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いってらっしゃい……パミラ。
[その後ろ姿に、唇が勝手に紡いだ名は。
背中越しに耳にしたカタリナには、この地方ではパミラより一般的な、パメラという名に聴こえたかもしれない。
自分の名と、呼び間違えたかのように。]
あ、ご、ごめんなさい。カタリナ…。
[咄嗟に口元を覆い、少し茫然とした様子で謝って、
今度こそ本当に、温泉へ向かう後ろ姿を見送ったのだったか。]
/*あ、やっと双子設定出せました・・・。
カタリナさん、泥だらけとか、お肉とか、
いろいろありがとうございます、すごく助かりましたー!
こんな理由で、怪我のあと熱にうなされて、
パミラの名を呼んでいたのが、パメラに。
とはいえ、奇しくもそれが本名だったり、という。
/*まもなくしたらすぐ出かけるのでこれで一撃ですが
此処はSGに困らない村ですね!皆さんの高速フラグ建てに神父吃驚。
ヨアヒムがLW路線でもまったく困らなそう。
・・・・・それにしても私は、この後再び上れるのが23時頃になるのですが・・・議事録にズサーc⌒っ゚Д゚)っ できるのか・・・既にとぉってもフライアウェイな気分**
― 朝・教会→宿 ―
[外へ出れば足元すら危うい程の濃い霧。ここへやって来て、こんなに酷い霧に遭遇したのは初めてかもしれない。
一人で無理に出掛けていたら遭難したかもしれない…と、ぞっとした。
服にでもつかまっていて>>332と言われれば]
え、でもそんな……ぁっ!
[慌てて手を振った拍子に躓いた。
挙句にオットーさんのエプロンを後ろから引っ張ってしまい、もしかしたら彼の首を締めてしまったかもしれない…]
うぅ…ごめんなさい躓いちゃって…
…失礼します…
[これ以上酷い事態にならない内に、と恐る恐るオットーさんの服の裾を掴ませてもらった。]
……そうですね……えぇ……はい……ほんとですか?………
[しん、とした白の中で、オットーさんの声と私の相槌だけがふわふわと浮かんでいた。
俯き気味に、裾を掴む指先に神経を集中させて、一歩一歩注意深く歩いた。
朧げにしかその姿が見えなくても、彼の声はいつもの調子で話しかけてくれた。
どれだけその事に救われたか。]
/*神父様、お疲れ様だ。(なでりこなでりこ。
いってらっしゃい、もちっと早く来られたらよがっだな。何せわしの中身はこの時間忙しくて。
こられねぇって予め分かってるなら、三行考えるなり、赤で補完するなり、わしが手伝えることなら何でもするから、遠慮なぐいっでげれ。
>議事録にズサーc⌒っ゚Д゚)っ できるのか
嗚呼、その気持ちは分かる。つか、ぶっちゃけ今回わし、昨日赤に潜っていたとき、これどうやって白ログ出ようって思ったし。・・・でも違うわ!って言われたら、ごめんな。
/*[激しい口調で、アルビンから買った>>319「さよならも言えず」の朗読を始める。]
・・・どうしてあのあと、あの人を独りきりにしてしまったのだろう。とどまる術を知らない嗚咽の声と共に胸に広がるのは、激しい痛みと苦味を伴った後悔。
誰よりも愛していた。・・・否、これからもずっとずっと愛している。永遠に。
一番大切な人だった。辛いときや悲しいとき、嬉しいとき。いろんな場面で隣にいて、相手の思いを全身で受け止めたいと思うほどに。
そして、己の全てを捧げても構わないと本気で考えていた。何故なら、自分にとってあの人は、初めて心を盗まれた、唯一の存在だったから。
だけど自分は、最期の言葉どころか、最も大切な一言すら伝えられていなくて・・・
[ここまで読んだとき、ドアをノックする音が響いて、本を置いて立ち上がった。]
(アルビンの本の中身をでっち上げてみただが、わしはフランス文学読んだこと一度もありません!(きぱっ。
/*[厳かな口調でアルビンから買った>>319「復讐のためのハネムーン」を読み始める。]
「結婚おめでとう!あの人といつまでも幸せにね。」
白い衣装に身を包んだ私は、教会で皆の祝福を一身に受けて、鮮やかに微笑みつつも、別のことを考えていた。
あんな奴、最初から好意的な感情など一切抱いていない。むしろ激しい憎しみが、地獄を彩る烈火の如く渦巻いていた。
きっかけは、昼過ぎに自室で。 Tシャツ+デニムパンツ を身に付けた私は、*独占欲*と呼ばれる類の関係だったあいつを。私に 【突】フラメア を突きつけてあざ笑うあいつを、呆然と見つめるしかなかった。もしも手元に 方位磁石 でもあれば抵抗できたに違いないのだが、なす術もなく。大事にとっておいた、最後の*ホットドック*を奪われてしまった。
あいつには絶対、私が味わった38倍の痛みを味あわせてやる。そう決意した私は、用意周到に能力者全潜伏を仕掛け、遂にこの日を迎えるに至った。
覚悟するがいい。真綿で首を絞めるように。ぬるま湯につかっている間に、心臓が止まってあの世行きになるように。じわじわと殺《あい》してあげるから・・・。
(ランダム結果によっては、楽しくなりそー。わっくわく。
― 宿:談話室の手前 ―
はい、おくすりです。
……おうちに、ふつうに? じゃあ、えっと……えっと。
[>>288普通に置いてある薬。
あれは、これは。欲しい薬自体は思い浮かぶのに、名前が出てこない。しかし。]
!?
……
それから、胃薬に痛み止め。後、虫刺されの腫れに効くお薬もあったら欲しいです。全部、持って行きやすいように包んでください。
[>>289彼の口から出た故郷の言葉に驚いて。一つ頷き続けたのは、慣れた故郷の言葉。]
アルビンさんも、私の国の言葉、話せるんですね。
……あ。あの。じゃあさっき、何か聞こえましたか……?
[ふと、呟いた>>246独り言を思い返す。
解るにしてもニコラスだけだろうと思って油断していたが、彼も行商ならば異国の言葉は多少解るのだろうか、と。ちらり、と、表情を伺ったが。]
灰色の中に、ほんのり緑……。
お母さんの初恋の人も、アルビンさんみたいな感じだったのかな。
[……ふっと。その瞳の色に、母の話を思いだし。字を書いて貰う間、ぽつりぽつりと呟いた。]
……お母さんがまだ、私くらいの歳だった頃。村に何回か遊びに来ていた男の子の事が、気になってたんだ、って。
無口な子だったし、なかなかお話できなかったけど。
初めて会った時。冬空の下、灰色の瞳の中にほんのり緑色の光が見えて、とても綺麗だなって思ったんだって。
[これからそういう思いを知る機会もあるだろう、と。
頭を撫でて話してくれたのは、たったひと月も経たない前の話。]
お父さんを見た時。
こっちの言葉をあんまり話せないお父さんを見て、その子を思い出して。それから、気になり始めてたんだ、って。
[……もしかすると。
それは多少なりとも、外の世界への興味もあったのかもしれないが。]
………………。
[母の頬はいつも、ほんのりと朱かった。
人より少し厚手の服、絶えず暖かかった家の中。生涯、北の寒さには慣れきる事が無かったのだろう。]
……アルビンさんみたいな人に着いてけば。
お母さん、もっと幸せになれたのかなぁ……。
[死に向き合う夫と娘。
連絡も無く、外出も許されず。それでも。凍てつく水で家事をこなしながら、母は《仕事》に出掛ける父と自分を、幾度も幾日も家で待ち続けたのだろう。
ただただ。涙の数だけ、Вышивка(刺繍)を施して。]
[ふと。アルビンの手が、字を書き終えている事に気が付いた。]
あ、えと。
……へんなこといって、ごめんなさい。
アルビン。おかね、これでいい? おくすりは、あとで、とりにいくね。
[手製の小さな古びた財布は、全面に刺繍が施されていた。
その中から少女はこの国の金貨を取り出し。
あと。これ、ありがと!
