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フランツ。 …僕は ――――――
どうして、戦っているんだろう…
[聞き取れるか否か、ぎりぎりの声が零れて―――]
/*
とはいうものの、次の任務はリエヴル先発ぽくなりそうだし、再編でリエヴル+ローズマリーでいく展開もありなんだよなぁ。
展開のことは考えないで、ローズマリーとの元部下(でいいんだよね)縁を強化したほうがいいのか。
[佇まいを正し、感傷を振り払うように…
月色の双眸がついと細まって、総司令の横顔を薙ぐ]
それで、これからどうなさるおつもりです?
代将が戻られるまで、
じっと黙って待ち続ける訳にもいかないでしょう。
無論――善戦した兵たちには休息が、
損傷した戦艦には修理が必要ですので、
今すぐという訳にはいきませんが…
[すぐ働けと言われたら超過手当は最低3倍いただかないと、と
軽い冗談を挟んでから、続ける]
バルテン少将と連動して、
ヴィラー攻略に向かう王国軍の横腹を狙えれば上々ですが。
僕たちがヴィラーではなく、別宙域に撤退したのは
あちらも見ています。
簡単に無防備な腹を晒してはくれないでしょう。
寧ろ総司令はこちらに居ますし、
あちらとしては、場所さえ分かればこちらを襲撃したいでしょうね。
[艦長席でしばし眠りに落ちたらしい。
夢を見た。
「これがゲルト司令官」「これがフランツさん」「これが…」
皆の名を挙げながらローレルがデッサンを広げると、その姿は瞬く間に生き生きとした色合いを帯びて画面から抜け出してくる。
上手だ、と心から感心しながらローレルを見やれば、彼女には色がなかった。
まるで皆に色を分け与えてしまったように。
最後に残った薄紅色へ手を伸ばしかけ──
目が覚めた。]
[同時に振り注ぐのは警告音。
「敵艦隊が接近!」
オペーレーターの声と同時にゾクリと感じたのは、すでに牙を突きつけられているという直感のようなもの。]
誰だ。
[ほどなく、敵艦からの通信は答えのひとつを与える。
「王国軍レントゥス艦隊司令、シロウ・アマツキ大将」
精悍な感じの──軍人にしてはいささか型破りな無頼さすら感じさせる赤毛の男はそう名乗った。]
[シロウ側は防御艦と砲艦による二段構え。
それは今にも抜き放たれようとしている居合い刀にも似た裂帛の気を感じさせる布陣だった。
素早く現在位置を確認する。
味方を伏せてある位置までもまだ遠いが、
ロー・シェンと連携すれば、離脱できる可能性は0ではない。
0ではない が、目の前にいるシロウへの評価がそれを思いとどまらせる。]
逃げて守れるものと、
虎穴に入って得られるものと。
シロウ・アマツキというのは、そんな男心をそそる将ですな。
ゲルト・マサリク総司令官、フランツ・バルテン特務補佐官、
失礼、
帰還は遅れそうです。
王国軍内側からの情報をお届けしてみたくなりました。
[制服の襟から通信機を外すと、常にスイッチの入った状態にして、
耳の後ろに貼付けて見つからぬようにした。]
[自身の気持ちは定まったが、ロー・シェンはどうだろうかと、通信を送る。]
ロー少佐。
自分は、これ以上、この艦にある者を傷つけたくない。
本艦の扱いはアマツキ大将に委ねるつもりだが、貴艦を逃すくらいの時間は稼げると思う。
こちらを気にせず、自己判断で行動するよう。
[味方への打診を終えると、オープン回線に応えた。]
こちらは連邦共和国軍代将、トーマス・ザトゥルン。
SOSを受信しての救難航行中である。
国際法第105条に基づき、人道的配慮を期待する。
[見逃すつもりがなければ保護捕縛も止むなし、という回答であった。
指揮卓にフローされている機密データを強制削除するボタンに手はかかっている。*]
最悪の予想をしますと――
スヴァローグからの航路指示>>2:674を受け取った艦が、
逃げ切れずに王国軍の捕虜となり、
此処の位置情報があちらに渡る可能性もあり得ます。
[最悪と前置きしたが、寧ろこの可能性は十分あると思っている。
敵方としても情報が欲しかろう。
逃げ遅れた者らを無暗に撃墜するよりも、
拾い上げた戦艦や捕虜から情報を漁るのではないか]
昼寝の時間は、存外短いかもしれませんよ。
[そう結んで、総司令の――しいては連邦の方針を
伺うべく*耳を立てた*]
シロウに会えてテンション↑↑なおれ。
おっさん同士いいじゃねぇかw
慌ただしそうだが、リエヴルとのビリヤードも楽しみだ。
が、中の人がビリヤードやったの、遠い昔すぎる。
無双郭嘉のアクションでも見てくるか。(違います
王国側としては捕虜なんて扱いに困るから「いらねーw」と思ってそうだけど、囁ける副官は放り出してナンボじゃないかと押し掛け捕虜。
(ルー・ガルー戦記シリーズで敵の捕虜になった前科3犯くらい。
全部、死んだな (ぁ)
……そうだね。
親父さんならきっと―――
[言い差して、重くなった空気を振り払うように咳をひとつ。
声の調子を低めて、スクリーンの方にやや身を屈める。]
ここだけの話、ザトゥルン代将には
常に超小型の通信機を持ってもらっている。
だから、どこに行っても、連絡の心配だけは必要ない。
[軍機密の端っこを明らかにしてから、軽い調子で笑った。]
連絡さえ取れれば、いくらでも動きようはあるよ。
いつでもお電話一本で迎えに行きます、ってね。
[中佐が居住まいを正すと、
それはまるで端正に置かれた刀のようで、
つい、こちらまで背筋を伸ばす。…ちょっとだけ。]
今、艦隊の再編を急いで進めている。
次の出撃は、そう遠くないはずだ。
…超過勤務手当3倍請求なんてしたら、
経理が目を回すだろうな。
[小さく肩を竦めて、]
フランツ…バルテン少将とは、向こうで待ち合わせている。
