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…では、
『逃げますかね?』
[副官が、軽い笑みと共に訊ねてくる。
総司令が先程使った表現。
素のままの飾らない言葉。
連邦軍らしい、自然体の……だから]
ええ。――…全力で、逃げましょう。
[魔法の言葉でも唱えるように、敢えてそれを口にした。
「逃げよう」「逃げてやる」「逃げないでか」
艦内のあちらこちらで、気合を込めた逃げ宣言が発せられる。
「逃げ」には、ゲルトの加護があるのだとでも言わんばかりだ]
[走行可能だった艦は1200隻ほどか。
無傷な艦は更に少ない。
それらが一斉に、全速力で後退を始めた。
スヴァローグが走った軌道を、今度はヴェーダンタが追いかける。
やがて殿を務めた艦隊は、
やっとのことでスペースデブリの狭間まで逃げ込んだ。**]
― イーゼル宙域 少し前 ―
[――…命を瞬かせる閃光の中、美しい花火が咲き乱れる。
状況にあまりに似合わぬそれに。
かつて目にした事があるそれに。
誰と相対していたのか、その答えを得る]
――…やはり貴方か、トーマス・ザトゥルン大佐!!
**
[――ウィンザー艦、被弾!!
叫んだとほぼ同時のオペレーターの声。
左舷がやられれば、横腹を食い破られるのは明白だった]
この状況で花火か。
……ずいぶんと余裕だな、あちらさんは。
[呆れたような言葉を吐きながら、思わずにやりと笑ってしまう。
もちろん、互いの被害状況は軽いものではない。
……これは、そういったものではないのだ]
[どうしましょう、とこちらを振り向く部下に、
思わず苦笑する]
……そうやって聞きながらお前。
もう右手、信号弾撃つ準備してるだろう。
[それは。こちらの位置をわざわざ、
敵艦に教える行為ではあった。
砲撃手らの手腕によって、エルキュール艦のバリア機能は未だ健在だった。
ウィンザーの被害状況は把握できていないが、攻撃をこちらに回されたほうが、持ちこたえられる状況かもしれない。
……まあそういう小難しい事はいいや、という意識が、
先に立っていた事は否めないが]
[あの時の、そして先ほどの花火ほどの鮮やかさはないが。
呼応するように打ち上げられた信号弾が、虚空に咲き乱れる]
……花火は、これには積んでいないんですよ。
残念な事に。
[あれはたしか。マープルにまだ積んであったはずだ。
あれを使う機会があったらいいと、多分自分は思っていたのだ。……そうでなければ、貴重な倉庫スペースに積んだままになど、していない]
― エルキュール艦 ―
[―――……リーザ。
囁くようなその声は、
男の耳に届いたかどうか。
複数の足音と共に、ご無事でしたか、という声がかかる。
どうやら、人類は死に絶えたのではないらしい。
警戒しながらコントロールルームへと移動しつつ、艦内の状況の報告を受ける。
連邦軍の部隊は、突入後まもなく中央部を制圧した後、
現れた時と同様に、速やかに撤収していったようだ]
[後方の居住区域の、急ごしらえのバリケードが持ち堪えた所を見るに、彼らが、殲滅を目的としていなかったのは明白だった。
おそらくは、指揮系統の破壊が目的だったのだろう。
……中央指令室までの通路は、
いくつもの動かぬ身体と、鮮やかな赤に彩られていた。
息があるものは速やかに医務室に運ばれ、艦に穿たれた穴の復旧作業なども進められていたが、立て直すまでには、時間がかかりそうだった]
――…こちらエルキュール。
ウィンザー、オーエン、……応答せよ。
[開いた回線から、すぐに応答があった。
トーマス・ザトゥルンの率いる部隊はあの後、速やかに散開して撤退行動に移ったらしい。
最初こそ撤退を意識した動きではあったものの、
途中からの動きはそうではなかった、ように思う。
……彼らに何事かが生じたと見るのが、正しそうだった。
攻撃の手が緩んだ隙に合流ポイントにたどり着いた両艦はそこで待たず、各自の判断で障害物の多い宙域――つまり、来た道である――を引き返していた。
まとまった攻撃を小惑星等によって避けながら、
損害を最小限に食い止める努力をしていたのだった]
[――そんな努力の間に、自分といえば。
柱時計に隠れた子ヤギよろしく、倉庫に押し込められて目を回していただけである。
その事実に若干震えがきつつ、今は様々な思考を振り払う]
――ウィンザー艦、オーエン艦、
よく持ちこたえてくれた。……本当に。
応急処置が終わり次第、本隊と合流する。
[他に何かを、言うべきだったのかもしれない。
よくやったとか、負けてないとか、多分そんなことを。
だが、何も思い浮かびはしなかった。
自分は指揮官には向いていないのだろうな、と思う。
――>>2:712通信回線が、本隊との合流を伝えたのはその頃だった**]
/*
寝てたなんてそんな事は
――…損害状況を確認する。
エルキュール艦の指令部は白兵戦によってほぼ壊滅、ただし、それは人員の被害。
占拠されていた時間は短かったようだ。おそらくは、いって、百人単位の死傷者ってとこか。
居住区等の後方には触れていない、逃げるものを追っていないところから見て、多分次の交代シフトとして寝てた人たちは生きている。つまり艦として運用は可能。
白兵戦が展開され、負傷者も居る状況で。
おそらくエルキュール艦はあまり被弾していない。
指揮官もろともダイしちゃうからね。
撤収後も新型を使い潰すことなく、速やかにその場を離れていそうだ。うん、多分認識はこれでいい。
とすると、
俺の意識(今結構( ゚д゚)ポカーン状態)とは別に、損害は思ったほど酷くはないっぽいな。デコイ含め10,000のところ、マックスで削れても半分。ウィンザーの被弾を合わせても、残数5,000ちょいってとこか?
まあ、総数7,000で2,000失うとか大敗もいいとこだ。
がっくし。
割合は多分、ウィンザーが1,000(半壊)、エルキュール500、オーエンが500で合計2,000。
― スペルブーケ小艦隊旗艦:Aldebaran ―
[ハイツマン少将による斉射の号。>>2:497
漆黒を切裂くビーム光は、後背に控え時を待つ者達の網膜に確りと刻み込まれた。それを合図として、スペルブーケ小艦隊の駆逐艦と別動戦闘艦は宙に身を投げ出した。]
『…動きますか?』
[レントゥス艦隊が左翼に合流したとの報>>2:563、
即座に交戦体勢に突入したとの報が矢継ぎ早に入る。
部下の問いには首を振った。後方配備は常のこととはいえ、この規模の戦闘は未だ慣れぬ者も多い。重圧は常よりも大きく、焦燥は理解出来るが。まだ、早い。]
いいえ。こちらは交戦までもう少し間があるでしょう。
指示無く深い攻めに出ればこの状況ではかえって進路を阻み、自軍を危ぶみますわ。
もうすこし持ち場を守って、指示を待って。
― 戦闘開始頃/スペルブーケ小艦隊旗艦:Aldebaran ―
[ハイツマン少将による斉射の号。>>2:497
漆黒を切裂くビーム光は、後背に控え時を待つ者達の網膜に確りと刻み込まれた。それを合図として、スペルブーケ小艦隊の駆逐艦と別動戦闘艦は宙に身を投げ出した。]
『…動きますか?』
[レントゥス艦隊が左翼に合流したとの報>>2:563、
即座に交戦体勢に突入したとの報が矢継ぎ早に入る。
部下の問いには首を振った。後方配備は常のこととはいえ、この規模の戦闘は未だ慣れぬ者も多い。重圧は常よりも大きく、焦燥は理解出来るが。まだ、早い。]
いいえ。こちらは交戦までもう少し間があるでしょう。
指示無く深い攻めに出ればこの状況ではかえって進路を阻み、自軍を危ぶみますわ。
もうすこし持ち場を守って、指示を待って。
『撹乱しながら反撃に転じるか』
[指揮卓の前で電光モニターをじっと見上げていたが、不意に並んだ声にはっとして顔を横向ける。頭を掻き、眉間に皺を寄せたスペルブーケ小艦隊総隊長を暫し見詰めた。それから視線を再びモニターへと戻す。連邦軍がアトランダムな駆動を始め、自軍艦を示す光点が幾つか、消えた。応答不能の文字も浮かび上がる。]
おそらくは。
……、
[頷く総隊長の表情は何時に無く険しく。
今は伸び放題の髭を指摘することはせず傍らに控える。
白点で表示される敵艦隊、戦闘機。無数のそれが縦横無尽に飛び、ビーム砲を放つ。
拮抗を崩さなければ徐々に火力の分散を呼び、削られるばかりだ。それは王国にとっても連邦にも同じ事。となれば、崩す算段があるのだろうが―――少し、眉が寄った。]
[そしてもう一方。
前線中央からスペルブーケ各艦隊の領域に踏み込まれるまでには、ヒルシュケーファの昆虫たちが飛ぶ。
彼らを示す無数の光点が、大きな盤上で生き物のように蠢いていた。モニターから消えてゆく白点を確認するよりも肉眼で爆光を目視するほうが早いのは、それだけ場の展開が速いからに他ならず。砲火――交わる白、塵と消える艦。その中に友人の艦が無いことを祈るように――否、どの艦であれ命の重みには違いがないのだが――ぎゅっと片手を強く握った。>>2:649]
[双眸が、異常を示すランプとモニタを忙しなく往復する。
卓上に置いたまま冷め切ってしまったカップの中身を手探りで触れる。
触れはしたものの気はそぞろで、結局乾いた唇を湿らせるのは自身の舌だった。]
[前方は後方に通さぬようにと奮戦してくれているが、敵もその裏を掻こうと動く。
巧妙に穴を突き隙あらばビーム砲を叩き込もうとする敵艦に、戦線は一定の形から歪な形に変化しつつあるようにも見える。]
……… 待って、あの小隊の動き、
『抜けました! 先端より高エネルギー体の増幅を確認!』
[オペレーターと声が重なる。
明らかに異なる駆動で主力射程位置へと位置取る艦隊。
それが
本来、あの位置はヴァルフィッシュの領域。
管制が見逃す筈はないのに、対応しきれていないということは、
一方になにかあったのか、それとも…
…!
