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― 湖上庭園 ―
[今、慌てて騒いだ所で、何がどうなる、とも思えず。
庭園に佇み、ぼんやりと風に吹かれる]
……そーいや、こんな風にぼーっとすんのも久しぶりだな……。
[止まるを良しとせぬ気質故に、思うままに翔けるから。
何するでなくぼんやりする、というのは、本当に久しぶりの事だった。
その原因を思うと、ちょっとアレな気分になるのはどうにもならないが]
……しっかし、静かだな。
[間違いなく、嵐の前のなんとやらだろうが。
その静けさに、ふと、意識は遠い日々に流れる。
まだ、何もなくしていなかった頃。
まだ、何も知らなかった頃。
庭園を駆け回った幼い頃。
当たり前に一緒にいたのは、乳兄弟と、それから]
……多分、話してねぇだろうなぁ、メル。
[久しぶり思い出した、『もうひとり』。
ふと、気になったのは、その事だった]
話したい事じゃないのかも知れん、けど。
話さないまんまで押し込んでるのも、きっついだろうに。
……も少し、周りに大事にされろってんだよ、ったく。
[ため息混じりに呟いて、それから。
ふ、と、目を転じるのは、庭園の一画に植えられた牡丹の株]
……メルが寝てる間に、話しちまうかねぇ……エレオに。
忘れたフリ続けてる理由……間違いなく、あいつへの遠慮だろうし。
……な、レイネ。
お前だってさ、その方がいいだろ?
[問いかけるような呟き。
それが向けられるのは、幼い頃にいなくなった、もう一人の乳兄弟──メルヒオルの亡き実妹。
勿論、答える声などはない、けれど。
牡丹の枝が頷くように微かに揺れたのは、いつも自分の回りを廻る風の作用ではない、と思いたかった]
─ 王宮内 ─
はい、お願いします。
[>>386ウェルシュに熊を預け、場を離れようとしたところに顔を覗かせた人>>344。
最初はいろんな意味で顔を合わせ難くて避け気味だったけれど。
それで迷惑をかけていると気づいてからは、ほかの人と変わらぬ接し方をしようと努めた。
様付け自体はこちらも中々慣れはしなかったのだけれど。]
…エレオノーレ様、は。
ほんの少しだけ、席を外されてまして。
[>>389兄弟子からの問いかけに、微かな苦笑を滲ませて答える。
王妃の同僚であったこの人ならこの答え方でおのずと察してくれるだろう。]
─ 王宮内 ─
あ、やっぱり陛下戻ってらっしゃるんですか。
[面倒事云々に関しては、口を挟むことはせず。
>>416さらっと伝えられた情報に、先ほどの感じた違和の答えを得た。
更に上司まで戻ってくると聞けば今度はまた違う疑問が生じたけれど、それは今問わずとも国王や上司に会えばわかるだろうと思い。]
では、私はそろそろ控えに戻ります。
ジェフロイ様はどうかくれぐれも御無理なさいませんように。
ウェルシュさんも、出来るだけ穏便にお願いしますね。
[メルヒオルが寝ている本当の理由については誤解したまま、きびすを返し王妃私室へ続く廊下を早足で歩いていった。]
― 王宮内・どこか ―
……とりあえず、戻るか。
[来た道くらいは分かるから、問題ない。
途中で誰かと出会えば、事情を説明するつもりでいる。]
─ 王宮内 ─
[ジェフロイ・ウェルシュと別れ、急ぎ王妃私室へと戻る道すがら。]
………あれ?
[何やら見慣れぬ姿>>452に気づき、足を止めた。
この場所にいるということは、おそらく客人ではあろうと思うのだが。
困っているようにも、呆としているようにも見えて。]
…あの。
どうかなさいましたか?
