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語り手 はコメムシ プルプルに投票を委任しています。
マシュー ツィスカはコメムシ プルプルに投票を委任しています。
モナ ウェルシュはコメムシ プルプルに投票を委任しています。
アーサー カレルはコメムシ プルプルに投票を委任しています。
シンロ シェットラントはコメムシ プルプルに投票を委任しています。
リヒテン カタリナはコメムシ プルプルに投票を委任しています。
ギルベルト ノヴァはコメムシ プルプルに投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
コメムシ プルプル は ギルベルト ノヴァ に投票した
語り手 は ギルベルト ノヴァ に投票した
ダニエル・クラーク・アンデルセン エドワード は ギルベルト ノヴァ に投票した
エリザベータ アリスバック は ギルベルト ノヴァ に投票した
マシュー ツィスカ は ギルベルト ノヴァ に投票した
ラン・フェルビースト シモン は ギルベルト ノヴァ に投票した
モナ ウェルシュ は ギルベルト ノヴァ に投票した
アーサー カレル は ギルベルト ノヴァ に投票した
シンロ シェットラント は ギルベルト ノヴァ に投票した
リヒテン カタリナ は ギルベルト ノヴァ に投票した
ギルベルト ノヴァ は ラン・フェルビースト シモン に投票した(ランダム投票)
ギルベルト ノヴァ は村人の手により処刑された。
次の日の朝、アーサー カレル が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、コメムシ プルプル、語り手 、ダニエル・クラーク・アンデルセン エドワード、エリザベータ アリスバック、マシュー ツィスカ、ラン・フェルビースト シモン、モナ ウェルシュ、シンロ シェットラント、リヒテン カタリナの9名。
― ザワールド内 ―
[そしてまた椅子は回る―――
回転が止まれば、一つの椅子が中心に出る。
それは、<<ラン・フェルビースト>>の、革のウィングバックチェア。
選ばれた**]
コメムシ プルプルは、ラン・フェルビースト シモン を投票先に選びました。
投票を委任します。
シンロ シェットラントは、コメムシ プルプル に投票を委任しました。
―――“インペリウム(inperium)《支配》”
スリット数12、高点数不明。ゼリーのように透明な球体型。
地面に根付くように生えた足部装甲。
透明な体の中心に丸いコアがあるがダミー。
球体から触手を放ち、コア内部へと侵入して幻覚ガスを撒く。
ガス放出中、足元に隠されているコアが露呈する。
投票を委任します。
リヒテン カタリナは、コメムシ プルプル に投票を委任しました。
― アウェー戦 ―
9月半ばのある日。ぼくらはまた戦いで呼ばれた。
広大な砂地のフィールド。
そこでの戦闘を終えた後、ぼくらは各自転送される。
ランの遺体は、彼の望むべき形に**
語り手 が「時間を進める」を選択しました
※全員コミットをお願いします。
アンカーはコメムシ、明日7:00に更新をする予定です。
ランさんの遺体&葬儀に関しては現状保留。
ご本人の希望で確定するまでは、現在軸では亡くなったという事までに留めて下さい。
また、5dで全員の白ログ時間を合わせて頂きたく。
追いついていない方は、本日一杯を目処で合わせて下さい。
(その方が選ばれた場合、回想追いつき待ちをしなければならない為です。)
ですので、本日は回想を優先で構いません。
ダニエル・クラーク・アンデルセン エドワードは、ラン・フェルビースト シモン を投票先に選びました。
語り手 は、ラン・フェルビースト シモン を投票先に選びました。
―ギルの葬儀―
[ギルの葬儀の時、私はもう泣かなかった。
ううん、違う。泣けなかった。
あんまり辛くて寂しくて苦しくて、何かが振り切れてた。
もう何も感じなかった。]
「にーさんはどうしてねてるんだ?いつおきる?」
[忙しそうなギルのご両親の代わりに、私はルート君の子守を申し出た。
くい、と私の服の端を掴みながらこちらを見上げるルート君が、そう尋ねかける。]
……ギルはね、ちょっと夢の世界で旅をしてるのよ。
[私はしゃがんでルート君に視線を合わせると、彼の頭を撫でながらそう答えたわ。
本当の事を言っても、たぶん、今のルート君じゃあわからないだろうから。]
「夢の世界…おれもいきたい!どうやったらいける?」
……そうね。
ルート君が大きく…もっと、うんと大きくなって、強くなって、長く生きたら……かな。
[そうであって欲しいと、望む。
ギルは、この子を―――家族を守るために、戦った筈だから。
きっと、それを望んでるから。その結果、ムキムキに育ったとしても私に罪はないわ。]
「わかった……おおきく、つよく。だな。」
……良い子ね。
ギルには、ちゃんと待っておくよう言っておくから。
「…えりざも、夢の世界にいくのか?」
…え?
[素直に頷いてくれたルート君を撫でていると、そんな質問が飛んできたの。]
……そうよ、近いうちにね。
ギルに文句を言いに行かなきゃいけないから。
[私はルート君を抱きしめながら、そう答えた。
暖かい。
生きてる。この子は、生きて居る。
この子には、ギルの分まで生きてほしい。そう思った。]
エリザベータ アリスバックが「時間を進める」を選択しました
投票を委任します。
エリザベータ アリスバックは、コメムシ プルプル に投票を委任しました。
投票を委任します。
マシュー ツィスカは、コメムシ プルプル に投票を委任しました。
ー回想・エリザベータ宅ー
[エリザベータの返答(>>3:341)に…は目を細めた。
が、特に反応することなくザックに手を入れる。]
なら、皆で食べられるようもう少し買ってくれば良かったな。
エリザベータ、手を。
[そう促せば手を出してくれただろうか。
手をだしてくれたならばその上に数個の小さな飴玉を乗せる。]
口寂しくなった時用に。
それじゃ、また。
[それを最後に…はエリザベータの家を後にした。]*,
シンロ シェットラントが「時間を進める」を選択しました
ー回想・病院ー
そう…かもしれないですね。
[ダンから自分達が少し落ち着きすぎなくらいと言われれば>>3:222、
死ぬこと自体には、これっぽっちも怖がってない自分に気づき、
思わずそうポツリとかえす。
その後、思い出したかのように、ダンに兄の事を聞かれれば、
心配そうな表情をこちらに向ける兄を脳裏に浮かべる。]
…兄にはこないだローデリヒさんが亡くなった時にあってきました。
でも……自分があれを操縦したらどうなるか、だけは話せませんでした。
お兄様は…お優しい方だから。
[最後の方は悲しそうな表情を浮かべ、
目を伏せがちにしながら**]
リヒテン カタリナが「時間を進める」を選択しました
― ギルベルトの葬儀 ―
[クラスメイト達と共に、制服を着た状態で葬儀に出席した。
>>6意外にも、葬儀に来ていたエリザベータは静かだった。
声を掛ける前に、子供のお守りをしているよう>>7なのでやめておく。
献香の時間を待つ間、牧師の説教を聞く。
――人の死は忌むものではなく、人の霊が地上の肉体を離れ、
天にいる神と、イエス様のところへ召されることです。
死とは、天国において故人と再会できるまでの一時の別れであり、
惜しむ事はあれども、死は悲しむべき事ではありません]
ダニエル・クラーク・アンデルセン エドワードが「時間を進める」を選択しました
[牧師の話を聞きながら、顔を逸らす。
宗教には興味は無かった。
生前の母親は、神の言葉を綴ったものが聖書なのだと言っていた。
ならば何故、聖書で禁じられている自殺なんてしたのか…。]
…この世の終わりの日まで眠る、か。
眠ってるだけなら、また……会えっかな。
[聖書の一節を見下ろして、苦笑する。
賛美歌の後献香をし、施設へ帰宅した。*]
― 回想・ベールの病室 ―
[>>+112結局うまく皮を剥けなかった梨を取るノルに、
果物ナイフの柄の部分を持たせ、交代した。]
しゃーあんめぇよ、だからこれはおめ剥いてやれ。
[けらけら笑って、見舞い客用の椅子をノルに譲る。
代わりにベールヴァルドの足に乗らないように
注意しつつ、寝台の空いたスペースへと腰を落ち着けた。
訪れる前に仮眠を取っていたらしいベールヴァルドを見下ろし、
サイドボードに置かれていた眼鏡を掛ける。]
どうだべ、これで俺も賢ぐ見えねか?
