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― 明朝・外 ―
[果たして宿へ向かう時だったろうか。
それともその後、ニコを伴い洞窟へと向かう前か]
――フレイヤとか言うの。
[昨晩は終ぞ応えられる事の無かった声の応えが。余りにも唐突に響いたろう]
――遅い。
応えは40秒以内だぞ。
[そして、時間内に『声』に言葉を返すことが出来たとしても、遅いと言い張る。
随分と唐突。そして不遜な態度]
―― 宿/二階の一室・早朝 ――
何だ。昨日の話の続きか。
まあ待て。
……俺も、少し聞きたい事がある。
……。
[欠伸を噛み殺し、]
後で会わないか?
場所はどこでもいい。
[もしもアルビンが自宅を告げればそこへ向かい、別の場を求めれば、後程二人で話す事を約束し、早朝の時点では一度分かれる。
もっとも、その時点でアルビンが強引に何か聞こうとするならば、話は別だろう。]
―回想 昨夜 宿―
[戻ると、宿の中には妙な雰囲気が漂っていて。
騒いでしまった自分のせいかと思うがそれも違うらしく。
無理に聞き出したクララにもう一度謝り、冷めかけた食事を始めた。]
あれ?お手合わせしてくれるんじゃなかったんですか?
[先に部屋に帰る神父に冗談めかしてそんな事を言いつつ。
自分もそのすぐ後に空き部屋の一つへと。]
―回想 ???―
[はたり
白の中に赤が落ちる。]
―――お父様っ!!
[冷たい雪の中に父はゆっくりと崩れ落ちていく。
その傍から駆け去っていくのは―――巨大な狼。]
待てぇっ!!
[ざく。後を追おうと踏み出した足が固い雪を踏む。
弱々しく『ニコラス』と名を呼ぶ声に足を止める。]
お父様…。
[一面の銀色。
それを鮮やかな赤に染め上げる鮮血。
その中に落ちた銀の短剣。
赤混じりの雪の中に膝を付き、倒れた父の手を取る。
その手は雪の中に居るにしてもあまりに冷たかった。]
[血に濡れた父の口が僅かに動いた。]
なんですか?
何か言いたいんですか?
[耳を寄せる。
聞き取れたのは苦しげで弱々しい息遣いと―――。]
『…ニコ…ラス……お前は…故郷の、村……。』
[それだけ。
たったそれだけの言葉を残し、父は息絶えた。]
―明け方 客室―
La la la la …―――。
[響くのは小さく謡う声。]
Lassen Sie uns jetzt sein eigenes Spiegelbild im Spiegel.
(さあ、自らの姿を鏡に映してみよう。)
Die Dorfbewohner scheinen es einfach tun.
(そこに映るのはただの村人か。)
Oder Sie blutrünstigen Werwolf.
(それとも血に飢えた人狼か。)
[今は亡き養父に教わった歌。]
まずは――……
[さて、と顎に一瞬手を当てて如何したものか考える。
当然初めて聞く声だし、一人称も変えられて居ては声の主が誰かなど特定はできずに]
――新米狼の規則第一条第二条。
一つ。自分の正体くっちゃべろ。
二つ。ゲルト宛に3275ゲルト分のアップルパイを送りつけるんだ。
[結果。
相手の事情一つ鑑みない様な。
とんでもないデタラメをぶちまけた]
Ich bin ....
(私は……)
[マントを脱いだ服の下。
冷たく固い感触を確かめる]
お父様……。
未熟者は故郷の村に帰れと言ったんですか?
それとも…―――。
[そんなに多くない荷物の袋の底。
養父の形見の銀の短剣はまだ眠るまま。]
―洞窟近く―
…―――!?
[目の前に広がる異常な光景に息を飲む。]
…ヨアヒム、場所間違えていないよね?
[幾ら方向音痴でもそこまでの間違いはしない。
分かっていても呆然と傍らのヨアヒムに問いかけた。]
―いつかのどこか―
[しろいしろいせかい。
あれほどひどかった嵐は、やっと過ぎ去って。
今は、雪が静かに降り続いている]
…………っ。
[しろいしろいせかい。
滲んでまともにものが見えない視界におぼろげに映るのは、雪を被った物言わぬ木々たち。
彼らはただ、無言でちっぽけな自分を見下しているようにも感じた]
…………。
[しろいしろいせかい。
どこまで行っても、群青の瞳に映るものは同じに見えて。
出口の見つからない迷宮に迷い込んだかのような、錯覚]
…………ぅぅうう!
[しろいせかいを、嗚咽を漏らしながら走る。
浅緋は、雪によって元の色がほとんどわからなくなって。
息も絶え絶えに、足取りはおぼつかず。
溢れ続ける涙は、その瞬間はあたたかくても。
すぐに冷たい風にさらされて、ひりひりとした痛みに代わって頬を刺す]
おとうさん、おかあさんっ………。
[少女は走(にげ)る。
あの村から?
家族を失った現実から?
――それとも、激情にかられた自分が犯した罪から?]
っ。おにい、ちゃん……。
……!!
[勢い良く飛び起きる。
心臓はあの時と同じく、早鐘を打つかのような鼓動を刻んでいて。前髪を、鬱陶しげに払いのける]
……夢見、悪いな。
[別に、初めて見る悪夢というわけでもないが。
昨夜はオットーとなるべく早く寝るようお互い言ったのに、こんな夢では安眠しようとした意味が無い。
ちらりと不安げに、家族の人形たちに目をやった]
あ、は、はい……
場所、ですか。ええと……
[即座に浮かんだのは自宅。だったけれど、よく知らない男の人をいきなり家へと上がりこませるのは、どうなのか。
しばらく、考えたのち。]
――宿から、教会へと向かう道の途中をそれたところに、私の家があるはずです。
……そこで。
[結局、自宅の場所を伝えると、ありがとうございますと軽く頭を下げて。その場をあとに。
ふたりで話すとなると、それが一番いいのだと思って。]**
― 宿・玄関先 ―
……あ、あれ?
