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[その後、私は父上を説得しようと試みたが]
「五月蝿い五月蝿い!黙れ!!」
[刹那、パシーンという音が鳴り響いた。父上が、私の頬を張り飛ばした音。
目に涙を浮かべ、父上を睨みつける。
父上は、マカローナ家の当主に問うた]
「すまんが、オズワルド家を潰すのに、協力してくれるか?」
[だが、マカローナ家当主の答えは、至極明快だった]
い か ん
赤ログが、すっかり家庭の日常会話になりつつあるw
つーか、リビングまで、ハニーを抱きしめに行きたくなる。
「陛下。残念ですが、今回の件は協力できかねます。私めは卑劣な手を使ってまで商売敵を潰すようなことはしたくありませんのでね」
[私は、マカローナ家の当主がたとえ商売のためでも卑怯な手を使うような人物ではないと知っていたし、十分に理解していた]
「そうか……残念だ。まあいい。今回の事は気にするな。
今後もし何かあったら、その時はよろしく頼むぞ」
「御意にございます」
[当主が去っていった後、父上は兵士たちを呼んだ]
そういえば、ハニー。
昨日のバトルですけど――
・手錠
・服破き
・ポーション
・背後から襲撃
このあたりの要素を、別の場所で再現したい潜在的欲求がありましたら、仰ってくださいねーw 善処します (爆
さあて。どうしたもんでしょうか。
[空には星が煌く。手の中のナイフを街灯に透かしながら、兵士の1人に聞いた軍営地の方角を目指し歩いている。
一度は修得場所に置いて来た筈のそれは、再びノトカーの手に収まっていた]
それに………血、ですかね。これ。
[殺傷能力はそう高く無さそうな外見、しかし一度手に持てば案外とその刃は重かった。金物屋の
柄の紋章は、館のあちらこちらに散見された――キャスティール王国紋と同じ物]
流石に、軍の所持品ではないでしょうね。
オズワルドさんに渡した方が良いのかな。下手に所持していても、誤解を生みそうです。
キャスティール……か。
[花咲き乱れ鳥が歌う、美しい国。好ましいものとしてそれなりの愛情は抱いていたが、祖国と呼べる程には愛国心が在る訳ではない]
「明日にでも、オズワルド家にいって、ありったけの財産を接収して来い。
ああ、それとな……
一家を、投獄の刑に処す」
父上……何もそこまで……!!
[父王の目が、私を捉える。そして]
「ええい!黙れと言っただろう!!」
[思い切り蹴りを入れられた。それも、胸元に一発。
民の苦しみに痛む心。入れられた蹴りで痛む胸。
痛みは混じり、急激に増幅した。
私は涙を流しながら、父上を睨みつけ、叫んだ]
父上……
これが貴方のやり方なのですか!!!
―回想第一弾、これにて終了―
― 一旦現在軸に巻き戻りましたin進軍道中 ―
[思えば、進軍中に何度も現れた痛みは。
刺し貫かれるような、強烈な痛みは。
あの時から、現れるようになったんだっけ。
父上……どうして……]
[首都へは、幼い頃から何度か足を運んだ事がある。直近の記憶を引き出そうと記憶を探りながら、露店で買ったサンドウィッチに齧り付く]
歩きながら食べるな!って。
お師匠にはよく怒られたっけな。
[ひとりごちながら]
[砂漠をわたる風――で思い出したようにカサンドラを振り返る。]
マリエッタ。
風の部族との交渉結果について、オズワルド将軍にはどのような報告を?
よければ、おれにも教えていただけませんか。
フィオン王子と話をするのに、できるだけ正確な情報を掴んでおきたいのです。
――回想・3年前 キャスティール王城――
[王城は、王国の繁栄を映す鏡のようだった。
荘厳たる謁見の間、高い天井。数度目ともなれば挨拶も慣れたもの。整列した衛兵の視線を浴びながら、20歳を迎えたばかりのノトカーは、師に続いて流暢に頭を下げた。
国王の傍に見えるのは、第一王女と第一王子か。6年前に来た時よりは、王子は背も伸び大人びた彼を目の端で捉えている。
時々欠伸でもしたそうに、引き結んだ唇に手を当てているのが見え、思わず噴出しそうになるも懸命に堪える。
優しい少年だと聞いていた。申し分のない環境で素直に育った、柔らかい気質なのだろう。
蝶よ花よと育てられた、一国の王子―――
好ましい、好ましいが。
この時代、変化は望めそうにない。
史学者としての瞳は、この国の王子をそう記憶したのだった]
――回想・3年前 キャスティール王城――
[王城は、王国の繁栄を映す鏡のようだった。
荘厳たる謁見の間、高い天井。数度目ともなれば挨拶も慣れたもの。整列した衛兵の視線を浴びながら、20歳を迎えたばかりのノトカーは、師に続いて流暢に頭を下げた。
国王の傍に見えるのは、第一王女と第一王子か。6年前に来た時よりは背も伸び大人びた彼らを目の端で捉えている。
時々欠伸でもしたそうに、王子が引き結んだ唇に手を当てているのが見え、思わず噴出しそうになるも懸命に堪える。
優しい少年だと聞いていた。申し分のない環境で素直に育った、柔らかい気質なのだろう。
蝶よ花よと育てられた、一国の王子―――
好ましい、好ましいが。
この時代、変化は望めそうにない。
史学者としての瞳は、この国の王子をそう記憶したのだった]
>>*18
向こうでも、本性知れたら追い出されますよ。
少なくとも、王子が泣きますね。
ともあれ、あなたの下は居心地がいい。
すみません、人を統率する立場から離れて、少し箍が外れました。
あなたが町をほっつき歩く理由がわかったような。
自制します。
…できるかぎり。
つーか、カサンドラ、サシャ姫を絶賛放置…だよね?
待ち合わせしてなかったっけ?
おれもトールと一緒でふと思い出したんで、つい書いてしまいました。
依頼ごとは別です。
[...公となればその表情は軍人のそれに戻るだろう]
>>139
風の民は敵対はしない。が、現状協力もする気はない。
姫君からも直接言質は頂いた。砦には立ち寄れてはいないが、姫がそう仰せなのだ。彼らが勝手にことを構えることはないだろう。
こちらが無粋な真似をしないのならば王国に味方することはない。休息の場を貸し与えるぐらいはするかもしれないが、それは我が軍に対しても同じこと。
共闘までは過分な願いなのは、将軍も分かっていただろう。
[...はしばらく思案し、ふと思い出したようにトールを眺めた]
時に、頼みたいことと言ったな?
