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[逆境を乗り越え結ばれる王子と異民族の娘。
離れ離れになっても再会を果たす幼馴染の少年と少女
そして最後にはみんなが幸せになる。そんなありきたりなハッピーエンドが好きだった
だがそれは現実ではない――
誰も彼もが幸せになるというのが一番難しいと教えてくれる。
私にあったのは二人に一人分の幸せしか約束されていなかった。]
[自分は精一杯やってきた。そう自負している。
その果ての二択がこれかと思うと本当にいやになる。約束された幸せは一人分。自分か、エストか
なんにせよ決まっているのは、どちらを選んだとしても自分は後悔するだろうと言うことだ。
頼まなければ、一生自分はエストに罪悪感を持ち続けるだろう。あの時わが身を優先したせいで、今でもこの子はベッドの上だ。それを見るたびに後悔に苛まれるだろう。
頼んでしまえばそれは――]
[その劇薬は家にまで影響を及ぼしていく。
次期当主が変わるなどありながら、社交界にほとんど顔を出さない我が家の長男の双子の妹でありシュテラ家の三女のマリス・シュテラとロー家の当主との婚約が密やかに決められ……男性として生きてきた私は女性として生きる道ができていた**]
― 回想終了 ―
11人目、精霊師 アレクシス が参加しました。
精霊師 アレクシスは、悪戯妖精 を希望しました(他の人には見えません)。
― 天輪湖付近 ―
…おや?
[キーキーと啼く鳥型の魔獣を生きたまま押さえつけて、今しも、メスを揮おうとしていた手を止め、首を傾げる]
― 王妃私室 ―
…ふぅ。
エレさん、今日はどこまで行ってるのかな。
[何人目かの来訪を退けて、扉を閉めると一息吐く。
今は国王・上司共に不在であるせいか、王妃に用を持ってくる人も少なくないのだ。
自分の後見をしてくれている宰相もいつ寝ているのだろうというくらい多忙なことを考えると、ちょっと早く帰ってきてほしいな、とも思ってしまうが。]
― 王宮内→湖上庭園 ―
[>>135 背後の声にくすくすと笑いながら廊下をかけて、たどり着いたのは湖上庭園]
……久しぶりなんだし、挨拶くらいは、ねぇ。
[そんな呟きをもらしつつ。
ついてきた百鬼夜行はひとまずその場に残して、ゆっくりと東屋の方へと近づいてゆく。*]
― 王妃私室 ―
…ん?
はい、どうぞ?
[こつ、こつ、と扉を叩く音に気付いてまた来訪者だと思い声をかけた。
が、一向に扉は開かず、叩く音は一定のリズムを保ったままで。]
…………?
― 王妃私室 ―
[扉に近づいて外の気配を探るも、人の気配は感じない。
こんなことが、前にもあった。]
これって…
[脳裏に過ぎるのは、初めてこの王宮に訪れた時のこと。
警戒しながら扉を開き、剣の鞘を思いっきり振りおろした。]
― →王宮内 渡り廊下 ―
[渡り廊下へと戻って来て、いつものように放っていた小蜘蛛を伝い王宮内の状況を把握する]
うん、きりくんは戻って来たね。
ヴェル君はまだかかりそうかなぁ。
…ふぅん、西からのお客さんも来てるんだ。
タイミング悪い時に来たねぇ。
[これから巻き起こる騒動を考えれば、ごしゅーしょーさま、と言いたくなるもの。
そんなウェルシュは楽しむ側に居るため、巻き込まれた者がどうなるかも楽しみにしているわけだが]
― 天輪湖付近 ―
[
宰相殿が、私を野放しにする程、信用して下さるようになった…わけはありませんよねえ。
[つまりは、影を放った者の身に何事かが起こったのだ、と結論づけた]
― 王妃私室 ―
[鞘に叩き落とされたそれは、ごとん!と鈍い音をたてて床に落ちて。
それだけでも十分既視感を感じられたのだけれど。]
……あの時も思ったけど…
誰かの私物なのかな、これ。
[明らかに王宮内の調度と釣り合わない、木彫りの熊さんが鎮座ましましていた。]
― 王妃私室 ―
と。
考えてる場合じゃない、か。
[とりあえず邪魔にならぬところに持っていこうと、木彫りの熊さんを抱え上げる。
そのまま部屋を出ると、やおら騒がしくなってきていて。]
やっぱり、またかぁ。
…ノ―ムが気付いてくれると良いけど…
[恐らくは一年前と同じ現象が起きているのだろう。
王妃の中に眠る精霊なら今ここで起きている異変を察知して戻るよう促してくれないか、と淡い期待を抱きながらひとまず熊を置ける場所を探しに向かった。**]
― 王宮内 ―
……いや、なんだ、うん。
できれば、身軽な状態で行きたいんだよな、そちらさんには。
[西の国は、幼心に行きたいと願った場所のひとつである、とは。
今は半身と、旅路の中で打ち明けた最愛以外は知らぬこと。
>>144 居た堪れない内心に気づいているかどうかは、外見からは読み取れないが、ともかくこう言って]
ん、ああ。
実は、ちょっと厄介なアヤカシが、目ぇ覚ましてるらしい。
俺も、大体の事情しか把握してないんで、まずは現状確かめんと。
[>>150 投げられた問いにはこう返して、目指すは軍務省。
軍務総括と宰相不在でのこの状況を有事と判断したならば、指揮を取っているのは陸軍統括だろう、と察しをつけてのこと。
……本音吐けば、いの位置に行きたいのは私室の方なのだが。
さすがに、そこは自重した]
― 天輪湖付近 ―
ふむ、ここはやはり、様子を見に行くべきですか。
[呟いてから、止めていたメスを素早く揮うと、鳥型の魔獣は、綺麗に部位ごとに寸断された標本となって氷の中に閉じ込められた]
ふふ、出来れば大物が居て下さるといいのですがねえ。
[氷の標本を封印の術を施した革袋に収めると、愉し気な笑みを浮かべる。騒動そのものを楽しむ存在であるウェルシュ等とはまた別の意味で、彼もまた常人とは違う感覚の持ち主だった]
/*
ちなみにゲオルギーネ殿を含めていない(動かしていいというのに)のは、既に表に出てしまっているからというだけで、特に区別したわけではない。とかつぶやいて寝る
― 王宮内 ―
キリク陛下!
[移動の最中に目的の人物>>153を見つけ、呼び止めるべく声を上げた]
ご無事の帰還何より。
現状についてはもうお聞きになられたか?
[そう問いかけた後、他に2名居ることに気付き、軽く頭を下げる。
片方は見覚えのある顔だったが、もう片方は全くの初対面。
自己紹介すべき場面なのかも知れないが、それよりも有事についてを優先した]
― 王宮内 ―
お、丁度良かった。
探してたんだよ、統括殿。
[>>155 呼びかけてきた声に足を止めて、そちらを振り返る]
ま、さすがに今の状況で事を起こしゃせんだろ。
[無事の、という言葉には、軽く肩を竦めた。
良くも悪くも、今のユウレンは東方沿海州の際どいバランスを保つ要の一つ。
迂闊な手出しはされぬ、と踏んでのお忍び外交だった、というのは余談としておいて]
ああ、大体の事情は、タイヤンが知らせてくれた。
ヴェルナーの所にはユエリャンが行ってるから、こっちも大体は把握できてるはずだ。
で、現状の被害は?
