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―草原―
[まだ、太陽の位置が低い頃。
羊飼いは常のように、羊たちと戯れていた。
今日の風はどこかひんやりとしていて心地よい。
温かな陽射しに包まれて、曇っていた心は次第に快晴へと。
羊たちは相変わらず騒がしい。
困ったように息を吐きながらも、一匹一匹を宥めるように。]
……ったぁい。
[指を噛まれ、羊飼いの動きが止まる。
一瞬、鋭くなった琥珀に羊は怯えるか。]
…んもう。
私の指は餌じゃないんだよ。
[琥珀を戻し、愉しそうな笑みを浮かべる。
傷は浅いけれど、どくどくと血が流れ……
ぺろり、血を掬うように舌を這わせた。]
罰だよ、罰。
今日はもうお終い。
こら、逃げないの…!
[羊に違和感を覚えながらも、小屋に戻して鍵をかけた。]
[雨の音はいつの間にか、騒がしい室内では聞きとれないほどに弱くなっている。ふと、ニコラスを振り返り>>16]
ああ、びっくりしたか?
雷落ちたみたいだから、みんな店やら牧場やらが心配で、見に行ったんだろ。
この宿は何ともないみたいだし、ニコラスはゆっくり休んでくれ。
[眠そうに呟く旅人へ、そう話しかける]
明日には、雨も上がりそうだ。
もしかしたら海はまだ駄目かも知れないけど、吊り橋渡れば馬車が出てる。
残念ながら、無事出発できそうだな。
[酔いか眠気か、あるいはその両方かで多少足もとのふらついているニコラスを支えようとしたけれど、相手に触れる前にその手は止まる]
…おやすみ。
[羊飼いの内側で、女は小さく舌打ちする。
今、ウツワを支配しているのは羊飼い。
苛立ちが募った。]
今に見てなさいよ。
この体(ウツワ)をアタシのモノにしてやるんだから。
クララ、それからレジーナ。
アタシはまだ、直接手は下せないみたい。
悔しいけど、オコボレを貰うことにするわ。
[今宵の″食事″はアナタ達に任せる。
そう暗に告げて、女は僅かに眉を下げた。]
/*
なんとなくペーターがぽるぽさんな気がしないでもない…!
ト書きや台詞がそれっぽいような…
いやさりぷるの中身センサーぶっこわれてるので大はずれかもですががが
誰か海岸に来ないかなーわくわく
*/
[しばし、旅人の去った階段を、ぼんやりと眺めた後。誰にともなく口を開く]
そういや、アルビン来てなかったか?
見せて欲しいもんがあったんだけど、もう寝ちまったのかな。明日でいいか。
ん…?どうかしたのか?
[空を見上げる人々に近づいて、声をかけたその時]
雨さ、だいぶ止んで…何だ!?
―回想/昨夜の宿―
[雷鳴にらしくない悲鳴を上げた後、怯えたように窓の外の海を見る。
雨に遮られてよく見えないが、とても漁に出れるような様子ではない。]
ちょっと、オットー、まだ降ってるよ!?
[まだ降る雨のなか、飛び出していく青年を思わず追いかけて、外の雨に一旦戻る。
雨除けのマントとタオルをらしくない乱暴さで掴むと、既に見えなくなったパン屋を追って赤く染まる森へ。]
……パメラ?
今日はまだ見てないけど、パメラに何か用事?
[パメラの事を問われれば、知らないと首を振る。
アルビンは、パメラの家に隠れている仔狼のことを教えてくれただろうか。]
今日は森には居ないと思うよ。
昨日、動物たちの気配がなくなったって言ってたから。
たぶん、海じゃないかな。
私、海を見に行くんだけど……一緒に行く?
[アルビンから仔狼のことを聞いても、聞かなくても。
羊飼いは彼を海へと誘う。
もし聞いていれば、心の中でどうして、と呟いただろう。]
/*
なんとなく海辺の村の状況を見ると、金田一少年の悲恋湖を思い出すさりぷるであった。
いや共通点は吊り橋が落とされて逃げ場がないってくらいなんですけd
今更だけどみんな苗字ながくて自分が浮いている…!
*/
―村外れの海岸―
ほらぁ、私の予想は当たり。
パメラとは長い付き合いだから分かるの。
[海岸で絵を描いているパメラを見つけると得意げに笑う。
遠くから彼女の名を呼び、ゆっくりと手を振るか。]
アルビンさんが用事あるんだって。
[羊飼いは彼女の方には行かず。
アルビンを友人の方へと促して、暫し一人で海を眺めた。]
[家にも畑にも、落雷の被害はなかった。少し待っていろというのに一人で帰ろうとするクララと、朝までは孫を家から出すまいとするモーリッツを相手にあれこれとやり合った後、ようやく床についたのだった]
―回想/森から吊り橋へ―
[森の中をどう歩いたかは覚えていない。
ただ、鈍色の空に恐ろしい程生える赤を追って、やがて吊り橋へとたどり着く。]
な…んで!
早く、消さなきゃ!
[先にいた青年に声をかけるけれど、彼は憑かれたように吊り橋を見つめたまま。
いや、もしかしたら、わかっているからかもしれない。
既に、火を消すには遅いことを。
それでもあきらめきれなくて、水溜まりの泥水を掬って橋による。
水をかけた瞬間、それが留めとなったように橋を支える綱が切れた。
雨のなか、煙と轟音をあげ落ちていく橋を見下ろした。]
ウツワ……? よく 分からない けど、
わたしは わたし だよ。
シェリー ちゃんは、ちがう の?
[ぱちくりと不思議そうに瞼を瞬かせ][僅かに首を傾げる]
……でも。よくわかん ないけど わかったよ。
カタリナちゃん には秘密 にすれば いいの ね。
[ひみつ、ひみつ、と謡うように口ずさみ、唇の前に指を立てる仕種は童女染みた振る舞い]
―嵐の翌朝・ヤコブの部屋―
[部屋へ差し込む明るい日差しに、目を覚ます。ベッドの上でゆっくりと身を起こし、呟いた]
…夢か…。
[両手で何かを包み込む仕草をしてから、ぶるぶると首を振って立ち上がる。服を着替え、台所へ顔を出した]
爺さん、起きてるか?ゆうべだいぶ食ってたみたいだけど、胃とかもたれて…って、もう出たのかよ。
[窓の外から、祖父の暢気な歌声が聞こえてくる]
…今朝は涼しいし、タオル巻いてったみたいだし、朝のうちはやらせてやるか。
[ため息ひとつついてから、フライパンを取り出し、朝食の支度にとりかかった]
え、アルビンさんが?
[困ったな、とばかりに鞄の中にある革袋に目をやる。]
ご、ごめんなさい!
アルビンさん、わたし今、画もお金ないから
また今後来た時に額縁を――って、え?
[行商人は、微笑みながら金貨の入った小袋と
額縁を差し出してきただろうか。
額縁はともかく、お金の意味を理解できず
村娘は首を傾げた。]
ほぇ?どゆこと…?
