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その可能性は、高かろう、な。
[いつまでも隠し遂せるものでもないし、その心算もない。
だからと言って、今の状況で知られるのは、不利益が大きい、との判断は早く]
……対処には、『我』が赴く。
この場を離れる口実も、得たしな。
[同意>>*36が返れば、迷う事無くさらりと告げた]
……ツヴィンガーは水場へ向かった。
今、一人だ。
俺は、邪魔が入らないよう…足止めしとく。
完璧に力が使えるってわけでもないんだろ?
……気をつけてな。
[血を落としに水場へ、という言葉に、周囲はどんな反応を示したか。
難色を示されるのは、予想しているが]
……大丈夫、途中でカークさんたちとも会えるだろうし。
[一人では、と諌められるなら、こんな事を言って。
それでも反対されるようなら、ため息をついた後]
……気持ちの整理、したいんだ。
だから……。
[少しの間一人にしてくれ、と言外に告げて。
奥へと向けて、歩き出す。**]
― 水場近くの分岐点 ―
[そして、水場から広間に戻る道の、数えて一つ目の分岐点で足を止めて。]
ん?何か、向こうで光らなかったか?
魔法鉱物か??
……ちょっと、様子見てくるか。
あ、フレデリカも来てくれるか?
[そう言って、分岐点の北側の通路へと*入り込んだ*]
ああ、わかった。
……足止めは、頼む。
[目覚めたとはいえ、未だ力は完全には操れぬ状態。
複数を相手取るのは難しくもある。
だから、素直にこう返して]
……あなたも、気をつけて。
[小さく、紡ぐ。
『
二つの思いが込められた、短い祈りを。**]
何だかんだでツワモノ揃いだからなあ。
油断はしない。
……手伝いに行けたら行くから。
[手伝いに行ける状況。それは、共にいる者を殺すかもしれない、という事だったが、厭う様子は*なかった*]
― 少し前:鉱山第一層・分岐点―
……ん。
[道の先を見詰めていた。
見上げる瞳>>192と天青とが交われば、言葉に詰まったのち苦笑する。心此処に在らずな状態であること、きっと見抜かれている。]
そんな顔するなよ。
……ウェルシュが辛いのは分かる。
ただ、声をかけなくてはいけないと思うのに、
正直何を話せばいいのかがあんまり思い浮かばない。
[ローゼンハイムの死に不可思議な点はあれど、カークの説明>>232は概ね頷けるもの。未知の魔物も多ければ不幸な犠牲も出るだろう。ウェルシュが手を下したなどとは当然思い付く筈も無い。
が、一度心に過ぎってしまった暗雲は拭い去りがたく。
それが何に因るものなのか、自分の心ながら推し量りかねていた。
直感的な怖れ―――先への惧れを説明する術を自分は持たない。]
人の死に立ち会うことはあっても、近しい者の死に立ち会ったことが無いからかも知れないな。
「分かる心算」でいるから…気が引けているのかも知れない。
[真の意味で、喪失の悲嘆を知らぬ為だろう、と。
内なる警鐘を、自身の背景的要因へと無理矢理転換する。]
[遠慮がちに触れる手>>192には、抗うことなく自身の一部を任せ。
自分よりも温かなそれに過ぎるものあり、双眸を伏せた。
これは"違う"触れ方だ。]
……
[小さな頃とは。]
/*
ええとアリーセが27で、お父さんが他界したのが17歳位。
そこから半年はフレデリカのお父さんの世話に。
あれやこれや目撃されているらしいので例のアレはその頃と考えると、こっちは16。
フレデリカが8歳。 ……キリがいいな。大丈夫か。
間違ってないよな、とWIKIを何度往復するのか(
― いつかのむかし ―
[何故懐かれたのかは、覚えていない。
切欠が在ったのかも知れないし、
もしかしたら、何も無かったのかも知れない。
けれど、その娘は――
何時の間にか、気付けば自分の傍らに在った。
15歳。少年期と呼べる頃から、現在の現在まで。
しゃがんだり、背伸びしたり、座ったり、走ったり、膨れッ面したり、泣いたり笑ったりしながら。]
/*
あれ15だっけ14だっけ? ??
軍に所属したのが何時だったっけ、書いたような書いてないような(おぼえていない)
時期はそんなに重要じゃないから暈そうか←
…付いて来ちゃあいけない。俺の家は此処からかなり歩くんだから。
…ちょっと離れて待ってて。これから稽古だ。
…こら、危ないよ。剣先で怪我するかも知れない。
フェルディナンド殿、何とか言ってあげてください――!
[何が楽しいのか、どれほど注意しても危険を前にしても自分の傍に纏わり付くまだ年端も行かぬ少女に、最初は戸惑ったり、困ったり、嗜めてみたり。
血縁は無く、唯一の家族と言えたのは養父である師匠だけであったから、家、親、ましてや"兄弟姉妹"――そんな言葉とは無縁の身。
子供の扱い方などさっぱり分からず、はじめは随分と手を妬いたものだ。]
[未知なる存在との戦いは、結局、自分が根負けする形で収束する。
無邪気で、あけっぴろげで、絶対的な好意への、実質的な降伏。
開戦から降伏まで僅か三ヶ月だった。]
……わかった。わーかった。
降参。お手上げだ。根性あるね、お前。
[裾を掴んで離さぬ手と、
その先でじっと見上げる大きな瞳。]
傍に来てもいい。居てもいい。
お前が此処に居たがるうちは…出来る限り守る、から。
[大きな嘆息を、彼女がどう捉えたかは知る由もない。
ただ、そうして時を過ごすうち、無条件に己を慕う幼い少女の存在にいつしか心地良さを抱くようになっていたのは言うまでも無い。]
[裾を引く手。
小さな手を繋いで。
繋いだ指に笑顔が灯って。
その笑顔を護ってやらねばならぬと思った。
護るべきちいさいもの、最初に抱いたのは、そんな認識。]
[―――それから、一年強の刻が流れ。
何やら神妙な顔で修行場の隅に引っ張って行かれた、とある日のこと。
微笑ましげな表情、冷やかしの声。
何とも言えぬニコニコとした顔の大人達や同門の目に曝されながら、対照的に、フレデリカは目の前でわんわん大泣きしていて。]
…………、…。
[自分はといえば。
呆気に取られたように言葉を失い立ち竦んでいた。
古い古い死蔵文献や小説などには、面食らって星が飛ぶ描写があったりもするが、正にそれだ。]
んー …
[僅かに肩が震える。こほ、と咳払いひとつしてそれを誤魔化し。
気恥ずかしさからか、己の濃金をくしゃりと掻き回していた手。
それがやがて前へと伸ばされて、柔らかな金の上へ。]
大丈夫。言いたいことは伝わった、から。
[言葉が混ざってしまっただけ。
緊張交じりの声、表情を見れば。
一生懸命に伝えようとしてくれたのは分かるのだ、と。]
(―――そういう事を言う年になったのか。)
[年長者として、兄として。何とも表現しかねる感慨に包まれた。
その一方、大パニックを起こし号泣するさま、どうにもそれが、余りにも可愛くて微笑ましくて弱ってしまったなど、とは。フレデリカには断じて言えぬ。]
(……さて、どうするか。なあ。)
[経験が無かったわけでもない、予想していなかった訳でもないが。
いざそういった事態に直面すると、言葉に詰まる。]
(―――そういう事を言う年になったのか。)
[年長者として、兄として。何とも表現しかねる感慨に包まれた。
その一方、大パニックを起こし号泣するさま、どうにもそれが、余りにも可愛くて微笑ましくて弱ってしまったなど、とは。フレデリカには断じて言えぬ。]
(……さて、どうするか。なあ。)
[経験が無かったわけでもない、予想していなかった訳でもないが。
いざそういった事態に直面すると、言葉に詰まるのも常のことで。]
[ともあれ、このままでは余りにも可哀想だ。
椅子の上に立ったままの少女をひょいと抱き上げて床に下ろし、
今度は此方がと、脚折り屈んで目線を合わせた。]
ありがとう。
[真面目な話と理解しているのだと伝えるよう、穏やかな声色に乗せた礼。泣き止むまでの心算で頭を撫でていたが、涙の雨は止んでくれたか。
