情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 エピローグ 終了 / 最新
―入院施設から校舎までの道すがら―
………。
[美術室への集合のメールを受けて向かう途中。
踏切が開くのを待ちながら、手の中にかいた汗を握り締める。
遮断機に手を伸ばしかけて――指が縮こまった。]
―――……、
[恐怖で、ばくばくと波打つ心臓の音がうるさい。]
……どうせ、あの時。
[幼いころ、特急電車のホーム。
母親の手を握っていた手が、彼女の汗で滑った。
だから。母親だけが、迫り来る電車に、目の前で轢かれた。]
これは…私のもののようだね。
あのフィギュア、中々に高性能だったようだね。
[ぺたぺたと革張りのシートの感触を確かめれば
それは間違いなく自分のもの。
身長に合わせて改造されたレースゲームのシート。
ロングスカートでどう座ったものか考えていると、
同じクラスのマシューの微かな声が耳に入る>>21]
ああ、これかね。
一生分のお年玉とお小遣いを前借して手に入れてやった代物なのだよ。
F1レースのアーケードゲームのシートなんだ。どうしてもほしくてね。
これがあれば、レーサーになった気分が味わえるとは思わんかね?
[シートを手で撫でながら、楽しそうに語っただろう。]
― 回想・コックピット ―
「Zworld」――…?
[エリザベータ>>4の提案に、目を丸くする。
『トニー』と呼ぶよりも、ザワールドの方が格好良い。
それに、地球を救うゲームとなれば
これくらいスケールの大きい名前も似合っているように思えた。]
俺はええと思うわ。
[二つ返事で、その名前に同意したのだった*]
[本田の説明を聞き逃しがないように、一つ一つ聞いていく。
アクションゲームでチュートリアルと飛ばして操作が分からず
やり直す羽目になった経験が…をそうさせた。]
つまり、チュートリアルは1度きりなのだね。
もったいない気もするが。
[モニターならば意見を言った方がいいだろうと、
思った感想を述べているうちに、
モニターの向こうが何かを捉える。]
あれが敵かね?
[本田に問いかけようとして、
向けようとした先の決意に気圧され思わず口を閉じた。**]
[――…電車の窓ガラスに刺さった母親の頭部。
脳裏に過ぎったのは、その光景。]
…………なに馬鹿な事考えてんだ、俺は…。
―――カンカンカンカン…
カンカンカンカン――――――
[怒りをぶつける対象の父親も、もう手の届かぬ所へ。
はあ、と大きく息をつく。
上がった遮断機を見逃さず、学園へ続く道を走る。**]
[美術室についた時点でだれがいただろうか。
片手をあげながら適当な椅子に座る。
美術室は美術室の独特な匂いがある。絵の具と水と木材の匂い、わかるのはそれくらい。
人が揃えばあの合宿の出来事の話題になるだろう。
そしてあの年齢不詳のOTAKUの話になれば。
今朝、届いた荷物の話をする。]
>生きているんじゃないか?
朝、俺ん家に小鳥さんの鳥かご届いたんだぜ
宛先不明だったけどな!
見たことある形だったしあいつのだろ
[と、ここまで言って誰か気づくだろうか。
住所が知られていることに]
[玄関のドアを開ければいきなり顔の目の前にその生物が現れる>>55]
うわあぁああ!て、てめ…な…何の用だ 名を名乗れ!
[突然の事に驚いて自分でも何を言っているのかわからない
落ち着いて見れば自分が先程呼び出そうと念じてみたコメムシだ]
あ…本当に出てくるんだな、こうやって呼び出せばいいのか
しっかし、見れば見る程、憎たらしい顔してんなお前
へぇー、ほっぺた凄いのびるんだな
[コメムシのほっぺを引っ張ったりつついたりして遊んでいると腕に付けている時計に目がいく]
あ、やべ、そろそろ行かねぇと!
わざわざ出て来てくれたのに悪いな
色々聞きたい事はあるんだが、またにするよ
[コメムシのでこらへんを指でツンっとつっつくと
そのまま学校へ向けて駆けていった]
― 一週間後・放課後・自宅 ―
[合宿で不思議な体験をしてから、早一週間。
両親が自分を置いて海外に出張していったのが、
{2}日前のこと。
静かな家の中で一人、制服を着たままベッドの上で蹲る。]
………一人のほうが、楽でええ。
[家事だって一人で出来る。
大人が居なくたって、何でも出来るのだから。
自分を居ないものとして扱われるくらいならば、
最初から一人で居た方が、ずっといい。]
[それでも少し落ち着かないのは、
施設でたくさんの仲間と一緒に過ごしていたからか。
家の近くにある学園の校庭から聞こえる声を聞きながら、
ため息をついて目を閉じる。
ふと、合宿中にアントーニョから返ってきたメールを思い出して。
近々遊びに行ってやろうかと思った。]
寂しいわけや、ない…。
[いつもひとりだった。
血の繋がった両親からは暴力を振るわれて、
家には自分の居場所なんてなかった。
そんな自分と一緒に居てくれたのが、アントーニョだったから。]
[両親が置いていった携帯にメール>>#3が届いたのは、
それからしばらく経った頃**]
― 回想・合宿時 ―
[アントーニョにメールを送って布団に潜り込んでから、
いつの間にやら眠りに落ちてしまったようだった。
メールの返信>>+25に気付いたのは、朝になってから。]
From:ラン
To:アントーニョ
Subject:Re;Re;覚えとるか
本文
忘れとったらしばくところやったわ。
おめぇの所のトマト、また食いに行く。
そん時はうめぇトマトを用意しておきねま。
[ぽちり、送信ボタンを押してから、布団の上でまた目を閉じた*]
From:炉摩爺
To:アーサー•カークランド
Subject:既婚者の方も独身の方も必見
本文:
今回、サイト登録者の人妻から男性のお客様へ
募集のお知らせがあるそうです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はじめまして。ロマジーコと申します。
私の心と身体の隙間を埋めてもらえますでしょうか?
ロマジーコ様への返事は下記の無料URLをクリックしてね
http://www.buriten.net?angel
――――――END――――――
なんだこれ、迷惑メールかよ
[URLをクリックしそうな欲望を抑え、
ライヴィスのメールの通り美術室へ向かう事にした]
― 放課後・自宅 ―
[ベッドに寝転んだまま、携帯に手を伸ばす。]
From:ラン
To:アントーニョ
Subject:トマト
本文
明日暇なら、おめぇんとこにトマト食いに行く。
[寂しいとかそういった類の事は、意地でも書いてやらない。
けれど彼にメールを送るのは、今のように寂しかったり、
合宿の時のように不安だったりした時ばかりだから、
アントーニョには気付かれてしまっているかもしれない**]
/*
アーサーwwwwwwwwwwww
人妻wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ホイホイwwwwwwwwwwwwwwwwwwされそうになってるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
いつの間に…?
[だが、これは夢ではないのだろう。
頬を軽く抓ってみたが、やはり痛みを感じる。
これだけの現象、とてもCGでした、で済む話ではない。]
…威力は充分。
―もしあれで、本当に地球を救えるなら、
私だってお兄様のお役に立れてるかもしれない。
[ポツリと傍に居たであろう二人に聞こえないくらいの声でそう呟けば、
ギュッと自身の手を固く握りしめた**]
―回想終了―
―回想・女子部屋―
でも…モナさんもスレンダーだし、物腰が綺麗だし…羨ましいですよ。
[ちんちくりんに向かって何を言うのかね?と言われれば>>86、
明らかにこの中で幼児体型というに相応しいのは自分だろうと思う。
エリザのボンキュッボンなメリハリのあるボディとは違うが、
モナはバレエをやっている為か、細くてしなやかなそのスタイルには憧れる。
自分も何か運動でもやってみようかと一瞬考えたが、
サッカー以外のスポーツに詳しくない上に、
あまり体育の授業は得意な方ではなかった為、
やはりあぁいった風になる為には努力が必要なんだろう等と思った。*]
―回想終了―
― 放課後・美術室 ―
[急いで課題を終わらせてライヴィスが待つ美術室に向かう。
すでにギルベルト>>103が来ていただろうか。
荷物が届いた、ということに驚く]
え、僕たちがパイロットになったから
個人情報がロボットに登録された、とかなのかなぁ
[仕組みはわからないが、本田の前でみな名乗ったから、
すごいコンピュータがそういうことを調べたのかもしれない]
・・・海岸で、黒い何かが出たってニュースになってたみたいだよね。
また、騒ぎになっちゃうのかな。
・・・大人たちが知らないこと僕らが知ってるって思うと
不安だけど、でもなんかえらくなった気分。
[胸に去来したのは、不安と、少しの優越感。
あのロボットを動かすのはぼくらなのだという、優越感**]
[通学で急いでると言いながら、立ち去るアーサーを見送る。]
…それにしても、今回のパイロットは
随分癖のある子供が多いみたいだね。
[契約の際に、子供たちの情報は大方入手している。
ただし、心までは見ぬく手立てなどない。]
―回想・女子部屋―
もう、モナちゃんったら。
そんなの気のせいよ、気のせい。
[モナちゃん>>86におっさんくさいわよー、なんて冗談めかして返す。
こんな他愛もないやりとりが、とても楽しかった。]*
―現在軸・教室―
良かった、あった…
[急いで教室に戻って自分の机を確認すると、ノートはちゃんとそこにあった。本当に良かったわ、もしこれを誰かに見られでもしていたら…。
<<マシュー ツィスカ>>×<<ノル フレイション>>のネタとか<<新兵 カシム>>×<<バッシュ ゲルト>>のネタとか、こんなの他の人には見せられないもの。]
[安心してほうと息を吐いた所で、携帯の着信メールに気付いた。
美術室に集まればいいのかしら。
私はノートを抱えたまま、美術室へ向かった。]
―教室→美術室―
えっと…何、食べる…?
