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― 回想 ―
[ベルンシュタインに来てからの俺の生活は一気に変わった。
毎日の習慣、他人との接し方、本当に様々なものが変わった。
新しい事しかなく、戸惑いながらも。寂しがりながらも。
養父は、俺を普通の子供と同じように接してくれた。
魔導院へは結構すぐに連れて行ってもらえた。
興味がある事は養父にばればれだったんだろう。
それにもとより、連れて行くつもりはあったようだった。
最初に、子供だ。といわれて紹介されたときの、
研究室の面々の驚いた顔は多分一生わすれない。一生はおわったが。
まあ、何のかんのと、俺は新しい人生を謳歌していた。
悪戯の標的になった研究室の副室長は気の毒だったと言えよう。]
[彼女は自分が助けたと言ったけれど。
ずっとずっと、助けられていたのは自分の方で。
だからこそ、どんな形であれ自分を許す事は出来なかったし、
またカークを許す事も出来ていない。
憎む、憎まない、まわりで行われていた会話。
ひっそりと思っていたのはそんな事。
途切れてしまった研究はもう、完成する事はないのだろう。
*その事実もまた、ひとつの心残りであった*]
…その前に、何か怒るような事を言ったんじゃ…。
[そうでもなければモーントシュテルンが噛みつくような事はしない。
……オスだから男に厳しい、という事はあるだろうが。]
勝手にいなくなったりとか、良くあるんです。
大体、食事にプラッと、とかですし。
だから、世話とか考えなくてもいいと思います、よ。
あとモーントシュテルンを食べる、以外でお願いしますね!
[もっふもっふと、ディークの肩に落ち着き始めるモーントシュテルンの姿に、
小さく行ってらっしゃい、と手を振って。
念の為の釘刺しを一つしたとか*]
― また少し時間は遡る:第三層キノコ地点 ―
皮肉―――…さてね。
見かけによらず、存外直情的だとは思ってはいたが。
[そのままの意味でしかないなどと言ったら、またあらぬ誤解を生むだろうか。軽口>>4:215に向けられた何とも言えぬ真顔>>4:237を思い出しながら、一思案。
何を言われた訳でもないが、割とストレートに「この人…」という顔をしていた気がして。]
…… 限られた物しか見えなくなる。
それは、必ずしも悪い事ではない。
[首を振るウルズの姿から、彼女の内心を推し量ることは出来はしない。けれど何故か、また、言葉を置いてくれたことに少しだけ掬い上げられたような気はして。
氷棺の傍ら、見下ろすウルズにはごく僅か、微笑した。]
― 白竜の聖域 扉前 ―
[影より身を出すディークと肩乗りモーントシュテルン]
おい、鳥。離れてここでまってろ。
危険なことがあったら、そこにでも隠れてろよ。
[素直に言い聞かせられたか、強引にされたかは白梟次第。壁際の影のほうに何かあったらと示しながら、双蛇刀の柄を左手に掴めば、柄の白蛇が鈍く光る。]
/*
むぅ、ウェルシュまったほうがいいのだろうか。最終日考えるとっていうので絡みにいったが、こっちには顔を出したいしな・・・うん。体二つでいいじゃん、もう、大げさだなぁ(色々とまて)
[そうして、場面は移り。
まだ近くに居ればフレデリカに声を掛け、移動する者に合わせ第四層へと足を向ける。
道なりに歩むとやがて聴こえる、剣戟の音。]
ウルズと……カーク。か。
名乗り上げとは、古風なことを。
―――出来れば。
お相手をこっちに送ってくれよ。ウルズ。
[黒竜。白竜。その対立には元より興味は無い。
しかし、ウェルシュの魂が懸かっているとなればやや話は別であり、また、個人的な信条・心情からも思う所は多々あるわけで、自然、ウルズに心象が傾くのは致し方ないところだろう。
心打ち交わすかのように剣が擦れ合う様を暫し言葉なく壁に寄りかかって眺めて、それからイリスの消えていった方向を静かに、追う。]
/*
わぁ。ちょっと目を離してたらシェイ君が…!
無茶振り風味だなーとか思いつつだったのに。
ありがとう、ありがとう……!
心残りのお話もできるといいな。うん。
― 白竜の聖域 扉前 ―
[影より身を出すディークと肩乗りモーントシュテルン]
おい、鳥。離れてここでまってろ。
危険なことがあったら、そこにでも隠れてろよ。
[素直に言い聞かせられたか、強引にされたかは白梟次第。壁際の影のほうに何かあったらと示しながら、双蛇刀の柄を左手に掴めば、柄の白蛇が鈍く光る。]
[そして逆の手で扉に触れると、総身を剣で貫かれるような痛みが走った。
光は影を強めるもの。そして影は闇の中に棲むもの。
その特性上光や闇はむしろ力の源となるのだが、影さえも消し去る強き光。棲む場所を亡くすほどの深い闇。その二つの前には影は存在できず、今はその白竜の闇に触れている。
白竜の眷属以外のものを拒むような痛み。ばちりと音を立て服の内側の肌が裂ける。
飲み込まれていく死を彷彿とさせる中、そのまま必死に立ち続けて、白蛇が徐々に闇を吸引するようにして、身体を慣らしていく]
― 第四層:『揺り籠』への入口付近 ―
……っ!