インテリっぽい?
[度入り眼鏡のレンズは、目を開けていると少しくらくらする。
なので目を細めつつ、横幅のある眼鏡を装着した状態で笑う。
横たわっているベールヴァルドの頭を、ぽふぽふ撫でた。]
秋大会、あんべ良いとぎ見に来いよ。
競技場遠いしよ、イースと一緒さ来ればえがっぺな。
[もうじき始まる秋大会。中学最後のトーナメントになるだろう。
シード権があるとはいえ、当然だが試合は一回じゃない。
やはり、『家族』の応援があるだけで全然違う。]
な、いいべ。
[ベンチへ来れるよう、顧問に相談するつもりだ。
眼鏡を外し、ベールヴァルドの目元へと掛ける**]
/*
もしかしてこのまま行くと
俺だけ(初日犠牲者と)←のフィルターの、犠牲者枠ぼっちの予感、うはっ
さ、寂しくなんてないんだからなっ
―回想・病院―
[ギルベルトの部屋を訪ねれば、部屋に入る少し前、
何やら話し声>>3:221が聞こえてきたが、
入ってみれば、今来た自分達以外は誰も居らず、
詳しいことは知らないが、以前から彼は厨二病の気質があり、
アーサーの件でのショックで厨二病を再発してしまったかとも思う。
が、今はそんなことでは済まされないであろうくらいに、
ギルベルトの精神は傷ついてるのだと思い、]
・・・つらかったのはわかります。
でも気を確かにお持ちくださいね。
・・・私からはこんなことくらいしか言えませんが、
何か悩み事があればいつでも言ってくださいね。
[と、少し遠慮がちに声をかけるが、他に声をかける言葉もない。]
[ダンからふと小鳥の話をされれば>>3:230、]
そういえば見当たりませんですね・・・。
[頬に手を当てて、心配そうに辺りを見渡すも、
ギルベルトから返ってくるのは、魂ここにあらずの生返事>>3:240で、
それ以上は小鳥さんのことも聞けずに居れば、
ギルベルトの方からここに来てから珍しく自分から話始める>>3:223。
その時だけ彼は少しだけ頬を赤くしていたことに安堵するが、
それに続いて、せっかくギルベルトが少しだけ恋心からか、心を開きかけたのに、
ダンがそれを壊しかねない発言をしようとした>>3:231為、
思わず、必死に背伸びをして、
どうにか自分の背よりもずっと高いところにある、ダンの口を押さえつける。]
/* そういえばおふたがたがめでたくキスしたのでいっていいですか?一人は既に墓下ですけど…リア充爆発しろっ!!!!
…ふぅ */
/* ・・・後、次はもっとアクティブなキャラ選ぼう。貴族かきやすいし、動かしやすいし…全然大丈夫で、むしろ好きなほうなんだけれど…うん、うん */
。○(・・・それは言っちゃダメですよ!
ギルベルトさんはただエリザさんに来て欲しいんですよ。)
[と、ダンにだけ聞こえるくらいの小さな声で嗜め、
その後何事もなかったかのように、ギルベルトの方に笑みを向けて]
えぇ、了解ですの。
エリザさんには後ほどそのようにメールをお送りしますね。
[と答え、来客>>+3:72があれば、ダンと同じタイミングで、
お辞儀だけの挨拶をして、部屋を出る。]
[他の者はどうするかはわからないが、
自分はその足で帰ろうと、ベールヴァルドの病室へと向かうダンと一緒に、
途中まで一緒に歩いていると、
ノルが廊下で何もないところを見つめているところに遭遇する。]
ノルさんも・・・お見舞いですか?
[部活の先輩であるノルに挨拶をする。
ダンとノルの友人がここに入院していることは、
それとなく聞いていた。
詳しいことはあまり聞かない方がいいと思うが、
ノルが何もないところへと話かけているのは時々目撃するため、
そこまで不思議なことでもなかった。
ダンがアーサーのことを言えば>>* 3:43、また彼もそうだったことを思い出し、
ふと表情を落とす。
彼らが病室へと移動すれば、
自分はそのまま別れを告げ、病院を後にしただろう。]
―回想・ギルベルトの病室―
[>>16コメムシの転送機能を使って
自分で取りに行くか、俺が取って来るかで良いんじゃ?
そう言いかけた所で、口を塞がれた。
リヒテンの小さな手が伸ばされているのが分かり、
なんだ? と目を丸めながら、彼女を見下ろす。]
んぐんぐ。
[>>17諭す様な小声が耳へ届けば、成る程と納得した。]
なら、エリザベータに会いてえって言えばえがっぺ。
なしてそう言わねぇんだべ?
[手が離れた後に、小声で彼女に尋ねるが、
直後の来客>>+3:72。結局返事は聞けず、病室の外へと*]
―回想・入院施設の廊下―
ああ、ノルはきっどベールヴァルドの見舞いだべな。
ああそーか、リヒテンがマネージャーでうちの部さ入る前に
あいつが入院しぢまったから、知らねえんだっけ。
[>>18リヒテンの問いかけに、ノルの代わりに答えたが、
ノルが自分で言い出すタイミングに被ったかもしれない。]
ベールは、去年までうちの正GKだったんだぁ。
「阿修羅顔の守護神」って言われでてよ…。
敵からも味方からも恐れられてたっぺ。
[自分が勝手につけたキャッチコピー>>2:+53を彼女にも教える。]
一年の頃によ、大事な試合の時にな。
俺がミスぶっこいで、オウンゴールしたこどあってー…、
反省会で、顔の前でシュールストレミングの缶詰開けられてよ。
顔に飛び散った汁の臭さ、一生忘れねぇ。
[その後、ベールヴァルドと殴り合いの喧嘩になったが、
それも一種のコミュニケーションツールの様なものだった。
本気で殴りあった後、二人土手で寝転がって仲直りしたものだ。
本気で忘れられない体験だったが、今となっては笑い話。]
あ、そんだ。兄ちゃんに送るメールによ、
ここの花壇の写メ撮って送ってやったらどうだべ?
チョコレートコスモスっていう、チョコの匂いする花や、
バナナピーマンっていうおもしれえやつ生えてんだべ。
[>>18そのまま帰るらしいリヒテンに、軽く手を振り別れを告げた。**]
― 回想・生きている間 ―
[とりあえず>>3+75ここから家へ帰る方法を探ろうと
歩くこと7分間。{4}]
1・2 偶然歩いていた<<フランシス ソマリ>>に声をかけてみた
3・4 近くのカフェに入ることにした
5・6 偶然歩いていた<<バッシュ ゲルト>>にぶつかった]
…入ってみますか。
[近くにカフェがあり、思い切ってその中に入ることにした。
運がよければ電話を貸してもらえるかもしれない。
ドアを開けてカフェの中に入るとドアベルがなる。
店を見渡してみるとなかなかに感じのいいカフェだった。]
素敵なカフェですね。
[素直な感想をぽつりと呟いた。]
/* 家族関係やりましょうか?
