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[……指示が間に合ったとは言い難かった。
舌を噛まなかったのはラッキーだったが、安堵している暇はなかった。
ごうん、ごうん、と音がして。
それが艦のあげる悲鳴であると気づくのに、数瞬を要した]
自爆、……じゃねぇよな。
白兵戦狙いか。
[どんだけ自信があんだよ。
呟く言葉と共に、よろよろと起き上がる。
舌を噛まなかった代わりに、唇をひどく食いちぎったらしい。鉄の味が口内を満たしてゆく]
――…総員、侵入者に備えろ!!
[叫びながら端末を叩く。
艦内の映像がモニターに写しだされた。
損傷箇所は左前方。そこから多数の熱反応が見えた]
[敵別働隊は巧みな艦隊運用で距離を取り、
なかなかこちらの突撃を許さない]
流石に、敵の層も厚いですね…。
一筋縄でいかない御仁ばかりです。
[そして一時的な膠着を見せたその時]
『後方、敵本艦隊に動きあり!』
――…来ましたか。
― 旗艦ヴェーダンタ ―
[敵左翼からの砲撃>>608の被害が最も大きかったのは、
右翼を指揮していたラートリーの艦隊である。
集中砲火はバリアを易々と貫き、
強靭な筈の戦艦の装甲をバターのように溶かした]
『リィグ艦、半壊!』
『アンブラー艦、応答無し!!』
[閃光と爆音が過ぎた後は、焦燥に満ちた通信が飛び交った]
っ…、やられましたね…。
負傷した艦は入れ替わりに後方に移動。
そのまま戦線を離脱しなさい。
/*
全然戦闘追いつけてなくて、す、すみませ…!!!
ゲルトにおまかせっきりになってしまい、負担かけて申し訳なく。
なあ、リーザ。
パパもなれるかな、"お友達"に。
[尋ねたものだ。答えは満面の笑みで、勿論という答え。二人してその絵を眺め続けた。ローレルは父の背を追ってこの道に入ったのだと言った>>633。リーザはどうなのだろうか。軍人にならずとも、あの星に会える時は来る。今はまだ騒がしいが。]
(
[娘と暮らしてからは所帯じみた考えが常に離れなかった。それでもいつかあの星に会いに行くと言ったリーザとの約束。その為の金は用意していた。遠い遠い星。その星を収める王国は、業突く張りだから困る。女王に悪口を言ったのもゲルトから矛先を逸らす為というよりは、娘のささやかな願いすら邪魔するのが腹立たしかったからかも知れない。]
[床にでのびのびと描かれた夕日と自分たちの肖像。
その赤い絵の具は、夫婦が子に分け与えた命の絵の具だった。
ローレルの体が傾いているのは、低重力のせいもあるだろうが、左腕を欠損してバランスがとれないのだと察した瞬間、喉の奥に熱い塊がつかえた。]
連坊共和国軍全艦に告ぐ。
困難な戦いを、よく戦い抜いてくれた。
我が艦隊はこれより、全力を以て撤退する。
これは、敗北ではない。
次の一戦にて、あの女王に剣を突きつけるための
策の一環だ。
次への布石の為に、この場は一旦剣を収め、
刃を研ぎ直していてほしい。
各艦は、戦術コンピューターの回線を開き、
スヴァローグからの航路指示を受け取ること。
それに従えば、必ずや無事に戦場を離れられる。
合流地点で、再び会おう。
[血の涙の滲む赤い目。
彼女が好きなウサギのような。
腕を失うほどの怪我を負いながら、その双眸に痛みはなく、明晰なまでの素直さだけがある。
それはもはや天使の魂にも似て。
宇宙服のヘルメットをかなぐり捨てると、トーマスは両手を広げて駆け寄り、酸素パックごと娘を抱き締めた。]
ローレル!!
