情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
……………。
お。帰るのか。
眠そうだなー、大丈夫か? 足元に気をつけてな。
[宿を後にするカタリナを見送る。彼女はヴァルターが居るだろうから心配はないか。
同じく眠そうな様子のペーターにも視線を送っていたが、すかさず差し出されるオットーのフォロー。
任せておけば大丈夫だろう、と人知れず自らに頷いて]
オットーとペーターも、またな。転ぶ心配は…ねェか。
……そうやって手ー繋いでっと、お前らちょっと兄弟にも見えるぜ。
[揶揄うように、にっと笑ってみせる。
帰路に着く二人を見送った後、自分も部屋に戻る旨をまだ居残っていた面々に告げた。]
―― パン屋の方への夜道 ――
……あったかいな……
[パンの甘い良い匂いがするから、オットーの近くは好き。
握っている左腕も、暖かく、顔が綻ぶ。
これなら、夜道も寂しくない]
オト兄ちゃんの腕、あったかいや
――大好きだな……オト兄ちゃん。
…………のくりーむぱん……
[眠気の所為で、つい変な事を言った事に気づいて。
慌てて言葉を付け足して、ちょっと笑って誤魔化す]
ほんとに、あったかいや。
なんだか、ほんとに……
――お兄ちゃんみたいだ……
[ポツ、と呟いた言葉の半分は、聞こえたか。
聞こえていても、聞き返されたらまた、思わず誤魔化すが]
― 時間不明・温泉 ―
[静かに揺れる湯気が、肺を充たす。]
……。
[……すっ、と。右腕に残る古い火傷跡を、指でなぞり。]
……静か、だな……。
[……月鏡に映る己の姿は、未だ、知らぬまま。暖かな湯を染み込ませるよう、跡を撫で続けた**]
[その前に、どちらにせよ、パン屋に着いた。
ここからなら、少年の家も、目と鼻の先]
オト兄ちゃん、おやすみなさいっ!
また明日、絶対来るからねっ!
[そう手をブンブンを振ってから。
心持ち軽い心で、駆け足]
― 帰路に着く。 ―
[漆黒の空に、白い月。
穴の中にでも落ちたかのような。]
……けほ、ッ
[小さくひとつ、咳をした。**]
そうだな……うん……
こんな……
[リィン……
リィン……
そんな音を、脳裏に響かせて]
こんな……鈴の音が良い。
リーザの足音と、鈴の音。
それだけで、その音楽はもう、完成された聖歌。
お月様に捧げられる、とっても綺麗な舞。
――リィン……
……?
[思わず立ち止まって、空を見上げた。
今の音は、頭の中で鳴らしてしまったただの幻聴。
ただ、よく考えてみたら……]
月が。
大きな……『鈴』みたい……
[飲み込まれそうな夜空に浮かぶ『月』に、*手を伸ばした*]
──共同墓地──
[随分と遅い時間になってしまった。暗い夜道では月明かりだけでは心もとなく、ランタンに火を灯す。
摘んでしまった花は花瓶に生けて教会のどこかに飾っておきましょう。などと考えながら歩いていた神父は、ふと足を止めると、まっすぐに教会へ戻らずに共同墓地へと向かった。──何か、妙な予感を覚えて。]
あ……。
[墓地に足を踏み入れた神父は、言葉を失った。夜であると言うのに、ユリオプスの黄色い花々が一面に咲いていたからだ。──満月に照らされた花弁が金色に輝く光景に、胸が騒いだ。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新