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司書 クララ は、楽天家 ゲルト を占った。
次の日の朝、楽天家 ゲルト が無残な姿で発見された。
ついに犠牲者が出た。人狼はこの村人達のなかにいる。
しかし、それを見分ける手段はない。
村人達は、疑わしい者を排除するため、投票を行う事にした。
無実の犠牲者が出るのもやむをえない。村が全滅するよりは……。
最後まで残るのは村人か、それとも人狼か。
現在の生存者は、行商人 アルビン、司書 クララ、農夫 ヤコブ、青年 ヨアヒム、神父 ジムゾン、村娘 パメラ、旅人 ニコラス、少女 リーザ、羊飼い カタリナ、パン屋 オットー、少年 ペーター、木こり トーマス、宿屋の女主人 レジーナ、ならず者 ディーター、シスター フリーデル の 15 名。
おはようございます。
本日より、メモにて【全員、PL視点での役職オープン】をお願いします。
PC視点での潜伏・騙りはご自由にどうぞ。
それから、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、表情差分に「アルカイック」「半目困惑」が追加されています。
絵師様、国主様、ありがとうございます!
旅人 ニコラスは、農夫 ヤコブ を能力(守る)の対象に選びました。
―2F自室・夜明け前―
この時間を私は…
守りたい
それは昨晩つぶやきかけた言葉。
[胸騒ぎがする。長年培われてきた勘。それと垣間見た血のように赤い月と]
いよいよ…時が来たか。
[『時』がきた。能力者たちが現れている。それは人狼も現れたことを意味する。旅人はぎゅ、と拳を握り締めた。
だが、気づいてはいなかった。既に人狼は活動を開始しているということに]
[ゲルトは…どうなのだろうか。『能力』の話は疑わしかった。
ヤコブは信じられると思う。現状、荒地の村に単身乗り込もうとするほどに村を引っ張っていってくれそうなのはヤコブだろう。
15年ぶりに帰ってきて真っ先に自分を疑っても良さそうだったのに信じてくれたヤコブ。
クララの村が滅んだという話は…本当だろうか?確かに人狼対策は、クララが言っていたとおりなのだが…。
ただ、『自分の住む村が滅んだ』その点は共感できた]
[窓……安全なルート…監視するにふさわしい場所…密かに調べておいた事項を頭の中に列挙していく。
その手にあるのは護身用短刀。淡い雪明りのような光−昨日は暗闇でよくよく見ないとわからないほどだったのが、明らかに燐光を発するようになったそれを再びじっと見つめる。
それはただの象徴だったのだけど、自身を本当の意味で守ることはできないのだけど、自分にとって何ものにも代えがたい保障となった]
短刀は受け継がれてきた『守護者』の証
[あの時…何もできなかった……村が滅ぶのを見てるしかできなかった…今なら…今の私なら…!]
[雪の夜に紛れ込むためのマント、消音のブーツ。小型のボウ。それに昨日から調整している銀の鏃。準備はもうできている。後は誰にも悟られないよう動くだけ]
―りいたんの絵本・『赤頭巾』―
おばあさんは、狼に食べられてしまいました。
赤頭巾は、狼に食べられてしまいました。
大きなお腹の狼は、森の泉でひとやすみ。
泉の水をがぶりと飲むと、
切り株 枕に ぐうぐうぐう。
狩人さんが やって来て
ぐっすり眠った狼に
こっそり そろそろ 近づいて
大きなお腹を 裂きました。
悪い狼 死にました。
でも、赤頭巾は かえってこない。
でも、おばさんは かえってこない。
まっくらやみの 森のなか
狩人さんは ひとりぼっち。
―りいたんの絵本・『赤頭巾』 おしまい―
―宿の一室―
[りいたん ゆっくり まぶたを 開ける。
まだ うすぐらい あさのやみ。
まっくら森のなか みたい。]
「ほら、この前読んだお話でもそうだったでしょ?
おおかみさんは猟師に退治されましたって……」
[パメラおねえちゃんの 言葉。
りいたんも 知っている
狩人さんの おとぎばなし。]
へいきだもん。
おおかみなんか、こわくないもん。
[狩人さんが やっつけてくれるもん。]
[それよりも。]
[なんの力ももたない 少女には
震えあがるほど こわかったもの。]
[村人を 殺す 『 処刑 』 の お話。]
おおかみさんが出たら、りいたんも……
おにいちゃんも、おねえちゃんも、神父さんも、おばちゃんも、みんな
みんな、ころされちゃうの?
[りいたんは おふとん被って 震えてる。]
[震えてる。]
**
―回想:数時間前の談話室―
>>1:322
そうだよな。アルビンの言う通り…一応、全員面識があるし、それなりに長い期間一緒に生活もしている。
ニコラスは、確かに十何年ぶりの再会ではあるが…さっきのガキの頃の話なんかは、本物にしかできん内容だからな。気にすんなって。
[気休めにしかならない説明ではあるが、アルビンの言葉を補強するように言葉を続ける。]
>>1:332
……。
[あえて余分な言葉はかけずに、周囲がクララを慰める様子を見守る。]
……おう。おやすみ。
この雲じゃ、月なんて見えねえと思うが…そんな縁起の悪い月なんか昇っちゃいねーさ。
しっかり、寝るといいさ。
[あえて普段と変わらない調子で、見送った。]
>>1:336
…神父は教会に戻るのか?
まだ降ってるから、気をつけてなー。
シスターにリーザも>>1:344おやすみ。
…確かにすげー時間だ。
[立ち去る面々にも軽く声をかける。]
[ぱちぱちと音を立てる暖炉に、小さな枝を放り込み、火を継ぐ。]
―ヴェアヴォルフ…人狼…か。
ゲルトに何らかの能力があるにしろ、ヨアヒムのほら話にしろ…ゲルトが、「狼の数が見えると思われている」ことは、確定のようだな。
なら、明日…村に「それ」が、居るかどうかだけは確かめさせることができるってことか。
[火掻き棒を掴み、無造作に暖炉の中をかき混ぜて火加減を調整する。]
道が復旧するまでには時間がかかりそうだし…その間、疑心暗鬼で混乱が起きる方がもっとやべえ。ゲルトが起きたら、すぐにでも談話室で発表させてやっか。
いっそ…俺がなんかそんな便利な能力でも持ってたら、話は早かったのだろうがな。はは。
>>1:365
ん?オットー、残るのはわかるが…ここで過ごすつもりか?
火種が消えたら一気に寒くなるぞ。
部屋を借りたらどうだ?
[声をかけるが、頑として離れない様子に、やれやれ…と肩を竦める。]
…ま、止めはしないが。いくら火が入っていても、毛布くらいは被っておかんと風邪を引いたら洒落になんないぜ。
向かいの部屋があいてっから、そこへ潜るなり毛布を引っ張るなりしてくればいいさ。
俺は、上の部屋を使わせてもらうことにするよ。
[部屋に残った者に手を振り、そのまま借りている部屋へと*戻っていった。*]
−談話室・朝−
ふぁ……。
[欠伸をして目を覚ます。昨日はあまり寝ていない事もあってか談話室の椅子に座って眠ってしまったようだ]
/*
ニコおにいちゃん狩人はね、やっぱりね、だよね!
/*
あ、昨日でんちのおかげで反応しそびれたけど、ハニートースト!!トーマスがハニー!! ト ー マ ス が ハ ニ ー !!!!
/*
ヤコブかクララどっちか俺とポジション代わってくれ(←赤字)
*/*/*/
[りいたんは 背後の おじさんを
ハリセンで バシバシ しばいたよ。]
あっ……。
[次の瞬間、急いで覚醒する。本当は寝ずに談話室を見張っているつもりだったのに眠ってしまっていた]
どうしよう……何も起こって無いといいけど……。
[でも心の中には妙な胸騒ぎがする。ただの気のせいではすまされない程の。
自分にはクララが話していたような能力は無い。無いなりに何か出来る事は無いかと談話室の見張りを提案しずっと談話室にいたのに、寝てしまっては話にならない。
ましてやここで何かが起こってしまったら……。]
少女 リーザは、ここまで読んだ。
少女 リーザは、神父 ジムゾン を投票先に選びました。
[こうしてはいられない、と全速力で2階へとかけ上がる。]
みんな……無事であって……っ!
