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ち……あんまり降りすぎると、今度は上がれなくなるしっ……!
[できるだけ、正確な状況を陸軍の救助班に伝えたいとは思うものの、近づける距離には限界がある]
あと、どれくらいいるんだよ……!
[この空域にいられる時間にも、限界はあるだろう。
けれど、それまでに、一人でも多く見つけたい、救いたいと言う気持ちは強い。
その中に、『家族』がいるかも知れない──と思えば、その想いは尚更に、募った]
諸君、
在り得べからざる事故への迅速なる対応に感謝する。
我々がまず把握しなければならないことは、我が軍の状況だ。
そして、無事に兵をシリーへ帰還させることが行動目的となる。
これより、部署に応じ、地上での作戦行動へ移る準備をされたし。
退艦した兵を無事に回収するため、地上に兵を下ろして、広範囲に展開させよ。
RVPへの兵の誘導と、混乱したケルコム市民が我が軍の兵に手出しをしないよう治安の維持に努めるのが目的だ。
市民と衝突した場合、威嚇射撃までは許可する。
「地上へ退避した者の支援を認めろ」とケルコム側には通達してある。(>>326)
──どうとでもとれる内容ではあるが、礼儀は通した。
卑屈になることはない。
我々は、国民を守るために正しく行動しているに過ぎない。
[肥大した正義感は、時として相手の愛国心を忖度しない。]
/*
とまあ、囁き無し陣営にいても、好き放題動く自分を発見したのは、なかなかな収穫だな。
少々、周りを見ずに動いているんじゃないかという懸念はあるが。
しかし、囁きがないと灰が増えるのは、やはり仕様か。
そうだな、あとは──
墜落現場の復旧とケルコム民間人の救助活動に我が軍を使うか打診しておけ。
必要だと懇願してくるなら、人員を送る。
自力でやるというなら、ご自由に、だ。
[ケルコム首脳部がそこまでシリーに頼り切るならば、むしろ安心だ。]
[シリーからの砲撃か、とまばらな観客の中から声が上がって、はっとする]
そんなわけないじゃないか。
[カメラのファインダーにはエアリエルが、おそらくアイアンマーズだろう砲撃の意味ははっきりと写っている。
オーニソプターに飛びついて、無線機に手を伸ばす、アンテナを上げながら]
じいちゃん、大変!
そっちの報道、管制くるかも! ……いや、ケルコムの仕業とか言い出す奴がいたら殴って止めて……ってそんな悠長なこと言ってる場合じゃないんだ! シリーの飛空挺が落ちてる!
/*
いいぞ。フェリクスがかなり動き始めた。
ケルコムの対応がどう出てくるか、楽しみなところだ。
しかし、ケルコムの指導者がはっきりしていないと言うのは、
この場合、かなり痛いかもしれないな。
というか、アデルもまだ囁いていないのか!
もったいない…。
/*
あっ、知り合いだったみたい…!
ギィさんありがとう、ありがとう。
繋がり考えておきます。
アデルの知り合いなのか、“アデル”の知り合いなのか…とか。
な……?
……どうして、貴女がこんなところに、
[何故、こんな場所に航空団司令がいるのかと問い掛けて、自分たちが現在置かれている立場を認識し口を噤む。
マリエッタと言葉を交わそうと群集の中から一人のケルコム人が歩み寄れば、それが長老代行であるとは気付かず]
――……。
[痛む身体に活を入れ、若き司令を庇うために立ちあがった]
―司令官室→廊下―
「どうもご馳走さま」
[フェリクスとマリエッタに見送られ
司令官室を後にする。]
(何か話があるとは思ったんだが…
……思い過ごしか…)
[先ほど歩いてきた廊下を同じように
店まで歩き、昇降機で1階層に戻る。
ただ、それだけのはずだった。
1階に着き昇降機の扉を開けると
先ほどとはまるで違う光景が飛び込んできた。]
<極光>号の墜落を確認したら、飛行船を4艘ばかり派遣して、吊り下げ方式で<極光>号をケルコムの空軍滑走路まで曳航せよ。
いつまでも現場に置いておいては復旧作業の邪魔だろうからと言えばいい。
<極光>号の搬送が済めば、墜落の原因究明にかかれ。
ケルコム側が調査に参加したいというなら、それも受け入れる。
そう、急がなくていい。
──滑走路が使えないとケルコム側が文句を言ってきたら、「プロペラ機を使うどんな用があるのか」と訊いてやれ。
「医療班!持ち場に戻れ!」
「手の空いている者も医療班の指示に従う様に!」
「給仕班!!ありたっけのお湯を沸かしておけ!!」
「全員急げ!!」
[昇降機の扉の前に伸びる廊下では
仕官達が怒号にも似た声を発していた。]
な、何があった?
[手元のワゴンを廊下の脇に捨て、
店に向かって駆け出した。]
──当面の指示は以上だ。
[フェリクスに占領の意図はない。
それでも、“新型機” の演技によって示されたケルコムの「意志」への反感がなかったとは言えなかった。]
ケルコムも、おとなしくこれまでどおりの地位に甘んじていればいいものを──
[それがシリー貴族としての偽らざる感情。]
な、何があった!?
[店内に声が響き渡った。]
「て、てんちょ!てんちょ!
オーロラが…オーロラが…」
「お、おちるっすよ!!」
「気嚢のガス圧低下によるものでしょうか…」
[店内の窓の外に目をやると、
2番艦がふらふらとした動作で徐々に高度を
落としているのが見えた。]
「うちの整備局がその様な初歩的な点検を怠るとは、
到底思えないのですが…」
んな事はどうでもいいっ!!
ユリア!俺に続け!