[そんな事しか口から出てこない。
これだからコミュショウとかなんとか周りから言われるのだ。
自分自身に溜め息をつき、返事を待つ。
ベールヴァルドが食べたいと言ったものを剥いて差し出すだろう。]
― 回想終了 ―
― 美術室(ライヴィス) ―
[集まる事が出来た人たちと話をしていると…]
小鳥用の籠をあの人が送ってくれたんですか?
[家に届いた、ということなら宅急便か郵便か。
鳥かごといえば小さめのものでも立体なので宅急便?]
あれ?…でもそれって洞窟に行った時に渡せばよかったんじゃ。
それに、直接渡せば良くないですか?
あの男の人が忙しいなら、コメムシさんにでも渡して…
― 美術室 ―
それじゃあ、まるで俺がヒマ人みたいじゃないかい。
[転送。
唐突に空中――正確にはライヴィスの顔の横に出現すると、
怖がりらしく、つんざくような悲鳴が上がった。]
レディじゃあるまいし、キャンキャン喚かないでくれよ。
[嫌味と共にせせら笑うと、ふわふわしながら少年達を見下ろし。]
――時間だ。
―美術室への移動中―
…あ。
[美術室への途中、音楽室の前を通る。相変わらず響く綺麗な音色はローデリヒさんのものね。そっと扉を開けて中を覗く。]
ローデリヒさん、ライヴィス君がその、あの合宿の時の事について話したいみたいなので、一緒に行きませんか?
[演奏に一区切りがついた頃合いを見て、そう尋ねかける。
承諾を得てから、私はローデリヒさんと一緒に美術室へ向かった。]
―美術室へ―
―美術室―
[ノートを抱えたまま美術室に着くと、既にダン君やマシュー君、ギル達が集まっていたみたい。
しばらく話を聞いていて、ギルの家に鳥かごが届いたなんて話にはちょっと首を傾げつつしていると、]
「それじゃあ、まるで俺がヒマ人みたいじゃないかい。」
!?
[突然聞こえた声に、少し驚く。
でもそれよりもっと驚いたのは、ライヴィス君の悲鳴ね>>117。]
/*
日丸レポート
本編よりおよそ25年前に実行されたクーデター計画の名称。
日米安保条約の破棄、在日・極東米軍との交戦、改憲、自主独立路線への転換などを含んでいる。政府・自衛隊の一部により実行され成功を収めた。
――時間って、なんの時間ですか?
お前が戦う時間が来たんだよ。
――えっ
ああ、ライヴィスが操縦するけど。
――そんな急に…!僕まだ心の準備がっ!
何を今更。自分の意思で契約したんじゃないかい!
そうそう規則としてね、全員に立ち会って貰わなきゃならないんだ。
契約した、全員に。
これはパイロットは一人でも、全員で戦うゲームなんだぞ。
君たちは、同じ使命を背負った仲間なんだからね。
[此処に集まっているメンツの中に、
トニーに名前をつけた少女>>119も居たので、にこりとした。]
着替え中、トイレとバスタイムは転送しないようにするんだぞ。
女子に限って、ね。
それ以外は授業中だろうがなんだろうが、敵が現れたら転送だぞ!
[本田のように指を弾くことは出来ないが、
代わりに空中をぼいよーんと跳ねる。
一瞬浮くような感覚を彼らに与えた後――、ザワールド内へ直接転送。]
やあ、一週間ぶりくらい?
[既に、美術室に居なかった者達は、彼ら自身の椅子へ座っている。
食事を取っていたものはフォークごと転送されたりするが、
さて、美術室に居なかったの彼らは、どんな感じでいきなり転送されたのか。]
・・・じゃ、呼ばれてるし、そろそろ始めようか。
― 教室→美術室 ―
くっそー、あのクソもち野郎…思いっきり噛み付きやがって…
次会ったらただじゃおかねぇ
[今朝自宅前でコメムシに噛まれた部分>>113が今になってヒリヒリ痛んでくる
美術室の扉を開けると既に何人かが集まっていて
ギルベルトの小鳥の鳥かごが届いたという話が耳に入ってくる>>103]
なんだよそれ、気持ち悪ぃな
まぁ依頼主のとこ書き忘れただけかもしれねーけどな
あいつが送り主ならあの時渡し忘れたから送ってきたのかもな
良かったじゃねーか、鳥かご買わないですんで
[ひとまず鞄を置いて一旦トイレに行こうとそのまま
扉へ向かうと聞き覚えのある声が耳に入る]
あ!てめぇ!今朝はよくも…っ
ちょっと待ってろ、今トイレ行って来るから
戻ってきたらぶっ飛ばしてやるからな
逃げんなよ!
[朝は急いでいた為仕返しできなかったが今なら十分時間はある。
たっぷりお仕置きしてやろうと企みながらトイレへ向かった]
― トイレ ―
[冷えたのか、それとも何か悪いものでも食べたのか
トイレの個室に入り便座に腰掛けると
ポケットに入れている携帯を取り出しメールを打つ]
From:アーサー
To:髭ワイン野郎
Subject:1週間焦らしてやったぜ、ざまーみろ
本文:
悪い、ちょっとごたついてて連絡遅れた
この前はピーター預かってくれて…まぁ感謝はしてるぜ
か、…っか、勘違いすんなよ
別にお前の為に礼言ってるわけじゃないからな!
俺は義理堅い男だからな、なんていったって紳士だからな
礼にスコーン焼いてやったからお前にあげてやってもいいぜ
今日帰りにそっち寄るから。
P.S.あれ以来毎日ピーターにおまえの飯を食いに行こうって言われるんだが何しやがった!
[コメムシとライヴィス君のやりとりを見ていたけれど、転送云々の話>>120を聴いて、]
……そういう最中に転送されたら、私はフライパンであなたがお煎餅みたいになるまでぶっ叩くわね。
[私は冷めきった視線をコメムシへ送った。
と言うか、「そういう最中は転送しない」って、そういう事してるってわかる訳?それはそれで嫌なんだけど…]*
[送信ボタンを押したのと同時に何か体が浮く感じがする
それと同時に周りの景色が一瞬で変わる]
ん?
[握っていた携帯から視線をずらし周りを見ると
この前見たザワールドのコックピット内
そして便座だったものは呪いの椅子に変わっていた]
って、ちょ、うわあぁあああ
[慌ててパンツとズボンを穿く
多分、誰にも見られていない――見られていないはず**]
―美術室―
[ライヴィスにマシュー、ギルベルトの話を上の空で聞いていると、
アーサーが相変わらずお一人様でやって来た。
ランは一緒では無いのか、と思い瞬きをしたが。
そしてエリザベータとローデリヒ>>119が入って来る。]
おお。
エリザベータとローデリヒも校舎さ残ってたのけ。
未だあんま話は――…お、
[>>120>>124コメムシの出現とアーサーの怒声に首を傾げ。
エリザから発されるマジギレオーラを感じとり>>126、少しびびる。
そもそも、そんなタイミングで転送しないで欲しいと同意し。]
ん? 便所や風呂ん時に邪魔されんのは困るっぺよ。
そこは男女差別ナシで男連中も勘弁して欲しいっぺ。
[などと話しているうちに、転送される。>>121]
―ザワールドのコックピット―
[サッカーは所謂『モテるスポーツ』であるが、
小等部の時からサッカーをしていても、モテる気配が無いのは、
脳筋過ぎて眼中に置かれ無いのか、もしくはルックスの問題か。
一番の理由は、子供っぽすぎるとかそういう類だろう。
弟分であるノルにはファンクラブが存在するらしいが、
当然ながらダンにはあるわけもない。不憫である。
そんな事を考えていたが、いつの間にかコックピットの床を踏む。]
な…ッ、
[>>122巨大モニタに映り込んでいる敵の姿を見ていたが、
直ぐに大声のした方向>>127へ振り返る。
するとそこには、パンツを慌てて上げるアーサーの姿が!]