連邦共和国軍全艦に告ぐ。
困難な戦いを、よく戦い抜いてくれた。
我が艦隊はこれより、全力を以て撤退する。
これは、敗北ではない。
次の一戦にて、あの女王に剣を突きつけるための
策の一環だ。
次への布石の為に、この場は一旦剣を収め、
刃を研ぎ直していてほしい。
各艦は、戦術コンピューターの回線を開き、
スヴァローグからの航路指示を受け取ること。
それに従えば、必ずや無事に戦場を離れられる。
合流地点で、再び会おう。
[静かに語りかけた後、厳かな声音で宣言する。]
それでは全艦隊、
―――――― 逃げろ。
[誰かと似たような表現で総司令官が命じる。
そんなところが、類友と言われる所以なのだろう。]
『いつかリーザちゃん家に遊びにいきますね。』
[その言葉>>641に頷いた。いい子だなと思った。それまでは、トーマスの娘だったが、その時にはローレルという女の子として見る事ができた。できれば絵を教えてやって欲しいが、それを確認する事はどうやらできそうにない。俺がいなくても彼女は会いに行ってくれるだろうか。]
[――…白兵戦を想定していなかった艦が、対処できるはずもなかった。
接近に気づかなかった訳ではない、が。……速すぎた]
……新型かよ。データにねぇぞ。
[自分を落ち着かせるためのぼやき。
視界は相変わらずぐらぐらと揺れている。
揺れる脳が静まるのを待たず、誰かにぐいぐいと手を引っ張られる。
――……武器を取りにいくのだという声が、聞こえたように思う。そうか、と思いながら、緩く頷いた。
遠い遠いところで、不穏な音が聞こえたような気がする。
なのに何故か、自分の足音さえ、聞こえない]
『ヴァルフィッシュより、ヒルシュケーファ・リーダーへ!
対艦攻撃機部隊接近、主力に向けて攻撃を開始した模様!>>650』
ヒルシュケーファ・リーダーより、ヴァルフィッシュへ!
……それ、砲艦隊にくっついてた連中か!?
[木の葉のエンブレムの機体。
護衛機を撃ち落すのを優先していたため、そちらへは手が回りきってはいなかったのが裏目に出たか、と、舌打ちひとつ]
こっちからは、手、回しきれんし……。
[どうするか、となれば、思いつくのはひとつ。
通信を繋げた先はアルデバラン──ローズマリーの所]
こちらヒルシュケーファ・リーダー、ロートヴィルガー大尉!
抜けてった対艦攻撃機への対応、頼むっ!
こっちからも、いけそうなのは回しとく!
[いけそうなの、と言っても、後退の必要そうなドライか、慎重に飛び回っているフィーアのいずれかになるのだが。
手早く用件だけを投げた後、碧は己が眼前へと集中する]
/*
そして戦闘やら死亡ロールの裏でフランツとユーリエの交流のギャップが…w
リア充爆発するといいんだよ!
/*
追撃して戦闘しっぱなしにした方がいいのか
あるいは打ち切ってシーン切り替えにしたほうがいいのか
イーゼル奪回って言っちゃったし、後者でいいか。
御意。
[即座の資料回収作業は無理だろうが、占領後速やかに遂行されるよう手配されたことだろう]
えと……陛下御自らの即時上陸は反対致しますが、奪還のの報は映像回線を通じて我が星系に放映できます。これなら充分な効果はあります。はい。
どぉ−しても……て仰るなら、私が先に降りて安全確認しますから! その後でお願いします!