結構な時間が経過したのち、ぱた、と最後の一滴が床を叩くのを眺め、それから。]
………。
おっきくなったら、か…そうだな。なら。
10年、待つから。
その間に気持ちが変わらなければ、もう一度俺の所においで。
[己自身もまだ今は、他者に依る"子供"だから。
その間、様々な出来事を超え。
多くの人に出逢うだろう。
ふたりの在り方も大きく変わる。自然な事だ。
それを越えて尚。
見据える先が変わらぬと云うのなら―――…その時は。]
きっともう少し、向き合う準備が出来ているから。
約束だ―――…
[10年前の、初冬。
幼き日の口約束は、その日、
言霊と成り。**]
― 少し前:鉱山第一層・開けた箇所 ―
[道すがら、言葉無く物思いに耽っていた。
分岐点から直進すればやがて開けた場所に辿り着く。
めいめいの動きを追いながら、知らず緩く繋いでいた指先を解いた。]
ウェルシュに声を掛けて来る。
…お前もちゃんと休養を取るんだよ。
[幾ら人の死に触れる機会が多いとはいえ、表に表れぬ疲労はあるかも知れない。
休憩の間も無く上官に連れ出されるのには、「なら、戻ってきたら」と付け足したか。声を掛けられなかった故に、自分が同行することはなく。
任を持つ軍人が三人が三人とも別行動をするわけにもいかない、それに戦闘経験が豊富なツヴィンガーやカークが一緒ならばと思っていた為もある。]
[ふと]
―――…
[指先に残っていた体温がすっと抜け、背筋に悪寒が走った。咄嗟に振り返るが、既に三人は通路の奥に向かって歩き出している。
眉間に僅かな皺を刻みつつも、追って声をかけることは出来なかった。]
― 鉱山第一層・開けた箇所 ―
[ウェルシュの居る方へと向かえば、一足先に向かっていたのだろう、ディークとの会話が断片的に聞こえてくる。
まずは、目が覚めていたのに安堵ひとつ落とした。]
進むのか。
[丁度耳が捉えたウェルシュの言葉>>399。
前後の遣り取りは耳に入っていない。
二人には、割り込む形になったことを詫びただろう。]
[壁を背にした形で、彼らの近くに座す。]
ローゼンハイム氏には、師が色々と世話になった。知れば残念がるだろう。…あの人のことだ、「どうせ直ぐに会える」とか言いそうだけどな。
……、安置場所には、挨拶だけして来たよ。
[そうして、ウェルシュを見遣る。
案ずるような視線は、注意深く観察するようにも見えるだろうか。
ディークとの会話には>>410>>431違い無い、と応じたりして、]
何より、お前に怪我が無くて良かった。
[心は晴れぬ儘なのに、本人を前にすれば音になるのはそんな言葉。そして、こんな時だけは、と、腕を伸ばして頭を撫でた。
思ったよりも普通に言葉を紡げた安堵もあったのかも知れない。
それ以上何を言うでも無かったが、それはもうわしわしと言葉の代わりに手は動いた。]
[問いたいこと、言いたいこと、様々在った。
一度でも同じ修羅場を超えた者同士、何か分かることはあるだろうかと。けれど、今この場で「その時」の記憶を抉るのも忍びなく。
それらが音になる前にウェルシュが水場へと立ち上がる。]
……水場。ああ。
先にツヴィンガーさんやフレデリカ、カークが向かったようだが。
まだ、余り独りでは出歩かない方がいいのじゃないか。
[服に残る血の痕。洗い流したい心境は分からぬでもないが、血臭嗅ぎ付けるかも知れない魔獣の存在も気にかかる。
その場の面々はどのような顔をしただろう、どのような遣り取りが交わされたにせよ、気持ちの整理がしたいと言われれば強く反対も出来なかった。]
[いっそ気取られぬように着いて行こうか。
そう思い腰を浮かせた時、此方を物言いたげに見詰める少年>>428と視線がぶつかって。]
そういえば約束、したっけな。
[今ならば構わないだろう、と。
胸元の魔導具を首から外せば、鎖が擦れて音を立てた。
中央の石が、りん―――と透明な音を立てたのは偶然だろう。
警告のようなものだとは、露とも思わず。]
これの事か?
……でも、大掛かりな装置無しに、見ただけで分かるのか。
[結果的に、ウェルシュを先に見送る形になるか。
シェイの傍へと歩み寄ると、鎖を手渡した。**]
/*
完全にあれやこれや気付いたら拙い立場だと
色々判断を甘くせざるを得ないのが。
ジレンマだなあ。
リヒャルト駄目な子。
― 水場 ―
あら、アンタ割と顔は良いからいけそうなのにねぇ?
[>>438モテないと聞くとそりゃ意外という顔をしてみせる。]
ああ、案外女のコって、以外に現実見てたり堅実だからねぇ…。
でも別に傭兵で所帯持ってる子って、わりといるのよ?
…その辺の話は暇な時にでもじっくり聞きたいわね。
[笑顔で、だが目は真剣だった。
単なる野次馬根性である。]
― 水場から戻る途中 ―
美味しいでしょ。
気にいってる店のなのよー。
[遠慮なく振る舞いつつ、自分も一つ。残りは鞄の中へ。]
もうちょっとあるから、欲しかったらまたあげるわよ。
それじゃ、そっちは宜しくね。
[上げた片手に答えるように>>439、ひらと手を振り水場へと戻った。]
― 水場 ―
………ああ、あったあった。
[来た道戻り、水場へとたどり着くと
置きっぱなしにしておいた薬の入った小瓶と、水の入ったコップは中身を端に捨て鞄にしまいなおした。]
……驚いて置きっ放しにしてたのよね。
[長い事色々な物を見て、調べてきたが、
あんな反応をされた事は初めてだったのだ。
ふぅと息をつくと、人の気配がした気がして振り返った**]
― 鉱山第一層:開けた場所 ―
……リィ兄さん。
[ディークとのやり取りの最中にかけられた、声。>>458
緩く瞬き、割り込みへの詫びにはふるる、と首を横に振り。
それから、投げられた言葉にうん、と頷いた]
そう、するしか……できない、から。
[戻る後ろは、自ら壊したのだから、とは。
表には出さぬ、出せぬ思い]
[挨拶だけは、という言葉>>459に、表情がわずか、翳る]
……直ぐに、なんて言われたら、「まだこなくていい」って、返しそうだよ。
[冗談めかした口調で、言って。
表情を巡る話題への同意には、拗ねたような視線を向けたりもしたものの。
怪我がなかくて良かった、という言葉に、何処が痛むような心地がして、ふと目を伏せて。
視線が逸れていたことと、感じた異なる力の気配に気を取られた事。
二つの要因から、撫でる手を避ける事は、できなかった]
……あー、もうっ!
だーかーらー!
撫でられて喜ぶ歳じゃないんだって、何度言えばっ……。
[そう、言いながらも抗いはしない。
これから己が成そうとしていること。
『彼』が動けば成されるであろうこと。
それが、何を導くかと。
そんな思いが、あったから。
手が離されるまで、されるがままに手を受け入れた]
……うん。
でも、ひとりじゃないから。
[出歩きを案ずる言葉>>460には小さく、それでいてはき、とこう返す]
だから、大丈夫だよ。
……ありがと。
[短い礼は、何へとむいたものなのか。
意を問われても、ただ、曖昧に笑むに止め。
なるべく早く戻るから、と言い置いて、水場へと。*]
[開けた場所から離れて、ふ、と息を吐く。
同時、表情から、少年の柔らかさが抜け落ちた]
……あの感触。
『
まったく……野次馬どもは、幾たび刻の螺旋築けど変わらず、か。
[もっとも、容易く本質を違えられるものでない事は。
『自分自身』が何よりもよく知っているのだが。
呆れを帯びた呟きの後、足早に向かうのは、水場。
歩みは滞る事なく、程なく、水の気配満ちる場へとたどり着き]
― 水場 ―
……驚いた、って、何にですか?
[水場に入った所で聞こえた呟き>>464に、く、と低く笑んで問う。
振り返ったツヴィンガーに対し、向けられるのは──穏やかな少年には似つかわしくない、と言える、冷たい笑み。**]
― 水場 ―
んー?