バッシュさんはお忙しそうなので、回そうと思ってたのですが
ちょっと気がひけますね…。 */
ー回想・小さい頃ー
「エーデルシュタイン家のはじがきたぞー」
「このよわむしー!」
[小さい頃、ギルベルトとエリザベータとも出会う前、
ローデリヒはその弱さで周りからいじめられていた。
お金持ちという彼の境遇から妬み、というのは避けられなかったのかもしれない。
でも、彼らに反抗する術など知らず毎回ぼろぼろになっては―誰かが]
『この、お馬鹿さんが』
[なんていって、彼を迎えに来てくれてた。
彼の背中は誰よりも、暖かくて―心地よかった。]
ー回想・小さい頃ー
『何故、こんな事が出来ないんだ?』
『ようやく息子が生まれたと思ったのに…』
[別に努力していなかったわけじゃない。
努力しても、どうしても叶わなかったのだ。]
『お前には武術の才能がない』
『それでもエーデルシュタイン家の一員なのか』
[それより、ピアノを弾いている方が好きだった。
自分の指で感情に音を載せ、弾くあの感覚が何より―]
― ギルベルト戦翌日 ―
[テレビの音が、自室まで届く。
キャスターの読み上げていくニュースを、
ただ、ベッドの上で、目を瞑って――]
…―― 次は、俺か。
[自らの名を呼ぶ『聲』>>3に、薄く笑う。
ぐるりと首を被うように現れた『痣』に、指先が触れた*]
ラン・フェルビースト シモンが「時間を進める」を選択しました
ラン・フェルビースト シモンは、コメムシ プルプル を投票先に選びました。
― とある日 ―
[今か今かと、いつか訪れるであろう自分の死の時を待つ。
今日死ぬかもしれない。明日、死ぬかもしれない。
自分が逃げるという選択肢は、既に無い。
そんなある日の事。]
「ベルちゃん、はやくー!」
「リボンが解けてもうた、ちょっと待ったってー!」
[すれ違った少女の片手には、赤いリボン。
少女の名に、思わず振り返る。]
「それ、ボロボロだし新しいの買ったら?」
「ううん、ええの。うちの大切なモンやから。」
[施設に預けられる前に、妹に渡したもの。
あの時の妹はまだ一歳程で、
そんなもの、すっかり忘れ去られていると思っていたのに。]
………ベル、
[遠く離れていく『妹』を、目を細めて見送る。
実の親がいないときに、こっそりと忍び込んだ部屋。
ベッドで寝ていた妹に指を近づけてみると、
ぎゅっと、とてもちいさな手で、自分の指を握ってくれた。
大嫌いな家で、唯一大切だった妹。
彼女を。彼女が生きているこの地球を。
絶対に守らなければならないと、きつく、手を握って**]
投票を委任します。
モナ ウェルシュは、コメムシ プルプル に投票を委任しました。
― 施設に預けられる前の話 ―
アントーニョ、その…。
[くいっとアントーニョの服の裾を引く。
こちらに顔を向けたアントーニョを見上げる表情は、
真剣なものであった。]
ベルに、リボンをあげたいんじゃ。
ほやけどかわええリボンってどこにあるんかわからんさけ、
リボンを売っとるおみせ、おしえてくれんか。
[昼飯代を持たされては家を放り出される日々。
今思えば、昼飯代を持たせてもらえるだけでも
まだ良い方だったのかもしれない。
そういった食費を削って、貯めていたお金。
がま口に入っているたくさんの小銭が、小さく音を立てた*]
[ポケットの中の財布を取り出して、中を覗く。
親が家を留守にするときに置いていった食費を削って、
こっそりと集めていたお金。それが自分の小遣いだった。]
…………ボロボロ、やったな。
[妹の手にしていた、赤いリボンを思い出す。
所々ほつれていて、傍から見ても色あせている事が分かった。
――どうせ死んでしまうのならば、さいごに。]
[女性向けの店から紙袋を抱えて出てくる姿。
まだ暑い中、首元を隠すような服を身につけている。
額から汗を流しながら、足早に自宅へと戻っていく*]
― 戦闘当日・自宅→アントーニョの家 ―
[ざわ、ざわ。心が落ち着かない。
まるで何かが迫ってきているような感覚。
もしかして、もしかしたら――…。]
コメムシ――…、俺にちょっこし時間をくれんか。
逃げるつもりはねぇから、安心しねま。
[自室でぽつりと呟く。
コメムシはそれを聞いていてくれただろうか。
確認する間も無く、紙袋を片手に家を飛び出した。
向かう先は、アントーニョの家。]
[彼の家を訪ねるときは大抵メールを送っていたから、
突然自分が訪れた事に、彼は驚いたかもしれない。]
………いつもおめぇに世話になっとる礼やざ。
[玄関先で、手に持っていた紙袋をアントーニョに押し付ける。
その中には、トマトの形をした目覚まし時計。
そして、もうひとつ――…]
こっちのちっせぇ袋のやつ………。
赤いリボンつけた女の子を見かけたら、渡してやってくれんか。
[紙袋の中身を示すその指先には、絆創膏が巻かれていた。]
えっと…ベル、っちゅーんやけど、俺の妹やったやつで…。
おめぇも、名前くれぇは知っとるんやないか?
[それは、自分が施設に預けられる前の事。
妹に渡そうと思っていたリボンの事で、
彼に相談を持ちかけた事があるから。
随分と昔の話だから、忘れられているかもしれないが。]
………自分で渡せりゃ一番ええのかもしれん、けど。
渡す時間がねぇさけ………頼む。
[下唇を強く噛んで、頭を下げる。
――きっと今日、自分の命は。]
[それは、ただの勘だった。
嫌な予感がしたから、ただそれだけ。
しかしそれは――当たっていたのだ。]
[アントーニョがそれを承諾するかしないか、
返答を聞くよりも先に、彼から逃げるように走り出す。
民家の角を曲がったとき―― その姿は、忽然と消えた。]
[アントーニョの手に押し付けられた、紙袋の中身。
妹宛の小さな袋の中には、
赤いリボンに金色の糸で、『Bell』と刺繍されていた**]
/*
もしアントーニョだったら酷い縁故つけてただろうな…畑飼先生みたいな感じの…
この西蘭は、綺麗な感じでいいね。萌える
マシュー ツィスカが「時間を進める」を選択しました
― 回想・アーサーの死を知ったとき ―
[いろんなことが違っていて、
もしかしたらやり直せるかもしれない、と幻想を抱いていたことすら
明確に否定される。
アーサーはギルベルトを守った
本人たちにしかしりえない秘密は、胸にしまっていくべきだろう。
・・・記録に残らないであろうアーサーの生き様を、
せめて終わりのときまでは覚えていようと思った*]
― アーサーが死んだ日・ギルベルトの病室 ―
[明らかに青白い顔をしたリヒテン>>3:211を気遣いながら、
ギルベルトの病室に向かう。
少なくとも一般市民にはパイロットの正体はばれていない。
目立つようなことはしない方がいいはずだ。
途中、リヒテンの兄の話になったときには、おとなしく耳を傾けた>>3:222
病室でエリザベータの話になり>>3:222
ギルベルトの様子におや、と思いつつ、
ダンからのリヒテンの行動の流れに>>16、思わず苦笑がこぼれた。
それと同時に、リヒテンの意外な行動力に関心する]
・・・ぼくは、受付でまってますね
[ベールヴァルトの病室の方へ向かうダンたち>>18を見送り、
皆とははぐれ、未だ見舞客であふれるロビーに先に向かった]
そういう風に、後悔の無いように、色々するかなぁ。
[抽象的なようで、自分の中では具体的なことがあることを口にして。
もし他の皆も答えるようなら、その答えを懸命に聞いただろう。
忘れたくないと、想った*]
―回想・シンロちゃん訪問なう―
ううん、いいのよ。気にしないで。
私がお父さんたちにあげたいなって思っただけだし、お土産を持ってきてもらっただけでありがたいもの。
…手?