それがキミのため、ひいては軍のためとなるならば話は聞こう。受けるかどうかは聞いてから考えよう。
ただ私の身を思うだけの言葉ならば、そのまましまって置いてくれ //
[―――…
王城内に用を残している。師と兄弟子に言われれば、ノトカーはひとつ頷く]
ええ。それでしたら、僕は城下町でも見ていましょう。夕刻までには、御用事も済みますか。
中央通りの、何と言いましたっけ、あの店。
美味しいタルトが並んでいる、水色の屋根の…そう、其処に居るようにしますから。
[一人先に王城を辞すと、広大な庭園を正門目指して歩く。それにしても見事なものだ。
色取り取りに咲き乱れる花の色。噴水。思わずうーんと伸びをするも、慌てて周囲を見回す。一介の史学者見習いの身で、王城の庭で寛いでいるなどと知られたら事だ。…が、]
―――…あ、人がいた。
[思わず、しまったと言うように苦笑いする。
目が合っただろうか、それとも別の場所を見ていたのか、小柄な少女を薔薇の下で見つけたのは、そんな折//]
>>*19
じゃあ、今度飲みに行くか!
サブラで旨い店をみつけたぞ?
って、おまえを連れて行ったら、目立ってしかたないな。やめだやめ。
すぐに見つかって、連れ戻されるのがオチだ。
そういえばさっき、おまえとあと100回も会話する錯覚>>*120に陥ってな。
そんなにおまえの顔を見るかと思うと、寒気が走るよ。
マリエッタ。
おれはフィオン王子のところへ行きます。
彼の決断が必要だから。
だが、このおれが――背信者が持ち込む話に、どれだけの信用があると思います?
[自嘲気味に笑って]
だから、おれは尽くせる手は打っておきたいんです。
[口調を「百人隊長」から平素のトール自身のそれに改め、トールは正面からカサンドラの目を見つめた。]
貴女にお願いする。
まずは、ジラルダン軍に戻ること。
そして、待つこと。
おれの行動の結果がでるまで――
[引き返すことに快諾の色は見せないだろうカサンドラを諭すように続ける。]
おれにとって、「大切なもの」を守るためです。
もし、フィオン王子が弁明を受け入れず、おれが処刑されたら――
あるいは、フィオン王子もおれも行動を起こせない状態なら、貴女が傭兵を募って、シェイ王子の救援に向かってほしい。
目下、シェイ王子の安全は――危うい。
本当は、他の誰かに頼んで情報だけをフィオン王子に伝えてもらい、おれはその間にも、シェイ王子の救出に向かいたい…!
だが――おれがもし、フィオン王子の立場であれば、おれ自身の口から話を聞きたいのではないかと思う。
これは、賭けだ。
コンラートあたりに阻止されるかもしれない。
だが、フィオン殿下の性格を考えるならば、通る主張だと思っている。
>>108
[青年が自らの剣の柄へ触れる。それだけで、微かに響く硝子の音]
[こちらへひたと向けられた視線を、見つめかえす。相手のそれは、威嚇ではないようだ]
戦場に、戻る……?貴方は、
[何者かと問おうとしたところへ、青年の言葉が重なる]
『そっちの人、泣いてるけど』
……。
[無礼を咎める言葉を飲み込む。『そっちの人』の装備品や隊列から、身分の高い人物であることは知れようが、王子であるとまで明かす必要は無い。
>>119フィオンを見れば、何やら言いたげな顔で口を引き結んでいた]
>>*20
100回どころか、120回必要そうですよ。
主にあなたのミスのせいで。
頑張って責任とってくださいね。
寒気が走る?
こちらは本気で寒いですが?
>>149
こういう言葉を交渉に使うのは、清く正しい騎士としてどうかと思いますが、おれも口の使い方が、誰かさんに感化されてきたかもしれません。
……お気遣いだけ、受け取っておきましょう。
[青年に向かって言葉を濁す。サブラの状況を話すよう求めれば、>>109意外にも柔らかい返答があった]
ありがとうございます。それでは、その子をしばしこちらへ。
[子供の耳に入れたくない話もあるだろうと、馬を寄せ、子供を抱き取ろうとする。引き離されると怯える子供の頭を撫でて]
大丈夫、お話が終われば、一緒に行かせてあげますから。少しの間だけ、お兄さんを貸して下さいね。
[子供を宥めながら、情報を聞き出すのはフィオンとコンラートに任せた]
>>*24
書類>>*20をよく確認してください。
あなたは120回先の発言にまで引用の責任があります。
ところで、将軍>>141
ホントに、昨日のうちに、カサンドラから、風の民に関する報告は受けましたか?
>>*25
あなたがおれを目覚めさせ、堕落させてしまったんですよ?
命の鬩ぎあいを焦がれてやまない、熱く狂おしい望みに――
>>*27
深慮遠謀に気がつかず、失礼しました。
本当は淋しいんですね、将軍…
おれごときと、120も先の未来を見たいとは――
「ふはははは……私はフィオンがどれほどまでに冷酷になれるか、見物していようか」
[そんな父王の声が聞こえた気がした。
奪われた尊き命。その悲しみが、痛みとなって私に襲い掛かる。
いつしか声が潤み、涙を流していた。
コンラートの声も、次第に遠く……]
嫌い……大嫌いだ……こんな、私が。
カサンドラに「私の身を思うだけの言葉ならば、そのまましまって置いてくれ 」>>141と言われてますが、すみません。性格的に、そこを斟酌するトールではありませんよ?
>>145の本心は、キャスティールに行かせたら、設定的には投獄されてしまうだろうカサンドラを来させないための方便です。
2日目灰に書いた理由(進行中は独り言にリンク張れないのか…)から、トールはカサンドラがシェイに近づくのは危険だと思っている。ただし、この頼みをいれて、恨みを水に流してシェイを救出できたなら、カサンドラは、その功績で恩赦をもらってキャスティールに戻れるだろうという試算も込みで。
生き残る可能性の高い方に、貴女を残してゆく。
それが、おれにできる唯一の配慮です。
といっても、システム的にはPC13名のうち、過半数は死なないとエピにならなそうな、致死率高い物語なんですよね…
[結局、私は冷酷さを備える事がないまま、戦役へ向かう事となった。
時は演説中。私は父上の視線を、背に感じていた]
「……今は戦時下。やわな精神では、戦場を渡り歩けんぞ?
フィオン……親子であるはずなのに……これほどまでに、精神がかけ離れているとは……」
[父王のそんな声が聞こえたか否かは自分さえも分からない。何しろ軍勢を前にした演説の最中だったのだから。
親子なのに、主に性格面でほぼ正反対の存在。
「冷気王」ゲオルグ。
――それが、私の父上。]
―回想終了―
ゲオルグ…
[その名を思うたび、今でもふつふつと赤い感情がわき上がってくる。だが、今はもう――]
ふん――
[不意に、晴れやかな笑み]
風にでも当たってくるか。
[呟いて、祝賀会の余韻が残る陣の中を、ふらふらと散歩し始めた]
[...はただだまってトールの目を睨み付けた。やがて唇を噛みしめると次の瞬間にはトールの胸ぐらを掴み、鍛えたとはいえ男の手とはやはり違うその腕で、彼を引き寄せる]
だから! キミが捕まったり処刑されるのが嫌だから!
私はここまで来たんだ!
ああ、さっきのは屁理屈よ! でも嘘は言ってない!
キミが大切なものを守りたい。その気持ちがあるなら少しは……少しは……
[少し言いよどみ、息を大きく吐いてから、声を張り上げる]
ちったぁわかれ!