王国軍がヴィラー方面に行くなら、
少将が戦線支えている間に、我々が背後を狙う。
王国軍がこちらに来たら、少将が駆けつけてくれる。
[軍事的には無茶だ、と言われそうな作戦行動を、
ごくあっさりと口にする。
タイミングがずれれば、或いは一方が持ちこたえられなければ
みすみす各個撃破の餌食となるだろうが、
友と二人ならば、十分に成算はある、と。]
もし、王国軍が軍を分けてきたら―――
先に撃破して合流したほうが
相手に恩を着せる、ことになっている。
[アバウトにもほどがある台詞を言って、笑ってみせた。]
軍を分けるとすれば、
こちらの行動を掣肘できる程度の、小規模な隊だろう。
こちらを別働隊で抑え、
ヴィラー側を本隊の大兵力で押し通ってしまえば、
あとは主星に守備隊が残るだけだ。
[傍らに小さな星図を呼びだし、自分の予想を図示する。]
だからこちらは別働隊を迅速に撃破して、
相手の本隊を追いかける。
別働隊が来なかったら、そのまま追いかけるだけだ。
[大味な作戦だったが、
それもひとつの目的のために練られたものだった。
初手でイーゼルを落とし、次手で放棄する。
無意味に見える行動も、王国軍を分散させるためのもの。
そして、ヴィラーまで引き込んで、決戦するためのものだった。
イーゼルの基地機能を破壊して、王国軍の駐留を難しくする。
また、近傍に潜んでいると思わせて、兵を割かせる。
そして、王国軍の背後から攻撃できる位置に、軍を置く。
女王を護る厚い盾を躱し、
直接、女王へと剣を届かせるために立てられた策。]
まずはゆっくり休んでほしい。
今、工作隊が頑張ってくれているから、
じきに準備も整うだろう。
その後は、任せるよ?
[そしたら私は昼寝してるから。
とでも言いそうな顔で笑って、説明を締めくくった。]
あ、それと―――
[通信を終える間際、
思い出したように声をあげる。]
あとで、手の空いている時に旗艦に来て欲しい。
君からみて、女王をどう思ったか、
よかったら聞かせてもらえるかな。
[月色の瞳をじっと覗き込んだ後、ほのかに*微笑んだ*]
[戦闘中ではなくても、司令部のすることはいくつもある。
損害を確認して、修理する艦と破棄する艦にふりわけ。
弾薬や応急処置の薬品等の消耗品はまとめて申請し、
それを積み込ませる
実際に忙しいのは副官のステファンだという話もあるが、
ただ黙って見ていればいいわけでもなし、
それにじっとしていると、また呆けてしまいそうで怖かった。
そうしていると、休息もとらないでいたのを見かねたのだろう]
『閣下。少しお休みになられては』
[ステファンの声と同時に、珈琲と桃のパウンドケーキが差し出せれた]
あ、ああ……。
すまない。
[彼のにこやかな笑顔の裏には、断るとどうなると思いますか?
とメッセージが込められていたから、大人しく従う]
/*
今日のやることリスト。
・トーマス捕縛を聞く
・ロー・シェン捕縛も聞く(ここで回想)
・トーマス&ロー・シェン隊の描写
・これの回収部隊を動かすこと(夕方まで、選択肢として)
・ゲルトゲルトゲルト
部隊の展開はしたから、もういっすよね……
どんだけの速度でみんな来るのかと、割と本気で焦ってtt
/*
あれくうううううう!!!!
きちんと!休め!!!
じゃなくて、こっちも絡めて考える。
あと、色んな中の人も健康大事になさるべき。
1時就寝マジ良かったぜ……
……大尉も一口食べるか?
[申し訳ない気分になり、副官にパウンドケーキを差し出すと]
『いりません』
[爽やかな笑顔でにべもなく断わり、彼は仕事に戻る]
君もそれが終わったら少し休めよ。
[その後姿に声を掛けると、副官は振り向いて頷いた]
/*
書きかけては消してで結局まるで何もすすみはしなかったorz
ブランクというだけでは済まない劣化具合に、中身が真剣に泣きそうです…
ここまで読めない書けないってのは…ううむ。
そういえば昨晩の、あれは票待ってから死亡フラグので止めてたのかな?
陛下には全力でごめんなさい
(
[無論、甘いものが好きなことである。
男なのに甘いものが好きだなんて、別に恥じることでもない。
だが、アレクシスの父親は息子がそうであることを
ひどく嫌がっていた。
女でもないのに、軟弱だと。
そう教育されてきたゆえに、なるべく隠そうとしていたのだった]
[珈琲を飲みながら、齧りかけの桃のパウンドケーキに目をやる。
これはある日リエヴルが、こっそり例のリストに混ぜてきたものだった。
パウンドケーキといえば、ドライフルーツやチョコレートが主流で、
生の果物を使ったものは、彼のリストで初めてみた。
――余談だが、その商品リストのタイトルは
白くて瑞々しい肌をした生のままの私を優しく包み込んで……
というアレなものだった――。
好奇心で注文したところ、桃のほんのり甘い匂いと柔らかい食感に、
すぐに虜になってそれ以来リピートを繰り返している。
アップルタルトを欠かさず頼むところから、
フルーツ系のケーキなら当たる、と推測したのかもしれない。
実家では父親の影響で好きなものを食べさせてもらえなかったから、
もしかしたらリエヴルが一番、自分の好みを知っているのかも。
友人でもないのにそんな不思議な関係]
/*
アレク、いねーのにメモばっか張ってすまん…
そして今更だが汚い灰ばっかり挟んですまん……
今更か。今更だなwww
ステファン副官かわいいな、似合う。
アレクシスがもう珈琲しか飲んでないエピソードとか、聞いてみたくてたまんないけど、聞けねえだろうなああああ!!!!好きだ。
/*
あーーーーーー
ゲルトのターンは、これ顔合わせないと駄目だろ。
駄目だよなああああああああ
ちょっと!!!!戦ったら!!
