情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
赤虎将軍 オズワルド は 放浪者 ハンス に投票した
第一王子 フィオン は 放浪者 ハンス に投票した
護衛官 ベルティルデ は 放浪者 ハンス に投票した
大商人の娘 ドロシー は 放浪者 ハンス に投票した
鍛冶 カレル は 放浪者 ハンス に投票した
王子の側近 コンラート は 放浪者 ハンス に投票した
史学者 ノトカー は 放浪者 ハンス に投票した
放浪者 ハンス は 第一王女 イングリッド に投票した
風の民の姫 サシャ は 放浪者 ハンス に投票した
鎖につながれた騎士 トール は 放浪者 ハンス に投票した
弓兵 カサンドラ は 放浪者 ハンス に投票した
第一王女 イングリッド は 放浪者 ハンス に投票した
放浪者 ハンス は村人の手により処刑された。
次の日の朝、第一王女 イングリッド が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、赤虎将軍 オズワルド、第一王子 フィオン、護衛官 ベルティルデ、大商人の娘 ドロシー、鍛冶 カレル、王子の側近 コンラート、史学者 ノトカー、風の民の姫 サシャ、鎖につながれた騎士 トール、弓兵 カサンドラの10名。
■業務連絡
ハンス&イングリッド--R.I.P.
テオドールによろしく。
歴史は急流となって牙をむく――
開始から一週間を迎え、そろそろ心身ともに疲労が溜まってきていると思われます。
とかく意見の衝突も多くなりがちな時期ですので、言葉を選んで、優しく、誤解のないように話しあいましょう。
もはや恒例行事(?)となりつつありますが、これより、24時間で、四日目更新時(48時間後)に墓下送りとなるキャラクター2名を、多数決で決めます。
提出締め切りは11/27(金) 23:30 です。
/* あああああ、凹む。
やっぱり、こういうのは事前に打ち合わせておかないと駄目か??
くーっ。やりすぎた…。
ほんと、ごめんなさい。 */
/*ハンスもお疲れ様でした。
いや、そもそも自分帰ってくるの遅いってのもあったせいで最後の最後詰まったのもありますがね……
*/
[そして次に見るのは、赤虎]
貴様……私の姉上に何をしたああああああっ!!!
[ぐらりと世界が揺れ、私はオズワルドめがけて突進していた。
そして――]
ッオラアアアアアアアァァァァァッ!!
[オズワルドから1メートル先のところで宙に跳び上がっていた。跳び蹴りの体勢――]
/* >>3:458
[だが、その剣は王子には届かないだろう。
それが、傍らにいたコンラートには分かるはずだった]
…ぐらいにしたら、良かったかな。
……反省。
そもそも、オズは姫様斬る気にはなれなかったんだってよう */
[怒らせた、そう思って黙っていた。
いや、宿主の告白に、どんな音を鳴らせばいいのか逡巡した]
……プルヌス。
[ちゃんと、説明したい。何より、カレルに。
けれどもそれは叶う状況でもないし、なにしろそれだけの語彙がない。
鳴らしたのは、途方に暮れたような、迷子のような、音]
[さすがに武人なので心得はあるのか、薬箱を受け取りすぐに治療を開始する。
そこへ>>3の声が聞こえ]
…殿下!おやめください!相手は…!
[斬り下ろした相手を呆然と見下ろして、駆け寄る人々の気配を感じながらも、動けずにいた。
だが、背後からの怒号に体を振り向ける。
その目には、灼熱の光]
馬鹿野郎っ!!!
[がつり、とフィオンの蹴りを両腕で受け止める]
一国の王女を、こんなところにおいているヤツがあるかっ!!
姉にまで守られないと、貴様は戦場にも立てないのかっっ!!!
ごめんなさい。
[いつになく小さな音と共に、謝罪の言葉を述べた]
本気で怒った訳じゃないのよ。許して。
[伝えたいのに、伝えられない。そんなもどかしさを前に、途方に暮れるウォーカーにかけられる言葉はなくて]
………。
[自分の名前を聞きながら、黙り込んだ]
[前方で起こった、新たなざわめき。それは、先ほどよりも更に激しいもの。荷車の上で立ち上がれば、剣を振るう者がいるのは見て取れた]
なっ……!
[ハンスではない。ならば、風姫との交渉が決裂したのだろうか?フィオンも、噂に聞く風姫も……こじれた話を、すぐに武力で解決しようとする質ではない筈だ]
[力を振りかざすだけが強さではない。それを、奴に分からせてやりたかった。
だが、今の私には分からなかった――彼の目を覚まさせる方法が]
[恰も劇場か何かのように、眼前で惨事が繰り広げられている。
混乱の中、オズワルドの呼ぶ声、次いで風姫の声を聞けば]
ええ、ここに!
巻き込まれないようにして下さい!
[カサンドラの声も微かに耳に届く。彼女のことだ、友人を助け遂せただろうか。
油断無く辺りを見回す。攻撃があれば、剣に手を掛けざるを得ない。
確かめるよう指を伸ばせば、懐に忍ばせた短剣を思い出す]
………ハンスさん。
[短剣が少年の物であった事は知らない。
けれど、それに触れた時、何故か倒れ伏したハンスの表情が脳裏を過ぎった]
じゃあ、これはなんだ!!
[怒りにまかせて、受け止めた王子の体をねじ伏せようとする]
そこに転がってる王女は、何だって言うんだ!!
連れてきたなら、守れ!
守れないなら、国に返せ!
[もはや、自分が何を口走っているのかも分からない。
ただ、ただ、混乱していた]
/* 王子〜。
そんな冷静なことを言っていられる心理状況か〜?
