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…………あ、ああ、うん。
気には、なるし。
[問いかけ>>100に、こく、と頷く。
返事するまでに間が開いたのは、諸々により已む無し、というところ]
でも、こんな所に人がいるとは……。
[思えない、と。
そう呟きながら、灯火のある方へと足をむけ]
― 第二層:鉱山夫の墓所 ―
……これは……墓?
なんで、こんな所に……。
[進んだ先、広がっていたのは、荒削りな石の墓碑が立ち並ぶ空間。
墓碑は苔生して、築かれてからの時間を容易に伺わせた]
― 第一層・水場 ―
シュトラールに…魔物ではなく?
[普通なら遺体を見ればローゼンハイムを襲った魔物を連想するだろうからそう呟く。
シュトラールが誰を指すのか知っている。
タイガは喰らう現場を見たのだろうか。
なら、どうしてウェルシュを行かせたのか。
気にはなるが問い詰めるわけにもいかず。]
/*
埋葬に向いてる魔法ってなんだろうなぁ
アデルなら攻撃魔法を地面にぶっぱなして穴あけるとか?
物凄い乱暴だけど…。
……
…ローゼンハイムさんとの思い出は、どうだった?
[問う声は、向き合う事を望むように。
けれど、少年が壊れてしまわないように柔らかく。]
ああ、そこを履き違えたらいけない。
こんなことってのは異例だがそれでも外の世界ってのは、楽しいことだけじゃねえんだ
[血をぬぐい取り、イリスの眼帯の下から流れる涙>>101も指でぬぐい取り、亡骸の傍に座り込み、別れを告げるのを黙って後ろから見ていて]
アリーセも来たか。あまり見ないほうがいい。
カークの野郎が…
[アリーセ>>92に、一緒に来ていればリヒャルトにも説明をする]
[何か思われているだけというのには、幸いにというか気づかなかった。>>102
気づいていたら、思ってないで突っ込んで! と願っただろう、というのは、余談なので置いておく]
……ツィスカ。
[向けられた言葉>>*15は、閉じ込めている欠片と同じもので。
それだけに、痛い。
受け止めるのも拒絶するのもこわいと思うのは、自身の弱さの現れと。
そこを自覚しているから、余計に痛い。
だから、結局。
名を呼んだきり、後の言葉は続かない。
続けて投げられた問い>>*16にも、やはり。
答えるべき言葉は──見つからない]
― 水場 ―
…ああ。
[アデル>>106に返したのは一言だけ。
それ以上は言うつもりは無かった]
……先に進む。
俺は行かなきゃならない場所が出来た。
[小さな祭壇の傍から離れると、従兄の鞄からマカロンの入った容器を取り出し、鞄は祭壇の傍に置く]
アデル。
[呼びかけて、マカロンを1つ差し出した]
ヴィッグ兄の置き土産だけど…やる。
[食べると良いと言って、自分も1つ口に運んだ。
口の中に甘さが広がり、一時的に気分を変えてくれる。
ツィスカもまだ居るようならば、同じように1つ差し出すことだろう]
[タイガの元から離れ、ウェルシュの元へ向かおうとして、
聞こえた異なる声に目を瞬かせた物の。]
…努力しなきゃ、始まらない、よね。
[けれど今、タイガにウェルシュの事を切り出すと、
火に油を注ぐ事になりそうで、近づきたくなかった。]
― 第二層:鉱山夫の墓所 ―
まさか、外からここまでわざわざ運びには来ねーよな。
……集団で死んでる?
[墓石を確認すれば、故人の亡くなった日付はみな、20年前を示していた。]
異変と関係ありそうだな。
[突き当たって西。
前方に幾つかの気配を感じたなら走る速度をやや落とし、アリーセを伴って其処に近付く。
ああ、まただ。つい先刻も嗅いだばかりの鉄錆の匂い、赤黒い染み。無残に引き裂かれ、血溜まりの中に浮かぶ金糸。
遠目でも分かる。そこに横たわっていたのは―――]
……フレ デ … ――… ?
[喉が引き絞られ、声を発することが出来ない。
ただ瞳だけを大きく見開くようにして、刻は停止した。
心が、身体が、その情景を拒否し認めず、足はその場に縫い止められたかのように停止して。]
………… ッ………
[漸くと“それ”を認識した瞬間、全身が総気立った。
未だ乾き切らぬ血が服を染めるのにも構わず、ばしゃ、と傍らに膝を付く。血塗られた身体に触れる、誰が傍に居ようとも意識の隅に容れることなく。
損傷の状態からも、息をしている筈はないのが明らかだったが、それでも生の兆しを見出そうとして。]
[フレデリカとイリスとの声が聞こえる。
だが亡きひとを偲ぶ声も耳には入らず、暫くはただ、遠く響く透明な鈴の音を追い続けた。]
……誰 だ
[やがて、その音も長く尾を引き消えてゆくと、
唇を幾度か動かした後、虚ろな問いを搾り出す。
パシ、と天井が鋭い音を立てた。]
誰が殺した?
イリスやディークの前に此処に居た奴は誰だ?
…魔物に喰われただと、笑わせる―――
刃物の傷だ、これは!!
[血の海に拳を叩き付ければ、ばしゃ、と跳ねた赤が頬を染めた。]
[差し出されたマカロン(>>110)を複雑な気分で受け取り、口に入れる。
甘さが口の中に広がり、こんな場所では贅沢な味だと思った。]
…行かなきゃならない場所――シュトラールの所か。
なら、その前に少しだけ私に時間をくれ。
お前に話さなければならない事がある。
[真っ直ぐにタイガを見つめる。]
シュトラールに関係のある話だ、タイガにも無関係ではない。
ああ、でも出来れば二人きりがいいな。
フランツィスカさんを残して行くわけにもいかないし、リヒャルトさん達がもうすぐ追いついてくるはずだから。
それまで行くのは待ってほしい。
タイガも護衛対象を放って行くほど無責任ではないんだろう?
[諭すように、努めて穏やかな口調でそう言った。]
― 第二層:鉱山夫の墓所 ―
……恐らく、は。
考えられるのは……彼の異変に巻き込まれた者たちの……墓、か。
……アレだけの大きさのものが、天から堕ちてきたのだから。
大きな変動があったのも、已む無しだろう。
[異変と、という言葉>>112に同意しつつ、もう一度周囲を見回し。
こちらへと近づく、揺らぐ灯りに気がついた。
瞬間、身構えるものの──灯りの近くから聞こえた声に、緊張が途切れた]
― 第一層・北行き止まり ―
いえ。今度は大丈夫。
一度見てしまったから。もう。
[ディークの説明>>108を受けながら静かに首を振る。
カークがやったということは知っていたし、今度は向かってくる途中で覚悟を決めてきたから動揺はしない。
シメオン>>103の隣に進んで、そっとリカの手を握る。
その上からシメオンの手が重ねられた]
……リカならきっと。
もうお友達だと思ってた、って言うはずよ。
いつまでも泣いてたら、リカの方が心配しちゃうわ。
[背へと回された手>>103に、ピクリと身体が強張った。
束縛は受けぬ身なれど内に流れるのは黒竜の血。僅かな違和感と反発を感じてしまいはしたけれど。
けれど、振りほどきはしなかった。彼女の優しさが心に染みたから]
だから。きっと喜んでる。
喜んでるはずだから。
[そっと、腕を回して抱き返した。
僅かな時間の後、ゆっくりと力を抜いて距離を離す]
……また?
[聞こえたのは、驚きを交えた老人の声。
紡がれたのは、先に集落で、見知らぬ老婆に呼ばれた名前。
二度目だ、と。
疑問に思いつつ、近づいてくる明かりの主を、見る]
……あなた、は?
[警戒しつつ、静かに問う。
組み合わせの異様さが、向こうに何を思わせるか、などとは意識は回らない。
向こうも向こうで、思うところはあったかも知れないが。
問いには自分がこの墓所の墓守である、と返してきた。
それから、ここが、20年前の異変で発生した落盤事故による死者の墓所──外へ運び出せなかった、鉱山夫たちの眠る場所だと教えてくれた]
………カーク …?
