お守りになりそうな石ってあったっけ…。
[それを受けて、食事を終えた後に自室に戻り。
手芸道具の入った鞄を机の上に出すと、中身を広げ始めた。
ビーズの入った小箱を順々に確かめて、やっと目当ての物を見つける]
あ、これなら使えるはず。
[手のひらの中にある小さな粒は、ラピスラズリのビーズ。
確かこの石にはよくないものを退ける力が宿っているのだと思い出しながら、他のビーズとも組み合わせて形を作っていく]
狼は銀に弱いって聞いたことがあるけど、銀でできたもの……ううん、ないや。
[そう呟いた時に純銀ではないが見た目で代用になりそうなものを見つけ、それも加えることにした]
[……言うなれば。
自分の持つ太陽のペンダントと対になる、月のペンダントだった。
ここに持ってくる際に
あ…でも、無理にいつも持っててって言うわけじゃないんだよ?
[思い出したようにおずおずと付け加える少女に、従姉はどんな反応を見せただろうか*]
― 回想・了 ―
―回想・食堂の廊下一階―
[出てきたカタリナに話があると西側の中庭に誘う。
ベンチに座るよう勧めて、自分は照れた顔で左手を後ろに回し、立ったまま話をする。]
ゲルトさんの誕生日を祝って気付いた。僕、カタリナさんの誕生日知らない。知り合った時に16歳だったから、3年以上経ったのに。
村に来たのは、良く晴れた5月だった。僕は村の入り口で、カタリナさんに仕立て屋への道を聞いたね。
あのときカタリナさん、何故そこにいたっけ?
[返事があるなら、ごめん忘れてたと頭をかくだろう。
だが重要なミスに気付いてない。
エルナ=ミュラーの誕生日は8月10日。そこから計算すれば、まだ16ではなかった。つい本当の誕生日を元にした年齢を言ってた。
しかしカタリナが自分の誕生日を知ってないとの思い込みから、構わず言葉を続ける。さて実際はどうだろう。]
カタリナって、外国語で”純潔”って意味だよね?
今日は誕生日じゃないけど、今までの分祝いたいからこれあげる。
[微笑んで、色とりどりのコスモスを綺麗なリボンで束ねたものを差し出す。]
花言葉は”乙女の純潔”だから、カタリナさんに合うと思って。
用件はそれだけ。時間くれてありがとう。
[早口で言い、中庭から去りかける。
添えたカードには一言。
”カタリナさん、お誕生日おめでとう。
Eとは、家族から呼ばれていたもの。本名は父親と自分しか知らないから。
家を出てからいくつ名前を変えて、何度逃げただろう。ついに腕の良い仕立て屋の噂を聞き、必死にやってきた。
エルナ=ミュラーと名乗って始まる生活は楽しかった。仕立て屋として生き死ねると信じてた。結社員が会場を占拠するあの瞬間まで。
だが今の気持ちは。]
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