一度時間つくろうぜwwww といいたい、けど
ウジウジのターンは5d辺りまでで回収したいね……
出来れば4dにでも。ここらは進行次第、だなーあ
/*
!!!!3000いようといまいと多少は基地方面に来るな。
来る来る。もうそれでいいじゃない。
あとで3000きたら足し算しよーっと。
― ヴィラー基地 ―
どうして戦うのか……、か。
[フランツは、特殊通信機に響かぬよう、
椅子の背凭れに体を預け、口の中で息を吐きだした。
目にはモニタスクリーンと、無機質な天井が映る。
ぼんやりと眺めながら、自らの心のうちに再び問いかけた。
かの国には
グレートヒェンとの遣り取りだって、悪くなかった。
きっと話し合えば、もっと心通じる人々がいるはずだ。
戦わずに済ませたいのは本音である。
それでも戦おうと決めて、ここにいるのは───…]
………。ゲルト。
あとで一緒に紅茶を飲もう。
[物思いの間が少し空いた。
事務的な事柄を後回しに、
有無を言わさぬ口調で、それだけを告げる。
ヴィラーで部隊が合流したなら、状況がどうであろうと、
真っ先に時間を作ろうと思う。
顔を見て、話す必要があると思った。
今ほどこの遠い距離を歯痒く思ったことはない]
だから、
[……だから?
これ以上何を言おうというのだろう。
本当は、もっと威勢の良いことを言えればいいんだろうか。
戦いを肯定して、彼の心を軽く出来るのなら。
けれど、それをしないことを、
友は良く知っているだろう───]
/*
これで僕が先に死んで、
友の思いを受け継いで戦うのだ。
あの優しかった友が、
それでも行こうと決意して歩いた道を。(byフランツ)
とかなんとかなると最高じゃないかHAHAHAHA
[そうとうな悲劇フラグですがにゃ]
[たぶんユーリエがいればだいじょうぶ!]
[大切と位置づける存在たちとの出会いの夢。
『これは秘密の曲なんだけど』と前置きして紡いだ、ピアノの独奏曲の音色。
それは、過去を彷徨う意識を、更に遠くへと飛ばす。
ずっと、ずっと昔の──]
[『お父様は、弾けないから』と。
そう言って、母はその曲を教えてくれた。
穏やかで、柔らかい音の連なり。
どこか儚げな出だしから、力強さを得て弾み連なる音。
それを経て、旋律は祈るように穏やかになり、静けさへと消えて行く。
『道を拓いてくれた、全てのために』。
全力を尽くすとの誓いを込めて綴られた曲。
それを聴かせてくれた母は、いつも寂しげで。
それが、父の在り方を憂えるが故と知ったのもまた、反発の理由の一端]
[『大切にしてくださっているのよ』
言われても納得できなかった。
『かあ様はしあわせです』
じゃあ、なんで寂しそうなの、と問うても答えはなかった。
届かない、踏み込めない。
何とかしたいのに、手が伸ばせない。
笑ってほしいだけなのに、どうすればいいのかわからない。
けれど──少なくとも、父が望む道を進めば、このひとはまた翳ってしまう気がしていた。
だけどそれを避けられるであろう唯一の道──祖父の跡を直接追う音楽の道は、実質断たれていて。
だから、それを追うことはせず、振り切る道を選びとり、そして]
[士官学校を経て軍へと入って。
それによって得たものは数え切れない。
だから、この道に後悔などはない──けれど。
時折、考えてしまうことはある。
自分はちゃんと、望むもののために、望むことのために飛べているのかと。
そんなことにふと囚われるのは、大抵は。
疲労が齎す深い眠り、その淵に沈み込んだとき──]
― 航宙母艦ヴァルフィッシュ・自室 ―
ん……。
[何か聞こえる。
断続的にピピピ、ピピピ、となる電子音。
目覚めの時間にあわせておいたアラームだ。
どうにか手を伸ばして、歌い続けるそれを止めて]
……夢……か。
[一人、小さく呟いたところで──タイミングよく飛び込んでくるのは、通信を知らせるコール音]
『艦橋より、ヒルシュケーファ・リーダーへ。
総司令部から命が下りました。
仔細なデータは、別途添付しておきますので、十分に休んでから、スタンバイをよろしく』
……ヒルシュケーファ・リーダーから艦橋へ。
『あ、起きたんですか。
……起きてたわけじゃないですよね?』
[返すなり、向けられたのはかなりあれな一言]
……あのなぁ。
『いや、大尉のことだから、寝ろといわれても起きてる可能性がないとは言えませんからね』
……やっかましい。
ちゃんと、休んでたよ。
とにかく、了解。作戦内容は、すぐに確認する。
[突っ込みは、寝起きなのを差し引いても力がなく。
笑いながら通信を切ったオペレーターの態度にち、と舌打ちをしながらも、送られてきた任務概要>>253を確認する]
……索敵任務、か。
俺らはラスト、と。
動くまではまだ時間あるし、再編やっちまないとな。
[呟いて、端末の画面を切り替える。
再編といっても、自分の考えだけで決めているわけではなく、隊員の意見も柔軟に取り入れている。
編成に対し希望や意見があればちゃんと見るからいつでも上げておけ、と言ってあるから、それ専用のメールフォルダには、常に新規表示がついていた。
その内容をチェックし、独自のデータベースに入れて、それを元に組み合わせを決めていく。
リズミカルに端末の上を動く指。
その動きがふと、止まった]
……早いとこ、落ち着けないと、な。
[零れるのは、小さな呟き]
あのときにみたいに、のんびりピアノ弾く時間……取りたいし。
[それぞれの立ち位置で、この戦いでの成すべき事を果たそうとしている同期たち。
大切と、そう位置づけている存在と。
僅かでも、穏やかな時間を共有できるように、と。
それはささやかで──けれど、どこか切なる、願いの欠片。**]
/*
まあ、…まあ、うん。やれるだけやるけどね。
思いもかけず苦悩系主人公になっちゃったもんで、
シンクロすると辛いんだこれが。
ああ、悲劇の演出したいなぁ。
くそ。これは誘惑だな…。
/*
ううう、誘惑だ。とんでもない誘惑だ。
二人で支え合って最後まで戦い抜きました、というのと、
亡き友の思いを背負って戦い続けました、というのと、
どっちが美味しいんだろう。くそう。
落ちるとしたらあっちじゃない。こっちだよね。
今僕がフランツを失ったら、多分折れる。
向こうはユーリエがいるから、きっと大丈夫。
うわぁ。なんて美味しい悲劇。
そして、友の苦悩を桟敷席で鑑賞できる僕!