[力の均衡が、崩れる。
離れる刀>>158を、月光は追わず。
へらりとした笑みに、どことなく睨むような視線を向けた]
……今度は、礼なんていわない。
[低い声で返す。
僅かに呼吸が乱れているのは、何らかの影響を受けた事を端的に物語っていた。
ツィスカとディークのやり取りには、白梟に大丈夫かなー、という感じの視線を向けるだけに止め。
影に消える姿を、ただ、見送った。*]
ったく……根性わりぃな。
[人のこといわれたくないだろうが、白竜《アーベント》に毒づくとようやく扉を押せるだけの意識戻し、額に浮かんだ脂汗を拭うと、しばらく息を整えた後、聖域への扉を開いた]
― 第四層:白竜の領域近辺 ―
……流石にここから先は入れないか。
[魂の状態でも、縁無き者は拒むらしい。
白き扉に手を掛けて――現世のものである為か、触れた感触は無いが――こん、と叩くように手の甲を軽くぶつけた。]
………「戻る」んだな。
[中に入ることが出来ずとも、何が行われているのか、これから何が起ころうとしているのかは、タイガやツヴィンガー、シェイらの会話で知れる。そう、問うでもなくただ事実の確認のように、タイガに声を向けた。]
― 白竜の聖域 ―
[聖域の奥、階段を登り進むと、大きな視界が開け、二体の石像に魔法陣が床に描かれている部屋にでると。
いつものローブを外して、石版の前に跪き魔法陣のひとつと化して血を陣に満たしているイリスの姿]
…イリス……
[分かっていたことのはずなのに、呆然とその名前を呟いた]
託すもの、か。
俺の“力”はある程度黒竜に移ってしまったろうけれど。そうだな…
拳骨一つでも届けてやってくれないか、あいつに…――ウェルシュに。
バカヤロ、って。
あとは――いい。
あいつが何時か、こっちに来た時に直接、言う。
[遥か先の事になるかも知れなくとも。
ただの人間の想いの一端を、守護者に託す]
あとは、タイガ。
折角「戻れる」んだ、全うしてくれよ、俺達の分まで。
[存分に生きて。
叶えることの出来ぬ願いを、叶えて。
先の未来まで。―――と。]
……タイガに託す想いの方が、重くなりそうだ。
[そう、笑った。]
― 第四層:『揺り籠』への入口付近 ―
……あなたには、関わりない事だ。
[なんで、という疑問と>>147、語りかけ>>148。
そして諦めたら、という言葉>>149。
その全てに対し、一言で、返した。
変わる雰囲気と共に振り上げられる刀に対し、とっさに引き抜かれるのは銀。
それは蒼き月光へと転じ、刃を受け取める。
同時、舞い散るのは、漆黒の羽。
鳥のそれのようで、そうでない。
薄い鋼を鍛えたが如き、鋭い、羽。
それは、床に落ちるとかつん、と甲高い音を立てた]
― 夢幻 ―
[引き込まれる意識、投げられる問い。>>155
『御魂』は静かにそれを聞く]
(変わらぬ、とは?
……何をして変革と見なし、何をして不変と見なすか、『
『我』も貴様も。
容易く変容するモノではないのは、知れていようが)
[流れ込むイメージ、『
返す言葉は、淡々としていた]
― 第四層:『揺り籠』への入口付近 ―
……っ!
[力の均衡が、崩れる。
離れる刀>>158を、月光は追わず。
へらりとした笑みに、どことなく睨むような視線を向けた]
……今度は、礼なんていわない。
[低い声で返す。
僅かに呼吸が乱れているのは、何らかの影響を受けた事を端的に物語っていた。
ツィスカとディークのやり取りには、白梟に大丈夫かなー、という感じの視線を向けるだけに止め。
影に消える姿を、ただ、見送った。*]
[ツヴィンガーの視線>>+252がタイガに向く。
どうも背負い袋に入れた儘であるらしいと知れば、マカロンの運命に、ふ、と息を吐いて。]
魔法で跡形も無く…って可能性が高そうだな。残念だ。
携帯食も食えず仕舞いだったし――…ああ、ディークは食っていたけど。
[別に空腹を感じている訳ではないが、
いざ命喪ってみると、些細な事も惜しくなるらしい。]
……ん。
シェイ、どうした?
[流石にマカロンの話ではないだろう、と、アリーセの惚けた問い>>+264に瞬きつつ、距離が開いていたシェイにも顔を向けた。*]
[名乗る、と言われればやはり、きょとりとして相手の顔を見直してしまったが]
……いいわよ。
[構えたままだった直刀を鞘に戻した。
最初で最後。
確かにそうだ。
もう二度と、こんなことはなしにしたい。
そのために必要だというのなら、拒む理由などなかった]
―少し前・夢幻―
[宿命という呪いの縁を結び、強引に引き寄せたそれによりシュトラール流れていく記憶がどれだけあったかはわからないが、触れられなければ答えはしない。
ただ淡々と返ってくる古神の言葉>>198に意識を傾ける]
(無論、その生の本質は変わらぬな。輝く光たる黒も、飲み込む闇たる白も、奔放に夢を司る女も。そして光と闇。二つに依存して生きねばならないわたし(ワタシ)も。
だが目的ぐらいは変容しよう。―――でなければなぜ、脆弱な人間をそなたの内に残す必要があろう?黒竜《シュトラール》)
[鉱山の空洞に、男の名は朗々と響いた。
覚えなくても良いと言われても、忘れることなど無いだろうと思う]
アロイス・オースティン・グランツ・フィンスターニス。
[すう、と息を吸う]
あなたを闇を信仰し人の命さえ食らう邪教徒の長として認め、白竜の眷属にして、水神グレンデールの現身ウルズがお相手します。
[まっすぐに相手を見据える。
ほんの数秒見つめた後に、微笑んだ]
/*
そういえば、アデルと話したいんだけど会えていない。
まだ決着も付いていないから、立場的にも関わり辛いだろうか。
そわ、としつつ、最終対決見守ろう…。
― 第四層:『揺り籠』への入口付近 ―
[ディークの姿が消えると、は、とひとつ息を吐く。
手には月光を提げたまま、足元には、鋼の羽を落としたまま。
じぃぃ、と見る視線と、確認するような問い>>189に、緩く首を傾ぐ]
……ツィスカには、どう、見える?
[問いには答えず。
逆に、返すのは、問い。
表情は、常と変わらぬ穏やかなままで]
― 第四層:『揺り籠』への入口付近(少し前) ―
はっ。仔犬のような顔をしてたやつが、ついに威嚇することを覚えたか?
[引き込んだ世界では、どれだけの会話がされたか。
礼を言わぬというウェルシュ>>199に茶化すようにいいながら、しっかり釘をさされた>>191のに肩をすくめたりしつつ、梟ともども影をつかって移動を行なった*]
[覚悟しろと言われた気がした。
肩を叩かれて、もはや後戻りできぬぞと。
後戻りなど、するつもりはない。
自分が求める物に手が届くよう、足掻くだけだ*]
― 第四層:白竜の聖域 ―
[魔法陣の部屋へ繋がる階段の数は13段。
ディークが気づいたら根性どころか趣味まで悪いと言ったかもしれない。
それはさておき。
名を呼ぶ声に、長い銀糸が揺らめき、顔を上げる。
失血―――未だ死亡に至るほどではないがそれなりの量だ―――で表情は青ざめていた。
其れでも、微笑んで]
ディーク…よく、入れましたね。
会いたいなって、思ってたんです。
[両の手首から流れ出る血は途中で自然に止まってしまうから、すでに新たにつけられた傷は片腕に付き3本になっている。
鮮血色に染まる手首から流れる血は、魔法陣の溝を満たしつつある。]
あれ?