おれのほうがよっぽどキレてて、恥ずかしいんだが… */
[怒った訳じゃない。その言葉にはゆるゆるとかぶりを振って。
同じような、小さな響きで]
……俺、ニンゲン嫌いじゃないよ。憎いも……よくわかんないけどたぶん、ちなう、から。
[漸く絞り出せた音、伝えておかないと、音にしないと……と、突き動かされたように]
落ち着け。
吾ともあろう者が…心乱れ過ぎじゃ…
[常なら手に取るようにわかる砦、そして草原の気配が、今は迷路のように感じる。]
あ。
金曜はいつも通りですが、土曜は昼間から動けます。
なんて丁度いい(死亡フラグ立てるために)。
さて、まだトールのことは疑ってるから
「こいつにシェイ様を任せて自分が足止めを」と思えるくらいには信頼度上げておかないとですね。
[一万人も斃す、動じずに紡がれる言葉に返すのは言葉ではなく、唇に乗せる笑みのみで。
少女の手により開かれる窓。
舞い込む風。
不思議な光景だった。まるで風を従える様に、中心に立つ少女の髪も衣服も、微動だにせず、まるで彫像の様で]
あはははは。そう、キミが、そうか。女神──プルヌス。
[告白から、事実に気づいたあとから来た。諦観を覗かせる少女の表情は、やはり、人ならざる物に由来する、そう、思えた]
>>24
これが、平気な顔をしているだと?!
貴様の目は節穴か?!
[思わず叫んでから、困惑したように口を閉ざす。
これほど乱れる自分の心が分からない。
ひとつ、息を吸って、突き放される前に、王子から飛び離れる]
何をしたか、だと?
見て分からないのか?
[瞳の中に渦巻くのは、激情。
そして、それを侵食していく、狂気]
殺したんだよ。おれが。王女を。
[赤く染まったままの剣を、これ見よがしに掲げる]
[ベルティルデの肩を掴んで、護送車の柵に引寄せる。]
王女のところへ行け。
どうせ致命傷だが、あれでは、コンラートが動けん。
おまえは手負いの虎に近づくな。いいな。
>>25
[任せていいものかどうか…だが風姫の護衛という言葉を信じ]
…では後を頼んでもよろしいでしょうか。
[そういうとフィオンの元に駆け寄る]
キミには、感謝しなきゃいけない、かな。
キミがニンゲンじゃなかったことにも。
[人であれば。それを望んだ相手に、ゆるりと否定を告げる//]
ありがとう。
[ウォーカーが懸命に意志を伝えようとする気配を感じて、素直に礼を言った]
嫌い、は悲しいから。
憎い、は苦しいから。
貴方がそうじゃないって分かって、安心したわ、私。
[そして、自分に言い聞かせるように。気持ちを落ち付かせるように、緩やかな音を鳴らした]
[兵士たちが、イングリッドの名を口にするのが聞こえる]
姫様!?
姫様、まさか……。
[王子のもとへ、王女の側へ、駆けつけるべきだった。だが、今の任務はトールの監視だ。一瞬の迷いが隙になり、肩を掴まれる]
>>31
……!
貴様、やはり!
[混乱に乗じて監視の兵を倒し、フィオンを襲うつもりかと。疑惑が口をつく。だが続くトールの言葉には表情を変え]
……っ。
[やがて、遠くから近づいてくるのは、蹄が轟く重い響き。
砂煙を立てて近づく騎馬の群れが、混乱をさらに助長する]
クレーデルっ!
[呼ばう声に、鹿毛は疾風のように赤虎の傍らへ現れた]
私は殿下をお護りします!貴方たちは、そこを離れないように!
[監視に付いている、他の兵士たちにそう告げて、前方へと走った]
[ついでオズワルドのほうに目をむけると]
それに…申し訳ない。
[なぜか出てくるのは謝罪の言葉]
イングリッドさまをお返ししなかったのは…私の責任だ。
…アマゾナイトまで戻れば…そのままお帰りいただくはずだった…。
[唇を強く噛む。例え帰せなくても、風の砦で保護してもらう方法もあったのではないかと思った。]
[オズワルドの怒号をその耳に捉えれば、其方に向けて駆け出した。
斬り捨てられた兵士が、無造作に――と表現するより他はなく――点々と、転がっていて。思わず息を詰める。
漸く状況が掴めたのは、互いを睨み合う集団の元に辿り着いてからのこと。
足元に倒れ伏すのは]
イングリッド姫? なぜ、
[何故この人が、と言葉を失う。
戦場に居る事ではない。刃が彼女に向けられた事が只―――
辛うじて、未だ警戒は解かぬまま。刃の主を、見る]
じゃあな。
王子さま
[王子と、傍らに駆け寄ってきたコンラートに、侮蔑の視線を投げつけ、一挙動で馬上に飛び乗った]
貴様等の言葉など、聞く気にもならんな。
生きていたら、戦で語れ。
[来たときと同じように、風のように去っていく騎馬の群れ。
たちまち、その姿は砂塵の向こうに消えていった**]
殿下!……姫様!
[もはや、王女の存在を隠し立てしても仕方がない。大声で呼ばわりながら、混乱の中を探す]
……コンラート殿!
[王女をカサンドラに預け、離れてきたコンラートに>>33気付く。彼が視線で示した先に、傷つき倒れた王女の姿]
/*
10人の内、中立が3。
キャスティールが3。
ジラルダンが4。
明日の立候補が現状だと、5日目の編成は人4狼2人外2というか……
とりあえず、基本的に傍観主義すぎてすみません。
*/
/* ははは。良い感じに大混乱じゃあないか。
こっちも、予想外の醜態をさらしたが…
さて。あんなこと言ったけど、これから赤ログ囁いて良いんだろうか(爆 */
あ、ああ……!
姫様…………!
>>42
[一瞬立ちすくんだものの、かけられた言葉に我に返る]
わかりました、すぐに!
[自分をヒルデと呼ぶ相手に気付かぬまま、王女を運ぶために駆け寄った]
[プルヌスの呼びかけへは、微笑みを顔全体に広げる事をもって、肯定とした]
今はね。こうやって、風を操るくらいしか出来ないのよ。
何とも中途半端だわ。人間じゃないのに、人間以上の力は使えない。
[ゆっくり、大人びた仕草で肩をすくめる]
…だから、目覚めた後は、人間なら良かったと思った。最初から出来ないのが当然なら、悩む事もないから。
TODOリスト
・トールをある程度信用する方向へ持って行く
・カサンドラ(マリエッタ)の正体に気付く
・できれば尾花栗毛たんのエピソードも作りたい
・姫様の件で責任を感じて取り乱しまくる
だけど、貴方がそれで良かったと言ってくれるなら。こんな私でも、いた価値があったって事かしら?
