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[フェリクスを見送り、人々の集う方へと足を向ける。
寸胴鍋の傍らに皿を積み上げている男がいる。
オズワルドだ。
積み上げられた皿の量に、僅か、呆れたような視線をやった]
底なしか…… ?
[ぽつりと呟いた声が、届くかなど知らぬ。
幸いにして、カサンドラのケダモノ呼びは聞こえなかった>>1:590
いや。聞こえたとしても、別段反応は見せなかったろう。
言の葉と一時を共に過ごした魔のこどもなら、
やはり嬉々としてケダモノ呼びに加わったことではあろうが]
失礼。ちきんかれーというものは、こちらですか。
[シルキーに聞いた単語を繰り返してみる。
ちきんかれー。と、発音があっているかも知らないが]
……せっかくですからご挨拶をと、思いましてね。
[寸胴鍋の傍らに、女性の姿がある>>1:338
明るい笑顔に笑み返しながら、
生き生きとカレーを振舞う様子を眺めていた。
刻の聖騎士と聞けば、ああ。と、納得の声が落ちる]
あなたが、カサンドラ殿か。
…いえ。先ほど、フリーゲンベルク卿よりお名前を。
[未だ、ヴィクトリアの姿もそこにあろうか?
何やら無残なテーブルの姿が目に入る>>1:701
彼女の仕業とは知らず、初対面の面々へと丁寧な礼を向けた]
ジークムント・フォン・アーヘンバッハ。
白銀の称を得ている者です。どうぞ、よろしく。
[何やら、オズワルドと面識ありげな聖騎士にも名乗りは届いたろうか。顔のみは、泉の画像で知ってはいるが>>114
挨拶が返れば、同じく丁寧な礼を向けたことだろう]
ふむ……。あまり、こうした料理に馴染みがなくてね。
ただ、アレクシス殿が大変勧めて下さったものですから。
[皿に{2}のカレーを貰う>>1:338
興味深げに、皿をしみじみと眺めた。
バーモンドでスパイシーな香りが、鼻腔を擽る]
[カサンドラは、過たずちきんかれーを供してくれた。
皿を受け取って料理を口元へと運ぶ。
かしゃりとも余計な音を立てぬ、優雅なる食事の風景]
……これは、確かに。
[声に賞賛の意を篭めて、カサンドラを見遣った。
アレクシスが戻っていれば、同じく意を伝えたろうが]
[食事をするうちにも、女神候補と聖騎士らの会話は続く。
カサンドラの語る言の葉は聞こえずとも、
彼女自身の言葉は空気を震わせ、耳にも届く>>74
永遠を語るその言葉に、僅かに若草の瞳の色が深くなった]
幸福、か……。
[ぽつ。と、考え込むように呟く。
ちきんかれーを平らげて、スプーンを傍らに置いた]
ごちそうさま。美味しかったですよ。
このような料理を皆で頂くのも良いものですね。
……いや。だからこそ、より美味しいのかな。
[これもまた、ひとつの幸福の形だろうか。
一瞬胸中を過ぎった思いは、胸の裡に今は留める]
[耳元をさわさわと揺らす糸>>*1をひょいと摘まんで、語りかける]
元の世界で幸せだったか、ですか?
ええ。もちろん。
勝ちとってきたものではありませんけれど。
色々な幸運が重なったこともあって、わたくしは幸福ですわ。
生い立ちが異なると、何を幸福と思うかも異なってくると思いますの。
美しい死こそが幸福である場所も、あるでしょうし。
常識が違えば、幸せも違ってくる……。難しいですわね。
[口元を拭い、水を求める。
気がつけば、食器は見えざる手にさげられていた。
酷く都合の良い世界だ。
少しの後に、霞草の声が脳裏へと響いて渡る>>105]
────…
[笑顔。そう語る娘の声に、暫くの間目を伏せる。
その時ばかりは、辺りの喧騒は遠くなっていた]
[霞草の語る、暖かな風景>>106
それらを思い描き、物思いにふける。
笑顔。それもひとつの、幸福の形だと思った。
その先の思いは未だ明確な形を成さぬ故に、未だ語らず]
……必ずや、後ほどお答えしましょう。ジル。
[会えれば直接話してみたいものだと思う。
けれど今、その望みを口にすることもなく、
ただ、柔らかな囁きを風へと乗せた]
── イシュタル号 サロン ──
[事態が動き出すまでの間に、サロンに設置してあるピアノを弾くことにする。
まだフットペダルに足の届かない幼年の頃から、専任教師がついてレッスンをしてきた。
軍務の合間にもピアノに触れる時間を作るフェリクスの腕前は趣味の域を超えている。
奏でる曲は──《蒼穹》
空の高みへと駆け上がるような旋律が指先から生み出された。]
[限られた音で作り出す有限の世界、それでいて無限の感性を内包するピアノは、フェリクスにとって、ひとつの「理想郷」である。
美と規律と共振。
今、女神候補生たちのために、ピアノを弾く。]
― 聖なる泉 ―
[フィオンの労いの想い>>110が耳に届けば
くすぐったそうにはにかんだ。
だが続く回答、そして不安に揺らぐ声の色が、
水面にぽん、と絵の具を落としたかのようにじわりと滲んで]
…、――フィオン、
[思わずそちらを振り返って、駆け寄った]
[自分よりも頭半分程長身の男性が、だが今はとても弱々しく見える。
蒼の双眸でそっと見上げて]
大丈夫だよ、フィオン…
[優しくやさしく微笑んだ。
それから少しだけ考え込む様に目を伏せた後、再び面を上げる]
私は、ね。
昨日貴方から「あらゆるものには限界が存在する>>1:211」という意見を聞いて、
実は、ちょっと悩んだんだ。
何故ならあの時ぼんやり思い描いていた私の課題回答は、限界のないものだったから。
[さっきの私のを聞いていれば、分かるだろ?と続ける]
― 聖なる泉 ―
んー、幸福、幸福…
[のんびりとカレーを食べながら考える。
どこかからか底なし、だなんて声が聞こえてきたけど、
全く気にも留めなかった。
いや、むしろそうなのかも?とか思う。
なにしろ、食べても食べてもまだ食べられる。
よく分らないが、そういう世界なのだろう。]
うまいものを食べたいだけ食べられるとか、
幸せだよなぁ…。
[しみじみ、噛み締める。]
そうだなぁ。
幸福とか、不幸とかいうなら……
[声は、念は、強く、女神候補たちに向けて。]
うまいもんが食べられて、
喧嘩出来る相手がいて、
帰るところがあって、
大事な奴と一緒にいられれば、
それで幸せなんじゃね?
[声が、次第に重みを増す。強さを増す。]
―――なきゃいいことってなら、
[遅れて届いたアイリの声>>50に、
何かを押し込めた声を返す。]
大事な物をくだらねぇ奴らに奪われないこと。
家も、人も、生活も、なにもかも。
[無意識に胸の上を指先が辿る。
また、じぃんと手首の鎖が赤く痛んだ。]
奪われない世界が欲しくて殺すなんざ、
新しい世界ですることじゃねぇよ。
[ぼそりと呟いた言葉は、
誰かに届く前に消えてしまいそうだった。]
[ふ、と息を吐いたところへ、
ジルの声が聞こえる。>>105]
笑顔、か。そうだな。
[個人的なお願い>>105に、首を傾げ、]
―――その、最後の笑顔に辿り着く前に、
死ぬ奴は、どうするんだ?
[重い気分のままに問いを発して、
すぐに、はっとした顔になる。]
や、すまん。否定する気はねぇよ。
そりゃ、笑ってる奴をみれば、幸せな気になるし、
大事な奴には、笑っていて欲しい。
……たまには、ぶっ飛ばしたくなる、やな笑顔もあるけどな。
[付け加えたひと言は余計だとばかりに、
手首の上で、鎖がきしと鳴る。
猛獣につけた鎖かよ、とか頭に浮かんできて、
自分の考えに、盛大にしかめっ面になった。]
ま、他の奴らからも良い考えが出てくるだろ。
応援してるから、がんばれよ。
[暢気に女神候補生へ声援を送り、
改めてカレーの続き、と思ったところで、
ふと、先程声を掛けられたことを思い出した。>>114]
―――なんであいつ、おれの名前知ってるんだ?
