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……身に余るお言葉、有り難く頂戴致します。
殿下の為なら、何処に居ようと直ぐに駆け参じる所存に御座います。
[一先ずは騒ぎに成らずに済んだようで、安堵混じりに周囲を見回す。
そんな中でもコンラートに向けるは、遣える者の一挙一動、違和感が出ない程度には出来ただろう。]
それでは失礼させて頂きます。
[コンラートが離れれば、すぐに元通りの騒がしさになるだろう。
そんな中、少しだけ遠くを観た。**]
……いや、悪かったねぇ、気を使わせて。
兎に角、処遇は任せるよ、この位置に居るのも異存は無い。
だけどねぇ、一つ言えば。
やっぱり待ってるだけじゃ居られないのよね。
難儀な性格してるわ。
[自嘲気味にからり、と笑う]
姉上!
戦場に出たが最後、そなたの命を危険にさらす事になるとあれほど申しましたのに……
私と共闘したいとおっしゃるのであれば認めますが、その代わりあくまでも一兵卒として振舞ってくださいね。
我々も善処しますゆえ。
そなたの存在がばれれば、一騒ぎどころではなくなりますからね。
[一度戦場に出た以上、もう後戻りはできない――]
[コンラートとのやり取りの後、イグニスこと実姉に近づき、限界すれすれの小声で]
どうしても、我慢できなかったのですね……
我々とて人の子。捨てられぬ思いもあるでしょう。
心中お察しいたします。
ですが、戦争は命がけの行為。そなたの命まで危険にさらす事は――
いえ、何でもありません。
[姉上の気持ちもわかる。しかし、彼女の死で悲しみを増やす事があっては――
王都に帰そうかとも思ったが、断念した。
何があろうとも、我らキャスティール軍は。
*我が軍の者どもの想いは、常に一つ――*]
おれの今後の動きについて、>>*26の内容を具体的に聞いてから、賛否をお答えしたいと思いますが、町の戦後処理で、あまり将軍もお時間がないでしょうから、先に、おれの考えを述べておきます。
今夜にでも、おれが逃亡するという前提での話なので、あなたのお考えが別なら無視していただければと。
今夜、おれを叱責して、そのまま処罰なり放逐なりということになって、おれがキャスティールに接触したのでは、向こうも罠を疑うでしょう。
それを避けるために、おれを問責し詰った後、不可解さの残る形で「今回は罰は与えない」とでもし、その上で、深夜に、おれの天幕が不審火で焼け落ちる。おれはかろうじて難を逃れて、陣地から逃亡する。
これなら、キャスティール側には、おれがあなたに暗殺されそうになったと見える。
罠だという疑いを逸らし易い。
……辛そうなのは分かるけどさ。
結局、死ぬのはあんたじゃないんだよね。騎士サマ。
[従軍してなくて良かった、と大げさに呟いて。
近くの壁に身を預け、公開処刑を淡々と見据えていた]
―――あ、赤虎さんだ。
やることはきちんとやったからね、報酬宜しくねー。
[未だ煙の燻ぶる館を親指で指示し、首を傾げて将軍の挙動を観察している**]
それと、シェイ王子に関してですが…
処刑してしまうには、まだ惜しいのでは? あなたや皇帝陛下が貴族や血筋といったものに価値を見出していないのは承知の上ですが、外交上の利用価値があるかもしれません。
あなたのお考えを聞く前で恐縮ですが、おれの思うところ、「処刑する」という情報だけ流して「軍勢では間に合わない、少人数の救出部隊でないと」とでも付け加えておけば、信頼の厚い側近の誰かしらにその別働隊を任せるでしょうから――
王子の性格からして、自ら来ることも…考えられないことはないのですが――
少なくとも、フィオン王子の傍らから、戦力を削ることはできましょう。
おれが王都に連行された後なら、「自分が救出に行く」と主張して、王子の側近をひとりくらい連れてこちらに戻ることもできそうです。
王子自身をおびき寄せる手札として。
もっとも、シェイ王子に関しては、自分でも気づかないうちに私情が入っていて、弱気になっているのかもしれませんので…あなたのやることに反対はしないでしょう。
小規模な救出作戦など、おれの血を騒がせてくれません。
そもそも、隠密行動にはまったく向きませんしね。
[ジャラジャラと鎖を鳴らして]
では、別名あるまでおとなしく監禁されています。**
逃亡するなら、せっかくだからサシャと接触したいかなーw
>>246
ハンス…その感情すら偽装だと知ったら、君はおれに怒りを覚えるだろうね…
さて、赤ログのみの一撃離脱ですまん。
出勤だ!
―コンラートの執務室―
>>65
[伸ばした手は空を掴み、指先が僅かに剣の柄へ触れたのみ]
……いえ。
>>67
[自分も同じ、というコンラートには首を振り]
いいえ。貴殿の地位は、ご自分の力で得られたもの。
難癖をつけてくる役人たちとも臆せず論を戦わせ、いくつもの試験を突破され。
武技においても誰より優れていると、あの大会で証明されたではありませんか。
私とは、違います。
なれど。
殿下をお護りするためにこの場所を望み、この場所に在るのは同じこと。
それを忘れることは、けして無いでしょう。
話を聞いて下さって、ありがとうございます。
いえ、これ以上お時間を取らせるのは……
[少しためらったが、結局は兵舎まで送るという申し出に甘えた]
―しばしの後・フィオンの室―
[扉をノックする]
殿下。ベルティルデにございます。
出立のお支度、お手伝いすることはございませんでしょうか?
……殿下?
殿下はどちらへ!?
[早足に廊下を歩き、手当たり次第に召使いや、役人や、兵士を捕まえて尋ねる]
御自ら、兵を集めておられたと!?
何と言うこと……ああ、コンラート殿!殿下が……!
[見かけたコンラートに事情を話し、共にフィオンを探す。ようやく見つけた主>>79に従って、大広間へ向かう]
―キャスティール城内・大広場―
>>99>>100
[兵士を前に、王太子の堂々たる演説。自然、その熱気に引き込まれるのを感じる。見守る背中は、常よりも大きく見えた]
[同意を求めるように、側に立つコンラートへ視線を送れば、目が合って]
>>122
はい。
殿下がこれほどまでに、戦いへの強い御意志を口にされるのは、常に無いこと。
犠牲になった民を案じておられること、敵の暴虐を許すまいとのお怒り、兵の心にも伝わっておりましょう。
殿下の御為なれば、この忠誠、けして薄らぐことはありません。
必ずや、勝利と、平和を。殿下が、再び穏やかな日々を取り戻されますように。
―キャスティール王都→進軍中―
[そして、いよいよ軍は動き出した]
[女は白銀の鎧に身を包み、尾花栗毛の馬を駆る。ちらりと見遣った先の一団には、首尾良く兵に扮して紛れ込んだらしい王女の姿]
……申し訳ございません、国王陛下。
[フィオンの歌が、穏やかでありながら力強い声が、兵たちを包む。やがて軍勢は、風の砦へ]
―風の砦―
お疲れではございませんか、殿下。
[フィオンの様子を見に近づき、無事を確かめれば主の馬に水を与える。あれこれと世話を焼いていたが]
>>243
[フィオンと一緒になって、聞こえた声に視線をむける]
……あ。
思ったよりも、早く……。
[コンラートが騒ぎを大きくすることはせず、王女の側を離れる姿に、こっそりと頭を下げる]
……ごめんなさい。
>>244
[フィオンが姉王女へと近づくのを見れば]
殿下、どうぞ姫様をお咎めになりませんよう。
姫様は、殿下とシェイ様の御身を案じられて……
[フィオンが声を荒げる様子の無いのに、とりあえずは安堵する]
>>246
[群衆の中に混ざる異質な視線に気付き、ハンスの姿を見留める。
その親指が指し示すのに小さく頷きを返し、すぐに抜け出す、と唇の動きだけで意志を伝える。
戦後処理やら、戦勝会の準備やらは、部下にでもやらせておけばいい。
すぐにいなくなるのはいつものことだから、後で誰かに小言を言われるくらいですむだろう]
>>*42
なにか、勘違いしていないか、トール。
[反問する声は、氷点下に近く]
おれは、第一王子とやらを暗殺したいわけではない。
王子自身や側近がどう動こうと構うことはない。
肝心なのは、今頃大慌てでおれたちを迎撃に来ているだろう、キャスティールの軍だ。
こいつらを動かさなければ、話にならない。
流石に、軍を率いるとなると大変なんだなあ。
……。
[手の中のサーベルを玩びながら、兵士たちに囲まれている将軍の姿を見ている]
[中央広場の真ん中で、町の主立った者たちを集める。
彼らに、ジラルダンに抵抗しなければ、平民の生命と財産は全て保証すること、しばらくは軍が駐屯するが、いずれはある程度の自治権を認めるだろうこと等を説明した。
おおよそが平民である商人の力が強いこの町ならば、ある程度はこれで片が付く。
一通りの処置を行った後、もう一度兵士達に向き直った]
我が兵達よ。よくやった。
皆の戦いぶりを、女神プルヌスも嘉したもう。
皆の力があれば、そう遠くないうちに、キャスティールの王城に我らが竜の旗を掲げることもできよう!
ジラルダン帝国万歳!
我らが皇帝陛下万歳!