[すぐにころりと表情を変えて、またもや得意顔]
……まぁ、いいや。
愛してる? ヒト以外で シェリーちゃんは 誰か食べた い?
わたし が 獲ってきて あげる よ。
たくさん 食べて、元気つけれ ば
きっとシェリーちゃんも すぐに 狩りに行ける よ。
[同胞の存在に、紅い声は喜びに弾んだ*]
―回想/橋のたもと―
[燃え尽きて、やがてくすぶり始めた橋から視線をうつし空を見上げれば、炎に染まったかのように鮮やかな月。
それを睨むように目を細め、まだ呆然としているパン屋に声をかけた。]
いつまでもここにいても仕方ない。
朝になって、海が穏やかになったら船で助けを求めに行けるさ。
風邪ひく前に帰るよ。
[行って、少しでも雨除けにと持ってきたマントを青年に投げる。
それ以上彼が立ち尽くしていても待つことなく、*宿へ*]
−回想・夜・海岸−
[赤黒い闇の浜辺を独り歩く。
あの日のような月の下に
あの日のような光景は見ることもなく……
それが幸福なのか不幸なのかを考える気にもなれずに
ただ月を眺めながらあてど無く歩く]
……はは、ボク何やってるんだろ
[あれほどの豪雨にもかかわらず、波は静かに寄せては引く
まるでそんなもの無かったかのように……少し考えれば不自然なくらいに
いつものように穏やかな海
髪を揺らす潮風も、いつもの夜風と変わらずに……
ただ月が怪しく煌めくばかり]
また……みんな置いていっちゃうのかな?
それとも、ボクがみんなを置いて行っちゃうのかな?
[闇に向かい手を伸ばす。勿論何も掴むことはない。
ただ、虚空だけがまとわりついて
あの日もそう
ボクは掴めなかった
……ううん、掴んだのだけれど、あの人はそれを望まなくて]
ぁ……
[目の前でなにかが光るのが見え、しゃがんでみる。
そこには少し錆びた十字架のペンダント
どこかからから波に運ばれたのか、この海岸で誰かが落としたのか?
森を抜けねば着けない小さな海岸だ。おそらくは前者だと思うけれど、そんなことは些末なことで]
……
[月に照らされ紅く鈍く十字架は輝く。それを……光を消すように掴んで]
……く…れなかったじゃないか
[力を込める]
……母さんあんなに
あんなにお祈りしたのに……ずっとずっとお祈りしたのに
帰ってこなかったじゃないか。
ご飯も食べずに……あんなに必死に
どんどんやせ細っていったのに…それなのに……
あんなに必死にすがったのに……
なんで助けてくれなかったんだよ!
なんで……おかしくさせちゃったんだよ!
[渾身の力を込めれば、先が皮を剥がし血が滲む
それでも止めない……痛みなど無視するかのように
粗悪品だったのか酸化して脆くなっていたのだろう。
幸い肉がそげる前に、その十字架はパキリと砕け]
……はぁ……はぁ
[荒い息のまま、ふらふらと彷徨えば、その場に大の字に倒れ込む]
……絶対信じてやるもんか
あんなの……
[見上げれば満天には星と……相変わらず紅い月が見下ろしていた
それを悔しげに眺めながら、いつしか深い闇へと落ちていく
夏の陽光が照らしつけるその時まで]**
[パメラの目が僅かに腫れている事には気付けずに。
少し離れた場所で、静かに波立つ海を眺めている。
二人の会話は聞こえなかった。]
……ねぇ、おかしいと思わない?
いつもなら、そろそろ二便が来てもいい頃なのに。
[呼びかけには答えず、海の上の異変を呟く。
もう陽は高い。
そして漸く友人を視界に捉えると、涙の痕に気付いて]
…………、
[無言のまま、僅かに腰を動かし、そっと手を重ねた。]
あー、パン、な。
そーいや、もう無かったか。何なら、俺配達のついでに買ってくるぜ。
自分で行くなら、ちゃんと帽子か何かかぶってけ。
小さい水筒あっただろ、あれ腰につけてな。
種類は任せる。オットーのは何でも美味いからな。
爺さんが噛めるやつで構わねえよ。
ん…計算?
あ、そうだ、思い出した!
[祖父の両肩を掴み]
爺さんさ、悪いことが起こるかもとか何とか、ここんとこ言ってただろ。
前にもこんなことがあった、って…あれ、何の話だ?
婆さんが言ってたこと、覚えてるか?
紅い月の話…!あれ、関係あんのか!?
紅い月?
はて。んーとの、紅い月が出るのは昔から不吉な事が起きる前ぶれと言われておるがの。
前見たのいつじゃったかのー?十、二十…もっとずっと昔にも見たような…?
/*
なんかフラグどうなってるかわかりづらいですねw
羊→屋は鉄板っぽいけど。
娘→青が恋心かどうかは今のところ不明。特別な存在であることは確か。
尼⇔者が一番両想いに近いのかな??
ペーターの矢印がこっちへ向いていたりしてー…なんて淡い期待ががが
でもリーザにも好意を持っているように見えるしうむむ。
なんとなくヤコブがクララとニコの両方をフラグ立てているように見えるぜ!
*/
[久々に聞く同朋の声。
交わされる言葉が活発なのは、まだ目覚めて間もない者達故だろうか。
俄かに騒がしくなったもうひとつの声を、拾えるところだけ拾って返す。]
そうだね……。
あたしがレジーナなのか、それとも他の誰かなのかはわからない。
でも、あたしは昔からあたしだよ。
人を糧とする生き物だ。
狩りがしたいのなら、ちょうど良いのがいるよ。
聞こえるかい?
今、あたしの宿屋でぐっすり寝てる。可愛い男の子。
普段なら、余所者しか狙わないんだけどね。
あの子には、この間の狩りを見られていたかもしれない。
寝ていたから何も見ていない、なんて風に振る舞っているけど……いつあたしを人狼だと言い出すか、わかったもんじゃない。
変なことを言われる前に、始末したいのさ。
―自宅→クララ宅へ向かう道―
爺さんはあてにならねえ、か。
やっぱり、ジムゾンに聞いてみた方がいいかなあ。
何か忙しそうだったけど…後で、寄ってみるか。
[まずは配達を済ませようと、クララの家へ*向かった*]
[海を眺めていれば、自然と昔を思い出す。
行かないでと叫ぶ少女を置いて、兄の姿が小さくなった場所。
そして、オットーを連れ立って、兄の帰りを待った場所。]
(懐かしいな。)
[重ねる手をぎゅっと握りしめる。
此処で待ってれば帰ってくるもん。
その思いを表すかのように、相手は違えど、こうして手を握りしめただろう。
二人のことを考えていた所為か。
羊飼いの意識は、一時昨晩へと遡った。]
ペーター:ぽるぽさん
モーリッツ:めけこさん
カタリナ:柊さん
クララ:あおよしさん?
