情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[草原を立ち去り、足は再びパン屋へと。
" OPEN″でも常のノックをしようと手を丸める。]
勝手に入って良かったんだっけ。
暫く来てないうちに忘れるところだったよ。
……あれ? まだお爺ちゃん居るのかぁ。
[中を覗き込めば、店の主と老人の姿。
特に二人きりになる理由はないのに、何故か扉を開けられず、静かにその場を後にした。]
―パン屋→―
/*
あれ?パン屋繁盛してる?
皆パン食えパン!ヽ(・∀・ )ノ キャッ キャッ
こめなんかより、今時はパンだぜ!
ナウなヤングにばかウケなんだぜ!!ヽ(・∀・ )ノ キャッ キャッ
[丘で祈りを続ける。
だが祈りの途中、不思議な感覚に身を落とす。
誰かが、語りかけてくるような気がして…。]
――……。
[祈り終え、目を開ける。
気付けば、いつもの丘。]
あれは、何だったの…
[しばらくぽかんとしていた彼女だが、普段通りの丘から見える光景が、普段とは違うことに気づく。]
船が……来ていない?
[フリーデルがお祈りをする時間、通常なら定期船が港に到着して、荷を積んだり、降ろしたりしているはずだった。だが、今日は…その船の姿が、ない。]
―宿・談話室―
[パン屋を立ち去った羊飼いは、そのまま宿へと向かった。
談話室には、幾つか面々があったか。
ただいま、と挨拶をして、窓際で眠るヨアヒムに歩み寄った。]
っわ、起きた!
おはよう……って時間じゃないけど。
[浅い眠りだったのか。
羊飼いの気配で目覚めるヨアヒムに笑いかける。]
>>271
[食事をすれば、まだ不安の残る少年の顔も、少し緩んで安心する。]
ヨアヒムに用事かい?
朝ちらっと見かけたけどね。
なんだか顔色が良くなかったよ。
ゲルトと一緒にまだ寝てるんじゃないかねぇ。
あ、ゲルトは具合が悪いって訳じゃなくて、いつもの奴だと思うけど。
まったく、村が大変な時だってのに、若いものは皆何してるんだか。
ディーターが戻って来てるようなら、吊り橋を造り直す気でも切って来てもらおうかね。
……あれ?
今日はゲルトさんと一緒じゃないんだね。
何か違和感。
[常に一緒に居る二人組。
片割れだけを見かけることはきっと少ない。]
何だか、色々大変な事になってるよ。
吊り橋落ちちゃうし、船は来ないし……
眠ってる場合じゃないって。
[寝ぼけ眼のヨアヒムの体をぶんぶん揺さぶってみた。]
橋を立て直すにはきっと男の人の力必要だから。
その時だけはちゃんと起きてよね。
―丘→教会―
[海が別段荒れているわけでもないのに、定期船が来ていない事には疑問を覚えた。
教会に戻ると、礼拝堂、教会の中と、手早く掃除を済ませる。ジムゾンは書庫には居なかった。きっと目的の本を見つけたのだろう。]
後で、レジーナさんに聞いてみようかな。
[定期船が来ない理由を、彼女なら知っているかもしれない。ひとまず、宿へと向かう]
/*
……んー、やばいな。
みんなに赤が見えない以上、私、ヤコブと桃ってるだけにしか見えないですよね?
もっといろんな人と絡まねばいかんのに、この性能の低さはまずいよなぁ……。*/
[小屋に寄ったが、妹の姿は既になく。
行き先はだいたいわかる]
特にやることもねぇし、昼寝でもすっかな。
[>>292で言われてることはつゆ知らず。
そのまま丘の方に足を向けた。
フリーデルが佇んでるのに気がつく]
フリーデ…。
[言葉は最後まで続かず。なぜか話しかけられない雰囲気があった。
フリーデルはディーターがやってきたことに気づくだろうか]
>>292
あ……やっぱりそうなんだ。うーんなんかここ最近、逢ってもあんまり元気そうじゃなかったから、張り合いがない……ゲフン……えっと心配で…
ちょっと顔見せてきます。あ寝てるなら起こしたりしませんって。
[などと階段を昇って様子を見ればゲルトと寝てもいただろうか? やがて、時間が経てば下には降りてきたものの、相も変わらずうとうとする彼。>>289
カタリナが起こしてくれたようだが、どうも本調子にはほど遠く見えてしまい]
……本当に大丈夫? 橋壊れちゃったから村長さんもどてこれないけど、なるべく安静にしててよ。橋の修理? 軽い物ならボクも持てるしさ。大事なところはヤコブんさんやディタ兄がやってくれるだろうし。
[と、心配そうにしながら飲み物でも運んだことだろう]
……ぁ、それから。
[少しだけ距離を詰めて小声で囁く。]
パメラのこと、よろしくね。
元気そうに見えるけど、無理してると思うの。
私も力になるつもりだけど、ほら、女の子は男の人に護ってもらった方が嬉しいと思うから、さ。
仲良いでしょ、二人は。
[悪戯っぽく笑う様子は、年齢よりも幼く見えただろう。]
[ちょうど、話題に出ていた青年の名を呼んで、羊飼いの少女が談話室を訪れる。
途端に賑やかになった談話室の隅を首だけで振り返り、ゆらされる青年に眉を下げた。]
あら、ヨアヒムってばそこで寝ていたの?
静かだから気づかなかったよ。
カタリナ、ヨアヒムは何か今日具合が悪そうだから、あんまり苛めないようにね。
さて、と皆に朝ご飯も出したし、あたしはちょっと出かけてくるよ。
今、村に誰がいるんだからよく分かってなくてね。
皆の様子を見てくる。
船が来てるなら、救援も頼まないといけないしね。
……ん?
ヨアヒムさん、具合悪いの?