……もしまたどこかであえたら。そのときも、よろしくね。
[それはあたかも、ここ以外のどこかでのような口ぶりで。目的の物を受け取れば、微笑んで自室へ戻るが。
古びた財布に。迷子札を兼ねてか、名が刻まれていた事は、商人は気付いただろうか。
Елизавета=Азретовна=Волкова。
《狼》と刻まれた、異国のその姓に。*]
― 宿の外→教会 ―
……ご飯食べてからの方が、良かったかなぁ。
[少しお腹が空いたような気もするが。
こそりと。長い枝を杖代わりに、霧の道をひた進む。]
うん。無いよりはまし、……かなぁ。
[それでもほんの気休め程度。
慣らされた道を進むならこれでも良かろうが、森の中を進むには心許ない。慎重に、杖で足元を探りながら歩みを進める。]
……!? …………。
[>>332>>356一瞬、聞きなれた声がした気がした。
が。【ヨソモノ】である証拠を探す後ろめたさに、声を押し殺し、そっと離れて。
探し物をしながら進む道は、静かに、ゆっくりと*]
― 宿の入り口 ―
[ようやく宿に着く頃には衣服は冷たく、重さを増し、手にした本も包んだ布が湿っていた。
中は大丈夫だろうか…
不安気に撫でる。]
こんにちはー…
[声をかけながら扉を開け、パメラと…そしてリーザの姿を探す。]
―宿―
――……はい、無事到着だよ。
[まあ、途中、軽く首を絞められるアクシデントはあったものの]
――ちょっと冷えたね。
用事を終えたら、風邪引かないよう、ちゃんと暖まるといいよ。温泉に浸かってもいいだろうし。
[さて、リーザはどこだろうか]
/*「名も顔も知らぬ妻」
私は妻に一度も会ったことがない。どんな名で呼びかければ良いかも知らない。そんな話をして、驚愕しない人がいたら是非ともお目にかかりたいと思っているのだが、残念ながら事実であるから仕方がない。
出会いのきっかけは、ある日突然かかってきた一本の電話だった。何気なく受話器を取り上げた私の耳を、若くて絶世の美女だろうと思わせる、妖艶な声が微笑を伴って柔らかくくすぐった。
「初めまして、私のあなた。愛しているわ。」
普段は肝が据わっている私もこれには目を剥いた。何せ(03)年もの間、仕事が忙しくて恋人と呼ばれる存在とは一切関わりがなかったから。
「成る程、分かった。で?私に何のようだ。」
だがそれを表に出さずに極めて冷静に答えた私に、相手は満足したらしい。さすが貴方ね、素敵だわと囁いたあと。
「私たち、結婚するの。」
と続けた。
こうして私は独身貴族の生活を終えて妻帯者となった。自分の署名だけが入った婚姻届を自宅のポストに放り込んだら、次の日にはなくなっていたから、あの女が他の部分を書き込んで役所に提出したのだと思う。仕事に追われて、確かめる時間すら惜しいが。
妻はあれから一日に何度も電話をかけてくる。
「おはよう。私の最愛の人。」「お体大事にしてね、貴方がいないと私生きていけないわ。」「仕事を頑張るあなたって、最高に素敵よ。」「ちゃんと野菜も食べてる?あなたってば好き嫌い多いんだから。でも、そんなところも愛しいの。」「いつになったらゆっくり時間が取れる?私の貴方欠乏症の病気が重症化しないうちにお願いね。」
彼女が私の恋人と思っている仕事仲間や悪友は、電話がかかってくる度私をからかい、是非合わせろと大合唱する。その度に私は言う。
「うっかり会わせて、お前たちが妻に惚れたら困るじゃないか。」
何、可能性を提示するだけならバチは当たらない。
(何か思いつきでうっかり書いた奴。
…なんだかんだ言って、仲がいいんだから。
でも、少し寒くなってきたら、
毛布の取合いになりそうな予感…。
[くすっと笑って、ブランケットをもう一枚取り出すと、
一枚目と少しずらすようにして、二人の上にそっと掛ける。]
……夜行性の猫みたいに、
昼間はずっと寝ているような、ゲルトはともかく、
ヨアがこんな時間から眠るの、珍しいような…。
[そう思うと、ふと心配になり、ソファの隣に跪いて、
ヨアヒムの寝顔を覗き込み、]
……。
……ヨア、どうしたの…?
[いつも明るく振る舞っているけれど、仲睦まじかった祖父を亡くして、つらくないはずはない。祖父がなくなって以来、ヨアヒムの変化を心配していたけれど、
今のヨアの様子は、昨日までとも少し違うような気がして、
思わず、心配そうな微かな呟きが漏れる。]
[一年少し前、冬の始まりの、ある寒い夜。
何故そんな夜にヨアが谷川にいたのかは、尋ねたことがないけれど、ヨアヒムが発見してくれた時、自分は街道に近い谷川に転落して全身に大怪我をし、意識がなかったという。
谷の下に川があった為、そして冬の水の冷たさで体が冷えて出血が抑えられた為に、かろうじて一命を取り留めたらしい。
記憶の方は、まだ戻らないけれど…。]
もし、ヨアが見つけてくれなかったら、
私は、きっと助からなかったから…。
ううん、命の恩人だから、だけじゃなくて、
ヨアが、ヨアだから……。
何か…私で出来ることがあれば、いいけれど…。
[昨晩の願いのように、祈るような声で小さく呟くと、
そっとヨアの髪を撫でて、談話室を後にした。*]
/*人狼に襲われたので、夜じゃないと…だったのです。人狼に噛まれて転落して大怪我して出血して、
そのまま一晩は越せないだろうな・・・と。
そういえば、リーザは朝ちゃんと起きられただかな?
[リーザの部屋が203号室であると確認して、こてりと首を傾げる。
昨夜はリーザの年齢にしては、遅い時間まで起きていたように思う。おやすみなさいと挨拶したときは、あまり眠そうな様子には見えなかったけれども。早寝早起きを信条と叩き込まれたから、少し心配になった。今日はまだすれ違って会ってないから、既に起床して部屋を出ているとは知らない。
今日は満月《デァ フォルモント(der Vollmond)》。霧が出ているから、月は見えないが、さぞ綺麗に輝いているだろうと思われる。]
今夜は早めに寝たらどうだ?って勧めるか。
[宿帳のページを撫でつつ、そんな独語を呟く。そのとき自分が抱いた真意には気づかぬままに。]
あと、もう一人の、リーザと同じくらいの年齢の・・・あれ、名前は何ていうんだっげ?