アンタを調べたら、見たこと無い反応してくれちゃったからねぇ。
流石にビックリしたわ。
[振り向いて居た者に、さほど驚かず笑み返す。
調べていた事も、隠す事はしなかった。
恐らくは向こうも知っているのだろうと、そう思っていたから。]
やれやれ……ちょっと見ない間に変わったわねぇ。
可哀想な顔するようになって。
[ウェルシュととても懇意にしていた、というわけではない。
笑みの形の差異はさすがに覚えていて、薄らと目を細めた*]
― 鉱山第一層・開けた場所 ―
[ウルズの言葉(>>426)に否定するように首を振り。]
強いと言ってくれるのは嬉しいが。
カークの言ってた魔物はかなり素早そうだから手強そうだな。
虫系なら群れる事もありそうだし、私一人で手に負えるかどうかは…。
[それ以前に遭遇したくないと思うがそれは口にせず。]
私自身がシュトラールだっていうのは流石にな。
それほど強くはない。
まあ、そうだったとしても私は私だから。
[本当は今までに培ってきたものが全て崩れてしまいそうで。
覚悟を決めたつもりでも自分という存在を捨てきれないのも事実だった。]
[ウェルシュが歩き出すのが見えて、そちらへと視線が向けられる。
血を落としに水場に行くらしい。
一応ここに残った面々の護衛を引き受けている身としては止めなければならないのだろう。
黙って行かせるのも不自然な気がする。]
…カーク達が行ってから然程経ってないし、魔物達がいたとしても追い払われてるよな。
[だから危険は少ないだろうと判断して。
水場の方へと向かうウェルシュを止める事なく見送った。]
― 開けた場所 ―
[皆がウェルシュを心配する中。
タイガは近付くことも出来ずに居た。
心に渦巻く言い表せない感情が原因である。
近付き難い、近付いてはいけない、そんな思いすら抱き始めていた。
だから、今も不自然と言えるくらいにウェルシュから距離を置いて休息を取っている]
(師父を失って一番辛いのはウェルシュのはずなのに…。
今話しかけると余計に傷を抉ってしまいそうだ。
どうしたって言うんだ、俺は…)
[いくら考えてもその理由は見えて来ない。
自分の中でウェルシュとの距離は離れていく一方だった]
……ぁ。
[そうこうしているうちにウェルシュは血を落としに行くと言って、従兄達が調べに行った水場へ向かおうとする。
如何に近付き難いとは言え、単独行動は避けた方が良いと考えて、小さく声が漏れた。
けれどそれを口にするまでは至らず、結局は追いかけることなく見送る羽目になる]
──…なんだっつーんだ。
[自分がもどかしすぎる。
通路へと消えていったウェルシュから視線を外し、地面へと落として首の後ろをゆるりと撫でた]
─ 少し前/鉱山第一層・最初の分岐点→開けた箇所 ─
[幼馴染の顔>>442は、困ったような笑みに彩られていて。
何を話せばいいかという言葉は、自分も答えなど無かったけれど。]
…いいんじゃないかな。
何も言えなくても、わかる心算、でも。
わかろうとしてくれるだけで。
ルトが傍にいてくれるだけでも、いいんじゃない、かな。
ウェルシュさんじゃないから、絶対って言えないけど。
僕なら、ルトがそうしてくれたら。
[嬉しい。
そう言いかけて、不謹慎かと思い口を噤んで触れたままの手>>444を、そっと握った。]
─ 少し前/鉱山第一層・最初の分岐点→開けた箇所 ─
[十年前の約束は、しっかりと覚えている。
自分の想いは変わっていないけれど、幼馴染はどうなのだろう。
冬に明かされる答えは、その先もこうして手を繋いでいられるだろうか。
握っていた手は、上官に呼ばれたことで、離されて。]
うん。
ルトも、しっかり身体休めておいてね。
[戻ってきたら休養するようにという幼馴染>>456に、頷いて。
やっぱり寂しさは感じるけれど、それは表に出さぬまま笑顔を返した。
ウェルシュの元に向かった彼が、既に場を離れた自分を一度振り返って見た>>457ことには気づけなかった。]
─ 現在/水場 ─
[撫でた白梟の警戒がないのを良いことに、抱き上げながら上官>>359に頷く。
カークと上官のやり取りには苦笑しながらも口は挟まず、懐いてくる白梟>>360の喉元をくすぐったりしていたが。]
?
構いませんが、何を?
[調べ物をするという上官>>375に問うも、既に彼は行動を移していて。
邪魔をしてはいけないかと、言葉を重ねず見る様はカーク>>379に似ていたか。
上官が口にした祈り>>389は何に対してかは解らず、いつの間にか彼の手繰る透明な糸が何なのかも解らず。
水の中に何があるのだろうか、と手にしていたグレイヴを知らず握り直し。]
…ツヴィンガーさん?
[声に混ざった戸惑い>>394に、思わず名を呼んだ。]
─ 水場 ─
[水面に上官以外の誰かが映ったのは見えなかった。
ただ、彼が手繰っていた糸が、止まって。
困惑を表した次の瞬間に起きた異変。
それは、何の力も持たぬ者でも危険だと察せただろう。]
ツヴィンガーさん!!!
[上官目掛けて迫る闇に、駆け出しそうになった、が。
そうするより早く、静寂が戻った。]
─ 現在/水場 ─
[上官に迫っていた何かは、跡形もなく消えていて。
彼の手にたぐられていたはずの糸も、姿を消していた。
険しい表情の上官を、見つめて。]
ツヴィンガー、さん。
今、の…は。
[問いかけたのは、自分だけではない。
カークの問い>>409に返された答えが、自分の疑問へのそれでもあったか。
納得しきったとは言えないが、問いを重ねることはせず。]
─ 現在/水場 ─
[上官の力は知らなかったけれど、カークの解釈>>418に対しての返答>>424には思い当たることがあった。
とはいっても、年若い自分はその話題には殆ど蚊帳の外だったので詳しくは知らないが噂くらいは聞くこともあり。
恐らく上官が、女性も部下も極力傷つかぬようにと心砕いただろうという憶測は耳にしていた。
この場において重要なことではないと思うので、口にはしないが。
誰を調べたと問うカークの声に、自分もそれが気になると、上官を見て。
はぐらかす>>425様に聞いても応えてはくれないだろうと察し、カーク>>430に倣った。]
─ 現在/水場 ─
[絆だとか、恋人だとか。
見られたくないというカークに同意出来るような出来ないような、微妙な気持ちで。
同行する二人の会話には加わらず、黙って戻る道を歩いていたのだが。]
はい?
何かありました…へ?
あ、あーん。
[不意に名を呼ばれ、上官を見上げると口を開けるように言われて。
解らないまま、言われた通りにすると何かを放り込まれ思わず口を噤むと甘味が広がった。]
─ 現在/水場 ─
…おいしい。
ありがとうございます、ツヴィンガーさん。
[年相応よりも少し幼い笑みを浮かべ、上官に礼を言う。
水場に忘れ物をしたという彼には、一緒に戻ろうかと言いかけたのだが大丈夫と言われると、こくり頷き。]
解りました、お気をつけて。
[上官ならばそう簡単に不意をつかれることもないだろう。
そんな信頼が、不安を感じさせなかった。]
─ 水場近くの分岐点 ─
え?
ううん、気付かなかった。
どの辺り?
[上官と別れ、共に戻っていたカークからの不意の呼び掛け>>441に立ち止まる。
指し示される方に目を凝らすも、暗くて良く見えない。
様子を見に行くと言われれば、断わる理由はない。
一人よりは二人の方が、そう思う心理もあって。]
うん、勿論。
あっちの方、なんだよね?
[そう言って、カークの案内についていった。
胸元に隠れた淡青の石が、ちかりと光ったのには気付かないまま。]
─ 水場近くの分岐点 ─
あ。
ごめん、ちょっと待ってくれる?
[カークについていこうとしたところでふと足を止め、腕の中の白梟に視線を落とした。
主の元まで連れていこうとずっと抱いたままでいたのだが、寄り道をするならば放した方がいいかと思い。]
何があるかわからないから。
先にフランツィスカさんのところ、戻ってて?