私はキミが大切なんだ!
この身に変えても守りたいんだ!
キミの両を繋ぐそれはなんだ? 武器も取れぬキミ自身の枷だろうが!
自らを守る術はあの足技か?
得物を持った輩にはかなうまいよ!
それで己自身やキミの大切なものを守れるのか?
私なら守れる。いや、守ってみせる。風の閃光でキミを覆う闇を払ってやる!
この身を以て、奴らの顎を食い破ってやる!
王子は……あの子はそういう子だから、話は聞くだろう。
だが他は?
キミの従属を裏切りと思う輩はいくらでもいるだろう。
実際その手で、キミは王国軍に手痛い傷を付けてきた。
キミが消えてしまったら……私は……いや私だけじゃない。
キミの大切なシェイ王子は誰が守るんだ?
だから……
/* うん…いいかげんに、気になるかなぁ。
エピ行ったら、みんなで確定ロールについて話題にしような。
おれも、まだよく分かってないけど */
[...は射殺さんばかりの視線で、トールを睨み付けつづける]
用意はする。してやるさ。
少し詳しく説明しろ。危機の度合いは? 凶行を持ってするのは王国か? それても帝国の過激派か?
そして約束しろ……
ちゃんと帰ってこい。
必ずだ! 必ずだからな!
でなければ、私はキミを……私自身をも決して許さない。
背中は……任せな。何人たりとも邪魔はさせないから。
[...はゆっくりと、トールを放し、ハンスにいくばくかの路銀を渡した]
駄賃だ。よろしくたのむ。
私の弓先がそちらに向かないように、しっかりと……
「トールの胸ぐらを掴み、〜彼を引き寄せる」>>158
だから、確定ロ…orz
下手に確定ロールで突き返して、それが正しいと誤解されても困る…
メモや天の声で指導すべきなのか…
ああそうだ、ついでだからその子、この軍の後ろまで通してやってくれない?
[ベルティルテと呼ばれた女に、そんなことを言えば、彼女に抱かれた少年はびくりと身をこわばらせただろうか。ちょっと待って、と、少年の頭にかぶせていた布きれをとる]
わかるな。風の砦に着いたら、東へ向かえ。
[己の剣、数p引き抜いて──覗いたのは金色より濃い、緋色の刀身──それで己の人差し指を傷つけて、布に朱色の文字を刻む。自分の名、自分の師匠の名、それから、冥加、と]
[朱の文字が刻まれた布を少年に返して、そこだけは破顔して言う]
知っているありったけの神様の名前でも唱えて行くといい、誰か助けてくれるかもしれないし。じゃあな。
[この少年の身分を告げればキャスティールに身を隠すことも出来るかもしれないが、結局、それはしないしさせなかった]
さて、何から話そう?//
神に祈ったって、助けてなんてくれない。
それがわかったもの同士……だから。
キミの運命を、願おう。少年。また、いつか道が交わるように。
[カサンドラに頷きかける。]
バルタザール皇帝が、シェイ王子を戦場へ連れ出す。
オズワルド将軍の執務室で書類を見た。
他言は、無用だ。
おれを軍から遠ざけようとしたのも、シェイ王子のことになると、おれが黙っていないとわかっていたからだろう。
今、戻れば、今度は独房行きかもな。
所詮、おれは飼い狼だ。わかっている――
[接した温もりに、もう行く――と囁いて。]
風の民のことは、よくわかった。
武力のある中立は――弱くはない。
おれも、マリエッタの知己に会ったら礼を言っておこう。
しかし…「言質」だけで本当にオズワルド将軍が納得したのか?
部下に対しても、あんな容赦ない一撃をくれる男が…?
[カサンドラの目を見る。]
間違えば、風の民の存亡にかかわることだ。
報告書の内容はもう一度、確かめておいた方がいい。
[そう念を押すと、踵を返して、ハンスに出発を促した。]//
――王都アルカナの屋敷にある自室――
[...は、ベッドの中で過去を見ていた。事件の発端>>125から、王が父に協力を頼むところも。
父(>>134で退出したのち)は王宮から帰宅後、人払いをすると、最も信頼する番頭を呼び、相談を始めた。
「こたびの件、あまりにも不自然過ぎる。献上品とはいえ、王が口にされるまで、全く中身を調べないなど有り得ない。まして、王は口にされた途端に苦しみ出しておられる>>125。
そのように即効性のある毒を、王宮で何人も控えている毒見役が、見逃す筈があろうか?
…否! これはオズワルド家へ仕組まれた罠に違いない。
証拠を是非とも掴んで、私の所へ。頼んだぞ」]
[そこから場面は飛び、カサンドラ出奔直後。王は父を御前に呼び出した。そして、ウッドゲイド家と縁が深い事を持ち出して、有無を言わさず咎めようとしたその時。
父は恭しくひざまずいたまま、穏やかな目で王に話を切り出した。
「我々商人は、王家や貴族の方々と違い、武器も権力も持ちません。ですから私は、当主となってすぐ、自分だけの切り札を用意し始めました。国の各地へ商会を設けたのは、その為です。
その切り札とは…すなわち情報」
何を言い出すのかと訝しむ王の前へ、父は一通の書簡を差し出した]
[陣の中を歩いていても、なにか落ち着かない。
どこかいらいらした顔で歩き回っていたが、厩舎に来たところで、愛馬のフィデーリを連れ出した。
輜重の中から毛布をひとつ取ってフィデーリの背に括り付け、打ち跨る]
やれやれ。おれも情け深くなったものだ。
[ひとりごちるのは、どれくらいの兵が聞いただろうか。
供はいらん!と見張りの兵に怒鳴って、砂漠へ愛馬の足を向けた。砂漠に刻み込まれた引きずったような跡は、とうに風で消えているかもしれないが。]
「因みに、その件に関りました城仕えのメイドも一人、我が家で匿って御座います」
今にも怒鳴り出しそうな王の先手を取って、父が静かに切り出す。
「また、僭越ながら申し上げます。この秋は、数十年に一度と言われる程の大凶作。この春、大規模な遠征を行われた国家に、それをカバー出来る財力が、果してありましょうか? このままでは、民に多くの死者が出るのは必至。最悪の場合、その事で不満を持ち、陛下へ反逆する輩も現れるかもしれませぬ」
―ここで私に無理矢理罪を着せれば、どうなるか…分かっていらっしゃいますね?―
無言の主張を込めて、王を見つめる父。
マカローナ家は咎め無く、今まで通り宮廷御用達として仕える事を許された。
しかし、この時に父が王へ抱いた不信感は消えずに残り。ジラルダン軍侵略の情報を、誰よりも早く得た(テオドール>>0:173)ものの、わざと王へ知らせなかった]
――王城の庭園(回想)――
[あれは、父と共に王城へ参内した時の事。
大人達の難しい話を黙って聞くなど、子供には苦痛でしかない。いつものように庭園へ向かい、そこの薔薇の花の下へ潜り込んだ]
もーいいかーい。
…まーだだよ。
[相手はいない、自分一人きりの隠れんぼ。他愛のない遊びだが、本人は真剣だった]
もーいいかーい。
…もういいよー。
[息を殺して身を潜める。
静かな庭園は、まるで自分以外の人が全て死に絶えた世界みたいで。...は胸をドキドキさせて、一層身体を小さくした。
だが、その日はいつもと違った。
「…あ、人がいた」
突然誰かの声が聞こえたので、そちらに目をやれば。苦笑いをする、鮮やかな緑の髪をした男性と目が合った]
あーあ、見付かっちゃった。
[...は不満げに呟きながら、薔薇の下から*這い出した*//]
>>169
[無論、心配げな姿も、これ見よがしな言葉も、すべては兵士たちに見せるためだけのもので。
あまりに頑迷な姿を見せていれば、部下たちの志気も忠誠も落ちるだろう。あの、カサンドラのように、非難する者も出てくるに違いない。
それは、避けなければならなかった。
それに、トールが帰還したときのためにも、心配している姿を見せておくのは悪くない。
そんな行動である]
[ひとしきり、砂漠を駆け回ったあとは、落胆した様子で帰ってくるつもりだった。
その姿は、明日には兵たちの噂になっているだろう。見張りの兵は、暇なものだ。
トールが凍死していたら?