嘘、いつもなら寝癖なんてつかないのに
[元気よくあちこちに飛び跳ねている髪を撫で付けられ、少し恥ずかしそうに髪を自分でも撫で付けるが、それはまたすぐにぴょいん、と跳ねるのだった]
昨日の事……ね。
まぁ、散歩には丁度いいのは確かかな?
――もしかしてニコ。
方向音痴なの?
[そこまでは憶えてなかったが、昨夜はよく無事に宿に帰れたのだなと関心もしながら。
のんびりと、幾つか有る主要な建物を今更の様に巡りながら。
時折思い出話も交えながら、足は次第に村の入り口へと赴いたろうか]
― 洞窟近く ―
――あれ……
[目の前の明らかに異常な光景に目を瞬かせる。
一瞬自分も方向感覚を失ったのか、と辺りを見回すが。
樹や建物の配置。地形の具合からも間違いは無い]
え、うそ?
……あれ?
[確かこの不自然に積み上がった岩山の場所は。
ぽっかりと開いた洞窟があって然るべきだったような気がするが]
……何で、こんな事に……
[半ば呆然とした様子で、眺めていた。
昨日ニコラスとアルビンが帰ってきたのだ。
つまり、つい昨日までは確実にあったはずの、唯一と言っていい村の通り道である洞窟が。
完全に崩落して塞がっていた]
……うわぁ、綺麗に崩れちゃって。
[昨夜は暗がりで目にしたからそこまで驚きはしなかったが。
陽の照る日中に目にすると、これは中々に壮観足る物だった]
一応、不自然には見えなさそうだし。
……あいつがやった……様子は無かったよね。
[先程の声――フレイヤの仕業だったのだろうかと思いもしたが。
さて、本当にやっていたのなら、開口一番に言いそうな気がしないでも無かった]
[着替えて起きてくると、パメラはまだ眠っているようだ。
彼女を起こさないように朝の掃除を済ませて。
朝食の支度もしておく。
オットーの店で買ったブレートヒェン。付けるのは蜂蜜と苔桃のジャム、今日の気分に合った方を。
ラックスシンケンがあったので、それとジャガイモをふんだんに使ったサラダ。
デザートはリンゴのコンポート。
それらを食卓に並べると先に自分の分をいただいて、いつものように図書館に向かった]
[眩暈を覚えそうになるある意味凄惨な光景に目頭を抑えながら。
ニコの腕を引いて、促すように踵を返そうとする]
……とにかく……
一度宿に戻ろう。ニコ。
これは流石に皆に言わないと……
[そのまま宿へ戻るように歩き出す。
途中で誰かと出会おうものならば、黙る道理も必要も無い。
崩落が在った事を、ニコと揃って、会う人に伝えるだろう**]
―― 談話室 ――
[ゲルトという男とは別に、オットーも眠っているようだ。
昨日も感じたが、このように小さな村にはよくある宿の形式で、談話室と酒場を兼ね備えているようだ。
並べられた酒瓶に、「エルナ」の字があるのは、キープボトルだろう。]
眠ってるのか。
[暖炉近くで熱せられた薬缶から湯をとり、置かれていた瓶から茶葉を取り出し、ハーブティーを淹れると、酒瓶からアルコールを垂らした。
カップを持ちながら厨房などを覗き、「御自由に使ってください」のメモを見つけると、白パンを二つ掴んで、暖炉の前に戻ってきた。]
[オットーの傍らには、タルトが一番旨かったと書いたメモを置き、談話室を出た。
それからは、汚れの酷いものなどを外で洗濯などを行い、二階と一階とを数往復する。
小奇麗で暖かそうな上着を数着見繕い身に付け、護身用のものを粗い造りの小さなザック(背負ってきたものとは別だ)で肩に背負うと、教えられたアルビンの家へと向けて出発した。
恐らくは、途中でヨアヒムとニコラスに*出遭う事か。*]
[図書館の鍵を開けると、掃除をしたり本の配置でこうした方がいいかな?と思うものを変えてみたり。
そんなに時間はかからなかったので、カウンターに座るとそこに裁縫道具を置き、昨日約束したニコラスとアルビン人形の製作に取り掛かり始めた]
そういえばスコルくんとハティちゃんのぬいぐるみもあった方がいいって、ヨアヒムくん言ってたっけ。
あ、ならトランメルくんぬいぐるみも作ろっかな?
[ぽわぽわと頭に思い浮かんでくる考えに頷く。
降誕祭までまだ日はあるので、このペースだと本当に義父が言ったように村中を人形とぬいぐるみで埋め尽くしかねなかった。
ある程度は器用であるが、小物作りに勤しむ時の少女は基本的にクオリティよりもスピード優先型なので、そこが店売り品になるには弱い理由だったが]
―談話室―
……オットー?
[壁の釘へ外套と手袋を戻してから、ソファに横たわる人影―眠っているようだ―へ歩み寄る。
ソファの背もたれへ片手をかけそっと覗きこめば、常より僅かに青白い顔があった。]
[体調が優れないのだろうか。
と。テーブル上の籠、焼きたてのパンたちが意味すること、
オットーが休みもせずパン作りを行ったことに気付いて、一つ息が落ちる。]
[そっとオットーの頭を撫でて、暖炉に薪をくべた。]
/*
狂人として騙りの小道具にも、占霊狩として能力の媒介にもできなかった人形とは何だったのか。
…キャラ付け?
なんかその日の犠牲者の人形がズタズタにされてたり、ミステリーの小道具っぽい物としては無理か。
あとは死んだ人の人形を見てセンチメンタルっぽくなってもらったり、ネネちゃんママのごとく虐待してくれたり、他の人にどう使われようが構わないのです。
/*
まぁクララうらなうんですけどね……!!!