[ぶつかりあった刃と、そこから散った羽>>197に目を瞬く。
甲高い音が、何か気になっただけなのだが]
鱗と同じなのかしら。
[ツィーが生まれるより前、母がしてくれた古語り。
黒き鱗の光の竜。そんなものか、と収めてしまった。
それよりも、更に気になることが出来てしまったから]
[聞こえた声>>+282に、すぃと視線を向ける]
……ええ、俺は、「戻り」ます。
為すべきことが、ありますから。
[それは『
拳骨、ですか。
[託された想い>>+283に、つい笑いが漏れた。
彼の気持ちは分からないでもない]
分かりました、貴方の代わりに届けるとしましょう。
全う…そう、ですね。
悔いの無いように、尽力します。
ああ──随分と沢山背負うことになりましたね。
[笑うリヒャルト>>+284につられて笑う。
それだけ、多くが犠牲になったと言うことでもあった]
[たくさん、たくさん、
護れない言葉を置いてきてしまった。
全部本心だったんだ。
心から思ってたんだ。
受け入れてもらえなくても良かったんだ。
ただ、ウルズが大好きで、
大事だっただけなんだ。
受け入れてもらえないのは良くても、
拒否はされたくなかったから、半分逃げてた部分もあるけど。]
[ウルズは泣いていなかった。
怒ってる?
誰に対して?
思わず涙がこぼれたのは、
悲しいとか、悔しいとか、そういう感情からではなかった。
どうしよう
俺を怒ってくれてるのなら
どうしよう
嬉しいかもしれない
だってそれって、期待してくれてたって事だろ?
口をつぐむ。]
[ひとつ、本当は嫌だけど。
思っていたことがあるんだ。
俺が生者を見抜く右目だからこそ、
ウルズに何かを感じていたとしたら。
ウルズが口無き死者を見抜く左目なら、
俺が死んだら、何かを感じてくれるんだろうか?
酷い話だよな。
―――…酷い話だ。]
[ただ黙ったまま彼女の様子を見つめた。
シメオンが氷の棺を作ってくれる。
リヒャルトも同様だ。
傍らに落ちたままの剣を見る。
ごめん、と思う思考は、どこにも*もれなかった*]
― 白竜の聖域 ―
[あいにく階段の数には気がつかなかった。それに気がついていたらまた一つ感想を漏らしていただろうが、それどころではなかったから]
俺は手先が器用だからな、鍵開けぐらい楽勝だ。
[気楽な言葉とは裏腹に、流れる血の量。腕の傷。青ざめた表情のイリス>>206をみて口調は硬く。会いたいといっていたイリスの傍に静かに近づいていき]
会いたい。か……おまえ、淋しがりやだもんな。
[ぽつりと呟いた]
光と闇の両極に拠る力。
人は完全なる平衡を保つに難く。
故に人の手には余る刀。
[傷つきはしながらも、白き蛇に闇を吸わせて>>193いくディーク。眷属すらも気付かないほど薄まった血を、見抜いたかのように光で癒してくれたことを思い出す]
……そういうこと、だったんだ。
[
それは、刀そのものでなく。その持ち主ごと気になったのだと、今になって知った。
今となってはだからどうということもないけれど]
/*
漆黒の羽かー。
鱗竜だと皮膜翼のイメージが強いのだけど、も。
ふむ。
元は1つだった神が分離して白と黒に、ってのはあるんだろうか。
[>>207 淋しがりや、と、言われて、くすりと笑う]
はい、すっごく。
でも、誰でも良いってわけじゃないんですよ。
[語る口調は、失血で浅い呼吸になりつつも、穏やかなもの]
……ねえディーク
わたしね、あなたに出会えて、良かった。
それが仕組まれた運命だったとしても、感謝してるの。
[地についた両の手は動かすことができない。
そのままの姿勢で、紡ぐ。
やがて、魔法陣の中心には、墓守に頼んできたはずのタイガの遺体が現れはじめる]
― 夢幻にて ―
(なるほど。
……だが、それを貴様が知って、なんになる。
『我』と白の狭間なるもの。
狭間越えて、関与でもするつもりか?)
[どこまでも淡々と、返した後。>>201]
(……とはいえ、『我』に打ち込みし呪を辿るならば、知れる事もあろう。
……非同一にして、同一。
それが、全てだ)
[呪を介し、触れる事が叶うならば、見えるものもあるだろう。
ひとつの器の内にある、ふたつの魂。
互いに深く浸蝕し、同化しつつも、個々を保つ存在。
同一でありながら、非同一であることで、成り立つ彼らの在り方。
『我ら』と、時に紡がれる、所以]
― 白竜の聖域 ―
イリス……
[浅い呼吸>>209死が近づいている。やめろと言いたいのか。俺は。]
俺…本当は…知ってたんだ。
こうなることも、全部。
[だから、そのような思いをしたくなかった。そんな身勝手な思いもあったけど――]
だから……感謝なんて、すんな。知ってて。俺はずっといたんだ。
[短く言葉を止めながら一つ一つ口にする]
/*
そういやねー
とうごさんとは俺ね、人狼騒動の初RP村で、
共有者同士だったんだよねー(しみじみ)
負傷兵シモン(こっちが俺)と宿屋の女主人レジーナで。
それが今回は縁が深くて殺し合いってねー。
素敵な縁だわ(*・ω・)
― 第四層:『揺り籠』への入口付近 ―
[むぅ、とした表情>>208に、少しだけ、笑うものの。
はきと紡がれた言葉には、困ったように眉が下がった]
……そ、か。
[は、と。
ひとつ、息を吐く]
……いるかもしれないし、いないかもしれないね。
[それから、ぽつりと紡ぐのは、曖昧な言葉]
カーク!ウルズ!
[視線は斬り合う二人に向かう。
あわせたくなかった。
だから、会わせたくなかった。
見たくなかったんだ、この光景を。
名乗りをあげるカークに、
ああ、俺と同じ事してやがる、と思う。
やっぱり戦いたくないんだなと思ってしまった。]
…アロイス…
[抵抗を受けながらも聖域へと入るディーク>>193の姿]
…『
[彼がどんな存在であるかは未だ知らず。
先に入ったシメオンがすんなり入ったことから、そんな推測を立てる。
ただ、呟かれた言葉>>194は何かを知っているようで、ほんの少し、訝しげな表情が浮かんだ]
はい、いらっしゃい。
[準備は済んだという声、聞こえて。
にやりと笑う顔が、見える。
ああもうどうして――
自分もつられて笑ってしまうのだろう?]