[少年の言葉を確認すると、ヨアヒムの顔を覗き込む。
彼はどんな表情をしていただろうか。]
ペーターは偉いなぁ。
私も手伝うけどね。体力には自信が
[あるって言ったでしょ、と。
肩肘を曲げ、服の下で上腕筋を盛り上げてみた。]
苛めてないよぅ。
[母代りであるレジーナに忠告されれば、しゅんと項垂れた。]
―教会から宿への道―
[宿へ進もうとすると、赤毛の青年の姿があるのに気が付く。
本当は彼女が丘で祈っていた時、姿を見られていた>>297のだが、そんな事には気付いておらず]
あ、ディーターさん。こんにちは。
……今日もお昼寝ですか?
[笑顔で話しかけるが、心中穏やかではなく]
……あの、今日…定期船が来ていないみたいなんですけれど、何か知っていたりします…?
[何かと頼れる彼に、聞いてみた。
どのような答えが返ってきたにせよ、彼女は宿へと向かう。ディーターの気が向くなら、共に向かう事だろう。
彼女は他愛の無い世間話を振り続けるに違いないが、彼の反応はどうか**]
一日に一人……そうだね。
あたしの力ではそんなものかもしれない。
[多すぎる気もしたけれど、若い狼と3人で分け合うのならそんなものかもしれない。]
一日に一人、目立たないように。
でも忘れないで。
あたしはこの村の暮らしを気に入ってる。
この安全が脅かされるようなら、狩りをするのに躊躇はないけど、せっかく落着く場所を見つけたんだ、必要に迫られない限り、*食い尽くすつもりはないよ?*
神父さんさ、ニコラスさん何処行ったか知らない?
ほら、あのキレイな顔のおん…男の人。
画のモデルやってもらおうと思ってさ、あはは。
[しかし、神父からは存ぜぬと言われただろう。]
…そっかぁ…じゃあ、やっぱり宿屋かなぁ。
森の中にも居なかったし…
[森と聞けば、もしかすると神父は顔を顰めただろうか。]
あ、うん、鳥さんを描きにちょっと、ね。
まぁ、森の中には鳥さんどころか他の動物もいなかったから、
あっちの方の海岸でうみねこ描いてきたんだけどさ。
…神父さんも宿屋、行く?
良かったら、一緒に行こうよ。
旅は道連れって言うしさ。まぁ、すぐそこなんだけどね。
[からから笑いながら、神父と共に宿屋へ向かった。**]
じゃあバターロール頼もうかの。したら、またのー。
[見送ってくれるオットーに手を振って、爺は帰路へとつく。パン屋に向かうヤコブやクララには途中で会うだろうか。パンの入った包みを抱え、空を見上げた]
おお、のんびりしとったらお天道様が高い所におるのー。
ヤコブに怒られてしまうかの。
あは、苦しゅうない……なんてね。
[ヤコブに手を取られ、陽光の落ちる外へと足を踏み出す。
今日は帽子もきちんと被っているし、服装だってきっとこの時期に相応しいはず]
あのさ、……私、重かったらごめんね。
[台車にちょこんと腰掛けて、微笑みかけた]
→オットーの店
陣営予想
【赤】
狂:ペーター
狼:リーザ・カタリナ・?
【村】
占:ジムゾン
霊:?
共:ヤコブ・アルビン
狩:?
フリーデル霊とかあるのかなあ?村側っぽくはあるけど。
釣り…ですか。
それも楽しそうですね。
髪の事ならご心配なく。髪の心配なんかしてたら、こんな旅は出来ませんからね。
[ペーターの提案には嬉しそうに頷く]
>>304 あ、ああ。昨日は結局あんま寝てなくてな。
[夢見が悪かったことについては触れず]
定期便?いや、俺はあんまり詳しくない。
女将に聞けばわかるんじゃねぇかな。
[フリーデルの心中はわからない。
ただ他愛もない世間話ができるのが嬉しくて、そのまま一緒に宿屋に向かった]**
[少年の嫉妬にも近い気に、くすっと愉しそうに笑う。
その視線が少し心地良い。]
パメラぁ?
海岸で一緒だったよ。
でもそこで別れたから……何処行ってるんだろう。
きっと、そのうち戻ってくるよ。
[少年を案じるように言ってみたが。
海での彼女を思い出せば、僅かに琥珀は揺れただろう。]
>>312
か、海岸? そ……そうなの?
[寝ていた時に皆近くに来ていたのだろうか? こんな時期とはいえ、浜辺で寝落ちしてましたじゃあ、流石に気恥ずかしい。見つからなくて良かったと心の中で胸をなで下ろす]
う……うん。そうかな? 今日もこっちくるのかな?
[ヨアヒムは少しお疲れっぽいけれど、彼女は……少なくとも昨日見た限りはいつものパメラだった。だから、そこまでは心配してはいなかったが……]
……なにかあったの?
[目が好きだからというわけでもないが、そういえば昨日から人の目を良く見ている。
だからというわけでもないけれど、その琥珀の瞳に少しの陰りを感じる。
怪訝そうに彼女をじーっと見つめながら、小声で尋ねてみた]
――オットーの店に向かう道すがら――
[道の向こうからひょこひょこと歩いてくる人物に小さく手を振る]
あ、モーリッツのじさまだ。
こんにちはー。
……ヤコブ君、どうする?
じさまをおうちに送るんだったら、私、ここから歩いていくよ。
[ヤコブに尋ねる。
彼が祖父を自宅に送るのであれば、鼻歌まじりにオットーの店まで歩く心算]
[少年の吃るような声に僅か首を傾げる。
どうしたのかとみつめていれば、向けられる視線。
その意味には気付けないが]
何か……あったよ。
でも、これは私とパメラだけの秘密。
ふふふ。
[小声の問いに、釣られたように小さな声で笑う。]
パメラは本当、無理ばかりして。
たまには年上らしいところ、見せようかなぁ。
[一歳しか違わない友人。
歳の隔たりは双方ないが、そう言って笑った。]
/*
飴もらいまくりでもうしわけない\(^o^)/
5〜6個はもらったような…ふがふが(全ての飴を口の中で転がしている
*/
ほら、来たよ。
ペーターの大好きなパメラが。
[パメラに手を振った後、ペーターをちょっぴり揶揄した。]
遅かったね。
私よりも先に戻ってると思ったけど。
あれ? 神父さんと一緒だったの?