[そう声をかけ、白梟を手から放し。
カークと共に、光が見えたらしい方へと向かった。]
― 開けた場所 ―
[この子を助けたい。
その為には、今ここで聞こえている全てを曝け出しても仕方がない。信じてもらえなければそれまでだし、何より。
それをすれば恐らく、ウェルシュは。
彼らの危惧も、杞憂などではないのだろうから]
ありがとう。
足手纏いにならないよう、ちゃんと休んでおくわ。
[そんな思考を弄びながら、タイガ>>405の誓いを聞いていた。
声>>406を掛けられると視線を上げ、ニコリと笑って見送った]
ふふ。騎士様がいるなんて、安心ね。
[揶揄うような口調でツィスカに笑い、軽く目を瞑ったまま]
ねぇ。ツィスカちゃん。
もし、どんなに強く願っても自分の意思だけではどうにもならなくなった時には。
躊躇わず、他の人の力も借りるのよ。
信じていいと思う、その人の力を。
[鎖に囚われてしまった妹。
その心は無垢なるままでも、言動に一切の制限がないとは思えない。だから。
効果があるかは分からないが、いざという時に背中を押すことができるかもしれない言葉を残しておく。
妹の変わりに動こうと決めた自分が、その時、傍にいられるとは限らないと思ったから]
頼れる人がいるっていうのはいいことよー。
世の中、最後に頼れるのはカネとコネって言うじゃない。
ここではカネは役に立たないからコネに頼ろう!
状況的に一蓮托生の仲間なんだしねー。
[口調を変えて、あっけらかんと軽く言う。
落ち着かなさげなツィスカの動きに>>488気付き、閉じ加減だった瞼を開いた]
うん、どうしたの?
― 開けた場所 ―
[渦巻く感情を押し込めて、小さく息を吐いて顔を上げる。
その際、こちらを見るツィスカ>>488の姿が見えた]
……まぁ、そう、だろうな。
[浮かぶのは苦笑。
その理由は何となく想像がついた。
先にこの場に来た時だってそうだったのだから]
[再びツィスカ達の傍へと向かうと、膝を突き視線を合わせる]
──…行きますか?
どうしてもと言うのでしたら、お供しますよ。
[傍について護ると決めたのだから。
彼女が行きたがるのであれば、護衛としてついて行くつもりだ]
― 開けた場所 ―
……あ。
[近場を見回し、ウェルシュの姿が消えていることに気付いた。
ツィスカと問いかけているタイガ>>494を交互に見る]
[『シュトラール』が動こうとしているのは知れていたけれど。
自分のことに気を向けすぎて、行動そのものに気がつくのは遅れてしまった。
もし早くに気付けていても。
どうすればいいか、迷い動けていなかったかもしれないが]
― 水場 ―
驚いたのは、こちらもですよ?
全く予想してなかったですから。
[さらり、と返す口調は穏やかだが、瞳の奥に笑みはない]
……微睡みの領域を彷徨えし『
[静かな口調で言い放ち。
可哀想な、と言われると、僅かに目を細めた]
……戯れ言を。
『我』は、『我』のあるべきがまま、ここにある。
……変わってなどはいない。
[小さく紡いだ言葉は、少しだけ力なく。
しかし、『
― 開けた場所(少し前ぐらい?) ―
あ?別にアポとってたとかじゃんだから気にするな。
[割り込む形になったリヒャルト>>458には軽く応じる。
詳しくは知らないが近しい人間がいたほうがいいだろうという配慮もあるから、表情を巡る話題>>459の同意にはだよな?という笑みを向けたりしながら、彼らの話題には極力入り込まないようにする]
ふ…っ…はは、いいじゃねえか。世話焼かれるうちはやかれとけ。
[いじけるウェルシュ>>431をみて笑いをこらえようとして失敗した。
リヒャルトに撫でられている>>459のをみれば余計にといったところで]
ああ、知り合いも多いことだし、全く知らないやつらだらけじゃないことは幸いしたな。
でもな……そいつらが離れたときにも大丈夫だ。といえるようにならないと駄目だぜ。
[大丈夫というウェルシュ>>432へと忠告するように言う。
水場へと素直にいく>>434というのには頷き、凍てつく刃のようなものを瞳の奥に宿すのを捉えながら、一緒に誰かいったほうがいいかな?というようにリヒャルト、続いて周囲を見渡したりしたが、気持ちの整理がしたいという言葉と、元々が護衛のほうを優先するために、引き止めることなく見送った]
/*
……だんだんと性格が変わってきている件について。
そして、やり安い性格だったら、ぱっかーん、とウェルシュを殴ろうとしていt(
地味に、「おちつかなげ」と「おちつかなさげ」を調べたら、
「おちつかなさげ」が誤用?らしくてびっくり。
「落ち着き無さげ」はありらしいg
― 開けた場所 ―
……分かりました。
ではお供しましょう。
[ウェルシュとツィスカとの間にあったことなど知る由も無いため、随分と心を砕いているんだな、と言う感想を抱く。
まるで自分と真逆であると、そんなことすら思っていた]
くれぐれも私から離れないように。
[言って、立ち上がらせるためにツィスカ>>501へ手を差し伸べる。
彼女はアリーセにも視線を向けていたようだったから、アリーセに対してもどうするのか、と問うような視線を向けた]
─ 水場近くの分岐点→北方向へ ─
ごめん、お待たせ。
[白梟が手を離れた>>492のを見送って、カークに向き直り。
彼の指し示す先、視線を凝らした。
その手の内に作り出されているものには気付きはしない。
彼のことを疑ってはいないのだがら。
だから、素直に案内に従って。
行き止まりに着くまで、何も無ければ足を止めることもなく。]
― 開けた場所 ―
……やめとく。
それなりに足手纏いにはならない自信はあったんだけど。
何かあった時全部自分で対処できるかどうか不安になってきたから。
タイガさんにはツィスカちゃんをしっかり守って貰わないとね。
[暫しの逡巡の後、ゆっくりと立ち上がったが。
タイガ>>506の視線にはそう言葉で答えて首を振った]
─ 水場に戻る少し前 ─
[>>483フレデリカの目から見えていた通り、自分のすべき物と関係ない物見てしまった時には、あれそれと手を焼いた。
駆け落ちしそうなのを示談で済ませたときには、自分を褒めてやりたいくらいだったとか。それからは、人選には特に気を使うようになったのだが。今回ばかりはそうもいかず。
>>485部下の幼くも見える笑みには、満足気ににこりと笑う。]
そういう顔、やっぱり可愛いわねぇ。
[男女問わず、可愛いものや綺麗な物を好むので、そういった点では頭一つ他の部下より抜いている彼女の事は気に言っていた。
なおカークにまであーんしたかは…ひとまず置いておく。]
─ 水場に戻る少し前 ─
何よ、傭兵が自慢にならないんだったら、
他にぱっと自分の自慢できる所思いつく?
[>>495歯切れの悪い調子には追撃かける。
言葉に詰まる様子には、至極楽しそうに笑んだ。
艶やかなそれはどこか女性的で女だと揶揄される事もあるので、カークの思惑は外れてはいない。
後の祈りは当然のように通じず冥土まで持っていくことになったのだった。]
― 水場 ―
いきなり押し入ったようなもんだからねぇ。
そこはゴメンナサイね。
[>>498驚いたと聞かされれば素直に謝罪をひとつ。
が、続いた言葉には瞬いた。]
ってことは、ヴァーゲはもう接触してたのね。
いよいよ…あの方が望む通りの筋道になってきたって所かしら。
[冷たい口調で言い放たれれようと動揺はせず。
続いた言葉の色が変わるのを見れば、
視線には憂いのような、同情のような物が混ざる。]
フフ、うそつきねぇ…。
今の自分がアンタだって言うんなら、さぞ悲しむでしょうね。
アンタが殺したローゼンも、タイガも…他にも。
[言いながら、ウェルシュが剣を手にするのなら、
こちらも腰のサーベルを、利き手ですらりと引き抜いた。
微かに鞘と剣の触れる音が小さく奏でられる。]
― 北側・行き止まり ―
[そして辿り着いたのは、行き止まり。
薬草らしき植物が生えているが、めぼしい物はなく。
通路からは一見しても姿が見えぬ位置に来たのを確かめて。]
………ん、何もないなあ。
見間違えだったんかな。
[そう言って。
何気なく、手の中にある物を、上に放った。
それは微かに光っていて、ボールのようで。
次の瞬間。]
保証するわ。
[彼の揺れる胸の内など知らぬ事。
ただ自分は自分と言う言葉は否定する所もなくて。そうであってほしいとの願いも込めて、保証する、と迷い無く告げた*]
─ いつかのむかし ─
リヒャ、ルト?
ね、おにーちゃん。
ルトって、よんでいい?