[独りごちり切らぬうちに、高い音が響く。>>2:678
通信機に飛び込んで来た聞きなれた声、それに応答する声は緊張ゆえか少し固い。]
ええ!こちらでも目視してますわ、ロートヴィルガー大尉。
了解しました、アルデバランより駆逐艦を出動させます。
援軍は……あればもちろん助かりますけれど、連携を考えれば、任せて頂いても構いませんわ。そちらの状況を鑑みて、最優先に。
……お気をつけて。信じてますわ、今回もフリスビーだって。
[と、受け取る側も用件のみに終始して通信を切る。
余計な心配を付け加えたのは常の癖、だ。]
旗艦アルデバランより、エルナトI配属の駆逐艦第二、第五部隊に告ぐ。隊列をBよりFへ速やかに移行。
目標は対艦攻撃艦隊――報告によれば木の葉のエンブレム!
[総員に向けての通達は即座に行われ。
相手に見合う数の機体が淡い光の尾を引いて飛行する。]
……11時方向、進入角度48度。エネルギー砲は380α、安定するようなら調整を。ええ、高い分には構いません。
演算完了。射程域までの到達時刻………
あと30秒、 10秒、
――――…
射程範囲。 斉射!
[主力艦がそう簡単に撃墜を許すとも思えないが、フリーの艦隊に連続攻撃を仕掛けられれば綻びも生まれよう。
エルナトより飛び出した駆逐艦隊は、連邦の対艦攻撃艦隊の目を主力から逸らすため、まずは集中砲火を浴びせかけた**]
― Willem-I ―
では被害状況を確認後、隊の再編を急がせます。
航海不能の艦を中心にイーゼル占領部隊に組み込み、暫定的な駐留隊とし
損害軽微なれど戦闘続行不可能な艦を用いマールスとの物資輸送、怪我人の収容も併せます。
[運行すらままならない程に損害を被った艦がある。
駐留には不向きなイーゼルであっても、宙域のど真ん中で味方艦を放置するより遥かにましであろうし、戦線が伸びる一方になる今後に際し中継地は不可欠だった。
付け焼き刃の補修になるのは否めないが、イーゼルのインフラも併せて整備して行く必要があるだろう。]
艦隊再編の間斥候艇は飛ばすようにしますが…
ヴィラー駐留の勢力と合流する前に一手欲しいところでしょうか?
[視線はデブリ宙域に消えた連邦艦隊の軌跡。このまま手をこまねいて合流を果たされてしまえば厄介にもなるだろう。
仮に基地に立てこもり守勢に回られれば、艦隊戦より長期戦は必至。
物資と統治下の星系群の情勢に不安が残る王国軍としてじり貧はさけたいところか?]
損傷軽微の隊を先頭に、このままをヴィラーへの直進ルート進み、それに並行して戦闘機部隊を投入しデブリ域を策敵。
一度にではなくて交代しながら断続的に…戦闘にまで発展せずとも常にプレッシャーを与えるように。
啄木鳥のように主力艦隊方面へ押し出すように突くことが出来れば? と思いますが。
[目的がヴィラーへの合流で障害物を隠れ蓑にして逃げて行くつもりであれば、正規の直線距離の方が無駄が少なく追いつける可能性もある。
追走しつつあぶり出すような作戦を進言してみる。数の差による余裕から敵方に疲弊を狙う思惑もあった。
とはいえ連邦領では地の利は向こうにある。連邦が宙域を熟知し、既に距離を大きく離されているのならば意味も薄いのだが]*
/*
昨日の灰メモを見ていて、
レオンハルトがラインハルト様になっていたことに気がついたよね。
あぶwwwねwwwwww
wwwwwww
wwwwこれ白でやらかしたら、灰が恐らく芝で埋もれるwww
/*
……ログよんでー。
大将のタイムスタンプにすっげぇ突っ込みてぇ、と思ったw
俺の起きる時間に落ちたって、おいおい。
いやまあ、言ってる俺も、あの時間に落ちてあの時間に起きるのか、と突っ込まれそうですけどね!
さて、色々拾って繋げよう。
ほいでもって、リアルの懸念は、ここが終わった辺りにすっ飛んだからまあ、よいが。
どーお動こうかなあ。
…そっか。
[かつての故国の王といえども、
フランツ自身はアプサラスのことを良く知らない。
だから得ている情報といえば公開されている幾つかのこと、
それに先の宣戦布告演説のみだ]
/*
ちゃくちゃくと返す。ちゃくちゃく……
あとはヴィラーね。
ゲルトたちどうやって帰って来るのかなー。
適当に布陣しようね。
/*
コンラートがいるな、やあやあ。
と、簡易メモの在席に気付いたアピをする。
今回は陣営離れたねえ。まあそれでいいww
とか、中の人を推測していたりする(
― 戦闘宙域 ―
……ったぁく。
言われるまでもない、ってのに。
[アルデバランに通信を入れた後。>>103
直に返す言葉を紡ぎはしなかったものの、ふと、こんな呟きが零れ落ちていた。
案ずる気持ちはある──が、託したからには信に基づき、己がなすことへと意識を向ける。
恐らくはそれが、一番いい結果を結ぶと思うから。
だから、案ずる気持ちは、個としての感情は抑えて]
動き、かわったな……つか、何する気。
[艦砲>>1に沿わすように火線を集中させながら、敵陣の動きを見る。
その後の動きは、予想の幅を大きく越えていて。
いろんな意味で沈黙した]
……なんていうか、うん。
あっちもある意味……。
[半端ない、と言うのはぎりぎりで飲み込んだ。
この評価が自身が用いる褒め言葉なのは、ケーファ・リーダーも良く知っている。
下手に聞かせると、後がうるさい、と思ったから。
それと共に、連邦の総司令という人物に対しての興味も一欠けら、浮かんではきたが。
今は押さえつけ、密やかなまま心の内に。
個の好奇心に従える立場ではないし、なにより]
……思いっきり、釣られてる気がすんだけど……。
『……だが、それが命とあれば』
ああ、わかってるって。
ヒルシュケーファ・リーダーより、展開中の全機へ!