/*
自己紹介の必要ないわよねー、というわけで、ふかふかです。
玄武の抜けてない状態でどうなるかと思ったが、やっぱやりやすいんだな、この鬼畜眼鏡。なんとかなりそうでやんす。
ちなみに悪戯妖精希望してみたんだぜ!絆射ちやってみたいww
あとRKは、みんなが使うとまっくろくろの軍服村になりそーなので避けることにしました。うむ、ちょっとだけ残念。
精霊師 ギィは、栞を挟んだ。
鋼の騎竜師 タクマは、栞を挟んだ。
/*
いきなりなんぞ、と思ったんだが。
……もしかしなくても、act誤爆??
ところで、全体的にのほん、とした雰囲気の中、後でとっこむ予定のヴェルのOPが殺伐すぎて。
なんかつれぇw
― 王宮内 ―
それでも単身で向かわれたんじゃ、案ずる気持ちは出ますぜ。
[事は起こさないと言う言葉>>157には、そう返して軽く肩を竦めた。
仮にも一国の王だ、何もないと踏んでのものでも、万一と言うものが頭を掠める]
なるほど、宰相殿の使い魔か。
御大将も戻るとなれば、何とかなるか…。
[後半は独り言染みたもの。
現状を問われると、表情を正して報告の態に入った]
今のところ大きな被害はありゃせんが、どうも宰相殿が各務さんに連れ去られたようで。
居場所を掴めず難儀してるところでさぁ。
今、部下に部屋と言う部屋を探させては居るんだが…。
[あの各務さんのこと、ただどこかに閉じ込めるとは考えにくく、その考えが言外に籠められた]
あとはまぁ、予想済みとは思うが、付喪神が動き出してらぁな。
どうやら古道具の部屋も鍵が開けられちまったらしい。
各務さんが行く先に引かれるように小物が集まってやがった。
― 王宮内 庭園東屋 ―
まあな。
[ケラリと軽く笑うウェルシュ>>130に頷く。
隠者と呼ばれるようになろうと、幾年生きたか忘れかけようと、人の世に属していれば時の流れるのは早い。
焦っている心算はなかったが、実はそうでもなかったかもしれない。一つの過去を振り切れてないという点で、弟子のことをどうこう言えない自覚は一応ある]
それもそうか。
三人寄っているのだし、少しは改善を期待したいのが師匠心というものなんだがな。
[ウェルシュ>>131の考えている通りだとは思う。
やれやれ、と肩を竦めて。
本音もそのままの姿勢で聞き流した。本格的に手を出す心算はないという無言の宣言でもあった。
それから昔話を対価に渡して、満足してもらえたところで自分も東屋から出る]
― 天輪湖→城下町 ―
[普通ならば半日仕事であるはずの道のりを、裏技使用で一気に下り、城下町まで戻って来る。町の賑わいも常と変わらず、城下は平穏そのもの]
どうやら、外敵ということではなさそうですね。
[北からの侵攻、などという事態は、情勢的にもまだありそうにはなかったから、これは予測の範囲内と言える。だとすると…]
やはり、アレですかねえ…
[かがみよかがみよ各務さん…♪などと、口の中で愉しそうに呟きつつ、王宮への道を辿る。
途中、お土産物色中の王妃の姿に出くわしたなら、一緒にショッピングの後に同行を申し出ただろうが、護衛がそれを承諾したかは別の話**]
― 王宮内 ―
……すまん。
[>>159 案ずる、という言葉に返すのは、短い謝罪。
無茶をした自覚はあるから、それだけは告げて]
……ああ。
まあ、さすがに帰ってくるだろっつーかなんつーか……。
[三人組の中で一番各務さんを苦手としているのが、実はヴェルナーだったりするので。
状況的に大丈夫だろう、と思いながらもびみょーなものがあるのは否めない]
……各務さんに連れてかれたんなら、普通の手段で見つかるところにゃいないだろ。
探すとしたら、精霊師連中を動員した方がいいかも知れん。
[それでも探知できるかは怪しいものだが、やらないわけにはいかない]
付喪神はまあ……総領みたいなのが起きちまってるわけだからなぁ……じっとしてろ、ってのが、無茶だろ。
こっちは、場当たりで対処するしかない、か。
[>>160 現状報告に緩く腕を組んで、状況を分析し]
王宮内の人員誘導は?
非戦闘員は、安全圏まで離脱させてんだろ?
近衛と精霊師団で連携して警戒しつつ、とりあえず、軍務総括の帰還を待つ。
……焦って突っかかっても、するする避けられるのがオチだからな、各務さん。
[妙な実感を込めて言った後、は、と息を吐いて]
……とりあえず、だ。
俺、念のため、アインホルンの活性化してくるわ。
[王の証ともされる長槍。
幾つかの特殊な力を秘めるそれは、アヤカシに対する上で大きな力となる。
活性化の方法が方法なので、頻繁なると怒られるのは、已む無し、なのだが、それはそれ、としておいた。**]
― 湖上庭園・東屋 ―
[東屋までやって来た所に聞こえた誘いの声。>>163
浮かぶのは、穏やかとも言える笑み]
あら、わざわざありがとう。
お茶、飲めなくしちゃってごめんなさいねー?
でも、その前に倒れそうだったから、あの子。
[ほんの僅か、口調も変わる。
先代王妃ナターリエを知る者であれば、その面影をより強く感じる様相は、この北の隠者以外にはまず見せぬもの。**]
……最後に話したのは、いつだったかしらねぇ。
そんなに前でもないはずなんだけれど。
/*
うん、初日だからと思ってログ読んで色々思い出していたらこんな時間になtt←
色々忘れてルー!感情思い出さないと…。
そしてアレクさんからお誘いが。わあいわあい。
ちょっとアレクさんとこしっかり読んできますからね…!
― 王宮内 ―
[返された謝罪>>164には僅かばかり苦笑。
自覚はあっても改善は……まぁ無理だろうなと思っているため、それ以上は何も言わなかった。
ヴェルナーについても流石に戻ってくるだろうと思っているため、その話題はそこまでに。
カークが抱くびみょーなものには気付けはしなかったが]
…でさぁな。
[普通の手段では見つからない>>165との言には同意をせざるを得ない。
副官の頑張りは徒労に終わるが、もしかしたら、の部分を潰すという意味では無意味ではないだろう]
人員誘導は終わってる。
うちの部下に警護させてっから、大事にはならんはずだ。
御大将の帰還まで連携して警戒。
うろついてる付喪神に対しては場当たり対処だな、了解した。
直ぐに通達させる。
……だな、全く以てその通りだ。
[各務さんについては否定の言葉が出るはずも無かった。
見事にやり込められたさっきを思い出し、嘆息が漏れる]
……活性化は良いが、程々にしてくれよ。
[カークの言葉>>166につい半目になるのは致し方なしか。
状況が状況故に止めるまでは至らず、釘刺しのみにしておいた。
現状でそれが出来るのは自分しか居ないというもの手伝ってのこと。
本来ならメルヒオルや王妃の役目なのだろうが、今はそのどちらも近くには居なかった]
─── で、陛下。
こちらは客か?
