情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 エピローグ 終了 / 最新
─回想・3日前─
[新商品を考えるためにノートを広げていれば、
ドアベルが鳴って>>*15、…は顔をあげる]
はいはーい、いらっしゃーい。
お、今日は友達連れ?
[元気の良い声に、笑顔で返す。
見ない顔はどうやら新規の客のようだったが、客の中にノルの姿を見つければ彼が連れてきたのだろうと予想する。]
ん? スロープ、って──ああ、
ちょっと待ってね。
[スロープはないかといわれて>>*16、車椅子に座る少年にも気づいて…は宙を見て考える。
そんなものはあっただろうか、車椅子で来る客は初めてのことでありこの事態は想定していなかったのだ。
奥へ引っ込んで、スロープになるものを(07)
奇数:見つけた 偶数:見つけられなかった]
―――― な、
[エリザベータの手がライヴィスの肩に触れ、
ふ
わ
り
ライヴィスのちいさな体躯が、宙を舞った。]
んー? これなら大丈夫かな?
[丁度、看板になり損ねた厚めの木の板を見つける。
入り口の上部に掲げようとしていたのだが、業者が店名のスペルを間違ったため使えずに放っていたものだ。
それを持ち出して、…は段差に設置した]
──っと、これでどうかな?
用意が悪くてごめんね。
次からは君たちがいつきてもいいように用意するよ。
[無事に車椅子は段差をクリアし、テーブルの一つに付く事ができた。
彼らの注文を聞けば、…は用意に奔走しただろう]
[直後再び2人からメールが1通ずつ届く。]
美術室か。ここからならまだ戻れるかね。
……しかし、スカートなのだよ。
ああ、でも学校なら体操服があるのだよ。
[ぽむと手を打つと、帰路を引き返し再び学校へと向かった。]
―ザワールドコックピット内―
……冗談でもやめでくれ。
[>>205コメムシのトマトソースという言い方に、
益々気分は悪くなり、蒼白な顔を逸らす。
シンロ>>211が返す言葉を、
何処か遠くのやり取りのように聞いていたが、
好きな場所へ転送すると聞けば、ぼそぼそと。]
……施設さ、帰してくんろ。
[戻される先を告げて、転送されていった*]
―翌日・学校―
[ライヴィスがザワールドで戦った次の日。
…はライヴィスの死を知った(>>209)。
家族葬のため告別式は遠慮したのだが、
気持ちだけでもと葬儀に参加した。
合宿の参加者の中にも参加していた人はいたかもしれない。
聞いたところによると、眠るように死んでいたらしい。]
……偶然で済ませていいのか?
[不安は消えない。こみ上げる物を飲み下す。
他の人の不安を煽るわけにもいかず、…は一人悶々と悩んでいるだろう。もしかしたら、傍から見ればわかりやすいかも知れない。**]
―現在軸・農園―
ぅあーっ!やぁっと終わった〜。さてと、これをフランとこ届けなあかんなぁ。よいしょ、と。
[丁寧に詰めた野菜を入れた木箱にふたをして持ち上げる]
これが終わったら、チュロスに必要なモン買いに行かへんと…。
[木箱を玄関に下ろし、鍵と財布を取りに行った]
―回想・三日前―
[>>+59友達連れ?とノルに尋ねる伊達男に対して、
ノルが応じただろうけど、スロープを探しに行く様子に。]
ながったらいいべ、少しの距離なら肩貸せば歩けるしな。
[足が悪い、という訳でも無いので、スロープがなければ、
重い電動車椅子は店の前につけ、自分が肩を貸すつもりで居た。
板>>+60が出てくればその必要も無くなったので安堵し。]
すまねえな、手間さかけちまってよ。
[後ろを押す必要のない、便利な電動車椅子は、
ベールヴァルドを乗せ、作られた板を乗り上げて店内へ。]
― 教室 ―
[途中まで来ていた道を引き返せば中々にいい時間になっていた。
しかし、まっすぐ美術室にはいかず、
まずは自分のクラスへと向かう。]
スカートで座る椅子ではないからな。
服装も自動で変わってくれればいいのだがね。
まあ、それはぜいたくかね?