ヴィーゼルに連動するぜ!
[ケーファ・リーダーの突っ込みにため息を落とした後、女王の命に応じて動くヴィーゼル艦>>4に連動して、攻撃を仕掛けてゆく。
ドライとフィーアを後退させた現状、火力は単純に下がっている。
アインス、ツヴァイ両隊は比較的余力を残してはいたものの]
……って、こっち、来たか!
[両翼と撃ち合っていた艦隊が動きを変えて中央へと向かい来る。>>70]
……あ、なんかこれ、気にいらねぇ。
[移動を重視し、時に強烈な一撃を撃ち込む動きは、なんと言うか、よく知っている気がした。
何のことはない、自分の得意手のひとつが近いスタイルなのだが。
それだけに、ふと零れた声音には珍しく苛立ちが滲む]
『……熱くなるなよ、クルト』
わかってる、よ!
それより、そっちはきっちり狙えよ!
[飛ばされた突っ込みに返しつつ、銀を駆る。
ここまでは比較的損害を抑えてきたアインスとツヴァイだが、継続戦闘時間の長さがそのままダメージともなるのが戦闘機隊の辛いところで]
これ以上の、継続戦闘は無理、か。
……ヒルシュケーファ・リーダーより、ヴィーゼルへ!
戦闘継続限界間近につき、ヒルシュケーファ、ケーファ両隊は離脱。
ヴァルフィッシュに帰還する!
[弾と推力、それぞれの限界前に戦線離脱を判断したのは、敵艦隊の撤退>>89よりも、僅かに先のこと。*]
―エルキュール艦―
[被害状況を確認しつつ、遺体の収容を行う。
大部分が王国軍兵士の遺体であったが、中には連邦軍兵士のものも見受けられる。
その中に、レオンハルト・ヴィンターニッツ准将の姿があった]
……褒美くれると思うぜ、と言っていたのは
そういうことか。
[彼の名前には、聞き覚えがあった。
艦隊戦もさることながら、特に白兵戦において、その勇猛無比な戦いぶりが伝わっていた。
返り血に塗れたその身体は、悪夢のような戦いが繰り広げられた事を物語っている。
彼の戦死は、艦隊の3分の1近くが死傷したリエヴル艦隊にとって
落ち込んだ士気を高める要因になるに違いなかった]
[男は無表情のまま、被害状況の把握と艦隊の修理を進めている。
部下を殺戮したであろうヴィンターニッツ准将に対する怒りよりも、
自分に対しての憤りの方が、強かった。
もし自分があそこに留まっていた所で、
死体が1つ増えただけのことだっただろうことは、わかっているのだが]
……切り替えないとな。
[艦長が、士気を低下させるような顔をしていてどうする。
自分に言い聞かせるように、口の中で低く呟く]
[――そういえば。
准将の死について、気になることがいくつかあった。
ヴィンターニッツ准将の背には、大口径のレーザーによるものと思われる銃傷があった。
これが致命傷になったと考えられるのだが]
………妙だな。
[背中からの傷。
そもそも、あのヴィンターニッツ准将が敵に背を向けるとは思えない。
おまけに、傷跡にも妙な点がある。
この大きさのレーザーは、この艦には搭載していない筈だ。
王国軍の兵士が、連邦の武器を奪って撃ったのだろうか。
あの准将から武器を奪って、後ろから?
……それとも――……]
[どのみち、すべては憶測の域を出ない。
自分が見ていないところで、すべては終わったのだから。
ひとつ首を振って、その思考から抜け出すよう努める。
ともあれ。
遺言めいた言葉を自分は聞いてしまった。
これは、誰に届けたらよいのだろう]
[思わず子供のような文句を言ってから、
ふっ、と気が抜けたように笑う。]
なんにしても、やることやらないと昼寝もできないからね。
戦況解析でき次第、そっちにもデータ送るよ。
王国軍の動きも、逐一伝えるようにしておく。
[普段を取り戻した調子で、そう伝え、
じゃあまた、と軽く通信を締めくくった*]
[宙図上、フローリスから真っ直ぐ下に線を下ろし、
星間物質が雲を為す区域へ当たる場所に、
小さな星がひとつある。
かつて、ここにはいくつかのコロニー群があった。
十余年前、連邦と王国の小競り合いで失われ、
人が通わぬようになって久しいその場所は、
本来の名すら忌まれて、今ではこう呼ばれている。
オルヴィド。――― 忘れられたもの、と。]
[人々の生活の場であったコロニーは失われていたが、
ごく小さな連邦の監視基地が、代わりに置かれている。
周辺に、艦隊を駐留させられる空間はあり、
一時的な身の隠し場所としては、十分だった。
続々と合流する艦隊を再編しつつ、
先の戦いの状況を確認する。
集まってくる報告を確認していた総司令は、
戦死報告の一文に目を覚めて、唇を引き結んだ。]
― 戦艦シュバルツ・私室 ―
[ユーリエ>>76に頷いて、自らも動くために一度私室に帰った。
慌しく身支度を整えるうちに、思うのは先の二つの名だ]
『我が身と引き換えにしてでも敵大将の首を――などという輩があちらにいないと良いのですが。』
[あの時>>2:159、レオンハルトにはだからこそと返した。
だからこそ頼む、と。
彼と言葉を交わしたのはそれが最後。
時間にしても、さして長い遣り取りではなかった。
けれど短い言葉を交わすうち、その対応に信を置けると思った。
能力に秀でていることは既に聞き及んでいる。
だからこそ任せると、口にしたのだ。
───能力と人となりに信を置いたゆえに]
[もう少し時があればと、惜しまずにいられない。
あの時は最後に、艦を率いて突撃を指揮すると聞いた。
恐らくは果敢に突撃して、散ったのだろう。
その魂に瞑目する。──…そして]
…ローレル。
[少女の名を口にする。
上着のポケットから、折り畳んだ一枚の紙を引き出した。
彼女が描いた、フランツ自身の似顔絵だ。
それを開かないまま、じっと見つめる]
[暫くそうしていた。
ぐっと片手が強く拳の形に握り締められる。
気付けば、拳は白くなっていた。それを一度、]
───── くそッ!!!!
[がっ!と、壁に打ち付けた。
堪えるように俯く額に、短い茶の髪が落ちかかる。
はらりと少し皺のついた似顔絵が床へと落ちた]
話をするなら戦ってから…、か。
[先に友から聞いた、女王のものだという言葉を口にする。
くっと唇を噛み締めた。
では、あとどれだけ血が流れた後なら良いというのか]
[かつて、友と一緒にアップルタルトを良く食べた>>2:217
或いは平和になれば、再びそんな日も来るのだろうか。
平和はどのような時の先にあるのか。
戦い傷ついた先にしかないというのか]
そんなの……、違う。
[王国貴族であった父は、上級貴族に汚名を着せられ亡命した。
王や貴族、そうした特権階級に逆らえないのが、あの社会だ。
皆が市民である連邦共和国とは違う。
身分に縛られ、逆らううことも許されない社会ではない。
ヴァレールに生きるものもあるだろう。
けれど自分は、このヒューグで生きることを選んだ。
再び王国に戻ることを願うことは、ない]
…違うよ、アレク。
[遠い幼い日の友の名前を呟いた。
あの日艦隊指揮官として名を聞いた彼も、じきに来よう。
再び視線を似顔絵に戻して、深く長い息を落とした。
表情と軍装を整え、艦橋へと踵を返す。
この時シュバルツは、漸くヴィラーへと辿り着こうとしている*]
レオンハルト・ヴィンターニッツ准将、
………敵艦隊旗艦に突入・交戦中、戦死 ………?
あの准将が、まさか。
[白兵戦で、遅れを取ったというのだろうか。
額に手を当て、しばし沈黙に落ちたのち、
ビルトシュバインに乗り込んでいた白兵戦部隊の隊長を呼ぶ。]
[旗艦に呼び出された男は、
憔悴した顔で、総司令の前に現われた。]
レオンハルト・ヴィンターニッツ准将と一緒に、
敵艦内部に斬り込んでいった、と報告にあるけれど、
[口に出した言葉に、相手の瞳が揺れる。
悲しみを抱えているわけでもない。
将を失って、復讐の念を燃やしている様子もない。
重く澱む、それ。]
……准将の遺体は、回収できなかったのか?