まあ、そのときはそのときだ]
>>163
後ろまで?
……それは、この子とここで別れるということでしょうか?
[腕の中で身を縮める少年に呼応するように、青年へ咎める目を向ける。彼が、彼らが何者であるかも知らぬまま]
[青年が、布に血文字を書き記すのを、少年と共に見つめていた。人の名前らしい綴り、旅の護りであろうか『冥加』の言葉]
殿下、いかが致しましょう?
[少年に渡されたそれが、暗号で無いという保証は無かった。少年が、何らかの密命を帯びた――ジラルダンの手の者で無いという保証も]
[フィオンへ視線を送れば、返ってくるのは承諾の意]
かしこまりました。
[主へと頷いて、少年を伴って隊列の後方へ。共に馬を下り、北の方角を指で示した]
行きなさい。
もう少し歩けば、風の砦が見えてきます。
迷うことは無いでしょう。
「少年に渡されたそれが、暗号で無いという保証は無かった。少年が、何らかの密命を帯びた――ジラルダンの手の者で無いという保証も」>>172
ベルティルデ、冷静だw
おれなんかが乗り込んだら、さっさと捕縛されて処刑されそうですねー
初回吊り回避のために、乗り込むの0時過ぎにした方がよかったか (爆
[列の前方――青年のいる方向を見つめたまま、不安げに立ちすくむ少年に、首を振り]
ごめんなさい。
私たちはあの人に、あなたと共に行くよう頼むことはできないし、あなたを護ることもできないの。
あの人が、ここからはあなた一人で行かせると決めたのなら、それがあなたとあの人の道。
行きなさい。
私たちも、私たちの道を行かなければならないから。
[泣き出しそうな顔で歩き出す少年に、更に言葉をかけようとして、やめた]
[カサンドラとトールのやり取りを静かに見ていた。
路銀を受け取れば、うん、と頷いて]
頼まれた分の仕事はやるよ。
つまり、このヒトを無事に返せばいいんでしょう?
[答えはあっただろうか。とにかく、トールの後に続いてのんびりと砂漠を歩く]
……おにーさん、ひょっとしてキャスティールの人だったの?
[そんな質問を、ぽつりと口に出したりしながら//]
いつかきっと、また会えるといいね……
[少年に向かって投げかけた言葉]
また元気に会える日を、待って……る、から……
[緩む涙腺を叱咤しても、効果は全くなく。
悲しみと寂しさが溢れ、涙となって流れ出る。
私はそのまま、がくりとうなだれた]
――>>170過去のシーンに、以下の文章を追加――
[それを読んだ途端、王は蒼白となり、書簡をつかむ両手が震えた。オズワルド家を陥れた際に使われた手順が、詳細に記してあった。
[見つかっちゃった、と。剥れたような、稚気の残る声に微笑して]
あ…そこ、棘に気をつけて。
[薔薇下から這い出す少女が頬を傷付けてはいけないと、頭上の蔓を指先で避ける]
…見つけちゃった。
邪魔してしまいましたか、ごめんね。
隠れんぼでもしていたんですか?
[辺りを見回すが、時々風が戦ぐのみで、他に子供の気配は無い。
ふわりとした髪、整えられた身形。王の賓客の娘だろうか]
それとも、見つけた僕が鬼なのかな。//
/*さて、いつ専用wikiに設定を落とそうk
(重力場:wiki空間展開)
ちょwww
おまwww
天様wwwww
何をしているのです、一体!!wwwww
こ の や ろ うwwwww
噴いた分のお茶返してwwwww
状況はあえて説明しません!!www*/
[ハンスの問いに素直に肯首する。]
もっとも、おれが生まれた頃は、ジラルダンなどという国はなかったけれど。
おれの軍務の始まりはキャスティール軍で――
今は…
[親指の腹で、唇を拭うような仕種をして、しばし視線が動かなくなる。]
今は、どこであれ、戦場がおれの国だ。
[諦観の中にある自負は、燻る燠火。]
そーいや、国の名前ですが、ジラルダンはベルギービールの醸造所名、キャスティールは同製品名からとりましたw
ルー・ガルーはフランス語で「人狼」
そっか。そう言えばそうだったもんね。
[ジラルダンが独立を宣言して云々とか、そんな話だったっけと思い出しながら、相槌を打った]
………戦場が俺の国、ね。
軍人さんは大変だね。俺の国と俺じゃない国をはっきり分けて考えなくちゃいけないから。
おにーさんには、今も故郷がある?
[唐突に、それこそ世間話のように問いかけて]:
なんか気づいたのか、ハンス!
ガチ村で質問されてる気分だww
怪しいか。怪しいな、おれw
おれの狂気の部分を引き出してくれたことに感謝して、ワクワク応えるぞw
放浪者 ハンスは、逃亡者 テオドール を投票先に選びました。
故郷? 生まれた家には、しばらく帰っていないが…
男が懐かしむものでもあるまい?
