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[そう思った矢先。
視界の端に例の仔猫サイズのアレが入り込んだ]
…………え、ちょ、でかっ!
[一瞬呆気にとられた後、思わず突っ込みを*入れていた*]
[虫型の魔物にシメオンが間の抜けた声を出し(>>259)
彼女が先程構えていた事を即座に思い出して、こちらも構えを取る。]
"Mur sera de…
[呪文を唱えていた時、知覚範囲に誰かの接触を感じた。
――まだ距離はあるか?
幻術が消えるのも時間の問題。
しかし踏み込んで来た誰かに意識を取られていると、今度は目の前の相手にやられるだろう。]
…cinq Habamo ennemis"
[五つの小さな光の珠を召喚する。
タイガに使った魔法は使えない、あれは範囲が狭く目の前にいる二人を囲むには足りない。
更に背後からもう一人来ている現状では不向きであった。]
"Au nom de notre ordre du"
[光の珠がディークとシメオンへと向かって放たれる。
二つはディークの足元と頭部、残りはシオメンの頭部から胸部へとかけて飛んでいった。]
[二人の遣り取りの間、シェイを見詰めていた。
彼の声>>292に幾つか物思う所があったからであり、また、無力感を覚えたからもある。白竜の眷属たる心情を理解することは、如何に推し量ろうとも自分には不可能だと。]
……
[それは、白に限らず。
黒に対しても、なのだろうが。
何かを言おうにも、此処では言葉にならない。
自分の感情を咀嚼し消化するだけの時間は無かった。]
先に進まれれば進まれる程、手遅れになる気がしてね。
[声が聞こえれば、一度瞳を伏せ、良く知るウェルシュの姿を目蓋の裏に描く。
数拍ののち双眸を開き、現れた者へと瞳を据えた。
二人の人間を喰らった彼が異形と成り果てていることを怖れた――それは旧神への縁薄く、造詣浅い者ゆえかも知れない。]
……両方だろう。
こんな危険地帯で、引き返してくれることも含めて。
ウェルシュ。
[記憶と寸分違わぬ姿にごく僅か表情が和らぐか。
挑発を受け止め少年の名を、呼んだ。]
/*
とりあえず、
俺が落ちた後のログの伸びからしてシェイとカークが健康していなかったことは把握した。
\あいはわかるけど健康して!/
[僅か、和らぐ様子>>310に緩く瞬くものの、不思議そうな表情は長くは止まらない]
引き返すのは、本意ではなかったのだが……成り行きだな。
それで?
わざわざ追ってきたのは、何故の事か?
[問う口調は、『御魂』としての淡々としたもの]
白でもなく、黒でもなく。
『
何を求め、ここまで来た。
つーわけで。
[背後からやってくる二つの気配を、見ずに確認して。]
揃ったみたいだしな。
頑張りましょ。
[まずは、シェイの出方を待った*]
[ウェルシュの後を続くように、
カーク達のいる場所へと現れた姿は、如何様に映るか。
問われれば]
私は、『光』。
…簡単に『贄』になる気はないですけれど、ね。
[端的な事を、リヒャルトとシェイに告げた。]
― 歩き出す前の一幕 ―
[返された言葉>>309に、は、と息を吐く。
どこかで予測していた。
どこかで願っていた。
向けられる笑みに、安堵を感じるのは、『ふたつ』の一方]
……わかった、けれど。
無理……じゃないな。
無茶は、しないで。
[返したのは、こんな言葉と]
/*
やあ、なんだ。
自分に空気……! と突っ込みたくもあるのだが。
あれで返されたら、こう返さないわけには行かないんだよ、行かないんだよ……!
(さん……)
[幻の、水の神殿を歩く]
(に……)
[ぼう、と霞がまとまるようにして現れた門に左の手を伸ばす]
(いち……)
[扉は、抵抗もなく開いて、自分を受け入れた。
扉の向こうに立つ人物が、こちらを振り返る――]
― どうでもよくはないけど過去の話 ―
[自分が死んだ時の事は、はっきりと覚えている。
あの日は雨が降った翌日で、前日外に出られなかったから、
家の手伝いもそこそこに、勢い勇んで外に遊びに行った。
出かけの注意に返事はしたが、話半分だった覚えがある。
遊びに出ると、同い年の友人たちとつるんで、畑の合間に居る生き物を獲ったり、走っていったり、おなかがすくまで遊んでいた。
そして帰り道。
畦道の隣には川が流れていた。
何時もなら穏やかなそこは、前日までの雨のせいで、今は水嵩が増し深く濁って荒れていた。
木の葉を落とせばすぐに飲み込まれてゆく。
そういうのじっくり見るのは何だか楽しくて。
“川には近付かないように”との出掛けの親の言葉をその時は忘れて、
岸に上がると、上から覗き込んで、
身体を限界まで斜めに傾けて――――落ちた。]
[水の中に沈んだ後の事は、あまり思い出したくない出来事で。
一瞬で泥水の中に飲み込まれると、どっちが上だかさっぱり解らなかった。そしてとにかく苦しかった。
苦しくて苦しくて、その苦しさがそのうち通り越して行った時に、ようやく楽になった。
そして死んだのだった。
不思議な事に死んでからも意識があって、水の中で崩れていく自分の身体をぼんやりと眺めていた。――今居るような、青色の世界の中で。
気持ちのいい光景ではなかった。後悔ばかりした。
なんであの時川を覗き込んだのだろうとか、家族にもう会えないことへの絶望で、ただひたすら一人で泣いていた。
そんな時に、頭を撫でてくれるような感覚に、顔を上げる。]
弱ったな。シュトラールの方、か。
俺はウェルシュに会いに来たのだけれど。
取り次いではくれないのか?
[「同じこと」とカークは言った。
ウェルシュの意識がまだ生きているなどというのは、自身の想像か望みか、兎に角根拠があってのことではない。
それでも、何れもが存在していると信じて疑わぬかのよう、不遜な姿勢は崩さず。]
何を…―――さて、ね。
背後の出口が塞がれた今、どうせこっちの命も時間の問題だろう。
会わなくてはならない、と、それだけだった。
……あいつ、案外繊細だから。
[そして言葉を一度、切り]
[だれか居た。それは心底安堵できる事で。
ばっと顔を上げたら、そこには今まで見たことの無いくらいに綺麗な人がいた。
その人は綺麗な顔を、より綺麗に見せる方法を熟知しているかのように微笑むと。]
「はぁい、アタシ シュラーフェン。
夢と精神を司るって言われてる神様よ。宜しくね★
ああ、アンタの呼び方は“ヴィー”でいい?」
[…なんというか、出会い頭にウィンクしながらそう名乗った神様は、神様と名乗るわりにはなんだかフランクな感じで、思わずぽかんと口をあけて見つめていた。
そしてその予想は大よそ当たっていた…というか。
フランクどころの神様じゃなかったのだった。
つづく。]
丁度良い、お前にも問おう、黒竜。
眷属を目覚めさせ、命を喰らい力を得て。
何を為さんとしている?
ウェルシュが文献を貸してくれたが――
[胸元に視線を一瞬落とす。
返しそびれた儘のそれは、まだ其処にある。]
まさか未だに、『世界』の覇権を求めてどうの、ってんじゃないだろうね?