ば…おめ、ンなとこででっけぇ方してんでね!!
[ほぼ同時に転送されて来たエリザベータの視界を、
一先ず手で覆い、アーサーが下衣を整えるのを待つ。
他の女子の方も誰かがフォローしてくれるのを期待した。]
…はぁ。
[落ち着いた後、電動車椅子へ腰を落ち着ける。*]
― 回想・コックピット内 ―
おや、貴方もピアノを弾いたことがあるのですか。
[マシューが小さい頃ピアノを習っていた
という発言には多いに興味を示し>>59]
いえ、そんなことはありませんよ。
私だって始めたときは下手だったのですから。
今度合宿から帰ったら一曲、一緒に弾きましょうか。
[なかなか自分と同じ年頃の子と連弾する機会はない。
演目は簡単なものになりそうですが、きっと楽しいのでしょうね。]
― 回想・音楽室 ―
[ハイドンのピアノソナタ第三十四弾を弾き終え、一息つくと
いつのまにか端の椅子に座っていたエリザベータに気づいた。>>72]
おや、エリザベータ…いたのですか。
ピアノに夢中になって気づきませんでしたよ。いつから?
[間違えることなく弾けたのでよかったのだが
これで間違えていたら恥ずかしいところを見せる所だった]
…この紙袋は?
[紙袋を渡され、中身を見てみる。]
あの時の上着ですか。わざわざ洗濯までしてくださって…
おや…こちらは…?
[上着の上におかれた物に見覚えがなく
取り出してみるとクッキーが可愛らしく包装されていた。]
そんな、こんな事までしなくても大丈夫でしたのに。
[といっても、その心遣いはとても嬉しい]
エリザベータのお菓子は美味しいですから嬉しいですよ。
ありがとうございます。
後で、ゆっくりと味わわせていただきますね
私はもう少しピアノを弾いていきますが、お気をつけて。
[そう伝え、一つも割らないようにそっと紙袋の中に戻し
音楽室からエリザベータが去るのを見送った後、また演奏を始めた。]
― 音楽室(少し後) ―
[エリザベータが去った後も演奏しているとドアが開く音が
かすかに聞こえた。早めに区切りをつけてドアの方を見てみると]
エリザベータではないですか。
先程、帰ったのでは?
[予想外の人物の姿があって
疑問に思うが(>>118)彼女の言葉を聴き、承諾する。]
いいですよ。一緒に向かいましょう。
[自分の荷物を全部掴んでから、音楽室を後にした。
何をライヴィスが話したいのか気になっていたが移動中
メールを確認し、事のあらましは把握した。]
― 音楽室→美術室 ―
[エリザベータとともに美術室に入ると>>119
意外な面子がそこに集まっていた。ダンに話しかけられ>>128]
ええ…といっても
[と答え返そうとしたが、妙な生物が空中に浮いて
転送だ、転送だと何か言った後、気づけばコックピットの中にいた。]
なんともおっきなお椀ですね…。
[真っ先に目に入った物は敵なのだろうが、お椀にしかみえない]
― 3日前・入院施設―
[久々に合宿から帰ってきたダンと、イースをつれたノルに視線を向けた。そしてダンの蟹に関する言葉には>>*0]
ん。
初めから期待しでねぇ…。
[と応えながら、元気そうなダンに内心安心しつつ、
変わらない様子にほっとしただろう。……だが、胸騒ぎがしたのかニュースの事も兼ねて
一応聞いておいてもいいだろう、という思いもあり、
彼に聞こうとした時、彼がいきなりケーキをとり忘れたとの事>>*1で、再度ノルと、病室を後にした。]
[>>132出す前なら余計まずくないか?とコメムシを見遣り。]
コメムシ、便所はこん中あんのけ。
[ある、と言われたタイミングでアーサーも座り直して居たので、
手で覆っていたエリザの視界を開放した。]
アーサー、ザワールドん中の便所いってくりゃええべさ。
シンロにも言ったけんど、我慢したら体さいぐねぇよ?
[此処でトイレしている所を地上世界に転送されたら、
それもまたパニックになるという事を全く懸念せずにオススメし。
とんでもない現場を見て肝が冷えたが、彼らと一緒に居るおかげで
暗くなっていた気分も、少しだけマシになり、漸く笑顔を作れた。]
[椅子が並ぶ円の中心に、ライヴィスの椅子がある。
昨日はこんな配置ではなは無かったはずだ。]
なしてこげな配置になってんだ?
ライヴィスがパイロットに選ばれたから?
[ライヴィスを周りで囲むような構図が珍妙で、
彼も落ち着かなさそうなので、車椅子の向きを変えようとするが
車輪がびくともしないので、諦めてモニターへ意識を向ける。*]
[ダンのツッコミにつられ、目をそちらに追いやると>>130
悲惨な光景を目の当たりにした。
今の気持ちをピアノで表現するならば
ショパンの『革命』という曲がふさわしい]
このっお、お、お、お馬鹿さんが!!
なんていう格好をしているのです!女子もいるのですよ!
[そういって近くにいる女子の{4}]
1・2 モナの視界を手で覆った
3・4 リヒテンの視界を手で覆った
5・6 視界を手で覆おうと思ったが誰もいなかった。]
早くしなさいっ!
[ダンのツッコミにつられ、目をそちらに追いやると>>130
悲惨な光景を目の当たりにした。
今の気持ちをピアノで表現するならば
ショパンの『革命』という曲がふさわしい]
このっお、お、お、お馬鹿さんが!!
なんていう格好をしているのです!女子もいるのですよ!
[そういって近くにいる女子の{1}]
1・2 モナの視界を手で覆った
3・4 リヒテンの視界を手で覆った
5・6 視界を手で覆おうと思ったが誰もいなかった。]
[その後、イースと病室にいた。
彼とは会うのが久しぶりであった。…にとっては、顔には出さなかったが、それを嬉しく思った。そんな時、果物で何が食べたいというイースの問い>>+45には]
ん、じゃ…。
[と、迷わせないよう籠の中から林檎を差し出した。
久々に来たイースに手間を掛けさせて悪いと思ったのだろう。
そしてイースの内心>>+45を、…が感じる事無く。]
なじょした?
[と、イースに声を掛けつつ、イースがその後、果物を剥いているであろうか、その様子を静かにに見守っていたことだろう。**]
[バトル後、楽しげに話すコメムシの存在をやっと認識する。
自動転送、という現実離れした単語も実際に行われた後なので
素直に受け取る。]
ふむ。このゲームは操縦機だけではなく、
ナビゲーターマスコットも高性能なのだね。
感心するばかりなのだよ。
[もともと小さい身長でかがみこめば、
目線は少しだけこちらが高かっただろうか。
ニコリと彼に向かい微笑んだ。]
―三日前・入院施設―
ばぁか、長男の俺がびびるわけねぇべさ。
おめこそ、ほっぺひきつってるべ。
[>>+46ノルの挑発じみた言葉を聞き、
思わず苦笑いを浮かべて肩を竦めさせる。
個室に入って検査結果>>89を聞くや否や、
顔から血の気がさっと引いていく。]
(それにしても――…)
[こんな高性能のゲームのテストプレイと無料で、
情報の保守も難しそうな中学生にさせるものだろうか。
ちらりと浮かんだ疑問は、
再びのホワイトアウトとともに溶けた…―――
――――えっ、
移植 ? ……心臓を移植?
それ本気で言ってんのけ?
[冗談だろう、とオウム返しに問う。
しかし、ダニエルとノルへ返って来たのは首を縦に振る動作。
つまり冗談でもなんでもなく、このまま手術をしないで居ると、
いつまでも退院出来ないし、薬で抑えられなくなる日も来るという]
―回想・一度目の音楽室―
ついさっきです。相変わらず素敵な音色でした!