[友人の背後に神父の姿を認めれば、挨拶代りに微笑む。]
――オットーの店――
相変わらず、良い匂いさせてるね。
[店の扉を開ければ香ばしいパンの香りが鼻腔をくすぐる]
こんにちは。昨日ぶり、かな?
昨日は酷い嵐だったねぇ。
[挨拶もそこそこに、どれにしようかなとパンの吟味を始める]
何か、おすすめはある?
うん、分かった。
バター沢山入れて焼くよ。
[またね、と手を振りながらモーリッツを見送ってから、読書は再開しないまま。
残りは数ページだったが、いつクララに他の本を借りられるか分からないため、楽しみはとっておくことにしたのだ。]
ま、明日の仕込みでもしようかな。
バターはまだあるし、おじいちゃんの為にバターロールと…あと、何焼こうかな。
[いくつかの酵母の様子を確認し、先日仕込んでおいたブルーベリーの酵母を手に取る。
瓶の蓋を開け、香りを嗅ぐ。うまく育ったであろう、良い香り。
試してみようと、酵母を小麦粉と混ぜ合わせ、丁寧に生地を捏ね始める。
そうしている内に、クララとヤコブも店に来ただろうか。]
いらっしゃい。
[生地をまとめ、布巾をかけてから出迎える。]
おや、こんにちは。パメラさん。
そういえば、画を描いてもらう約束をしていましたね。
橋が落ちなかったら約束を破ってしまう所でした。
[元気な声が談話室に入って来ると、百群をそちらへ向け、パメラに声を掛ける]
[ その場に居た三人に挨拶をする。]
こんにちは、ペーター君、カタリナさん。
ええと……。
[ もう一人の男。
確か、ニコラスという名前だったか。]
失礼、ニコラスさん……でしたよね。
昨日は申し訳ありませんでした。
謝罪いたします。
[ 頭を下げた。]
/*
薄着になればいいのにとか、パメラが言う台詞じゃないよねw
ジムゾン・ニコラスは何かしら能力持ってるみたいですね。
フリーデルもかな?
ほかはよくわかんないやー。
*/
今日はバタールかな。
あとは白パン。
白パンにはかぼちゃのジャムもおまけでつけるよ。日持ちはしないけどね。
[モーリッツに言ったのと同じように、説明する。]
あ、明日はブルーベリーのパンを焼こうと思うんだ。
この前仕込んだ酵母試してみたから、うまく出来るか分からないんだけどさ。
まあ、失敗したらまたヤコブに食べてもらうよ。
[ヤコブの顔を見ながらにやりと笑う。果たして彼の反応はどうだったか。]
―道の脇の大きな木の下にて―
あついのじゃー。ちょっと休憩なのじゃー。
[二人と別れた後、真っ直ぐ家には帰らず、道の脇に生えている大きな木の木陰に入っていく。そこには切り株があって、散歩中はよく休憩していくのだ。
水筒の蓋をあけると、冷えた水を飲んで空を眺めていた。誰かと会えば雑談でもして、家に帰るだろう**]
>>318
秘密……ならいいけどさ。って、なんで笑うのさ。べ、別に心配とかじゃなくて……
[少し口を尖らせる]
無理ばかりするのはお姉ちゃんもじゃないか。昨日も無理して走ってさ。怪我の具合大丈夫だった?
[そんな時にのんびりとした明るい声が聞こえれば、>>317はっとして振り返る。直後にカタリナの言葉>>319を聞けば、むぅとジト目でもくれてやったかもしれない]
おはよーパメラ。海の方行ってたんだって? 珍しいね。
……あ、神父さんこんにちは
[後のジムゾンの姿を見れば、軽くお辞儀
パメラに向かっての時とはやや声のトーンが落ちてしまうのは……無意識のうちに彼に少し苦手意識があるせいだろうか?]
……へぇ、そうだったんだぁ。
私もわりと色々回ったけど会わなかったね。
そうそう、さっき草原にさ。
[パメラの元に歩み寄り伝えるのは、先刻の草原でのこと。
動物好きの友人はどんな反応をするだろうか。]
神父さんってお酒飲んでもいいの?
私、ダメだと思ってたよ。
[こてんと首を傾げ、神父をみつめた。]
[ パメラの言葉には、恥ずかしげに。]
ええ、もうあのような無様な姿は晒しませんとも。
[ 同じ言葉を過去に何度言ったであろうか。]
ペーターさん、こんにちは。
[ もう一度挨拶をするも、視線が噛みあうことはない。
どうにも苦手意識を持たれているらしい――長い村の暮らしで分かっていた。]
……モーリッツさんは此処には居ないようですね。
それでは皆さん、私はこれで。
[ 頭を下げてから、宿の出口へと。]
んー。どうだろ。少しは涼しくなったのかなぁ
……確かに昨日よりはましかもしれないけど。
[惰弱な女にしてみれば、一定の気温を超えてしまえば『暑い。外に出たくない』の一言で片付いてしまう。ヤコブには内心を見透かされたかもしれないが]
じゃあ、バタールと白パンもらうおうかな。
それと、保存の利きそうなのもお願い。
あ、ブルーベリーのパンも美味しそうだけど、明日かぁ……。
[むむむ、と考えて]
朝、起きれたら、買いにこよっかな。
[ カタリナの言葉に苦笑した。]
洗礼や儀式に葡萄酒は付きものですが……みだりにいただくものではありませんね、本来は。
[ 肩を竦めた。]
今後は慎みます、ありがとうございます、カタリナさん。
[ 礼を言って外へ。]
モ「ひょっとしてさー」
リ「ん?」
モ「ペーターとジムゾンってー、凄く気が合うんじゃないのー?」
リ「13秒しか離れてないしね……」
葡萄酒かぁ。
確か、キリストの血だったよね。
……っえ? 神父さんが前に教えてくれたんだよ。
[礼を言われるほどのこと言ってないけどなぁ。
そう思いながら、外へ向かう神父を見送った。]
えーっと、お金、お金……と。
あれ……? あ、そうか。
[ポケットを探るが、先ほどヤコブにありったけのコインを渡してしまったことを思い出す。
隠しを探り、コインの感触を確認してほっとする]
これで足りるかな。
[オットーにコインを手渡した]
-- 回想・村をうろうろしてた時のこと --
[さて、パメラが居そうな場所とはどこだろうか。
そんなことを考えていたら迷子?とかかる声>>141。
振り返ってカタリナの姿を視とめ、ゆっくりと首を振った。]
いいえ、いや、ある意味そうかもしれませんけど…。
いえいえ。あれがお気に召していただけたなら、
私も仕入れた甲斐がありましたよ。
[砂時計の礼には嬉しそうに答え、
その後に続いた言葉に少し首を傾げた。]
その砂は、山の頂で採れたものですがかつては海の砂でした。
永い永い時を経て陸は形を変え、海から山へと移動して、
そして今貴女の手の中にあるのです。
[にこりとしたまま言葉を続ける。]
その砂が経た時間に比べたら、私たちの一生なんてほんの一瞬でしょう。
だったら、駆け足で進むのはなんだか勿体無い。
いっそじっくりと過ごしてもいいんじゃないですか?
