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マシュー ツィスカはコメムシ プルプルに投票を委任しています。
モナ ウェルシュはコメムシ プルプルに投票を委任しています。
シンロ シェットラントはコメムシ プルプルに投票を委任しています。
リヒテン カタリナはコメムシ プルプルに投票を委任しています。
コメムシ プルプル は エリザベータ アリスバック に投票した
語り手 は エリザベータ アリスバック に投票した
エリザベータ アリスバック は エリザベータ アリスバック に投票した
マシュー ツィスカ は エリザベータ アリスバック に投票した
モナ ウェルシュ は エリザベータ アリスバック に投票した
シンロ シェットラント は エリザベータ アリスバック に投票した
リヒテン カタリナ は エリザベータ アリスバック に投票した
エリザベータ アリスバック は村人の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
現在の生存者は、コメムシ プルプル、語り手 、マシュー ツィスカ、モナ ウェルシュ、シンロ シェットラント、リヒテン カタリナの6名。
/*
もしハチドリさんが本参加でいるのなら。
匿名参加COの5番目の人だと思うんだけれど。
理由?何となくよ。
乙女の勘はカオス理論を超えるんだから(棒
/*
と言うかシンロちゃんがハチドリさんにしか見えない病気にかかってるんだけれどこれってもしかして…恋……?(殴
キミがパイロットなんてなれるわけがないんだ、
だから、だから、――俺と生きてくれ
[悲痛な叫びは届く事なく、椅子が出現した>>6:226。]
わぁあああああ!!!
うそだ、うそだ、うそだ、うそだぁああああ!!!
[コメムシこと、アルフレッドの嗚咽がコックピットに響いた**]
―――“アストルム(astrum)《星》”
スリット数12、高点数3。
四足歩行。大きなバッタのような機体で空も飛べるが速度は遅い。
長い手足を用いての直接攻撃。
羽根の所には敵の世界の兵器(ミサイル、戦闘機、核爆弾)が搭載。
全て人の乗った戦闘機ごと攻撃を仕掛けてくる。
核爆弾の落ちるフィールドは、氷河期のような寒さが訪れるだろう。
弱点は腹部。
原動力は命じゃなくて魂‥?
[マシューの手がフィギュアの身体を掴む。
相変わらずフィギュアの名前は思い出せないが、
そんなことはどうでもよかった。
命じゃなくて魂が原動力なら、
心を強く持たないといけないのだろうか。
―大丈夫、それなら私は大丈夫。
守りたいものを守って死ぬことは全く怖くはないから。]
語り手 が「時間を進める」を選択しました
リヒテン カタリナが「時間を進める」を選択しました
どちらの言いたいこともわかります…。
[複雑そうな表情でマシューとコメムシを交互に見やる。
だからこそ尚更兄や両親、守りたい人達には、
このことには関わらせたくなかった。
多分知れば、自分が死んだ後、
自分を生き返らせようとするかもしれないから。
万が一餅になったのなら、マシューが撃たれた時を見る限り、
サポート役や、餅である限りは、永遠の命を手に入れてしまうことになる。
それはもう普通の幸せを手に入れることはできなくなってしまうだろうから。]
投票を委任します。
リヒテン カタリナは、コメムシ プルプル に投票を委任しました。
。○(後…どのくらいこうやって同じ日常を繰り返せるのでしょうか。)
[ふとそう思えば、そのまま家に帰る気には何故かならなかった。]
モナさん…少しだけお付き合いしてもらってもいいですか?
何だかそのまま家に帰る気にもならなくて。
[そう声をかければモナはまたどう反応しただろうか。
また、彼女が>>+6:80のメールに気づいていたのなら、
その話を聞けたかもしれない。*]
―回想・エリザベータ戦後―
[エリザベータが転送される前、
彼女の椅子の上に見覚えのある人形が浮かんでいた。]
あれは……
[契約の時に本田に握らされたフィギュア。名前は忘れた。
何故今それがここにあるのか。
コメムシにも予想外の事らしい(>>6:218)。
そうして交わされるコメムシとマシューの会話。]
マシュー……?
[戦いが終わって、いつまでかは分からない。
けれど、彼は自分たちを見送る側だと、ずっとそう思っていた。
生きて、明日に繋げてくれればいい、と。]
[けれど、椅子が出現し(>>6:226)、彼の椅子が選ばれる。
コメムシの悲痛な叫びがコックピット内に木霊した(>>2)。
マシューが、最後まで伏せていた事を話し始める(>>6:227)。
こちらをみて、しっかりと言葉を告げるマシューに(>>6:230)]
……それが、お前の望みなら。
[それだけを告げた。
そうして、悲嘆にくれるコメムシに視線を移す。
大切なものを二度も失う彼の悲しみは如何程だろう。]
投票を委任します。
シンロ シェットラントは、コメムシ プルプル に投票を委任しました。
―エリザベータ葬儀―
[神への祈りを捧げる牧師の言葉に耳を傾ける。
彼女の弟は、母親の腕に抱かれて静かに眠っていた。
祭壇の前には花に埋もれて静かに眠る彼女。
特に警察に拘束されることもなく、エリザベータの遺体はすぐご家族の元に返されたらしい。
軍の圧力か、それとも別の何かがあったかは知らない。
そこまで考えて、ネットで出回ったニュースを思い出した。あそこまで出回れば規制などきかない。
出どころは、あの露国の軍人だろうか。
流石に教会の中までは入ってこないが、外には数局とはいえマスコミが居た。
子供を失った親に何を尋ねるつもりか。
仕事とはいえ、全てを暴こうとする彼らに吐き気がする。
情報を伝えるためという免罪符があれば、
何をしても許されるとでも思っているのか。]
[埋葬についていこうとして、彼女の父親に呼び止められる。]
――シンロ君。ちょっといいかい。
はい。
[素直に彼女の父親に導かれるように柱の影へと移動した。]
――君は、こうなる事を知っていた?
……はい。
[彼女の父親もニュースを見たのだろう。]
――そうか。一緒の立場だから、そうだろうね。
……これを。
?
[一枚の紙を渡された(>>6:200)。そこには簡潔な文が一つ。]
……
――あの子が何を伝えたいのか具体的な事は僕には分からないけれど、後悔のないように。後、多分外にはマスコミがいるから君は彼らの目を盗んで帰った方がいい。捕まると厄介だろう。
[娘が死んで悲しいだろうに、此方を気遣う彼女の父に一礼を返して、後日墓参りはすることを決めて、…は教会をひっそりと後にした。**]
シンロ シェットラントが「時間を進める」を選択しました
投票を委任します。
モナ ウェルシュは、コメムシ プルプル に投票を委任しました。
投票を委任します。
マシュー ツィスカは、コメムシ プルプル に投票を委任しました。
マシュー ツィスカは、マシュー ツィスカ を投票先に選びました。
マシュー ツィスカが「時間を進める」を選択しました
― エリザベータ戦翌日・学生寮 ―
<この子供達が巨大怪獣を動かしているパイロットであると――>
[朝のニュースで流れる画像>>#0>>#1は
ロボットと、ぼくらの写真と、W学園の映像。
外交専門家はロボットがどの国から送られてきたものか
軍事評論家はロボットへの防衛策について政府の動きが無い批判、
精神科医はパイロットの子どもたちが
何故破壊活動を行っているのか
育った環境について調査し
保護して治療を受けさせるべきだと主張する]
・・・幸いなことは、この地球は国防軍が味方してくれてることかな
[想定された事象ではある。
立ち会っている国防軍人に連絡をしようとしたとき]
―――トントン
・・・はい?
