情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
― 王宮内 ―
てめっ………って、おあ!?
[一蹴する言葉>>293に挙げかけた声は、途中で驚きの声に化けた。
ウェルシュの思惑通り、掴んでいた手は押し広げられ、大きな蜘蛛を床に落としてしまう。
途中で人型に変化して着地したウェルシュは、すぐさまマーティンから離れて行った]
おいコラウェルシュ、逃げんな!!
『……ん、ならいいわ』
[>>283 返された宣に頷いた各務さんは、ひょい、と手を差し出した。
そこに乗っているのは、六角形の小さな鏡]
『あの子が『忘れた』ものの一部が映されてるわ。力を向ければ、見えるはずよ』
[差し出された小さな鏡の中にあるのは、幼い頃の出来事の記録。
不安定なものを抱えた少年の姿は、今とかけ離れて見えるか、それとも似て見えるか。
映されるものは悉く、かつての内乱で喪ったひとの絡むものではあるけれど。
その光景には必ず、兄のような態度で接する幼い第二王子の姿も映されていることにはすぐに気づけるはず。
『闇』として支える決意、それを固めた理由の一端が、そこにある──と。
そこまで気づけるかは、見る者次第だが]
『……それじゃあ、各務さんの御用はこれで終わり、でいいわね。
ふふ、いいお話しきけて、よかったわー』
[鏡が受け取られたならこう言って。それへの答えを待つ事無く、雲外鏡は唐突に姿を消していた。*]
―王宮内/廊下―
……いえ。
……少し、己の人生について思うところが。
[からかわれることはあれど色恋沙汰と縁薄い青年にとって、先程の光景は少しばかり刺激が強かったようだ。
固く握られた竹箒は苦しいのか、今は震えも止んでいた。
連動して何かを感じているのか、壁飾りも沈黙している]
……あ。
……姉上から、預かり物が。
[アプサラスに対しての用事を思い出したのは、それから少し後の事だった。
背負った荷物の中から包みを取り出すと、彼女に差し出す。中身については青年は知らなかった]
……それと、また今度お茶でも如何ですか、との事です。
[一見他愛の無い伝言も先の届け物も、わざわざ弟に託さずとも良いはずなのだが、そうしなかったのはやはりいつもの無茶振りなのだろう]
マリス、大丈夫か。
[更に咄嗟に、彼女の肩を胸に抱き寄せる。
これは単に蛇から彼女を庇おうとしての行動だ。
ぐいと引き寄せ、再び蛇を狙おうとして──さすがに気付いた]
……あ。
[まずいとばかりに燭台を見て、
あとはそれを使わないように蛇をしっしと追ってみた。
片手は塞がってしまっているから、出来るのは精々その程度だ]
―王宮内・廊下―
人生についてか…、深いな。
カシムももう、子供ではないということか……
[しみじみとつぶやきながら時の流れとかを感じたりもした]
ふむ、マレンマからか。
[カシムから包みを受け取りながら]
中身は……
[聞きかけてカシムの様子からいつものごとく知らないのだろうと察して]
いろいろと大変なようだな。
お茶については、機会があればいずれ。
カシムや他のみんなも含め久しぶりに会うのも悪くないのかもしれないな。
─ 王妃私室 ─
[ここは譲れないというのは多分お互い様。
>>280むぅっとした顔を見ても、にっこり笑むだけで。
アレクシスのことを聞いてもその笑みは変わらなかった。]
確かに。
私も天龍峡ではアレクシスさんに助けて頂きましたし。
でも、あの方は御客人ですからあまり頼り過ぎないようにしましょうね。
[王妃の『お願い』は色んな意味で効果が強いと知っているから。
あまり頻繁に使われないようにと願い、釘を刺してみたが伝わるかどうか。
伝わらなくても王妃らしくて良いかと思うだけだからやっぱり甘いのかもしれない。]
― 王宮内 ―
実力行使するにゃ、あっちの魔力が高すぎるってな。
[>>271 それだけに、そこらをやってのける各務さんは脅威な訳だが。
それに対し、場当たりしかできない現状も、頭が痛い]
ヴァイスヴァルトから、騎竜師?
あー……申請、あったっけ、そういや。
[>>290 変わった話題には、緩く首を傾ぐ。
騎竜師関係は決裁権が国王にあるため、そこらは流していた、というのは余談としておいて]
─ 王妃私室 ─
え、箒…って、もしかしてあの時の子?
変わらず元気なのかな。
[>>282カシムが連れているとすれば一年前の騒動で動き出した箒だろう。
>>285寝台縛っておかないとという言葉には、ぱちりと瞬くが。]
─ 王妃私室 ─
はい、解りました。
じゃあ私、まずは燭台探しに行ってきますね。
[王妃の性格上、寝室を見られたくないだろうとはこちらも察せられるから。
さらりと応じて部屋を後にしようとしたの、だけれど。]
え、…あ、はい。
ありがとう、ございます。
[知己はともかく兄弟子の名を出されると、ちょっとぎこちなく頷いた。
確かに戴いたお土産の量を考えれば一人分ではないと解るけれど、仕事から離れたところではまだ兄弟子と普通に話せないのだとは王妃は気付いていないだろう。]
ところでその手にしているものはどうしたのだ?
[王宮内の掃除というわけでもないだろうし、
飾りがついている箒というのもなにかいろいろ目立った]
やはり騒動に関係したものだろうか?
[じっと箒のほうを見ている]
/*
前から思ってるんですが、この男、王妃に対してだけ、格別に甘いよね。
惚れてるとかじゃないと思うんだが。
やっぱり、相手が無邪気過ぎるからだろうか?
― 王宮内 ―
あんにゃろ…。
[妖怪は皆逃げ足が早いのだろうかと思うほど、ウェルシュ>>301が離れていくのは早かった]
…期待しねぇ方が良いな。
次見つけたらとっ捕まえよう。
[あてにすんじゃなかった、と。
ち、と短い舌打ちが零れ落ちる]
相手しにくいんだよなぁ…。
[瀬戸物、詰まりは割れやすい物。
妖怪化しているのだから多少は丈夫かもしれないが、下手に殴ると割れてしまいそうな気がして。
何か対策をとらねばと、考えながら移動を*始めた*]
[>>296 アレクシスの内心は知る由もなく。
知ったら知ったで、思うところはあるかも知れないが、それはそれとして]
……ま、そこらは当人に聞きゃいいだろ。
会えるんなら、な。
[会えるかどうかは、誰にも確約できないこと。
興味があるなら自分から出てくるのだが、その基準はこちらからは図れない]
……ま、そこまでやったら、間違いなく。
メルが起きたときにじっくり茶会に付き合わされるだろーけどな。
[にこやかに請け負う様子に、は、と一つ息を吐く。
ちなみに、それが茶会と称した違う空間なのは、宰相府では有名な話かも知れない。
……まともな茶会も多いのだが、くろい茶会の方が有名なのはどうなのか]
に、しても……
[蛇の出所を思えば、これも何かの付喪神かと思えてくる。
ならば捕まえた方が良いのだが、いかんせん手は埋まっている。
では兵に捕獲を頼もうにも、どうにも人の気配が薄い。
仕方なく、しっしと追い払いつつ]
マリス。そのままこっちだけ見て立ち上がれ。
移動出来るか?