[ディークが向かった先、儀式を続けるシメオン>>206の周囲では魔法陣が完成に近付いていて。
しばらくの後、魔法陣の中心に自分の骸が現れ始める]
…………。
[着実に進む輪転の儀。
自分が
[カークとウルズの様子をじっと見つめる。
そういえば自分の時は2+1対1だったな、と当時の状況の酷さに遠い目をしたくなった。
二人とも覚悟は決めているようで、どちらかは確実にこちら側へと堕ちて来るだろうと予想する。]
…死ぬなよ、まだ会いたくない。
[それはどちらへと向けた言葉なのか自分でも分からない。
より親しく、また同じ黒龍の眷属という贔屓目はカークにあるのだが。
そっと目を伏せて溜息をついた。]
[>>212見えない目でも、ディークがどんな表情をしているかは、なんとなくわかる気がした。そんな、痛みを帯びた声だ。
知っていたと言われても、笑みは崩れない。緩く首を振ると、銀が揺れる。]
だからこそ…わたしたちは、出会えたんでしょう?
[>>214ディークが語るような存在だったからこそ。]
ね、ディーク、わたし、姉様と約束したの。
此処から出たら海に行って日焼けするって。
だから、約束を守れる方法、ずっと考えてたの。
[魔法陣を形作る細い溝に血が満ちるたびに陣が白い闇と力を帯びる。
その度に、タイガの遺体の傷は、徐々に癒えていく。]
海に行ったらね、ディークに泳ぎに連れてってもらうの。
沢山一緒に遊ぶの。
魚をおいかけて、貝を拾って…
[敬語口調を使うようになったのは、当主に就任してからだ。
それ以前の、子供っぽさの残るままの口調で語る]
…悔しいなあ…
[一番強い思いは、それだった。
覚悟を決めた二人の様子。
息苦しさを覚えすらするこの気持ちは。
複雑すぎて、言葉にはならない。]
[死にたくなかった。
そう言って泣くシメオン>>220]
────っ。
[眼をそらしてはいけない。
その死を誘うのは、自分なのだ]
/*
Q.ところで白い闇ってどんなんですか?
A.もやっとした白いものなんじゃないんですかね。濃霧のような。一寸先も見えないほどの。
スティーヴン・キングのミストを思い出してたとかそんなまさか。
しかしあれはホラーというよりはむしろ人間の集団心理の恐ろしさを(この続きは省略されました
― 夢幻の会話 ―
(さて、言葉にもならないものがどうなるかはわたし(ワタシ)にはわからぬよ。あいにくと問うことはできても覗くことはできなくてな。ただ主が人に心を傾けるようになってしまったかどうか心配でな。
そして関与の心算はない。宿命を結びしものどもの争いに関与はせぬ。)
[古神大戦でのときは、黒竜《シュトラール》と白竜《アーベント》
今回は黒竜の御魂と白竜の守護者とを指して答える>>211が]
(あえて残した。ではなく残さざるを得なかった………一連托生。片方が死ねばもう片方も死ぬ…といったところか。)
[同一にて非同一。その言葉を聞きしばし考えた後、魂に触れることなく思考をもって辿り着く。それは他に依存して生きるという古神だからこそともいえた]
― 白竜の聖域 ―
ああ……運命だ。
[変わらないままという選択を取れるならば彼女は生き延びた…のかもしれない。
だがその選択は取れなかった。取らなかった。アデルと二人きりにさせたタイガ。魔法陣に浮かぶその姿を見て、また深く自覚する。]
そうだな…泳げないお前を引っ張っていって、追いかけた魚を捕って食ったり。
砂で何かつくたっていいかもしれねーな。
[イリスとの約束といった言葉>>219一つ一つ頷くとともに、心が軋んでいく。]
なんで、お前なんだ?
わかってる。運命の輪《Wheel of Fortune》は常に…己の最も大切な存在に与えられる。
輪を壊させぬように、壊せば悲劇を生めるような運命《だいほん》
そんな自分もまた一つの配役でしかない。冷たく思おうとしても、そっけなく思おうとしても、無理だった]
…俺だって……っ!!…い……きていて…ほしい。
[辿たどしく吐き出す。逃げようといえばいいのだろうか。
いや…きっと届かない。
だから傍により屈み込み、イリスの>>220光を宿さない紅玉の瞳から流れる涙を指で拭う]
― 夢幻にて ―
(……何を案じているのやら)
[心配、という言葉に呆れたように、哂う。>>222
関与の心算がない、と聞けば、当然、とでも言いたげな気配が浮かんだ]
(さて、実際にどうかれ知れぬがな。
試しに死んでみる、というわけにも行かぬが故に)
[たどり着いた思考に、『御魂』はまた、哂う]
(いずれにせよ、『我』は『我』の思うままに行く。
奔放たるは、我が本領故に)
― 第四層:『揺り籠』への入口付近 ―
……そこで、謝られるのも、複雑なんだけどなぁ。
[眉を下げるツィスカ>>223に、ぼやくような声が上がった。
呟きと、考え込む様子には、ん? と首を傾げて]
どした……の?