そうそうローデリヒさん、これ。
[いつから?と問われて>>134、答えながら紙袋を手渡す。
中身を確認していると、クッキーに気付いてくれたみたい。]
喜んで貰えたなら、私も嬉しいです。
それじゃあ私、買い物があるので失礼しますね。
[そう言うと、私は小走りで音楽室を出たの。買い物リスト、確認しておかないとね。]*
―回想・二度目の音楽室―
あはは…ちょっと忘れ物しちゃいまして。
[二度目の訪問だから、やっぱりローデリヒさんを驚かせちゃったみたい>>136。
鞄にしまってなかったノートをちらりと見せた。
もちろん中身は見せてないわよ、だって<<エリザベータ アリスバック>>×<<イース ウルズ>>や<<ダニエル・クラーク・アンデルセン エドワード>>×<<ピーター エリオット>>のネタなんて見せられないもの。]*
―回想・二度目の音楽室―
あはは…ちょっと忘れ物しちゃいまして。
[二度目の訪問だから、やっぱりローデリヒさんを驚かせちゃったみたい>>136。
鞄にしまってなかったノートをちらりと見せた。
もちろん中身は見せてないわよ、だって<<ラン・フェルビースト シモン>>×<<コメムシ プルプル>>や<<シンロ シェットラント>>×<<フランシス ソマリ>>のネタなんて見せられないもの。]*
[アーサーが無事、ズボンをはき終えると
依然ぽこぽこしつつピアノ椅子に向かった。
マシューはまだ椅子に座っていなかったので彼を呼ぶ]
マシュー、お座りなさい。
あのようにお下品な人は放っておけばいいのです。
[まだ先程の光景が頭から離れない。
ちょっとだけダンとアーサーを恨んだ。
といっても本気で怒っているわけでない。]
/*
>>145
なぜそんな微妙な所をwwwwwwwwwwwwwwwwww
薔薇下のラ神はカオスがすきらしい
―回想・帰宅途中―
[これはフランシス宅で片づけをした後、その勢いで朝食を済ませ、自宅へ帰る途中の出来事である。
空っぽになるはずだったバスケットにフランシスからのお土産と携帯が入っている]
とりあえず、ウチに帰ったらまずはシャワーやな!あとはぁ…。
[大きな独り言を言いながら、帰宅後の予定を立てていると携帯が鳴り、バスケットの中から取り出し新着メールの知らせが入っている]
おぉ、ランからの返信や。
[メールの送信者はランでメールの内容>>*7をみるやいなや昨日と同じように嬉しそうに笑った]
From:アントーニョ
To:ラン
Subject:Re;Re;Re;覚えとるか
Message:
親分、しばかれたないわぁ〜。
お、こっち来るん?楽しみやわぁー。
たくさんトマト用意して待ってるでー。
来るとき、メールしてな?
[花をあたりにまき散らさんばかりの嬉しそうな笑みですぐさまメールを返信すると、鼻唄を歌いながら自宅へと帰って行った]
[手術に必要な金もさることながら。
移植手術は部位によっては運次第、という話も聞いた事はある。
脳死患者からしか移植が出来ないという事もあり、
かなりきびしい条件の中で、希望を抱かねばならない。]
……。
[自然に膝が震えてしまう事を止めようと、椅子から立ち上がる。
つま先が椅子の足へ当たり、床へと横転させた。
倒れる椅子の物音に、びくりと肩を浮かせた。]
―現在軸・コックピット―
[モニターが映す新しい敵を見るのもそこそこに、私はロッキンチェアの肘かけをそっとなぞって、ほとんど記憶もないほど幼かった時の、昔の事を思いだしていたの。]
……ママ……。
[小さな呟きは、誰かの耳に届いたのかしら。]**
………。
[イースの様子を見ていたが、きっと彼も落ち着かなかっただろう。…は、デンの持ってきた文庫本に目を通してみるのだった。**]
/*
ちょっと下書きだけぽいちょしてバイト。
―回想―
[ママは、私が3歳くらいの時に死んじゃった。
パパと一緒に、家が火事になって。
そんなにたくさん遊んでもらった訳ではなかったの。
でも、時々、こうしてロッキンチェアに座ったママの膝の上で、あやしてもらったのは覚えているのよ。]
― 回想・宿舎 ―
なかなかに、面白そうなのだよ。
自分の番が楽しみなのだね。
[上機嫌な言葉がこぼれる。
さて、いったい今は何時だろうと
時計を見ればなかなかにいい時間になっていた。
ついでにと携帯電話も見れば
ずいぶん前に届いたメールに気が付く。]
おっと……
やはりテストプレイのことは
黙っていた方がいいのだろうかね…?
フランシス兄さんはあれで口は堅いのだが…。
[66分ほど悩んでからメールの文面を作り始めた。]
……、うぅ。
[一番に頭を揺らしたのは、悲しさでは無く悔しさだった。
窓の方を向きながら拳を握る。
目蓋に伝う熱いものを拭い、口をへの字に曲げて啼声を殺した。
助からないと決まったわけじゃない――…。
ベールヴァルドにも伝えて、一緒にドナーを待・・・。
それが、人の不幸を願う行為である事を考えれば、
やりきれなくなり、告知を避けたいという判断にも理解が及ぶ。]
……。
[今日は具合も良い方なので、周辺の散歩程度ならば大丈夫という
外出許可を貰い、ノルに先に出ろと促した。]
―夕方・自宅居間―
[農園での作業を終え、夕飯のパエリアを作っていたらラン用に設定してもらった着メロが鳴る。作業を止めて送られたメール>>*8を開いた]
明日…うん。空いとるな!…昼からやけど。
[カレンダーに予定が書かれていないことを確認し、メールに返信する]
From:アントーニョ
To:ラン
Subject:Re;トマト
Message:
ええで!昼からなら空いとるよ!
採れたてのトマトとチュロス作って待ってるで〜(^∀^*)
[なんとなくだが、ランがこのようなメールを送ってくる時は元気がない時ではないかと考えている。多分、それを言ったら本人は否定をしてくるだろうから、絶対に言わない。
知らないフリをすることが自分の役目だとも考えている。
だから、明日来るランをめいっぱい甘やかしてやろうと密かに決意した**]
[それが何になるとも思っていない。
ただ、自分に何かがあった時、力になれやしないかと―。
他人の不幸を願いたくなければ――、
矛先を向ける場所は、自分しか無いじゃないか。
もしも俺が――…]
…適合検査ってできんのけ?
心臓の。
[その返答はYESだった*]
From:小さなモナ
To:ル・シュヴァリエ フランシス兄さん
Subject:明日にでも撮ろうかね
Message:
こちらはつつがなく楽しんでいるのだよ。
はっはっはっ、彼氏なんてできる柄じゃないから
安心したまえ!
まあ、候補にフランシス兄さんに
ねっとり見極められても大丈夫そうなやつというのは
念頭に入れておくのだよ。
いろいろあったのだけれど、
そのあたりはメールより直接話した方が楽しいと思うのだよ。
来週にでも、そちらに寄らせてもらうのだよ。
美味しいケーキを楽しみにさせてもらおうかね。
P.S アーサーに黒いカロリーメイトなる物体を持たせたのは
兄さんかね?そうではないと言ってくれることを信じているのだよ。
[2,3日、わくわくしながら誰かが呼ばれるのを待ったが、
嘘のように何もない合宿生活は過ぎていき、
あっさりと一週間がたった]
― 回想了・現代軸へ ―
[まだロボットが動き出していない間…は考え事をしていた。
本当に、私達が操縦するのですね。
一週間何もなかったから大丈夫だと思っていたのですが。
…他の方々は、一体どう思っているのでしょう。
そう思って周りを見渡してみた。
その際、エリザベータが{2}(>>147)]
1・2 何か呟いたのが見えた
3・4 どことなく寂しそうに見えた
5・6 何かを呟いたのには気づけなかった]
―回想・カフェ(Fleur-de-lis)―
此処だっぺ? ノルがドラえぼんのデザート見つけたとこ。
イースはこの店知ってたのけ?
[検査結果を聞いた後、沈む気分を落ち着かせてから病室へ戻った。
ケーキが見つからなかったから、いっそ食いに行こうという事になり、
外出許可を得た報告をし、普段の高いテンションで笑顔を向けたが、
泣いた後の目元の朱が、顔を洗っても消えずに残ってしまっていた。
ベールヴァルドもイースも、それに気付く事はあっただろうか―…。]
じゃますっぺよ!