こう、転戦が多いと、土地にも、物にも、たいしたこだわりは感じなくなる。
ああ、感じなくなる。
人の命にも…想いにも。格別なものは。
ただ…戦いの刹那の熱さだけが、生きていることを実感させてくれる。
それと、この鎖――こいつはおれの拠り所。
…そう信じているだけかもしれないがね。
……ん、それが正しいね。俺もそう思うよ。
[頷いて、悪戯じみた笑みを口元に浮かべる]
なんか、未練がありそうな感じもあったからさ。キャスティールに。……でも俺の勘違いだったみたいだね。失礼な事言って、ごめん。
/* ハンス、こえぇなぁ。
コンラートから投票が来てるけど、個人的にはもう少し生きてて欲しいところかな。多分、コンラート票も、ハンスが王子を暗殺しようとするならって票だと思うけど。 */
>>165
陛下がか……うーむ……
なるほどな。将軍にしては珍妙な処分、もっと綺麗な放逐の仕方もあったであろうに、そこまで逼迫していてはやむを得ん。……己が泥を被ってもキミを生かしたかったのなら、私はあの人に謝らなければなるまいて。
……飼い狼……か、それじゃあ帰ってくるという返事にはならないよ。
ふふ、けれどまあ……餌でも用意して待つ……か
>>166
わざわざ煙のないところに煙を立てるほど、馬鹿ではないだろうさ。戦うことの理がどれほどないかくらい、そういう算段が働くくらいには信頼している。
それに風の民は簡単にどうこうできるほどに軽いものではないからな。キミも会えばわかる。
[二人を送り、踵を返す。気丈であったその表情はみるみる砕け、今にも泣きそうな程に……]
あの子を遠ざけて、こういう風にさせたのならば、親分も、皇帝の戦略は本懐ではない……ってことなのだろうか。人の盾とさせるは約束を破ることになるんだしね。
じゃあ、その後はどうする。
それは狼の鎖をはずしてやることにもなろう。
鎖から放たれた狼が、戻ってくるのか?
そもそも、フィオン王子はともかく、重臣たちがあの子の話を信じるのか……信じなければ……
[...は思わず顔をしかめる]
本当、嫌になっちゃう。なんだろこの気持ち。
[来たときと引き替え、その足取りは重かった。日が昇る頃見知った野営地を目にするかもしれない。もっとも、それまでに……**]
この先、何が起きるわからない不安もあるだろうおまえが、おれのことを理解しようとするのは正しい行動だ。
ちゃんと自分の眼で見て、判断する。
そういうヤツは戦場でも生き残れる。
本当に礼儀しらずな人は、自分が失礼なことをしているのに気づかないものだ。
二重の意味で、おまえは正しい道を行っているよ。
>>*35
さあ?どうだか?
試しに、言ってみればいいじゃないか。
「帰ったらおれはあの人と死合いたい」とかなんとか。
きっと、喜んでくれるぞ?
俺の職場は戦場じゃないけどね。……ある意味では戦場なのかも?
[苦笑を浮かべたりしつつも、トールの言葉に頷く]
そりゃあおにーさん。ナイフが持ってる人の手を切っちゃったら不味いでしょ。
例え小さな傷だとしても、それはこれからそのナイフを使わないのには十分な理由になる。
俺達は使われてなんぼだからね。
[ほんの少しだけ誇らしげに、そんな事を言った]
…で、俺達はこのままフィオン殿下の軍を追いかければいいのかな?
[フィデーリを速歩で進ませながら、砂漠の跡を探す。
おおよその方角だけは確認していたから、誰かが歩いていたら、あるいは倒れていたら見つけられるだろう。
歩いてくるカサンドラの影も、目に留まっただろうか。そのときには、おそらく向こうからも見えているだろう]**
日が昇って、灼け死ぬ前に見つかるといいな。
まあ、斥候が出ているだろう。
ジラルダン軍の斥候なら、おれの顔は知っているから、オズワルドの用向きだと言えば通してくれるだろう。昨夜の件は、祝賀会をやっていた一般兵にはほとんど、伝わっていないだろうし。
キャスティール軍の斥候には、おれらのことはせいぜい逃亡してきた囚人くらいにしか見えないはずだ。いきなり殺されることもあるまい。
野盗の類に見つかってしまったら――そいつらは不幸だな。
今日が命日だ。
――王城の庭園(回想)――
[>>180自分の為に、蔓を押えてくれた人へ向かって]
ありがとうございます。
[ぬいぐるみを抱いたまま、丁寧に頭を下げる。
「優しくしてくれた人へは、必ず感謝の気持ちを伝えなさい」と、父から注意されていたから。
謝る相手へ首を横に振る]
ううん、平気よ。誰も来ないって思っていたから、驚いただけ。かくれんぼしてたのは、本当だけど。
[「見つけた僕が鬼」の問いには、声をあげてころころと笑った]
そうなるわね。だって、お兄様……。
[そこで突然言葉を切ると。目を細めて低い声で囁いた]
世の中が、平和過ぎてつまんない。そんな風に思ってない?//
――王都アルカナの屋敷にある自室――
[...はぐっすり眠っていたが、カサンドラの呟き>>113は、すぐ聞き取った。
目を開くと、抱きしめていたぬいぐるみを横へ置く]
貴女の祈り、確かに受け取ったわ。誰よりも真剣で、熱いその想いを。
でもね、老婆心だけど。それ本人に直接伝えた方がいい気がするの。だって、自分の信念を強く持つその人が、いつとんでもない無茶をするか分からないもの。
申し訳ないけど、今の私に出来る事は、たかが知れている。だから本人に伝えて、注意して貰うのが、貴女の想いを叶える一番の早道なのよ。
[その後すぐに就寝してしまった...は、勿論カサンドラ>>159が叫んだ言葉を*知らない*]
――砂の町サブラ・多分昨日――
[夕刻、町の散策を終えた…は、中央広場にて佇んでいた。急激に下がり始めた気温と、北からの風に、肩をすくめる]
………………………
ぜりぃはうまかったがのう。
後はぶらぶらするばかりで、リンゴジュースは飲めぬわ、食事は取れぬわで、ちっとも楽しくなかったのじゃー!
吊り襲撃って誰挙げれば良いのじゃ?
発言0回のテオドールさんは、何だか申し訳ない気もするのう。
トール御一行がキャスティールで何か悶着起こして、その中で一人二人って感じ?が、現状では自然なのかのう?
でも、まだ話せてない人には墓落ちして欲しくないのう。
吾が話しておるのは、オズワルド…って狼じゃー!
吊ったら終わりジャン!wwwww
カサンドラが落ちてくれたら、落とした相手に敵対出来て、立ち位置取りやすくなるかも知れぬのう(黒)
どうだろう。
何か、日が昇ったとしても大丈夫な気がする。……だってそもそもどうして俺達は凍えて無いんだい?
[悔しいが何か別の、妙な力が働いているようにしか思えなかった。―――たとえば、春の女神の加護とか]
でも、日が昇る前に拾ってくれるといいね。あてもなく放浪してるのは、何と言うか、もどかしい。
…俺は、野盗さんが出てきてくれても構わないんだけどね?こいつの切れ味を試してみたいなーとか。
あ、一応言っとくけど。正々堂々とした場での勝負強さは俺には期待しないでおくれよ。
[りぃんと硝子の音を響かせて、笑っている様子]
たまには、私の方から声をかけてみようって思い付いたわ。
ご機嫌いかが?