[少しおどけたように肩をすくめたあと、再び幼子がよくするような仕草で、口元に立てた右手の人差し指を当てる]
この事は誰にも内緒にしててね。特に私の両親には。…大事な一人娘の正体が、人外だと分かったら。きっと腰を抜かしてしまうもの。
すぐに番頭を呼ぶから、待っていてね。
[そう言うと、窓を閉めてから、音を立てずに応接室を出て行った]//
>>54
姫様、しっかりなさって下さい、姫様……!
[明らかに動揺した態度で、うわごとのように繰り返す。見知らぬ女に導かれるまま、荷車へ王女を運び込み]
[はっと顔を上げ、兵士に向かって命じる]
砦へ向かいます。急いで!
/* ていうか、思い返せば、イングリッド斬ったときに、超確定ロールやらかしてるorz
人のこと、言えない(涙
沈んできます… */
メモの可愛い上目遣いに呼ばれました。
村建てメモないので、こちらで。
言い残したことがありましたら、まとめwikiの方に書くなり、wikiに個人ページ作るもOKです。
なお、墓下からメッセージ出す必要がありましたら、伝言板をご利用ください。
http://z-z.jp/?loup
きっと、サシャが口寄せしてくれると思うんだ…
ご利用は計画的に。
[サシャの肩を優しく抱く]
行こう……今は追っても、親分聞いてくれないよ。
多分…すごく驚いてた。
あの親分が、だから……ね。
風の導きがあれば、また逢えるよ。
[そう言いながらも、...の声もまた微かに沈む]
さよなら…オズワルド。
……ありがとう。
[...は砂塵の舞う彼方へ頭を下げた]
[一頻り言葉を浴びせ、馬に乗って戻っていくオズワルドの背を視線で追う]
………相当、参ってますね………
[護れなかったのは、キャスティール軍の落ち度ではない。
そして斬ったのは、紛れも無く彼で。]
………どうするかな、これから。
[頭を抱え、ひとりごちる。思うは、遠い空の下]
姫さん……先に行ってる。
落ち着いたら来てね。
[感傷に浸るは一時のこと。すぐさま踵を返しながら声をかけて回る]
殿下は姫のおそばに! なるべく声をかけて勇気づけて!
でも、絶対ゆらしちゃだめだよ。傷口が広がったら取り返しがつかなくなる。
私が先導する! さあ行こう!**
ぬああー、大事なとこで全然何も出来てないって、恥ずかし過ぎるー(涙)
穴があったら埋まりたい(T▽T)
縄があったら吊られたい…
救出行って死ぬのはいいんですけど、
目の前でトールカサンドラにいちゃこらされたらちょっと肩身が狭いなあとかそんな
カレルはいっぱい痛い思いした。
俺は、悲しいとか、つらいとか、ないから。
[穏やかな音がしみこむようで。ゆるりとかぶりを振る、感謝の音がほろほろと*こぼれた*]
[...はエルフィードを駆り平原を疾走する。フィオンの涙声が続くのならば、荷馬車にに近づき彼を睨むだろう]
フィオン君、泣くな! 男の子でしょ!
泣いていいのは……今の努力が徒労に終わったときだ。
キミが勇気づけなくてだれが姫姉さんを勇気づけるんだい?
だから……今は泣いちゃだめ!
[最後には笑いかけ『大丈夫!みんなの願いは天に届くさ』と言い残し、再び前へ]
……フィオン君って
あはは、一国の王子様に向かって『くん』はないよなぁ。
つい出てしまったけど。ああそういえば、あの頃はそう呼んでいたんだっけな。私……
なんて不届きな子だったんだろね。
不届きなのは今でもそんなに変わらないか……
ウォーカー、貴方も見ていたのね? カレルが痛い思いをする所を。
[そう尋ねると、ため息をついてから、りぃんと1度だけ鳴らす]
私も経験あるわ。目の前で傷つく人を、ただ見ているだけだった事が。
…何も出来なかった事が。
だから、せめて。その人が、いつか笑えるように。痛みよりも、楽しみを多く感じられるように。それを祈っているの。
[最後に感謝の音には、どういたしまして、と小さく*答えた*]
[キャスティール軍の面々から少し距離を取るようにして。今にも消えそうなその人の命を前に、神に祈るようそっと瞳を閉じた。
姫君に、どうか安らかな眠りを。
辺りの兵も静まり返っている。ただ静かに姫を見詰めているようだ]
……。
[その場を離れ元居た場所へ戻れば、ハンスは其処に横たわっていただろうか。
呼吸を確かめる為近づいて、触れようとした手が、止まる]
ハンスさん。
[安らかなその表情は、死んでいるとも生きているとも取れて。やはり、触れることはせずにおいた。
お渡ししても大丈夫かな、と口の中で呟いて、刃先を綺麗に拭い、誤って傷付かないよう布で巻いた獅子のナイフをそっとハンスの懐に忍ばせる]
誰のかなあって思っていたんですけど。さっきね、このナイフが貴方を呼んでいた気がしたんです。お節介だったら、済みません。
……もう、そんなに気張らなくて良いんですよ。
よーく眠って、気が向いたら、起きてくれると僕は嬉しい。
ね。食事、一緒にしようって言ったじゃないですか。
[寂しげに微笑して、屈んだ身体をそっと起こす。そうして、北の方角を見遣った*]
/*
ナイフお返ししたけど、別に殺し屋に戻れってことじゃないのです よ…!
