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[実際にフレデリカの遺体を見て、カークの苦しげな声の理由を知る。
その事に眼を伏せたが、アリーセに勇気付けるように肩を叩かれる>>217と、その優しさに嬉しげに眼を細め。]
あ、のですね。
一度、ツヴィンガーさんを殺した方、を追いかけようとした時に、
カークさん見た気がするんです。
……とても、辛そうな表情をしてました。
すぐ他の場所へ向かわれたので、
ほんの一瞬しか、見る事が出来なかったんですが。
……リヒャルトさんにとって、気休めにもならないかもしれないですが。
…カークさんにも、何か事情みたいなものがあるんじゃないでしょうか。
たとえば何かを思いだした、とか。
[大事な者を奪われた恨みや怒りが簡単に消えるとは思ってはいない。
だが、ちゃんと帰れる道はあるのだと*
[シュトラールか…と小さく口の中で名前を転がして]
ま、結果的に同じならどちらでも一緒だろ
[微苦笑にその状況を思いながら、タイガへとそういう。
墓をつくるのは任せ、祈りもささげずそれらを終えたところで]
んで…そんな話題が出たってことは、まだ黙ってるならもういい加減いったほうがいいと思うわけだが?視たってもんをよ。
[アデルに一度、その次にイリス、ウルズへと、アデルが視たものを聞いたものたちへと順繰りに視線を移した]
[幼馴染の両腕に抱え上げられる自分を見ながら、ゆっくりと感情を落ち着ける。
もう死んでしまったから、ついていけないんだと、言い聞かせながら。
上官の返答>>+53に、彼をみあげ。]
……変なの。
かみさま、なのに。
子供、みたい。
どっちも。
[そんなことを言った。]
[肩を叩かれ>>223、伏しがちだった視線を上げる]
……大丈夫。
[小さな声で、短く紡いで、それから]
幻術か……恐らく、今なら大掛かりなものも実行できると思う。
[養父の宿していた魔力の大半は、心臓を介して受け継がれている。
その増幅分に、己が領域である事を重ねたなら、複合的なものも出来るだろう、と頷いて]
それに……タイガ兄さん……『守護者』は。
アデルさんが、抑えてくれるだろうし。
[示された決意を思い返して、小さく呟く、ものの]
……あちらにも、無理は。
しないでほしいけれど……ね。
[ぽつり、と紡いだ一言は、心からのもの。
『御魂』として、眷属を案ずる思いと、船上で感じた、少年として慕う気持ちと。
絡み合ったそれは、重いため息をひとつ、導いた。**]
[アリーセの姿に泣き顔をむける。]
―――…
[撫でられると、目を伏せた。
手が優しい。
いつものアリーセだ。
手が離れると、アリーセをみて、すんと鼻をならす、涙を拭う。またこぼれたから俯いた。
シメオンに、よろしくと告げたのは聞こえず。
遠ざかる姿も見えなかった。]
って、アリーセ?
[抜けでた影に僅かに遅れて気づく。]
ああー、もう…ったく。
ちょっと先行してくる。確か奥のほういきゃ降りれんだよな?
まあ降りる前にはもどっから。
[多分とか内心付け足しつつ、促すようにいった言葉は途中で切れるようにして二層に続く道へと向かった]
― 第二層 墓所 ―
[降りた先、様子を窺った先に並んでいたのは墓だった。
幾つか確認してみると、おぼろげな記憶の中と一致する名前のものもあった。
あの日、鉱山から戻ってこなかった人々。
ここで眠っていたのかと、軽く手を合わせ祈りを捧げた]
どこにいるのかな……。
[声なき声を聞くことはできても、あくまでも一方通行。
勘を頼りに奥へ奥へと進んで行く]
― 水場 ―
──確かめたいことが、あるんです。
[愚問と言って問いを切り上げたリヒャルト>>233に、想いの欠片を伝えて。
深層へ、との言葉に同意の頷きを返した]
……え?
さっきまでそこに居ただろう?
[アデルの声>>234にそう返し辺りを見回すも、確かにアリーセの姿は無くて]
先に、行った、のか?
[入り口に戻る道理は無いから、奥に進んだとしか思えない]
[吹き続ける風に髪を攫われ、そっと払った。
無秩序なそれはまるで少年の内心を表しているかのようで、心が痛む。
ウルズの謝罪>>225はフレデリカに向けたものか、それとも。
何れにせよ首を振って、あなたの所為ではない、と。]
………
[タイガによって形作られる祭壇を見るのは、これで三度目。
羽毛翼の意匠、その一点をじっと見詰めていたが。
やがて小さな身体を横たえ、瞳を伏せた。
長い別れの言葉はない。
ただ、最後の最後でそっとその唇に親指を這わせる。
―――たったひとつだけ、捧げる祈り。]
―第一層 二層に続く道付近 ―
[ちょっとそこまでな距離を進んだが、どうやらアリーセとは遭遇しなかったようだが、まあいい]
……どんな事情があっても、殺されたほうは、残されたほうはたまったもんじゃないけどな。
[フランツィスカがいっていた言葉>>235を思い返しながら呟く]
…そんなの。
[見上げたまま、上官の言葉>>+54に眉を寄せる。
人とは違うルールがあるとしても、納得行くわけもなくて。]
…僕は、やっぱり意地悪だって、思います。
神様のルールなんか、知らないもの。
[大切に思う繋がりはあれど、何者にも縛り付けられていない故に。]
一人で動くのは危険だ。
私達も行こう。
[未だ祈りを捧げている者達はいるだろうか。
リヒャルト達を申し訳なさそうな表情で見て。]
…暫くついていてやりたいだろうが、この事態だ。
アリーセさんを放っておくわけにもいかない。
もし残るのなら残っても…。
[そう告げると奥へ続く道へと歩き出したディークを追いかけた。]
子供の喧嘩…そうね。
あるいは戦争、とも言い換えられるかもしれないわ。
…多分、昔、大戦って呼ばれてたそれは、
ホントに戦争規模だったんじゃないかしら。
[互いの覇権を賭けて。
結局それは、相打つ事になり、この世界はどの神の物でもなく、おおよそ人のモノとなってしまったが。
…皮肉な事だと思う。
フレデリカには>>+55そう返して、
手を離し、ゆると離れすぐ近くを歩きながら
水場、自分の墓の下へと向かっていく。]
アハハハ、それでいいのよ。
いちいち神様にお伺い立てて、生きていくなんて面倒くさいでしょ。
[むすりとした顔>>+56には、軽く笑ってみせて。]
ま、擁護するわけじゃないけど。
もうなんっていうか、存在そのものが違うからねぇ…。
寿命も、力も。単純に人のはるか向こう側に居る人達。
アタシらが、動物や植物を、人と同じだと見れないような感覚…。
…アタシが知ってる神様はね、人と神とを分けてた。
人が死ぬと悲しいわね、とは言ってくれるけど、
それは物が壊れる時のような、
二度と戻らない物に対する哀れみでしかなかったわ。
[それ以上の感傷は、あの人には無かった。
それも当然だと思う。
一人一人に心砕いてしまえば、心が壊れてしまうだろうから。]
― 水場 ―
あ、ディークさん!