[回りに人がいないのを確認すれば、
手際良く長袖の体操服に着替える。
と、同時にふわりと浮かぶ感覚]
――お?
[次の瞬間、ザワールドのコックピットにいた。]
―回想・三日前―
[店の中へ入り、案内された席へと向かう。
車椅子で食事をするには高低差があるので、
ベールヴァルドの電動車椅子の座椅子の高さをスイッチで上げ。
そして漸く、空いた席腰を掛けた。]
あれ?あのドラえぼんみてぇなゼリーねぇのけ?
このメニューさ載っでねぇんだけんど。
[注文を取りに来たフランシスに尋ねた。
それを頼むつもりだったが、
作れないと言われればおすすめのケーキを頼むつもり。*]
[消えていく光が気になって>>169いると、
場の空気を切り裂くようなエリザベータの悲鳴が聞こえ>>181
体をびくんと震わせた]
え、え、な、なに?なに?
[状況がさっぱりわからず、頭を抱えて震えるエリザベータと
真っ青に固まっているダン>>188、
エリザベータに声をかけるシンロ>>193たちが見える]
ど、どうし・・・あれ、ライヴィスくん?
[先ほどまでそこで勝利の声をあげていたと思った姿が見当たらない。
よくわからないままダンの叫び声>>191で、ロボット内に転送される。
その直前、もう一度ロボットの顔をみると
11番目の弱い光の眼が、完全に消えていた]
……そう、ね……。
[ギルが、柄にもなく元気付けようとくれているみたいなの>>215はわかった。
でも、本当に何もなかったなんて信じられなくて…。
無事であって欲しいと、願う他には何もできなかった。]
―施設・自分の部屋―
………。
[転送されたのは――…自分の部屋だった。]
……………俺らしくねぇっぺ。
[たかがゲームだ。
たかがゲームでしかないのに、なぜこうも気鬱になるのか。
それはやはり、ベールヴァルドの病状の事もあって、
僅かな違和感を、大きな不安へと捉えているのだろうと。]
…転送……
[まだどこかぼんやりしたまま、コメムシの言葉>>205を聞く。]
……家は、だめ……
[こんな泣き顔で帰ったら、きっとお母さんがびっくりしちゃう。
もし万が一の事があったら……。
それは、それだけは、絶対に嫌。
けれど、家以外のどこに行けばいいのかも、わからなかった。]
[医者から告げられたベールの容態は、覚悟はしていたものの、
言葉を失わずにはいられなかった。
…は、特に医療に詳しいというわけではないけれど、
それでも移植手術がとても危険で難しいということくらいは知っている。
ドナーが見つからないまま亡くなってしまうという話も聞いた事がある。
ぎり、
奥歯を噛み締めて、医師に礼を告げて部屋を出るのだった。]
―自宅〜フラン宅―
[ふと、足を止める。ここは一週間前、フランシス宅へ行く前にナニカを視界の隅に見た場所である]
……………。
[しばらく立ち止まっていたが、配達の途中であることを思い出し、また歩み始めた**]
― ライヴィス戦後・美術室 ―
[転送される前の場所に戻り、
美術室に置きっぱなしにしていた鞄を拾うともう外は夜だった。
急いで帰らなければ寮の門限に間に合わないかもしれないだろう。
他にも同様に美術室に戻っているものがいたら、
一緒に帰ったかもしれない。
美術室内に置かれた、
ライヴィスの描きかけのキャンパスを見てつぶやく]
ねぇ、クマ次郎さん
[ポケットに入れていたぬいぐるみを取り出す]
・・・さようならって言えなかったね。
― 美術室 → 帰宅 → 翌日・学校 ―
―回想・合宿終了翌日―
早く…お兄様に届くといいのだけど。
[合宿が終わり、真っ先に向かったのは、真っ赤なポストの前。
可愛らしい花のデザインの封筒に、
それまた可愛らしい手書きのデザインの絵の切手を貼れば、
それをポストの中へと投函する。
内容は合宿で皆で海で遊んだことや、学んだ事等の日常的なことが書かれている。
手紙を書いたのは、あの不可思議なロボットと契約する前なので、
あの事件の件については一切かかれていない。
手紙は一週間以内には兄の元へと届いたであろう。]
―回想・終了―
[席に座り、ライヴィスがザワールドを動かすのを見守っていた。
コメムシのナビゲートは的確で、
それに合わせて彼が上手く動かして行く。
高揚する彼の姿も、敵を倒すその流れも、
このゲームがとてもよく出来ているからと思うに易い。
それ故に、やはり見ず知らずの子供たちに
テストプレイをさせる違和感が再び浮上してくる。]
どこのゲーム会社なのかくらい聞くべきだったのだよ。
[両親の名前を出せば、
それはおそらく叶うだろうと…は思っていたから。]
[咄嗟の事に身体がすぐ反応するはずも無く、
落ちていくライヴィスに手を伸ばす事すら出来なかった。
―― おちた?誰が? ライヴィスが? ]
[吸い込んだ息が、ひゅうっと音を立てる。
こんな高さから落ちて、無事であるはずが無い。
エリザベータの叫び声>>181が、遠く聞こえる。]
俺んち来るか?