[失礼かとも思いつつ、声をかけた。**]
― →ファサン邸・地下室 ―
[最愛のお怒りには気づく事無く。
通りを駆け抜け、戻ったのは自宅]
おう、今戻った。
……っても、またすぐに出るが。
あ、いや、休む暇ないから、こっちゃ気にすんな。
[出迎えた家令に軽い口調でこう言うと、向かうのは地下の隠し部屋。
その昔、『双聖魔』と魔精霊が封じられていた場所。
この屋敷において、最も強く力が集う場所だった]
[月の小鳥は、危険だからと外に出し。
簡単な手当てを施しただけの右腕の袖をまくり、包帯を解く。
真白の刃を深く刻んだ腕には未だ、鮮烈な紅。
包帯が解かれた事で滲み出したそれを、手を伝わせて黒の刃へと落とし]
召集魔,是食糧和做的K的刃。
魔を呼び寄せ、糧となす黒の刃。
根據我,基于靈魂的盟約,命令你平靜下來。
我、魂に基づく盟約により、汝に鎮まる事を命ずる。
作為我的生命的象征的胭脂紅作為楔子。
我の命の象徴たる紅を楔として。
和稱為對的雪白一起,驅除魔成為的力量。
対なる真白と共に、魔を祓う力となれ。
[低い声で紡ぐ呪に応じ、黒の刃は伝う紅をその内へ。
左手の真白が淡い光を放ち、それに添うように漆黒も光を放つ。
それを見届けるとは、と息を吐いて、一対を一つ鞘へと戻し]
……わかって使ってるシロモノだが。
悪食だよなあ……。
[ぼやくように呟いた後、腕に包帯を巻き直し。
地下から出た後、一度邸内の私室に寄って、幾つか必要になりそうなものを用意してからまた家令に留守を任せて家を出る。
目指すのは、今度こそ王宮……なのだが]
まー、とりあえずコレで退魔剣として使う事はできるから。
……最悪には、対応できるな。
キリクも、相方起こしたようだし……そろえば、なんとかなんだろ。
だから、こっちは問題ない、が。
[ここで一度言葉を切り。
それから、はあ、とひとつため息をついた]
……問題は。
あれ、盛大に、拗ねたよな……きっと。
[気づいているのに声かけなかったんだから、と。
一応、予測はしているわけで]
やーれやれ。
機嫌、直してくれっかねぇ。
[他の事ならわりと達者な論説も、最愛相手には全く揮わない。
睦言紡げる器用さにおいて壊滅的なのは、認めたくはないが血筋だろう、と諦めている。
そも、愛の告白が超直球極まりない、「ほしい」の一言に集約されていた辺りで推して知るべし、というべきか]
まー……なるようにしか、ならん、か。
[結局最後はそこに行き着くようで。
通りなれた裏門──銀水門へと向かいつつ、半ば無理やり、そう割り切った。*]
― 王宮内 ―
[アプサラスの輝く笑顔>>447。
それを見て頬が緩むのは最早止められない。
離れる前に聞こえた言葉には、む、と少しだけ唸り]
立場上慎重にした方が良い部分があるってのは否定せんが。
んなこと、誰も禁止しちゃいねぇぜ。
別に敵対してるわけでも無ぇ、もちっと気楽に考えても良いんじゃねぇか?
んじゃまたな。
[副官が急かしやがったためそれだけ告げて、その場を立ち去った]
「大将、にやにやせんでくださいよ、気色悪い」
やなこった、俺は今気分が良いんだ。
つか気色悪いってなんだ、失礼な奴だな。
[副官の突っ込みにきっぱり断り、更に聞き逃さずに突っ込みを入れ返す。
頬が緩む理由は推して知るべし。
副官は理由に触れる気はさらさら無いらしいが]
んで、宰相殿は見つかったか?