[言われた通り>>11手を出すと、小さな飴玉が乗せられたの。]
……ありがと。またね。
[私は少しだけ目を細めて、シンロちゃんを見送ったわ。]*
/*
うぉぉぉマシュゥーーッ!!
>>*3にちょっとジーンとしたなんて言ってやらねーでもないぜ。(TへT)
ありがとな、覚えててやってくれ
― ギルベルト戦の日・W学園音楽室 ―
[ギルベルトが病院から脱走したらしい>>3:255
大方は予想できた。やり残したことをすませにでもいったのだろう。
彼は死に際の様子まで何かを守るために決めているようだから。
昼休み、誰も使用しない、ということで、音楽室のピアノを借りた。
少しずつ弾けるようになってきた運命をぎこちなく練習する。
ローデリヒが言った、華々しい場面まではまだたどり着けない]
・・・そろそろ、かな。
[今日あたりが戦いの日だと直感が告げている。
転送されてもいいように、手荷物はすでにまとめてある。
こんな風に、みんな、終わりへのまとめをするのだろうか。
それはあのときは、大混乱の中でみんなできなかったから
アーサーだって、アーサーなりのまとめをしようとしたのだろう。
どうか、ギルベルトが勝利できるようにと。小さく祈りながらホワイトアウト]
― ギルベルト戦・ロボット内 ―
[転送されて、皆が椅子に座る中。
少しだけ考えて、やはりライヴィスの丸椅子に座った。
本当は、アーサーの椅子に座ろうかと思った。
だけれどそれはまだ早いと頭の中の何かが告げる。
少なくとも、ギルベルトの戦いが終わる前は]
・・・
[空になった鳥かごを、横目で見た]
―ギルの葬儀―
[ルート君はお腹が空いたと言ったので、私はポケットに入っていた小さな飴玉をあげたわ。
シンロちゃんから貰って>>11>>41、結局食べずにいたものだけれど。こんなところで役に立つなんて思わなかった。
埋葬が終わる頃には、ルート君はすっかり疲れて眠ってしまっていたの。
私は小さな彼を背負いながら、最後まで参加した。
泣いているギルの両親を見て、ちょっとだけ羨ましいと思ったわ。
私はもう、泣くこともできそうになかったから。]
[葬儀の後は、冷たくなった小鳥さんのお墓をギルの家の庭の隅に作ったの。
そのまま埋めて猫や鴉に掘り返されたら可哀相だと思ったから、兎の刺繍の入ったハンカチにくるんで埋めてあげた。
土を盛って、小さな石を置いて。
それから、持ってきていたネックレスの十字架の飾りを、そっと土に刺した。
手を合わせて、祈る。
それから、私は一人で家まで帰ったの。
その頃にはすっかり暗くなっていたから送ってくれるってギルのお父さんは言ってくれたけれど、私はひとりになりたいからと言って断った。]
[家に帰ったら、お父さんもお母さんも、いつも通り迎えてくれた。
変にしない方が私が傷つかないと思ったんだと、思う。
ご飯を勧められたけれど、食欲がないと言って断ったの。
ローデリヒさんに続いてギルも死んだのだから、食欲がなくて当然だと思ったのね。お母さんは何も言わなかった。
私はごめんねと一言謝って、自分の部屋へ向かったわ。]
―自分の部屋―
[カーテンを閉め切って、電気もつけないまま。
私は部屋の、文具品が入っている引出を開けた。
そこから取り出した、トーンナイフ。
それを自分の腕に添えて、少し力を込めた。]
― 米国の農園 ―
…俺たちの世界では無いけどね。
帰れた気分に、少しはなるじゃないか。
[広がる広大な大地を、マシューの頭の上で見つめる**]
[ナイフの動きに合わせて、つぅと赤い線が肌の上に現れる。
ぽたり ●.
●
. ● .
ぽたり
●.
腕から滴り落ちたそれが、真っ白な原稿用紙の上に染みを作る。]
……あはっ。
[あぁ、なんてアカイ。
生きてる。
私は、まだ生きてるんだ。
何本も、何本も、腕に筋を作った。
そうしないと、私は自分が生きているなんて思えなかった―――]*
― 回想・不戦勝戦後自宅(部屋)>>3:*52 ―
[カフェから帰宅後部屋で着替えながら…は
海外にいる両親に電話をした。]
あ、あのさ、俺もしかしたら今度長めに家空ける事あるかもしんねーんだ…
こっちに帰って来れないかな
あ…うん、うん、いや、してねぇって…
…うん……う…ん…ああ、おやすみ
[今仕事が忙しいから帰れない、
家を空けるってまたなんか悪い事でもしてるのか
どこかに行くならピーターも連れて行けという返事だった]
できねぇから…頼んでんじゃねーか…
俺が死んでも、仕事って言って帰ってこねーのかよ…クソッ
[電話の声で目が覚めたのかピーターが扉の前に立っていた]
起こしちまったか?悪い…*
―ギルの葬儀の翌日―
[それから、私は少しの間学校を休む事にした。
お父さんとお母さんは少しだけ渋ったけれど、私はそれだけ休んだら後はちゃんと学校へ行くから、と言って説き伏せたわ。
そして今、街の中をふらふらと歩いている。
ザワールドの戦闘の影響で、あちこちが壊れた街。まるで私みたい。
街を歩けば、いたる所にギルやローデリヒさんとの面影が見えて、辛かった。
それでも、家にいるよりはずっと良かった。
少しだけでも、昔の思い出に浸っていれば、幸せな気分になれたから。]
あそこはよく追いかけっこしてたわね…あ、あっちはかくれんぼした時に隠れて、誰にも見つからなかった場所…
[誰に言うでもない。ただ、思い出に浸る為だけに、記憶を刺激するために呟く。
ぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつ
ぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつ]
……あら、懐かしいわね。
[街をふらふらしているうちに、とある農園を視界の端に捉えたの。]
『そーらっ!あははははっ!』
[頭の中に響く、幼い私の声。
悪ガキしてた頃、ギルとローデリヒさんと一緒にトマト畑を荒らしたんだったかしらね。
ふらふらと吸い寄せられるように、農園へ足を向けた。]
―農園―
『ははっ、ギルだっせぇ!トマトもろに喰らってやんの!』
『悔しかったらやり返してみろよ!』
[無断で農園へ入ると、トマト畑を荒らしまわる幼い私、それからギルと、戸惑ってるようなローデリヒさんが見えた。
あぁ、懐かしい。懐かしいわ。
あの頃に帰りたい。
世界はまわると言うけれど。
今の私の中にめぐるものなど、思い出以外にありはしないの。]
「そこのベッラ、こんな所で何を……ちぎっ!?」
帰りたい、帰りたい、帰りたい、帰りたい、帰りたい、帰りたい、帰りたい、帰りたい、
[何かが聞こえた気がしたけれど、私はそんなものには構わなかった。
トマト畑で遊ぶ幻を追いかけていたら、急に足が動かなくなった。
そう言えば、昨日から何も食べていなかったんだったわ……
お腹が空かないから、すっかり忘れてた……。]
[次に目を開けた時、目の前にはアントーニョさんがいた。
何か話をしたような気もする。けれど、私はそれを覚えていないの。
夢の中にいるような、そんな気分だったから。
アントーニョさんの所を出て、私はまたふらふらと街を歩き始めた。]*
―回想・ギルベルト戦当日―
[その日は朝早くから学校に居た。
家庭科室でとりあえず一着分の最後の仕上げにかかっていた。
本当はもっと前から仕上げ段階には来ていたのだが、
国防軍や、アーサーの件でバタバタしていた為時間が取れなかったのだ。]
…こんなもんでしょうか。
[ピッと布を横に張って、糸のほつれなどがないか確認をすれば、
傍にあった携帯でモナに連絡を入れる。
From:リヒテン
To:モナさん
Subject:とりあえず
Message:今、モナさんの分の衣装が完成したのですが、
昼休みにでも試着して頂いてよろしかったでしょうか?