[なるべく普段と変わらない元気さで居ようとしながら。
からんころん。 初めて訪れる喫茶店だが、緊張もなくドアを開け。
ふと入口からニ段ある階段を見下ろし、中の人へ声をかけた。]
すまねえけんど、スロープ置いてねぇかな。
ツレが車椅子だから入れなくてよ。
[スロープ…斜路に出来るような板はないかとフランシスへ聞く。**]
―自室―
[いつも絡んでいるメンバーが、大体全員合宿に参加してしまっている。
読む本は沢山あるのだが、それにしても暇なのだ。
外に出るのもいいが、一人でぶらぶらしてもつまらない。]
…暇なんだよー…暇すぎておかしくなりそうなんだよー…。
[そんな独り言に返ってくる言葉があるはずもなく。
ごろごろと転がっていると、テーブルの下に何かの紙切れが見えた。
手に取ると、どうやらカフェのドリンク割引券。]
んー、暇だし、明日にでも行ってみるかなー。
たまにはカフェで読書もいいもんだよねー。
[券を机の上に置き、携帯を開く。]
― ザワールド・コックピット(ライヴィス) ―
これ、念じれば動くんですかね…?
――そう、キミが念じれば動く。まずは左足を動かしてみようか。
は、はい…。 動け。
[――ずしぃいいん。]
[視界――モニターが映す景色が一歩分動く。]
― ライヴィス ―
あ… う、 動いた。
[一歩踏み出せば、さらにもう一歩と念じる。
同じようにもう一歩、視界は進み、まるで自分の足で歩いているかのよう。]
す、すごい動いた!!これ、僕が動かしてるんですよねぇえ?
[なんの取り柄も無い僕が、こんな巨大なロボットを動かしてる。
興奮で思わず声が上ずり、歓喜の色を持つ。
――昨日までの僕とは、違う。 僕は、弱虫でも普通でも無い。
僕は、僕は選ばれた人間なんだ!
高揚感に、背もたれの無い椅子に座ったまま、背中は震えた。]
― ライヴィス ―
――動かすくらいなら、誰でもできるんだぞ。
え? あ。はい。
――キミはあの敵と戦わなきゃいけないんだ! どんな攻撃をしてくるか窺ってみないと。
う、……うかがうって具体的にどうすれば?
――まずは小手調べに、レーザーで攻撃してみよう。
レーザーですか…。
[僕はコメムシさんのアドバイスを聞いて、頷く。
足が踏み出せたのだから、レーザーだって出せる筈だ。
レーザーを出す、レーザーを出す、レーザーを出す…]
― ライヴィス ―
で、でた!
[――青い空を駆け抜く一本の光。
それは、「お椀」の表面に当たるが、特にダメージも無さそうだった。]
あのビームって威力低いんですか?
――おまけみたいなものだからね。建物や戦闘機なら一撃で破壊できるけど。
ええっ、それ充分威力強い…っ
――試してごらんよ。
は、はい。
[現実世界でそんな事したら大変な事になるけれど、
此処はゲームの世界なんだから、何も問題はない。
そう思った僕は、見覚えの無い大きなタワーに向かってレーザーを放出する。]
― ライヴィス ―
[レーザーはタワーに当たる。
タワーの中心をえぐり、上半分がどう、と地面に落ちた。]
あは、すごいすごい!!
[そのタワーからぱらぱらと何かが落ちてゆくのが見えた。
あれは…なんだろう。
それに、落ちていく何かやビルの中に幾つもの光点みたいなのが見える。
それがなんだかは解らないけれど、「お椀」に日光が降り注いでいる。
まるで怒っているかのように打ち震える「お椀」に首を傾げた。
まあ、そう見えるってだけだと思うから口には出さないけど。]
― ライヴィス ―
[「お椀」の中がこちらを向いて光り輝いたと思えば、
何本もの光が乱反射して、此方やあちらこちらにレーザーが振りまく。]
わわわっ!?
[コアは全く揺れる気配は無いけど、視界が大きく揺れた。]
― ライヴィス ―
[ザワールドの腕を動かしてみるけど、手の部分から肘にかけてなくなっている。]
ひ、ひぃぃぃぃ!!
――びびるんじゃない! これくらいは致命傷にはならないさ。
[「お椀」の動きが止まる。
どうやら、あのすごい乱反射ビームを出すには「タメ」が必要みたいだ。
その間、ふとお椀の短い支柱のあたりが気になった。
あそこから光みたいなのが見える気がするけれど…]
― ライヴィス ―
――…支柱が弱点みたいだね。
あ、あそこを狙ったらいいんですか?
[レーザーで攻撃しようかとも考えたけれど、
さっき「お椀」の表面を狙ってもびくともしなかったし、
部分的に狙うには、位置が低い事から難しく思えた。]
よし…っ、ライヴィスいきます!
[「タメ」の間に狙うのが得策だろう…
そう思った僕は、足に動けと念じて走り始める。
民家らしきものを踏み潰し、一気に前進してゆく。]
――四足に変形した方が姿勢が低くなって狙いやすいね。念じるんだ。
― ライヴィス ―
わ、わかりました!
[ザワールドは低姿勢になり、四足のまるで動物みたいな状態になった。
そして、ヘッドスライディングするような形になって突撃する。
支柱は粉々になり、どう、と倒れた。
すぐ傍らに転がっている丸いものから、光点が幾つか見える…]
これが本田さんの言ってた弱点ですね?
[僕は手をグーにしてそれの上へ振り上げ――]
― ライヴィス ―
[そして、打ち下ろす。
粉々になったコアから煙が上がり、「お椀」は消え失せた。]
や、やったやった!!
すごい…僕がこんな大きな敵を倒したんだ!
[僕は興奮を声に露にさせて、喜んだ。]
あ、あの。お願いがあるんですけど。
皆でザワールドの上に乗れませんか?
このすごい光景を、肉眼で見てみたいんです。
― ザワールドの肩の上・ライヴィス ―
[その願いは受け入れられた。
ザワールドの肩へ全員が転送されて、僕はフィールドを見下ろした。
ものすごい達成感に、僕は笑顔を浮かべた。]
あはは、本当ゲームとは思えない!
このゲーム、本当にすごいよっ
[その時、興奮を宥めるように誰かの手が肩へ触れる――
――あれ、なんか、意識が―――?]
【謎の郵便物】
鳥かご、花束が届いた日のポスト
ギルベルト宛に1通の郵便物が届きました。
送り主は不明―――
B5サイズの封筒。
封筒の中身は【交換日記】
日記の1P目にはこう記されている
『鳥かごと花束は気に入って頂けましたか?
鳥かごはあなたの小鳥の為に使ってあげてください。
突然ですが今日から私と交換日記をしませんか?
もし書いて下さったのなら日記をあなたの家の
ポストに入れておいて下さい』
― 自室 ―
[アントーニョにメールを送った後、
立て続けに届くメール>>#3>>69>>>>78>>#6>>85に
目を通しながら、ベッドから起き上がる。
カレンダーを見るとあれからちょうど一週間が経過していた。
その間なにも音沙汰がなかったものだから、
ドッキリかなにかの冗談だったのかもしれないと、
そう思いかけていた矢先の事だった。
コメムシは呼べば来るというようなことを言っていたが、
あのよくわからない生き物を呼び出すというのも、あまり気が進まず。
結局、今に至るのだが。]
ゲームっちゅー気分やないさけ、学校にゃ行かんでも…。
[節目がちにため息をつくと、夏用の長袖シャツを脱ぐ。]
着替え――…はどこやったかの。
[箪笥の中を漁ってジーパンと長袖シャツを取り出し、
ジーパンを履き終えて、さてシャツを――と、
真っ白の長袖シャツを手に取った、その瞬間。]
あ?