ノトカーが知っている範囲で出来ることってこれくらいなんですよね。とほ。
♪夢現の狭間にて 風が運ぶは希望の光
時の流れとともに馳せ 今日はどこを駆けるのか
この世界の彼方から 風が運ぶは尽きぬ希望
時にそれは人の子らを 夢幻(ゆめ)へと引きずり込む
人は希望を失えば 前を向いて歩いてゆけぬ
風はあなたに問うだろう
希望を抱き続ける覚悟はあるか?
夜空に煌めく星々の下 あらゆる世界の果てより
希望の光纏った風が あなたを包み込むならば
下を向く必要はない 己の信じる道を歩め
♪希望とは気まぐれなもの 馳せる以上 風もまた然り
様々な地平より馳せ 今日はどこを目指すのか
光なければ道は見えぬ 進むべき道分からぬまま
ただ迷うだけ迷って
夢を果たせないままじゃ嫌だろう?
地上照らす太陽の下 幾陣もの風が吹いて
あなたの周りに希望の光 満ちてそして溢れてゆく
風がやがて一つになり 奏でるは疾風のジン・テーゼ
♪夜空に煌めく星々の下 あらゆる世界の果てより
希望の光纏った風が あなたを包み込むならば
下を向く必要はない 己の信じる道を歩め
地上照らす太陽の下 幾陣もの風が吹いて
あなたの周りに希望の光 満ちてそして溢れてゆく
風がやがて一つになり 奏でるは疾風のジン・テーゼ
あなたにも 希望の風の導きを――
[歌い終え、天を仰いでサーベルを掲げた]
私の願い、天に届け……っ!!
[その後、サーベルを鞘に収め、姉の下へ]
姉上!希望を捨ててはなりません!!
希望を捨てなければ、いつか必ずアルカナへ帰れます!!
我々と共にこの争いを収め、王都へ還りましょう!!
姉上!!――姉上!!
[私は姉を元気付けるべく、ただひたすら絶叫していた]
[嫌がるクレーデルの足を無理矢理前に進ませて、サブラへ疾走する。
だが、クレーデルはしきりに後ろへと戻りたがり、次第に隊列から遅れだした]
くそっ!走れっ!!
[罵声を浴びせ、拍車を掛けてもクレーデルは乗り手の意志を無視した。あるいは、主が真に必要としているものを察したのかもしれない。
不意に高く跳躍し、乗り手を振り落とそうと激しく体を揺さぶる。
その動きに、あろうことか赤虎の反応が遅れ、バランスを崩して宙に投げ出された。
辛うじて受け身は取ったものの、右肩から地面に激突する。
すぐ後から、追っ手の姿が迫っていた]
「将軍!」
[隊を率いていたマーティンが駆け戻ろうとする。
そんな部下に、怒鳴りつける]
行けっ!構うな!!
[しかし――と躊躇う部下に頷いてみせる。全て、予定通りだ。心配するな、と。
そして、全てを拒絶するように背を向け、地面にあぐらをかいて座り込んだ。
マーティンは、何かを納得したように馬首を返し、部下たちと共に砂塵の彼方へ去っていく]
…おまえのせいだぞ?こいつ。
[心配げに鼻を押し付けてくるクレーデルの首筋を苦笑混じりに叩いてやりながら、近づいてくる王国軍を待ち受けた]**
[ウォレンの表情がひどく悲しくて、すぐには動けなかったが]
何をしているんだ私は…。感傷に浸っている場合じゃないだろう?
急げ!追うぞ!
[数十名の騎馬を引き連れてウォレンを追う]
間に合うのか…?
ラフショッド…頼む!
[愛馬の首を軽く叩くと主に応えるかのようにスピードをあげる]
[やがて見えてきたものは何故かあぐらをかいてこちらを見据えるようにしている男の姿]
何故…。今度はなにを…。
いや、考えすぎても仕方ない。
[ウォレンの側に近寄った**]
[どれだけ絶叫しただろうか。
コンラートが、赤虎を追ってゆく。
だが私は姉を元気付けるため、その場を離れるわけには*いかなかった*]
よぉ。
[追っ手の先頭に立っているのがコンラートだと見て取ると、左手を軽く上げた
毒気の抜けたような顔で、笑う]
何を、鳩が豆に喰われたような顔してんだよ。
おれをとっつかまえにきたんだろ?
それとも、斬る気できたのか?
[軽口を叩いて、昔日の友を見上げる。自分で口にしておきながら、斬られる、などとはまるで思っていなかった。
訝しげなその顔に、小さく肩を竦めてみせる。が、服の裂けた右腕は動かない]
ざまぁねぇよ。馬に落とされた。
こいつ、風姫に惚れやがったかな。
[すり寄るクレーデルの顔を撫でてやる。
深く輝く黒い目が、荒れてざわめく心を静めてくれるようだった。
あるいは、そこに風姫の声が宿っていたか――]
抵抗する気はねぇよ。
どこへでも連れて行け。
[剣を外して投げ出し、おとなしく縄を掛けられるに任せる。
クレーデルの背中に乗せられれば、そのまま騎馬に囲まれて、会見の地へと向かうだろう。
真っ直ぐに前を見るその目は虜囚のそれではなく、臣に傅かれた覇王のごとき眼差しだった]
[悲壮感漂うその場所。忙しなく兵の走り回る中、カサンドラか風姫を探す。
見つけたなら、隙を見てそっと耳打ちしただろう]
もしオズワルドさんを見かける事があったら、「ちょっと寄り道しますが、必ず戻ります」と伝言をお願い出来ますか。
こんな状態の中、貴女にも負担をかけてしまいますね。
[二言三言話したか。どうかお気をつけて。また会いましょう、と、視線を合わせて微笑んだ。
そうして兵に紛れてゆく]
さて。此処からどう行くのが近かったかな、王都へは。
[先ずはアルカナへ。その後は、水の都へ。陽射しを遮るよう額の高さへと掲げられる手。
オズワルドがかつての友に捕らえられ、風の砦へと再び舞い戻るより、少し前の出来事だった*]
−風の砦−
[イングリッドを運び終え、手伝えることは手伝った...は一人建物の裏で腰を下ろす]