[拳を天に突き上げて叫べば、数千の兵達がそれに唱和する。
その熱狂をひとしきり眺めたあと、...はいつの間にか広場から姿を消していた]
―サブラの中央広場 → 領主館跡―
[僅かに口の端に苦笑を閃かせ]
おれだって、第三王子の血筋とやらには毛ほども価値は見いだせないが、利用価値は認めているぞ。
まだ使えるカードだ。せいぜい利用してやるだけだ。
おまえがキャスティールの第一王子なり、その側近なりに会ったら、こう言え。
『ジラルダン軍の次の狙いは水の町だ。しかも、第三王子を盾にして、無血開城を迫るつもりらしい。だが、赤虎は水野町が降伏しようがしまいが、その戦いが終わったら第三王子を処刑するつもりだ』とな。
おまえが行った後、本国から船は出させる。
帝都の守備が少しばかり甘くなるが、なに、陛下はそれくらい許して下さろうよ。
そこには第三王子の身代わりを乗せておく。
>>*41
おまえの処分に関しては、わかりやすい方がよかろうよ。
我が軍に対しても、相手の諜者に対してもな。
零下の砂漠に放りだしてやるから、おまえの幼なじみにでも助けてもらえ。
[にやりと見せた笑みには、幾分か底意地の悪いものがまざっているかもしれない]
帝国ばんざい、か。
プルヌス様はどう思ってるんだろ?
[響き渡る歓声に、無感動に宙を仰ぐ。
帝国も、王国も。報酬がより貰える方に、自分は身を置く事にしている。
個人的な苦い思い出は確かにキャスティールにはあるが―――それだって、真偽は定かではないのだ。
やがて将軍の姿を目の端に確認できただろうか。
ゆらりと壁から身を起し、片手をひらりと上げた//]
里帰りした後は、好きに動け。
王都で反乱を起こすも、側近を連れ帰るもおまえの手腕次第だ。
まあ、軍を率いて挑んでくるなら、容赦なく叩きのめすがな。
お情けで、生け捕りにしてやるぞ?
――王都アルカナの屋敷にある自室――
[ジラルダン軍が、サブラの町へ攻め入る様子を、風が逐一伝えるのを聞きながら、感嘆の声を上げる]
将軍様の宣言通りね。
お父様の話によると、サブラを守る領主様は平和に慣れきって、自衛についてはあまり力を入れてなかったそうだけど。かといって、攻め込んできた相手に無条件降伏するほど、やわじゃないもの。兵の中には、腕の立つ人もいたし。
キャスティールの軍もな。
全軍が水の町に向かってくれたらこれほど楽なことはないんだが。
そうなったら、いきなり王都を突くこともできる。
まあ、風の民の動き次第だが、最悪、風の民と同時に相手をする必要がなくなる。
キャスティールの指揮官が軍を分けたら、各個撃破の好機だな。
[だが、領主の館から金の指輪を盗んだ兵士には、思いきり不快感を示した]
……。嫌ね。どこにでも、こういう人がいるんだから。
[将軍が自分に寛大なのをいい事に、今まで散々同じ事を繰り返していたのは、その纏う空気から一目瞭然だった。悪い事をしても、知られなければ平気。仮に咎められたとしても、確実な証拠を掴まれるまで、しらを切ればいい。
...が最も嫌うタイプだった。
だから、トール>>216が公開処刑を宣言したのを耳に入れたのを最後に、その兵士に関する情報を完全に*シャットダウンした*]
[壁際にハンスの姿を認めて、軽く手を挙げて応えた。
その姿は、邪魔な緋の外套を脱ぎ捨てており、甲冑姿だけはそのままだが馬もない。
ぱっと見ただけでは、一般の兵士とさして変わらないだろうか]
ハンス、よくやってくれた。
[告げる顔は、満面の笑み]
[楽しげな顔のまま、ハンスに向かって小振りの袋を放り投げる]
約束の報酬だ。
これで足りるか?
[受け止めたならば、ずしりと重い手応えがするだろう。
袋の中には十数枚の金貨の音がする]
で、ついでにもう一つ頼みたいんだが?
ばっちり。
領主サマの娘さんとかは、騎士サマが連れてったよ。…あの、変な鎖の。
[鞘にしまったサーベルを肩にかけて、誇らしげに笑みを返す]
…これは、俺のための記念品。ターゲットさんの持ち物、いつも一つだけ頂く事にしてるの。俺は従軍したつもりは無いからね?頼まれたから暗殺を遂行しただけで。
あの兵士さんとは違うよ。
[平然と言い訳ともとれる言葉を並び立てる。
だが、彼にとっては事実だった。あんな処刑を見てしまった以上、尚更]
で、どう?
どれぐらいの報酬を、俺はいただけるのかな?
[受け取った袋の重さに、流石に一瞬表情を忘れた]
……さんきゅー。これでしばらくはまた生きていける。
もう一つ?なあに?
[袋を中途半端に開いたまま、顔を上げて]
[ハンスが見せるサーベルに目を留めて、軽く笑む]
ああ。むろん構わんさ。
おまえはおれの兵じゃない。それは確かだ。
ま、実際はあの兵も運が悪かっただけだがな。
[言って浮かべるのは意味深な笑み]
領主の娘にも興味はないんだが、会わないわけにもいかないだろうな、さすがに。
[心底めんどくさそうに、溜息をひとつ]
ああ、おれの部下のトール…鎖で腕繋いでいる男だがな、あいつが今日死にかける予定だから、もし寂しいことに誰も助けてくれなかったら、おまえが助けてやってくれ。
まあ、誰か来るとは思うんだがな。
[くつくつと楽しげに笑ってから、それから、と指を立てる]
そのあと、しばらくトールに付いていってもらいたい。
おまえの技が役に立つ場面がきっと出てくるはずだ。
その報酬は後でまとめてな。
とりあえず、前金代わりに戦勝祝賀会にでも出て行くか?
死にかけるって。赤虎さん、何かやるの?
……それくらいならお安い御用さ。俺もあの騎士サマ…トールさん?には、興味が無いわけでもないから。
[いかにも貴族然とした、それでいて手を鎖でつないだ奇妙な男。もう少し張り付いて、様子を見てみるのも面白いかもしれない]
ん、でもちょっと待って。
それって、俺に従軍しろってことかな?
[一応尋ねておく。是と言われても、ついていこうとは思っているが。ギルドのしがらみも無いから、いざとなったら『脱走』でも何てもかましてやればいい。
戦勝祝賀会、との単語が出れば、露骨に眉を顰めた]
有難いけど、あんまりそう言う所に顔は出せないよ。顔を覚えられちゃったら大変だし、そもそも俺戦争はしてないから。トールさんの傍には戻って来るし、前金なんかも必要ないから…それは勘弁。
[ハンスの表情に、軽く肩を竦める]
従軍させるつもりはないさ。
詳しくは言えないが、トールもしばらく一人旅だか二人旅だかになるはずだ。
それに付いていってくれればいい。
あいつも、了承している。
[祝賀会を断られても、別に気分を害した様子もなく]
じゃあ、どこかで飯でも食っていくか?
おれもいい加減腹が減った。
朝からなにも食ってないんだよ。
そうなんだ。
わかった。そういうんだったらばっちこいだよ。気も楽だし。
[楽しみだー、と笑みすらこぼして。
飯でも食おうか、との提案には―――いいの?と首を傾げるが、頷き]
じゃあ、もう一回お鍋でも食べに行く?
あそこのご飯屋さん、ドサクサで店畳んでないと良いけど……
流石にお金もらっちゃったから、今日は俺の分は俺が払うよ。うん。
[そう言えば、自分もロクにモノを食べていない。
わくわくと表情を綻ばせて、オズワルドについて食事を済ませるだろう**]
[昨日の鍋屋さん、という言葉に、嬉しげに頷く]
ああ、あそこの鍋はまた食べたいと思っていたところだ。
よし、行くか!
[店のあったあたりは、繁華街だが重要な施設はない。
兵もそれほど行っていないから、そこまで混乱していないだろう。
第一、あの女将が、戦争くらいで店を閉めるとも思えない]
今日は、2つかなー。3つでも食えるか?
[そんなことを言いながら、ハンスと連れだってタジン鍋の店に向かう]
しかし、プルヌラもな。
[呟く声は、しょうもない内容なのでとなりの少年にも届かないほど小さく]
情熱を捧げろって言うが、鍋食う情熱でも勝利をくれるんだろうか?
今、この瞬間だったら、間違いなく純粋な情熱なんだがな…
[3つ目のタジン鍋をさらえながら、そんなことを考えていた]
/* ようやく実家の大掃除から解放されたんで、ちょっと頭が沸いてるんだよ。
ごめんな、いきなり変なやつになってwwwww
まあ、自宅の大掃除はまだなんだがなorz */
/* さて。いいかげんにテオドールさんと絡みたい。
縁故までもらっておいたのに、まだ会話してないなんて、どうかと思う。
おれが忙しく走り回りすぎなのがいけないんだが…
こんだけ好き放題やっちゃって、みんなにはほんとに申し訳ないと思う。特に、キャスティール側の皆さん。
苦情は、エビで神妙に承りますんで、もうしばらく好き放題やらせて下さい <(_ _)> */
ハンスやオズワルドと絡む方が、何かと気楽そうじゃ。
てゆーか、吾だってお鍋を食したいのじゃ!