[部屋に残ったのは、ベッドの上で小さく震える携帯のみ*]
― 放課後・美術室 ―
[ライヴィスの話>>#8を聞いていると、
突然『コメムシ』が何もなかった空間に現れる>>117
あまりの出来事に悲鳴を上げるタイミングを逃してしまい
あんぐり口を開けたまま止まってしまっていると
説明が始まる>>120 どうやらまた『転送』させられるらしい。
話の中に聞こえてきたトイレとかバスタイムとかの言葉に
固まったからだが動く]
えぇっ、男の子だってトイレとかまずいですよおおおお
[と言っている間に一瞬体が浮かぶような感覚をおぼえ>>121
次の瞬間には、1週間ぶりのロボットの中に転送されていた]
― 美術室→ザワールド内 ―
― ザワールドのコックピット内 ―
[ジーパンに、黒のタンクトップ。
片手には真っ白な長袖のシャツ。
突然視界が変わったかと思うと、
一週間前に訪れた、あの椅子が並んでいる部屋へと移動していた。]
……………まあ、ええわ。
[ズボンを先に履いておいて良かった。
真っ先に思ったのは、それだった。
ズボンにタンクトップならまだしも、
長袖シャツにパンツ一枚…だなんて笑えない。
現にアーサーなんて、悲惨な事になってしまっている。]
もうちびっと呼び出すタイミングを考えねま。
[とはいえ、着替え中に呼び出されると言うのはいい気がしない。
一歩タイミングを間違えたら、
自分もアーサーのようになっていたのだから。
ぼそりと口にした文句は、コメムシに届いただろうか。
リヒテンが近くに居るようなら、
彼女の視界をさりげなく遮るように移動して、
アーサーを視界に入らないようにする。
アーサーがズボンを履き終えたところで、
ようやく手にしていたシャツを身に着けた。]
― ザワールド内 ―
ってうわわわアーサーさん隠してくださいいい!!
[『コメムシ』が現れた直後にトイレに行ったアーサー>>124が
まさしくトイレで用事をすましている最中です、といった格好で
転送されてくる>>127
あわてふためいていると、ダンがエリザベータ>>130、
ローデリヒがモナ<<140、ランがリヒテン>>の視界を遮った。
アーサーの騒動が収まり一息つくと、
ローデリヒに声をかけられた>>146。皆、椅子に座り始めているが
自分の椅子がなかったことを思い出す。]
ありがとうございます・・・
[お礼を言って、隣にちょこん、と座る。
『お下品な人』という言葉に苦笑した。
眉毛の太くて濃い人はちょっと苦手だから。]
/*
ちょ、コメムシに次いで、マシューまでっ。
おまえらっ!!
俺のこの眉毛の良さがわかんねーのかよっ
おこちゃまだな!
この交換日記とか花って原作の元ネタあるんだろうか・・・!!
12話までしかみてないぜ!←
うまく返事できるかな・・・!
[少し物思いに耽っていると、どうやら戦闘が始まったらしい>>#9
モニターの向こうには高層ビルや民家>>122が見える。
今回のバトルフィールドは、街中のようだ。
ずいぶん精巧にできている風景だなと思っていると
ライヴィスがロボットを動かし始める>>#10]
す、すごい・・・ライヴィスくんすごいよ!
[きちんと2足歩行を行っているライヴィスに感嘆した]
[どうやらビームで戦い始めたらしい>>#13
お椀型の敵>>10と向き合っている]
が・・・がんばれっ!
[手に汗を握りながら応援した。ビームは跳ね返されたようだが
『コメムシ』の助言で弱点を見つけられたようだ>>#16]
[戦いは無事にライヴィスの勝利で終わった>>#18]
や、やったああ!ライヴィスくんすごいすごい!
[ローデリヒのピアノ椅子から思わず飛び降りる]
やったよクマ史郎さん!ライヴィスくん勝ったよ!
[ポケットに入れたままにしていたクマ次郎を取り出して
ライヴィスに向けて手を振るようにして動かす。
ライヴィスの周りを皆が取り囲んでいたかもしれない
そうしているうちに、ライヴィスが外に出ることを提案した>>#18
こんな大きなロボットの上だなんて危ないんじゃないか、と思いつつ
何も言う間もなく転送させられてしまったようだ>>#19]
― 回想 ―
[合宿中、携帯を見るよりも遊びを優先していて
アントーニョからの>>+28メールに気がついたのは
合宿から帰るバスの中だった。
支離滅裂(中二病)な文章に慣れているかのように返事してくれている。]
To: アントーニョ
Subject:合宿帰りなう!遅くなった!
Message:
やーい、仲間はずれー(`フ´)プププ
お前ロリベドだから仲間にいれたら大変なことになりそうだな!
また遊びにいく!
小鳥さんと友達になったんだぜ!
[地球を救う英雄譚を教えてあげよう、とけせせと笑った*]
─回想・酒盛り最中─
[アントーニョと下らないことで盛り上がり、…は勢いで上着を脱ぎ去った頃、携帯電話に着信があったことに気づいた。]
あっれー、モナからメール着てる ってことは水着キタコレ!?
って、なぁんだ、ないのか……。
[顔を輝かせて画面を開くが添付画像はないようだ。
ちょっぴりがっかりしたが、女の子からのメールというものはそれだけで嬉しいものだ。
どこからかともなく真っ赤な大輪のバラを取り出して、携帯のカメラで撮った]
―ザワールドのコックピット―
ラン、おめも随分な格好だべな。
風呂さ入る所だったのけ?
[>>160随分と薄着…というより半裸のランが出てくれば、
物珍しげに視線を送ったが、手にシャツが握られている事に気付き
何かをしている時に転送されたのだと、察しがついた。]
アーサーみてぇにクソしてる時じゃなぐでえがったなあ。
[車椅子の上で朗らかに笑った。*]
From:君だけのお兄さん
To:mon petit
Subject:お兄さんの水着☆
添付画像:薔薇.jpg
Message:
モナが写真くれないからお兄さん自分の水着撮ったよ!
どう? すっごい似合うと思うんだけど!
モナは可愛いから変な虫が付かないかお兄さんは心配なんですー><
俺の審査に通る男なんて、そうそういないと思うけど☆
んー? やっぱそっち何かあったのか? まあ、モナが無事ならそれで良いけどね。
店に来るなら美味しいケーキと紅茶を用意しておくよ。
P.S.黒いカロリーメイトってなにそれ怖いお兄さん知らないからね!!
[メールを送り返した後で、…は全裸に薔薇スタイルになった。
目の当たりにしたアントーニョからは、リップサービスくらいは欲しいものだった*]
─現在軸・カフェ─
[カフェにいる客をのんびり眺めていれば、携帯が震えて着信を知らせる。
客は各々談笑にふけったり、宿題だろうかノートを睨んでいる学生がいたりして
今すぐ席を立ちそうなこともなさそうだと思い、携帯のメールをちらりと見る]
From:花を背負うお兄さん
To:眉毛で花を栽培するアーサー
Subject:いや待ってないし
Message:
いいのいいの、ひとりで留守番させて置くよりもお兄さんに任せるほうがお兄ちゃんは安心でしょ。
俺もお前に礼を言われたくてやったわけじゃないし?
だからスコーンはいらないので、ご自宅で処分してくださいお願いします。
P.S.世界一美味しいご飯を食べさせただけですが何か(´_ゝ`)
[スコーンを持ってくるのは阻止したいものだが、恐らく奴は持ってくるのだろう。
この店に暗黒物質が持ち込まれる前に客を避難させるかどうか、それが問題だ。
…は、ゲンドウポーズで暫く考え込んでいた]
― 少し前・コックピット ―
いつまでも制服でおる訳にはいかんさけ、
着替えようとしとっただけやざ。
[物珍しげな視線>>167を一瞥し、ふいっとそっぽを向く。
日光に弱い体質のため、
肌を晒すような服を着ることはほとんど無かったから、
珍しいといえば珍しいのだが。]
うっさいわボケ。アーサーと一緒にすんなま。
[自分も着替える順番を間違えていれば
大変な事になっていたことは、棚上げ*]
…?
ホンダが戦ってたのと、全然違う奴でねか。
[巨大なお椀型の其れ>>10は、カマキリのような敵>>0:435と、
見た目も雰囲気も全然違うように思えた。]
すげぇな、色んな敵さいんのけ。
[>>#9>>#10ライヴィスの声に呼応してモニターの景色が前へ動く。
その光景が、自分たち子供がロボットを動かす事ができる、
という事を実感させ、ライヴィスの興奮する声と共に、
ダニエルも高揚感を覚える。]
――は、 まさがすんげぇ。
これ、ライヴィスが動かしてんのけ…。
[同時に羨ましいという気持ち。
普通のゲームさえ遊べる事は、まずないのだ。
目の前…中心に座った木の椅子で喜ぶ少年には羨望の眼差し。]
―コックピット・戦闘中―
[しばらく呆けていたけれど、視界の端に映るモニターの景色が変わった>>#9事に気付いて、私はぱっと顔を上げた。
…凄い、動いてる!