と、送信すれば、そろそろ授業だと、自分の教室へと戻る。]
―回想・ギルベルト戦当日・教室―
。○(これ以上人数が減る前に皆さんに渡したいですね…。)
[服を作り初めた時にはまだローデリヒも居た。
それなのに今ではアーサー、今度はギルベルトまでいつ居なくなるかも知れない。
だからできるだけ早く完成させたくて、
今日も誰もいない静かな朝一の学校で集中することにしたのだ。
コツコツとシャープペンを机に突きつける音だけが響く。
そんな風に教室で午前の授業を受けている最中だった。
突然教室内にバイブ音が鳴り、一瞬自分かと思いきや、
確認すれば違い、音の鳴っている方を振り向けば、
シンロが突然具合が悪くなったと言って、教室を出る。
が、彼の顔色は全く悪くはない様子―。]
― 回想・アーサー戦翌日 ―
[昨日、唐突にいなくなった事を誰かから指摘されるかと思ったが
何事もなかったかのように話しかけてくる友人たちに、
マシューの素テルスを感心させられる。]
ザワールドの件も見えないようにしてくれればいいんだがね。
[そういえば、ザワールドに迷彩をかけたりすることは
できるのだろうか。自分ができる気はしないが、
もしできるならマシュー辺りの戦闘で役に立つのではないか。
あとでコメムシに聞いてみよう、そう思いながら
次の授業の準備をしているところでクラシックの着信音。]
――――っ!?
[届いたダンからのメール>>3:129は
アーサーの死亡とギルベルトの病院搬送、
おそらく次のパイロットがギルベルトであると。
咄嗟に教室を見回しマシューの姿を探すが、見当たらない。
が、すぐにその本人からメール>>3:137が回ってくる。
どこかで彼もこのメールを確認したのだろう。
再びダンからのメールを開く。]
それにしても…アーサーが死んだことと、
ギルベルトが病院に運ばれたこと、どんな関係があるのかね?
ダンはその場に居合わせていたのか…な?
[コメムシに聞くのが早いのだろうが、
こんなとこで呼びだすわけにもいかない。
やはりマシューと話すのが先かと思ったところで、
授業の始まるチャイムが鳴った。]
モナ ウェルシュが「時間を進める」を選択しました
[休み時間にマシューを探そうとすれば、
彼の方から話しかけてくれた>>3:146]
アーサーが事故、か。ポーカーの約束を合宿でしたのだが
反故になってしまったのだよ。
[ぱさりと持ち歩いているトランプをきって机に五枚並べる。
戦う意味を問われれば]
あの時はなんとなくそれっぽいことを言おうとしただけなのだよ。
深くは考えてなかったからな。
……私、が戦わねばならない意味は、知りたいけれどね。
答えは私の番にならないとわからないかもしれないのだよ。
君が先に選ばれてしまったら答えられないかもしれないのだね。
[なら早く見つけなければ、と軽く笑う。]
[ああ、カードも役なしだ。逃げ場などないこの状況のように。]
既に戦って死んでいる者もいるのに
悠長な私はおかしいのだろうか。…なんちゃって。
[マシューが何か言おうとする前に茶化して誤魔化した。*]
コメムシ プルプルが「時間を進める」を選択しました
コメムシ プルプルが「時間を進める」を取り消しました
[そしてギルベルトがコアを破壊>>3:292するのを確認し、
戦闘が終われば、ギルベルトの方へと駆け寄ってやる。
誰に向けているのかわからない言葉>>3:294―。
が、小鳥も動かなくなったギルベルトと一緒に寄り添うようになって動かない。
エリザがギルベルトと小鳥と共に廃工場へ向かうと言えば>>3:300、
それを見送り、ダンがザ・ワールドの肩に行くと言えば、
彼一人では心配なので、自分もついていくことにする。]
ダンさん…?戦いの最中から少し様子が違って見えます…。
…心配なので、私も同行させてくださいませ。
[アーサーの事情は詳しいことまで聞いていなかった為、
何故ダンがコメムシに怒りを露わにしていたかは露知れず。]
― 回想・放課後校庭 ―
[ダンから状況を聞くがいまいちよくわからないことが多い。
だが、アーサーが死んだということは間違いのない事実のようだ。]
病院に運ばれたギルベルトの方は大丈夫なのかね?
敵がすぐに来るのは稀だと前にコメムシに聞いたのだが。
……いや、なんでもないのだよ。すまぬのだよ。
[口にしてからすぐ不謹慎だったと顔をゆがめる。
自分の言葉はギルベルトの心配ではなく、
ザワールドでの戦闘ができるかどうかと心配するものだ。
リヒテンの提案に合わせ連絡先の交換をするが、
先ほどの発言をしてしまったことが
なんとなくその場に居づらく感じさせて。]
……本当にすまぬのだが、その、
バレエの稽古が入っているのだよ。
ギルベルトには安静にして早く治るよう祈っていると
伝えておいてほしいのだよ。
[そう言って、逃げるようにその場を後にした。*]
でも……もし誰かが未契約なら、
その人は生き残るってことですよね。
なら…その方は私や…既に亡くなられた方のこと、
ずっと覚えていてくれるでしょうか。
[それはひょっとして死ぬことよりも辛いことなのでは。
ふとそう思う。
現に未だ生き残っている自分は亡くなった彼らの事、
残された彼らの大切な人達を思えば、
胸がキツく締めつけられたような間隔に陥るから。]
― 回想・遊園地 ―
[ジェットコースターを楽しんだ後、ふらふらしている着ぐるみを見つけた。
熱中症か何かか、気分が悪そうだったので声をかけてやる]
おい、大丈夫か?
[俯いて首を横にふる着ぐるみを人気のない木陰へとつれていって頭を剥いでやる。
中からは赤い顔をしたお兄さんが出てきた。バイトも大変だな。]
大丈夫か、とりあえず脱げよ。俺、いっかい着ぐるみの中入ってみたかったんだ。かわってやるよ!!
[半ば強引に脱がせ、着ぐるみを装着した。
着ぐるみでうろうろしていればどこかへ向かうエリザを発見した。
ということはエリザが来た方向にローデリヒがいるはず>>+71]
[ある程度、元にいた位置から距離を確認すれば
ばっと逃げるように走り去る。]
けせせせせせせ!!!これで迷える坊ちゃんだぜ!
探し回ってぼっち遊園地しろ!
[かぽっと着ぐるみをとって笑いながら走る。
子供に「あのお兄ちゃん変ー」なんていわれてようが気にしねぇ。
バイトの兄ちゃんが休んでいるところに戻ると顔色がよくなっていたようで、そのままバトンタッチした。]
さ、俺はローデリヒを見失って困るエリザを見てやろう。
[携帯を持っているのでこの嫌がらせは大打撃とはいわないと気がつくまで10分。]
― 回想・アーサー死亡日夕方・カフェ ―
[バレエの訓練など、『怪獣』騒動でなくなっていた。
嘘をついてまでその場から逃げ出したのに、
家に戻る気もしなくて、ふらふらと歩いていつの間にか
従兄のカフェに来ていた。
外灯がついていないので、
またいつもの臨時休業なのだろうかと思ったが、
念のためと押した扉が、キィと音を立てる。]
……フランシス兄さん?
