情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
昼間は人間のふりをして、夜に正体を現すという人狼。
その人狼が、この村に紛れ込んでいるという噂が広がった。
村人達は半信半疑ながらも、村はずれの宿に集められることになった。
1人目、楽天家 ゲルト がやってきました。
楽天家 ゲルトは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 宿屋・談話室 ―
[そんな明るく間の抜けた呟きに、
居合わせた者全員の視線がゲルトの方へ向いた。
この村は、【霧霞の村】と呼ばれている。
山間に位置する此処は、集落としての規模は決して大きくはなく。
山を越えた商いの中継点として。
或いは、道に迷う旅人の仮の宿として。
時折人が訪れては、通年この一帯で発生する濃霧をやり過ごす。
そんな場所として旅人の間で細々と語られる、静かな村であった。]
[その村の中で一番大きな建築物が、この宿屋だ。
訪れる人間の数に見合わぬ3階建ての宿は
旅人の為だけではなく、
季節を問わず村を襲う濃霧と共に暮らす人々の避難場所として。
或いは、酒を飲み交わし賑やかな食卓を囲む場として。
村に住む者の多くも頻繁に訪れる建物である。
その中でもこの食堂は
食事を摂る場でもあり、酒が提供される場でもあり、
村の面々が顔を揃えて相談事を行う場でもあり。
集会場としての役割も担う事から、
この食堂を【談話室】と呼ぶ者も居た。]
[しかし。
【談話室】はここ数日、或る一つの噂でもちきりとなっていた。]
――……何日か前に、街道で死体が発見されただろう?
――あの死体、どうやら只の獣の仕業ではないらしいぞ。
[ひそひそと声を潜める村人たちの間で、
その名を恐れるように、或いは疑い否定するように。
しかし、昔話に根付く微かな恐怖と共に、
密やかに議論されたその存在。
……その均衡を、今のゲルトの一言が破ったのだ。]
[しん、と静まり返る【談話室】。
しかし当のゲルトはと言えば、満腹になり暢気な欠伸を浮かべ、
卓に突っ伏しそのまま寝息を立ててしまった。]
――……やれやれ、暢気な物だ。
――しかし、このままでは拙いだろう?
――こんな噂の流れる中、濃霧でも出よう物なら……。
[その声に、人々は顔を見合わせる。
山の天候は移ろいやすく、
濃霧もまた気まぐれに人々の生活を脅かす物であった。
何せ、一度濃霧が発生すれば、村唯一の出入り口……
街道へ繋がる細い道からも、まともに出入りが出来なくなる。
そうなれば実質、村が封鎖されてしまうのだ。
特に。こんな、不穏な噂の流れる状況で濃霧など出よう物なら
人の心は荒み、互いに疑いを晴らす事も出来ぬまま
ただ霧が止むのを待つしかなくなるのではなかろうか、と。]
――……ここはやはり、麓か山向こうに……。
――ああ。早い所、助けを求めるべきではなかろうか。
[無論伝書鳩を飛ばすのも一手だが、
濃霧は時に鳩たちの感覚を狂わせ、
大事な伝達を霞の奥へ包み隠してしまう。]
――確実に救援を求めるなら……
――……やはり、何組かに分かれて、それぞれが……
[そんな算段の後。
数名の男たちはめいめいに人に声を掛け始め、
話はやがて数組の村人で分担して
近隣集落への一時的な避難要請へと向かう、
決死隊の人選へ向かって行った。]
[だが。
この時、幾人がその可能性を考え、脳裏から振り払っただろうか。
もし救援を求める最中に、何らかの理由で、
この集落が孤立してしまったら。
……否、それ以上に。
決死隊の中に。
もしくは、村に残る人々の中に。
――もし、もう既に、人狼が居たとしたら……?*]
さて。長い導入となってしまいましたが、皆さまこんばんは!
ここで、開始前に村建てより数点お知らせがございます。
◎入村に付いて
・1/25 1:00に1日目開始です。
開始一時間前、0:00までには全員入村をお願いします。
※役職希望は「ランダム以外」を選択してください。
・無連絡の場合、0:00で入村を締め切ります。
その場合問答無用で閉め出しますので、
リアルトラブル発生時は村建てまでご連絡願います。
※但し、【1/25 1:00には絶対に開始します】ので
なるべく早めの入村にご協力お願いします。
・キャラ予約のなかったキャラにNPCとしての設定を付ける時は、
キャラ予約表に変更等がないかお気をつけ下さい。
※特に今回は空き枠への飛び入りも受け付ける為
設定付与後に本人がPCとして入村してくる可能性もあります。
◎飛び入りに付いて
・参加者は事前COにより決まっていますが
枠に空きのある状態の為、1/25 0:00(入村締切)までは
飛び入りでのご参加も募集しております。
・但しお手数ですがwikiでの【記名CO】と入村キャラ記載、
村内メモでの飛び入り申告にご協力をお願いします。
※匿名CO希望時は
村外の連絡ツールで村建てまで直接ご相談お願いします。
・村建て時点では
【ディーター・モーリッツ・ヴァルター・トーマス・レジーナ・エルナ】
以外のキャラは、事前CO時に予約済の状態です。
上記【】内の誰かでご参加頂けますようお願いいたします。
◎進行に付いて
・基本48H更新、地上の人たちの任意で24Hコミットも可です。
・基本的に日数進行は村システムと連動しており、
村で夜が明ければ時間軸も翌日に移動します。
※回想・補完などでの対応を推奨します
・流れは大まかに、
プロ:人狼の噂が流れて、NPCが村から出ていく
1d:NPC完全退去、村封鎖(以降出入り不可に)
2d:ゲルト死亡、議論・処刑開始
こんな感じです。
各日の流れ詳細はwiki内【進行の流れ】参照でお願いします。
・また、事前にwikiコメント欄で頂いたご意見に対し
村建てとしての見解を投稿してあります。
もしまだご覧になられてない方は
wiki本文や下段コメント欄もご参照頂ければ幸いです。
◎エピローグ
エピ入り時の状況によって臨機応変に行きたい所ですが、
白での雑談は、生存者によるエンドロル投下後解禁となります。
その前でも灰(中身記号付き推奨)であれば
エピ突入後雑談もすぐ初めて頂いて構いません。
◎緊急事態発生時
・リアルトラブルからの村内発言不可連絡等
何か緊急事態がございましたら、
村建てへのSNSメッセージ、wiki内コメント欄、
村建て直通経路などでの連絡をお願いします。
※雑談村の“霧霞の村・村建て ジムゾン”宛てでも可です
では、ええと。
……ゲルトー!
楽天家 ゲルト が見物人として参加しました。
楽天家 ゲルトは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 宿屋・談話室 ―
……んー?
なに? 折角いい気分で寝てたのにー……。
……はぁ? これを貼っておけ??
ボクそんな事の為に起こされたの???
……い、いだだだだっ!
はいはい、解ったよ、解りました!