うーうーうー。
/*
全部フランツに投げて、悲劇演出した方が楽だものね。
美しいし。追悼してもらえるし。
でも、逃げだろうな。
悩むだけ悩んで死ぬのは、多分逃げだ。
― 某所某日 ―
『あたし、あなたとなら、どんな恥ずかしいことだって、できちゃう。
あなたの好きなコト、あたしに教えて……?』
[――…代わり映えのしない題名のスパムメールは。
リエヴル・フォン・アザーシュリングの生体反応が停止してから、1分後。
彼の顧客たちに向けて、自動送信されている]
/*
ちなみに、イメージしているのは『雪解け春の芽生え』なのでした。
……と、書いてすぐにわかる人が何人いるのか、という突っ込みはおいといて。
しかし、まっしろ状態から動いてるから、勝手にネタが積みあがっていく。
自分で自分を縛るという事態はおきとらんけど、しかし、風呂敷畳めんのかしらw
新装開店に伴いまして、特別にセールを行います!
これまでちょっと気になっていたけど、高すぎる……と思っていたあれこれが、
今なら特別価格で!貴方の元に届きます。
魅力的な商品を取り揃えておりますので、この機会をお見逃しなく!
なお、新装開店に伴いまして、今後のお問い合わせ先が変更になりましたので、お手数ですが、こちらにアドレスの変更をお願いいたします。
********@**.***
――長らくのご愛顧、
誠にありがとうございました。
諸般の事情で担当が変わる事になりましたので、
そのお知らせのメールとなります。
今後は、ジェンダという者が、
受注・発注を承る事になります。
商品の選び方は若干違うのですが、
なかなか面白い商品を持ってくる奴なので。
仕入の腕は確かなのかな、と私は思っています。
文句が多い奴で、
……特に、私のつける題名に文句ばかり言っていました。
センスがないとか、そういうのやめろとか。
でもなんとなく彼は、私のこのふざけた趣味を
踏襲してくれる気がしています。
私に文句が言えるようなセンスかどうかは、正直なところ、私はわかりません。
試しにお前が作ってみろ、と言っても、作ってくれた事がなかったので。
もともとはカモフラージュのために考えたり、販促のために考えていたのですが。
いつの間にか、ライフワークのひとつになってました。
ネタ切れに苦しむ日々も、また楽しいものでした。
お付き合いいただき、ありがとうございます。
この先もし、まだこちらに発注を頂く事があるなら。
これまでのものと題名を見比べてみるのも面白いかもしれません。
私が見られなそうなのが、残念ではあるのですが。
できれば、今後ともお付き合いのほど。
よろしくお願いいたします。
――…皆様の元に。
これからも沢山の良い品が、笑顔とともに届きますように。
[個人的に交友がある相手には、
また別の何かが追加されていたかもしれない。
……最後の署名とともに、メールは終わっている*]
開発中という話は聞き及んでいましたが、
…既に実用化されていたのですか。
[内緒話という格好で明かされた機密>>292に、
眼差しが軽く見開かれた。
携帯性に優れた特別通信機。
これがもし、汎用化するまで量産できれば
世の中は画期的に変化するだろうと言われている代物だ]
ああ…それでしたら、
状況に応じて打つ手はありそうですね。
[状況は予断を許さないが、
それでも連絡の有る無しは全然異なる。
多少ながら安堵を得た自分がいた。
ピザのデリバリーですか、と
最後いつものようにつっこみが添えられたのも、
多少余裕が出てきた証拠だった]
兵を分けて二面作戦を行う以上、
其処までは僕でも予想がついたんですが――…
本当にそれだけなんですね。
[あっさりとした作戦をばっさりと切り捨てた。
実際…言うは易し、行うは難しだ。
しかし阿吽の呼吸が必要なその策を
敢えて採るというからには勝算がある筈で。
ゲルトの口ぶりや表情からは、バルテン少将…いや、
無二の友たるフランツへの揺らぎない信用が
十二分に見てとれた。
見ているこちらが羨ましくなってしまうくらいの
絶対的な信頼。
二人に任せればなんとかなるだろうという
強い安心感。]
どうせやるなら、恩を着せる側がいいですね。
[だから。
薄く笑って、作戦了承の意を示した。
次いで展開された女王軍の戦略予想を、
相槌を打ちながら聞く。
補給線については正に指摘される通りで、
イーゼル付近に手頃な中継基地が無い以上、
ヴィラーを狙う可能性はすこぶる高い]
[更に、先手を取ったイーゼル攻撃からの
一連の作戦の狙いを開示されたならば、
その深く練られた洞察力に、
ただただ感嘆の息を零しただろう。
攻撃を仕掛けられたまま黙認して引き下がる女王ではなかろう。
そんな覇気逞しい女王の性格すら組み込んだ一大作戦。
周到に練られた策に、今のところ綻びは無い。
…ザトゥルン代将が戻らぬなどの懸念要素はあれど、
この巨大な設計図を切り崩すまでには至っていない。]
総司令の頭の中がどうなっているか、
一度見てみたいものですよ。
[軍略と昼寝、半々くらいだろうか。
その予想もどうかと思うが、まあ]
[重い口調ではない>>298。
いつも通りの軽い、信頼を滲ませた声音。
彼の旗下で戦う都度、耳にしてきた、
簡素だからこそ腹の底に響く期待]
…――はい。
[短い応えに、ラートリーは万感の思いを込めた]
[何か?と口に出す代わりに首を軽く傾いだ。
肩上で揃えた髪がさらりと片側に零れる。
女王をどう思ったか。
湖面に映る月影が、不意の風で揺らぐように。
添えられた注文によって双眸に閃いたのは僅かな戸惑い]
[だがそれをすぐに飲み込んで]
…承知しました。
後程、お茶菓子でも持参しますよ。
[微笑む相手へ、静かに一礼してみせた**]
/*
こっちはこないな?こないね?