「居ねっすね、どの部屋にも姿は無かったっす」
そうか。
そうなると、やっぱ俺らの感知出来ねぇところに連れてかれたんだろなぁ。
しゃーねぇ、やっぱ御大将が戻るまで警戒しつつ待機だな。
リー、ご苦労だったな。
少し休んで良いぜ。
[各務さんが何かやらかす前にメルヒオルを発見するのは難しいと判断。
副官に労った後、彼と別れ。
確認しそびれていた古道具を纏めていた倉庫へと向かった]
―王宮内―
…ん? あ。
[まずは元いた場所へと踵を返した所で、見えた顔と声>>463に目を瞬かせる。
ヴァイスヴァルトの王宮で稀に見掛ける顔によく似ているが。
纏う雰囲気が全く違うし、何よりあそこからここまで距離がある。]
(間違うことなく別人だな。)
[俺は内心で判断を下した。]
ヴァイスヴァルトからきた鋼の騎竜師、タクマ・ヴァインズです。
初めて来たので王宮内を見て回っていたのですが…。
お恥ずかしい事ながら迷ってしまって。
[名乗りと事情説明はしっかりしておこう。
…キリク王の感じからして、そのまま受け入れられるような気がしないでもないが。]
―城下―
[こけた竹箒は成す術なく風に捕えられ、身動きを封じられる。
それにより一見普通の箒の様になったが、よく見るとちょっとだけぷるぷるしていた。
柄を掴んで小さく溜息]
……御親切に、ありがとうございます。
[振り返り、精霊師>>409に頭を下げて]
……はい、仕事の関係で。
……と、名乗りもせずに失礼を。
[続いた言葉に頷いてから、改めて自分の名を名乗ろうとしたが、丁度戻って来たマリス>>407のお蔭でその手間は省けた]
……マレンマなら、姉ですが。
[姉の名を出される事は珍しくない。
お世話になったと聞けば、納得すると共にこちらこそと返し。
相手からの申し出>>407には少し考える素振りを見せて]
……丁度、今から王宮にと思っていまして。
……もし良ければ、お口添えを頂けると。
[彼自身は勿論姉兄とも過去の関わりがある為、王宮に入る事は本来なら問題はないはずなのだが。
ただ一つ、強制同行させられた竹箒が不審物扱いされないかが、ちょっとした懸念材料である]
……貴女も?
[珍しくはないとは言え、先程の精霊師も姉>>450を知るものと知れば、流石に驚いた顔をした]
……承りました。
……戻りましたら、渡しておきます。
[承諾の意と共に短剣を受け取って。
少しの間それを眺めてから、丁寧な手つきで荷物に仕舞う]
/*
や、うん。
わかるんだけど、わかるんだけど……!
『御大将』の文字を見ると、どっかの茶髪な尻尾頭がくろねこの中でじたっとする……!
……重症すぎる自覚は、あるんだ、が。
←コレ、そんな大したこじゃない、って思ってしまうのをどうにかしようぜ……!
ところで、城下からの一団は、どっから城に入るんだろうか。
そこで悩んで、動けぬ俺じゃった。
[※到着を最後にしたい]
― 王宮内 ―
おっ。
[移動の最中、廊下の壁をピンボールのように飛び跳ねていく物体に遭遇する。
妖気が発されているため、付喪神であることは直ぐに分かった]
勝負っ!
[トンと床を蹴り、飛び跳ねる物体を捕まえようと手を伸ばす。
一瞬の交差、飛び込む軌道が飛び跳ねる物体の軌道と重なった]
― 王宮内 ―
[壁を飛び跳ねていたのは何とたわし。
身体(?)を回転させながら飛び跳ねる毎に勢いを増していた。
そのためか、捕まえようとした手を勢い良く擦り抜け]
いたっ!!
[ウェルシュの額へぶつかって更に別の方向へと飛び跳ねた]
あー、負けたぁ。
網張れば良かったなぁ。
[そう思うも時既に遅し。
ピンボール化したたわしは壁を飛び跳ねどこかへと行ってしまった]
[そして彼女にいった用事というのは王妃の護衛であり、王宮のあれこれは知らないまま、自分が離れてもちゃんとそばにいたロー・シェン>>412を頼もしげな視線を一度向けた後、カシム>>476へと向き直る]
やはりそうでしたか。こうしてみればどことなく面影が似ているような。
[とはいえ姉のようなふてぶてしさというか。強引さはない。むしろ相対する気配を感じたりもしてはいたが、と話が反れそうになったので言葉を止めて彼からの言を聞く]
王宮に…ですか?ええ、わかりました。出来る限りいたします。
あちらもご一緒に…でよろしいのですよね。
[カシムの口添えというのには否やはない。風に包まれてぷるぷり震えている竹箒も一度みたり一応というように聞いた。
とはいえ、先程王妃様>>397からの言葉もあるため、どちらにしても否ということはないためただの好奇心でしかない。]
― 湖上庭園 ―
[ぼーっとしていると、時折、手にした『神獣角』が震えるのが感じられる。
付喪神が活性化して動いているのに反応している、というのは、わかっていた]
……タイヤン、ヴェル……ユエリャン、まだか?