アベルとテオバルトは現状にて待機。
[言い終わらない内に店を飛び出し、
廊下へ走り出した。]
― 閑話 ―
[さて、オクタヴィアがオクタヴィアでないことに、...は気付いているのかどうか──
オクタヴィアに成り代わった"魔"は、オクタヴィアが愛されていたと思っているのだろうか。
若くして両親を喪ったこの男の、ひた隠しにしていた孤独に寄り添うように傍に居た女。一時期、傍に居ない時期もあったようだが……
いつしか、男と女は恋人になった。
蜜月は確かにあったものの、女が死を選ぶ頃、男は女を放置していた。空軍の設立や飛行機の知識を得ることや訓練で忙しかったのは確かだが……
女は男との絆を守ろうと、男に求婚した。
女との結婚を、男は選ばなかった。
女が命を絶ったのは、女の誕生日の翌日のこと。
その日を女は楽しみにしていたが、男が女の家に訪れたのは、日付が変わってからだった。
……女は、男の前で刃物で自分の頸動脈を切りつけた。
男は、女の脈が止まるのを傍で見ていた。女が流した血にまみれて。男の髪の色に似た、赤い色に**]
こっちはシリーからの砲撃かって……ああもう、詳しいことは今から送るからとにかく事実以外の物は全部止めてお願い!
[無線に怒鳴る。
オーニソプターの蒸気機関を本始動、足で蹴りつけるようにペダルを踏む]
[市街地中央は被害が少ないためか、空のコンディションも悪くなく、飛行は安定している。
誘導作業も順調に進むと思われた――が。
少し離れたところで上がる火の手。
その方角を確認して――。目を見開く。]
[名乗りを上げている最中、鴇色の少女に抱かれていた女性が目を覚ましたようだ。]
……良かった。
[また長老にお叱りを受けそうなことを小さく呟いて。
彼女に何かを問おうと口を開きかけた時、進み出る影。>>397]
――――オースティン少佐。
[軍で見知った男に注意を囁かれれば、しまった、という表情に。]
敵意が無さそうに見えた、ものですから。
軽率でした。済みません。
シリー艦船に関する連絡事項ですか?
少佐自らこちらにご足労いただけるなんて。
[マリエッタを守るようにこちらへ来たシュテラと、視線は合っただろうか。
そんなつもりはないが、身長差で見下ろすようになって、威圧していると思われたかもしれない。]
[頭では、管制など間に合わないとわかっている。
この式典は国営ラジオでも放送されている。民間でも。もう知る人は知っている、すぐに広まるだろう、中途半端な情報は、両国間の緊張を高めるだけだ。自分が祖父に頼んだことなど、つっかえ棒にもならない。
オーニソプター、羽ばたき開始。目指すは<オーロラ>の落ちた場所。
事実を、見る。それだけが頭を占める。
知らないことは命取りになる。自分は身を以て*知っているから*]
[意識を取り戻した栗色の女性が鴇色の少女を庇おうとするのを見れば、不思議そうな表情を浮かべながらも]
極光号……あの艦船の名前ですか。
今しがた、報告が入りました。市街地北東に墜落した、と。
途中、軌道を逸れたようだったのは、不幸中の幸いですね。
[そうして、僅かに瞳を細めた]
……墜落の原因、何かご存知なのですか?
/*
……み ひゃ え る wwwwwww
お前は俺かwwwwwwww
[密かにやろうとしていたことの一つ、先にやられたwwwww]
/*
もしかしたら、やらかしてるのかも知れない。とも思う。
ま、やばかったら、これから余計なことはしないようにしようってことで。
ケルコム側の抗議があれば、滑走路に着陸した後で公式に会うから、その場で受け取ると応えておくように。
それでもまた文句を言うようならば、こう申し伝えろ。
── こちらとしては、<風の精霊>号を鐘の塔に繋留することも可能なのだ、どちらを選ばれる? と。
[喉元にナイフを突きつけるぞと脅すにも等しい。]
[居ても立っても居られずに飛んできたなどと、口にできよう筈もなく。]
……これを。
[少女たちに背を向け、自らの背中で少女たちから隠してアデルに通信機を手渡した。]
なにかありましたら、これで命令などしてください。
―海鷲の巣亭→格納庫―
[格納庫へ向かう廊下を走る最中、
3発の砲弾を聞いた。]
何か始まってるな…急ぐぞ!
[ゲオルグの言葉にユリアーヌの顔つきが変わり
さらに速度を上げる。
格納庫は現在いる、1階層より2つ下にある。
格納庫前の扉で各々ゴーグルとマフラーを取り
勢い良く扉を開ける。]
ギュ、ギューン!
[ハッチから入る風に身体が
吹き飛ばされそうになるのを堪えながら前方を見つめる]
あっ…
君は何処にいるのかな?
ちゃんと報告を寄越しなさい、マリエッタ。
[マリエッタの現状をまったく知らないままに、通信機に呼びかける。]
……ケルコムの長老代。
[ケルコム人の名乗りを聞けば、小さく瞠目して拳銃に掛けた手を降ろす。――そう言えば以前、軍報で写真を見たような気もするが。
ともかく相手国の極官に名乗られて、まさか無視をするわけにもいかない。それに先方が気付かないようなら、マリエッタの正体は伏せておきたい]
シリー空軍中尉、シュテラ・カフコヴァです。
[だから、無礼は承知でマリエッタより先にアデルに名乗り敬礼を向けた]
[>>415やがて瓦礫の向うから長身のケルコム軍人が現れて、アデルを護る様に傍らに寄り、威嚇するような視線を向けられれば>>420背筋に緊張が走る。
空の上ならどうとでもなるが、地上で格闘戦になれば航空団司令の身に危険が及ぶかもしれない]
[ノイズ混じりの通信の中、一つだけ、はっきりと拾ったもの。
意識が途絶えかけたのは、一瞬]
……陸軍救助班、誰か……誰でもいい!