選択肢いらねえな?
よし、いいことにしよう。
ローズマリーが戦闘機乗るなら、こっちユーリエいるから出してあげるべきかと思ってねええええ!!!ユーリエさんには、連れてきてしまってマジすまんと言う。退屈なさってなければいいww
…。こちら、バルテン特別補佐官。
ザトゥルン代将、了解しました。
────早いお戻りをお待ちします。
[巌のような将に、案ずる言葉は向けはしない。
ただ歯を食い縛るようにして、信ずる言葉のみを向けた*]
― 王国軍総旗艦周辺 某艦内 ―
――…お呼び立てして、すみません。
お久しぶりです。
トーマス・ザトゥルン代将。
[軽く会釈すると、部屋の奥にある撞球台を手で示す。
もし、ロー・シェンもその場にいたのであれば
彼にも声をかけただろう]
……お嫌でなければ、1ゲームお付き合い頂けませんか。
次にお会いしたら、お誘いしたいと思っていたのですよ。
こちらから伺おうかと思ったのですが、
台をそちらに運ぶわけにはいかなかったもので。
[小さく笑うと、のんびりと部屋の奥、撞球台の方に足を進める]
[男は、妙に寛いだ様子で、ゆっくりと白球を手にしたり、
かこん、と乾いた音をさせて、それを打ったり。
時折、楽しそうにキューを弄んでいた。
かつて共闘した事があった宙賊の話や、
マープルに"花火"がまだ、積んである話などをしながら、
目を細めている]
[ 今まさに、戦いに望もうとしている友に、
余計な気を掛けさせたくない。
それでも零れてしまうのは、
甘えているからだ。
自分の弱さを、押し付けて―――]
[ゆったりと言葉は続く。
敵将を目の前にしているにしては、無防備に過ぎる振る舞いに見えた]
……ひとつは。
こうしてお話したかったこと。
もうひとつは、先ほども言いましたね。
貴方とゲームがしてみたかったこと。
――…そして、最後のひとつは。
私が預かっている伝言を、お伝えしたかったことです。
[キューを台に立てかけて、静かにトーマスに向き直る]
― 王国軍総旗艦周辺 某艦内 ―
[招かれた部屋で待っていたのは懐かしい顔と、何故かこの場にしっくりとくる本格的な撞球台だった。]
ああ、久しぶりだ。
リエヴル・フォン・アザーシュリング… 少将?
出世したものだな、
おまえの腕ならさもありなん。
「花火」の返礼、確かに受け取った。
戦場で変わらぬ挨拶のできる相手がいるのは佳いものだ。
[娘を失い、リエヴルの艦でレオンハルトが戦死した今、笑みはごく控えめなものになったが、それでも旧闊を叙する声に怨嗟の色はない。]
― オルヴィド ―
[『戦艦マオルヴルフが、1000隻ほどの艦とともに
王国軍の艦隊に包囲されていた。』
最後まで戦場に残り、旗艦の行方を見届けようとした
遊撃隊の艦から報告を受け、静かに頷く。]
よく、報告してくれた。
大丈夫だ。あの鉄拳艦長のことだから、
いまごろ王国の将軍をどやしつけてるに違いない。
[男泣きに泣く隊員をねぎらい、宥めて、下がらせる。
驚きは、今は無い。]
[ゲームに誘われれば、返すのは頷き。]
男同士の勝負の時間は、なくとも作るものだ。
[軍服の上着を脱いでネクタイも外す。
サスペンダーを弾けば、たくましい胸筋は小気味いい音で応えた。]
[遊撃隊の隊員が下がった後の扉を見つめ、
息を吐いて椅子の背に身を預ける。]
―――――…。
[人前では口にできない祈りを、心の中で、小さく呟いた*]
[ラフな格好になると、トーマスは将校というより工事現場監督や林業従業者といった肉体労働者に見える。
それでいて背筋ののびた姿勢でキューを手にすれば、なかなかに決まっていた。
リエヴルの昔話に相づちを打ちなからキューにチョークを塗る。
やがて「伝言」の存在を知らせるリエヴルの声に、撞球台を挟んで静かに対峙した。]
それは、この勝負に勝たなくては聞かせてもらえないものかね?
>>+105
深夜会話ではよくある事。気にするなw
>>+107
まあ、体調不良とかでないんならいいんじゃないかw
良かった、病気のリエヴルはいなかったんだ。
>>+108
チュウカとかいう炒め物や麺をスープの器の中に入れた料理とかあってだなぁ。
大きい桃の看板が目印のお店なんだ。
[この世界に中華料理ってあるんだろうか。教えて偉い人。]
>>+109
おう、家に帰れた時に一緒に作れたらいいなって単身赴任中に一つづつメニュー覚えてな。
リーザの方もお手伝いさんに頼んで少しづつな。まあまだ火を扱う事まではさせられんが。
[遠距離でも映像越しにそのお手前を見る機会があったりと嬉しそうな顔をして見せたり。]
トーマスの旦那が玉子焼きねぇ……なんだか似合ってるんだかいないんだか。
そうだ、卵で思いついた。似顔絵喫茶を開こう。
俺がオムライス作るから、
ローレルはケチャップでイラストを頼む。
最初のお客さんになるだろうリエヴルへはコリドラスの絵を描いて出すとかどうだ?
[最後の一行だけで思いついただろ俺。]
俺の描写は一応、トーマスが「勝負を受けない」ケースでもだいじょぶなように書いています。
受けてくれるだろとは思うけどね。
でもやっぱ受けてくれるとたのしーな!わほーい!