でも、立ち位置的に敵対になりそうじゃ。
戦争自体は「好きせい」なんじゃが、どう考えても吾はそれに参加する性格ではないのじゃ。
彼奴らとはいずれ戦うことになる気がするのう…
―サブラ:タジン鍋の店―
[戦闘があった後というのに、活気のある店内をぼんやりと眺めていると、ふと、また懐かしい顔が脳裏に浮かんだ。
鋭い目。堂々たる立ち姿。かつて自分が、そうなりたいと憧れ、追いつきたいと願った男。
師匠――
口の中で小さく呟く。
荒んでいたあのとき、叱咤してくれたあの厳しい声がなければ、今、自分はこうしてここにはいなかっただろう。
共に闘い、共に新たな国を作り上げ――そして袂を分かった師]
[あのとき、おれは…師匠ではなく陛下を選んだ。
その選択に、後悔はない。
だが――
視線を宙に投げ上げる。
なぜだかしきりと疼く勘。
ここにいるのですか、師匠?
この町に…
もし会えたら。…出会ってしまったら。
その先の言葉を、意識に乗せることさえ躊躇ってしまう。
ただ瞑目して、瞼の裏の面影に問いかけた。
――おれは、あなたを追いこせていますか?
師匠…テオドール師匠――]
[兵士の熱狂、空に響く歓声。
間近で見る光景に少なからず高揚感を覚えながらも、処刑を言い渡された男の暗い瞳を思えば沈む心。
場が解散となり、兵士達が彼方此方に散る頃合を見計らってトールと呼ばれたその騎士へと近づく]
終わったようですね。
ご一緒させて下さって有難うございました、トールさん。
そうそう。馬を今暫くお借りしてもいいですか。
先程言った野暮用の半分を済ませたくって。
[立てた人差し指は町を指す。にこり笑い首を傾げて、許可を求めた。是が返ったなら、また世話になりますね、と馬の背を一撫でしただろう]
[広場から離れれば、笑顔はすっと真顔へと]
頭を、切り替えましょう。視る為に此処に居る。
あの兵士だって、今迄数千数万と擦れ違った人間の一人に過ぎません。
[自身に言い聞かせる様。感情は押し殺そうと努める。
気を緩めれば崩壊をみる脆い決意。其れは見て見ぬ振りをして]
今迄、散々書いて来たじゃないですか。
何も違わないんです。何も……
[月毛の馬は町を駆ける。
ノトカーは、ただ記録だけを残す様、翡翠色の瞳をゆるり走らせていた]
―風の砦・物見やぐらにて―
[なんとか頂上まで昇りきると、すぐさま南方の様子を確かめる。
そのとき、微かな痛みが胸を刺してくるように感じて、目を凝らす。そこには……]
な……っ!?何だあれは……
ジラルダンの軍勢が、サブラを攻め落さんとしているではないか……!
気づくのが遅かったか……!
[居ても立ってもいられなかった。私は二人と共に物見やぐらを降りてゆく]
―砂の町サブラ・市街地―
[ 占領軍から抵抗しなければ今までと同じ生活を保障するとの布告が出てから、市民達はいくらか落ち着きを取り戻した。
加えて、ジラルダンの将軍が略奪や暴行を禁じる軍規に違反した兵士を大々的に処刑したことも、冷酷非道な帝国軍という市民の印象を緩和した。
人々は大きな不安を抱えつつも、帝国の支配を受け入れようとしていた。
そして。]
パフォーマンスにしては、重すぎる。
そんな意図が有ったなら、最低だと書き綴る処ですが。
[だが、自身が見たあの様子が錯覚ではなければ]
そうでは、ないのでしょう。
[果たして、彼は英雄として描かれるか、殺人者とされるのか]
―――見極めさせて下さい。
暫くは、この軍の近くにおりましょう。
――広場→市場通り付近――
よ、っと。
運んでくれてありがとう。ちょっと待っていてくれるかい?
[有事の後とは言え、街中で騎乗していれば嫌でも目立つ。馬を使うのは移動だけに留め、時々降りて待機させては自身の足と目を働かせ周囲を歩く]
あれ?
[歩き慣れた通りに、鍋を囲む人影2つ。ハンスとオズワルドだ。通い慣れた店に見知った人間の姿が見えるのは不思議な感覚だった]
わあ。よく食べますねえ。
手際の良い暗殺者と、先まで威光すら放っていた人達とは思えません。
[周囲の人間には聞こえぬようそう言うと、高く積まれた鍋の数にくすくす笑った。素直にその場の光景を楽しんでいるだけの、あっさりした笑顔]
―物見やぐら→風の砦周辺へ大急ぎで移動―
[やぐらを降りきったところで、すぐさまアストレイアスに跨り、手綱を握る]
皆の衆!休息は終わりだ!
先程物見やぐらで南方を見たところ、サブラ攻略中のジラルダン軍を発見した!
急いでサブラへ向かうぞ!
[叫ぶだけ叫ぶと、兵たちと共に風の砦を去って行く]
[さて。聞きたい事もあるにはあるが、どうするか。少し考えるが、別に何時でも構わないと一人結論付けて]
それでは、街中の「視察」を続けるとします。勝手に動いて済みません。あれこれ心配で。
………あ、
[手を振って立ち去りかけた姿が、くるり振り返る]
此処、ランチタイムは20%引きでデザートも食べられますから。
[ハンスやオズワルドが甘味を好むかは知らないのだが。
重要な事ですよ、と満面の笑みで片目を瞑った。
そうして、町の北へと*向かうのだった*]
/*
あー… 2人の前に姿を現す描写が抜けてしまいました。
前半部分、一人で遠くから発見しただけにも取れますよね。大丈夫かな。
発見出来そうな人には話しかけてしまっていますが流れのお邪魔だったらごめんなさい…!
シリアスとの匙加減、難しいYO!
あと、独り言で中身飛び出しが多いので自重自重。
―なんだかんだ言いつつサブラへ進軍中―
敵軍と交戦する事になっても、過度の殺生は控え、可能な限り生け捕りにせよ!
負傷者は陣営及び身分関係なく治療せよ!私も協力する!
掠奪及び捕虜に対する暴行はご法度だ!
発覚した場合は厳罰、もしくは戦闘への参加禁止に処す!良いな!
急げ!さもなくばサブラが滅ぼされてしまうぞ!
[もしや、奴らはあの時と同じ手を使ってきたのではあるまいな――
そんな事を思いながら、馬を走らせて行く]
―砂の町サブラ・裏通り―
[おとなしく待っていろ。子供に言いつけて町の様子を見に行った。戻ったら子供は居なくなっているかも知れない──それを期待しなかったと言えば嘘になるが]
ちゃんと待ってたか。誰も来なかった?
[無事な姿を見れば、漏れるのはやはり、安堵の息で。泣きわめいていた少年は、木箱と木箱の間に膝を抱えて座っていて、問いかけにも頷いた]
[平穏な日々を奪われ、家族をも奪われた民の悲しみ、そして死んで行く民の無念――
私は、その凄まじき思いを感じずにいられなかった。
迫り来る民の思いが、胸の痛みへ変わる。
痛みは、次第に強さを増していき、ついには槍か何かで刺し貫かれるようなそれへと変わっていった]
[痛い。凄まじく痛い。胸を刺し貫かれたかのような、激しい痛み。
どれだけ強く手綱を握り締めても、普通に考えれば耐えられるレベルではなかった。
強烈な痛みは、私の涙腺を緩ませ、涙を催させる]
……あ、あああああっ!
罪なき民の、凄まじき悲しみを、この身に感じる……!!
悲しみを生み出す戦に参じている時点で、私も罪人なのかもしれないが……
私は……私のような罪人には、彼らを助ける事も叶わないのか……
あ……ああ……っ!!
[涙はとめどなく溢れ、風に運ばれてゆく。
まずい、十中八九泣いているのがばれてしまう……]
どうしても今日行かなきゃならんのかね?
まだ戦が終わったばっかりだ、何があるか分からん。
今日くらいは家にいた方が安全だと思うぞ?
[ ボリボリと後頭部を掻きながら、大して熱の篭っていない説得をしているのは、同じ長屋住人の野菜の荷売りがどうしても仕入れたものを今日売りに行かないと売り物にならなくなると喚いているからで。]
仕入れの金を回収したいのは分かるがなあ。今日は流石に無理だと思うがなあ。向こうだって金を手元に置いておきたいのは一緒だろう。
ああ、分かった分かった。小母さんの代わりに俺が得意先に行って来るから。
その代わり、向こうが引き取れんと言ったら諦めてくれよ?
って。「何が何でも金貰って来い」ってのは無理だろう……。
[ 渋々と言った態、まだ戦の余韻にざわつく町へ荷を担いで出る。]
町を見てきた、キミの家も。
オレがしてやれることは、あんまりない。
名前を捨てて、町を出るか。
ジラルダンに下るか。キミが決めなさい。アァル・フォート。
[フォート家の、末弟──ジラルダンに落ちたサブラの町で唯一、貴族でありながら自由の身である少年だ、たぶん──は、男の談判をする隙を与えない口調に、目を見開いた]
[ 町を歩けば、重要施設や大きな通りにはジラルダン兵士が立っているのが見て取れる。]
……やれやれ。
厄介なことになったもんだ。
[ 今の自分は以前とかなり面変わりしているだろうし、一般兵士には自分の顔を見知っているものはそうはおるまいとは思っていても、古参兵やかつての部下に会えばどうか分からない。
何となく遠巻きにする住民達に紛れて、帝国軍の様子を横目で見ながら色々と考えをめぐらせていた。]
うーん。意外に早く王国軍がついちゃうのかね。
おまえを放置する暇がなかったら、おれが直々に手を下してやろうか?