[アリーセを追いかけ水場を出るディーク>>241。
声をかけたが遅かったようで、引き止めることは出来なかった]
行くのは良いんだが…。
[ツィスカのこともあり、アデル>>247と、水場に居る者達を交互に見遣る。
リヒャルトと話をするようなら、一旦リヒャルトにツィスカのことを頼もうと]
[先行するように進んだが、アデルや、それに続くように人がくるか]
いつの世も気まぐれだ。
[手遊びのように短剣を一つ手にとり、腕ごと払うようにしてそれを天井部に投げつける。
さほど害がない魔物の小さな悲鳴のようなものが上がる。]
だから、儚く大地を生きる生物は弱肉強食で成り立ち世界は続いてきた
天候、災害、天運なんざ誰もきめれるものじゃない。
[例え主神であろうとも]
[>>235 ツィスカの言葉に、違和感を覚える。
とても親しい人を惨殺された人…未だその凄惨な遺体がこの場にあるという状況で。
加害者を擁護する言葉を発する意図が解らない。
まして、リヒャルトとカークが親しい間柄で葛藤しているというようにも見えない。
ツィスカは自ら手を下していないとしても、その思考は非常に加害者側寄りに見える。
しかし今はまだ、彼女がなんであるのかという答えは見えない。]
………。
[確かにカークは、苦しんでいるように見えた。
けれども、自分は今それを口にする気はない。ただ、黙して皆の会話を聞く。
>>246 握る手に籠る力に、頷いて]
わたしたちも、行きましょう。
[ディークが先に降りたのは、知覚で把握していたので、動じることはない。]
そう、なの?
[上官>>+57に、彼を見上げる。
彼自身の墓へと歩むのにも、ついていきながら。
続いた言葉>>+58には、少しだけ、考えて。]
― 第二層 ―
住居…?
[灯りの存在は気になったが、今は優先したいことがある]
でも声はしないし。
こっち、かな。
[後ろを気にしつつ歩くと足元が多少疎かになりもして。
小石に躓いた音>>249は思ったより大きく響いていた。
墓所を完全に抜け、道を進み曲がったところで]
……見つけた。
[こちらへとやってくる人>>249の姿を認めて、足を止めた]
[また一つ、ダーツをするように、範囲内にいた小生物を投げナイフで刈り取る。]
唯、至高として欠片の遜色もない命でない限り…
[こんなものなのかもしれない]
それって…
[動物が死んでしまったら、植物が枯れてしまったら。
悲しい、寂しい、そう思う。
程度の差はあれど、その重さは人と同一では、確かにない。
けれど、それは言葉で意思疎通をはかれないことも大きいんじゃないか。
上官の言葉を聞くに、彼の知る神様は人間と話せるらしい。
会話できるのに、そんな風にしか、見ることができないのなら。]
……なんだか、可哀想。
[失礼かもしれない、けれど思ったことを口に出していた。]
[追悼――…。
黎明の中、ここには祈りが満ちて感じる。
段々と、落ち着いてきた。またすんと鼻をすする。
行きましょう、と言われると頷いたけれど。
小さな声で、ポツリと呟いた。]
………シメオン…
おまえさあ…
自分のちから…、しってんの…?
[ナイフを回収する。
続くように人はやってくるか。
そんなか細い声は誰かに聞こえていたか。移動をしてきた面子がいれば]
アリーセは見つからなかったが、二層までの道は安全みたいだな。
戻る理由もないから奥にいったんだろ。なんでかまでは知らないがな。
[先にいっていたように深追いはしない。依頼に関わらない限り、そんなめんどくさい先走りをするのは傭兵はしないのだ]
[ウェルシュがツヴィンガーを殺したことは知っていたけれど。
タイガやアデル達の顔を見れば、表情が翳った。
まさかアデルも黒竜の眷属だとは知らない、考えたくもない。
上官の傍に埋葬をと願ってくれる>>209のにも、表情は晴れることなどなかった。]
[>>255 階段へと向かおうとした脚を止める。
唇は柔らかな弧を描いて、シェイに微笑みかける]
はい…知っています。
どうか、したんですか?
[まるでなんでもないことのように、不思議そうな声音で問う]
― 水場→第二層へ続く道 ―
[リヒャルトの返答はどうだったか。
どちらにせよ、皆先へ進むことを選択したなら、ツィスカもまた共に進むことになるわけだが]
アリーセさんはもう行ってしまいましたか。
…何か、思うところでもあったんですかね。
[アデルを追う形で奥への道を進んで、道の確認をしていたディーク>>258から状況を聞く。
先行した理由は自分にも分からない。
推測はすれど、それは答えではなかったから、思考は直ぐに打ち切られた]
/*
まあとりあえず、キャラ設定を間違えたなという気がする。何にもなくても、カークをやれる設定にしたのはまずかったな……と、何となく思う。
そう、一人。
ずっと聞いているだけだったから、ちゃんと話をしたくて。
[こちらはまだ剣を抜いてはいない。
それとなく柄に手を添えてはいるが]
どうして。
自分から帰り道を消したの。
あなたは、カークさんのままでいたくはなかったの?
[後ろのほうからシェイとイリスが手を繋いでやってくるのを捉えれば、自分も水場まで戻る理由はなくなり第二層へと足を踏み入れつつ]
おそらく…な。なんか思うことでもあったのかもしれないけどな。
出来ることするとかいってたが…
[それ以上はわからんというようにタイガ>>260へと肩を竦めてみせた]
― 少し前:水場 ―
カークを見た…?
[語るツィスカの言葉には静かに耳傾けていたが、やがてふっと力なく眉下げた。
言葉を選び選び、逡巡したのちに口を開く。]
………困ったな。
殺しに理由も事情もない、殺しは殺しだと、分かっていて。
その上でそういうことを言うんだからな、君は。
…、まず誤解の無い様に言っておくよ。
君のひとを信じる優しさは美徳だし、俺は尊敬している。
――だが、それが何になる?
家族を、タイガを、――…ウェルシュを殺されて、君なら「事情なら仕方が無い」と楽になれるのか?
思い出した何かが解決すれば、死んだ奴等が帰ってくるのか?
その手を血に染めた犯人が、例えば悲嘆にくれている、後悔していると、望まぬ殺人だったと言いでもすれば赦されるのか?
君は、赦せるのか?
[ツィスカに近しい人を挙げ、天青はより深い青を射抜く。]
事情なんて知ったことか。
人を害するなら、自らも害される覚悟を持つと見做すのが道理。
……そこを歪める心算は、欠片もない。
[ツィスカの理知的な部分は理解しているし、彼女がカークを赦して欲しいという一念で告げたわけではないと言う事も分かっている。
だからこそ、「何故」と、違和感だけが膨らむのだ。
何かが根本的に自分とは違うと感じている。
それが白と黒の眷属たる者と、何にも属さぬ人の子である者との差異。本能的に状況を理解している者達とそうでない者との差異だなどとは知る由もないが。]
カークの件については、頭には止めておくけども。
………済まない、な。
[語気が強くなってしまったこと。
小さく謝意を呟き落として、ツィスカの顔から瞳逸らす。
既に多くは移動を始めているようだ。彼女やその場に残っていた面々が居れば、深層に続く道へと促すのだろう。**]
― → 第二層へ ―
[見上げられると>>+59、多分ね、と彼女に返した。]
そこいらはローゼンの方が詳しいはずなんだけど…。
そういやローゼンは何処行ったのかしら。
[さっきから気配が感じられない。
ひょっとしたらとても遠くに行ってしまったのかもしれにが。
きょろ、と周囲を見回すと、>>116白い鳥と目が合った。]
あらアンタ、こっちが見えてる?
[話しかけると微妙な挙動をして、一声啼いた。]
まぁ、アンタが見えてもしょうがないんだけどねぇ…。
[とはちょと残念そうに言ったりもしたが、多分白梟は分かっていないだろう。]
[可哀想。>>1:472それは自分がさっき、ウェルシュに言った言葉で、多少の既視感を覚える。
とはいえ、あれは“ウェルシュ”にであって、“シュトラール”にではなかったが。
とはいえ同情されたと知ったら、彼の神らは何て思うのやら。]
…そうかもねぇ。
[結局、神を量る事は難しく。
彼女の言葉を否定も肯定もせずに、苦笑するに留めた。]
― 第二層 ―
[そして埋葬もおわったため、一団は進んでいく]
こんな状況じゃまだ魔物のほうが可愛らしいけどな。
[シュトラールであれ、同じ調査団内部で殺しを行なったものと比べると、というレベルの話をアデル>>261口にして]
最近無茶するってのが流行ってるのか?
[荒くれとまではいわずとも、傭兵どものほうが余程慎重だとかなんか思ったりしつつ]
…ところでアデル、お前、まだいってねーの?