[表情変えずに、肩を竦めた。]
[感知している存在が徐々にこちらへと近づいて来る。
ウェルシュ達の方へ一旦は向かったのだろうに、何故戻って来たのか。
その方が有難いとは言え、挟み撃ちの形になったのは頂けない。
どうするか、などと思案する暇などない。
咄嗟に牽制の光球を背後にいるウルズへと投げつけ。]
それは抵抗のせず大人く死ねという事か。
そうしてやりたいのは山々だがな、一応死ぬなと言われてるからな。
[展開している防御壁は後少しだけ持ちそうだ。
そう判断するとゆるりと振り向いてウルズへと笑いかける。]
それに、無抵抗の人間を殺すのは"重い"ぞ。
[思い出すのはタイガの事だった。
いっそ抵抗してくれた方がまだ救われる気がしていた。
それが甘えだったのはよく分かっていても、そう思わずにはいられない。
今までも仕事で人を殺める事はあった。
傭兵として賊の討伐などいくらでもその機会はあったからだ。
それでも無抵抗の人間をこの手に掛ける事などあるはずもなく。]
まあ、感謝しろなどと言う気はないがな。
[話しながらも相手がどう出てくるか見極めるようにじっと見ていた。]
[主にあっているアデルと。主を知らぬイリスでは、立場も少し違うだろう。
感謝しているというアデル>>250の言葉をきくと。それが真であるならば…眷属などというものを作ったのは正解だったといえるのか。
そのように思いながらも邪魔をせずに話を聞いていたが]
は?
[あまりに意想外な音というか存在に思わず間の抜けた声をあげた。]
…黒竜ってこういうの好きなのか。
[えらい侮辱であり誤解の言葉を漏らしたりしながら、子猫ぐらいの大きさのGをみた]
[>>305>>306 思わず一瞬呆けていたら、アデルの詠唱が聞こえてくる。
幸か不幸か、悲鳴を上げて動揺するほどに、Gのつく虫のことを知らなかった。
なんかカサカサすばしっこくて皆に嫌われているらしい、位だ。
色彩色艶細部が見えないと三葉虫やでかいダンゴ虫と大差ないという残念な話はさておいて。
すぐに構え直す。]
……Album accepit calor ruptis!
[即座に、とは実戦経験の乏しさからいかないまでも、ディークを狙った光球を氷華で阻み、
自分に向かってくるものを分離した熱をぶつけて相殺する。
鉱山の中では氷の方が使い勝手が良いが、奪った熱を溜めこむわけにはいかないのだ。
過去にコントロールを逸して人体発火を起こした者も稀ではないから、熱は逃がすなり使うなりしなければならない。
タイガを屠ったアデルの魔法で焼かれた手が、じんと痛む。
舞う土煙を手で顔に当たらないようにするも、それは少女の知覚を遮りはしない。
そうしているうちに、ロシェルがアデルの元にいることに気づく。
派手な魔法は近接戦闘をする者を巻き込むため、少し考えて]
[ただ抜けていくだけで害があるのかないのかわからないに、ナイフに炎を宿し、こちらにこないようにGと自分とイリスの間に壁を作るように床に投擲する。
そんな嫌な切欠から始まったアデルから飛ばされる五つの光球>>305に反応が僅かに遅れる。]
……『我ら』は、非同一なれど、同一。
[不意に紡がれるのは、なんら脈絡もないような言葉、ひとつ。
それから、『御魂』は緩く首を傾ぐ]
……覇権……か。
白に問うたなら、或いは肯定するやも知れぬが。
[く、と哂う声に混ざるのは、『
……答える必然は感じぬが……まあ、いい。
『我』が求めるは、『還る』事。
黎明の天へと。
/*
カークメモにイラッwwwとくるwwwwww
くっそおおおwwwwwwあのやろうwwwwwwwwww
ばああああああああああああああああああああああか!
だ い す き
だけどああいうのはウルズにとっとかなくてよかったの?
よかったの????wwwwwwwww
カーク相手だと芝ってしまうすまぬ 許されて!
あいつがわるい!!
(悩んでるわねぇ…当たり前だけど。)
[聞いていたのいくつかの声。
>>222>>235>>256まずはシメオン。アデルに向けての言葉には、迷いが見えた。
ひょっとしたら、タイガを生き返らせる事を嫌だというのかしらと思ったが…
首を振る。おそらくそうはならないだろう。
“でなければタイガが死んだ意味が無い”から。
あの時、ウェルシュを手繰った時に見えた二本の絆。
それは呪いとも運命とも言える細い糸。
恐らくはヴァーゲの仕業だろうとは、彼の神、あるいは眷属の存在を知って思う。あの糸が切れない限り、従兄弟がウェルシュと対峙する運命もまた切れてはいないはず。
そしてそれは、シュラーフェンが望む運命でもある。]
[シメオンには…申し訳なさも感じる。
従兄弟を生き返らせてくれる事も、
その運命を知りつつ変えられない事も。
それは部下やその他の者に感じることもあるけれど。]
(…せめてアンタが死ぬ意義を、
使命以外で見出せるといいわね。)
[それは都合のいい願いだが、願わずにはいられない。]
助かるな。
[冷気と熱気を器用に扱い相殺するためにイリス>>324に、自分は相殺しきれなかった分、紛れる足元を狙っていた光の球を蛇の刀で切り落とし。頭部に迫っていた光球を影を宿す手で咄嗟に掴む。
じゅうと肉が焦げる嫌な匂いとともに血が一瞬溢れ止まる。
おそらく怪我がでた傍から焼ききったのだろうと思いながら、影を抱く手は、掴んだ光の球を強引に握りつぶして]
だがな、イリスこっからは自分を守るためだけでいいぞ。
助かるな。
[冷気と熱気を器用に扱い相殺するためにイリス>>324に、自分は相殺しきれなかった分、紛れる足元を狙っていた光の球を蛇の刀で切り落とし。頭部に迫っていた光球を影を宿す手で咄嗟に掴む。
じゅうと肉が焦げる嫌な匂いとともに血が一瞬溢れ止まる。
おそらく怪我がでた傍から焼ききったのだろうと思いながら、影を抱く手は光を弱め光の球を強引に握りつぶす]
だがな、イリス、俺を守る必要はない。
自分のためだけに使えばいい
/*
かなしいけど、これ、(ry
ろーぐーかーかーねーばー ごろごろ
ここがんばりきったら墓いける
墓でもがんばろう
[少し考えて、ロシェル>>317とディーク、そして自分へ]
Praesidio flamma…
[炎属性の防御魔法をかける。
光属性にどこまで効くかは怪しいが、派生する熱であれば緩衝効果はあると判断。
妹に手を出すなと言ってくれるロシェル、自分のためだけにというディーク>>327]
わたしは、姉様もディークも失いたくないです。
何もしないなんて、できません。
[ふるっと首を振る。
先ほどのアデルの言葉が、胸に残り続ける。
―――出会えた事に感謝しているかな。
きっと自分も、白竜の眷属として生まれなかったら、二人に出会えていなかった。
…世界は、きっと無味乾燥の闇の塊でしかなかった。]
[無抵抗の相手。
それ>>320を示すのが自分であることは直ぐに分かった。
重い、そう思われていたのかと、独りごつ]
…それでも、俺は───。
[彼を傷付けたくなかったのだ。
傷付けずに済む方法を考えたかったのだ。
結果、死ぬことになってしまったけれど]
[はたと意識をウェルシュへと向けると、リヒャルトが彼と対峙していた。
ウェルシュは『
…覇権が目的じゃ、無い?
[その会話で聞こえたのは、自分が想像していたとは違う答え>>326。
それに拘っているのは『
黎明の天へ『還る』……。
[それが如何なるものなのか。
今まで調べた中でそんなものがあったかを思い出そうとする]
[>>281カークに向けて、100倍にして返せというリヒャルトには少し笑う。]
リヒャルトはわりとリアリストだと思ってるけど、
結構面白い事も言うわよねぇ。
[言い様は周囲の状況と比べると、わりとのんびりとした物だった。]
右ストレートだけじゃなくて、他にも何かする必要があるわねぇ。
何がいいかしら。
[とは、ついさっきフレデリカに告げた命令>>3:+40のことだ。]
/*
つまり20年前のアレを喰らって得た望郷のようなもの、なのか?
思念が『
それとも単に元居た場所に戻りたいだけなのか。
[>>296ふと見えたシェイとカークの様子には半分目を閉じる。]
…いい趣味してるわねぇ。
[まぁ本音だろう。
本音だからこそ、相手を酷く動揺させる一撃ではあろうが。
>>297>>297現に泣きそうになるシェイを見ると、ふっとひとつ溜息をついた。]
……頑張んなさいね。
[戦う事や、親しい人を敵にする事に。
まだ14の少年にはきっと酷だろうが、頑張れとしか言い様がなかった。]
あら、覇権争い止めたの?