市街中央部、火が出てるらしい!
消化班、回してくれ!
……急げよ! 頼むから!
[ふる、と頭を振って意識をはっきりさせ。
回線の開いたままの、陸軍へ向けて怒鳴りつけた]
[その頃、<風の精霊>号の通信兵は、クレメンスからの連絡(>>399)を受け取り、顔色をなくして司令室へと急いでいた。]
[通信機からの声は、アデルにも聞こえただろうか。
反射的に、ミヒャエルの家のほうを見た。
煙が確認出来た。
アデルと煙を見比べる。
今の優先事項は、アデルの身を守ることだと思う。
あまり精度の良くない普段の通信機に叫ぶ。]
市街地――地区から火の手。消火と救助活動、急げ!
[ピンク色の機体が勢い良く
飛び出して行くのを見送る形となった。]
無茶してるな…
「隊長。私達は如何致しましょうか?」
[ゴーグルを外しながら、
ユリアーネの背中を軽く叩く。]
隊長じゃねぇよ。
…店長だ。
「てんちょ!てんちょ!
さっきのマリエッタさんでしょ?
援護は良いのぉ?」
心配ないだろ…彼女なら…
>>*30
S『地上での作戦行動……?』
[まだ機銃座にも慣れていない新兵にとって、話の意味を理解しろと言うのは酷だろうか。]
S『着陸して陸戦やれってことですか……?』
[防空小隊に配属になって、機銃を撃つ前にカノン砲をぶっぱなした希有な経験をした新兵である、もはや何でも驚かないのかもしれない。]
……てめぇらに小銃持たせてドンパチやれとは言わねーよ。
俺たちアイアマーズはこの船を守るのが最優先だからな。
/*
とりあえず、戦争に行く動きを邪魔しない。
してない……と思うけど(おろり
一応、シリー飛ばないかなとは言っているけど、現実的には飛ばないよな、という流れではある、新聞屋的には。
リーゼロッテ生存エピなら、なるかなーとか思っていたりもする。
フィオン周りは多分、クレメンス、リヒャルト周り。
オクタヴィアはギィ
フェリクス、ベルティルデはとりあえずどう転ぶか想像つかない。
最終日にアデル、マリエッタとかになるのかなあ。アデル、フェリクスのが生々しい気はして楽しげではある。
とか勝手に予想する。
……いえ、現在のところ、事故原因は分かりません。
[紅髪の軍人と対峙する緊張のせいか、ケルコムの長老代理の問い>>422に応える言葉は意識せずに硬いものとなる。
けれど「軌道が逸れた」「不幸中の幸い」という言葉に最悪のケースだけは免れたかと、僅かに息を吐いた]
[ハッチの扉が閉まるのと同時に、
風の勢いが緩やかになってくる。]
とりあえず、ここから様子を見るしかねぇな。
[窓の外に目を落とすと
7番隊がオーロラの周りに集会しているのが見えた。]
な、7番隊と言えばさっきの…
なっ!?
[先ほどまでカウンターに座っていた
女性の顔を思い出そうとした刹那、
機体から飛び出された人影を見る。]
な、何、やってんだ!?
[シュテラの緊張には気づいた。
敵地で同じ状況になれば、...も緊張するだろう。
だが、市街地の被害が少女たちによって減ったのは見ていた。だから、こちらから仕掛けるつもりはない。
それどころではないし。]
あっ……。
[声を掛けられて、気持ちが少し和らいだのか。
そこで初めて、操縦棹を握り締めていたことに気付く。
手はやけに冷たい。]
……ありがとうございます。
喚けば自分の思い通りになるのは、親に保護されている間だけだ。
[ふう、とため息は通信機を通して実際より大きく響くか]
俺は俺に出来ることをしただけだ。
ミヒャエルも自分に出来ることをしろ。
そ、そのまま落ちるのか…?
[その人影は機体から放り出されたまま、
地上に向かってその速度を落とすことは無かった。]
くっ!今からじゃ間に合わねぇぞっ!
[後ろを振り返り、機体に目を向ける。]
「あっ!マリエッタさん!」
な、な…?
[落ち続ける人影に速度を上げて近づく機体が
交差したかと思うと、人影の落下は
見えなくなっていた。]
な、なんて…でたらめなんだ。
[ゴーグルに張り付いて、視界を遮る砂を拭う。
避難は、大分進んではいるらしい]
……ちょっと……きっつい、な……。
[やけに息苦しいのは、怒鳴り続けたせいか。
それ以外の要因もありはするだろうが。
それでも、近辺の旋回は続ける。
ぎりぎりまで、できる事はしたいから。
けれど]
……義父さんたち、は……。
無事……だよ、な?
[意識は、どうしてもそちらへ向いてしまう。
零れるのは、掠れた呟き。
金色のロザリオには、今は手を伸ばせない]
でも…さすがだ…
[そのマリエッタの姿を見届けると]
ボチボチもどるか。
「いいんですかぁ?
まだ、何かあるかも知れないですよぉ?」
いや…これ以上は何もないだろう。
あると…あるとすれば…
(今回の墜落原因だろうな…)
[格納庫の扉を閉め、店への廊下を歩き出した。**]
― 整備場 ―
[ようやく整備場に辿り着けば、そこも、蜂の巣を突っついたような騒ぎになっていた]
一体どうしたんですか?