[タイガを軽くみた後、先程確認しそびれていたことを聞いた]
― 第二層 ―
[先行してしまったため、ツィスカとは離れる形に。
リヒャルトと会話していたため、彼と一緒ならば大丈夫だろうと、離れる旨だけを告げて先へと進んだ]
止めなきゃいけないなら、急がないとな。
[アデルの言葉>>261にそう言って、ディーク>>263には「そうですか…」とだけ返してまずは水場の傍まで進んだ]
…なんだ? 墓?
[水場から視線を巡らすと、いくつか並んだ墓が眼に入る。
何故こんなところに、とそちらに近付き墓に触れてみた。
石の状態からかなりの年数が経っているのが分かる。
刻まれた生没年を見れば、その経過も容易に知れようか]
[タイガに寄って作られた地の棺>>228。
そこに横たえられる自分に、向けられる謝罪>>225や祈り>>232、視線>>246。
そのいずれも見ることはなく、ただ、幼馴染を見つめていた。]
───ルト。
[土に埋められる前。
唇に触れた指と、捧げられた祈りに込められた意味は解らないけれど。
彼の名を紡ぐ胸は、やはり痛く感じた。
アリーセが、一人先に行ってしまったと気付くのは、もう少し*後のこと。*]
声なき声の会話を。
[前と変わらぬ態度と見える>>269のに、少し眉を寄せながら]
時には引き返すのも、また勇気。
あなたのそういうところ、後ろ向きよりはずっと好きだけど。
そうね。カークさんでなくなったわけじゃない。
けれど、ただのカーク、ではなくなったでしょう。
[少し周囲を気配を窺ってから、もう一つの名前、を口にした]
状況が状況だからどこか麻痺してるんだろう。
魔物の方が可愛いか、そんな事を言うディークもな。
[ディークが何を指して魔物の方が可愛いと言っているのかは分かっているが、どこかズレた答えを返す。
続く言葉にタイガへと視線を向け。]
…後で話したい事はあるとは。
分かった、今言うよ、ただし二人で話したいから着いて来るなよ。
[一つ溜息をつくと、タイガの側に寄り。]
さっきの話し。
すぐに終わるから今いいか?
[耳元で囁く。
拒否されてもこちらが勝手に歩き始めればきっと着いて来てくれるだろか。
墓場の方へと向かって歩き出した。]
[見上げた上官からの返答>>+62に、そういえばローゼンハイムの姿が見えないとやっと気付いた。
自分達より先に死んでしまった人は、同じく先に進んでしまったのかもしれないし、違うかもしれない。
上官と目が合った白梟>>116がまるで返事をするように鳴いたのを見ると、ぱちり瞬き。]
やっぱり、不思議な子だなぁ。
[見えているらしいこともだが、人の言葉が解っているような振舞いが不思議で。
自分に対して曖昧な表情を浮かべる上官>>+63に、首を*傾げた。*]
― 第二層・水場付近 ―
…墓。だな。
こんなにたくさん…いつの頃のだ?
[タイガ>>272に続いて視線をうつす。近づいてみれば、二十年前という何かと縁のある時の流れを知ることができるが遠目ではまだわからない。ただ後ろの組みと離れすぎないように僅かに歩調を緩める]
[>>270 顔を顰める気配に、ふっと口許を緩める。]
…シェイさんは、わたしが死んだら悲しんでくれますか?
[繋いだ手を、ゆらり ゆらり 揺らして
あいている手で、顔の上半分を覆う眼帯を軽く指す]
これは、”打ち覆い”…東方の国で死者の顔に掛ける布と同じ意味なんです。
その時に、然るべき時に命を賭して使命を果たすという、誓いを立てました。
白竜に捧げられる命として、現との隔絶の意味もあるんだって。
[立てている、というほど積極的に選択したわけではなかったが。
否、むしろ選択の余地などなかった]
……死ぬのは、怖い、よ。
だから、
………だいじょうぶ
[最後はなんと言ったらいいのか解らなくなって。ただ、笑った。]
― 第二層 ―
ん、ああ。
[直ぐに終わるから、と言われた>>274ため、探さなくて良いのかと言う言葉は飲み込んで。
アデルを追って人の居ない方へと歩いて行く]
どうも、20年前に作られたもののようです。
[ディーク>>275には大きめの声でそう告げて、後は彼とも離れて行った]
―――――!
[アリーセが口にした名前。
生まれた時に与えられた、己の名。
声なき声の会話でしか、口にしたことはない筈だ。
ツィスカが教えた可能性もあるが、彼女に尋ねるより、もっと簡単に確かめる方法がある。]
…ま、そうかもな。
さあ?俺は昔っからこんなかもな。魔物よりも人のほうがこえーこえー。
[手をひらひらとさせながら、軽い調子で、だが本気のことをいうと]
いってなかったんだな。
[自分たちと別行動をしたときこと、第一層の水場でいってたりしないものかとか思っていたが、違ったらしいとアデル>>274を横目でみた]
― 12年前・水の神殿 ―
[それは、騎士になる前の――まだ自分の名を神に捧げる前の少女の思い出]
大丈夫? 他、濡れたところ無い?
[飛んでいく水の飛び魚は、幼い子の手のひらでぱしゃりと跳ねて、水に戻った。
慌てて祭服からハンカチを探し出し、彼女の前にしゃがみ込むと濡れた手を拭く]
[驚いたように瞬かれる目、紅玉の瞳。
僅かな違和感に、瞳を見つめてしまった]
あ、あの、ごめ……
[だいじょうぶ、遠慮がちな音で言われれば、あんまりじっと見ていたからかと慌てるわけだが、さらに紅い瞳がじわりと潤めば、なんで、と内心悲鳴を上げる]
黙ってたいとかあるのかもしれなくとも……悪いが、そんな感情的なものはもう遠に過ぎ去ってる頃だ。そうだろ?
[声を低くする。それはタイガに聞こえないようにしてるようで、彼の心の別の思いに突き刺すようなものにさえアデルには聞こえるか。
だから―――と――]
ひどいね、待ちぼうけなんて。
[こない。消え入りそうな声に、頬をふくらませる。
成り行きとして聞いた情報は、そう言った瞬間に綺麗に吹き飛んだ]
じゃあ、わたしといっしょにその子さがそう?
[しゃがんだまま、彼女の前に手を差し出す。
言ってみて、この年頃と同じような幼子がもう一人、神殿で迷子になっていたら大変だとさえ思いながら]
逢引か?仲いいな。…なんてな。
んじゃ俺は後からやってくるやつまってからいくな。
[ついてくるなといわれたのを素直に受け取ったようにした。合流して進むだけならば、時間が多くないことも暗に示しながら、タイガ>>277の言葉にわかったというのとを含めて手をふって見送りしばらく後ろの面々がくるのをまっていた**]
わたしもね、あなたとおんなじだから。
いっしょに探してくれる?
[騎士団長の年齢からしたら、12歳も6歳も大して変わりがないなんて、12歳の少女は思いもせずに。
にこり、笑ってみせた]
― 第二層・住居先 ―
そういえばそうね。
ええ、私の名前はアリーセ・アイゼンドルン。
武器マニアって……ウェル君、そんなことまで?
[毅然と答えたが、最後でちょっと肩が落ちかけた。
最初の内は遠かったり、聞こえないと思いたかったりしたから、全ての把握が出来ているかは自信が無かった]
― 第二層・墓場下の袋小路 ―
[並べられた墓石にちらりと視線を向け、更に先へと視線を飛ばせば南へと通じる道があった。
そちらへと足を進めるとやがて少々開けた場所へと出て。
そこで足を止め、タイガへと向き直る。]
…私はこの島に来ると決めた時から嫌な予感がしていた。
それが何故か、この地へ来てはっきりと分かった。
[変化を恐れたから、怖かった。
しかし今となってはもう遅い。
魔導書をさらりと撫でる。
呼応するように淡くそれは光って。]
私は
私はお前の本質を"視た"
タイガ、お前を生かしておく事は出来ない。
[迷いは捨てた。
感情を捨て去り、どこまでも冷たい眼でタイガを見つめている**]
― 12年前・水の神殿 ―
[>>280 濡れた手を拭いてくれるのはされるままに。
このままひとりぼっちで誰もこなかったらどうしよう。
そう思っていた6歳児には、とてもほっとするぬくもりだった。
>>281>>283 一緒に探そう、と言ってるれる声に、大きな瞳に涙を溜めたまま、しかしその表情はぱぁと明るくなる]
ほんとう?ほんとうに?