[あの時はカレーに夢中で、思わず聞き流していたのだが、
思い返せば、首がこてりと傾く。]
そういや、なんか、前にも誰かに名前呼ばれたような?
……おれって、意外と有名人?
[改めてきょろりと周囲を見回し、
目的の人物へ、おぉいと手を振った。]
おう、さっきは悪ぃ。
ウォレン・オズワルドだ……けど、
どっかで会ったっけ?
[じぃっと眺めつつ、聞いてみた**]
成長を続ける世界は、ある種…果てのない世界で、
それは魅力的と同時に、残酷だ。
[自らを鋭利な刃物で切りつける様に、自ら言い放った答えの負の面を綴る。
顔に苦笑を滲ませて、蒼に自虐を灯らせて]
許される限度を持たないがゆえに、飽くなき膨張を続けて。
いつか自らを支えきれずに…壊れてしまうかもしれない。
いつまでも成長しろというのは、満足するなという意味にも通じる。
渇いて向上を忘れるなというのは、捉えようによっては…酷い言い分、だろう?
[唇が、眼差しが、歪む。
だから大きくかぶりを振った。払い落とせればいいとでも言うかの様に]
本当は何が正しいのか…
私だって、不安なんだ。
[ぽつりと、視線と呟きを足元に、落とす]
[息を吸って、きゅっ、と唇を引き結んで。
再度、蒼の眼差しをひたと相手に据えた]
だから貴方の様に、立ち止まった意見をくれる人も大事に思う。
羽ばたきすぎて元いる大地を見失わぬ様、声を掛けてくれる聖騎士が。
――争いは、うん、そうだね。
貴方のいうような状況は私も嫌だ。
でも、必要悪なのかは… 悩んでる。ずっと。
嗚呼、ほら。 泣かないで…
[無意識のまま指先が伸びていた。
叶うならば、フィオンの目尻に残った涙の残滓を、
人差し指でそっと拭ったことだろう]
[拭ったか、それとも手を伸ばしただけだったか。
ともあれ、その後はたと我に返り]
あ、あ、わ、、御免…!
何やってんだ私っ。
[赤面して慌てて謝った]
んー。
[幸福について色々考えていたが、結論は生まれず。
ぺったりと円卓にあごをつけ、寝そべるようにして天球を眺めている]
………腹減った。
[ぐう。と、時が止まっている筈のこの場所で、空腹のベルが鳴る]
そういえばカレー美味そうだったっけ。
カレーカレー…
念じれば出てきたりすんのかも。
>>1:+338
カレーよ来いっ!
{5}
………なんか、
激甘い…
つーか激甘カレー出過ぎじゃね…?
[涙目になりながら51倍甘いカレーを食している]
ごちそうさま、と。
[それでももりもり完食し、手を合わせる]
ま、甘いカレー食えば甘い歌も歌える気がするしね。ありがたくいただきました。
[ピアノ演奏の余韻に心身を預けながらフェリクスは、幸福の定義を探るのに、逆説的に「ない方が幸せになれるもの」を問うた >>50 アイリの声を反芻する。]
我々の知る「不幸」をすべて排除したら、「幸福」とイコールで結ばれるかというと、そうは思わないものの──思索を深めるには、興味深い問いだ。
/*
あ、オズが意見くれてるー。有難うありがとう。
そういう穴が聞きたいのでした。
実際は、万人が満足する幸せってあるのだろうか、とは思うけど。
浪漫回答を求めて2日間考え抜くのです(拳ぐ)
例えば、我々の世界では滑空機乗りの職業病として知られる冷肺症は、空を飛ぶ技術をもたない他の世界では発現していないと考えられる。
故に、いかなる不幸の原因にもなっていないだろう。
それを知る者もいなければ、困る者もいない。
まだそこに至っていないから発現していないだけなのではなく、
もし、すべての病が初めからその世界に存在しないならば、病に由来する「不幸」もまた、ない。
かつてあったものが隠され、奪われたという認識も知識もなく、
そんなものは存在しないと「定めれば」
我々が、ふたつめの太陽がないことで生きづらくなったりはしないように、
人は、その世界の「事実」の中で生きてゆける。
アイリ、
あなたはどこまで踏み込むつもりでいるのかな。
内から決めてゆく世界であっても、
一度、概念として存在してしまったものを取り除くことは不可能に近い。
既成概念を捨て去って、己の「理想」を具現化するのなら
半端な取捨選択では終わらないだろう。
挑みがいのある挑戦だな。
―飛行船のどこか―
[ぼんやりと目を見開いて。横たわったまま、右手をゆっくりと上にあげる。
無意識に、手のひらの大きさで天井の高さを測ろうとしながら、口を開く]
――幸福の、定義。
具合が悪いのは、幸せとは言えませんわね……。
[溜息をひとつついて。思考を巡らせる]
わたしは。
わたし以外の誰かに、わたしの幸福はこれだと定義されるなんて、まっぴらだわ。
[不遜な言葉を唇に乗せて。延ばした手の先をぼんやりと見つめる]
……でも、そう思えることが、幸福なのかしら。
それぞれが、それぞれの幸福を、自分で決められること。
そのためには、何が必要なのかしら。
皆さんのお話を、伺ってみたい……。
[くしゅん、とくしゃみをひとつして、うー、と目を閉じる。
身体はまだ重かったが、視界はきれいに開けていた。
もうひと眠りしたら、きっと元気になるだろうと思った]
[ジルの心にある「回答 >>105」が届けば、軽く曲げた指先を唇に当てた。]
これは──わたしの方が祝福を請いにゆくべきだな。
あなたは、渇きを肯定して、なおかつ笑みを至上のものとする。
やはり、精神的な「強さ」を求める世界だと感じられるのだが、
素直な心の動きに和まされることは一服の清涼剤のようだ。>>106
あなたが、あなたの作る世界で微笑み続けられればいい。
>>117
ノンノン チキンカレー
こう、根性なしを上から目線でねっとり見つめてやるような気持ちで
チ・キ・ン おうけぃ?
うん?フリーゲンベルク? ああ、色男の艦長さんだね。
そうそう、カサンドラ。えっと…ジークムント・フォン・アーヘンバッハ君?
白銀かなるほどなるほど、奇麗な銀の鬣に良く似合う銘だね。
アタイのは刻だ。
そして…
刻は待ってはくれないよ。暖かいご飯も冷めちまう。
まずは、ご賞味下さいってことさ。
[几帳面に挨拶をしてくれるジークムントに屈託の無い笑みを送ると、彼にカレーを振る舞った]
うん? 君の世界では馴染みのない料理だったかな?
アタイの所ではティータイムのアップルパイくらいスタンダードなものなんだけどね。
好きな奴は三食おやつまでカレーでまかなう子もいるくらいさ。
ああ、でもお偉いさんには逆に馴染みが薄いかもね。大衆食だからね。
けど、こういうのもいいもんだろ?
はい。お粗末様でした。
[育ちのよさを伺わせるお上品な食べ方に、目を細めながら、水も差し出したかな?
賛辞を頂けば、在りし日を思い返すように、茶目っ気まじりにお上品なお辞儀でも返しただろう]
でしょ、真心込めて作った料理を、皆で平らげる。
食事の最高のスパイスは “空腹”と“団欒”だよ。ジーくん。
[ジークムントと呼ぶのがおっくうになったか、ひどいはしょり方をしながら、くすくす笑う]
アタイは孤独が好きじゃないからね。
そりゃ、嫌いな奴と食べるってなら、
一人で食べたいけれど、
そうじゃなかったら誰かと食べたいさ。
満たされれば、いい顔になる。
泣いていた子どもでも、美味しいもの食べたら笑顔になるしね。
不機嫌なやつだって、こっそり綻んでくる。
そいつを肴にアタイもご飯がすすむってもんさ。
満ちれば、笑顔
笑顔を見て嫌になるやつなんていない。
最後に笑って終わったら、それはきっと幸せ。
そうだね霞草の…
[霞草の彩り>>104へのこれはひとつの返答]
ありがと、カサンドラ。
ゆっくり考えてみる。
……ね、それとは別に、今度一緒に歌おう、そうしよう。
あの子……って言ったよね、さっき。別の子がいるなら、その子のことも紹介してね。
[カレーと言われると目を輝かせ、馬から滑り降りた]
あたしまだ、ここ来てから何も食べてないの。
行く行く!