やればいいんでしょ、やれば。人使いが荒いなぁ……。
[そう言うと、ゲルトはメモを貼りだした。]
じゃあこれでボク仕事終わりね。
……ふあぁあぁ……。
[大きな欠伸の後。
ゲルトは特に寝心地の良さそうな位置に腰を下ろし、
そのまま再び卓に上体を伏せた。]
……ぐうぅ……むにゃむにゃ……。
人狼なんているわけないじゃん。みんな大げさだなあ……。
[……返事がない。どうやら、ぐっすりと眠っているようだ**]
……はい。ゲルト、ありがとうございました。
その他注意事項・詳細に付いてはwikiをご確認の上、
何か解らない事や質問等ありましたらお気軽にご相談下さい。
では、お待たせいたしました。
参加CO済の方へは各種連絡ツールを用いた直接配布が完了いたしました。
(SNSにいらっしゃる方へはそちらのDMでお伝えしております)
この後wikiにも白文字でパスワードを掲載しておきます。
それでは。
皆さま、よろしくお願い致します!
村の設定が変更されました。
2人目、青年 ヨアヒム がやってきました。
青年 ヨアヒムは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
―― 村の外れ ――
[手にした籠に山菜を摘み集めるのは、一人の青年。
よほど手慣れているのだろう。
霧の中、足場の悪い処でも意に介さず、軽い足取りで歩く。]
よっと――…。
[段差から飛び降り、平地へと着地する。
姿勢を正し、ふと村外の方へと視線を向ければ。
ざわり――…空気が、蠢いた。]
[年中霧の立ち込める、霧と慣れ親しんだ村ではあるが。
ここ最近は妙な噂が流れている事もあり。
一部の村人達はその影に怯え、不穏な空気が漂っていた。
祖父が死んでからは一人暮らしをしている青年の処にも、自然とその話は舞い込んでくる。]
……なんか、やな感じだな。
はやく戻ろうっと。
[山菜の入った籠を手に、村への道を急ぐ。
途中ふと歩を止め、不安そうに一度振り返るも。
再び、真っ直ぐに走り出した――。]
3人目、農夫 ヤコブ がやってきました。
農夫 ヤコブは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
-自宅前-
いってらっしゃいませ。
[野菜を出荷する際に使う荷馬車に乗り込み、出発する40歳前後の夫婦を見送って、45度の角度で腰から深くお辞儀をする。
バウアー家の養子となって半年にもなる。だが生まれてすぐに孤児となった境涯故か、養父《とう》さん・養母《かあ》さんと呼ぶようになった相手にどのように接したら良いか、ずっと距離を測りかねていた。
自分の中に家族の定義はない。あるのはただ、通常なら確実に家族になる筈だった人物、即ち実の両親から名指しで否定されたのが己だ、という事実だけだ。その理由は知りようもないし、教えて欲しいとも思わないが、「家族とは、一体どんな条件があれば、そう呼べるのだろう?」との疑問が育つには、十分過ぎる環境だった。
だから「今日から私たちがあなたの家族だ。」と言われても現実味がほとんどなかったし、未だ戸惑っているのが正直な感想である。]
[むしろ親子・家族というより、雇用主と使用人という位置づけが近いように思えてならない。こんな本音は誰にも言えないけれども。
出された指示を失敗したり、逆らったりしてはならぬ相手。自分が選ばれたのは偶然年齢等の条件が合っただけで、他にもっと適した人物がいれば、いつ解雇されても不思議でない。そんな風に考えていた。
何故ここまで養父母に対して警戒心めいた気持ちを抱くのか、正直我ながら全く理解できない。それでも孤児の自分を受け入れてくれた二人に対して抱くには、あまりにも失礼だとの自覚はあった。]
・・・さて。しばらくわし独りになるだか。
[荷馬車の音が聞こえなくなってから頭を上げて独語を呟く。養父母はすぐには帰ってこない。近隣の村に救援を求める決死隊>>#4とは直接関係のない親戚の手助け。だが彼らもまた、人狼の噂と救援を求める予定でいると告げた。確実に助けを呼ぶなら手段は多いに越したことはない。
18歳という年齢に似合わぬ重い雰囲気で自宅に戻った。これからでかける用意をするつもりだ。]
/*気がつけばあなたの隣に。蕎麦です。
今回は初めてのヤコブ使用(照れ、ということで、このあと灰ログでは関西弁ではなく、Ver852で喋る予定。・・・ただわしも、具体的に何処の方言かは全く考えてねぇ。(何。
基本的には一人称わしのだよ口調。
ヨーロッパには職業をそのまま苗字にしたのがいくつかあって、例えば、
Bakerベイカー (パン屋)、Fosterフォスター(木こり):英語
Schneiderシュナイダー(仕立て屋):ドイツ語 など。
Bauerバウアーはドイツ語で農夫、になるだよ。つまり今回はまじ農夫ヤコブ。
―― 宿・食堂 ――
こんにちはー。
[勝手知ったるとばかりに、元気よく挨拶だけしいてずかずかと宿の中へと入っていく。
食堂へと向かえば、カウンターに籠いっぱいの山菜をドカッと差し出した。]
はい、今日も持ってきたよー。
ご飯食べさせてー。
[一人暮らしのわりに自炊の苦手な青年にとって、この食堂は正に命綱でもあった。]
/*今回は、「ぼくがかんがえたさいきょうに萌えるヤコブ。」なRPをする予定だけんども。
可愛い陣営のれいるさんやピュアホワイトなうみねこさん、麗しいさりぷるさんの前で実行するのはちと恥ずかしいだよ。(照れ。
ゆおさんは一緒に乙女して以来何やっても大丈夫、と妙な自信が。(きりり。
どんなヤコブかは、おいおい見てけれ。
今回の目標:泣かない。(訳:表情差分泣き系使わない+泣く描写入れない。
4人目、旅人 ニコラス がやってきました。
旅人 ニコラスは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
ふふ……もう10年以上も前に“死んだ”奴の事なんて、誰も覚えてないだろうな。
“用件”を済ませて、さっさと山を降ろう。
[十数年前まで、村――正確には、村はずれの森だけれど――で過ごしていた子供の事を、記憶に留めている者は、果たして存在するだろうか。
否、たとえ――]
(……たとえ覚えてる人がいたとしても……
こんな変わり果てた姿じゃ、誰も気づかないだろうな。)
……………………
変わりたくて、変わったわけじゃ、ないけれど、ね……
[自嘲気味な笑みを零し]
[感慨深げに、少しの間、村の景色をぼうっと眺めていた**]
-レジーナの宿・食堂-
・・・あの、し、失礼しますだ。い、い、いつもの、持ってきただよ。
[食堂の裏口から恐る恐る入ると、りんごとじゃがいも、大根を入れた籠を慎重に床に下ろして、ぺこりと頭を下げる。
今日から収穫物の配達は時々任されているが、宿屋に来るときはいつも緊張する。いつ知らない人に会うか分からないからだ。ましてや自分は口下手との自覚はあるし、人見知りする性質だし。このときばかりは、接客が必要なパン屋とか仕立て屋の養子にならずにすんだことを心から神に感謝している。]
―― 宿・談話室 ――
[幼い頃に両親を亡くし、ずっと祖父が世話をしてくれていた。
その祖父が亡くなったのが、先月のこと。
最近、ようやく一人の生活にも慣れてきた。
料理は作れないから、誰かの家にお邪魔したり、この食堂に食べに来てばかりだけれど。
一人になっての気楽さからか、生活も不規則になり、家は乱雑になる一方だ。
しっかりしなくちゃとは思うのだけど、なかなか、上手くいかない。]
はー……。
お腹すいた……。
[机に突っ伏しながら、小さく呟く。
ふと視線を向ければ、同じように眠っているゲルトの姿が目に入り、微かに表情を綻ばせた。]
/*さてヤコブ選んだからには、あれをしないと!(きりり。
はあ、 【斬】偃月刀 もねぇ、 銃弾×1 もねぇ、((狂神官))もそれほど走ってねぇ。
*饅頭*もねぇ、 ねこみみ、にくきゅう、しっぽ もねぇ。
*行きずり*毎日ぐーるぐる。
あ、ヨアヒムとすれ違っただか?まあ何とかすべえ。
村の設定が変更されました。
5人目、少年 ペーター がやってきました。
少年 ペーターは、狩人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 1日前 麓の村 ―
[山麓に拓かれた村に、荷馬車が訪れる。
本来積荷を載せるその馬車から、極力音を立てない様静かに、少年が降り立った。
子供のひとり旅には未だ早いが、但し荷馬車の御者と関係する子供でも無かった。
寧ろ御者の男は、山麓の村までと、以前の村で押し付けられた子供等疎ましそうに、何処へなりとも行けと手を払ったのが、別れの挨拶だった。
少年も又その扱いに文句を言うでも無い。寧ろ山麓まで、我慢して送り届けてくれて感謝すべきだと理解していたからだ。
後は山間に位置する。確か霧霞の村と言う村が、少年の当面の目的地だった。
子供の足でも、夜通し一晩も掛けたら、流石に到着するだろう]
/*
こんばんわ。そしてはじめまして。
人狼騒動RP村では初のニコラスなさりぷるです。
キャラ予約した段階で緊張しっぱなしでした。
おまかせ希望も初めて。
村人を想定したRPにする予定だけど、設定的に、何に当たるか分からない方が、面白いかもと思って。
とりあえずこれだけ叫ばせて
ヤコブWAKEEEEEEEEEEEEEEEE
地に足ついてる感じのキャラなせいか、10代ヤコブはあんまり見ないんだよね
[霧霞の村。麓からかなりの距離を歩けばあるらしい村。
血縁を辿り、盥回される少年の身寄りが、その村らしかった。
そもそも子供がひとり旅の様な事をしている。
わけありと云う身分にも相応しく、少年がふとだけ浮かべたのは、淋しげな表情だった]
・・・ひゃっ?!