[そこここにいる整備員に聞き回ると、それぞれに言う内容が異なっていた。噂が噂を呼んで、情報が整理できていない。
──シリーの攻撃だ
──事故だ
──式典にかこつけた侵略だ
──空だけで飽き足らないのか
──スクランブルが出た
──攻撃命令も
室長は?少佐は?
命令系統が乱れていた]
………これは?
[後ろ手に渡されたのは小型の機械。>>427
そういえば、見覚えがある。
密かに開発された、最新の通信機。]
……直接の連絡が取れる、ということですね。
感謝します、少佐。
[これを渡しに来てくれたのだろうと、ひとり納得したように頷く。]
……大丈夫。
自分の感情のままに動かないこと。
今までだって、そんなことは何回だってやってきたじゃないか。
それに誰かを助けた分は、きっと誰かが助けてくれるって。
母さんも言ってたじゃないか。
[母親の。そしてリヒャルトの家族の無事を祈って。
あらかた避難を終えた中央部から、北東部に向かって進路を変更した。]
[埒が明かないとみて、とりあえず、出撃記録を確認する。式典のために2機出ている。
リヒャルト機とミヒャエル機。出動予定の2機が調整不良のため、代替となっている。
その後、確かにスクランブルで2機追加で出ている。緊急出動の理由が書いていない。すでにこのあたりから混乱が始まっていたようだ]
管制…。
[多分、一番正しい情報があるのが管制であろうと踏んで、管制塔に上る]
[広場に連絡員が走り込んでくる。
ちょっと失礼しますと断りを入れて、報告を聞く。]
空軍滑走路を使用したいと?
分かりました………許可します。
構いません。一刻を争う事態ですから、この位なら越権の範囲ではない。
ディルドレにも連絡員をまわします―――いえ、私から。
最も、後から軍の頭が五月蝿いでしょうけれど…止む無し、です。
[僅かに、眉を下げて。]
[やがて市街地上空を旋回するオーニソプターから、RVPの位置が指示された]
……お嬢様、此処は危険です。
急ぎ避難しましょう。
[一刻も早く、司令の安全を確保すべく
『お嬢様』……などとマリエッタが名乗っているならば
茶番かもしれない呼びかけで避難を促す]
[ベルティルデは整備場にいるかもしれない、と思い、近くにいた下士官を捕まえて通信機を手渡すように頼んだ。
ベルティルデに渡せなかったら持って戻るようにも言っておいた。その場合は直接ベルティルデに会って、手渡すつもり。]
それで、もう一つは?
墜落現場についての打診、ですか……
[繰り返して、暫し口を噤む。
シリー側の言葉、それが示す意思に気づけば、流石に表情は強張るか。]
………聞かれるまでもない。
あちらの船なのですから、民間人の救助は当然の責務でしょう。場が落ち着くまでは、共同で作業を。
勿論、現場の復旧は、此方が行います。
第一、こうなってしまってはシリーに手を貸してもらうなど、国民が許さないでしょう。
[シリー側への通達>>405を書きとめ、連絡員が走って行く。]
生活の場を押し潰され、破壊された者の心情を、何だと思っているの……
[名乗りを返してくれる栗色の女性には]
中尉さん、でしたか――失礼。
[青磁に驚きを乗せ、拙い敬礼を返す。
余りに小柄な身長からか、隣の少女と同年代かと思ってしまった。
その、もう一人も司令官クラスとは夢にも思わない]
シリー側からも原因不明…わかりました。
いずれ詳しい調査結果と報告書が上がってくるのを待つより他はありませんね。
[アデルの言葉に、いいえと首を振って、
駆けよって来た連絡員の言葉に顔をしかめた。特になにも言いはしなかったが。
少女たちが逃げる算段をしてるらしいのに気づいたが、アデルに拘束する意思はないようだから捨て置いた。]
カフコヴァ殿。
それで、お怪我などは?
[先刻の連絡員はシリー軍からの避難者支援要請を伝えてきた。
ならば事態は少し前とは異なる。
特に中尉ともなれば、丁重に遇するべきだろう、このような最中でも。
口にしつつ、彼女が避難の意思を見せたなら>>446、特にそれ以上引止めはしないのだが。]
カフコヴァ殿。
それで、お怪我などは、
[先刻の連絡員はシリー軍からの避難者支援要請を伝えてきた。
ならば事態は少し前とは異なる。
特に中尉ともなれば、丁重に遇するべきだろう、このような最中でも。
口にしつつ、彼女が避難の意思を見せたなら>>446、特にそれ以上引止めはしないのだが。]
― 式典会場上空 ―
[愛機の方向をゆるりと変えて、式典会場へ近づく。
人々を威圧しない高さを保って会場上空に侵入し、
緊迫した周囲の雰囲気には、まるで気付かないという顔で、
飛行船の窓から、大きく手を振った。]
お嬢、お手をお貸ししましょうか?
[大声を張り上げて、下の人々の注意を引く。]
― ケルコム空軍 管制室 ―
[管制室はさすがに比較的正しい情報が集まっていた。
シリーの飛行船が「事故で」墜落したこと。
避難兵の集合場所にケルコム空軍滑走路が指名されたこと>>391
そのシリーの要求には、長老代理名で許可が下りたこと>>445
等が分かった]
「確かに、一番近くで広い場所といえば、ここだけれどシリーの司令官も、一方的ですわ」
[と、管制官の一人がボヤいた]
ところで、ここで一番階級が高いのは?