[リヒャルトが初めてフェルディナンドの門を叩いた時。
その場にいた者は、皆驚いた。
指南役も、目を見張った。
彼の娘が人見知りしなかった相手は、初めてだったから。
ただ、その中の誰一人として気付いてはいなかっただろう。
この時既に、少女が彼に、恋をしていたなんて。]
─ いつかのむかし ─
[以来、リヒャルトが来るたびに彼にまとわりついて>>446。]
いいよ、ぼく、あるけるよ。
やだ。はなれない。
あぶないのも、こわいのも、へーき。
[困っているのは解ってた。
戸惑っているのも、解ってた。
それでも、傍にいたかった。
だって、幼かったから。
それ以外、想いを伝える術を知らなかったから。
ただ単純に、側にいることでしか気持ちを表現できなくて。]
―――カッ
[音もなく、ボールが弾けて、閃光が周囲に飛び散る。
真っ暗な坑道の中で、もしその瞬間に目を開けていれば、光は十分すぎるほどの目くらましと化す。]
─ いつかのむかし ─
だって。
ルトと、いっしょにいたいんだもん。
[お手上げだと笑った顔>>447に、根負けしただけだと教えられた。
嘆息と共に告げられた言葉も、胸が痛んだ。
それでも、傍にいていいと言ってくれたことが、ただ嬉しくて。
手に掴んだままの裾を、更にぎゅっと握った。]
─ いつかのむかし ─
[それから、一年。
やっと、想いを言葉にすることを覚えたのに失敗してしまって。
大丈夫と、伝わったからと言う声>>450を聞いて、余計に涙があふれた。
ちゃんと言いたかったのに、言えなかったと、大泣きして。
抱き上げて降ろしてくれた後、撫でてくれる手>>452にも中々泣き止むことはできなくて。
落ち着いて、ようやく目線を合わせてくれる幼馴染の顔を見られた。]
じゅう、ねん?
─ いつかのむかし ─
[伏せた目、逡巡の後に紡がれた期限を繰り返す。
10年後も気持ちが変わらなければ、そう提示する彼を、じっと見つめた。
宥める為の誤魔化しとは思わない。
そんなことをするような人ではないし、それに何より。]
うん。
───約束。
[この言葉>>455を嘘に使う人じゃないから。
十年の歳月がどんな重みを持つかなんて知らないまま、笑顔で*頷いた。*]
― 開けた場所 ―
そっか。
じゃあ、ちょっと行って来る。
[アリーセ>>508に頷き、ツィスカ>>512の手を引いて立ち上がらせる。
約束の話には、微笑んで「そうですね」と頷いた]
少し、水場まで行って来ます。
直ぐに戻りますので。
[何も言わず離れるわけには行かず、休憩場所に居る者達に届くように声を張る。
同行を願う者が居るならば、それはツィスカの判断に任せるつもりで居た]
いくのか?…気を付けていけよ。
[タイガと、フランツィスカのほうをみる。最もフランツィスカがいくというならば余程のことがない限りタイガもいくだろうというのはわかると、二人を見送りながら、イリスはウルズとともにいるからと洞窟の中とはいえある程度の広さをもつ空間を軽く歩き回る]
[すごくイヤな蟲の群れをうっかり想像してしまいふるふると首を振ったりしながら。
ふと、見えてもいないくせに、見えているかのように顔を向ける。ほとんど、癖だった。
ウェルシュが奥へと向かっていってしばらく後だろうか。
ロシェルとアデルの話を聞きながら、少し落ち着いたところでふと口を開く]
ロシェ姉様、アデルさん、わたし、少し考えたいことがあるので、周辺を歩いてきます。
…大丈夫、一人で遠くまで行ったりはしません。
[安心して、とでもいうように微笑んで、ふらりとその場を離れ、奥へ進む通路へとゆっくりと歩き出した]
[過度の干渉は厳禁。
だが好きに動けと告げたシュラーフェン。]
(なら…人として当然の反応してるのが正解、かしら)
[剣を向けられるのなら、向け返すのみ。
ただ先に抜いた事を、失敗したとはちらと掠める。
相手が抜く前に抜いてしまったのは、先手必勝の癖のようなものだが。
奔放を冠する夢と精神の神の思考は未だに捉えきれないから、考えて、正しいと思った行動を自主的に取るしかない。
もっとも神を量る事など出来ないのだから当然だろう。]
─ 北側行き止まり ─
[案内された行き止まりは、植物がまばらに生えているだけに見えた。
それでも、カークが嘘をついたなんて思うわけもなくて辺りを見回して。]
そうだね。
でも、もしかしたら何かあったか、
[何も無いというカーク>>516に同意しつつも、念の為に調べようと言おうとしたのだが。]
─ 北側行き止まり ─
─────…っ!?
[唐突な、あまりに唐突な光>>521に視界を灼かれ。
咄嗟、グレイヴを振り切って後ろに飛び下がった。]
……運命…か。
[静かな声は空気をほとんど揺らすことなく消えていく。
壁と向き合うようにしながら、手に袖から滑り落ちるように出たのは二枚のタロットカード。
影の中に、二枚のタロットカード。一枚を手の平に収めるようにしながら、もう一枚、月(Moon)のカードが影の中へと落ちていく]
[光の球を投げてから、目を閉じたまま、既に手は剣の柄にかかっていた。すらりと抜き放つ。]
………………。
[声を発しはしない。居場所を教える手助けをする気はない。
飛び下がられて開いた距離を詰めようと数歩踏み出し、
目前の少女の胸を狙って、剣を突き出した。]
[控えめに笑うウルズに笑われる理由が分からず内心で首を傾げ(>>514)
こちらの視線を受けて笑みを浮かべ、言葉を述べるウルズにイリスとウルズの絆の強さを感じずにはいられない。]
ほらな、人を支えられる人間はやっぱり強いんだよ。
[シメオンに向かってそう言った。
他の人を強くする。、強化魔法なんかよりもよっぽど手強い。
支えがあれば精神的に強くなれる、そういった人間は生存率が上がる。
タイガにとってそういった人物はいるだろうか。
思い浮かぶのはフランツィスカ。
まだ出会って間もない二人だが、どれほどの絆が結ばれているのかは分からない。]
― 開けた場所 ―
いってらっしゃい。
[水場へと向かうツィスカ>>512とタイガ>>525を、軽く手を振り見送って。下ろした手で腰の剣を抜いた。
剣身の根元近くにある意匠。指輪と同じ月桂樹の紋。
幸運を願う印を、上から指でなぞり重ねる]
父様。力を。あの子のために。
[今もまだ、どうしての疑問は答えを見つけられない。
本人に問う事は出来ないから、ずっと見つからないままかもしれない。
けれど。父も、妹の幸せを願えばこそ、そうしたのだと。
信じたかった]
[冷たい鉱物と土の入り混じる壁に手を突きながら、ぼんやりと、奥へまっすぐ歩く。
―――…思い出すのは]
― 12年前・水神の神殿 ―
[当時からすでに素質を見いだされ、次代の当主候補として時の当主と共に白竜に縁のある信仰の地を訪れていた。
当時6歳。
少女にとっては、お外に遊びに出られる数少ない機会。
そんなとらえ方でしかなかったわけだが。]
………まだかなあ?
[当主が神殿の司祭と話している間、案内をつけるから待っていなさいと言われてから、随分待たされた気がする。
周囲を見渡すと、どこにもかしこにも、水に関わる意匠があったり、水が流れていたり、不思議な空間だった。
ちょこんっと座って待っている間、自分から案内に呼ばれた者を見つけることは難しい。
何せ、少女は目が見えなかった。]
[少女の認識する世界というのは、視力で世界をとらえている者とは埋めようのない、絶対的な差を持っていた。
少女の認識する世界に、色という概念はない。
少女の認識する世界は、全て白い闇で形づくられている。
人間というのは、のっぺりとした白い闇がヒトガタになっているイキモノのことを言う。
それが四足であれば、きっとケモノなのだ。
そんな世界に少女は生きていたし、里の者は余計なことを教えようとは、しない。
次期当主となる者がこの世に未練を残すようではいけないと。
だから、此処でその人に出会うまで、少女は世界をかかわるのを半ばあきらめていた―――*]
─ 少し前 ─
あ、ありがとうございます。
[むぐ、と。
マカロンをもぐもぐしながら上官の満足げな笑みと言葉>>510に礼を返す。
男性であることは知っているけれど、あまり性差を感じさせない上官の言葉は素直に受け取れた。
話題に上がっていた部下や女性のあれそれも、上官なら悪いようにはしなかったろうなとかそんな認識で。
カークを揶揄う様子>>511とかには、楽しんでるなぁとか思っていたとか。**]
[そうするしか出来ない。>>465
ウェルシュの問いは、少し不可思議な答えだと思われた。
果たして其処に篭められた意味は、背後を落盤によって閉ざされた為、それだけだろうか?]