[いっそあどけない程の顔を見せられて腰に手をあてる。]
で、
そちらは勝ったら何を要求する?
[先ほどまでは撃ち合っていた相手と、このひととき、男は素直に勝負に興じていた。]
……形のないものがいいですね。
勝負のしがいがある。
――…貴方との友情とか、どうですか。
[形のあるものは、手に入れるすべを知っている。
再び、先ほどのような笑みを浮かべて、問いかけた]
[遊びは真剣に、というモットーを心得た敵手に頷く。
そこにあるリエヴルの笑みは涼風のように心地いい。]
では、さっそく始めよう。
実はゲルト…マサリク総司令との待ち合わせがあってね。
彼らがオルヴィド方面から来る……と、
ヴィラー本隊が左翼、司令艦隊が右翼となっての挟撃戦だ。
そうなれば、5000の艦は自由に動ける……
ま、一箇所に居座って受けきれるとも思えないしね。
ヴィラー艦隊15000の動きがあとは肝心だが、
本隊らしく動いていて貰えば問題ないと思う。
王国軍が”本隊”に向かうようなら、なるべく俺は隠れているし。
[その方が楽だとは、口ではなく態度で語る。
けれど瞳に浮かぶ光は真剣で、これが遊びではないことを同時に物語った]
中尉。実はザトゥルン代将の帰還が遅れている。
どうも、ロー少佐も一緒らしいんだけど……
迎えを出したいが、大軍に正面から出ても無駄だろう。
だが、こちらに王国軍の目を向ける意味でも、
少数の”お迎え”部隊は出してもいいと思っている。
艦数は3000、これをヴィラー本隊から割いて編成する。
目的は代将並びに少佐の迎え───及び、王国軍の挑発。
要は確実に王国軍の目をこちらに向けてみたいんだ。
もっとも、代将はオルヴィド側で合流されるかも知れないから、
そうなれば本当に挑発だけが仕事になるな。
同行戦闘機は少数、主に偵察目的となるが───、
[ここで、フランツは迷うように口を閉ざした。
思案げに赤みがかった瞳を見遣る]
パイロットの数が足りない。
偵察に随分出てしまっているし、先の被害もあったしね。
[森霊も随分と散ってしまった。
ゆえに実戦を任せるに足るトップは水霊部隊ということになる]
水霊から少し人員を割きたいと考えている。
人選中なんだが、意見があれば聞かせてくれないか。
[婉曲に、彼女自身の意向を*問うた*]
がんばって6とかwwwwww
友情がwwwwwwwww友情がwwwwwww
伝言は既に草案ができています。
勝っても負けても喋るつもりだったよん。
/*
すげえ動きに迷ううちに、ロー・シェンまで辿り着かんかったよね……夜はこれでいくわ。あとゲルトだよ、ゲルト!!!!
― 王国軍総旗艦周辺 某艦内 ―
[意外な招待を、半ばいぶかしみ、半ば面白がりながら、ザトゥルン大佐と共に指定された場所へ連行される。]
…ん?こっちって…娯楽室しかないんじゃねーの?
新兵で道間違っちゃった?
[案内する王国兵が、きっと睨む。
そのまま通されたのは、バーに併設された撞球室だった。]
『お久し振りです』>>331
[そう大佐に声をかける顔を見て、ギクリ、と心臓の鼓動が早まる。
かつての友…ヘイゼル・ミツルギの顔。
しかしよく見るとそこまで同じワケでもない。
肩の力を抜きつつ、反射的に動揺を悟られぬよう、軽口を叩いた。]
わざわざ俺に会いたいヤツが、まだ王国軍にいたんだな。
恨み事なら聞き飽きてるが、娯楽室で退屈するのは勘弁願いたいもんだ。
[虚勢の分、いくらか挑発的になる。
しかし相手が提示してきたのは、ビリヤードの勝負だった。]*
なら、さっさと来てもらって、
早めにお帰りいただいた方がいいかな。
[心を決めれば、すぐに作戦立案に入る。
最初に手を着けたのは、周辺航路の整理だった。]
[ミスショットをすれば手番は相手に移り、二度と自分が主導権を握ることはできないかもしれない。逆に、自分が成功し続ければ、それだけで相手を封じることができる──
そんなビリヤードのルールに身を置きながら、リエヴルの挙止を観察してしまうのは、やはり相手あってこその勝負ゆえ。
その高揚をわかちあえる相手に恵まれた幸運。
球の配置を、ラシャの状態を記憶して、キューを構えた後はワンショットに集中する。
進むべき道は見えていた。
──…カッ、
テーブルの上の
[イーゼルへと送る偵察隊の通路を、数本に絞り、
オルヴィド側の出口は、ただの一本と定める。
腕の良い航宙士と正確な宙図があれば、
数千単位の艦隊も通れそうな路を残して、
他の航路には機雷と監視ポッドをばらまいておいた。]
[手元で動ける戦力の総数は、およそ14000隻。
このうち、遊撃隊所属のうちの1000隻は、
既に潜伏している艦と併せ、引き続き各所に潜ませる。
残る艦のうち、11000ほどの艦を本隊とし、
オルヴィド宙域中心部、コロニー跡付近に配置。
その中で、工作艦を中心とする500隻を両翼に置き、
周辺から集めた小隕石をいくつも牽引させておく。
レーダー上での艦総数を2000ほど誤魔化し、
戦闘が始まれば、慣性とプラズマ流の力を借りて、
敵艦隊に打ち込もう、という簡易な仕掛けだった。]
貴君の率いる艦隊を我が軍、我が艦隊の保護下に置く。
異論は無いな?