[恐らく一緒にいるだろう、との辺りをつけて問うが、返されるのは否定の響きを帯びた鳴き声]
そっか……。
……逃げてるわけじゃねーだろーなー……。
[とはいえ、乳兄弟がイロイロな理由で各務さんを苦手にしているのは、わかっているから。
ちゃんとこちらまでもどってきただけでも、評価したい心境なのは、否めない]
ま、やってた事が事だし、そっちで時間かかってんだろうけど……。
[呟きながら、ぐ、と槍握る手に力を込めて。
ごく無造作に、上へと突き上げた]
[かーんっ、と。
響いたのは、物凄く、物凄く甲高い金属音。
金属同士がぶつかったとわかるそれの後、すぐ近くにどさ、と落ちたのは]
……こんなモンまで動いてるのかよっていうか。
どっから出てきたんだよ、これっ!
[金製の盥だった。
……カウンターに失敗したら、イロイロと笑えたかもしれない、というのは。
当然の如く、当事者には浮かばない考えである]
/*
[←そろそろネタ分が枯渇している]
つか、このアクションでちゃんと当たったのって、珍しい気がしちまった俺がいるw
― 王宮内 古道具倉庫 ―
あーあ、まるっと無くなってやがんな。
[各務さんが連れ回していたためそうだろうとは予測していたが、実際に空っぽになった倉庫を見ると溜息が出て来る。
倉庫にあったのは古道具を入れていた入れ物が散乱しているだけ。
ものの見事に脱走されていた]
出てきた奴ら捕まえつつ、細々したのは各務さんを封印した後で回収の形が良いかね。
1個1個集めてたらキリが無ぇ。
[嘆息と共に言葉を吐き出して、部下を数名集め、空になった倉庫の片付けをさせる。
収束後に直ぐに仕舞えるようにしておいた方が後々楽であるためだ]
古道具持って来た奴が居たら、入れ物に閉じ込めちまえ。
ここの警備、頼んだぜ。
[片付けさせている部下に倉庫の警備も命じ、付喪神の横行が始まっていないかの確認をし始める]
籠手は無しで行くか。
古物壊しちまったら目も当てられねぇ。
[今回は得物を使わずに対処することに決めたようだ]
─ 王宮内 ─
[>>464ジェフロイから言われたように、王妃の不在を把握しているだろう人が目をつぶってくれている内に急いで戻ろうとはしていた。
だが、王宮内において見覚えの無い人を見止めて通り過ぎる真似は出来るわけもなく。]
ヴァイスヴァルトというと…ゲオルギーネ様の。
[相手の見目の違いについて動じないのは、ユウレンに来て一年の間に色々鍛えられたからか。
自分の直属の上司の最愛でもある方の名を紡いでから、まだこちらが名乗っていないことに気付き。]
失礼致しました。
私は遊雷の騎竜師、シルキー・ラ・リベルタと申します。
よろしければ迎賓館までご同行致しましょうか?
[普段ならば女官を呼んで案内を頼むけれど、現状はちょっとそれは難しい。
自分が案内役を務めようかと申し出た。]
[目礼>>412にはこちらも目礼で返した。
なお何処かの誰かさんと誤解をされていた事は知らぬままだが、知ったところで然程凹みはしないはずだ。
むしろそれ程に自分に似ているという“海賊”への興味が強くなったかも知れない。
そもそも職人としての腕だけでなく性格にクセのある兄弟たちに比べ、己の影が薄い事は末子も多少の諦めと共に自覚済である。
更に他の兄弟のお得意様たちと関わる機会はそうはなく、故に相手から覚えられていなくとも無理はなかった]
……これは失礼、を……?