さようなら、の前に聞かれた事に答えるわ。
魔界じゃないけど、遠くから来た。でも、いつ帰るかは分からない。
[それから、音は小さくなり、ためらいがちに]
…約束を、まだ果してないから。
そして、さっき>>!3私が話した人は、約束をした人じゃない。
その人は、今どこにいるのか分からないから。でも、絶対に探し出す。見つけて、一言言ってやりたい事があるの。
[哀しいような、拗ねているような。それでいて、懐かしむような、複雑な音が広がる]
気遣ってくれて、ありがとう。さっき言った人の傷は、まだ治ってないみたいだけど。大切な人を守る為に、今頑張っている所よ。
[カレルと同じようにね、と硝子の音が伝えた]
どう致しまして。
[礼儀正しく礼を言う姿に、此方も胸元に手を当てて恭しく頭を下げた]
それじゃ、今度は君が探す側だね――
[言いかけるが、すうと細められた瞳に射られ、飲み込む。大人びた声色で問われた内容を咀嚼するよう、暫く動かずに少女の髪を見詰めていた]
[どう答えたものか。漸く発した声に混ざるは、困惑と感心]
ははっ。そう見えますか?
そうですねえ……、
平和なのは良い。けれど、心を昂ぶらせてくれるような「事件」に出会いたいと思っているのも確かです。
あ、戦争が起きて欲しい!って事ではないですから、君のお父様やお母様には他言無用ですよ。
……お兄さん、男の子ですからね。刺激が好きなのは否定しません。
[嫌がられなければぽむ、と頭を軽く撫でて。
冗談とも本気とも取れぬ口調で、悪戯っぽく片目を瞑った]
今から男心を見抜くなんて、君は素敵なレディになりますよ。
[どう答えたものか。漸く発した声に混ざるは、困惑と感心]
ははっ。そう見えますか?
そうですねえ……、
平和なのは良い。けれど、心を昂ぶらせてくれるような「事件」に出会いたいと思っているのも確かです。
あ、戦争が起きて欲しい!って事ではないですから、君のお父様やお母様には他言無用ですよ。
……お兄さん、男の子ですからね。刺激が好きなのは否定しません。
[嫌がられなければぽむ、と頭を軽く撫でて。
冗談とも本気とも取れぬ口調で、悪戯っぽく片目を瞑った]
今から男心を見抜くなんて、君は素敵なレディになりますよ。 //
[月は去りようやく朝日が昇ろうとしている]
さて、有事に備え傭兵を募るは良いのだが、陛下の算段となれば帝国の力は借りれない……
近場でとなるとサブラか……それとも風の……
あ〜!
[今更になってサシャのことを思い出して頭に思いっきりひっぱたいた]
あっちゃー……あの子なんか不思議なジェスチャーしてたけど、律儀に待ってたんじゃないかぁ?
い、いやいや……いくらなんでもなぁ……あ〜構わず帰っていいよって言えばよかった。
てか、親分に逢わせるつもりだったからなぁ。
もうこんなに時間経ったんだから、まさかなぁ……いないよねぇ……
だ、だけどそう言うところ妙に律儀っていうか、かくれんぼしたら見つかるまで死んでも隠れ続けるような子だったっけ……昔も確かそんなことあったような……
[...は思わず天を見上げた]
うっわー、絶対怒ってるよなぁ……
あ、あれは?
そう、生きるためには目を開いている必要がある。
殺すためにも、ね。
そして『鬼』は、死してなお、目を開いているんだよ。
/* 帰ってきたけど、もうちょっとまったりしていたいから、ひっそり覗き見。
>>>208のあれは、こっちから見つけて良いよっていう合図なんだろうか。うーん…悩む。 */
>>193
[砂漠でもその巨躯はさぞかし目立つことだろう...は若干の気まずさを覚えながらもオズワルドの方へと歩みを進めた。疲弊はの色は隠せなかったが、それでも胸を張り次いで大きく傅いた。さて、どう伝えたものかと一瞬思案もする。が、見たままを伝えることにした。……また屁理屈だと言われるのも無性に癪に触ったから]
かの者見送って参りました。……ええまっすぐに。
かの者はフィオン王子への接見を望みに。ハンスでしたっけ? 閣下のお知り合いの方も同行されています。
おそらくは閣下の思われるとおりに…暖は、彼が持ってきてくれました。ですから、凍死の心配はないかと思います。
報告は……以上……です。
え……えっと……
[...は小さく息を吐いてから、思いっきり振りかぶって頭を下げてみせる]
ごめん! ……わ、っと……ちがうちがう申し訳ございませんだ!
私は少しばかり勘違いをしていたようです。
あまりにも暴論、そしてかの者の心の蔵をえぐるような言いようでしたので、私も頭に……えと血が上ってしまって……
[前もって言ってくれれば別に食ってかからなかったのに……我ながらありえない台詞は喉元にぐっと押しとどめることにした。ほんの僅かだけ口を尖らせていたかもしれないが]
えと……非礼はお詫び致します。処遇はいかようにも。
[金髪の青年が連れていた子供を後ろに通すことになにも口をはさまなかった。…なぜならどこかで見た顔だと思ったから。
念のため熟練兵の1人を供につけることにした。]
――砂の町サブラ・夕刻――
[過去をつらつらと思い浮かべながら、軍営地への道を辿っている。
先刻一番星を浮かべたばかりだった空は、群青から藍へと色彩を変化させていて]
流石に冷えて来ました……早く戻らないと。
ん?
[砂漠の町は店仕舞いも早い。人も疎な中央広場で、ぽつり佇む少女を認める。憤慨したような口調で何かを呟いているようだが、迷子だろうか]
うーん。…っていう年齢でも無さそうですね。
変わった格好だけれど、あれは何処の服装だったっけなあ。
[民族衣装の頁をちらと思い浮かべたりしつつ。
戦闘場所からそう遠くない。夜になれば野盗も出かねない。付近を見回して、迷いながらも念の為声を掛ける事にした]
お嬢さん、どうされました?
こんな夜に一人は危険ですよ。風も出てきましたし…… どなたかと待ち合わせですか。
あ、プルヌス。
機嫌……うん、俺元気。
[りぃん、と硝子の音。どこか安堵したような柔らかい音をこぼして。
さよならの前の返事だ、と告げられる音にはそっと耳を傾けた]
……大事な、約束なんだな。プルヌス。
[幽かな音に、ん、と頷いて。
様々な色が混じる音は、ウォーカーには理解が届かない部分もあったけれど]
早く見つかるといいな、俺、応援してる。
[小さな宝物を優しく掌に包むような感触に、ただただ頷いた]
殿下…。そうお嘆きにならないで下さい。
貴方様は誰かを傷つけるために戦うのではなく、誰かを救うために戦える…。それが例え敵であろうと。
私はそう信じていますから。
[砂丘の向こうから歩いてくる人影をみとめて、フィデーリの足を止めた。やってくるのがカサンドラ1人と見ると、わずか目を細める。
>>209>>210報告と、謝罪の言葉を面白そうに聞いていたが、不意に、その目が獲物を狙うそれに変わった]
おまえ、どこまで知っている?
あれに、なんて言われて帰ってきたんだ?