[自室の扉がノックされ、そっとドアを開ける。
さすがにマスコミがここまではこないだろう。
扉を開けると、そこにいたのはクラスメイトの1人。
同じく学生寮に住むとはいえ、ほとんど話したことはない]
どうしたんです・・・っ
[扉をあけると同時に、肩を掴まれ床に押し倒され背中を強打する。
そして右腕に走る強烈な痛みと飛び散った赤い血]
<お前が俺の弟を殺したんだ!!>
[腕を振り払おうと暴れると、刺さっていた果物ナイフが抜け、
相手の顔に血が飛ぶ。その瞬間、目が見開かれ、
文字に表せられないような悲鳴を上げて
ナイフを投げ捨てて部屋を走り去っていった]
・・・いたたた・・・
[傷は塞がるとはいえ、神経や筋肉が元の状態に戻るまでは
多少時間がかかる。この世界の戦闘で弟を失ったのだろう。
ニュースを見てその元凶が近くにいたことを知ったというところか。
血を見て逃げ帰るぐらいだから、本来は気弱な男なのだと思う。
痛みに顔をゆがませながら廊下をそっと確認すると、
学生寮の門にも報道陣が殺到しているようだ。
もうここにはいられない。
リュックにリヒテンが作ってくれたユニフォーム、
ローデリヒがくれた運命のCD、自分で買った運命の楽譜をつめる。
大事なものがこれだけなことに苦笑した。
準備が終わったところで、国防軍人から電話がくる]
・・・はい、囲まれてます。えぇ、保護をお願いします。
部屋からは窓から脱出しますので。ここ2階なので。
[待ち合わせ場所を整合し、窓をそっと開け、配管を伝っておりる。
3人にはメールを打った。
From:マシュー
To:シンロくん、モナさん、リヒテンさん
Subject:緊急
Message:
学生寮で襲われたので国防軍施設に行きます。
みんなは家族がいるだろうから、大丈夫そうなら家に。
危険そうだったら国防軍施設に来てください。
家族の保護も国防軍がしてくれると思うから。
『コメムシ』に転送を頼めば、してくれる、はず。
そういう自分はいまちょっと『コメムシ』を呼び出せる気持ちじゃない。
きっと監視はされてるだろうなと思いつつ、
ステルスを発揮して裏路地を急いだ*]
― 数日後・国防軍施設 ―
[エリザベータの葬儀には参列しなかった。心の中だけで弔った]
<すまねーあるヨ。マスコミには圧力かけてあるが、なかなかおさまらねーある>
・・・いいえ、こちらこそすみません
[立会している担当の軍人の1人(口癖:あるある)が飲み物を手渡しながら横に座る]
・・・『コメムシ』はなにか言ってました?
<自分たちで、この世界の人間たちでどーにかしねーと、この先何度も続くぞって言ってたあるね>
・・・すみません、うちの兄弟、口悪くて・・・
[あれから直接連絡を取れていない兄弟のことを思う。
話さなければならない、とは思っているが、啖呵を切ってしまった手前、どう切り出したらいいものなのかわからない]
<聞いていいことなのかわからなかったあるが、お前、せっかく生き返ったんだから、あの兄弟と一緒に生きていく道もあったんじゃねーあるか?お前の話は聞いたあるが、いまいちピンとこねーある>
・・・あははっ
[そういえば全部話してなかったな、と思い返す。
とは言っても、後はもう自分の心の問題だけだから、
話す必要もないと思ったけれど]
・・・ぼく、前の戦いのとき、
自世界のパイロットを4人殺してるんですよ
[もしもシンロ、モナ、リヒテンがこの施設にいたら、
この話を立ち聞きしていたかもしれない]
最初は事故だった、と思います。
さぁ戦闘開始となったとき、そのパイロットが突然、
サバイバルナイフを取り出してきて、振り回し始めました。
狂ってしまっていたんだと思います。ぼくらをみんな殺そうとしていた。
・・・ホーム戦でした。その間に、敵はどんどん攻撃してきました。
早く対抗しなくちゃいけないのに、何を言っても彼は聞かなかった。
僕はナイフを取り上げようとしたんです。
本来ならこういうのは兄弟の役目なんですけどね。
その日、兄弟は、高熱を出していたから動けなくて。
取っ組み合いの中で、彼の頸動脈に刃が当たりました。
― 回想・エリザベータ戦 ―
[予想していなかったタイミングでの転送に、
慌ててメガネをはずし、涙を拭う。
ぱしん、と音が聞こえたほうを向けば、
しっかりとした目線で
相手を見据えるエリザベータの姿があった。
目に宿る意思の光に安堵する。
何があったかはわからないが、大丈夫そうだ。]
エリザベータ、頼むのだよ…!
[彼女の戦いから、目をそらすまいと
モニターを凝視した。]
[彼女は冷静だった。
ギルベルト戦の後、うつろになっていたのは
見間違いだったのではないかと思うほどに。]
(シンロの言うとおりだったのだよ。
……よく知りもせず、勝手に不安になって、
バカみたいなのだよ。)
[自分に唾を吐きたい、そう思う。
彼女は力強く戦い、攻撃し、そして勝った。]
[キィ、と幸せそうに眠る彼女の座るロッキンチェアが揺れる。
久しぶりに彼女の近くに行き、一言だけ声をかけた。]
ありがとう。お疲れ様なのだよ。
モナ ウェルシュが「時間を進める」を選択しました
・・・少しの間のあと、他の者が聲に呼ばれ、操縦席に座りました。
そこで、ぼく、気が付いちゃったんです。
戦いが始まったのに戦意喪失していたり、戦闘放棄する人に、
【お願いだから、戦って死んでくれ】って説得するよりも、
ずっとずっとこれが簡単な方法なんだって。
それから、そういう場面では、
その役目は僕!ってかんじになっちゃって。
兄弟とはもう、そのあたりからまともに口を利かなくなりました。
故郷の家族は殺されたあたりからはもう、
何もしゃべらなかったですね。
許されると思ってたんですよ。
世界を救って死ねば、全部罪が清算できるような気がしてた。
・・・それがほら、こんなになっちゃって。
[コメムシが彼女の亡骸を転送しようとした時だった。]
なっ…!?
[フィギュアが浮いているという、不思議な光景も
この状況では異質なものにしか見えない。
自分たちをパイロットにしたそれから、
思わず一歩後ずさる。
そしてそれに近づいていくマシューを認めれば、
わけがわからず、
それを止めようとするコメムシにさらに混乱した。
二人…と言っていいかはわからないが、
彼らに挟む言葉が見当たらず、呆然と見守る。]
[あんなに長い期間いろいろあったのに、
口に出してみるとたったこんなものなのかと>>*0>>*1
軽く覚えた絶望感]
ヤケなんですかね、どうなんですかね。
あの世界で生きていた頃の『マシュー』と『今の僕』が
同一人物であると言っていいのかどうかすらわからない。
この世界を救うことで、
今度こそ全部きれいさっぱり無くなりたいのかもしれない。
まぁここらへんは僕の事情なので、
この世界を救いたかったから救う、
そういう感じにまとめていいかなって思ってるんです。
[手に持っていたコーラをずずっと飲み込んだ。
あれから兄弟は大好きなコーラを飲めているのだろうか*]
/*
眉毛やった時も子分やった時もそうだったのだが
行動を優先させると、
私はキーワードを
PC視点で手に入れることがうまくできないのだよ…
ぐぎぎぎぎ
*/
……もとより、断る理由がないのだよ。
むしろ、すまないのだよ。私たちの星のために。
[ややうつむきながら、そう返し、
泣き叫ぶコメムシに目線をやった。
――――ああ、彼も、泣くのか。]
― 回想・遊園地 ―
無理、ではないです…!少し前からちょうど苦手を克服しようと
お、思い当たっていたところですから!
[行き場のない指を適当に交差させていると
薄暗いから、と手を差し出された。その仕草に昔を思い出す。]
―すいません。
[そっと彼女の手を取る。小さい頃彼女と彼に連れまわされたように
もうきっと、彼らの手を握って、後をたどるのは最後だから。
今度は先に自分で、歩きださないといけない。
連れ出してくれる手はない。
その後幾度となく驚きつつもエリザベータのお陰で
無事出口にたどり着き、気づけばあたりは暗くなりはじめていた。
だから、最後に観覧車へと―彼女を誘った*]
― 回想・カフェ ―
がっちり、していますかね?
[自分の服装をちらちらと見てみるがそうは見えない]
それは…知りませんでした。
面白いことを教えてくださりありがとうございます。
[席に着くと店員が不自然な声をもらしたので
なにか厨房に忘れてきたのかと、ちらっと店員をみると
なんでもないとはぐらかされてしまった>>6:+33
美味しそうな香りが近くから漂ったので顔をあげると
店員が注文をちょうどこちらに運んでいた。
コーヒーとオペラが机に置かれた直後、名前を当てられて驚く。]
あれ、私…貴方に名前を?
[もしかして忘れているだけで実は、知人だったりしたのでしょうか?
と思ったのも、束の間、彼はポスターを差した]
あ、これは。前のリサイタルの時の…。
宣伝してくださりありがとうございます。
えっと…貴方のお名前は…?
[まさか自分の過去のポスターが張ってあるとは思わなくて>>6:+34
ちゃんと彼の名前をいって礼を言おうとしたけれど
彼の名前を知らないことに気がついた。]
このようにポスターを貼ってくださったということは
音楽とかに興味があるのですか?