[問いかけはするが、選択肢は無きに等しい。
敵艦隊の包囲が済めば艦隊は本隊へ合流すべく出発し始めた]
[最後に、先の戦場で殿を努めた部隊のうち、
無傷の艦と修理を終えた艦、合わせて1000隻、
ならびに、ヴィンターニッツ准将麾下のうち、
選りすぐった1000隻、都合2000隻を、
イーゼルに続く航路の横へ伏せる。
機を見て敵艦隊に奇襲を掛ける役割の部隊であり、
その指揮を任せられるのは、今や、一人しかいなかった。]
アンタ、鉄拳艦長って呼び名で有名らしいな。
武勇伝を聞かせてもらいたいもんだ。
[先程とは打って変わり、屈託の無い笑みでトーマスに声をかける。
どこぞの酒場で声をかけるような、そんな気安さが声に載っていた*]
イクリプス中佐。
また、よろしく頼むよ。
[作戦を説明した後、いつものように軽い調子で隊を任せる。
残業代はつかないから、なるべく時間内にねと
冗談に似た指示も付け加えておいた。]
>>340
[漢らしい物言いに、思わずヒュウと口笛が出た。]
…いいね、勝負ってのはそうでなきゃ。
では、人生経験豊富なオヤジに先鋒は譲りますか。
無理はしなくていいですよ。
負けても俺がいますから。
[階級差を棚上げして、いつもの調子で冷やかした。
ゲームの前では、男は全て平等になるのダ。]
[トーマスの持つキューが、過不足ない強さで白球を突いたとき、……男はああと共に空を仰いだ。あれは入る。
良い音をさせて白球が弾け、
ポケットがごろんと重い音を立てた。
声は漏らさない。
相手のプレイのときは、口を利かないのが礼儀だった]
――…くっそ。悔しいな。
貴方の勝ちですね、ザトゥルン代将。
[悔しさと賞賛の溜息と共に。自らの負けを認める]
――だいたい。
打つ姿もさまになってるし、強いし、ずるいと思います。
……あーあ。
絶対俺の方が長くプレイしてるはずなんだけどなぁ……。
[子供のような口調で、思いっきり悔しがる。
負けた。ああ、友情が……。
もうあるっぽいそれを惜しんで、肩を落とす。悔しい]
――イーゼル星域の戦場・しばらく前――
[宙域図の中、王国軍の艦隊との距離が確実に縮まって行く。]>>240
…少ねーな。
大将の率いる数じゃねぇ。
こりゃ、久し振りにハズしちまったか?
[常に自身を危機から救って来た占い(という名の勘)だったが。
思わず舌打ちしたところで、艦隊の放つ数個の光点が確認される。]
『敵艦載機射出!』
見りゃわかる!
クソッ!虫相手じゃ話も何もあったもんじゃねぇ。
砲門開けろ!
データ出せ!
[確認したのは牙と鱗のエンブレム。>>259
それを見た瞬間、しかめていた眉が上がった。]
…どうやら、まだ終わりじゃないみたいだな。
俺にはどうしようもねぇ悪運がある…
[指示を続けながら、頭の中に描いていた策が切り替わる。
「決死の突破」から、「いかに損害を出さずに捕まるか」に。]
[艦載機が出て間もなく。
相手艦隊が目まぐるしく配置を変え始めた。]
…ちっ!何その気になってんだよオッサン!
こりゃ気付いてねーな。
大方、大佐の首でも見てやる気出しちゃったってとこか?>>263
[的確な愚痴をこぼしていたところへ、ザトゥルン大佐から通信が入る。>>289]
『逃がす時間は稼げる』
[そう述べる大佐に一度苦笑すると。]
…迎えに来た相手に「先に帰れ」とは水臭いですよ、大佐。
俺一人じゃ宇宙で迷子になっちまいます。
それに、アマツキ大将は肩書きにふさわしい腕です。
たんまり背中から撃たれますって。
[ス…と敬礼すると。]
死なない道があるなら、ドロ水すすったってそっちを選びます。
せめて部下は帰してやりたいですから。
…お供しますよ。
[爽やかな笑顔で言った。]**
悔しがってもらえると精進しがいがあるな。
あ? 歳の功をなめちゃいかん。
おまえが生まれた頃にはおれはキュー握ったことあるはずだ。
[双方ファインプレイと友情の挨拶に握手の手を差し出し、目でロー・シェンも傍らに呼ぶ。]
…もう1勝負、といいたいところだが、約束だ、「伝言」を聞こう。
[差し出された手を握り。その分厚さに感嘆する。
鍛え方が違っているな、としみじみ思う]
年齢を出されると、そうか、と思いますが。
悔しいものは悔しいですよ。
[そう呟きつつ、その口元には笑みが漂っている。
伝言について問われ、素直にこくりと頷いた]
……では。
私が負けましたし、お話しましょう。
[どのみち、語るつもりだったのだが。
手の中の重みが。これはどこかに届けるものだと告げていた]
>>362
散らばる球を艦隊に見立てて、だったので「星」より「標的」の方がよかったかも、と思いつつ
戦記もので戦争でない勝負は絵になるシーンであるよ。
格好つけさせてもらった。
ありがとう、リエヴル!!
――…お二方は。
レオンハルト・ヴィンターニッツ准将と、親交がおありだったでしょうか。
彼の最後の言葉を、お預かりしています。
[言葉を選びながら、やや慎重に口にする]
准将は、遺族年金について心配しておられました。
奥方かご息女のお名前を、口にしていたようでした。
たしか、………リーザ、と。
おそらく、
その方の今後を案じていたのだと思います。
[准将のご家族をご存知の方に、お伝えいただければ、と。
言い終えると、男はいくぶんほっとしたような顔をした]
[少し溜息を吐いてから、苦く微笑んで見せる。
先ほどまでの屈託ない笑みとは異なり、
様々なものが混ざり合った笑み]
……というのは、きちんとした言い方で。
実際の所は。
『連邦なら、絶対遺族年金寄越せと伝えてくれ。
王国なら、俺の首持ってけば女王が褒美くれると思うぜ』
――…と。
[見てきたように――見てきたのだが、口にする。
瞼の裏にはあの日の静寂が見え、あの日の血臭が鼻先を刺している]
>>380
[キューを受け取りながら。]
何だよ、俺もBETが必要なのか。ちっ!