やれることはやった……
あとは天恵を、ううん姫様の生きたいという気持ち次第だよ……大事な弟くんの笑顔が見たいなら、ちゃんと帰っておいで。
[傍らに雄々しく生えるクスノキを目にすれば、無造作にその葉を取り、草笛の音を風に乗せる。特に何かを考えた訳ではない。けれど無意識に風に舞った調べはかつては愛した祖国の詩……]
不思議と覚えてるもんだね。……覚えてるといえば、皆も……
もう随分昔の話だと思っていたのに、結構すぐわかるもんだな。
向こうはそうでもなかったみたいだけど…って、そりゃ私は死んでるはずなんだからそうだわな。あはは。
皆……あの頃から大きくなったな。ヒルデなんか綺麗になっちゃってさ。
フィオン君は相変わらずだったな。あの子が国を継ぐのなら、優しい国になるんだろうな。
……コンラート、コンラートかぁ。
[...は膝を抱えて物思いにふけると大きく*ため息をついた*]
[軽口をたたく友の姿は昔とちっともかわってなく――]
一国の将軍ともなれば多少は変わっているかと思ったのだが…そんなところは相変わらずだな。
おい。つれてゆけ。
[兵に命じて縄をかけさせるとみなのいる場所まで連行した]
[幼い外見に反して、長い時間の生を感じさせる少女の仕草──それに対して男は、年齢相応の、むしろ軽薄ささえ感じさせるような気安さで肩をすくめた]
ニンゲンは……神サマに頼りすぎなのさ。この世でニンゲンに出来ないことは、神サマにはどうしようもないんだから。
[それは、目の前の女神に対する慰めか。過去自分が祈った神への、皮肉か。
しぃ、と指先で示す内緒の約束に、苦笑して。ぴしゃりと右手で顔を覆った]
悪友が出来たって言いなよ、オレみたいな。
[了解の意、遠回しに告げて、応接室から出て行く少女を見送った]
[しばし、応接室でひとり。座り直して]
価値、か。もしキミが本当はただのニンゲンで、オレを適当にあしらっただけだとしても……
[剣を持った男が人を憎いと言うのだから。身の危険を感じての言葉もあるだろう。男には、とてもそうは見えなかったが。
直にやってくる番頭が、ずいぶんと長く当主の娘と話し込んで居た男に、釘を刺すような視線を投げてきた……ように感じて]
オレ、ドロシーの友達なんだ。……それより、知っていたらで良いんだけど、今度何処で戦が起こりそうとか、知らない?
[彼女が変わったと思われたときの、ささやかな堤防。まあ彼女は、うまくやるだろうと思う。支払いを済ませたあと、改められた証文を受け取りながら、そんな事を*口にした*]
そうか?昔はもっとお上品だったと思ったが。
おまえこそ、そのくそまじめなところは全然変わってないな、コンラッド。
[からりと笑って、昔なじみをそんな愛称で呼ぶ。
やがて、捕らわれた身は混乱の地に連れ戻された]
[しばしの時間が経っているゆえ、幾分かは騒ぎも静まっているだろう。事情を知った兵士たちのどよめきと敵意の視線を浴びながら、傲然と顔を上げて進む。
もう一度、王子に会わされるだろうか?
第一王子の顔を思い浮かべたときだけ、握った拳が微かに震えた]
――風の砦の手前――
「変だな。この辺りまでキャスティール軍が来ているのは、確実なようだが」
[サブラから王都へ向かう、マカローナ商会の隊商は、目の前の風景に呆然とした。
そこには、大軍が休憩を取ったと見られる跡が残っている。だが、周囲に人はおろか、馬一匹の気配もなかった]
「さっきすれ違った王都の隊商は、見たって言ったよな?」
「我々が通ったのは、サブラへ向かうには最も便利な道。他の行程を選ぶとは思えないのに、軍隊には全然会わなかった」
「一体どこへ消えてたんだ?」
[皆困惑困惑して、次々と思った事を口にする。
ジラルダン軍の動きを受けて、急遽サブラから水の町アマゾナイトへ行き先を変更したなんて、流石に誰も想像すら出来ない]
「残念だ。フィオン殿下にお目にかかりたかったんだが」
[急遽ぬいぐるみ運搬係に選ばれた青年が、馬車に身体を預けて、ため息をついた。
”フィオン殿下が今度の戦に参加するそうだ”
サブラでそう聞いた時、凄く興味を抱いた。平和を愛する優しい王子が、ついに戦場へ赴くのかと。
これを決断するに到った心境を、少しでも知りたい。そう思って、キャスティール軍に接触出来る機会を逃がすまいと、必死に仲間を追いかけたのに]
「惜しかったなあ…」
[世界を赤く染める太陽を見つめながら、もう一度呟く。心底がっかりする様子に、同僚がからかいの声をかけた]
「お前はフィオン殿下贔屓だからな」
「ああ、そうだよ」
[青年は、真剣な表情で大きく頷く。
”後生だから、家にいて欲しい。どうか、出て行かないでおくれ”
両親の懇願を振り切ってまで、マカローナ商会へ就職したのは、”飢えで泣く子供をなくしたい”という精神に賛同したに他ならない。
そして、それを実現するには、フィオン王子が言うような、平和な社会を作るしかないと思っている。いや、強く信じている。何故なら、戦争が起きて真っ先に被害を受けるのは、非戦闘員…特に子供達と思うからだ]
「…おーい。そろそろ飯の仕度に取りかかるぞ」
「はい、分かりました」
[他の仲間に大きな返事を返して、青年は馬車から離れた。
ちょうどその頃、風の砦において大混乱が発生していたのだが。そんな事は思いも寄らず、”フィオン殿下に、プルヌス様の御加護がありますように”と、心の中で*祈った*]
今朝、目覚ましで起きたらハニーが腕の中にいませんでした…
ななななにごとっ…?!
……。
……。
む、村か、村にいるんだな?!