[音楽店ではポスターを見かけたりするが、こういう場で見かけるのは
少なくて聞いてみた、がただの考えすぎかもしれない。]
……あ。
[登校してから、漸く気付いた。
…の机の中にあったのは可愛らしい包みの小さな箱。
そっか、今日はバレンタインか。
――…あんこがチョコチョコ言ってたっけなぁ。
そういえば、あの時は。]
―カフェ―
[コメムシに、モナと共に、
フランシスのカフェの前へと転送されれば、
店は閉まっていた。>>+5:80]
あれ…本日はお休みなのでしょうか?
[休みのところをお邪魔するのも悪いと思い、
今日のところは諦めて、渋々帰ろうかと思ったその時だった。]
『おい…あの子どもたち!!動画に出てた!!』
『この人殺し!!!悪魔!!あの人を返してよ!!!』
[見知らぬ人間に指を指されたかと思えば、
カフェの周りに人が徐々に集まり、モナと自分を囲もうとする。]
― 回想(二年前)二月のスキー教室>>5:115 ―
[もうすぐ中等部の二年に上がるという頃の事、
施設に寄せられた寄付金の余りを使い、
雪山で一泊二日のスキー教室が開かれる事になった。]
おー!すげーな! 白一面だっぺ!
[都会では見られない、真っ白な光景に興奮する。
アスファルトの無い白い世界は、新鮮そのものだった。]
[寒い空気の中では、大声で叫ぶ度に白い息が浮いた。
ストックで雪面を突き、前方へと上体を傾けた。
スキー板を滑らせれば、二枚の板は白い斜面を滑り始める。]
お、おお!?
[運動神経は良い方だと自負しているものの、
初めてのスキーはバランスが難しく、スピートにつんのめる。
横倒しになり、尻餅をついた状態で傾斜を滑ってゆく。
スキーウェアは滑りを助け、止まる様子も見えない。]
わわ、あぶねえあぶねえ!!
[もっと低い位置で、ソリ遊びをしていたノルとイースにぶつかる。
一緒に滑り始めた筈のベールヴァルドの声が背面で聞こえたが、
混乱していて、答える事が出来ない。]
なんですの…?!
どういうことですの…?!
[突然そう非難され、町の住人にジリジリと追い詰められようとすれば、
とりあえず逃げようと、思わずカフェのドアに手をかける。
{2}
奇数:鍵は開いていた
偶数:鍵は閉まっていた]
あ゛ぁあ゛ああああああ!!
[そのままソリを倒し、真横に身体が倒れこむ。
ごろんごろんと斜面を転げ落ちる間に、
スキーウェアや頭部、そしてゴーグルに雪が付着してゆく。
前も見えないし、ストックは途中で手放してしまった。
やがて木にぶつかって制止する頃には、雪だるま状態になっていた*]
[ガチャ!!!
ガチャガチャガチャ!!!
ドアを開いて、モナの知り合いであるフランシスに助けを求めようとするも、
ドアの鍵はきっちりと閉まっていた。
コメムシに転送してもらうにも、
この分ではどこが安全かわからない。
困った挙句、すぐ隣にある細道から逃げようとする。]
モナさん!!こっちです!!!
[無我夢中でモナの手を引いて、走り、
カフェの裏手へと回れば、そこはドアが開いていたので、
休み中申し訳ないけれど、
今迂闊に知らない場所へ行く方が危険と思い、
勝手にカフェの店内へと上がり込んだ。]
/*
1)リヒテンさんにぶたれたい
2)リヒテンさんににらまれたい
3)リヒテンさんに踏まれたい
4)リヒテンさんにry
・コメムシがマシューを転送してくれると思えなくてつんでる
・いまからマシューさんゲスになるよ!
― 12月上旬・マシュー戦の日 ―
[国防軍の音楽隊の練習部屋でピアノを弾いていると
国防軍人が分厚い書類の沢山入ったバインダーを持ってきた]
たりねーパイロットについてあるが、軍で希望者を募ったある。倫理上成人済しか無理だったあるが20歳だけでも32人集まったある。この中で選べねーあるか?我も若かったら希望したあるが、若くねーパイロットはよろしくねーあるな?
[机の上に置かれたバインダーを手に取り、数人の写真を見る。
みな、勇敢で正義感に燃えていそうな青年たちばかりだ]
・・・そうですね。慎重に選ばないと。
― 回想・カフェ・対ローデリヒ ―
[不思議そうに自身の服装を眺める少年に、…はうんうんと頷いて返す]
普通、君らくらいになると気崩したり、無駄に着飾ったりするでしょ。
シンプルだけと気品が漂ってて、君みたいな子は好きだよ。
[ナンパ染みた言葉だが、他意はなく。
それから名前を求められるまで>>+2、
一方的に彼の名を呼んだくせに名乗っていない事実に気づく]
おっと、一方的に悪いね。
俺はフランシス。
まあ気軽にお兄さんって呼んでくれればいいよ、よろしくね?
[ウィンクをしてローデリヒにハートを飛ばす。
生真面目そうなローデリヒは…の行動に眉を顰めただろうか。]
―――――ドォォオオオン
[突如訪れた地響きに思わず机にしがみつく。
手元に置いておいた大事なものを入れたリュックを手に取るが、
しばらく待ってもホワイトアウトがこない]
コメムシ!?転送して!早く!
[空に向かって叫ぶが、反応はない]
転送してくれないなら敵の前に丸裸で出てやるんだからね!!
アルフレッド!
ぼくたちはHEROになるんだろ!
[やや間があって、浮遊感に襲われる。
今更ながらに彼の衝撃の深さを感じ、
これから自分がしようとしていることに若干の罪悪感を覚えた]
― 国防軍施設 → コックピット ―
いや、興味があるのは、この町内に住まうマダムでね。
君のファンらしくて、ポスターを貼ってちょうだいって
頼まれてから店でも貼っているってわけ。
これ見て興味はあったけど、リサイタルの日って休日でしょ。
店開いてるから行くに行けなくてね。
次にリサイタルすることがあれば店を休みにしてでも行こうかしら。
[…は暗にファンではなくてごめんね、と
申し訳なさそうに肩を竦めて言った]
─ エリザ戦一方その頃・カフェ(2階自宅) ─
[テレビはザワールドの戦いを一部始終生放送をしていた。
よくわからない専門家が、その戦いを解説していたが
あまりにも軽い言葉に嫌気がさして…はミュートにして最後まで見届けた。
今回のパイロットは誰だったのだろうか、]
……おつかれさま。
ありがとう、ごめんね
[勝敗が決まり、動かなくなったザワールドへ画面越しに言葉をかけた。]
…いでぇ……。
[ひっくり返った足元のダンを軽く足で小突いて、
なんとか起き上がる。]
イース、怪我ねぇか?
[ぱんぱん、と雪を払いながら弟の姿を探す。]
― コックピット ―
[転送されるともう他の子どもたちはいただろうか。
リヒテンが用意してくれたユニフォームに素早く着替え、
この世界では初めて座る2人掛けアンティークソファ。
『コメムシ』は目を合わせてくれない]
・・・知ってるんだよ、アルフレッド。
パイロット契約をしなくても、
僕はこの地球の戦いが終わったら消滅する。
餅の願いは、餅としての役目の間しか叶わない>>6:+85>>6:+86
[そのこと自体をアルフレッドは覚えていただろうか。
本田菊と応対したとき、アルフレッドはひどく錯乱状態だったと聞く]
ぼくらの世界は確かに長い冬に閉ざされた。
でも、その冬を耐えた種は春には花を咲かせるよ。
その花のために、シード権を勝ち取るために、
そして、未来あるこの世界のために、戦わせてほしい。
ぼくをHEROにさせて、アルフレッド
[上からベールの呼ぶ声もしただろうか。
こっちは大丈夫、というように大きく手を振る。
そこへ、ティノ先生が心配してやってきたようだ。]
「おっひゃぁ!
みなさん大丈夫ですか?
うわわ……、皆雪まみれじゃないですか……。
一旦ロッジに戻って何か温かい飲み物でも飲んで休憩します?」
……ん。そうすっべ。
ミルクセーキ飲みてぇ。
[くしゅ、と小さくくしゃみをしながらロッジへ向かった*]
[モニターを見ると、敵は四足歩行>>4
スリット12の残光点3ならすでに9戦勝ち抜いてる。
ロボットしての戦闘経験は向こうが上。
しかし、パイロットとしての戦闘経験はこちらが上である]
・・・ふふ・・・あははは・・・
[折り曲げている四足と羽根に設置されている火器を見るに、
遠距離からの攻撃が得意なのだろうか]
あんなにいっぱい・・・勝てるわけないのに・・・
2度も神に選ばれたぼくに勝てるわけないのにねぇっ!
