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― 厨房 ―
さあ? 血となり肉となり、体内を巡っているのは確実ですが。
[本気なわけがないだろうと軽く返す]
ん、あぁ、リーザの遺体はずいぶんと綺麗だったらしいと風の噂で聞きましたよ。
生まれた時から人も人狼も関係なく、死を運命として背負っている。それをどう待つかは人それぞれじゃないでしょうか。
でもわざわざ私に…もう、分かっているでしょうけど、人外でこの状況に何の行動も起こしていない私に価値を見出したとは考えられませんね。
でも別の所にありますか。これは生きて出るのは諦めた方がいいみたいですね。
[妖魔じゃないので身体は消えませんよと言いながら紅茶を継ぎ足した]
[げふっと激しく咳き込む。
背中が熱い。痛い。即死する位置には当たらなかったが、自分は長くないと悟った。
目の前に父の姿が浮かぶ。
思わず手を伸ばした。]
[今日の処刑は終わったと、彼等は思っているのだろう。
エルナに突き飛ばされたグレートヒェンは、まだ立ち上がっていない。彼女に手を貸す結社員もいない。]
貴女たちの正義は、貴女を犠牲にしても構わない物なのですね。
仲間なのに。仲間すら簡単に切り捨てられる、そんな正義です。
……切り捨てられた気分はどうですか?
[傍を通る際に、ぽつりと彼女に言い捨てて、エルナの傍へと。]
エルナ!!
[人質へのナイフが緩む>>153のを見計らったように響く発砲音>>119に思わずエルナの名を叫ばずにいられなかった。
だが叫んだ瞬間、しまったと舌打ちし冷淡な表情を作り直す。
エルナはやはり最初から死ぬ気だったのだ、と無表情の下で>>160を聞きながら想う。
朝エルナの手を取っていたら何か違ったのだろうかと後悔しかけるが、それを頭を振って振り払う。
もう後悔や謝罪など許される資格は無い。
ただエルナの死に様から目を離さない事だけが今出来る事だった。
こうやって人狼と人間の溝は埋まらないのだと。
埋めようとする努力を踏み躙る人間がいるのだと。
人狼は脅威だからそれを排除したいのは理解出来る。
だが同じ人間にも容赦の無い仕打ちに、彼らこそが元凶だと改めて思う]
結社が無くなれば…エルナの願った世界が近付くのかね……。
/*
エルナが超人すぎてもう。相手はシモンをあっさり撃ち殺した相手ですよ?
ついでにPCは知らないからともかく、PL視点で言うとエルナの行動はヴァルターの過去話の領主と同じ。自分のエゴで他の人を殺そうとしてる。
なのにそのエルナがヴァルターの過去話に怒った、のがとても納得がいかない。少なくとも、俺はエルナにあの領主を怒る資格なんてないと考える。
つぎはぎの優しさを作ろうとして、行動が矛盾だらけでまったく共感ができない。
[名前を呼ばれて、そちらに顔を向けようとしたが、上手くいかなかった。]
く、クララ、さん…?
き、来ちゃ駄目だ。あぶ、ないよ。
[必死に口を動かし、傍によるクララに訴える。]
[銃声が響き、彼女…いや、彼が倒れる。
エーヴァルトに対し何か言っているが、内容までは聞き取れない。
ただ――、撃たれ倒れた者と思えぬほどに、意思の強さを見せる瞳に、“屈していない”という事だけは理解できた。急き込み、血を吐くその姿に、背から腹に達さずとも、一点致命的な個所があるという事を思い返す。
続く銃弾を受ける事はなかったが、それでも彼の命の灯はすぐに消えてしまうのかもわからない。
伸ばされた手をとる事はせず、いつかヤコブにされたように、目を覆うように額に手を当てる。
せめて、眠るときは安らかにと――、そんな事を考えながら。出来る限り、不安な顔は見せないように]
― 厨房 ―
リーザを喰い荒すほど下品じゃなくてね。
[人外同士で優雅にお茶会をしている光景は、朝のエルナとはまた違う異質な雰囲気だろう。
アルビンの答え>>163は何処までも彼らしい、知らぬ人間が聞けばシュールな冗談の一種と間違われるかもしれない。
実際こちらも苦笑を浮かべて]
本当にあんたらしいねぇ。
嫌いじゃないんだけどね。あんたもあんたの考えも。
でも悪いね。
あたしはあんたより人間を選ぶ。
出来る限り人間に生きていて欲しいんだけどね。
結社相手に暴れるには糧が必要なんでね。
勿論足掻いてくれて構わないよ。
あんたが足掻く様を見れるなら考え直すかもしれないし。