そして、仕事から帰って見れば――
オズワルド捕まっとるんかいww
…さすがに予想外だ。
昨日のシリアスなお別れはどーしてくれる(爆
まあ、お別れ言うなら白ログでやれという気もするな。赤はまだ囁けるんでw
さて、すごい展開になったもんだが、昨日のままでは禍根しか残らんというか「ありきたりな不幸な事故」である。
熱血のためには、こんな意表をついた展開もありか。
あんだけ不殺生を主張のフィオンが、ここでオズワルドの処遇をどうするか。
というか、あくまでも主導権握ってるなぁ、オズワルド。
まったくもって、マイハニーはGM(ゲームマスター)気質である。
話をして、選択の場を与えて、巧くフィオンの意見を引き出すといい。
それが嘘偽りなくフィオンを貫く思いであるならば、いずれもっと過酷な選択を突きつけられたときにも、フィオンは「これは、自分が選んだ生き方」と言えるでしょう。
オズワルドは、そういう意味で教師である。
ちなみに、昨日の夕食は湯豆腐だった。
今夜は、残った汁に冷や飯と卵ぶち込んで、雑炊である。
ホントに、この一週間、夕飯には土鍋しか出てこない…!
将軍。そんなにしてまで、おれを――
…冗談はさておき。
好き放題してますね、将軍。
何を考えてらっしゃるんですか。
カンサドラは平服に着替えているんだよな? そうだよな?
それを大前提にしても、風姫とオズワルドが一緒にいたならば、コンラートには、帝国と風姫の同盟も予測はできたはず。
そのオズワルドと一緒に来た非武装でもない人間が、倒れた王女に駆け寄ってきり触ったりしたら、おれがコンラートの立場ならば確実に、斬らせるぞ。
しかも、次いで、おれのいる護送車に来るとか。
おれを逃がそうと近づいたように見えるし、おれがベルティルデの立場なら…以下略。
キャスティール軍首脳部が雰囲気に呑まれやすい連中で助かった…
なんか、たまにカサンドラの口調がはすっぱで、放浪時代に何をしていたんだろうと哀れに思わんでもない…
それと、フィオン王子の敬語がたまにオカマ口調に聞こえる件w 「ございませんからね」とか。
カレル
『千の剣を作り、万の敵を斃す』>>3:389
「オレはニンゲンが、憎くて憎くて、しょうがないよ。」>>3:465
やはり、カレル=ラスボスシナリオを準備しているんだろうか?
しかし、万人敵=張飛とか連想しちまったよw
ドロシー「1万人倒そうとするなら、お兄様が65歳まで生きたと仮定したら、3日以内に一人のペースで実行しないと達成出来ないわ。」>>3:405
カレル「3日に1人って、オレ今いくつ計算」>>3:424
ウケるwwww
おう。ちょいとしたことを思いついたんでな。
おれがここにいるのは、小細工の目隠しってやつだ。
まあ、ちょっとした火遊びをな。
[オズワルドに斬られたのはイングリッドひとりではない。そして、死にかけていたのはハンスも同様。]
…ハンスは、命の重さに違いがあることを自ら示してやったのか。
[風の砦前。
強い風は、血の匂いをすぐに遠くへ運んでゆく。]
[カサンドラは、風の民ではなく帝国兵であることをまだ隠しおおせているようだが、長くは保つまい。
名前を呼ばれたときなど、舌打ちしそうになった。
あれだけの狼藉をはたらいたオズワルドの部下だと知れたら、命はなかろう。
ましてや、彼女は、キャスティールでは謀反人の娘なのだから。]
女を戦場に連れてゆくのは不本意だが…巻込むほか、ないか。
[やがて、コンラートがオズワルドを連れて戻ってくるのを見れば、座ったまま頭を振る。]
…未練か…
らしくもない。
[視線は固定したまま。**]
――王都アルカナの屋敷の待合室――
今来たの、鍛冶のカレルお兄様でしょ? 私のお友達だから、先に会わせて。
[商会と取引がある鍛冶が支払に来た、とメイドから取り次がれて、対応に出ようとしたら。この家のお嬢様が息を切らせて話しかけてきたのは、随分驚かされた。
元々箱入り育ちで、一番のお友達がぬいぐるみという程、外との接点がなく。第三王子が王都を去って以来は、知人すらいないだろうと思っていた。それなのに、年上の男性を友人だと言う。
二人にどんな関係があるのかと、訝しげな視線を向けたが]
ほら、これが友情の証よ。カレルお兄様にも渡してあるわ。
[お嬢様がポケットから取り出した、虹色の石を見て、流石に納得した。以前支払の為に訪れたカレルが、同じ物を剣の黒鞘にぶら下げているのを見たから]
「かしこまりました。お話が終わりましたら、私をお呼び下さいませ」
[番頭は恭しく礼をして、その場を下がった。
あのあとどんな会話が交わされたのか。盗み聞きする趣味はないので分からないが、随分時間がかかったように思う。
それでつい、待合室で自制出来ずに興味津々な視線を向けてしまって。相手が居心地悪そうに話を切り出した>>87時は、顔には出さないが、不躾だったと反省した]
「次に戦争が起こるかどうか、までは確信出来ませんが。もしも水の町アマゾナイトが、ジラルダン軍に占領されたならば、王国にとって大変な危機となりましょう」
[お詫び代わりに、情報を提供する。
因みに帝都ディルクレムで、アマゾナイトの港へ向けて準備 中の情報は、まだ王都に伝わってない。だが以前から、海の入り口となる町の重要性は、話題になっていた]
「近頃は、王都も何かと物騒で御座います。お気をつけて」
[最後に、注意で話を締めくくった]
―まだ風の砦周辺―
姉上!姉上!どうか生き延びて……!
[己の思いを、情熱を、歌に込めて。]
♪母なる大地よ 彼の者に勇気を――
嗚呼、大地よ かの者に生きる力を与えよ
かの者は今 岐路に立ちて惑う
命の灯火 暗き闇に消え果てる前に
生きる勇気を かの者の胸に宿せ
命育てる母なる大地よ 生き抜く勇気をかの者に
何にも動じぬ山の如き 不屈の精神を我らに
[ふとそこへ、オズワルドが引っ立てられた状態で戻ってきた。そのすぐ隣にはコンラートが]
おい、何があ……
[呆然としかけたが、すぐさま落ち着きを取り戻した]
おい!彼の者が動けぬようにひっとらえておけ!