どこか憂鬱と言うかすっきりしない気分だったけれど、嬉しそうなライヴィス君の声>>#10もあってか、私の気分も少し明るくなった。]
[お椀型の敵にレーザーを撃ったり、その威力についての説明をコメムシから受けている間>>#12。
そういえばノートを抱えたままだったから、鞄の中へ仕舞い込む。
その時、かさりと何かが音を立てたの。
何だったかしら…と思って鞄の中を覗き込むと、クッキーの入った袋がある。
そういえばローデリヒさんにお礼として作ったクッキーのうちの余ったものを後で食べようと持ってきていた事を思い出した。
今食べようかしら、と思って袋を鞄から取り出すと、ピィピィと鳴く声が聞こえたの。
その声はギルの頭上の小鳥さんのもので、気のせいかも知れないけれど、私を見ているように思えた。]
……ギル、これあげるわ。小鳥さんが食べるんなら食べさせてあげてよ。
[もしかして欲しいのかしら?と思った私は、ギルのいる方へそのクッキーを放り投げた。]
[そして視線をモニターへ移す。
丁度、ライヴィス君が敵の「弱点」を粉々にした所だった>>#18。]
おめでとう!勝ったのね!
[ぱちぱちと拍手をしている間に、ライヴィス君が肉眼でこの光景を見たい>>#18、と言っていたのが聞こえたわ。
その願いはかなえられて、私達はザワールドの肩の上に転送されたの。]
/*
肩に手を置くのやりたいけど、ちょっと間に合わなさそうだなあ。
何でこんな日に限って夜に仕事が入るのか。
てっきり明日だと思ってたわばーかばーか…ぐすっ
―回想・美術室への道すがら→コックピット内―
[図書室から美術室へと向かう。
もしその間に誰かと会ったのなら一緒に向かっていたかもしれない。
途中、手に持ったままにしていたスマートフォンが3回震えた(>>69 >>78 >>85)。
確認すればマシューとダンからだった。
慌てているマシューに心の中で、落ち着け、と突っ込みつつ美術室へと急ぐ。
――急に視界がぶれた。]
……え?
[一瞬の浮遊感。前にも体験したことがある(>>1:405)。
気付けばコックピットの中で、目の前には自分の椅子が静かに置かれていた。(>>121)。
見渡せば、椅子が円形に配置されている。
傍には誰がいただろうか。]
[と、大きな声が耳に飛び込んできた(>>127)。
そちらを見れば丁度アーサーがズボンをあげるところで。]
……さっさと服を着ろ……。
[思いのほか冷たい声が出たが、他の人の大声に消されたかもしれない。
ダン(>>130)の台詞に、合宿の時に言われた言葉(>>1:382)を唐突に思い出した。
――こいつは便に何か思い入れがあるのだろうか……。
と益体もない事を考えてしまい、慌てて頭を軽く振る。
アーサーの返答(>>132)が続けて耳に入り、]
……そういうことはいちいち口に出さなくていい。
[軽く頭が痛くなった。]
ライヴィス君、お疲れさま―――――――
[嬉しそうに興奮したライヴィス君のぽんと軽く肩を叩いて>>#19、労いの言葉をかけた時―――]
――――――え、
[ぐらり。
ライヴィス君の身体が傾ぐ。
ゆっくり
体が
宙に>>#20
落ちて
だんだん
小さく>>#21―――――――]
あれ……、壊してもいい建物なのか?
バーチャルだから構わねえっつたったらそうだけんど。
[>>#12崩れ落ちるビル。そこから落ちたもの>>#13が、
ダニエルの目には、まるで人のように映ったのだが――…]
……ま、ゲームだかんな、これは……。
[ゲーム世界とはいえど、ベールヴァルドの病気の事や、
フルマッチのドナーを――…誰かの犠牲を乞う身として、
仮想現実とはいえど、目の前で人が死ぬような映像は、
とても喜んで観れるようなものでは無く、目を伏せる。]
…………。
[興奮するライヴィスの声。 レーザーが機体を焼く音。
普段のダニエルならば、それを手に汗握って応援したり、
歓声を上げるようなものだが、神妙な面持ちで見守るだけ。
やけに大人しい雰囲気は、他人目からも違和感を誘うものだろう。*]
いやぁああぁぁぁああああああああああッ!!!!!!
[嘘、嘘よ…嘘、嘘嘘嘘嘘嘘!だってこれはゲームだもの、死んだりする訳ない!! ならどうして叫んでいるの?
私は触れただけで、突き落としてなんてない!!そんなの誰が信じてくれるの?
固く目を閉じて、頭を抱えて、ただ叫んだ。
今の私にわかったのは、何かが頬を伝う感触だけ――――]*
[一連の騒動が終わって、改めて椅子に座れば、嫌な音がした。]
……本当に、良く出来ている……。
[思わず声が漏れた。
実家の椅子は機能だけ考えればまだまだ現役だが、この椅子はそうではないらしい。
中の枠木は朽ちかけているようだ。
あの家のように……。
小さく呟かれた言葉に、口元に浮かんだ笑みに誰か気付いただろうか。]
―戦闘の後・ザワールドの肩の上―
[>>#18ねぎらいの声を掛ける彼らを何処か遠巻きにしながらも、
何も言わないのも白けさせてしまうと思い、ライヴィスに声を掛ける。]
良かっだなぁ、ちゃんと勝ててよ!
負けたらコンティニューは効くんだろうけんど。
[彼の提案からザワールドの機体の上へ乗る事になった。
合宿のマドンナ的な雰囲気のエリザベータから、
今日のヒーローである少年の肩に手が伸びる。
口笛を鳴らし、その微笑ましい様子を見守っていると――あれ?]
[服を着てから、自分の椅子に腰を下ろす。
モニターに映るのは、全く知らない景色>>122
ビルや民家が立ち並ぶ景色は、妙にリアリティがある。
そして目の前に佇むお椀型の何か。
一週間前に見た敵とは全く違うものの、
きっとあれが敵なのだろうと当たりをつけた。]
あ――…動いとる…。
[ライヴィス>>#9>>#10が、特別何かをしている様子は無い。
ただコメムシのアドバイスの通りに、念じているだけ。
振動と共にモニターに映る景色が変化していくのを見て、
本当に念じるだけで動くのだと感嘆の息を漏らした。]
[>>177>>#20>>#21彼女の伸びた手が肩へ触れて、その直後。
ライヴィスの身体が、ふわりと浮いて。
重力に逆らえるはずも無いその身体は――落下してゆく。
あっけに取られた顔のまま、それを見つめ。]
え?
[ひゅう――、と口笛が虚しく響いた。]
[そうこうしているうちにライヴィスのゲームが始まったようだ。
他に見るべきものも分からなかったので、正面のモニターを見る。
そこには知らない世界が広がっていた。
しかし、妙にリアルでもある。
そのことに微かなひっかかりを覚えていると、
ライヴィスがレーザーを「お椀」以外の建物にぶつけた。
途端、崩れ落ちるタワーと、何か小さなもの。
……あれは、何だ?
しかし疑問はライヴィスの悲鳴にかき消される(>>#15)。
続くコメムシの容赦のない叱咤。
他人事のようにライヴィスも大変だなとぼんやりと考える。]
[直立しているザワールドの高度が一体何十メートルあるかなんて、
ダニエルに分かるわけないけれど。]
ひっ、
[ただ確実に分かるのは、……こんな高さから落下したら、
――助かるわけなんか、無いという事で。]
[それから直ぐの事だろう。
コメムシの助言によりライヴィスが勝利したようだ(>>#18)。
ライヴィスの興奮した声が聞こえる。
が、…の思考は消えたお椀に向かっていた。
あのお椀の中にはナニがいた?
ぼぉと考え込んでいるうちにライヴィスの願い通りロボットの肩の上に移動させられる(>>#19)。
見覚えの全くない風景ではあるが、頬に当たる風はゲームだけで片付けるにしては妙にリアルだ。]
……随分リアリティのあるゲームなんだな。
[誰か言葉を拾っただろうか。]
―回想終了・コックピット内→ザワールドの上―
[>>181悲鳴を上げ、蹲っているエリザベータにふと我に返る。]
コメムシ、今すぐ俺らを転送すでくれ!!
―――俺らをコックピットの中さ、戻せ!
[半狂乱になって誰かが落下してしまったら、
ダニエルは、慌ててコメムシに転送を願い出た。
でも、今落下したライヴィスは?
いや、そもそもこれはゲームだろ? 死ぬわけないじゃないか。
そんな思考に、今は及ぶはずもなく。
解ったよ、という返事と共に。
俺たちの身体は、再びコックピットの中へと戻された。*]
― 通学路 ―
[あれから一週間がたち、あれは嘘だったのではないかと思うような
日常が戻ってきた。
が、帰り道、あの日帰ってきたメールを見て、くすりと笑った。]
酔っていたようだが、女子中学生に送る写メールとしては
不適切極まりないのだよ。
[携帯の画面に映し出されるのは全裸で股間に薔薇をつけた、
フランシスの姿。
Subject:お兄さんの水着☆]
―現在軸・ザワールドの上―
[考え込んでいると(>>190)耳につんざくような悲鳴が飛び込んできた(>>181)。]
な、何だ!?