ジムゾンはともかく。
他にもご一緒したことある方は多いのだけど、中身わからないー。
そしてあおよしさんからは俺の中身見えてるんじゃなかろうか。
−回想/朝の宿−
[宿に戻って、ベッドで休んだのは随分遅くだったけれど、どこかで叫び声がした気がして目を覚ます。>>100
昨日は雨と酒のせいで、常になく多くの人が泊まっていった。
彼らに朝食を用意するなら早い方が良いだろう。
まだ重い体を気合いを入れて起こし、厨房へと出向く。
風を入れようと勝手口を開ければ、隣家の老人の歌声>>112が聞こえて来て、いつもと変わらないその歌に思わず頬を緩める。
嵐の去った、いつもと変わらない穏やかな日。
今日がそうであれば良い。]
―回想・嵐の夜―
待って。行かないで…!
[眠ったまま兄に背負われて、宿へと戻り、自室へと入る。
兄の気配が離れると目を覚まし、いつしかのように叫んだ。
けれど、聞けばオットーを迎えに行くのだという。]
……分かった。 迎えに行ってあげて。
[兄は気付いただろう。
羊飼いが抱く、オットーへの想いに。
紅い月を見た後で、兄が離れることを受け入れるわけなど、この他にないのだから。
あれだけ、怖い怖いと震えていた筈なのに。]
気をつけてよね、お兄ちゃん。
[心配そうに兄の背を見送って、疲れたように眠りに堕ちた。]
―回想・了―
[重ねた手に、微かな反応があれば、意識は再び現在へと。
案じるような視線に絡む、友人の常の瞳。
もう片方の手が重なれば、ぎゅっとそれを握りしめる。]
……ん?
[儚い呟きに聞き返すような声。
その時だった。]
あ、お兄ちゃん…!
[メモを見て草原まで行った兄は、此処まで探しに来たらしい。
嬉しそうに手を振るも、常よりも声を荒げ、心配かけるなと怒る兄に、その手は力なく落ちた。]
そっか。
オットーさん、大丈夫だったんだね……っ
―――っえ?
[落ちた橋と、久々に聞いた同胞の声を思えば、今日がいつもと同じ一日になどならないことは分かっていたけれど。
それは、心からの願いだった。]
(あなたも分かってるんでしょ?)
だれ…?
(惨劇はもう、避けられない。
旅人の死体を見た時から、気付いていたんでしょ?)
ちがう…
(これは決まってしまっていること。)
うそだ…
―夢―
早く!早く…!
[闇に沈む森の中、逸る気持ちに押されるままに馬を走らせる。その手に握られているのは隣村に住む友人からの手紙。]
早く!早く…!何も出来ないかもしれないけど、それでも…!
[何が出来るかなんて分からなかった。それでも、自分の生まれた村を、そこに住む両親を見捨てる事が出来ず、ただひたすらに村を目指して馬を走らせる。しばらく行くと、森が開けて]
[吊り橋が落ちた聞けば、目を見開く。
確かに、あの轟音は何処かに雷を落としただろう。
けれど、まさかそれが村の出入り口だなんて。]
…………、
[パメラも、アルビンも聞いていただろう。
そして、今しがたの話題―――海の上の異変。
それらを繋ぎ合わせれば、村が閉鎖したと分かるだろうか。]
−回想?/朝の宿屋−
[そう思いながら、朝食の下ごしらえをし、まだ皆が起きて来ないようであれば、2階へと上がる。
神父が急ぎ足で宿を出ていく>>106のが見えたけれど、昨日飲み過ぎたのが恥ずかしいのかと考えて、特に声をかけることはしなかった。
寝ている客達を起こさないようにそっと廊下を歩き、窓を開けたりしながら時折客室の様子を覗く。]
レジーナちゃん とこの子で、ぐっすり寝る 子……?
[頬に手を当て、考える素振り]
あ、……ゲル ト 君?
そう だね。見られてた なら
食べちゃわ ないと レジーナちゃんが あぶ ないよね。
じゃあ、今日の獲物は ゲルト君で 決まり だ。
あはは、たのし み。
[紅い瞳が血への期待に揺れた]
――自宅――
――……ん。
[大きく伸びをしてから、ベッドを抜け出す。
寝室のカーテンを開ければ、差し込む陽射しに目を細める]
昨日は疲れたけど、楽しかった、な。
カタリナちゃんには感謝かな。
[昨夜のことを思い出し、顔がほころぶ。
人がいっぱい居る場所は苦手だけれど、偶には皆でご飯を食べるのも悪くないかも知れない]
……そろそろヤコブ君が来る頃ね。
しょうがないな。
[いつもより少しだけ丁寧に顔を洗い、
久々に鏡に向かい、髪にブラシなど入れてみる]
―夢―
なに…これ…
[森が開けた先、そこにあるモノは全てが赤かった。赤く染まった村。赤く染まり、倒れた人。そして空に輝く紅い月。その中で唯一染まらぬ黒いモノ。]
…魅入られたか。
[黒いモノは呆然とその景色を眺める...を見て、笑う**]
……可愛い男の子?
男でも女でも、可愛い子は大好きよ。
レジーナは余所者しか襲わないのぉ?
つまんなぁい。
[少し拗ねたようなコエは、女のものしては幼い。]
アタシたちの邪魔をするヒトは真っ先に始末しないとね。
ぐっすり眠ってるなら、警戒心もない筈よ。
―――決まりね。
[昨晩、宿を飛び出していったパン屋が
無事である事を確認すれば、ほっと息を吐く。
だが、次の言葉には――]
吊り橋が…?
[ちら、と海を見やれば、普段と潮風の様子が
違っている事に気が付く。
今は穏やかだが――いつ荒れても不思議ではない。]
船も、来れない…
[村娘も村の閉鎖に気が付いたのか、
視線を落とした。]
[来た道を、ゆっくりと歩きながら戻る。先に行ったレジーナの姿はもう見えないか。
歩みは次第に早くなる。何かに急かされるように走り出し、宿へと向かう。
紅い月にはまだ気付いていない。]
― 回想:宿へ向かう道 ―
[宿へ戻る途中、ディーターに会う。>>45
心配させてしまってごめん、と謝りながらも汗で額に張り付いた髪を掻き上げながら、ディーターに吊橋が落ちたことを伝える。]
さっきの雷は……吊橋に落ちたみたいだよ。
おかげで完全に焼け落ちて、明日は乗合馬車が来ないと思う。
まあ、馬車が来てくれれば直ぐに修理してもらえると思うけど…直るまでは定期便しか使えないかな。
[ディーターは何か言っただろうか。
何か言われればそれに返事をし、何も言われないのなら黙ったまま宿の皆へ吊橋のことを伝えて欲しいと頼む。
おそらく先に戻っていたであろうレジーナが伝えているとは思う、とも告げ、自身は店へと戻った。]
−日中の宿−
[起きて来た客が居たなら、朝食を促し、ゲルトと二人仲良く眠っていた筈のヨアヒムが起きて来たなら、その様子に少しだけ顔を曇らせる。
朝食の話題は落ちた吊り橋のこと。船が出ればすぐ助けを呼べるだろうと楽観的希望を付け足す。
今日は船が出そうにないことはまだ知らない。]
クララ、自分の親を喰らったのぉ?