[彼女を蛇と引き離すことを先決とした]
―王宮内/廊下―
……そうですね。19、ですし……
[余談だが、一年前から少しだけ身長も伸びたらしい。
そこまで縁がなかった事を思えば、また少し凹みもしたが]
……はい、ぜひ。
……姉上たちにも伝えておきます。
[返事>>303にこくりと頷いた。
基本的に真面目な青年は、アプサラスのことをそれほどには苦手としていない。少なくとも無茶振りはされないし]
― 王宮内 ―
まだ探し回ってるんだろな、アイツ。
[今は聞こえて来ないけれど、どこか離れたところで大声を出しているに違いない]
…そーだ。
隔離結界に瀬戸送れないかな。
[またなんか無茶なことを言いながら、ウェルシュは王宮内を徘徊*している*]
─ 王妃私室 ─
そうですね、ユウレンの国の事ですし…。
[>>304自分の事は自分で、という意識が働いて、シルキーの言葉は素直に聞き入れた。
その後ろにある物までは伝わっていないのが王妃といえば王妃だが。]
あ、元気そうでしたよ。
なんだか後を付いてきてましたし。
[箒についてはちらっと見ただけだったが、
けっこう騒いでいたくらいだからきっと元気なのだろうと。
>>306寝台については視線を逸らしつつ、1年前の経緯もちらっと語っておいた。]
…そういうわけで、また飛び出していかれたらその、困るので…。
今の内に縛っておけばそう身動きとれないかなと。
……ああ、これは……
[言いながら手元に目を落とす。
言われてみれば>>308、不可思議すぎる物体だ]
……上のは、先程捕まえた付喪神で。
……箒の方は、里帰りといいますか。
[一年前からの居候を彼女が知らないのであれば、簡単に説明も加えただろう**]
[>>307了承得たならほっとした様子で笑む。
シルキーの方に多少のぎこちなさは見えたが、
それがジェフロイ関連だとは思いもよらず内心首を傾げるだけとなる。
ひっかかりはしたものの、ともあれ]
シルキーさん、気をつけてくださいね。
[と彼女を見送り、自身は足早に寝室へと向かって行った。]
……その道を行く事を決めたのは、キリクのため、でもあるんだね。
[なんとなく最愛が『闇』を選んだ理由がわかった気がして。
今はいないひとをおもうよに。
ぎゅ、と六角形の鏡を胸に抱いた。]
……知れて、良かった。
[最愛がその道を行くなら、自分の力が及ぶ限り全力で支えようと小さく誓った。**]
― 廊下 ―
[普段、海で蛇と行き会うことはない。
だから彼女が蛇を苦手としていることを、随分長い間知らなかった。
知ったのはたまたま───婚約後の話だ。
今回のように共に王都へと赴いた折、山で蛇と出会った。
常には冷静を保つ彼女が、血相を変えて怯えたのに驚いた。
それでも、滅多に蛇が出てくることなどなかったのだが]
ああ、もういない。大丈夫だ。
[問い>>314に応えて、低く胸から直接声を彼女に響かせる。
実際のところ、それほど遠く追い払えた確証はない。
それでも今は彼女を安心させることだと思った。
抱いた肩が、常よりも華奢に感じられる]
[ 彼が自身の内心を黒い剣士に告げることがあるとすれば、それは恐らく、闇が二人のうちどちらかを呑もうとする時だろう。だが、ヴェルナーは既に無二の光を得ている。つまり、その機会が訪れる確率は、限りなく低い ]
ウェルシュさんにも、お聞きしましたが、各務さんにお会いするのは、なかなかの難関のようですねえ。
[ 会えるものなら、というヴェルナーの言葉には>>310、怯む様子なくそう返し ]
宰相殿のお茶会、ですか。ふふ、それもまた楽しそうではありますが、今のところはご遠慮しておきましょう。
[ 黒い方のお茶会を、本気で楽しそうだと思っているのは伝わるか ]
―王宮内・廊下―
うむ、19か……
そういえば一年前にアイリ達とあったようだな。
いい歳になったついでに一人どうだ?いやもういっそ二人でも。
[そうすれば落ち着くだろうという思が1割、冗談が9割]
お茶会は楽しみにしている。
とはいえ、一人呼ぶのには少し大変な状況の者もいるが…
[少しばかり表情が暗く、落ち込むというよりはオーラ的な、
すぐにそれは消えたけども]
里帰り?
[いまいちぴんとこないその言葉について、尋ねれば今に至る経緯を説明され]
なるほど。
まぁ長く連れ添えば愛着がわくというもの。
それが物であってもな。
私も日々から部下に武器には愛着をもってと…
[そして少しばかり長い話が*続いた*]
[少しの間、そうしてマリスの肩を抱いて歩いた。
怯えている彼女を、安堵させたかったのだ。
既に蛇の形のモノは姿を消していたから、
彼女が落ち着けば腕は外されることにもなるのだろうが]
………。
[男から腕を外すとは口にしない。
無言で、ぬくもりを伝えるようにしっかりと、
婚約者の細い腕に手を添えた。
ちらりとすぐ傍らを見下ろす黄金には、柔らかな光が映って*いる*]
/*
さぁて本日で1日目が過ぎるね…!
あんまり遭遇薄い人が妖精さんだったらとけませんように!
いやとけたらとけたでおいし(げふんげふん
─ 王妃私室 ─
[>>319こちらの言葉に納得したような王妃には、内心少し安堵する。
こう言っている自分自身少し前までは他国の者だったから、微妙な気持ちでもあるのだけれど。]
あ、じゃあまだ動けてるんですね。
付喪神ってどれくらい動けるんだろ。
[一年前に見た箒の動きは結構愛嬌があって可愛かったから、元気なのは嬉しい。
このことをカシムに言ったらどんな反応示されるかまでは解らないが。]
[ 声をかけたタクマが、名乗りをあげたなら、自分も付喪神退治の助っ人だとでも名乗るだろう。無論、いくら目つきが怪しくとも、いきなり相手を解剖するような真似はしない…多分 ]
─ 王妃私室 ─
[寝台についての経緯を聞けば、王妃が懸念するのも無理はないと解って。]
そうですね、出来ることはやっておいた方が良いかと。
[そう応じて、自分は宣通りに燭台を探しに出ようと部屋を後にしかけたところで>>321気遣いの声をかけられ。]
はい、ありがとうございます。
エレさんもお気をつけて。
何かあったら無理せず呼んで下さいね。
[こちらからも声を置いて、王妃の元を離れた。
ぎこちなさにツッコミが入らなかったのは、幸いだったかどうなのか。**]
精霊師 ギィは、栞を挟んだ。
― 廊下 ―
……っ…
[自分を騙すはずはない。それに体に変な感触もない。あるのは抱きしめられる手だけだ。ローの言葉>>324を受け、一度大きく息を吐き出すと、ゆっくり目を開けて、抱きしめられた腕の中で、きょろきょろと周囲を見渡した。
少なくとも視界から消えたことで、余裕ができた脳みそは現在の状況を把握するのに使われて、抱擁されている。というのを理解する。
理解をして、もう少しだけ。自分からぎゅと自身の婚約者に身体を押し付けた]
……ばか…傍に…傍にいるときは…
[自分でできるなどといっているから、理不尽だということを理解しながらもか細い声で文句を連ねるのは先程>>176言われた直後だったからか]
鋼の騎竜師 タクマは、栞を挟んだ。
/*
(ゆっくり他のとこ読んで来た)
板の間 説教タイムが くるのか…!
いやぁにんぷにはつらそうだ(ぼうよんだ
そしてジェフロイに引き攣られてたwwwww
すまんこんな王妃で…!