[転送される前、家に帰りたくないというエリザに
少し、顔をそむけながら言った。
言葉にすると恥ずかしさが勝ってしまった。]
あ、坊ちゃんも一緒にならどうだ。
嫌なら別にいいぜ、クッキーもらったし
ルッツにも会っていけよ。
[ローデリヒとエリザを捕まえて言ってみる。]
……慰めてくれてるの?
[ぴぃぴぃと鳴きながら辺りを飛び回る小鳥さんが可愛らしくて。
少しだけ、心が軽くなった。気がした。]
……そうね。
コメムシ、学校に送って。
[ギル>>225に頷いて、コメムシに学校へ転送してもらうように頼んだ。]
―コックピット→学校
[二人とも、心が落ち着くまでに暫くの時間を要したが、
ベールとイースが待つ病室に戻る頃には極力普段通りに振る舞った。
外出許可を貰ったので、こないだ話したカフェに行こう、と。
実は、イースにここの場所を教えるのは少々躊躇っていたのだけれど。
だって、一人で行って何されるか心配だべ?]
ん?……ああ、イースさ連れてくんのは初めてだな。
[流石に、フランシス本人の目の前では言えないので誤魔化しておく。
ドラえぼ…ドラゼリーヌが気になっているらしいダン>>*18を見て]
こないだはありがとな。相変わらず美味かったべ。
見た目もおもしれぇし。
こいつ、あれ気に入ったみてぇなんだ。
[作ってやってくれねか?と…からも頼んでみた。]
…………。
何もね、なんもねえべ。不安なこどなんて
風呂は命の洗濯っつーしなあ。
こういう時は、やる事済ませてさっさと寝るに限んべー。
[今までそうして来たように、自分へ暗示をかける。
ハートの刻まれた1krのコイン。
それは、些細な事で落ち込んでいた幼少時のダニエルが、
母親から貰った硬貨だった。
世界一幸せな国といわれている自国の硬貨。
幸運のお守りなのだと握らせて貰った古い記憶を思い出す。
不安な気分を振り払おうと、共同の風呂場に行き風呂を済ませ、
食堂で食事を取り終えると、部屋へ戻り就寝した。*]
……慰めてくれてるの?
[ぴぃぴぃと鳴きながら辺りを飛び回る小鳥さんが可愛らしくて。
少しだけ、心が軽くなった。気がした。]
……そうね。
コメムシ、学校に送って。
[私はギル>>225に頷いて、コメムシに学校へ転送してもらうように頼んだ。]
……え?