[手を挙げたのは、少尉クラスの管制官だった]
「左官以上は式典に出てますし」
[とのことだった]
となると…、
[中尉扱いの室長とベルが最高位になるらしい]
困ったわね…。
『人民を風上…避難するよう…ザッ……て事故艦より…上へ退避…ザザ…支援を…』
『陸…ザ…てる連中…どの辺りまで進め…ザー…』
『…<極光>号から…総員退避せよ…』
―シリー大学/研究室―
[コーヒーを入れるのも忘れ、ラジオに没頭する。チャンネルを回すごとに、現場の混乱を示すあちこちの通信が飛び込んできた。]
オーロラ号って…聞いたコトある。
…ホントに落ちてんだ。飛行船。
こんなピリピリしてる時に、ケルコムの目の前で事故なんて…
何てことしてくれちゃってんのよ!
[その時、通信範囲を広げているのか、一際鮮明な通信が入る。]
― 市街地北東部・上空 ―
……それに、しても。
なんでいきなり落ちたんだよ、コレ……?
[市民の動きと、それから、降下した退避兵たちの動きに注意しながら小さく呟く。
碧は時折り、墜落した飛行船へ]
っつーか、いきなり落ちるようなシロモノ、持ってくんじゃねぇってんだよ……。
『…ちらロッヘン号。SLG06-S Peach-PIT の不時着と乗員の離脱を確認。群衆に取り囲まれているようだが、救援は…』
それより…
[ふと、時計を見ると、リヒャルト機とミヒャエル機が出てから、時間を経ている]
式典に出た2機の燃料は…?
[ざっと計算してみると、そろそろ8割を切る時間帯]
ちょっと、無線貸して。
[管制官から無線のマイクをもぎとり]
リヒャルト機!ミヒャエル機!燃料計見てる?
残り燃料大丈夫なの?
[と叫んだ]
アイアマーズよりブリッジ。
カノンから機銃座に移る――それでいいな?
[着陸した状態でカノンをぶっ放す可能性が低いこと、そして破壊工作等の敵意の肉薄の可能性が決して低くないこと――防空小隊としてはどちらが優先すべきことかは明らかだった。
上の判断もおそらく同じだろう。]
よし、機銃座に前進する。
エイルマーとロニィは機銃の準備だ。
威嚇射撃の許可が出ているから実弾装填しておけ。
あー……そして新入り。
貴官に機密保全に関する特命を与える。
S『は、はい……っ!』
[頼りにされた……と紅潮した自分がいかに愚かだったか気付くのにはさほど時間はかからなかった]
…マジで!?
マリエッタ落ちてんの!?
何してんのよあの子!!
[驚愕の声にも、ラジオは答えることなく。
痛切な通信が、一際鮮明に室内に響いた。]**
― 一方その頃 ―
「あれは、シリーの策略だ!」
「ばかな!司令官からは事故だという報告がきている。」
「本当に事故だかどうだかな?あいつらは、わが軍の施設をわがもの顔に接収することを要求し>>392>>409、兵の誘導と称して、自軍の兵を我らがケルコムに送り込んで来たではないか>>404」
「そうだ。もしこれが初めから狙いだったのだとしたら?わざと事故を起こしたと見せかけて、こちらを占領するためのな。」
[シリー軍の動きを見ていれば、そうは思わないだろうというほどの推測を口にする。
いや、実際に事故でも構わないのかもしれない。
占領されそうになった。という大義名分さえあれば。
彼ら、軍の人間にとっては。]
― エアリエル下部、偵察用ゴンドラ格納庫 ―
S『うぅ……』
[緊急事態につき散らかしたまま放置されていた、採暖用飲料等どんちゃん騒ぎの痕跡を消してくることが特命の内容だった。いわゆる掃除。]
― ケルコム上空 ―
─────。
[さて混乱を極めたケルコム上空には、シリー・ケルコム両軍の
飛行体が入り乱れている。
相も変らぬ霧の中、彼我の状況を見極めることは困難だ。
喩え訓練を受けた者らとはいえ、一般の兵士ならば尚のこと。]
『こちら……第十………小隊…属…………』
『………攻撃……受け……っ……わああ……っ!』
[ザ。と、ノイズの混じる通信が、シリー軍に齎されたのは、
その混乱の最中のこと。
酷く聞き取りにくい無線は、それでも緊迫の色を充分伝えただろう。
混乱続くシリー軍に、それはどう響くだろうか?]
ところで、「電信を通じる」の意味で「通電」って使ってたけど、この用語は「電気を通す」の意味だったらしいorz
『……ケルコムだ!!ケルコム軍の攻撃……!?』
[霧の中、酷く見通しは悪い。
白く煙る空の一角に、ぱっと赤く火花が散った。
無線を聞き、それを目にした者が確認をせずに口走る。
これは、”仮想敵国”の攻撃であると。
───誤解が、虚偽を真実に変えていく。]
[炎を吹き上げたシリーの機体は、成す術もなく地表へと落ちる。
だが、気づいた者は居たであろうか。
”攻撃”した”ケルコム”の飛行機が空域を離脱した様を、
誰一人として見てはいないということに。]
[ほぼ時を同じくして、ケルコム上空。
一隻のシリー軍籍と”思しき”飛行船が、都市外周の、
ある農園の上空に浮かんでいた。ローゼンハイム農園という。
農園の主の姿はあったであろうか?
いや、式典に出払っていたのかも知れぬ。
それには頓着せず、主なき飛行船の砲撃口が農園へとひたりと向けられた。]
ガアアアアン………ッ!!!