嗚呼、ヴァイスヴァルトの方でしたか。私はアレクシス・ロア、どうぞよろしく。
[ タクマの名乗り>>335に、そう返しながらにこにこと笑う。その笑顔に不穏な意味を見出すのは見られている相手ばかりではないだろう。ともあれ、この場では、やがてその視線も逸らされる ]
さて、では、先程の魔法の絨毯もどきでも探して片付けてきましょうか。失礼しますよ。
[ 平穏なのだか不穏なのだかな会話を終えると、とりあえず取り逃がした付喪神を追おうと踵を返し…かけて、ちらと黒い剣士に視線を戻した ]
もし、私の行動が危ないとお思いになるなら、いつでも実力で止めにきて頂いて構いませんよ。
例え私が命を落としても、泣く人がいるわけでもありませんからね。ご遠慮なく。
[ 日頃の不安材料を、このどさくさに片付けてしまいたいというならいつでもどうぞ、とでも言いた気に笑顔で告げてから、その場を立ち去った** ]
[闇に堕ちる時が来るとすれば、それは再度の喪失に直面する時か。過程の未来は語れるものではなく]
……ま。
そういうところは、かわってねぇからな。
[>>325 何がかわっていないのかまでは触れず。
お茶会を楽しそうと称する様子に、変人認識のレベルが密かに上がったのは、一瞬過ぎった、うわー、と言わんばかりの表情に滲んでかも知れない]
……って、噂をすれば、ってか。
[アレクシスの視線を辿り、琥珀を向けた先。
>>353 耳やら何やらが出る様子に、何となく同類意識がわいたりしたのは余談としておいて]
ユウレン軍務総括、ヴェルナー・ファサンだ。
来訪、歓迎する、ヴァインズ殿。
[居住まい正して挨拶した後、ふ、と一つ息を吐き]
……なんていうか、悪いな。
遠路遥々来てもらったのに、こんな状況で。
[呼びかける口調はアレクシスに対するものとは一転、穏やかなものだった。**]
[自分がこうなったのは、頼る相手ができたからだ。頼っていいとしってしまったからだ。
恐怖が薄れ、羞恥と理不尽な怒りとが綯交ぜになって、ぐちゃぐちゃになった思考を、一度吐き出すように大きく息を吐く]
……っ…助けてくれて…ありがとうございます。
[緊張が解け、力の抜けてしまい普段よりも幼く感じる笑みを浮かべて礼をいった]
[いつまでこのままなのだろうか。
胸の鼓動がいやに耳につく。それが自分のか婚約者のものか判別もつかない。
口にすれば腕を解いてくれるだろうし、人の気配があると咄嗟に逃げてしまうだろうけど、今は…もう少しだけ――
そのもう少しだけ。をいくつも刻む。]
…………。
[>>337 立ち去り際に向けられた言葉。
ふ、と一つ息を吐く]
……は、そりゃご丁寧にどーも。
っても、王妃の客分に刃を向けるような事態には、できるだけしないでもらいたいんだがねぇ?
[仮にどんなに警戒していても、それだけを理由に排する気はない。
勿論、護るべきものに──道こそ違えど、父が己が命をかけて護ろうとした
陰りを運ぶと判じたならば、その限りではないけれど。**]
………うん。
[婚約者の黄金色の瞳を見上げて、ようやく出した声らしき声は相槌めいたもの。
その内に、もう大丈夫。と、感謝の気持ちを込めているのが伝わるといい。そんな願いを込めつつ、そっと腕から離れたところで、はたと気づく]
/*
タクマさんと会ってしっぽもふもふしたい。
ジェフロイと会ってピン返してって言いたい。
ウェルシュと会ってウェルシュの前でえづいて「なんであなたにばれるのー!」って理不尽な怒りをぶつけたい。
タコティンと会って後頭部に熱視線を送りたい。
とりあえずのやりたいことリスト。
/*
さて。
思いの外早く、各務さんの重要みっしょんのひとつがクリアできた。
あと幾つできるかなー、と。
とりあえず、今の内にあれはやっておこう、うん。
― 宰相府 ―
[走り回るナニかの声を遠くに聞いたりしつつ、向かうのはある意味ではこの国の中枢である宰相府。
……何故かここだけ、付喪神の可動形跡があまりないのは気のせいか]
ま、確かにここが荒れると収拾つかんのは事実だが……。
[それもどーなんだよ、とは。
今の態勢に落ち着いてから、しみじみと思い続けている事。
文字通りの中央集権。
国自体は、今は三者合議の上で動かしているものの、先の先まで見越すならば……とか。
そんな風にあれこれと思考を巡らせていたら、前方でかちゃかちゃ、という音が聞こえ]
……え?
って、ちょ、ちょっとまっ……!
よりによって、なんでソレがっ!
[前方でふよふよしていたのは、硝子の茶器。
知る人ぞ知る、宰相の愛用品である]
荒れてねぇ、と思ったら、いっちばん面倒なのが……!
[ある意味、一番想いがこもった品なんだから、仕方がないかも知れないが]
[当たり前だが、物理的な手段は使えない壊れ物。
故に、何とか捕獲しないと──と、槍を置いてふよふよしている茶器との距離を測る。
一瞬張り詰める空気──というと大げさかも知れないが、当人、真剣です。
ともあれ、取り押さえるべく床を蹴って距離を詰め、手を伸ばすものの──]
……んなっ!?
[駆け出そうとした矢先、足元を何かが駆け抜けた。
突然の事にたたらを踏んでいる間に茶器はきゃーあきゃーあ、と言わんばかりにかちゃかちゃ言いつつ逃亡し。
バランスを崩した要因──空の菓子盛りの器も楽しげにきゃっきゃ、と跳ねた後に逃げていく。
それを蹴らないように、と後ろに下がろうとしたら完全に均衡を失して思いっきり。コケた]
……ってぇ〜〜……。
[ちゃっかり退避していた陽の小鳥が、格好つきませんね、とでも言いたげにぴぃ、と鳴く]
― →宰相執務室 ―
……お前ね。
[声の響きが義兄を思い出させて、ぼそっと突っ込む。
ともあれ立ち上がり、改めて向かうのは最初の目的地である宰相執務室。
中は相変わらず整然としているが、机周りが少し荒れているのは拉致された時のどたばたの名残か、と思いつつ]
……あんのバカ。
[積まれている書類の表書き、それを見ただけで自分の不在時に何をしようとしていたかは知れた]
これとかこれは、慌てなくてもいい分だから、西から戻るまで保留にしとく、って言ったろーに。
大体こっちの、南からの海上防衛網に関するのとか、ヴェルの領分だろ……ったく。
……っとに、もう。
[積まれている書類の山を一通り検分して、は、と息を吐く]
大方、戻ってきてから時間取れるように、ってとこなんだろうが。
……気にしすぎなんだよ。
俺もヴェルも、なんにも考えてないわけじゃあないんだぜ……?
できれば、もうちょっと……なぁ。
[今はどこかで眠らされてる義兄に向けて小さく呟き、それから。
ふ、と目を伏せた]
― 王宮内 ―
[王妃と別れて、まずは燭台を探そうと逃げていったらしい方向へと足を向ける。
が、物人問わず行き交う姿は見当たらず。]
どこまで逃げてっちゃったのかなぁ…
[すぐに追いかけるべきだったかと思いつつ、王妃からのお土産の詰まった袋を抱え直して。]
……これが、俺でなく、兄上だったら。
もうちょっと、気軽に頼ったりもしてくれたのか……ね。
[つい、零れ落ちるのは、こんな呟き。
言った所でどうにもならないと思いつつ。
内心を掴ませず、笑みで全て覆い隠そうとする様子につい、考えてしまう時もある。
あからさまに沈んだ様子に、頭の上の小鳥が案ずるようにぴりりぃ、と鳴いた]
― 王宮内 ―
兄様はともかくとして、カシムも探さなきゃ、だけど。
迎賓館に行けば会えるかな。
[いくら何でも一人じゃ食べきれない量だけど、兄弟子は確か甘いもの苦手だから、とちょっと考え。
カシムはともかく、箒にはあげられないしとか過ぎたところで、ふと。]
…そういえば。
各務さんってお菓子とか食べられるのかしら。
[浮かんだ疑問を、なんとなく口にだしてみた。]
ん……ああ、すまん、タイヤン。
は……俺のガラじゃなかったな。
[滲む苦笑に、陽の小鳥はぴぃ、と鳴く。
どこか戸惑ったような響きに、手を伸ばして小鳥の小さな頭を軽く撫でて]
とりあえず、これとこれは俺んとこ戻し。
こっちとこれは、ヴェルんとこへ、と。
これは……状況が落ち着いたら、改めて三人で、だな。
[てきぱきと書類の区分けをして。
その中でも特に気になった一部は、脇に避けておく]
蓬莱海南西海域、未開拓部分への合同航路開発、か。
南もほんと、海に関しては気合いれてるよなぁ……。
― 王宮内 ―
…ん?