[昨日もみんなは無事だった。だけど今日はそうであるとは思えない。何故ならば……昨日の紅い月。
それは人狼達が狩を始めた合図に思えた]
[二階へかけ上がると……]
ううっ……。
[思わず顔を背けたくなるような臭い。]
血の臭いだ……。
[強力な血の臭いに、最悪の事態が既に起こってしまった事を確信する。
そして臭いに引かれるようにして臭いの強い部屋へと向かう。]
[臭いの元となっている部屋の前。]
……おはよう。起きてる?
[あくまでも冷静に扉を叩いて中の様子を伺う。
誰かがいるならば反応位はありそうな物だが静かなばかりだ。ただ血の臭いが広がっているのが不気味だった。]
開いてる。
[扉は完全に閉まっているように見えたが、ほんのわずかに開いていたことに気がついた。
その僅かな隙間から血の臭いが漏れだしていた]
……開けるよ?
[この先を見るのは恐ろしいが、それでも誰かが最初に見てしまう事になる。
女性や子供がうっかり先に見るよりはましだとおそるおそる扉を開く。
さっきよりもより強い血の臭いは既に部屋の主が絶望的であろう事を察した]
[目の前に広がる光景は、かつての村の仲間の血にまみれた姿だった。]
あ……あっ……。
[血の海と言わんばかりに部屋中に広がる血。その中で言葉を失い立ち尽くす。
最悪の事態は覚悟していたけれども覚悟するのと実際に起こるのは天と地程の差だ。
しかし、立ち尽くしてばかりいては時間が無駄になってしまう]
よし……。
[小さく呟いて勇気を振り絞り、遺体のそばへ寄る。クララ以外は誰がどの部屋にいるかわからないため、主を確認するのが目的だ。
血の臭いに顔を覆いながら見てみると、ゲルトの気に入っていた服が目に入る]
……ゲルト……。
ゲルトー!
[あまりの出来事につい声を張り上げてしまう。その声を誰かが聞くだろうか]
どうして……どうしてゲルトがこんな事に……。
[ゲルトとの思い出が蘇って来る。パメラとのピクニックの約束にもうゲルトを連れていく事は出来ない。
冷静になろうとしてもこのゲルトの様子を目に入れてしまえば無理だ。
誰もいないのをよいことにこっそりと物言わぬ仲間を思い涙を流した]
……そうだ。
[ここで悲しみにうちひしがれている余裕はあまりない。皆にありのままの事実を知らせなければいけない。
気持ちを振るい立たせ皆に知らせに行こうとする。
と、ゲルトの血まみれの上着ポケットから何かが落ちたのが見えた。]
……?
……そう言えばアルビンさんが言ってたっけ。ゲルトは何人人狼がいるかわかるって。
[昨日の会話はただの冗談だと思っていたが、今思えば冗談てはなかったのかもしれない。
まさかと思いメモを開くと、そこには衝撃的な事実が記されていた。]
/*
おはよう。
何つーか、昨日絡んだ人達が能力者ーズ中心だったこと把握。
ニコラス狩気付いてなかった よ。狼はあるのかなと思ってた。そうか、狩人か……
クララ占のニコラス狩人ってサマになるなあ。
昨夜のログから確認して来ます。
この中には3人の人狼がいる
この中には3人の人狼がいる……。
[死の間際だったからか、たどたどしいやっと読めるかどうかの字で書かれた言葉を口にする]
――回想――
[しばらくカタリナと一緒に過ごした後、
再び眠くなったのか。その場はお開きに。
泊まって行く姉妹を見送って、少年は部屋へ戻った。]
3人も……。
[事実を知り愕然とする。昨日の嫌な予感が当たっていただけではなく、3人も人狼がいるなんて。
女性や子供がうっかり見てしまわないようにゲルトの部屋の扉に「入らないように」と張り付けてから足取り重く談話室へと移動する。]
――回想――
[部屋に戻れど、少年が床につくことはなかった。
ベッドの上に膝を立てて座り、膝に顔を埋めて何かを待っている。]
……っ!
[少年は不意に顔を上げる。
その顔にはべったりと、笑みが浮かんでいた。
無邪気でいて、どこか狂気をはらんだ微笑みが――]
――回想――
[足音を忍ばせ、食事が終わった彼の部屋へと向かう。
中を覗けば、部屋は真っ赤な花が咲いたように、
一面赤く染まっているのが見えた。]
ゲルトおにいちゃん、良かったね。
ずっと眠っていたいって謂ってたもんね。
……ずぅっとずっと眠っていられるよ。
誰ももう邪魔なんてしないから。
[少年はうっとりとした口調でそう謂って、
血で汚れた金糸を優しく撫でた。]
――回想――
[手についた紅い紅い血を、少年はじっと見つめる。]
マスターたちは美味しそうに食べてたけど……。
[ぺろりと指についた”それ”に舌を這わせてみる。]
…………っ。
うえ……全然美味しくなんかないよ。
こんなのが美味しいなんて、変なの。
[口中に広がる鉄錆びに似た味に、
眉根を寄せて顔を顰めた。]
[談話室に到着すると、議事録と書かれたノートに事実を書こうとする。]
…………。
[書こうとしているのに何故か筆が進まない]
……ゲルト……ごめん……。
僕が、僕が談話室で見張るっていうのに寝ちゃったから……。
ゲルトよりも何も出来ない僕の方が人狼に襲われた方が良かったのに……。
[涙を堪えきれない。何も出来ないから談話室での見張りをやっていたはずなのにそれすらも出来ないでゲルトを殺してしまうなんて。
ゲルトを失った事と自責の念で涙が止まらないまま議事録に書き記す。
議事録には涙の痕が零れていただろうか。
何とか議事録に事実を書いてゲルトのメモを挟み涙をふき皆が来るのを待った]
―昨夜・宿→自宅―
[雪の空を、何度も見上げる。クララの怖れる紅い月、それが出ていないことを願って。厚い雲は、風に流れながらも、途切れることはない]
……。
[ただ、己の心の深奥が、「何か」に呼応していることは感じ取れる。それは、これまでに無かったもの。胸騒ぎを覚えながら、自分の家へと戻った。仕事柄使う斧、鉈。無骨な刃物の置き場所を確かめて、床につく]
――回想――
[シーツで汚れた手を拭うと、
少年は何事もなかったように部屋に戻る。
部屋の鍵を掛け、ベッドに横になって]
明日、みんなどんな反応するのかな?
……ふふ。
素敵なサプライズパーティの始まりだね。
[くすくすくすくす――]
愉しいね!愉しいね!
素敵なパーティが始まるね!
[紅い月が照らす部屋で、少年は明日を想い、
くすくすと愉しげに哂い続けていた。]
―宿屋・2F自室―
[準備は整った。適切な場所に刃を隠し持ち、ため息をつく。と、その時]
「ゲルトー!」
[オットーの声だ。……そんな。まさか。もう始まっていたというのか?愕然とつぶやき、ゲルトの部屋に向かう]
→―宿屋・2Fゲルトの部屋―
―朝・宿―
[大量の薪を背負い、宿までの雪道を辿る]
レジーナ。
薪を、持ってきた。
[返事も待たず、いつもの場所へ薪を下ろす]
昨夜は、何も……。
[問おうとした声に重なり、二階からの叫び、足音]
[血の臭い]
……!
[急ぎ、階段を駆け上がる]
―→宿屋二階へ―
[もしも誰かが談話室に来たら、まだ朝であると言うのにどこか疲れきった顔で起こった事実をありのまま伝えるだろう。
現場を見せてほしいという声には女性や子供なら見ない方が良いと強く止める。そうでないなら「覚悟があるなら」と念を押した上で部屋に案内しただろう。
時折小声でゲルトへの謝罪を口にしながら]
―宿屋二階・廊下―
おい!