…――ウェル…
[撫でる手にムキになるその様は常のウェルシュと同じであるのに、返る短い礼は、軽い拒絶にも聴こえた。これ以上踏み込まれたくないという、意の。>>468
ウェルシュの真意は分からぬまま、去る背に投げ掛けようとした問いは最後まで音にならなかった。]
―少し前:第一層・開けた場所―
[そうするしか出来ない。>>465
ウェルシュの問いは、少し不可思議な答えだと思われた。
果たして其処に篭められた意味は、背後を落盤によって閉ざされた為、それだけだろうか?]
…――ウェル…
[撫でる手にムキになるその様は常のウェルシュと同じであるのに、返る短い礼は、軽い拒絶にも聴こえた。これ以上踏み込まれたくないという、意の。>>468
ウェルシュの真意は分からぬまま、去る背に投げ掛けようとした問いは最後まで音にならなかった。]
……、ウェルシュの様子、何時もと同じだったか。
[少年が去ったのち、そう問うた。
通路の奥を見詰めていた視線がディークへと向く。
去り際の瞳の色に、錯覚だろうか、違和感を覚えたが故に。
その違和は直ぐに彼の背に隠れてしまったのだが。]
あんな事のあった後だ。
本当なら、単独行動は避けるのが道理。
ただ……付いてきて欲しくない様子だったから、ね。
[周囲見回す様子>>504に、先読みしたかのようにそう言って。
迷いの中でシェイの視線を捉えたので、魔導具を手渡しに行ったのだったが。*]
─ 北側行き止まり ─
カークさん!?
[光のせいで視界はただ白いだけ。
けれど、寸前の彼の行動は目に入っていた。
何かを投げたような、あの動作に意味があるとするならば。]
─ 北側行き止まり ─
なん、で…!
[何の為にこんなことをするか解らない、けれど恐らく彼は自分に何かするつもりだ。
視界には頼れない、自分より手練の彼が気配を読ませてくれるわけもない。
だから、突き出された剣に貫かれるしかない。
はず、だった。]
― 回想:少し前 ―
[>>533 強い、と言ってくれるアデルに、少しだけ照れくさそうに微笑む。]
わたしも、支えられています。
今も、アデルさんの言葉で、がんばろうって思えるんです。
―――そっか、きっとみんなが少しづつ支え合っているから、強くなれるんですね。
[アデルの言葉に、思ったままを口にした。
>>535 謝罪には慌てて両手を振って]
いえっ!危険に備えて色々考えるのは大事なことですから…っ!
[とはいえやっぱり想像したくはなかった。
>>536 ディークに言っておいたほうが、と言われて、小さく首を振る]
大丈夫です、本当に、すぐ其処まで行ってみるだけですから。
ディークも疲れているでしょうし、余計な心配をかけたくないのです。
心配してくださり、ありがとうございます。
[言って、ディークに声をかけることはしなかった*]
― 昔の記憶 ―
[燃えている。燃えている。
空気が燃え、家屋が燃え、森が燃え、人が燃えている。
飛び散っているのが血なのか。それとも燃え盛る炎なのかの区別もつかない。
必死で逃げた。親も隣人も幼馴染も全て失った。一人だけ生き残った。
蛇の鞘。殺したものの怨念を凝縮させたように刀身から人の顔が浮き出ている鋸刀が目にやきついている]
…ここは…?寝てたのか?
[誰もいない森で目を覚ました。
走ってこけてた記憶もある。
藪を突っ切った記憶もある。
爪は剥がれ身体中痛み、腹は減る。寒い。覚醒とともに全てを思い出したのに、一つの違和感を感じるのにはさして時間がかからなかった。]
なんだ…これ?
[手にある異常。あるはずのないもう一本の指がそこにはあった*]
― 回想終了 ―
─ 北側行き止まり ─
───、え…?
[カークの突き出した剣>>532を、グレイヴが受け止めた。
グレイヴを持っているのは、確かに自分の腕。
けれど、動かしたのは自分の意思ではなかった。]
なん、で。
[自分の意思と関係なく、身体が動いたことに驚く。
視界を灼かれてしまっている為に、服の下から淡い青の光が洩れ出ていることには気付けなかった。]
― 開けた場所 ―
そうか。研究熱心だな。
まあ、此方もこういう時でしか身体から離すことはないし…
任の無い日ならちゃんとした解析に協力もしてやれるだろうけど。
[尤も、それも戻れたらの話であり。
実現するかは―――現状を鑑みるに、自信が持てないが。]
ああ。そいつを探すのには骨が折れたよ。
何百と試したが、波長が合わなくてね。
………微妙に混線しているんだそうだ、俺の魔力。
[癖のある頑固な石らしい。
良い石かは判らないが、と、シェイの感想にはそう言って。]
…………!
[隙を作り、そこを突いた。
一撃で終わるかと思っていた勝負は……終わらなかった。
ぶつかった刃と刃の擦れる音がする。
淡い青い光が洩れ出ているのに気づいたが、
その効果まではわからずに]
…………やるねえ。
[口笛を吹きたそうな、愉しげな口調。
剣を持つ手に力を篭めてグレイヴを押し、
その反動で後ろへと飛ぶ。]
─ 北側行き止まり ─
[身体が勝手に動く。
グレイヴで剣を跳ね上げ、返す動作で斬り付けに向かう。
その度に、青の光が、増していく。]
どう、して…っ
[視界は、まだ戻らない。
白に塗り込められたまま、目を見開く。
疑問は、既に新しいものに変わっていた。]
― 開けた場所 ―
……ごめんね。
[この剣のことを、父のことを言えなかったことと。
しょんぼり顔>>547をさせてしまったことに、小さく謝る]
でも。
[思いついたことが一つある。
血の繋がりは時に不思議な力を持つ。それを使って、鎖が締まろうとするのを少しでも緩められないかと]
そのためには。
一緒にいたいけど、いられないんだ。
[頼れる人、が、自分であってはいけない。
もしかしたら父も同じようなことを考えたのだろうかと、ふと思考が掠め。分からない、とまた首を振った]
─ 北側行き止まり ─
[身体が勝手に動く。
グレイヴを押され、距離を取られても>>553斬り付けに向かう。
その度に、青の光が、増していく。]
どう、して…っ
[視界は、まだ戻らない。
白に塗り込められたままの目を見開いて、問う声はカークに対してでは、ない。
疑問は、新しいものに変わっていた。]
ん……
[ぼんやりと言葉にならない声をあげながら、手の中に納めたままのタロット。恋人(Lovers)へと目を落とした後、指の間に入ったカードを入れ替えていくように六指の間を動かして遊んだ後しまう。
そのおかげでアデル>>536の視線が意識の間隙から抜けていった]
― 水場 ―
まったくだ。
……他者の住まいに勝手に上がりこむのは、彼の『白』だけで十分だというのに。
[謝罪>>513に対し、吐き捨てた言葉には『
望む通りの筋道、という言葉には微か、険しいものが過ぎり]
……筋道……か。
どのような、と問うた所で、答える気はなかろうな。
[そう、低く紡いだ後。
向けられた視線と、言葉>>515に。
変化の少なかった表情が、動いた]
……滅した相手と、滅する以外に道なき者が。
何を思おうと、知った事か……!
[どこか苛立ちを帯びたような声と共に、銀の剣が引き抜かれる。
月光の名を冠するそれは、直後に淡い蒼の光を帯びた]
……無駄話が過ぎたな。
いずれにせよその存在、このまま看破する事はできぬ故。
……滅する。
[短い宣の後、素早く踏み込み距離を詰める。
爪を用いなかったのは、懐に容易く飛び込めるとは思えなかったから。
踏み込みつつ、剣は自身の後方へと流しながら、右手は力を繰り、光球を生み出す。
複数の小さなそれを、視界を遮るように散らした後。
下げていた剣を、斜め軌道で大きく振り上げた]
─ 北側行き止まり ─
[自分の動きではない。
でも、この動きは良く知っている。
知っているのだ。
だって、幼い頃からずっと、見てきたのだから。]
ルト…っ
[今、自分の身体が再現しているのは、彼の動きでしか有り得なかった。
気付いた可能性に、見えぬ目が、更に見開く。
胸の青が、増した。]
― 回想:ちょっと前 ―
[>>554 覗きこまれて、こくりと素直にうなづいて。
おしりを叩く、というのには、思わずくすりと笑った]
はぁーい。
この年になっておしりはたたかれたくありません。
約束します。
ロシェ姉様の手の届かないところには、いきません。
[きちんと一度振り返って、そう言った。*]
いや、さっき戦ってた時この石違う色だったろ?