[ヨアヒムの声が聞こえて、一瞬びくっと飛び上がる。人と目を合わせないよう、伏せ目勝ちに入ってきたから、中に誰がいるかろくすっぽ確認してなかった。よくよく見ればゲルトもいるが、寝ているからその邪魔をしないよう静かにヨアヒムに声をかける。]
あ、あの。なにがまだできないのか良くわからねぇけども。りんご、で良かったら食うか?
[己とて大した料理ができる訳ではない。せいぜい果物の皮を剥いたりお茶を入れたり、スープやサラダらしきものを用意する程度。
だがヨアヒムとは年齢が近いし、ずっと村で暮らしているから時々顔を合わせる機会もある。ヨアヒムが自分をどう思っているかは分からないが、こちらは顔見知りと認識しているから、そんな提案をした。]
/*さて、ここまでの発言で、果たして何人にわしの中身がばれたことやら。(ネガティブ発想。
中身隠しつつ言いたいこと表現するのは正直難しいだよ!(迫真。
6人目、羊飼い カタリナ がやってきました。
羊飼い カタリナは、狩人 を希望しました(他の人には見えません)。
──小さな羊牧場──
こんな時に出かけるなんてさあー。じいちゃんも父さんも肝が据わってるなー。
狼だよ、狼ー?
[両腕を組み、ちょっと呆れたような視線を向けている少女。
対する父親と祖父は意に介さず、平然と言葉を返してきた。
『心配するな、濃霧が発生する前に戻ってくる。どのみち子羊の残りを売りに行かないとならないしな』
『なあに、狼なんぞ儂が返り討ちにしてくれるわ!ハッハッハ』]
じーちゃん、また腰痛めても知らねーよ?
──ああ、うんうん。だーいじょうぶだって。ちゃんと羊の世話するし。チーズも配るし。
出かけるそっちの方が、よっぽど心配だから。
[留守中の注意事項をこまごまと父から言い聞かされ、うんうんと適当に返事をした。]
[やがて、数匹の子羊を積み、父と祖父が乗った荷馬車が牧場を出発する。]
いってらっしゃーい!じいちゃん、父さん!
くれぐれもー、狼に食われないよーに!
[笑いながら、大きく手を振り荷馬車を見送った。]
ぃよっしゃー!!私の天下だー!!
[ひゃっほー!と両手を上げ、チーズ作りに使っている小屋へとダッシュ。
出産時期のピークは春だが、早々に出産を終えた雌羊が既に何頭かいて。それらの羊乳で作ったチーズが小屋内の棚にいくつも並べられている。]
父さんに見つからず、良い子で熟成してたかなー?
今回は、ぜっっったい上手くいったと思うんだよねっ!!
[木箱を踏み台にして、天井近くの小さな棚に隠していたチーズの包みを降ろす。]
よーっし、早速誰かに味見させよ!
[オリジナルチーズの他にも必要な荷を背負い、満面の笑顔で出かけた。*]
/* 人狼村ひさしぶりぃいいいい!!!
物凄くテンション高いのがこちら。人狼騒動にもペーアーにもご無沙汰でご無沙汰でずっと禁断症状を起こしていた十六夜になります。
実に久しぶりの入村。チップは迷いのかけらもなくペーター以外なかった!
事前まで色々と仕込めなかったら、入村が結構遅れたけど、とりあえず入村できたようれしいなあな余韻を味わいつつ味わいつつ。
今回は思い切り狩人志望に踏み切り。通るといいけど、弾かれて村人もおいしいな!のまわしでいってます。
とりあえず、僕の遠縁が誰になるかなあと楽しみ楽しみしつつ。わきゃあ!