[話が一段落したところで、随従していた2人のうちの男性の方に視線をやる。
紹介があるならば、こちらからも挨拶をすることと*なるだろう*]
― 王宮内 渡り廊下屋根上 ―
[より周囲を見渡すために、渡り廊下の屋根上へと飛び上がり、小蜘蛛からの情報を更に集める。
そんな中で、城下町に居る小蜘蛛からとある情報が舞い込んだ]
…あ、めんどくさそうなのが来る。
ま、良いけど。
[1年前から度々見かけるようになった、妖怪を切り裂き標本にしている人物。
妖怪同士の仲間意識なんてものはほとんど無いため、自分に実害がなければ放置している相手ではあるのだけれど、あの狙うような眼は少し頂けない。
捕食側と言う本質が、逆の立場になることを良しとしないためなの*だろう*]
―ユウレン王宮内・渡り廊下→―
騒がしいか……?
[何かがはわからないが、何かを感じ取った、気がする。
けれども国の揉め事であれば、あまり自分が顔出すべきでもなく、
賊か何かがここに侵入するとも思えず、大方食堂にネズミがでたかなにかだろうと。
自然と足は騒ぎがおきてる気配を感じる方を避けた方向に]
面倒ごとにならなければいいが。
[つぶやく願いの言葉はきっと*届かない*]
さて……キリ坊が王妃を定めて戻った頃だったかね。
意外と経っているものだ。
[しみじみした口調で返しながら、自分も一口茶を含む]
……ナタリーのようにはいかんな。
こればかりは、メルにも勝てん。
[自分で自分のお茶の味に文句をつけながら苦笑した**]
― 王宮内 ―
ん、そうか。
……さすがの手際だな。
[>>169 誘導済み、との報告にふ、と笑う。
こんな所は、内乱当時から特に頼りとしてきた部分。
陸戦のいろはにはやや疎い身、軍事的な部分でも相当に頼っていたものだった]
わざわざ、俺とヴェルのとこにタイヤンたちを飛ばした……って事は、両方そろうのがご要望なんだろうから。
それまでは、無茶に動くことはねぇだろ、ってのもある。
……傍めーわくな話だが。
[ぽつり、と零れたのは、本音]
あー……わかってる、って。
[>>170 活性化への釘刺しには、苦笑しつつも頷いていた。
活性化に用いるのは、自身の生命力の象徴──ようするに、血。
使うためにはどうするか、使いすぎればどうなるか、というのはわかっているので、基本、最小限に止めるようには心がけている。
……この辺り、立場的なあれそれもあるが、同じ事においてヴェルナーが躊躇いと際限をどっかに放り投げているのが反動になっているのかも知れない]
ん、ああ。
[>>171 客か、と問われ、ひとつ頷く]
ヴァイスヴァルトの、鋼の騎竜師タクマ・ヴァインズ殿。
……前に、龍の島の使用申請あったろ?
[龍の島に関するあれそれは、軍務経由した後、最終的には国王の所に通される。
絶対数が少ないため忘れられがちなのだが、騎竜師を軸とした空戦戦力は国王直轄。
それに付随するあれそれの決定権は、実はここが持っていたりした]
タクマ殿、こっちはマーティン=チュアン……ユウレンの陸軍の統括をしてくれてる。
[そんな簡単な紹介をして、それから]
んじゃま、とりあえず、行ってくるんで。
迎賓館に客室用意するよう、内務にも通達しといてくれ。
……本格的に動き出したら、のんびりとはできんだろうし。
休める内に休むのも、重要だからな。
[伝え聞いた1年前のあれそれや、それ以前のどたばたを思い返しつつ呟いて。
その場を任せた後、自身が向かうのは、中庭に点在する小島のひとつ。**]
― 湖上庭園・東屋 ―
そう? それならいいんだけど。
ん……眠れてはいるけれど。
ここ一年は何かと騒がしかったから、ちょっと眠りも浅いかしら。
[>>174 茶杯を受け取りながら返す言葉には、気がかりが多いから落ち着かぬ、という意が込められる。
今の変容に到った理由を知るのは、今ではこの隠者くらいしか残ってはいないだろうからこそ、滲ませる想い]
……それでも、海の嘆き歌も、そろそろ鎮まってくれそうだし。
[言いながら、視線は東──蓬莱海の方へと向く]
……ルナに、クロエの話をできるようになれば。
大分ラクになるんだけど、そちらはまだ無理かしらね。
[思い返すのは、亡き先代王妃が妹のように可愛がっていた黒髪の娘──姿隠した竜宮の姫のこと]
名の縛よりも強い絆が得られた今なら。
[どう思う? と。
こてり、小首傾げて問いを投げ]
あの時が最後……か。
そんなに前でもないのにねぇ。
[>>175 当時を思い返せばまた色々と思う事はあるが、それらはひとまず押し込めて]
……でも、各務さんはこの味、好きよ?
[茶杯に口をつけた後、にこり、と笑った。**]
― ユウレン城下 ―
えーと、カシムが前に言ってたお店の桃饅頭と、
胡麻餅と、月餅と、それから……。
[とか急ぐと言いながらやっぱりどこかのんびりやってる王妃は、
護衛の人にせっつかれながらお土産抱えて歩いていた。]
ってあれ。
わ、アレクシスさんお久しぶりです。
[>>162袋の向こうから、おおよそ1年ぶりに会う人へにこりと笑いかけた。護衛が不信そうな顔をしたとしても、こっちは気にしていなかった。]
あ、私ですか?
お買い物して、そろそろ帰ろうかなと思って。
[つまみ食いに出てきました、というのは黙っておいたが。]
― 王宮内 ―
……なぁ。
[内々の打ち合わせに、
部外者であり事情をよく分かってない俺が口を挟むべきではないと分かっているから。
自然とギィに声を掛けていた。]
……いくら自分の服だからって、他国で普通その格好するか?
[いくらなんでも刺激的過ぎやしないか。
…似合ってるからいいものの。]
12人目、海軍副官 ロー・シェン が参加しました。
海軍副官 ロー・シェンは、人犬 を希望しました(他の人には見えません)。
─ ヴィルベルヴィント:回想 ─
おう。あとは頼んだ。
何かあれば、すぐ知らせろよ。
…ふん。ああ。任せた。
[先だって友と交わしたに似た言葉を、仲間達と交わす。
少し笑って、妹分の頭に手を伸ばしてわしっと撫でた。
潮風が心地良く吹き抜けていく]
( ───ヴェルも長いな。 )
[ふと心が向かうのは、北の地へ。
『北方国境治安維持』との名目で、かの地に赴いた友を想う。
ヴェルナーが艦隊を離れることは、珍しいことではない。
彼の立場であれば当然のことだろう。
だからその都度、あとは任せろと言ってきた。
彼の帰る場を、自由に蒼海を駆るヴィルベルヴィントを──…
…共に星を眺めた場所を、預かってやると請合ってきた。
だから彼のいない今、艦隊を離れるのは本意ではないのだが、]
……ま、王都での雑用も仕事のうちだからなあ。
仕方ねーし。
[今はもう、ロー家の家で息子ではない男は肩を竦める。
黒焔の剣士長、ユウレン王国第一水軍の副官にして、
ユウレン王国ロー家の当主でもあり、]
そろそろシュテラにも顔を出しときたいし。
丁度良かったろ?