くっ、アルビンともっと絡んでおけばよかった……男キャラで異性と絡むの難しいなぁ><
もしくはゲルトともっと縁故濃くしておけばっ……
[昨晩のこと。シモンに、そういえばまだ名乗っていなかったと、
少し気まり悪げに自らの名を告げ、簡単に宿泊客たちの事と、
もしミサに行くならと、ざっと教会の場所も教えて。
昼の談話室で行き合った時に問われれば>>243、
仕事については、薪割り以外、水汲みでも雪下ろし雪かき調理掃除洗濯でも何でもあり。
などと、あまり言葉数費やさずに述べた。
経営者が不在で、客の世話と雑用が下っ端の仕事、
大雑把にこなしている雰囲気も、大体伝わるだろう。]
…暖炉用の薪、足りなくなってきたな。
[暖炉の脇の、薪の数を確かめる。
籠の中のパンタルトをつまむと、裏手の薪の山へと向かった。**]
さて…どうするか。
こんなにイワクまみれとは予想外。明らかに役職の数とイワクの数があってない件。僕も素村希望すれば良かったよ。
こんだけ過去バナが濃いなら、狂人は中二っぽい設定作らないで、ただのリアル狂人って方向の方が萌えるか。
ところで、あんだけ修道院がどうのこうのいう自己紹介を聞かされて、人物特定できなかったヨアヒムたん(職業:旅人志望)がかわいくてしょうがない件。
ああああああああ
実は白狼でござるよ☆
とかいうゲーム性破壊するチート設定とか。
実は昔は人狼だったけどわけあって人間になっちゃったんだよ☆
とかいうフリーデルの苦しみを踏みにじる後天狂人とか。
実は昔亡くした恋人が人狼でハァハァ☆
とかいうヒロイン属性ふりまくメロドラマンとか。
狼に食べられたい全裸のドM☆
レーティング神あっちむいててよ!
色々思いつきはするんだけどなぁ
はいは〜い。
[律儀に声をかけてくれたフリーデルを労って、聖堂へ]
パメラ、助かります。今日もセクシーだね。特にこう、腿のあたりが……
[さらりと、太腿目がけて手を伸ばした]
おはよう神父さん。
[伸ばされてきた手を、手刀で「ずびしっ」と叩き落とさん。]
……ズボンの上からでもセクシーさが解るなんて、良い目してるねー。
[実際の視力を知りもせず口にする。]
[華麗にたたき落とされた]
心の目で見るのですよ。それか鼻で。
[適当に答える]
鍋は物置に。こっちです。
[掃除の後は、祈り・筋トレ・勉強。
今日はその何れもやらないつもりで]
シスターフリーデリカ、私は先に行っていますよ?昼には宿に来られますよね。
[同室にいないようなら声を張る。
祭壇横の戸口から鐘楼の横を抜けて、裏口から外へとパメラを誘った]
―自宅―
…………ふぅ。
[なんとか掃除を終えると、仕事着から、用意していた服――グレーのワンピースと、ビリジアンのカーディガン――に着替えて。その上に、外套。
汚れた仕事着は、風呂敷で包む。あとでお洗濯するつもり。]
ここじゃ、お湯も沸かせないけど……
仕方ない、よね。
[水は出ないし、暖炉があっても薪がない。]
心の目はともかく…匂いで? うわ、なんかやらしい。
[鼻にシワを寄せて呟く。]
はいはーい。鍋♪鍋♪
[神父の後に付いて行き、鍋を受け取ろうとして。]
うわっ、重…!!
[がくんっと両腕が下がる。鉄製の大きな鍋だけに結構な重さだ。持ち手が付いているのが幸いだが。]
おっと。
[パメラの手に委ねた瞬間、鍋が急降下する。
直ぐに手を添え直し、娘の顔をまじまじと。だいたい眼のあたりと見当をつけたところに視線を据えて]
これは失礼。
……レディお一人にこのような物を運ばせようとするとは、私もヤキが回りましたかねぇ。
[言って、持ち手を引き上げる。
パメラが手を離さないなら、丁度二人で支えるように鍋は宙に浮く]
―― 村の入り口 ――
[昨晩潜り抜けてきた洞窟は無残にも崩壊し、大きい石が転がってばかりだ。昨日通り潜ってきた限りでは、いきなりの崩落はないと思えたが――…]
気の……せいか…?
[くん、と鼻を鳴らす。
包帯に覆われていない片目が、辺りを見回す。
ガラリ…と、積もった石山を少し触る。]
……。
[推測だけに留める。すい、と色彩の薄い瞳が筋を描き――シモンは踵を返した。教えられたアルビンの家へと向かう。]
……いや。普通に運べると…私も思ったし。
[もっと軽々いけると思って手を伸ばしたのに。少し悔しくて眉をしかめる。]
大丈夫。ちょっと時間はかかるかもしれないけど、一人で運べるよ。
トレーニングにもなって一石二鳥じゃん?
[片方の持ち手を手にしたまま、そう言った。]
…ええ。迂闊にも、パメラなら運べるとどこかで思い込んでしまっていたようです。
[あくまで真顔で]
たしかに、片手で鎚を振るい続けるのにも、重い鍋を運ぶにも、必要なのは握力ですがね…
[表情の変化は読み取れずに、ただ、良いことを思いついたというように鍋をぶら下げた腕を軽く振る]
ここはお互い、自分が運ぶと言い張る場面かな?