[王女>>481と聞いて居住まいを正しかけ、先に付いた“元”に気づくのは少し遅れて]
……なんだか、デジャヴが。
[彼女の王位継承権破棄の事は直接聞いたか、思い出したか。
同時に己の知り合いを思い出したか、ぼそと呟いた言葉は聞こえたかどうか]
……そう言われたのは、初めてです。
[面影がとの言葉>>484にちょっとだけ驚いた顔をした。
トゥム家の三人姉弟は誰もかれも似ていない為、一見して血縁者であると見抜かれた事はほぼ無い]
……ええ、これが一緒なので。
[箒を見遣り、返した。むしろそれが原因だと言いたげである]
[あちらこちらで、地味に始まる付喪神の暴走。
その様子を、王宮の屋根の上から眺めつつ、雲外鏡はそわりと周囲を見回す]
『……ひい、ふう、み。
まだ、足りてないわねー』
[何が足りないのか、は口にする事なく指折り数え]
『……ま、どうせルナちゃんが一番最後だろうし。
それまでは、ここで待ってましょ』
[呟きながら、手にした銀色の光の珠をぽん、ぽん、とお手玉する。
光の珠は回転しながらその数を増やし、増えた端から王宮内に散っていく。
それが付喪神を活性化させる要因、と。
気づけるものは、果たしていたか。*]
― 王宮内 ―
んー、あんまり出歩いてないのかな。
妖気吸い放題だと思ってたのに。
[王宮内を歩き回ってみるものの、思ったより付喪神が出歩いて居るように見えない。
後で一気に現れる可能性はあるのだが、収穫の無さに詰まらなそうに口を尖らせた]
おや、そうですか?…ああ、でもそうかもしれませんね。
少々私は、ほかのかたがたと見る場所が違いましてね。
[見た目や性格ではなく、彼の、そして姉であるマレンマの内に流れる気配を手繰っている自分だからかもしれない。
まあそうはいっても、やはり名前を聞いてようやくという段階であったが]
……なるほど。了解しました。
[彼>>494のいわんとしていることを理解した。
そして一度、お忍びの王妃様へと確認をするように視線を送った後。]
それでは参りましょうか。
[高名な武器職人の一族であり、自身も彼の姉と知り合いであり、また王妃の知り合いであり望んでいるとあれば、口添えもなく、連れていくことに迷いはないようであった]
― 湖上庭園 ―
……そろそろ、のんびりもできなくなる、か。
[撃墜した金盥は、物音に気づいてやって来た兵に預けておいて。
槍を肩に担いだ状態で、は、と一つ息を吐く。
吹きぬける風に、相も変わらず愛用している、形見のコートの裾が揺れた]
ったく。
停滞を嫌うっていう辺りは、ほんとに、なぁ……。
……これ以上はない、ってくらいに。
そっくり、だよなぁ。
[誰に、とは言わない。
否、それを言えぬことが、風の中に潜み続ける澱みの現われ。
以前の騒動の後、その一端を吐き出す事ができたから、多少は晴れている、ものの。
面と向き合うには──まだ、覚悟が足りない]
……っと。
感傷浸ってる場合じゃねぇ、な。
[視界を過ぎる銀の光>>#2に、表情を引き締める]
……ま、見方かえれば。
タヌキとの探りあいでたまった鬱憤晴らすにゃ、ちょーどいいともいうし、な。
[非公式外交、結構ストレスだったようです]
村の設定が変更されました。
……なるほど。
……見た目だけだと、なかなか信じてもらえなくて。
[マリスの使う気功の事まで詳しくは知らないが、そういうものかとひとまず納得して。
促しに合わせて歩き出し]
……ところで、……あの人、王妃様、ですよね?
[先程彼女が視線を向けた>>499先の女性については、その素性も既に知っていた。
周囲に聞こえないように配慮しつつ、声を顰めて問う]
/*
ちなみに、各務さんは。
こっちが向き合う覚悟を決めるのを待っていたりする。
……ヴェルとは違う意味で、トラウマだからなあ、各務さんの存在は。
……あ。
……お久しぶり、です。
[一行の一人――アレクシスから竹箒に向けられる全開の笑顔>>502には覚えがあった。
同時に巨大蛙の解剖をしている時の光景を思い出して、少しだけ目を逸らしつつ]
……姉上の許可さえ下りれば、差し上げたいところですが。
[その言葉に竹箒は全力でかぶりを振り――たかったらしいのだが、未だ術中にある為ちょっとぷるぷるが激しくなっただけだった]
[そのカシムが隣で己の婚約者と冷え冷えとした会話はしていたアレクシスとも知り合いであると知ると世間は狭いものだと思いながら、竹箒への全開の笑顔は相変わらずだと内心嘆息した。]
─ 王宮内 ─
あ…そうなんですか。
[>>503ゲオルギーネとの間柄を説明されれば、なんとなく似てるなと連鎖で浮かんだその人を思って自然と表情が和らぐ。
またぞろ噂になるようなことがあってはと人目を気にしてるから、当人の前では随分とこんな表情を見せたことなどないけれど。]
はい。
いつもならば案内の者が控えているのですけれど、今は少し離れておりますので。
[まさか調度品や備品などが飛んだり動いたりする為に避難しているとは言えず。
タクマに微笑みを返して、頷き歩き出そうとしたところに>>#2銀の光が飛んできた。]
─ 王宮内 ─
……え、
[何、と口に出す間もなく真横を掠めるように通り過ぎる光。
振り返って追いかけた視線の先には、短い四足で器用によちよち歩き始めた花台の姿があって。]
…………がんばるなぁ。
[思わず感嘆の呟きを零した。]
って…!