今は無色だから周囲の魔力の影響で変わるんだろうと思ってさ。
ディークも言ってたけど珍しい呪文使ってたからこの魔導具の何かかなとも思ってたんけど増幅っぽいから、
俺が使ったらまた違う色に変わるのか見てみたかったっていうか、
俺も魔力増幅が使えたら色々楽かもしれないと思ったっていうか…。
まあそんなとこ。
[そう苦笑すると、十字を返そうと差し出した。]
― 開けた場所 ―
っと。
[自分の中にばかり向きすぎた意識を浮かせるため、両手でピシャリと頬を叩いた。
見回すとまた人が減っている。シメオンの姿がない]
あれ、ディークさんはいるのに。
[ぼんやりしてるらしい人>>557に小首を傾げた]
― 開けた場所 ―
……アリーセか
俺がいるのに、ってなんだ?
[首をかしげるアリーセのほうを向き、その言葉だけでは内容がわからずに聞き返した]
― 開けた場所→中央分岐点 ―
[ツィスカと共に水場を目指し始めると、その途中で彼女が連れていた白梟がやって来た>>547]
この中を自由に飛び回るとは…。
夜目が利くからなんですかね。
[少し驚いたように白梟を見遣る]
と、3方向に分かれてますね。
ここをこう来てるから……右は突き当たりの可能性が高いか。
[メモをして来た手書きの地図を見ながら進むべき道の予測を立てる。
簡易的なものではあるが、ある程度の把握は可能だ]
正面か左、ですかね。
[地図は師が持っていたため、タイガはその内容を記憶まではしていない。
師の鞄を回収しそびれていることにようやく気付き、失敗したな、と息を吐いた]
湿気の多い方へ進めば良いのでしょうが…。
[さて、それはどちらから感じられたか]
/*
Σフレデリカが石を活用しまくってくれている
びっくりした、けれどこれは有難う過ぎる。
無茶振りする兄さんで済まなかった…… でも感謝を伝える!!
─ 北側行き止まり ─
[動揺していても、動作が止まることはない。
だが、リヒャルトの動きを再現するには体格が小さすぎて。
彼と違う武器を使っているせいか、勝手が違って。
斬撃は避けられ、受け止められ>>567。]
っ…!!
は、ぁっ
[腹部にまともに食らった衝撃に一瞬息が止まり、足をついた。]
[イリスが奥へと歩き出す。
ツヴィンガーがフレデリカとカークと共に水場の探索に出たのは視界に入っていた。
水源探査なら自分の能力でも役に立てるだろうと思ったが、位置はわかっているようなので声をかけなかった。
ウェルシュが立ち上がり。
それを追うようにしてフランツィスカとタイガも移動したか]
こちらの方が少なくなりましたね。
[開けた場所を見回して呟いた]
― 開けた場所 ―
うん、ウルズさんも、ディークさんもいるのに。
シメオンさんの姿が見当たらないなって。
[ディーク>>569に応えながら、ウルズの方>>573を見た]
まあ、そういうことも、あるか。
[花摘みとか。言葉には出さないが軽く肩を竦めた]
―開けた場所→中央分岐点―
そうだと思います。
[それでなくとも人が入ってるのではないかと疑われるくらいだ。
何かあってもおかしくはないだろう。]
…ねえ、モーントシュテルン?
水場のある場所って、わかる?
[湿気の寡多を感じてみようとしながら、何の気なしにお供に尋ねてみる。
知っていればめっけもの、といった風である。]
― 水場 ―
ふふ、白は良いなんて仲良しさんねぇ。
[とワザと言うと嫌どころか殺気でも出そうだが気にしない。
どのような>>558との問いが聞こえると、存外あっさり口を割った。]
あの方は、全ての連なる者が集い、その力を奮うのをお望みなだけ。
その為の筋道は、もう殆ど成したわ。
その後の事に関しては、多分……
何も考えていらっしゃらないんじゃないかしら。
[材料を揃えて投げ込んで、
後は勝手に出来上がっていく過程を見ているだけの我が主。
故に奔放。
だが同時に、
そこには、自ら課した枷から逃れられない
―――干渉できない事への憂いが在るのも、自分は知っている。
それを口にするつもりはないので、問い>>558にはそれ以上の答えもなく。]
だからアンタはうそつきなのよ。
知ったことと言い切るのなら、
どうしてそんなに、イライラしてるのかしら?
[苛立つ声>>559にも苦笑して、青い光放つ剣には目を細める。
ローゼンハイムが下から持ってきた剣。
一見すると魔法剣だが、出所が出所故に、ただの剣のはずが無い。
警戒するようにサーベルを構え、じり、と軽く膝を落とす。]
[>>560戦闘への宣句のような言葉に、意識は戦う事へと切り替わる。
相手が飛び込んで来たなら、刃を前に出し姿勢は低く、こちらも前に出るような格好に。
右手が何かをしているのは気づいたが構いはしない。魔法の耐性が高いのは誰が相手でも同じこと。
が、視界を奪うだけのそれが放たれると、一瞬ウェルシュの姿を目では捉えきれず逃す。
だが気配がその一瞬で消えるはずもなく。
空切る音と、殺気が落ちる所にサーベルを横に向け、受ける体勢を取った。]
[「主、いくの?」と、問う様に、
お供は首を傾げた後、左の方へと。]
……左の方、みたいですね。
[タイガを見てどやっ、という表情になって。
そちらの方へと向かおうとする。]
/*
リカの戦い方、カッコイイなぁ…!
繋がりの使い方がとても素敵。
リヒャさん、ごろごろしてるんじゃないかしらw
ツヴィさん達の応酬もドキドキしますけど。ど。
[アリーセからの返事>>574か、それと同時にぐらいに、イリスがいないことに気づいた。
ウルズがいるにも関わらず、彼女に一言もなしでいったわけではないだろうから、そう不安になることもないのかもしれないが]
まあ、一人になりたいとか。なんか事情があるのかもしれないが……
…あの姫さん、船乗る前に本当に鈴でもつけてやったほうがよかったか。
[結構本気でそんなこといいながら先に調査にむかったものたちが向かった道を見て]
テンションか。
好きな事にそうなるのは、俺も少し分かるな。
突き詰めてモノにしたい気持ち……に近いか?
[魔法を覚えたての頃。
そして剣技を習いたての頃。
どちらも、突き詰めて極めてやる――などと、思っていたっけ]
…ん、帰ったら。
アリーセの言っていた、シェイとの共同研究――だっけ?それも気になっていたし。
[“帰れたら”とは言わない。
多分それは暗黙の了解のようなもの。
互いの想いなど知るべくもないのにも関わらず。]
そうかい。心配かけたくない…なぁ。
[アデル>>581の言葉に頭をがしっと掻くと]
ああ、ちょっと考え事してたんでな。
[呆れたような視線に一度肩を竦めた後]
んじゃ、ちょっといってくる。
[お気楽にさらっと単独行動宣言をした。ついてこいとか誘うことはないが、くるならば拒まずにウルズ>>584の視線からして奥に進んだので間違いないのを確認して、奥へと歩き始めた]
いや、まさか。
自力で原石を採取したものも幾つかはあるけれど、各地に居る採掘師や加工を生業にする人らを回って、試させて貰ったのが主だな。師匠の人脈によるもので、俺は適合を見る程度。殆ど何もしていないよ。
[感心した様子のシェイには、慌てて首を振って。>>564]
……ああ、それなら反発するかも知れないな。
機嫌を損ねると厄介だ。
しかし、一直線か。
こう言っちゃナンだが、シェイらしいな。
ああ、別に単純そうという意味じゃあない。素直なのは美徳だし。
[石の波長と魔力の波長は、性格診断じゃあない。
自分が捻くれている訳ではない…筈だ。]
他の魔導具や他の石がどういう反応を示すかは様々だが。
そいつは、発動する呪の性質や種類によって変わる性質らしい。
他の人間が使うと…、
……想像もしなかった。興味はある、けど。
[概ね、シェイの予想通りだろうからと頷いて。
差し出された十字を、腕伸ばして受け取った。>>565]
─ 北側行き止まり ─
───…っ、!!!