[物思いに耽るまもなく、どこからかかちゃかちゃと可愛い音が聞こえてきた。
また何か、と思い視線を動かしてみれば。]
……………………あれ、って。
[後ろに従えているのは菓子器だろうか。
見覚えある茶器がかちゃかちゃとこちらに向かってきているのが見えて青ざめた。]
/*
ひそひそと遊んでたら、シルキーwwwww
そう持ってくのかよwwww
ちなみに>>354最下行は、ストックに入ってるネタのひとつである。
海洋冒険系ゲーム村。
実働できるほどリアルが落ち着くかはまだ読めんが。
『ぼくらの未来』スタイルだったら、休みの入り方次第なんとかできるはず……!
― 王宮内 ―
なんで、あなた、ここにいるの…
[思わず片言になるのもやむ無しだろう。
あれはどう見ても宰相の茶器。
以前花茶を手ずから淹れてもらったこともあるから、見間違いはしないはず。
執務室からここまで誰にも会わなかったのかとか、壊れてないかとか頭のなかではぐるぐる考えるも身体が動かない。
下手に触って割ってしまったらどうすれば。]
……………あ、れ?
[かかる衝撃は思わぬところ。
恐る恐る目を開けると、お土産袋の中にとびこんだ茶器の姿と、足元に見上げるように動かない菓子器の姿があって。]
……………………………えぇ、と…
…もしかして、お菓子、食べたい?
[足元の菓子器を拾いあげ、袋を抱えている手に持ちかえて。
桃饅頭や綿菓子に埋もれるようになってる茶器に問いかけたが、返事があってもわかるわけもなく。]
― 王宮内→とある一室 ―
………違ってたら、ごめんね?
[近くの部屋に入り、テーブルの上に茶器と菓子器を置いて。
茶器の中には金平糖、菓子器の中には大福を入れてみた。]
これ、エレさんからのお土産だから。
おすそわけ。
[入っている菓子は器にあげる、と言ってから。]
各務さんも、良かったらおやつに如何ですか?
[試しに問いかけてみた。]
/*
[いきなり揺れてくてっとしながらりろーどしたら見えた>>359の状況を想像してなんか癒された]
しかし、うん。
あの茶器のネタは、拾えそうなのはエレオ、シルキーと後はジェイだけだろう、と思うていたので。
拾ってもらたのはちょっと嬉しい俺であるw
― 宰相執務室 ―
航路開拓……か。
行けるもんなら俺が直接行きたいくらいだが……。
[無理なのは当然の如くわかっているが、言うだけならばなんとやら、だ]
ヴェルも恐らく、同じ事言うだろうなぁ。
[海とあれば向こうの方が反応するのは読めている。
もっとも、こちらにもそんな余裕はないだろうが]
ま、まだ計画だけらしい、が。
もしやるとしたら、水軍……ヴィルベルヴィントから、誰か回すのが妥当かね。
[南がこの開拓にどれだけの比重を置いているかにも拠るのだが。
水軍の中核から人員を派遣する事で、示せるものは決して少なくない。
知らぬ場所が知れる可能性への期待と、それがもたらすものへの計算を巡らせるのは僅かな時間]
……さて。
あの茶器ども、どこ行ったかな……。
[それから、意識を向けるのは現実方面]
あれ、確か、ヴィア様の形見だろ……?
無事でいりゃいいんだけど。
[お菓子盛られてほっこりしている>>360なんて知る由もなく。
安否を気遣いながら、一先ず宰相執務室を出る事に]
『あら、くれるのー?』
[>>360 問いかけに、返されるのはこんな問いかけ。
上を見たなら天井近辺。
天井下がりよろしくひょっこり顔を出している姿が目に入る]
― とある一室 ―
[此処に居ると確信して呼び掛けたわけではないが。
神出鬼没な相手というのはウェルシュで慣れた部分もあって。]
はい。
甘いものお嫌いでなければ、どうぞ。
エレさんがくださるお土産、いつも美味しいんですよ。
[>>#11にっこり笑って、見上げ。]
私はシルキーと申します、初めまして。
…各務さんとお呼びしてもよろしいですか?
[他に名前があるかは知らないから、呼び名を確認してから。]
お会いできて嬉しいです。
『あまいものは好きよー。
しあわせになれるもの』
[>>363 逆さまのまま、にっこり笑った後。
各務さんは、とんっ、と下へ降りてくる]
『お土産なの?
……ふふ、本当に。
そういうところは、クゥと同じなのねー。
似てるのかしら』
[上がった名前に、くすり、と笑う。
最後の部分は、身近な者には言わずもがな、なものもあるかも知れないが]
『ええ、初めまして、ね。
各務さんは各務さんだから、各務さんと呼ぶといいのよ?』
[>>364 呼び方への確認にはにっこり笑ってこう返し]
『あら、そうなの?
各務さんにはあいたくない、っていう子も多いのに。
メルるんは怒るし、ルナちゃんなんか、すぐに逃げるのよー』
良かった。
苦手な方もいらっしゃるから。
[ちょっと心配してた所に安心できてほっとして。
クゥというのが誰か、は最初わからなかったけれど。]
はい、良く似てらっしゃいますよ。
頑固なところとか、気さくすぎるところとか。
[当人たちに聞かれたら異義ありされそうなこと言ってから。]
はい、わかりました。
[各務さんの笑顔はどこか王妃に雰囲気似てるな、とか思いながら微笑み返して。
クゥが王のことなら、メルヒオルやヴェルナーのことだろう人のことを聞くと、ぱちり瞬き。
怒るはともかく、逃げるというのは結び付かなくて。]
そうなんですか?
…私はお会いしたかったんですよ。
他国からきた者を、どう思われているか聞いてみたくて。
[各務さんについて宰相たちからはどこまで話されているか。
くわしくは知らずとも、王宮の付喪神を従えられる存在ということは知っている。
つまり、この国を昔から見てきている存在であるだろう各務さんに、聞いてみたかった。]
『……あまいものが苦手なのは、不幸だわ』
[>>365 きっぱり、言い切った。
似ている、との評に同意が得られると、楽しそうにくすくすと笑って]
『ええ、いつもそうなのよー。
ひどいわよね、各務さん、とーってもかわいがってるのに』
[だからだ、と。
当人たちが聞いたら言うだろうがそれはそれ。
>>366 会いたかった、というその理由に、各務さんはこてり、と首を傾げる]
『他所から来たとしても、『ここ』で生きているなら、それを選んだのなら『ここ』の子だわ』
[さらり、とそう言って。
それから、少しだけ、思案するように目を閉じる]
[>>367 各務さんが先代王妃の盟約精霊と付喪神の融合存在である、という話は、近衛任官時に説明はされていたか。
近衛兵団は王宮内での変事に対応する事が多い事もあり、その辺りは伝えられているはずで]
『……『変化』は、必要なのよ』
[ぽつり、呟く]
『ここはずっと閉じていた国。
開かれて、新しいものが入ってきて。
……それを、拒絶するものも多いけれど。
それじゃ、何も変わらないの。
だから、各務さんは『変化』をもたらす外からのものは、好きよ?