何があった!
[叫び声の主らしいオットーへ、その場にいる他の者達へ、顔を見回しながら問う]
ゲルトが……!?
[ゲルトの身に起こったことを聞けば、オットーを押しのけるように部屋へ入る。奥へと踏み込むまでもない、戸口近くまで流れ、飛び散っている血]
……くそっ!
皆は、無事か!?
[オットーが階下へ向かう姿を見て、自分は二階の部屋を片端からノックしてまわる]
――朝・自室――
[宿中に響き渡るような、
そんな悲痛な叫びが少年の耳に届く。
眠りを妨げられた少年は、眠い目を擦りながら、
扉の鍵を開け廊下へ。
ゲルトの部屋に向かうニコラスを見つければ]
……どうしたの、旅人さん。
さっきの悲鳴……みたいなの。なにかあったの?
[少し不安げに、旅装束の男にそう声を掛けるだろう。]
―宿屋・2Fゲルトの部屋―
[むせかえる血の匂い。これに気づかないとは…迂闊にもほどがある!
走っていくと、オットーが何か紙切れを見ているのを見つけた。
覗き込む。そこには]
この中には3人の人狼がいる
[オットーがそれを読み上げた。この後の対処、特に女子供への対処はオットーに任せ、自分はゲルトの遺体を調べた]
ゲルト……!
[すまない。守れなかった…。心の中で謝罪をして]
―回想―
[ペーターと他愛ない話をして、ふと気付けば夜も深かった。ペーターが眠気を訴えるのもしょうがないなと思いつつ姉の姿を探す。
姉はどこにいただろうか。姿を見つければ帰ろうと告げる。拒まれなければ手を繋いで家へと帰るだろう。]
………獣…だな。一撃でやられた…のか?
正式にはヨア辺りに見てもらった方がはっきりわかるかな。
[ヨアが部屋にいるならヨアに頼み、いないなら後で言付けることにして、今度は部屋への何者かの侵入形跡を調べる。注意深く]
―宿屋二階・自室―
むにゃ… …… ――っ!?
[ぐっすりと熟睡していた所に、オットーの声>>17が響いて顔を上げる]
なんだ…煩ぇな… 今のは、オットーの声か?
ゲルトの奴一体全体何やらかし…
[半分寝ぼけながら頭を振り、起きようかどうかと迷いながら、ベッドの上で伸び]
[ニコラスの後ろにゲルトの部屋を見つければ、
さすがに漏れてくる血臭に眉根を寄せるだろう。]
なに、この匂い……?
[思わず口元を覆う]
談話室に行ってれば良いの?
[ニコラスの言葉に頷くと、少年は綿入れの上着を羽織って。
ミントの飴と吸入器をポケットに入れて、談話室へと向かうだろう。]
[どこに誰が泊まっているのかは知らない。空き部屋も、女性の部屋も、手当たり次第に扉を叩く。踏み込んで叩き起こすことまでは、さすがに誰かに制止されただろう。幾人かの無事を確かめたところで、ようやく我に返る]
……本当に、人狼の仕業なのか。
[ゲルトの部屋へ戻る。亡骸をよく調べた者がいれば話を聞き、誰もいなければ自分で検分する。その結果は、ゲルトを襲ったのが、獣のような何かである*こと*]
……おわっ!!
[油断しきっていた所で、激しい勢いで部屋のドアをノックする音>>32が響き、飛び起きる。]
って…なんだ!?――ッ??
おい!何かあったんか!?
[そのまま、廊下に飛び出す。各部屋をノックして回るトーマスの姿と…鼻につく鉄錆のような匂い。荒事に慣れている為、すぐに血だと気づいた。]
―宿屋二階:廊下→ゲルトの部屋―
[匂いの発生元…扉が開いている為にすぐわかるゲルトの部屋へ駆け込み、覗き込んだ瞬間顔を顰める。]
……なんだ。こりゃ。
[部屋中に飛び散る血痕。思わず、それしか口に出すことができなかった。]
―宿屋二階・ゲルトの部屋―
…………。
………………ゲルト……か。
……酷ぇな。
[遺体を調べているニコラスの後ろから覗き込む。目を背けることはなかったが、凄惨な様子に奥歯をぎりと噛み締めた。]
/*ここだけの話、霊は妙羊娘の誰かかなと。
元々の縁故もあるけど、リナとかクララによろしくって言ってるでしょ。あれは予想してたからなんです*/
>>37
あぁ。俺も…獣の噛み傷かなんかに…見える。
少なくとも、剣や刃のついたもんでつく傷じゃねぇ。
鋸にしても、こんな跡はつかねえ。
室内で……獣…ってぇのも……だが……
殺ったのは…ここ…だよな。どうみても……
[部屋中に散る大量の血痕。血に染まった床。部屋にいる者に誰ともなしに話しかけ、周囲の様子を見渡す。]
[彼らの視線の先は血に塗れ、乾きかけたそれが赤黒く床を壁を染めていた。中央に伏しているのは…]
ゲルト!!
[近寄って確認する。傷の状態は詳しくはヨアヒムに、誰かがそう言ったのには短く同意の意を示す。医学に精通した者で無くとも、ゲルトが既に事切れていることは判断に難くなかったが]
>>46
…そうだな。ネズミや虫くれぇなら入れる隙間もあるかもしれんが…
こりゃ、跡を見ても大型…だろう。
ここまでのを連れてくるとなれば…裏口や入り口が開いていない限り思い浮かばねぇな。
…勿論、どこかに秘密の出入り口があり、獣がたまたま、そこを通った可能性が全くないとはいわんが…
昔からここに入り浸ってた俺の記憶では、そんなもんがあったとか、作られたって話は聞いた覚えがない。
―自宅―
[目を覚ました時、姉の姿はなかっただろうか。暖かい部屋の中身体を起こすと、身支度を済ませて掃除をして。
宿に行こうと家を出た。]
…………? なんだろ。
[遠くで なにか きこえた。
きこえた。]
人の、こえ……?
[だれかの さけびごえ
……だれかの ひめい。]
!! っや……!!
[不吉な 想像。
やがて 上の階から どたどた ばたばた
騒がしい音が 聞こえてきて]
……普段から、ぐーすかと寝てばっかりの奴ではあったが………
こんな時まで寝てんじゃねえ。気合を入れて半ボケててもいいから起きやがれってんだ。
……ちくしょうっ。
[シャツをかけられ>>48、顔の隠れたゲルトに向かって無理難題どころか不可能な事を言い放ち、床の紅い血溜まりを睨み付ける。]
/*
カタリナも霊か…っ!
トマ―ヤコ、クラ―リナ、ニコラス。
ペタ+狼3人、か。すっきり感というか、腑に落ち具合が半端ないのですが、せんせい。
蓋を開けるまで分からないから仕方ないとはいえ、能力者ズが密集し過ぎたかも知れないね。パワーバランス考えないといけない気がする。悩むな…。
/*
とはいえ、心配することはないかもな。
動き慣れている方も多そうだし、きっと美味しい方向に話を作ってくれると信じて自然に流れに乗ろう。
[人が集まってきたゲルトの部屋。
ゲルト自身にはシャツをかけられたとはいえ、凄惨すぎる現場の様子に、入り口近くに移動して立つ。
新たにやってくる者には、一応、止めるか心の準備をするよう、声をかけようと*考えている*。]
/*
1階いるのに、怖がって2階の部屋には行かないだろーしなあ。どっか駆け込もうかとも思ったが。
まあ引きこもってればいいか。
―宿―
――…?