[気になって更に宿帳を調べると、205号室と105号室に初めて見る名前の人物が止まっているのを見つけた。]
おや、どっちだ?そういや結局、旅人らしき人にもまだ挨拶してねぇだ。ペーターとニコラス・・・か。二択だな。
[今後必要になるかもから、早めに教えてもらおうとの算段を考えつつ、取りあえずスペルもきっちり頭に叩き込む。もし今の状況を誰かに見られても、言い訳は用意しているから心配していない。
パタンと音を立てて宿帳を閉じると、元の場所に置きなおして、その場を離れようとした。]
…………ニコラ、ス……?
うっそ、女の人かと思ったのにー!!
[言うやいなや浴室から飛び出て、自分の泥だらけのワンピースを頭から被った。
そうしてから、バッと浴室の中を覗き込んで。]
見た!?
見た!?ニコラス!?
[自分が確かめもせず入ったくせに、「見てたらただじゃおかねえ」みたいな雰囲気を出しながら、尋ねる。手の中の石けんに、ギュウウと爪の痕がついた。]
[パメラさんに宿の中へ招き入れてもらえれば>>373]
本当に酷い霧で…
オットーさんが一緒に来て下さって助かりました。
[オットーさんに、にこりと笑いかけ]
本当にありがとうございます、助かりました。
…宿は今日も忙しいですか?
何か…変わった事はありませんか…?
[常の世間話のきっかけのようでもあったが、本心では「噂」が現実に形を持って現れていないかの確認でもあった。]
[温泉の方向が騒がしいのに気づいた。]
ん?確かカタリナが温泉入るとかって言ってたよな?何してるんだ?
[独り言を呟く。妙なところでにぶちんだから、風呂でドッキリハプニングとか思いつきもしない。さすがに何を言ってるかまでは聞き取れないし。
しかし、パメラが玄関先で人を出迎えているらしき声が耳に入って、すぐ意識はそちらに向かった。]
― 教会 ―
結局、ここまで来ちゃった……。
[既に失せ物がパン屋に拾われている事を知らぬまま。
辿り着いた先は、昨日食事を摂った教会で。]
…………。
[先ほど、フリーデルの声が聞こえた気がした。が、この中に落ちているかもしれない。
そっと聖堂のドアに、手を掛けて。]
……あ……。
[……開いた。施錠忘れか或いは、中に誰か居るのだろうか?
そぉっと、そおっと。音を立てぬよう開いて、中へ滑り込んで。
……ばたん。]
…………!!!!!
[大きな音と共に、扉が閉まる。
霧に覆われた村の中。聖堂は、日中でも薄暗く。]
ええ、と。
……あ、そだ。
[枝の逆の手。小さなカンテラの、覆い布を避けた。
先ほどの霧の中ではあまり意味はなかったが、聖堂の中で探し物をするなら、此れは必要だろう。]
……ない。
こっちも、ない……。
[そろりそろり、きょろりきょろり。
床を探しながら動く小さな影は、ランタンの光に揺らめいた。]
気にしないでいいよ。
僕も宿に来る用事ができた、そのついでだから。
[と、十字架の持ち主の少女のことを云って、フリーデルに笑みを返し]
教会に戻るときは、気をつけて。
他に誰もいなければ、声をかけてくれれば送るから。
[そう言って、自分もまた、宿のなかへ]
[外の深い霧を眺めている間に思いついた。昨日は教会で眠りについたフリーデルや神父は、今日は一体どうするつもりだろうと。
フリーデルが先ほど宿屋に到着したのは確認している。だが、神父の姿は見ていない。]
野菜の配達の問題もあるだし、ちっと行って聞いてみるかな。
[独り言を呟くと、玄関にいる人たちに「教会に行ってくるだ。」と声をかけて、宿屋を出た。
もしかしたら、わざわざ何しに来たのですか、そんな必要ないでしょうに、とか言われるかもしれないとは思ったけれども、自分が神父の顔を直接見たのだから仕方がない。]
-教会-
神父様ー。いらっしゃいますかー?
[霧の中、精一杯早足で教会に移動した。途中{6}回ほど転んで、シャツとズボンを汚したのはご愛嬌。
いつものお祈りを省略して扉を開けると、中に向かって呼びかけた。
先に到着したリーザはどうしているだろうか?]
/*
二人ともお疲れ様ー!(むぎゅりこ
うん、皆のフラグ能力が凄い。
こちらもまったり追いつこう。
あ、ゲルトキリングはヤコブさんにお任せしていいかな?わくわく。
[それは宿屋で、風呂場の騒ぎを聞きつけた直後のこと。]
風呂か。
[ぼそりと呟く。
実は養父は長年の腰痛持ちだ。最近になって悪化したから、ここの温泉にたびたび通っていた。自分は当然全身どこも悪くないが、温泉に入ったあとマッサージさせられる名目で、いつも同行していた。]
まーどうせ今夜は派手に汚すし。あとで一括して入ればいいや。
[だから決して風呂は嫌いではないが、横着する気持ちの方が勝った。]
/*わーい。ヨアヒムもお疲れ様。(ヨアヒムにぎゅーされて大喜び。
みんなのフラグ能力凄いに同意。
わしゃわくわくしてきただで!
ゲルトキリングは任せてーなのー。ニコラスがゲルトに会いたいって言ってるから、それ見てから考えようと思ってる。
えぇ、そう言っていただけると…
ありがとうございます、もし…その時は、またよろしくお願いします。
[オットーさん>>383に答え、彼がリーザを探しに行くのを見送る。
ついて行きたい気持ちもあるが、きっと大丈夫だろう、と堪える。]
誰だっ?!
[薄暗い室内。目が慣れなくて良く見えない。椅子が蹴飛ばされた音を聞いて、咄嗟に出るのは鋭い誰何の声。
つかつかと光源に近寄る。もし相手が抵抗すれば、捕まえるつもりで。昼間から泥棒が、しかも教会に入るとは思えないし、そも現在外部との連絡が途切れているから大丈夫とは思いつつも、警戒は怠らない。
・・・だが、歩いた先には予想に反して。]
あれ?教会で何しているだ、リーザ。
[ランタンの光に照らされる、椅子を手にしたリーザを見つけて、不思議そうに尋ねる。
こちらのシャツとズボンが汚れているのは見えるだろうか?]
昨夜は宿屋に泊まったろ?
[羊肉を前にすれば、その姿に一瞬たじろぎつつも。
ゆっくりと首を振り、パメラに声をかけた。]
……パメラさんも、お疲れ様です。
[パメラが後でペーターの様子を見に行くと言えば、僅かに微笑んだ。]
うん、そうしてくれると、きっと安心すると思う。
途中で喉が渇いたりとかもするかもしれないし。
[そう告げれば、安堵したように談話室へと向かった。]
[パメラさんの言葉>>386には、驚いたり心配そうにため息をついたりしながら、相槌を打った。]
皆さん大変でしたね…でも命に関わるような事が無くて不幸中の幸いです。
[獣に喰われず幸いです。]
パメラさんもお疲れでしょう?
お約束通り、聖書をお持ちしました…お茶にしませんか?
[手に持った包みを掲げて見せた。]
[そんな最中、ヤコブさんに声をかけられ、宿を出て行くのが見えれば>>384]
え…?お一人でですか?
ヤコブさん!