論議で時間を潰さぬよう、ここは痛み分けで――このまま二人で運びましょう。
はい決まりー。
[踵を返して、ぐい、と鍋を。
ひいてはパメラを引っ張った]
/*
おもいっきり素村COしたので、占われて確定白にならなければ初回吊りは引き受けたいのですが…。あうう。
ゲルトの死体第一発見者になれたらなりたいなあ。単独で。
滑って転ぶ→血溜まりにべしゃってなって端から見たら返り血に見える&更に口元に飛び散った血で倍率ドン とかなったら吊られるだろうか…。
/*
なんというかこのパメラ、少女というより少年だわあ…。すげー演りやすい。
神父様、人狼側なのかな?それともSG狙いで動物惨殺予定?いやまさか。
村人…楽娘書? 狩人…旅? 占…屋?
不明…神商妙兵服青農羊者修
/*
あれ、ジムゾンさんが村人の恐怖を煽って村から逃げさせようと動物惨殺事件を起こすって感じなのかな議事録読むと。
となると後に発覚して吊られることを見越した素村…いや以前に村思いの人狼がいたからry
―― アルビンの自宅 ――
[逆光。丁度アルビレオを見下ろす形。冷たい色の瞳。
室内の闇は、外からの光と揺らめく蝋燭の炎で掃われている。]
入るぞ。
[アルビレオの横を擦り抜け、適当な場所に腰掛けようとする。]
人狼、の事だったな。
詳しいと言えば詳しいし、分からんと言えば分からんが――…
何を聞きたかったんだ?
[単刀直入に切り出した。]
……あ、どうぞ。
すいません、なにもないところで……
[3つある椅子のうちのひとつに、掛けるよう促す。
常は碧のように見える、娘の瞳。いまは、琥珀が濃く見えるだろうか?]
……その、私、本で読んだだけで……あまり、よく知らないんですけど、
えっ…!
[鍋ごと引っ張られて少し驚くが、神父の言う事も尤もだしそのまま付いて行く。]
ああーもっと大きくなりたいなあ……。
具体的には、身長170cmオーバーで握力60kgくらい?
[ぶつくさと呟きながら鍛冶作業場まで歩いて行こうか。]
握力60kmもあれば、仕事には困らないかもな。
[頭一つ分下にあるパメラの方へ顔を向ける。
小柄な方ではないと思うが]
握力だけなら、ひたすら手を開いたり閉じたりするだけで効果がありますね。
…たぶん、前腕が太くなるだろうけど。
[サク サク
二人で歩く機会は最前もあったが、今度は歩調を合わせ。
アルビレオの家の前は、通り過ぎて。
その先、図書館の横を抜ければ村外れの鍛冶小屋へ]
あ…ああ。ゴホッ、ゴホン。
[口元に手をやり、咳き込む。アルビレオの問いに答えるまでの間(ま)、心の動揺を落ち着かせる時間を稼ぐ。
アルビレオの姿から視線を外し、『人狼物語』と描かれた黒装丁金字の本を見、再びアルビレオ辺りへ視線を向けた。]
[握力を強くする方法を聞いて。]
へえ、いい事聞いた。腕が太くなるくらい、今更だよ。
[既に消えない火傷の痕が無数にある手だ。少々腕が太くなるくらい大した事ではない。]
ありがと、神父さん。後は自分でやるよ。
鋳造し直すのはやっぱり無理だけど、穴を塞いで補強するくらいなら何とかできると思う。
[鍛冶作業場に着けば、娘はそう告げて。]
ええ。では、お願いします。
お代は、あの……体で……
宿で、待ってるわ。
[頬を染めつつ、鍋を作業台の辺りに下ろす。
途中何度か手を持ち替えていたパメラを、心配する素振りは見せずに]
ではでは。御加護を――
……。
[図書館に訪れる者は誰もいないが、まあそんな日もあるあるとお気楽に構えて。
今日も今日とて小物作りの作業を進めていた]
…………ふぅ。とりあえずこんなところかな。
[机の上の人形たちを満足げな顔で見渡すと、うーんと伸びをして体をほぐす。
できあがったのはニコラス人形とアルビン人形。
カタリナの飼っている牧羊犬のスコルにハティと、ヤコブの飼っている驢馬のトランメルのぬいぐるみ]
[昨日宿でぶつかった負傷している青年の人形も、そこにはある。包帯は巻いているが外套などの服装は、元々はこんな風だったのだろうという想像からの小奇麗なもの。
…顔や格好を見たのがあれだけだったので、正直正確な服装の構造がこれでいいのかはよくわからない。
住人でないディーターにも人形を作ってあるので、彼の分もないと何となく可哀想だろうという思いからだった]
/*
あ、この人形ってクララの疑いどころじゃね?
クララなら優先順位的に両親の人形とかも作ってそうなものなのに、ちょうど村に取り残されたメンバーのみ人形が作られている。洞窟が崩れて村が孤立することをわかってたんじゃないか、みたいな。
[蝋燭の炎の揺らめきが、シモンの瞳に映り込む。]
人狼の覚醒ってのは知ってるか?
[本題からずれた部分から話を始める。]
見れば分かるが、俺は軍に居てな。
そこじゃあ色々な話も集まって来るのさ。
[補足を入れる。だがその言葉が、イコール、昨晩まるで見てきたかのように谷底の村の話をした事へは繋がらないだろう。]
ある特定集団内に人狼が居て、
そいつが人狼として覚醒してない場合、
近隣の人狼の呼び聲で覚醒するって話だ。
俺も詳しい原理は分からんし、
そんな呼び聲がなくても覚醒する奴は覚醒するらしいが――…
[そこで一度真顔になり、]
…………。
[無言で、背負っていた薪を下ろすと一本引き抜き。帰って行く神父めがけて、見送りついでに
思いっきり投げつけた。
当然、ボールでもないので上手くは飛ばず。薪は神父の足元近くの地面でバウンドして転がっていった。]
そいつがどういう本かは分からんが、
大体「人狼が居れば能力者が居る」って話なんだろ?