[クララの過去を聞けば女は驚く。
けれど、まるでそれを賞賛するように手を叩いた。]
やるわね。
アタシの母はアタシと同じだったから。
目覚めていたとしても喰らえなかったなぁ。
[兄妹でも、流れる血は違う。
それは、二人の母親は誓ったのだから。
羊飼いの内側に潜む女は、確かに母の血を継いでいた。]
クララもアタシと同じ、快楽主義なのね。
[違うかもしれないが、女はそう悟り、嬉しそうに笑った。]
[何かを振り払うように、首を横に振る。]
…でも、さ…村から出れないっていっても…
そのうちまた、船だって来られるようになるだろうし。
時間はかかるだろうけど、橋はまた作ればいいもの。
食糧だって、皆で当面生活できるくらいにはあるだろうし、
そんなに暗くなる事ないってー!
ね?
[にこり。皆に笑いかけた。
その額には、じっとりと汗が浮かんではいたが。]
―クララの家の前―
[台車を玄関に横付けし、ドアをノックした]
おーい、クララ起きてるかー?ヤコブ印の新鮮お野菜でーす。
どーする?裏口に回った方がいいか?
[クララが顔を出すと、口の端を上げた]
お、ばっちり起きてんじゃん。おはよ。
今日は可愛いな?
―夢―
なに…これ…
[森が開けた先、そこにあるモノは全てが赤かった。赤く染まった村。赤く染まり、倒れた人。そして空に輝く紅い月。その中で唯一染まらぬ黒いモノ。]
――――
[黒いモノは呆然とその景色を眺める...を見て、笑う]
[つまらないと口を尖らせる若い狼に喉の奥で笑う。]
あたしはこの村が好きでね。
それにあんまり強い狼じゃないから、こっそりやる方が長生き出来るのさ。
覚えておきな。
一度に狩れる人間の数なんて限界がある。
一対一では負けなくても、一対二なら?
人を侮ってはいけないよ。
用心に越したことはない。
[血を求める娘達にかける声は面倒見の良い女将のそれと全く変わらない。]
だから、ゲルトはさっさと始末したいんだけどね。
ヨアヒムがぴったりくっついているねぇ。
んむ、誰にも言わんのじゃ。
[これからはの、という続く言葉は口にしない。もっとも、その約束もうっかり忘れてしまう事多々である>>179]
なんか思い出せたらまた言うのじゃ。最近、物忘れがさらに激しくなってのー。
そうじゃそうじゃ、夜は気をつけないといかんという話じゃったの。夜になる前に、パン屋に行かなきゃならんのー。
[ヤコブに一度頷くと、家の台所に入って水筒を探し、麦藁帽子(タオル付)を被って出かける準備を始めた。ヤコブが先に出ていったので、戸締りを忘れずに。>>180]
何買おうかのー、バターロールにしようかのー。
[爺がパン屋に向かっています]
あ、そだ。村から出れないって事はー…
もしかして、ニコラスさんもこっちに
閉じ込められちゃってるのか。
…昨日、頼み損なっちゃったし、
モデルお願いしにいこうかなぁ。
って、ちょっと不謹慎だったか。
でもまぁ、旅のお話も聞きたいし。
よし、ニコラスさん探しに行ってこよ!
[うんうん、と頷いて。村娘は、鞄に荷物を詰める。]
じゃあ皆、また明日…かな?
またね!
アルビンさん、額縁とお金ありがと!
[手を振って、海岸を後にした。]
……そうだね。
でも、立て続けに嫌なことばかりだよ。
[パメラの言葉に頷くも、ぽつり呟く。]
食糧は心配ないよ。
昨日、レジーナさんがいっぱい買い込んできたから。
橋を立て直すかぁ。
今度はもっと、丈夫な橋にしないとね。
アレはかなり、ヤバかったよねぇ。
[パメラの笑みに応えるように。
努めて明るく振舞ってみたが、羊飼いの背にも一筋の汗が伝った。]
[朝の顔色の悪かったヨアヒムを思い出し、声が低くなる。]
……まあ、夜になってしまえば分からないかねぇ。
同じベッドで寝ていた二人のうち一人が狼に襲われて、一人は無傷、なんてことになったら、皆がどう思うか、ちょっと見てみたい気もするよ。
ああああ…!
[突如、羊飼いは叫び出す。]
今日、クリームパンの日だった。
いけない。早く行かないと……
[立ち上がり、疾風の如く走り出す。
一度後ろに振り向いて、パン屋に行くと告げて。]
船のこと、皆に伝えておいて…!
―→パン屋―
夢…か。
良かった…昨日あんな月を見たからですね。きっと…
私は――など…
[呟いて空を見上げる。既に空には太陽が昇り、起きるには少し遅い時間と言えた]
[なんだか、久しぶりにここで動物を見た気がする。
村娘は、鞄の中から干し肉を取り出し、
その手ごと、狼へ差し出すように前に出した。]
おいで。
[狼は、ゆっくりと近づいてくる。
きょろきょろと、周辺を警戒するように見回しながら。
そして村娘の手から、肉を食べ始める。]
…………。
[村娘が笑みを零していると、狼はやがて肉を咥えて
引き返していく。その先にあったのは――
仔狼だ。ちょうど、村娘の家に居候しているものと、
同じ顔立ち、同じ大きさ、同じ模様の。恐らくは兄弟だろう。
肉を噛み千切り、仔狼に与える母狼。]
…やっぱり、君たちは違う…よね。
[突如、母狼が、わう、と吠える。
肯定のつもりなのか、それともお礼なのか。
狼の母子は、村娘をじっと見つめてから、
肉を咥えて走り去っていった。]
君の子供、もうほとんど元気になってるよ。
明日にはそっちへ返すから…またね。
[小さく手を振って、その背を見送った。]
―宿屋―
おはようございます。
昨日の酒のせいでしょうか、少々寝過ごしてしまいましたね。
[身支度を整えると、談話室へと降りる。そこで橋が落ちた話等は聞けるだろうか。]
― 店 ―
[先程の落雷で燃えたのが店でなくて良かったと息を吐きながら扉をくぐる。
勿論、吊橋が使えなくなってしまったことは驚いたが、村と町とをつなぐ吊橋。直ぐに復旧されるだろうと落ち着きを取り戻していた。]
まあ、アルビンさんとか村から出れなくなって大変だろうけど、船もあるし。
他の人たちだって、船で帰ってくるだろうしね。
[久し振りに走ったからか、ひどく疲れていた。
そのまま寝てしまおうかと思ったが、汗も掻いている為水を被っていれば思い出すのは、カタリナとの約束。]
ああ。仕込んでから寝るか。
[タオルを頭に巻いたまま、粉を練る。店に並べる用の物と併せて仕込み終えれば、いつもより遅い時間になってしまった。]
明日は寝過ごしてしまいそうだな…。
[そんな事を呟きながらも、棚の酵母の様子を見て寝室へと向かう。
ベッドへと横になり、窓を見上げた。
――そこで漸く気付く。]
月が…紅い?