[早く大人になりたいと言うカタリナへそんなことを言う。
カタリナはどんな顔で聞いただろうか。
もしかしたら憮然としたかも、しれないが…。]
ああ、そうそう、パメラさんを探していたのです。
ご存知ありませんか?
[>>145ある意味迷子の訳を告げて、小さく肩をすくめた。
海と聞けばほう、と頷いて、]
海でも描いてるのでしょうか。
ご一緒させていただいても?
[海へ行くが一緒に行くかと問うカタリナへ肯定の意味の問いを返し、
共に海の方へと向かう。]
そういえばパメラさんは相変わらず動物好きなのですねえ。
先程お宅へ伺ったところ、ふわふわの…仔狼が飛び掛ってきて。
[参りました。
そう言ってお手上げとでも言いたそうに手を軽くあげたりしたか。]
/*
冷蔵庫とか、冷凍庫とかない…よね?
あるのかな?
パンは冷凍保存が一番美味しく保存できますヽ(・∀・ )ノ キャッ キャッ
―宿屋―
なあ、なんか定期便が止まってるっぽいんだけど、なんでだか誰か知ってねぇか?
[フリーデルと宿屋に戻るなり、開口一番尋ねた。
誰か答えてくれるだろうか]
[うつらうつらしていた所を、
カタリナに揺さぶられて、覚醒する意識。
ごしごしと眸を擦りながら]
ごめん……なに?
夜あまり眠れなくて……。
[あふ、と。欠伸を一つ]
ゲルトなら、寝てるよ。
いつもの「慌てない慌てない。ひとやすみひとやすみ」ってやつ。
[橋の話を聞けば、ああ…と。どこかぼんやりと頷いて]
そっか。橋が落ちたって誰か言ってたな。
……うん。後でディーターの手伝いに行くよ。
[手伝うと横で言う幼い少年の言葉を聞けば、
何も言わずにその髪を撫でた]
[ ディーターの言葉に耳を疑った。]
ディーターさん?
……本当に止まってるんですか?
[ 信じられないとでも言うように聞き返した。]
こんにちは神父様。
いえいえ、あのような上等なお酒は普段中々飲める物ではないですからね。良い体験をさせてもらいましたよ。
[頭を下げる神父に驚きながらもそう告げて]
[パメラの事をと、彼女を案じるカタリナには。
緩く頷いて]
……ああ。
[どこか遠い眸をして、曖昧に答えた。
そうこうしていると、噂の本人がやってきて。
ぱちぱちと、軽く眸を瞬かせた]
そういうパメラさんもキレイだと思いますよ。
[パメラにまじまじと見つめられながらも、そう返して]
薄着…ですか?
確かにこの格好では少々暑いですが、旅をしていると暑い場所にも寒い場所にも行きますからね。
荷物を少なくするためにも、このぐらいの服装が丁度良いんですよ。
[体の線を隠すのにも丁度良いと、本当の理由は語らぬまま、パメラとペーターに言う]
>>338
動物いなかったの?
[そういえば、夜の時は気にもせず駆け抜けたが、戻ってきたとき……森はやけに静かだったような気がする]
あ……覚えててくれたんだ。嬉しいな。
[笑いかけた時、彼女の伏し目がちな様に表情が固まる。
カタリナの揺れた瞳がオーバーラップし……一瞬の間]
失敗とか、だれでもあるし……べ、べつにすぐ欲しいとかってわけじゃないからさ。
無理しちゃだめだよ。今度いいスポット教えてあげるよ。
[何かあるのなら助けてもあげたいけれど……そこに感じるのは“壁”だろうか?
自身が作ってしまっているものなのかもしれないが……何とも言えぬ気分が、余計にこの場から去りたい気持ちに拍車をかけてしまう>>341]
[結局げんなりしながらトボトボとモーリッツを探す。やて大きな木の下でのんびりしている彼を見つけるだろうか?>>333]
あーじっちゃん! こんな所にいたんだ。もー畑に行ってもいないからどこ行ったのかと思っちゃったよ。
だれか待ってるの? え?休憩?
木陰といってもあんまり外にいると疲れちゃうよ。
ほらいこいこ? 野菜楽しみにしてたんだから。
やっぱりトマトかな? ほらじっちゃんのとこの甘くてそのままかじっても美味しいもんね。
そういえば魚と合うのってどの野菜なのかな?