[ロボットを素早く全身させて間合いをつめ、頭部を下から蹴り上げる
後方は海。
抵抗する間の無いまま、浅瀬に叩きつけられる敵のその腹部には]
見つけたよ。コア
― 回想・スキー教室>>+15>>+16 ―
[目の前でぴよぴよヒヨコが周りながらダンスしている映像が浮かぶ。]
あでっ
[ノルに背中を足で小突かれて、飛びかけていた意識が戻った。
木に顔面をぶつけて漸く止まれたものの、
鼻を打ってしまった為、鼻血がどぼどぼと溢れる。
ベールヴァルドとティノの手を借りて、
なんとか脱雪だるますると、鼻血に気づき目を白黒させる。
その間、そりの下敷きになっていたイースも救出されたようだ。]
やべ…。
[雪面に落ちる血の痕を見て憎々しく鼻を抑える。
ティノからティッシュを貰うと、鼻の穴に詰め。]
[昆虫型の敵ロボットの腹部にはむき出しのコア。
そのまま足で踏みつぶそうとして、
敵の羽根部分から何かが複数飛んできて手で払いのける。
あまりに簡単に砕け散った敵の飛び道具を疑問に思う。
そしてそこから霧散する光]
・・・人が乗ってる・・・
[仰向けに倒れたまま飛んでくるのは
人が乗った戦闘機やミサイル。人間社会が作りだした兵器]
・・・それで攻撃?ロボットには利かないのに。
[敵ロボットは体勢を立て直そうともがき暴れる。
やがてコントロールを失ったように、
ミサイルがあちこちに飛び出した]
・・・っ、防がなきゃ!
俺、温泉入れっがなこれ…。
[ロッジ裏には天然温泉があるらしい。
温泉に喜ぶような歳でも無いが、皆と同じ事がしたい年頃ではある。
鼻筋を抑えながらよろよろ立ち上がり、ストックを回収した。]
あん? もう終わりけ?
だども、これじゃあみばえわりぃしなあ。
[鼻血を塞き止めているティッシュが詰まったまま遊ぶのは、
さすがに少し情けないものがあるので、
素直にティノ先生について行く事にした。*]
[ミサイルが地上に当たる前にトニーの装甲を一部もいで
ミサイルに投げぶつけ海上で爆発させる。
間違いなく、ロボット本来の兵器ではなく人間の、地球の兵器。
その間に敵が起き上がりそうになっているが
先にすべて叩き落とそうと、関係ない遠洋の方向へ飛んでいった
変わった形の爆弾を海上で爆発させると]
・・・・・・・え・・・
[キラキラと星屑のような光を放ち、その核爆弾は爆発した]
[アルフレッドが後ろで息を呑むのがわかる。
忘れもしない。あれば、ぼくらの故郷に落とされた新型爆弾だ]
・・・んだよ・・・・なにやってるんだよ!!
[起き上がったばかりの敵ロボットの顔面を薙ぎ払い、
再び仰向けに倒す。そして、また四方八方に放たれる火器。
ミサイルと戦闘機はその場で叩き落とす。
次にあの新型爆弾が来たら遠方の海の中に落とすしかない]
ふざけるなよ・・・ふざけるなよ!
選ばれたのは僕なんだ!アルフレッドじゃなかった!
僕なんだ!だから僕は勝つべきなんだ!
守るべきなんだ、だからっ
[故郷に降った星屑は、
パイロット候補として監禁されていた施設の中のニュースで見た。
冷たい荒野となったその大地には、何も残せなかった]
[ダンの鼻血に気付くと僅かばかり目を見開いて。
雪に垂れた赤と白のコントラストが強烈だった。]
おめ、そんなぼたぼた垂らしたまんま滑る気か?
[顔をしかめながら]
まずはだるまさならんようになってから言え。
[ティノ先生が苦笑しながら…を宥めようとしていた。]
あー。雪山の温泉は気持ちええだろなぁー。
でも鼻血なんて出とる奴は汚れるし血も昇るし
ぜってぇ無理だべなぁー。
あーもったいねもったいね。
[なんて言いながら、ロッジまで歩く。]
[様子が変わったマシューに、声をかけた者がいたかもしれない。
敵を張り倒してはミサイルなどの処理に追われる]
・・・そうだ、そうだよ、いつも選ばれるのはアルフレッドだった。
なんだってできて、僕はその後ろだった。
パイロットになったときもHEROになって死ぬのは君だと思ってた。
・・・でも違った、選ばれたのはぼくだ
選ばれて勝ってHEROになって死んでのに!
無かったことのように僕を生き返らせて、
君は僕の創造主にでもなったつもり?
[神経を核爆弾に集中させている中、一瞬だけ『コメムシ』を見る]
僕はね・・・僕はね!
君と肩を並べたかっただけなのにっ
[その瞬間、1つのミサイルが本土の方に向かう。
装甲を剥がして投げつけようとするが間に合わない。
諦めたその時、その爆弾が空中で爆発する。
横からミサイルが飛んできたのだ]
<・・・あれは露軍のミサイルある。そうだ、ミサイルや戦闘機はこっちの兵器でも通じるあるな?あれは我らに任せるある!>
[立ち会っていた国防軍人が電話をかけ始める。
その間にも、ミサイルや戦闘機は露軍、
そして間があって国防軍との戦闘を開始した]
・・・
[一人でできるつもりだった。一人で迷惑かけずに戦うつもりだった。
なのに、結局はこうやって―――――]
ふー、ふー………っぁち。
[ミルクセーキを飲んでいると、少しばかり頭がぼおっとしてきた。
……?
寒いところから急に熱いもの飲んだから?
深く気には留めずに
カップの中のミルクセーキを冷ましながら飲んでいた*]
でも…それでは、余計に別れる時がつらくなってしまいます。
残されるのは私ではなく、お兄様なのですから。
それでもお兄さまには…この世界で、
これからも幸せに暮らしていただきたいのです。
あ、ほら。無地の以外でも、季節に合わせた便箋等も沢山ありますよ。
無地の封筒でもシールとか貼れば、ワンポイントになりますし。
[ニコリとそう言って呟けば、
話題を変えるように、ダンに便箋コーナーを一通り案内しはじめただろう。]
[敵本体に集中して向き合う。体勢を立て直していた敵はなぜか
こちらを攻撃せずにただ浅瀬の上で飛び跳ねている。
まるでどこに『敵』がいるかわからないみたいに]
さっきから思ってたけど・・・向こうの世界の兵器で攻撃してくるのに、
ロボット自体はこっちを攻撃してこないよね・・・・?
[何か罠があるのだろうか、再び近づき、
ひっくり返すために頭部を蹴ろうとした瞬間、
長い前脚に突然腰を突かれ、海の中に吹っ飛ばされる。
[完全に倒れこむのはどうにかこらえ、しりもちにとどまる]
こんな威力・・・初めてみる・・・一体・・・
[すぐに防御姿勢をとるが、
相変わらず敵はあさっての方向に暴れている]
[ ―――――威力は強い
―――――だけど、まともな戦闘が行えない
――まるでそのことがわかっているかのような、兵器への依存]
敵のパイロットは、小さな子ども・・・?
[コックピット内に誰かの声が響く。
泣いて暴れているだけのような敵のロボット。
二足歩行を知らないような、ハイハイをしているような]
・・・そう
[どういう事情があったのかはわからないが、おそらくそうだろう。
だからこそ、兵器でこちらの気をそらせ、
あとは偶然ロボットでの攻撃が、
こちらのコアにあたるのに賭けているのだろうか]
― 回想・スキー教室>>+19>>+20 ―
だども、こげな雪の中遊べる機会さ、そうそうねぇべ?
[ロッジへ向かう途中。
ノルの皮肉を、自分を心配しているのだと受け取った。]
ははっ、長男の俺が怪我しちまっで不安なんだな?