[問いかけたいことはいくらもあったが、
そうとだけ尋ねる。
相手の肩がごく小さく震えて、]
『准将の、ご命令により、そのまま撤退いたしました』
[と、敬礼と共に返答がある。]
…………。
彼ほどの将を失うとは、非常に、残念なことだ。
これから、私を支えてくれただろう人材であったものを。
[低い声で呟いてから、隊長を見つめる。]
准将の死を無駄にせぬよう、
我々は立ち止まらず、戦わねばならない。
よりいっそうの奮起を、期待している。
[はっとした顔で隊長は背筋を伸ばし、
きり、と音に聞こえるほどに歯を噛み締めて敬礼する。]
『必ずや』
[短い返答を受けて答礼し、隊長を下がらせる。
その背を見送ったあと、息を吐いて、椅子に身を預けた。]
[准将の死が普通ではなかったこと。
隊長が、なにか知っているだろうこと。
そこに横たわる深い闇に、踏み込みはしなかった。
そうすべきではない。
ただ、そう思ったのだ。*]
…ん、ああ。頼む。
早く終わらせないと、美味しい酒も飲めないだろ?
了解。こっちも随意連絡を入れる。
それじゃ、また。
[常に戻った様子に満足げに頬を緩めて、口を閉ざした**]
[同じ頃に届いた報告は、
総司令の顔をさらに曇らせることになった。
貨物船K-am02は戦場にて大破。
生存者無し、と。]
親父さんの、娘さんが―――
[負けないでください、とかけてくれた声。
父親の昇進に、飛び跳ねるように喜んでいた姿。
弾む春風のような気配を持った彼女は
あの小さな船の中で、失われてしまったのだ。
胸が痛む。
トーマスの親父さんが彼女に向けていた、
あの、溶け出しそうな笑顔を思い出せば、なおさら。]
………っ、
おやじさ……ザトゥルン代将の船は?
将軍はこちらに合流したのか?
[K-am02の救援に行くと言ってきたマオルヴルフ。
合流地点に到着したかは確認中、という回答を得て、
もどかしさに、唇を噛んだ*]
親父さん―――
どうか、無事で。
[回線に、祈るような囁きが零れる。
返答を期待するものでもあり、
また、返ってこないことを怖れるものでもあった*]
/*
んー。
ロー・シェンに軍属勧誘の縁故振るかなぁ。
ただ向こうの過去が不明のままなのがどうなのか。
空白ってことで良いのかね。
今後についてだけれども、
こちらは今暫し潜んで、王国軍の動向を見る。
王国軍がヴィラーに向かうなら僕たちが背後を襲うし、
逆ならフランツに来てもらう。
[口にしたのは、長距離を挟んだ挟撃計画。
二つの部隊の息が合わなければ各個撃破される
ある意味危険な戦術だろう。
だが、自分と友なら問題ない。
不安など欠片もない口調だった。]
― マオルヴルフ号 イーゼル宙域 ―
[収容された遺体は簡易保冷箱におさめられてシャトルに積まれる。
トーマスはローレルの左手も探し出し、元の位置に戻した。
戻されたローレルの左指には、トーマス自身の結婚指輪が嵌められている。
細い指に余るサイズに、娘の華奢さを改めて知る父親であった。]
[通信士はK-am02に生存者なしの報告を本隊に送り、入れ違うようにロー・シェンからの「お迎え」をトーマスに知らせた。>>66
画面に映ったのは、集会室でローレルが屈託ない笑顔を見せていた鼻絆創膏の背年だった。>>2:19
彼とローレルがどれほど親しい仲かは知らない。
それでも、敵が迫りくる中、艦を駆って来てくれる男なのだということはわかった。]
迎えの派遣を感謝する。
…心配させたな。
ここはすぐに撤収する。
ロー少佐、共に退路を切り拓こう。
[マオルヴルフ号のエンジンは出力をあげ、ふたたび宙へ舞う。*]
ゲルト・マサリク司令官、フランツ・バルテン特務補佐官、
報告のとおり残念な結果になりましたが、自分はこれよりヴィラー目指して移動します。
[ローレルの死ゆえに自分を戦線から外す必要はない、と、声の落ち着きで伝える。]
もっと生きさせてやれなかったことに悔いはありますが、
娘が愛したこの世界を、自分はこれからもしっかりと護りたい。
その想いは、いささかも変わりません。
あなたたちも、どうか 娘の幸せを未来に継いでくださいますよう。
/*
トマメ>
娘の代わりにパパが捕虜になるべくアップを始めた模様です。
フランツ並びにゲルト総司令追悼感謝であります。
隊長は俺TUEEEEロールの被害者だから、気の毒な役回りだけど、好きにしてもいいのよ、ですw
リエヴルは俺のソロールの後始末、本当に感謝です。
俺がメモで遺言とか言ったから、気にしてくれたんだと思う。落ちる前に一言ぐらいの意味だったんで気にせず、だ。伝言って何だろう? 年金ならスルーでいいのよw 寧ろ、女王に報告してグレートヒエン達と天罰とか言われる流れとかいいなぁとか思ってるw
――回想:戦闘前――
[新たな役割と命令を得て、現地へと向かうわずかな間。
フランツ・バルテンについて、データベースを探る。
直接の上官となった以上、役立つにせよ、出し抜くにせよ、その人となりをもっと知る必要があった。]
…何が違うんだろうな。
[王国時代へ遡る経歴、その後の軍功を目にして。
奇しくも、相手と同じつぶやきが漏れる。]
亡命者とは聞いてたが…ガキの頃か。
もう人生の大半はこっちなんだから、そりゃ王国に義理立てする立場じゃねーよな。
でもよ…
― 重武装航宙母艦レントゥス ―
さっきの羽虫、率いてたのは誰だ?
『羽虫って…。
ええと……───ラートリー・イクリプス、階級は中佐。
若いですね、25歳だそうです』
25で中佐とは大したもんだな。
度胸もなかなかのものだ。
『損傷の大半は彼の手腕でしたね』
全くだ。
アーヴァイン艦隊も少なからずやられてるだろう。
[他艦隊の報告はまだ耳にしていない。
けれど流石に無傷と言うことは無いだろう。
防御に徹していたなら定かではないが]
消費した物資の補充をしておけ。
戦争が終わったわけじゃねぇからな。
それが終わったら交代で休息を取っておけよ。
[データ照会をしていた副官との会話の後、乗員達に今後の指示を出す。
その後は艦橋の専用シートに座したまま、各所から入ってくる情報に耳を傾けていた]
故郷のヴァレールよりも、今いるヒューグのために生きてるアイツと…
俺を生かしたヴァレールよりも…故郷フローリスを愛する俺…
何が違うんだろうな。
…ホントに、何も思うことがねーのかな…
[…問うてみたい。
ふと、そんな気持ちに駆られた。]
[>>2:712 混乱の最中の総旗艦からの通信に、
一旦は合流を告げたのみであったが。
損害の確認が済むと共に、グレートヒェンへと、改めて通信を開いた]
――……こちら、リエヴル・フォン・アザーシュリング少将。リエヴル艦隊の状況をお伝えします。
損害、約2,000.