[放たれた火線は農園を焼き、赤い薔薇を紅蓮の炎が包み込む。
ケルコムの市街から、燃え上がる炎と、それに照らし出される
禍々しい飛行船の姿は、霧を通して一層不気味に輝いていた。*]
[アデルの口から零れる言葉>>449に、苦いものが胸を過ぎる。
もし、自分たちがケルコム人ならばきっと同じ思いを抱いただろう。
けれど、それはシリーの軍人が口にしていいことではない]
はい閣下。私は問題ありません……。
お気遣いありがとうございます。
[アデルの此方を気遣う言葉>>452に応え、傍らに控える長身の軍人に視線を向ける。
現状、此方を害する意図はないように見えた>>451が、事態が急変する可能性がある。
マリエッタの判断を待てば]
……あ、クレメンスさん。
[>>453不意に頭上に影が落ち、見上げれば、
小型飛行船から手を振る技師の姿があった]
[ふたりから、揃いも揃って緊迫感のない返答が返ってきた>>466>>473]
ふたりとも、すぐに帰投しなさい!!!!
ガス欠でその機体落としたら、殺すわよ!
[マイクにかじりつくように叫んだので、二人の耳にはかなり強烈であっただろう]
クレメンスさん丁度いいところに。
お嬢様をお願いします。
[本当に、素晴らしいタイミングで現れてくれたと安堵する]
それと、P……ピンクパンサーの回収は出来ますか?
[手振りでPeach-PITを示して見せた]
何よりです。
[大事無いと返答が返れば、静かに頷いて。
上空から飛行船が近づくのに気づき、顔を上げる。>>453
地に落ちる影が、より濃度を増した。]
お迎えが来たみたい…ですね。
あの船なら、こちらの回収も可能でしょうか。
[視線で機体を示す。
ケルコムでは未だ数少ないと聞いている飛行船が次々と現れる。内心の動揺は表情に乗せぬよう、努めた。]
― 一般市民避難所 ―
[式典の見物に出て戻れなくなった市民たちが集められた避難所の一画に、怯える少女と、それを宥める少年の姿があった。
未だはぐれたままなのか、両親の姿は近くにはない]
『だいじょーぶだよ、アナ』
『……うん』
『おとーさんも、おかーさんも、すぐに迎えに来てくれるから』
『…………うん』
『それに、ほら、リィにーちゃんも、きっと来てくれるから!』
『……うん』
[言い募る少年の言葉に、少女はおずおず、と視線を上げて、空を見た。
そこを見るのは、慕う長兄が天翔る力を持つと知るが故]
『……あ』
[短い声と共に、大きな瞳が瞬く。
少女の瞳が捉えたのは、霧の空から地表へと落ちる一筋の光。>>472
同じものに気づいた者がざわめきを広めるまでには、さしたる時間はかからぬか]
/*
>>>467〜全員に無茶振りと開戦理由のプレゼント。
>処置はどうぞ自由に。
二番艦墜落は自分の仕業、ってことにするだけでよかったのに。
インパクト弱くて開戦理由にしにくい。
[「ケルコムからの攻撃を受けた」と飛び交う無線。
威嚇のつもりで鳴り響く機銃の音が、さらなる流言飛語を呼ぶ。
霧の向うへと飛んだ弾丸はケルコムの建物を破壊し、飛び散る破片は街路にも、民衆の上にも等しく降り注ぐ。]
[その時、スクランブルで後発出撃した2機から無線連絡がはいった]
「シリー軍の飛行船がローゼンハイム農園を砲撃!」
[それ>>470>>472は、開戦のプロローグであったのか。
管制室は皆一瞬、沈黙した]
ちと加重が厳しいな。
スペースさえあれば、テイクオフの手伝いくらいは出来るが。
[PITを引っ張って、初速を与える。
ロッヘン号の出力と浮力では、出来てそれが精一杯。]
[その時、スクランブルで後発出撃した2機から無線連絡がはいった]
「シリー軍の飛行船がローゼンハイム農園を砲撃!」
[それ>>470>>472は、開戦のプロローグであったのか。
管制室は皆一瞬、沈黙した]
[ベルティルデの叫ぶ声>>476とともに、キーンという音がコックピットに響き渡る。]
お前……!
そんなことで殺されてたまるか!
[叫び返す。]
それより、滑走路はシリーの人間がいなかったっけ?
あそこに着陸させるなら、アイツら避難させといてくれないと。
さすがに自分から飛び出てくるヤツのことまでは、責任もてないぜ。
我が方のオーニソプターが銃撃された──と?
ケルコムめ、
自分のところの跳ねっ返りも管理できないのか。
ただちにケルコムの首脳陣に抗議を叩き付けろ。
[沈黙の後、ミヒャエルの無線が入る>>484]
大丈夫。まだシリーの人間は現れてないわ。
今の内に戻って…。
…もしかしたら、もう一度出撃してもらわなきゃならないかも知れないし…。
[最後の言葉は少し弱々しかったかも知れない]
(シリーが攻撃してきたとなれば、シリーの人間をここで受け入れることはできないかも知れない…)
[こうなると、ベルの判断を超えることになりそうだと、悪い予感がした]
町に散開させた兵の撤収を急げ。
その間、五番艦と六番艦をケルコムの上空で旋回させて陽動せよ。
なに、ケルコム空軍ごときにシリーの硬式飛行船が落とせるはずがない。
たとえ、あのアルバトロスを出して来ようと、な。
[空の国としての自信。
あるいは──古い時代に囚われた過信。]
― エアリエル機銃砲座 ―
[後ろの廊下を通る誰かが、ケルコム軍から攻撃を受けたとか錯綜する情報のうわさ話をしているのが耳に入る]
A『そんなわけないでしょう、我が国がケルコムと開戦する理由作りのために、攻撃されたって偽情報を流してるんじゃないでしょうか』
R『それ怖ぇ……』
[エイルマーは疑り深いとか深読みするとかいうものではなくて、単に性格が悪いのだろう。
何にしても機銃砲座には関係の無い話。]
各砲座、警戒を怠るな。
もし、<風の精霊>号に手を出そうという愚か者がいたら、彼女は身持ちの堅い淑女だと教えてやれ。
― ケルコム市街 ―
『きゃあああっ!!!』
『助けて……!』
[ガガガッと連続的に響く、機銃音。>>480
逃げ惑う人々の足元に瓦礫が降り注ぎ、銃弾が跳ねる。
倒れ伏した姿から伸ばされた手は、ひくりとも動きはせぬ。
身体から広がる、あれは血の色だろうか…?