[ディークが口にした名に、漸くとゆるり、意識を向ける。>>108]
……思えば、ローゼンハイム氏の亡骸が見付かった時にも、あいつは主張していたな。
“魔物の仕業”だ――と。
[その間も、絶え間なく外壁から音は響き続けていた。]
魔物や魔獣が聞いて呆れる。
[声色は酷く冷えたもの。]
― 水場 ―
ええ、ここに放り投げていくのも勿体無いですから。
[誰かに食べてもらう方が従兄も本望だろうと。
躊躇うツィスカ>>116に、遠慮なくどうぞ、とマカロンを勧める]
時間?
構わないが…。
[何だ、と先を促すようにアデル>>117に視線を向けるが、あちらは人払いしたいようで]
…分かった。
じゃあ、皆が集まった後に。
[ツィスカを放ってまで、とは行かなかったため、彼の希望に応じ、先へ進むのは合流してからにすることにした]
大丈夫になんてならねーほうがいいんだがな。
[彼女>>119の内にある覚悟は知らない。
イリスを抱きしめる>>120のをみてそれ以上の言葉は控え、男の嘆きを聞く]
…ああ、あいつだ。
イリスと俺がきたときにはもう…
[ぴしりと壁が揺れ、リヒャルト>>122の怒りに感応するように放たれる魔力に顔を覆う。]
どこにもそんな魔物いなかった。消えたなんてことはなかったんだろう…いや、でもローゼンハイムの傷は剣ではなく明らかに爪痕だったが…
どっちにしろ、嘘で…偉く趣味わりぃな。
[心臓がごっそりぬけたフレデリカをみる。]
[破裂音が断続的に響き、びくりと肩を竦めた。
怒りが、哀しみが、憎悪が、苦痛が―――
空気に満ちるリヒャルトのそれに、俯く。
>>119>>120 アリーセから拒まれることはなかった。
抱き返される腕の温もりが、各々が背負った宿命はあれど、同じヒトなのだと思い出させてくれる。]
……そう、でしょうか…っ
はい…そうですよね…わたし、泣いちゃいけないのに…
[アリーセさんのほうがつらいはずなのに、と言う言葉は、心の中だけで。
そっと腕を解き合う頃、眼帯の下に指を入れて、ディークが拭ってくれた後からまた濡れてしまった目尻を拭う。]
……リヒャルトさん…
[>>122 リヒャルトの冷えた声も、今は悲しくて。
そっと手を開けば、リヒャルトの目に、彼がフレデリカに贈った青い石が見えただろうか。]
埋めるのか、運ぶのか、どっちだ?
[どっちにしても、手伝うことはできる]
それと、崩落させるな。
別に怒るなとか憎むなとかそういうこというんじゃねー。
[自分にも経験があることだ]
時がくるまで溜め込んでろ。
― 第一層・北行き止まり ―
[リヒャルトの嘆き、憤りは、唇を噛んでやり過ごす。
その一端を、可能性を知りながら看過してしまった罪悪感も確かにあったから]
……この音は?
[ふと、壁>>122から響いてくる音が気になって視線を巡らせた。良くない兆候のような]
[フレデリカと話ながら、ふと視線を遠くに投げればウェルシュが見える。
そこにたどり着く従兄弟達。ヴィッグと、従兄弟が呼ぶ声が聞こえた>>38]
……。
[>>39何度も呼ぶ従兄弟の声に、眉を下げた。
下げたまま、笑った。ほんの少しだけ。]
………後から来るのがほぼ全員だったら、
遭遇すんのはさすがに勘弁だな。
隠れながら、時々仕掛けんのがいいかねえ。
[向こうにはまだ、アデルがいるが、数の面で言えばこちらが圧倒的に不利だ。老人には聞こえぬよう、そっと囁いた。]
………そんなに呼んでも、生き返りゃしないわよ。
[馬鹿ねぇ、と。
落とした声は辛うじて震えるのを堪えた。
ふっ、と。
息を吐き、目を閉じて。
再び開いた時には、笑みは苦笑へと変わっていた。]
― 第一層・北行き止まり ―
[ディーク>>126には、集落で見せていたような怯えとは無縁の静かな表情で微笑みを返し]
泣いちゃダメって言ってるんじゃないのよ。
泣いてもいいけれど。泣いてるだけじゃダメって。
もちろん、私もだけどね。
[離れる直前、目尻を拭うシメオン>>128の頭を撫でるために手を伸ばし。
それから、ああ、と理解の息を吐いて、リヒャルトが落ち着き移動できるようになるのを待った]
……あら、流石に隠れるのは止めたのね。
[ま、当然かと、ウェルシュの宣言を聞く。
>>71裁きと言われると軽く肩を竦めた。]
神様はやっぱり怖いわねぇ…。
[くわばらくわばらと、ちっとも怖がる様子は無いが。
揺り籠、と聞けば軽く目を細める。
恐らくは一番下層の事だろう。
第五層、ローゼンハイムがウェルシュを見つけた、不可思議な場所。
あれは黒竜とはまた毛色の違う、変わった場所だ。
アーベントのいとし子との声に、動揺するような従兄弟には、
まだ起きてないのねぇ、と溜息一つつくばかり。]
ま、でも。
あんまりあちらさんが固まって動くようなら、
一人で突っ込んでくかなー。それもありだなー。
[無謀。短気。単純。]
/*
カークさん、希望出してるのに中々移動しなくてごめんなさ!
ていうか今日はもう二層目突入してる日なのに、待たせてる皆様すみません(汗
下に降りたら、早めにはぐれておこう。
ツィーに剣を託すのは失敗しそうだけど。シェイ君に遺言できれば大丈夫かなかな。
成長するのはいいことだが、そういう意味でいったんじゃねえよ。
遺体になれるのは感心しないってことだ。
それにだ…出来ることってのはなんだ?
[出来ること>>92といっていたのを思い返しながらアリーセ>>131に聞きながらすっと目を細めて]
殺すこと。なんて決めたのか?
……ああ、そう、だな。
もう、誤魔化しも効かぬだろうし……真っ向から相手取るのは危険だろう。
奥へ──『揺り籠』への到達を最優先しつつ、単独で数を減らすが、得策……か。
[完全に覚醒したなら、全員を相手取るのも不可能ではないかも知れないが。
今は、それも叶わない、とわかっている。
だから、その提案>>*18に異を唱える必要性は感じなかった]
― 第二層:鉱山夫の墓所 ―
[仲間の眠る地だから、と老墓守は笑う。>>123
彼もまた、かつては鉱山夫をしていたのだと。
落盤の後に現れた、奇妙な化け物に襲われた時に一人で先に逃げて、それで生き残ってしまったから。
せめて最期までここにいよう、と。
綴られる言葉に、どこか、何か、複雑なものを感じつつ]
……あの。
さっき、呼んでた名前、って……。
[ぽつり、と問う。
この問いに、老墓守は墓碑のひとつに視線を向けて、一つ息を吐いた]
[ここに来て二度呼ばれた名は、異変で命を落としたという若い鉱山夫で。
子供が出来たと張り切っていた矢先の死が痛ましくて、忘れられないのだという。
彼の妻は、夫の死を信じられずに鉱山の奥へと向かい、腹を裂かれた状態で発見された。
今は同じ墓碑の下に二人で眠っているが、妻が宿していたはずの子は、胎内から消えていたという。
その話が、何故か、引っかかった。
何がどう、と。
いうわけでは、ないのだけれど]
……そう、ですか。
[上手く表せない感情が、満ちて。
示された墓碑にしばし黙祷した後、老墓守に一礼して、その場から逃げるように歩き出す。
道を聞く、とか、自分たちの事を口止めする、とか。
そんな風に、頭は回らなかった]
/*
アッー!
そうだ、ウルズさんもだけど、シェイ君も能力発動というか、占いのためにこっち来るの必須だったんだ…!
うわぁん、あの一言は邪魔でしたね。ごめんなさーい!