[転送される前、聞こえた言葉>>229にはちょっと耳を疑ったわ。]
…あー、うん。そうするわ。
あんたの家で顔洗わせて。
[不器用なりに、気遣ってくれてるのよね、きっと。
くすりと笑って、そう答えた。]*
―コックピット→学校―
/*
テーマソングの候補、今はこのくらいかしら。
元々私、そんなに曲知らないから……
もうちょっとちゃんと聞いて絞り込みましょう。
・永遠の明日
・夢であるように
・二人三脚
・flying
・リフレクティア
・ツキアカリ
・逆縞の蝶
・NightmaRe
・路地裏の宇宙少年
・恐山ル・ヴォワール
― ザワールドの上 ―
[ライヴィスの声にこたえて、ザワールドの上に転送される。
風や空気の匂いはとてもリアルで、素直に感心する。]
『本当にこれがゲームなのかね?
こんな技術は聞いたこともないのだよ。』
そう、コメムシに問いかけようと振り向いた瞬間、
ふわりと落ちていくライヴィスの姿を、みた。]
[>>*17無かったら良いといわれても、客に気を使わせるわけには行かない]
いやいや、手間なんてとんでもない。
お客様には迷惑かけられないしね?
もう少し店の内装見直すべきだって、ひとつ勉強になったよ。
[ウィンクを一つ飛ばし、電動で動く車椅子にほうと感心した。
席に着いてメニューを見る少年に、試作品の事>>*18を訊ねられて…は首を傾げ]
ああ、アレね、そっちのお友達と一緒に食べてくれたのかな?
気に入ってくれたなら嬉しいけど、もうないのよね。
版権的に引っかかるからやめろって言われちゃってさ。
[肩を竦めて、…は小さく嘆いた。
出せないと言えば、オススメのケーキをと言われ、
…は快く了承した]
[しばらくして、…は注文の品を手に戻ってくる。
タルト生地にオレンジピールを混ぜて作ったレアチーズタルト、
スポンジには苺クリームと酸味のあるベリーのソースを挟み、
甘いチョコでコーティングしたケーキ、
キウイとメロンとマンゴーをたっぷり乗せたフルーツケーキ、
桃のコンポートを乗せた冷たいババロアの4品をテーブルに置いた。
ただ甘いだけではない、夏らしいケーキを選んだつもりだ]
どうぞ召し上がれ! どれもお兄さんの自信作だよ。
[そしてさらに、もう一種類のスイーツをテーブルに運ぶ。
レモンの果実をくりぬいた器に、レモン果汁を搾ったゼリーが満ちていた。
半分に切られたイチゴがまるでリボンのように淵に飾ってあり、蜂蜜が三日月型に塗られている]
これも試作品で、ドラゼリーミュ。
版権がどうのこうのって言われてもお兄さんめげないんだから!
[ドラえぼんの妹である、ドラミュを模したゼリーだった]
―数日後・ライヴィスの葬儀―
[>>209既に身内での葬儀の後なので、
ライヴィスの小柄だった遺体は、既にお骨になっている。]
……なして、こげな急に……。
[そこにはシンロ>>216の姿もあり、軽く一礼だけしておく。]
ライヴィス…、死因は不明なんだっけか……。
[ザワールドの肩から落ちるライヴィスを思い出して、
背筋を駆け巡る悪寒に、ぶるりと身体を震わせた。
だが、彼の身体には傷一つ無かったらしい。だから――でも―、]
……いや、まさか…――…な。
[不安に帯びた声は、下級生達の咽び泣く声にかき消された。*]
[我に返ったのは、ダン>>191の声が聞こえた頃。
視界が変わり、再びコックピットの中へと飛ばされた。
その中に、ライヴィスの姿は無い。]
な――…ほんなこと、
[コメムシ>>198の言葉に目を瞠る。
否、これはゲームなのだから、きっと。
きっとライヴィスは、先に帰ったのだろう。
明日になればまた、彼の元気な姿も見れる筈だ。
そう思わなければ、信じなければ、立っていられなかった。]
…―――部活、いかねえと。
[今年で中等部としてサッカーをするのも最後だ。
もうすぐ夏休みもやってくるし、その後大会もある。
制服のポケットの中に潜めた1krの硬貨をきゅっと握った**]
― 合宿一ヶ月前・海岸 ―
[まったくピクリともしない釣竿に愛想をつかせ>>0:10
立ち上がったところで頭上から何かがさえずる声が聞こえた]
――ピーッピーッ、ピヨピヨ
――おや?こんな海岸に小鳥が。
魚でも狙ってきました?残念ですね、なにも釣れていませんよ。
それとも糸ミミズでも召し上がります?