[不気味に笑うような紅い月から逃れるように目を瞑る。
そうしていれば次第に疲れが睡魔を招き、そのまま眠りへと体を任せた。]
―回想・早朝の畑―
[老人と農夫に声をかければ、農夫から神父が教会に向かったと聞く。
畑も家も何ともなかったと聞き、ほっと胸をなで下ろし。
神父が向かったのは、教会が心配になったとの言葉を聞いて>>167]
あ…。そうですね。雷が落ちていたりしたら、大変ですし…。
ヤコブさんの方も、畑も家も何ともなくて良かったです。
それじゃあ、私。教会の掃除をしてきますので。
[続いて、じょうろで水をやる老人からも同じ事を聞く>>170。]
おじいちゃんも、心配してくれてありがとうございます。
これから、教会の様子を見てきますので。
[走って、教会の方へ。]
てってってー てってててー
てってってー てってててー
[爺、杖を突きながら決して走らず
急いで歩いていき そしてパンを買います]
/*
とりあえず、人狼ひけたからには、面白い展開目指します。
15人、全員と絡んでやる…!
[既に目がまわりそうです、カタリナさん。]
―昨夜・回想―
ああ、さっきの音は雷が落ちた音だったんですね。
ええ。お言葉に甘えて、そうさせてもらいます。
残念ながらというのは少し可笑しい気もしますが、確かに少し残念ですね。
[残念ながらと言う、ヤコブに笑みを返して。部屋に戻ろうとする際、ヤコブが支えようとしてくれていた事は気付かぬまま]
おやすみなさい。
[お休みの挨拶を交わして部屋へ]
―クララの家・勝手口―
んお?
[額に手を当てられ、驚きの表情の後破顔して>>206]
いやあ、正直な感想。
昨日さ、タオルで拭いたぼさぼさのまんまメシ食ってただろ。そういうのももう見慣れたけど、やっぱ髪とかちゃんとすると違うよなあ。
あ、あとアレか、昨日バーベキューで、新鮮な野菜いっぱい食ったからかもな。
[軽口を叩きながら、厨房へ野菜を運ぶ。それとなく辺りを片付けたりもして]
とりあえず二日分と、こっちは日持ちするやつな。
味は落ちるけど、ま、非常用。また、明後日にでも来るからさ。
[新鮮な野菜と、乾燥野菜や、豆の類を分けて置いた]
―教会・書庫―
[扉に手をかけると、中から聞こえたのは「誰です?」という声>>142。
一瞬躊躇うものの、中に誰かがいるのは間違いないと扉を開けると、そこには神父の姿。
昨夜から続く色々な出来事のせいで臆病になっていたかもしれない。
笑顔を見せる彼の姿を見ると、安堵して]
いえ…お掃除に来たら、誰かいるので驚いてしまって。
…何かお探しですか?
[神父の部屋が散らかっていたのを見たことは、伏せる。
神父が許すなら、探し物の手伝いをするだろうが、断られても特に気にはしないだろう。
彼女の「お手伝い」がお節介なのは、いつもの事。
いずれにしても、少しすれば書庫を出てゆき、教会の掃除に汗を流すことだろう。]
同じベッドで、一人は殺されて、一人は生きる。
なるほどね。
[その先を想像しては、うっとりと目を細める。]
レジーナも、なかなか酷いわぁ。
−宿−
>>209
そんなに飲んだのかい……?
[遅く起きて来た客の様子に少し笑う。
バーベキューにはいたけれど、皆のことをちゃんと見ていた訳でもなかった。
何よりその後に起きたことの印象が強すぎた。]
昨日は、色々あったからね。
あんたは旅の疲れもあっただろう。
ゆっくり休めたかい?
昨日は色々聞きそびれたけど、あんた、いつ迄この村にいるつもりだい?
吊り橋を通って平地の村の方へ行くつもりなら、橋はあんな状態だ。
何もない村だけど、ゆっくりしていきなよ。
その分宿代は安くするからね。
[一通り朝食を出し終わると、流石に昨日のことが気にかかる。
昨日のバーベキューにいた村人は13人、他には、お客が2人とリーザ。
今、この村には他に誰がいるのだろう。
橋を復旧させる為にも、船を出すにも人手が必要だ。]
―自宅の前―
[母狼に会って、彼女の息子がふと気になったのか。
充分な食糧は置いてあったが、
旅人を探しに行く途中で、自宅に立ち寄ってみた。]
…あれ?鍵が…
[ごそごそと鞄の中を探ってみるが、鍵がない。
…家の中に置いてきてしまったのだろうか。
そういえば、鍵を掛けた記憶がなかった。]
まさ、か…
[玄関の戸を開けば、小さな同居人が、お出迎えとばかりに
飛びついてきたので、受け止める。]
わ、っとと…
もう、部屋で大人しくしててって言ったでしょ。
…とにかく、無事でよかったぁ。
…え?
[玄関を閉めて胸を撫で下ろすと、
床に包み紙が落ちているのが目に入った。
拾い上げてみると、微かに残っている
焼き菓子の香り。
誰かがここへ来て、そして彼に
与えたのだろうか。]
…………。
[この仔を見られてしまったかもしれない――
村娘の顔から、さぁっと血の気が引いていった。]
[ フリーデルの申し出に少し考えつつも、>>216]
……そうですね。
一人では途方にくれるところでした。
それでは手伝っていただけませんか?
[ 書庫に招き入れ、己も書架に戻る。]
皆様、不安がられているようです。
――人狼に関する書物があるとするなら、この書庫なのですが……。
[ 再び書物を取り目を這わせる。]
b>─ それは遠い遠い記憶で ─</b>
『まって、まってよ』
先を行く大きな背を追いかける。
物心ついた頃、ボクの周りはみんな大きな人たちだった。
みんなが、遊んでくれた。
けれど…それは……
『……まって』
追いかけても追いかけても離される。
大きな背がどんどん小さくなっていく。
走っても走っても離される。
気遣われるのがいやだった。
合わせてもらうのが嫌だった。
だって……ボクだけが小さいんだから……
だから一生懸命追いかけた。
ただ前だけを見て……ただ追いかけて
だからわからなかった。
すぐ目の前に木の枝が鋭利な先をこちらにみせていたことを。
ボクはただあの子を追いかけたかっただけだから。
大きな大きな……でもすごく身近に感じた
あの温もりを追いかけていたかっただけだから……
……ヤコブ君はそういうことを平然と言うからずるいんだよなぁ。
[ヤコブの額に手を当てたままぶつぶつと呟く。
久しぶりの来客に浮かれて鏡に向かった自分もアレだけれど]
ま、いいや。
野菜美味しかったしね。
[野菜を運ぶついでに、ちらかった厨房をそれとなく片付けてくれる後姿を眺めながら]
ヤコブ君って、私みたいなのの面倒も甲斐甲斐しく見てくれるよねぇ。
きっと、良いお嫁さんになれるんじゃないかな。
……うちに、お嫁に来る?