[>>131 アリーセにうなづく]
はい…ほんとうに…そうです…。
わたしは…まだ、生きているから…
[ぽつりと、零す頃には、涙は止まって、頬に残る泣きあとだけが残った]
……できれば。
それは、避けてもらいたいんだけど、ね……。
[へんにゃりしながら突っ込んだ。>>*20]
単独でも、それなりの使い手も多い以上、リスクはあるはず。
それなのに連携されたら、かなり厳しい……危険、だろうから。
え…
ウェルシュ、さん、に?
[上官が口にした名>>+14は、思いも寄らぬもの。
けれど、そうだ。
さっきカークは、自分の心臓を食らうに躊躇いをみせていた。
それなら、ローゼンハイムの心臓は─…共にいたウェルシュしか有り得ない。
そう思い至れば、全身に冷水をかけられたような心地になった。
次いで言われた、黒い方というのが何を指すのかはすぐには解らなくて。
頭の上に置かれた手にあるはずのない温もりを感じながら、上官の言葉>>+15>>+16を聞いた。]
ち…がう。
違うよツヴィンガーさん。
まきこまれたのは、僕たちだけじゃ、ない。
だって。
[あれはただの、生理的な拒絶反応でしかなかったかもしれない。
でもあの時、人の命そのものを食べながらあの人は。]
― 第一層北の行き止まり ―
[倒れていたのはフレデリカ。また、人が。
人のつけた傷?]
なん――で……
[呟く言葉は小さく小さな。
カークの名前が聞こえた。
それも立ち尽くす原因のひとつで。]
うそだ
[頭の中がが動きすぎて、動いていない。
けれど、ローゼンハイムの時と同じく。故人を思う余裕は今はなかった。
身体の中で風が暴れるような感覚。
シメオンとアリーセのやり取りは見ていただけだ。]
カークさん、泣いてた。
僕の、心臓を食べながら、泣いてたんだ。
血も、肉も、飲み込んで。
自分のこと、化け物だって、言ってた。
自分の意思でやったのなら、あんな、言い方。
あんな風に、言うはずない。
[きっと、ある種の生贄なのだ。
カークだけでなく、きっとウェルシュも。
実際にはどうなのか解らない、本質も知らない。
でも、そうであって欲しい。
そんな気持ちで、上官を見つめて。]
― 第一層・北行き止まり ―
それは、まあ。そうだけど。
いつまでもキャーキャー言ってられないでしょう、この状況。
[ディーク>>133に最初はわざと軽く答えたが]
……いいえ。
無闇にそうするつもりは、ありません。
[殺す覚悟を決めたのかと言われ、表情を引き締めて返す。
けれど、否定に首を振ることも、なかった]
私には、私だからできること、もあるはずだから。
希望の光のために。
[そう。囚われても輝きを失わない、
…あれが爪痕だったのは、俺も確認した。
なら、獣に殺された後に心臓を抜き取ったか、それとも、ヤツが獣にでも変身したか。
[つい先刻まで仲間として居た男への物言いに思うところがないではない。
しかし大切なものをいとも容易く奪われたことで、親しみが嫌悪に、信用が憎悪に取って変わられる。]
[――シ…]
…………心臓を、何処へ隠しやがった。
[答えは返らないだろう、とも、思う。]
[血の気の失せたフレデリカの頬を見詰めていたが、
イリスの掌の上に在る石>>128を認めると青を細めた。]
…… それは。
[細い首、白い胸元に革紐が残っている。
その先に在る筈の石は今、目の前に在る。
フレデリカの末期の頼みも、カークの手でそれがイリスに託された事も知らない。
大方、揉み合っている最中にでも落ちたのだろうと見当をつけて。]
俺が昔、フレデリカに渡した物だよ。
…彼女と一緒に眠らせる事が出来るのならばそれが良いのかも知れない。と、思ってた。
拾ってくれたのか。
[僅か語尾上げ、イリスに問うた。
石を返されるようなら受け取る心算だ。]
― 水場 ―
[他を待つ間、目まぐるしく起きた変化について考える。
ウェルシュがシュトラールと名乗り、自分をアーベントのいとし子と称した]
(俺が、『
『
彼らは今でも血脈を継ぎ、存えていると聞くが…)
[それが自分と直結させるにはピースが足りない。
ただ、シェイが言った”同胞”と言う言葉が引っかかった]
(もし、あれが『
シェイもそうだと言うことになる。
……後で、聞いてみるか)
[アデルとの話が終わってからでも訊ねてみようと。
それを聞いてから考えることにして、思考を一度中断した]
[思考の間に起きた周囲──壁の震えに一度瞬く。
アデルも何か感じたのか>>137、こちらへと問いかけてきた]
岩が、震えて……いや、でもこれは。
自然現象ではない、な。
どこかで岩壁に負荷をかけてる。
多分、何かの、魔法じゃないかな。
魔法と言うか、魔力そのものか?
[岩壁に手を触れながら発生源を探るが、どこまで探知出来ただろうか]
[……]
[――パシ… ビシッ]
――済まない。
勝手に力が放出……されて。
[今までに無い現象なのだ、とディークに告げる。
理論では知っている魔力の制御を試したがダメだった、と。]
止められないんだ。
でも……崩落は、しない。
させない。
[然程年の変わらぬはずの青年に釘を刺され、出来るだけ感情乗せぬ表情を向ける。>>129
彼の過去は知らないが、死を超えて来た者の顔に似ている。]
[どうするのかと問われるのには。]
こんな場所に埋めるのは可哀想でね。
……適度な場所が見付かるまで、運ぶのを手伝ってくれるか。
[血で張り付いた金糸を除けてやりながら、
フレデリカの遺骸を見詰め、そう返した。>>129]
[カークは既にこの場を離れていた>>33。
この場に残ったのは、自分の骸と、少し離れた所にいるディーク、と。]
シメオン、さん…
[頬を血に染め、泣いている、彼女>>44。
彼女に託された青のような、綺麗な涙がぽろぽろとこぼれ落ちていく。
解ってた、信じたかった。
その言葉の意味は解らない、解った所でもう何も出来ない。
ただ。]
…悲しませて、ごめんなさい。
[友達になれると思った、その言葉に強く胸を締め付けられた。]
― 第一層・北行き止まり ―
シェイ君。大丈夫?
[リヒャルト>>144とシメオンが、リカの守り石をやりとりするなら、邪魔にならないよう更に離れて。
後を追ってきたシェイ>>140を見て小首を傾げた。
ただ、近寄れなかった。いつものように撫でられなかった。
今触れるのは危険だと本能がどこかで囁いていた*]
さすがに、難しいだろう。
……むこうも分かっているなら、連携を崩すとも思えないし。
[大げさなため息と共に、こう言って、それから。>>*22]
……何れにせよ、無理だけは、しないで。
[小さく紡ぐのは、信を込めた祈りの声]
[>>143 僅かに上がる語尾に、ふるりと首を振った。]
……渡されました。
フレデリカさんから、壊してくれって、頼まれたと。
他の人がやったほうがいい、って…
[リヒャルトの手に、小さな石を渡す。
皆が来る直前にカークと言葉を交わしていたことを聞いて、激昂しているリヒャルトはどう思うか。
何故報いを与えなかったのかと、罵られても当然だろうと思う。
嘘は、つけなかった。]
シュトラールー。
どしたー?