[>>326ウェルシュの声にはやや驚いたように目を瞬かせる。
とはいえ、 白竜と黒竜の戦いという明文は変わらないだろうか。]
……まぁ、シュトラールが「覇権争い止ーめた」って言って、アーベントが、「はいそうですか」なんて納得するはずもないでしょうけどねぇ…。
[それだけではきっと止まらない。
どうなるのかしらねと、ウェルシュの方をじっと見つめていた。]
誰かに言われたから、死なぬとあがくのですか。
本当は、死にたくないのでは?
[まっすぐに見つめて、問う。
相手が何を思い出すのかなんて、知らない。
目の前の男がなにを悔いて「重い」などというかなど――]
あなたの意志でしょう。
抵抗するのも、誰かを手にかけるのも、かけたのも。
殺してしまったあなたを許す存在は、もうここには、いない。
[重いという言葉が後悔ならば。
それを癒やし、取り除いてくれるはずの人は、この世にはもういない。
ちり、と光に焼かれた指先が痛む]
[カーク>>296から発された言葉に眉を寄せる。
シェイ>>298の声が心に刺さる。そう、シェイはカークのことも慕っていた。涙を堪えて、敵対の意思を固めていく姿が痛々しかった。
同時に聞こえてくる、声ならぬ声。そこにあるのは虚勢とは到底思えない、強い明るさに満ちた]
……覚悟。
[赦せはしない。リカを殺し、シェイをも排しようとする彼を。けれど。
ある意味では確かにウェルシュの心をも救っているその覚悟だけは。馬鹿にできるものではないと、思った]
ありがとう、アデルさん。
[聞こえたか、聞こえないか。小さく呟く、場違いな礼。
何のために自分の命をかけようとしているのか、少しわかった気がした。
きっと、このままじゃあ、誰も助からないから。
大事な人も、大好きな人も、みんなみんな。
それは、赤の他人の屍を踏み拉いて生きるよりも、きっと苦しい。]
わたしは、わたしのために戦います。
…Accipere calor
[未だ本当に人を殺す覚悟ができているとは言い難い。
けれど、きっと、本当に殺すまでそんなものは振りきれない。
だから、中空に数本の冷たい刃を振りかざす。]
/*
あと大体2時間ですからして。
24時までには何とかしましょう。
つぎは何があっても、バトル開始しないと駄目だ!
……天に?
[少し意外な言葉だった、という響き。
その意味するところへと眉寄せ想い巡らせるが。]
そうだな。神なら神なりの流儀なり矜持なり、感傷なり――在るのかも知れないが。
生憎、無神論者なんでね。聞いておいて済まないけれど、何にも感じ入る所が無かった……残念だ。
[白竜への激しい嫌悪のちらつく言葉には、僅かに瞳細める。
力を得て天へと還ったのちの事には興味は無い。
疾うに、この場の全てが屠り尽くされた後のことだ。]
[ウルズの言葉(>>330)に軽く首を傾げる。
死にたくないと思ってはいない。
だからこそウェルシュ達は死ぬなと声を掛けたのだろう。
後悔もしていない。
許して欲しいなんて考えた事すらなかった。
ウルズと自分との間には決定的に違う何かが存在しているようで。
シメオンが呪文を唱えるのを耳が捉えた(>>328)
こちらに攻撃が飛んで来る事はなく、恐らく防御の類だろうと判断する。
次いで聞こえてきた言葉と呪文(>>331)にぴりっとした緊張感が走った。]
まあ、覚悟が出来てるのならその方がいい。
[数本の冷たい刃が空中で構えている。
3人とも倒すのはまず無理だろう。]
……似たようなものだな。
過程に何ら変わりはない。
罪なきものを屠り、目的のために力を蓄える。
ああ、そも、元より小さきものなどに目を向けはしないか、神は。
[非同一にして同一。
その意味するところは。]
[ウェルシュ達はどうなっているのだろう。
先程あちらから魔力を感じたが、今はそれもない。
しかしここを抜けて行った面々が見逃すとは思えず、魔力を感じた時間から計測してウェルシュ達が逃げ切れるかどうかも微妙なところだ。]
"Au nom de notre ordre du"
[光の珠を作り出してウルズへと放った。
少しでも時間を引き伸ばす為に。]
タイガ、アンタ“黎明の天へ『還る』”って意味分かる?
[おそらく同じ言葉を聞いて考え込んでいるようなタイガ>>+151に問いかけてみた。]
―――進むしか、そうするしか出来ない…と。
ウェルシュが言っていた。
[ローゼンハイムの死後、水辺で聞いた言葉。>>2:465
あの表情、水辺へと向かう背。涙は見せること無かったが、心情を分かってやることなどあの時の自分には出来ず。否、今であっても出来ないのだろう。]
………弱った、な。
この期に及んで、何も出来やしない。
[差異を知れば知るほど、己の無力を否が応でも意識させられる。
大切なものを護れない、手が届かない苛立ち、焦燥。]
… 赦されることではない。
赦せるとも思っていない。
[残る手はどの道ひとつだけ。決まっていた。
なのに、弟に会ってどうする心算だったんだ、俺は?]
……力ずくで止めに行く。―――
[ヴン…… と、魔導具が魔力に共鳴し淡光を放った。]
[アデル達の会話も聞こえていた。
出会ってしまった不幸。出会うことの出来た幸福。
見えていなかったものがまた一つ見えた気もした。
但しまだ、それを自分の想いとしては受け止めきれないまま。心の中に留めておいた]
『還る』ことを求める。
……どうして?
[それから、
覇権争いの話より引っかかるものを感じて呟いた。
何故そんな疑問を覚えたのかは分からない。
呟いてから、自分でも首を傾げた]
[言いようのない感情を抱いたのは、自分が生者を見抜く右目だからだろうか。
体内で暴れる風は収まらず、むしろ勢いを増す。
それぞれに役目というものがあるのならば。
生者を見抜く右目の役目は、
資質を、敵味方を、先を見抜き皆を導く。
賢き者でなくてはならなかった。
それが自分はどうだ。正反対で。
役目など、一つも果たせていない。――― 一つもだ。
ぎりっと歯を食いしばった。
>>314続いて出てくるフランツィスカの姿に、顔を顰める。]
…フランツィスカ…お前……、 お前もなのかよ
アリーセのこと、話そうっていったじゃねえか…ッ
[贄、という言葉。お前もなのかよ、と。
もう一度胸中で呟く言葉は、言葉にはならない。]
[色々な話を聞いて、さて許すとか許さないとか、
自分はどちらかと言われれば――おそらくどちらでもない。
どうでもいいとは言わない。
親しい者が死ねば眉を潜めるし、悲しいとも思う。
…少なくとも自分を屠ったウェルシュを恨む事はない。
部下を屠ったカークについても同様だ。従兄弟を殺したアデルについても。
コノヤロウ、と思う事はあっても憎しみの実を結ぶには遠い。精々葉っぱどまりだろう。
神はやはり自分たち、あるいは自分の眷属の事しか考えてはいないと思うが、それは自分も同じ事。
神の手の物だからこそ、こうなることを知りながら何も出来なかった。しようとも思わなかった。ただ諦めてしまった。
命を握られているから仕方ない、とは簡単に言えるものの。
それが免罪符になる事はないだろうと思っている。
だから、誰を恨むこともしない。
思う事はいくらもあるが…胸の奥に沈めた。]
イリス…履き違えるなよ。大事なのは自分だ、その我欲の元で誰かを守るならばとめもしない。それが自分の戦いというならば余計に
といっても…俺は護衛役のはずなんだがな。
[首を振るイリス>>328に嘆息と仕方のないやつだ。というような笑みを浮かべながら。
イリスだけではなく、彼ら、調査団の面々を少し思った]
……直ぐには、思い浮かばない。
[従兄の問いかけ>>+156に、ふるりと首を横に振った]
『
[果たしてそれだけの意味なのだろうか]
ツィー。
[『贄』と自分を言い切った妹。
簡単になる気はないという言葉に僅か微笑む]
シェイ君…。
[けれど、シェイの顔が顰められるのを見て眉を下げた。違うとは言わなかった。声が届かないからではなく]
……押し付けてきちゃったようなものでもあるもの、ね。
[行動を優先したために、ほとんど何も話してはこなかった。そのことを今、少しだけ後悔した]
ツヴィンガーさん?