でも、もし…あんたがあんたのままだったら。
近いうちにあたしも逝くだろうから、あたしの知らない話を聞かせておくれ。
[紅茶を一口飲んでアルビンに向けた言葉。
彼はどう答えたのだろう。
アルビンには申し訳ないと思いつつ、食事せずに結社達に牙を剥くのは流石に困難だった]
あんたで足りなきゃ…誰か追加しないといけないかもしれないけどね。
[クララが自分の身をかえりみず、来てくれたのが>>169嬉しかった。
だから、素直に気持ちを打ち明ける。]
くら、らさん。ぼく、し、しにたく、ないよ。
ここ、をでて、ま、まえみたい、に、おみせで、いっしょに、ふ、ふくをみて。
そ、その、そのあとは、く、くらら、さんおすすめの、ほ、ほんとかさがし、にいって。
い、いっしょに、おちゃ、しながら、おはなし、し、たい。
[死を覚悟した自分が言うには、格好悪い言葉だと思っている。女々しすぎるとも。
だけど、これは偽らざる本音。友達であるクララには、隠しておきたくなくて、クララだけに聞こえるように呟く。]
だ、だから、くらら、さんは、生きて。なに、があって、も。
こ、これ、おまもり、に。
[必死にポケットから手鏡を出すと、クララに差し出して…力尽きた。]
[目の前には、初めて自分の名を呼んでくれた父がいる。]
『いいか、お前の名前はエル░▓▒=▓█▓░░▓。
誇り高き占い師の血筋に生まれた者だ。これからは誰よりも強く、優しく、己の意思を曲げずに、しっかり生きていきなさい。
決して死を恐れてはならぬ。本当に怖いのは、自分の信念を捨てることだ。
お前は私の息子。そのくらいできなければ困る。そうでなければ、私はお前を認めないだろう。』
[それに対して、幼い自分が心の中で答えた言葉は。
うん、わかった。やくそく。
ぼく、ぜったいまもるから。
だから。
だから。
ぼくをきらいにならないでね。
おねがい。
おとうさん―。]
―――回想・空が朱く染まる前
やあ、クララ君。ちょっと話せるだろうか?
[ついてくるというヤコブを止める事はせず、クララの姿を探して一階まできた。話をする場所として、シモンの部屋を借りるだろう。
厨房の前でうろうろしているクララを見つけ、声をかけ……てはみたものの、不安があった。
―――彼女は生きたいと考えるのだろうか
弟の帰りを待っていると言う事は知っている。だが、彼女は、本心からそう考え、待っているのだろうか。
ペーターとの一件を知らぬが故に。知っていたとしてもやはり悩んではいただろうが]
― 会場 ―
[倒れたエルナに駆け寄り呼び掛けるクララの姿>>165>>169。
そしてヴァルターも近寄り、エルナに手を添える姿>>168は父親のようにも見えた。
あそこまで行動したところを見れば、エルナの事は頼りにして深く判り合っていたのだろう。
そんな彼らを見れば再び慙愧の念に捕らわれる。
自分のせいでまた大切な者を失おうとしている。
思わず背けそうになる己を抑えつけて、最後まで手を伸ばそうと、信念を貫き続けた崇高な命の最後を見届ける]
おやすみ…エルナ……ありがとう。
嬉しかったよ…交わらないと決めても、それでも。
ありがとう……。
[離れた場所でエルナの眠りが穏やかである様に願った]
/*
↑
嫌。やだもん。生きたくない。むしろ逝きたい。
という意味に取れると気付いてしまった。
つか、エルナのおかげで涙ボロボロなんだけど。
うあ゙ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゙ぁあぁ゙ああぁぁうあ゙ぁあ゙ぁぁ
/*
本当はアルビンに人間と人外どっちが処刑されるか賭けようか? あたしは人間が処刑されると思うよ。
あんたは人外かい? じゃあ外れたらあんたを喰うよ。
とか言いたかったけど、意味が全く判らないし、アルビンに失礼過ぎるので止めた。
でも今の時点でも十分酷過ぎる理由だ…ごめん、アルビン。
―――夕刻・会場
[何かを呟やくように>>174、唇が動く感覚がしたが…何を言いたかったのかは聞こえる事無く、今際の言葉を聞けなかったと結社員の方へ意識を向けていた事を後悔する。ただ、クララの、涙に押し流されそうな言葉>>178から、彼女には聞こえていたと言う事を知り、状況が状況だが、安堵した。
クララに鏡を手渡すのを視とめれば、思い起こすのはヤコブに手帳を渡した時の事。