[ウェルシュのやや後ろを歩く男の声は、空気が読めてないくらいのん気な物である。
けれど、どこか様子がおかしいのは察せられて。]
[フレデリカとカークのやりとりの、初めの方は見ていなかったので
彼女がローゼンの死について答えを導き出した事>>+20までは知り得なかったが。
酷いという言葉には>>+21、ひとつ息つくだけだった。]
そうね。
そういう生き物だから仕方ない…なんて、
そんなモンで割り切れるもんじゃぁないわねぇ。
…ごめんなさいね。
[微かに苦みを乗せて、そう呟いていた。]
元は人間だからねぇ。
ウェルシュも最初の動揺からして、ここに来る前に人を襲った事なんて無いんでしょうし。急に化け物になれって言われても、頭が追いついてないんでしょう。
[その想いも、どこまで持つかは分からないが、とは口にしないが。
自分の意志でないと>>+23、痛切に訴えるフレデリカには、少し目を伏せながらも、彼女から視線を逸らす事はせずに、緩く首を振った。]
……どうかしら。
少なくとも、誰かに操られてという事はないわ。
だからあの子らは、その心の内やら過程はどうであれ、
間違いなく、自分たちの意志でやったのよ。
……泣いてたって言うのなら、尚更ね。
泣いて苦しくても、自分たちで考えて、選んだ意志を貫き通したのよ。
……それを否定しては駄目よ。
[フレデリカの涙を拭うように目の下を拭いながら、子供に諭すように言い聞かせる。]
白竜の左目 ウルズは、白竜の守護者 タイガ を投票先に選びました。
ただ、巻き込まれた、というのは否定しないわ。
全ては黒い竜と白い竜の戦いの為に…ね。
だから誰が悪いのかと言われれば、竜が
……つまるところ、神様がが悪いって事になるわねぇ。
おう。
無理そうになったら逃げるから。
全力で。
[自分が、数少ない黒竜の眷属なのはわかっているので。自分の命を捨てるような真似はするまいと…決めておいた。]
― 第二層:墓所南西の通路 ―
[墓所から伸びる道の一つを辿り、途中、は、と息を吐く。
今聞いた話が、頭から離れない。
それが、これまで全く触れる機会もなかったもの。
自分の出生の一端とは知らぬまま。
ただ、なんと言うか──哀しい、と。
そう、思えて深く、ふかく息を吐いた]
あ……いえ。
なん、でも、ない、よ?
[のん気な響き>>150は、返って気を鎮めてくれて。
振り返り、微か、笑んだ]
ただ、少しだけ。
妙な感じが、した、だけ。
大丈夫。
適応力がいいのは、いいことなのか悪いことなのか。
[軽く答えるアリーセ>>141に少し呆れたようにいいながらも、目は細めたままで]
そうか、それをアリーセが決めたなら、それでかまわない。
お前の手は血で汚れるものではなく鉄を鍛えるものなのだろうからな。
[甘いという響き。だが情けないとも言わない。そんなどちらにもつかない態度でいう]
…あら、ちゃんと遺言は聞いてくれるのね。
[そういう所は素直で良いわねぇと、
マカロン一つ持っていく>>73ウェルシュにはにこり笑う。
残りをタイガらに渡す様子もちゃんと見ていた。]
無駄にならずにすんで良かったわー。あれけっこう高いのよ…。
一日限定[19]セット販売で、買うのも苦労して…。
[とか何かぶつぶつ言った。]
アリーセ殿も気をつけて。
[先を急ぐリヒャルトと追いかけるアリーセを見送る]
シェイくん。お願いね。
[気をつけろ、その言葉には頷いて、アデルと共に西の通路へ]
[彼女に近寄ってきたディークの、静かな声。>>95
彼女の頬についた赤を彼が拭き取るのを見て少し、ほっとした。
目の見えない分、四感は過敏にもなっているだろうし─…白くて綺麗な彼女に、あの赤は似合わない。
だから、座り込んだままの彼女が既に骸である自分の頬を撫でる>>101のは、少し申し訳ない気持ちになった。
自分の骸に触れれば指先が汚れてしまうから。]
…それは、僕の、仕事だったから。
でも───…そう思ってくれて、ありがとう。
僕こそ、素敵だと思ってた。
シメオンさんも、ウルズさんも。
[泣きながら、石に問う彼女を見つめながらそう、返した。]
………。
[フレデリカが頼み、イリスに手渡した相手は共通している。
奥歯をぎりと噛み締めるが、彼女を責める事は出来ない。恐らくは、ディークや自分たちが追いつくまでの間、状況の把握が遅れたのだろうと推測出来るゆえに。
それに、イリスがカーク側の人間でありその上で演技をしている可能性も、短い付き合いながら否定出来る気がしたから。]
……そうか。
なら、俺が預かろう。
[手渡された石は、燃えるように熱く感じられた。
知らず、足元の岩壁に爪を立てていたらしい。
フレデリカの血か、己自身の指先から流れ出た血か、もう分からなくなっていることが酷く哀しい。
感情を隠し込むように天青を伏せた。]
獣に変身か。でも今回は剣だったのは…いや、ここで言ってても仕方ないか。
[わからないことは考えても仕方ないと増悪を乗せるリヒャルトの言葉>>142頭を緩く横に振る]
心臓なんてほいほい持ち歩くなんて邪魔だろう。
あるとしたら儀式なのか、宗教なのかまではしらねーけど
[求めている答えとは違う感想のようなものを述べる]
ううん。
ツヴィンガーさんの、せいじゃないもん。
[上官の謝罪>>+25には、しっかりと頭を振る。
彼の使命は知らなかったが、知っていたとしてもそうしただろう。
続いた言葉、緩い否定>>+26>>+27には、でもと言いかけて。
けれど自分達の意思だったのだと言われれば、言い募る言葉など出てこなかった。]
別に感情を止めるなとはいいたくはないんだがな。
[苦笑した。わかったようにいいたくもない。
だからといって崩れるのは勘弁願いたい。一度息を吐き出すと、近くの壁に六指を浸すように突き立てる。
一見しただけで何をしたかはわからないだろうが、しばらくすると僅かに揺れが治まる]
んじゃ、運ぶか。いつまでもここにいるわけにもいかねーだろ?
[そういって先を促す。
前衛が少ないから手は空けておきたいところだが、イリスやアリーセ、立ち尽くしているシェイ>>140に頼むのも酷だと、フレデリカの亡骸を運ぶ手伝い>>147に応じた]
― 水場 ―
[ツィスカ>>138には、どうぞ、と笑みを向けて。
アデルの言葉>>151に一つ頷く]
何かが外からぶつかるんじゃなく、壁の中から負荷が掛かってる感じだ。
あるいはそう言う類の魔法か…。
ここからは少し離れていそうだな。
…今のところ、崩れるまでは至らないと、思う。
[負荷は掛かっているものの、それは音が鳴るに留まっていて。
崩れる時の岩の咆哮は聞こえてこない]
…そうだな。
アデル、リヒャルトさん達がどこに向かったか分からないか?
こっちから合流するのも考えた方が良いと思うんだが。
[先へ進みたいと気が急いているのもあり、そんなことをアデルに問う]
……神様、が。
[上官の言葉>>+28、彼の指に拭われた涙の残りを自分の袖で擦って。]
こんな、ひどいこと、するなんて。
させるなんて。
神様って、意地悪。
[そこで一旦言葉を切って。]
ツヴィンガーさんのマカロン、もう食べれないし。
[ぶつぶつ言ってる上官>>+29を見上げて、拗ねたように言った。]
[>>159 ぎり、という音の後に、覚悟していたような言葉が続くことはなかった。
石を受け取る指からも、血の匂いがした。
―――どこもかしこも、血の匂いが充満していて。
先程のカークの時のように問うことはせず、手渡す時に、黙って止血程度には効果のある治癒をかけた。]
はい…
フレデリカさんの願い…かなえるのは、リヒャルトさんしかいないとおもいます。
[それからディークが>>162 先を促すのに、漸く立ち上がった。]
行きましょう…出口を、さがさなくては
[この、酷い運命からの―――]
― 第一層・水場 ―
離れているか、そうだな私もあまり感知出来ないし結構遠い感じはする。
タイガが崩れないっていうのなら大丈夫か。
[タイガの問い(>>164)には困ったように眉を下げ。]
ここに来る途中で道が三つに分かれてる所あっただろう?