[兵たちにオズワルドを取り押さえるように命じた。
己の表情が、険しくなる――
私は、かの赤虎を睨んでいた]
そなた……いったい何ゆえに……
いったい何ゆえ潜入していたのだ……?
[まさかあの時、いきなり襲撃を受けるとは思っていなかった。
油断したか、と思いつつも、彼を睨み続ける]
>>100
[言葉を聞いて暫し顔を伏せていたが、やがて顔をあげるといいにくそうに]
殿下。この者はもう縄で拘束しております。
いくら罪人といえどこれ以上の乱暴は…必要ないのではないでしょうか?
ハニーお風呂中なので、ちょっと人狼SNSを見にいったら、今日はpolpoさんの誕生日でした。
おめでとうございますw
殿下…。私にはわからないのです。
…姉上さまをあのような目にあわせたものなのだから、どう扱ってもいいと考えるお気持ちもおありなのかとご拝察申し上げます。
ですが…殿下は罪人にも慈悲のお心をお持ちになられてたのではないでしょうか?それでしたらこれ以上乱暴を働くのは…。
…申し訳ございません。このような時殿下にどう接するのがいいのか…わからなくなりました。
[砦と名を持つ場所を踏み出せば、風が紋を刻む広大な大地。
水の町と風の町を隔てるよう地図上に線を引くこの川を超えれば、王都アルカナ。]
喉が渇いたかい? いいよ、行っておいで。
[手綱を放すと、優雅な程の足取りで水を飲みに向かう同伴者。その様を見守りながら木陰に身体を横たえる。うーんと伸びをすると、草の匂いが鼻腔を擽った]
キャスティール……
[王国軍を顔を突き合わせて、まだ数時間と経っていない。軍営地に帰還した筈のオズワルド、風姫、カサンドラを想う度、ちくりと痛む心。
ここから更に北東へ向かえば、故郷の町。葉擦れの音を思い出せば、瞳は自然細まった]
―風の砦―
姫様……ひめさま……
[イングリッドが治療を受けている部屋の、窓の外。黒髪の女が、ただその言葉だけを繰り返している]
[混乱の中、まだトール監視の任務は解かれていない。だが、今のこの様子では使い物にならぬと、他の兵たちに遠ざけられた]
>>100
[兵たちの手でクレーデルから引きずり下ろされ、押さえつけられる。
驚くクレーデルに、小さく頷いてやった。
賢いこの相棒は落ち着きを取り戻し、誰かを呼ぶかのように一度だけいななく。
その様に微笑んでから、王子に視線を向けた]
よう、王子。歌なんざ歌って、ずいぶんと余裕じゃないか。
もう、泣き虫タイムは終わったのか?
[揶揄するような口調で、第一王子の顔を睨めあげる]//
[肉親であるフィオンの方が、辛い筈だった。側で護り、支えなければならない筈だった。それなのに]
姫様……!
[彼の前で泣き喚かなかったのが、精一杯だった]
[地図上はキャスティール統治下。
されど学問の町と呼ばれ学者が多く育つフォレスティは、独自の文化を構築している。険しい山々を越えた先にある、溢れんばかりの知識の森。
熱心な学生や、道を究めんと志を抱く人々が多く訪れるものの、商人にはその交通の不便が敬遠され、交易は活発ではない。
物心付く頃には、その森に身を委ね生きていた。
自身の出自は首都中心部だと育ての親である師からは聞かされている。
養子に入った訳、それを言い淀む様子を見れば、興味はないですと笑って首を振ったのだった。
陰謀、私怨、失脚―――碌でもない理由なら、聞きたくないです、と。
頭を撫でた師匠の手。困ったようなその表情に、幼い自分は首を傾げた。
強がりでも歪でもなく、ただいつの間にか身についていただけの処世術]
[一時期の混乱は収まったものの、砦内は慌ただしい。
運び込まれてきたのは、傷を負った王女、毒をあおった少年。それに、急遽入り込んできたキャスティールの軍隊。女は未だ把握していないが、捕らえられたジラルダンの将。
めそめそと沈み込む女兵士ひとりに、構う余裕のある者などいなかった]
[「今の仕事も、義父も、兄弟子も。フォレスティも。みんなみんな大好きなだけなんですよ?
他にぼくが行くべきところなんて、ありませんから」
幼い言葉が反響する]
[「今の仕事も、義父も、兄者達も。フォレスティも。みんなみんな大好きなだけなんですよ?
他にぼくが行くべきところなんて、ありませんから」
幼い言葉が反響する]
/* メモより抜粋
コンラート…そろそろしっかりと捕まえてくれないと逃げちゃうよ!
フィオン…オズワルドは兵たちに命じてひっとらえておきました
――多分、逃げちゃうのは、おれじゃなくてトール…
いや、言わないでおくか。 */
[俯瞰で視られる立場というのは便利なんです、今ならばそう笑うだろうか。
歴史を描くなら、背景や因果は重要なもの。しかし、自身の出自となれば別だ。
悲劇だの何だの、余計な肩書きが付く身なら、聞くまい。不要な感傷を引っ提げて歩けば、いずれ己に失望する。
曇った眼は、邪魔なだけ。
そんな迷いなど、剣にも盾にも宿しはしない。
そう、家系にも国にも縛られぬ身。それらが如何なろうと、人よりも少しだけ心を痛めずに済む。
だが、人の死には、どうしても慣れない。
手を伸ばせば届きそうな、そんな距離で尽きる命。それには酷く心が騒ぐ―――
結局、人から離れることは出来ない。
戦、喧騒、そしてイングリッド姫やハンス。処刑された兵士。彼らの姿、叫び、ことば。
寄せて消え、交差しては重なり。過去を思う瞳に翳りを添えた]
[どのくらい、そうしていただろう]
[微かに聞こえる草笛の音を、耳が捉える。懐かしい音色、懐かしい調べ]
……「楠の木陰で」
[子供の頃に、よく歌った歌。王国の者なら、誰でも知っているだろう]
――王都アルカナの屋敷にある自室――
…はあ。私も随分弱気になったものね。
[自室へ戻って、誰の目も気にしなくて良くなった途端。足の力が抜けて、その場に座り込んでしまった。
地上に生まれる直前、完全に覚悟を決めたはずだった。
人の子として生を受けても、人と同じようには振舞えない。転生の目的を果す日が近付き、目覚めた後は、嫌でも自分が人と違う事に気付いてしまうから。何度も念を押されて、それでも私は平気よと自信満々に地上へ降りてきた。
…でも。]
/*
あー、描写…。
イングリッドとハンスが無事かもしれないのは把握しています。ごめんなさい。
二人とも無事で居て欲しいんだよ!