[動き始めた状況>>343を見つめながら。
答えるタイガ>>+159と問いを発したツヴィンガーの言葉が気になって、そちらにも少し意識を向けた]
[黒が天へと願う理由は、『御魂』と少年以外は知らぬもの。
けれど、それ以上は触れることはなく]
……『我ら』に叶うはただ、進むのみ。
[いつか告げた言葉、それを引いた言葉>>337に対し、静かにこう返し]
……それ以外は、ない。
扉開きしは、他の要因でも。
[淡い光、それに応ずるように、蒼き月光が鈴の音の如き音を鳴らす]
……開かれたその道を選んだのは、『俺』自身。
だから、赦しなど請わない。
[微妙にずれる、一人称。
『ふたつ』が、完全な同一に至らぬが故の現象]
その道を阻むというならば……。
障害として、取り除く、のみ!
……Nadel des Lichte!
[振るわれる蒼の月光からリヒャルトへむけ飛び立つのは、光の針。
広範囲に広がる術を使うのは、防御的な面から自重していた]
[ウルズがこちらへと迫って来るのが見え、咄嗟に防御壁を張る。
咄嗟の防御壁では斬りつける刃を完全に抑える事は出来ず、砕け散り刃は右肩を裂いた。]
―――っ!!
[まともに食らって入れば腕を持っていかれたかもしれない。
腕の一本などいくらでもくれてやるが、まだ早い。
背後にはシメオンの魔法の刃も控えていて、それが襲って来るだろう。
しかしまだ先に展開していた防御壁が残っている。
全ては防げずとも、死ぬ程ではないはず。]
"Au nom de notre ordre du"
[取り敢えず背後は気にせず、眼前のウルズを見据えて光球を放つ。]
[ロシェルへとアデルが呪を放つ音>>336。そして声>>334
覚悟など。
できようができまいが、やるしかないとすでに示されている。
自分のこれからしようとすることを無に帰されないためにも。
>>341ディークに笑い返すだけの余力は、今はない。
きっと、口元は強張っていて。]
そうです。これは、わたしの意志。
いいんですよ。本来なら、守ってくれることもなかったはずなのに、まだ傍にいてくれること、感謝しています。
―――だって、あなたは…裁定の神に見初められた人なのでしょうから。
[すこしだけ哀しげに、導き出された答えを紡ぐ。
>>342 ロシェルが剣を振り下ろすと同時、氷の刃が数本アデルめがけて飛ぶ。
最初の3本が相殺の余波を受けて弱まっていた防御壁に穴を穿ち、次いで2本がアデルの脚を狙う]
そう、アンタでも分んないなら、アタシが考えても分からないでしょうねぇ。
[>>+159見聞きした知識は格段に多いが、別にタイガやローゼンのように考古学者ではないのだ。古神についての知識はおそらく二人よりも少ない。
シュラーフェンについてのの知識はあるものの、彼女に対する知識はわりと無駄なものが多いので役に立ちそうにないのが。]
単純に言葉どおり考えれば、夜明けに帰る…かしら。
あるいは始まりに……過去に、とも読めるけど。
[それ以上の事は読めそうにはなかった。]
[ウェルシュの声を聞く前か、
>>323ふとディークを見たら、あっちも黒いのに襲われていて目を丸めた。]
1匹いたら30匹って話も案外嘘じゃないのかもねぇ…。
[>>323黒竜が好きとかいう声には、にっこり笑っておいた。
何故だか否定する気持ちが微塵も沸いてこなかった。
>>324流石に目の見えないシメオンの対応はごく普通なのだが、傍から見ると何だか男らしく見えるからGの視覚的威力は半端ない。]
/*
戦い慣れしてないくせに、話しながらとは とか思われてたら、もうしわけえねえええ
48hで時間がたんないやることおわんないと思ったの初めてだね…
なぁに?
[>>+161アリーセに名を呼ばれればにっこりと笑ってみる。]
アリーセはどうだと思う?
[そう話題に引き込むように、
先にタイガに問いかけた事>>+156を、彼女にも尋ねてみた。]
[シェイの防御壁>>343が再度身体を包む。
細やかな風の礼、僅かながら呪を返した。
近接武器攻撃への耐性を上げる防壁を少年へと重ねるように。
カークの力量は知らぬが、速撃程度の力であればある程度耐えられるだろう。]
そうだな。赦す赦さないの次元じゃあもう、ない。
これ以上黒竜に持って行かれる前に、手を下す。
それだけだ。
可愛い弟がおイタをしたら、
叱るのは兄の役目 ――…なんだろ?
[兄弟姉妹の多い同僚が居る。
羨ましい、と思っていた。常に心にかける者、護るべき者があること。
だから、何時かそういう存在が出来ることがあったなら、全力で力尽くそうと思っていた。…思っていた、のに。]
”==”
[緩くバランスを崩しながらも、
次に唱えたのは圧縮により可視化してしまうが、鋭い風の刃の術。
カークの口元の包帯を狙うけれど、あたるかどうか。]
えっと。
[にっこりされる>>+164と、降りてくる時のことを思い出して少しうろたえてしまったが]
私にも、よく分かりません。
でもなんで、還る、なのかなって……。
[ただの言い回しなのかもしれない。自分でも考えすぎのような気がしてきて、左右に首を振った]
[自分の身に防御壁を張るよりも先、蒼が閃いた。>>346
咄嗟、動くが高速で向かい来る光の針は上腕を掠めてゆく。]
――っ!
ՉՊ ՋՌ !
[魔力の開放。胸元から切り離された魔導具は球状に変化する。
透明は一時赤紫色へと。]
ՂՃՊՋ ՄՅՆ―――Ճ
[呪をウェルシュと己との間に放てば、半球状の磁場が設置された。
踏み入れば、重力場により身体の動きが制限される筈だ。この機に乗じた素早いウェルシュの踏み込みに警戒してのもの。]
― ちょっと回想 ―
[シェイ、ウルズと共に幻術の中に飛び込む幼馴染に、ついていく。
その場に残りアデルと対峙するシメオンとディークを案じはするけれど、でも、何も出来ない。
優しい彼女はきっと戦うこと自体に心を痛めているだろう、それを苦しく思っても、思うだけしか。]
…やっぱり神様って、意地悪…ううん。
きっと、すっごい、性格悪い。
[誰かが聞いてたら子供っぽいと言われるかもしれない、悪口を言った。]
― ちょっと回想 ―
[リヒャルト>>217とシェイ>>224が幻術を抜ける。
途中、ウルズと幼馴染の真顔のやり取り>>207>>215>>237にちょっとむくれたり、
なめくじに嫌そうな顔をする幼馴染>>216には、嫌いだもんね、と笑ったりして。
ウルズがはぐれた>>248のに気付けば、やはり心配にはなったけれど───
幼馴染の呼び掛け>>258に応えた声>>263に、視線を取られた。]
……カーク、さん。
[自分を殺し、心臓を喰らうところを見た。
あの時の顔と、今の顔は、同じなのか、それとも違うのか。
それは解らないが、何となく。]
…わざと、怒らせようとしてるみたい。
[対峙した二人に対してのカークの態度を見て、そう思った。
アリーセがシェイの元に来ていたならば、そっと彼女に添うようにして。]
― ちょっと回想 ―
ルト…
[幼馴染がカークに向ける言葉、問い、視線。
そのどれにも感情は乗せられていなくて、でも、爪を染める赤が見えて。
何も言えなくて、ただ、見つめていたけれど。]
さぁ…俺はここに突っ立て、降りかかる攻撃を防いでるだけだぜ。
[感謝をするとイリス>>349にいわれて強ばっているイリスに子供地味た屁理屈をこねる]
裁定の神に見初められた…か。
[天秤ともいわれ、物事の善悪や可否を判断するもの、結末を見る中立者――だが]
この世の中、誰かにとって正しいことが誰かにとって悪いこととなりえないことなどないはずがない。それを持って何を中立というのか。
天秤も片方の棒が長ければ正確な計ることもできない。
だから、感謝なんてする必要はねーんだ。
― ちょっと回想 ―
…百倍でも千倍でも。
僕の心臓なんだから、僕が自分で取り返すよ。
右ストレートあげるって決めてるんだし。
[幼馴染>>287を見ながら、苦笑しつつ上官命令をさらっと混ぜ。
自分が追いかけてばかりだった彼が他の人を追いかけるというのも何だか面白くない、なんて言えはしない。
死んでもこういうところって変われないんだなぁなんて、自分に呆れたりもした。
それも、ウェルシュとツィスカの姿がみえると飛んでいってしまったけれど。]
― 回想終了 ―
/*
不思議なんだけど、ここでアデルが死にたくない赦して欲しいと言ったとしてもどうせ殺されるよね。
そう憐れっぽく訴えかけられる方が嫌じゃない?