[宿に着いて、ドアを開ける。すると鼻をつく何かの臭い。]
『なに、これ。』
[カタリナには臭いの正体がわからない。ただ、好ましくないものであることはわかった。]
/*
占クラ
霊リナ
狩ニコ
共ヤコ
共ハニー
村ゲルトさま
村ディタ
村リザ
村オト
村
村
村
狼
狼
狼
Cペタ
未:アルジムパメフリレジヨア
>>55
…見てて気持ちいいもんじゃねぇ。
無理……すんな。
[短く、それだけを言い、避けられないなら軽くぽんと頭に手を置き、*再び入り口に戻る。*]
[膝を付くニコラスを捉えた瞳には、驚きの色が浮ぶ]
―――ニコ。
[肩を震わせて涙を流す年長の幼馴染の姿。
幼い頃の記憶には、彼の涙は残っていない]
……シャツ、もう一枚要るかもな。
[言葉が出てこなかったのでそんな事を言いながら。ニコラスの隣、ドアとの間に立つ。堪えようとしている事だけは分かったから、せめて入り口からは男の涙が見えぬよう]
気ー張ってたんだろ。隠しておくから泣いとけ。
―教会の礼拝堂―
[昨夜、教会に戻ってきたそのままの姿で、信徒席の最前列に座り、色の映さない眸で空(くう)を眺めていた。
いつの間にか夜が明け、外は白んでいることに気がつくと、亡羊とした口調で呟いた]
……いっそ、ここへ来てくれれば良かったのに。
私を殺してくれれば……
[のろのろと立ち上がり、祭壇の前に膝をつく]
恵み深き主よ――導きたまえ――
かつての私は華やかなる日々を愛し、内心慄きつつも、傲り(おごり)に溺れたり――
これが過去の報いならば――私は覚悟はできております――
[祈る、ただ、祈る]
なれど、どうか咎なき人々にはお慈悲を…!
お許しください――!
私は――私は――!
嫌です……私はもう……
罪なき人を手にかけてまで生き延びるのは…
許してくれ……
[込み上げる嗚咽にむせび、喉を押さえた。
紅い月が昇り、これから始まる…いや、もう始まっているであろう出来事を思うと、立ち上がることができなかった。
恐れているのは、人狼ではない
思い浮かぶのは、昨夜の空色の瞳の女性の語った昔話。
彼女は知っている。彼女ならきっとこの痛みを知っているのだ――]
/*
ふぅん、私の狂人希望を持っていったのはペタ坊ですか……
覚えていなさい…なんて神父は思ってないから全然大丈夫ですとも(にっこり)
*/
いい。
[ディーターが入り口に戻る様子を視線で見送り、ニコラスの礼には言葉少なに応えた。
埋葬はヨアが来た後神父とシスターに頼む事になるだろうか。ゲルトを安置した後、血濡れの床は片付けが必要だ…… その後は?
先に起きるであろう事態には表情を翳らせる。
けれど、何も考えぬよりは何かを考えていた方が冷静で居られる気もした。
ニコラスが落ち着くようなら談話室へと降りることを伝え、ゲルトの様子をもう一度確かめて部屋を後にするだろう*]
ふぁ……
んん。何の騒ぎです……?
[部屋の外の喧騒。目をこすりながら寝床から起きだし、欠伸をしながら廊下へと。
妙な臭いがするな、と思いながらも何とはなしに、ゲルトの部屋を…ひょい、と覗いた]
[そしてそのまま、その場に凍りついたように立ち尽くす。ゲルトの赤い部屋。
…なんだ、ジャムなんて撒き散らして、ゲルトったら仕方ないですね、なんて一瞬思ったけど、これはそうではない。
現実を認識する。血まみれ。一目で死んでいるものとわかるような、ゲルトの……]
『2階…?』
[ふらふらと声が聞こえる方へ足を進めようとする。]
「――!!」
――?
[何か声が聞こえた気がしてカタリナは振り向いた。しかしそこには何の影も見てとれず。少し首を傾げて再び2階へと足を向ける。
カタリナはまだ、自分の力を認知していない。]
もう大丈夫だ。
[力なくヤコブに告げると]
ちょっと頭を冷やしてくる。
[ふらふらとゲルトの部屋を出て宿屋の外へ。
しばらくの間、再びちらちらと降り始めた雪の中ニコラスが宿屋の外で佇んでいるのを見る者は見るだろう**]
あ……う……
うわああああああああああああああああ!!!!
[何の構えもなく、その現場を見てしまった青年に出来たのは、ただ叫ぶ事だけだった。ぺた、とその場に尻餅をついて]
ぐ………
[続いてやってきたのは嘔吐感。こみ上げてくるそれを、口元を押さえて必死で堪え。
その場から這うように、自分の部屋へと戻る。
せめて廊下では吐かないように、なんてどうでもいい気遣いをしてしまった。血塗れの部屋に比べれば、大したことはないだろうに]
「リナちゃん、ダメ!!」
2階へと足を向けるカタリナに、少女は思わず声を荒げる。2階に何があるのか、少女は先程確認してきていた。紅い部屋――それをカタリナに見せたくなかった。
だが、力を同化させてない今、カタリナに少女の声は届かない。少女は歯痒さに唇を噛む。もっとも、同化させたところでどこまでカタリナに意思を伝えることができるのかは、定かではないが。
「……どうせ、少しの間だけ、なんだろな…」
―宿屋・二階の借り部屋―
[ぱたん、と扉を閉める。堪えていた物を、結局吐き出してしまった。はぁ、はぁ、と肩で息をついた]
ゲルトさん…なんで…
あんなの…人間には、出来ない…
私が、あんな話を…したから?
……人狼?
………っ
[座り込んだまま、ぎゅ、と自分自身を抱く。
人狼。あちこちの村で騒ぎを聞くことはあっても、どこか遠い事のように捉えていた。
何故だろう、『自分だけは巻き込まれない』なんて甘い考えがあったのは。きっと、今まで巻き込まれた人々もそう考えていただろうに]
[仮に、人狼の仕業でないとしても、殺人鬼がここに居るのには変わりはない。
ゲルトがあの有様では、たとえ人狼でなくとも、人狼が現れた村で聞いたように…処刑が、始まるのだろう]
い…いや……だ……
殺される……僕は、まだ、死にたくない…
[人狼に対する力を何も持たない青年は、膝を抱える。震える事しかできなかった]
―二階廊下→一階談話室―
[誰かと擦れ違ったならば、血に濡れた手を隠すよう後ろに組んで、ゲルトの状態を短く告げただろう。それが女性や子供ならば、立ち入らないようにとも。
扉にはオットーの字で紙>>22が張られていたから大丈夫だろうが、念の為だ。]
―――…ゲルトの他に被害者は居ない。居れば直ぐに通達が為される筈だ。トーマスがノックをして回ってくれていた。
気にはなる、が…俺がすべき事は多分、別のこと。
[荒地の村の滅亡が確信に変わり、ゲルトが殺され――村が、大事な人間が危険に晒されている]
人狼、か。
[談話室で議事録を捲る。自身が立ち去った後、新しく書き加えられた情報が幾つかあった]
――宿屋・台所(早朝)――
[食料庫で吟味した朝食用の食料を抱えて確認している]
日持ちしないものを先に使って……これと、これと。
うーん、量が足りないかしら? ディーターから文句が来るかもね。
でも今は大盤振る舞いできない状況だしねぇ……今朝はこのくらいで許してもらいましょう。
[いつもどおり、朝食の支度を始めた**]
/*
アッー。手洗うの忘れた。
今日はどうにか処刑の流れまで持って行ければ。
……。って、まだ二日目なんだな。四日目位の感覚だ。
[苺大福もふもふ]
アッー。手(ry
――宿の2階・ゲルトの部屋――
[既にゲルト――だったモノは、紅い液体がしたたる無残な屍と化していた。
...は、丁寧に口元をぬぐい、血だらけの手を布でふきあげた]
……あぁ、ぞくぞくするわねぇ……いよいよ始まったわ。
血の宴が! この村の滅びの音楽が!
月の光が満ちて、我々に大いなる力と供物を与えてくれるのを感じるわ!