だけどさ、人はいいさ。
笑えるもの。悲しめるもの。
叫べるもの。そしてそれがわかるもの。
世界は…人だけのものではないからね。
魚は笑えるかな? 野うさぎは泣けるかな?
草木の笑顔は誰が紡ぐ?
満ちた想いが笑顔を作る
笑顔が生まれれば、それは世界を彩るだろう。
それはとても素敵なこと。
けれど、笑顔を知らぬモノたちの
世界とともに歩む名もなきモノたちの想いも
紡いであげてね。
[そして…これもひとつの返答]**
[料理がよそわれる間、ぽつりぽつりと届く、騎士たちの声に耳を澄ませ、味わう。
その場に誰がいるかも、あまり確認しないままに]
……幸福の定義ってことで、あたしが気になってるのは。
「それを幸福だ」って決めた瞬間、「それを不幸だ」って言う権利を、奪うことになるんだよね。
例えば、「幸福を追究する権利が、誰にでもあるという幸福」なんてのを定義としたら、幸福を選ぶ自由を侵害することはない。
……でも、それじゃ、今あるこの世界と同じじゃないかな? わざわざ新しい世界を造る必要があるのかな?
……誰もが基準となる、共通の幸福を持つ世界。そういうのがあれば、世界の在り方や人々の付き合い方は変わるのかな?
騎士の幾人かが言うような、争いのない世界が実現するかな?
>>151
君の音色で謳えるのならとても嬉しいよ。
是非共に…
挨拶の時に言ったかな?
君はとても懐かしい薫りがする。
アタイの故郷に音色に良く似た音
薫り…温もりがあるのさ
ん…あの子は、君なら逢えるかもね。
きっと喜ぶよ。
[女神の候補生なら、見えたかもしれない。アタイが揺らぐ様。
その体が時折やけに希薄な様を…
そして見つけたかもしれない。
アタイが捨てた…いやアタイが捨てられた方か?
時の風に揺れた鴇色の髪。小さな小さな少女の姿を]
─ 聖なる泉のカレー会場 ─
……は?根性ナシを上から目線で……
ち・き・ん?
[何故か発音練習から入った>>147
思わず目を白黒させて、つい復唱している。
すっかりペースに巻き込まれている。
ちきん。と数度繰り返したところで、ハッとなった]
あー、……コホン。ええ、カサンドラ殿。
刻とはまた、不思議な称号だ。
ですが、きっとそれも貴方の本質を表すものなのでしょうね。
[温かいカレーを受け取りながら、明るい表情に視線を置く]
アップルパイは頂きますが、これは…
[ち・き・んカレーを頂きながら、考える。
思えば街中にはあるのかも知れぬ。
今度出かけてみようと、心に誓った。
───後にお忍び大好きになるのは、ここからだったか]
いえ。我が国ではこのスパイスが珍しいかも知れません。
海を渡ってきているのかな、これは。
交易品としても優秀……おっと。
[つい、考えが逸れた。
詫びるように頭を下げて、水を受け取る>>148]
ジーくん……ジークと呼び捨てで構いません。
構いませんから、どうぞお気遣いなく。
[妙な呼び名にまた目をぱちくりさせて、訂正を試みる。
ジーくんなどという呼び名を、避けることが出来たかどうか]
そうですね。
こうして共に食し、笑顔となれば幸せにもなる。
小さな幸せですが、それこそが大切なものかも知れない。
小さな日常を過ごし、生きてゆくのですから。
[言いながらも、続くカサンドラの言葉に目を伏せる。
僅かな間、沈黙が落ちた>>152]
……笑顔の象徴するもの。
その満ち足りたもの。そこに鍵があるのやも知れません。
[独り言のように呟き、視線をふと巡らせる。
その中に葛花の乙女の姿を認めて、歩み寄った]
───アイリ、少し宜しいですか?
[考え込む風情の乙女に声をかけ、驚かさぬよう傍に立つ。
許されれば、そのまま近くに腰掛けた。
少しの間、周囲の緑にその視線を置く]
……アイリ。
幸福の定義とは難しいものです。
貴女が心配をしているように、これと決めてしまうのは、
或いは、酷く窮屈なものとなるように思われます。
せっかく貴女が、広がる世界を望んだというのに、ね。
[それは矛盾だろうと、考える。
幸福の定義もまた、世界の広さに関わろう]
私も未だ、考えの途中ゆえ大したことは言えません。
そも未熟なる身に、完全なる答えを導けようとも思いません。
けれど、悩む貴女の助けにはなりたいと……願う。
[ですから。と、一度躊躇うように口を噤んだ。
言葉を捜すような間の後に、ほんの僅か。力を篭める。
女神候補へ”声”を届けるように]
……私は、幸福とは、「可能性」かも知れぬと思うのです。
未来を信じる可能性、或いは未来を紡ぐ可能性。
原初の幸せとは、どこにあると思われますか?
私は生そのものにあるのではないかと思う。
花は実をつけ、種子を成す。
人の幸せも、人ならざるものらの幸せも───
[森羅万象。世界の幸福とは、いずこにあろうか?
原初の幸福とは即ち、生の喜びではあるまいか。
緑の葉を陽光に煌かせる木々を見上げて、思う]
そんな、未来へ芽吹く可能性。幸福の種子。
傍目に不幸と見えようとも、心が可能性を抱くなら、
それは当人にとっての幸福となることもあるでしょう。
世界は、そうした可能性を擁するものであれば良い。
幸福の種子を抱ける世界であれば良い……
……人によっては”夢”だとか、
そんな言葉になるのかも知れません。
けれど、そうした「未来への可能性」を夢見ること。
それが幸せ…というものの、ひとつの答えにならないかと思うのです。
[甘いでしょうか。と、最後に少しだけ照れくさそうに小さく笑った]
― 丘の上 ―
[森の中を歩いていた足は、
いつの間にか、小高い丘の上にあった。
手頃な形の岩を見つけ、寄りかかるように座る。]
幸福の定義、か。
悩ましい、が。
[仰向けに背を伸ばし、
ぷかぷか浮かぶひつじ雲を見上げる。
思考は空へ。
女神候補生たちへとはっきりと向けることはせず、
ただ、届くなら届けばいいと。]
/*
何かそろそろ、ギィの顔見るだけで噴く。
あれっ、これって村のときと同じじゃn
wwwwwwwwどんだけだwwww
無から世界をひとつ創造するのならば、
人とは違う思考をする生き物を、
新たな世界に置くこともできるだろうに。
[空に伸ばした指が、空想の生き物を描く。]
二足歩行で歩き、話す、御伽話の動物たち。
世界を埋め尽くし、思考で繋がりあう花々。
光で会話し、音で仲間を見分ける実体無き生命。
世界そのものが、ひとつの生き物であってもいい。
それらの幸福は、人とはまるで違うだろうな。
―――人などいなくてもよい。
いや。人間と違う形をした"人"がいてもよい、か。
それでも、なおも定義するならば。
[空に落書きしていた手を止め、上体を起こす。
片足は投げ出したまま、もう一つの膝を立て、
そこに両手と顎を載せる。]
私が思うに、幸福とは、人の心のありようを差す言葉だ。
他の人間から見て、どれだけ不幸であっても、
本人が幸福だと思っていれば、
彼は確かに幸福なのだ。
ゆえに、
ひとつひとつの事象を論じる必要は無い、
と、私は思う。
―――…そう。
知っているか、ジーク。
他者の支配に甘んじている連中は、
解放されることを不幸だと認識するのだぞ?