ここが西側で私とウルズさんはそこを来たんだ。
リヒャルトさんとシオメンさん、アリーセさんとシェイが北に。
待っていれば来ると思うんだが。
魔法で戦っているとかそんな気配ではないんだろ。
あまり無駄に動いて体力を消耗させるのも…。
[言いながらフランツィスカとウルズへと視線を向ける。
タイガが行くとなれば置いていく選択肢はない。]
宗教儀式―――……
[ディークの言葉>>160は何故かすんなりと腑に落ちた。
腑に落ちたとて異常な事態であり、近しい者らが災禍に見舞われたことが変わる訳でもない、楽になるわけでもないが。
ウェルシュから借りた文献の文面、不吉な誘いが浮かんでは消えた。]
……脚の方を頼む。
[応じてくれたディーク>>162には、短くそれだけ告げ。
イリスやアリーセ、シェイに合図をし、共に水場に足を向ける。
足取りは重く、時々聴こえる会話に耳傾ける余裕も無かったが。]
― 第二層:墓所南西の通路 ―
見えない、って言われても。
俺は、ほんとう…………にっ!?
[他に言いようがないのだが。
どう返したものか、と思案していると、頭の上に手が乗って。>>157
まさか、と思う間もなく──ぐしゃぐしゃわしゃわしゃ、とされた]
宗教儀式―――……
[ディークの言葉>>160は何故かすんなりと腑に落ちた。
腑に落ちたとて異常な事態であり、近しい者らが災禍に見舞われたことが変わる訳でもない、楽になるわけでもないが。
ウェルシュから借りた文献の文面、不吉な誘いが浮かんでは消えた。]
……脚の方を頼む。
[応じてくれたディーク>>162には、短くそれだけ告げ。
イリスやアリーセ、シェイに合図をし、共に水場に足を向ける。
足取りは重く、時々聴こえる会話に耳傾ける余裕もまた、無かった。]
……っ……だーかーら!
なんで、撫でる!
[皆して、という言葉は飲み込んだが。
この調査に出発して、この島に来て。
撫でられるのは、これで何度目だったろうか、とか。
一瞬、そんな事を考えていた。
それでも抵抗らしい抵抗をしないのは──多分。
こんな事で一喜一憂できる時間は、もう余りない、と。
そう、感じていたから]
[もう、泣かないつもりだった。
だから、気持ちを切り替える為の愚痴を言ったつもり、だったのだけれど。
足音が聴こえ。
程なく、その姿が見えた。]
…、リセ。
[どうしてという呟き>>84、向けられた先が違うとは知らず。]
ごめん、ね。
[ぱたり、涙が落ちた。]
/*
一層と二層の温度差がひどいとおもうわけで。
まあ、なんだ。
犯人、見た目お気楽モードなのは申し訳ないっ……!
三次覚醒までくると、後はほんとに進むだけ、だからなぁ、この子。
[もう一つの、足音は。
顔を見なくても、誰か解った。
いつもなら、普段なら。
その顔を見ただけで、嬉しくて自然と笑顔になって。
でも、今は。今だけは。]
ル、ト。
[その顔>>113を、見たくなかった。]
/*
うーん。さいてーさんは仇敵とか結んだりする辺り、ただ見届けるだけのやつではなさそうなわけだが、どうしたものか。
生きてたら答えてあげるんだけどねぇ。
ウェルシュがシュラーフェンの魂を宿してることとか。
……他にも色々。
[他、とはウェルシュを手繰った時の事に他ならない。
決して目の会う事無くなった従兄弟の方を向いて、
>>94どうすればいい、との呟きには、呆れたように溜息一つ。]
アンタ大人なんだから、それくらい自分で考えなさいよ。
[至極尤もな言葉をかけるも。]
…まぁ、アンタのお母さんの事知らないなら仕方ないけど。
それでも半分目覚めてるんだしねぇ。
あとちょっと、考えて…頑張りなさい。
[フレデリカの方に来れば、シメオンやディークの様子も見える。
違う所を見た。来るのはもう一人の部下と、もう一人の部下にそっくりな彼女。
怒りの声と嘆きが聞こえるのはもうすぐか。]
そう。それに長く持ち歩いても腐ってしまうしな。
[リヒャルトの思いはしらない。ただ浮かんだことを口にしてるだけというように。]
ああ、んじゃいくか。
[短く告げる言葉に嫌な顔もせず、フレデリカの亡骸の脚を持ち、水場へとむけて歩き出す]
…ありがと。
[>>+31自分のせいじゃないと、
おそらく自分について深く事情を知らぬだろう彼女が言うと少し苦笑した。
そして、礼を言った。心からのそれは静かにあたりに響いて行く。
同時に彼女の優しさが、少し染みる。
まだどこか納得していない様子には、今度はまた頭に手を当てて。]
だ、め。
さわったら、よごれちゃう。
[幼馴染>>114に声が届かぬと分かっていて、それでも止めようと彼の身体に手を伸ばして。
その手が、身体が、彼を透り抜けてしまった瞬間、目を見開いた。
当たり前だ。
もう、死んでしまっているから、触れなくて当たり前、なのに。]
る、と…
[もう、触れられない。
そう思った刹那、苦しさに息が詰まった。]
[……]
[――パシ… ビシッ]
[ビシ ピシイッ――― ゴォン―――………]
[一同が北の空間を離れ、南西の水辺に向けて進路を取って暫くののち。一際大きな音を立て、微動は収束した。
落盤には至らないが、方々に走った亀裂から拳大の岩が幾つか地に落ち、砕け、土と化す。
岸壁に突き立てられた指の意味も、彼が六指持つことも、魔力の主は知らぬまま。]
― →第一層・水場 ―
自分の意志でやった事を、違うと言うのは可哀想よ。
起こしてしまった事…この場合は人を殺したこと、かしら。
それをを否定するのとは違って、
その人の自身の事を、否定する事になるからね。
[違うと否定する事が、彼女の優しさなら尚の事と
言い聞かせる声色は穏やかだ。]
それはその人に向けて、怒ったりするより酷いことだと、アタシは思うわ。
…あの子も生きてるんだから、そのうちに死ぬでしょう。
だから、もしいつか。
カークが死んで、また会えた時に。
思いっきり右ストレート入れてやんなさい。
[一瞬、口の両端上げて三日月に笑んで言った。
あ、これ上官命令だから、という時には、何時ものにっこりした笑みで笑っていたが。]
ホントよまったく。
あぁ、新作もう食べられないのよねぇ…。
[マカロン云々拗ねたように言う部下に>>+32
そこだけは全く残念だ、としみじみ口にした。]
[>>173 水場へと歩きながら、シェイの言葉に、少しの沈黙の後]
……わたしも、そう思いたかった、です…
[酷く痛むような声が、零れ落ちた]
― 水場へと向かう道で ―
[途中シメオンに追い付くと、]
なあ、
[詳しく先程の話を聞こうと袖口を引っ張る。
―――その時、内側からの風。
自分と彼女の周りだけに漂った風は、タイガの時と同じ空気に包まれた。]
―――!
[パッと手を離す。]
………… なんでも ない
ルト。
[激昂する声>>115。]
…ルト。
[自分の骸から広がる赤い水溜まりを叩く音。]
ルト……!!!!
[幼馴染を、呼ぶしか出来なかった。]
そうじゃなきゃ、女一人で生きてこれません。
周りの人の助けもあったからこそ、だけど。
[軽い口調も使うのは、自らを奮い立たせるためだ。
そんな虚勢も、ディーク>>154には見えていたことだろう]
……ディークさんらしいなぁ。
[どちらともつかぬ態度に、苦笑しながら頷きを返した。
別に殺さないといっているわけじゃない。相手が聞く耳を持たないのならそれも当然手段の一つと思っている。
何より自分が作るのは、武器だ。何かを傷つけることを目的とするものだ。そこを忘れたことはない。
ただ、それでもまずはと思ってしまう……甘いのは否定できなかった]
うん。でも、シメオンさんは嘘ついてないと思うよ。
[シェイ>>173に言って]
私が後ろ警戒するから、シェイ君はシメオンさんの近くに。
[水場へと向かった]
勘違いだったらいいんだがな。いっそ、全部夢とか…な。
でもあいつ逃げていっちまったし。
[ありえないことだがと内心でつぶやきながらシェイ>>173に事実であると答える。
岩壁はえらいことになり、風がやまない。ちょっとしたことで被災地になりそうだ。などと思った]
― 水場 ―
ああ、あの道を北に向かったのか。
確かに戦ってるような気配はないが…。
[アデル>>168の言ってることは理解出来るのだが。
そわりと、視線は奥へと続く道がある方へと向く]
[その最中、岩壁から小さく啼くコエが聞こえて、僅かに身を強張らせた。
崩れたか、と思ったが、その規模>>175は小さく。
僅か、安堵の息を漏らす。
改めて地質を確認したが、それ以上は崩れる気配がしないため、もう大丈夫だろうと判じて岩壁から手を離した]
― 第一層:水場 ―
済まない――…遅くなった。
[水場にはタイガ、アデル、ウルズ。
第一声には合流が遅れた詫びを告げる。
何を言うべきか一瞬の逡巡があったが、運び込まれた小さな亡骸を見れば、何が起きたかは一目瞭然だろう。
カークがこの場に留まるとは考え難かったから、両手はフレデリカを抱え上げることだけに集中させていた。]
これは………?