[私が地雷のひとつやふたつ踏むことになってもいいですし、ちゃんと上陸できるようにしますからそんな顔しないでください。と心の中で懇願したか]
[かくて、連邦艦隊は、崩れるように陣を乱し始めた。
砲撃によって開けられた穴は埋められず、
反撃に出る砲艦の隊も、間隔が間遠になり、
各艦、一見ばらばらに、周辺の航行困難宙域へと
我先に散っていく。
それを可能にしたのは、
ザトゥルン代将よりもたらされた宙域図を元に、
綿密な航路をはじき出して、各艦に航路を割り当てた
スヴァローグの情報処理能力であった。
その、スヴァローグはといえば、]
― 戦艦シュヴァルツ・休憩スペース ―
ええと。
[誘いを受け、手にしたポットをどうしようと戸惑っていたら、本来の担当者が引き取ってくれた。
それだけでなく自分の分もしっかり用意されてきて]
……ご相伴させていただきます。
[空いていた椅子に、ちょこんと腰掛けた]
――― 味方が撤退するまで、
こちらに目を引きつけておくよ。
出撃準備を。
[最後まで踏みとどまっている前線艦の後ろで、
800隻ほどの足の速い艦を集め、紡錘陣を形成していた。]
[――……そういえば、白兵戦武器は。
指令室にも備え付けられていたのではなかったろうか。
そう気づいたのは、
……揺れる視界が幾分収まった後。
なんかこう、どっかの部屋に押し込められて。
さらになんだか暗いところに突っ込まれて。ついでにもっかい小突かれてから、静かにしててくださいとかなんとか言われて、――……暫く時間がたった後だった]
……………、………えええ。
つかお前たち、そういうこと、すんの…………?
[とりあえず、不満げな声を口にしてから。
いつの間にか押し付けられたブラスターを、とりあえず握りなおす]
それをするにもまずは目の前の戦況ですね。
[やがて連邦に撤退命令が出れば>>675目に見えて後退速度が増すのはこちらからも把握できただろうか?]
深追いさせないラインで追撃隊を差し向けましょうか?
それと……アザーシュリング隊の方にも。
周囲を排撃しつつこちらも揚陸部隊の派遣をされては?
[白兵戦ではどうにもならないし後手に回った感はは否めないが、何もせずよりかは彼らの生存率も増すだろうか?]
― 貨物船K-am02 ―
どして そんな顔してるの?
またママに 怒られた?
[父親が自分を見つめる目の、悲しみの理由を理解出来ていないかのように途切れ途切れに言葉を紡ぐ。]
駄 だよ ママ 怒らせ ら
今度 おかず ゃ すまない よ
クリフも こ がるし
私も こわ
……あ れ
パパ なんで わたし
うまく しゃべれ な い
[困ったように眉が下がると、痛いほどに抱きしめられた。]
パパ ?
[だらんと伸びていた手を背中に回そうとしたが、パックの中で届かなかった。]
『ビルトシュバイン及びヴィンターニッツ隊、
敵別働隊より離れ、撤退を開始しています。』
[オペレーターの報告に、内心で旨を撫で下ろす。
敵旗艦に白兵戦まで仕掛けた准将が、
撤退タイミングに間に合わないのではないか。
そんな不安は、やはり少しばかり残っていたのだ。]
やっぱり、締めるところは締める人だな。
もう少し大きい艦隊も任せられそうだ。
[呟いた総司令は、しかし、
准将が"戦死"したことを、まだ知りはしなかった…]
……御意。派遣隊には秘密裏に伝達致します。
[それをとやかく言い出す無粋な者もいるとも思えなかったが]
陛下の寛大なお心、嬉しく思います。
[絶対君主にもかかわらずこういった気遣いができるこの方はやはり……素晴らしい。(と心密かに胸打たれている様子)]
[ゲルト総司令の指示によって、
本隊の高機動艦から幾度も主砲が放たれる>>610。
波状で光粒子のビーム砲が閃くさまは、
水面を輝かす太刀魚の群れのようだ]
『中佐、ゲルト総司令より通信です』
やっとですか…。
ほんと、とことんまで働かせますよねうちの総司令は。
[さすがにそろそろ持ち堪えるのも
厳しくなってきたところだった。
そんな限界ギリギリのタイミングでの通信>>662]
いつ来るかとお待ちしておりましたよ。
了解しました。
前方に厄介なのがいるようですけど、善処しましょう。
[援護との命に頷きを返す]
[視界はひどくクリアだった。
そっと進む小さな足音も、耳がきちんと捉えている。
数歩進むと、遊戯室の扉が見える。
どうやら、遊戯室のすぐ側、小さな倉庫部屋の一角に、押し込められていたものらしい。
物音と争うような声が、つい先ほどまで聞こえていたような気がするのに。
………今。
静か過ぎるのは、何故だろう。
ふと、誰かの声が聞こえたような気がして。
遊戯室の扉を静かに開く]
/*
>メモ
ごめんねゲルト大将!