[───シュテラ家四女こと、マリス・シュテラの婚約者でもある]
[傍らのマリスへ軽い声投げかけ、同じく笑みを向けた。
マーズ・シュテラ…改め、マリス・シュテラ。
水軍の同僚としてあり、今は婚約者である娘へ目を細める。
彼女と婚約が結ばれたのは、かの騒動より半年の後。
今からおよそ半年の前>>141
海風に乱れる碧の髪を指に掬えば、碧に蒼が映えて煌いた。
響く海鳥の声に、ふと、心は短く過去へと飛んだ───*]
─ 回想:半年ほど前のこと ─
マリスを嫁に貰おうと思っていてな。
[婚約を成すよりも少し前。
それを一番に明かしたのは、ヴェルナーにであった。
上官であり、何よりもっとも親しき友である彼へ打ち明けたのは自然のこと。
つい半年ほど前まで男装していた彼女を嫁にするという。
それへの真意を問われて肩を竦めた]
惚れた…だけじゃ納得しねーか。
うん、そうだなあ。
俺も一人身だし、そろそろ断り続けんのも面倒くせーし、
シュテラとなら家格も問題ねーし……、…冗談だよ。
…あいつ。頑張ってんだろ。
家の為に男の格好をして、要らなくなったら家を出るだの…
……、今度は今度で女として生きなきゃならんとかさ。
だからさ…、ああ。うん。
幸せに、な。
…───幸せにするさ。
[強がるように口の端を引き上げ、友へと返す。
ついで、言い返してやった]
──お前もな、ヴェル。
[鮮やかなる紅とのことを話に引けば、
友の反応はどうであったか。
ともあれ彼と心置きなく過ごすひとときは楽しくて、
結局、その夜を共に語らい笑って過ごした。
マリスへ向けた心は友愛であったか恋情か。
月日と共に黄金の瞳に浮かぶ色が柔らかになりゆくを、
共にあれば知れども……今の黒髪の友は知らないことか。
婚約よりも前、そしてヴェルナーが北へ赴くより前のこと。
少し前の一夜の話である*]
─ ユウレン城下:現在 ─
[がやがやと騒がしい町並みを歩きゆく。
男が今いるのは、小間物の店立ち並ぶ賑やかな通りである。
そのうちのひとつ、綺麗な宝飾の店先で、
男は真剣に品定めを行っていた]
いいや、ダメだ。石の質が悪ぃだろ。
そっちは?
……うーん。違うなあ。
もうちょっと碧に映える…、…そっちは?
[あれやこれやと煩い客だ。
だが石を見る目はあるらしく、質の良いものを手にとっていく]
ん?それちょっと見せてみろ。
[店中の宝飾を検分するかと思われた頃。
ひとつの髪留めが目に留まった。
さして大きなものでも高価なものでもありはしない。
ただ手に取った、その時にかちりと何かが嵌る気がした]
これだ。おい、これをくれ。
[迷いなく手にしたそれを、丁寧に包んでもらう。
それを懐に入れ、満足げに頷いた]
良し。それじゃあ、あとは…、
[ぶらりと足を踏み出した。
買い食いをしようとしたわけでは、ない。ないのだが───、]
……はン?
[その先に何か見つけた>>184
何故だか城下をフラつく王妃とその傍らにある姿に、
大きく声と共に眉が*上がった*]
/*
……相変わらずっつーか。
いい一撃をいれてくれるな……!
さて、ID入れ替えて返答しつつ。
……入村文完成させてこんと。
[※結局あれから一字も打てなかった]
/*
中の人が完全に迷子。
ディルドレはコミュスレで把握してきた。
タクマさんは分からん……分からん。知らんままで平気かなww
マーティンさんも分からないが、ここはきっとPC的には知り合いだぞ!!!!(←
アプサラスさんも分からん。あと固有名詞が覚えきれん(
そして何より、ヴェルナーの現在地が色んな意味で分からない。大丈夫かな。変なことしたらすみませんwww
/*
アレクシスとヴェルナーの経緯は探してくるべきだろうか……
探し物しているうちに、村参加出来なくなりそうな気がしてきてな(
/*
わたしいま、コミュでフェリクスのSS見てしまってふいた(なにやってる)そうだった、これにお返ししたいんだったww
― 湖上庭園・東屋 ―
気づかなくていいのよ。
それは、『願い』に反するわ。
[>>189 誰のどんな『願い』か、には触れる事無く、静か告げるが。
『願い』を抱いたのが、先代王妃であるのは言わずもがなか]
あら、もう聞いていたのね。
[>>190 聞いた、という返しに笑みが浮かぶ]
そう、ようやく手を伸ばしたのよ。
ずっと他の多くの『光』のために、『闇』にいたあの子が、自分だけの『光』をほしい、と願ったの。
ただ、まあ……翡翠はまだ、なのよね。
破談になった縁を気にしているとかでは、ないと思うけれど。
[印は未だ渡されてはおらず。
それが宰相の懸案事項に上がっているのは、一部には有名な話である]
……頃合い、ね。
[得られた同意に、嬉しげな様子が僅かに滲む]
向き合うことで、苦しくなる部分もあるだろうけれど。
……今なら、それで我を失うことはないと思うの。
支えるべき『翠』、後ろを護ってくれる『金』。
そして、自ら望んだ『紅』。
それ以外にも、たくさん、たくさんの『光』があの子の『闇』を照らしているから。
[そこまで言って、それから。
は、と零れるのは大げさなため息]
……問題は。
ルナ、避け方が尋常じゃないのよね。
一年前も、その時はまだ起きてなかったのに、各務さんの名前聞いただけで逃げたらしいのよ。
[たまたま、討伐作戦と時期が被っただけ、とは本人の弁だが。
各務さん的には『逃げた』事になっているらしい]
ひどいと思わない? こんなにかわいがってるのに。
[だからだろう、という突っ込みは、きっと飛ばない]
止まるをよしとしないのは、フェオリバラムだからだわ。
だからこそ、新しい流れが生まれる。
あの子たちは停滞を良しとしないから。
……まあ、遅い所は本当に、遅すぎて、と思うけれど。
[>>191 笑いを含む声に、こちらもくすりと楽しげに笑って]
ふふ、稀少な時間の稀少なお茶ね。
じっくり味わう事にするわ。
[お茶に関しては、こう言って。
言葉の通り、ゆっくりと茶杯を傾ける。
その後いくらか、言葉を交わすことはあったか。
力ある者たちの茶会の終わりを告げるのは、数度の瞬き]
……あらあら。
キリクがこっちに来るみたいね。
まだ顔を合わせる気はないし、各務さん、移動するわ。
[中庭にある小島のひとつに向かうべく、進む気配に気づいた各務さんは、空になった茶杯を置いて立ち上がる]
ごちそうさま。
そして、良き時間をありがとう、北の君。
ふふ、またのんびりお茶の時間が持てるといいわね?
[優雅な仕種の礼と共にこう言うと。
ふわり、銀の光を周囲に弾けさせつつ、雲外鏡は庭園から姿を消していた。**]
― ユウレン城下 ―
あれ、ローさん。
[アレクシスと至極和やかに話していた最中、
見覚えのある黒い肌と金髪の人に和やかに手を振った。
なお幼馴染のカシムが水軍にやらかした件に関しては、幼馴染同士で緘口令を引いていたので王妃に直接は届いていない。
なので海軍の副官であるロー・シェンにも、至極普通の調子で話しかけていた。
ついでにアレクシスの解剖癖は知らないので、ローシェンの嶮しい顔の意味も知ってない。]
ローさんもお買い物ですか?