そして、明日の朝、”コレ”を見つけた人間たちは、恐怖におののき、
自分以外誰も信じられなくなり、疑い、憎しみあい、果てに殺し合いを始めるのね……
ははは!あーははははは!
ヨアヒム、そんな嫌そうな顔をするんでないよ。
味が気に入らなくても、喉が潤えば気持ちいいハズだもの……ふふふ。
パメラも、よほどお腹がすいていたんだねぇ……あまり食べ過ぎると、抜群のプロポーションが崩れてしまうわよ? ふふふ……
ペーターは見てるだけで良かったのかしら? こんなにご馳走なんだけどねぇ……冗談よ。
ヒトである貴方に「喰らう」のは無理。
明日の朝、”レジーナおばちゃん”が美味しい朝食を出してあげるからねぇ、そっちで我慢してちょうだいな。
さて、人間のフリをするのも今日からが佳境ね。
わかっていると思うけど、くれぐれも「悟られ」ないよう動くのよ。
あと、ゲルトの他に”能力者”が居るかどうかを、注意深く探って、何かわかったら”声”を飛ばして。
もし、事態が私たちにとって大きく不利になったときには……ペーターに動いてもらうのがいいかもしれないけれど、どう動くかは賢い少年に任せることにしましょう。
私たちとペーターが、慎重に1人ずつ排除していけば、確実に滅ぼしていくことができるはず。
そう、慎重に、1人ずつ、ね……
では、また、明日の夜に会いましょうねぇ。**
[階段を上がろうとした時、ヤコブにすれ違っただろうか。ゲルトの死を告げられば、ただただ呆然とするばかりで。立ち入らないようにと言われたなら大人しく踵を返して談話室へと向かう。
談話室には誰がいただろうか。声をかけられたならへらり、と弱々しく笑顔を向けてソファに沈み込む]
死ぬ間際まであいつ…。
冗談言うならもっと上手く言えとあれほど。
………。
[寝てばかりの、今は永遠の眠りについてしまった金髪の青年の文字が頭をちらつく。
『この中には3人の人狼がいる』
ゲルトが物言わぬ姿となった今となっては、事の真偽を確認も出来ない。けれど、無意味な嘘を吐く様な男ではなかった。
ベッドに腰掛け肩を落として、呟く]
―――多すぎるんだよ。馬鹿。 **
/*
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
レジーナ人狼ぃーやっはああああ!!!
食って!食ってぇ!俺を食ってぇえ!!
レジーナさん超愛してう!
…と、全力で叫びたいわけだが駄目かなw
あとで話せたらアピりたいところ
全体的にこれからどうするかな…
クララの結果待ちー潜伏
*/
/*
昨夜の辻褄合わなくなるので読まなかったことにしてしまったけど、
議事録の重要な情報を読み零す共有者。
負担かけていたら本当ごめん…。
――談話室――
[綿入れの上着をぎゅっと握って、
少年はソファに小さくなって座っている。
時々冗談を言ったりと、病弱な少年と一緒に遊んでくれた
金糸の青年の死を聞き、俯いて。
大人たちの話をまるで物語のように、
現実感のないものとして聞いている。]
[レジーナの歓喜に呼応するように、少年の気持ちも昂ぶって。]
あはは。うん! 僕、頑張るよ!
ゲルトおにいちゃんを食べたのは
別の人だって言えばいいんだよね!
僕、上手にいえるよ。きっと!
……こほっ、こほ。
[きゅっと綿入れを握っていると、
喉元に違和感を感じて。
昨日の晩、アルビンに貰った緑色の飴を口に含む。]
…………ふぅ。
[ミントの香りが抜ければ、少しだけ咳が収まって。
大きく息を吐いた。]
―宿の2階・ゲルトの部屋―
[惨劇の舞台でレジーナの笑い声だけがやけに脳裏をくすぐった。眼前に広がる凄惨な……けれど...の目には魅力的な光景]
……ごめん。怖かったよね。ごめん。もう少し我慢してね
[理性の力を振り絞って、ゲルトの見開かれた眼をそっと閉ざしてあげると、ゆっくりと彼の首筋に歯を這わせた]
−暁・丘(回想)−
[一面雪に覆われた丘を一直線にあがれば、一本の大きな木がある。その元に窪む穴へ体を滑らせた。...の前にひっそりと佇む小さな墓標。体にまとわりついた雪を軽く払い、懐から小さな袋を取り出すと、墓標に捧げた。
おはよう……来たよ、父さん。
[墓標に触れながら荒い息をゆっくりと整える。妹の頬をなでるような仕草で、優しく、丁寧に墓標をなで上げた]
それでね、リナに髪飾りを買ってあげたの。うん、時々来る行商人さんにお願いしてたんだ。
リナの髪にとても似合う桃色のプリムラ。すごく似合ってたよ。
[いつものように続く身の上話。]
そういえばお母さんの好きな花だったね。覚えてる? 庭先の花壇。父さんが作ったんだよね。ふふ…不器用なのにいい格好しようとしてさ。
でも、大好きだった。少し歪だけど一生懸命作ってくれた庭の花壇。お母さんも喜んでたよね。
お母さん、お父さんや花に囲まれて幸せそうに……
――回想――
[主二人の思念が乱れるのを少年は感じる。
レジーナの飢えを満たす歓喜と違い、
青年と女性の意識は悦び以外のものを含んでいて]
……マスター、だいじょ……?
[声を掛けるも、女性――パメラが踵を返し出て行くのを、
少年はただ見送った。]
[次の句を告げる前に
呻くような風の音を引き連れて、低い空が流れていく。いつしか、荒れ狂っていた吹雪がなりを潜める。
いつまた吹雪いてもおかしくはなかったけれど。
東の空は暗闇から乳灰色への彩りを見せる。もうすぐ夜明けだ。
日常から、非日常へ……鎮魂の鐘が音階を違えるように……
変わっていく夜明け
……西に消えていく月影は
私には……今日も紅く映っていた]
幸せそうに、お父さんに殺されたんだ……
うん、……みんなが目を覚ましたよ。
貴方と、あの人が蒔いた紅い種が……
血のような紅い種が芽を出しわ。
いつかはこうなると判っていたけれど、早かったね。
だから……私も、多分もうすぐお父さんのようになっちゃうのかな?
ううん……もうなっちゃってるんだろうな。
あの日、あの瞬間感じた胸の高まりが体中を絡みとって、もうここまできちゃった。
[苦しみの中に宿る恍惚をそっと胸に抱く]
ゲルトの顔綺麗だったよ。
全部を悟って、それでも微かに残った生きたいって思いが、目に焼き付いていて……
悲しいくらいに綺麗だったよ。
そう……綺麗だった。
だから壊したくなっちゃってさ。
だから壊しちゃった
お裾分けもう食べたかな? うん、また持ってくるよ。
多分……毎日、お父さんに食べさせてあげれると思う。……うん、きっとみんなお父さんにあげるよ。
[捧げた袋を手に取り、ゆっくりと踵を返す]
でもね……父さん。
リナだけはあげないから。
父さんは、私からお母さんを奪って……
リナの未来も奪ったんだ。
もうこれ以上、リナの何一つだって、貴方には渡さない!
だから私は堕ちたんだから……この世界に
[手に持った袋を口元に寄せ、しばらく思い悩むように唇を噛みしめる。鼻孔をくすぐる魅惑的な芳香に喉が鳴る。けれど]
……!
ごめん…大地にお還り
[振り返りざまに放たれる袋は、ゆるやかな放物線を描き、渓谷の闇へと消えていった]
―宿―
[扉に手をかけたあたりから感じられる死臭]
出るときは感じなかったのに……
[中の慌ただしく動く気配は、既にゲルトの死が周知されていることを意味している。いや、この死臭に気付かぬ者も居ないだろうが。...は深くため息をつくと扉を潜った]
う……
[入った瞬間立ち眩んだように、全身の力が抜ける。想像以上の臭いに顔をしかめながら、談話室へ足を運んだ。]
何が……あったの?