だが初めて出合った言わば上司に自分の絵を見せるほど豪胆になれなかtt
もちょっと話すか、レオンさんみたく切っ掛けがあればなー…。
[続いて全艦放送されたゲルトの総命令]
……まあ、言葉を飾らないのが、
[聞き終えた後、ぽつりと零れた感想はそんな台詞だった]
出来れば戦争より、話し合いが導になれば一番だったけど。
結局のところ今の戦いは、降りかかる火の粉を払うようなものだろう?
戦争そのもの───の、先を考えて導とするべきなのじゃないかな。
第一、戦うのは大変だし。
[職業軍人らしからぬことを口にする]
― 戦艦シュヴァルツ・休憩スペース ―
何が特別にどう、というわけじゃないんですが。
こういう時間って、落ち着かなくて。
[思うことは幾らでもある。戦闘宙域の只中に巻き込まれたはずのドッグ艦のことや、そこに戻っているはずだった友人のことなどの個人的な気がかりも含めれば山程に。
だがそれらは言葉に纏まらず、ただ漠然とした不安が顔に出てしまっていたようだった]
別働隊の指揮系統に異状は無いか?
旗艦が機能せぬなら誰か適当な者に纏めさせよ、戦闘は停止して良い。
少将が健在ならこちらと合流するよう伝えよ。
重傷者が多く出ているならばこちらから医務船を回す。
[後手を引いた感はあるが、手の届かぬ位置にあったリエヴル艦隊に直接対応できるようになったのも、連邦軍の後退のおかげであろう――それは味方の攻勢の功でもあるが]
[目の前にある娘の顔が涙でにじむ。]
ああ、 ああ、
ローレルはいつも 父さんを励ましてくれる な。
おまえは 父さんの自慢の娘だ。
父さんの一番の宝だ。
愛しているよ。
[酸素パックの中でローレルの体が小さく痙攣する。
トーマスはザクリとパックを破って娘を引き出した。]
[機体を操る傍ら、データチェックも怠れない。
部隊の状況把握。鋭くも欠け易い刃であるからこそ、それは重要で]
……再編したばっかで、持ってかれすぎだろ……。
[被害状況に、口をつくのはこんな呟き。
わかっている、が、思うところはある。
けれど、表には出さない──出せない。
隊を超えて密なる連携が取れるということは、それだけ隊員同士の繋がりが強いということで。
それがもたらすものには、いいものも悪いものもある]
ヒルシュケーファ・リーダーより、ドライ・アインスへ。
お前ら、一番殴られすぎ。先に戻っとけ。
フィーアはドライの帰還援護。
エーヴァ、そっちのアインスとツヴァイはまだいけんな?
なら、アインスとツヴァイはこのまま前線での連携維持!
[通信を介し、指示を出す。
了解の声に、疲労のいろは今の所、ない]
――イーゼルの戦場・開始前――
さて、俺を知ってるヤツも知らないヤツもよろしく。
キミたちの頭になっちまったロー少佐だ。
本艦隊は機動力及び攻撃力を重視した、いわば敵に打ち込まれる一本の矢だ。
敵さんはバックアタックとなかなかセコい手を使ってくれてるが、本隊がノコノコ出てきたなら、強烈なのをお見舞いしてやろう。
准将は相変わらず強襲揚陸艦か。
まあ、他にないよな。
[短い間振り回されただけにも思えたが、不思議と嫌な感じがしない。
自艦の耐久力までリソースとする戦い方は小気味良く、自身も覚えのある運営法だった。]
…合ってんだな。多分。
俺も本来ああだしな。
後ろは見てねーが、横はちゃんと見られるヤツだったし。
もう2、3戦すれば…
[「良い相棒になれたかも知れない」
そんな感想を飲み込む。]
― ??? ―
だれか… いるのか…?