色々あって「死に向かう人」「死に近いところまでタッチしてしまった人」を目撃すること自体が駄目なんです、このこ。弱ぇ。
お父様。お母様。
[...は、いつの間にかぬいぐるみを抱きしめて、そう呟いていた。
怖い。とても怖い。両親に、自分の秘密を知られてしまう事が。
人は奇跡を願う。神の加護を受け、自分の人生が素晴らしく好転してくれたらと考える。
だが同時に、人知を超えた力に奇異の目を向けるのも、また事実なのだ。特に、自分の身内が不思議に関ってると分かった場合、冷静でいられる者はそうそういない。その事を、...は痛いくらい理解した]
だけど、自分でもカレルお兄様に秘密を話してしまうなんて、考えてもみなかったわ。
[天井に目をやると、思わず顔に苦笑いが浮かんだ。
でもあの時は、我慢出来なかった。人間だったら、と問われて。平気な顔で”はいそうです”と、嘘をつける度胸などなかったから。
例え告白がきっかけで、カレルの自分を見る目が変わってしまったとしても。友人を騙すよりは、百万倍もましと思った]
結果オーライって事かしらね、これは。
[どんな返事でも、驚かないつもりでいたけど。カレルの言葉は、予想外で。そして、とても嬉しかった。思い出すだけで、笑みが浮かび、胸が温かくなる]
さて、と。しばらくサボっていた情報収集、再開しないとね。
[...は自分を鼓舞する為に、勢い良くそう言うと。立ち上がって、いつものように窓を開けた]
[不意に目の前に影が落ちる。
彼を見て微笑みと共に立ち上がる。]
もう気が済んだのかい?
それじゃあ、行きましょうか。
[川へ入り、水筒を空けて飲み物を確保する。
満足げに嘶く馬の背に跨ると、再び北へと。
あの丘を越えれば、首都が一望出来るだろうか――*]
……風の民では、なさそうね。
[優しい調べが、心を慰める。この曲を知る者は、自軍の兵だと見当を付けた]
こんな時に、音楽だなんて。
そうね……皆を落ち着かせる役割ができる人も、必要だわ。
[興味を引かれ、草笛の音が聞こえる方へ歩いてゆく]
―塔の都アルカナ・鍛冶ギルド―
[その時計台が決して大きな代物ではないのは、王族の住む城があるせいだろう。時計台通りに面した鍛冶ギルドの窓から外を覗くと、大きくはないが優美な時計台が見えた]
年代物だ。
[受付が眼鏡をずりあげつつ、製造年を告げる。へえ、と、先程会ったばかりの少女とどっちが年上かなどと、失礼極まりないことを考えたり。
手配つきましたよ、と受付が声をかければ、にやりと笑って。礼を述べる]
>>84
[やがて、砦の裏手。曲名通りの楠の下に、人影をみつけた。近づいてみれば、王女を運んでくれた女だと気づく]
あなたは、先ほどの。
……ありがとうございました。
私が、しっかりしなければなりませんでしたのに。取り乱していて、申し訳ありませんでした。
[自分では落ち着きを取り戻したつもりでいるけれど、顔にも、髪にも、汗や涙や砂がついたままだ]
――アルカナ・市街地前――
あはは。変わってないなあ。
そりゃ3年しか経っていませんもんね、当たり前かな。
[牧草地に馬を預け、世話役に餌代を支払った。
「旦那、こりゃ幾ら馬でも200回は食えますよ。どの位滞在されるおつもりで?」
世話役は口をぽかんと空けていたが、たっぷりあげて下さいねと念を押されれば頷いた]
ふふ。大奮発、ですよ。給料叩いたんだから。
乗せてくれてありがとう。いい子で待っていて下さい。
[擦り寄ってくる彼には、その背を撫で笑いかけた。市街地へは検問を通らなければならないようだったが身分証明書で難なくパス。
人の波に紛れ、小さく舌を出す]
嘘吐きは泥棒の始まり、ってね。
ま、アルカナの王立書庫にも用事があるのは、嘘じゃないですから。きっと大目に見てくれるでしょう。
[一人ごちつつ、大通りへと歩き出した]
先走って、メモでシェイ王子奪還作戦の展開まで書いて、メタで「トールは本気でシェイ王子を救出するつもりなんだ」と暴露してしまい、ちと申し訳なく思っています。
おれの意図がわからない方が楽しかったよね?
つーか、ちゃんと救出しようというのは、昨日、決めたんだけどね。(酷
それと、おれもカサンドラも、当事者同士の合意ができたからと規定路線のように話を進めるのいかんかったな。せめて、本決定が出てからにするべきでした。反省。
ノトカーの回想がよいな。
そういう回想は、俄然、キャラがたつぞ。
フォレスティを出してくれたのも、地図を作った村建てとしては嬉しいw
ふん。
おまえがおれを説教するなんざ、百年早ぇえよ。
[吐き捨てた後に、す、と目が細くなる]
貴様等、王族は、平気で人を虐げた上でぬくぬくと暮らしているくせに、よく言う。
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新