だいじぶ、どうってごどねえよ、長男だかんな。はっはっは。
[ノルの肩に手を置くが、振り払われた。]
ぬ、鼻血、頑張って止めんべ………。
[しかし、続いた言葉にはしょんぼりと眉を下げる。
一人でロッジで待つほど寂しい事も無いので、
なんとかして温泉に入ろうと意気込むダニエルの姿を見て、
ティノが朗らかに笑っているのが、今は少し恨めしい。]
[羽根の根本に見えるのは、新型爆弾の弾頭。
まだ1つ残っている。
守りたい世界すら知覚できていないだろう幼き敵に
心の中で十字架を切る。
どうか、次の生は安穏とした日々でありますように、と]
・・・いくよ、ザワールド!
[今まで一度も呼べなかったロボットの名を呼びながら。
敵の蹴りをだせないであろう体勢時に突進する。
頭部を蹴り上げ仰向けに倒させる。
敵の両後ろ脚をこちらの両膝で押さえつけ、
左手で左前脚を押さえつける。
そして敵が抵抗を始めない隙に右手を掲げ―――]
[痣が、みんなと一緒に戦える証の痣がある右手で
いつの間にか左に座っていたアルフレッドの頬をそっとなでる]
―――さようなら
[敵のコアを、貫いた]
『あー…血は止まってるので冷やしましょうか。』
[ロッジに到着。 ティノに鼻を診てもらう。
冷湿布を、鼻全体を覆うような形で張ってもらった。]
ひゃっけえ。
[暖かいミルクセーキを子供達に配り始めたティノを眺めていると、
奥でミルクセーキを飲んでいるノルの顔が赤かった。
そちらへ歩み寄り、ノルの額に掌をあててみる。
少し熱い気がしたので、自分の額と合わせてみた。
そうしてみると、ダニエルのおでこよりも幾分熱が高そうだ。]
おめ、熱でもあるんでねか?
[ティノに言えば、本当だと慌ててノルを寝かせに行く。
イースも、ノルが心配なのか寝室の方へ向かっていった。]
[敵のコアを完全につぶし、敵ロボットが消滅する。
同時に飛び交っていた敵世界の兵器も消失した。
国防軍と、露軍、
そしてこの世界にはどれほどの被害があっただろう。
それを確かめて知ることはないが、
すべてに祈りをささげた]
・・・つかれたなぁ
[ぽすん、とソファに横になる。顔のすぐ横に、アルフレッドがいた]
[これでは温泉は無理なんだろうなと考えて、
仕方なしに部屋で本でも読んでいようと、本を一つ取る。
どんな本が面白いかとぱらぱらと頁をめくっていると――…]
お?
[ダニエルの見ていた本。
それは文庫サイズの小説だ。
雪山に咲く幻の花は、万病に効くという話が載っていた。
それは当然ながら、小説上の話。]
これ見づけたら、ノルも元気になるから、
一緒に温泉入れるっぺ!
[そう思い立つが早いか、上着を着直し、
マフラーと手袋をして、ロッジを出て行く事にした。]
[そういえば、遺体の処理について何も話はしてなかったけど
たぶん無用な心配だろう。たぶん、自分は消える気がする。
本当の肉体は、あの死の星で眠っているだろうから]
・・・故郷に、帰りたいって思ってたんだ
―――母なる山々へ―――
―――青い水をたたえた故郷―――
―――よそ風のような暮らし―――
選ばれたときの聲がね、母さんの声に似てた。
もう帰る場所なんかないしって思ってたけど・・・
星空の中でなら、一緒にいられるのかな・・・
[やがてマシューの声は途切れ、
その体は星屑のように細かい粒子になって消えた。
そしてそれと同時に、
アイドル戦士ようこそ陽光フィギュアが宙に浮かぶ。
フィギュアの管理者が、『コメムシ』に移った*]
ん?ベールなじした?
[後から着いてきたベールヴァルドの足音に振り返る。]
今から、ノルの為に薬草取りにいぐんだ!
おめも一緒に行くか?
[まるで実在するような口ぶりのダニエルに対し、
ベールヴァルドは何を思ったのだろうか。
返事も待たずにずんずん歩き始めたダニエル。
その後をついて来たベールヴァルドと共に、雪山の中を歩く。
途中で手袋を片方落としてしまい、片手が真赤にかじかむ。
それを見かねたのか、ベールヴァルドが手を差し伸べて来た。
その手を握り、雪にはらつく視界の先をあてもなく歩く。]
これならあったげえな、あんがと。
[かじかんだ指先も、繋いだ手のおかげで温かい。]
[――――ロッジからその先へと続く、二人分の足跡。
ティノたちが、二人がいない事に気づくのも、
雪面に残された子供二人の足跡に気づくのも。
…――それから暫く、後のことになる。*]
― 回想・―転送後>>61
[ユニフォームに着替えている間、『コメムシ』の声が聞こえてる。
そのあまりの内容に、目を細めた。
・・・そうして、
行く世界行く世界で僕は君のサポートをし続けろというのか。
君についていって、子どもたちを契約させながら、
4人を殺したときの感触は忘れられないくせに
自分は死ぬこともできずに、荒野になった故郷を思い出しながら、
ただひたすら、この宇宙を彷徨えと。
何1つの贖罪もできないまま]
・・・そう・・・
[そうか、アルフレッドはきっと嫉妬してるんだね。
だからぼくをずっと閉じ込めたいんだ。
選ばれた僕に、嫉妬してるんだ
そうに決まってる。じゃなかったら、あのアルフレッドが]
― 回想・転送後>>61 ―
[ユニフォームに着替えている間、『コメムシ』の声が聞こえてる。
そのあまりの内容に、目を細めた。
・・・そうして、
行く世界行く世界で僕は君のサポートをし続けろというのか。
君についていって、子どもたちを契約させながら、
4人を殺したときの感触は忘れられないくせに
自分は死ぬこともできずに、荒野になった故郷を思い出しながら、
ただひたすら、この宇宙を彷徨えと。
何1つの贖罪もできないまま]
・・・そう・・・
[そうか、アルフレッドはきっと嫉妬してるんだね。
だからぼくをずっと閉じ込めたいんだ。
選ばれた僕に、嫉妬してるんだ
そうに決まってる。じゃなかったら、あのアルフレッドが]
……大袈裟だべ…。
[時折小さく咳き込みながらも、
自分の感覚は普段と大差が無かったので
周りの反応にただただ困惑するばかりで。]
ん、イースも、俺は大事だけ、遊ばなくてええのか?
[せっかくのスキー教室だから外に行かなくていいのか、と。
傍らに居たイースに小首を傾げて問うた*]
―現在軸・カフェ―
えぇ…とりあえずは。
でも……この状態はなんでしょう…。
[カフェの中へと上がり込み、
家主のフランシスに大丈夫?と聞かれれば>>+13、
他の町の人みたいに、わけもわからず、
襲いかかってくる気配のないフランシスにホッとした様子で、そう答える。
そしてモナのフランシスからのメールの話、
フランシスの読んだ雑誌の話>>+6:80をきくことになれば、
信じられないといった様子で目を見開いただろう。]
これは…。
[試しに自分の携帯からのYahouニュースを開けば、
同様のことが書いてあり、思わず絶句する。]
…確かに私達は建物を破壊したりしてしまったこともあります。
だから…先ほどの人達の気持ちはわかります。
[ひどく落ち込んだ様子でそうポツリと呟く。
やがて暫く沈黙する。
その間にフランシスやモナは何か話しただろうか。
制服のスカートの裾をぎゅっと握りしめれば、
ポタリポタリと一筋の雫が流れる。]
私たち…この世界を守る為にしているのに……。
逆に滅ぼそうとしてしまってるのでしょうか。
[だが意を決したように、再度涙を拭けば、
どうにかして涙を止めようとする。
―自分たちがここで立ち止まってしまうことは、
この世界の終わりを意味するのは充分に理解していた。]
…明日から学校も行けなさそうにないですね。
[あの騒ぎようでは、学園の中にも
先ほどの人間が居てもおかしくはないと思ったし、
報道陣とかも来かねないかもしれない。]
……そうだ、モナさん…いつぞやの私の頼み、覚えてます?
[淡々とした表情でモナにそう問いかける。]
明日、ゲーセンに行きませんか?
この町のじゃなくて…ちょっと遠いところの。
この騒ぎですし、学校…サボっちゃおうと思うんです。
…多分授業にもならないでしょう。
[モナがどう答えたかは知らないが、
もし一緒に行くと言うならば、明日の集合場所を決める。]
――残る光点の数は、3つ。
何人もの子供たちが、世界の為に命を落とした。
たくさんの人々が、世界の犠牲となった。
それでも無情に、椅子は回転を始める――。
中心に進んだ椅子は、<<シンロ シェットラント>>のものだった。
―回想・エリザ戦前―
[今日はもう寝てしまおうか、と読み終えた本を重ねる。
いい加減返しにいかないとなぁ、と小さくため息をつきながら。
ごろんと横になるのと同時に、携帯が鳴り出した。
手を伸ばして携帯を取って開くと、そこにはエリザ(>>207)の名前。]
…一生分の…?