もしかして統計本も兼ねてるのか?
もしそんな話が書かれてるなら、その通りだ。
「特定の集団」として孤立した場合、
そしてその集団に人狼が居た場合、
人狼に呼応するように能力を持つ者も目覚める。
もし何も因縁も能力もないように見えても、
絶対に引き出される…とかも聞いた事があるな。
それこそ、人間の生存本能か呪いか祝福みたいにな。
[皮肉げに口が歪む。]
という事は話は簡単だ。
質問1、能力者が居るなら、
答えは 「人狼は居る」 だ。
きゃー。
[間抜けな声を発しながら、雪の上を転がる茶色い棒状の何かを見やって]
……これで、慰めろと? 壊れちゃう。
[小声で呟いて。
ごくり、喉を鳴らしたり]
―鍛冶作業場→宿方面ー
[少し戻るような道筋。
パン屋か――図書館に寄ろうかと。
サク
雪を踏む]
かく、せい……?
[首を振る。]
…………
[そして、続く言葉を黙って聞き]
――――!!
[最後の答えに、息を飲む。]
ハハァ……おい、お前。
この村で誰か能力に目覚めた奴が居るのか?
[歪んだ笑みを浮かべる。]
あの宿に居た誰かか?それとも――… お前か?
!!!!
[シモンの問いに、表情はおろか全身強張らせる。]
わ、私…… 私は……
知らない! 私、なにも知らない!
[頭を振る。
見開いた瞳には、涙すら滲んで。]
[椅子から立ち上がると、なんとなく本棚を見て回っている。
別段、今読みたい本があるというわけではないが]
……そういえば。
[ふと思い出した、ここを図書館にしようと一念発起して間もない頃の出来事を思い出す。
まずは新しい本を仕入れるより、ここにある本を整理することが先決と思ってそうしていた最中。
偶然、変わった仕掛けのある本を見つけてしまったのだ]
[外見は大きい本であること以外目立つところはなく、タイトルはなんだかよくわからない分野の辞典のよう。
特に借りにくるような人もいないような本だが……その本の中に本が、隠されていた。というよりはその辞典のような外見がカモフラージュで、中の本が洒落ではないが本体。
以前に書庫を管理していたらしい亡き老人でさえも、気づくことなくそのまま所蔵していたのだろうか?
その隠されていた本に書かれていたのは、今思い出すだけでも身の毛のよだつような内容だったが――なんとなく、捨てられなかった]
あの本、どこにしまったんだっけ。
[――それは、人狼の存在を認めるということ。
そのうえ素性も知れないものに、ほんとうのことを話す気には、なれず。]
私、なにも知りません!
あ、あなた、いったい、何者なんですか……?
軍にいたって……
それで、どうして昨日話したような、あんな……
あんなこと、知ってるんですか!?
[シモンは椅子から立ち上がる。]
その言葉を信じる訳にはいかねぇな。
まぁよく聞け。この村は今、孤立してる。
入り口が崩落して、この村に居る誰も外に出られなくなってんだよ。
[アルビンに一歩近づいたが、問いかけに立ち止まる。]
―図書館―
[”開館”の看板は”閉館”と裏表をひっくり返すだけのもの。
今がどちらなのかを見るために眼鏡を取り出すのは面倒で。
キィ
小さく扉を開く。
顔だけを突っ込み、カウンターに人影がないらしいことを把握すると、一瞬だけ耳を澄ます]
…… 宿かな。
[大きな気配の動きを感じなければ、扉を元に戻そうと]
― 教会内のどこか ―
[ジムゾンとパメラが聖堂を出た後、自らは別室に移動していた。
エルナに依頼していた祭飾りのチェックを行うためだ。
祭飾りの入った鞄から、飾りを取り出し、テーブルの上へ。そして一つ一つチェックしていく]
これは――調整の必要はないかしら。
[調整の必要のないものは、しばしの間別に退けておき。]
これは――調整の必要がありますね。
[調整を要するものに関しては、その箇所をメモに書き留めながらより分けていく。]
[これをしばらく繰り返し、全ての完成品をチェックしていった]
[それから、空の鞄を二つ用意する。分かりやすいように、色違いである。
黒い鞄には調整の必要がないものを。
茶色の鞄には調整が必要なものと、その箇所を記したメモを入れて。
それぞれの鞄を閉めた。
これらを持って、今から宿に向かうつもりだった]
― →外 ―
[相も変わらず、外套越しに冷気が体を刺してくる。]
――くしゅんっ!
[またしてもくしゃみをした。
だが、重要なイベントを前にして風邪をひいてしまっては、元も子もない。
ともかく、今は宿に向かわなければ]
ああ、クララ。
いましたか。
あまりの美しさに目が眩んでいたようです。
[しれっと。
体を館内に滑り込ませる。
やはり、ひんやりとした空気。
濃いインクの匂い。
今日はアップルパイは届いていないよう]
お仕事中でした?
ちょっと、聞きたいことというかお願いが…
[本棚の群れの中へ、入り込む。
その大半は、暗い色のグラデーションにしか見えない文字の森]
[白銀の地面に、靴跡がつく。
新雪が、ふたたび服の裾についた。
頭痛を引き起こしそうになる程の強烈な冷気、そして冬の低い空が、この村を覆い続ける事になるのだろう――向こう数ヶ月の間は]
うふふ。まさか本当に、人狼が出たなんてお話を聞く羽目になるとは思いませんでしたわ。
[少女は怯える訳でもなく、面白がっているかのような笑顔を浮かべた。
人狼なんてはなから信じていない。
むしろ田舎特有の出来事に、感心半分、見下し半分といった所か。
都会の人間が物見遊山をしているのと、同じ視線で見詰めていた]
さて……そろそろあたくしたちも帰りましょう?