[自身へのげんなりした気分を振り払うように、モーリッツと雑談を交わしながら手を引いてあげる。
そうこうして彼の家へと向かっただろうか]**
>>352
ああ。フリーデルが見てたらしいんだが、来る気配がないってよ。
俺も直接港に行って聞いたわけじゃねぇんだけどよ…。
[常になくどことなく自信なさげにそう返した]
……紅い月。
[談話室に入って来たディーターの言葉が聞こえると、ぽつりと呟き]
昨晩空に紅い月が昇ったからではないでしょうか。
旅人の間でも紅い月は凶兆の印だと言います。
船乗りの方たちにも、そんなような言い伝えがあるのかもしれません。
[黙って皆の話を聞きながら、
ぼんやりと幼馴染の少女を見詰めている]
赤い月……。
[ふと、耳に入った言葉に、ディーターやニコラスの方へ顔を動かし、鸚鵡返しに呟いて]
ああ、そう謂えば。
夢の中も真っ赤な……ううっ。
[眉根を寄せると、ずきっと痛む頭を押さえた]
[少ししゅんとしていると、兄の姿が目に入り笑みを取り戻す。
……が、その笑みはまた消える。]
出かけてくる。
[行き先は告げず、宿から出て行く。
向かうはパン屋。
誰が居ても、今度は扉を叩く心算で。
オットーと会うことは叶うのだろうか。]
[駆け寄る幼馴染に、大丈夫だと苦しげに笑って。
その栗色の髪をぽんっと撫でる]
眠れないだけだから、大丈夫だよ。
それよりお前がいない間、カタリナが心配してた。
なにかあったの、か?
[一日のほとんどを、親友の家で過ごす男は、
村で起きている事を全く知らず。
カタリナの心配も、パメラの不安も。
何も分からずに、パメラの瞳をじっと覗きこむ]
>>360
“紅い月”ねぇ。
[うろんげに旅人を見つめる]
なんかさ、アンタ、迷信みたいなことばかり言うよな。
だいたい、この村のことがアンタにわかんのか?
[苛々と。その苛々の正体にはまだ気づいていない]
紅い月が上ったぐらいで定期便が止まってたまるかよ。
定期便が止まってるってこたぁよ、つまり……
[ 『この村から出られなくなった』 ]
[自分でこのときになって気がついた。
そう。『出られない』。
衝撃の大きさに愕然とする。
ごくり。唾を飲み込む音がやけに大きく聞こえた]
神父 ジムゾンは、シスター フリーデル を能力(占う)の対象に選びました。
おやペーター。元気じゃのー。わしは休憩しとったの。
[木陰で水を飲みながら休憩していると、駆けてきたのは幼子の姿。>>358]
野菜?あ、昨日約束したんじゃっけ。うむ、甘いのがいいならトウモロコシもオススメじゃよー。魚にあう野菜じゃと…アボカドが意外とあうけども、もうちょっと季節は先じゃのう。豆と一緒に煮込むのもうまいのー。
[ペーターに手を引かれながら家に着いたら、畑で早速収穫に。魚のお礼だから畑の手伝いしなくても野菜はやる、と言ったのだが、ペーターは野菜の手入れをしたがるだろうか。
病気にかかっている野菜がないかだけチェックしてもらい、後は家でペーターに水を飲ませて、好きな野菜を持たせただろう**]
ん。 二人の 考えは分かった かな?
とりあえず ゲル ト 君を 食べてから 考え ようよ。
わたしは 余所者なんかより、
大好きな ヒトの方を 食べた い と思うけど。
レジー ナちゃんの 気持ちも理解 できる よ。
……まぁ、お腹を すかさな いですむなら、どっちでもいい かな。
出られないって、どういう事?
[琥珀の瞳を瞬かせて、ディーターへ訪ねる]
定期便が来ないのは心配だけど、船は出せるはずじゃ……。
>>368 カタリナ?
[視界の端に宿屋を出ていくカタリナの姿を捉えた。
が、あえて止めることはしない。
今は自分が話していることの方が大事]
[羊飼いは気付いていない。
今抱いている感情のわけ。]
何でこんなにイライラするんだろう。
お兄ちゃんが誰と居たっていいじゃない。
[それは明らかに嫉妬で。
けれど、母は違えど妹が兄に抱く嫉妬とは違う。]
私はまだオットーさんが好き。 でも……
[答え無き問いを繰り返しながら。
次第に変化する空を眺めては、パン屋へと足を早めた。*]
>>375
船を出せるようなのがこの村にいるのか?
少なくとも今現在はいねぇ。
俺が出せないことはねぇけどよ。一人じゃ無理だ。
吊り橋も落ちた。しばらく応援は呼べないってことだ。
[慎重に告げた]
定期便が遅れてるだけとかならいいんだがな…。
別に、喰らいたくなければ喰らわなくてもいいわ。
アタシ、強要するつもりはないし。
喰らいたいヒト見つけたら、それぞれ狙うのも面白いしね。
でもせっかくコエが聞こえるんだから、相談したいけど。
[喰らいたいヒトなど、女にとっては全員で。
考えることがあるとすれば、その順番くらいだろう。]
余所者っていえば、ニコラスかしら。
ゲルトの次はニコラスでもいいわよ。
女みたいな顔してるし、お肉……柔らかいかもね。
[額に当てる幼馴染の手を取り、
珍しく怒ったような表情を浮かべて]
莫迦っ。
そんな顔して、なにがなんでもないんだよ。
パメラにそんな顔、似合わないよ。
[余計な心配するな、と頭をくしゃりと撫でて]
言いにくいことなら、何処か場所を移すか?