対等な立場になど立ちたくない、と。
[密やかな声は、ただ1人に向けられる。
届くかどうかなど知らぬ。
ただ、1人語りに語るのみ。]
我らに出来ることは、
せいぜい、奴らのスープに
肉をひとかけら多く入れてやることくらいなのだよ。
[暫し、そのままの姿勢で物思いに耽っていたが、
立ち上がると、急がぬ足取りで歩き始める。]
思えば、霞草の花とは、
まだ深い言葉は交わしていないな。
ああ、そういえば芙蓉の花にお借りしたものも
そろそろお返ししたい。
[思念が向いた瞬間、
洗われ、ふかふかに乾いた布が、腕に収まる。
次の瞬間には、足は丘の上を離れて、
銀色に輝く飛行船の下にあった。]
―――全く、便利なものだ。
芙蓉の姫は、この中か。
[目の前に降りてきた昇降台に足を載せ、
離れていく地上を眼下に眺める。]
なるほど。
これは…おもしろいな。
[初めての視界を堪能しながら、
紅玉は、銀の中へと入っていった。]
― → 飛行船 ―
/*
wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwww
このやろう。このやろう!!!!ww
/*
そういえば、最近全然、灰に埋めていないな、
ということを、不意に思い出した。
なんだかんだ言って、全部表に出してるからなぁ。
/*
メモに声出してわろたwwwwww
wwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
んじゃ、出るかwwwwwww
/*
昨日の、ゲルトとの話し合いは楽しかった。
ものすごく楽しかった。
緊迫感のある、ああいう会話はいいな。
ありがとう。
んで、なんか判ったような顔しやがって。
ちくそう、未来人めwww
── イシュタル号 ──
[飛行船に搭乗してきたのは、予想していた白銀の青年ではなく、赤と黒の方だった。
最初に会ったとき、軍式の礼をした青年。
とはいえ、その態度からも、一介の兵と思ってはいない。
来意を聞けば、サロンへと誘う。]
シルキー嬢は身支度中だ。
女性が装いを整えるのにどれほどかかるか、紳士が知りたがるのはよくないことになっている。
[悪意のない苦笑とともに肩をすくめてみせる。]
よろしければ、サロンでお待ちいただくのはどうだろう。
貴官と話してみたいこともある。
― イシュタル号 ―
[銀色の船体に足を踏み入れ、
内部の華麗さに、目を瞠る。]
これはまるで、邸宅が浮いているようなものだな。
[船という単語で予想された内部とは、
全くかけ離れた内装を眺めていると、
話しかけてくる男がいた。]
これは、失礼。
芙蓉の姫は―――そうか。
さすがに、今、お訪ねするわけにもいかないな。
ならば、そうさせてもらおう。
[サロンへと誘う言葉に従って、歩き始める。]
/*
そうそう。
最近、「― 場所 ―」ボタンのすばらしさに気が付いた。
これいいな。すごくいいな。
今まで全部手打ち+太字ボタンだった苦労は、
全くの無駄であった。www
快諾に感謝しよう。
[サロンへと案内すれば、壁に造りつけのキャビネットから琥珀色をたたえた酒瓶を取り出す。]
貴君とは、グラスを傾けながらの方が話しやすそうだ。
どうかな?
世界を旅して回っていた老技師のお勧めのコニャックだ。
― 聖なる泉 ―
[アイリはどのような反応を示しただろう。
目があえば、少し照れたような表情を隠すように微笑んだ]
先の貴女の問いへの答えにも、少しはなると良いですが。
不幸は即ち未来への信をなくすこと。
先に進めぬ生は死、幸福もそこで終わるのでしょう。
[告げて、静かに席を立つ。
飛行船へと向かいかけ、カサンドラを誘うか迷って置いておく。
彼女自身、来たいとなれば来るのだろう。
カレーに群がる人々を尻目に、青年はその場から踵を返した]
─→草原─
>世界を旅して回っていた老技師
もちろん、君のキャラ・クレメンス技師だ。
この時点(フェリクス時間)では、もうクレメンスは墓落ちしているので追悼ロールでもある。(え
[オズワルドの不幸の定義>>130の鋭利な響きに、小さく息を飲んだ。
続く言葉>>131には、ぎゅっと、自然と拳に力が籠もる]
……、死……
[そうだ、失念していたと、愚かな自分をこの拳で痛打したくなった。
代わりにきつく唇を噛む]
視野が狭いな、私は…
いや、いいんだ。
私の短慮を張り倒す、そういう意見を望んでいたんだ。
[オズワルドへ、そう心の声を返し]
……うん、…有難う。
[それからしばらく躊躇ってから]
貴方にはもう一つ聞きたいことがあったから、
…食事の後にでも、また。
[それは昼寝の相手に掛け損ねた*問い*]
― 川 ―
……幸福、なあ。
ガキの頃は、ある意味わかりやすかったよなぁ。
[風の感触を楽しみつつ、小さく呟く]
護りたいモンと、越えたいモンがあって。
……ないモンもあったけど、大事なモンは確かにあって。
それで充分だと思ってた。
[けれどそれらは全て失われて]
全部なくして、なんでもやって。
『災いの風』呼ばれながら、それでも生きて。
……んでも、あの頃はあの頃で……充実しとった。
[幸福とは、お世辞にも言い難かったが]
これは良い船だな。
フェリクス・ヴェンダーヴァルト・フォン・フリーゲンベルク殿、あなたの船とお聞きしたが、
あなたが居た世界では、このようなものがいくつも?
[サロンへと向かう道すがら、
さらりとフルネームを口にして、問いを投げる。]
このようなものが私の世界にあったら、
いろいろな事柄が覆るだろうな。
[感想を述べつつ、サロンへと到着する。
そこもまた、瀟洒な設えで整えられていた。
翼のが取り出した瓶に、笑みを浮かべてみせる。]
ああ、いただこう。
それもまた、見たことのない酒だな。
ここでは、なにもかもが珍しい。
それから……がっこの前でおばちゃんに拾ってもろて。
……ガキどもの面倒見て、あいつに面倒見られて。
[あいつ、と紡ぐ瞬間、薄紅の十字架が熱を帯びたような気がして。
眉を寄せて、そこに手を触れた]
あの頃はへーわっちゃへーわで。
ある意味、幸福だった、けど。
……オレは、それを続ける道を捨てて、あの場所を。
御大将の許で太刀を取る道を選んだ。
[思考整理のための、過去の振り返り。
御大将、と呟く時は、やっぱりちょっとだけ、ちょっとだけ微妙な響きがあったかも]
ん……大事なもの、大事思えるもんが近くにあるのは、確かに幸福だけど。
……オレにとっては、ちょお、違うんよな。
[なら、自分にとってのそれは何か。
吹き荒れる暴風たる者の幸いとは――]
あー……『らしさ』か、ねぇ。
自分らしく、思うままに。
必ずそう動けるとは限らんけど。
自分らしさを見失わん事……自分としてあれる事。
それが、オレなりの幸福……か、ね。
/*
なんか、フェリクスとは会ったんだっけ?
とか、船のこと聞いたっけ?
とか調べてたら遅くなった。
しかし、フルネーム長いよ、おまえ。
そこから考えれば、『不幸』も自ずと見える……か、ねぇ?
[小さく小さく、呟く。
思考整理は、もう少し続きそうな気配だった。**]
………、
[さく。と踏みしめる足の下。
緑の波が、風に従って揺れている。
見上げる頭上には、銀に輝く飛行船。
蒼穹にゆるりと、白い羊雲と並んで浮かんでいる]
あそこから、乗れば良いのかな。
それにしても……どうやって浮いているのだろう……
[音もなく揺れるブランコ。一度は乗るを躊躇った、それ。
酷く不思議なものだと、改めて思う。
あれで空を巡るのは、楽しそうだ。
知らぬ土地へと自由に旅をするは、どれほど楽しいことだろう。
空想にはどこか、心が躍る。あたかも長年の夢を見るように。
しみじみと飛行船を眺めやり、足を一歩踏み出した。
───── その時 ]
イシュタル号が褒められることは、わたしにとって喜びだ。
これは「暁の女神」──世の魁となる船。
わたしの世界にも、これほど優美な飛行船は他にないけれど、いずれ、普遍となるだろう。
それがわたしの願いでもある。
[ギィの問いかけに、わずかに高揚した態で応えながら、先を歩む。]
いろいろなことが覆る──か。
歴史には、時として、そういう定めをもったものが存在する。
トロルが作れた以上、人も作れるのではないか。
(ハンドレッドは信念で作らない)
で、父と兄を製造。
実物同然なのか、イメージに近いものなのかは不明。
実はイシュタル号も作って見たいけど
原理を理解できていないので作れない、とか。
フェリクスがこっち着たらコピーせがんでみようかなw
― イシュタル号 ―
世に曙をもたらす船か。
私も、ぜひそうなりたいものだ。
[テーブルに置かれるグラスに目をやり、
その曲線の美しさと硝子の薄さに目を細める。
乾杯の文言は、との問いに、唇の端を上げた。]
― 聖なる泉 ―
[声が、届いた。>>180
唇を噛み締めるような声。
自分を厳しく律する声。
なんか師匠みたいだな。と思い、
や、師匠は自分には甘甘か、だなんて
勝手なことを思い浮かべる。]
おまえ、真面目だよな。
[心からの感心を声にも念にも出して届け、
誘いには、きょとりと目を瞬いた。]
おれに聞きたいこと?