■業務連絡
墓下行き推薦票提出締め切りまで、あと2時間です。
定刻までに未提出の者は、自分推薦とみなしますので、頑張ってください。
《おまけ》
ルー・ガルーwikiに「フィオン王子軍歌」ページを作りました。みんなで歌おう♪
http://www24.atwiki.jp/rp_style/pages/17.html
なお、登場人物一覧も充実しております。追加編集してくれてる方、ありがとうございます。
http://www24.atwiki.jp/rp_style/pages/16.html
今サブラは……
[ちらりと一度、副官らしい男に視線を投げてから。青年に答える。
りぃん、となる硝子の音に剣の柄に手を置いた。鞘にぶら下げた、虹色の石が揺れる。
話せるのは見てきたことだけ。ジラルダンの戦力はあまり損なわれていないこと。領主の館が焼けて、貴族たちが集められたこと、目立った陣の位置、など。むしろ情報というには生々しい経験談になるだろう]
このまま進軍するにしても、ただ突入っていうなら犠牲が大きいと思うなあ……素人考えだけど。
[ちらりと視線を向けるのはサブラの方角]
[そこまで言って、ふと目が和らぎ]
そういえば、風の民についての報告はまだ聞いていなかったな。
[忘れていた、とでも言うように、肩を竦めた]//
[去ろうとする少年を、一人の兵士が追いかける。コンラートの命を受けて付き添うのだと、告げられた。何となく、ほっとして息をつく]
わかりました。よろしく、お願いします。
[隊列の前に戻り、フィオンたちとともにカレルの話を聞く。途中からではあったが、複数の門から攻め込まれたこと、領主の館が焼かれたこと、指揮官は民への略奪を禁じているらしいことなどが耳に入ってきた]
>>216
なるほど…。確かに無策で突っ込むのは厳しそうですね。
置いてきた兵のこともあります。今ついてきているものだけでは各門に兵力を分けるのは難しいでしょう。
[一瞬だけ目を伏せ]
…貴族を集めたですか…。そうか…。
将軍。
今になって、ハンスの疑惑の意味がわかりました…
「王子を殺すな」というおれと、「未練がない」というおれ、ふたつの視点が混在していると――その点を、ハンスは嗅ぎ取ったんでしょう。
おれの善人の仮面もたいしたものじゃないな。
ハンス…
あなたが拾ってきただけはありますね。
―砂の町サブラ・市街地―
[ 男が全ての仕度を終え、慣れ親しんだ長屋を発ったのは夜明け前のまだ空の暗い時分。
裏町の住民は日銭を稼ぐ仕事の都合上、夜明けと共に起き出す者が多い。
住人の誰かに気付かれて詮索を受けぬために、眠りも深いであろう時を選んだのだった。
誰にも別れは告げず、置き手紙もない。
旅に必要なものだけを持ち、残りは長屋の衆で分けあえるように全部置いてきた。
元よりさして物に執着はない、質素な暮らしだ。
手放せぬのは唯一つ、砂の町での平穏な暮らしの中でもひっそりと隠し持っていた一振りの剣だけ。
今は他の荷と共に男の背に負われている。]
>>*39
だな。
おまえは、言うことがいちいち素直すぎるんだよ。
ま、所詮仮面なら、昔なじみにあったら剥がれるかもなー。
――王城の庭園(回想)――
[何を思ったのか、相手は突然黙りこんで、自分をじっと見つめている。
あたりに響くのは、風が庭園の花を、葉を揺らす音のみ。
事件が起こって欲しいとの問いを得られれば、再び子供の顔に戻って、無邪気に笑う]
やっぱり? なーんか、そんな気がしたんだよね。きゃはっ、大当たり。
[それから、首を右に少し傾けながら呟いた]
タゴンムヨウ…
[そして、頭を撫でる手を、嬉しそうに少し目を細めて受け止めてから、ようやく合点したというように一言]
ああ。それって、誰にも秘密って事でしょ?
勿論いいわよ。秘密を言いふらすのは、人としてやってはいけない、恥ずかしい事だもの。
[しかし、刺激が好きとか、男心がどうのとか言う話は、流石に理解不能だったらしく、目を丸くした]
ドロシー分からない。それ、どういう意味?//
……守備隊は、ほとんど抵抗できなかったようですね。
[目を閉じ、ゆっくりと首を振る]
南方の村を滅ぼした時とは、やり口が違うようです。
[視線を上げ、僅かに目を伏せたコンラートを見やる]
豊富な物資に、人質たる価値のある貴族の方々……思惑通り、手中に収めたということでしょうか。
もっともジラルダン側も、兵をわけて騒ぎを起こすうちにもう一方から進入するかもしれないくらいのことは考えているでしょうね…。
とすると警備の手薄なところから一気に攻めたほうが…?
ああ、彼がスパイだとも限らないのでこの件はご内密に。
[確かに、歩いているから寒くない、というだけの空気の暖かさではない。
触れてみれば、砂は氷の欠片のように冷たいのに、風には春の温もりがあるのだ。]
ああ、こんなところで死ぬのはつまらないからな。
[風に呟くように空を見上げたついでに、ハンスに天の一角を指してみせる。]
あてもなく歩いているわけじゃない。
星をみて行軍するのは夜間訓練の基本だ。
風の塔はこの方向で間違っていない。まだ――遠いが。
足は大丈夫か。
[ナイフを持った者を子供扱いする気はないが、少なくとも、自分よりは小柄な少年である。気にはかけていた。]
[無邪気な笑みに、思わず緊張を解いてしまう。
大当たりと喜ぶ少女に笑顔を向け、何か無いかとポケットを探るも、ご褒美になるようなものは入っておらず]
そう、誰にも……お兄さんとの約束だ。
え?あ、まだ分からないか。そうですよね。
[目を丸くする少女。純真なお嬢様に余計な知識を与えてしまったかと内心狼狽えながら、ええと、と少し迷って]
よく心の中が分かったね、って。褒め言葉ですよ。
今に、分かるようになるよ。
ああでも、見知らぬ人にこんなことを言われましたー、なんて、言わないようにね。
これもタゴンムヨウ。いいかい?
[撫でた手に嫌がる様子は無かったから。柔らかい蜂蜜色のその髪をもう一度一撫でする。
少女なのか、大人なのか。少し引っ掛かりも残るが、考えても分かるまい。
こういう年頃なのか?と納得させることにして] //
…ああ、星か。
綺麗だよね。
[天に撒かれた銀の砂。思わず、瞳を細めた]
昔、ギルドに居た頃に聞いた事があるんだ。
もっと寒い所だと、星がね……空に張り付いたように見えるんだって。
[喋る事も無いから、そんな言葉を吐いてみる。
足は大丈夫か、と聞かれれば、一つ頷いて見せた]
……風の砦の方に行くんだ。
『風の民』、か……。
[しばらく考えていたが誰も喋らないのを見て取るとフィオンに向かって]
…他に聞きたいことはおありですか?
ないならもう下がらせますか?