-- 回想・村はずれの海岸 --
[果たしてパメラはそこにいた。
長い付き合いだというカタリナ>>147に、ちょっと驚いた表情を見せ、
さすがですねと笑ったりもして。]
絵を描く邪魔をしてしまってすみませんね。
ああ、いえいえ、御代は…お気になさらず。
むしろ私からお渡ししなければならないくらいですから。
絵の方も気が乗ったときに描いていただければ十分です。
[画もお金もと言うパメラ>>152にとんでもないと手を振りつつ、
差額分―もっとも多少は手間賃を差し引いてはいるが―を渡した。
それから額縁も、背負っていた荷物から取り出して見せる。]
額縁は、なるべく貴女の画を壊さないようなものを選んだつもりですが…。
え?ああ、実は。
[どゆこと?と首を傾げたパメラに改めて画が売れたときの事情を話した。]
ですから、お金も、額縁も受け取っていただかないと。
いえいえ、私なんてとても。
商売上手と言うなら…私の先代のほうがずっと上ですよ。
[かつてパメラの画を見出した人物を示し、]
はい。出来上がるのを楽しみにしてますよ。
…私のセンスなんて、もう負けています。
[肩をすくめながら、手元の画を覗き込みながパメラへ笑顔を向けた。
…ただ。
パメラの目元に残る涙の跡…へはちら、ちらと視線を向けていた。
何か、悲しいことでもあったのだろうか。
無駄に空気を察したり、細かいところに気付いたりするのも困る。
結局そこでは声をかけるべきか否かを悩んで…聞けぬまま。
ふ、と会話が切れた時に海を見ていた>>156。]
ああ、そっか。
船を出せる人、いないんだっけ。
[今村に残っているのは……と、頭の中で思い出しながら]
でも何かある訳じゃないし。
今までだって、遅れる事は度々あったから。
あまり気にし過ぎないほうが良いんじゃないかな。
[慎重に告げるディーターへ。
親友の楽天家と同じような言葉を掛ける]
[カタリナが海を見て、連絡船が来ないと言う>>166。
それにつられるようにぼんやりと眺めていた海に焦点を合わせた。]
そういえば、そうですねえ。何かあったのでしょうか。
[手を目の上にかざして陽の光を切ってみる。
何か知らないかとパメラに問われたなら>>177記憶を手繰り寄せてみる。]
ここに来る前の街…ではほぼ予定通りと聞いていましたけど。
[ごめんなさい、とパメラにも小さく肩をすくめて見せた。
手を握り合う二人からそれとなく視線を外していたら、
吊り橋が落ちていると、聞くか>>187.]
そっ、それは困りますっ!
村から出られなくなってしまっては…
[商売が干上がってしまうのに。
嗚呼。と困った声を漏らすのだった。]
アタシの一番楽しみな食事。
その周りを小汚い雌犬がうろうろしてるのよ。
[案じるようなコエには、本心を告げる。
女が愛している男とは、羊飼いの兄だった。]
目障りだから、フリーデル喰らいたいわぁ。
フリーデル喰らったら、アタシの大切なヒト。
壊れてくれるかしら。
ピシっとした服ですか。
私はどうもあの手の堅苦しい服は苦手なんです。
いやいや、神父様にはかないませんよ。
[パメラに苦笑いで答えつつ、ジムゾンに軽口を返す。]
[二人が店から出れば、ふぅ、と息を吐く。
まだ少しパンは残っていたが、それらは昨晩借りたマントのお礼にと後で宿屋に届ければ良いだろう。
客人がいるからいらないと言われることもないだろう。
首をぐるりと回しながら、店の外の札を『CLOSE』に変えた。]
……そういえば、カタリナ来なかったな。
[売れ残ったパンを袋に詰めながら、別にしておいたクリームパンへと目を向ける。]
まあ、いいか。
宿屋に行けばいるだろうし、いなければ…まあ、レジーナに渡しておけば良いか。
[のんびりと呟きながら、他のパンとは別にクリームパンを袋に詰めた。]
さて、と。出掛ける準備でもしてこようかな。
[伸びをしながら、調理場へと向かう。
簡単に片付けが終われば、着替える前に水でも被ろうと風呂場へと。**]
でも。
[愉しそうな笑みは一端消える。
微かに鋭い紅の瞳を湛えて一つ確認。]
仔を孕んだら、ヤコブはもう用無しよね。*
俺は良いんだ、男だから。
心配ごとの一つや二つぐらい。
体調悪いのも、眠れないだけだし、な。
[家に誘われれば、頷き]
散らかってるのは、今更だろ。
行こ。
[そっと。手を差し出した]
>>386 ああ。だと…いいんだがな。
[不安が胸に渦巻いている。
昨夜の紅い光が。昨夜見た夢が。
いくら拭い去ろうとしてもできない恐怖を掻き立てる。
女将は>>292木を切ってくるのを頼んでくるだろうか。
この村で今一番力仕事に向いている自分以外に誰がやる]
とりあえず、吊り橋の方、どうにかしてくるわ。
[一昼夜でどうにかできるわけない。早くて1週間。
それでも、と男は歩を進める。
できる所からやらねばなるまい**]
気を害してしまったようですみません。
しかし、私達旅人は言い伝えや迷信を信じていく道を決めたりするものなのですよ。
……私にはこの村の事は分かりません。
ですが、定期船は外から来るものです。外の世界ならあなたよりは詳しいと思いますよ。
[苛立つディーターに淡々と返して]
この村から出られないとなると、しばらくは此処で助けを待つしかないですね
>>395 ……ちっ。
[毒づきはしたものの、旅人が言っていることは理解の範疇。
やり場のない苛立ちをどこにもぶつけようがなくて、がりがりと頭を掻いて、宿屋を出ていった**]
俺とゲルトも後から手伝いに行きます。
[飛び出すディーターの背中にそう投げて。
困ったことになったなあ、と。
声に出さず呟いた]
…ほんとは意識してないわけ、ないんだけどね。
[ぼそり。誰にも聞こえないように呟いてから。]
皆、またね。
[談話室の面々に、手を振った。]
[また、ニコラスさんにモデル頼み損ねちゃったなぁ…
なんて、心の中で漏らしながら。]
[怒るパメラに、苦い笑いを浮かべて]
違うよ。俺が謂いたいのはそう云う事じゃなくて。
[言いかけ、周りに人がいるのに気付き、慌てて言葉を濁す]
俺の分までゲルトが寝てるから、かもな。
[なんて軽口を叩きながら、パメラの家へと向かった]
[いつの間にか、陽は大分落ちてきていただろうか。
うっすらと、また、あの紅い月が浮かんでいるのが見える。]
…………。
早く、行こ。
[なるべくあれを見なくてもいいように、と。
幼馴染の手を引き、早足で自宅へ向かう。]
あかい、月……。
[くらりと眩暈を感じるような、
真っ赤な月を魅入られたように見上げる]
……あ、うん。
[手を引かれ、早足であるけど。
その瞳は空に浮かぶ赤をずっと見上げていた]
―自宅―
…ただいまー。
[同居人は、部屋で大人しくしているようで、
今度は出迎えはしなかった。
入ってすぐの廊下にも、多くの画が飾られている。
そう、幼き頃の青年や楽天家、
そして限りなく今に近い青年の画も…]
-- おまけの回想・早朝の厩舎 --
[昨日はえらい目にあったぜ、と思いながらソレは起きかけていた。
起きたならメシを食おう。
飼葉桶を寄せようとしたとき、人間の声に少女>>234を視認する。]
「なんか用か。オレはこれからメシを食うんだ。
邪魔するなよ。」
[少女から視線を離して飼葉桶に鼻先を突っ込んだ。]
「ああ、うめえ。朝飯サイコー。」
[もぐもぐと飼葉を食みつつ少女の言葉>>239を聞く。]
「オレ来た時オマエ見てない。オマエもオレに橋を渡らせようとするか?