意地っ張り。
[研究室に顔を出す時の手土産は、主に甘いものだった。
シェイは真っ先に手を出してたと思うから、しかめられた顔>>+296はツヴィンガーへの反抗心かと微笑んだ。
その複雑な内心は知らず。
そして意識は移ろって]
[運命だと。なんでお前なんだと言うディークの声が近づく。>>225
嗚呼、こんな時ですら。
自分の思い出せる光景は、何時もとなんら変わらない一寸先も見通せぬような濃霧―――白い闇の中。
伸びる指に応えるように顔を上げる。>>226]
……ありがと、ディーク
[だからその先は、続けてはいけないと。
逃げられないのだから―――もう、誰も。]
わたし、今更気づいたの。
ディークが、好きなんだって。
遅すぎるよね…でも…今気づけてよかった
だから、あなたがこれから生きる世界―――守れたら、それでいい。
[拭われる先から溢れ、魔法陣に落ちる涙は、血のような効果は及ぼさない。
御伽噺のように、涙に力が宿ったりは、決してしない。
タイガの遺体の損傷の修復に使われているのは―――魔法陣に満ちる血そのものだから]
[───重い。
自分が背負うべきものを、そう感じ取る。
これだけ重いものを背負って、自分は自分の望む道を選ぶことが出来るのだろうか。
もはや自分だけの命ではないと言うのに]
[ウェルシュを護りたい。
けれど、『
[相反する想いがタイガを苛む]
― 夢幻にて ―
(なぁに…ゆめゆめ飲まれぬようにな)
[何を案じているには答えない。表情がみえれば、静かに笑みを浮かべていることだろう。その裡を言葉にするつもりはなかった。
試すかどうかというのにも同意するわけだが言葉には出さず]
(そして天を望むか……秩序なき黒き爪の正義(Justice))
[欲望を肯定し、秩序で縛ることを忌む。黒竜《シュトラール》]
『終わり』にする、か…。
[第三層でウェルシュが口にした言葉。
あの言葉には『
彼はどんな想いでその言葉を口にしたのだろう]
― 夢幻にて ―
(天を求むなど笑止。天とは気紛れであり愚考というもの)
[ゆえに、わたし(ワタシ)は関与せぬ―――己の目的のため*]
でも。ディークさんも。
人でない、わけじゃない。
[黒の血の故か、白き扉に阻まれて中の様子も確りとは捉えられない。けれど、その殺せぬ心>>225だけは何故か伝わってきた。
それでも、やめていいよとは思うことが出来なくて。心が痛かった。
タイガ>>+307の方を見る。これを命そのものごと受け取り、背負って戻ることになる人を]
/*
とりあえず、同時に二動作とか無茶であろうと思うのですよね。迷わせてないと良いなと思いつつ、メモで何しても良いのよとかは、やっぱり言いたくなかったりするの。
がんばる。
[ウルズとカークの戦闘。
目を逸らせずにただ見続ける。
――…
シメオンの向かった先から、強い強い、白竜の力を感じた。
シメオンの風を感じた時と、同じ色の風。]
――…
[あの時と同じように怖がってるかな。
お前のために、ウルズがすごく、頑張ってる。
俺にはもう、為るべきように為る事を。
見守る事しか出来ないけれど。]
― 白竜の聖域 ―
[礼なんて…と言おうとしてやめた。好きにさせてやりたい。言われて辛いのも、覚悟として決めていたこと。そう思っていたけれど]
―――………っっ!!
[告白>>230を受け、拭う指の動きもとまり固まった。]
ふ…ふざけるな!
なんで、……なんで、こんなときに…っ!
[理不尽なことをいっている、自業自得なのだと、知っているのに分かっているのに、止まらない]
俺は、嫌いだ。望みを口にして、誰かにそれを被せて、置いていってしまう。
そんな、勝手な自己満足を口にするやつ…嫌いだっ!
[中立をと天秤の棒を傾けさせない達観した思考をもたせるために親族や大事な人間を奪っていく双蛇刀。そして結果が見守るという態よく残されていく存在。]
[未だ魂は戻らぬ、魔法陣の中心の修復途中のタイガの身体。
流れ出る血に籠められるのは、願い。
魔法陣を満たす血に漂うのは、祈り。
彼の身体の一部と化す血に染み付いているのは、絶望。
そして―――かの血の主が抱く、此の運命を課した白竜への反逆の欠片。
4つの相容れない思いは、複雑に残ったままで己が身代わりとなる人の中へ。]
(……タイガさん)
(わたしが好きだった世界、守ってください)
[けれども、確かにこの運命を嘆く気持ちが存在することは自覚していた。
何も知らぬまま、白竜の為に死することを疑わないままの綺麗な存在だったならありえなかったかもしれない穢れ]
(……わたしの穢れが、呪を呼ばないこと、切望してやみません)
[此れから蘇生する人が苦しまなければいい、と]
― どうでもよくはないけど過去の話 ―
そういや
「ああコレ?可愛いし美味しいわよねマカロン。
水鏡で下を見てたら、すっごく食べたくなっちゃったから、
アタシの信者に何度も何度も 悪夢に見るまで お願いしたら、
めいっぱいお供えしてくれるようになったわ★」
アンタほんと最低だな!
[――――――――つづく。]
[>>+255冗談混じった軽口だが、そこには本音も見え隠れする。
もしもリヒャルトが共に来ていたら、あるいは―――と
後悔に似た思いに囚われたくないから、思うに留めておくだけだが。]
ま、そのうち機会はあるでしょ。
生まれ変わりでもしたら思う存分食べなさい。
[ずっとここに居られるはずもないからと、
部下2にはそんな事を口にし返して。]
[>>+256シェイに睨まれた。
だってアンタ面白いんだもの、と隠しもしない視線を返して、
アリーセに向けた言葉に、視線がなんとも言えないものに変わる様には、
すごうく、すごく楽しげだけど、同時にとても微笑ましかった。
>>+263そんなアリーセの心の内を上手く読み取れていないのは、自分がやっぱり男だからだろう。今は気づきもしないが。]
― 夢幻にて ―
(『
[哂う様子は崩さず、さらり、返して。>>231
裡を知る術はない。知ろうとも思わない。
影が光と闇の狭間にありて関与せぬように、光と闇もまた然り。
影に対して、領域を超える事はない──それは、理に反するが故に]
(何をして賢と讃え、何を持って愚と嘲る?
……などと、問うたところで、言葉遊びに過ぎぬか。
『我』に貴様が知れぬよに。
貴様に『我ら』は知れぬよ……『
[『
己が在り方のままに、進むだけ。*]
[>>+262タイガからマカロンの行方を聞けば、残念そうに眉を下げて。]
あららぁ、勿体無いから全部食べちゃえば良かったのに。
[とはいってもタイガに死を予見が出来たとは思えないし、諸々後の祭りだろう。
残念という>>+263アリーセには、全くもってと同意する。]
こっちに持ってこれてたら、アリーセにあげたのにねぇ。
[リヒャルトとシェイとアリーセと、誰かと選べば迷わず彼女だ。当然だろう。
シェイはいらないみたいだしねぇ>>+296とは、なんか聞こえたからだった。]
― 少し前の話 ―
[>>+281ココロの内側が聞こえたならば、
そんな事ないわよと言うだろう。どっちに対してかは言わないが。
ばかやろう、との囁きは聞こえて、笑み形どった唇が、微かに動いた。]
(…そうね。)
[音にはしなかったから、俯いたシェイには届かなかっただろう。
ぶつけられなかった思いは、届かないけど顔に出ていて。
つい、つい手を伸ばし、頬を両側から軽く引っ張ってやると、
きれいな笑み一つうかべて、離れていった*]
[>>236 嫌いだ、と口にするディークの声は、いつもの冷静さが欠片もなくて。
思わず笑ってしまう。その笑みも、すでに力無いものかもしれないけれど。]
嫌いで…いいの。
嫌われた方が、わたし、安心していける。
あなたは、こんな身勝手なわたしのことなんて忘れて生きていける。
[話しては、辛そうに肩で息を吐く。]
……わたし、いっぱい幸せな時間を貰ったのに、何も返せなかったな…
ディークにも…ロシェ姉様にも……
ごめんなさい…
[一番新しい手首の傷の血も止まりだす。―――未だ血は足りないのに。]
ねえディーク…ナイフ、貸してくれますか。
もう、氷を出す力が無いの…
/*
…ソース設定の色は確かに合ってる、な。
何で違うって思ったんだろう、自分。
もっと濃かった気がしてたんだが…。
/*
タイガさんへの置き土産解説編
流れ出る血に籠められるのは、願い。
→.「人狼のみが死亡する」(28%)
魔法陣を満たす血に漂うのは、祈り。
→.「狙撃手と人狼の両方が死亡する」(28%)
彼の身体の一部と化す血に染み付いているのは、絶望。
→.「狙撃手のみが死亡する」(28%)
そして―――かの血の主が抱く、此の運命を課した白竜への反逆の欠片。
→.「人狼が死亡するが、狙撃手の役職が人狼に変化する」(16%)
狙撃手の結果分岐ですね。
まあ、気付かれなければ使われなくてもいいか、ってことでメモにも書かずに埋め込む
― 第四層:『揺り籠』への入口付近 ―
……わがままって、それは……。
[むしろ俺の方が、と。
重ねられる謝罪>>233に、言いかけた言葉は、その後の宣言に途切れる]
……ツィスカ。
[ああ、まったくもう、と。
過ぎったそれは、声にはならない]
なんで、そういう事、言うかなぁ……。
[天へ『還る』、天へと『還す』。
少なくとも、自分には、他に取れる術があるとは思えないから。
真っ直ぐな意思に、零れるのは困ったような言葉だけ]
あっ!