ああ、それも悪くないな。
奴らの目の前で、おまえを…
[にやりと、片頬だけを上げて笑う]
[少年の見開いた目の、瞳が揺れるのを見て、先に口を開く]
泣いてもいいけれど。キミが泣きやむまで、オレは待たないよ。
ああそうだね、オレに助けてもらわないという選択肢もある。今のキミにある自由はこれくらいかな。なんでも選べばいい、これは、キミの運命を変える選択肢だから。
[──あの時の自分の様に。
りぃん、と剣が音をたてる]
――王都アルカナの屋敷にある自室――
…それにしても。トールお兄様は、ちっとも変わってないのね。
[別れてから、あまり時間が経っていないから、当然かもしれないが。トールの実直な言動に、王城での猫騒動を思い出して、自然と笑みがこぼれた]
真面目で優しい人。もしかして、あっちでも相変わらず、女の子を泣かせているのかしら?
[そんな独語も飛び出す。
幼い頃から、その手の感情を感じとる事はあった。
特にトールは、近寄り難い程職務に忠実でありながら、人には優しく。そして甘い物好きな点が、女性の興味を引くようで、キャーキャー騒がれているのを目撃したものだった。
自分がトールに撫でて貰ったと言えば、本気で羨ましがる者は、数え切れないほどだろう。
だからこそ、本気でため息が出る]
気付かない事って、ほんと罪よねぇ。しかも自覚なしだから、余計にね。
[その時、風がサシャとカサンドラの会話を運んできた。...は、そちらへ耳を傾ける。
途中、カサンドラ>>213が自分の名前を呼んだところで、一旦全ての情報を遮り、思案を始めた]
大切な人…ね。なるほど。いきなり戦場の実況を中断させてまで、あなたがこれを伝えようとした理由は分かったわ。
[軽く頷きながら、カサンドラへ返事をする]
貴女はその想いを、宝石のように大事に抱いているのね。
でも…いいえ、だからこそ。歪んだ情熱と言い切るのを見ると、少し切ないわ。
多分貴女は、受け入れられない事を想定して、予防策を張っているのだろうけど、ね。評価される前に、こう思われるだろうと自分の考えを否定する姿を見ると、私哀しいの。
あんなに優しくしてくれた人が、傷ついて苦しんでいる。なのに私は、何も手助け出来ない。それを思い知らされて、とても辛いから。
貴女の心には冬が訪れ、もう二度と春を呼ばないかもしれないけど。せめて、貴女が少しでも笑顔を浮かべられますように。そう祈らずにいられないわ。
[その後一旦中断した二人の女性の会話を全て聞き終えて、再び戦場へと意識を戻す。
次に注目するのは、トールとオズワルド、ハンスの会話]
赤虎将軍と呼ばれ、畏れられる人だけど。親切で面倒見がいい所があるのね。
尤も戦や作戦選びが上手いだけじゃ、人の上には立てないもの。
なるほど、ね……。
[何を思い付いたのか、突然黙り込んだ]
……。
[しばらく風の囁きにも耳を傾けず、じっとしていたが。いきなり何を思ったのか、破顔一笑した]
私だったら、何度も同じ過ちを繰り返す人は、さっさと見捨てるわ。
[例え一度は情熱を認め、加護を与えたとしても。何かの拍子に、それに値しない人物と判断すれば、情け容赦なく一刀両断する。そんなところが、この女神にはあった。
「お主は時として、怒り顔より笑顔の方が、余程背筋が凍るわい」
などと冬将軍に言われた事は、一度や二度ではない。その度に、”女心は、男が考えているより、ずっと複雑なのよ”と*煙に巻いたものだ*]
[剣の柄に手を置いて。
そう、少年の返事は、男が過去の記憶に浸る時間を与えなかった]
……。そう。じゃあ行こう。
[少年の手を取ると、裏路地を歩き出す。大通りや主要施設には兵士の姿が見えるし、どこかで年齢不詳の髭を蓄えた男が見えたが、穏便なルートで町の外を*目指そう*]
―サブラの飯屋にて―
[未だ戦乱の喧騒が収まらぬと言うのに、普通に店を開いている女将の肝の太さにこっそりと感動した。
鍋を三つ積み上げる将軍にもこっそり感動しながら、自分は少し控えめに鍋をいただく]
あれ、ノトカーさん。
やっぱ美味しいねえ、これ。
…食べてかないの?
[デザートなんぞも出てくるらしい。随分とサービスの良い店だ。せっかくだし、と、何やら物思いに沈んでいるらしき将軍を放ってリンゴのゼリーを頼んだりしてみた]
[砂塵をあげ疾走する2対の影、その影がサブラに着くのは...の言った通り大方の体勢が決着したあたり。...は民衆を見やりながら広場へと馬を進める]
人だかり? トールと……あれは確かカシムと言ったか。…将軍のお気に入りだったな。しかし何故?
[端にエルフィードを止め、サシャの手を繋いで人混みをかき分ける]
あ、ごめん。姫さん子供じゃないのにね。
[>>222の声を聞けば、一瞬だけ歩みを止め、吊られる瞬間を目に留めた]
軍規違反か……
─── 母が病気でなにかと入り用なんスよ
[脳裏をかすめるカシムの言葉。玉石入り交じる彼の言葉の中でも、飛び抜いて霞がかった常套句。
真か偽か……それを知る術は...にはなく
喧噪にかき消されるカシムのくぐもった声に、軽く顔を背け、また歩き始めた]
お母さんはそんなことで得たお金を見ても喜ばないよ。そう言ったよね……
……
それにしても、普段通りだなあ。
流石に大きな街だから、落としても、………。
まあいいや。今日俺がここでこうしてリンゴのゼリーを食べられる。これってすごく有難い事だよ。
[ぶつぶつと、誰に聞かせるでもない呟き。
ゼリーを平らげたのち、まだ将軍がそこに残っていたのなら―――こう告げて、飯屋を出て行く]
落ち着いたみたいだから、俺も街を見てくるね。
トールさんが死にかけてる頃には戻って来るから。
― →市街―
[一度サシャの方に軽く向き直る]
これも……戦争の一側面だよ。悲しいことだけど。ジラルダンもキャスティールも一つの体じゃない。
嘘と欲と……人間の業……
[群衆の最前列から事の顛末を見届けた。ゆっくりとトールの元へ歩み寄ろうとした矢先、>>223の後ろ姿が目に
とまれば、二の足を踏めず二人の姿を注視する。離れていくオズワルドに合わせるように...はトールの元へ歩み寄っていった。何事か言われたのだろう、失笑に混じる強ばった顔を見ればその瞳をしばらく見つめ、軽く頭を撫でてみる。手を大きく伸ばさねば届かぬ頭には、苦笑が漏れそうにもなるが]
……お疲れ。
後処理はキミの仕事じゃないだろう。……少し食事でも取って休め **
[ぼんやりと物思いにふけっていた耳に、ハンス>>298の言葉が飛び込んで、ぎくりと背筋を伸ばす。
軍を抜け出し中に見つけられては怒られる、という日頃からの条件反射の賜物。
だが、やってきたのはノトカーだと思い直して、臨戦態勢を解いた]
ああなんだ、おまえか。
一人で出歩いてるのか?まだ混乱が続いているところもある。物騒だぞ?
[完全に自分の事を棚に上げて、偉そうに諭す。
デザートの事を言われれば、ふむ、と鼻を鳴らした]
デザートよりは、酒の方がいいな。
…ああ。そう言えばトールの奴は甘いものが好きだったか。
土産に包んでやれば喜ぶかな。
…まあ、食ってる暇もないかもしれんが。
[ごく一瞬、目が細くなる。
が、すぐに鋭利な気配はかき消えた]
[ノトカーが北側に行くと聞けば、眉根を寄せ]
行くなと言っても聞かんのだろうな。
あのあたりは、兵士どもがまだ残党狩りをしている。
おまえみたいなのが行くと…
[一旦言葉を途切れさせて、懐から印章の入った短剣を取り出して、ノトカーの方へ放り投げた。
無論、鞘付きのまま]
それを持っていけ。何かあったら、おれの名前を出せよ?
[軽く手を振って、見送りかけ]
おれがここにいたことは…
[分かっているな、という顔で念を押した]
[ハンスがデザートまで平らげたのを見てから、やっぱり女将に言って、同じリンゴのゼリーを包んでもらう。
立ち去ろうとするハンスに片手を挙げた]
南大門かその先の陣だ。
まあ、思い出したら来てくれ。
[割といい加減な事を言いながら、このあたりの名産だというサボテンの酒を傾けている。
まるで、仕事をする気はないらしい]
/* >>299
やっぱり、あの名前を見たら、そのカシムだと思うよねぇ。
でも、あっちのカシムは、育ててもそんなに強くならなかったけどなww /*
― 風の砦・物見やぐら階段 ―
[イングリットから離れると再び部隊の確認作業に戻る。とそこへ>>277の声が]
はっ。かしこまりました。
[フィオンの後を続いて物見やぐら狭い階段をのぼりながら]
…ヒルデ。先ほどだが…イングリットさまがいらっしゃった…。
[ごめんなさいと謝るベルティルデを訝しげに見て]
何もヒルデが謝ることでは…。
…何だと?それでは貴方がイングリットさまを唆したと…?