オレ、あの緑いヤツの手下じゃないからな。覚えておけよ。」
[誰のだろうと聞こえた言葉に反論する。…もちろん、人間にはわからないだろうけど。]
んー。
[シェリーの鋭い言葉に、唇に手を当てて考えるが]
仔を孕んだ ら、ヤコブ 君を 食べるときに、
胸 が張り 裂けるくらいに 苦しい かな? 切ない か な?
わた し 泣いちゃう かな?
[ならば、その苦しみがもたらす愉悦はどれほどのものだろう。
想像するだけで、心が恍惚で満たされる]
うん、食べ ちゃお。
[廊下に掛けられた沢山の絵に、微かに浮かぶ笑み]
懐かしいな、この絵。
ゲルトがすぐ寝ちゃうから、お前拗ねちゃって。
[当時の事を思い出しながら、瞳は過去を思う。
男も女もなかった幼い頃を]
……で。
なに悩んでるんだ?
なにかあったのか?
[膝を折り、目線を合わせて。パメラへと尋ねた]
ヤコブ君、今日はありがとう。
助かったよ。
大したお礼は出来ないけど、お茶でも飲んでいってよ。
[ヤコブが女の自宅まで付き添うならば、引き止めてオットーのクッキーをお茶請けに茶を振舞うだろう**]
[お茶…は何故か煎れようとするといつも爆発してしまうので、
井戸水をコップに入れて幼馴染に差し出す。]
う〜〜〜ん…
何か、って言われると…具体的には出てこないかな。
ただ…
…不安なんだ。
あの紅い月、見たでしょ?
村中が、あの月の色みたいに真っ赤に染まる、
そんな予感で心がいっぱいになって…
…やっぱり、上手く言えないな。
[苦笑いして、俯く。]
俺も……あの紅い月は苦手だ。
まるで魅入られるようで、綺麗過ぎて、怖い。
[呟くパメラに、そう返して。
俯くその頭へと指先を伸ばす]
――…でも。
俺…じゃ頼りないけどさ。
ゲルトがお前を護ってくれるよ。
あいつ、変な所強かったりするだろ?
だから、心配するな。
[数回頭を撫ぜて。
落ちつかせる様に、柔らかく微笑んだ]
/*
おまけは勢いでやった。
後悔はしていない。
雰囲気崩したらごめんなさい。
表情をつけるのをうっかり忘れます。
ちゃんと使わないと勿体無いのに。
それから、商人を選んでから関西弁をしゃべらそうかと思っていましたが。
…やらなくてよかったなと心底思うのです。
…ん。
[指先が頭に触れて、微かに顔を上げてみせた。]
ほんとは、ね。
ほんとは。
気付いて、たの。
旅人さんの、……死体を見た時から。
あれは事故じゃない…人のせいでもない。
…狼さん、かと、思ったけど…
噛み跡が…普通のよりも、大きかった。
[遺体を見つけて、叫んだ後。
冷静になって観察していた自分を思い出し、苦笑する。]
じんろう…
人の智を持った狼、“人狼”が…
やったん、でしょ…?
…だからあれは…旅人さんが狼さんに殺意を
向けちゃったから起こった、不幸な事故…
とかじゃなくて。
[すぅ、と息を吸い込んで言った。]
――明確な意思を持って行われた殺人。
人狼……?
[初めて聞く単語に、首を傾ぐ]
なんだ、それ。
なんのおとぎ話だ?
[命を落とした旅人の話は聞いてはいたけれど、
それと人狼とやらが繋がらなくて。
不思議そうに、幼馴染を見詰める]
わたしもよく、分からない。
でも…昨日、宿屋で何度か聞いた言葉。
旅人さんの死は…“人狼”に関係あるんじゃないか、って。
そんな話…断片だけど、聞こえたの。
…あれはたまたま起こった事故だって、思いたかった。
こっちが狼さんに殺意を持ったり、怖がったりしなければ、
これからも穏やかに暮らせるって思ってた。
あの無残な姿を忘れようと思ってたのに。
でも。
でも。
あの月を見て、戸惑う皆を見て…
…思い出しちゃったの。
思い知らされたの。
今日だけで不吉な事が起こりすぎてる…
これは偶然じゃなくて、避けられない運命…
――きっと決まっちゃってる事なんだって。
わたしは護ってもらわなくたっていい。
ヨアヒムが無事なら、それでいい。
だからゲルトに頼むもん。
わたしじゃなくて、ヨアヒムを護ってって。
ばーか。
俺の事は良いんだよ。
俺だって……パメラには無事でいて欲しい。
誰よりも。
[伸ばした腕は彼女を捕まえるだろうか。
捕まえたなら、ぎゅっと。
その身体を包んで、優しく背を撫でるだろう]
ばーか。
俺の事は良いんだよ。
俺だって……パメラには無事でいて欲しい。
誰よりも。
[そう謂って抱きしめようとした瞬間。
きゃんっと鳴く声が聴こえて。
腕が空を掻く]
…………ぷっ。
俺やゲルトよりも、さ。
心強そうなボディガードじゃん。
[まるでパメラを守る様に飛び出してきた仔狼に、
男は楽しげに声を上げて笑いだす]
っ…!!!