わたし、めがみえなくて、あしでまといじゃない?
[>>285 おんなじだから、という言葉と、笑む気配に、幼女は懸命に首を縦に振る]
はい!
いっしょにさがしますっ!
[座っていた段差から降りると、少女の手をとってくるくると嬉しそうに回る。
少しおちついてから、焦点の合わない目で、しかし周りの状況は把握しているような動きで首を傾げて]
おねえさんがさがしているのは、どんな子なんですか?
[ところで、とでもいうように尋ねた。
―――よもや、お互いがお互いの探し人だなどとは、想像もせずに。]
確かに、俺はアロイスでもある、カークだが。
人間、そんな簡単には変われんもんさ。多分。
やっぱり俺は、カークのままだと思うぞ。
そこに、黒竜の眷属という要素が加わっただけで。
[それを先の返事として。]
それより。
声が聞こえるってことは、アリーセも黒竜の縁者か?
フレデリカたちを殺した俺たちの側に、つける?
[剣の柄を握り直しながら、尋ねた。]
[>>288 シェイの返事に、変わらず微笑んだまま]
ありがとうございます。
変なことを聞いて、すみません。
[趣味が悪い、というのにはくすりと笑って]
ふふ、本当ですね。
今もこうして―――眷属だけを送り込んで…
……はい、わたしも死にたくありませんから、そう祈ることにします。
[何が大丈夫かは、自分にも解らなかった]
シェイさん、なんでわたしの力、わかったのですか?
お話したことありませんでしたよね…
もしかして…他に、何か気づいたことは、ありますか?
[問いかけて、自分がそうであるようにシェイもなんらかの力を持っているのであろうと気づく。
だから、他に何か知りえたことがあるのだろうかと、首を傾げた**]
― 第二層・住居先 ―
うぅぅ。
[ディークのも確かに。まだ半月前の話だし。
こんな時だがつい唸り声が漏れたりした。
まあそれで会話の隙が出来たのなら結果オーライと言えるか]
別に、盗み聞きしようと思ってしたわけじゃないわ。
島に来たら自然と聞こえるようになって。
ただ、怖かったから聞こえない振りをしてたかった。
……そう。
あなたがアロイスであることをやめてくれたら。
ツィーの声も、もっとウェルシュに届くと思ったのに。
そうすればもっと違う道が探せると思ったのに。
[その答え>>293に表情が歪む。
悲しみとも怒りともつかない、複雑な思いそのままの顔]
多分そう。父に確かめたことはないけれど。
妹のような才は持たないけれど。
遠く薄れた、まつろわぬ血。
[静かに自作の剣を引き抜いた。それが、答え]
俺は風を介して視ることができる。
――…ちょっと違うかな…、相手の本質を僅か風にとかして、それを読み取る事が出来るんだ。
勿論相手に影響はないけど。
[]
これでさっき、知ったんだ。
この風には、同時に自分の力もとけてるから…
解るだろ?
俺は同胞だ、シメオン…
俺は風を介して視ることができる。
――…ちょっと違うかな…、相手の本質を僅か風にとかして、それを読み取る事が出来るんだ。
勿論相手に影響はないけど。
これで、さっき。
この風には、同時に自分の力もとけてるから…
解るだろ?
……俺は同胞だ、シメオン
それと、――…タイガも。
― 第二層・墓所下の袋小路 ―
[アデルに続き墓所の中を進んで、南へと向かう道へと折れ曲がり、広めの場所へと出た。
ここなら確かに人目にはつきにくい。
軽く周囲を見回しているとアデルがこちらへと向き>>287、ここへ連れ出すに至った理由を口にし始めた]
……予感?
[何を感じていたのだろうと疑問に思えど、話は続くようだったからそれ以上は口にしないで。
さらりと撫でる動きにつられ、視線を魔導書へと移す。
淡く光ることは、アデルが光魔法を使うことから違和感を覚えずに居たのだが]
───……え?
[続く言葉に、耳を疑った。
『
待、てよ。
アデル、冗談、だろ?
[アデルもまた、自分を『
生かしておけないと言われて、表情が引き攣った]
俺が『
[アデルまでもが自分と相対する相手であると言うことを信じたくなくて。
否定の言葉を紡ごうとするが、やはりそれは途切れた。
無意識下では既に『
ただ、未だ自覚が薄いことと、親しい者と対峙しなければならないことを認めたくないことが、表立った覚醒の妨げとなっていた]
俺は、お前とやりあうなんて真っ平ごめんだ。
[向けられる冷たい眼。
彼にとって自分は敵となってしまっていても、自分には未だに親しい友と言う想いが強く*残っていた*]
タイガからは、護る力を感じた。
本人にも伝えたけど――、まだ自覚はしてないみたいだ。
俺も…、白竜の名までは、出せなかった。
………
[風はやみ、視線を落とす。]
手遅れになる前にって、思ってたのに
………フレデリカ、………ツヴィンガー…
なぜカークのこと、かばってくれるの?
[唐突な問いかけは、怪訝な顔をされるかもしれないと思った。立ち聞きというか盗み聞きというか、そういう後ろめたい気持ちもある。
答えを聞く前に、ゆるりと頭を振った*]
ううん、お礼が言いたかった。それだけなのよ。
ありがとう。
…ウェルシュの所かもねぇ。
[>>+65他に思いつくのはそこくらいだ。
とはいえさっき、死んだ直後もその気配はなかったのだが。]
あるいは、先に下までいったのかしら。
何だかんだで、研究熱心だったから。
[二言目には、ちょっとした皮肉も含まれている。]
ああそういや、人の声が分かるとかなんとか誰か言ってたんだっけか。
…変な梟ねぇ。
[と言うと、白梟は足元をつっつきはじめた。]
…ホントに分かってんのかしら。
[当然痛くはないが…。
うろんげな眼差しで白梟を見た。]
ツィーはウェル君が戻ってくることを望んでる。
私も、それを望みたい。
苦手にされてることは知ってるけど、共に危機を乗り越えたこともある友達だもの。
[カークに意識が集中してるため、周囲の気配には気付かず]
ツィーは、あなたにも呼びかけていた。
私はカークさんのこともよく知らないけれど、あの子の望みに適えればと思ったわ。
だから誰の邪魔も入る前に説得したかったんだけど。
そこはやっぱり、甘すぎたわよね。
[ディークの顔が思い出され、自嘲のようなものが浮かぶ。
相手は傭兵、専門家。腕でそう敵うはずもないが]
でも。
それにしても……フランツィスカをつれてかない所見ると、
甘いというか、何というか…。
[鍵でしょうに、とは呆れたようにぽつり。
今はウェルシュらの姿は見えない。
恐らくは奥へ奥へと進んだのだろう。揺り籠の元へと。
今はそちらを見るつもりはなく。]
[自分が死んだと聞かされて、泣く人が居た。従兄弟や部下2にそれを期待してはいなかったので、少し驚いたように目を開く。
>>204アリーセが名を呼び、見覚えのある布を取り出し目元を覆っていた。
そういえば貸したままだったわねぇと、ぼんやり思い出し。
>>206シェイは―――今のこの状況に涙してるような気もしたが。
まぁまだ子供だしねぇ…とそんな事を思った。]
…泣かなくてもいいのよ。
アタシはもう、20年も前に一旦死んでたんだからねぇ。
[もう届かない声を、そっと落とした。]
…ツヴィンガーの、馬鹿野郎……
[名前を呟いた後に、小さく言う。
大馬鹿野郎め。
―――…振り返しそうになる涙を抑え、目を伏せる。
気付いた事、気付いた―――…]
………俺が風、タイガが地、お前が火……って、事は。
[水の居場所など、容易に想像が出来てしまった。
同胞な事は嬉しい。―――嬉しいけれど。
*その先は言葉にできなかった*]
繋がりを持つ者 リヒャルトは、白竜の守護者 タイガ を投票先に選びました。
/*
よし、殺るぞー♪
やるを変換すると第一候補に殺るが出る私の箱はよく調教されている。
ちなみに第二候補は犯るだ。
なんか終わってんな。
メモ確認したらシメオンとウルズが途中から乱入しそうかな。
いいぞ、3対1どんとこい。
/*
よいせ、と状況把握。
夜弱くなったなぁ……来週以降は更にこれが進行するわけで。
まあ、6dはダブルで早番だからいいけど、むしろ前日にログ伸ばしを振り切って寝れるのかしら俺(とおいめ
― 第二層・墓場下の袋小路 ―
そうか。
まだ覚醒していないんだろうとは思っていたが。
もうすでに三人も犠牲が出ているのに、
[タイガの態度は驚く程に以前のまま。
戸惑いを滲ませる瞳は本当に何も知らないようで。
揺れそうになる心を必死で抑え込む。]
それとも眼を逸らして見ないふりか?