[額に手をやり大きくため息をつく]
…全く…。イングリットさまの御身になにかあればどうするつもりだったのだ。陛下も唯一の姫君であるイングリットさまをどれほど慈しんでおられるか判っているのだろう?
…ああ、過ぎたことはもういい。イングリットさまはこのまま一兵士として留まっていただくことになるだろう。それゆえ表立った警護は不可能だ。…細心の注意をせよ。
[もう一度大きなため息をつきながらなおも階段を上ってゆく]
― 風の砦・物見やぐら頂上 ―
[先に頂上へ立ったフィオンが俄かに動揺している。
隣に立って見たものは…
燃えさかる炎。だった。]
なっ、まさか昨日の今日で…!
[慌てて階段を下りてゆくフィオンに続き、爪を噛みながら]
これは失態だ…!軍を2手にわけて先発の騎兵だけでも急行させてたらあるいは間に合ったか…。いや、急を要する事態。昨夜のうちに出陣しなければならなかったんだっ…!
[階下まで一気に走り抜けると兵に号令をかける]
殿下のお言葉をお聞きしたか!ことは急を要する!ついてこれるものだけ後についてこい!ヒンメル!後はよろしく頼む!
[歩兵隊長にそういい残し、ラフショッドに跨り南を目指す]
[オズワルド>>257が、兵の前で叫んだ言葉を、何度も反芻しながら、慎重に思案する]
そうね。戦いの前に宣言した通り、民へ暴行を加えない約束を実現したのは、良い事だと思うわ。
…でも。
[オズワルドが呟いた言葉と、その口調>>232が、とても気にかかった。あからさまに見せない、でも隠そうともしない怒りの色に、不穏な空気を感じとったから。
そこで、ハンス>>258の問には、首をすくめて、こう答えた]
取り敢えず、現時点では保留ってトコかしら。まだ判断出来る段階じゃないわ。
ああ、あとね。
[ついでに思い付いた、という何気ない言い方で、追加する]
全然怒ってないし、オズワルド…貴方に悪気はないって分かっているけど。食堂で私の名前を間違えた(>>271)のは、減点1に加算しておくわ。
紳士たるもの、女性の名前は一度で覚えて、しかも忘れないで欲しいものね。私の希望としては。
[オズワルドはおそらく、そんな事に頓着する男性ではないだろうなと思いつつ。いたずらっぽく、口元に微笑みをたたえながらも、しれっとそんな事を口にした]
その瞬間。以前も耳にした、あの硝子の音がりぃんと響いた。
(本来ならば無策に走り出したフィオンを止めなければならないのかもしれない…。そう思ったが、民の犠牲を目の当たりにして走り出してしまうフィオンだからこそ。
フィオンを慕って多くの部下が集まるのだ)
…フィオン殿下!統率がとれないままサブラに到着しては却って徒に兵を損なうだけです!まずはついてこれた人数の確認と作戦が必要かと思われます!
…すぐに追いつきますのでしばしお側を離れることをお許しください!
[傍らで馬を走らせるベルティルデに頷いてみせてると、ラフショッドを急転回させ、来た道を逆走してゆく**]
返事が遅くなって、ごめんなさいね。
いつでも声をかけてくれて、構わないって言ったのに。
[相手へ謝罪の気持ちを込めて、そっと鳴らす]
カレルの身に、何か起きたの?
―― サブラ中央広場 ――
[臨時の処刑場となったその場所で、オズワルドから「逃げるなよ」と言われれば、憤りの混じった双眸で見返す。]
おれが、一度たりと、あなたの前から、逃げたことがありましたか。
[騎士であれば、名誉の問題。]
相変わらず、精力的に活動してらっしゃるようですね。
ハンスやノトカーという、新しい人材を手に入れて、おれのような古いオモチャには興味がなくなりましたか?
…冗談ですよ。
しかし、あまり手荒に撫でようとなさるなら、噛みつく猫もいるかもしれませんね。
そうなっても、おれは謝りませんよ。
ところで、あなたの言葉を取り違えていたようです。
「おまえの逃亡と、あの王子の処刑を結びつけて考えれば」>>*26と仰っていたので、シェイ王子の処刑は、あなたの中では確定事項なのだと思いました。
なので、その前提でお話ししましたが、、どうやら違ったようですね。失礼しました。
ちっ…おれの、シェイ王子への思い入れがどの程度か、暴露してしまったな…
おれは、戦場(エサ)をくれる人には従う、よい狼なんですよ。
ちなみに、おれはキャスティールに行ったとしても、フィオン王子を暗殺をするつもりがないというのは、前にお伝えしました。>>*19
暗殺などには、まったく情熱を感じません。
王子というものは、すべからく、生きていた方が戦争の種になるものですよ。
そして、あなたの目的は、シェイ王子の影武者を使って、キャスティール軍を踊らせる…ですか。
まあ、その後で好きにしていいというなら、お言葉どおりにさせてもらいましょう。
「自分で頭を使わない者など要らない」ということでしょうから。
あなたの度肝を抜いてやれたら爽快です。
では、しばらくお手並み拝見。
[ハンスの聞こえよがしな声>>246 に]
おれの監督不行き届きだ。処罰を受ける覚悟はできている。
[そう返した言葉は毅然としたものながら、どこか悔しさが籠っていた。
キャステイール時代に自分が率いた兵ならば、あんな真似はしないとでもいうような。]
[馬を借りたい、というノトカーの頼みには]
その馬は疲れている。別の馬に替えるといい。
[配下の者に、新しい馬を手配させた。]
[駆けつけたカサンドラには小さく会釈してその場を離れる。
自分は間違ったことはしていない、と、不遜な程の自負を掲げて。]
あの騎士サマ……トール。トールねえ。
一体、どこに行くんだか……
[南門か、と口の中で指示された場所を呟きながら、市街をぶらぶらと歩いている]
>>301 カサンドラ
ちょwww また確定ロールwww
まだなんとかなる範疇だけど、私にだけでなく、サシャにもやってましたよねえ…
癖なのかなー
そちらの設定で、こちらの行動や反応まで描写されるのは、正直、悩ましいですねー
例えば、「熟睡してるとこを発見した上に、触られるまで目が覚めない」トールだと、用心深さも何もあったもんじゃないんですよ。せめて「寝ているか確かめるために天幕を覗いてみた」くらいで止めてくれたら、こちらの想定とおり反応ができるんですけどね…
こちらのキャラ描写にブレが出るのは困るので、あまり確定ロール多いと、食 っ ち ゃ う よ ?
ま、エピローグで「確定ロール」について少し、相談しましょうか。
/*
いいや!
既に変えてもらっていたことにしよう。というわけでごめんなさい描写はしないけど。
ありがとうですよー。
プルヌス……
[届いた音に、返るのは安堵を含んで幾分か柔らかい幽かな音]
ちなう。
カレルだいじょうぶ。今子供と町を出ようとしてる。苦戦中。
プルヌスは元気? 声はいつでもだいじょうぶ。距離関係ないし、楽しい。
[最後の方は調子を戻して、りりぃんと硝子の音は澄んで]
―サブラ北側裏通り―
[町の北側はジラルダンの兵士が目立った。南からの風に乗って、いつもなじんだ鉄の焼ける匂いとは別の、焦げた匂いが鼻につく]
北から抜けるのは無理かなあ……
[かといって他の門も、兵の数は違えど似たようなものだ。自分一人ならともかく。手を引く先をちらりと見て、思案し]
……おや、学者先生?
[遠目でも目立つ、緑の髪に目を瞬いて。急ぎの様子でなければ声をかけるべく、人目を気にしつつ近づいた]
[返ってきたのは幽かでも、安堵が含まれた優しい音。それにホッと安心しながら、自分も穏やかな音で応じる]
そう。怪我でもしてるのかって思ったけど。違うなら良かったわ。
でも、いつの間にか同行者が増えたのね。
子供は…子供連れは、何かと大変よね。あまり無理しないといいけど。
[自分が借りている身体の事を考えながら、そんな反応を返す]
私は元気よ。心配してくれてありがとう。
優しいのね。
[調子を取り戻した音に合うよう、自分も優しく鳴らした]
>>315
[...はそれ以上の声をかけることが出来ず、トールの後ろ姿をただじっと眺めていた]
処罰は、あの子ならばそうするだろう……けれど、客将の身でね。
相変わらず融通が利かないというかなんというか。
ほんと不器用な生き方しかできない子だよね……まあ私も人のこと言えた義理じゃないけれど。
宙ぶらりんな心の中、結局流されるままここにいる。
目の前のこと以外に目を向けず。ただより所を求めて……
あの夜誓った呪念を潜ませながら
ああ、そういえばあの人と出会ったのも、この街だったっけ?