[廊下の壁によりかかったまま口を開いたつもりだったが、声は出ていたかどうか。]
連邦なら、絶対遺族年金寄越せと伝えてくれ。
王国なら、俺の首持ってけば女王が褒美くれると思うぜ。
かはっ、金のなる木だな。俺の身体は……。
[血の気の失った顔でそう笑った――つもりだったが、できていたかどうか。]
[一つだけ、感じた危惧。]
(もし、あの時…)
[戦いが序盤でなく、目前に敵の首級があるような状況だったなら…
あの猛将は、果たして「後退」を容認しただろうか?
そこまで考えた時、ふと…あの時のレオンハルトの顔が蘇る。]
『まだ追撃しろ』>>1:284
[そう言った時の顔。あれは、見覚えのあるものではなかったか…]
― 戦艦シュヴァルツ・休憩スペース ―
対面を導とする気はあったのに?
奇襲作戦とは矛盾してますね。
[総司令官が無事に戻ってきたことからして、補佐官の言葉なだけでなく女王にもその気が皆無ではなかった、と思いたい。
けれど結果は戦局の拡大。もやもやしたものを感じてしまう]
火の粉を払うのは私達の仕事。
でも、今回先に仕掛けたのって、私達の側ですよね。
……その先にあるものが導となる、ですか。
[その導を自分は見つけられているだろうか。自問自答]
― 回想:旗艦スヴァローク ―
へえ、これが"ザトゥルンのメモ帳"か。
[絵本作家になりたかったと言う彼女>>624の手から見せられた、他の整備兵から聞いていたイラスト集を覗き込むようにして眺める。]
なるほど、得手不得手があるって訳か。
まあ、味はあるが一般受けはし難いかもなあ。
[途中、恥ずかしそうに説明する絵にも面白そうに反応を示す。少し前にリーザが描いた絵の類にどこか似ていたが、流石に口には出さなかった。]
[血臭と。小さな呟き。
――……先ほど耳にした気がする声たちのひとつに、それは良く似ていた。
静かに足を進めると、部屋の床に多量の血痕が見えた。
その主は、ここにはいないようだった。
血の跡を辿って、ゆっくりと中央通路へと歩みを進める。
……死の香りの漂う静寂の中で、
叫びださなかったのは、多分。
静かに、という声が。
彼の最後の声だと、わかっていたからだった]
なるほど二番目が、軍属だったんだな。
[父親の背を見て決めたという彼女。その決意に反対をしなかったというトーマス>>630。自分には想像できなかった。今より十数年後、軍を選ぶ娘に黙って背中を押す自分を。ただ出来ることがあるとするならば、戦争の中断。彼女が大人になった時、軍が戦時中でなければいい。それにはあの迷惑な女王は邪魔になる。無論、今の段階で全てが王国になれば、また彼女は安全かもしれないが、その世界に生きている自分が想像できない。屍を晒した敵将兵の家族として生きる世の中に、娘を住まわせるわけには行かない。]
いや、それは困る。
そうならないように。
とっととこの戦争が終わったら引退して年金暮らしでもするとするか。
[笑う彼女>>633に困ったように答えた。]
[右翼全艦隊への通信スイッチを押す]
総司令のご命令を聞きましたね。
これより、先に撤退を始めた負傷艦を含めた右翼の半数は、
全力で合流地点まで撤退。
残る右翼1500は半円陣形を取り、撤退する味方艦隊を援護します。
味方のためです。
あと少しだけ、残業していきましょう。
アザーシュリング隊と通信試みます。
[撤退を始め揚陸艦の離脱があった頃になるか?