変わらないままで壊れてしまうのは、イヤ』
[最後の部分は、雲外鏡としての意思が滲むもの。
古き付喪神である雲外鏡が、鏡の精霊との融合を受け入れた、何よりも大きな理由]
えぇ、私もそう思うんですけど。
[苦手なのに勧められたら断れない人の顔を思い浮かべながら、>>#14各務さんの言い切りに頷いて。
ひどいわよねとの談には、だからなんだろうなぁ、とは思った。
思っただけ、だが。]
…そう、ですか。
[さらりと。こちらの問いに返された言葉に、軽く目を伏せ。]
[自分が王女として在った国は、今もまだ閉じたまま。
多少の変化はあっても、薄闇に覆い隠されているものは多い。
だから、一年前。
この国で初めて感じた『風』は、とても心地良く、眩しかった。
それまでは、何処に立ち寄っても居つくつもりなど起きなかったのに。
他者の意思で動かされる道具から人に成るまで、逃げ切るつもりだったのに。]
…いえ。
変化をもたらされたのは、私の方です。
[ふ、と軽く苦笑が漏れた。]
私は、戻るつもりだったんですよ。
逃げ出し、放り投げてきた、自分の責務に。
なのに。
[確かに、兄弟子に会え、寄せた想いも誘因の一つではある。
でもそれだけが理由なら、きっと今此処に自分はいなかっただろう。
どれ程その在り方を嫌おうと、それ以上に大切な存在があの国に在る以上いずれは帰るつもりだった。
そんな自分の決意を払拭したのは、王であり、王妃であり、この国だ。]
…この国の風に触れ、光に触れ。
そして、闇にも触れました。
[王妃の側に仕えるようになって。
この国にも巣食う悪意があると知った。
それでも。
ううん、だからこそ。]
この国が、好きです。
キリクさんも、エレさんも。
二人を支え、助けたいと願う方、全て。
[風に。光に。闇に惹かれた。
そして、自分も。
支えたい、その一員になりたいと───心から願ったから。]
だから私。
各務さんのことも、好きです。
[にっこり笑いながら、お土産袋を開き見せ。]
お好きなの、どうぞ?
[好みの品を選んでもらおうと、勧めた。**]
[そもそも、現在のユウレン首脳が甘味好きなのは、先代王妃の影響が多大にある。
その王妃の影響を受ける各務さんが甘味を嫌うなどという事はあり得ないわけで。
>>368 同意されると、ねぇ、と力いっぱい頷いていた]
『…………』
[紡がれる想いは、口を挟む事無く、じっと聞いて、それから]
『……少しだけ、似てるね』
[小さく呟く。何に、とは言わないけれど。
その瞬間の表情は、各務さんでも、先代王妃でもない違う誰か──鏡の精霊としてのそれだったのだが。
呟きの意味する所も精霊の面影も、当の
『ふふ、そう言ってくれると嬉しいのよー』
[>>373 好き、という言葉に返す様子は本当に嬉しそうなもの。
お土産袋を見せられると、全く遠慮する様子もなく、桃饅頭を手にとって]
『各務さん、桜月湖からは離れられないから、城下のお菓子は嬉しいのよ』
[にっこにこと、嬉しそうにおやつタイム突入。
……その間も、外では付喪神が元気だったりするのだろうが、少なくとも、ここは平和空間である]
『あ、そうそう。
このこたちのこと、クゥが心配してるから、無事だって知らせてあげてね?』
[おやつタイムが終了すると、ごちそうさま、と頭を下げて。
ふと、思い出したようにこう言った後、その姿は光を散らしてふわりと消えた。**]
― 宰相府からの渡り廊下 ―
[結局、宰相府の中では茶器は見つからず。
……まあ、見つかるわけないんだが、それは知る術もないわけで。
一先ず、本殿に戻るか、と歩き出し。
途中の渡り廊下でふと足を止め、ひょい、と手摺に腰掛けた]
……そういや、ここの廊下だっけな。
[広がる桜月湖の湖面を見つつ。
思い返すのは、遠い時]
― 追憶:幼い頃の一幕 ―
「……キリクは、大きくなったら、何をやりたい?」
[不意に、兄がこんな事を問うてきたのは、未だ半身の卵を得る以前の事。
その日は丁度、メルヒオルとヴェルナーはそれぞれの用事で離れていて。
珍しく、兄と二人だけで時間を過ごしていた]
やりたいこと……んー……。
[問われてもとっさには出てこなくて、思わず悩んでいたら、兄はあ、と短く声を上げて]
「あ、じゃあ。
……なりたいものは、ある?」
[こう、問いを訂正してきた]
なりたいもの……父上みたいに、なりたい!
[訂正された問いへの答えは即答だった]
騎竜師になって、そらからみんなをまもるの。
がんばればなれる、って父上、言ってた!
[『神獣角』との共鳴の兆しは、この頃から既にあり。
病がちな兄とは違い、身体的な不安要素もない事から、父は自身の武を伝えるのはこちらである、と早くから定めていたようだった。
そんな意思に触れたあとだったから、無邪気にそう紡ぐ。
その言葉が、兄に何かを思わせたかも知れないが、気づく事はなく]
兄上は、なにになりたいの?
[逆に、こう、問い返していた]
「ぼくは……精霊師かな。
母上みたいに、みんなの役に立つ力を使えるようになりたいんだ」
[そういう兄の周囲には、その頃から小さな炎精の気配が常にあり。適正は術師である、との判断は既にされていた]
「ねぇ、キリク。
ぼくらは、なりたいものは全然違うけれど、でも。
みんなをまもりたいのは、同じ、なんだよね」
うん、おんなじ。
[こくりと頷く。
幼い頃の『みんな』が示すのは、周囲の身近な人たちの事が主ではあるけれど。
なくしてはならないもの、という認識は、当時から強くあった]
「それじゃあ、約束しよう。
ぼくは、精霊の力で。キリクは、竜の力で。
ふたりで、みんなを……ユウレンを護れるように、強くなるって」
ふたりで?
「うん。
そうすれば、ほら、きっと。
……二倍がんばって、二倍護れるから」
[ね? と。
そう言って笑う兄の表情は、あれから24、5年たった今でも鮮明に覚えている。
異なる素養を持ち、異なる道を志すからこそ。
心重ねて、一つの事を成し遂げよう、と。
幼いながらも、強く刻んだその誓いは──]
― 宰相府からの渡り廊下 ―
……忘れて、ねぇよ。
[小さく、呟く]
俺一人の力じゃ、何も護りきれない。
いや……一人だけじゃ、無理なんだって、わかってる。
[それは、現実として痛感した事でもあるから]
だから……メル一人には、背負い込ませない。
[実兄は完全に──転生すら叶わぬまでとなり、消えてしまったと聞いたけれど。
その想いは、どこかに残っているだろう、と思うから。
親友を案じていそうなその人へ向けて、小さくちいさく、呟いた。**]
よ、よろしく。
[完全に猫の顔に変化しなかったのは良かったんだろう。多分。
……アレクシス>>337に名乗ってなかったらどうなってたか、なんて考えたくない。
去っていくアレクシスの背を見送ると、飛び出した猫耳を人のソレに戻す。
……ギィに見つかったら間違いなく耳を弄られる。]
いや、気にしないでいい。
コレはコレでいい経験になるし、帰った時にいい土産話になる。
[ワチワチと膨らんだ尻尾の毛並みを整えながら、
俺は妹分の相手>>339にこう返していた。
土産話は実の妹への嫌がらせも含んでるが、言わぬが花だろう。
毛並みが元に戻れば、尻尾を後ろにペイッと離した。]
―― ベチン
あ?