[>>257に沸き返る周囲には、少しばかり顔をしかめ群衆から離れる。さりげに群衆から離れるオズワルドに気はつくけれど、追うことはしなかった]
確かテオドール将軍だったかな。砦を出てまた風のように……惑いと後悔を纏って彷徨う私に手を差し伸べてくれた。
そういえば親分さんも、今よりはもうちょっとだけ可愛い顔つきしてたのにね。
あの頃から背伸びしちゃってたのは変わってないけれど…
歳月は人を変える。
因果なものよね。私を軍に入れた本人は既になく。……か。
あの日、彼に語った言葉はたとえ色あせていても、今でも持っている
……多分
だからこそ、彼が軍を去った時も留まったんだから……
後悔なんかしていない。
して、いない。
[風の砦から、新しい知らせが届いた。...は逐一それを聞き取ると、お礼を言って、再度詳しい情報を宜しくと依頼する]
キャスティール軍がサブラの町の異変に気付いたようね。今から馬を飛ばすとなると…果してどのくらいで、ジラルダン軍と接触するかしら? ドキドキしてきたわね。
[だが、口にした言葉とは裏腹に、少しつまらなそうな表情をしている]
あ〜あ。この時ばかりは、私男の子に生まれたかったと、切に願うわ。直接この目で、かの地の出来事を全て見られたら、面白いでしょうにね。流石にお父様も、戦闘があったばかりの地へ行く事を許可してくれるはずはないもの。
[そこまで呟いてから、はたと自分のうかつさに気付いて、軽く苦笑いした]
やだ、私ったら。昨日までは、思い切り戦争を嫌っていた事、すっかり忘れていた。
サブラの商会に行かせてくれ、なんて言ったら最後、絶対変な顔で見られるわね。気をつけないと。
子供たいへん?
俺はあんまりたいへんじゃなかったよ? プルヌスは子供たいへん?
[りん、と短く鳴るのは首を傾げたせいか、ベルを傾けたような、ころりという音]
優しいのはよくわからないけど、俺、プルヌスとたくさん話す。俺と話してくれた……おれい?
[礼……と言うんだったか、と再度首を傾げる気配]
おれい、なるかな? なにか俺にできること、ある?
――少し前・サブラの食事処――
やだなあ、そんなに警戒しないで下さい。
一人ですけど…この辺りは大丈夫そうですしね、幸い。
[背筋を伸ばした将の反応に瞳を瞬いた。ハンスに笑顔を向けられれば、嬉しげに顔を綻ばせて]
水の貴重な砂漠で鍋?と、僕も現物を見る前は訝しんだのですが。
蒸したお肉や野菜って、美味しいですよね。ハンスさんのお口に合って良かったです。
ええ…と。ご一緒したい所なのですが僕は少し見て回らないといけない場所が。またの機会にご一緒させて下さい。良い店見つけておきますよ。
[オズワルドの言葉には、確かに甘味よりはその方が似合うかもしれないと口元を上げた]
お酒ですか。サッバールの実なんか、おつまみにいいかも知れませんよ。ナッツよりは少し柔らかい味で…
[へ。トールさんですか?と耳聡く聞き取ったが、彼と甘味も結び付かなかったので、少し首を傾げた]
残党狩り…。北からは兵を撤退させていなかったんですねえ。
まあ…僕はほら、この格好ならどう見ても兵士には見えないでしょう。民衆には手を出さないよう、オズワルドさんが命令していたのなら…。
一枚岩と言われるジラルダン軍を信用しているんですよ。
[内実は未だ知らないが、先の戦での結束には感嘆していた。
と、孤を描き何かが飛んできた。ぱし、と音を立てて頭の右上でそれを掴めば、重量感ある短剣。
斜め上に輝く印章を確認し、何を思うか驚いたような表情のまま瞳を細める。オズワルドに小さく微笑むと、その気遣いに素直に礼を言った]
将のお気持ち、ありがたくお借りします。
あはは。言いません、言いませんよ!
[念押しには強く頷いて、その場を辞した]
[街壁に身を寄りかからせて、煙にくすんだ空を見上げる。
街はそれなりに落ち着きを取り戻しているように見えた。―――また戦いが起きないとも限らないが]
……全く、煮え切らない奴らばかりだ。
殺しに、戦いに、どうせとってつけたような理由しか持ってないくせに。
[鞘に入れたまま、サーベルをぐるりと回転させる。
柄に埋め込まれたガーネットの宝石が、妙に目についた]
『俺が生きるため』、それでいいじゃないか。
結局、あんた達だってそうなんだろう?
[燃える煙の向こう側、誰も居ない虚空に向かって声を投げた]
[ウォーカーが不思議そうに首を傾げるのへ、短く笑いながら答える]
今、まさに苦労しているところよ。何か行動しようとする度に、大人に許してもらわなければならないし。お願いする前から、「絶対しちゃ駄目!」って怒られるって分かってしまって、諦めないといけない事もあるんだもの。
[しかし、それを悲観する事なく、淡々と言葉を続ける]
仕方ないわね。まだ力もなく、保護の必要な存在なんだもの。私はもう、自分は大人と同じく、一人前に考える力を持っていると思ってるけど。他の人は、そう見てくれないから。
お礼? ……そうね。
[思いがけない言葉に、一瞬考えこむものの。すぐに嬉しそうな、高く響く音で答える]
私は、貴方がこうやって話しかけてくれる事が、一番嬉しいから。話しているだけで、とても楽しいから。他には何もいらないわ。
戸惑いますねえ。
――――どちらが本当の姿なのでしょうね。
[町の様子を克明に記録したノートに、何事か書き加えながら]
[民の悲しみに感じ入り、いまだ鋭く強烈に痛む胸。
歌いたくとも歌えぬ苦しみに閉ざされた唇。
前を見据えたまま、涙を溢れさせる瞳。
いまだ流れる涙は、灼(や)けつくほどに熱い。
我が軍も、ジラルダン軍も、同じ穴の狢でしかないのかもしれない。だが――]
たいへん? ええと、プルヌスがんばれ!
[ぎゅ、と拳を握りしめて、声援を送る音は高々と硝子の音を響かせて]
でも絶対駄目はしちゃ駄目。お願いもしちゃだめ。負けたらプルヌスいなくなっちゃう。俺またひとりになるのはやだ。
[やや早口でまくし立てるように。一番の『駄目なこと』は、剣の魔神たるウォーカーの中では負けることだったから。たどたどしい口調は説得には向かないけれど]
……ふうん、ふしぎ。
プルヌス、俺の言葉わかるのに。
[ニンゲン、難しい、と唸る、音。
一番嬉しい、と鳴る音には、ちりん、りぃん、と踊るように鳴る硝子の音]
俺も嬉しい。でもおれい大事ってカレル言ってた。だから、俺に出来ることなら言っていいよ、いつでも。//
/*残念ながら、フィオンの性格はオラオラ攻撃には向かんのです。
統率者は統率者でも。
フィオンは支援型(ぇ)なのですよ。
まあ、なんていうか。
フィオンはこんな中の人の手によってこんなへたれ設定を付加させられた事を後悔してください。*/
――市場通り付近→領主の館――
ふわー…。
改めて見ると、大きな館だったんですねえ。
[サブラ北、領主の館だったものを見上げる。
館の半分は枠組みを残して黒く焼け落ちていたが、今朝の爆破炎上に見舞われる前はさぞ豪奢な作りだったのだろう事は想像に難くない。
辺りの空気は、煤の匂いと薄煙を残したまま重く漂っていた]
『何だよ、お、俺は別に盗みに入ったわけじゃあ……』
[鍛冶泥棒らしき男が一人取り押さえられ自警団へ突き出されるのを横目で見る。
成程、将の言う通り兵士が未だ忙しない動きを見せている。訝しげに此方を確認しに来た兵士も居たが、野次馬な一般民衆を装って切り抜けた。
兵士と彼らが立ち去るのを確認してから、男が落としたナイフを拾おうと近づく。
カレルがノトカーに気づく>>318のはその頃だったろうか]
>>*50
おまえが噛みつくなら、猫で済むものか。
[軽く笑い飛ばし]
>>*51
ああ、おまえが良い狼なのは分かってるさ。
だから、綱を離して獲物を獲りに行かせるんだろ。
[>>*52
王子はすべからく、生きていた方が戦争の種になる。
その言葉には同意を示す。]
まあ、あいつらは現場の苦労なんざ分かってないからな。
ほいほい人間を前線に送り込むのさ。
ま、第一王子とやらは、自分で前線に出てくるだけましかもな。
キャスティール国王と来たら…
[一瞬、瞳に暗い影がよぎるが、すぐにそれは消え]
>>*53
第三王子の身代わりは、所詮身代わりだ。
よほど上手く使わなければ、影武者扱いにはできんだろうよ。
処刑して、燃やせばまあ誤魔化せるだろうが、意味もないしな。
[ピンチに陥っているときこそ、皆を鼓舞するべきなのだろうが……
痛みが強烈過ぎて、歌いたくとも歌えない状態にあった。
私には、それが辛かった。
せめてこの痛みを一気に吹き飛ばせればと思ったが、それは己の意思とは逆に強くなっていく。
吹き飛ばすのはさすがに無理か……
吹き飛ばすのが無理なら、意地でも耐えてやる……!]
[ウォーカーの励ましは、本人の必死さが伝わってくる音色で。笑顔と澄んだ音で応じる]
声援送ってくれて、ありがとう。
大変だけど、貴方に言われた通り、負けないように頑張るわね。
貴方をまた、寂しがらせる訳にはいかないものね?
[唸るように響く音には、子供が口にチャックをチャックをする動作をイメージしながら、秘密めいたように少し小さく低く鳴らす]
だってね。私がこうやって貴方とお話出来る事は、誰にも言ってないんだもの。
それだけじゃないわ。私が大人と同じ判断が出来る事も、内緒よ、ないしょ。
/* 赤ログで巡らせた陰謀を、白ログでがんがん暴露しているおれwww
罠って、バレまくりだろうよwwwww
まあ、PCは騙しても、PLは騙さないくらいのバランス感覚の方が、きっと面白いと思うんだよね。 */
[それから、ころころと楽しげに笑う]
だって、その方が、ずっと楽しいもの。自分達だけしか知らない、って事を持っていると、特別って気がしていいじゃない?