戦艦ウィンザーはダメージが大きく、復旧には時間がかかるものと考えられます。戦艦オーエンは正常に稼動。
戦艦エルキュールは、レオンハルト・ヴィンターニッツ准将率いる強襲揚陸艦ビルトシュバインと交戦。激しい白兵戦となりました。死傷者は百名余り。
交戦の中で、ヴィンターニッツ准将は死亡。
……艦隊の修復を行いながら、総旗艦へ合流いたします。
[淡々と戦況を報告する表情は、平時のものに戻っている。
ともすれば無表情になりがちな指揮官を叱り、彼らの死を無為にするなと言った部下たちのおかげで、表面上は普段の落ち着きを取り戻していた]
[長く暮らしても。
地位や名誉を得ても。
ただ生まれた場所の違いだけで縛られ続けるヴァレールの社会は、居心地が悪かった。
今でこそ歓楽地として名を馳せるフローリス星系だが。
実際に娯楽やギャンブルで生計を立てる者はごくわずか。
大半は、科学や物資とは縁薄い生活を、厳しい自然条件の中、細々と営んでいる。
母星から遠かったフローリスには、ヴァレールのような資源もなく、近場の星系が開拓されるにつれ、放置されるようになった。
フローリスに行くのは、犯罪者か冒険者だけ。そんなふうに言われる時代が、長く続いた。]
…懐かしいな。
今は…向こうじゃ夏至の季節か。
[故郷を思う。
そして親友と、その妹と過ごした短い夏の日々が思い出される。
「いつかこんな場所で…暮らしてみたい」
そんな言葉が、蘇る。]
…王国の支配なんざ御免だ。
連邦の庇護も、はた迷惑なだけだぜ。
フローリスの空、海、大地…そして「自由」は、かけがえのないものなんだ。
[その目は、自身の新たな仮宿となる艦に向けられて。]**
[女王の命により紅い戦艦を先頭にした艦隊に攻撃をくわえながら
一方で王国軍の両翼を叩く連邦軍>>14の動きも、
レーダーとモニターを通して警戒する]
『援護を出しますか?』
[そう尋ねる副官に]
いや、我々はこのまま攻撃を続ける。
今の時点で、戦力は両翼と中央に分散させているし、
だいたいあの赤いのが本命だろ。
[総司令官を失えば、連邦軍は混乱に陥るだろう。
そのまま一気に攻勢に出て、連邦軍の被害が甚大になれば。
あるいは、そのまま降伏さえしてくれれば、
無意味に戦争を続ける必要もない。
敵を滅ぼすために戦争をしているわけではない。
自分が戦っているのは、ただ統一の願いのためだけに――]
[視界の端に、両翼の奮闘を捉えている。
連邦軍の攻撃パターンは左右交互に一往復づつ。
さらにもう一往復、というところで左翼上空からの激しい一撃>>33
その動きにあわせて連邦軍が敷いたしなやかな半月型の陣形が、
ぴんと糸を張り詰めたような直線になり、
味方からの攻撃を軽減させる。
ひゅうと口笛をふいた]
敵さんもなかなかやるな。
[実力ある敵への賞賛を惜しむつもりはなかった]
……ん?
ああ、あいつ、か。
[艦列の中央には、どこか見覚えのある艦。
記憶を古くまで手繰る必要もない。
会戦初戦。最後まで追撃の手を緩めなかった艦隊だった。
左翼の猛攻を凌いだ艦隊が、再び動いた。
陣形がかわる……]
くるぞ!
防御艦を前にだせ!
エネルギーバリアの出力を最大に!
[それはほとんどカンだった。
これは連邦軍にとっては撤退戦だ。
それでも、たぶんあの時の自分と同じように
ギリギリまで出血を強いるだろう。
それもすでに警戒されている両翼ではなく、
連邦軍の総旗艦を追い続けているこちらに。
高火力、高機動力の艦を前面に押し出していた陣形を
防御に切り替えて。
初撃は攻撃ではなく、防御で受け止めた>>70
被害を幾分か軽減させることは出来たが、
その分、連邦軍の総旗艦が逃げる隙が出来る。
結果的にはラートリーの任務を手助けする形となった]
こちらWillem-Iグレートヒェン=ドラクスラー=ミツルギ王直轄第1軍補佐官だ。
[一度合流の旨は聞いた後、再び回線が開かれれば、今度は幾分かクリアな声となって通信室に届いただろうか?>>148
淡々と告げられる声は先だっての宴で聞いた声に等しく聞こえ、その声に私は安堵の息を漏らす]
損害状況確認した。修復・牽引作業はこちらからも向かわせる。。
輸送シャトルに騎乗し速やかに戻られることを願う。
……女王陛下もいたくご心配なさっている。貴官の無事の姿を陛下に見せて差し上げて戴きたい。
[報告の中で、ヴィンターニッツの名を聞けば、一瞬記憶を辿り先の会談に同伴していた者の名を思い出す。]
敵軍将官の名が出るということは…何か遺されたことでも?
あるようならば此方でも便宜を図ります。
[大層無礼な口を利かれ心証は相当良くはなかったとはいえ、数刻前に顔を付き合わせていた者の死を知れば、胸中にに飛来するものも確かにあった]
……リエヴル・フォン・アザーシュリング少将
貴官の無事を、私も嬉しく思います。
多大なる成果陛下もお喜びのことと……
[通信の最後の方は、伝達口調がなりを潜め、彼の無事を喜ぶように柔らかくもなっていっただろう]*
>>143
[トーマス艦長の返答を聞いて、内心胸をなでおろす。
しっかりとした態度や物言いは、とても悲劇に見舞われた者には見えない。]
…了解。
及ばずながら、きっちり護衛させて頂きますよ。
何せ…
[「大事なお嬢さんも一緒…」
その言葉をかけようとした時。
横目で見ていた報告書の中に、「現実」を見つけた。]
「生存者なし」
…………………………!!!?
[言ってはいけない言葉が漏れ出ないよう、反射的に自分の口を塞いだ。
一瞬にして全てを把握する。考えたくなかった、事実を。]
連邦軍は、どいつもうざったい攻撃が得意なようだな。
[目の前を羽虫のように飛び回る艦隊は、
効果的に総旗艦への攻撃を遮断し、
なかなか的を絞らせてくれない]
『ヒルシュケーファ隊よりより通信。
ヒルシュケーファ、ケーファ両隊は
戦闘継続限界間近につき、これより母艦に帰投!』
[コンラートからの通信>>117をオペレーターが復唱する。
同時にこれまで連動して攻撃をくわえていた戦闘機が、
遠ざかっていった]
了解した。
マールス駐留艦隊は継続して、攻撃を続けよ。
[左翼からも援護の砲撃が、敵艦隊を襲う>>78
敵がそれを避ける挙動をすれば、その横腹に砲撃が刺さる>>85]
[トーマス大佐とどんな言葉をかわしたのか、記憶に残っていない。
ただ、計り知れない悲しみと、この「父親」の偉大さを感じ。]
…発進、します…
[絞り出すようにそれだけ告げ、通信を切った。]
…なに…やってんだ俺は……
[ギリ…と噛み締めた歯に血が滲む。
握りしめた拳の上に、一滴だけ、抑えきれない思いが溢れ落ちた。]**
[やがて目の前の艦隊は>>89
彼らの総旗艦と同じルートを辿って、広大な宇宙の中に逃げ込んだ。
攻撃停止を命じてすぐに]
『総旗艦より通信でございます>>80』
[オペレーターの言葉に頷いて、女王からの命を拝領した]
/*
いや、ほんと。
最終の形を考えると、自分が落ちておいた方が良いんじゃないかと思うんだよね。
どうかな。うーん。
/*
んー中身予想する余裕無かったけどシロウかな<ろこさん
ろこさんめいさん赤組みだったらまたえらいのが揃ったな…。
― 航宙母艦ヴァルフィッシュ ―
[砲火の合間を縫って後退し、位置信号を追ってヴァルフィッシュへと滑り込む。
機体をハンガーが受け止めるいつもの感触に、は、と大きく息を吐いた]
って、と。
ヒルシュケーファ・リーダーより、ヒルシュケーファ・ツヴァイ、ドライ、フィーア各アインスへ。
点呼及び部隊状況を迅速に報告。
ヒルシュケーファ・アインス各機は、迅速に点呼、開始!