[小さめに言ったつもりが
暗い店内では意外と大きく声が響き、びくりとする。
店の奥へと向かえば、酒瓶を片手にテーブルに突っ伏して
寝息を立てている彼の姿を見つける。]
まったく、不用心にもほどがあるのだよ。
[苦笑すれば、起こさないように隣に腰かける。]
フランシス兄さん、知っているかね。
アーサーが亡くなったそうだ。
全然何があったのかはわからないのだがね。
ただ――――
[ここまで言ってから、再び彼の様子を確認する。
起きる様子がないとわかれば、ふっと息を吐き、言葉をつづけた。]
怪獣だのロボットだの呼ばれてる、アレ、
私や、アーサー。あの夏合宿のメンバーの命で動くらしいのだよ。
前にフランシス兄さんに聞いただろう?
「私が地球をかけて戦うことになったらどうする」と。
あの時はまだ予感だったのだがね。
そんなもの背負わされて、14,15でどうしろと言うのかね。
死にたい、そう思っても仕方ないとは思わないかね。
[自分なりにアーサーの死を聞いて一日考えていたこと。]
私は、死にたいわけではないがね。
自分が選ばれた時、そう思わないという確証はないのだよ。
でも、戦わないと、地球を守れないらしいのだよ。
……なあフランシス兄さん、
私の命と父さんや母さん、フランシス兄さん皆のすむこの地球が
天秤にかかっていても、私が戦うのを反対してくれるかね
[頬を涙が伝った*]
[暫くした後、コメムシには家庭科室へと転送してもらう様に頼む。
モナももし一緒にこの場に来ていたのなら、
早くコスチュームを完成させたい旨を伝え、
もしいないのであれば、家庭科室へと転送された後、
その旨を伝えたメールを入れただろう。]
…そろそろ私の番が来るのでしょうか。
[もう午前の授業が終わり、
すっかりと時間が経ってしまった学園の外を見やりながら]
・・・刈り取った後の畑で、かけっこしたよね。
どろんこになって、夢中で、日が暮れて、
___が僕らを呼びにくるんだけど、
君のことはすぐに見つけるのに、僕のことはよく見失ってた。
[小高い丘の上の柔らかそうな草むらに腰かけ、
風景をぼんやりと見る。
頭の上に乗っているのが心地よさそうだから、
そのままにしておく]
・・・ピアノのこともそうだったけど、
僕は、ずっと、選ばれない方だと思っていた。
だから・・・あのとき・・・
[昔の記憶とともによみがえってきた、あの瞬間の記憶に
思わず拳を握る。爪が手のひらに突き刺さる痛みで、我に返った。
一瞬の様子のおかしさに、
AKYは気が付いた素振りを見せるだろうか]
・・・イヴァン・ブラギンスキ
ギルベルトさんの戦い、興味深そうに見てたよね。
苦手じゃない?大丈夫?・・・心配だったんだ。
[コックピットに立ち会う露国国防長官と国防軍人を思い出す。
アーサー戦が<不戦勝>になったから、
ギルベルト戦がコックピットから見る初めての戦いだっただろう。
もし『コメムシ』を助けてくれるなら、なんだっていい]
・・・そういえば、国防軍病院で、身体検査受けたときにね、
言われたんだよ、僕は健康そのものだって。
・・・すごいね、ほんと、すごいんだね、
こんなことを仕掛けてる存在って。
/*
眠い。
んー……
アーサーが亡くなったとしても、パパとママ、日国に来れるのですかね
予測不可能なタイミングで超大規模なテロ事件のようなものが発生している今の日国に、一般人や旅客機が入国できるのだろうか……
(向こう側が許可出すかどうかの問題な気がしますが、ピー君法律詳しくねーですorz)
それこそコルコルぱわーです? */
―ギルベルトの葬儀―
[ライヴィス、ローデリヒの葬儀の時と同じく、
悲しみに包まれたこの空間に慣れることはなく、
ただただ時が過ぎていくのを感じる。]
。○(そういえばアーサーさんは身内葬だったのでしょうか。)
[ふと彼の葬式があげられてないことに気づき、
自分は合宿で一緒になっただけで、
殆ど死んだ彼らのことを知らなかったんだなと実感させられる。
ギルベルトのことだってそうだ。
彼にあんな可愛い弟が居たのは知らなかったし、
そもそも今回の事件の一連すら自分は話に少し聞いただけで、
詳しいことは何も知らない。
結局目に見える範囲に居るのに、
彼らに何もしてやれなかったことが悔やまれる。
ただ見ているだけなのは、助けないのと同じだから。]
― 回想・入院施設 ―
[ローデリヒ戦の後、被害にあった者達で、
入院施設も賑わいを見せた。勿論いい気はしない。
通路を歩く患者の家族が泣いている姿も聞こえ、
…は眉を潜める。
そうしているとノルが病室に入ってくる。>>3:+63
…は、学校に訪れた後、図書館に行ったものの、目ぼしい情報が見つからなかった。それも当然かもしれない。軍の情報でもあるから、ハッキングでもしない限り、出てこなかったのだろう。
ノルから教材やノートを受け取り]
ありがとない。
…パソコンさ調べたが、さっぱどわがんねかった。
[すまなそうに顔を伏せそう言った。ノルも色々調べたのだろう。…は、そうがと頷いた。
そして…は、その時のノルの心情までは読み取れず、彼が病室を去るのを見守った。*]
[わざと煽るような言い方をしてみた>>83が、反応はどうだろうか。
マシューの表情はいたずらっこそのもの。
顔を見れば、わざとだったことがわかるだろう]
あははっ
[してやったり、という顔で、クマのぬいぐるみを
おしゃべりな彼の顔面に押し当てる。
横から見れば、
スライムとクマのぬいぐるみがキスしているように見えるだろう]
うばっちゃった・・・?
[『コメムシ』は怒っただろうか。
懐かしい取っ組み合いの喧嘩でもしたかもしれない。
大地の空気を思い切り吸って・・・]
・・・うん、ありがとう、だいじょうぶ、だいじょうぶだから。
・・・ぼくらの戦場に戻ろう。
[浮遊感。ホワイトアウト。
何もかも知っていると思い込んでいる『コメムシ』を一瞬だけ侮蔑した。
まだ彼は、ぼくの本心を知らないのだ*]
―回想・病院の帰り・カフェ前―
…どう謝ったらええんやろーか…。
[…は病院からカフェへ向かう途中で薬局に立ち寄り、無臭の湿布を買っていた]
うぅ…、とにかく謝らな何も始まらへん!
[カフェは未だ開いていなかったが、意を決してカフェのドアをノックする]
イヴァン・ブラギンスキかい…。
あいつの雰囲気は得意じゃないね。
[見抜いていたらしいマシューを頭の上で見下ろしながら、
やれやれとため息を漏らし。
トニーを新型兵器と見なして攻撃をして来た過去を思い出す。
此処にある小麦畑は、二人の世界にはもう存在しない。]
キミは……元気じゃないかい。
[マシューが健康では無い事など知っている。
だが、それを認めたくない。僅かに声が震えてしまった。]
― 交換日記>>322 ―
[次の日にはポストに入っていた交換日記が、途絶えたことに
俺はローデリヒがいなくなった事実から深く気にしてなかった。
小鳥さんやルッツのおかげで精神状態は回復していた。
久しぶりに見る日記に嬉しさとザワールドに対するあれこれが湧き上がる。]
―よぉ、久しぶりだな。
―すっかり忘れていたぜ。
―死ぬのが怖い?