ケルコム市民の声が高まる。
撓められて来た不平、不満、───敵意。
それらがうねりとなって、上空へと向けられ始めているようだった。*]
了解
[ベルティルデの無線に短く通信を残し、進路を基地のほうに向けて。]
……?
[急に崩れはじめた建物>>480に眉根を寄せて――。]
リヒャルト。
わかってると思うけど、補給が先だからな。
[ここまで来ると突っ込み役というより、ただの心配性なだけかもしれない。]
[マリエッタに先にロープを上らせて、
自分は下で彼女がロッヘン号に乗り込むのを待とうとして]
……そうですか。
あれを置き去りにするわけにはいかないし……。
[クレメンスの言葉に眉を顰める。
けれど、一刻も早くエアリエルにマリエッタを送り届けなければいけない。彼女に自分がPeach-PITを操縦しても良いかを尋ねる。
もし彼女が許すなら、かの機体の操縦桿を握り
そうでなければ諦めてロッヘン号に乗り、RVPとなったケルコム軍用飛行場へと向かうだろう]
……んなこったあ、わかってるよ!
[このまま飛んでも、落ちるのが関の山。
それがわかるところではあったらしい。
後数分遅かったら、やばかったかも知れないか]
[<風の精霊>号の現在位置は、ケルコム空軍飛行場の上空。
まだ滑走路の状況が確認できるほどには低くない。
降下して地上に兵を派遣した三番艦、四番艦は飛行場にほど近い地上にある。
滑走路は、運ばれてくる予定の<極光>号のために空けられたままだ。
<極光>号の曳航に向かった七番から十番艦はまだ墜落現場で吊り上げ作業中だが、作業中止の指示が出されたところ。]
……とにかく、一度、戻るっきゃねぇか……!
[燃料の問題もあるし、何より。
演技飛行という事で、武装関係は外されている。
外したそれが、必要となる可能性は──どう考えても、高い]
……上等、だってんだよ……!
[苛立ちをこめて吐き捨てつつ、蒼は基地へと、飛ぶ]
[遠目にも赤々と立ちのぼる炎は、
戦の幕開けを告げるものにも見えて]
…急がねば、ますます危険だな。
[呟いて、作業の手を早める。]
[とはいえ、リヒャルトが相当頭に来ているのは想像に難くない。
街の被害とリヒャルトの精神。
どちらも安定させるには、素早い給油とメンテナンスが必要なのは明白だった。]
直ぐ戻るから。
そっちも今のうちに準備しとけよ。
[ベルティルデに無線で連絡をすると、言葉通り、最大加速で基地へ。]
マリー、
マリエッタ。
ケルコム側との武力衝突が起きている。
すぐに戻りなさい。
いや、場所を言いなさい、こちらから迎えにゆく。
攻撃だと? ……何て、早まった真似を!
[PITに曳航索を接続する作業中
軍用無線から流れた情報に眉が跳ね上がる。
自分たちを取り囲むケルコム市民にも
ラジオからの断片的な情報は聞こえたようで、
此方へ向けられる視線が一挙に不穏なものと化す。
やがて遠雷のように爆音が轟いた>>472]
――――……。
[これまで遠巻きに此方を見ていた市民が、包囲の輪を縮めるのを感じ、腰の拳銃に手を掛けそうになるが、堪えて
背中に冷たい汗が流れるのを感じながら、作業を急いだ]
[退艦兵の誘導任務に当たっていた三番艦、四番艦の兵士は、船の待つケルコム空軍飛行場方面へと戻りつつある。
だが、頭上から落ちて来る瓦礫を避けて建物に入り込み、待機する者も中には、いた。
彼らは脱出の機会を失ったまま、立て籠る形になる。
血気盛んな民衆や陸軍と遭遇すれば、殴り合いから銃撃へ、市街戦へと発展するのは必然とも言えた。]
[飛ぶが故に見えてくる市街地の様子。
ケルコム陸軍の対応の早さは見事だった、避難誘導に警護、要所への人員配置]
まるでこんなこと想定していたみたいだ。
[ふと聞こえた自分の呟きに、ぶんぶんと頭を振る]
いいじゃないか、被害が少ないなら。今ならまだ、止まるかもしれない。
>>490
アイアマーズよりブリッジ、了解。
ちと遠いがやるだけやってみる。
[命令だけ受け、通信を終了し機銃を向ける]
クソッ、撤収するより飛行場制圧するほうが楽だろ!
面倒くせぇことさせやがって。
[次々と入ってくる被害状況を聞きながら]
(違う、違うわ…何かの間違いよ、これは…
…だって、シリーの司令官は…)
[喉から出そうになる言葉を押しとどめるのに必死だった]
[ミヒャエルの無線連絡>>501で我に返る]
了解。こちらも準備しておくわ。
私は、滑走路に戻ります。後は、お願いします。
[と、管制室のメンバーに声をかける。間もなく、式典に出席していた将官クラスが戻れば、指揮系統は正しい者に戻るであろう。
しかし、今の状況では、あまり良い方向に展開していくことは考えにくかった。
しかし、ベルは自分の仕事をすることに専念することにした。そうして、自分を誤魔化そうとしていたのかも知れない]
給油準備は大丈夫?チェックには十分時間かけてよ!