[きょとんとした表情で辺りを見回す。ゲルトの訃報を聞けば震えるように天を仰ぎ、次いで糸の切れた人形のようにソファーへ身を投げ出した。傍らで沈み込む妹には、やはり同じように弱々しい笑顔を作り、軽く頭を撫でそのまま押し黙った]
[咳込むペーターに気付くと隣に座って背を撫でる。耳に届かなければいいと思っていたけれど、もう遅いことはわかって。
せめてこれ以上何も起こらなければいいと願う]
[背を撫でられると、隣にカタリナがいる事に気付いて。
少年は少しだけ安心したように、彼女に抱きつくかもしれない。]
……お姉ちゃん、あのね?
[少年は何かを言い出そうとして、口を濁す。
周りをキョロキョロと見回して。
それから彼女が愛用しているメモを見て。]
お姉ちゃん、メモ貸して?
[姉に撫でられれば少し目に涙が滲む。でも、隣のペーターに気付かれないようにと涙をこらえる。]
『あのね、ゲルトくんが…』
[メモに手をかけずに姉に告げる。最後まで言葉を続けることはできなかったけど]
/*
占クラ
霊リナ
狩ニコ
共ヤコ
共ハニー
村ゲルトさま
村ディタ
村リザ
村オト
村ジム
村アル
村
狼レジ
狼パメ
狼
Cペタ
未:フリヨア
[ペーターが抱き着いてくれば優しく抱き留めて、弱々しいかもしれないが笑顔を向ける。]
『メモ?』
[とメモを指指して首を傾げて。ペーターの手にメモを渡した]
[メモを受け取ると、周りの誰にも見えないように。
少年は文字を綴る。]
『僕、昨日の夜見たかもしれない。
ゲルトお兄ちゃんの部屋に行こうとしてる人』
[幼い文字でそう綴り、こっそりと彼女に渡すだろう。]
[からかわれると、少し恥ずかしそうに頬を染めて]
そ、そんなこと……ないもん。
[むぅ…と唸ると、唇を尖らせる。]
あの、あのね……?
僕、少しだけお姉ちゃんやお兄ちゃんの気持ち、判る。
レジーナおばちゃんとパメラお姉ちゃん達は違うの?
[やがて大きなティーポットとほどよく暖めたカップを持って、戻ると]
ごめんね。リナのよりは自信ないけど……
[努めて笑顔を見せながら、カタリナ、ペーター、そして談話室にいる面々に紅茶を注いで回った]
[ペーターがこっそりと文字を書くのを横目で見遣りながら姉に撫でられ目を細める。
やがて姉がその場を離れ、ペーターからメモが渡された]
『誰なの?』
[こっそりとした様子のペーターに配慮して、口は動かさずにペンを動かす。]
[少年は配られたカップを手に取る。
血臭のせいで食欲はなかったが、
それでも悴んだ指先を暖めるために。
両手で包むように握って。]
ありがとう、パメラお姉ちゃん。
[幾分ぎこちないものの、笑みを浮かべる。]
[紅茶の香と共に姉が帰ってくる]
『ありがとう、パメお姉ちゃん。パメお姉ちゃんの紅茶、美味しくて、好き。』
[笑顔で告げて、口に運ぶ。少し漂ってくる紅い匂いを紅茶の香が打ち消し、ほっと息をはいた]
…………ひっ!
[また だれかの さけびごえ。
ふさいだ お耳にも とどいた ひめい。]
[りいたんは 動けない。
お尻が ベッドに くっついたまま。]
[こわい。 こわい。 こわい。]
[なにが 起きて いるの?
ぎゅっと 閉じた まぶたの端に
涙を浮かべて りいたんは
ただ ただ おびえるだけ。]
……………………ママぁ……
[だれか たすけて。]
**
[ペーターのメモを見て、村にいる面々を思い起こす。誰もが知り合いで、仲良しで――]
『でも、村の人だって、決まったわけじゃ』
[決まったわけじゃない。
そう続けようとして、はたと思い出した。今は村に出入りすることができないということを]
ううん、ちょっと違うかも?
レジーナも父さんや私の血に共鳴したのかもね。
だから、今君が私達の声を聞くことができるのも、多分誰かの血に共鳴しちゃったんだと思う。
闇は……人なら誰でも持ってるものだから。
でも、本質は私もレジーナも変わらないんじゃないかな?
だって……
だって私達は人ならざるもの。
もう闇にしか生きることを許されない、常闇の住人なのだから。
−談話室−
[多くの人々がゲルトの死を知る。幸いにもカタリナやパメラやぺーたーの目にゲルトの姿は触れる事はなかった。
それだけにペーターのゲルトが何故死んだのかという呟きが胸に痛い]
……何でだろうね。ゲルトお兄ちゃんは何も悪いことしてないのにね……。
[虚ろな瞳で何気無しにペーターに答える。本当の事など言えるはずもなく。
少年はそれを聞いただろうか。]
リナの存在が、私を日の当たる世界に置いてくれる。
けれど……それでも、本能という牙は確実に私の心を蝕んでいく。
いつかは……きっと
私は
私は……
/*
1階に人が少ねえwwwwリナペタは邪魔できねえwwww
と思って引きこもったらオットーいたしw
なんて タイミングわるい りいたん
……僕、怖い。
なんだかもっと怖いことが起こりそうな気がする。
でも……カタリナお姉ちゃんは僕が守るから。
[紅茶で温もった暖かい手で、
少年はそっと彼女の手を包もうと手を伸ばす。
少年の心の狂気も、この時ばかりは鳴りを潜めて。
純粋にカタリナを守りたいという気持ちだけが、
その顔には表れている。]
[パメラの声を聴きながら、少年は思いを馳せる。
声と共にパメラの語る記憶が心に広がり、
少年の世界と一つになる。]
僕は死にたくなくて、神様に縋ったよ。
でもお姉ちゃんは違うんだね。
カタリナお姉ちゃんを守るために、
神様の子供になっちゃったんだね。
[苦しそうな様子のパメラの声に、
少年はどうする事も出来ない。
ただ、その様子を心配そうに思うだけ――]
[言葉を紡ぎ始めたペーターに再び口も動かしながら手を動かす。]
『大丈夫、だよ。怖いことなんて、もう』
[そこまで書いたところで、「守るから」という言葉と共に手に温もりが触れる。そのことににっこりと顔を浮かべると、手を握り返して。]
『ペーターくんが守ってくれるなら、わたしは怖くないよ。ありがとう』
[オットーの虚ろな目が視界に入り、
少年は顔に出さず内心で哂う。
ふふふ。素敵な素敵なサプライズパーティ。
たぁくさん、愉しんでね!
顔は以前不安そうなまま、オットーの言葉に俯き。]
僕、怖い。
なんだかもっと怖いことが起こりそうな気がする。
[カタリナへと向けた言葉が、その耳に届くだろうか。]
[握り返してくれるカタリナの手の温もりが嬉しくて。
少年はようやく笑みを浮かべる。]
……約束する。
僕、お姉ちゃんだけは絶対守るから。
[一瞬チラリとパメラの方を見て。
少年はきゅっと強く、カタリナの手を握り返した。]
『うん。
約束だよ。』
[握られた左手から伝わるペーターの温もりに微笑む。メモを書き終えてから小指を立てて右手を差し出せば、ペーターは応じてくれるだろうか]
[差し出された小指に自分の指を絡めて。
指きりの歌を歌う。]
ゆびきりげんまん
うそついたら、はりせんぼんのます。
ゆびきった。
[照れくさそうに笑って、名残惜しそうに指を離す。
手持ち無沙汰にポケットを弄れば、
昨夜アルビンに貰ったキャンディが指に触れて。]
お姉ちゃん、これあげる。
少しだけ気持ちがすぅっとするから。
[と、差し出した。]
――宿・客室――
[月明かりの下、女と相対するのは蜂蜜色の髪の少女。青い瞳は悲しみを湛えて静かに揺れていた]
ユーディット……。
[あれから二年、夢の中でも良い、会いたかった。謝りたかった。抱きしめたかった。どれほど望んだことだろう。今すぐにでも駆け寄って柔らかな頬に触れたい。
でも、きっとユーディットは赦さないだろう。……女は立ち竦み、紡ぐ言葉は霧散する]
「……もう にげられないよ」
[少女が静かに告げる。気が付けば白々とした月明かりは、禍々しい血の色になり二人の上に降り注ぐ]
ママを赦せないよね。……だから、来たのでしょう?