ああ。構わねぇぜ。
呼ぶでも来るでも、良いようにしてくれ。
メシはすぐに片をつける。
[スプーンをかたりと置いて、きりりと答える。
まあ、いいかげんにカレーも食べ飽きたしね。]
― 草原 ―
[あの日、理想を語り合った友がいた。
身分の差なく開かれた世界を望もうと、語り合った友がいた。
現実世界に理想を顕せると、あの時二人とも信じていた。
まだ見ぬ未来の話。
───そして過ぎ去りし過去の思い出]
美しき世界…
我々はその創世の場面に立ち会えるのかな。
[琥珀を口に含み、鼻梁へと抜ける焦げたオークの香りを味わう。
グラスをゆっくりと手の中で回しながら、ギィに語りかけた。]
貴官も女神候補生たちの答えと依頼を聞いただろう。
女神候補生たちへの評価は定まったか?
[泉のほとりで交わされた会話 >>0:235 を踏まえて投げてみる。]
どうすれば聖騎士として、女神候補生らを支えられるのか、わたしの方ではまだ試行錯誤しているよ。
もっと、彼女たちの来歴を知った方がいいのかもしれないな。
[語られる、密やかなる声>>171
一瞬、何かの聞き間違いかとすら思う。
見渡しても、そこに人影などはないものを]
なに、を ……
[一度、首を振った。違う。
違う。と、もうひとつ首を振る。指先が冷たくなる。
やがて、青年の蒼褪めた唇から、平坦な声が零れ落ちた]
───…違う。詭弁だ…、ギィ。
彼らが望まぬのは、その先の未来を知らないからだろう?
その先の未来を、為政者が示せぬ……いや。示さぬからだ。
そうして、人が人を支配する形を作ってきた。
だから、私は──…
………私たちは。
[とん。と、その場に膝をつく。酷い気分だ。
そのまま、飛行船のブランコには向かわずに蹲った]
(───── 違う)
[何が。何かが。
歪んだパズルピースの欠片が、脳裏をぐるりと巡っている。
吐き気を堪えるようにして、青年は暫し独りで*蹲る*]
立ち会えればよい、と思っている。
どのような世界であれ、
かの花らが創る世界は、美しかろう。
[グラスを口元に寄せ、香りを嗅ぐ。
強い酒だ、と目を細める。]
それぞれに美しき花、良き花だな。
芙蓉は華麗端正にして芯強く、
葛花は奔放ながら深慮。
霞草とは、未だ語り合う機会には恵まれていないが、
問いへの答えを聞くに、歪み無く前を向く、
前を見続けようとする意思を感じた。
[口に含んだ酒精が、喉を灼く感触を楽しみ、
手の熱により濃くなる香りに、口元を綻ばせる。]
主と仰げるかは、別の話だが、
守護し導くことに、なんら不満は感じないな。
―――そうか。
我々は、かの花らのことをまだ知らぬ、か。
花々から見ても、それは同じことかもしれぬが。
[来歴、という言葉には、そんな風に頷いた。]
―泉 少し前―
[>>1:704 ディークの率直な言葉に、くすりと微笑んで]
わたくしはわりと、すべて手の中でどうにかしたいと思うタイプなんですのよ。
でも、ディークさんがあんまり楽しそうだったんですもの。果てのない広がり、というものは、確かに心躍るものがありますわね。
ふふ。貴方のシンプルなお答えで、肩の力が抜けた気がいたしましたのよ。
ありがとうございます。
……大きくなったり小さくなったり、というのは。思考錯誤という意味なのですけれど。
いつのまにか小さくされていたらどうしよう、との不安は、争いを招きそうなので。
小さくすることは、できるだけしないでおこうかなと思っています。落ち着きませんものね?
[言いながら、ふと。これは何かに似ていると思った。
――いつでもお前の土地を取り上げることができるのだ、というありふれた言葉。
嫌な言葉だ。どこでいくつ聞いたのだったろう。それはこの身の一片を確かに作っている。
それができるのだ。できるのだから、……できるだけ、そこから遠ざかりたい。目をそむけずに。
力をもつことの意味を、忘れないようにしよう。
そう思いながら。
おっとりと微笑んで、静かに目を伏せた]
―泉 少し前―
[>>1:705 柔らかい声が降って来て、それがじわりと広がってゆく。乾いた地に注ぐ慈愛の雨のようだった]
フィオン様、ですわね。生命の聖騎士様。
だからこんなにも声が暖かいのかしら……。
お言葉、ありがとうございます。わたくしはご挨拶も満足にできておりませんのに。
後ほど必ず、お目にかかりにまいりますわ。
――フィオン様は、世界は広すぎても狭すぎてもいけないと。そう仰っておられました。
過不足なく、ちょうどよい大きさというのが、どういったものか。
新世界に住まう人々と共に少しずつ悩み、わたくしの足らない所を教えていただきながら、考えていきたいと思います。
生きた世界とずっと向かい合っていきたいと思うのですわ。
生命を司る聖騎士様。今後ともお力をお貸しくださいませね。
[心をこめて、声を届ける。……空から大地に降り注ぐ恵みへ、感謝を告げるように]
―泉 少し前―
[>>1:699 ダーフィトの言葉に、ゆっくりと顔をあげて。彼の顔を見た]
おもろい、ですか?
……だとよいのですけれど。
[独特の言い回しに、くすりと笑みがこぼれ。張っていた糸がするりと緩んでゆく]
あんまり迷いすぎて、世界がシチューみたいにごとごとになってしまわないように、気をつけますわ。
変化も過ぎれば、淀んでしまいそうですもの。
貴方みたいな自由な風が、自在に吹き抜けてゆけるように。沢山悩みますわね。
ありがとうございました、ダーフィト様。
[何か飲んで一息、というねぎらいの言葉に。嬉しそうに頷いたが]
……ぜひ、頂きたいのですけれど、見ての通り、ひどい格好のままなんですの。
着替えてきてから、お茶をご一緒にいただけたらうれしいです。
ああ、
意見を求めるといっても、我らがどんな基準や経験に基づいてそう判断しているのか知らなければ、かえって迷わせてしまうものか。
「聖なる泉」は、どこまで我々の過去を明かすのだろうな?
[首を傾げてみせるも、女神候補生たちを評するギィの言葉は率直なものと感じていたから、その評価を下すことのできる、この男の感性も歪みがないのだと思っている。]
来歴といえば、わたしも知りたい。
貴官の振る舞いは人を動かすのに慣れたもの。
また、老獪なところも感じられる──
ああ、これは皮肉ではなく、賞賛としてとってほしい。
貴官は元の世界では、国政に参与しているのだと予測しているが、そうであれば聞いてみたいことがある。
[為政者でなければ諜報担当だろうと考えていたが、そちらの推測は口に出さずにおいた。]
わたしも元の世界では、国政を担う者であり、国民の「幸福」を護るべき立場にあった。
公人としてのわたしの言動は、自国民の「幸福」を保証するためにあったと言ってもいい。
為政者から見た「国民の幸福」──貴官なら、どう定義する?