[未だ生々しい血の痕が水場に残るのを認め、眉間に深く皺を刻む。一同を見回す視線は半ば問い詰めるかのよう。
状況の把握と、今この場に居ない面々のこと。情報交換に暫しの時間を費やすことになるだろうか。]
……好きじゃない。
[嫌い、とは言わなかった。>>172
ただ、悔しいだけ。
目標とするものに、届いていない、と言われているような気がするから。
何だかざっくり刺さるものあってか、言い方は多分に素っ気ないものだったが。
それでも、第三層への道を垣間見れる位置まで来れば、多少の気を取り直して]
……人がいるからか、何かしらの力が働いているか。
いずれにしても、下層から上がってくるものは少ないか、いない……か。
……少なくとも。
この三層への坑道は、何かが通らなくなって久しい、と見れそう、かな。
足跡や、それに類するものが、見当たらない……。
俺らしい。ってどういう意味なんだか。まったく
[僅かにそんな軽口をアリーセ>>178返しながら、やはり甘いと思いつつ口にはせず水場へとむかった]
― →水場 ―
[嘘はついていない。]
でも、カークだってあんな事するやつじゃない…!
――――…するやつじゃ…
[自分の知るカークなんて、ほんの一部だ。
それを断言なんて、本当はできない。
でも。
例え逃げても。
例え嫌な顔をしても。
無視なんてしなかったし、なんだかんだで付き合ってくれた。
体質への興味という最初の目的は確かにあったけれど、いつの間にか追いかけっこそのものが、楽しみにもなっていた。
水場へ向かう。この気持ちの表現方法を、探しながら。]
[>>180 袖を軽く引かれる感触に、シェイへと顔を向ける。
…ィン…
その瞬間、ふわりと感じた心地よい風と、同調のような音。
一瞬のことで、勘違いだろうか、と少し首を傾げるにとどまる。
ぱっと離れた手と、なんでもないという言葉に対してそうしたように見えただろうか。]
…そうですか?
此処に来て、いろいろありすぎてますから…
[一度立ち止まり、離された手を、包むようにして掬おうと伸ばす。]
何か悩んでいるのなら、決して一人で悩まないでくださいね。
[心配そうに言って、伸べた手が拒まれなかったのなら、そっと離しただろう。]
[上官からの礼>>+37には、幼さのみえる笑みを返した。
頭に手を置かれた後、諭されるように告げられる言葉>>+39には目を伏せ。
けれど、その穏やかな声音は胸に確りと染み込んだ。
一端言葉が途切れ、見上げた上官の浮かべた笑み>>+40には、ぱちり瞬いた後。]
わかりました。
[にっこり、満面の笑顔を返した。
しみじみとした後悔>>+41にも、つい笑ってしまったけれど。
リセ達の姿に、表情を翳らせた。]
― 第一層:水場 ―
[此処も、血の匂いに塗れていた。
すでに、嗅覚が麻痺しかけている気がする。]
……まさか、ここでも…
[知覚は、ローゼンハイムを埋葬した時と同じ意匠の墓があることをとらえる]
……どなたが…
[この短時間ですでに3人が命を落としている。
呟きがどこか茫然とした響きを伴うのは、当然ともいえた]
[シメオン>>103とアリーセ>>120の会話は、耳に入らなかった。
幼馴染の激昂が、辛過ぎて。
聴こえていたなら、嬉しいと返していたのに。
僕も、シメオンさんとお友達になりたかったって。
調査を終えて、離れる時。
お友達になってくれたらって、言いたかったと。
絶対に、返していたのに。]
― 第一層・水場 ―
[あまりこちらの言葉に納得していなさそうなタイガ(>>182)にどうしたものか、と迷っているとリヒャルト達が戻って来た。
運ばれてくるフレデリカの身体はぴくりとも動かず。
血に濡れて顔色からも血の気が失せたその様子から彼女の死を察する。]
彼女まで……。
[そっと目を伏せる。
白々しい言葉に罪悪感で表情が歪みそうだったから。
リヒャルトの視線が血痕へ向いているのが見え、ちらりとタイガを見遣り。]
ツヴィンガーさんが亡くなった。
私よりもタイガの方が詳しく知っている。
[説明を聞くならタイガに、とタイガを促した。]
― 水場 ―
リヒャルトさ───。
[やっと来た、と言った様子でリヒャルト>>184を見遣るものの、その手に抱かれた姿に眼を見開いた]
…そちらでも、何かあったのですね。
[それだけを紡いだのは、詳細を問うのを憚られたからだ。
リヒャルトの雰囲気がいつもと違うように思う。
フレデリカの骸を考えれば、それも道理と言えようが]
──こっちではヴィッグ兄、……ツヴィンガーさんが殺されました。
さっき、埋葬したところです。
[感情を押し殺し、問い詰めるようなリヒャルトに端的に返す。
誰にと問われるなら、またシュトラールの名を出すことになる。
どうしても、ウェルシュだとはっきり口にすることは出来なかった]
私が来た時には、もう。
シュトラールはこの先へと進んだようです。
ルト。
[幼馴染の名を呼びながら、胸の中で、謝り続ける。]
ルト。
(ごめんね。──もう、約束守れなくて。)
ルト。
(ごめんね。──そんな顔、させて。)
ルト。
(ごめんね。──悲しんでくれるの、怒ってくれるの。
うれしいなんて、思って。)
― 第一層・水場 ―
[ディーク>>186には曖昧に笑って誤魔化した。
思惑の知れぬ恐ろしさと、拒まず受け止められるありがたさと。この気持ちを言葉にするのは難しかったから]
うん、カークさんだって。
[移動しながら、シェイ>>187にもう一度頷く。
声なき声の、もう一つの名前を心の中で反芻しながら。
後方の音>>175に警戒するも、追い立てられた何かが襲い来る気配もなく。そのまま、水場に到着して。
そこで亡くなったのはツヴィンガーだと聞き、暫し瞑目した]
……。
[リヒャルトらが合流すれば、そこにはシェイの姿も見えて。
銘々がフレデリカの死に対する反応を見ていた。
リヒャルトの当然のような怒りも、
カークと懇意らしいシェイの困惑も、
友を失ったアリーセの涙も。
ただじっと、じっと見つめていた。]
(あの方も、同じように見ているのでしょうね。)
[あの神が見ていないはずがない。
それに対して、また一人彼女は呟いているのだろうか。
あの時のように、ささやかな憐憫を紡ぎながら。]
― 水場 ―
[到着してみれば、タイガにアデル、ツィスカにウルズがいた。血の香りとともに]
そちらでもってことは、そっちでもってことか。
[タイガ>>192の話を聞き、説明を聞くならタイガにというアデル>>190に従い説明>>193を聞き]
は…?シュトラール?って…黒竜の…だよな?
[意味がわからないというように、呆然と呟く。
こちらの説明はリヒャルトがするか。しないのならば、カークがフレデリカをなんらかの理由で殺害したというようなことを説明するだろう]
― 第一層 水場 ―
[辿り着いた先で聞いた話に、]
は、はあ…!?
なんの、じょうだん
――――冗談のオンパレードじゃねえか、こんなの
ツヴィンガーが殺されたとか!
カークがフレデリカを殺したとか!!