[そして夜が更ける前には、エルナを促し――彼女がその場に残るなら一人で、帰って行った]
― 回想・了 ―
本とは関係ないことですよ。
美しい司書様には申し訳ないことですが。
[自分に読めるような本は、基本的に手に入らない。
10年以上かけて少しずつ揃えても、ほんの数冊にしかなっていなかった]
昨日のあの、人形のことで。
私の人形もあったよね。
あれ……
[そのバスケットは今もカウンターにあるだろうか]
外に……出られ……ない……?
……崩落、……!? どう、して……
[そして次の言葉に、さらに目を見開く。]
え、わ、私、……に……?
[わからない。行商先で会っているのだろうか?
シモンの口ぶりからすると、それよりももっと前――?]
……あ、の……
ごめんなさい、私……、
…………
[けれど、アルビレオなんて名前、ほかにそう居るだろうか?]
なぁ、分かるか?
人狼ってのは簡単に人間を引き裂く事が出来るんだ。
[カタカタ、とシモンの体が震えている。]
軍で色々な話を聞いたのは本当だ。
だけどな、その俺の部隊は人狼に襲われて…
俺は命辛々逃げたんだ。
[軍服の肩に縫い付けられた神への帰依を示す十字は、その時に破れ綻び、今はザックの下か。]
その時に思ったんだ。
人狼はとても怖くて、…――ハハハッ、偉大な力を持つと。
人間は人狼に食い殺されても仕方ないと。
部隊から去った後に訪れた谷底の村で、
また人狼に遭遇するなんて、思ってもみなかったさ。
けど…俺達が大人しくしていれば、優しく殺してくれるよ。
[道中、時折空を仰いでいたが]
――こんな冷気なんぞ、向こう数ヶ月間辛抱すれば、なんともありません。
[そんな事を言いながら、すたすたと歩いていく。
地面の白銀を、半ば蹴り飛ばすように。
――宿が見えてきたのは、それからしばらくした後である]
― 翌朝・自室 ―
おかあさん……。
[ベッドの中。寒さに震え、身を縮こまらせる]
早く、迎えに来て……帰りたい、ですの。
[ここはこんなに寒くて。一人ぼっちで。
自分の居場所はここじゃない。そう思い続けているのだけれど]
『あれは本当に――私の子なのか?』
[思い出したくもない記憶は、夢と現の狭間に沈む]
僅かに残った村人は……皆食い殺されたんだぜ。
人狼側について酷い目にも逢ったけれど俺は良かったよ。
ああ、そういえば…人間の身でありながら、
人狼の囁きを聞ける人間も居るって、その時に教えてもらったっけなあ。
[くすくすとシモンは笑っている。
が、膝元から崩れ落ち、両腕で体を抱えた。
ガタガタと震えが止まらない。]
[雪道を歩くカタリナの姿を見つけたのはシモンと分かれた直後。]
あ、カタリナ姉様…!
大変なんです!
[小走りで駆け寄り、ヨアヒムと一緒にシモンに告げたのと同じように洞窟が崩落していたと説明をした。
その話を聞いたカタリナとは一緒に宿に帰ることとなったか、そこで分かれたか。
どちらにせよ、暫く後にはヨアヒムと一緒なので迷う事無く宿屋へと到着する事ができた。]
シモンいいなぁ…
喰い殺してみたいなぁ…
凄いロール返してくれそう
ヤコブも、やっぱり喰ってみたいよね。
リーザぼんには喰われたい(きぱっ
ていうか、ジムゾンを喰い殺したい
[それからしばらく、布団の中でもぞもぞしていたが――ようやく起きる決心がついた。
さっと着替えを済ませて外に出る。
エルナは起きて居ただろうか――姿が見えなかったなら、家をそっと抜け出した。
朝食を自分で作ろうとはしない。
自分は料理人ではないし、宿屋に行けば何かしらありつけるだろうから]
― →宿屋への道 ―
…………。
[鉄製の大鍋を前にして、娘は考え込んでいる。
これまでの数年間、様々な手を使って(街に出た際に鍛冶屋に押し掛けたり苦手な本を我慢して読んだり)鍛冶技術に関する知識を得てきたが、やはり経験がどうしたって足りない。
手の平の半分程もある大きさの、穴。こういう修理は初めてだ。大きな鍋は貴重だし、失敗する訳にはいかないのだが…。]
ええい、やるしかないっての!
[ガバッと立ち上がると、娘は金属くずの中から一番大きな鉄の塊を取り出す。
既に赤々と燃えている炉の中にそれを入れ、燃える火をジッと見つめる。]
…………。
[鉄が熱されるのを待つ間、作りかけのナイフを持ってきて金ヤスリで磨いていく。
ただの金属の固まりだったものが徐々に銀色の光を放って行くこの作業が、娘は一番好きだ。]
― 宿屋へ向かう途中 ―
あら、シスターさん?
[道の途中、シスターの姿を見付ければ声を掛ける。
他にも宿へ急いでいる者が、別の道を通り過ぎて行っただろうか]
ぁ、あ…………
[未だ眠り続ける男は。胸を押さえながら、小さく呻く。
昨夜から、僅かだが声が戻って来ている事に。
男はまだ、気が付いていない。]
……っ……
[息が荒くなる。
ソファーの背凭れ部分にしがみ付いている手は。
異常に、冷たい。**]
……。
[どんな口だろう]
なんということでしょう。私は女の人も男の人も平等に口説いているつもりだったのに。いつのまに偏りが……?
[天を仰ぐ素振りをしつつ]
あの人形、たしか首に十字架をかけてましたよね。
[昨夜拾い上げた時に感じた、僅かに硬い感触。
席に置かれたバスケットの中から、一番黒い塊を掴み出す]
これって、付け替えることはできますか?