[岩の上に置いていた釣り餌を差し出してみるが、
興味はなかったようで
小鳥はそのまま後ろに立っていた子どもの頭の上に止まった]
――なるほど、あなたは動物に好かれるようですね。
そういえば、故郷でもペットを飼ってらっしゃいましたものね。
[色々思い出してしまい、複雑な顔になってしまった]
[母親は連れてきた幼馴染を歓迎した。
エリザを幼い記憶だけを頼りに洗面所に向かわせ(困ったらルッツを呼べと言い残した。)
部屋に花束の箱を押し込む。
少し散らかった部屋に文句を言われるかもしれないけど我慢してもらおう。
鳥かご、花束、そして交換ノート。
ノートをめくってみると文字が書いてあった。]
・・・・つまり、俺様は選ばれし少年ってところか
――どうせなら飼っちゃいましょうか。
野鳥を無断で飼うのは法律違反らしいですが、
まぁそれはそれですね。
――あなたもせっかく時間を使ってきているのに
代わり映えのないことばかりで退屈でしょう。
この小鳥と遊んでいれば、少しは気がまぎれるのでは?
一人だといろいろ考えてしまうでしょう?
[これは俺だけに送られてきているのだろうか。
頭の上の小鳥さんと鳥かごの関連性はわかる、交換ノートは操作テストの状態なんかを知りたいのだろう。
では花束はなんだ―――。
気になるようなら日記の文章を見せてやる。]
これ、あいつだろ、最初に操縦してた。
あいつもいつの間にか消えてたし、コックピットはお先に失礼しまーすって感じなのかもよ。
だから。
・・・その。
[慰めの言葉はうまく口に出せなくて、どもってしまう。]
花、言葉とかって詳しいか?
俺様はじめて花もらったぜ・・・。
[コンクールとかに出場してるローデリヒは花束とかもらいまくっていそうだ。]
――では鳥籠を買いましょう。
え?町になんて行きませんよそんな人が多いところ恐ろしい。
今の時代、Mamazonでなんでも買えるんですから。
[小鳥を頭の上に乗せたままの子どもが、少し笑ったような気がした]**
─回想・少し前─
[>>+64ノルの後ろ、最後尾にいる少年はどこか面影が似てるような]
イース君って言うの? 可愛い子だねー。
いやぁ、こんな可愛い子たちが見られるなんてお兄さんお店やってて良かったなぁ!
[それにしてもこの4人、先頭の少年を除いて表情筋が凝り固まっているのではないかと思案する。
特に車椅子に乗った少年はその顔がデフォルトなのだろうが、眉間の皺が若干怖い。とはさすがに言えない。
席を通した後、ドラゼリーヌの感想に、…はぱぁっと笑う]
でっしょー? お兄さんの作るものに間違いは無いんだから!
でも大人の事情が邪魔をして…悔しいっ!
可愛い子の頼みなら聞いてあげたいんだけどねぇ。
アレを気に入ってくれたなら、アレも出しちゃおうかな。
[によりと笑い、持って来たのがドラゼリーミュだった]
……言ってええことと悪いことがあるやろ。
[にやにやと腹立たしい笑みを浮かべ>>205、
縁起でもない事を言うコメムシを睨みつける。]
家でええ。
[胸の内に渦巻く不安と、苛立ちと。
それらは家に転送されても、消えることは無かった*]
[学校で荷物を回収してから、ギルの家にお邪魔した。
お母さんには「ギルの家に寄ってから帰る」ってメールを送っておいたから、多分大丈夫。]
お久しぶりです。お邪魔します、おばさま。
[ギルのお母さんに会えば、なんとか笑みを作って挨拶をしたわ。
少し驚いた顔をしてたけれど、当然よね。前にお会いした時の私は、まだ男の子みたいに振る舞ってたから。
洗面所を借りて、冷たい水を両手ですくってぱしゃぱしゃと顔を叩く。
そういえばタオルがないけれどどうしよう、と思った時、小さいルート君がタオルを持ってきてくれた。]
ありがとう、ルート君。いいこね。
[タオルを受け取って顔を拭き、それからルート君の頭をそっと撫でてあげた。
タオルは洗って返す旨をおばさまに伝えて、私はギルの部屋へ行ったわ。]
[部屋の中は物が散乱してて、綺麗とは言えない状態。
それはそれでギルらしいような気はするけど、整頓くらいしなさいよね。
適当に床に座ると、送られてきたらしい日記を見せて貰ったわ>>239。]
……うん。
もう大丈夫だから、平気。
だからさ、柄にもない事するんじゃないわよ。
[どもりながらなんとかかんとか慰めようとしてくれているらしい喧嘩友達に、笑みを作ってそう答えた。
あんまり心配かけても悪いものね。うん、大丈夫…だってこれはゲームで、コメムシも、無事だって言ってたもの……。]
花?