/*
>>184
Σしまああああああああああ
ツィスカも居る(よね)のに、打っている間に削れてしまtt
ごめんなさいごめんなさい。
[べしゃー、と土下座]
[>>195 後で話がしたい、というのに、先ほどから青ざめていた顔に、安心させるように微笑みを乗せる。]
はい、わたしでよろしければ。
[顔まで逸らされたのでなければ、視線が逸れたことには気が付くことができなかった。]
[タイガの許しに、祭壇の前に跪いた]
何故、でしょうね。
なんで……こんなことに。
[水神に祈ろうとして、手が止まる。
それではツヴィンガーは、彼女の神の元にはいけない気がした。かといって、シュラーフェンへの祈りの言葉も聖印の切り方も、わからないから、ただ、手を合わせて、祈りを上げた]
あ…れ?
[何度名を呼んだか、ふと、いつからか壁から響く音>>122に瞬いた。
何だろうと思う間もなく、幼馴染の声の温度が下がっている>>142のに気付いて、眉が下がる。
遅れてやってきたシェイが立ち尽くす>>132のにも、最初気付かず。]
──…ルト。
[シメオンの手の中、カークに託し彼女に渡った青を見た彼の表情に、目を伏せた。]
[水場につくと、残った面々を確認する。
そうして、タイガの方へと向くと]
タイガさん……
お辛い時だとは思います。
けれど、ひとつ聞かせてください。
この鉱山は、何かおかしいです。
あなたの師は―――ローゼンハイムさんは、何か…なにか、あなたにお話ししておりませんでしたか?
[静かに尋ねる。
彼の様子から、あまり多くを期待しているわけではなかったが。]
/*
とりあえず、死んでまで、ツヴィンガーを女だと思っているウルズさんです。
多分性別間違う組は、全員間違えたろうと思う。
[振り返れば、自分の遺体がタイガが掘られた穴に埋められていった。]
死体の処理まで考えてなかったからねぇ…。
手間かけさせて悪いわね。
[>>99そこにはごめんねと届かない囁きを投げて。
おそらく無意識だろう、小さな祭壇が出来上がれば満足気に笑んだ。]
ふふ。立派な墓作ってもらって良かったわ。
本当なら、墓に入れてもらえない死に方してたからねぇ…。
― 第一層 水場 ―
ツヴィンガーさん……。
[歳ばかりが判断の基準となるわけでは当然ないが、やはり年上の存在というのは心強いものがあって。隊長であるローゼンハイムは何かと忙しくもしていたから、何だかんだと頼りにしてきたところがあった。
腰のポーチから白い布を取り出す。
集落で洗濯しておいたが、うっかり返しそこなったそれで。目頭をギュッ押さえた]
[思い出すのは自らが死んだときの事。
あの時は川に溺れて流されて、体はぶよぶよに膨れ上がり、仕舞いには溶けるか魚の餌になって、骨しか残らなかったのだ。
神に拾い上げられて、身体を元に戻すのに、かかった時間は10年だった。
人として空白の時間。
その間、自分の意識は神と共にあり、
彼女の手の平から抜け出す事が出来なくなっていった。]
[それきり、涙はとまらずだまりこんだ。
今は何も言葉にならない。
移動くらいはできるけれど。
身体の中で暴れていた風はいつの間にか、止まっていた。]
え…
[ディークとのやり取りで、先程から聴こえる音が幼馴染の力によるもの>>129>>146だと知って彼を見た。
でも、それを問うよりも先。]
いい、よ。
僕はへいきだよ。
連れてってくれなくても、いい。
運んでる間に、おそわれたらどうするの。
[可哀想だという言葉>>147に、頭を振って止めようとした。]
ツヴィンガー…上官が。
[犠牲者が上官と知れば、天青はより長く瞼の裏に隠れる。
タイガの表情が休憩場とはまた異に感じられるのも、それ故かと理解する。彼もまた近しいものをふたり、喪ったのだ。
長く長く嘆息し、何とも言えぬ表情でタイガへと視線を据えた。]
……北の突き当りを西に。
その行き止まりで……殺されていたんだ。
イリスとディークによれば、カークの手に掛かった、と。
……シュトラール?
黎明の黒竜……… そんな、ことが。
[誰が、と問おうとして口を噤む。
この場に居ない者―― …それは。]
……シェイさん…
[>>206 言葉を継ぐことができず、隣で泣き出すシェイの手に、そっと触れ。
拒まれないならば、優しく握って手の甲を指で撫でた。]
[自身も、ウェルシュの名を出すことはない。
ツヴィンガーの遺骸を目にすることが無かったというだけで、様々な符号が明確に物語っていたのだが。誰がその腕を振り下ろしたのかを。]
埋葬をありがとう。
…な、フレデリカも此処に埋めて貰えないかな。
ツヴィンガー上官はフレデリカを可愛がってくれていたし、上官の傍ならば、俺も……きっとあいつも、少しは安心出来る。
[そんな望みをひとつ、口にして]
―――それで、追うんだろう?
シュトラールを。それに与する者を。
常識もなにも、もうねーな。
[嘆くようにいうシェイ>>198にひとりごちる。
視線を祭壇のほうにむければ、諦めのようなものもつく。ちょくちょくとした話し相手になってもらった相手、変わった喋りかたのおんぶ隊長には少し思うところはあったため、その分ながく視線が祭壇へと向けられていた。それでも祈りはささげない。
そして現在。ツヴィンガーがなくなった。この場にいないのは、カークとウェルシュ。
ならばシュトラールは……殺したのは―――]
― 水場 ―
…おそらく、は。
[ディークの言葉>>197に躊躇いがちに頷く]
本人が、そう名乗ったのです。
あまりのことに、追いかけることが出来ませんでした…。
[フレデリカについてはリヒャルトから改めて説明があっただろうか。
それが無くとも、シェイの叫び>>198もあったため、誰の手にかかったのかは知ることになる]
触れてはいけない領域に触れたから、死を以て贖わせたと。
シュトラールはそうも言っていました。
……何が起きているのか、まだ、理解出来ていません。
[そこまで言って、視線が地面へと落ちた]
[ツィスカの視線>>203に気付いたのは、情報交換を終えた頃だったろうか。]
……――?
どうした、ツィスカ?
[喪った幼馴染とそっくりのその娘の顔は、まだ直視するに難かったけれど。
済まない、と一言詫びて、何か言いたげな様子に声を向けた。]
師父から、ですか?
………20年前、この鉱山の一角に『何か』が落ちたこと以外は、何も。
ただ、この場にシュトラールと名乗る者が現れたことを考えると、彼に関する何かがあるのかもしれません。
[シメオンからの問いかけ>>202に、最初考える間が空いたものの、これと言って情報になるものは思い出せなかった。
その代わり、ここで感じたものについてを口にする]
[年齢的にも子供と取られて仕方ないのは事実だが。
釈然としないものはしないのだから仕方ない、というのはさておき]
……下層に行けば行くほど、『揺り籠』の影響が強い。
『躯』を守る、という命に殉じるものは、わざわざそれを犯して動く必要もないはず。
[そんな推測を述べつつ。
道を、という言葉>>194には、素直に頷き、それから]
退路の確保は、重要だろうな。
[上で成してきた事を思えば、想像は容易い。
兄と呼んで慕っていた二人が何を思うか。
未だ完全には潰えぬ少年の思考は、それに痛みを覚えるものの。
それは、『御魂』によって押さえ込まれ、表には殆ど表れてはいなかった]
/*
うーんうーん。
日が変わる前には移動したかったんだけど、な…!