先に、わたしの見解を述べさせてもらうならば、
わたしは、為政者が確立に努めるべき国民の「幸福」とは、「生活をおびやかされない状態」だと考えている。
仮に、わたしが新しい世界の守護を命じられたら、わたしは、その意味での「幸福」を維持することを己の義務としただろう。
空軍司令として、元の世界でそうしていたように。
[司令官就任の宣誓とともに授けられる印章指輪は、こちらの世界に来ても形を変えてフェリクスの身体に刻印されている。]
人の来歴を、経験を全て伝えようとすれば、
一晩で全て語り尽くせるようなものではなかろうな。
聖なる泉が、どこまでを映すかは知らぬが―――
[泉に関しては、あまり気にしていないという風で、
緩やかに首を横に振る。
自分に対する評価を聞けば、目を細めた。]
これは、過分な評価をいただいたものだ。
私などまだ若輩の身。
国政とも言えぬ辺境に関わるのみ。
[今はまだ。
野心は、そっと心の箱に秘めておく。]
為政者からみた国民の幸福、か。
[提示された問いは、宮殿の一室で語られる類の物。
この男にとっては、ここも司政の場なのかと、
周囲を見回して、ひそやかに納得した。]
「生活をおびかされない状態」、なるほど。
それは正しく、為政者のすべきことだな。
[先に提示された見解に頷きつつ、指先を顎に当てる。]
私がその問いに答えるならば、こうだ。
「望む物を得られること」。
パン、住居、娯楽、名誉。
彼らの望むものを過不足無く与えることが、
為政者の役割だと思っている。
或いは、得られるという可能性を
常に示し続けること、だな。
[最後だけは、ごく微かに冷笑が漏れた。]
だがそれらも、
国としての政策を考えた時には、
時に犠牲にされるべき幸福であろう。
[残念なことに、という表情をつくる。]
大の幸福をとるために、
小の幸福を切り捨てねばならない。
それが、我々の世界の限界だろう?
[垣間見せるは、酷く醒めた氷色の視線。]
[海から草原を歩き続けていた。
カレーに入れられる材料がないかと足元を見ながら、てくてく歩いていたら…]
ん、そろそろ泉が出て来てもいい頃なのですが…。
[気づいた時は、上り坂の森を大分歩いた後だった。]
うーん、この先に泉があるのでしょうか?まぁ森を抜けたらどこか確認しましょう…。
[森を抜けたらそこは…]
天文台?
[高台の開けた場所に、ぽつぜんとある石造りの建物。
見事迷子になったみたいである。]
会いたい人に会えないのは辛いです…、がここからなら地理が確認出来そうですね。
→高台の天文台へ
[天文台の入り口に荷物をおろし、水差しの水を口に含んだ時、空から声が聞こえた]
世界の広さをに関する、女神たちの見解。確かに聞きとげました。みんな違って、そして興味深い世界になりそうですね。
さて、次の問題ですがこれは難しいですね。
「幸福の定義」ですか…。
うーん、いわゆる五大欲求が見たされることでしょうか?生理的、安全、愛、承認、自己表現といわれていますが…。
私が思うに、幸福の定義なんて禅問答のようなものです。
幸福を感じることの要因は人それぞれですし、人が不幸だと思っている人が案外幸福だったり、その逆もままよくあることですから。
私なんか、三十路前で家族もおらず、薄給で資料館の整理の仕事をやっていて、親戚一同から将来を心配されている身分ですが、今がとても幸せですし。
それでも答えが必要だとすれば、「希望を持つことが許される世界」でしょうか?
その人が幸福であれ、不幸であれ、希望を持ち続けることが出来れば、その人の心は満たされるでしょう。
お金があろうとも、社会的身分が高かろうとも、希望がなければ死にたくなるでしょうし。
そんな世界がいいのではないでしょうか?
[…という内容をしたため、再びハトに手紙を託した。]
ふう、少し疲れましたね。せっかくですし、天文台の中に入って、少し休みつつ、これからの行き先を決めましょうか…。
[古い木の扉を開け、建物の中に入って行った**]
自己中ロールでサーセン…。
ちょっと眠気に負けそうなので、周りの人に無理して絡まない方向で行こうと思うのだけど、そーいうのってマズいのかなぁ。逆に、他の人が気を使ったらどーしよう?
―森林地帯の猫屋敷―
ねたーーー
[飯を食わずとも寝ずともよいのだが寝る。それが寝子と呼ばれる所以である。]
えーっと…なんだったっけか…とりあえず霞草のはやってくるんだよな。忙しくなければ。
[幸福の定義とかいうのと、笑顔についてと、できればないほうがいい幸せになれるもの…。幸福の定義と逆の考えに行けば自ずと見えてくるのだろかなどと思いつつ]
念でしゃべるってのは…どうも違和感あるんだよなぁ
[試してみての感覚を口にしながらしばしのーんびり猫分補給中]
/*
さて、足りてない分まとめましょかねー、と。
しかし、厄介な思考しとるなこいつはw
端的な結論なのに、出すのにあれだけ回り道することになろーとは。
しかし、うん。なんだ。
やっぱりこの手の話題になると、絡ませずに進めるのは無理だよなぁ……うん。
―聖なる泉―
>>105
[“笑顔”…その答えを聞いて、ふっと泉を覗き込む。
今は遠き故郷の草原が、映ったように見えた。]
…ああ、確かに…
オレが経てきたのは、苦しみや、悲しみだけじゃない。
喜びも、確かに、覚えている…
ひょっとしたら、そこに「幸福」の答えは、あったのかも知れないな。
― 川 ―
あー……うん。
やっぱ、そこに行き着くよなあ。
[しばしの思索の後、零れたのは小さな呟き]
自分らしくあれるのが、『幸福』だってんなら。
……それが出来ないのは、きっついもんなぁ。
あん時のオレが、まともにそーな訳だし。
[思い返すのは、全てを失う切欠、崩壊の序曲とも言える出来事。
ふと、過去を彷徨ったはしばみ色には翳りが浮かぶが。
それは、すぐに掻き消えた]
…人は、色々な時に笑うよな。
つらくても、笑う。悲しくても、笑う。
そんなヤツもいた。
欲が満たされることで、高笑いするヤツも…
[一瞬、何かを思い出すように目を閉じ。]
…そういえば、こんなんでも人は笑うな。
[おもむろに、そばにいたオズワルドとカサンドラをくすぐってみた。こちょこちょこちょこちょ。]
/*
幸福の定義。
覚えれられること、忘れられること。不幸を知ること。
できればあってほしくない不幸
破戒できないこと。
笑顔について
…うかばないなぁ。
ゲルトっち笑顔についてはほぼもらうだけですよな。
もちっとかんがえるか。
/*
ってかこいつ恋愛的な要素がまるでなさそうな気がするのだが、そもそも主旨的な肯定をするってとこから間違えてるきがするのだよ。
どうしよう?
まあどうもしない。しらなーい
大の幸福をとるために、小の幸福を切り捨てねばならない、それが我々の世界の限界──か。
ああ、
わたしのいた世界においても、「現実」を直視すればそうなる。
[薄いグラスを、白革手袋をはめた指先で軽く叩いた。]
ジル…と呼んで良いのかな。
貴女の言った本当に幸せそうな笑顔>>106には、それを生んでいる「何か」があるような気がするよ。
もしかしたらそれが、オレの思う「幸福」の答えになるのかも知れないし。
オレ自身が、捜し求めている「何か」なのかも、知れないな…
[そこまで言うと…スッと視線を反らした。]**
政における目標には必ず「大多数の」という達成条件がつくものだ。
侵略してくる他国からの防衛のために前線に立つ者の命を、わたしは保証してやることはできない。
ただ、「部下を犬死にと思わせずに死地に送り込むのも指揮官の役目」と聞いたことがある。
それは心がけているつもりだ。
──偽善だろうが、な。
[グラスの中の琥珀色に波紋が広がる。]
[ギィの示した「為政者としての義務」に、ひとつ頷く。]
「望む物を得られること、あるいはその可能性」
つまり、チャンスのある国、が貴官の抱く国策ということか。
求めよ、さらば与えん──と。
成長を促す姿勢だな。
「過不足なく」とはどういう状態を示すのだろう。
望みの変化に対応して、ではなく、国の運営に悪影響のない範疇で、ということかな?