[一生分の誕生日プレゼント、という内容と、黒い何かが写った写真が添付されていた。
ひどく、胸騒ぎがした。]
エリザ…?
[すぐさまメール返信画面を開くが、ボタンを上手く押せない。
すぐに画面を閉じ、手打ちでエリザの携帯番号を押した。
彼女は電話に出てくれただろうか。
もし出なかったなら、どうしたんだ、と心配している文を送るだろう。]
―――“バシレウス(basileus)《王》”
スリット数10、高点数4。
ピラミッドのような巨大な正三角形の立体。
中心からの砲撃の威力は高く、直撃すると危険である。
周囲を飛んでいる敵方戦闘機を、落とさないといけない。
急所は立体を持ち上げる事で露呈する、
コアの入った、分離型である長方形のケース。
/*
「モナ・プティ」編(ホーム戦)
“ウィンクルム(vinculum)《絆》”
スリット数9、高点数5。
二体の人型が腕を介して連なっている。人型は一方ずつのみ変形し
右側の人型は剣に、左側の人型は槍へと形状変形する。
連なっている部分から動力を供給し、片方を武器として戦う。
弱点は供給部である連なった腕《絆》に隠されたコア。
「リヒテン・ツヴィンクリ」編(アウェー戦)
スリット数15、高点数10。
“ラウルス(laurus)《月桂樹》”
巨大長方形の支柱で手足などは無く、地面に根付いている。
頂点からの電撃が唯一の攻撃。レーザーを跳ね返す硬い装甲。
支柱周囲を取り囲むように、生命の星が散りばめられている。
それは全てその世界に住む人であり、電光パネルを用いて、
マスゲームをしながらザワールド側を非難するような文句を謳う。
弱点である中心のコアを破壊するには、そこまで移動しなければならない。
― 回想・合宿一ヶ月前・海岸の洞窟>>2:+90 ―
[『コメムシ』を騙すための手順をマシューと再確認する。
もともとはこの世界に転送する前に受けていた相談だった。
平行世界選定システムを破壊する内容でもないので
特に反対することもない。
本田菊は子供たちの味方なのだ]
――まぁどうにでもなるでしょう。
――ですが、まぁ、なんというか
[悲壮の決意で餅役を申し出たアルフレッドを思い出す。
あの表情を見てしまっていると、苦言を言わずにはいられない]
――マシューくん、それ、単に死にたいだけなんじゃないですか。
[あいにく八つ橋は昨日もう食べつくしてしまっていた*]
― 現在軸 ―
[いつ頃からだろうか。
オカルトサイトなどから広まった「ザ・ワールド」の噂。
一見すると都市伝説のような内容のそれは、
実際に多くの人が目にしていて、且つ被害も多数出ている為に
真実味を帯び、異常なスピードで地域一帯に広まって行った。
中には、深刻な問題をこんなゴシップのように、
と言う人も居たが、その噂はとても真実に近いものだった。
…は、巨大なロボットに、そして、
それを操作していると言われている子供たちに向けられる悪意を
目にする度に、ズシリと胸に突き刺さるものを感じていた。]
[そしてふと、フランシスにハサミを借りたいと言い、
疑問に思ってるフランシスから、
やや強引にそれを貸して貰えば、突然髪の毛をバサリと切り落とす。
夏の合宿頃から伸び始めて、今は三つ編みにできるくらいに伸びた髪。
それがジョキジョキと切り落とされていく。]
うーん…なかなか上手くできないですね。
[自分でやったせいか、少しだけ髪が乱れてしまうが、
家に帰ってから整えればいいかと、気にすることもなく。
二人共、その様子に驚いているであろう中、
更に、隣の部屋を借り、制服からジャージに着替えれば、
散らかした自身の髪の毛を掃除した後、帰る準備をする。]
多分…この騒ぎだから親も心配してると思うのです。
これなら、多分私と気づかれにくいでしょうし。
[先程からひっきりなしに鳴る携帯のバイブ。
短くなった髪を、外の恐怖から誤魔化すようにいじり、
微笑むと、再度、入ってきた裏口のドアへと手をかける。]
― 回想・合宿中契約の日の夜 ―
――――ガサゴソガサゴソ
[叢の中からそーっとなるべく音をたてないように宿舎に近づく。
アルフレッドには内緒にしていることのため、転送は使えない。
廊下が見える位置に息をひそめながら、じっとその時を待つ。
すると、廊下にお風呂あがりのマシューが出てきた。
1人のようだ]
チャンスッ!
[いかにも怪しげなNINJYAの格好をした本田が
廊下の窓の下まで匍匐前進で進み、
マシューが通るタイミングに合わせて窓をコンコンと叩く]
[マシューはあまりの驚きに絶句していたようだ。
正直匍匐前進など腰が痛いが、もう今夜死ぬんだからどうでもいい。
筋肉痛が来るのは3日後なのだから]
マシューくん、例のものですよ。
[廊下の窓を少し開けさせ、
すばやくアイドル戦士ようこそ陽光のフィギュアを手渡す]
持っていなさい。時がくれば、あるべき場所に出てきます。
[誰にも見つからないうちに宿舎を離れた**]
[二人がもし自分を気にかけるようならば、首を横に振り、
そうでなくても、裏口の傍に誰もいないであろうことを確認すれば、
二人にニコリと話かける。]
…私は一人でも帰れます。
この騒ぎの中、ご迷惑、おかけしたくないですし。
だから…フランシスさんは、
今はモナさんのこと、お願いします。
[そう告げれば、駆け足でその場を離れ、
誰にも目線を合わそうとせず、ただ家の方へと向かっただろう。]
―回想・戦闘前―
[コメムシにコックピットの中へ転送してもらおうと思った時、携帯が着信を告げたわ。
メールじゃない、通話>>+29。]
……何よ。
[画面が映し出した名前は、ついさっきメールを送った喧嘩友達。
私は少し迷った後、通話ボタンを押したの。]
― 回想・試合終了後の弁当>>*2>>*3>>*4 ―
見た目がすげえだけでなぐって、味もうめえな。
[たこさんウィンナーを平らげながら、話を聞いては頷く。]
リヒテンの旦那かぁー。
兄ちゃんが認めるような野郎でねとダメだなあ。
[ノルとダニエルの冷やかすような言葉に対し、
今、口に入れたウィンナーのように顔を真赤にし、
恥ずかしそうにしているリヒテンを見て、明るく笑う。]
お、いがったなあ〜おめら、
マネージャーのチョコレートは手作りだってよ!
[まだ秋だというのに気の早い話。*]
― 回想・マシュー戦前 ―
[国防軍施設で保護を受けている間はほぼ監禁状態だった。
立ち会っていた国防軍人に自分の正体がばれたこともあり、
完全なる監視下におかれる。
やりたいことと言えば、ピアノを弾くことと、
空や星を見ることだったから、それができればよかった。
肌寒くなってきた初冬の夜。
上着を着込み、許可された屋上に上がって夜空を見上げる]
―エリザベータ戦翌日・葬儀からの帰り道―
[マス/コミには見つからずに教会を抜け出して、街を歩く。
街中は巨大なロボットと新たにもたらされた情報(>>6:#0 >>6:#1)で持ちきりだ。
あの拡大された写真でどこまでばれているかは分からないが、
人とは関わらないに限るだろう。
…は目深に帽子をかぶり直して、家路を急いだ。
途中、スマートフォンが震える。
確認すればマシューからだった(>>23)。その内容に眉根を寄せる。]
From:シンロ
To:マシュー
Sub:Re;緊急
Main:
身体自体は大丈夫なんだろうが、大丈夫か?