/* カタリナ姉さんテンション高いwwwww
こういう元気なカタリナもいいなぁ。物凄くかわいいです。
所で、ここまでの皆、各キャラ家族構成が明細だけど、意外と霧霞の村は総人口が多そうな気配。
― むかしのはなし ―
[ヴァルトガイスト家三代目で、霧霞の村の森番だった父。
狩りの名人でもあり、畑を荒らす害獣となる猪や鹿などの肉を売って生計を立てていた。
けれど生活が思うように立ちいかなくなった頃、苛立ちからか酒場で乱闘騒ぎを起こして、右腕に大きな傷を負った。
それ以来、父は、住処である森の小屋から出なくなった。]
[それから、母と共に村で働くようになった。
けれど、幼い子供にできる事など限られていて、母ばかりが疲労を身体に溜め込んでいった。
重い荷を運べず苦しむ子供を母が気遣う様子を、見ていた村人もいるだろう。]
「母さんがやっておくから。
だからニカ、おまえは無理せず休んでいて……。」
[やっとまともな狩りを憶え、労働力となれるようになった頃に、母は過労で世を去った。]
[母を失ってから、一人で村へ出るようになった。
けれど、遊ぶ為に村へ行ったことは、一度もない。買い出しと、そして獲った獣を売りに行く。村へ赴く理由は、この二つ以外になかった。
食糧や煙草、日用品などの買出しは、常にひとりで行っていた。時には重い酒瓶を何本も買い、住処のある森へ運んでいた。重い獣も、幾つもの部位に切り分けて、ひとりで村へ運んでいた。]
[上着もズボンもマフラーもぼろぼろ、無口でひどく無愛想。
マフラーと上着の隙間から、時折ちらりと光るものが覗いていたが、決して進んで人に見せようとはしない。
それが、幼少期の旅人だった。]
[十数年前のある日、小屋から少し離れた、山間の大きな崖の下で、森番だった男の死体が見つかった。
遺体の様子から、転落死のようだった。]
[小屋に誰も居なかった事から、彼の子供も近くにいるのではと捜索がなされたが、首に巻いていたぼろぼろのマフラー以外は、見つかる事はなかった。
マフラーに血が付いていた事から、「肉食の獣に見つかり、小さな子供だから骨ごと食べられてしまったのだろう」との死亡説も流れ出す。探すのが億劫になり、早めに捜索を切り上げたい故に出た説であったが、生きていない可能性は高いとして、子供の捜索は打ち切られた。
元々、村と交流の深い一家ではなかったし、特に元森番に関しては、乱闘のせいで村の大人達からの心象も良くなかった。冬の寒い中、必死に子供を探す必要はないと判断された為に、放っておかれ、やがてほとんどの村人から忘れられていった*]
― むかしのはなし おしまい ―
7人目、シスター フリーデル がやってきました。
シスター フリーデルは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
ー教会へ続く道ー
[がらがらと鳴る馬車の車輪の音に振り返る。]
…ぁ。
[小さく声が漏れた。
いくつか用事を済ませる間に嫌でも耳に入った「あの話」を思い出す。
彼らがその、決死隊>>#4であろう事は想像に難くなかった。]
…どうかご無事で…
[胸の前で十字を切ると胸元の十字架に触れる。
十字架を握りこむと言うよりは、胸を押さえつけるようにして、細い息を吐き出す。
抱え込んだパンの入った包みが、がさり、と耳障りな音を立てた。]
[自分を追い抜かし、遠くなって行く馬車を見送ると足早に教会へ向かった。
パンの包みはいつもの場所に半ば放るように置くと、地下の書庫へ駆け下りる。]
人狼………
[譫言のように呟くと、眠れぬ夜にもう幾度と無く読み漁った古い本を手に取る。
しかしそこには、真新しい情報など何一つ無い。
過去の情景が、「彼」の微笑みが、浮かんでは消える。
また十字架越しに胸を押さえつけると、その本にまだ何か隠されてはいないかと文字を指で辿りながら、読み耽った**]
/*
めぇめぇ!千年屋です!
かよわい(?)女の子に狩人させてガクブルしたい!と狩人希望です。フッフフーン♪
しかし早速ニコラスがライバルっぽいな…w
ま、倍率高そうとは思ってたし、弾かれたらその時はその時だー♪
わかっただ。ちょっと待っててけろ。
[がばっと起き上がったヨアヒムに、真面目な顔で頷く。食堂にいるなら食べ物関係だろうとの推理は、直後にけたたましく鳴ったお腹の音で裏付けられた。
籠からりんごを取り出し、見つけたナイフを手に慎重に皮を剥く。くるくると赤いリボンが床に向かって螺旋を描いて落ち、次第に白い果実が姿を現す。]
ど、どうぞ。
[芯を取って八つ切りにしたりんごを、フォークを添えてヨアヒムの前に置いた。
遠慮のないヨアヒムの態度は、他人と話すのが苦手な自分にはまぶしく見える。いつも羨ましいとは思っていても、どうやったらあんな風に振舞えるのか、見当もつかない。]
さ、山菜は、アクぬがねぇとおいしくねぇから。な、生は無理だよ。
[とりあえず、目の前の話題に反応した。山菜も野菜の一種?と思えば、他の話題よりも答えやすい。]
……何をためらう事があるんだ、“ニコラス”。
“ニカ”は、あの時、あの男と共に死んだんだ。
この姿を見て“ニカ”と思う人なんて、いないだろうさ。
[ひとつ苦笑を漏らすと、次第に足取りは堂々としたものへ]
[表情や顔立ちの見えにくい、目深帽子と長い前髪。体躯を隠すような、長いクローク。
“ニコラス”の装いを見て、十数年前に行方知れずとなり死亡の説すら出たニカとすぐに結び付けられる者は、恐らくそう多くは居ないのではないだろうか?
そして何より、大きな違い。
旅人の髪は、ぼさぼさで艶のない灰白色をしていて、若々しく美しいブロンドというよりは、老人の白髪のよう。
対してニカの髪は、白金色――そして何より、光を浴びて綺麗に映えていた。
髪の色よりも、髪質の違いの方が大きいだろう。]
― 霧霞の村 入り口 ―
[街道はひとつきり、標高も高く、近隣集落との接続は確かに良くない。
日付も変わり漸く拝めた村の入り口を前に、少年の表情は疲労も色濃かった]
[がらがらと騒音を鳴らしながら大地を踏みしめる車輪の音が聞こえてきた]
……っ。
[大勢の村人の気配。こっちに近づいてきている、大人達に見咎められる。
少年は反射的に息を呑み、近くの木陰に身を潜めて、やがて暫くの間、村の外へと数人の村人達が遠ざかるまでを、見送ってしまっていた。
後からは、何で態々隠れたのかと云う後悔と、彼らは何のために外に出掛けた>>#4のかと云う疑問が残っていた]
/*
うひです。
どうぞよろしくお願いしますね。
死亡フラグをちゃんと建ててちゃんと死にたいです(目標
!?!?
>>31のキャラチップがトーマスなのですが??
な、なぜ…
/*
ニコラス…いや、ニカが村にいたのは十数年前かあー…。
カタリナ16歳だからなあ。さすがに覚えてなさそうだ。ううぬ。
アク?
なんかよくわからないけど、とにかく生じゃ食べられないってことかぁ。
[ヤコブの言葉に、小さく首を傾げつつも。
八つ切りリンゴが目の前に差し出されれば、笑顔でフォークを刺した。]
いっただっきまーす!
[口に放り込めば、表情がさらに綻ぶ。
幸せそうに頬を揺らしながらも、ようやく周囲の状況に目を移した。]
……なんか、珍しく人少ないよね。
みんなどうしたんだろ。
[ゲルトが寝ているのはいつも通りだけど、と、僅かにおどけながらも。
いつもと違う空気を感じ取れば、落ち着かなさそうに周囲を見渡した。]
8人目、村娘 パメラ がやってきました。
村娘 パメラは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
―霧霞の村近くの小さな谷間―
……やっぱり、何も思い出せない、か。
[霞む谷の影を見上げながらの呟きは、
湿り気を帯びた乳白色の霧に、吸い取られるように消える。]
[幾つかの家並を前に、少年がまず探そうとしたのは、村で一番大きな建物だった。
村や町で最も大きな建物は、その土地の村長や町長と相場が決まっているからだ。
まず話を通すならば、村人達にも最も顔が通じているだろう村長が一番だと思ったから。
優しい人だと良い、叩かれそうな酷い人だったら嫌だな、と思考を過ぎらせ、辺りを落ちつか無そうに見回して。
飲み込まれそうな程大きくて未知の存在であるこの村に、少年はゆっくり歩幅を確かめる様に踏み入った]
どうしたの、ネーベル?