[なんだか健気にも見える姿につい感心しちゃったりもしたのだが。
花台は花瓶を乗せたまま動いてることに気付くとすぐに我に返った。
花瓶は台の上でカタカタ揺れていて、いつ落ちてもおかしくない。]
た、タクマ様。
少しお待ちいただけますか。
[客人にそういいつつも返答を待たず、花台へと駆け寄って。]
……一年前に、ご縁がありまして。
……兄上も昔、世話になったそうです。
[王妃との関係性については、やはり小声で簡単に説明を交えつつ>>510]
……?それは、丁度よかった、のかな。
[とはいえそこまで話した事もなかった為、来て欲しいとまで言われる理由は知る由もなく、首を傾げた]
……そちらも、お変わりないようで。
[皮肉のつもりも無く、思ったままをアレクシス>>513に向けた。
柄を掴まれ引き摺られて行く竹箒は、動けない為に青年の影に隠れることもできず、笑顔の前にさらされ続けて延々とぷるぷるしていた]
……はい、本当に残念です。
[竹箒の存在を心底面倒がっているらしい。
小刻みな震えは、恐らく王宮に着くまで続いたことだろう]
お願いだから、おとなしく、して…っ
[ちょこちょこ駆け足で逃げようとする花台を掴み、更に固定するため膝で押さえつけて。
花瓶を片腕で抱えあげて確保できると、安堵の息が零れた。]
その時はマリスの家に泊めてー。
マリスの家に家出するって言って出てくからー。
[それ、家出になってませんよ?]
さっきヴェル近くにいたのに、挨拶とかしないでどっか行っちゃったし。
あたしの事、嫌なのかなぁ。
[いや、まぁ。
確かに超直球で求められたし、こちらも求めたけれど。
時折、本当に自分でいいのかどうかが不安になる。]
― →王宮 ―
[なおマリスや箒に気が行ってたり、お城が気になってたりとした為、ロー・シェンとアレクシスの間に漂う剣呑な空気には全く気付いていなかったが、>>413王妃には優しい態度を取るから仕方ないのである。
ギィにカシムが合流すれば、ぺこりと頭を下げる。
どこかに出かけていた覚えのあるギィには「おかえりなさい」と声をかけた。
>>508カシムと視線が合えば、ちょっと笑みを浮かべたりして。
色々しながらやっとのことで、王宮に戻ってきたわけだが
戻ってきたら戻ってきたで、何やら空気が怪しい。
お土産いっぱいの袋を抱えたまま、王宮の裏口付近で首を傾げた。]
あれ何だろう。何か変な……。
お兄さん…?
[何かしらあったのなら、義兄が動いているはずなのだが。
やはりアレクシスが言う通りに、義兄に何かあったのだろうかと不安気に眉を寄せる。]
妖精の粉と言います、か…
生まれがユウレンではないので、あまり上手く説明は出来ないのですけど。
長く使われていたりする物はたまにこうして動く、付喪神というものになるそうなんです。
[膝で押さえつけたまま、花瓶を抱えていない方の手で花台を叩き動きを止めて。
>>518タクマの戸惑いに答えながら立ち上がった。]
― 王宮内 ―
よ、っと!
[正面からの突きでは庭に落としてしまうので、下から掬い上げるように振り上げた。活性化して跳び上がる前に宙へと放り上げることに成功し、落ちて来た置物を右手で掴んだ]
……小物で良かった。
ぬめ太並の大きさだったら、落すしかなかったからな。
[庭に落ちたら重さもあって皹を入れたりしたかもしれない。
ホッと安堵の息を吐く]
はっ!