[耐えるように見ていたけれど、
まともに攻撃が入ると顔色は変わる。
――ぐっ。
堪えるように口元を結んだ。]
/*
むう。
なんか、回線が安定しない。
明日には落ち着いているといいんだけどなぁ。
しかし、早起き早起き、と暗示しているせいか、やたらと眠い。
いやまあ、明日から4時半起きだから、仕方ないのかもだけど、にぃ……。
[遠くを見るとカークとウルズが戦っていた。
縁のあったらしい二人をみやる…今は互角にも見える。
聖域の中は、ぼんやりとしか読めない。
中に入る事はおそらく可能だが、何となく面倒臭そうな予感がしたので止めといた。]
……ああ、そうだ。それで…安心して、お前なんて、逝ってしまえ。
[それならば、安心してくれる>>239ならばいい。
そうやって感情を殺してしまえばいい。幼い頃から、ディークがしてきたことだ。]
謝るなよ。…謝るぐらいなら……
[でかかった、言葉を飲み込む……震える手でナイフに手を伸ばして抜いた。]
イリス…
[イリスの手に手を重ねた。流れる血は術式のせいか。自分に付着することなく魔法陣へと落ちていくのが見える。
迷いを振り切るように――――ナイフを床に突き立てた]
[今度は声が聞こえた。ディークの声>>236が。
自分が言われたことではないのに、胸が痛くて押さえる。
でもきっと、自分なんかより。
この想いも全て背負わなければいけない人の方が、大変だ]
タイガさん…。
[名前を呼んだけれど、少し迷うように言葉が切れて]
……いってらっしゃい。
[他に、望んで送り出す時の言葉が思いつけなかったから。
いっそ軽やかに、穏やかに]
タイガさんの思うままに。ね。
[軽く肩の辺りまで手を挙げて、見送る姿勢を。
そして黒竜の血を引く自分が近くにいることで不協和音を生じさせないように、少し離れたところまで下がった]
[徐々に修復していく自分の骸。
少女の想い>>237は血を辿り、骸へと流れ込む]
[彼女の想いを受け取ると決めた。
受け渡される、その命と共に。
それは自分が望むものと同じ強さを持つ願いとなる]
俺は────。
[それ以上は紡がれない。
決断出来ぬ想い、自己への問いかけ。
揺れ動く心は2つの間、中間に留まったまま]
[>>243 手に重なる温かさ。自分の手は、失血で随分冷たくなってしまった。
床に突き立てられるナイフに手を伸ばし抜いた。]
ありがとう、ディーク。
[最後の詠唱を始める]
Das Schicksal.....
――― 運命の焔
.....Navigieren
――― 彼岸と現を誘いて
Abend.....
――― 黄昏に彼の者を呼覚まさん
[魔法陣が、一段と白く埋め尽くす闇に染まる。―――後は必要なものを注ぐだけ]
[自分の首筋に当てた、ナイフを握る手ががたがたと震える。]
―――…っ
[押し当てては離すせいで、躊躇い傷が増えるばかり]
………死にたく、ない…死にたくないよ…
[泣きじゃくる。首を振る。振り切ろうと懸命に]
…お願い、ディーク。
わたしの、首を裂いて、血を。
死ぬのなら、あなたの手がいい
[残酷願いを振るえる声で口にする。
重ねられた手、六本の指を、愛おしげに撫でた]
[自分を呼ぶ声>>+319。
ゆるりと瞳を開けて、視線を送る]
────………。
[思うままに。
その言葉>>+320に少しだけ、心が軽くなったような気がした。
そうだ、ここで考えていても仕方がない。
まずは、ウェルシュに会わなければ]
そろそろ…かしら。
[殺し合いと、甦りと。
反する二つが行われる最中、一度従兄弟の方を見る。]
言いたい事はさっき言ったし、もういいわね。
[託す物は託した。
気をつけてとも言わずに、見送る構えで。]
生き返ったら、シメオンにちゃんとお礼を言うのよ。
伝えたい事、忘れずに伝えておきなさい。
[わかっているだろうが、保護者さながらそう言って。]
[感じる風は、
きっと、蘇生が近いのだろう。
神殿がどういう状況かは解らなかったけれど。
向かったタイガの事はどうしても脳裏を過り。
まけんなよ、と。
先程直接言った言葉を、胸のうちで繰り返す。
お前が望む事を。
―――…為し遂げたいと思うことを。
強い思いは、彼に渡した風の中に残っていればいいと思う。]
― 第四層:『揺り籠』への入口付近 ―
……ほんとだよ。
[わがまま、という言葉。>>244
今度は、否定しなかった。
華のような笑みに、ため息が落ちる。
摘み取りたくはない、のに。
それを望むのもまた、自分、で。
二種の異なる求める思いは、『ふたつ』を揺らがせる]
[足掻くと言ったのに、もう手がない。
行かなくちゃ。シュトラールのところへ。
ずっと、ずっと、そればかり願っていたのに。
この土地に来て、否、もっとずっと前から。
ちり、とポケットのあたりが熱くなる。
(ああ、まだあった)
服の上からタロットカードを撫でる。
相手の突き出す刃の行く先、阻む方法など考えなかった。撫でた手に水の魔力を篭め、相手の胸の真ん中に突き出す]
……とおして、カーク。
[言葉が零れる――求めるように]
/*
はい、もううるずさんはなにもしちゃだめです。
カークお待たせ。お待たせしすぎた。赤在るのにこんなぎりぎりでででー
…分かってる。
言葉にすれば伝わる。
それは身を以て知ったから。
[従兄の言葉>>+324に頷きを返す。