48hだから時間に余裕があるとは言え。
この調子で遅れ気味になると後々に響く気がするんだ。
[ふとウルズの声が届いた>>177
確かに彼女の声だった気がするが、どこか二重音に聞こえて瞬く。
呼ばれた気がしたのだ、古き己が神の名が。]
…そう、ウルズは感知の出来る子なのね。
[恐らくはその質を見極めるのだろう。
魂の残り香と言っていたから、その対象は死者になるのかもしれない。
>>191また彼女であり彼女でない声が聞こえて、くすりと笑う。]
ええ、ゆっくり休ませてもらうわ。
…ありがとね。
[心配しなくていいわよ、と。届かない声ひとつ、ひらり。]
― 第一層 水場 ―
[それから布を仕舞い直し、祈るウルズ>>201達の後ろで同じく祈った。今回は現在広く信仰されている主神に捧げる形だった]
シェイ君……。
[まずはツィスカ>>203の傍に向かったが、何かリヒャルトに言いたそうだったので、勇気づけるように肩を叩くだけで離れ。
黙りこくってしまっているシェイ>>206に近寄った。
風は止んでいて、先ほどのような警戒感が湧き上がることもなく。そっと手を伸ばして髪を撫でようとした]
[青が、シメオンの手>>149からリヒャルトの手>>159に移る。
幼馴染の指先が、石に触れる前から赤に染まっているのに気付くと余計辛さが増した。
ディーク>>162に手伝いを頼み、自分の骸を抱え上げる幼馴染>>170の、周囲。
音を立てて、亀裂が走る壁に不安を感じながら、彼らについていこうと、して。]
……ツヴィンガー、さん。
[今、唯一言葉を交わせる人の名を呼び。]
神様は──…平気、なの?
[何が、とは言えない。
彼の中に答えはないだろうとも思いながら、それでも問わずにいられなかった。]
いや、追いかけなくて正解だろ。
本当だとしても、嘘だとしても、それを名乗るなんてことしでかすのは既にやばいしな。
[偽名すら恐れおおいという対象たる四大古神の一つを名乗ったのだから。と言外にタイガ>>212へと答え続く話をききながら、ここに埋めるというリヒャルト>>209に頷く。
タイガがまたやってくれるのか、手伝うのも吝かではないが一度見守る方向]
― 水場 ―
カークさんが…。
彼に、一体何があったんでしょうか。
[そして、ウェルシュにも。
リヒャルトの説明>>207を聞いて、悲しげに眉尻が下がった。
黎明の黒竜と紡がれるのには、頷きを返すに留め]
フレデリカさんもですか?
…分かりました、お引き受けします。
[アデルからの言葉>>210もあり、リヒャルトの願い>>209に了承の意を示す。
それから続く言葉には]
──勿論です。
私は彼にもう一度会わなければいけない。
[決意にも似た様子で力強く頷き返した]
[>>193 タイガの口は、シュトラール、と紡いだ。
確かに此処はシュトラール縁の地と聞いてはいた。
けれども、彼は、シュトラール本人がいたかのように話した。
>>212そして、続く言葉でそれははっきりと述べられる。
此処にウェルシュがいないことは―――それが彼であると、推測させるに十分だった。
>>214 問いに答えてくれる声を聴く]
そう…ですか。
では、ローゼンハイムさんにとっても、想定外…
ありがとうございます。
本当にお辛い時なのに…すみません。
[もしくは、自分が死する可能性すら予想して、だったのか。
口にはしないまでも、思考はよぎる。]
なるほどねえ。
[下にいる者ほど、という推測を聞いて、一つ頷いた。>>215
表面には殆ど現れてない感情。
けれど、少年が無理をしているのかもしれないという勝手な予想もついて、肩をぽんと叩いた。撫でるの代わり。>>216]
…固まるのが厄介なら……引き離すか。
な、光魔法で、幻術とか使えるか?
迷路作って迷わせるとか、同じ道を行っているように見せて違う道を行かせるとか、俺をたくさん出して惑わせるとか。
俺、魔法の方はあんまり得意じゃなくて、そういうのは使えないんだよなー。
[脳内で、自分がいっぱい居る所を想像すると、
うわあキモイ。ってなったが。]
[ふと思い出すのは]
”碧海に閉ざされし島の奥”にて眠りし黒き光
[口伝で教えられ覚えさせられた、伝承の一節]
絶海の孤島……落ちた『何か』…シュトラールを名乗る”人間”…シュトラール縁の地…
[声に出して呟く。奇妙な符号を、感じた]
― 第一層 水場 ―
よろしく。
[シェイ呟き>>221が聞こえると眉を下げ。手を握り慰めていたシメオン>>208に小さく声をかけてからそこからも離れ]
[>>221 握り返される手を、同じだけの強さで一度だけ、ぎゅっと握る。
怨みの籠る呟きは、ただ静かに聞くだけ。
>>226 アリーセがシェイの頭を撫で、よろしくと言うのには、こくりと頷いた。
本当はアリーセのほうが親しいのだから良いのかもしれない、とは思ったが。]
― 水場 ―
[従兄を埋葬した隣に、力を使ってフレデリカが収まる大きさの穴を作る。
中に横たえるのはリヒャルトがやるだろうと思い、それが終わるまで待って。
別れなどをする者が居るならばそれが終わってから骸に土を被せた。
終わればやはり小さな祭壇がそこに現れる。
刻まれる一対の羽毛翼の意匠。
『
それは、そうなんですけれど、ね。
[追えなかったのは自分が状況に対応し切れて居なかったためであるため、ディーク>>218の言葉に対して微苦笑が零れた]
[単独行動を取るのはいけない。分かっている。
けれど、怒りに飲み込まれる前に、話しておきたかった。
可能性を探っておきたかったから]
……ごめんなさい。
[そろり、と水場の入口まで移動して。
第二層に向かう道へと足を進めていった]
いえ、私は、大丈夫です。
[謝罪するシメオン>>222に、ふるりと首を横に振った。
今は辛いと言ってられないと、そんな想いが奥底から湧き出ている。
徐々に現実を受け入れるようになっているのは、少しずつではあるが覚醒が進んでいるためなのだろう]
[フレデリカがリヒャルトを見て泣き出すのは、止めなかった。
頼られなければ慰めに手も貸す事はない。
泣ける時に泣いておけばいいというのが方針だった。
それでも嗚咽が止まりかけた頃、
頭に手を置けば>>+52名を呼ばれ。]
そうねぇ、シュトラールもアーベントも、
自分の眷属が死んだ時は悲しむでしょうね。
逆に相手の眷属が死んだ時は喜ぶかもしれない。
これはそういう…神様同士の戦いだから。
[巻き込まれたモノはたまったモンじゃないけどねぇ、とは
ちらと、合流に歩く者らを見ながら言う。]
ありがとう。
[埋葬を手伝ってくれるとのタイガに、頭を下げる。>>220
容易に手放せる程心の整理がついていたわけではない。
けれど、何時までも連れて歩くことは出来ない、から。]
会ってどうする―――、という問いは愚問かな。
俺も同じだ。シュトラールに…、いや、
シュトラールならざる“あいつ”に――…会えるなら、もう一度。
[決意宿した首肯に頷き返し>>220、自分の意思も短く伝えた。
埋葬の段になれば、フレデリカを安置する役目を担うつもりで。]
深層に、向かおう。
[皆の話を黙って聞いている。
タイガが埋葬する様子をじっと眺め、またツヴィンガーの埋葬された時と同じ意匠が刻まれるのを見て眉を寄せる。
居心地が悪い。
シュトラールの眷属である自分を拒絶しているようで。
入口で拒絶されているようだと言っていたタイガの気持ちが、少しだけ分かるような気がした。]
…アリーセさんはどこだ。
[埋葬を見ながら思考に耽っていたせいで、アリーセがこの場を離れた事に気づくのが遅れる。
この先に続く道へと視線を向けた。]
アンタさっき意地悪って言ってたけど、
別に苛めてるわけじゃないからねぇ…神様たちは。
神様は神様のルールに則って戦ってるだけだし。
[さきほど>>+32フレデリカが言った言葉を思い出す。人にしてみれば意地の悪い神とも言えるが、神からしてみればそれは当然の事で、人を使うことに罪悪を感じてはないだろうと思っている。]
なんて言うか…そういうモノなのよ。
人じゃないから、人の物差しで量れない。
だから、あの方たちにとってアタシ達の生死は
さほど取るに足らない物なんじゃないのかしらねぇ…。
[ホントの所は分からないけどね、とは最後に添えたが、
人を無条件で愛する神など居るのだろうかとも思うのだ。]
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