[いくら布で防いでいるとは言っても、呼吸を全くしないというわけにはいかない。清浄な空気を操る術を、男は持っていなかった。
戦いに入る前あたりから、頭が痛んで、体がだるく感じるのは、胞子に毒でも含まれているからなのか。
キノコうぜえ、と呟けばその分肺に胞子が入ってきそうで、無駄口を叩くのはやめておく。]
[言葉を紡ぎながら、少女の両の手に光が集まる。]
……今更だと、私は思うから。
私は『贄』という立場のまま抗うの。
新たな道を、探すために。
[ウェルシュとカークを援護するため、
対峙している二人に閃光による目潰しを食らわせようと。]
還る…
[黒竜の求めるもの>>326。
白竜の求めを推測する声には嫌悪も感じられた。
やっぱり子供みたいだ、とか思うも口にはしない。
代わりに口にした言葉は、意味合いとしては大差ないが。]
……おうちに、帰りたい?
[>>353 放った氷の刃は、狙いを外すことなくアデルの両脚を貫いた。
それでも、彼は倒れない。
少女の潜在魔力は常人からしたら桁外れだ。
それこそ、人ひとりの蘇生を成し遂げることも可能な程。
それだけに、加減を誤れば身を滅ぼす。奪った熱の処理が遅れ、己の手が熱い。]
くぅっ…―――っ
[追撃をかけるには、熱を使用する攻撃はロシェルを巻き込む恐れが高い。
崩落も巻き添えも気にしないでアデルと此処に埋まるわけにはいかないわけで。
苦しげに呻いて、ぺたりと冷たい壁に手を着いて熱を逃がす。熱で鉱石の一部がどろりと溶けた。
鉱山での戦闘は、非常に不向きなのだ。]
『
眠ったとされるこの島を調査するには、今回の派遣以外では難しかったからな。
[従兄>>+162にそう返して、腕を組み右手で口許を覆った。
師ならば何か掴んでいたかも知れないが、その知識を全て聞いたわけではない]
でも…『還る』か。
『帰る』では無いんだよな。
[どうやらアリーセと同じ部分が引っかかっているらしい]
……っ、針とはいえ、
[上腕に突き刺さった数本を素早く抜き去る。
周囲憚って小規模な魔法に留めたのだろうが、この針すらある程度威力があることを己は知っている。
皮膚破れた傷口から血がぷつりと滲み、上衣を汚した。]
……こっちか。
[魔法だけでは埒が明かない。
典型的な後衛としての動きではジリ貧だ。
剣の柄頭に手を掛けた。抜き去る。
と、同時、思いもよらぬ方向から閃光>>360が奔った。
カークでもウェルシュでもなければ、ツィスカ。
シェイとの会話は断片的にしか耳に入れていなかったが、その言葉と彼女の行動との持つ矛盾に眉を寄せ―――それでも何を言うでもなく、ひとつ舌打ち。視界を奪われたことへの。]
[わざと怒らせようとしてるみたい、というリカの意見>>+167には大いに同意して頷いていた。
それもまた彼の覚悟の表れなのだろうかと思考は動いていったのだが]
アッ!
[シェイ>>351が傷つくのを見て息を詰める。
あの子はまだ若い研究者だ。旅だって殆どしたことのないような。力を持っていても戦いに向いてはいないはず]
…ぅー…。
[胸の前で拳を握り、小さく唸る]
/*
無属性の攻撃魔法って光利用する系か押しつぶし系かフレアとかアルテマ系のずどーんとした奴しか分かり易いの思いつかない&場にそぐわないのでさっくり剣に移行しようかと(
何故こんな系統にしたし…。
[>>+165うろたえる様子には、にっこりしたまま少うし首を傾げたが。
続いて出た言葉には、そうよねぇと頷いて。]
あんまり使わない言い回しよねぇ。
古いというか…。
まぁ一般的じゃぁないわね。
[だからどうしたと言われても、やはり答えは出ないのだが。]
[少女的に放った閃光は無用な争いを避け、
逃げ出すためのもの、なのだが。
…実戦経験など皆無で、それが戦う者たちにとって、
どのような影響を及ぼすか、までは考えていなかった。]
/*
もう残り一時間とか、間に合わないんじゃないかな……っ
個人的にも席外した一時間がとても欲しかったね、ウェルシュすまんーと先に謝っておこう。
そう、帰りたいっていうのは分かる気がするの。
私もいつかは島に帰りたいって、そう思ってた。
[リカ>>+170の言葉には小さく頷く。
最初は家族皆で。一人になっても、いつか、家族に報告するために、と。フェルディナンド家にお世話になっていた当時も、話したことがあったかもしれない。
だからこそ、今回の調査にも勇んで志願したのだ]
でも、なにか、違うような…?
[タイガ>>+171の方へと意識を向けて。
ツヴィンガー>>+173の方に向け直した]
[赦すも赦さないも、もう既に死んだ自分には関係の無いこと。
そも、死んでから気付いたのだ。
自分自身の命を軽く扱ってきたつもりはないが、あまり重きを置いていなかったのかもしれないと。
大切なのは、いつだって。]
ルト……っ!
[ウェルシュ>>346の剣から放たれる光の針が、幼馴染の腕を掠める。
どうか、死なないで─そう、願いながら幼馴染の名を呼ぶ。]
……この期に及んで……!
[弟とか、兄とか。>>350
なんでそんな言い方を、という言葉は、飲み込む。
揺らぐ心地がする。
こうなるのはわかっていたから、本当は会いたくなかった、逃げたかった。
けれど動かずにいて、カークとリヒャルトが争う状況になるのも嫌だった。
──どちらも大事と思えるもので、けれど、自分には一方しか選べないとわかっているから。
タイガとアデルの戦いを感じた時にも、感じた痛み。
それに触れたくなかったから。
浮かんだ揺らぎを振り払うよう、踏み込んだ先に広がるのは半球状の磁場。>>354]
……くっ!
[動きが鈍る──これでは、自分の特性が生かせない。
なんとか抜け出さなくては、と思った矢先、閃光>>360が走った]
[>>357 ディークの答えに反応したようにそちらへ振り返る]
あなたの天秤の棒は、どっちに不均衡なのでしょう。
彼の神はそれをどう思っているのかしら。
ねえ、ディーク。
世界って、不公平で不平等なの。
知ってるでしょ?わたしも、よくしっています。
[強張ったままの口許が言葉を紡ぎながら、ディークの腰から何気ない手つきでナイフを一つ抜き取る。]
借りますね。
返せなかったら…ごめんなさい。
[アデルの足は、止めた。
立ってはいられても、逃げることは出来ないだろう。
効率的に熱を捌けない以上、これ以上氷の刃を出すのは自殺行為に等しかった。
だから、最後は。自分で刃を握る。
駆けだす。
微かに残る幻術は全く障害とならないが、ロシェルの剣がアデルを屠る前に、たどり着くか]
……ツィスカ?