―お前は、こうなることがわかってて俺らを乗せたのか?
―こんなの詐欺じゃねーか。
―死ぬのが怖くないやつなんているかよ
[日記の差出人をあのHONDAだと思っている。
幼馴染を失って、やり過ごした感情が蘇って日記にぶつけた]
―病院―
そか、寝てたんならわからんな。
[>>3:323ふり払われた手を何事も無かったかのように膝へと戻す]
…俺は全くギルちゃんのこと慰めれてる気ぃせぇへんねん。そういうのヘタやからなぁ…。
怒れかぁ…んー、ならなぁ…。
[…は立ち上がるとギルベルトを睨み付け、の両頬を思い切り抓りあげる]
んなトコに行ったら危ないことくらい、ガキでも分かるでッ!!
今回はこんくらいで済んだけど、もしも次あったら流石の俺でも本気で怒るで!!!もう、あんな危ないトコ行ったらあかんで!!えぇな?!
[そのまま力が抜けたようにストン、と椅子に座る]
…あんなぁ、ギルちゃん。こっからは俺の独り言や。だから、反応とかせぇへんでええからな。
眉毛が死んだ、聞いた時は俺めっちゃ驚いたし、ギルちゃん運ばれた聞いた時は更に血の気引きかけたわ。それにそん時、フランに酷いことしてしもたからあとで謝らなあかんなぁ…。とにかく…ギルちゃんだけでも生きててくれてホンマによかったわぁ…。
[…は顔を両手で覆いながら小さな声で言った]
―ランが施設に預けられる前の話―
ん?どないしたん?ラン。
[…は小さく服を引く力を感じ、隣にいるランを見た。彼の顔を真剣なもので…も彼に視線を合わせるべくしゃがんだ]
ベルちゃんにか。…そか、なら俺も一緒に見ててもええ?
[…は大事そうにがま口を抱きしめるランの頭をくしゃりと撫でながら尋ねた*]
[いくつもの謎を残し、事故と処理されたアーサーの死。
そして、ギルベルトは自殺という形で処理された。]
[ギルベルトが守ったものを、彼らは知らない**]
― 回想・(アーサー死亡日) ―
[ノルと共にダンも顔を出す。>>*50
果物籠から梨を取り出し、危なっかしい動作で剥き始めるが、やはり歪だ。]
…似合わねえ事すんでね。
[後から梨は食すのだろうが、…は、健康な時は、ダンとよく殴りあっていた事を、彼の発言>>*51から思い出す。
例えて言うならば、ダンがサッカーでオウンゴールをした時等など…。
…は心臓を患ってからは、彼も気を遣ってからか、勿論殴り合いはしなくなった。
いや、患ってからもそういった出来事はあった。
…は時々、>>0:439の言葉を思い出すのだ**]
―ラン戦闘当日・自宅―
ん?今出るでー。ちぃと待っときー。
[間の抜けたチャイムが鳴り、リビングで作業をしていた…は玄関の方へ声を張り上げる。作業を中断してパタパタと玄関へと向かい、扉を開ける]
おぉ?ランやないか!どないしたん?遊びに来たんか?なら…
[開けた先にはランがおり、招き入れようとしたら紙袋>>30を押し付けられた]
ふぁあぁぁあぁあっ!!トマトやトマトの形しとる!!!
[がさがさと紙袋を開くとトマトの形をした目覚まし時計が出てきた。…はそれを見て興奮して両手で捧げ持つようにして見ていたが、再びランが話し始めると紙袋に仕舞い込んだ]
…わかった、けどその指どないしたん?
[小さい紙袋を預かる際にランの指の絆創膏>>30を見つけて尋ねる]
…ベルちゃん?覚えとるで。お前がむかぁしにリボンあげたい相談してきたしなぁ。
[ふと頭の中に昔のこと>>+11が蘇る。あの時のことは忘れるわけがない]
…は?渡す時間がないって、ちょぉラン!!
[…は言われた内容に目を丸くして預かった紙袋に落としていた視線を前に向けたら丁度ランが走り出したところだった]
ランッ!!!それどういうことッ…!!!?
おらん…どこ行ったんや!!?
[…は民家の角を曲がって逃げたランを追いかけて同じく曲がったところで足を止めた。
いや、止めざる負えなかった。先が見通せるほど真っ直ぐなその道にランの姿はどこにもなかったのだから]
/*
>>+14
細かいけど、「止めざる負えなかった」じゃなくて、「止めざるを得なかった」だと思うのよね……
─アーサー死亡日・カフェ─
[もし昼頃に誰かが来ていたら、その時は起きていただろうが、
一日中何もする気がなくて…は酒瓶を抱えて眠っていた。
誰かが入ってきた気配に>>77、…は僅かに意識を浮上させるが、
その顔をあげることはない。
それから>>78ぽつりぽつりと呟かれる言葉によって、
次第に覚醒していく。]
(命で動く? なにが? あれはゲームの話だったんだろう?
死ぬなんていうなよ、まだ14だろ、
輝かしい未来に夢を見るには時間が有り余っているのに。)
[>>79次第に涙声に変わる言葉に気づいて重い体を起こした]
モナ……。
モナ、俺の可愛い子。
泣いたら可愛い顔が勿体無い。
[…は、ゆっくりと腕を伸ばしてその頬に伝う涙を拭う。
夢心地で聞いていた内容は、しっかりと理解していないが、
目の前の女の子が確約された死を前に泣いていることだけはわかった。]
一を犠牲に百を救うか、百を犠牲に一を救うかって話を聞いた事がある?
俺はね、その一がモナだったら、百を犠牲にしても千を犠牲にしても、その一をとるよ。
だからモナがそのゲームの主人公になるのはいつでも反対しちゃうな。
[微笑みながらも、真剣な眼差しでそう告げる。
さらりと、モナの柔らかい髪を撫でた]**
―ラン戦・コクピット―
[そして9月半ば、またぼくらは、
ザ・ワールド内へと呼び出される。]
実は…モナさんと二人で衣装作ってたんです。
元々はスカートでは動きづらいって話から始まったのですが、
せっかくだから、ユニフォームとかあったらいいんじゃないかって…。
…人数は大分減ってしまいましたが、
それでも私達、全員が仲間です。
私には…これくらいのことしかできませんが、
最後まで共に頑張りたいと思いますので。
[と、青地の軽装の衣服を取り出せば、
まずはラン、続いて全員へと回しただろう。]
― 回想・アントーニョ ―
い゛っ
[怒らせてはいけない男、アントーニョ。
そいつに怒れ、と言うなんて責められたかったんだと思う。
立ち上がったアントーニョに両頬を抓られる。
思い切りだ、痛い、かなり痛い。痛みに涙目になる。
厳しい声で怒鳴られ、承諾を求められたらうなずくしかできない。]
はひ・・・・
[返事をしたなら納得したように椅子に座って、小さな声でアントーニョが思いを吐き出す。
心配をかけて、しまったんだと思って反省の気持ちになった]
・・・・・・・・・ごめんなさい。
[小さな声で、謝っておいた。*]
― 回想・アントーニョ ―
い゛っ
[怒らせてはいけない男、アントーニョ。
そいつに怒れ、と言うなんて責められたかったんだと思う。
立ち上がったアントーニョに両頬を抓られる。
思い切りだ、痛い、かなり痛い。痛みに涙目になる。
厳しい声で怒鳴られ、承諾を求められたらうなずくしかできない。]
はひ・・・・
[返事をしたなら納得したように椅子に座って、小さな声でアントーニョが思いを吐き出す。
心配をかけて、しまったんだと思って反省の気持ちになった]
・・・・・・・・・ごめんなさい。
[小さな声で、謝っておいた。*]
[そしてラン戦が終われば、ランが亡くなった事を悲しみ、
他にもまた何かあっただろうか。]
。○(これで私にやれることは終わったでしょうか。
後は―。死ぬ前にもう一度くらいお兄様に会いたい。)
[そう願いながら、ただ次に呼ばれる日を待っただろう。**]
―ギルベルト戦後・回想(ザワールド肩上)―
おめも行ぐのけ?