楽だよなぁ、受け入れずに拒んで自分は自分のままでいたいなんて。
[薄らを笑みを浮かべてタイガを見つめる。]
[さっさと目覚めてしまえばいい。
自分が殺すのは
"Au nom de notre or…
[呪文を小さく唱える。
タイガの心臓を真っ直ぐに指し。]
これくらいで死んでくれるなよ。
[光の弾が弾丸のように指先から放たれタイガへと飛んでいく。
次の攻撃を放とうと再度呪文を唱えた。
指先に灯る光球は4つ、タイガを狙っている。]
― 第二層:墓守住居南 ―
[溜め込むな、という囁き>>248に、小さく頷いた。
晒せぬ内心を指摘するような言葉に惚ける事もしない、素直な態度は信の表れ。
眷属である、というのは確かに大きいが。
戻れない──戻らない、と定めた身には、同じ道をと定めた者の存在は、それ以上の意味を持つ]
わかった。
あんまり大掛かりなものにすると、アデルさんが抜けられなくなったり、『呼び寄せる』必要が出た時に困りそうだから……。
あえて単純なものにして、『解くこと』に集中させるもの、あり、か。
[完全な足止めを狙っての大掛かりなものではなく、あえて綻びを生じさせる事で、『解ける』と認識させ。
それによって足を止めさせる手合いの幻術を、と思案する。
見ようによっては、『抜けてみろ』という挑発とも取れるかも知れない。
もっとも、視界に頼らぬシメオン相手には無力──せいぜい、相反する光が圧力をかける程度であろうし。
『
それに、これなら、上手く対象を散らして、抜け道も作れる。
[身の内に欠片でも『光』を──『
呪としては複雑で、以前であれば構築だけで限界が訪れそうなものではあったが。
今であれば、短時間の維持も可能と思えた]
……え?
[振り返ったカークの様子>>249に、こて、と首を傾げた。
人の気配を感じ取れるほどには、敏くはない。
とはいえ、逆らう理由はなく、小さく頷いた]
……術を展開したら、行く。
大丈夫、この辺りにいるようなもの相手なら、危険はないから。
[こう返して、戻っていく背を一度見送り。
媒介でもある銀を抜いて、静かに提げた]
Das Licht kommt zu dem gleichen Zeitpunkt vor und führt eine Illusion herbei.
Ich werde auf die Weise aufgenommen, die richtig ist.
Wenn ich die Wahrheit durchschauen kann.
Die leichten Gehen aus, und es gibt den Weg.
Aber, nur vor dem gleichen Licht sind Wege immer richtig.
[銀に魔力を込め、蒼き月光を纏わせる。
静かに紡がれる呪と共に、広がるのは『
それは蒼い光の粒子となって階層に広がった後、大気に溶けて、消える。
開けた空間が多い、と見えたこの層では、大掛かりな分断などは望めぬだろうから、重視したのは行動の阻害]
……これに、魔物を連動させられれば効果は高いが……この辺りには、意に沿うものはいないようだし……已む無し、か。
/*
訳文をうめておこう。
『光は重なり、幻を生み出す。
道は正しきほどに狂うもの。
その真実を見抜けるならば。
光は消えて道はある。
ただ、同じ光の前にだけは、道は常に正しく。』
こういう、全体に影響出すギミックは、加減が難しいのだよなぁ。
甘めにはしてあるから、全く動けなくなる、という事はない、と思うんだけ、ど……!
― 第二層・墓所下の袋小路 ―
っ。
[悠長と言われても、『
自覚無き以上は何をすべきかすら知りようも無くて]
どうしろってんだよ!
何も分からないのに、眷属だの何だのって言われて。
「はいそうですか」なんて受け入れられるはずがないだろ!
[見ない振り、と蔑まれて>>312、思わず声を荒げた。
本来なら自分の役目を自然と理解して然るべき時期。
それが為されないのは、幼少期からの教えが受けられなかった境遇と。
その身に宿る血が純血たるものではないことも起因していた]
アデル、止めっ…!
[呪を紡ぐ>>313のに気付き声を上げようとしたが、それよりも光弾の発射の方が早く。
狙われた心臓の上に左腕を掲げながら、軌道から逸れようと地を蹴る。
左二の腕に光弾が掠めていったが、顔を軽く顰める程度で済んだ。
けれど魔法耐性が高いわけではないため、被弾が増えると動きも鈍くなってしまうだろう。
未だ対立の意思は見せない。
反撃することすら躊躇うように、揺れる瞳でアデルを見た]
[術をかけ終え、蒼から銀に戻った剣を鞘に収める。
それから、カークはどうしたか、と、彼の行った方を見やった。
何事もないだろう、とは思うものの、少しだけそちらへ向かい]
……?
[唐突に聞こえた囁き声──明らかに、自分以外の者へと向いたそれに、一つ瞬き足を止めた]
……アリーセ、さん?
[何故ここで、この声で彼女の名前が出てくるのか。
それがわからず、小さく名を繰り返す。
なお、『武器マニア』という表現に、ナニか思い出して一瞬だけ遠くを見る思いに陥ったのは、已む無し、としていただきたい]
/*
どうしよっかな。
シメオンとウルズも混ざりたいだろうし、あんまり展開早めても仕方ないな。
次ロール回したら一旦離席するか。
[ふる、と首を横に振る。
なるべく隠れて、と言われていたが、身を隠せるようなものは余りない。
それでも、一応は気遣いつつ、道を戻り]
…………。
[対峙する二人の様子を遠目に認めて。
しばし、躊躇った後──そのまま、距離を開けて足を止めた。
声は発しない。
こちらに気づかれぬ限りは応え返す事もなく、対決を止める事もしない。
勿論、カークが危機的状況に陥るなら──というのはあるが。
容易く、そうはならぬだろう、とも思っている。
とはいえ、アリーセの技量も全く知らぬわけではない、から、気を抜く事はしないのだが。*]
― 第二層・墓所下の袋小路 ―
[何かを言う前に放たれる、4つの光弾。
全てを避けるのはほぼ不可能。
卓越した身体能力を活かして2つまでは躱したものの。
残りの2つは左腿と右二の腕に直撃し、バランスを崩してその場に膝を突く形となった]
つぁ……!
[走る痛みに顔を歪ませ、それでもどうにかアデルを止められないかと考える。
追撃が来ることを警戒してアデル>>322を注視していると、その仕草が瞬時、止まった]
っく!