[カークの声>>575に、身体は反応した。
けれど、衝撃と痛みに捕われている為にその動きは鈍く。
降りおろされた剣は、青の光を僅か逸れて─
けれど、小さな身体はそれにしっかりと貫かれた。]
― 開けた場所 ―
あら。そうだったんですか。
[アデル>>581の説明を聞き、ウルズの視線>>584を追いかけて、何度か目を瞬いた]
でも、うん。シメオンさんも年齢が窺いにくいけれど。
リカと変わらない歳なのだしねぇ。
[乙女心は繊細なもの。微笑んで納得を示す。
鈴をつける、なんて意見>>583には小さく吹いた]
[その時。
りん――――と、澄んだ音が、再び耳に届いた。
先刻よりも強い、音。十字を首に戻そうとしていた手が一瞬止まる。**]
― 中央分岐点→分岐左へ ―
[白梟に言って分かるのだろうか、とツィスカとのやり取り>>576を見ていたのだが]
……随分と、賢いのですね。
[問いに応じるように左の道を進み始める白梟>>582に、瞳を何度か瞬いた。
どや顔になる様子に、小さく笑いが漏れる]
では
[本当に道を知っているのかまでは判断出来なかったが、闇雲に歩くよりは良いかと考え、示される方向へと進んで行く。
勿論、周囲への警戒も怠らなかった]
ま、それ以外にも色々思うところはあるんだろうけどな。
[自分の血族とか。この地のこととか。そういったことは口にはせずに、アリーセ>>590に答えた後、ずんずんと奥へと歩いていった]
― 開けた場所→奥に向かい出した―
/*
しかして。
ツヴィさん達の所には、まだ足を踏み入れてはいけない気がする(だから人を少しでも減らそうと残ったとこも一部あり)んですが。
どうなのかしらー?
ああ、でも立会い終わった後にして、襲われたからって誤魔化し→ツィーが沈黙してれば問題なさそうかな…?
きっとそこらは上手く考えられてますよね。うん。
― 開けた場所 ―
[何か事情があるらしい。
聞いてみたいと思わなくはなかったけれど]
……いってらっしゃい。
[ズンズン進む背中>>593を見送って、小さく息を吐いた]
─ 北側行き止まり ─
…っ
、ぁ、あぁっ…!
[引き抜かれた痛み>>594に、声を洩らす。
噴き出る血が、身体を濡らしていくのが解る。
白に塗り込められていたはずの視界は、ようやく色を戻し始めていたけれど。
それもまた、薄れて。]
[アリーセの言葉(>>590)にそういえばシメオンはまだ18歳だった事を思い出す。
年齢の割には随分と落ち着いているのでつい忘れがちになってしまう。
行ってくるというディーク(>>586)には頷いて。]
何が起こるか分からないしな。
ここは私とリヒャルトがいるし行って来るといい。
[ディークを止める理由はない。
ディークを見送ると辺りをぐるりと見回す。
随分と人が減った。
魔物が出るような危険な場所でバラバラに行動するのは迂闊だ。]
…指揮官がいなくなるだけでこうも統率が取れなくなるとは。
[その方が都合がいいとはいえ、傭兵としての性か心配にもなってくる。
口に出して注意を促そうとは思わないけど。]
― 水場 ―
[予想に反してあっさりと語られた『筋道』>>577 >>578に、ほんの一瞬覗いたのは、呆れたような表情。
だが、それは苦笑と共に向けられた言葉>>579によって強くなった苛立ちに、のまれる]
……っ!
…………黙れっ!
[揺らぎ、揺らぐ。
『
[揺らぎを振り切るように、蒼き月光は舞う。
一撃が止められるのは、想定内。
そのまま、振りぬこうと力をかける、と見せかけ、不意にその力を抜く。
狙うのは、押し上げる力が唐突に途切れる事による、バランスの崩れ。
──正攻法で、勝てるとは思っていなかった。
彼の人の剣技には、いつも感嘆させられていたから。
だからこそ、選んだのは搦め手。
体勢が崩れたなら、再度剣を振り上げ、対する刃を弾く。
前面に隙が出来たなら、後は、一度引いた剣を、紅の胸に向けて真っ直ぐに突き出すのみ]
― 三分岐・少し北側通路 ―
[考え事をしているせいか、洞窟を仕切る壁の配置のせいか。
奥で起こっている出来事には、未だ気づいていない。
微かな金属音も、違和感を感じるほどではなくて]
………白竜…あなたは…
[己を眷属とする神の名を呟く。
その意図を問うように。
しかしそれは無意味だと知っている。
微かに唇を噛むから―――誰にも見られたくなかった]
近いね。その事に関しては何でも知りたいっていうか。
まあ状況が状況だから、控えめにもなるけどさ。
[>>585現状は控えめな方らしい。
帰ったら、という返事に、へへっと笑った。]
よっし約束!
言っとくけど俺はしつっこいから、
約束したらぜってえ諦めねえからな?
[笑顔のまま言う。そのしつこさはカークに聞くと、とても解りやすいだろう。見つけては追い回していた日々が少し懐かしい。続いた言葉に左手を開いて人差し指にある指輪を見せた。]
おっ、アリーセにきいたの?
そうそう、双子石の研究でさあ、片方はコレなんだけど
上手くいけば色々面白い事できるはずなんだよなーっ
実験みにくる?
まあギジュツ的意味でのヒミツの実験もあるにはあるし、危ないかもしれないけd おっと なんでもない。
[言いかけてやめた言葉は物騒だったが笑顔のままごまかした。]
/*
フレデリカ倒さなかったと書いたけど、
膝ついて座ったままでもいけたよね・・・
頭の中で倒れたことに変換されてたから
焦ってたけど・・・
焦り過ぎだ俺
ヽ(゜∀゜)ノ
─ 北側行き止まり ─
[突きつけられた刃>>594に、恐怖はない。
幼馴染の剣になると誓った自分が、父から最初に教わったのは命を失う覚悟だったから。
けれど。]
…ひとつ、だ、け。
あ、る。
[カークの問いかけに返す、震える声。
それと同じくらい、震える指。
剣に貫かれた際出来た裂け目から、先程まで青い光を放っていたそれを出して。]
― 開けた場所 ―
大変ですよね。
[ウルズ>>598の真意は知らず。ただ一般論として頷いて]
……こんなことになるとは、誰も思っていませんでしたから。
ローゼンハイム様だって、きっと。
ねぇ?
[アデル>>597の方を向き、あなたも、と唇を動かした]
― 開けた場所 ―
[シェイ達の話までは聞けてない。
聞こえてはいたとしても、同時に幾つもの会話を成立させられるような異能は持っていないから。でも]
………。
[リカと近しいリヒャルトには、無茶しての失敗を知られたくはなかったりしたから。危ないとか何とか、そんなことを言われていたタイミングで。
チラリとシェイ>>603の方に、何を言ってるのかな?とでも言いたげな、絶妙な笑顔を向けていた。]
─ 北側行き止まり ─
[解ったのだ。
このお守りを渡された本当の意味を。
彼が剣を用いなくなった理由を。
だからこそ。]
これ、を。
───わっ、て。
[石に込められた魔力が割られることで解放されるのを見たことがある。
なら、この石に込められたものも、割れば彼に戻るのではないか、そう思って。
叶えてくれるか解らない。
けれど、彼に願うしかなかった。
もう、自分にはそれを出来るだけの力が残っていないから。]
[一人じゃない。誰かがいるから大丈夫。
思いやり、絆。
今回の依頼から、そして先程ぼんやりしていたときに聞こえていた言葉を浚う。
確かにアデルはこちらに目配せをしていたなと気づきながら]
じゃあよ…そいつがいなくなったらどうすんだ?
[イリスの元に向かいながら独りごちる。]
よりかかるなんてごめんだ。
/*
あ、ドヤ顔使える、とか思ってつい。やってしまったら。
……間の悪いところに(汗
リカ、カークさん、ごめんなさいっ!orz
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