[遠くの方を見ていたため ライヴィスが落下したことには全く気付いていなかった。
はっと悲鳴がした方を向けばうずくまるエリザベータ。
いつも気丈な彼女のいつにない様子に、反射的に肩に手を置いて顔を覗きこむ。]
エリザベータ?どうした?
[そんな事を言っているうちに再びコックピット内に戻されただろうか(>>191)。]
―現在軸・ザワールドの上→コックピット内へ―
ピィ♪
[頭の上の小鳥さんが嬉しそうにないた。
ライヴィスの操縦を見ながら、この大きな機体を動かすことに現実味がなくなってくる。]
ビームでるのか!すげえな!
[タワーがボロボロと朽ちる姿を見てテンションを上げる。
敵の弱点を見つけ出し、フィナーレ。
ザワールドの肩に乗って、達成感に浸る。
―――笑顔でいられたのはここまでだった。
ライヴィスに軽くふれたエリザ、そのまま落下していくライヴィス]
エ、リザ・・・・・
―現在軸・コックピット内へ―
[エリザベータの肩に手を置いたものの、現状を理解しきれていない…は近くにいた誰かに説明を求めた。
そうすればライヴィスが落下した事をすぐ教えてもらえた(>>#21)だろうか。]
……え?落ちた?
[辺りを見回したが、確かにライヴィスの姿はない。]
コメムシ、ライヴィスは何処にいる?
[嫌な方へ、嫌な方へ向かおうとする思考を押さえつけて、コメムシに尋ねるだろう。
コメムシは応えてくれただろうか?]
[ギルベルトが駆け寄ってきてエリザベータを引き寄せれば、(>>197)素直に一歩後ろに下がっただろう。
ひとくくりに幼馴染と言っても彼と彼女の付き合いの方がずっと長いし、理解し合っている。
エリザベータの事を任せられるなら、自分は自分に出来ることをとコメムシに向き直れば、飄々とした返事が返される(>>198)。]
俺たちは返されず、ライヴィスだけ?
……いや、ライヴィスは無事なんだな?
[念を押すように尋ねるが、答えは変わらなかっただろうか?]
[続いて放たれるレーザー>>#11>>152。
しかし敵に傷をつけるには不十分だったらしく、
お椀はびくともしなかった。
レーザーの威力はあまり高くないのだろうか、と考えていると、
コメムシとライヴィスの会話>>#12が耳に入ってくる。]
[建物や戦闘機が破壊できるほどの威力。
それを耳にした瞬間、何故か、ぞっとした。
これはただのゲーム――のはず。
モニターに移る建物は、まるでホンモノのよう。
造られたものとは思えない程に。]
……………。
[タワーに向かって伸びるレーザー>>153を、無言で見つめる。]
―ザワールドのコックピット―
ライヴィス……嘘だべ?
[まったく下を窺いみる事の出来ない高度。
ゲームだから、落ちたって平気なんじゃないのか?
今更にして、そんな風に思い始める。
でも、顔に感じた風は明らかに屋外のもの。
現実としか思えないような世界で死んでしまったら、どうなるんだ?
それを尋ねようとした所で、開いた口は音を発するのを止める。
聞きたかった事を、シンロ>>195がコメムシに問いかけていた。]
け、けぇった……? 家、に…?
は、ははは、そうだっぺなあ、ゲームだもんなあこれ…。
にしたって、俺らに挨拶も無しにけえるなんでよ…。
[乾いた笑いが溢れる。…だって、だってあんな去り方。
フラッシュバック。
ライヴィスの落ちる寸前の表情が、
母親が電車に飛び込む瞬間の表情を被る。]
………。
[口元を抑え、未だ青い顔を俯かせた。*]
[崩れていくタワーも、ただの映像には見えなかった。
コックピットの中は寒くないはずなのに、全身に鳥肌が立つ。
どうしてこのゲームは、こんなにリアリティがあるのだろう。
タワーからぱらぱらと落ちていくものは、何?
まるで、ゴミのように――…
小学生の頃に学校で見たアニメ映画が、頭に過ぎった。]
………気にしすぎやざ。
[ふるりと頭を振って、嫌な考えを頭の隅に追いやろうとする。
仮にアレが人間、だったとしても。これはただの映像だ。
映像だとしても、見ていて気分の良いものではないが。
それから、ライヴィスが敵と戦っている間。
両眼は戦闘の様子をしっかりと見ているものの、
その表情はずっと、強張っていた*]
違う、違う違う違う―――、っ!
[自分に言い聞かせるようにそれだけを繰り返し呟いていると、不意に肩に何かが触れた>>193。
びくりと一度大きく身体を震わせて、私はそっと顔を上げた。]
―――――――シン、ロ、ちゃ、
[もし、もう少し冷静だったら…その時シンロちゃんが心配して来てくれたんだと気付く事が出来たんだけれど。
生憎、そんな余裕はなかった。
きっと、私を糾弾しに来たんだ。私がライヴィス君を落としたんだろうと、詰りに来るものだと思った。
違う、違うのに。私は触れただけで、突き落としてなんていないのに。
首を横に振って口を開きかけた所で、何かに引っ張られた。]
―回想・自宅ソファ―
[ソファに寝転がってテレビを眺めているとゲルマンロックな着メロが流れた。
手を伸ばして携帯の受信メール>>165を確認。]
やっぱ、ギルちゃんや。
[いつも通りテンションの高いギルベルトにへらりと笑みが浮かぶ]
From:アントーニョ
To: ギルちゃん
Subject:お疲れさんなぁ!
Message:
酷い言いようやなぁ?今度のトマティーナは手加減せぇへんで?
ほな、遊びにおいで。トマトとチュロスたくさん用意したる。
小鳥さんやエリザちゃんも連れてきてええで。
[とりあえず、このいつも楽しそうな小さな友人が来ることを想像して、メールを送信した]
…………ギル……?
[力強い腕の正体は、意外な事にギルだった>>197。
ぱちぱちと二、三度瞬きをしたけれど、見間違いじゃない。
いつもは口を開けば憎たらしい事ばかり言う癖に…、いや、普段そうだからこそ―――
その言葉が、頼もしく感じたのかも知れない。]
…………うん。
[手の甲で涙を拭って、小さく頷く。]
……ごめん。ありがと。
[私は弱くギルの服の裾を掴みながら、独り言を言った。]
/*
シンロ君も来てくれてありがとう!中の人予想が合ってたら(中の人的には)尻尾振って飛びつきたかったんだけれど自重したわ。
ライヴィスの机の上には花瓶があった。
身内間での葬式の後、有志の生徒で数日後に葬儀が行われた。
ライヴィス・ガランテは部屋の中で死んでいた。
死因は不明だが、その身体には怪我などは一切無かった。
眠るような表情で、死んでいたそうだ。**
― コックピット内→ザワールドの肩の上 ―
終わったん、か…?
[決着>>#18がついても、表情は強張ったまま。
興奮するライヴィスを微笑ましく思うも、彼の願いに眉を寄せる。
ただの、映像ではない?疑問に思うと同時に、視界は変わった。
肌に触れる空気。この目に見える景色。
全てが全て、本物のように感じてしまう。
レーザーに打ち抜かれて崩れたタワーに、潰された民家。
所々で、黒い煙が上がっているのが見える。
最近のゲームは、こんな事まで出来るようになったのだろうか。]
ライヴィス、お疲れさん。
[胸の内の不安を隠すように、ライヴィスに声をかけようと、
エリザベータ>>177に続いて彼に近寄ろうとして――]
[傍らよりダンの声が聞こえる(>>202)。
そちらを振り向けば顔が真っ青だ。
声を掛けようかと思ったが、コメムシの声が耳に入り、そちらに向き直る。
その声に、言葉に苛々する。]
そうじゃない事を願っているから念を押しているんだが?
無事ならそれでいい。
[コメムシは話題を切り上げるように帰還を促してきた。
エリザベータの事が気になったが、ギルベルトに任せておいた方がいいだろう。]
……学校へ。
[そう言えば、また浮遊感と共に、見慣れた景色の中に戻されただろうか。]
……気に食わないな……。
[苛立ちを抑えない声を聴いた人はいただろうか?]
―コックピット内→学校―
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