[その隙を狙って左手を地面へと叩き付ける。
瞬間、アデルの周囲に土埃が舞い、視界を遮ろうと辺りを取り巻いた]
お前に、何があったかは、知らねぇ、けど。
俺には、お前と対立する、理由が、無い。
[気力を振り絞り、痛めた足に負担をかけないようにしながらどうにか立ち上がる]
仮に、俺が『
俺が、シュトラールのところへ、行けば良い、話だ。
[それを良しとしないがためにアデルが仕掛けているなんてことは知る由もなく。
主観で物を言い、袋小路からの脱出を図る。
尤も、足を痛めているためにその歩みは遅々たるもの*だったが*]
……聞こえている……という事は。
[少なくとも、眷属か、と。
返された声>>*29に、小さく呟く。
従う気がない、というのは、状況を見れば知れる事。
いずれにせよ、アロイスの集中を乱さぬためにもそれ以上の言葉は紡がない]
[対決を見守りつつ、ふと、意識を他へと飛ばす。
先に名を呼び、答え>>*25を聞いてから、ツィスカに呼びかける事はしていない。
『縛』による繋がりはあるから、現状、危険がないのはわかっている。
だから声をかけない、というのは建前で。
実際には、畏れがあるが故に、触れるのが怖い]
……なんで、なんだよ。
[小さく、小さく、紡ぐのは、答えのない疑問]
…………。
[自分で良かった、と言われた。
嬉しかった、とも。
そう、言われて、何も思わなかった──などという事はない。
『初恋』という言葉も含め、全く同じものを抱いていたのだから。
──だから、惑う。
『御魂』が『光』に求めるものを知るから。
『光』を喰らい、『躯』に還る事で、『黎明の黒竜』は完全なる復活を果たす。
『御魂』にとって、『光』は眷属であり、そして『贄』に過ぎない。
再び、黎明のそらへと舞うための要素。
それだけ]
[いっそ全く知らぬ誰かだったら、とか。
拒絶してくれれば、とか。
そんな思考は、逃げなのだとわかってはいる。
──彼女が望むものと、同じものを望んでいる自分の存在も、理解している。
理解はしている。
けれど]
……扉を開いたのは、他の要因でも。
[それは、目覚めさせた養父であり、遡るなら天より堕ちてきたものであり]
先に、進むと決めたのは……。
[封の与える痛みから逃れたい、という意思に、『御魂』の解放への渇望が重なったのだとしても]
『俺』自身…………だから。
[選び取ったのは、自分。
だから、容易く戻れない。戻る事を自分に赦せない]
/*
心情連投作成していたら>>*29が見えてびっくりしたの巻。
しかし、ほんとにいいお兄さんです。
心置きなく懐ける。
……なかのいきものの、カークグラ好きも影響ありそうではあるのだが。
というか、私的四強グラの半分が揃ってるだけでも、眼福という意味でくろねこ得なのだよな……!
/*
しかしイリスがアデルの所行を見るなら行かない方が正解なのかなカークの方はいったらシェイとアリーセを邪魔する気しかしないし悩ましい。
さてはて。
― 第二層:墓守住居南 ―
……分かってるつもりよ。
それでも、ツィーと同じに私はあなた達が「諦めた」と感じてる。
諦められるようなことじゃないのに。
だから、認められない。
[ウェルシュだって悩んでいるのも、だからこそ揺れているのだろうことも、声なき声を聞いていれば伝わってきた。
そして、カークがアロイスを名乗る前の声も聞いていたから。
叶う可能性は低いと理解していても来たのだけれど]
………。
[ツィスカに投げられた言葉も聞いていた。
その答えは見つけられなかった。
そして彼らの苦悩を想像することは出来ても、共有することは出来ないが故に。
そして何より。リカ達を殺した事実を前にすれば。
赦す、という言葉は紡げないが故に。
拒絶に繋がる言葉>>325には、沈黙しか返せなかった]
……そうね。
[意地の悪い言葉>>326に、フ、と笑う。
生きる事を諦めたわけではないけれど。いざとなった時のことも考えた上で来た。
妹の、フランツィスカの心が折れない事を自分は信じる。
だから少しでも時間稼ぎを、する。
そして対なる剣を通して、幼い頃、分けて貰った光の力を還そうと]
[数拍の間。
動いたのは、相手が先]
…っ!
[力勝負では元より分がない。
だから受け流そうと剣を斜めに構え、半歩下がった。
予想以上のスピードと重みがかかって更に一歩下がらされるが、ギリギリのところで滑らせられた]
馬鹿力っ。
[戦慄に負けないよう、小さく吐き捨て。
小振りである剣の有利を生かして腕を返し、下がらされた一歩を踏み出しながら左脇の切り払いを狙って剣を跳ね上げた]
………っ、
[タイガはどこへ行ったのだろう。
怪我を負った足ではそう遠くまで移動は出来ないはず。
しかも今、シュトラールの力によって空間は歪んでいる。
見えるモノが見えず、見えないモノが見える、そんな歪み。
誰かと合流する前に倒さないと。
分かってはいても辛い。
いっそタイガが激情に任せて攻撃してくれたら容赦なく殺せる。]
…甘え、かな。
[ふるり、と頭を振って思考を切り替える。
感情は捨てた、捨てたはず。
次はない、そう言い聞かせながらタイガを探しに歩き始めた。]
/*
>メモ
人数は徐々に減ってくとはいえ。
タイガさんの状況一覧なくなると大変ですよネ…(汗
ウルズさんだけでなく、残るみんな頑張って!
さぁ、バトルだバトルだ。
直前やりとりも凄く楽しかったので、興奮が一際w
頑張りまーすっ!
[タイガやシメオンの>>202>>214会話を耳にいれると、でしょうねぇとぽつり。]
ローゼンが全部国に報告してたら、ここは封鎖されてたのかしらねぇ…。
[そうならなかったのは、ローゼンですら知らなかった…はずがない。
ただその思惑だけは、今も掴みきれずにいた。]
探っとけば良かったかしら。
[ローゼンが居ないからこそ、ぼそり言う。]
[>>209フレデリカが隣に埋葬されるのを眺め、
それが終わるとお疲れ様と呟いた。
リヒャルトがフレデリカに何かしていたのは>>244
どこか儀式のようにも、誓いのようにも見えた。
最中、アリーセが下へと消えていくのが見えて。]
…あら。どこ行くのかしらね。
[と首を傾げていた。]
― 第二層・墓所手前 ―
[怪我を負っているせいか、それほど進む前にタイガの姿を捉えた。
視線を飛ばせば少し先に墓所が見え、そこには先程別れた人達がいるはずで。
しかし今はウェルシュが発動させた幻術の影響で、こちらの姿をはっきりと見えないはず。
彼らがこちらへと来る前にカタをつけてしまえばいい。]
タイガ、お前をシュトラールの前に出すわけにはいかない。
"Au nom de notre ordre du"
"La lumière, il devient une flèche"
[魔力が右手の平に集中する。
大きな光の珠が周囲を明るく照らし、眩い程。]
"Tsuranuke l'ennemi"
[真っ直ぐにタイガへと向かって光球は飛んでいく。]
"La lumière, nous Mamoré une"
"Mur sera de cinq Habamo ennemis"
[光球が飛んでいくのと同時に唱えた呪文は五つの小さな珠を作り出す。
それはタイガの周りのぐるぐると回転し、次の命令を待つ。]
――……赦せるかどうかは、分かりません。
……でも、私が知っている家族や、タイガさん、ウェルシュなら。
誰かを恨み、憎み、復讐しようとする私の姿を、見たくないと思うんです。
…私には誰かを恨んだり憎んだりしている方が、
楽をしている気がしますから。
[大事な者を失い、復讐を支えに生きていく者もいる事は確かだ。
生きるための支え、という意味では憎悪は必要なのだと思う。
でも、もっと他にやるべき事に眼を向ける事があるのではないか?と少女は考えている。
世の中の人間は、少女のように強い者ばかりではないのだと、
養父から何度か言われてはいたのだが。]
……私はフレデリカさんと一緒にいた期間は短かったですが、
今のリヒャルトさんの姿を見たくないんじゃないでしょうか……?