[放たれた力の感触は、馴染み深くもあるもの。
だから、それが誰の者かはすぐに知れて。
その光がリヒャルトの視界を奪った>>364のを見て取れば、この状況を生かさなくては、と。
磁場からの脱出を試みつつ、蒼き月光を突きの構えで繰り出した]
[3箇所で対峙が進む。
誰かが動けば誰かが傷つき、紅を散らしたり苦しむ姿が眼に入った]
…………。
[その様子に一喜一憂はしない。出来ない。
してはいけない。
全てを見て、背負わなければいけないのだから]
そう、かもですね。
[ツヴィンガー>>+174に小さく頷く。
気にならなくなったわけではないが、目の前の状況>>365にもっと気を取られ、思考は頭の端の方に沈んでしまった]
[タイガ>>+171や上官>>+173、リセ>>+175の声に、緩く首を傾げる。
上官の言葉>>+174が真実だと思う、けれどふと。]
…天に還る─…
そういえば、さ。
神様って、死ぬことって出来るの、かな。
[人間が死んだ時、天に還るという表現をすることがある。
それを思い出した故の疑問を、誰にとうでもなく、口にした。]
[視界がぼやけて霞む。息が荒い。
思ったよりも、毒が回るのが速い。]
…………は、
(あ……やっべえか……も……)
[頭が痛くて、体も節々が痛む。
このままでは、いけない。周りが暗くなっていく。
腹に受けた傷が、疼く。]
[>>+171タイガの声にはそうと返して。]
ローゼンか…あんま腹割っては話せなかったのよねぇ。
[こちらが核心に踏み込みすぎていて。
付き合いは古く浅くはないが、結局既知には何も聞けなかった。
少しだけそれを後悔もしたが、もう遅い。]
まぁ昔の事だしねぇ…。
当事者から話聞いたならともかく。 …………。
[もしかしたら、シュラーフェンなら何か知っているのかもしれないと思ったが、あの神は昔の事については殆ど口を開かなかった。
断片が時折出ることはあっても、すぐに逸らす。
話したくないという様子がありあり見えて、それ以上問う事はできなかったのだった。]
― 少し前 ー
[>>+169しっかりカークに対して言う事言ってるフレデリカにはにこりと笑う。]
他にも色々やっちゃっていいわよ?止めないから。
[むしろもっとやれ…と直接煽りはしないが、それとなくけしかけておく。]
あぁ……。
[懐かしい光>>366に目を細める。
こんな時なのに、ねぇね、と呼んでくれたあの子の声すら耳に蘇ってくる気がした。
けれど、優しい過去に浸ってばかりはいられない]
嗚呼……。
[一応は剣を手に立ち回ったことのある身。
その介入が何を引き起こし得るかは想像が出来てしまう]
[最中にも、戦う様子は目を細めてみやる。
あの踏み込みが甘い…など、違う目線で見てしまいもするが。
誰が傷つこうが、心を動かすことはせず見据えるのみ。
そこにリヒャルトが混ざるのが見えれば、小さな溜息が時折漏れてしまうのだが。]
『そのまま、死ねばいい』
『ねえ、こっちおいでよ』
『死んだら楽になれるよ』
――――ッ
[キノコの幻術がもたらす幻聴。
誰かの声に……殺してきた者達の声に、聞こえて]
『ほら次は あなたのばん』
[目を大きく見開いた。
“死”のイメージ。大鎌を持った人影が、こちらにその刃を振るおうと…]
[ああだめだこのままじゃだめだ回復しなければ死ぬでもまだ死ぬわけにはいかない死を追い払え追い払う?何を以ってか]
[命には命を以ってしか適わない]
[視界がチリついている。
辛うじて白い影が此方に向かうのを捉える程度。一歩、飛び退いて。間髪入れず繰り出される強い光はウェルシュの刃。]
………っ!
[躱し切れるか―――この速度では不可能だ。
抜き放った剣を斜めに構え、剣先を受け止める。
裂帛と共に一気に跳ね返しに掛かった。
力の移動に合わせ、旋回しざま白銀を閃かせる。]
神の死、ですか?
『古神大戦』に於いては、他の神に取り込まれるか、力を失い消滅した、と言われていますが。
それが神の死と言えるのでは、とは思います。
[フレデリカの疑問>>+178に、知り得る知識を口にして伝える。
尤も、これも一説に過ぎないと言う部分はあるのだけれど]
うち…か。
黒竜の生まれって、やっぱり名前の通り、黎明なのかしら。
[>>+170フレデリカの言葉に、一度切れた思考がまた浮いてくる。
黎明に還るが、即ち元居た場所に帰るという意味ならそういう事になるか。
>>+178アリーセの同意が聞こえれば、少し頷いて
彼女が心を持っていかれている所を見つめてみる。
シェイがいた。]
[戦いを見ながら、生前のシェイの事をふと思い出す。
若さ故の嵐のような騒がしさは、
少し、昔の…死ぬ前の自分や友人を思い起こしてしまう。
一番年若な少年にも、同じく死んで欲しいとは思わなかったが。
同時に、彼も死ぬんだろうという冷静な意識が囁いてくる。
感傷に、少しだけ目を伏せた。]
[幼馴染の手に剣が握られる>>364。
それに、安堵を感じるも束の間。]
ルト!!!!
[不意の閃光>>360は視界を奪う。
自分も経験したことだ、リヒャルトも例外ではないだろう。
胸を貫かれた、自分の姿が彼に重なる。]
やめて、やだ…、
やだ、やだ、やだやだやだ!
[届かないことを忘れたように、必死に叫んだ。]
死ぬわよ。
シュトラールは死にかけたらしいからねぇ…
[>>+179フレデリカの疑問にはあっさり答える。
そのせいでウェルシュに魂が移された事を知っていたからだ。]
ああ、死ぬっていうか…消滅と言うか…
ま、あまり大差は無いかしら。
…ただ、死んだらどうなるかまでは分からないけれど。
[自分たちが今いる領域と同じ所にたつのか、それとも、神には神の逝く場所があるのか。
そこまでは分からない。]
/*
今夜のおともをおいておきますね…
http://www.nicovideo.jp/watch/sm714498
フランツィスカ――…ッ
新たな道って、なんだよ
お前のやっている事は、俺にはわからねえ
[アリーセなら、解ったんだろうか。
新たな道?
アリーセが、信じられるような。後をたくせるような。
考えても、考えても、わからない。]
[カークが動いていなかったらこの軌道の先にいるはず。
内に渦巻く風が、今は彼の居場所を、教えてくれる。]
――…
[カークは動く様子がない。
息遣いが、荒い? ―――…、…。自分は浅く息を吸った。
見えないなら。
見えないままなら。
腰元に下げた剣をとり構えた。まだカークの血がついている。
フランツィスカも一対になる剣と指輪を持っていたはずか。
オリジナルのものを、見たかったなと思う。
指輪のある手で掴んだ柄が、僅か震えた。その切っ先も。
指輪と剣の共鳴。
でも、ここに自分の総ての魔力を込めると剣も指輪も壊れてしまうだろう。]
[その瞬間]
パキッ…………
[男の右腕が、びっしりと黒い鱗で覆われた。
瞳孔が、爬虫類のそれのように、縦に細く、長く伸びる。
ギラッとした瞳が捉えたのは、間近にいたシェイの姿。その瞳に理性は感じられない。人間を凌駕する獣の速さで、少年に迫ると、五本の爪を振り上げる。
――――その心臓を、よこせ。]
[放出しきれなかった熱。というのを知らぬ、ただ鉱山に手をついて、どろりと溶けるそれをみて、一瞬息を飲んだ。イリス>>363がそれ以上いわないから、今は黙るが]
ああ、不公平で不平等。
太古の昔から全てのものに納得のいく決断なんてものは、下せた試しがないだろうな。
[どちらに傾いているのかというのは>>368答えづらいところがある。
黒竜が復活することがいいとはいわないが、それよりも滅ぶほうが困る。黒竜がいなくなれば白竜が台頭してくるからだ。]
いや、借りる返せないとかじゃなくて、イリス!?