[声に反応したのか、最近の村の不穏な空気を感じ取っているのか、このところ少し神経質になっている、白い馬が
ふるりと一つ身を震わせると。
馬上の主もはっとした様子で華奢な肩を強張らせ、
何かを警戒するかのように、月色の瞳で辺りを見回す。]
………大丈夫。何もいないわ。
さあ、散歩は終わり。宿に帰りましょう。
[ややあって。何事もないようだと判断したのか、
馬の首を、優し気な手つきでぽんぽんと撫でる。]
ど、ど、どうも。
[ヨアヒムの誉め言葉に、照れてぺこりと頭を下げた。人に賞賛され慣れてなくて恥ずかしい。
ヨアヒムが皮を剥こうとして怪我をした事実は知らないから、内心大した動作ではないとは思いつつも。器用と言われるのが嬉しくて、少し頬がほころんだ。]
生で齧ると苦い、って話だよ。
[大雑把な説明をしつつ皮と芯を片付けて、自分もヨアヒムの向かいに座る。
相変わらず寝ているゲルトに、まるで猫のようだとわずかに視線を向けてから、何となく手持ち無沙汰になって、置いてあったクッションをぎゅっと抱きしめた。]
ああ、えっと。ひ、ひとがいない、のは。何人か村の外に出かけているから、って聞いて、る、だ。
[実際わしとこの養父母も外出したし、とぼそぼそ口の中だけで告げる。
人狼の噂が囁かれていること。確実に助けを求めるために救援隊を組んだこと。知っている情報はあれど、それを伝えていいのか。その場合はどんな言葉を使えばいいのか。迷った結果、何も言えずにもじもじしている。]
大丈夫、大丈夫よ…。
虹色の……なんて、いるはずはないから…。
[馬になのか、自身になのか…。
言い聞かせるような響きを帯びた呟きも、やはり。
微かな風に蠢くように流れ来る白い霧に、呑み込まれて消えた。]
[ヤコブが向かいに座れば、じっと目を見つめてその話を聞く。]
村の外に?
なんだってこんな時に……。
って、あー……。
[行儀悪くリンゴをもう一つ口に放り込めば、しゃくしゃくと小気味よい音をたてる。]
ふぉんなふぉふぃふぁふぁふぁ?
[“こんな時だから?”と口にしたつもりが、リンゴを頬張っているせいで、まともに言葉にならない。
だが、そんな事は気にせず、うぅむ……と呻って腕を組んだ。]
人狼、ねぇ――…。
[ようやくリンゴを飲み込み、小さく呟く。
ヤコブがぼそぼそと呟いたり、もじもじしている様子には、自分みたいに何か食べている訳でもないのにーと不思議そうに首を傾げた。]
「お前さん、旅人か?
悪いが、すぐに引き返してくれ。
あんたが――だったら……」
「待てよ。
こんな老人がアレだとしても、何もできやしないだろ。
おい、じいさん。
今、村は立て込んでるんだ。
ここまで来ちまったら一泊は目を瞑ってやるが、明日の朝には山を降りな。」
[こちらが話しかけるまでもなく、一方的に喋りかけられ、そして彼らは去っていく。]
……なんだったんだ?
[彼らが何を懸念しているのか、聞き取ることはできなかったけれど。怪訝そうに彼らを見送り、首を傾ぐと、再び歩き出した。]
― →村へ ―
/*にゃあ・・ヨアヒムさんのメモといい、
これは、宿関係者がいた方がいい感じでしょうか…?
お料理すると中身ばれするから、
今回はやめとこうと思ったのですが、どうしよう…。
レジーナさんの入村に期待しつつ、アルバイト?
9人目、パン屋 オットー がやってきました。
パン屋 オットーは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―パン屋―
――さて、と。
そろそろ、閉めようかな。
[そろそろ、とは言ったものの。もう、このあと客が来ないことは判っている。
一日の最後に来るのが、教会のシスターだからだ。(>>26)
もっとも、代金を取ってはいないから、厳密には客とはいえないかもしれない。
売れ残っているパンのうち、日持ちのしないものを包んで渡す。
寄進というのもおこがましい気がするが、ともかく、そういうことだ。
信心深かった何代か前の先祖が始めたそうで、それからずっとのことだという。
店主や教会の住人が変わっても、それは変わらない。この村の、ある種の伝統といってもいい]
……例の噂もあるけど……、
ま……変わらないよね、そう簡単には。
[そう、変わらない。何のかのといっても、積み重なった習慣は、簡単には変わらない。
誰も彼も、いつもと同じような時間に同じようなパンを買っていく。吐いた息には、無自覚に、微苦笑の粒子が含まれた。
パン職人の子に生まれて、なんの選択肢もなく父の跡を継いだ――パン屋の子はパン屋。それもまた、村の伝統なのだろうけど]
/*
よし。
表の状況も落ち着いてきたので、入村前にオマケ投下。
ゲルトの発言を書いていた所、ついうっかり色々書きすぎて気付けばゲルトが10発言超の観光案内してました。
事前に文章量等相談した所「長いよ!」とご意見頂いた為、さっくりカットしてみた。
で、折角なので、その没原稿を投下しておきます。
極力初期設定に影響しないように諸々暈して書いた描写ですが、実際の村の様子とは異なる恐れもあります。
ゲルトに縁故が出来てる場合も、ゲルトの性格と異なる文章かも。まああくまでも、オマケという事でお願いします!
後このゲルト、楽天家ってより只のものぐさなんjげふげふげh。
― 宿屋・談話室 ―
……んー?
なに? 折角いい気分で寝てたのにー……。
……はぁ?
道案内? これを貼っておけ??
ボクそんな事の為に起こされたの???
……い、いだだだだっ!
はいはい、解ったよ、解りました!
行けばいいんでしょ、行けば。人使いが荒いなぁ……。
[そう言うと、ゲルトはのそのそと歩き出した。]
― 霧霞の村・入口 ―
[ゲルトの後に付いて歩くと、
村をぐるりと囲む森の切れ目に、細い一本の道があった。]
と言うか、ここに来てるって事は一回は通ってるだろうし、
今更な気がしなくもないけどさ。
ようこそ、ここは霧霞の村です!
……とでも言っておけばいいのかな。
うん、村の入口だよ。細いけど、極々普通の道だね。
村はこんな山の中だし
回りぜぇんぶ森や山に囲まれてるんだけど、
この道を行けば間違いなく街道に出られるよ。
[細い道の先を見れどもその先までは見渡せないが、
道の途中、小さな木杭のような物が見える。
どうやら、村への道しるべとなる看板のようだ。]
……は? 森の中? 物好きな事言うね。
この森ってば案外複雑な上に
何処通っても似たような感じだから、
凄く運が良ければ村の外には出れるだろうけど……
……大概は街道まで辿り着く前に遭難しちゃうんじゃない?
それか、山に住んでる獣の餌食になっちゃうか。
街道以外からの山越えなんて、もっと無理。
すぐ方向解んなくなって、同じような事になっちゃうよ。
特に、濃霧の時なんて、
ここの入口から街道に出る事すら難しくなっちゃうんだから。
幾らボクが楽天家だからって、
そんな命知らずな真似はしないよ。死にたくないし。
あー、街道と言えば。
なんか最近、人狼が出たとかって噂もあったっけ。
……みんな気にしすぎなだけだと思うんだけどなぁ。
大方、その死んじゃった旅人さんだって、
無理に山越えしようとして山の獣に食われちゃったかなんかだよ。
大体さぁ。
人狼なんているわけないじゃん。みんな大げさだなあ。
じゃ、こんなトコ特に何もないし次行こっか。次々。
[欠伸を一つ。
面倒そうに振り返れば、向かう先は村の中。]
― 教会・正面 ―
[辿り着いたのは、村の教会のようだ。]
はい、教会ね。
ここまで来る途中色んな家とか建物とか見たと思うけど、
この村に住んでる敬虔な信徒さんだったら
何だかんだで頻繁にここに来てると思うよ。
ミサとか、お葬式とか、えーと……あとなんか色々。
ボク行っても殆ど寝てるから、何やってるのかよく解んないけど。
[怒られるのか、或いは諦められているのか。
彼の口振りだけでは、判断は難しいだろう。]
そういや、昔誰だったかが
『この教会の地下には書庫があるんだ』とか言ってたっけ。
……何の書庫か?