[呼び掛けた時にはもうその背中は霧の向こうだったか。]
大丈夫なのかしら…一人で…
[この村で生まれ育ったオットーさんでさえ慎重になるこの霧の中を…
募る不安に、知らず十字架越しにお護りに触れた。]
いぎなり怒鳴って、わしこそ悪かっただよ。すまんな。
[リーザの説明を聞いて、即座に謝罪する。早とちりとはいえ、申し訳ないことをしてしまったと。]
大方さっき音立てたのは、わしがいきなり声かけたからだろ?そっちもごめんな。
だども教会で探し物すんなら、別に入っても全然構わねぇと思うだよ。村の人たちは、結構自由に出入りしとるし。
[そんな自分は、誰かといきなり鉢合わせると怖いから、教会に来るたびいちいち声をかけている。そして神父に驚かされるのがいつものパターンだ。]
ん、ありがとな。霧ん中で転んじまって。あとで洗って返すでなあ。
[ハンカチを差し出されれば、素直に受け取って、シャツとズボンの汚れを拭う。]
ところで、探し物があるなら、わしで良ければ手伝うだよ。
[女性の持ち物をいちいち何だと問うのは野暮だろうと、探し物が何か答えるのも、そして自分の手伝いを受けるかも、リーザに丸投げする形で問い掛けた。]
― 赤色をした夢 ―
[びちゃっ。]
[嫌な程生々しくて現実味のある感触。
瞳にべたつく悪夢と、一面の単色色彩。
少年の見る悪夢は、唯その一瞬の時間を、緻密に、リアルに再構成していた]
― 宿屋/205号室 ―
〜〜〜っ!
[乾いた咽喉が擦れた悲鳴を上げて、声帯に窒息感が走った。
げほげほと噎せ返りながら、少年は手の平を顔面に押し当てた]
やっぱり。
寝ないほうが良かったなぁ……。
[天井に翳して眺める少年の手は、薄色付いた白色をしていた]
―― 現在・談話室 ――
[夢を、見ていた。
幼い頃の夢。
他の家庭には皆両親が居るのに、自分の家だけは年老いた祖父が一人。
幼心に、どうしてうちには両親がいないのかと、祖父に何度も訪ねた事もある。
その度に、両親の話と祖父の怨みがましい言葉を聞く事になり。
いつしか、少年は両親の話をしなくなっていた――。]
[寂しくない筈はないのだが。
両親の話をする時の、祖父の怨嗟じみた言葉が幼心に恐ろしく。
ただ、この話はしない方がいいのだと――…。
祖父の言葉の意味を理解出来るようになったのは、もっと大きくなってからであった。
その祖父も、今となっては、もう居ない。
ただ、孤独だけが胸を締め付ける。]
[寂しくない筈はないのだが。
両親の話をする時の、祖父の怨嗟じみた言葉が幼心に恐ろしく。
この話はしない方がいいのだと――…。
祖父の言葉の意味を理解出来るようになったのは、もっと大きくなってからであった。
その祖父も、今となっては、もう居ない。
ただ、孤独だけが胸を締め付ける。]
ん――――…。
[ふと、何か温かな感触がした気がして、身をよじる。
それまでの不安が、幾分薄れた気がして……。
気付けば、ゲルトの隣でぐっすりと眠ってしまっていたようだ。]
ふぁ――…?
[寝惚け眼のまま身体を起こせば、かけた覚えのないブランケットに、小さく首を傾げた。]
い、いえ……。
僕も、皆さんに温泉に入ると宣言してから来るべきでした。
[口ではそう言うものの、そんな事はできやしない。他の男性まで呼んでしまいかねないし。
なので、誰も来ない事を祈りつつ無断で入るしかないのだ。]
[>>397カタリナ達が浴室を出る気配を感じれば、慌てて湯船から飛び出した。
本当はもう少し浸かっていたいけれど、致し方ない。]
……っくしゅ!
[大急ぎで髪と身体を拭いて着替えたせいか、くしゃみが一つ飛び出し。
寝巻の上のクローク(寝巻はほとんど見えないだろうが)なんて格好で、脱いだ衣服を手に脱衣所を出た。]
大変失礼しました!
どうかごゆっくり!
……へくちっ
[脱衣所から廊下へ通じる扉をがらっと開け、カタリナ達の姿があったなら、そう言って大慌てでその場を去った。]
[気持ちは物凄く重い。唯身体は引き換えの様に軽かった。
手の平を首筋や額に押し当ててみる。
……熱く、ない。
唯、咽喉の痛みだけが少し残る。
辺りをふと見回すが、水の類は見当たらない。
そして、この冬場に関わらず寝汗はしっかりとかいていた。
唯、少年が持つ着替えは、昨日山道を歩いた時の服くらい。
どちらにしても、下に降りる必要性はあった]
―??/談話室―
はいー。あ、ニコラスさん。
お洗濯、ですか…。
ええと、厨房の隣にある小部屋で、
洗濯したり干したりできますから、そちらでどうぞ。
旅が長いと、色々大変ですね…。
[ニコラスに洗濯できる場所を尋ねられれば、
笑顔で答え、洗濯に必要な道具一式の入った桶を差し出した。]
― 談話室 ―
あの……。
パメラさんは、今、居られませんか?
[確かこの宿は、女主人の人がいるらしいが。今の所少年の認識では、宿の事なら、パメラなのだ。
パメラの姿を探す様に、談話室に降りて来たら、偶然、同じくパメラを探す旅人の姿]
ニコラスさん。
お、おはようございます。
[少しだけ驚いた様な視線をニコラスへ向けている]
本当、無事で良かった。
[心からの言葉を繰り返す。]
あら…
[ケーキと言う言葉>>402に目を輝かせ]
嬉しいです、パメラさんのケーキ!
ゆっくり頂きたいですわ…もしお邪魔でなければ、パメラさんのお部屋、お邪魔しても大丈夫かしら?
[そして、どう二人きりで話す機会を作ろうかと思案していた所に願ってもない提案。
本を抱え直すと、いそいそと彼女の後ろをついて行っただろう。]
[リーザの言う、【ヨソモノ】の意味を正確に理解していなかったから。単に「村の外から来た」と解釈したから。右手を振って気にするなとジェスチャーする。]
んな細けぇごど気にするような神様でねぇだよ。汝の隣人・・・つまり、自分と違う他の人を区別せずに愛せよ、って教わってるだし。
[しかしよくよく考えれば、微妙に会話が噛みあってる気もしないでもない。
受け取ったハンカチは、暗い中では名前の刺繍は読み取れず。そのままポケットに仕舞った。]
え、わしか?霧がひどくなってきただで、神父様、今夜はどうするだ?って聞きに来ただよ。この村では、何かあったら避難所代わりに宿屋に泊まりこむだ。
[問い掛けにリーザは答えず。自分の用事について言及する。つまり探し物について触れられたくないだな、と即座に判断して、表面上は全く気にした風もなく、リーザに話を合わせた。]
[脱衣所の外に出ると、壁にもたれてニコラスが出てくるのを待つ。]
そういや、クララはどうして温泉に?
あっ。
それより、さっきはゴメンな。また驚かせちまって……。
[泥だらけのワンピースを着て、ヤコブに貰ったタオルを肩に羽織っただけの格好のまま、クララに先程のことを詫びた。
周りの大人によれば、突拍子も無いことをよくしていたらしい子どもの頃の自分。
自分の何がクララを驚かせるか解らなくて、彼女に関わること自体を徐々に控えるようになってしまった覚えがある。
もし、もっとクララと仲良くしていたなら。自分は、もう少し女性らしい振る舞いができるようになっていたかも……いや、やっぱり変わらなかったかも……。
そんな想像をしたり。]
―談話室―
…ペーター君?