[下手したら意味不明にになりかねないメールを返信した。]
― 回想・試合終了後の弁当>>+7 ―
[それでもバレンタインはこの国で暮らす男子たちにとって、
一大イベントではあるらしく、周囲は浮き立つ雰囲気。]
じゃあ、せがむこどにすんべ。
………俺も忘れでながったらな。
[複雑そうな笑みを浮かべるノルを、横目で見た。
二月には、スキー教室で見たような
真っ白な雪が、此処にも降るのだろうか。
今なら、雪だるまにならずに滑れる気がするけれど、
その二月を生きて迎える事は、絶対に無い。
僅かに色ついた顔に気づかれる前に、顔を逸らす。
そうして食事を終えた後、彼らに向けて口を開いた>>5:112*]
★
★
[12月の夜空に浮かぶ、ふたご座のカストルとポルックス。
不死の弟ポルックスが人間かすとるに命の半分を渡し、
この双子の兄弟は、1日の半分は神として天上で、
半分は地上で人間として暮らしているという]
<ねぇねぇ、それって楽しいの?ふふふ>
[寝そべっていた屋上に響く、楽しそうな氷の声]
・・・イヴァン、ブラギンスキ
[あのとき、コックピットから排除した男が、そこにいた**]
―回想・幼少期―
うっせー!ほっといてくれよ!
[俺はそうさけんで外へ飛び出した!
走る、はしる。この辺のことなんて知らねぇ、けどひたすらはしった。
あそこは俺の家じゃない。パパもママもいねぇ。あいつらはパパでもママでもねぇ。なのになんで、親みたいにするんだよ。
どうせ、パパとママが遺してくれたお金がほしいだけのくせに。]
―自宅前―
[自宅前にカメラと、そして一般人がいるのが遠くからも確認できた。
……これは、正面から行かない方がいいだろうか。
{5}
1,2:塀の割れている処から見つからずに入れた。
3,4:正門前の人間に見つかった。
5,6:裏口に回る。人には見つかったが、執事が手助けしてくれて入れた。]
はぁ、はぁ……あ?
[公園らしきところまできた俺は、いちどそこで立ち止まった。
ちょっときゅうけいしようと思ったんだが、ヘンなわらい声がきこえて、俺はそっちへ顔をむけたんだ。]
[そこには、月みてーな色の髪をしたこどもがいた。
たぶん、俺とそんなにかわんねーな。
それからもうひとり、なんだか弱っちそうなメガネ。]
おい、おまえら何してんだ?
[あいつらなら、いいあそび相手になるかも知れねー。
俺はそう思って、声をかけたんだ。]**
―回想・遊園地―
ふふっ、そうですか。じゃあ、ちょうどよかったですね!
[取り繕おうとしてるローデリヒさん>>+0が可愛くって、笑みがこぼれる。
差し出した手に触れる温もり、握り返してくれたみたい。]
いえ。はぐれたら大変ですからね。
[私はそう言って、ローデリヒさんの手をしっかり握ったわ。
ちょこちょこと驚くローデリヒさんの反応を楽しみながら、お化け屋敷を抜けたの。
その後の事だったわ。観覧車へ誘われたのは―――]*
[裏口に回ったがそこにも人が居た。しかもマス/コミだ。
……ハイエナ共が……。
何処か別の場所から、そう思って踵を返したが彼らに見つかった。]
貴様らに話すことはない。
[ぎりと睨み付けるが、13歳の子供が睨み付けなど彼らには蚊ほどの威力もないだろう。
どうやって切る抜けるか、出来れば走るのは避けたい。
そんな事を考えていると、金属がきしむ音が聞こえた。]
――お帰りなさいませ。
[これ幸いと裏口から敷地内に飛び込む。後ろで執事の落ち着いた声が聞こえた。]
――どうぞ御面会の予定がない方はお引き取り下さい。
― 回想・シンロ ―
[>>6:*4
小さかったシンロがルッツに対してお兄ちゃんをしている姿が微笑ましくて、少しニヤけた。
皿にもって、シンロと一緒にホットケーキを食べる。
メイプルをたっぷりつけて、シンロが持ってきたジャムも添えて。]
うますぎるぜー! ピィー
「おいしい。」
[フォークをぎゅっと握りしめて目をキラキラさせてこちらを見るルッツ。かわいすぎる。
メイプルをたっぷりかけるのでぽたぽたと零れるのは仕方ない。ルッツの頬についているメイプルを指でぬぐってなめた。
食べ終わる頃には、母親が買い物から帰ってきただろう。
シンロを自分の部屋に連れ込んだ。週末で掃除したからすっきりと綺麗な部屋だ。]
で、だ。リーデリヒと話したっていっていたな。
パイロットのことか?
[家の中で一息ついていると、裏門前の彼らを追っ払った執事が戻ってきた。]
助かった。
[一言だけ告げれば緩く首を振られる。]
正門の方には一般人もいたようだが、あれは……
――ロボットによって命を失った方のご家族のようです。
なるほど……
[…は目を閉じた。
皆、被害を最小限にしようと闘ってきた。
けれど彼らにとっては関係ない。大切な人の命があるか、消されたか。それだけだ。
それに、彼らは内情を知らない。]
……少し騒がせるが半年以内には終わる。
彼らには怒りの矛先があったほうがいいだろう。
父上母上次第だろうが……
[そう言って廊下の先に視線を向ければ、心配そうにこちらを見つめる父母の姿があった。
何も言わず一礼して、部屋に戻る。
背中から母の押し殺した泣き声が追いかけてきたが、それを拭う手を、かけるべき言葉を…は見つけられなかった。]
― 回想・合宿一ヶ月前・海岸の洞窟>>+30 ―
マシューくん、それ、単に死にたいだけなんじゃないですか。
[色々打ち合わせを終えてお茶を飲んでいるとき。
不意にぶしつけに与えられた言葉に、ああそうかも、と素直に思う。
その考え方はしたことがなかったが、
確かに死に場所を探していたのかしれない。
不本意な復活を与えられ、気持ちはずっと置き去りのままだったから]
・・・そうかも、しれないですけど。だけど僕はそれ以上に。
[人気SFアニメの主人公機『トニー』のおもちゃを掲げて、
HEROごっこに勤しむ幼い兄弟の姿が目に浮かんで]
僕は、アルフレッドにHEROになって戦ってほしいんです
[それはイコール、一緒に死にたかったということだった*]
― 回想・ローデリヒの出会い ―
[俺が今のルートヴィッヒと同じ歳の頃。
その日は、母親の父親の母親の弟の・・・・いわゆる、実家の重要な人が死んだので、葬式に出なきゃらない、と母親に腕を引かれて大きな屋敷に向かった。
子供たちが集まる部屋に連れて行かれ、ここでいい子にしていろと言われた。中には同じような年齢の子供が一人と赤ちゃんと言っていいほどのやつらに雇われたようなベビーシッターが付いていた。
親と引き離され、赤ちゃんの泣き声に居心地悪い。と思っていたら同じぐらいの男の子も居心地悪そうにしていた。
それが、ローデリヒと初めての出会い。]
なぁ、お前なんて名前?何歳?
暇だ、遊び相手になれよ
[年齢を答えたら、ひとつ上だと言って言うこと聞けとジャイアニズム発揮するだろう。]
―回想・ギルベルト宅(>>+41)―
[ルートヴィッヒの世話を焼いていると、ギルベルトのにやけた笑いが目に入る。]
……何が言いたい?