んー……よく覚えてない。聞き流してたし。
ほら、次行こうよ、次。で、早いトコ談話室戻ろう?
[興味無さそうに横を向けば、そのまま歩き出した。
もし彼がもう少しきちんと話に耳を傾けていれば、
その書庫には人狼騒動に関する資料が収められている事まで、
聴いていたはずだったのだが……。]
― 教会・墓地 ―
[今度は然程歩く事なく、教会の隣の敷地で足を止めた。
見ればそこには、一面の墓標。]
うわー……えっ、こんなトコ案内する必要あるの?
見ての通り、お墓だよ。いわゆる、墓地?
よっぽど何かの事情が無い限り、死んじゃった村の人は
みぃんなここに埋葬されるんだ。
後、ここ来るまでに行き倒れちゃたり
この村のなかで死んじゃった人とかもね。
身元が解ってれば、
誰かが引き取りに来る場合もあるみたいだけど……
……まあ、旅人さんだし……ねぇ。
[肩を竦める。
村の土となった根無し草さんも、知らないワケではないらしい。]
/*
あー、人狼希望にしたけど、霊能者もありだな。
もし入り直すことになれば、霊能者に変更してみよう。
入り直すほど喋らなければ、そのままで。よし。
そう言えば、知ってる?
ボク、小さい頃たまにこの墓地で遊んでたんだけど……
すんごい奥の目立たない方に、
ぼろっぼろの木の台みたいなのがあるんだよね。
アレ、なんなんだろ?
その時大人に聞いたらすんごく怒られたから、
未だに知らないままなんだけど……。
― 宿・入口 ―
[ゲルトに従い歩けば、見覚えのある建物の列の果てに、
一際大きな三階建ての建物が見え始めて。]
えーと、後は解るよね? 宿だよ。
小さな村なのに大きな宿だね、って良く言われるけど。
まあ、そうなっちゃうんだよ。
元々この集落自体、
街道が整備されきっていなかった頃の山越えの中継点だとか、
そんな経緯で発生したって言われてるしね。
迷い込む人はいつどの位来るか解らないし、
村を濃霧が襲った時もみんなの避難所としても使えるように、って
これだけの規模になったみたいだよ。
[かく言う彼は、特に避難の必要が無くとも居座る場合があるのだが。
それは、また別の話としよう。]
[ヨアヒムがりんごを頬張ると同時に口にした言葉こそ判別不能だったが、続いて呟いた単語に、こくりと無言で頷く。無意識の内に、普段はシャツの下に隠している古びたロザリオを出して、右手でいじっていた。いつ誰に貰ったのかも覚えていないくらい古い品物。だが手に持っているだけで、不思議と落ち着けるのだ。
それに勇気を貰って、思い切って口を開く。]
・・・あ、あの。多分その噂のせい、でねぇがと。ほんとか嘘かは、わ、わしにゃ判断つかねぇだども。でも、普段より人手がすくねぇごどは確かだから、怪我とか注意した方が・・・。
[ここまで言いかけたところでヨアヒムの視線に気づき、恥ずかしそうに目を伏せた。]
……は? 教会との位置関係?
えーと……教会が向こうで宿がこっち。以上。
えっ、東西南北で言えとか言われても困るよめんどくさい!
そんなに気になるなら、後で自分で確認してみればいいでしょ?
そこまでこき使わないでよね、全く……。
……他の建物? ボクもう眠いよ……。
あの辺とかは村に住む人の家とかだけど、
他に気になる所があったなら自分で見てくればいいと思うよー。
ああ、何か面白い事があったなら
地図にメモしておくと、他の人に親切かもー。
[後は見た者勝ち、と言わんばかりに大きな欠伸を。
宿の扉を開けば、勝手知ったると言った調子で足を進めていった。]
― 宿・談話室 ―
[宿に入ったゲルトは、迷う事無くある一角へ進んだ。]
はい、ここが宿の食堂。兼、酒場。兼、村の集会所。
ここに来れば大概誰かしら居るし、
村で何か重要な話があった時には会議場にもなるからって、
この食堂の事を【談話室】って呼んでる人も居るよ。
特に小さい頃から村に居る人とかだったら、
『何かあったらすぐ談話室へ!』って
イメージのある人も居るんじゃないかな。
で、何だっけ。これを貼っておけばいいんだっけ?
[面倒そうに一枚の紙を取り。
そのまま、程々に目立つ場所へとそれを貼り付けた。]
じゃあこれでボク仕事終わりね。
……ふあぁあぁ……。
[大きな欠伸の後。
ゲルトは特に寝心地の良さそうな位置に腰を下ろし、
そのまま再び卓に上体を伏せた。]
……え、君とボクとの関係?
眠いから正直もう頭ちゃんと回ってないけど、
そんなの、君が一番よく知ってるんじゃない?
ボクの苗字……?
いよいよ変な事聴くね……えっと、ボクは……
/*そかそか。ドイツ語でパン屋さんが苗字になるど、Beckerベッカー となるだな。調べたけんどわからんがっただ。
他にも職業苗字のひとはいるんだろか?
そっか。
みんな、避難したり捜索に行ったりしてるのかな。
[大人達の動きを知らないが故に、想像でしかないが。
村の空気を察するに、笑い飛ばせるものではなさそうだと、僅かに顔を引き締めた。]
怪我は、うん。大丈夫と思うけど……。
――――そんな話を聞くと、家に帰るの、怖くなるなぁ……。
[今まで祖父が居たから寂しさも感じる事はなかったが。
今では一軒家にただ一人。
そんな時にそんな噂が流れていれば、夜は木立のざわめきでさえ、怯えてしまいそうだ。]
しばらく、ここにでも泊めて貰おうかなぁ。
[そうボヤきながらも。
ヤコブが視線を伏せれば、キョトンと目を丸くするのだった。]
[片付けを終え、店を閉め]
さて……あとは。
[パン窯を開けると、香ばしい焼けた小麦の芳香。
結び目を模ったパン――プレッツェルを、篭に移していく。
岩塩がまぶされた独特の濃い茶色をした表面は、いつものとおりきっちりと焼きあがったことを教えていた]
宿に持っていけば、終わりだね。
今日は、僕も一杯やっていこうかな……?