そこを除けば理解できた。
為政者の与える「幸福」は、個々の住民が希求する「幸福」とは一線を画すものだと、わたしは考えていたが、貴官にとってはそれは結果として同質となり得る…と。
[しばし、思案する。]
もうひとつ、
貴官個人の抱く「美しい世界」像を聞いてもよいか?
フィオンとダーフィトと話すタイミングを逸してしまった。
うーん、三連休が忙しかったとは言え、今回はいつにも増して寡黙になってしまってるな。
自分のスロースターターっぷりが恨めしい。
投票を委任します。
黒鉄の聖騎士 ヴィクトリアは、GOD (神) めりー に投票を委任しました。
んー…
[手紙を取り出してかきかき]
< 葛花へ
「出来ればない方が幸せになれる物」について
端的にいうと、前提、規則、慣習、概念的なもの、物理的なもの。
そんなものの戒めを破れない、【破戒できないもの】がなければいいと俺は思っている。
以上。何かあれば探すなり呼ぶなりなんなりとしてくれ>
[と手紙を書き終えてみて、んーとまた考える]
― 川 ―
で、と。
[生乾きの上着をとりあえず肩に引っ掛け、まだ微かに湿った髪を括る]
……直接話せりゃ、一番いいんだろーけど。
お嬢方も色々と忙しないだろし。
……風に乗っけて、お届けしときますかねぇ。
突っ込みたい事があれば、それなりに返ってくるだろし。
[アバウトな発想の元、一度深呼吸をしてから。
ゆっくり、言葉を紡いでゆく]
正直なとこ、オレ、幸福とか不幸とか、そういうモンについて考える、ってぇのをずっと放棄しとったから。
ズレた発想しとるかも知れんけど。
何がよくて何が悪いか、それ自体が人によって違うモンで。
だから、何が幸福で、何が不幸かの基準なんてモンはそうそう創れやせんと思う。
……だから、なんつーか。
その、『一人ひとりの違い』、『自分らしさ』。
どんな形でもいい、それを忘れんでいける事。
それが、『幸福』で。
それが出来なかったり、無理に止められてたりするような状況は、『ない方がいい』と思う。
……ま、理想論かねぇ、とも思うが。
少なくとも、オレはオレらしく生きる事を止められるのはきつい。
自分の在り方、歪められて大人しくしてられる性分もでもない。
それに甘んじろ、言われたら、間違いなく「不幸」て思うわ。
……だから、これが、オレの答えになる。
[一通り、思い紡いで風に託す。
念を飛ばす、という感覚ではなく、風に託す、と思うのは半ば無意識の作用。
……もしかしたら、余計な思考整理の部分も流れたかも知れないが、そこは文字通りの無意識なので気づいてません]
んで、と。
[一先ず、三人へ向けての解を示して。
それから、もう一つの願い>>105へ思いを巡らせる]
……『笑顔』、かぁ。
[小さく繰り返して、しばし、口を噤んで]
……こっちはもーちょい、考えさせてくれ、な?
[空白の後にこう、呟いた]
投票を委任します。
芙蓉の女神候補 シルキーは、GOD (神) めりー に投票を委任しました。
/*
>>91
飛行船と船の共通点なんてすぐに把握できません!
ちょっと調べようかなぁ……。
そしてまた遅れるという。
―飛行船・サロン―
[ コック服 らしきものに着替え、一息ついて傍のソファーに腰掛けたら、いつの間にか気を失っていたらしい。
起き上がると、歓談の声が聞こえる方へと足を進めた]
フェリクス様と、ギィ様だわ。
いい匂いがするけれど、お酒を飲んでらっしゃるのかしら。
[サロンへの扉を開けて、すっと中に入る]
――こんにちは。
お邪魔してもよろしいでしょうか?
[きょろきょろとあたりを見回し、カウンターにあるグラスを取って、テーブルに腰を下ろす]
わたくしにも、くださいな。喉がとっても渇きましたの。
とってもいい匂い。甘いのかしら。
[傍のソファーに腰をおろして、難しそうな話に耳を傾ける]
[もう一通取り出してかきかき]
< 葛花へ
課題とは関係ないが
「草原の少女は喜びを歌う。
見るもの全てに笑顔を示し、聞くもの全てに空を見上げる。
果てしない空の海と、果てしない草の地平線。
留まることを知らぬその場所は、縛りを知らない少女には、青い天井と、緑の海でしかなかった。
草原の少女は隠された諦観を歌う。
見るもの全てを笑顔で隠し、聞くもの全てを空に思う。
誰よりも自由だと思われた少女は、誰よりも自由を知らなかった。」
意味が俺にはよくわからんが、葛花をみていて思い出した詞なのでついでに記す。
戯言として切り捨てるかどうかも任す>
/*
お出かけ前に一応着替えるか〜。
あーぜんぜん人と喋れてないよ!昼間はむりだあああ
回想は全部後回し。というか、会った時に同時並行で回想をト書きの中に入れてみるテスト!
>>241
鋭いね。
実はあたしの正体、騎馬軍の軍師っていう案もあるにょ。
実は年齢も隠してるので、30代とかかもしれないよ。
>>*5>>*8
[ふたりの返答に、ありがとーと心の声を返して]
あたし、何にもない日によーく晴れた夜空の下、ふかふかの草に包まれて、オリクと一緒に寝る時が一番幸せ。
……でも、「家がない所で寝る」のも、「地面にある物・いる物を、自分で捕まえて食べる」のも、都会の人にとっては「みじめ」なことなんでしょ。
逆に、あたしは石の家や地面に囲まれて、きつい服を着て、長い名前の人々と訳の分からない美辞麗句のやりとりするなんて、ゾッとするよ。
都会の人の幸せが分からないってそゆこと。育ちの違いって、幸せの違いだと思うんだ。
― 聖なる泉 ―
[そばで、黒鉄の、と呼ばれた女が話している。
幸福について、笑顔について。]
なんだ、おまえもか。
[苦しみや、悲しみを抱えて生きている。
でも、喜びがあったことは、確かに覚えている。]
結局、みんなそうなのかもな。
[安穏と生きているように見える貴族でさえ。
―――そこまで思い至るには、まだ若すぎたが。]
―――って、てめ、何をいき…
ちょ、うひあっ、ま、やめ…………!
…………ぐあぅ。
[こちょこちょこちょめきこちょ…
人が物思いに耽っているというのに、
不意にくらったこちょこちょ攻撃の前に
為す術無く身を捩っていたのもつかの間。
一部不穏当な擬音により、蹲って悶絶する。
これは、ヒビいってた肋骨、逝っちゃったかもね。]
くそう、おまえとろるじゃねーよ、ぎがんてすだよ、
カサンドラ、おまえ正解だよ、くっそ。
[微妙に涙目になりつつ、
よろりよろりと泉に歩み寄って、
水しぶき上げつつ中に落っこちた。
怪我は冷やそうとか、そんな程度の考えである。]
ー天文台内部ー
[天文台は堅牢な岩で出来ており、中に大きな望遠鏡が鎮座していた]
「これは…素晴らしい。これなら天の川も綺麗に見えることでしょう」
[しばし見上げる]
― 川 ―
[示された解、それに対して思う所はいくつか浮かんでいるが。
言語化するには、今ひとつ、まとまりがつかなくて]
んー……。
こゆ時は、太刀使って身体動かすか、料理するかのどっちかがええんやけど。
さて、どーっすかなぁ。
[その二択の極端さはどうなのか、と突っ込まれそうではあるが。
今までもそうやって来て、それが身についてるんだから仕方ない、とも言う]
あ、いけません。女神に会うことのが先決ですよね。
[パンと手で頬をたたき、螺旋階段を上り、屋上に登る。
そこに見えたのは、この世界の大パノラマ]
海にある水平線というものは、直線ではないのですね。
[足元には森が広がり、草原があり、そして砂浜、海にへと、風景色がスペクトルを描いている。しばし見とれていたが、おもむろに筆記用具を取り出し、あたりの風景を図面化していく]
これでよし、と。もう迷子になりません、多分。
― 飛行船内 ―
[飛行船のとある一角。で嫌そうな顔をしながら足早に歩いていた。
全く予想していなかったことだったが――もの凄く居心地が悪い。足元のふかふかの絨毯の感触が、慣れなくて気持ち悪いのかも知れない。
おまけに先程から聞こえてくるピアノの音は、彼の耳には難解としか形容しようがない旋律>>125
その区画は早々に退散して、落ち着く場所を探して歩き回り―だ―]
― 飛行船内 ―
[飛行船のとある一角を嫌そうな顔をしながら、足早に歩いていた。
外から見ている分には全く予想していなかったことだったが――もの凄く居心地が悪い。足元のふかふかの絨毯の感触が、慣れなくて気持ち悪いのかも知れない。
おまけに先程から聞こえてくるピアノの音は、彼の耳には難解としか形容しようがない旋律>>125
その区画は早々に退散して、落ち着く場所を探してなおも歩き回り――]
[サロンに現われたシルキーを見れば、席を立って迎え入れる。
喉の渇きを訴えられれば、テーブルにおいた瓶のラベルを示した。]
これは少しばかり強い酒だから、レディにお勧めはしない。
甘めの香りがお好きなら、別のものを出そう。
[サロンに併設されたバーカウンターでチェリーブランテーのカクテルを作りながら、くすりと笑う。]
ところで、その服は──我々に何かつまみを出してくれるつもりで?