[尻尾が感じた衝撃と音に振り返って下を見ると――。
そこには稽古用であろう木刀が転がってた。]
………こんなのもかよ。
[何でもありかよ、まったく。]
― 王宮内 ―
さーて、と。
何か出て来ないかなー。
[あちこちに現れ、一部確保され始めている付喪神。
探すと出て来ないのは逃げられているのか何なのか]
[尚、瀬戸大将は<<情報屋 ウェルシュ>>が居る方でウェルシュを探して駆け回っていたとか]
― 王宮内・廊下 ―
[>>380 警戒していたとわかる様子は、さもありなん、的な何かもあるので突っ込みはせず]
そーか?
そう言ってもらえると、助かる。
土産話……は、そうかもな。
こんな事が起きるのは、ウチの王宮くらいのもんだろうし。
[あちこちで頻繁にあったら問題ありまくりだが。
なんて言ってる間にも、付喪神が動いたようで。
>>381 響いた音と、転がったものに、あー、と声を上げた]
ま、その手はまだまだ大人しい方だろ。
引き摺られて動いた、ってタイプだからな。
『ここで会ったが百年目えええええ!!』
1年しか経って無いじゃん。
『ぃやっかましいわ!
要らんところで突っ込みを入れるでない!!』
[余計な突込みを入れたウェルシュに徳利槍を突きつけて、瀬戸大将が喚く。
怒りで背中の急須が、ピー!と甲高い音を鳴らした]
『ウェルシュとやら、勝負だ!!』
ヤだよ、めんどくさい。
『なぬっ!?』
[一蹴されて、瀬戸大将はガビンッとなる]
だって僕と君の格の違いは前の勝負で証明されたじゃん。
絶対的に君の方が格下。
『抜かせ、我があの時のままと思うなよ!
それに身体を割られた恨み、消えてはおらん!!』
それこそ君が格下の証明じゃないか。
僕だって前みたいに妖力不足な状態じゃないよ。
手加減された上で負けるのが オ チ 。
『貴ぃっ様ぁあああああ!!』
[散々に侮辱するウェルシュに対し、瀬戸大将が徳利槍を振り上げた]
/*
ちなみに。
中身的に今、すげー悩んでいる事。
……ギィんとこ、いつ行くべ(
いやはあ。
実は、タイミングがとれんのだよね!
今の状況だと、シェンとかマリスからいい突っ込みもらえそうだしな、というのもあるし、さ……!
― 廊下 ―
───…、
[腕の中のぬくもりが身じろいだ>>336
辺りを見渡して、それから、ぎゅっと寄り添う身体。
それを見下ろす目が僅かに開いて、すぐに柔くなった。
ゆるゆると進めていた歩みが次第に止まる]
…ああ。
[けれど紡がれる詰り言葉に返るのはごく短い響き。
理不尽な甘えを聞く男の手が、再び婚約者を僅か抱き寄せている]
すまない。怖い思いをさせたな。
[苦手に怯え、それでも礼を紡いで微笑む様>>340が愛しい。
ほんの少し常よりも幼く感じられる笑みを目に映して、
黄金も常の鋭さを消して微笑んだ]
いいや。呼んでくれて嬉しかったぜ、マリス。
呼ばれる前に…間に合わなくて、悪い。
[腕の中の婚約者に、その見上げる澄んだ碧に目を細める。
温もりが寄り添って、鼓動が交じり合う>>314
肌に感じるのは自然な柔らかさと心地良い香りだ。
彼女が落ち着くまでは───、と。
言い訳しながら離したくなかったのは、こちらも同じで]
…ん。
[頷き交わして、腕を解く>>343
抱きしめていた花を失った両の腕は少し空っぽで、
惜しむ気持ちがちらと頭の隅を過ぎった]
…、なに?
[ただ、続く言葉>>344は少し意外で、男はぽかんと目を瞬く。
先ほどまで彼女を抱きしめていたことかと、一瞬思った。
少しの間考えて、漸く先の事故を言っているのだと思い至る。
再び目を見開いて、額に手が当てられる]
なんだ、また戻って……じゃなく。
いや、待てよマリス。
あれはわざとじゃないぞ?事故だ、事故。
別に胸が目立っていたとか触りたかったとかいうわけではなくだな。
……あー…。とてもいいと思うが。
そうじゃなく。
大体、触りたいならもっとゆっくりとだなあ?!
[思わずあらぬ方向に熱弁を振るいそうになって、
慌ててその先の言葉を飲み込んだ。
その先が続かなくて、情けない顔で髪をくしゃくしゃする。
どうも悪戯を見咎められた子どものような気分である]
あーー…その…。だからだな。
……すまなかった……。
[事故である、と。
どう考えてもその後の方が婚約者に密着をしていた男は、
しかし結局、燭台片手に彼女へぺこりと頭を*下げた*]
[振り下ろされた徳利槍がウェルシュを捕らえる刹那]
《ぽむんっ》
[軽い音と共にウェルシュの身体が煙に包まれる。
モクモクと視界を遮るそれは、細かな粒子となった蜘蛛の糸]
『な、なんじゃ、これは!!』
悪いけど、今は相手する気分じゃないんだよねー。
気が向くまで待っててよ。
そんじゃね。
[徐々に蜘蛛糸の粒子が晴れる中、軽い口調のウェルシュの声が辺りに響く。
煙が立ち上っていた場所にウェルシュは居ない]
『…………はっ、逃げられた…!?』
[その事実を知り、瀬戸大将は再びガビンッとなった。
最早どっちが退治されるべき妖怪なのか分からない]
(いやぁ、揶揄うと面白いよねぇ、瀬戸って)
[面白いように引っかかってくれる瀬戸大将は玩具認識。
1cmサイズの蜘蛛に変化して消えたように見せたウェルシュは、カサコソと狼狽える瀬戸大将の横を擦り抜けてどこかへ行った]
さて、と。
こうなったらヴェル探さないと。
[小さな誓いをたてた後。
最愛に会わなければならないという思いが強くなっていて。
六角形の鏡は、上着のポケットへと仕舞う。]
クロは…教えてくれないね、うん。
[ちら、と最愛と盟約している魔精霊を見たが。
なんとなくおちょくられてる気がするので、宛てにできない。]
……地道に探すか。
[はー、と息を吐いて歩き出した。*]
― 王宮内・廊下 ―
[>>397 起きない、という同意に、だっろうなー、などと思いつつ]
各務さんは、年季と、潜在力が半端ないからな……一年前にも、色々とやらかしてくれたようだし。
[その辺りは事後処理が終わってから聞いたのだが]
騒動自体は、各務さん曰くの『種をもらった』連中をどーにかするまでは落ち着かんだろうからな。
まあ、うん。
……世話かけるわ。
[>>398 視線を向けられた当の漆黒の仔犬はというと。
わふ? と鳴いて、見た目無邪気に首を傾げてみせた。
こちらは盟約者の位置は確り掴んでいるが、教える気はなく。
素知らぬ様子で、尻尾をはたはたさせていた。*]
― 王宮内 ―
[瀬戸大将は再びウェルシュを探して移動し始めたらしい。
ウェルシュはしばらく会いたくないなー、と思いながら、1cm蜘蛛もーどのまま、壁を伝ってカサコソ移動していた。
床だと踏まれる可能性があるのであまりよろしくないのである]
(お、クロりんの気配)
[カサコソ伝いが天井へと至った頃、魔精霊の気配を感じ>>400、そっちへと移動してみた。
が、そこに居たのはヴェルナーではなく、彼の春のお相手>>398]
(なんだ、別行動してるのか)
[じゃあ彼はどこへ、と情報を得るべく、探査用小蜘蛛からの情報を手繰ることにする。
尻から糸を出して天井から5cm程の位置にぶら下がり、不可視の蜘蛛糸を絡め取るようにぷらぷらと円を描いて揺れた]
― 宰相府からの渡り廊下 ―
……に、してもだな。
[渡り廊下の手摺に座ったまま、視線を向けるのは愛槍。
活性化の影響で、付喪神に反応するようになっているのは、わかっているのだが]
……反応、出すぎ、か?