別の物に。
[言いながら、指を着ているスータンの首元――人形ではなく、自分の――にかける。
ボタンを幾つか、外した]
― 宿への道中 ―
[宿が見えかけてきたところで、リーザの声>>325がしたので、そちらを振り向く]
あら、リーザさんも宿へ?
[もしかすると、途中から同じ道を来たのだろうか]
そん、な――!?
[シモンの言葉に、両手で口元をおさえ。
信じられない、というように、シモンを見る。
――彼は笑っていたけれど、震えていた。]
そんな……そんなこと、本気で言ってるの……?
[床に膝をつくと。
綻びの見られる肩を掴もうと、手を伸ばし。]
だめ、だよ。
私たち、戦わなきゃ……!
だって……
だって、私、
[本をとり、ページを繰ると。ある単語を、指でさした。]
“ Medium ”
そのために、いるんだもの――**
/*
うーん、恐る恐るKYフラグぶちまけてみたけれど、回想だからあんまり効果なさそうよね。
後々拾って貰えればいいのだけれど。
うーん、もっと参加時間頑張るべきかしら……。
[やがて真っ赤に熱された鉄の塊を金属製のハシで取り出し、金床の上に置くとハンマーで叩き始める。]
ふっ…はっ、はっ…
[カン、カン、カーン。と金属音が辺りに響き渡る。村中とまではいかなくても、それなりに近くなら聞こえるくらい響く音。鉄を熱する間は音が止み、再び打ち出せば連続した金属音。
何度か休憩を挟みつつも、鍛冶作業場から発される音は数時間以上続いた。]
[リーザ>>329が言うには、彼女はまだ朝ごはんを食べていないという]
お腹すいたでしょう。
腹が減ってはなんとやらとも言いますし、宿での食事もいいかもしれませんね。
[宿の食事の準備は済んでいるだろうかとも思ったが、それをおくびにも出さず]
―宿―
[宿に居たヤコブとディーターに同様の説明をした。
彼らはどういう反応をしたか。]
オットーさん…?
[ソファで眠るオットーにも控えめに声を掛ける。
悪夢でも見ているのか酷く苦しげに見えた。]
冷たい……。
こんなところで寝て、冷えたのかな。
[起すべきかと、触れたオットーの手は異常に冷たい。
空き部屋の一室から毛布を持ってくると、起さないようそっと身体に掛けた。]
これです。
[中に着ている白いシャツの、ポケットから。
革紐を引っ張り出す。
その先で揺れるのは、花を象った小さな銀細工の飾り]
おまもり、というのは常に身に付けておくものだったかと思うのですが…
職業柄、装飾品として身につけるいい方法が思いつかなくて。
しかしずっとポケットの中というのも寂しいですよね?
折角綺麗なのに。
[今は、時折光を弾く蒼にしか見えないが]
で、人形ならいいかと思って。
これも、私。ですし。
[人形の胸のあたりに、ブルーポピーの銀細工を添えて、クララの方へ向けた]
本気、さ……。
だって怖いし、それに…身を委ねれば気持ち良いんだぜ。
[諦めきったような顔。目の端に涙が浮かぶ。]
俺に告発されて殺された奴が何人居ると思う?
/*
しまった。木炭じゃあ鉄を加工できるほど温度高くならなかったりして…?
あー、今回は適当に済まそうと思ったのに、やっぱりそういう部分が気になるうおあああああああorz
恐怖に追われ狂気に堕ち、ああそうさ――愉しかったよ。
[その肩をアルビレオが掴む。強い力だった。
顔をあげて見上げた先には、決意の込められた光の宿る瞳。]
― 村内 ―
……シモンさん?
怪我人がどうしたんです。
[昨夜この村に来たばかりの男。
怪我人が朝から元気な事、と一瞬眉を顰めた事には気付かれるだろうか。
ただ、その前にニコが事情を話し、それに追随するよう]
――あぁ、うん。
完全に塞がってたよ。
[それだけを伝えると、急ぎなので、足速にシモンと別れて]
――あ、リナっ!
おはよう。
[雪道を歩く彼女の姿を目に留め、とりあえず挨拶するが。
何時もの様のんびりとできる様子でもなく。
ニコと共に洞窟の崩落を伝え、再び足早に宿へと向かう。
リナが共に宿に帰ったか、分かれたかは兎も角。
今度こそ二人は宿に]
[リーザとともに宿への道中を行く。その途中で>>339]
――残念ながら、私の知る限りでは、進展はありません。
[率直に答える。人狼の噂など、にわかに信じることもできずにいた。
むしろ、嘘であって欲しいと思うばかりであった]
――遅い。
[痺れを切らして呟いた。
口調はともあれ、同じ村内に居れば聞える範囲内だろうに。
相手も警戒とかあるだろう事は一切合財無視しているのだが。
暫く帰ってこない応えには、待ち惚けに飽きたようにぼやいて]
アップルパイだったら嫌ならフォカッチャでもいいぞ?
― 宿 ―
……とんでもなく酷かった。
洞窟全体が塞がってるわけじゃないだろうけど。
下手しなくても、三ヶ月も掛けないと。
[宿に居た面々に、伝えることを伝え。
確認に行く者を止める事はしないだろう]
……なんだよ、昨日から。
嫌な事ばっかり持ち込まれて来てるみたいだ。
[昨夜の妙な雰囲気をも思い出すと。
つい思わずそう毒づいてしまう]
――……誰でも良いから答えろ。
昨日から嫌な話ばかりで退屈なんだ。
[宿に付いた頃には既に痺れも完全に切れており。
ぐでん、と椅子に座って天井を仰いだ状態でそう声を発するが。
『誰でも』とは言ったものの、特別フレイヤ以外に囁ける者が居るとは思って居なかったのだが]
*53
そういうことは関係ないと思うのだがっ!