起きて大丈夫…?
あ、もしかしてトレイを持ってきてくれたの?
ありがとう。
ご飯、食べられたみたいね、よかった…!
[談話室に入ってきたペーターを見れば、心配そうに近寄って、両手のトレイを受け取り。食器の様子から食事できたらしいことを見て取れば、心からの安堵の表情になる。]
[少年は何か気になる事があるのか、ヨアヒムの琥珀色に度々視線を向けている]
……あれ。
あ、の。 ヨアヒムさん。
その、もしかして、今までお昼寝されてましたか?
[度々ヨアヒムを見ていて、何かに気づいたのか。
少年は、降りる前後までヨアヒムも寝てた事に気づいた]
その……。左の頬に寝痕が少し。
おはようございます。
……外はご覧の通りなので、今日の出立は見送る事にしました。
もう少し留まる事になるかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。
[ヨアヒム>>417やパメラ>>414――他にも人の姿はあっただろうか?
談話室の面々へそう話して。
ペーターが後から顔を出せば>>415、おはようと会釈して、パメラの方を指すだろう。]
厨房の隣ですね、わかりました。
いや、普段は川で洗っているのですけど、この天候では川までは行けそうにないですからね。
ありがとうございます。
[パメラから道具一式を受け取り、足早に厨房の隣へと向かう。]
へくしゅっ
[小部屋の方面からは、暫く定期的にくしゃみが飛び出していただろう。]
もしかして。あっちにも、あいにいく?
えと、だったら。……もし……ネックレス、みたいなの、おちてたら。さがしものかも、しれない。
[誰かの脚に引っ掛かって、そちらに放られた可能性も考えてそう繋げたが。]
……もし、こっちでまつなら。
このなかさがすの……ちょっとだけ、てつだって、ほしいな。
[教会は存外広く。しかも、石畳の合間には所々、経年による溝らしき物が見受けられ。存外、時間がかかっていた。
用事で来たにしても、この位ならいいだろうか? そう、首を傾げて。]
──回想・勝手口付近──
[心配そうに、気遣ってくれるパメラに返事をする。>>354]
怪我は、擦り傷とか打ち身とか……そんな程度だと思う。きれーに滑ったから。運が良かったよね。
うん、ありがと。もし痛みが酷かったら頼むかも。
[そうして話し終え、振り返り浴室へ向けて歩き始めた時。
『パメラ』と、違う名で声をかけられた。>>355]
……?
あ、うん。いってくる。
[言い直した様子に、聞き間違いでは無かったのだと知る。パメラが、パメラ自身の名で私に呼びかけるとは、不思議だ。
でも、記憶がない彼女ならそういうこともあるのかもしれない。
それと同時に、彼女にとって「パメラ」という名は、まだ馴染みが薄いものなのかもしれないなと思うと、少し寂しい思いがした。]
……ん、んん?
[十字架の落とし主は、聞いていた宿の部屋には不在で。
談話室に向かっても、そこにもいなかった]
……参ったな。
避難所ってのは、要するに逃げ込むところだよ。助けて!って。これなら分かるだか?
[後ろにクエスチョンマークをつけて繰り返すリーザに、追加で説明を加えた。]
嗚呼、シスターは今宿屋に来ているの見ただ。教会に残っているとしたら、神父様だけだな。
[リーザの言葉に補足するように告げると、同じく聖堂の奥に視線を向ける。]
んーそだな。急ぎの用事じゃないし、わし達の声聞いて来てくださるかもしれねぇ。だがらリーザの探し物手伝う。ネックレスみたいなもん、だな。任せてけろ。一人で探すの大変だろ?
[リーザにどうするか問われて、探し物を手伝う方を選択した。]
まあ。どうしても神父様に話しなけりゃいげなっだら、囁きかけりゃいいだし。
[リーザに聞こえないよう、胸の中だけで呟く。]
あ、そうだ……。
お水を、頂けませんか?
ずっと寝続けて、咽喉が渇いたみたいです。
[思い出した様に、元々降りた用件をパメラにお願いした。
水を手渡されたら、感謝しながら美味しそうに渇きを癒す]
[二つ目のお願いは、流石に恥ずかしそうに、歯切れ悪い物だった]
えっと……それから。
あの、僕、少し寝汗を掻いちゃったみたいで。
お洗濯もしなくちゃいけないですが。その。
……今、着られそうな服の替えが何も……。
[後の言葉は、萎み出す様な小声でしかなかった。
何か替えになりそうな服を、とお願いするのは、遠慮しがちな少年の性格でなくとも恥ずかしい]
―談話室―
あ、うん。もう一枚かけておいたわ。
なんとなく、
熾烈なブランケット争奪戦が起こりそうだったから。
[ブランケットのことを疑問に思ったらしいヨアヒム>>417に、少し悪戯っぽい笑顔でそう答え。]
ペーターくん・・・もう起きて大丈夫なの?
[談話室にペーターの姿>>415が見えれば、
案じるような表情で近寄って、空のトレーを受け取り。]
あ・・・ご飯、食べられたのね、よかった・・・!
トレイ、持ってきてくれてありがとう。
[空のトレーと美味しかったという言葉>.420に、
食べられるようになったら、大丈夫そうかな、
と心からほっとしたような笑顔を浮かべた。]
……たすけて、……うん。
[>>434説明にふと思い返すのは、昨日のニコラスの言葉だが。]
そっか。
……こわしてないけど。シンプサマ、おこってないと、いいな。
[>>381ばたん。>>390がぅん。
……現時点では『がしゃん』は無いのが、せめてもの幸いか。]
……うん! ヤコブ、ありがと。
んと。……きらきら、ひかるのがついてる。これくらいの。
[十字架、と言うのはなんとなく後ろめたい気がして。
昨日の食卓の折出した物、とは、言えぬまま。飾りとして大きさを示し。]
……ランタン、つかう?
[或いは、近距離を一緒に見て行った方が早いだろうか。
首を傾げて問いかける。]
― 宿・パメラの自室(102号室) ―
[パメラさんの部屋へ入れば、まずは聖書を渡し、濡れていなかった事にほっとした。
それからお喋りし、美味しいケーキを頬張り、温かいお茶を飲む。]
ねぇ、パメラさん…
私は、本当にこう言う時間が好きなんです。
[ゆったりと流れる時間に、ただ身を委ねて、それから明日が来て。また夜が来て朝が来て、世界はずっと続いて行く。]
…パメラさんは…そう言うものを壊してしまう悪い存在を知っている?