強風で落ちたりしねぇよう注意しどかねえと、ほれ。
[>>71同行を願い出たリヒテンに頷きをひとつ。
リヒテンに手を差し出し、しっかりと掴んでおく。
最も、落ちるような行動をしそうなのは、
ダニエルの方なのかもしれないが。
外へ転送されて、光点の数に着目した時、
どうやら、リヒテンも違和感に気付いたようだ>>74。]
マシュー…、そういや、あいつの椅子だけねぇべな。
[>>75リヒテンの小さな呟きは、
手を握り横に居た事もあり、拾う事ができた。
しかし――確か、マシューもフィギュアを握ってたし、
フィギュアを受け取って宣言をした時を思い出す>>0:238]
ん?マシューは直で触って宣言してたっけか…?
[ぬいぐるみが触れてた記憶はあるけれども……。
だが、日も経っていて記憶が怪しい。わからない。
彼女の呟き>>76を聞くと、苦々しい表情を浮かべて。]
それでも、だいじな奴といっしょに居れんなら、
その方がいいんでねか?
[そう、選ばれなければ愛すべき家族といっしょに居れる。
でも。]
……だが、そんじゃ守れね。
[たとえ今、いっしょに居れても、
ベールヴァルドへの命のバトンは、渡せなくなる。
家庭室>>80への転送を頼むリヒテンとは、そこで別れた*]
― 回想・子どもたちの契約後 ―
[子どもたちを元の海岸に転送させ、ほっと一息をつく。
亜空間に作ったこの部屋は、もう彼らの世界とは繋がらない。
空になった鳥籠を見ながら、
巻き込んでしまった小鳥のことを思い謝罪した]
さてと、
[お気に入りの赤い座布団に座りながら、
机上の機械のダイヤルをゆっくり回す]
―――こちら、No.8211602。先ほど契約完了です。
―――イレギュラー発生中ですが、支障はありません。
―――はい、人数は少なめに。
―――No.8211106でのトラブル後に加わった規定通りです。
今晩チュートリアル戦のため、私からの報告は最期になります。
この世界が勝ち残ったら、次の本田菊によろしくお伝えください。
―――それでは、お先に失礼します。
[ダイアルから手を話し、やれやれと肩を叩く]
こういうとき、なにかこう感動的に労わってくれる人いないんですかね。
非リアですよええ、非リアのまま死にますよ!
―――それが本田菊なんですから、まぁいいですけど!
―――人間の分化なんて知るもんじゃないですね。
楽しみを知れば知るほどさようならがさびしくなるじゃないですか。
[集めに集めたフィギュアコレクションを見ながら
誰かこれを引き取り大切にしてくれる子はいないかと考え始めた]
―――児童養護施設にでも寄付しましょうかね*
― コックピット内 ―
[自分の椅子の肘置きに肘を乗せ、頬杖をつく。
閉じられていた瞳が、薄らと開いた。]
コメムシ。
俺が死んだら、俺の死体をどっかに隠す事って出来んか?
見つからんようにしてくれりゃ、どこでもええ。
ほやさけ――――……頼むわ。
[ふわりと浮いているコメムシを見上げると、彼の反応を待つ。]
[ランによる戦いが終わった頃、
児童養護施設ユグドラシルに大量のフィギュアが届くだろう。
差出人については一言、本田菊と書かれてあるのみ**]
[死んだ後、家に帰されるのは嫌だった。
あの家で死んだ自分が見つかっても、
きっと、両親は悲しんでくれないだろうから。
それに――…自分が死んだという事実を、
アントーニョや友人達に、知られたくなかった。
それは未だ子供故の、浅慮な思考。
生きていると信じて待つことの辛さを、この子供は理解していない*]
―ラン戦・コクピット―
[9月半ばのこと。
シード権があるので秋大会の予選は免除されているが、
貴重な日常生活―…部活に明け暮れているときの事だった。
ランがパイロットに選ばれたのは。]
ラン…、おめがパイロットだったのけ。
――…頼むべな。ぜってぇ勝てよ。
[施設で彼と過ごした思い出。
それを頭へ過ぎらせ、懐かしそうに目を細める。
席に座る前に暫し悩んだ後、ランへ歩み寄る。]
これ………おめぇとモナがこさえたんか?
[>>93 受け取った軽装を広げ、まじまじと見る。
リボンに刺繍を施すだけでも結構な時間が掛かったのに、
彼女達は服まで作ってしまうとは。
大したものだと、口元に笑みを浮かべる。]
てんこな思いしてこさえてくれたモンを、着ん訳にもいかんの。
[首元を被っていたストールと長袖の上着を脱いで、
手渡された青いユニフォームを身に着ける。
折角作ってくれたものなのに。
これが最初で最後なのだと思うと、生に執着したくなってしまう。
もちろん、逃げる訳には行かないのだけれど。]
夏休みんとぎよ、
おめを妬むような事言っちまって悪かったな。
……これ、ちゃんと謝りたかったんだべ。
…ほんとはよ、5人で
……なんてな。
[そう告げた後、リヒテンから衣装を受け取る>>93。]
おおっ、すげー!こんなんこさえてたのけ?!
[渡された衣服を広げ、感心した様にリヒテンとモナを見る。
早速サッカーのユニフォームの上からそれを羽織った。]
いいな、こういうの。
同じの着て戦うって、…やっぱ仲間だっぺな。
[そうして車椅子へと座り、ランの戦いを見守る。*]
―― あんがとさん。
[ぽふりとリヒテンの頭を撫でてからモナにも視線を向け、
彼女が近くに居るようならば、同じようにその頭を撫でてやる。
何としてでも負けるわけにはいかない。
青の衣を一度、きゅっと握った*]
― ラン戦の日・W学園 ―
[ギルベルトの葬儀に顔を出したあとは、学園を一度も休まずにいた。
もともと病気がちというのは、
学園を休むことの不自然さを説明するためにつけた設定であったが、
珍しい連続登校に担任教師は喜んでくれた。
昼休みには音楽室にこもる日々が続く。
上達は亀の歩みだったが、どうしても弾けるようになりたかった。
ローデリヒの言葉が、ずっと心に残っていたから>>+11]
・・・きた、んだね
[転送が始まる。今回のパイロットは、ランだと聞いていた*]
― 少し前 ―
あたりめぇやざ。俺が負けるとでも思っとんのか。
[>>100 ダンの言葉に、くつりと笑う。
どんな相手であれ、負けるつもりはさらさら無い。
こちらへ近づいてくる足音に、双眸をダンへと向けた。]
………ほんなこと、だんね。
[>>102 苦笑しながらダンを見上げる。
結局、本当の事を彼に告げることは、出来なかった。
新しい家族が出来ても、幸せだと思えないだなんて。
そんな贅沢な話を、彼にすることはできないから。]
………のくてぇやっちゃの。
[告げられた言葉に一瞬目を見開いてから、
ため息をついて笑みを浮かべる。
――そんなの、俺だって。]
俺もおめぇ達といっしょに、暮らしていたかった。
[リヒテンから衣装を受け取っているダンに、
その言葉が届いたかどうかは分からないけれど*]
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