[ようやく自分の罪が裁かれる日が来たのだ。そうでなければ、娘が自分の許を訪れるはずがない。
ならば、足掻かずに受け入れよう。きっと娘の傍にはいけないだろうけれど、それでも――諦めの笑みを浮かべる]
「にげるんだ……ママはずるいよ。いやなことから にげてばっかりで……よわむし」
[死んで楽になることすら赦せないほど、娘は自分を憎んでいるのだ――そんなこと位、分かっていたはずなのに。
女はユーディットの顔を見ることも出来ず俯く]
「……ちがうよ。ママは、なにもわかってない……どうしてわかってくれないの?」
[紡がれた言葉が、断罪の言葉でなかったことに戸惑う。
それなら、娘は自分に何を告げたいのだろうか。問おうとして
――慌しく響く足音と叫び声に、女は夢のあわいから現実へと引き戻された]
私に何をさせたいの。……私には何も出来ないのに。
[良くないことが起こってしまった。それだけは確信できたから一人呟く。女は手早く身だしなみを整え、皆の元へと向かった]
『ゆびきった!』
[何時かと同じようにペーターの声に合わせてカタリナも口を動かして。]
『わたしにくれるの?ありがとう』
[キャンディを受け取ると嬉しそうに微笑んで、封を開けて口に入れた。]
[嬉しそうな様子をみて、少年も嬉しそうに微笑みを返し、
自分も一つ飴を口に入れる。
しばらくそうしていると、眠たげに目を擦って。]
お姉ちゃん、ごめん。
……僕、少し眠い。
[普段よりも早く目が覚めたせいか、
うとうとと、頭が舟を漕ぎ始める。]
『そっか。お部屋、戻る?』
[昨日発作も起こったことだし、この状況だ。疲れているのかもしれない。
少し心配げに首をかしげる]
[ペーターとカタリナの様子を微笑ましく見つめている。
ペーターの狂気には気が付く由も無い]
二人とも心配してたけど、良かった良かった……。
[こんな時にも関わらず気丈に振る舞うカタリナの強さがとても眩しく見える。]
こういう時は女性の方が強いと言ったのは母さんだっけ。
カタリナは偉いよ。喋れないのに負けないでいつも笑ってるしさ、今もペーター君を守ろうとしてる。
[微笑みながらカタリナを見る。この笑顔が村から失われるなんて想像したくない。]
/*
てことはヨアヒム狼か。宿娘青+年陣営把握。
一瞬、レジーナパメラフリーデル+ペーターは美味しいな!とファイアーしてしまっていた。
マダム&マドモアゼルに愛でられる少年の図って、何か良くないk(銃声
ううん、ここがいい。
部屋に一人は、怖い……。
[首を左右に振って。
体重を掛けないように、カタリナとは反対側に凭れると、
瞼がゆっくりと閉じる。]
なにかあったら起こしてね。
[小声でそれだけ言って。
少年の意識は眠りの淵へと落ちていく。**]
『うん。わかった、おやすみ。』
[上着を脱いでペーターにそっとかけて、優しくペーターの頭を一撫でする。
此方を見つめるオットーの視線に気づけばそんなことないよと軽く微笑をのせて首を振る。]
――自室前→ゲルトの部屋――
[宿内の空気が騒然としていた。どうやら騒ぎの元凶は二階のようだ。女は重い足取りで階段を上る。
途中で誰かに事実を告げられ制止されたかもしれないが、構わずに血臭の漂う部屋へ向かうだろう]
ゲルトさん……。
[亡骸にはシャツがかけられていたから、直接無惨な姿を見ることはなかった。それでも周囲に散った紅い色は惨劇の確たる証拠だ。女はえづきそうになり口元を押さえるが、何とか堪える。
蒼褪めた顔で亡骸に歩み寄り、額づいて、震える声で祈りの句を唱えた]
狽ャゃーーーーー
吊り先は明言のつもりだったけど
どこにも書いてなかったorz
これは皆さんに任せた方がいいかなああああ
すみませんすみませんんんん
/*
rokuさんのご意向にはどうなっても従うぜ。
事前摺り合わせの範囲だとか、何処までオープンにするかとか村と村建てさん次第だものな。
公式に役職フルオープンはそういえば初めてだけど、したらしたで何とかなるもんだ。
つうか共有引いて気抜いて村側駄々漏れだったかなあ…|||orz
――ゲルトの部屋→談話室――
[ふらふらと覚束ない足取りで、ゲルトの部屋を出る。亡骸を目の当たりにして、現実を突きつけられる]
あれは、夢ではなくて……。
[ゲルトの他に襲われた人はいないだろうか、皆は無事だろうか。不安の色を隠せずに談話室に入れば、オットー、ファイネン姉妹、ペーターの姿を確認し胸を撫で下ろす、が]
リーザさん……。どなたか、リーザさんを見ていませんか?
[リーザが二階に上がろうとすれば、当然制止されるだろう。そもそも、この異常な状況で少女を一人にするわけはなく、皆のいる談話室で誰かがついているはずだ。それなのに、ここにリーザがいないということは……。
返事の如何に関わらず、少女の無事を確認するため、女は慌てて談話室を飛び出した]
――談話室→リーザの部屋――
―回想・昨夜/自室―
[占いの句を唱えると、紫色の水晶は妖しく輝き始める。
濃藍色の瞳は、中に描かれた姿をはっきりと映している。]
……この色は、確か……
[この時はただ、何もかも忘れて水晶に集中する。
紅い月に怯えていたことも、眼鏡をかけなくともはっきりと視えていることさえも忘れて。
そして、三年前の母の言葉を思い出す。
白く映れば人間で、黒く映れば人狼だと教えてくれたこと。]
……そっか。
あの人は、人間だったんだ。
[まさか、その人物が今宵襲われることになるとは知らず。
白く映る姿をみつめていれば、やがて瞳の色が戻っていく。
濃藍色の瞳に変化したせいか、空色は確かに薄くなっている。]
―回想・昨夜/自室―
[占いの句を唱えると、紫色の水晶は妖しく輝き始める。
濃藍色の瞳は、中に描かれた姿をはっきりと映している。]
……この色は、確か……
[この時はただ、何もかも忘れて水晶に集中する。
紅い月に怯えていたことも、眼鏡をかけなくともはっきりと視えていることさえも忘れて。
そして、三年前の母の言葉を思い出す。
白く映れば人間で、黒く映れば人狼だと教えてくれたこと。]
……そっか。
あの人は、人間だったんだ。
[まさか、その人物が今宵襲われることになるとは知らず。
白く映る姿をみつめていれば、やがて瞳の色が戻っていく。
濃藍色の瞳に変化したせいか、空色は確かに薄くなっている。]
……美味しいよ。
温かくて、すごく美味しい。
[自室に戻り、ゆっくりと口に運ぶ。
オットーの心遣いは、氷のように冷たい身体を確かに溶かしたのだった。
飲み干した後、疲れたように眠りにつく。
翌日、目覚めるのはかなり遅く。
自身が視た人物が殺されたと、誰かが知らせにきた時だろう。]
―回想・了―
――リーザの部屋――
[慌てて扉をノックしようとして、昨夜の神父の忠告>>1:294を思い出す。女は一度深呼吸をしてから控えめに扉をノックする]
マイネッケです。リーザさん、いらっしゃいますか。
[応えの有無に関わらず部屋の中に入れば、両手で耳を塞いで瞼をかたく閉じ、涙を浮かべて怯える少女の姿があった]
リーザさん……。
[これ以上怯えさせないよう、女はゆっくりとベッドに近寄った。
リーザが拒まなければ隣に腰を下ろし、優しく抱きしめるだろう]
お母様が戻られるまで、私が傍におります。だから怖がらないで。
[絹糸のような手触りの髪を撫でながら、リーザに語りかけた。自分だって恐怖を感じているのに、年端もいかないリーザに怖がるなという方が無理だろうけれど]