[あれ程思い悩んだにも関わらず、するっと言葉が出てきた。少し震えていたかもしれないけれど。
持って来たもう一冊の本を取り出すと、慣れた手つきで記述のある頁を開いて差し出した。]
大丈夫大丈夫。多分怒られねぇと思うだ。・・・もし怒られだら、わしも一緒に謝るがら。リーザが驚いたの、わしのせいだし。
[神父の機嫌について口にするリーザを安心させるように、笑いかける。一緒にと言ったのは、自分だけ謝ると言うと、リーザが逆に気にするだろうとの判断だった。]
ふむ。じゃあ・・・。
[大きさを示されると、少し考え込んでから、シャツの下のロザリオを取り出す。リーザの後ろめたい気持ちも悟れず。昨日食卓を囲んだ際に取り出したものとも当然気づいてない。]
これと同じぐらいかあ。分かっただ。じゃあ、一緒に探そう。リーザも明かりがないと見えないだよ。
[問い掛けには、一緒に探そうと提案した。残念ながら犬科のケモノは、猫科と違って目が良くない。]
―談話室―
……誰か、エリーザベト……、
……テレージアさんの娘を知らないかな?
[通りのいい呼び名を発して、その場にいた者に]
……落し物を渡したいんだけど、いないのか。
いざとなったら、パメラに預ければいいんだろうけど……、
[直接手渡したいと思うのは、やはり、彼女がテレージアの娘だからだろうか]
― 厨房隣の小部屋 ―
ひくしゅっ
う〜〜〜……風邪引いたかな。
やっぱり、もうちょっとゆっくりさせて貰えばよかった……。
[熱っぽいとか身体がだるいとかはないけれど、とにかくくしゃみが酷い。
ぐしゅぐしゅと鼻を啜りつつ、衣服を洗濯し、干していく。装束は、細身の男性用に作られたものだから、見られても構わないのだ。]
これは部屋で干すしかないなぁ……。
[問題はさらしで、さすがにここには干せない。包帯です、と言い張ろうとしても、見る人が見ればすぐに解るだろうし。
下は寝巻だし少し嫌だけど、強く絞って懐に入れるしかないか……と思いつつ、最後に残ったそれを、じゃぶじゃぶと洗っている。]
……だいじょうぶ? いっしょ?
ヤコブ、ありがとう、……! ……うん、そのくらい。いっしょにさがそ。
[>>443所々を聴きとって、繋げて。出てきたのが此方のロザリオと知れば一瞬硬直したが、それでも微笑んで。
正しく横に居るのが、今まで自分が幾人か暴いて処刑台に送り込んできた犬科のケモノであるなどとは、知らぬまま。ランタンを掲げた。]
……あの。そういえば、えっと。
[と。石畳を探す合間。彼の言葉に、一つ、気になっていた事を思い出した。]
……ヤコブのことば。みんなと、ちょっぴり、ちがうかんじ。
ヤコブも、とおくのひと?
[若干訛りの強い言葉は、単語こそ聞き取れるが。他の皆のそれと違い、把握するのに数秒遅れてしまうのだが。
この村の人ではないのだろうか、と。オットーやカタリナ、ヨアヒムらの言葉を思いだし、じっと見つめて。]
自分一人だったら、匂いで探すっつー手もあるんだけんども。
[以前よりずっと鋭くなったのは聴覚だけではない。嗅覚もだ。
手元には資料、即ちリーザが所持していたハンカチもあるし、やろうと思えばできるような気はする。・・・しかし。]
リーザの前でそこら嗅ぎ回っだら、一発であいつ人狼だ!ってバレるだな。
[苦笑しつつ呟く。さすがに自分はそこまで馬鹿ではない。]
―宿・パメラの部屋(102号室)−
[聖書を手渡して貰えば>>441、丁寧にお礼を述べるも、それを開くのが怖いというような眼差しを包みに向け。恐る恐るというのに近い手つきで、テーブルの上に置いた。時折それに視線を向けながらも、お喋りとお茶とケーキを楽しみ。」
…はい。私も…とても、好きです。
こういう時間を教えてくださったのは、
フリーデルさんでした、ね…。
[フリーデルとのお茶は、お茶やお菓子だけでなく、
ゆっくりとした時間の流れを味わうような、そんな一時で。自分にとっては、唯一と言ってもいい、心からの安らぎを感じられるものだった。]
・・・悪い、存在?
[微かに震えるような声で、フリーデルの口から突然告げられた、意外な言葉に。
一瞬、瞳を瞠るも、慣れた手つきで示された本の頁を、真剣な表情で覗き込んだ。]
/*
やばい。また眠い。
なんでこんな早い時間に眠くなるんだー。
って、今日は朝から雪かきで疲れたからか……バタリ。
雪国大変。
どういたしまして。
[リーザに自分の言いたいことは伝わったようだ。ホッと一息つく。
こちらも同じく、初めて自分が屠った人間と同じ能力を所持しているとは知らず。リーザが提げるランタンの明かりを頼りに慎重に探す。]
ん?ああ、そうだよ。わしは遠くの村から、ここに来ただ。
[自分が養子であることは全く隠すことではないから、淡々と答える。]
子供がいない養父《とう》さんと養母《かあ》さんに、自分の子供になっでけれって引き取られただ。
[養子という単語が通じるか不明だったから、なるべく分かりやすく答える。
細かく言えば、父さん母さんと言うときと微妙にニュアンスは違っている。]
………?
[手元に置いておきたいと言った割には、すぐにそっと机に置かれた聖書。
時折それに視線をやる彼女が、何か怖がっているようにも見え、彼女の閉ざされた記憶の中を覗き見たい欲求が湧く。
しかし、彼女ですら開けられない場所をこじ開けたいなどと、酷く嫌らしい考えだと、すぐにその考えを追い払った。]
パメラさん、私はこんな時間を壊したくないの…
[それだけ。それを守る事がどれだけ大変か。]
悪い…存在よ…
[普段からは考えもつかぬ酷く冷たい声が漏れた。
パメラさんが真剣に覗き込む本>>448には、人狼にまつわる伝承が載っている。
だが、噂話で聞くような内容とさして変わらない。
昼間は人の姿をしていて…夜には狼のような姿に変わり、人を喰らう。
その程度の事。]
怖いのよ…怖い…またこんな思いをするなんて…せっかく、生き残ったのに。
―談話室―
渡したい落し物? いざとなったら私にって・・・
もしかして、朝、説明してくださった、
変わった十字架のこと、ですか?
あれ、リーザちゃんの物だったのですか?
[オットーからパンを届けて貰った時に詳しく説明してもらったものの。言葉だけでは、はっきり思い描けなかった十字架の話を思い出し、尋ねてみた。]
ちょ、ちょっと着替えてきます……!
[手渡された着替えを手に、二階への階段を上がっていく]
[程なく、とんとん、と階段を降りてきた少年の足取りは、少し自信無げ。
袖や丈が長く、少年には少しぶかぶかだったらしいそれを落ち着かなさそうに眺めながら、上目遣いにその場の人たちの様子を窺う]
少しだけ、ぶかぶかだった見たいですけど。
……その。 ヘン、じゃないでしょうか?
/* こうあざとい事する時点で十六夜バレしてそうですね……ww
いや、既にいつもの方々にはプロバレしてる気しかしないですけどもん。
んー。リーザがいたとこよりは近いだよ。リーザがいた場所は、こことは全然違う喋り方するけど、わしはわしのいたとこと同じ喋り方しても、この村でも話通じるがら。
[リーザの問いに答えつつ、丁寧に床を探っていく。ネックレスらしきものは中々見つからない。
分かったと声を上げるリーザに頷いて、まるで遠くを見るような目つきになった。]
わしがいたとこは、海の近くの村だっただよ。そこでもオルガン、ひいてただ。毎日。
[脳裏には、オルガンを教えてくれた親切な神父が思い出される。病気で喋れない人だったから、会話はできなかったけれども。手振り身振りとオルガンの音があれば、心が通じている気がしていた。]
・・・・・・・あのね・・・貴方達、煩いですよ・・・・?