[そうねめつけるが、ギルベルトは何か言っただろうか。
食べ終わる頃になって、彼らの母親が戻ってきた。
挨拶を交わしていると、ギルベルトに部屋に連れ込まれる。]
……少し強引だろう。
[文句を言うが、彼の耳に入っているか、どうか。
ギルベルトから切り出された話題に…は頷いた。]
そうだ。ローデリヒはライヴィスはエリザベータが肩を叩く前に死んでいたんじゃないかと言ったんだ。
理由は目の光がなくなっているように見えたから、だったか。
[そうしてローデリヒと話した内容を伝えるだろう。(>>2:21 >>2:23 >>2:149 >>2:203
最も、ある程度コメムシから情報はもたらされていたけれど(>>2:272)。]
[ From:マシュー
To:シンロくん
Subject:Re:Re;緊急
Message:
学生寮無事に抜け出せました。
国防軍の人との待ち合わせ場所まで向かってるところです。
ほらぼく、存在感薄いから。
存在感の薄さは生きていた頃からだったが
この世界にきてからますます増してしまった気がする。
おそらく、この入れ物には命が宿ってないからだろう。
メールを返し、道を急いだ*]
―マシュー戦―
[その後はマシューの勧めもあり家から出ることはしなかった。
国防軍からも保護の話が来ていたが、住み慣れた場所に留まりたかった。
また、エリザベータの最後の言葉(>>6:200)、自分の望みと向き合いたかったという事もある。
祖父のレコードを聴きながら考え込んでいると、大地が揺れた。]
マシュー……
[けれどいつもなら訪れる浮遊感は一向に訪れない(>>43)
コメムシも苦悩しているのだろうか。
気持ちは分からなくもないが、転送してもらわなければ困る。
さて、どうしよう。そんな事を考えているといつもの浮遊感に襲われた。]
―自宅→コックピット―
― 回想 ―
[ローデリヒとは家も歳も近いことから遊び相手となった。
力を有り余らせていた俺にはちょうどいいおもちゃだったのだ。
その日も、ピアノの練習があるというローデリヒを無理やり引き連れて公園で遊んでいた。
砂場でどちらがカッコイイ城を作れるか、という遊びを提案したが断られる。
じゃあジャングルジムに登ろうと言ってローデリヒの腕を引いていたところで話しかけられる。]
あ?誰だお前。
[見慣れない男の子。
嫌がるローデリヒを引っ張る俺はどう映っただろう]
― 回想・ユニフォームお着替え中 ―
[ユニフォームに着替え時、ポケットの中の携帯電話を取り出して、
少し考えたあとそれはリュックの中に入れておいた。
このまま身につけていたら、
クマ次郎も一緒に消えてしまいそうだったから。
元の世界からこの世界に来るとき、
唯一持ってきたものがこのクマのぬいぐるみだった。
クマ二郎によく似たそれは、宝物だった。
クマ二郎の母熊は双子の2頭の雄を産んだけれど
1頭は育児放棄され、人の手で育てられた。
きっとどこか似ているんだ
選ばれなかった僕と。そう思っていた。だけど]
(いまは、違う)
[だから、君は消えないで。そう願いをこめて、しまった*]
―コックピット―
[コメムシとマシューの会話、とも言えない一方的な言葉の流れを静かに見つめる(>>44)。
自分たちの世界の命運が懸かっているのでマシューには戦ってもらわなければならないのだろうが、
一緒に居てほしいとの願いを託して彼を蘇らせたコメムシの絶望は如何程だろうか。
マシューが椅子に座る(>>45)。
その後の彼の変貌に…は目を剥いた。
おっとり、どちらかといえばのんびり屋の彼の戦いとは思えない。
二度目の経験だからか、それとも前の世界で壮絶な体験をしてきた反動か。]
[昆虫型のロボットは追跡型の何かを出せるようだった(>>46)。
が、マシューがそれを振り払って気付く。]
……人が、軍人が参加しているのか?
[人が作った兵器とこれの威力は桁違いであるだろうに
何故?
疑問を抱えながらマシューの戦いを見守る。
またマシューが変わった形のミサイルを爆発させた(>>47)。
途端溢れる光
それを見た途端、マシューと、そしてコメムシが驚いたように息を飲む(>>48)。
マシューは何かに怒りをぶるけるように言葉を紡ぐ。]
……おい。落ち着け!
[そう声を掛けるがマシューには届かないようだ。
必死に敵とミサイルと応戦している(>>49)。]
― 回想・マシュー戦中 ―
[問いかけ>>52に『コメムシ』は答えない>>64
意味することがわかってしまい、答えられないのだろう。
きっとアルフレッドはしらない。
幼い頃は、みんなの注目の的だった君に特別扱いされることで、
僕も特別な存在になれた気がしていた
でも自我を持つようになり、自分の影である立ち位置が明確になり]
(君の僕への接し方は相変わらずだったけれど)
(それが僕をみじめにさせるようになっていた)
(僕の問いに答えられない君が、新鮮でうれしいんだ*)
― 回想・放課後(西急ハンズ)>>*6>>*7 ―
…………。
だが、遅かれ早かれ俺らが死ぬっていう情報は…
国防軍に居るおめの兄ちゃんにはバレる事でねが?
[しかし、それ以上は何も言うつもりも、
まして言える立場でも無い、と判断して口を噤む。]
兄ちゃんに遊びに連れてって貰ったらえがっぺよ。
[電話を掛ける、という事なのでそう提案をしつつ。
シールのシートを指差すリヒテンに、なる程と相槌をうつ。]
じゃあそうすっかなあ。
これとこれ、ああ、この便箋もいいかもしんねえ。
[封筒と便箋を何セットか手にし、シールを取る。
季節に合わせた絵柄のある便箋も選び、レジへと向かう。]
あんがとな、良い買い物ができたっぺ。
おめは見てえもんとかねーのけ?
[リヒテンに礼を告げる。
彼女が何も用事が無いようであれば、そのまま帰路へとつく。*]
[一つのミサイルが街の方へ向かった。
マシューも間に合わない。
大惨事か……!?
心臓が嫌な音を立てたが、ミサイルはマシュー以外の手によって迎撃された。
立ち会っていた軍人が何処かに電話をかけ始める。
彼らもまた一緒に戦ってくれるようだった(>>50)。
それに何か感じる物があったのだろうマシューが目に見えて落ち着く(>>52)。
…はほっと息をついた。戦闘に関してだけではなく
マシューが自分を取り戻してくれたことに殊の他安堵したらしい。
もしかしたら近くの誰かには聞こえていたかもしれない。
マシューが敵を分析し始める(>>53)。
その言葉に確かにと頷く。では、何故?
考えていると<<シンロ シェットラント>>の声がした。]
― 回想・国防軍施設屋上>>82 ―
<ふふふ、驚いた顔してるー!そうだね、君は子どもたちの中で一番驚くことが少なかったように見えたから、何かあるのかなー?コルコルって思っていたら、仕掛け人側だったんだねー>
[隣いい?と。
まるで喫茶店で合席を頼むような口調で訪ねてくる大男に
思わずうなずくしかなかった。
目を配れば、屋上の入り口付近には見知った国防軍人が待機中。
監視をしている、ということだろう。自分にも、この男にも]
<あ、うん、ぜーんぶ聞いてるよ!コックピット内の会話は日国の国防軍からレポートがあがってるし、W学園内の保健室はさ、盗聴器しかけてたんだよねー。学園内盗聴器でいっぱいだからね、ふふふ>
・・・本題はなんですか?
[あの時のように『ロボットをくれ』という内容なら
右ストレートでぶっとばす。真っすぐ行ってぶっ飛ばす。
そんなことを思いながら心は最大限の警戒をする。
だって、思うだけならタダなんだ]
<あ、もしかしてマスコミにリークしたの僕だと思ってる?ざんねーん、僕じゃないんだよね。でも、僕の国のえらい人絡んでるんじゃないー?こういうのってさ、ほら、政治家の駆け引きだから、ね?>
[わかるでしょ?とにっこり笑ってくる男には、
難しいことはわかりません、と答える]
<まぁそれはおいておいてさぁ、露国のためにいろいろがんばるコルコルしてたけど、それ以上に、興味持っちゃったんだよね、君たちのザワールド?というか、その平行世界システムっていうのにねー>
<単刀直入に言うよ、僕も平行世界に連れてって。あ、もちろん戻ってくること保証つきで。僕が仕事しないと胃をきりきりさせる子たちがいっぱいいてさぁー!>
―コックピット―
敵のパイロットは、小さな子供?(>>54)
[戦闘の状況を理解しているとは到底思えなかった。
考えをそのまま口に出していたらしい。
声が耳に入って、そうして自分の声だと気付くのに時間がかかった。
随分深く考え込んでいたらしい。
マシューの相槌が聞こえる。この考えは間違っていないらしい。
けれど、高威力でも使い方を誤ったら自滅の可能性もあるだろうに……
マシューが気合を入れ直して(>>55)、そうして戦闘は終わった(>>56)。
零された言葉に(>>57)]
…お疲れ様だ。有難う。今度はゆっくり休んでくれ。
後は俺たちが繋げるから。
[そう呼びかけるが、マシューの耳に入っただろうか。]
[イヴァンのその表情は、好奇心に満ち溢れる子どものようだった。
ああ、そういえば、こんなことになる前のアルフレッドは、
いつもこんな顔をしていたな、と思う]
・・・僕にはそんな力ないですよ。
<だからさ、あのコメムシくんに頼んで!>
・・・『コメムシ』にもそんな力は・・・
[もしかしたら、本田菊。彼の力なら可能だろうか。
いやいや、何故こんな男の願いを真剣に悩んでいるのだろうか。
一瞬でもアルフレッドと似てるかも、なんて思った自分がいけない。
叶えてやる義理なんて・・・義理なんて・・・]
・・・そう、ですね。
この地球での戦いに全部勝ったら、
次の本田菊が派遣されてくるはずなので・・・
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