[とはいえ、気を抜いてはいられない、と部隊への指示を出す。
上がってくるデータを見る碧は、険しい]
……結構、堕ちたな……全体で、三割減り、か。
[すり抜けた砲火の激しさを思えば、上出来と言ったところではあるが]
…………。
[ぐ、と拳を握って、開く。
艦船が撃墜されることによる被害に比べたなら、戦闘機隊のそれは微々たるものといえる。
それだけで納得できるのかと問われたなら、しないわけにはいかない、とだけ返していた]
…………。
[雑多な想い、それを振り払うように首を左右に振ってから、部隊の現状を纏めたレポートを艦橋へと送り──作業が終わった所で、整備班に愛機から追い出された]
……ったく。
何も、引きずり出すことないだろーが……。
[整備班一同に有無を言わさず操縦席から引きずり出され、口をつくのはこんな愚痴。
このくらいしないと、大尉動かないから、という突っ込みに苦笑が浮かんだ]
ったく、お前ら俺をなんだと。
……まあ、いいや。
結構無茶したし、メンテ頼む。
いつでも飛べるようにしとかないとなんないしな。
[戦況に関するデータは、まだ落ち着いて見てはいないが。
即時対応できる態勢は維持したい。
そんな思いは通じているのか、整備班はどこか呆れたようにしつつも、わかってますよ、と応じてくれた]
グレーテのプランで考えるとして……
後ろがガラ空きになりすぎるのではないかと思うのじゃが、問題無いだろうか?
[中軍から5000ほど後方に離して置いてはどうだろうかと――思考の過程で浮いていた数字を指さした]
[ 「まだ死にたくない。」
娘の言葉を伝える父親の心境がいかばかりか。
冷静な言葉の裏に、どれほどの感情が秘められているのか。
思いめぐらせれば胸に痛みが溢れ、
喉を塞ぐ息を、細く吐き出す。]
[手元の航宙図を眺めながら、しばし考え込む]
………。
奴らの全貌が見えん以上、後背の警戒は必要だな。
連中がヴィラー方面へ抜けてしまってるなら良いが、どこかで停留して体勢を立て直しているとするなら、ヴィラーへ向かう途中で挟み撃ちにされる可能性は残ってる。
如何に罠は踏み潰して行くとしても、補給船や補給路を絶たれるのは拙い。
デブリの方へ逃げた艦隊が奇襲……とお考えでしょうか?
確かにあれだけ攪乱していたわけですから、全隊が一つになって行軍してるとは限りませんね。
はい。では中軍を少し分けて……デブリの方の手応えによっては少し差が開くかもしれませんが。
両翼に展開していた艦隊は如何しましょうか?
― ヴィラー基地 ―
[移動中も基地に着いた後も、書類を届け、煩わしくても省略することのできない手続きを手伝い、戦闘機の装備拡充を手配し、飛行小隊間の調整にまで顔を出した。
柔らかいライトグリーンを前にした穏やかな時間>>110とは正反対の、目の前の事以外考える余裕もない忙しさの中に身を置く。
故郷を失った後、半分心閉ざして士官学校を目指した頃のように。でなければ宙よりも深い闇に囚われてしまいそうで]
再集結はオルヴィドにて……。
[作業の途中、復唱して睫を伏せた。
失われたコロニー群。その一つに軍事研究者の集うコロニー・プリメーラはあった。あまり思い出さないようにしてきた故郷の在りし日の姿が一瞬鮮明に蘇って、大きく首を振る]
基地周辺宙域も安定度問題なし。
出航後即時に超高速航行への移行可能です。
[資料を合わせて航宙士へと送った]
/*
わっふる!
何か色々してるけど戻った!
フランツさんにも大将さんにも追悼してもらったありがとう!
そしてローさんも泣いていたごめんねありがとう…!
彼奴らがどこまで潜っていったかがな……。
[障害物の多い未確定宙域の中にいるとして、当たりもなく探したとて徒労に終わる可能性のほうが高いだろう。
連邦軍がさほど深くない位置にいるのであれば時間と労力を浪費するだけの価値もあろうが――]
あの向こうに、彼奴らが根拠地として使えそうな基地でもあるのか?
[かつて失われたコロニー群があったこと、そこに連邦軍の監視基地があることを女王は知らなかった。
存在の記録には残っているやもしれないが、そこに正確にたどり着くためのルートまではさすがになかろうか]
[労りや後悔の言葉ではなく、想いを受け止めてくれたゲルトによって、ローレルは「生きてゆく」]
ありがとうございます。
[彼もまた 愛する者に支えられるよう 願った。]
飲めないなら俺が代わりに飲んでやろう。
こっちを飲むといい。
[そう言って、>>+53{5}を代わりに渡した。]
/*
お帰り。
[被害の調査が終わると、総司令部に通信をおくる]
こちら、ヴィーゼル艦隊。
被害は、大破、修理が必要な艦を含めておよそ600。
兵士のほうは、疲れが出ているものの、
精神状態は概ね良好です。
これより兵に交代で休息をとらせます。
それと補給艦をまわして下さい。
[簡単な状況報告を済ますと、艦隊内通信に切り替え]
ご苦労さまだった。
諸君の活躍のおかげで、イーゼル星系を取り返すことが出来た。
これより3交代で各々1時間半の休息をとるように。
以上。
[言及することなくともロー・シェンの声音に滲んだものが彼のローレルに対する哀悼を伝えていた。>>161]
苦しいとも、誰のせいだと恨み言も言わずに
ただ感謝と詫びの言葉を残して逝ったのだよ。
あの子は良い仲間に囲まれていた。
[ひとりごつように言い、少しだけ上を向いた。]
……流石に今は無理だろうな。
[先日拾った謎の暗号。
今では全て解読され、その情報は自分の副官とグレートヒェンに持たせている。
あの時の伝達は乗艦情報を含む将兵・佐官の詳細な情報がほとんどで、今回の戦争に於ける作戦等の情報は無かった。
それでも最新版が手に入ったのだから文句は無い]
中に潜り込みすぎてると、逆に身動きが取れなくなっちまうからなぁ…。
目ぇ付けられてる可能性も否定出来ん。
[経歴が経歴だ、当初から疑われることは多かっただろう。
それでも行くと言ったのは、彼だった]
― 回想:フローリス歓楽街 ―
[その青年と出会ったのは、まだ自分の足でフローリスにあるご用達の店へと赴いていた時のこと。
私服で観光がてらに歓楽街を散策していた時、不意に賑わう一画が目に入り、足をそちらに向けた]
…へぇ、占いか。
なぁ、俺には何が見える?
[占いなんてものはあまり信じない方なのだが、賑わう様子に乗じ、そんな風に声を掛けていた]
/*
レオンハルトさんたっだいまーです!
らんだむwwww
[交換してぐいっと飲みかけて、
同じのー!と下から睨んだとか]
お前面白いな、ちょいと話しねぇか。
[占いでのやり取りで彼に興味を持ち、飯を奢りながら話をした。
占いは本職ではなく、普段は遊牧民として暮らしているなど、彼の身の上を聞いたりして]
安定した生活したいなら、俺んとこ来るか?
[浮浪者のような生活よりはマシだろうと、そう彼に誘いをかけた。
最初はわざと、何の仕事なのかを告げなかった。
彼に問われるまで黙っている心算で居たのだが、さて、どのタイミングで聞かれたのだったか。
そんな騙まし討ちのようなことをして彼──ロー・シェンを軍に引き込んだ]
[尚、騙まし討ちについて何か言われた場合は、「言い忘れてたわ、すまん」と軽く笑って済ませるのだった]
― 現在 ―
……あん時ゃ奴が
奴を動かしてるのは、奴が抱く信念、か。
[軍属が決まってからは、彼の赴きたい部署へ行くことを許した。
自分とは全く異なる環境で生きてきた彼がどう考え、どう行動するのかを見たかったのである。
自由にさせることで彼の本質を見る意味合いもあった]
…2年か。
長いようで短いな。
[ロー・シェンがスパイになった契機。
彼が所属していた部隊に起きた出来事。
彼が何を思ってスパイの道を選んだのか、その心中は容易に計れずに居る]
[いつの世も 子に先立たれるのは辛いことである。
が、他の艦隊から届いた報告で、親をなくした幼子もいることを知った。]
レオンハルト…
[周囲をふるい立たせるあの声も笑いも、もう聞くことは叶わない。
拳を握り、胸に押し当てる。]
さて、奴は今どこに居るやら。
[この広い宇宙の中、先程まで交戦していた連邦軍に彼は居る。
旧式の通信機越しではなく、直に会う時はあるのだろうか*]
/*
まあ呷らず舐める程度でも試してみたらどうだと勧めてみるのもありだが、悪い大人ではないので素直に謝っておこう。あっはっは。
[上目遣いで睨まれれば、生前周囲をふるい立たせる声で笑った。誤魔化す意味で。]
基地ですか……極秘裏に一時的な駐留地を建造していてもおかしくはありませんね。
[無論子細はわからず…ただ連邦と王国を繋ぐに際し、足がかり敵にこの場所に何かを作っていてもおかしくはない。
それに、ヴィラーへではなくあちらの宙域へ軍を向けたことも、そういった何かを匂わせていたか]
私は先も申し上げましたように、障害物を隠れ蓑にヴィラーへ抜けていくのだと思っていましたが…裏がありますでしょうか?