[まさか自力で刃を手にとるとはおもわなかった。一歩、二歩分遅れたら既に手の届く範囲でもなく。
灼けた手よりも鋭敏に、心が痛みを帯びた。]
え…、あ。
[狂乱を戻したのは、冷静な声>>+185
自分の疑問に答えてくれたその声に、ふ、と意識を戻し少し、考えて。]
…他の神様に…か、消滅…
じゃあ、神様って。
自分のままでは、死ねない、の?
[伝えられた知識を、自分なりに飲み込み、推測を口にした。]
[ツィスカを信じたのは何故か。
それは確実にウェルシュの意識を感じられることが多かったからだ。
あの子なら、最後の最後までウェルシュの意識に触れていることが出来るかもしれないと、シュトラールに消されずにいられるかもしれないと。そう信じて。
けれどそれは、声なき声が聞こえていたからこそ。
シェイ>>375が戸惑うのも当然だろう]
………。
[伏せてしまいそうになる瞼を懸命にあげて見詰める。
新しい道とはどういうものになるのか、それはツィスカ次第。自分は託してくることしか、出来なかった]
[繰り出した一撃は受け止められ、その感触に躊躇う間に、跳ね返された]
……っの!
[蒼の月光が、空間を泳ぐ。
引き戻し、構えよう、とする間に生じる、隙。
その隙を、旋回する白銀に捉えられ、腕から紅いいろが散った。
痛みが走る──が。
それに捉われてはいられない]
…………『終わり』にする、ためには。
ここで、止まれないんだよ……だから!
[痛みを堪えつつ、口走るのは、『ふたつ』の一方──少年が抱える、密やかなる願いの断片]
邪魔、されるわけには、いかないんだ!
[痛みを堪えつつ、身体を低く、沈める。
月光はふわり、奇跡を描きつつ、下へと降りて。
跳ね上がりの勢いを乗せて。上へ向けて駆け上がる。
下段からの斬撃一閃、という形で]
……っっ!
[カークの、いやこの場合はアロイスと呼ぶ方が正しいか。彼の変貌>>378に、惹かれ、同時に恐怖する。
自らの手で鍛えたものを手にしているからか。
剣を握るシェイの感覚>>380も伝わってくる]
[ただまっしぐらにアデルへと駆ける。
ロシェルが、ディークが自分の名を呼ぶ。>>376>>379―――すでに墓に刻まれた名を。]
………っ
[一瞬、怯む。
泣きそうになるのを堪える。
自分はあの日シメオンとなった。
白竜に生み出されし者の末裔、輪廻の手。白竜の意志を代行する者の一人。
なのに]
―――……っ
[詠唱をさせない。
最期に自爆魔法でも唱えられたらコトだ。
満身創痍のアデルとの距離は、もう後数歩。
そう解っているのに
その手を、振り下ろせなかった。]
[かつての『古神大戦』も、このような光景が繰り広げられたのだろうか。
黒と白、それぞれの大義名分を掲げ、眷属を作り、人を、他の神を巻き込んで]
……そういや。
『古神大戦』の発端って、何だったんだ?
[覇権争いだった、とは言われているものの、どちらが仕掛けた等と言う情報は得られていない]
[男の顔の右半分を、鱗が覆っている。
何をしようとも、避ける素振りすら見せず。
見ようと思えば、見られるだろう。
何の感情も浮かばない、正に爬虫類の瞳を。
獣と化した男は、ただその本能の赴くまま――
シェイの心臓へと、鋭い爪を繰り出した。]
ル、ト…
[先程のように叫びはしないが、幼馴染が不利なことに変わりはない。
どうか、と必死に願う。神様には意地でも願いはしないが。
タイガに続いて答えてくれた上官>>+189に、幼馴染を見つめたまま。]
どっちも、同じかもしれない、けど。
僕なら、消えちゃうのは…やだな。
[そう、ぽつりと呟いた。
神様が何を考えるかなんて解らない、人と同じ目線で推し量ることなどできないだろうけれど。
自分が自分でなくなるのは、すごく怖いことのような気が、する。]
……わるく、ないなあ
[そう小さく、呟く。]
(効くかな? わかんねえな。)
[思う事は言葉にならず、ただ。
自分の中で暴れる風、総てを使い切るように。
自分の力をとかした風を、
カークの力をとかした風と、”入れ替えようと”する。
互いに反発しあう、黄昏と黎明を。
どちらにしろ、キャパシティはこちらの方が少ないだろうし、
その後心臓を食べられてしまったら、余り意味はなくなるのかもしれない。
それでも、フレデリカの分の力くらいは返してもらえるかな。とか。
実際には、総てを跳ね返されてしまうかもしれないが。]
[そう、思ったところで。
────ゾク、と。
背筋に冷たいものが走った。]
───…っ!?
[反射的に、振り向く。
シェイへと向かうカークの、様子がおかしい。
違う、あれは、違う。
カークじゃない、自分の知っている彼じゃない。]
[どれだけ不平等であり、何をもって裁定なのかといえば、自分にとって都合がいい裁定。
そしてわざわざ善し悪しをつける、驕慢で傲慢な神。
だがそれでも、光と闇の間の存在は決定的な最後に手を出すことはない。
―――彼の者が幼い頃>>1:37>>1:38暴走とともに未だ未熟な器に古神がなされようとしたのもまずかった。星の巡りによる不運とでもいうべき未熟な存在は、容易くとはいわず白竜に狩られてしまうだろう。
魔術師(Magician)ローゼンハイムは天秤(ヴァーゲ)よりその話を聞いて何を思って封じという手法を教わり隠蔽を行なったのか。そして時を経てここにつれてきたのか。
研究か。世界か。それとも……息子を思ったのか。
死者に事を語る口はない]
[声の繋がりのことまでは知らない為、フランツィスカの行動>>360は唐突にも思えるが、ただ明らかにウェルシュの為の行動を見る限り、やはり彼女は黒竜側なのだろう、という事は理解できた。]
アンタの覚悟は、どの程度かしらねぇ…。
[ぽつりと落とす。贄のまま抗うという意味、贄でありながら贄にする側に立つというのは、ウェルシュならば自分を殺さないという思いがあるからだろうか。
それにしては半端な気がするのは――やはり甘いと感じてしまっているからだろうか。]
[繰り出された爪>>387が少年の胸へと吸い込まれ、小さな呟き>>388が聞こえる]
や…やめ……。
[それはシェイの覚悟。頭では分かっているはずのに。
全身の震えが止まらない。細く声を漏らすのを止められない]
自分のままで?
[問われて>>+190、不思議そうに瞳を瞬いた]
力を失っての消滅が死とするなら、それは自分のままに死ぬと言うことになると思うのですが…。
取り込まれた場合は、その限りではないかも知れませんが、ね。
/*
なんつってたらwwwwwwwwwww
ちょ、なんかきたwwwwwwwwwwwwwww
うわあこんにゃろさすがですね!
[※緑化が自重できていないのは、テンパってるからです]
……本性むき出しねぇ。
[>>386カークの変貌にもまた目を細める。
それがシェイを確実に死に側へと引き込むのが見えれば、
そっと目を閉じた。
言葉はそれ以上は、ない。]
…僕の、心臓を食べた、から?