ただでさえ聖堂は天井が高くて音が響くのに・・・・
[奥へと続く道は一本しかなく、尚且つ遮蔽物のない細い道、の、はず。
なのにその奥にいたはずの変人は、またも背後から騒がしい闖入者達に声をかけた]
・・・・・・・・・派手に汚すのは構いませんが、後始末はしっかりなさいね。
そんな下らない事でばれるなんて、興醒めもいいとこ・・・
[盛大な溜息をつきながら、肩を竦めた]
ひっ!!
[背後から神父に声をかけられて驚き、前に倒れる。]
ぺちっ
[この上もなく情けない音を立てて転がったあと、顎を押さえて振り返った。]
だがら、神父様。急に声かけないで欲しいだよ。
・・・でも煩かったのは謝るだ。ごめんなさい。
[でも文句を言われて、即座に謝る。]
・・・貴方、本当に情けないですね・・・・・?
まぁそれも・・・うふふふ・・・・
[転がる姿にも"声"ですら手助けする様子はなく。
ただ面白そうに哂うだけで]
はーい。
[汚すのは構わないの一言で、懐いている神父に話しかけられたのが嬉しくて、尻尾を振る勢いで嬉しそうに答えた。]
[そして笑う声には、不満げに唇を尖らせた。]
おれはまだ18歳だ!成長途中だっつーの。
今後を見てろ!?挑戦して必ず勝つ!
[まるで拳を空に向かって突き出すような、謎の宣言を勢いよく口にした。]
[フリーデルから包みを受け取った瞬間から、それを開けることに、胸の奥がきゅっと摑まれるような、強い不安を感じた。
おそらくは、戻らない・・・否、戻ってほしくない記憶に繋がるものなのだろう、と感じられて。すぐに開くことができないまま、机の上に置くことしかできず。
フリーデルからの話の後にでも、包みを開かないことについて何か問われたなら。何気ない振りをして、開ける勇気も持てるだろうか・・・。]
…壊したくない気持ちは、私も同じ、です。
[心からそう答える。
示された本の頁を覗き込むと、それは教会にいた間に、こっそり目を通した人狼にまつわる伝承だった。内容は…よく知っている。
そう、多分、とても…。]
[フリーデルから包みを受け取った瞬間から、それを開けることに、胸の奥がきゅっと摑まれるような、強い不安を感じた。
おそらくは、戻らない・・・否、戻ってほしくない記憶に繋がるものなのだろう、と感じられて。すぐに開くことができないまま、机の上に置くことしかできず。
フリーデルからの話の後にでも、包みを開かないことについて何か問われたなら。何気ない振りをして、開ける勇気も持てるだろうか・・・。]
…壊したくない気持ちは、私も同じ、です。
[心からそう答える。
示された本の頁を覗き込むと、それは教会にいた間に、こっそり目を通した人狼にまつわる伝承だった。内容は…よく知っている。
そう、多分、とても…。]
あ、あの! オットーさん!
僕、少しだけ。
少しだけ、リーザちゃんを探して来ます……!
[確りと聞こえる声で、そうオットーへ向けて言い残して。
霧は危ない、ヨアヒムには出歩くなと云われ、その通りにしようとしていたにも関わらず、少年は談話室を辞し、宿屋の扉から駆け足で出て行こうとする。
余程早い反応で掴まえなければ、存外脚力のある少年の姿はすぐ霧に消えるだろう ]
この本は…あの、噂の…。
怖い? またって…。
…生き残った、ということは。
フリーデルさんは…。
経験者、なのですね…?
[これまで一度もその名称を口にしたことのなかった、
『人狼』という言葉を唇が紡いだ瞬間、背筋を奇妙な感覚が走り、すっと意識が冷えるのを感じた。]
まったく、こんな時に子供が一人で出かけるなんて……。
[と、自分も大人とは言い難い状態ではあるが、棚に上げてぼやく。
二人の声が耳に入れば、呑気そうなその様子に、苦笑いが零れた。]
……二人はどこにいるんですか。もう。
[べちりと音を立てて倒れる18歳児と至って通常の反応を返す12歳児。]
そんなところで器械体操の練習なんかしないでくれますかぁ・・・?
それでは0点どころかマイナスですけど・・・?
[つめたーく蔑んだ後、至極真っ当な抗議には笑い声を立て]
どこぞには75回これをやられてもまだ無様に転倒する者もいるくらいですからねぇ・・・
結果的に私の耳にはそれよりも今のコレの方が喧しかったので、まぁいいです・・・
そもそも気にしませんし・・・?
[ちょうど神父が現れてよかった、と心から思った。
自分が今思っていることを行動に移し、成功させれば。リーザの願いは決して叶わない。
気持ちの整理をつけてから、ヒマワリについてさりげなく返事しようと決めたとき、リーザが自分と一緒に謝った。]
椅子の方は、リーザを驚かせたわしのせいだで。ごめんなさい。
[再び頭を下げたとき、リーザの一言で目を丸くした。]
探し物は十字架だったか?
へっ?何とだって?
[神父から問われて、意外そうに首を捻る。まさか通じてないとは思わなかった。]
神父様におれのこと、認めてもらうことと、だけど?
[それ以外に何があるのか?と言外に含めて、首をひとつこてり。]
子供が出かけた・・・?もしかして、それってリーザのことか?
[ヨアヒムが何処で何をしているか知らないが、心当たりは一つしかない。]
リーザなら、探し物で教会に来ている。あ、神父様もおれも教会にいるぞ。
あれ、リーザ教会に居るのか。
いや、リーザを探しに行くって、ペーターが……。
あ、あのカタリナの親戚の子ね。
[やれやれというように、一つため息を。]
練習じゃないだ!
[器械体操と言われて、憮然と、ただし赤面しつつ答える。蔑みの声は、即座に自分を指していると分かったから、やぶへびにならないよう、黙っている。抗議しても言い返されるのが落ちだ。]
わ、わがりましただ。
[それでも、床にちょこんと座って、反省のポーズをとっている。
そして、神父が十字架の指摘をすると、リーザを伺うように一度視線を向けた。]
― 霧に包まれた村 ―
なにこれ……
こんなの、僕、産まれて初めてだ。
[宿を出て、殆どすぐに前後が認識できなくなる程の霧に、少年はすっぽり迷い込んでしまった]
どうしよう。宿屋に帰れないかも……。
[村の道は昨日、一度歩いただけだ。
本当に、何処に出るかが解らない]
──談話室──
あー、相変わらずいいお湯だったー!
[温泉で泥と血を落とし、服を着替えた娘が現れる。]
あれっ? 今、誰か出て行った?
[玄関の扉と、駆ける足音が聞こえた気がして。]
[彼女が包みを開けもしない事>>465を訝しみながらも、それについて今は何も言う事も出来ず。
私も同じ、と言われれば]
そう、よね…そう…よ…
人は、みんな、そうなのよ…
[かたかたと小さく震えた。]
経験者…
何、の?
あの恐ろしい、殺し合い、の?