[王国を迎え撃つ気ならば、合流を図り艦隊数を拮抗させた上で地の利を活かしつつ迎撃すると思っていた。
挟撃をするにしてもヴィラーとはまだ距離もあるしどうなのだろう? と頭を巡らせる]
奇襲を危惧するのでしたら、いっそ連邦が離脱した方向と逆に一時転進しそこから直接ヴィラーを叩くとかは?
― オルヴィド ―
[オルヴィド宙域に到着して間もなく、
ヴィラー基地との通信が行き来するようになる。]
シュバルツは、無事に到着したか。
[先ずは、そのことに喜んだ。]
/*
>ユーリエさんメモ
正確にはフローリスの絵じゃないから大丈夫!(?
想像絵は苦手だから、最後に描いたのはどこかで見た情景を組み合わせた物でしかないのでした。
まぁあんなとこにかいてるからごめんn
その分フランツさんと仲良くするといいんだよ!
でもってユーリエさんからもらった缶の描写入れるのも忘れてたよぉぉ
食べれないなら撒いていきたかったのに(
[やがて、ヴィラー基地からオルヴィド周辺の資料が届く。
それらに目を通して、詳細さ、的確さに舌を巻いた。]
こちらはゲルト・マサリク総司令だ。
オルヴィド周辺の資料、非常に助かった。
ありがとう。
[なにかの折り、資料を送ってくれた相手へ謝辞を伝える。]
彼奴らの上を行くなら、それこそ全力でヴィラーを落としに行き、頃合いを見て反転し出て来た連中を各個撃破する――というのもあるか。
どちらにしても連邦軍の地形を生かした戦い方に付き合ってられん、こちらの戦に引きこむ方を考えたほうが良いやもな。
……潜伏箇所について良い情報があれば別じゃが。
/*
>>+46
あらら、でも話の流れで予定が変わることはあるよねうん。パパ隊列崩さないだろーと思って、一人でひっそりカモツーの中に血みどろの絵を描いて死にたくないーって泣いて死ぬ予定だったとか
なるほど!
3人いるなら女の人一人くらいはあるといいねーってのは何となく。実際中佐さん男の娘だけど(違います
でも嫁呼ばわりしてからかうなら、逆に男でもいいような気がしt
階級低くても同じ立場に入れるなら、もっと強縁だといいよねと思うのでした。
王国の階級は女王様次第だからねw
えーと、あとは?
敵軍への突撃路、迂回路等の解析を急げ、か。
そういうのは総司令部の役目だと思うんだが……。
[軽くぶつぶついいながらも、
スタッフに命じて迂回路の算定を急がせる]
しかし……。
連邦軍もトーマス・ザトゥルンといい、
今の艦隊を指揮していたものといい
なかなかに人材豊富のようだな……。
[ふと思いついたように、総司令部に通信を送った]
敵の将官・佐官リストがあれば、こちらに欲しい。
― 航宙母艦ヴァルフィッシュ ―
[格納庫の忙しなさ、その邪魔をせぬように、と移動したのは飛行中隊のブリーフィングルーム。
甲虫部隊、と称される二中隊においてアインス──小隊長の号を持つものは全員集まっていた。
一番最後に部屋に入ったところで、届いたのは艦隊内通信。>>170]
……て、わけだ。
何はなくとも、みんなお疲れさん。
[向ける表情は、できる限り穏やかに。
見回した限り、疲労は見えても士気の下降は見られない事に、小さく息を吐く]
ともあれ、少将からのお言葉もあったわけだし、各隊、順次休息取ってくれ。
編成は、次の出撃までには各自に通知する。
で、休憩の順番だけど……。
「まずは、リーダーからですよね」
「クワガタ隊長、一番の無茶しいですし」
ちょ、ま。
「疲れた頭でシフト組まれてなんかあったら、コワイですしー」
いや、それはだな。
「……反論の余地はなかろうが。
戦端開いてからの単純飛行時間、という意味でも、お前が一番連続稼動してるのは事実だ」
[各アインスたちに口々に言われた挙句、ケーファ・リーダーにとどめを刺される形となり]
……わかったよ。
[数の圧力に、負けた]
潜伏箇所……ですか。
[通信を傍受するにしても例の宙域に斥候艇を飛ばす必要がある。
しかも見当違いに出せば、容易に捕らえられもするだろう。
現状の情報のなさはいかんともしがたい]
あれだけの周到な準備をしておいて、ヴィラーまで下がれば準備したものを全て放棄することになる。
単純に下がる気ならば……あの数の艦隊を率いてきてイーゼルを略奪しに来ただけなってしまうし、それだけが目的ならあの数は要らぬ。
ヴィラーで守ることは最終的には考えていても、それまで我等を疲弊させる戦闘を幾度も仕掛けてくるもの――と余は見ておる。
[理屈では合っているかもしれないが、女王の覇気から考えれば、グレーテの献策(>>179)に対しやや精彩を欠いた回答であろうか。
自分でもそれを理解しているのか、多少の苛立ちは覚えていたが――]
一気呵成にヴィラーか。
良い、覇王は単純に踏み潰して進むが良いか。
[考え過ぎな自分を払拭させるシンプルな提案に表情をゆるめた]
流石にそこまでの情報は持ち合わせてねぇなぁ…。
[あれ以降、向こうからの伝達は途絶えている。
こちらからアプローチしてみることは可能だが、送受信には時間が掛かるため、効率的ではないだろう。
マークが薄い通信手段であるため、傍受される可能性は低いだろうが]
/*
>>+56
悪い大人はローさんみたいな人だね!w
薦めてきそうだ。
[誤魔化してるー!と下からじぃぃと見上げた後、
持ってた酒をちろっと舐めてみた。]
にが…(すごく苦い顔をしている)
───…、
[開きかけた唇を、また閉ざした。
かつてローレルを紹介された折の、彼の表情を覚えている。
娘が愛しくてたまらないと、顔に書いてあった。
任務で見せる鉄拳艦長の、意外な素顔に少し驚き、
そして心温かく思えたことも覚えているのに]
/*実はトーマスは血の涙流して見捨てると思ったから、俺がそっち行こうかなと思ってたw生存者0ならそのまま見捨てて離脱とかしようとしたら、瀕死発見。トーマス誤認されて、遺言聞いている間にまとめて輸送船もろともとかw
こう掛け合いだとこういう可能性が幾つかあっていいよなw
俺紳士だから、ロー・シェンと被るしw
いいとこ見せないと…、
ローレルに合わせる顔がないですからね。
[親父さん、と。
最後は、なるべく軽く響くように少し笑った*]
[ハインツマン艦隊よりリストの要請が届けば>>182
丁度情報班のデータベースに、シロウからもらい受けた新データ>>2:342を組み込んだ最新版が送られることとなるだろう]
私も確認しておかねばならないな。
[貰い受けたのが戦闘開始の直前だったため私もまだはっきりとは見ていなかった]
/*
一年後もこりゃ無理かな。
やめとけ、やめとけ。
[舐めた杯>>+59を奪うと、そのまま一気に傾けて飲み干す。さっきの一杯目は既に空になって転がっていた。その合間に>>+53{5}をこっそり用意する。]
― 回想・イーゼル宙域 ―
[小編成の砲艦隊が一斉撤退に入るまでの時間稼ぎ。
護衛艦の狙い撃ちをする甲虫達は別の隊が対応していたので、すり抜けるのは難しくなかった。>>2:678
問題はその後。敵艦隊に気付かれるのが早かったこと。>>102]
『レーシィリーダー、駆逐艦出てきました!』
『……身軽になって舞い戻るしかないな』
[ヴァルフィッシュと呼ばれるらしい航宙母艦の護衛艦1基を沈めたところで、陣容の厚い戦闘機部隊が到達してきた。
敵と入り乱れては集団高速機動もなかなか生かしきれない。予定を早めて撤退したいが、そうとばかりもいかない]
『レーシィβ、γ、90度散開!』
[自分達の安全も大切だが、敵増援を引き出してきただけに終わるのでは大問題だ。
簡単に逃げられないとなると、戦闘機と駆逐艦両方を相手取らねばならなくなり。集中砲火に巻き込まれ、散りゆく華は否が応にも増えるばかりで。
戻れたのは五枝のうち、一枝に繋がる二枚だけだった*]
かけ付け三杯とは良く言ったもんだ。
(そんな予感もちょっとしていた。危なっw)
[三杯目も渡すことなく自分で一気。]
最近、あんまり飲む機会なかったからなあ。
久々だ。
修理可能な艦艇のうち、対象を半数に絞って集中整備し修理を急がせよ。
残りの半数は破棄とし、無人の質量兵器として再利用する。
――その手の運用を任せられる者がいるならいくらでも抜擢する。
艦隊は後衛と監視用に5000を残して前進しヴィラー基地を狙う。
……が、それまでに潜伏根拠地が分かれば叩くとしよう、障害物を吹き飛ばす爆薬として用いて道を作れ。
[頭の中が晴れた女王は大掛かりに奇抜なことを口にした。
専制君主の思いつきはコストも苦労も無駄にかかるが――当たれば大きいこともある。]
/*
>>+60
そんな気がしたよ私m(
思った以上にパパが愛してくれててとっても嬉しかったぁ。
こっちから縁故お願いしてたから余計に。
へへ、ちゃんと娘出来てたっぽくて良かった。
レオンさん来るかなーとも思ったけど、そこらパパ次第だったからねー。
誤認いいね!そして遺言が本人に届かなくて切なさ炸裂(
そだねーローさんと被る…って紳士は下着の色とか言わないよっ!