[幼馴染にはその存在を明かそうと思ってはいた。
けれどいざ彼がここへ来れば、その勇気が沸かなくて
タイミングを計りかねていたが――
仔狼は自分から出てきてしまった。
青年を警戒しているのか、ウウゥと唸っているが、]
…こわくないよ。大丈夫。
[そっと手を差し出せば、やがてその唸りは収まり
のそのそと近づいてきて、ぺろ、と村娘の指を舐めた。]
[笑い出す青年には、意外そうに。]
そ、そうかな。
…でもまぁ、確かに、便りにはなりそうかも。
[釣られて、くすくすと笑って。
仔狼を抱き上げる。]
…この仔ねー。
あの日…旅人さんの遺体を見つけたときに、
傍で倒れてたんだ。脚を怪我してて。
でも、遺体の状況が状況だから、もしかしたら
捕まって、…殺されちゃうのかもしれないって
思ったら、怖くなっちゃって。
慌てて鞄の中に入れて、ここまで連れてきたの。
…今日、多分、誰かに見つかっちゃった、この仔。
ほんとは、明日になってから森に返すつもりだったけど。
今日にでも、返したほうがいいかもなー…って。
[パメラの指を舐める子狼を撫ぜようと、そっと指先を伸ばす。
まだ呻るようであれば、刺激させるまいと諦めるだろう]
確かに……そのままにしてたら殺されてたかもな。
パメラは……、
[じっと。
腕の中の仔狼と視線を移動させて]
優しいな。
[撫ぜようと伸ばされた指は、パメラの頬へと]
-- 船着場 --
[のっそりと桟橋へと向かう。
やはりそこに連絡船はいない。]
この時間でいないとは…やはり何か。
[ふと脳裏を掠めたのは赤い月が不幸を招くという誰かの言葉。
それを聞いたのはこの村ではなかった気がするが…。]
凶事の予兆…でなければいいのですが。
[困ったように呟いて肩を落とした。**]
[恐れる様子のない青年への警戒を解いたのか、
仔狼は大人しく青年に撫でられていた。
その様子を、村娘は微笑ましそうに眺めて。]
…優しくないよー。
わたしは、変人なだけなんだよ、きっと。
[苦笑いしながらも、しかしその指を拒もうとはしない。]
パメラは優しいよ。
ま、少し変なのは否定しないけどな。
[あははと笑う。
頬に触れた指先は其の侭、じっと見詰めて]
……大丈夫だよ。
ただちょっと、色んな事が重なってるだけだ。
みんな心配のしすぎなんだよ。
あー、ひっどい。
そこは否定するとこじゃん。ま、いいけどさぁ。
[頬に触れたまま、諭すように言われれば。]
…うん、そうだね。
あんな事があったせいか、皆、ピリピリしてるけど…
きっと明日からは毎日、穏やかに
過ごせるようになるよねぇ…
[安心したように微笑む。]
じゃあ…返しに行こっか。
独りでも大丈夫だとは思うけど…
ヨアヒムと散歩なんて久しぶりだしね?
[小さな鞄の中に子狼を隠し、玄関へ。]
ああ。それに謂ったろ。
なにがあっても……が、護ってやるって。
[俺が、と嘯く声は小さくて。
パメラの耳には届かなかったかも知れない。
だけど告げた後、そっぽを向いたその耳先は、
僅かに赤く染まっていた]
俺が心配するから、駄目。
夜に女が一人で出歩くもんじゃねーっつーの。
[鞄に仔狼を隠すのを見ながら、
森へ返す為に二人並んで外へ]
―森の入り口―
人を描いたら、ヨアヒムを思い出しちゃうから。
人を描くのをやめて、人と話すのをやめて、
森に篭って、動物と遊んでばっかりになったんだよねぇ。
動物を描くようになったのは、あの頃からだったっけ。
でもさ、あんな風にヨアヒムと離れちゃって、
心残りじゃないはずなくって…
ヨアヒムの事ばっかり考えてたんだよね。
ちゃんと仲直りしたいなぁ…って。
でも今更戻れないなんて意地張っちゃって。
[俯き、自嘲気味に笑った。]
―村外れの森―
結局根負けして、帰ろうと思ったら道に迷っちゃって。
仲直りできないままここで死んじゃうのかも…って
思ったら怖くて、大泣きしてたら。
…ヨアヒム、探しにきてくれたんだよね。
嬉しかったよー、すごく。
[にこ。幼馴染に微笑んでみせる。
それは“友達”に向けるものとは少し違っていたかもしれない。]
…ふふ。なんかね。
ヨアヒムもここへ付き合うって言ってくれた時に、
思い出しちゃったの。
やっぱ変だね、わたし。
今になってこんな話するなんてさ。
[夜道を二人で歩く。
前に、こうして連れだって二人で歩いたのはいつだっただろうか。
そんな事を考えながら]
……ん。
[余計な言葉は紡がない。
ただパメラの話を聞いて]
…………。
[幼い頃へと、心は回帰する]
あの時。
お前の親父さんがさ。
パメラが戻ってきてないって家に怒鳴りこんで来てさ。
[照れくさそうに、頬を指で何度か掻いて]
大変だったんだぜ。
でも絶対見つけなきゃって、思った。
[足を止め、隣に立つ少女を見詰める]
俺、お前を避けたかったわけじゃないんだ。
ただ恥ずかしかったんだ。
だってお前はこんなこと謂うと嫌がるけど。
やっぱり女の子なんだ。
俺にとって、一番大切な。
……だから、子供の頃みたいに、触れたりできなかった。
うん…お母さんから聞いたよ。
穏やかだったお父さんがさ、すごい剣幕で
ヨアヒムに迫った…って。
私が勝手に怒ったせいなのにね。
ヨアヒムに迷惑かけちゃったなぁ。
[あはは、と苦笑い。]
…いやじゃないよ。
わたしは…怖かっただけ。
わたしが女の子だから…とか意識されることで、
ヨアヒムの心がわたしから離れていくのが。
だからね…大切って言ってくれて、嬉しいよ。
[その首に回そうと、両腕を伸ばす。
あの頃みたいに、“挨拶”しようと。]
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新