[出来ることなら言っていいよ、に対しては、心からの感謝を込めて、優しく響く返事をした]
ありがとう。分かったわ。それじゃ、何かあったらお願いするわね。//
[思い切り歯を食いしばる。信念と精神力さえ捨てなければ、このような痛みなど――
弱音を吐くわけにはいかないのだから。
灰茶色の瞳を堅く閉じる。目尻の涙が、再び風に散ってゆく。
光は進行方向とは逆の、王都のある方向へ――]
/* 普段、TRPGのマスターなんぞやってると、思うこと。
情報は出し過ぎかなと思うくらい出さないと、PLは全然理解できないっぽい。
まあ、当然の話で、PCが名将・名探偵でも、PLは普通の人だからなぁ。
……なんて偉そうに言うおれは、RP村初体験というオチ。
ものっそい的はずれで、変なことしてたらごめんなさい(平謝り) */
/* にしても、王国軍、予定よりも早く来たなぁ。
システム時間で、後1日くらいは余裕あるかと思ってたんだけど…
王都から国の辺境まで、徒歩1日って、どんだけwwww
ん、まあ、そのへんの齟齬も含めて、臨機応変に対応していくのが面白いとこだな。 */
[気づけば、いつの間にか領主の屋敷近くに来ていたらしい。ぎゅ、と握られる手に、少年を見下ろすと、少年の頭にかぶせていた布切れをぎゅ、と巻き直す。
緑髪のノトカーは、一悶着あったらしい跡に、何かを見つけたようだ。
男は、足下の小さめの石を拾うと、ノトカーの足下めがけて、こちらに気付けと願ってそれを投げる]
/*ふと、今回のフィオンモードで逆ピラミッド診断やったら、どんな感じになるんだろうかとふと思った。
あとで書いてSNSにでも落としますか。
というかフィオン、そんなに泣くならもっと早く気づけよと言う話ですね、ええ。
どうやら私、発言を落とすスピードが遅いらしいんだよね。これが目下の課題だったり。
>>323
へぇ、サッバールの実か。旨そうだな。
ああ、女将。サッバールの実とやら、一皿くれ!
それと、もう1杯、酒!
[「あいよ」という女将の言葉を聞きながら、机に頬杖をつき]
…おれも、あいつのこと信用しすぎかなぁ…?
んー。まあいいか。裏切ったら斬れば良いだけだし。
[物騒な言葉を、暢気な顔で呟く。
実際、ノトカーが裏切るなどという予想は、頭の中に欠片も無かった]
[もしかしたら、ついて来る軍勢にも風に舞う光が見えるかもしれない――
そんな事を思いながら耐え続ける。
されど、痛みはまだ強いままだ……
いったいいつになれば消えるのか……
それとも、永遠に消える事はないのか……]
―風の砦―
>>277
[フィオンに従い、物見櫓へ向かう。櫓にいた風の民は、数人が何やら囁き合った後、3人を通してくれた]
明らかに我らを警戒しているようですが……今のところ、敵対までするつもりは無いようですね。
[フィオンとコンラートに、そう囁く。コンラートはその言葉に頷くものの、次にはやはり王女の話を出してきた]
>>305>>306
……はい。
姫様も、ずっとシェイ様の御身を案じておられました。人前では気丈に振る舞っておられましたが、時折たいへん辛そうなお顔をなさいます。
この上、戦場に出られるフィオン殿下と離ればなれとなれば、そのご心労やいかに、と思いますと……お城に留まって頂くのは、かえって酷なことかと。
それに、もし、姫様が御自身の判断で、我らの知らぬところで兵に身をやつされた場合。
どのような事態が起こりますやら、把握できかねます。
姫様がおりますのは、殿下護衛の部隊。
殿下のお側について頂き、間違っても前線に出られることの無いように致します。
>>278
[叫ぶフィオンの様子に、南方を確かめる間もない。すぐさま共に駆け下りて、視界の端に僅かな煙を捉えたのみ]
殿下、お待ち下さい、殿下!
まだ隊列が整わぬうちに出られては……殿下!
[フィオンを止めようとするが、その声は届いていないようだ]
[兵たちのことはコンラートに任せ、急いで自分の馬を出し、フィオンを追う]
♪遥か彼方 地平線の先
やがて我らをつつむ 温かな光
…ここだけしか覚えていないのですけどね。
初めてお会いした日、フィオン殿下が歌っておられました…。
―物見櫓の上―
[フィオンと共に、物見櫓に上る。目の前で、主が身を強張らせた]
>>278
[叫ぶフィオンの様子に、南方を確かめる間もない。すぐさま共に駆け下りて、視界の端に僅かな煙を捉えたのみ]
殿下、お待ち下さい、殿下!
まだ隊列が整わぬうちに出られては……殿下!
[フィオンを止めようとするが、その声は届いていないようだ]
[兵たちのことはコンラートに任せ、急いで自分の馬を出し、フィオンを追う]
[ふと、天を仰ぐ。涙に歪んだ視界に飛び込む空は、どこかくすんだ蒼を纏っていた。
ああ、シェイ、イェンス……
二人とも、今頃何をしているだろうか……
雫は大地に落ち、染み込んでゆく。
私がそれに気づく事がないとも知らずに]
――夜明け後・砂の町サブラ――
[砂の町に辿り着く頃には、既に陽は高く上っていた。一見平穏な町のそこかしこに、戦いの傷痕が、燻る白煙となって、砂漠の町に陽炎を作り出す]
…耳障りじゃな…
覚悟なきまま、死した魂は…
[…が眉をひそめたのは、強い日差しのせいだけではない]
そうするのがいい、プルヌス。
俺もこれからずっと話せるように……がんばる……あれ?
[言いながら、気づいて、りん、と高くなっていた音はしばらく沈黙して]
俺、家に帰っても話しできるのかな、ここより遠いと思うけど。
[首を傾げる気配は、また硝子をころりと鳴らした]
王国軍の進軍速度次第だが、おれの前に奴らが現れたら、『>>*45 帝国水軍が水の町を襲撃する』あたりは、おれの口から奴らに言ってやる。
おまえは『キャスティールの騎士は、配下の略奪行為も阻止できないらしいな』とか言って、奴らの前に放り出してやるから、拾われたら第三王子云々の話をしてやれ。
その後は、状況次第でいくらでも好きに動いて良い。ハンスもおまえの側につけるから、好きに使え。
[けれど秘密の共有を示す音色には、すぐに澄んだ音を返し]
そうかも。プルヌスと俺だけの秘密。カレルにも秘密。
うん、じゃあ、契約……じゃなかった、ええと約束、したから。
[指切りー りりぃん、と硝子の音は楽しげ//]
[馬上のイングリットとすれ違い様に囁く]
よくぞついてきて下さいました。
申し訳ございません。少々姫さまのお力を過小評価していたかもしれませぬ。
[煤けたナイフを手に取る。布切れを出して何気なく拭き取ると、顔を覗かせるは複雑な金の装飾]
これは…獅子、でしょうか?
この紋章、確か―――
[靴元で音がする。見れば、小さな石。
見入っていたナイフはそのままに、顔を飛礫の主に向けた]
……カレルさん!?偶然ですね。
[手を振られたのを確認すると、此方も笑顔で近づく。彼が少年を連れているのに気づけば、瞳を瞬かせて]
ええと、息子さんですか?
…吾の手の、何と小さなことか…
…目の前にいる、朋の心すら、包めぬ…
[境遇も、行いも、咎めはしない。いついかなる場所にも、死と苦痛は等しくあるのだから。
ただ、朋が無限に持っているはずの、「未来」や「希望」に、気付かせてやれないのが、もどかしかった。
「諦め」と「悲しみ」に痩せ細る朋の心が、悲しかった…]
さて、そろそろ仕事するか。
[ひとりごちると、数枚の銀貨をテーブルに投げ出して、席を立った。
飲みかけの杯から真鍮の小瓶に中身を移し、土産のゼリーを持って、奥の女将に、ごちそうさまと声を掛ける]
さあ、見回り見回り。
[なにやら嬉しそうに呟くと、大通りをぶらぶらと歩き始めた。
飯屋にいて見つかると、言い逃れはできない。
仕事をしているとという口実のための、散歩のようなものである。
とはいえ、外で誰かに見つかることだって、十分にあり得るだろうが]
―サブラへ向かう道―
[>>310一度後方へと向かったコンラートを視線で見送り、自分は王子の駿馬を懸命に追う]
殿下!何とぞ、後続をお待ち下さいますよう!
一刻を争う事態ではございますが、このままでは殿下が敵の格好の標的となってしまいます!
すぐにコンラート殿が兵をとりまとめます故、何とぞ危険な行軍はお控え下さいますよう!
略奪を犯した者がおれのお気に入りの兵で、おまえがそれを殺した事が分かれば、おまえは信用されるだろうよ。
わざわざ言うまでもないことだったか?