なんか嫌な予感がする…!
[変な予感、とは全く別なこの気配、というか、勘。
それはもう、さながら黒い気配を感じた一人暮らしの学生の如くの察知の仕方だった。
長い耳がピンと上がって、警戒の色を見せながら、あちこちきょろきょろしたが、とりあえず目に付く所に天敵はいないように思えたが。]
えぇと…
[>>526タクマからの問いには曖昧に言葉を濁すしかない。
少なくとも自分はまだユウレンに一年しか身を置いていないけれどこういう事に遭遇するのは二回目で。
多いような気もするし少ないような気もすると、これを偶にといっていいのかどうか。]
―→王宮―
[はうー、としょげているうちに王宮(の裏口、というか裏門?)へついたらしい。
……城下に降りた時より騒ぎが広がってる気がするのは気のせい、だと思いたい。]
― 湖上庭園 ―
……どした、タイヤン?
[突然鳴き出した陽の小鳥に、きょとん、としながら声をかける。
ぴぃぴりり、と。
鳴いて忙しなく羽ばたく様子は何か訴えるかのよう]
……あ。
もしかして。
[一瞬ヴェルナーが到着したのかと思ったが、それならば自身の槍も何かしら反応をするはず。
しかし、それがない、という事は]
……エレオ、か?
[他に陽の小鳥が感知して知らせてきそうな宛はなく。
問いかけると、小鳥は肯定するようにぴぃ、ぴりり、とまた鳴いた]
いえ、それは構いませんけれどね。
[王都にもある邸宅へと来たら、それは物凄く身近というか、街中で偶然会えてしまう距離ですよね。とかあるが口にはしなかった。要するにすぐに会いたいのだろうというのが見え隠れするのに内心くすりと笑う]
なるほどそうですか……って、ファサン殿が帰ってこられて…?
[初耳の話に目を細める。
仕事が終わったのか、だが逃げたというのは気にはなるところ]
…嫌だということはないと思いますよ。
むしろ大事に思っておられると、そう感じますが…
[一応横からみていての感想をゲオルギーネ>>523へと口にする。
冷静に判断できているようだが、これが自分のことになると、とても冷静でいられないのは一種のお約束である]
……そ、か。
んじゃま、ちょっと呼んで来てくれ。
動き回ってなんかやらかされるのも、心臓に悪いし。
早めに事情、説明せんと。
[それってどういう評価なんですか、と。
突っ込みの入りそうな頼みに、陽の小鳥は、実に素直にぴぃ、と鳴いて姿を消した。
……まるっと同意、らしい]
― 王宮内 ―
……あのままだと、これも成長してたかもしれないな。
[嫌な想像をしてしまい、首を振りながら。
掌サイズの蛙の置物片手に、古道具倉庫へ戻そうと廊下を歩く]
偶に…といいますか。
今現在、こういう事が起きやすくなっているみたいで。
折角お出で下さっている御客人にこのような所をおみせしてしまい、申し訳ございません。
[自分も一年前初めて遭遇したときには客だったけれど。
客人であるタクマにゆっくり王宮内を見てもらうということは出来そうになくて、謝罪した。]
― 王宮裏口付近 ―
[ 狙い違わず編隊の戦闘の大皿に当たったメスは、その皿を物理的にではなく、微細な粒子単位に粉々に分解して、氷の膜に包み込む ]
ふむ、まあ、こんなものですか。
[ ひらひらと、地域?限定の雪が風に乗り、一行の頭上を舞った ]
―→王宮―
[エレオノーレ>>524と目が合えばそっと頭を下げたり、アレクシスの伝言に頷いたり、他にも時折会話を交わしながら。
ぷるぷる震え続ける箒に眉を寄せつつ、王宮に辿り着いたのだが]
……。
……何?
[妙な気配を感じたか、視線を右へ、左へ、そして上へ。
ごしごしと目を擦る]
― 王宮内 ―
[古道具倉庫から移動する途中、何かを持ってこちらに来る人影>>536に気付いた]
おぅ、ジェフロイ。
その様子じゃ何か捕まえたか?
[この状況で古道具倉庫に来るとすれば、考えられるのは一つしかない]
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