[さして悔しそうもなく。]
…そうだな。それじゃ。
俺はこう見えても占い師だ。
王国軍士官の誰かの秘密を一つ、教えてやるよ。
あんたが望む誰でもいい。
…俺が元ヴァレール軍人てことくらい、わかってて呼んだんだろ?
商売人。
[最後の言葉は、相手の真意を探るかのごとく。]
連邦の遺族年金制度が厚いことは存じておりますし、
後日、人づてでお伝えしても良かったのですが。
それでは、伝えこぼれるものがあるような気がして。
こうして貴方がたにお伝えしています。
[おそらくこれは、単に自分が伝えたかったからだな、と
ぼんやりと男は思う。
……届かない言葉を抱えるのは、とても苦しい事だから]
>>383
准将…
[この間会ったばかりなのに。
旧友のようによく知った名を聞く。
察しはついていた。が、あえて確認しなかったこと。
「最後の言葉」
その意味を悟り、口をつぐんだ。じっと。]
[報告書で、リエヴルが乗っていた艦にレオンハルトが強襲をかけて戦死した旨は知っている。]
彼と話をした…のか。
こんなところでも縁はつながっているものだな。
遺族年金──
承知した。
准将の最大の気がかりだったろう言伝を知らせてくれたこと、感謝のしようもない。
事務的なことも間違いなく進めるが、
将来、彼の遺児にきちんと父親の愛を伝えることを約束する。
最後まで我が子の将来を気にかけていたと。
きっと今も見守っていてくれると。
[他に係累がいないなら、レオンハルトの遺児リーザを養女に迎えることも考えた。
ローレルも「妹」ができることに反対はしないだろう。
リーザが今この時もローレルの描いた《孤独なルー》とともにあることは知らなままに、その縁を思う。]
ゲルト・マサリク総司令官、フランツ・バルテン特務補佐官、
中継で申し訳ありませんが、
准将の遺言、お伝えしておきます。
[改めてレオンハルトの口真似で遺言を伝えられれば、]
首級ってな…
時代小説の読み過ぎだろう。
[直情実行に見えて「捲土重来」とか、わりと古風で知的な物言いをするヤツだったと、思い返せばその死が再び身近に感じられる。]
― イーゼル星系宙域 ―
[敵艦隊を包囲し本隊へと戻る途中。
包囲した砲艦の一つに良く知った人物が搭乗していることを知る]
んだよ、こんなとこに居たのか。
[てっきり送られたデータにある艦に乗っていると思っていたのだが、配置換えがあったらしい。
オープン回線でロー・シェンの乗る砲艦ファイエルに繋ぐと映像と声を届けた]
久しいな、ロー・シェン・フェン。
王国を裏切って得た居場所は快適か?
本来なら即首を取るところだが、今回は人道的措置によりお前は保護下にある。
寛大な処置に感謝しやがれ。
[通じていることを悟らせぬために敵対の態度を取る。
その裏には、よぅ元気そうだな、と言う挨拶が含まれていたりするが]
後で直接顔を見に行ってやる。
覚悟しとけ。
[最後に告げた言葉は文字通りの意味。
ただし、表向きの意味と裏に潜ませた意味は真逆だ。
その言葉に対する相手の反応を見た後、通信はぷつりと切れた*]
[レオンハルトの遺言を反芻しながら、リエヴルに第2戦を挑むロー・シェンに場を譲る。
彼の提示したBETを耳にすれば、わずかに目を細めた。**]
― 王国軍総旗艦周辺 某艦内 ―
[一段落つくと、リエヴルがいるという某艦内に
シャトルを飛ばして訪ねる。
再出撃までのほんの少しの間。
戦いをねぎらうためとか。
3階級特進した彼の困り顔を笑ってやろうとか。
好きなものを聞くためとか。
いろいろ理由はあったが、
結局は、久々に会いたい。それだけだった]
>>392
[フ…と笑う仕草が、懐かしい旧友のものにも見えて。]
…俺が勝ったら、あんたの積み荷から好きな物を一つ、もらうぜ。
ケチケチすんなよ。金運が逃げるぜ。
そら、勝負開始だ。
[自身の余分な気持ちをかき消すように。
並べられたボールをちょいちょい、とキューで差した。]
『こちらです』
[兵士に案内されたのは娯楽室。
娯楽室には撞球台が備え付けてあり、
今はリエヴルはそこにいるらしい。]
へぇ……。
艦内にこんな施設を……。
[《ヴィーゼル》にも娯楽のため、
ダーツボードやカードならあるが、
撞球台はさすがに備え付けていない。
興味津津で、娯楽室に入って。
彼の他に見慣れない人物の後ろ姿を――
いや、どこかで見覚えがあるような……]
― 航宙母艦ヴァルフィッシュ・ブリーフィングルーム ―
……お、そろってんな。
ちゃんと、休んだかー?
「誰も、お前に言われたくはないと思うが」
[ブリーフィングルームに顔を出せば、各小隊のアインスは勢ぞろいしており。
軽口に、いつものように突っ込みが飛んできた]
うるせーな、ちゃんと休んだよ。
[気絶紛いの寝入り方だったのはさておいて]
ヒルシュケーファの新オーダーは、先に各自に送ったとおり。
クロスシフトは継続。
先に行った連中のお陰で、ある程度視界はクリアになってるが、まだまだ先はあるからな。
一番対応しやすいやり方でいく。
ま、クリアになったとはいえ……向こうも早々、掴ませちゃくれんよな。
[巧みに動く偵察部隊と、絶妙の拠点の配置。
先に飛んだ部隊からの情報を見た限り、索敵とはいえ一筋縄ではいきそうにないだろうが]
ま、ここでうだうだ言ってても始まらん。
全機、速やかに出撃準備。
前シフトの部隊が戻り次第、索敵任務に就く!
[宣に変えるのは、了解の声]
あ、あと。
注釈の件、忘れんなよ?
「……お前が言うな」
[指令の最後につけられていた事項を思い出して告げると、ぱかん、と頭を叩かれた。*]
負けた結果を知りながら回すロールについて
俺ってこういう人なのか……
うん、ちょっとわかってた
なんだろうこの三枚目属性……
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