[思わず叫んだ。
――初っ端から、とんでもないことになりそうだ、などと思ったかどうかはさておき]
アルビレオ――… 本当に戦うつもりなのか?
止めておけ。
死ぬだけだ。あの力の前じゃ…。
[アルビレオから視線をずらす。
けれども、シモンの震えは今は*止まっていた。*]
─ 宿 ─
[宿の妙な雰囲気を一切気にしていない風の娘が、バーン!!と大きく音を立てて扉を開けた。
一番最初に目に入った幼なじみの姿に満面の笑みを浮かべると。]
ヨアヒムーっ!!
[ススで服やら顔やら汚れまくった状態で、何故か勢い良く首元に抱きつこうとする。]
(何言ってるんだか…)
[心の中でだけ、ぼそりと。
二匹だけのつもりなら、こちらは完全に盗み聞きなのだが]
(……喰いたいものを喰えばいいが。)
[傍観を決め込んで。
どうせ、太陽が天を支配している間は、お喋りくらいしかすることがないのだろう。
村役場の鳩の数を思い出そうとしながら、目の前のクララに気付かれぬよう小さく首を振った]
わぁ、きれーい……。
[可憐な花の形をした銀細工が取り出されると、きらきらした瞳で見つめる。
女の子はヒカリモノが大好きなのです]
うんうん、こんなに綺麗なのにポケットの中は確かにもったいないよね。
[身につける所がなくて悩んでいるということ>>337は、自分から買ったものじゃなくて誰かからもらったのかな?と推測しつつ]
似合う似合う。お花を飾ってるジムゾンさんも男前よ!
[銀細工とジムゾン人形の組み合わせも、素敵に似合っていたのでぱちぱちと拍手。
ジムゾンから人形を向けられれば、十字架の飾りを外して。
鋏で革紐を人形に合うサイズに切断すると、それを結んで新たな飾りとした]
なんだ。
やっぱり居たじゃあないか。
[ようやく帰って来た応えに、やけに上機嫌そうに、誰も見て居ない事を良い事に、一人、くすりと笑った]
アップルパイは至宝だぞ?
特にオトーさんの御手製は甘みも抜群だ
[――真っ先に。
自分から遠回しに正体を暴露していることに果たして気付いているだろうか]
/*
シモンさんは怖がり素村?(ただしその演技をしている狼という二段オチの可能性あり)
素村ならアルビンさんに説得されて戦おうとする展開かな。
まあ、そうでしたの。
もっとも、進展したと言われても困るでしょうけれど。
[少女の方も、人狼の存在を信じてはいない――
と言っても、信じたくないというよりは高をくくっているかのような態度であったが]
[そうこうしている内に宿に辿り着き――そして遠からず、その報せが齎される]
― 宿 ―
え……?
洞窟が、塞がって……?
[その報せに、少女の表情は初めて余裕をなくす。
それはつまり、村の外との繋がりが絶たれたという事]
そんな……っ!
[慌てたように踵を返し、宿を飛び出した。
ここに何をしに来たのかなんて忘れている]
っ!?
!?!?
[人狼の本能よりも優先された生存本能なのだろうか。
繋げようとした『声』は、綺麗にパメラによって断ち切られた。
数秒、混迷を極める始末]
[思いがけず好反応で、アクセサリー類の威力を知る]
勿体ないよね。やっぱり。
[やはり、何故こういうものを男の自分に贈ったのかと。
小さく首を振りながら、手渡した飾りを人形につけるらしい仕草に笑む]
ありがとう。
――この飾り、降誕祭まではしまったままなのですか?
完成度も高いし、旅の人の人形があるなら、いなくなる前に飾ってしまっていいかもしれません。
[村から逃げるべきという思考と、齟齬のある提案を。
まるで、このまま降誕祭が何事もなくやってくるかのように]
何時吊られるか、何時襲撃されるかwktkですね。
PC的には、全員皆殺しパターンで行くか。
二人の能力者が出れば皆殺し。疑ったものも吊り殺し。
/*
にしてもこのパメラのタイミングwww
月読でも同じ様にファーストコンタクトを途中でぶった切られた記憶があるぞwwww
パメラは密かに狼の囁きぶったぎる異能でも持ってるのかwww
― 道中→宿 ―
[何だかんだ言いつつ、宿へとたどり着く。
そこで知らされる出来事に、彼女も驚愕する事になる。]
な――なんですって!?
洞窟が、崩落してしまったと……!?
つまるところ、外界から、隔離された状態に……!?
― 外 ―
冗談でしょう?
まさか道が塞がれるなんて……。
[人狼が紛れ込んでいるかもしれないのに、などとは考えない。
少女の心にあるのはただ一点]
それでは、お母様が来ても入って来れないではありませんの。
それでは――あたくしが帰れないではありませんの。
[三ヶ月、とヨアヒムは言っていた。
その時間を、母親は待っていてくれるだろうか?
多忙の合間を縫って迎えに来てくれた母親が、塞がった道を見て諦めてしまったなら――]
[その推測自体の不自然さには気付かぬまま、村の入り口まで駆けて]
――ううっ……
[果たして。宿で聞いた通りの光景が、そこにはあった]
[宿屋の床に、祭飾りの入った鞄が、二つとも同時に落ちた。
嫌な予感が、湧き立ってくる。
これから、さらに恐ろしい事が起きなければいいが――]
……勘弁しろよ……いつもいつも……
[何故人狼の自分が、人間の彼女をこうもよく恐れるのだろうか。
思い出せば、これまで度々、洞窟や山向こうに食事をしに行こうと夜に村を抜け出そうとして、彼女に見つかり断念せざるを得なかったことも何度かあった。
当然ながら、彼女はそんな気もないだろうし、些細な記憶として気にも留めて居ないだろうが]
……やっぱお前怖い……
[結局は、そう呟いたのが結論で]
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