[整備場に戻って、各スタッフに声を掛ける]
― エアリエル下部、偵察用ゴンドラ格納庫 ―
S『なに、あれ……?』
[遠く彼方の地上が赤く燃えるのを見た。
ただの火災ではないぐらいわかる]
S『違う……僕たちじゃない……』
[新兵は自分でカノンを撃ったからこそ言えた。
ああいうふうにできるほどの威力のある攻撃方法は無いと。
だがそれを世界に伝えることも、世界に信じさせることもできない。
なぜなら彼は新兵だからだ。]
[整備場で作業をしていると、少佐付きの下士官が無線機を持ってきた>>447]
無線機?
[大体の概略を聞いて]
どうして、私に…?
[と、首を傾げたが、慌ただしい中だったので、そのまま受け取った]
…………。
[言われた言葉に、逆に、戸惑った]
……俺の無茶って、お前にとってどーゆーモノなんだよ……ったく。
[ぽそ、と呟く。
少しだけ、気が抜けた]
熱っ――!?>>472
[不意に、懐かしい顔と真っ赤な薔薇が、脳裏にフラッシュバックした。あの赤は、違う赤だったのかも知れない。]
[わずかな間、意識が飛ぶ。気付いた時には、ラジオはノイズだけを鳴らしていた。]
…何…?今の…
[何かを振り払うように頭を左右に振る。と、部屋に飾ってあった額縁が、いつの間にか落ちているのに気付いた。]
─ 式典会場 ─
仰ることは理解致します。けれど、彼女は怪我を…頭を打っていれば、大事となります。
どうか、せめて意識が戻るまでは安静に!
[歩み寄る青年が語る話は、無論道理であるのだが、未だ目覚めぬシュテラの様子に、焦燥感だけが募っていく
まくし立てるように言葉を吐きならば、彼が名を名乗れば、むしろ好都合とばかりに、自らも名乗り出ようと……
そんな矢先に、シュテラの意識が戻る]
シュテラ!
[体面にいる青年を一瞬忘れるくらい、彼女の無事が嬉しくもあり……
彼女をそっと抱き寄せれば、名乗り出る機会を逸してしまった]
……
[やがて、指揮官らしき長身の男が現れる。
混濁する意識を押して、ふらふらと自身の前に立つ彼女の背が、どこか大きく見えたりもした。
というか、あの指揮官の上から目線に見える佇まいに軽く苛立ちを覚える少女としては、シュテラを押しのけて、睨み付けてやろうとも思ったが、自身より先に名乗り出る等の言動……おそらく少女の身を案じ、そしてその身分を隠し通したいのだと分かれば、じっとその場に留まり、彼女の様子を眺めるに留めた。
対峙する二人に見えないように、彼女を支えながら]
……………………
[素足のまま椅子から降り、無言で拾い上げる。志を同じくする、探求者仲間の写真。落ちた時に割れてしまったのだろう亀裂が中心を走り、まるでその身を切り裂くかのように、笑顔で薔薇を掲げる男性を斜めに横切っていた。]
…ローゼンハイム…先生…
[つぶやきは、ノイズにかき消され。]**
そうですわね……
[しきりにお嬢様と呼ぶシュテラに、平静を装いながら
……しかし、実際今身に纏っている服が、いかにも高級そうな礼服であることに、内心不安に駆られる。
シリーに精通していれば、軍高官だということくらいわかってしまうのではないか?
……いや、PITを知らない時点で、まあそこまで危惧する必要はないかもしれないが]
やがて降りてきたクレメンスと、退避を呼びかけるシュテラ
刻々と悪化する事態を鑑みれば、長居はできそうにない。
ディルドレとアデルに少しの興味……これは個人的にも政治的にも思うところがあったりはしたが、最悪に近いタイミングであることは容易に測れれば、今回はその機会ではなかったのだろう]
ピー……ピンクパンサーに? 貴方が?
[なんだそのけったいな名前は……何故か一瞬リーゼロッテを思いだし、瞬時にそれを頭から払えば少しの間考え込みながら、最終的にはそれを承諾した]
この子かなり繊細だから気をつけて
あと、近いところにいるから大丈夫だと思うけど
万が一のときは
貴方の身を優先させてね。パンサーよりもよ。
命に代わる対価はないのだから……ね
[言い残しロープを昇った]
── 現在へ
[市街部では火の手が上がり、また、誤射か故意か、靄の中から放たれる銃弾がケルコムの街を壊す]
なんでこんな、急に。
[『たった一発の銃声から何千人も命を失う争いが起こるんだ。偶然が重なれば必然に。ひとりの思いが全体に広がったとわかれば、勢いを止めるものなどいないのだ』
無線から声は流れ続けている*]
[ふる、と首を軽く振る。
ここまでの飛行で、燃料のゲージはかなり、まずい事になっている、と無言で物語っていた]
……管制、聞こえるか!?
『Blaufalke』、これより着陸する!
[管制塔に向けて、一声かけて。
蒼は、滑るよに、飛び立った所へと]
― ケルコム空軍基地 ―
[滑走路が見えると、慎重に高度を下げて、白い機体は無事に着陸する。]
状況は?
[最新の情報は入っていないかと、開口一番、ベルティルデに尋ねた。]
さて、明日は誰かと会話するチャンスがあるかな?
このままだとホントにいらない子になってしまいそうな^^;
ケルコムまで降りた方がいいかなー?
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