花なら、たしかお母さんが好きだったわ。
どんな花か写真撮らせてくれれば、お母さんに訊いてメールで教えてあげるけど。
[花に関する話題>>239を聞けば、そう答えたわ。
ギルが知りたいと言えば、その花束を見せて貰って携帯のカメラで写した筈よ。]
……なんか、その。色々ありがとね。
それじゃ。
[それからしばらくして、私はギルの家をおいとましたの。
いくら行き先が幼馴染の家だと言っても、あんまり遅くなるとやっぱりお母さんが心配しちゃうだろうから。]*
―翌日・学校―
……嘘……
[学校に着いて聞いたのは、ライヴィス君の訃報だった。
その知らせに目の前が真っ暗になって、血のけがさぁっと引いていった。]
…………ちょっと気分が悪いの。保健室で休むわ。
[クラスメイトにそれだけ告げて、私は保健室へ向かった。
血の気が失せていたから、クラスメイトもそれを疑わなかったみたい。
結局、その日は一日保健室のベッドで寝ていたの。
それから数日、体調を崩して学校を休んだわ。
葬儀には行かなかった。いえ、行けなかった。
本当は行くべきなんだろうと、そう思うの。けれど。
どんな顔をして行けばいいのか、わからなかったから。]**
[ゲームが始まったーーー
ライヴィスがコメムシの指示するように動かして行く]
凄いな…本当に念じたままに動くんだな
[自分達が頭の中で考えている事がどうやってこのザワールドに伝わっているのか疑問に思う]
(もしかして、操作だけでなく俺達が普段頭の中で
考えている事も筒抜けだったりするのか?
俺が考えてる事も…)
[目の前に映る映像もまるで本物のようだ
とてもゲームとは思えない
ビームを放てばタワーが簡単に抉れそこから何かがパラパラと落ちる]
あれは…なんだ?
― 自室 ―
[気付けば、見知った部屋に居た。
ベッドの上に無造作に置かれた携帯のライトが、
ちかりと点滅してメールの着信を告げる。]
From:蘭
To:アントーニョ
Subject:Re;Re;トマト
本文
明日学校終わったら行く。
[たったそれだけを送信すると、ぱたん、携帯を閉じた。
落ち着かない。
ライヴィスの件も気になっていたし、
それに、ゲームのあのリアリティさが、今でも恐ろしい。
早く明日になって欲しいと、願った*]
― 自室 ―
[携帯をぎゅっと握って、ベッドで丸くなる。
一人でいることが、ひどく不安に感じた。
早く明日になってほしい。
学校で皆に会って、ライヴィスの姿を確かめて、
そして、アントーニョに会いに行きたい。
自分以外誰も居ない、静かな家。
しんとした部屋の中に、鼻を啜る音が響いた*]
― 翌日・学園・教室 ―
ライヴィスが…?嘘、やろ………。
[翌朝、登校してから耳にしたのはライヴィスの訃報。
ザワールドの肩からふわりと落ちるライヴィスの姿が、
何度も…何度も、脳裏に浮かぶ。
彼の死とザワールドの関係性は分からない。
しかし昨日の今日でこんなことになってしまったからか、どうしても、
彼が転落した事が関係しているのではないかと考えてしまう。]
あ、 ん、とーにょ
[口にしかけた名前を呑みこんで、ぐっと下唇を噛む。
握り締めた拳。掌に爪が食い込んで、小さな傷を作った**]
― 翌日・放課後・アントーニョの家の前 ―
[学校が終わった後、
荷物を自宅に置いて、すぐさまアントーニョの家に向かう。
部活動は、休んだ。
そう厳しい部でも無かったし、大会があるような部でもない。
自分の顔色の悪さに、休んだほうが良いと言われる程だった。]