[ローが手にした小さな包みを目にして、訊ねるように首を傾げた。]
/*
ローの「ヴェルに嫌われてる」云々は私に対してでいいのかな。
前にお土産にとんでもないもの渡したせいなんだけど(
― 王宮内 ―
この程度のことが出来ねぇとあっては陸軍統括の名が廃らぁ。
[流石と言うカーク>>176に歯を見せて笑う。
マーティンは元々一介の陸軍兵士。
内乱当時、小隊長の地位には居たが、大人数の上に立って率いる程の家柄もキャリアも無かった。
そんな自分に人材不足で歩兵統括の任が回ってきたことには驚いたが、叩き上げ兵士の経験はそれでも役に立ったようで。
内乱後、現在の地位に任ぜられた時はこれまで以上に国王となったカークの力になろうと決意を新たにしたものだった]
てぇことは、御大将が戻って来てからが本番だな。
ったく、面倒ばかり起こしやがるぜ。
[その対処やら後始末やらに追われる身としては、本当に勘弁願いたい事柄である]
[釘刺しに対して苦笑と共に紡がれた言葉>>177には口端を持ち上げて笑い。
問いかけに対しての答え>>178を聞いて、ああ、と声を漏らした]
そういや来てたな。
ヴァイスヴァルトか、随分遠くから来たもんだな。
[1ヶ月ほど前に目にした申請書を思い出す。
許可は2人分とあったはずだが、と思いつつ、カークから紹介が入ったために先ずは意識をそちらに向けた]
ユウレン王国軍務省所属、陸軍統括のマーティン=チュアンだ。
ユウレンへようこそ、歓迎するぜ、ヴァインズ殿。
よろしくな。
[こちらを真っ直ぐ見てくるタクマ>>192に笑みかけて言葉を紡ぐ。
視線が時折尻尾やら何やらに向くのはまぁ致し方ないこと。
だが視線に嫌悪や奇異の色は無い。
ユウレンとて半妖の者が居たりするため、それらと同じ感覚で受け止めていた]
了解した、後はこっちでやっておく。
…まぁ、俺らに限らず仕掛けて来るだろうからな。
各自応対してもらうしかねぇ。
[カークに場を任されて、諾の意を以て言葉を返す。
彼が小島へ向かうのを見送ってから、視線は再びヴァイスヴァルトからの訪問者へと向いた]
この先の迎賓館に部屋ぁ用意させっから、そこを好きに使ってくれな。
後で案内役向かわせる。
それまでは自由にしててくれ。
[残った2人に言い、呼び止められなければ通達のために場を辞そうとする]
/*
エレたんが何故「天敵」を取り消し線にしてるんだろうと思ったら、太字の間違いだったんだね。
離れてるのにどうして押し間違えるのww
― 回想:ヴィルベルヴィント ―
[今から一年前と変わったことといえば、上から見れば、短かったショートヘアーも肩にまでかかるほどに伸び、緑地の袖の長い袍と、服装はさほど大差はないが、サラシを外していたため、女性らしい膨らみが目に見て取れる。
初めは水軍の面々にも驚かれたが、受け入れてもらえるからこそ、自然体として船の上に在った。
ちなみに、医療船にいた女性陣には男装のことを気づかれていたが男性陣は誰一人気づいていなかったのはユウレンの国民性である。]
いってまいります。
リュカ殿。お土産はなにがいいですか?
[水軍へ一礼をし、リュカをみて屈むようにして問いかければ、身体を傾けたことにより星の砂が詰まった小瓶を下げたペンダントが揺れ出た]
[大切そうにペンダントを握り、胸へと収めると水夫服の少女の要望に一つ頷いて返すと]
…ええ、王都での職務も帰りを待つものの務め。
信じて任されたのですから我々は信じて待ちましょう。
[落ち着いた笑みを浮かべ、水軍の同僚であり婚約者となった彼を見上げた。
自分もまた家に定期的に顔を出さねばならない。
今でこそシュテラ家の四女であっても、一時期は跡目の長男としていた者としての責務が僅かなりともあった。
だからちょうどいいというローの言葉>>196は間違っていないのだが、そこに違う意味も含まれているような気がして、どこか落ち着かない気持ちを抱き、見上げた顔を少しして逸らす。
未だ慣れない部分は多々あるようであった。]
― そして現在:ユウレン城下のとあるお店 ―
[少し用事があるためにと、ローとは別行動をしているマリスはとある店に入り、囲まれていた。]
雲外鏡の各務さん アリーセ が村を出ました。
13人目、黒焔の剣士長 ヴェルナー が参加しました。
黒焔の剣士長 ヴェルナーは、守護獣 を希望しました(他の人には見えません)。
― ユウレン・ギンセイ国境地帯 ―
は……それで、終いか?
[問いと共に漏らすのは、低い哂い声。
す、と。前へと突き出すのは、紅をまとう漆黒の刃。
もっとも、そのいろは刃自身に取り込まれるが如く、しゅるりと失せて消えていく。
周囲に散るのは、あかいいろと物言わぬ屍が多数。
それをただ一人で作り出したもの──『魔精霊の
「……くっ……この、化け物っ……」
[その視線の冷たさと、痛みも疲労も感じていないかのような動き。
それらは男にこんな言葉を吐き出させた。
琥珀がす、と細められ、そして]
……今更、何言ってんだかねぇ?
ああ……どこの馬の骨とも知れん賊なら、知らんのも無理はない、か。
[言いながら、一歩、距離を詰める]
欲心をもって風の国を侵すものに、等しく災いを与える魔精霊。
……『ただの賊』なら。
知ってる道理もないか。
[強調するのは、『ただの賊』という部分。
勿論、向こうの所属はわかっている。
わかってはいるが、知らぬ、と口にする。
国軍同士のいざこざではなく、あくまで賊の討伐である、との主張。
こちらから吹っかけた事を正当化するための建前は崩さない。
向こうも名乗りは上げなかったんだから、お互い様、という所かも知れないが]
さて、と。
化け物の領域に踏み込んだ以上、ただで帰れるワケがねぇのは、わかってんだよな?
[冷たい笑みを浮かべつつ、一歩、近づく]
……領域の平穏を乱そうとしたその対価、決して安くはないぜ……?
[もう一歩、距離を詰める。
座り込んだ男はそのままじりじりと後ろに下がり──がさ、と離れた場所で茂みが揺れた音に弾かれるように立ち上がり、よろめきながらもその場から逃げ出そうとする。
黒の刃の切っ先が上がりかけ、しかし、それは揺れるだけで動く事無く、動きを止めた]
……っ!
終いだ、黒狼! 殲滅が、目的なワケじゃねぇ!