[各務さんの宣>>#1があってから、ずっと震動が止まない。こんな事は今までなかったわけで]
見える範囲には、何にもいねぇんだけどな……。
[それだけに、原因が今一つ掴めない。
……なお、それを説明し得るであろうとある可能性に関しては、完全に意識から抜け落ちていた]
あいつ肩書きとか、それに付随する責任とか。
そういう関係もあってか、遠慮しいな所あるけどさ。
しっかり手を握って離さないでやってくれ。
…俺らを照らすはずだった『光』をぶん盗っていくんだからよ。
その関係でギィのファンクラブにいた犬の連中がうるさいのなんの。
[と、ぼやくくらい許されろ。]
/*
wwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwww
忘れてたwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ジェフロイ甘いの苦手なのすこーんと忘れてたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
/*
ただの嫌がらせしたよ!!
まぁいいか…ジェフだし(ひどい
冗談で甘い物いるー?はきっと毎回恒例なんだ。ひどい。
― 王宮内・廊下 ―
俺はその時、別件で不在だったけど。
……相当暴れたらしいからなぁ……。
[>>403 内務省の壁とか、散々だったらしい、とか。
思い出していたら言われた言葉。
向けられる笑みは、好感の持てるもので、それは良かった──のだが]
……つか、なんだ。
そう、ざくっと言われると、だな。
[>>404 最愛の気質は、短くない時間の共有から察しているし、そこが心配材料でもあったりしたしでわかっているのだが]
……なにをどういえばいいのか、と一瞬なるわけ、なんだが、まあ、うん。
手、離す事は、しない……それだけは、ない。
だから、なんだ、その。
そこんとこは、信用しといて、ほしい。
[そのわりに色々と行動が遅い所が突っ込みどころとなっているのだが。
本人的には、「苦手なんだから許されろ」という感覚でいたりする。
……勿論、それですむ事ではないのだが]
― 王宮内 ―
[ぷらぷらしながら、ヴェルナーだけでなく他の者達の現在地を探っておく]
(あの人はあっちでー、この人はそっちでー。
……あれ、エレたんが見当たんない。
自室かな)
[流石に王族の部屋までは小蜘蛛を飛ばしていない。
精々各自の執務室までだ。
自室にまで小蜘蛛を飛ばしたりなんかしたら、メルヒオルにお仕置きされるだけじゃ済まされない]
[そんな中、ひゅるりらと1枚の紙が飛来した]
《………きゅ》
[あ、と声を上げるのも束の間、紙は意思持つように天井と身体を繋いでいた糸を断ち切って去って行く。
どうやら付喪神が憑いていたようだ。
支えを失った1cmの蜘蛛は真っ逆さまに下へと落ちて行った]
[>>405 イラッ☆、とされても気にしないどころか、そんな感情はちょっとしたおやつになるのが仕様の魔精霊。
そんなわけで、素知らぬ様子は継続しているのだが]
『…………』
[こちらは上>>401の気配にはきっちり気づいているので。
もの言いたげな視線を上に向けて、わふ、と一声鳴いていた]
─ 寝室 ─
[私室の隣にある寝室に入ると、とりあえずまだ動いてない寝台にはほっと息を付く。
これがまた動き出して、人目に触れると多分泣く。
たかが寝台、ではあるのだが。二人の寝台なんだもの、という思いは強い。
と同時に寝台絡みのあれでそれが脳裏に浮ぶから、見られたくないのは極当然の流れでもあった。
一度寝台にぽすんと伏せて横になった。
あれそれ思い出して顔が赤いのと、買い食い帰りで疲れたから、というのもあるが。]
……うーん…。
お兄さんに負担かけちゃってるよなぁ。
[政治方面であんまり訳に立ててない。
知識面では義兄の教育もあって、ユウレンとその周辺の歴史、係わり合い、ユウレンという国について、などなど。今では十分蓄えてはいるものの、ここを故郷とし、熟知と考慮を怠らない3人より良い意見が出るはずもない。
それ以上に、反発が多い中、王妃にまで昇りつめた、異民族の王妃という自分の立場上、政治に口を出さない方がいい、というくらいは理解している。
もどかしくはあるものの、飾られているくらいが丁度いいのだ。
かといって、王宮で全く影響力が無いわけではないのだが。]
うん、とりあえず
お手伝いとかそういうことよりも…。
[寝そべった寝台から、ちらっと見る窓の外には、細長い木が一本生えている。
1年前にカサンドラからもらった大きな種を植えて、二人で子供が出来ると良いねと、その実を食べたのも此処の上でだった。]
[さてその結果はと言うと――…。
今の所、誰にも何も言う事はないのだが。]
………。
[そっとお腹に手を当ててみる。
結局の所、先ずは子供を産むのが一番の役目なのだ。
国の為にも、キリクの為にも、自分のためにも。]
と、あんまり休んでちゃ駄目だね。
[ぱっと寝台から降り、切れない刃の剣を片手に小さく呟く。
手を借りたのは、木造の家具を好んで宿っていた木精だった。]
Vos mos non Nigasa absolute absolute. Et inutilis,, gotta abite, etiam si terraemotu accidit.
[床からしゅるしゅると蔦が伸び、4本の寝台の脚を絡めとる。
飛んだとしても逃げない程度に、布団部分もしっかり縛って、ようやく息を付いた。]
これで大丈夫だよね…。
じゃ付喪神を捕まえに行こう。
[種を持ってる子、というのが気がかりだが。
とりあえず付喪神に手をつけてたら当たるかなぁと、そんなやっぱりちょっとのんびりした勢いのまま、寝室を出て行った。]
― 王宮内 ―
さて、探すっても…。
[如何に瀬戸大将が声を上げていても、王宮は手狭な場所ではない。
他の付喪神をどうにかしながら遭遇出来るのを待つより他無いだろう]
各務さんの方もどうにかしねぇとなぁ。
[こちらもこちらで対策は持たず、手の出しようも無い。
この手の事柄に関しては専門外にも程があった。
仕方が無いのでしばらく王宮内をうろついてみることにする]
/*
そういや>>416で旦那様が噴いてるだろうか。
まぁあんまり隠しててもアレなんで臭わせつつ、です。
― 王宮内 ―
[そういえばと思いだしたように一旦私室に戻り、荷造りして鞄を斜めにかけて出た。
媒体の剣を持ったまま、ぱたぱた王宮を駆けて行く。
今のところ墨の被害がまだ見当たらない。
早急に元同僚やら陸軍の総括さんたちに片付けられたとは露知らず。
またあれが出てきたら、片付けもだが後が怖いなーと、呟きつつ歩いていたら
廊下の向こうに何かが散乱しているのを見つけた。]
…なんだろ。
[明らかに不自然な散らかり用なので、警戒しつつ散らかった物の所へと。]
― 王宮内・どこかの廊下 ―
[散乱しているのは掛け軸のようで。
近付いても逃げていかないそれを、そっと手にとって、広げてみて
――――噴いた。]
ぶっ。
[掛け軸に描かれているのは、陸軍総括の立ち姿。
それ自体は立派に描かれている。
見合いの絵に使われでもしそうなくらいに、随分格好よいくらいだ。
が、問題はその頭頂部。
ものすごく頭がふっさふさの
風にたなびく程度のロングの毛だったのだ。]
― 王宮内・廊下 ―
[>>418 ちらりと見えた含み笑いに、「こ の や ろ う」と言わんばかりの気が揺らめいたのは、退散したジェフロイの目に映ったか。
ちなみに、未だに目を回してぷらーんされている五徳猫は何かを感じたようにびくっ!と震えていたりしたが]
……萎びて、って、それどーゆー。
[それだと、余計に怒らせたなあ、と。
>>422 タクマの話に、ちょっとくらっとするものを感じていた]
……まあ、なんだ。
話さにゃならんことは、山ほどあるし。
早めになんとか、できるように、する。うん。
その前にコレ、片さんとだが。
[言いつつ、琥珀が向かうのは五徳猫]
あっ!