[ぽつ、とリヒャルト>>266、>>267へ向けて呟く。
『光』を強く宿しているが故に、リヒャルトの「何故」、という違和感に気付けない。気付かない。]
― 第二層水場→墓所 ―
[後ろからきた面々と合流すると、アリーセがまだ見つからないことと、タイガとアデルが話があるといって二人でどこかにいったことをいって、墓場のほうを目指す]
タイガがいうには二十年前の墓みたいなんだが、ってぇことは、それ以降ここに墓石つくったやつがいたってことだろうな。……って…
[墓が陳列するところに動く影。思わず身構えそうになるが]
あ、すまん。驚かせたか……ここにはずっと住んでいるので?
[驚いたのはあちらもだったらしい、素直に詫びをいれて]
/*
最初の光球と後の呪文の5つの珠は別物、だよな。
一瞬分裂するのかと思ったりもした。
俺の読解力が低いのか分からんが、ちょっと読みきれない部分がある…。頑張る。
[>>235ふと、ツィスカの声が聞こえて苦笑する。
逆効果とは言わないが、説得に聞こえかねないそれは、今のリヒャルトには通じないだろう。]
狭間に立つのは大変ねぇ…。
[声には労わるような、同情するようなものが滲んだ。
>>335次いでかける言葉には、ちらとフレデリカを見てみたり。]
…正論ではあるけどねぇ…。
[どこか綺麗過ぎるように受け取ってしまうのは、
自身が戦う側、殺す側だからだろうか。]
……もし、私がフレデリカさんの立場だったら、止めて欲しいって思うでしょうし。
[時折モーントシュテルンが誰かに撫でられたりしている仕草をしているような気もするが……。
……まぁ、モーントシュテルンだし、と気にもとめなかった。
ウルズと暫く話をしているうちに、第二層に*辿り着く形となるか*]
何かが落ちてきたときの落盤と…甲冑の化け物によって死したものたち、ですか。
[老人からの話を聞く。
その何かというのは今回の調査の「流星」のことだろうし、化け物は「異形」といっていたものなのだろう。
生き残ったため彼らの墓を作っていたという話を聞いた。墓をみて、不幸に死したものに祈りというほどではないが、少しの間黙祷する]
……甲冑の化け物か。情報ありがとうな、爺さん。
って、まだ何かあんの?
[と、礼をいいかけたところで、そういえば。というように言われたのは、第四層のほうに今まではなかったはずの神殿が出来ていたという話を聞かされた]
良い剣も選んでるしねっ!?
[引き上げられた刃に受け止められて、金属が互いを弾く。
押し込まれる力に対抗すれば押し倒されかねないから、また一歩、後ろへと退くしかない。
こちらも体勢を整えながら、膝をつくほど低い姿勢を取った。
この剣では、飛び込まなければ間合いでも負けてしまうだろう]
[ちなみに、珍しい剣にしか興味がないわけではない。極めて一般的な剣でも質の良し悪しなどは気になる。
ただ完成度の高い武器などに出会ってしまうと、理性の壁の奥にあるスイッチが容易く押されてしまうだけなのだ。閑話休題]
……ところでよ。また。ってさっきいってたけど、俺らの他に誰かきた?
[少年と男性が一人先に来たことをきき、特徴を聞けばウェルシュとカークであることがわかった]
その二人はどこに?ああ、いや、ちょっと先走っていっちまったから心配でな。元気してた?
[あくまで剣呑な空気もださず聞き出そうとしたが、そこまではみてないといわれて、そうか。と肩を落として、礼をいった]
ウェルシュさんの…。
[ローゼンハイムの居場所について上官のあげた名>>+66に、表情は曇る。
彼は上官を殺した、恐らくローゼンハイムも殺したのだろう。
それでも育て親としては心配で傍にいたいものだろうか。
もしくは、覚悟していたのだろうか。
解らない。
表情を落としたまま、思案にくれかけたけれど。]
わかってるんじゃ、ないですか?
[モーントシュテルンが上官の足元を突っつくのを見て、つい噴き出し。
上官と対照的に楽しげにその様子を見、首を傾げた。]
[上官の死を悼むリセが、布を取り出して目元を押さえる>>204のをみて。
ルトに借りたハンカチを思い出した。
ポケットに入れたまま、今は土の下にあるだろうそれはもう、返せないな、と。
そう思ったも、束の間。]
…え…?
[20年前に死んでいた>>+70という声に、思わず上官を見上げた。]
― 第二層・墓所下の袋小路→墓所前 ―
[アデルの呟き>>330は途中まで聞こえていたのだが、声を返すことは出来なかった。
シュトラールを殺すのか。
今の自分にそれが出来るのか、自分でも良く分からなかった]
…先に進めば、シュトラールが居る、はず…。
[左手で右腕を押さえ、左足を引き摺りながら先へ進もうとする。
けれど、先にかけられた幻術により、先へと向かっているつもりが墓所前を巡り回って元来た道を戻っていた。
幻術により、そうであるとは知覚出来ていないのだが]
[幻術に惑わされたまま、水場の方へと向かいかけた時。
不意に、後方から光球>>333が飛んできた。
振り返った刹那、光球は右肩へと直撃する]
ぐあ……!
[ぶつかった衝撃により上体が後方へと揺れ、そのまま地面へと倒れ込む。
右肩が焼けるように痛い。
その痛みを押し殺し、上体を起こした時、5つの小さな珠が飛んできて周囲を巡るように回転した]
く、そ…!
もう、見つかった、か。
[アデルに追いつかれる前に先へ進むつもりだったが、それは叶わず彼に捕捉されてしまう。
周囲の幻術に気付く余裕は無い。
もう一度、アデルに対して土埃の視覚遮断を試みるが、果たして効果はあったかどうか。
肩も足も痛みが酷かったが、立ち上がりその場を離れようとする。
より良い方法を考えるための時間を稼ぐために]
/*
共有者はただの人間で、何の眷属でもない。
故に力も持たず、白竜黒竜の力がどうのとかはぶっちゃけどうでもいいんだと思うんだよな。
リヒャルトに在るのはただ「近しい者が虐殺されたこと」であり、神が己が所業を正当化するお題目にしか聴こえないという。
力を持たない者にとって見れば、どう転んでも人間同士が殺しあっている図でしかないし、それを力持つものが主観で説得しようとした所で反発するだけだと思うのだ。知るか、ってなってしまうよう。
[>>297 握られる手のぬくもり、ふわりと穏やかに周囲を取り巻いた風に開いている手を翳す]
温かい、です。
それに、すごくほっとします…
[>>299 風を介して本質を読み取る事ができるというシェイの言葉に、アデルの言葉を思い出していた。]
…同胞…タイガさんも…
[>>305 告げられる言葉は、アデルから聞かされたことと、白竜の眷属であるという以外はほぼ重なる話]
…護る力。―――守護者。
[風が止み、視線を落とし二人の名を紡ぐシェイの肩を、翳していた手でそっと引き寄せてふわりと抱き締め、背を撫でる。
古い、古い伝承が、脳裏に蘇る。ただの御伽噺のようなそれが鮮烈さを帯びて
>>311 風、地、火…そして、水の属性の寵愛を受けた者が、此処に揃っている。]
古の大戦で、黄昏の白竜は地水火風の属性と共に彼の力を振るったと…
生者を見抜く右目、口無き死者を見抜く左目、守護の刃、そして輪廻の手。
………わたしたちは、白竜に…呼ばれた、のかもしれません。
宿敵であるという、黒竜のせんとしている何かを阻止するために…
だとしたら、わたしたちの中で黒竜に対抗できる一番の力を有しているのは…
[自分で口にしながら、甚だ妄想癖もいい加減にしろと言われてもおかしくないような内容だと思う。
けれど、今この状況では、それ以外には考えられない。]
シェイさん…死なないでくださいね。
[ふと、呟いて、そっとその背を解放した]
…え、っと…
[その言葉の意味を深く問おうか迷って、上官を見上げていたから。
アリーセが一人、いってしまうのは見ていなくて。
上官の言葉>>+72に、ぱちり瞬いた。
誰が、と問おうとして。
けれど、ツィスカと話していた幼馴染の声に、動きが止まった。]
……僕は。
[二人から視線をそらさないでいたから、上官の視線>>+73には気付かず。
ツィスカの言葉>>335を聞いて、軽く目を伏せた。]
確かに、見たくない。
僕のせいで、ルトが怒ったり、悲しんだりも、苦しい。
でも、恨んだり、憎んだりすることが。
楽だとは…思わない、な。
[だって、苦しい。
感情を押さえ込むこと、解き放つこと。
そのどちらがなんて、比べることもできないだろう。
それに。]
そうねっ。
[相手の姿勢>>351も低い。さらに潜り込むには空間が足りない。こちらから踏み込むのは諦め、相手が詰めてくる距離を利用して]
荒事専門じゃないけど。
馬鹿にしないでっ!