[逃げ出した男の気配が遠のくのを待って、左手の真白を右の腕に食い込ませる。
焼魔の名を冠する刃は、召魔の名で呼ばれる刃を鎮め。
同時、酔いの如き昂りもまた、ゆっくりと鎮まって行った]
……ったく。
ま、これでしばらくは、ちょっかい出しに来る事もねぇだろ。
っつーか、なんでこんな面倒なとこから入り込んできやがんだよ、ギンセイの連中は……。
[相当量のあかを散らしつつ、しかし、汚れた所などどこにもない二本一対の剣──双聖魔を鞘に納めて、はあ、と大きく息を吐く。
『北方国境治安維持』と銘打たれた単独任務。
その実態は、国境を侵犯して来る北の隣国・ギンセイの先遣部隊に壊滅的な打撃を、物理と心理の両側面に対して与える事。
単なる防衛線であるなら、陸軍の師団に指揮を取らせれば事足りるのだが。
正規に軍を動かせば、全面対決の火蓋が切って落とされるのは時間の問題。
しかし、未だ内憂を多く抱えるユウレンとしてはそれは避けたい。
そんな試行錯誤からたどり着いたのが、ギンセイの国風──呪いを重視する国民性だった]
……ま、言い出したのは俺だけどな。
[魔精霊の力を示すことで、ギンセイの民の畏怖を掻きたて、戦意を落とす。
同時に、進行してきた部隊に壊滅的な打撃を与えることで、戦力そのものを削ぐ。
魔と盟約した自分だからできる事。
同時に、そうする事で魔特有の飢えを満たし、己が身を保っている部分もあるのだが]
さすがにそろそろ、きっつい、か。
[向けられる負の感情は、今は己が内に融合している魔精霊には心地よいが、自分自身には重い。
その重圧に耐えるのもそろそろ限界か、と。
そんな事を思いつつ、一先ず、拠点としている国境監視のための砦へ戻ろうとして
[「覚悟なさい。」そんな声が聞こえ、ふるふると首を横に振った。
がたいは男。パワーも男。でも心は乙女。
ファンシーさ溢れる店内に居並ぶのは歴戦の兵を思わせる巨漢。
一種悪夢地味た空間
先入観がいい意味でも悪い意味でもない...はそれに嫌悪感こそ抱かなかったのは幸いかもしれない。]
……あれは……ユエリャン?
なんで、こんなとこに?
[ふと力を感じて見上げた空。
旋回する黒の小鳥は、見知った番の使い魔の一方。
しばしためらった後、手を差し伸べる。
舞い降りた小鳥は、ぴりりぴぃ、ぴりり、と鳴いた。
それと共に伝えられる、王宮の状況に]
て、まて、落ち着けユエリャン!
ちゃんと帰る、帰るよ!
……逃げないって!
[ばさ、と翼を大きく広げて、「逃げたらつつくよ」と言わんばかりのポーズを取る小鳥の様子に、思わず引きつった声が上がる。
この小鳥、見た目はただの小鳥だが、使い魔なだけあって嘴はちょっとだけ、鋭い。
つまり、結構いたいのである]
とりあえず、後の事を現場の連中に引き継がんとならんから!
それまで待て、な!?
[小鳥の威嚇に必死になっている様子は、ある意味どころからかなり惚けているのだが。
本人必死だった。とにかく必死だった]
― 王宮内 渡り廊下屋根上 ―
[見通しの良い渡り廊下の屋根の上。
そこから見遣るのは中庭にある小島。
そこに近付く一つの影と、銀の光を弾けさせ姿を消した者を見て、くす、と笑いを漏らした]
かくミンも相変わらず、かな。
きりくんを気にしてる割に避けてるのは、何か理由があるんだろうけど。
ま、結果的に『お祭り』やってくれるんだから、僕にはあんまり関係ないかなー。
[気が向けばそこを突いたりもするけれど、今は気が向かないため介入はしない。
情報屋たるもの、突いて出る情報の価値の見極めは重要なのだ。
今突いたところで大したもの出ないだろうと考え、次の機会を待つことにする]
[そんなわけで。
現地の部隊に後のことと、任務についての口止めを徹底してから、帰途につく事になった……わけだが]
……さて、どーすっかなあ。
まともな移動じゃ、時間がかかるが……それじゃ、まずいんだろうし。
……っかたねぇ……非常手段、いくか。
[魔精霊は未だ、己が内に止めたまま。
この状態であれば、取れる手段が一つある]
最後の牽制も、兼ねて、ちょいと、発散させるか……黒焔!
獣魔解放……ただし、期間はウチに帰るまで、だ!
[宣と共に、解放するのは内なる魔。
現れ出でるは、漆黒の巨狼。
琥珀の瞳がき、と天を睨み、直後、咆哮が響く。
風の国に、護りの牙あり、と。
北の地に住まう者に知らしめるかのように。
その咆哮が天へと消えた後。
漆黒の獣は、道なき道を走り出す。*]
―王宮内―
[人気をさけていた為かそれまで人にあまりあわずに廊下を歩いていたのだが]
おや、マーティン殿。
このようなところで会うとは珍しい。
[見かけた姿に略式の敬礼をしてから挨拶の言葉を送る]
― 王宮内 ―
(…しかし、困ったなぁ。)
[腕に抱えたままの木彫りの熊はとりあえず精霊師あたりに預けようと早足に歩きながら、思案にふける。
王妃の私室を空けていることに、ではない。
現状を考えれば王妃も事態の対処に赴いているだろうと判断されるだろうから。
問題は、その王妃が今不在であることと、彼女が王宮の事態に気付いているかどうかが解らないこと。
いつもならそろそろ帰ってくる頃合いではあるのだけれど。]
…探しに行ってすれ違いになっても困るしなぁ。
[王妃の居場所を知る術はないから、心当たりを見てまわるしかない。
王妃の天敵でもあるあの人なら解るかもしれないけれど、そもその人も中々捕まらない人だし。]
「神妙にお縄に付きなさい!」
[何をやってるのか勘違いされそうな言葉とともに取り囲まれる。]
「上から91!58!86!」
[そしてアレヨアレヨという間に、乙女なおねにーさんたちに色々と測られて、あれやこれやの後、腰周りや脇などの確認も終わり最後の調整などを行われて]
― 城下 ―
そういえば、マリスさんとはご一緒じゃないんですか?
[彼女と会うこともまた数多くはなかったが、婚約したという話は聞いている。きょろと周囲を見回して、男装していたというひとを探してみた。
まさかどこぞで屈強な乙漢に囲まれて、サイズチェックされてるとは知りもしない。
知れば嬉々として見に行ったのに残念である。]
― 王宮内 ―
[タクマ>>225とギィ>>226と別れ、先ずは近場の軍務省へと足を運ぶ。
カークから出された指示を伝え、全軍に通達するよう指示を出した]
御大将が戻るまでは大事にはならんと予想してるが、気は抜くなよ。
[そう忠告もして、次は内務省へと足を運んだ。
普段はメルヒオルが統括している場所だが、如何せん今は不在。
彼の直属の部下に手続きを頼み、迎賓館に部屋を用意させた。
少し後、ギィとタクマのところには部屋が用意が出来たことを伝える案内人が向かうことだろう。
タクマについては目立つ特徴を伝えて目印にさせた]
さって、と。
迎賓館っつったら、もう一人滞在者が居たな。
…予め伝えといた方が良いよなぁ。
[恐らくは巻き込んでしまうだろうから、予めの説明はあった方が良いだろうと。
そう判断してここしばらく滞在している異国の女性を探し始める。
巻き込んでしまうのは心苦しいため溜息が零れたが、話のために彼女に会えることに心弾む部分があった]
部屋か、どっか歩き回ってるか。
ひとまずは迎賓館の方に向かってみっか。
[途中で会えればラッキー、そうじゃなければ部屋を訪ねてみようと。
王宮内を移動していた時のこと]
おお、アプサラス殿!
[天は我に味方した。
目的の人物>>244から声をかけられたのだ。
略式の敬礼にこちらも同じように返して、満面の笑みで声に応じる]
少しこっちの方に用があったんでな。
それよりも丁度良かった。
耳に入れておきたいことがあるんだ。
今時間あるか?