あれは、夢、よ。
もうあんな事は、起こらないの、よ。起こしたら、いけないのよ。
[かちかちと噛み合わない歯を鳴らし、震える体が一つ深呼吸した。
堰を切ったように溢れ出した言葉はとどまる所を知らない。]
十字架の意匠自体は見ているので問題ありません・・・
決死隊の出動で、この村の人数は極端に少なくなっています、ので・・・・まぁまだ落ちてるか誰かが拾ったか・・・
まずは全員に聞くのが早いと思いますよぉ・・・?
[項垂れる様子にもまったく心動かされずに淡々と告げる。
無論、この間先ほど蔑んだばかりのもう片方は反論すらも完全無視だ。]
―談話室―
…え? 教会から来たのですか?
じゃあ…じゃあ、リーザちゃんは、一体どこへ?
[教会から来たオットーとリーザがすれ違ったとは、
まさか知る由もなく。宿と教会以外にリーザの居場所を全く思いつかず、
一瞬、軽いパニックを感じ、きゅっと手のひらを握った。]
…十字架? これが、その?
[オットーが懐から取り出した十字架をよく見ようと、近寄ると、その独特の形状に、記憶の薄布が微かにはためく気配を感じ、じっと目を凝らす。]
・・・・ところで、貴方とリーザは二人で来たわけではないですよね?
そして、ペーター?・・・あぁいたんですか親戚。
・・・まぁともかく、それが出ていると。しかも口ぶりからするとそっちも子供と。
・・・・・・・子供は、目を離すとすぐ何処かへ行ってしまいますよ・・・・
[最初は何処か呆れた響き。最後の言葉は、冷たく]
ある所に、栗色の髪の女の子がいました。
その子の生まれ育った村は、とても田舎の…小さな村でした。
彼女は外の世界も知らず、外の世界に憧れもせず、何不自由無く暮らしていました。
彼女には二人の幼馴染がいました。
黒い髪の男の子と、金色の瞳をした男の子。
三人はいつでまでも一緒にいようと約束していました。
ある日、村で人狼が出た、と噂が立ちました。
一人の村人が食べられ、みんなは怪しい人間を毎日一人処刑する事にしました。
それが、人狼に対抗できるたった一つの方法だったのです。
彼女の父親は、死にました。
彼女の母親も、死にました。
村の仕立屋さんも、死にました。
村長さんも、死にました。
欲しかったら言わなければそもそも手に入れる事すら放棄していますが、言っても手に入らないものは入りません。諦めろ。
はいはいどーぞ頑張ってみぃんな血染めにしてやってくださいね・・・っと
[随分と適当な返答だった]
黒色の髪の男の子は、ある晩女の子に大切な秘密を打ち明けました。
同じ晩、金色の瞳の男の子も大切な秘密を打ち明けました。
女の子は金色の瞳の男の子にお願いしました。
「どうか、あの子を食べないで」
でも…金色の瞳の男の子は、お願いを聞いてくれませんでした。三人でずっと一緒にいようと言う約束すら破りました。
ペーター。カタリナの親戚の子・・。
[ヨアヒムが教えられた情報のうち、知ってるのはペーターという名前だけだったけれども。ニコラスとの二択状態だったから、老人に見える旅人は違う、リーザと同じ年くらいの少年のことと分かった。]
えっ?その子も宿から出てきたのか?この霧の中?
そりゃまずいだろ、道分かるのか?
傷ついた黒色の髪の男の子は、女の子に、使う事の無かった銀色の銃弾をくれました。
一つの歌を途切れ途切れに教えてくれました。
―いつか、僕が帰ってきて
―その時まだ君が僕の事を好きでいてくれたなら
―その時は結婚しようね
そんな歌でした。
女の子は次の日、金色の瞳の男の子を処刑しました。
男の子は、笑っていました。
「可哀想に」
そう言って笑っていました。
女の子は、絶対に人狼を赦しません。
全ての生きる喜びを奪った人狼を、今でも赦していません。
[姿を消したペーターの心配をしつつも。
二人の会話の内容には、じっと耳を傾ける。
ヤコブが神父様の為に手助けをする、頑張ると聞けば。
自然と表情を綻ばせながら、自分も影ながらそれを手伝おうと、心に誓うのだった。]
―談話室―
[Волкова] [гадалка]
[Психический]
[выполнение]
[голосовать]
[уничтожение]
[脳裏に浮かぶのは、同じ形の十字架を象った、
一冊の古い革の本。開かれた頁の単語が踊るように目に飛び込んでくるも、音は付随せず。
ただ意味のみが、薄っすらと浮かび上がるような…]
[方角の認識も出来ない霧の中をどれ程走り回ったか。
目印も知らない少年には、少し無理のある暴挙と悟るのは早く、逆に、宿屋に引き返すには流石に遅すぎた。
ふと、何か霧の向こうに、濃い色彩の何かが眼に留まる。
何だろうと真直ぐ足を進めて、少年は色の正体を確かめた]
―――木……。
森に、きちゃったんだね。
[然し、此処だけはダメだ。とガンガン、少年の本能が警鐘を鳴らした。
例え土地勘の無い少年でも、村の中とわかる場所なら、走り続ければ何時かは宿屋に戻れるとは思う。
だが、この森の中に入り、そしてこの前後左右すら曖昧になる程の濃い霧に呑まれたら…………]
あぁ、この村には来たばかりだから、道とか色々わからないと思う。
その上、この霧だしなぁ……。
無事に戻ってくるといいけど。
……って、心配するのも変な話だけど。
[ふと、真剣にペーターの心配をしている自分に気付けば、苦笑いが零れた。]
[森からはすぐに踵を返した少年が再び走り続けて暫く。
何か大きな影が現れた。今度は森ではない様だ]
石レンガの、建物。
もしかして、ここは、村の教会なのかな。
[確か、出掛けにオットーは此処を訪れたと云ってた。
リーザが此処にいるかは少し怪しいが。
ひとまず、教会の辺りをぐるりと回り、漸く見つけた扉を開く事にした]
……つめた……。
[絞ったさらしを懐へ仕舞っていると、何やら談話室が騒がしかった。
ちょうど洗濯も一段落したところだったから、厨房を通り談話室へと戻る。]
どうしたんですか?
一体何が?
[相変わらずくしゃみを零しながら、中に居た人に尋ねる。
事情を聞くことができれば]
……っなんて無茶な事を。
土地鑑のない子が、こんな霧の中に飛び出していくなんて……迷子になりに行くようなものじゃないか。
[眉を潜め、心配げに呟いた。]
[ああ、と思う。
これは…昔、二人で読んだ、
遠い北の国の…『議事録』の一頁……]。
…どちらでも、オットーさんの、よい方で…。
[頭が締め付けられるような眩暈を感じ、額を押さえながら、搾り出すような声で、それだけを答えた。]
…………ぜんいん?
[>>476ちょこん、と座っているヤコブを見つめつつ>>480神父の指摘に、首をこてり。鱗がぽろり。]
きりのなかで?
……でも、そっか……。
[あれが何かを確実に知っている三人(もしかしたらニコラスも)はともかく、他の村人には、あれは只の意匠に見えているかもしれない。
聴くのは、そこまで怖くなさそうだ。]
やどやで、きいてみる。ここでおちてても、フリーデルさん、みつけてるかもだし……。 ……シンプサマ、ありがとう。
…………《чудак》っていって、ごめんなさい。
[どうやら真っ当な人だったらしい、と。ぽつり。]
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