[村人たちが集まる宿に持っていって、ビールの肴として売る。
それもまた、いつもどおりだ。戸締りをして、店を出た]
[心地よく咲く満開の野花の様な笑顔を開き、少年が対応するより早く接近した少女の姿に>>49、少年は表情を固く強張らせて、思わず半歩下がる。
だが尋ねる声には、不審そうな詰問も排他的な響きも含まれていない。
唇をひき結んで視線を上げた少年には、初めて出会う者を相手に対する、不安と警戒の中間点辺りで揺れている様な緊張感が浮かんでいる]
こ、こんにちわ……。
[好奇心で彩られた少女の表情を窺いながら、挨拶をそのまま返し、この少女はこの村の人なのだと察する]
僕、ペーターと云います。
あの、谷底の村、と云う場所から来ました。
[告げた村は、大凡この村とは関わりを持ち様が無い遠方で、余程で無ければ聞き覚えも無い村だろう]
[ヨアヒムのぼやきを耳にして、ふっと顔を上げる。宿屋に泊まるとの言葉に反応したのだ。]
あ、ああ。そうすればええでねぇがなあ。えと、そ、外に出た人たちが戻ってきて、なんが連絡どがあれば教えて貰えるかもだし。ふ、不安なら誰かに頼っても、ば、バチはあたらねぇと思うし・・・な、何ならわわわしに言ってくれても、か、構わないだ。
[自分にできることがあるなら遠慮しなくてもいいと遠回りな表現で告げると、クッションを置いて立ち上がった。]
そ、そだ。わし、まだ配達が残っているだで。そろそろ出るだよ。んだば、まだあとで。
[ロザリオをシャツの下に隠すと、ヨアヒムにぺこりと頭を下げて、食堂を出ようとした。]
ん。
[手を振るヨアヒムに振り返って短く返事をする。他人と関わるのは苦手だが、誰かの役に立てるなら嬉しい。明確な笑みが顔に浮かぶ。]
ありがどな。気をつけるだよ。
[ハッキリとお礼を言い、まるで猫が忍び足で滑り出るような様子で裏口のドアから静かに立ち去った。]
10人目、司書 クララ がやってきました。
司書 クララは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
― 図書館 ―
[装丁が解れた本を直しながら、私は談話室での事を思い出していました。
深刻そうな男集の中、、いつもの能天気さでのんきそうに欠伸をしている青年――ゲルトの様子はとても楽しいものでしたから。
思い出し笑いなんてはしたないと知りつつも、くすりと笑みがこぼれてしまいます]
ゲルトさんったら本当に、楽天家なんだから。
[誰かに届くわけでもない呟きを謳いながら。
装丁を纏める針を持つ手を休めて、双眸を細めるのでした]
―宿―
ただいま戻りましたー。
[ネーベルを厩に繋いでから、世話を済ませると、
習慣めいた一声を掛けてから、宿に入る。]
レジーナさーん……は、まだお留守かな。
……話し声?
あ、ヤコブさん…、とヨアヒム。
こんにちは。
[ヨアヒムとヤコブの姿を見かけたなら、
人の居ることにほっとしたような表情になり、
食堂を出ようとするヤコブに笑顔で会釈する。]
/*
カタリナ、十六夜さんでしょうか。
お茶目なとことか、ペーターハンターな辺りとか。
ヤコブは蕎麦さんだと思います。ヨアヒムに顔を赤らめまくっている……アッー
[当たり前だが、生まれの村はこの辺りの村人には馴染み無い物だった。
ふるふると無機質に首を振り否定しながら、少年の双眸は翳りを帯びる]
いいえ……お父さんは。 ―― 。
[開いた唇は何と紡いだら良いのかわからない様に小さく動こうと。
その時に、少女も旅人の姿を見咎めたのか>>56。
だが少年に対する時とはガラリと警戒バリバリと厳しくなった口調に、今度こそびくりと怯えた様に身を竦ませた。
少女と旅人、どちらへ対する視線も不安を纏いながら、少年は一歩後ずさっている。
唯、事情を知らない旅人には、勝気な姉と、臆病な弟にも見えるかも知れない]
―パン屋 → 宿―
――とはいえ、こうも人気がないと。
例の噂は兎も角、別の意味で心配ではあるね……。
[元々、そこまで人が多い村でもないけれど。
それでも、普段なら、何かあれば近所の人間が駆けつけるだろう。
が、いまはこれは――]
……火事でも起きたら大変だね。
[そうして、その可能性が一番あるのは、火を扱っている自分だと気付いて、ひとり失笑した]
[しばらくそうしていると、開いたままの窓から冷たい風がひゅうっと首筋をくすぐりました]
ひゃぁ…っ!
[思わず女性にあるまじきはしたない声を上げてしまい、慌てて口元を手で覆います]
……誰もいなくてよかった。
[口元を手で覆ったまま無人の館内を見回し、
自分の失態を誰にも見られなかった事にほっとして、そっと撫でおろす胸]
もう、いたずらな風ね。
[本と針を置き、席を立って。
パタンと小さな音を一つだけ響かせて、窓を閉じるのでした]
/*あ、クララさんいらっしゃいましたー。(クララさん好き。
ト書きが一人称なの、新鮮。
パメラは人と接している時は。
わりと明るい子になる予定が、迷走中・・・。
そしてロザリオはヤコブさんがお持ちなので、
身元の手がかりは聖書に変更・・・。
-宿-
っ?!
[パメラの呼びかけが耳に入り、びくっと飛び上がる。普段より人が少ないせいでちゃんと聞こえた。誰もいないと油断していただけに、鼓動が一気に早くなる。でも、すぐに知人の声と分かり、はーっと大きく息を吐き出して振りかえった。]
えと、わ、わしに何か用でもあるだか?
[我ながら大げさに驚いた自覚があるから、頬が勝手に赤くなる。]
11人目、行商人 アルビン がやってきました。
行商人 アルビンは、狩人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 村の入り口 ―
[よいしょっと軽く声をあげて荷物を下ろす。]
……ふぅ。
[ついたため息は白くふぅわりと漂って、ミルク色の霧にすぅっと溶けていった。]
[ヤコブを見送った後、宿の者に声をかける。
騒ぎの間、暫く泊めて欲しいと。
祖父が残した財産も少しはあり、普通に客として滞在するにも事欠かない筈だ。
そうして後、再び談話室のソファに身を沈め。
腹が少し落ち着いた為か、小さく、欠伸をした。**]
い、いえっ。 違います!
僕はそんなのじゃ……!
[兄弟、兄と、弟。微妙なニュアンスに少年が気づく事はなく、慌てて旅人の言葉を否定した。
随分強い否定となったが、それは厭うと云うより、寧ろ少女に迷惑だと云う思いの方]
僕も、先程この村にお邪魔させて頂いただけで。
あの、この村の、村人と云うわけでは……
[末尾の声は随分と自身無げに潜められて、視線は相変わらず落ち着き無く辺りを彷徨っている]
―宿:談話室―
[さて、その場に何人がいたか。
いずれにせよ、普段よりはよほど少ないのは確かだろう]
……やっぱり、ガラガラだね。
いつもよりは少なめに焼いてきたけど、それでも余るかな……。
[プレッツェルの篭と代金入れをいつもの場所に置いて、適当な席に腰掛けて]
……あ、黒ビールとソーセージ。あと、ザワークラウトとマッシュポテトを。
[料理を注文すれば、他の客や宿の人間と他愛もない話を――とはいえど、いずれ、村を包む噂の話にはなってしまうのだろうけれど]
/*わきゃあ! カタリナ姉さんが遠縁だよ!
お姉ちゃんは強し。いっぱい振り回されたいな!
小躍りしながらえいやっほいと飛び込む僕。
この村皆若くて可愛くていいな!