シェイの想い>>+325を感じたか、右手に吸い込まれた風が手首に輪を作り、巡り、再び右手に溶け込んだ]
…………アロイス、っつっただろ。
[ぽた、ぽたと。
剣の刺さった腹から血が垂れるのを感じながらも、否定の言葉を告げた。逃げる体力は残っていなさそうだった。]
[カークとウルズの戦いを見ている合間に聖域へと意識を飛ばす。
黒竜の血が邪魔をするのか上手く視る事は出来ないが、声は聞こえてきた。
死にたくないと泣くシメオンの声が。
悲痛な叫びのように感じられ、しかし彼女に対して可哀想などという言葉は出さない。
きっとそんな事言われたくもないだろうから。
意識を戻し、タイガを見る。
掛ける言葉などはなく、見送る気もない。
一瞥すると、そのまま第五層へと続く道へと足を進めた。]
[生きている彼らに、視線を向ける。
ウェルシュとツィスカの姿はみえない、それに少しだけ安堵を覚える自分にまた、嫌悪を抱きながら。
シメオンが、ウルズが、ディークが、カークが。
それぞれ、為すべきことをしようとしているのだろう、彼らを。]
……見てる、しか。
できないんだもん、な。
[ぽつり、呟く。
望んでも、叶わないことは口に出来ない。
ウェルシュを赦せない、彼に加担するカークも許せない。
それでも、死んで欲しくない。
殺して欲しくないのだとは、言えるわけもなく。]
[祈りのような詠唱。鈴のようなイリスの声も、今>>245は震え厳かなものとして聞こえ、魔法陣が闇にと染まる。]
……
[震えるナイフ。躊躇いにより、より無残に変わっていく首の傷。
嫌だ。でも、助からない。止めるという選択はやめてしまった。
ならば何を迷うのだ。と自問する。これ以上長引かせたらむしろイリスを苦しませるだけだから――]
……わか…った……
[体温を失った手で自分の手を撫でるイリスの手をそっと握り、ナイフを取り上げると捨て、ナイフではなく、刀を取り出す。
自分の大切なものを奪っていく倭刀を――]
[瞳を閉じて、息を大きく吐き出した。そして微かに唇が動く]
(生きてくれよ…)
[闇を視るイリスですら感づけないほど小さく]
(里に戻っても連れ出してやる。好きなところに連れてってやる)
[瞳を閉じて、息を大きく吐き出した。そして微かに唇が動く]
(生きてくれよ…)
[闇を視るイリスですら感づけないほど小さく]
(里に戻っても連れ出してやる。好きなところに連れてってやる)
[天眼石のブレスレットが共振する。
主を呼ぶかのように。
タイガの肉体は、すでに鼓動を開始している。
後は、魂を呼び戻すだけだ。
自分の血は、彼に自分の力や知識を与えることになるかもしれない。]
……アロイスっ!?
何を……何を、言っている!?
[僅かな空白の後、理解が届くが。
それと容認はまた、違うもので。
怒鳴るような声が、響いた]
(俺とともに……)
[願いはどこにも届かない。誰にも伝えない]
イリス…いくぞ。
[語る言葉を持たぬ口は無用とし、倭刀を抜きさり――――頚動脈を切り裂いた]
[ディークの唇の動きには気が付かない。
ただ、いつも携えていたわ倭刀が鞘から抜かれる音を黙って聞く。
ただ、その刃を待った]
/*
読 ま れ た wwwwwwwwwww
考えてたんだ、考えてたんだよ、それはwwwwwwww
五次覚醒ふらぐとして、ちみっと考えては、いた……!
…………ごーめーん。
やっぱ、コイツ強えわー。
うっかり踏み込みすぎ、た、
[些細な失敗をしてしまったかのような、苦笑交じりの声。]
でも、大丈夫、ちゃんとコイツも連れてく、から、
[>>255 首を滑る刃の感触。
直後、首の動脈からは急激に血が失われていく。]
―――…ぁ
[急に、白闇色一色だった世界が、色彩を帯びた。
目に入るのは、間近にいる人の顔。
嗚呼、あなたはこんな顔をしてたのね
唇は微かに微笑んで。
ディークの顔を撫でようと、持ち上げようとした手は、途中でだらりと落ちる。]
[白竜の力持たぬ身では、異を感じることなど出来ない。
それでも、声は聴こえる。
彼女の向かった先、向こう側で苦しんでいる彼女の姿が目に浮かぶ。]
シメオン…ううん。
イリスさん。
あなたと生きたかった
[唇の動きはほんの微か。言葉にすらならない。
すぐに視界は霞み瞼は伏せられ始めた。
あともう少しだけ…その願いは叶わない。
命を、全ての力を放出することと引き換えに。
一瞬だけ光を取り戻した紅い瞳が再び開くことは…
もうない―――**]
[友達になりたかった。
本当は、イリスって呼ばせてほしかったの。
ウルズさん─ロシェルさんと三人で、甲板で話せて嬉しかった。
お茶とか、他愛ない話も、したかったの。
でも、死んじゃったから。
悲しませるだけで、何もできなかった。
今も、何もできない。
僕にも、力があればよかったのに。
こんな無力で、死んでも無力で。
シェイさんみたいに、タイガさんに力をあげることもできないで。]
……………〜っ
[ぐ、と。
唇を、かみしめた。]
やだ。
[ポケットの中身が白く光を帯びるのは、相性故の共振否か]
長くて呼びづらい。
[子供のような、拒絶。
男のもった剣が自分の胸を貫いて。
水の魔力を篭めた右手が相手の胸に、触れる。
水の力、すごく不便、何度思っただろう。
水の移動……水、血液、それらを、相手から奪う、魔法。タロットが力を貸せば、相手の全てを奪うのだろうか]
……うっかり、って、うっかり、て……!
連れてくからって、そういう問題かっ!