[軽口を飛ばす]
─ 海岸 ─
[手の痛みを感じれば、次の瞬間熱風が押し寄せる
うっすらと目を開ければ、そこは昨日の浜辺
慌てて飛び起きれば、近くにウミネコが一羽、不思議そうに首を傾げこちらを眺めていた]
……あっれ…寝ちゃってたんだ。
あ、ごめんね……死んでるわけじゃないから餌になれなかったかな?
[うみねこにあわすように自身も小首を傾げてみるが……何を思っているかなどはわかるはずもなく]
うわぁ……砂まみれじゃん。
戻ったら着替えなきゃ……
[砂を払いながら立ち上がる。空は雲一つ無い蒼
ただただ蒼く……それが昨晩の紅い月と妙なコントラストとなって、脳裏を刺激した]
昨日はみんな不安になってたっけ?
……少し落ち着いてたらいいんだけど。
[よたよたと歩き出せば、先程から手の痛みがじんじんと]
ほんと、何やってるんだろ、ボク
[自己嫌悪に陥るように不快ため息
うみねこも深く深く啼いている……]
[目覚めたばかりの若い狼からは、その毛が奮い立つのが見えるような力の籠った声が聞こえてくる。>>*39
食べること、力を持つことに対した意味を感じないのは自分がもう年を取っているからだろうか。]
食事は楽しいけどね、あくまで食事だ。
狩りの喜びに自分を見失って身を滅ぼした同胞を知っているよ。
あたしはあんた達には強くても弱くてもいいから、長生きして欲しいよ。
[彼女が長生きすれば、自分が娘のように接していた羊飼いの少女は消えるだろう。
けれどそれは、”シェリー”が人間に狩られても同じ。]
まあ、あたしは自分が一番長生きしたいからね。
自分が危なくなったら、あんた達を見捨てることもあるかもしれないけど、それはお互い様さ。
― 朝 ―
[目が覚める。窓から射す朝陽に、いつもより遅い目覚めだと悟った。]
昨日言った通りになっ……イタタ。
[久し振りすぎるくらいに走った体は悲鳴を上げている。
筋肉痛で痛む足を伸ばしながら、何とか店の調理場へと向かう。]
さてと、焼いてしまうか。
[昨日寝る前に見た紅い月のことは忘れ、昨晩仕込んでおいた生地を整形し、焼き始める。
暫くすれば、焼けるパンの匂いが店に漂うだろう。]
[パン屋に辿り着く前。
前方に杖をつく老人の姿が目に入った。
陽気に歌うその声に足を止め、笑いながら見守る。]
……先に、草原行こっと。
[″OPEN″のプレートを見れば、もう少し後でも大丈夫かと。
羊飼いは踵を返し、草原へと向かう。]
楽しい雰囲気にのまれて、つい加減を忘れてしまいまったようで。
[女将の出してくれた朝食を取りつつ、苦笑いで女将に答える。]
はい。おかげさまでゆっくり休む事ができました。
もうちょっとゆっくりして行きたいところですが、今日この後発とうかと思っています。
あんな状態…?
橋がどうかしたんですか?
[女将の質問に答えながらも、橋が落ちた事を知らぬ...は女将に聞き返す。]
[神父に申し出ると、彼はフリーデルを招き入れ>>220]
…えぇっと、何をお探しですか?
[探す物を聞いてみれば、帰って来たのは予想外の答え。
人狼に関する、書物――。
何でもないように書物に目を通し始めた彼を見て、なぜ、という疑問が胸を突く。
神父がまだ手に取っていない本を持ち、内容に目を這わせながら]
あの、どうして…人狼に関する書物を?
[聞いてみた。
旅人の件は、詳しく話してはいないはず。…誰かから聞いたのだろうか。]
─ 自宅 ─
[家に戻って、タオルで軽く身体を拭きながら、いそいそと着替える]
あ……そういえばじっちゃんが野菜くれるって言ってたっけ?
アジだけにあじつけとか言ってたな。いやだなぁ。アジだけにそのままでもアジわいぶかいのにね☆
……だめだ。なんか変なのがうつったかな?
そうだ。せっかくだしなんか手伝おうっと。ただで貰うのもなんか悪いしね。
[しばらくして畑にひょっこり顔を出す...であったが、かの老人を見つけることは叶っただろうか?]
―パン屋:多分昼ちょっと前くらい―
やっほー。
パン屋開いとるかのー。
[扉には『OPEN』のプレートがかかっているのだが、それを認識していない爺は、杖の先でコンコンとパン屋の戸を叩く]
[パンが焼きあがれば、それらを店に並べる。
カタリナの分のクリームパンは別に置き、外の『CLOSE』の札をひっくり返して『OPEN』へと変え伸びをした。]
さて、と。
[客が来るまでいつものように椅子に腰掛けて本を読み始めた。]
……レジーナ ちゃんは 慎重 だね。
確かに、あいつ ら ずるいから
気をつけ ないといけない けど。
[レジーナの囁きに十年前、獲物のはずの人間達に追い詰められた屈辱を思い出し、不快さのあまり、ぐるぐると喉が鳴りだす]
―草原―
[太陽は、空のどの位置にあったか。
羊小屋に歩み寄った時、その手前に居る動物に驚いた。]
……ぁぁ、ぁぁあ、
[それは、一匹の狼。
狼の訪問のわけ、羊飼いには分からない。]
ダ、ダメ。
そのコたち、食べちゃダメ…!
[小屋の鍵は掛かったままのことは忘れ。
離れたところから、羊飼いの杖を振り回す。]
−宿屋−
>>229
おや、まだ言ってなかったっけ。
誰に話したか忘れちゃってたよ。
昨日の落雷で隣村へと続く橋が落ちちゃってね。
陸路は封鎖された状態なのさ。
今日出て行くのなら、船を使うことになるだろうけど……。
船を出せる誰が、今村にいるのかはよく分からないんだよ。
急ぐ旅なのかい?
―回想・早朝:レジーナの宿 厩舎―
[小さなロバが
その黒目がちな瞳をぱちぱちさせながら
飼葉桶から餌を食べている]
うわぁ・・あの瞳!