まあ、念のため、な。
>>*56
次の進軍地については、おれを今から、あなたの執務室で待たせてくれれば適当に情報を拾いますので、あなたの口から言わなくてもいいとは思いますが。
なんでしょう…いろいろ胡散臭すぎますね…
ハンス同行については、ご配慮ありがたく。
…将軍、戦に勝ったことより、おれを氷点下の砂漠に投げ出す方が楽しそうに見えるのは、おれの気のせいですか…>>*46
[刃を玩ぶのは、楽しい。
それをしている間、他の事をほとんど考えなくて済むから]
……騎士サマ、赤虎さん。歴史家のヒト。鍛冶屋のおにーさん。
………。
[何を確認したのか、ここからはよくわからなかったが、ノトカーはそれを置いて来たらしい。笑顔の相手に、再度笑みを返しつつ]
こんなところで何をってむ……っ
[思わず息を飲んで目をぱちくりと]
ちょっとまあそれでもいいけどさ。いやそっちの方がしっくりするならそういうことにするけどさ。うん、つい最近できたんだ。そっかオレそんなに老けた顔してるのかそっか。
[じと、と相手を見つつぶつぶつと恨みがましげな言葉を紡ぎ続け]
[しばしの沈黙のあと、ウォーカーが漏らした言葉に、目を見張る気配]
そんなに遠くから来たの?
[しかし、すぐに嬉しそうに弾む音に変わる]
だったら、私達が会えたのは、とっても小さな確率を通った、奇跡…なのかもしれないわね。
素晴らしい事だわ。だって、下手したらお互い知らない同士のまま、ずっとすれ違っていたかもしれないもの。
これからも宜しくお願いするわね。
勿論秘密の事も、ね。約束。
[ウォーカーと同じように、指切り、と楽しそうに応えた]
どうして第三王子が連れ出されているのか、おれが知るよしがないのが怪しいんですよ。
ま、執務室に入ったなら、そこもクリアできます。
信用? 思ったよりないと思いますよ。
取り合えず…
リンゴジュースを飲まないことには、落ち着かないのじゃ!
[返事も聞かずに微笑むと、…はスタスタと歩き出しながら愛馬を短い指笛で呼ぶ。ピュウっと爽やかな音が、*乾いた砂漠の風に混じった*]
>>325 ハンス
「『俺が生きるため』、それでいいじゃないか。
結局、あんた達だってそうなんだろう?」
ああ、そうだよ…
おれは、生きて、戦いたくてこうしている。
そして、おまえのこんな声が聞けて、おれは嬉しいんだな。
さすがに疲れたわね…。
[...はそう言うと、大きく背伸びしてから、ソファへ移動した。
何時間も情報収集を続けていたので、大分身体がだるくなっている。初めて行使する能力で、予想以上に体力を消耗していたらしい。
メイドが持ってきたお茶とお菓子を頂きながら、しばしの休憩を取る]
そういえば、この鉢植え。
[テーブルに置かれた、一輪の赤い蕾がついている薔薇をじっと見つめた]
今朝ローゼンハイムさんが、わざわざ持ってきて下さったのよね。何でも、自分が作った新種の薔薇で、それはとても良い香りがするとか。そろそろ咲きそうだから、お得意先であるマカローナさんにどうぞって。律儀な人よね。
楽しみだわ。
[この時ばかりは、全く演技ではない、心から子供のような笑顔になった]
>>*51
「ああ、おまえが良い狼なのは分かってるさ。
だから、綱を離して獲物を獲りに行かせるんだろ。」
ちょw なにこの懐柔策。
わかっていても、弱いおれ。
[鼻面すりつけ♪]
[馬を止め、すぐさま涙を拭う。しかし、雫は拭いても拭いても溢れ出るばかり。
溢れ出した感情は、私の内心で渦を巻く。
渦は次第に大きくなり、勢いを増してゆく。
誰も渦を止めることは、できないだろう……]
つーかね、そろそろ王都に行って、ドロシーに会いたい…
普段のドロシーと女神様バージョンの差が佳すぎるw
…
…
…
やっぱり、ロリコンか、おれ。
―砂の町サブラ・食事処―
[ 教えられた得意先を廻り回って、町でも有名な鍋料理の店へ。
ここは地元の人間よりも他所からの隊商や旅人が良く来るところらしく、客もそれなりに入っている。
ちらりと店の前から覗いてそれだけを見て取り、奥へと回る。
客足が途絶えなかったのに市場が閉まってしまった所為で食材が不足しそうだったとやらで、こんな非常時によく配達をしてくれたと女将は喜んでくれた。
代金の他にいくばくかの心づけを貰い、礼をしたところで、ふと勝手口から垣間見えた店の中の様子が目に入り、]
…………。
[ 男の眼はジラルダン軍の鎧を着た赤い髪の男に吸い寄せられた。]
なにっ?!
飴が飛び交うほど、皆、喉へってんのか?!
と思ったら、まだ全員1000pt以上あるじゃんかw
あと90分で使い切る気か…?
[ようやくフィオンが馬を止める。幾人かの兵が前方へ回り込み、主を護る隊列を組む]
殿下……お気持ち、お察し致します。
なれど、御身にもしものことがあれば、此度の戦、その意義を失いかねません。
[フィオンに近づき、新しい手巾を差し出した]
∩∩
(・x・) <うさうさ劇場第5段!
ナカノヒトー曰く。
名付けて、ダミーに絡んでみよう大作戦!!>>356
だそうな。
そのまんまやんか(うっさい!)。
因みに今回の独り言。誤爆しないかどうか、ガチ村の3倍は緊張するそうだよ!
泣き芸が早々に拝めたってことは、フィオン王子は、ティワズさんかしらw(失礼!)?
てか、だれが参加してるのかよくわかってないのよねぇ。サシャはshuちゃんよね?
いいや。
俺は、見返りをより多くもらえるヒトの味方だから。
[サーベルを高々と放り投げ、肩にのせる。
領主の館に置いてあった時は、どうせお宝として飾られていただけのモノだろう。
刃は斬るために存在するものだ。そして、自分も]
………ぼちぼち、南門目指して歩いてみるかな……
[こっくり、頷いて、続くのは普段通りの硝子の音]
うん。たぶん。
ニンゲンは、ええと、魔界って言ってた。
でもまだ多分ずっとここにいる。カレルがんばってるけど、まだまだ足りない。
[頑張っている、と告げた音色はやや困惑気味に濁り]
そういうの、うんめいって言うんだよね。
偶然じゃないんだって、カレル言ってた。
カレルと俺が出会ったのはうんめい。プルヌスと俺も、たぶんそう。
[奇跡、という言葉には肯定を交えて、高い音が、興奮気味に鳴る。指が絡む感触に驚いたように一度音は鳴りやんだが、すぐにくすぐったそうに笑った]
―― サブラ郊外/ジラルダン宿営地 ――
[左右についた兵が、世間話のつもりか、あるいは故意にか、フィオン率いるキャスティール正規軍が王都を出発したようだと告げる。]
フィオン殿下が、前線に――
[ジラルダン軍に入って、目の当たりにしてきたオズワルドの軍略の怖さ、周到さ。
フィオンはそれに勝つことができるのか――不安が胸を過る。]
[しばらくしてコンラートが戻ってきた。
ラフショッドは倍の距離を走ったというのにまったく疲れをみせていない]
殿下!今現在の兵は騎兵650!
あの出立でよくこれだけついてきてくれたものです。
…あのイグニスとやらも、その中にいました。
[ だが、その視線はすぐに逸らされ、再び礼をすると静かに店を去った。
急ぎ足で、なるべく人の通らなさそうな通りを選んで帰路に着く。]
気付かれんうちに何とか町を出たいもんだが……
今はまだ警戒が厳し過ぎるか……。
[ 背負い籠を背負って足早に歩く、伸び放題の髭の下では深く思考を回らす顔が隠れていた。]
>>*58
うん?
ああ、そうだな。その方が自然か。
なら、おれは、おまえを挑発のネタにだけ使うさ。おれのテントで待ってろよ。
出番になったら、声を掛ける。
戦いに勝つよりも嬉しそう?あたりまえだろ。
戦に勝つのは何回でも出来るが、おまえを砂漠に投げ出すのは1回くらいしか出来そうにないからな。
―トールをこっそり追って陣営内に戻りがてら―
もう、サシャと林檎ジュース飲もうと思ってたのに。
なんでこんな変な場面に出くわしたのかしら? って勝手に不安になって私がついて行ってるだけなんだけど……
たしかあの通りにあったのよね……焼けてなきゃいいんだけど。
そういえば、トールが高名な鍛冶師がなんたら言ってたっけ? あの子が軍に加わった頃って、確かこの付近で王国とにらみ合ってた頃だったかな?
この街にいるなら、私も短刀のひとつくらいお願いしに行った方がいいのかしらね。支給品はすぐ刃が傷んでいけないわ。
[持って来てはまずいだろうと、発見場所に置いたそれ。獅子の紋章と、刃先にこびり付いた黒が気掛かりではあったけれど]
そうでしたか、最近息子さんが。
おめでとうございます。
[真面目に頷いてぱっ、と笑みを見せる。傍の少年は困惑して金髪の鍛冶を見上げただろうか。
カレルが剥れた様な顔で恨み言を言うのを聞けば、思わず噴出してしまって]
あはは。ご…ごめんなさい。冗談。冗談ですよ。
カレルさんはお若いですから。拗ねないで下さい。ね。
[思わず滲んだ涙を拭う。少年にもごめんね、と頭を撫でた]
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