[声が本当に些細な事を言っているようだから。>>*4
逆に、それが、重い。いたい]
……俺、は……。
言った、だろう、に。
[喪いたくはないと、とは。
この場で言うには余りにも子供染みているような気もして──声にできない]
[声なき声が聞こえる。
意識を向けていなくても、もう一つの結果を知る。
捧げる。連れて行く。きっと言葉通りにするだろう。
受け止め、先へと進んできたアロイスなら。カークなら。
睫を伏せて。微かな敬意すら覚えながらその声を聞いていた]
/*
相互に影響をしてるってことは。
『ふたつ』を宿したまま存え王都に帰る選択肢もある、ってことか?
これ俺が死ぬ時に上手くいけば、のパターンだろうか。
[先読みの力は無い]
[返り血すら、こちらに付着することなく、魔法陣へと落ちていく。]
イ…リ…
[安心して逝けと。してやりたかったのに色彩を帯びたことも知らず、失敗したことを知らない。
刀を放り捨て、だらりと落ちた手を取る]
なんだ…?
[唇に描かれる微笑みにイリスの口>>257に耳を傍に近づけた]
/*
フレデリカメモ>
私はディークとカークが混ざる。
顔全然違うのに。
どっちも傭兵だからどっちが誰とどういう関係だっけ?とか設定を何度見直した事か。
私の頭は大変残念な出来なのであった。
[身体が、白き闇>>245に包まれ始める。
自分の周囲だけ、
……行って来る。
[誰に言うでもなく呟いて、瞳を閉じた。
他の者達が居る場所から切り離され、呪の紡がれるままに、引き寄せられる。
左腕に感じる腕輪の共振>>253。
自分を、呼んでいる]
[自分の剣が、相手の胸を貫いたのを視界に収めて。
ぼんやりと、自分の胸に置かれた相手の手を見る。
……温かい。
そう思ったのは、体内の血が、奪われて、自分の体が冷たくなっていっているからだろう。魔法を跳ね返す己の体質だが、魔法が効いているのは、タロットカードが力を増幅させているからか。
全てとは言わずとも、致死量を男の体から奪い去るには充分だった]
[>>+327タイガの返事に、にこりと笑った。
変わらない、変えられない笑み。]
…じゃあね。またいつか。
[添えるは遠い未来の再会に向けて。]
― 白竜の聖域 ―
[術者の身体が崩れ落ちると同時。
白竜の聖域に敷かれた魔法陣が、白い光…否、闇の濃霧に満たされる。
守護者の肉体をその腕に優しく抱くように。
徐々に白い闇が晴れる頃。
―――彼の体は、今一度息を吹き返すだろう**]
[タイガを包んでいた白き闇。
彼岸に残っていたそれが消えた頃。
現世に、
― 第四層:『揺り籠』への入口付近 ―
[笑う声と、伸ばされる手。>>258
敵わない、という思いはどこかにある。
……否、自身の中に生じた恋心を自覚して以降、勝てない、という感情はずっとついて回っていたのだけれど]
……ベルンシュタイン……。
[育った地。
その名に目を伏す。
揺らぎは大きい──もうひとつの声が伝える状況が、逆の揺らぎを生じさせ。
言葉が先へと、続かなくなった]
― どうでもよくはないけど過去の話 ―
[まずは××街道に行きなさい。
そしてそこで出会った人の手助けをしてあげるといいわ。]
[地上に降りてからすぐ、神様のありがたいお告げがあったので、言われた通りに道へ出ると、怒鳴るような声が聞こえてきた。
遠目には明らかに物取り風のいかつ男たちに囲まれた、やや細身で品の良さそうな男一人。そういえば手助けしろと言われたものの、そういえば誰を助けるかなんて言われてなかった。]
さて…どっち助ければいいのかしら。
[見た目で判断するなら、多勢に無勢な品の良さそうな方だろうが。
念のためにともう少し近付いて様子を見る事にした。
近付けば、怒鳴り声の内容が聞こえてくる。
一体どんな罵声を浴びせどおしているのやらと思ったら。]
「だからこと古神信仰の歴史において×××の存在は必須でありそれは×××で発見された約×××年前の石碑にも明確に図として記されてもいるわけで研究において第一人者である×××もその内容を認めておりまた彼と常に意見を対立させてきた×××もその一点においてだけは意見を共にしておりいてつまりはそれはより信憑性の高い話として認定できるという事で現在においての古神研究の基盤とされておりその観点から見た×××国年代記、×××記 第二章13-6-6節これは××××書の第何ページでもあるがこれまた興味深い事に古神信仰とは関係ないとされている×××民族の信仰の一部との共通点がいくつか存在しているとそも訴えたのが×××でこの裏づけは面白い事に書物として残っているわけではなく彼の一族×××の特殊な能力が裏づけとなり××××で××××を××××××して××××××××――――――――…」
………。えっと、アッチを助けていいのよ……ね?
[向かい合っている山賊に動く隙を与えぬほどの弁論を繰り広げる男。
これが後に10年来の付き合いになる男との出会いだった。]
[なお物盗りは畳み掛けるような弁舌中に、背後から遠慮なく叩き潰した。
その後「自説展開の途中で!」と怒られた挙句、続きを全部聞かされる羽目になったのは、全くの余談。
(終わるまで子一時間かかりましたとさ。)
つづく。]
(お前……俺に、涙一つ流すな、って言うんだな)
[水分が枯れる。
流す涙すらも残っていない。
それならば、と、ふっと笑って。]
[その場でたたずんだまま。
見つめながら。
白い闇を感じ。
ああ、行くんだなと。
そして、ああ、――来るんだなと。
…いってこい、タイガ。
俺もちゃんと、最後まで。
見守るから。]
/*
あ、まじでごめんと言わねばなるまいというかそういう魔法あれそれすっかりこの時間にな。
ごめんマジでごめんなさいいーーーー
――――はははははっ!!!
面白かったなぁ、なあ、ロシェル!!!
もっとやりあいたかったぜ!!!
[思いっきり、笑って。
男は、絶命した。]
[タイガの身体が白に包まれる。
あぁ、───苦しい。
でもそれは、きっと自分より。]
……いってらっしゃい。
大丈夫、なんとかなるよ。
[そう言って、笑って見送った。]
[言葉の動き、何が言いたかったのかは気づけない。届かない。
ただもう――]
イリス……イリス!!
[肩を揺さぶる。もう意識が戻ることなどないと知っている。わかっているのに呼びかける。冷たい肌、体温が戻らないかとさすってしまう。呼吸を見てしまう。
僅かな生きている残り香をさがすように。
それが全て無駄だと――あざ笑う声が頭へと響くのだ]
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