wwwwwww
[他に何か無いかとしばらく航宙図と睨めっこしていたが、それから視線を外すと小さく息を吐いた]
イーゼルで補充待機をして、あちらさんの動きを待つわけにも行かねぇわな。
ヴィラーを目指して進軍するより他ねぇか。
[結局結論はそこらしい]
藪を突かなければ蛇もでませんか……
向こうに対応させないくらいに一気に最短距離を目指すか……
[先のリストの件でシロウならとも思ったが、そこまで都合は良くなかったようで、>>*19思案顔で航路図を指し示し]
若しくはフローリス方面へ一度抜けそれからヴィラーを目指す。
こちらは時間はかかりますが、向こうも想定してもいないでしょうし、逃げ込んだ宙域からは離れることになります。
予め罠が仕掛けられていても回避はできそうかと。暗中模索で疲弊するよりは土台を固めて臨めるかと思います。
[ただこちらへ行く場合は、向こうにも時間を与えることになるか]
/*
>>+61
うぇー。
甘いのなら飲めそうなんだけどなぁ…。
わ、すいません。
[カラフルなカクテルの写真や缶のプリントには、わりと興味があるのだった。飲んだことはないが。
持ってかれるとちょっとほっとした。捨てずに済んだ。]
ちょwラwwwwww
どんだけ酒好きwww
出てくるんじゃねぇかな。
もしヴィラーと反対側に潜んでるんだったら、挟み撃ちが出来ると飛びつくかもしれん。
[そんな単純な話ではないかもしれないが、ヴィラーに近付くだけで十分効果はあるだろう]
/*
>>+62
へーレオンさんもっと飲んでる人かと思ってたとか。
わっ、無理せず!
[3回飲ませてる状態なので、ちょっと申し訳なさそうにした。]
…今度はまともなの引けるといいなぁ{2}
敵にとっては危機と同時に好機ともなりますから、籠もってもいられないかと……
我が身可愛い指揮官なら潜ってもいるかもしれませんが、かのゲルト・マサリクいやらしい奴ではありますが臆病者ではありませんし。
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>>+63
まあ死ぬ予定なければ見捨てたけどねw>輸送船
男NPCしかいない場所だと思っていたんだw>下着話
男性陣と盛り上がるにはその手の話が一番だからなw
心ならずもって奴だ。うん。
女王は半壊艦船を、障害物撤去にも用いる気か。
今日もう投票か。ローズマリーと誰かな。俺ハーレムの為には女子がいいが、流石に厳しいな。
[昔からローレルを可愛がってくれたフランツの呼びかけと沈思。
彼の中にもローレルは優しい居場所をもつのだ。]
ありがとう、
[為さぬ仲の息子たちの肩を、心の中で抱いた。]
御意。技術に秀でた登用、及び整備の方急がせます。
[陛下の心が決まれば、異論を挟む余地も意味もない。
それに向かって迅速に事を進める>>190]
潜伏拠点の探りは……小型艇と戦闘機部隊から斥候という形になりましょうか? 修理の期間限定で深入りはさせない方針で。
[他に有効な手段はあるだろうか?]
爆薬……デブリ除去のとなりますと……
[これに関してはリエヴルに打診するのが一番か]
― オルヴィド ―
[艦隊の再編と平行して、様々な作業が行われていた。
周辺の偵察、廃棄されたコロニーの一時補修、
損害艦、戦死傷者のリスト作成に、それに伴う事務処理。
戦力から失われた艦は、概算で6000隻。
当初、20000を数えたことから考えると、
実に3割の船が航行不能、或いは撃沈されている。]
― スヴァローグ/ラウンジ ―
[ラウンジのソファーひとつを占領して、
総司令官はごろごろと横になっていた。
昼寝―――ではなく、ぼんやりと天井を見上げている。]
………ざっと、50万人、か。
[艦の乗員。戦闘機の乗組員。
そして貨物船などの後方支援要員。
経験したことのない規模の戦闘は、
経験したことのない損失をもたらしている。]
― ヴィラー基地 ―
[フランツはヴィラーに辿り着く前に、
幾つかのものを用意させるように命令を送っていた]
ダミーの用意は出来ている?うん。
ああ、急ごしらえは承知の上だよ。
ではそれを……この宙域に展開させる。
[モニターに、幾つかのポイントが示された。
ヴィラーから見てイーゼル側、スペースデブリに程近い付近。
左右に展開させると、ちょっとした待機艦隊のようにも見える]
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>>+66
それはね!
やー折角だから拾っとこうと思って(
そりゃ盛り上がってたけど…
[赤とか黒とかどーのこーの言ってた同僚連中を思い出すと赤くなって、少し唇尖らせた。]
女王様色々思いつくよねー。
投票は顔出せてない&出遅れ気味のロズマリさんがほぼ確定っぽくて、残りが誰になるか、だね。
昨日はローさんかと思ってたけど何だかネタが増えてきたしなぁ。
発言量的にはパパも圏内だけど……流石にまだ早いのかな。
[ほどなくもたらされた通信>>186
リストを欲しがったのは、
これだけの働きをする連邦軍の面々に興味をもったから。
それだけだったのに。
カーソルキーを叩く指がとまった]
――――フランツ・フォン・バルテン
[あの日、藻抜けのからのバルテン邸の前で途方にくれた。
その少年の日に戻ったようだった]
隠れるように、隠し過ぎない程度に。
確認した王国軍にはすぐバレるだろうけど、それでいい。
それでも確認しないわけにはいかないさ。多分ね。
ダミーには火薬を仕込んである。
これは出来ればついでに、機雷として扱うためだ。
航行機能は外してないから…といっても、大きな期待は禁物だけども。
確認を怠るようなら、ついでだから後ろから撃ち込んでみよう。
まあ、ちょっとした嫌がらせ程度のものになるだろうけど。
さて、一隊5000をここに配置する。
[パッとモニターが示すのは、
フローリスとヴィラーのほぼ中間より少し上。
”とっておき”のダミー艦隊に紛れるような辺りにある]
なるべくこの隊は、きちんと隠れる。
隠れておいて、本隊との挟撃を実行するのが、
とりあえず基本戦術になる。
[ごくオーソドックスな挟撃戦を示した]
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