[このまま他愛の無い会話に突入したいところだったが、そうも行かない現状。
これから王宮内で起こるであろうことを伝えるべく、相手の都合を窺う]
/*
あ、そういえばエレさんには護衛ついていかなくてごめんね…!
ちょっと熊さんリターンズしておきたかったん…(
― 湖上庭園・東屋 ―
ふむ。ルナ坊も戻ったな。
なれば後は任せてよかろう。
[茶器は影を通して厨房の洗い場に置き。
東屋を出ると人の気配がある方に向かう]
キリ坊。
邪魔をしていたよ。
[庭を歩いてきた国王その人に、唐突に辞去の意味を篭めた声を掛けた]
― 湖上庭園 ―
……ん? どうした、タイヤン。
[庭園へ向かう途中、不意に、頭の上に乗ったままの小鳥がぴりりぃ、と鳴いた。
それはちょうど、銀の光が散る>>212のと同時。
それと目にしたわけではないが、感じた気配には覚えがあるため、自然、歩みはそちらへと向く。
とはいえ亡き実兄とは異なり、術の才を持ち合わせぬ身には各務さんが微かに宿す精霊の気の残滓を感じ取る事は適わぬのだけれど]
14人目、武文官 ジェフロイ が参加しました。
武文官 ジェフロイは、ランダム を希望しました(他の人には見えません)。
― 王宮内・内務政庁 ―
[数本の筆が宙で踊っている。
机の上の書類をかき集めると、隣の席の現同僚に渡した]
それも避難させといてくれ。
3日分を書き直しとか、目も当てられん!
[そして自分は筆に手を伸ばして。
顔に○×を書かれながら、数分間の格闘騒ぎ]
……って。
[首を傾げていた所にかけられた、声>>253。
知らず、上がったのは、上擦った声だった]
ちょ、いつの間にっ!?
[テンガに向けて発った時にはいなかったのに、と。
思いはすれど、そういやいきなり出てきててきなり消えるのはここにもいた、とか。
そんな思いも同時に過ぎっていた]
凄まじいパワーだった・・・
[つかれた声を漏らした...は自分の姿を見下ろす。
常の服装に似ている形状ではあるが、パステルグリーンの柔らかい布地に、胸元や長い裾にはマリーゴールドを思わせる黄色の花のような形状のシルクの刺繍が施されている。
足元は動きやすいようにか、ふわりとしたスカート状の下にも体にぴったりと合う衣。一つ一つ確認をしていく]
― 王宮内 ―
…んー、でもなぁ…
今バレると流石に見逃してもらえないだろうしなぁ…
[王が帰還していることも宰相が今身動き取れないことも知らない為に、王妃の不在がバレた時のことを考えて溜息をつき。
神出鬼没な相手なだけでなく、物思いに耽って気はそぞろになっていたせいもあってまったく気付かず。]
―王宮内―
[笑顔に自然とこちらも笑顔を返しながら。
立場の関係か、あるいはそれ以外にも通じるものがあるためかこの王国で一番気安い相手であることも笑顔の一因かもしれない]
私もちょうど暇をもてあましていたところなのでちょうどいい。
[快くマーティンの話には応じ]
用事といいますと、少し騒がしいことと関係が?
[伺うように、自分の感じたままのことを尋ねた]
/*
ていうかだね、ていうかだな。
>>243にものすげー勢いで芝が生えたわけなんだがどうすればいいwwwwww
まあ、行く先決めてなかったし。
素直に行きます、か。
ぴっ!?
あ、う、ウェルシュさん。
[>>252不意にかけられた声に、変な声があがった。
相手が誰かわかると、まだばくばく言っている胸を押さえるように木彫りの熊さん抱え直しながらちょっと深い息を吐いて。]
えぇと。
とりあえずコレ、預けられるところを探してたんですけ、ど。
なぜこれほどの使い手が…
[なんだか思考がまるで違う方向に向いてしまいながら、未だ店の中であることに気づく]
よい着心地だ。動きやすい。それに露出も少なめなのも嬉しく思う。
[服に対する感想としてはいまいちなものを述べても、相変わらずねーという態度で許してくれる心の広い乙漢に二重の感謝をしつつ、少しの逡巡をした後、決意を固めて、この服装のまま、外へと出た]
― →城下―
― 城下 ―
[ >>185買い物なのか?と、問われると、にこにこと笑顔のままで ]
ええ、観光も楽しみましたので、お土産でも、と思ったのですが…
[ 妖怪の解剖を「観光」と言ってのけるのは、無論彼だけであるが、本人的には嘘はついていない。「お土産」がこの国の情勢についての情報であることも御同様 ]
[ ちなみに、趣味と実益を兼ねた解剖癖が、半妖を多く身近に置く水軍大将にウケが悪いのは致し方のないところだ。「人に害を為さないなら解剖はしない」と宣言しているのだが、目つきが怖い、と、当事者達にはびびりまくられているのだから ]
― 王都近辺 ―
……さて、さすがに、ここらが限度だな。
[文字通り、野を越え山越え谷越えて。
王都を見下ろす丘までたどり着いたところで、足を止める。
もふもふの毛の中に半ば埋もれていた月の小鳥がぴぃ、ぴりり、と鳴いた]
飛ばしすぎ、って、お前ね。
急いで行けって言ったのは誰なんだよ?
[速度でくらくらしていたらしい小鳥の抗議に突っ込みを返しつつ、獣態を解く。
この辺りの意識的な制御は、ここ一年でだいぶ上達していた。
契機となったのが、紅を最愛と認めたこと、と。
気づいているのは、その力の源たる魔精霊くらいのものだが。
つまり、当人到って無自覚である]
―城下―
よ、と。
[結局、風精の力も借りて城下へと降り立った。
王妃が城下にいるとは知らないけれど、相変わらずフレアの気配を隠す気は鮮やかな紅には一切ない。]
― →王都 ―
……ん。
[ここまで戻れば、吹き抜ける風の感触は馴染んだもの。
山地のそれとは違う、潮の香混じりのそれに、自然、口元が綻んだ。
風の中に響く歌は、相変わらず微かに届いているけれど。
今は、そちらに意識を引かれる事もなく。
肩に小鳥を、頭の上にはいつの間にか身の内を離れていた漆黒の仔犬を乗せて。
のんびりとした足取りで、王都へと踏み込んで行く]
― 王宮内 ―
[笑う姿も美しい。
アプサラス>>261を見てそんな感想を抱くも、それに対して一喜一憂する程若くもなく。
だらしなく表情を崩すことはなく、応じてくれた相手に頷きを返した]
ああ、ちぃと厄介ごとが発生しちまってな。
その様子だと、まだ遭遇はしてねぇか。
[騒がしいことに関係すると肯定して、何も知らぬままに遭遇はしていなかったことに少し安堵する]
ユウレンにはアヤカシってぇもんが居てな。
それが王宮内のあちこちに現れるかもしれねぇ。
そいつらは付喪神っつって、古い物に宿るアヤカシでな。
すまねぇが、遭遇したら軽くあしらうか捕まえて大人しくさせるかして欲しい。
悪戯したりする程度で危険性はそこまで無ぇから安心してくれ。
それと、出来るだけ壊さねぇでくれると、助かる。
[色々と面倒な願いだろうが、ここは伝えておかないと後が大変になる。
ナハティガルの騎竜師団で団長を務める程の手腕だからと、避難願いではなく助力を請うことにした]
― 城下 ―
[>>258アレクシスの胸中知らぬまま、こちらの笑顔に裏は無い。
助けてもらった人だから、というのが先ず先にあり警戒心は皆無。
それより忘れて欲しい事を忘れてもらっていたら問題ないのだった。
実際忘れたかは不明なので、口に出さなければ問題ないといった所か。
アレクシスが言うとおり、今の所国外への政治面ではさほど役に立たない元ただの村娘は、国内の王妃業だけでわりと手一杯だったので、余計な知識を入れなかったのは義兄の配慮 かもしれない。]
そちらもお元気そうで。
観光はもう終わったんですか?