[自分のことを化け物と言っていた、あの時。
あの時、殺されたりしなければ。
こんな姿を見ずに、済んでいたのだろうか。
いや、きっとそれは無理だった。
自分が殺されずとも、誰かが代わりになっていただろう。]
………やっぱり、さ。
らしく、ないよ。
[もう、シェイはもう、助からないだろう。
それを嘆くには、死を見過ぎた。
それに、シェイは覚悟をもって対峙しているのだから。]
[こちらへと向けて剣を振り下ろすウルズと、振り下ろす事すら出来なかったシメオンが目に映る。]
"Au nom de…
[呪文を途中で止めてこちらを見ているであろう二人へと微笑みかけた。]
"Cette malédiction"
"N'est plus le peuple oublié quand"
"Sort ne peut pas être résolu jusqu'à ce qu'ils meurent"
[ウルズの剣が肩から腹にかけて切り裂く。
剣は内蔵をも切り裂いて辺には血が飛び散った。
致命傷を負った身体は立っている事もままならずにその場に崩れ落ちる。]
[力の抜けた手から離れた魔導書が地面へと落ちる。
風もないのにパラリとページが捲れ、掠れた視界でそれを視た。
フランツィスカの本質。
贄となる為の存在。]
…ああ、さっきのは……。
[先程感じた
光の魔力に感応する性質を持つ魔導書が反応して視てしまったのか。]
[>>+194フレデリカの声には、そうねぇと返す。
神が死んだらどうなるのかなんて、考えても仕方がないとは思いながらも、
フレデリカが言うように、存在が、あるいはここに居るようなもの――おそらく魂と呼ばれるもの――までも消えてしまうというのなら、それはとても恐ろしい事のように思えた。]
無、か。
[何も無くなる。どこまで無くなるのか。
魂はおろか、存在したという証も失せてしまうのだろうか。
本当にそうなるかは、無論分からないから
この思考も無駄な事なのかもしれない、が。]
[ウェルシュとフランツィスカは微笑ましい程に仲が良くて。
種類は分からないが、ウェルシュがフランツィスカに好意を抱いているのは見て取れた。
――可哀想に。
それは贄を喰らう存在であるウェルシュへ向けての言葉なのか。
それとも贄となって喰われる少女への言葉なのか。
薄れゆく意識の中ではどちらなのかも最早分からず。]
――…
[呟いた言葉は音にならずに霧散した**]
[『終わり』にする>>383。
そうウェルシュが紡いだ言葉に、軽く眉根を寄せる。
何かがおかしい。
想像していた『
『
───本当にそうなのだろうか]
…ああくそ。
[右手でくしゃりと前髪を掻き揚げる。
血に縛られ切れていないせいか、思考が、己の立場が曖昧になる]
/*
アデルここでツィスカの情報をくれるって、うめぇぇぇーーーー!!
俺がぶちまけるしかないか?とか思っていた
/*
いや、違うか?アデルがみれるってだけで俺らは見れないのか?ん?どっちだ、まあいいか。俺は死神関係ない(適当なやつ
[短く放つ収束の句。
合図と共に魔導具は十字へと形変え、地に落ちる。
魔力――精神力をこの身に戻す為に。]
……、ち。
[ガチリと火花散る程の音を立て、刃は離れる。
初撃は弾く事が出来たが、瞬転、身を沈めたウェルシュを認めた。
跳ね上げた剣先を戻しすぐさま反撃に備えようとして]
……――-『終わり』…?
[切実な叫びの中に。>>383
ほんの僅か、“ウェルシュ”の意志が翻ったかのようで――ほんの一瞬、身体とは裏腹に心が、それを確かめようと揺れる。それが隙。]
[―――刹那]
っぐ……ッ!!!!!!
[血飛沫が眼前に散る。
月光が深く逆袈裟斬りに身体を破る。
息が止まる。心臓の音が、いやに大きい。
ああ、自分の血か、そう認識するよりも早く、
その場に崩れ落ちた。]
[ツィスカ>>390の声に、ピクリと背が跳ねる。
止めていた息をソロリと吐き出し、ゆっくりと吸い込む]
……シェイ君。
[その結果がどうなろうとも。
励ますように、届かぬ名を呼んで、じっと見詰め直した]
うん。
自分のまんま。
例えば、死んで、今ここにいる、僕みたいに。
[不思議そうなタイガ>>+198に、顔を向けて頷く。]
僕は神様じゃないし、眷属でもない。
失う力もない、ただの人間。
それでも、死ぬのは覚悟できてた、けど。
今ここにいる僕は、いつまでこうしていられるんだろうね?
…僕自身が、消えてしまうのは、怖いよ。
消滅って言葉は、死ぬよりも、怖い…そう、思う。
[思考は不意に途切れた]
……………っ!!
[アデルの身体に、ウルズが振るった剣が食い込む>>391。
カークの変貌も、シェイが心臓を抉られようとしているのも、ただじっと耐えながら見ていたのに。
その時ばかりは、思わず声を上げそうになっていた。
すんでのところで押し込めることには成功したが。
知らず、左手で拳を作り、耐えるように握り込んでいる]
[>>382 ロシェルの振り下ろす刃の軌跡が、やけにゆっくり感じられた。
致命傷だと、思った。
振り下ろせなかった刃を握る手が力無く落ろされる。
立ち尽くす。
今感じるのは―――絶望以上の、自分への失望。
アデルが、自分が殺意を持って相対した人が崩れゆく中、その微笑みに>>391。
>>2:416”貴方はただ守られるだけの人ではない”
あの穏やかだった時間、そう言ってくれたことがまざまざと蘇る。]
………ぅ、ぁ……
[>>392 言葉を失って。
殺意を向けた相手が死んだことが悲しいのか、所詮その程度の自分の情けなさへの憤りか、ただ子供のようにパニックを起こしただけなのか。
アデルの血の飛沫を浴びたまま、其の場にぺたりと座り込んで、堪えきれなかった涙がぼたぼたと零れた。]
/*
この呪い
忘れ去られた人々時はもはや
彼らは死ぬまで運命を解決することができません。
ぐーぐるせんせいもうちょっとかっこうよく訳してください。
[上官の言葉>>+207にも、半ば伏せた目のままでいた。
けれど、聴こえた声>>+395に大きく見開いて。
振り向き、目に入ったのは飛び散る赤と。]
…っルト!!!!!!
[崩れ落ちる、*彼の姿。*]
――――……ァァ、!!!!
[反発する力を注ぎ込まれた事による、苦痛の咆哮が風の中から微かに響く。跳ね返す事は出来ても、「入れ替え」は防ぐ事は出来なかった。
風がやめば、血に濡れて先程の場所に倒れている男が一人。鱗はもう、体を覆っていなかった。ただ、拳の中に、命の源を携えて。]
[返る手応えと、散る、紅。
……ほんの一瞬だけ覗いた、泣きそうな表情は、きっと、隠せていない]
……何があろうと、進むと決めたんだ。
だから。
……阻むものは排除するし──糧とするのも、厭いは、しない。
[掠れた声は、どこか、言い聞かせるような響きを帯びて。
同時、ああ、これは気づかれるかな、と思う。
気づかせたくはないのに。
自分が──ウェルシュが、まだ、消えきっていない事は]
/*
あ、やっぱ見えないほうなのか。まあタイガ以外がツィスカの存在しってなくても進行に影響ないしいいか。進むってことは特に問題なくいってるしな。いや、失敬失敬。でありました。
おれもおまえのこと、
すきだったんだぜ、カーク
[その風は自分の命そのものでもあり。
うるずをまかしても いいとおもうくらい
心臓を抉り出されてしまうと、静かに絶命する。]
(だけど―――)
[アリーセについてカークに恨み言を言わなかったのは。
だって、アリーセにとどめをさしたのは。
アリーセを殺したのは、白竜の眷属である自分で。
この行為にどれだけの意味があるのかは解らない。
どんなに他人から見て意味がないと思えても。
俺には、意味のある行為で。
アリーセが望まない事は解ってる。
でも、アリーセの仇は、カークでもあるけど。
俺でもあるんだ。
だから
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