周囲を味方が固められるよう別働隊に伝達しながら、通信でアザーシュリング本隊へ呼びかけ、合流を促す>>697]
―――スヴァローグ、出るよ。
[静かな宣言と共に、旗艦スヴァローグは
見えない翼を広げて、虚空を滑り出した。
800隻を従えた先頭にあって、
竜が飛翔するがごとく、王国軍へ向かう。
艦隊の配置、速力、砲門の稼働域。
考え得る要素を全て入れ、計算され尽くされた道を
800の艦が一丸となって駆けた。]
― 重武装航宙母艦レントゥス ―
『レーダーに反応あり。
大将、敵戦闘機が前線中央に接近中です』
小蝿が出たか。
『大将、出ますか?』
まぁ待て。
あっちにはスペルブーケ艦隊も居る。
あんまり出しゃばるなと陛下も仰せだ。
『それって我々の出番は無いと言うことになりますが』
こっちに来たら応じてやりゃ良いだろ。
[オペレーターからの連絡後、飛行隊長からの通信に軽い声で制止を入れる。
軽妙なやり取りをして、飛行隊には引き続き待機の指示を出した]
[敵前衛、左翼と中央の間を掠めるようにすり抜け、
中軍に迫るかと見せて、滑らかな弧を描いて離れる。
コンピューターがはじき出したコースを、忠実に飛ぶ。
先頭にあるスヴァローグは、自身の砲門を開くことはなく、
ただ推力とバリアにエネルギーを注ぎ込んでいた。
追従する他の艦も散発的に発砲するものの、
ただ抜けることだけを目的に進んでいく。]
― 貨物船K-am02 ―
あ そっか
パパ 私
死んじゃうんだね
[ようやく思い至る事が出来て
自覚して吐いた言葉は流れるようにすとんと胸に落ちた。
酸素パックに何か落ちた音がしたが、見る事も聞くことも今は難しい。]
ああ。そうだな。
家への若い女性の客人は、お嬢さんが初めてだがいいか?
[去り際の彼女>>641に親父さんの許可はいるか?などとからかいつつ]
その時は手料理でもご馳走しよう。
結構何でも作れるんだぜ、これでもな。
[お見合いでも結局話した事のなかった、情報まで口にしながらそのいつかの話を楽しそうに話した。そのいつかは二度と来ない。彼も彼女も。]
やだなぁ
まだ 一回め…
[父親は何度帰って来たのに、
向いてなかったのかなぁとぼんやり思う。
母は泣くだろう。弟も泣くかもしれない。
父は?泣いてくれるんだろうか。
それとも気丈に立つのだろうか。
だけどもう考えられなくなって。]
[王国のものとは違う、軍服。
血塗れたその身体。
通路に座り込んでいる彼は、この騒乱の元凶の一人なのだろう。
ゆっくりとブラスターを構えながら、その前に立つ。
引き金にかかる指に、力は入らなかった]
……よう。
[声をかけると、彼は笑った。
王国なら首をもってゆけ、と彼は言った。
女王が褒美をくれると。
……つまり、彼は、……そういうことなのだろう]
褒美なんぞに興味はないな。
……言い残したい事は、他にあるか?
…───そういえば中尉。
以前から聞いてみたいと思っていたのだけど。
中尉は何故、戦闘機乗りを目指したんだい?
君の事務能力なら、充分事務方でもやれただろう。
何か思うところでも?
[女性がと取り立てて言うつもりもないが、
けれどやはり、女性の戦闘機乗りは少数でもある。
それでも常ならば気には留めないもの、
気になったのはフローリスで共に過ごした時間のあったが故だ]
[パックを破って直接顔をみる事ができれば、父親の泣き顔にようやく気付いた。
ふにゃ、と眉が下がる。
抱きしめてもらって嬉しいのに、言葉に出来なくて]
パ パ
あのね
― エルキュール艦内 ―
ん?
どうした、リーザ。
[いつの間にか傍らに居た、自分の娘の頭を撫でようとそっと手を伸ばした――つもりになった。**]
ありが と
それか ら
ご め ん
な
さ
[大好き―――――とは言葉にならなかった。
言葉にならないことも、残していくことも含めて、ごめんなさいが先に立ち。
瞳から落ちる赤色は、最後に混ざった薄い色を頬に残して*]
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