……………。
[インターフォンに手を伸ばしかけて、一端引く。
[03]秒ほど迷った後で、そっと、インターフォンを押した。
顔色は、まだあまり良くなっていない。
自分の事をよく知っているアントーニョならば、
表情を見れば何かを思い詰めている事が分かるだろうか**]
[ダンがコックピットに戻すよう指示すれば>>191
コメムシの返事と共に全員がコックピットへ戻された
ーーーーーーライヴィスただ一人を除いて]
おい、コメム…
[言いかけた所でシンロが自分の聞きたかった質問を投げかけてくれる>>195
コメムシの『帰った』という言葉に>>198少々疑問を感じ眉をひそめたが、からかうように言ったその後の言葉に>>205思わずカッとなり…]
てめぇ、何言って…
[食いかかろうとすると、それを無視するかのように、帰る転送先を選べと切り返される。
思わず舌打ちをして不満げな顔をしたまま
鞄を置きっぱなしにしている事を思い出し学校へ戻すよう伝えた]
ライヴィスさんが…?
[個人の携帯を持っていない為、
ライヴィスからそのメールが自分へと届くことはなく、
ダンのあげていた声の内容から、例のゲームについてとわかり、
自分にも教えて欲しいと言った風に、ダンに詳しい内容についてせがむ。]
いつになったら呼ばれるのでしょうと、報道されたにも関わらず、
あれは夢だったのでしょうかと思えて来たところでしたが、
あちらにもゲームを用意するまでの準備の都合でもあるのでしょうか?
― 学校→帰宅 ―
[学校に転送され鞄を手に取るとそのまま帰宅する
コメムシの『帰った』という言葉が気になり
一応ライヴィスにメールを送る]
From:アーサー
To:ライヴィス
Subject:大丈夫か?
本文:
俺だ、アーサーだ。
おまえちゃんと家に帰宅してるのか?
[勿論返事が来る事はないーーー]
― 帰宅→フランシスのカフェ ―
[帰り道、メールで連絡した通りフランシスのカフェに寄る]
悪いな、遅くなっちまって
[鞄の中で半分潰れたスコーンらしき真っ黒な物体を取り出すと、フランシスが拒んだとしても構わず無理矢理押し付けた。いつものように相手が年上な事も忘れて言い合いをするが、今日の事が一瞬頭をよぎり…]
(ライヴィスは無事家に帰ってる…だけどさ…)
おまえみたいな変態には頼みたくねーんだけど…
[からかわれれば「あーやっぱ言うのやめる」とそのまま店をあとにしようとするが、伝えておかなきゃいけない気がして]
(だけど…)
もし、俺がまた帰れない日とかあったらさ
ピーターの事は頼むな…
【俺は不安だったーーーーーーー】
―美術室―
[自分が行く頃には何人か人が集まっていた頃だろうか。
ライヴィスとギルベルトの話を聞きながら、
片手間に机にノートとシャープペンを広げて切手のデザインを考えていると、
突然部屋に現れる、こないだのマスコットみたいな不思議な物体。>>117]
きゃあっ!?び、びっくりしたですの。急に現れられるので…。
[突然のことに驚いていると、怯えるライヴィス>>120と、
全員に説明をしはじめるコメムシ。
転送のことについて、女子は風呂と着替えとトイレは免除されると聞けば、
そこまで考えては及んではいなかったものの、
そう言われて気づけば、ホッと胸を撫で下ろす。
そして気づけば、またあのコクピット内へ移動していた―。]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 エピローグ 終了 / 最新