私が来た時にはいなかったんだよね。
誰のかな
[すると、何処からか現れる仔狼。
母を護ろうとしているのか、羊飼いと母狼の前に立ちはだかるように位置した。]
……ぅっ、
[小さな小さな仔狼の鋭い瞳に、振り回す杖が止まる。
それは、決して畏怖の所為ではない。]
羊たちに何もしないなら、私も止める。
だからお願い、
―――ね。
―回想・宿屋にて―
[それはいつかも聞いた叫び声>>185]
待って。行かないで…!
……オットーを見に行ってくるわ。
あの野郎、こんな時に…!
[『こんな時』いったいどんな時なのか、口に出した男自身がはっきりとはわかっていない。
だが、研ぎ澄まされた野生動物のような勘が、「これから危険なことがあるぞ」とディーターに告げていた]
[ふと、妹が浮かべた表情に気がついていた。
自分がこの村にいなかったときの話は聞いている]
おまえはここでおとなしく待ってろよ。
[「気をつけて」と言われて、軽く手をあげて、男は走り出した]
橋が…ですか…?
[橋が落ちた。女将の言葉に驚くが、続く言葉には少し困ったような顔を見せ]
いえ、決して急ぐ旅と言うわけではないんですが…
その、昨日、人狼の噂をこの村で聞きましてね。
この村の人たちを悪く言うつもりはないんですが、そういう時は旅人が疑われやすいと聞きますからね。
早めに出ていた方が双方の為かと思ったんです。
[話が通じたのだろうか。
仔狼は母を連れ立って森の方へと。
緊張していた体が力が抜ける。]
羊たちの放牧、暫く止めた方がいいなぁ。
[放牧の途中で狼がやってきては、目も当てられない。
小屋の鍵を開け、中に入る。]
>>*43
年を取るとそう言うもんなんだよ。
悪いことに、今は外への逃げ道も封鎖されてるからね。
本能のままに食い荒らしてるところを皆に見つかっても逃げる場所がない。
しかも、このまま外へ出られなければ、ゲルトだけではお腹が空く。
あたしはこの村のみんなを食っちまうのは勿体ないと思って来たけど……さて、どうするかねぇ。
―回想・紅い月光の下で―
[ただひたすらに走った。不安を払拭するかのごとく]
(傷が疼きやがる。前にもこんなことあったか?)
[>>194前方に見覚えのある人影が]
おい!何やってんだよ!
[一言二言。小言でも言ってやろうと思ったら]
なん…だとっ……!
[橋が。この村に陸から出入りできる唯一の吊り橋が。
ごくり、と唾を飲み込んだ]
………カタリナが心配する。少しは気をつけろ。
[嫌がろうと嫌がるまいとポン、と頭に手を置いた]
……俺にもしものことがあったらおまえしかいないからな…。
[その背に小さく呟いた声は、店に戻っていったオットーに聞こえたかどうか]
[強い人狼でありたい。
強い人狼でないと、命を長えない。
女はそう思っている。]
……見捨てる?
アタシは見捨てない。
[羊小屋の中で、女は呟く。
せっかく得た同胞、見捨てる筈がない。]
アタシも、クララと同じ―――力が欲しい。
おはよう、おじいちゃん。
おかげ様で店は燃えずにすんだよ。まあ、吊橋も直ぐに直るだろうし心配しないで大丈夫だよ。
[雷のことを忘れているとは知らずにそう返す。>>242
杖をつきながら歩くモーリッツにさり気なく手を貸しながら、並べてあるパンの前に案内した。]
おすすめかー。
相変わらず少ししか焼かないから種類は少ないけど…このバケットとか特にうまく出来たかな。けど、おじいちゃんには固いかもしれないし。
[後は……と言いながら、ちらりと別にしてあるクリームパンを見たが、直ぐに視線を他のパンへと向ける。]
ああ、そうだ昨日の白パンと同じ物もあるよ。
この前貰ったかぼちゃで作ってみた、ジャムもおまけするよ。
そだね。じさまに聞いといてよ。
[ちぇ、動揺もしないか――ヤコブの背中を見つめながら、がっかりした表情を浮かべる。
受け取ったメモ書きは見ないままポケットに捻じ込み、あるだけのコインを掴んで手渡す]
先払いしとくから、足りなくなったら請求してよ。
……うん。美味しい。
[行儀悪くもサービス品のピクルスを早速一つまみして、にかっと笑う]
さて、あとはオットー君のところにパンを買いに行かないと。
ヤコブ君は今日はまだ、配達あるの?
[何となく尋ねてみる]
[本から目を離さず、そのまま読み続けるジムゾンからの返答を聞いて>>241。
皆が不安がっている、その話も間違いない。
パメラが旅人の遺体を発見してから、色々な事が起こりすぎているような気がして。]
そうですか…。実は私も、色々と不安に感じてしまっていて…。
あ、はい。
[本を渡して、と言われれば。その本を渡し、手元の本へと目を戻す。
人狼と言う字は、未だ見つからない。]
[だが……。
フリーデルの目は、とあるページに止まっている。]
>>246
なるほどねぇ。
旅してて、そんなこともあったのかい?
でも、死体が見つかったのはあんたがやってくる前だよ。
あんた、船で着たんだろう?
あの旅人を殺せる筈がない。
[そう言いきってから、ふと顔を曇らせる。
この旅人がいつか言っていた気になる言葉。
それについて聞こうかと思った時に、元気な少女の声が聞こえた。>>244
食事の席には似つかわしくない物騒な言葉を引っ込めて、姪っ子にも食事を勧める。]
>>250
落ちたのは橋だ。
あんたが乗って帰るのは船だからなんにも心配しなくていいよ。
安心してご飯をお食べ。
でも、危ないから橋の方へは行っちゃ駄目だからね?
いったい誰が…
[包み紙を暫し眺めながら、考えを巡らせる。]
うぅん…
[何人かまでは絞れたが、特定ができない。]
カタリナやオットーさんやレジーナさんなら、
お菓子作りはお手の物だろうし…
ペーターは…お菓子を持ってここへ来ても
おかしくないよね。
…でも、村の人だと狼さんを見たら警戒するかも…
…外の人でお菓子を持ってそうって言ったら…
リーザちゃん、かなぁ…
でも、あんまり会った事ないわたしの家に
勝手に入るかなぁ。
…あ、
[先程会っていた彼はどうだろうか。
菓子を作れるかどうかは分からないが、
あらゆる商品を持って歩いている訳だから、
焼き菓子の一つくらい持っていてもおかしくはない。
それに、村娘とある程度の面識もあった。]
アルビンさん…?