大丈夫です。どんなに怖いことがあっても、私が貴女を、
["守ります" その言葉だけはどうしても口にできずに]
――私は貴女の傍にいますからね。
[言い直して、微笑を向けた]
――談話室――
[リーザが落ち着いたならば、手を引いて談話室へと向かう。彼女をソファに座らせて、何くれとなく世話を焼くだろう]
神父様はご無事でしょうか……。
[未だ宿に姿を現していない、上役の身を案じた]
[彼はどう答えただろう。
立ち話も何だから、と部屋に招き入れる。
空色が昨日よりも薄いこと、ヤコブは気付いたかどうか。
トーマスも気付き始めていること、自身は知らない。]
……あ、読んだんだ。
参ったな。議事録に書かれちゃうなんて。
[誰が書いたのかは分からないが、眉を下げて呟く。]
本当は直接話したかったんだけどね。
ヤコブの部屋、分からなかったから……
今まで黙っててごめん。
―借り部屋―
[しばらく俯いていたが、自分の吐いたものを片付けにかかる。
だが頭で考えるのは、人狼、そして処刑のこと。誰を信じればいい?そして、よそ者の自分が誰に信じてもらえるのか…]
……殺さなきゃ、殺される…殺さなきゃ。
[鞄からとりだしたのは、行商の護身用に持っていたナイフ。それを、上着のポケットに入れる。]
……。殺されて、たまるか。
[やがて、階下へと現れた商人はいささか青い顔をして*いただろう*]
―レジーナの宿・自室―
[どれ位の間、そうしていただろうか。
ふと見れば、手の赤がすっかり乾き茶色く剥がれ始めている。手を洗うのも忘れる位に放心していた事に、僅かに苦笑を漏らした。
不意に頭を過ぎったのは、親しくしている赤毛の娘。血の色から連想したなどと言ったら怒られるだろうか]
そうだ、クララは――
[昨夜の様子を思い出せば、表情は曇る。
部屋に戻る自分の背には、「体験談」という言葉までしか運ばれて来なかったのだったか。]
…詮索はしたくないんだが、な。
そういえば今日は姿を見ていない。……行くか。
[手を洗い、血の跡の付いた上着を着替える。部屋を出れば、擦れ違った誰かにクララの部屋の場所を聞き、足を向けただろう]
[今まで隠していた、その後ろめたさから、視線を逸らす。
こんなことで怒るとは思っていないのだけど。]
―――えっ? ゲルトが殺された?!
[長い沈黙の後、責任感の強い彼なら、今置かれている状況を打破するべく、ゲルトの死を伝えてくれただろう。
その言葉に、驚きは隠せない。
紅い月が昇ったから、人狼が人間を襲っても不思議ではない。
ただ、その相手が……まさか自身が視た人だなんて。]
……ゲルト……
[甦る惨状―――紅い血と無残な姿。
瞳を閉じ、膝の上で両手を握り締める。
哀しかった。そして、悔しかった。]
―教会―
[如何程の時間、そうしていただろうか>>61。
そっと立ち上がると、痛む背中を伸ばした。眸を一旦きつく閉じた。
この、小さな彼のサンクチュアリの外で何が起きているのか、それに向き合わなければならない。
少なくとも、既に己の職務が必要とされる事態が起きていることには確信を持っていた]
主よ――この太陽も、月も、人間の命も、そして獣の命もあなたが創りたもうたもの――
夜の明くるまで、主の導きあるを信ず――
曙を見失いし親しき者たちを守りたまえ――
[教会を出ると、昨日までとうってかわった重い足取りで宿屋へと向かった。おそらく――あそこだ]
司書 クララは、少女 リーザ を能力(占う)の対象に選びました。
司書 クララは、旅人 ニコラス を投票先に選びました。
―宿の談話室―
[宿に辿りつき談話室に入れば、そこにはおそらく彼と同じく顔色の悪い村人たちが何人か居ただろうか。
おそらくはその場に居た者と議事録から>>26、誰が“最初の”犠牲者なのかを知っただろう]
……………そうですか。
[ゲルトの元へ向かう前に、議事録の側にあったペンを手に取った。3人の人狼――その情報の横にひとつ、己の知ることを書き加えておいた]
<b>多くの場合、人狼には協力者が居る
その協力者は哀れなことに、人間だ
人間でありながら、人狼の側に立つ――気をつけよ</b>
[議事録を机の上に戻すと、静かに2階への階段を上った]
[昨日までの万一に備えて、と口にしていた気持ちは何処へ行ったのか自責の気持ちで一杯になっていた。]
どうしてゲルトなんだろう……。
……ゲルトじゃなくて僕が死ねばよかったんだ……。
ゲルトは、僕が殺したような物なんだから。
[小さく呟く。直接手を下したのは人狼だったかもしれないが、もしも自分がしっかりしていればゲルトは死なずに済んだ。
そんなことを考えていて、顔が疲れたように見えたのだろう。パメラが気づかってくれる>>136のはとても有難い。でも。]
いや、休めないよ。休んじゃ駄目なんだよ、休んじゃ……。またゲルトみたいな事が……起こるから。
[疲れているのを必死に隠し通す。周りからは隠し通せていたかどうかはわからないが。]
―クララの部屋前―
[控えめなノックの音は、恐らくは降り頻る雪や部屋の外の喧騒に溶けたのだろう。
扉の向こうから反応が無い事に不安感を覚えた男は、迷った末扉を薄く押し開けた。すると、中から声が]
あ…寝ていたのか。悪い。
[此方に近づく姿を見れば安堵するが、同時に、不躾だったかと心の隅で後悔する。朝の事件での疲労が色濃く出ていたのか、クララに普段と違うと言われて瞳をひとつ瞬く。]
ああ……俺、今変な顔してるかも知れないな。
[部屋に招き入れられれば、礼を言ってドアを閉めた。
この様子だと、クララは朝の事件の事を知らないのだろう。ゲルトの死をどう切り出すかと逡巡して、結局遠回りをする。]
−厨房−
さてと……こんな時に肉料理って訳にはいかないよね。
[厨房にいるであろうレジーナには軽く手を振って]
ああ、いいよおばさま。私がするわ。煮込むのなら私もできるから、後で味見だけお願い。
おばさまはいろいろ大変でしょ?
[横目でちらりと見ながら含みを持たせた笑みを送る**]
…議事録に、昨日の話が書いてあった。
昨日は悪かったな。立ち聞きはしたくなかったから部屋に戻ったんだが…結局目にすることになるんだから、無意味だったよな。配慮のつもりが、置いて行っちまったようなものだ。済まない。
実のところ、まだ全部は読んでいないが――能力者の存在と、
[一瞬言葉を切る]
過去…クララが人狼事件を経験したことは、知った。
…や、何で謝るんだ。言いたくない事は無理に言うなって、何度か言ったぞ?
[謝罪されれば、頭を振る。時々遠くを見詰めるような、物思う表情をしている姿は幾度か見かけていたのに、何も察してやれなかったのは自分だと。]
パンは……まだあるよ。この先の事も考えたらいっぱい食べてね、とは言えないけど。
[パメラを思いつめたような表情で見る。
妹のカタリナをずっと守り続ける頼りがいのある良い姉。彼女が人狼の犠牲者になるのも見るに耐えない。それならば……。]
一生懸命作ったから大事に食べて。
……もう食べられなくなりそうだから。
[含みのある言葉をパメラに残す。その先パメラが何を言って来たとしても、いつものように取り繕うだろう。いつもとは違う、固い表情で。]
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