良かった。
[今度は、少し弾んだ音色を返す]
貴方が元気だと嬉しいわ、私。
[大事な約束と言われて、遠くへ送るように、長く響かせる返事]
うん。そうよ。私にとっては、とても大切な約束。
[優しく応援して、頷いてくれた事に、心から感謝の込めて、笑顔を向けた]
ありがとう。貴方が励ましてくれると、心強くなるの。
/* >>228 人は力、だよ。王子くん。
おれだって、むやみに殺しまくる訳じゃないさ。
…まあ、いろいろ企んではいるけど。 */
[ 夜明けまでの数時間を潰し、門が開くのを待って東に向かう。
普通であれば交易都市のこと、門番に通行税を支払うくらいで通り抜けにも大した手間はない。
男が恐れるのは帝国軍が各門に検問をしいていた場合、足止めされることだった。
そう思い、昨日のうちに密かに様子を見ていたのだが。]
『ざるだな、これでは。あいつはどうも詰めが甘い。』
[ 男は内心呆れたように零した。
勿論この場合楽であった方が良いのだが、そこらへんはやはり教え子の成長が気になる。]
『このまま何も無しに通れるようなら、間違いなく落第点だ……』
>>229
かしこまりました。
[カレルに向き直って]
…情報提供感謝いたします。これを…。
[わずかばかりの銀貨を右手に握らせた]
>>215
[...疲労と罪悪感が口を軽くしたようだ。あぁ……軽率であったなと、内心軽い目眩を覚えはしたが、さりとて彼に嘘をつくのも気が引けた。そもそもこの状況下で、知らぬ存ぜぬも通らないだろうに。それに目の前のこの男との付き合いにもそれなりの年期と密度はあったわけであるし]
最初はそのまま付いていこうと思ってました。こんな所を歩いているのですからね。それ以外ないです。随分引き返したものです。
行き先は言われずともそこしかないだろうし、その行き先と意図も耳に挟みました。知らなければ戻る気もなかったかもしれません。……私には許し難いことでしたから。
他の兵には何も言うつもりはありません。それでも気に入らないのでしたら、私のすべきことをした後なら喜んで……
[...はオズワルドを見据えながら最後の言葉を飲み込んだ。そこに怯える色は何も存在せず]
フィオン王子のことだから、進路の途中に風の部族の本拠地があれば、立ち寄って挨拶しようとするだろうという読みだ。
オズワルド将軍ならば、無用な事故を避けようと、むしろ集落は迂回するだろうが――
まあ、フィオン王子がオズワルド将軍と同じでも困る。
途中で、風の部族の者と交渉できれば、水くらいは分けてもらえるかもしれないな。
そう?へへ〜、ありがとう。
[誉め言葉で一旦はほころんだ顔も、「今に、分かるようになるよ」と言われると、すぐに頬が膨らんだ]
も〜。大人って、すぐそうやって、ドロシーを子供扱いするんだから!
もう子供じゃないもん!
[ころころ表情が変わって、誠に忙しい]
でもいいわ。お兄様、親切にして下さったから、特別に許してあげる。
[再び髪を撫でられると、一瞬だけ口元にのみ笑みを浮かべる。
だが、それはすぐ顔全体に広がってしまったから。相手はほんのわずかな間とはいえ、先ほどと同じ大人びた目線を向けられた事に、気付いただろうか?//]
風の一族は中立だったよね?
自由を愛する遊牧民。……馬と弓を使いこなす戦闘集団。
[少しだけ懐かしそうに語り、瞳を細めた]
そうだね。どっちみちどこか人の居る場所に行かないと飢えちゃうよ。
ハンス。
おまえ、フィオン王子の顔を生で見たいと言っていたが――今回は諦めてほしい。
おれひとりでさえ、どうなるかわからないところに、素性の知れないおまえまで通してもらえるとは考えがたい。
連れとわからぬよう、ここらで少し離れよう。
後で、なんらかの方法で落ち合う場所を伝える。
>>234 報告書?見てないな。
ま、おれも遊んでいたからな。
[言って、からからと笑い]
乗っていくか?
[と、手を差し出す。
相手が頷けば、軽々と引き上げて、自分の前に載せるだろう]//
[サブラ領主の館で、領主の娘から預かった懐剣を差し出した。]
陣営に置いてくるのを忘れた。
フィオン王子の前に武器を持ってゆくわけにもいかないから、持っていてくれ。
刀鍛冶カレルの作だ。扱いには注意しろよ。
[冗談めかして付け加える。]
彼の作品には、いわくありというからな。
― 夜・野営地 ―
[カレルを見送った後、後続を待つために今度はゆるやかに進軍しながらサブラの町へ進む。
カレルの情報の中にはしばらく帝国軍は動かないだろうという予測も入っていたから。
燃えさかる焚き火の火を見つめていた]
[手を差し伸べられれば、ニコリと微笑んでその手を掴むだろう。次いで一瞬で引き上げられる最中、小さく声をあげ、鞍上に収まる。少しだけ気まずいのか、照れているのか、上目遣いで彼を眺めた]
もう、相変わらず強引だなぁ……。ま閣下らしいけどね。
今からどちらへ? もし、サブラに用でもあれば姫さんとお会いします? //
[少女が此方を向けば、束ねられた小豆色の髪が燃えるように揺れる]
お友達と……
きっとご用事が長引いているのかも知れませんね。
[何時から待っているのだろう。
少女の口ぶりと空の色から察するに、相当長い時間待ち惚けているようだ]
この辺りで戦争があったんです、今日。
夜は危ないので早く戻った方が…と言っても待ってしまいますかね。
貴方が良ければ、お友達を少し一緒に待ちましょうか。
一人よりは護衛代わりにはなるでしょう。
[まあ、頼りないかも知れませんが、と笑って。是が返れば、気が済むか友人が現れるまで待つつもり] //
……ここでお別れ?
―――まあいいや。落ち合う方法だけはきちんと伝えてくれよ。とりあえずここら辺には居るつもりだから。
[眉を顰めるも、了承するしかない。
差し出された短剣は、いつもそうするように―――目の前で一振りして見せた]
悪くないね。これは一撃も期待できる剣だ。
あはは、滑って手を斬り易いとか?そんな剣なら、気をつけないと。
敵地に近い場所で歌うのも、危なすぎか……
[私はそんな事を思っていた]
参ったぞ、こりゃあ。
[それもそのはず、我々が敵地に入ることとなればジラルダンも容赦はしないだろう]
>>243
先ほど斥候をだしておきました。明朝には戻ると思います。
もし一箇所から突入するつもりであれば、それで比較的警護の薄い場所はわかるでしょう。
おまえなら初めての場所でも、ある程度、自己判断で動けるだろう。
いいつけ通り、おれを守ってくれ。
頼んだぞ。
場合によっては…おれひとりで動かねばならんかもしれんから
な。
誰も、助けてくれなければ…
ああ、風姫なら会った。
リンゴゼリーは、初めてだったらしいな。
[両腕の間にカサンドラの、兵としてはほっそりとした体を挟んで、フィデーリに拍車をかける。
たちまち、黒の駿馬は砂塵を蹴立てて走り始めた]
行き先は、そうだな。
――おまえを陣に連れ帰る訳にもいかないからな。
[手綱の先は、サブラ]
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