[別にそんなつもりはないのだろう。手を抜いてるようには感じられないが、己を鼓舞するように声を出し。
間合いを読もうと、しっかり目を開いて]
[ギリギリ躱すつもりだった剣は、流石に見切りきれなかった。間合いを残すための半身状態では、左腕を浅くなく斬られる]
っく、あぁっ!
[呻きながらも、剣を振り切られた腕に向け突き出す。
フレデリカと対峙した彼なら、似ていると思ったかもしれない。リヒャルト達が身につけたものとは違い大分我流があれこれ混ざってはいるが、基礎を叩き込んでくれた師は同じだから。
先が読みやすくも、あったかもしれない]
― 第二層:墓守住居南 ―
……ん。
[ふ、と、視線が移ろう。
微か、力の波動らしきものを感じた。
それ以前から、光の力が動いていたのは感じていたから。
二つの力の属から、別の場所で起きているであろうこと──アデルが動いたことに思い至るまでの時間は短かった]
…………。
[少年にとっては、兄と呼んで慕っていたものと、敬意と親しみを覚え始めていたもの。
彼らの間にある絆までは知らぬ身ながら、その対決に思うところなくは──ない]
[僅か、目を伏せる。
そう言えば、自分はいつからタイガを『兄』と呼んで慕うようになったのだったか。
出会った時には、少しだけ──ほんの少しだけ。
上手く言い表せない、こわい、という気持ちを抱いて。
挨拶だけして、逃げていた。
今思えば、それは内に抱いた『御魂』の無意識の反発故の事だったのかも知れないが]
…………。
[こちらが歳よりも幼すぎるのを差し引いても、何かと子供扱いされた。
魔導院に修行に行っている間も担当導師やツィスカ以外とは余り接する機会はなかったから。
人と触れ合うに不慣れで、接し方に悩む自分を引っ張ってくれた。
だから、いつからか、ごく自然に、『おにーちゃん』と呼んでいて。
歳を経てから、『兄さん』、と呼ぶようになって。
──このままずっと、かわらない、と。
──そう、思っていた、のに]
[>>+75表情が落ちるようならまた頭を撫でたりもしたが、
ローゼンハイムの事が解る訳ではなく、慰めの言葉は口から出ない。
>>+76モーントシュテルンが足元をつつくから、つい手でこちらもつついたりしたが、指は梟を当然のようにすり抜ける。
もふもふした羽毛に触れないのは少し残念で、もうちょっと触っておけば良かったかしら、とは少し零した。]
……感傷、だな。
[戻らぬと、戻るを自身に赦さぬと。
そう、定めつつ、過去に囚われる意識を振り切るように、首を横に振る。
伏した視線を上げた先、目に入るのは、剣を交える二人の姿。
今、意識向けるべきは、振り切るべき過去ではない、と。
そう、言い聞かせるように、右手で剣の柄頭を掴んだ]
…あら、何?
[ちんまい部下から見上げられると、死者とは思えぬ明るい笑みひとつ。
何、を問われれば、隠さず話すつもりではあるが。
その前にリヒャルトの声が聞こえれば、そちらにも顔を向ける。
聞こえるのは、先のフランツィスカへの返答。
聞いている間の感想は、先に告げたとおりだ>>+73>>+74
リヒャルトの返答は、まぁ予想の範囲内だった。]
そう、かもしれない。
……リヒャルト殿のつらい顔を見れば、フレデリカ殿もつらいでしょう。
[髪を切りそろえてくれたフレデリカ。
その後自分の口ぱくを読み取った後の仕草、はっきり思い出せる。
それでも自分は他人だろう。冷静にそんなことを、言えてしまうのだから]
フランツィスカ殿は、カークを憎まずにいてくれる?
―少し前:第一層 水場―
……復讐しようとしている?
俺が、一度でもそう言ったか?
[否定はしない。今カークの姿を見れば、有無を言わさず攻撃を仕掛けそうになるであろう己が居ること。故に自分はそれを全力で押し込もうとしている。それをあいつらは望まないであろう、から。
だからこそ――ツィスカの物言いには酷く、――強く拒絶感を覚える。]
僕は、ルトが怒ってくれて…嬉しかった。
[先に死んで、約束を守れなくて、悲しませて。
その上で、こんな勝手な思いを抱いて。
我ながら酷いと思う、でも、それ以上に。]
嬉しかったんだ。
怒ってくれて、悲しんでくれて。
僕の為に。
だから。
僕は、ルトがどんな選択をしたって、いい。
ずっと、ルトだけ、見てきたんだから。
ルトのことを、見てる。
………
やるべきこと、かい。
シュトラールを…ウェルシュを、カークを、前向きに説得しよう、とでも?
[楽をしている。その言葉に奥歯をきつく噛み締めた。
ふざけるな、と。口を突いて出掛かった言葉は飲み込んで。]
……主観で物を言わないでくれないか。
俺には君たちのような力は無いのだから。
[“視たもの”とディークは言った。>>236
アデルだけではないのだろう。この場所に集う者らの多くには何らかの力が与えられているということであり。それは恐らく、ツィスカも同じ事だろう。]
―――旧き神など糞喰らえだ。
[ツィスカの言葉を受け入れることは。
黒竜のお題目を受け容れることであり。
己にとって、犠牲者が、フレデリカが――只の贄であると認めると同義だ。]
……、……
[タイガにそれとなく不在の間を頼まれた>>250から、遠く離れることはないものの。
背後で聴こえるウルズとの会話にも強い拒絶を漂わせるだけで、背を向け深層への道を辿った。
…感情の制御で精一杯だった。*]
どっちもどっち、ってね。
……何を思うかは、その人にしか解らないしねぇ。
あら、だったらさっきアタシ達が神様を量るのも、余計なお世話だったのかしらねぇ。
[部下の声>>+79>>80にはそう言い軽く肩を竦める。]
そういえばお葬式は、死んだ人の為じゃなくて、
残された人のためのものだって誰かが言ってたけど。
……まぁ、残った人が、好きにすればいいのよ。
[自分の心を慰める為に、怒ろうが耐えようが忍ぼうが、それは生きている者たちの自由なのだから。]
[それは期待を込めない、確認のような響きで。
あといくら話したか]
……それにしてもその梟……
なにか、中に人がいるみたいね。
[どこやらを見つめたり、なにかを訴えるような動きだったり。まるで何か見えてるんじゃないかと思える梟をいくらか戦くような視線を向けて、呟いたり*]
[話を聞いている途中も、そわそわとした気分はやまない。
ディークは砕けて話をしているが、
どうしても信用できる気分じゃない。
だってこんな所に住んでるんだぞ?]
…――…
[ふと、住居があるのに気付く。
彼の家だろうか。何かがあるかもしれない。
会話を最後まで聞かずにそちらへ向かう。]
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