似合うと言えば語弊があるけれど、あなたが着るとたいそう可愛らしい。
─かれーかいじょぅ聖なる泉─
……ん?
[周りも見ずに食事と思索にふけっていたが、さすがに派手な水しぶきと音>>245には顔をあげた。
なにか惨事があったことは察した>>244>>247]
― 回想 ―
オズワルド……>>134
名前も、耳にしたことはございますし――
どこかでお会いしたような、そうでないような……
あれ?
[記憶では会っているような気がするのですが……
もしかすると、私の記憶があいまいだったりするのでしょうか。
その後は、他の聖騎士と思われる人物と談笑する様を、近くで見ていました、が]
― イシュタル号 ―
所詮、人間の力で全てを救うことは出来ない。
大多数、を可能な限り全て、に近づけようと
努力するだけだ。
ああ。部下をいかに効率よく死なせるか、
は、作戦立案で考慮すべき事柄のひとつだからな。
[なんだろう。先程から、胸が重い。
言葉の選びが、冷笑的になっていくのを感じる。]
よっこいしょっと…
[今までだらっとしていたけれども、しゃあなしに起き上がり、猫屋敷より出る。
トラオムは肩の上]
んじゃま気分転換でもしますかねぇ。
[笑顔についていまいち浮かばない。
というのも笑顔など早々浮かべないからだ。
まえやってみたらすぐに顔が攣った。騙したりするときは自然にできるのになぁ]
― →どっか―
求めよ、さらば与えん、か。
良い言葉だ。
求めないものを与える必要はない。
それは豚に真珠を投げ与えるようなことになるか、
あるいは―――
[ああ、そうだ。
これは、あの感覚だ。
折れたことのないもの、挫折を知らぬもの、
希望と使命感と責任に燃えているものと話している
この感覚。]
うふふ、楽しいですね。毎日が発見です。
…、笑顔ってこういう発見が生み出すもののような気がします。何かを見て、何かを見て感じること。
感じることで嫌悪感を感じることもままありますが、感じることを嫌えば、笑うことも出来ない気がしますね。
霞草の女神が幸福の定義を「笑顔」とするなら、私は何かを感じることを厭わない、そんな世界にして頂きたいかな。
[呟きは風に乗って、彼女の元に届くだろうか?]
[>>252つまみを、という言葉に、首を傾げる。なんだかぼうっとしたままに、着替えなくちゃと思って身に付けた服は、たしかに。知っている”服”とは様子が違っている]
……ええと、あの。
クローゼットの下の箱を開けたら、あったので。なんとか着てみたのですけれど。
なにか、間違ってました……?
うう……。
[問うまでもなく、何かおかしいことをしたことには気づいたが、脱ぐ訳にもいかない。可愛らしい、という言葉に、余計恥ずかしくなって、膝を抱えるようにうずくまる。
飲み物を作ってくれているフェリクスに、ぼそぼそと礼を口にする]
ありがとう、ございます……。
強いお酒なんですの?とても、良い香りがしましたのに。
わたくし、もうお酒が飲める年齢になりましたのよ。だから、大丈夫だと思うのですけれど。
「過不足なく」とは、そのままの意味だとも。
不足すれば民は不平を鳴らし、暴動を起こす。
与えすぎれば、過度な望みを抱き、分不相応な要求をする。
民がささやかな幸福で満足するよう加減するのも、
為政者の手腕だろう。
[ジークムント・フォン・アーヘンバッハと
同じ種類の人間だ、これは。]
為政者の与える「幸福」と、個々の住民が希求する「幸福」が
同質のものとなるか?
いや、同質と為すのだよ。
民がそれと気付かぬままに。
さて、地図も出来たし泉へ向かいましょう。
[カレーの材料は手に入らなかったし、そこに誰かがいるとも限らないけど。**]
― 川近く ―
[向かった先からは水音がして、その音をたどるように歩けば、遠目なれど見えたのは兄の姿]
よし、トラオム、降りとけ。
[小声で、そういうとトラオムは素直に肩からおりて、ちょっと距離を置いたところにいった。そして、片手に矢の装填された弩を作り出して]
兄さーーーん!!
[弩を兄に向けながら、呼びかけた。不意打ちとしては失格だが、そんなものするつもりはない。そしてこちらへダーフィトが振り向いたところで、胸部から腹部付近を狙って矢を放ったのである]
[そこまで言った時、誰かが来る気配に気が付いた。
いや、語るに気を取られて、
今まで気配に気付かなかっただけか?
視線を動かし、鮮やかな金の髪の姫を見いだして、
一瞬、息を呑む。]
これは、芙蓉の姫。
随分と、ユニークな衣装をお選びになられましたね。
[纏っていた冷気は、笑みに紛れさせた。]
[聖地でそこまで酷いことにはならないだろうと思いつつ、皿を置いて泉の淵まで]
大丈夫?
[フィオン>>258に気付き、見上げて]
あ。
後で言いたいことがあるから、覚悟してて。
……とりあえず、何があったの?
ああ、それで、
私の抱く「美しい世界」の話だったか。
―――そう、だな。
希望が折られぬ世界。夢の叶う世界。
誰を傷つけることも、誰かを虐げることもない、
誰もが等しく、全てが調和して助け合い、
生きる喜びを享受出来る世界。
もし私に世界創造が許されるならば、きっとそんな、
美しく整えられた箱庭のような世界を創るだろうね。
[言い終えて息を吐き、酒精を口に含む。
それは何故か、最初に比べて酷く苦かった。]
― 川 ―
[引っ掛けるだけだった上着の袖に腕を通し。
それから、視線は改めて、左胸の薄紅の十字架へ]
……ほーんと。
なぁんで、こんなんが出てくるかねぇ。
まー、それを言うたら、そもそもが。
……女神候補の手助けに呼ばれた、て時点で突っ込みいれるべきだったか……。
[突っ込んだからどうなるものでもない、というのは考えない。
とりあえず、青のマフラーは左の腕にぐるぐると巻きつけ、太刀は左の手に提げて立ち上がり]
……お?
[呼びかける、声。>>263
瞬き一つして振り返り]
……っ!
[目に入ったものと狙いを見たなら、はしばみ色は瞬時に細まる。
距離と射速への思考。避けるよりかは]
……せいっ!
[こちらの方が早い、とばかりに。
抜刀した刃で、飛来した矢を叩き斬った]
― それから少しさかのぼり ―
[ジルに話しかけられ、そして涙を拭われ。ふとそちらに意識を向けます。]
ええ、先ほどのお話は、拝聴いたしました。>>127
――私と話していたときは、そうお考えだったのですね。
確かに、満足するなというのは、酷だと思います。
満たされない苦しみは、計り知れないもの。
それが永遠に続けば――
[一度、口を噤みました]
― 泉の中 ―
おねがいもういいですかんべんしてください。
[ぶくぶくぶく、と泡立てて、
ごきごきいってる大魔神の指>>247から、
じりじり逃げ…もとい、戦略的撤退を決行。]
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