ニコラスもギャップ若! きゃっきゃ!
いえ、こんな髪じゃ無理もないです。
同年代の人に比べて、白髪が多くて……はは。
[この容姿のおかげで、得をする事もあるが。
――若者である事が知られていれば、今頃は決死隊>>#4によって強制的に麓へ送還されているところだったのだろうから。]
[彼らが警戒している様子は読み取れたが、少なくとも、少女の方が警戒している要因>>56については、考えが及ばない。村の大人達が言っていた「立て込んでいる」事情と関係があるのだろうか?]
……そうでしたか。
教えてくださって、ありがとうございます。
[>>69少女へ素直に礼を言うものの、宿へ入ると面倒だ。恐らくは宿泊という事になるだろう。]
……人を、訪ねて来たんです。
[事情は説明しないと、やっぱりだめだ。
表情は強張らせて、視線は地面を眺めだしながら、ぽつぽつと話し出す]
僕、身寄りがどこにも無くて。
お父さんやお母さんのご兄弟筋の方々には、皆断られてしまって。
それで。僕の遠縁に当たる方がこの村にいるって。
……ええと。
トットさん、と言う方なのですが。
[知りませんか?とおずおず伺う視線を少女へ投げかけた。
尤も、目の前の少女が、そのトットさんだとは夢にも思っていない]
―宿―
あ、びっくりさせて、ごめんなさい。
姿が見えたから、思わず…。
[ひどく驚いたらしいヤコブの様子と、赤みを帯びたような頬に、少しだけ申し訳なさそうに眉を下げつつ、明るく笑いかける]
お野菜を届けてくれたの?
いつもありがとうございます。
……あ、そうだ。リンゴはあります?
ネーベルのご機嫌をなおすには、
ヤコブさんのところの美味しいリンゴが一番だから。
[世話をしている白い馬の鬣を撫でながら、笑顔で小首を傾げた。]
…………身寄り、が……。
[少年の紡ぐ言葉に、胸を痛めたように、つばの下の顔を歪ませる。]
では、一人で来られたのですね。
……さぞかし心細かったでしょう。
早く安心できる場所で、落ち着ければ良いのですが。
[それは、少年に対し言っているのか――それとも、他の誰かへ向けてのものか。]
12人目、少女 リーザ がやってきました。
少女 リーザは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
い、いや。誰もいねえと油断しとったわしも悪いだで、謝らなくていいだよ。
[パメラに眉を下げられると却って申し訳ない気がして、早口で答えた。
怪我して保護されたというパメラの身の上は、村に来てすぐに教えられた。自分と同じ年齢か少し上くらいと見当をつけているが、詳しい事情は知らない。それでも、宿屋の手伝いをしている関係で、配達時によく顔を合わせているせいか、緊張も緩む。]
りんごか?ああ、無論あるでよ。
[収穫物の話になると、自然と口も軽くなる。置いてあった籠からりんごを取り出すと、パメラに差し出した。]
ネーベル、どしただ?何がきになるごどでもあっただか?
[見知らぬ人間に対するときよりは、よほど気さくな態度で馬に話しかけた。]
/*
これはペーターへ嫉妬(不縁故)フラグですな……
自分と同じ人間を見つけたと思った傍から家族発見→大団円とかなったら、影ですごい辛辣な言葉を吐きかけそうだ!!
/*ちなみに、馬の名前はNebel=独語で霧や霞のこと。
何故馬かというと……。
パメラで男装してたキャラ(男性口調)やろうかと、
思っていた時の名残だったり。
馬に乗った偉そうな男性口調のお嬢様キャラは、
長期村でやれるか不明だったので却下になりました・・・。
人狼とのハーフでお兄さんを探しているとか、
お母さんが人狼の血を欲しがってたとか、
家族のしがらみがいっぱいの設定が多かったので、
今回は血縁抜き設定のために記憶曖昧で。
ちなみに、健忘症状→私、人狼かも?
→吊られネタに困らないように…という保険もちょっぴり。
― 墓地 ―
[Theresia=Corrinth]
――――…………。
[無機質な平たい石に刻まれたその名を、指でなぞる。
近くには似た姓の刻まれた同じような石が幾つも並んでいたが、少女の母親は、この石一つきり。
遠い遠いこの地まで、ようやく辿り着いたというのに。
母親はいとも呆気なく冷たく小さく、物言わぬ姿となってしまった。]
こ、今回はど、どれだけ続くのかな……。
[月に1度、多いときで2度は行商目的でこの村を訪ね、だいたい7〜10日ほど滞在している。
だから、この村特有の霧には慣れっこのはずだった。
けれども、どうにも今回は霧に嫌な感じがするような気がしてたまらなかった。
どこまでも白く纏わりついてくる霧の気配に身震いを一つ。
この震えは、はたして、寒がりな自分がここに来る途中でお気に入りの■lightskyblueのマフラーを落としてしまったせいか。
それとも……。]
/*…あ、ちゃんと匿名になってました。
あら??
・・・ぼけぼけですみません。
にゃ、そしてヤコブさんお返事きてた。
ごめんなさい、すぐ書きますー。
えーっと……その、良かったですね?
やっぱりご兄弟だった……という事に、なるのでしょうか?
[話の流れについていけない――いや、理解はできるのだけれど、他者の家族の話で盛り上がる所へ、割って入れるわけもなく]
……なおのこと僕がここに居続けるのは、無粋というものですね。
積もる話もあるでしょうし……僕はこれで、失礼します。
宿屋へのご案内、ありがとうございました。
[にこ、と一つ微笑むが――帽子のつばに隠れた目は、笑ってはいない。小柄な子供であれば、それに気づけるだろうか。]
[それでは、とその場を辞し、ひとまずは宿屋へと足を向けて、歩き出す。*]
[山向こうの山影の村で不穏な噂を耳にした。
“人狼”が出たという。
それが、毎月1〜2回は訪れているこの村の近くでのことだと聞いて、矢も楯もたまらなかった。
いつもより早めのタイミングで霧霞の村を目指して発った。
村を出て数日後くらいだったろうか。
山影の村が何物かの手によって滅んだと聞いたのは。]
……ひっ!?
[背後でトサリと音がして飛び上るほど驚いた。
振り向くと、なんのことはない、茶色の小さなリスが枝を走った拍子に落ちた些細な雪の音だった。]
[隣にそびえ立つ、十字の付いた建物を見上げる。]
――――……、…………。
[冷たくなった母を、皆が扱いあぐねていたその時。
あの建物から出てきた十字架を下げた青い服の女性が、こうして母を埋葬してくれるよう、話を付けてくれたのに。
自分は混乱するばかりで、まともなお礼も言えていなかった。
村の外で知り合った男と、駆け落ち同然で逃げ出したという母。
祖父母は既に亡くなっていて、母を見た村人の幾人かは随分と困惑した表情だったのを、記憶している。]
[キョロリと辺りをもう一度見渡した。
再び静寂とどこまでも白い霧が広がるばかり。
もう一度ため息をついて手をこすりあわせた。]
……行こか。
[おろした荷物をもう一度背負い、纏わりついてくる霧から逃げるように足早に宿屋に向かって行った。]
……良かったなぁ、ほんと?
あのにーちゃん、口は悪いけど割と人は良さそうだし。
大事にしてもらえるだろうよ。
……私と、違って。
[宿屋へ向かう旅人の瞳は、ひどく虚ろだった]
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新