[どうやらそのまま吹き込まれてたのを信じているらしい。
お土産も言葉そのままに受け取っていた。]
[両手に抱えたものを見ての返答には、少々照れたように笑いながら。]
たまの息抜き、です。
でもそろそろ帰ろうかと思ってたんです。
なんだかノームが王宮の方を気にかけてて…。
お兄さんがいるから、大丈夫だとは思うんですが。
今カークたちも居ないから…。
[城の中の情報をさらっと零すのも、きっと深くは考えていない。]
― 王宮内 ―
あっははー、かーわいい声ー。
[上がった声を揶揄うように言う。
妖怪の性質と言うか何と言うか、驚かす・驚かれるのは大好きなのである]
熊? …の木彫りかぁ。
その辺置いといても良いと思うけど。
[どうせ動くし、と言う本音は隠しておく]
今メル君居ないしなぁ。
対処出来るったら精霊師団の人達くらい?
そこに預けるのが妥当じゃないかな。
[さらっと何か言った]
― 湖上庭園 ―
でかけてる間に、ってな、おい。
[>>266 実際そうだろうが、そのまま返されるとなんとも言えないものがある]
……まあ、メルが休めた、って言う点には、同意する。
ちゃんと寝とけよ、っつってたのに、徹夜してたんだろ?
[抵抗なく封印された、という辺りから、そこらの察しはついていた。
なので、そこに対するのは突っ込みではなく同意]
……ったく。
あいっかわらず、気軽にイロイロ言ってくれるぜ。
ああ、伝言は承った。
[ぐしゃ、と前髪をかきあげながら額に手を当てるのは、ため息をつく時のくせ。
そんな仕種は、先代王譲りなのだが、当人に自覚はない]
ヴェルも戻ってくれば何とかなる……いや。
なんとでも、する、さ。
それが、俺らのやり方だからな。
15人目、武器職人見習い カシム が参加しました。
武器職人見習い カシムは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―ユウレン城下―
[現在、ユウレン王国の城下町はちょっとざわついていた。
人々の好奇の視線が向けられているのは、有名な武器職人一家の末子である青年―― の、5mくらい後方。
ささっと物陰に隠れたり、壁にぴたりとひっついたり、尾行でもしているかの様な動きをしていたが、しかしどうあっても目立ってしまう]
……。
[前を歩く彼は急に足を止めた。
後ろの気配が合わせて制止しようとして、しきれずにびたーんと倒れる音を聞き、深く深く溜息を吐く]
……連れてきたくなかった。
[目立つのは当たり前だ。
柄を折り曲げてべそべそと泣くような仕種をしているそれは、本来は動くはずのない竹製の箒なのだから]
/*
つか、嫁さん……www
なに天然機密漏洩を……wwww
まったく、まったく……wwwww
[まあ、あの辺りも含めてまるっと惚れてる←コレもコレですが]
― 城下 ―
え、お兄さんに?
[>>272ロー・シェンへ向けた言葉を聞きつけた時は、流石に驚いて様子が変わる。一緒について来てくれた、護衛の人も向こうを見やって顔を顰めた。]
― 王宮内 ―
んで、メル様は。
は?いなくなってる??
[どうにか暴走筆を纏めて縛り終えて顔を拭いていると、外に出た者が戻ってきて、代わりに陸軍統括の指示が出ていることを教えてくれた]
……そか。
丁度片付いた所だったのは良かったんだか、悪かったんだか。
[今度の休みも返上になるな、と墨で汚れた頬を掻いた]
アレクシスさん、何があったか解ります?
ノームが気にしてたし、お兄さんに直接ってことは…精霊関係してるとは思うんですが。
[きっと厄介ごとなのだろうというのは流石の王妃にも察せて。
じーっと見上げるその目には、助力を願うものも含んでいた。]
― 王宮内 ―
ああ。ここは今のところ他に暴れる気配もないし。
外回ってくるわ。
[まだ途中な仕事のある同僚と交替すると、執務室を出て王宮内を歩き始めた]
[かつてユウレン王国で起こった妖騒動の際、何だかんだあって従え、姉への生贄もとい土産として持ち帰られた付喪神。
王宮の同類たちはすっかり大人しくなった筈なのだが、この竹箒に限っては何故だか憑き物が落ちる気配もないまま、トゥム家の実験台兼雑用係として意外に重宝されていた。
そんな箒が此処にいる理由は至極単純。
『ユウレンに行くなら、ついでに里帰りさせてあげなさい』という、姉の一言があったからだった]
……何で、また。
[問いの答えは明かされなかったが。
何かの意図があるにせよ、単なる無茶ぶりだったにせよ、トゥム家最強の長女の命に末子が逆らえる筈はなかった。
そう言う訳で道中でも諸々足を引っ張られつつ、普段より時間を掛けて王国へと辿りつき、今に至る]
― 王宮内 ―
そ、それはその、ウェルシュさんが急に声かけるからっ
[笑われるのが恥ずかしいやら気付けなかったのが悔しいやら。
とはいえ、見た目は青年でも相手は自分よりも遥かに年上なのは解っているから精神的にも敵わないのは解って居て。
木彫りの熊を指して言われたことには。]
そうなんですけど。
どなたかの私物だと、また動いた時すぐ対処出来る人が傍にいてくれた方がいいかなぁと思いまして。
[隠された本音としらず、口に出して答えた後。]
―王宮内―
[相手の心の機微をつかめるほど人心に長けてるわけでもなく、
それでも向こうがこちらを嫌ってないことは理解できるほどには長く生きている]
ふむ、厄介ごとと……
[思い起こされるいくつかのことは自分も関係ないとはいえないことだったり、伝え聴いたことだったり]
特には、今のところ何かおかしなことにはあっていない。
― 城下 ―
[明確な待ち合わせ場所など決めてはいなかったが、おそらくそのあたりをぶらついているだろうとローを探す間も、常とは違う姿でいるため、視線を感じて身を縮める。
自意識過剰だ。と自分に言い聞かせて歩く。
未だ、王宮の異変は知らない]
[アヤカシ等の説明に、双子の妹が関わった騒動を思い起こしたりしながら]
物に……?
悪戯……?
[いまいちぴんとこない、その辺の壷やなにかが歩いて悪戯をするという姿とか想像が難しかった]
― 王宮内 ―
………は?
[メル君居ないし、という言葉が一瞬理解できず固まった。
王と軍務総括、二人ともが離れている王宮を空ける人ではないと知っているから。]
ええ、それは承知を。
これ以上迷惑をかけて、後で家族ぐるみで訴えられでもしたら大変だ。
[もともとが王宮にある物なのだとしたら、調度品などの価値もかなりのものとなるだろうと。
冗談めいた言葉を返しながら、気をつけなければと心の中でも呟いた
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