[一つの可能性に行き着く。けれど確証はない。
自分にくれるつもりで置いていっただけかもしれないし。]
考えてても、しょうがない、かな。
もー、なるようになれ、だ。
行って来るね。
[同居人に手を振ると、今度はしっかりと玄関に鍵を掛け、
村娘は旅人を探す名目で、村の中をうろうろし始めた。**]
[彼女が目を止めたページには……
不思議な単語の羅列。]
[“占い師”…“霊能者”…“狂信者”…。
ページに綴られた本題は、悪魔との戦い方、などといった物だったため、人狼とは直接関係がなかった。
だが…。]
何だろう、これ…。
[フリーデルは、自分の心臓がどくんと早まるのを感じていた。]
―回想・宿屋1Fの自室―
[部屋に戻ってくると、どっと疲労感が襲ってきた。
適当に服を脱いでボスンとベッドに横たわり、目を閉じた]
つりばし?あれ、橋落ちたんじゃったっけ。
誰か橋の上に乗っておらんかったらよかったんじゃけど。
[多分、橋が落ちた事はまだ耳に挟んでなかった。が、聞いていても忘れていただろうからあまり問題ない。ありがたくオットーに手を引かれて、パンの前へ>>251]
じゃ、そのバケット、一つもらおうかの。わしは食べられんけど、ヤコブなら食えるじゃろうて。うちのかぼちゃのジャム?それは絶対ンマーなのじゃ。白パンにしちゃうのじゃ。
[オットーの巧みな話術により、クリームパンは死守された。]
オットーがパン作り始めたのいつじゃったかいのー。年々味がうまくなっていっとるの。
それは真っ赤な世界。
窓から入ってくる光も、床一面に散らばった液体も。
自分にのしかかっている“元”生き物も。
そのまま、意識が落ちた。
……夢…か?
[内容は詳しく覚えていない。
ただ、止め処なく零れ落ちる涙。それだけである。
傷がまた疼いた]
カタリナはどうした?
[独り言一つ。手早くいつもの服を着ると、談話室に向かおうとするが、妹からのメモを見つけると、妹を探しに草原に赴くだろう]
―回想・了―
>>257
[聞こえた来た呟きは小さかったけれど、彼が部屋に入って来たのと一緒に潮風の匂いがしたから振り向いた。]
おや、ペーターもお早う。
そう。吊り橋が落ちたんだよ。
危ないから近寄っちゃ駄目だよ。
[言ってから、不安そうな少年の頭をポンポンと撫でる。]
そんなに心配しない。
大人達ですぐ直してあげるから。
それ迄は船で外と行き来すれば良いさ。
もう朝ご飯は食べたかい?
まだならうちで食べていきな。
[人狼の事が書かれた本を、神父は見つけただろうか。
フリーデルの手は止まったまま、ある本の1ページを示し続けている。
ハッと我に帰ると、神父が不思議そうにこちらを見ているのに気が付く>>261]
いえ…何でもありません。
[そのまま本をぱたりと閉じる]
あ、神父様。申し訳ありません…
お手伝いを申し出ておきながら、そろそろお祈りの時間みたいです。
その後、教会のお掃除をして…
少し、外させて貰いますね。
[持っていた本を詰まれた山の上に置き、会釈をして書庫から出て行く。神父はそれを止めただろうか。
置いて行かれた本を見れば、人狼の事こそ載っていないが“占い師”“霊能者”“狂信者”といった言葉が載っている頁を見つける事が出来るだろう]
[あの月が脳裏から離れず、結局村娘は
あまり睡眠を取る事ができなかった。]
[だからかもしれない――あの時、鍵を掛け忘れたのは。
元々抜けている上に、集中力まで欠いていたのだから。]
うるさいわねぇ。
喰らいたくても喰らえないんだから咆えないでよ。
[羊たちの異変は、羊飼いの内側に潜む女の所為。
苛立ちは募り、瞳の色は琥珀から紅へと変わった。]
いえ、この話は他の旅人から聞いた話です。
…確かにそうですね。
そう言ってもらえると助かります。
[女将の言葉に笑みを浮べ]
おや。おはようございます。いや、もうこんにちはですかね。今日の朝食はとても美味しかったですよ。
[船で一緒になった少女が入ってきたのに気付けばそう挨拶をして]
じゃぁ、暫く大人しくしててね。
餌はちゃんと置いて行くから。
[小屋の片隅に置いてある牧草を羊たちの目の前へ。
立ち去る前、お気に入りの一頭の頭を優しく撫でれば、やはり咆えられただろう。
小屋を出て、鍵を掛ける。
再び、羊たちに会える日は来るのだろうか。
それが分かるのは、まだ先のこと。]
―海の見える丘―
[神父はまだ、書庫にいるだろうか。
フリーデルは普段のように、丘の上で跪き、目を閉じ、お祈りをする]
主よ。
日頃、私達をお守り頂いている事。またこうして、世界が変わらぬ日常を過ごせる事。ここに感謝致します。
ですが…何か、何かがこの村に訪れようとしていると感じるのです。私達の日常が、何一つ変わらぬよう。見守って頂きたく願います。
[潮の風を感じる。
ベールがそよそよと、風に吹かれはためく。]
/*
めけこさんはおじいちゃんで間違いないと思うんじゃ。
もし違ってたら、あんな可愛いおじいちゃんが出来る人が他にもいる幸せ。
ろくさんが微妙に分からない。
プロからフラグ……。
……逃げ道?
[聞こえてきたコエに不思議そうに首を傾げた。]
村が閉鎖されたことは聞いたわ。
絶好のチャンスじゃない。
村人たちは、逃げも隠れもできないのよ。
[クララやレジーナのように、人間と戦った経験はない。
だからか、状況がよく分かっていないのは。]
我慢なんてしなくていいのよ。
一晩に一人でも、じっくり、ゆっくり追い詰めて行けば。
[ウツワの瞳は琥珀へと戻っている。
その奥で、紅が揺れた。]
―草原―
おーい、カタリナ!
[昨日とはうって変わって、若干暢気に呼ぶ。
ふと、足元に]
う、う、ひぃあぁぁぁぁ!!
[何か。犬のような何かが。さっと走っていくのが。
反動で尻餅をつく]
……だ、誰も見てねぇよな?
[その願いは通じるだろうか]
[いつからだろう。犬が苦手になったのは。
図体ばかりでかくなったところで、こればかりはダメなものはダメだ。
どんな小さな犬でも、しっぽを振って近づいてくるような犬でも足ががくがく言い出す]
……はぁ。
[ため息をついて、立ち上がった]
それにしても、どうして――
[先程見た本の頁。
なぜ、あれほどまでに鼓動が…]
……え?
[村に危機が訪れるのなら、それは逃れ得ぬ定め。
だが、欲するのなら、与えよう。
危機を乗り切る事が出来るかも知れぬ、力を。]
[何者かに、語りかけられているような感覚。
不思議な感覚に、頭がぼうっと感じる。
そのまま身をゆだねたフリーデルは、明るい光の中へ――]
おはようございます。ペーター。
[やってきた少年に挨拶を返して]
本当は今日発つつもりだったのですが、
橋が落ちてしまったので、しばらくは此処に居させて貰う事になりそうです。
またしばらくの間、よろしくお願いしますね。
船なら足もありそうですが、船は苦手でして。
[此処まで来る途中、酷い船酔いに襲われたことを思い出して苦笑いを浮かべる]
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