[と、うっかり手放した瞬間、
ロンゲの総括の掛け軸はばっさばっさと空を飛んで行った。
そのほかの掛け軸も一斉に、ばさばさ鳥のように飛んでゆく。
他の掛け軸に何が描いてたかは知らないが、
あの調子だとロクでもない絵しか無い気がしてならない。]
ま、待って!
[慌てて後を追いかけた。]
/*
ちと焦りすぎた…!
台詞を先に入れるか後に入れるかやってたら、両方残ってて恥ずかしいものになってたし(汗
ううっ、見ない振りしてやって下さいorz
― 別所の魔精霊 ―
[>>427 向けられた鳴き声に、漆黒の仔犬はわふ、と暢気に鳴いた。
ウェルシュは、魔精霊的には『面白い』と認識している相手。
必要以上に領分に踏み込まぬのであれば、眺めて楽しんでいるのが常の事。
なので、特に警戒する様子もなく、落ちてくるのを眺めて。
特に干渉や妨害がなければ、そのまま頭でキャッチする事になるか]
― 王宮・庭園の端 ―
[ 絨毯の付喪神を追ったはずの男は、何故か庭園の端の水辺に姿を現していた ]
ふむ…やはり影響が出ますか。
[ 珍しくも真顔で覗き込んでいる水面は、ゆらゆらと不自然に波紋を広げ、中央に移る精霊師の顔を歪ませる。その眼鏡の奥の瞳の色が、赤から青、更に漆黒から黄昏の紫へとめまぐるしく色を変えているのは、余程注視していなければ判別はつかないだろう ]
まあ、この程度で済んで重畳というところですね。
[ 呟いて、右の手と左の手を目の前で握り合わせる ]
『冷厳なる「氷妃」…猛き「炎帝」…契約に従いて、我が『闇の半身』を喰らえ…』
[ 凍りついた右手と、燃え盛る左手が、一瞬、じゅう、と音を立て、その間で真っ黒な「何か」が瞬時に霧散する ]
― 王宮内・どこかの廊下 ―
あっ、ジェフー! それ捕まえてー!!
[>>432遠目に見かけた元同僚に、これ幸いと大声で声かけた。
ジェフロイの方には、掛け軸が群れ成して向かって飛んでいる。
なお一番先頭がロンゲ図だったらしいのは、
>>434思わず噴出してるジェフロイ見てすぐ悟った。]
― 王宮内 ―
[自分の肖像画がえらいことになってるとは知る由も無く、被害が無いかの確認も兼ねて歩き回った。
尚、マーティンがスキンヘッドにしている理由は他の髪型があまり似合わなかったからである]
今のところ物損は無さそう…か?
[壁に落書きは見当たらない。
壊れたものが散乱している様子も見受けられない。
このまま軽微に抑えられれば良いが、この先どうなるかは分からなかった]
…なんだ、騒がしいな。
[ばっさばっさと音がする>>429 >>432のが聞こえ、そちらへ行ってみることにする]
言葉のまんまだけど?
自分で本当にいいのかー、とかしょげてたぞ。
あー、あと。帰り道に妹が婚約式で妊娠発覚ってどういうことだー!って。
[後でバレてギィから怒られても、どうせ照れ隠しだし。
俺的には目の前にいる相手が、何者かの手によって滅された場合の方が怖い。
………そいつが属していた場も含めて灰燼と化そうとするのは間違いないだろし。]
そうしてやって、…と。
そいつ仕舞いに行くのか。
[俺もヴェルナーが見た五徳猫>>428を見て。]
じゃぁ俺も別の所行って見るわ。
そーゆーの探して捕まえればいいんだろ?
[と、改めて確認して。
俺は、妹分の最愛から離れて行こうとした。]
待てよ、この。
[ふよふよと飛び出してゆく一枚の端に指が掛かる。
ヒラヒラっと広がったそれには、上品に微笑む宰相の姿が描かれていたのだが。同時に青筋と背後に立ち上る真っ黒いオーラも書き込まれていて。ゾクッとして力が抜けてしまった]
あ、しまっ……。
[色んな意味で更に蒼褪める]
― 王宮・庭園 ―
[ 黒犬抜きだったとはいえ、魔精霊の愛し子と接した事と、そのついでにひっそりと、ちょっとした魔術(精霊術ではない)を施した影響で、普段は炎と氷の精霊に抑え込まれて奥深くに沈んでいる、もう一つの契約者…混沌を司る妖魔が活性化したのは、予想の範囲内 ]
ここは便利ですねえ。
[ ぱたぱたと、まだ薄く蒸気をあげている両手を振って、くすり、と笑う。風の寵児たる王の住まう王宮…ことにこの美しい庭園は、精霊の力を増すにはうってつけで、少々妖魔が身内で暴れても、調整は割合に容易だ ]
これなら、少しくらい本気を出しても大丈夫そうです。
[ 今まで本気じゃなかったのか?とか、突っ込まれそうな物言いだが、誰にも聞かれちゃいないので問題ない ]
― 王宮内 ―
ちょ、ジェフぅぅ!
[>>439おもいっきり逃がした人にわぁわぁ言いつつ近付く。
その間にも掛け軸はばさばさっと、性質が悪いことに人目に付く位置を保ちながら飛んでゆく。]
早くあれ捕まえないと!
マーティンさんの絵とか特に捕まえとかないと!!
[あんまり人目についたらあんまりだろうと。
まさか当人が近付いているとは思いも寄らない。]
ってうわああああ
[視線を何かに詰まらせたジェフロイの方から前へと動かすと、
丁度掛け軸とぶちあたる用に件の人が出てきて小さい悲鳴になった。]
― 王宮内・廊下 ―
……はぁ?
[>>438 しょげていた、というその理由は自分的には全くの想定外で。
うっかり、惚けた声が上がっていた。
そちらの驚きが大きすぎて、その後に続いた妹の話に関しては見事に右左になっていたりしたが]
え、いや、その。
……なんで、そういう話になるし。
[タクマに問うてもわかるものではないのだろうが。
言わずには、おれなかった]
……まあ、そこらも含めて、ちゃんと話す、か。
[ここで考え込んでいても仕方ないだろうし、と割り切って。
五徳猫を見ながらの問いには、ああ、と頷いた]
まあ、たまーにとんでもなく力の強いのも混ざってるから。
見た目だけで、判断はしないように、気をつけて、な。
― 王宮内 ―
ぶっ!
[音のする方に足を踏み入れた途端に視界が何かに遮られた。
顔に何枚か、紙のようなものがへばりつく感覚がする]
なっ、何だこれは!!
[超至近距離であるため絵が目に入らないのは幸い……かどうかは分からない。
顔に掛かったものを引っぺがそうと思うが、思うように取れてくれない。
誰かが居る>>442 >>445ようだが、剥がすのに必死で声をかけるどころではなかった]
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新