彼も、忘れられたく、ないのだろうと―――…
そんな事を考える。
そして、閉じられた瞼が冷たくなっていくのを、手のひらで感じながら…彼が眠るまでそのまま動かずにいた]
[だんだん遠くなる意識の底で、ふと思う。
クララを残して、自分が死んでしまう可能性を考えているときに、友達だなんて言ってしまったのが、悲しませる結果になってしまったのではないか。何も言わないままだったら、泣かせなかったのだろうか。
けれども仮に時間を遡れる能力があったとしても、やっぱり自分はクララに友達だと言ってしまうだろうと思っている。
家を出て以来演技をし続けて、どこまでが本当の自分で、どこからが作った自分なのか、良く分からなくなっていたけど、これだけは嘘がつけないと思っているから。
やがて訪れた死は、ヴァルターやレジーナが願ってくれたように、とても穏やかなものだった。]
[決して握り返してくれる事のない
男性だったのだ、と改めて思い小さく笑う。男性で友達は、彼が初めてだったかもしれない。
そんな事を思いながら、結社員がエルナの遺体を運び出す様子をぼんやりと見送っていた。
エルナが手渡してくれた手鏡の意味は分からない。
占いの方法を聞いていなかった為、彼が占いに使用していた大事なものだとは知らなかったが、それでも大切にポケットにしまう。]
ありがとうございます……ごめんなさい。
[小さく、お礼と謝罪を。]
― 厨房 ―
まあ、そういうことにしておきます。
[と投げやりに言った。
傍から見ても人外とは分からない人間の姿をした2人のやりとりは異質であろう]
私もレジーナさんのことを嫌いじゃないですよ。特に食事の量がすごいと思いますね。…というか、一日にどれくらい食べているんでしょうか?
貴女が人間を選ぶ理由はわかりませんし、私には理解できないしょう。
人狼が糧に何で遠慮しなくてはならないのですか? 私が弱いから食われるそれだけですよ。
[誰でも多少かれ少なかれ、人生に妥協して生きていると言うように。本当にどうでもいいみたいな口調で、死の知らせを突きつけられても、まったく動じることなくそれを受け入れた]
死なない生き物など、この世にいませんよ。かの吸血鬼さんも例外ではないです。
次のお茶会は勝負の行方は最期の最期まで分からないということなので近いうちという言葉に期待してないで待っておきましょう。
そのときまで、私の正体は秘密ですね。
[悪戯っぽく言うと紅茶に砂糖を追加した]
/*
回想入る前、いちいち場面切り替え発言入れていますが、おこめが同時進行できないだけです。
矛盾発生しそうなのが怖くてー(゚∀゚)アヒャ
― 深夜 ―
[エルナの処刑を見届けた後、月が高く遠くなるまで自室で空を見上げていた。
そして決意を固めた様に目をきつく閉じてから部屋を出て行く。
人が減った邸内は恐ろしく静まり返っていて、日々足を踏み入れていた樹海を思い出させる。
怖いほど静まり返った森は、時に人を惑わせ、狂わせ呑み込んでいく。
自ら壊れる恐怖に呑み込まれた人間は、その森を妖魔の森と呼んだ。
だが、今この邸内の方が余程妖魔の森と呼ぶに相応しい。
昼間は人の声や命の気配を感じるが、夕刻になればその姿を一変し、人を惑わし命を奪う。
そして静まり返った深夜にこそ、闇に紛れて化け物が徘徊する]
―――回想・Ein
[シモンの部屋に入り、クララがそこに入ってきたのなら、まずはこう告げるだろう]
君は、ここから抜けだす気はあるか?
[と、簡潔に。
これがはっきりしない事にはどうしようもないのだ]
返答は…今が無理なら、遅くとも夕刻を少し過ぎた頃までにもらいたい。
[女将が処刑された後、すぐさま行動に移したいと……この時は、女将ではなくエルナが命を落とす等とは知らぬまま]
本当にここがあのゲルトのお屋敷とは思えないね。
[小さく笑いながら、アルビンの匂いを探す。
そしてアルビンを見付ければ、昼間同様世間話を仕掛けるように笑い掛けた]
こんばんは。アルビン。
多分向こうでもお茶会の準備が出来てると思うから誘いに来たよ。
[アルビンは何と答えたか。どんな答えでも笑みは崩さず。
彼が言い終わったと思えば]
悪いね、先に待っといとくれ。
[笑みのまま狼へとその身を転じ、彼の喉元に牙を立てその身を糧にしていった]
― 厨房 回想 ―
[やはり何処までもアルビンらしい返答>>184に苦笑しつつ]
何か聞きたい事が駄々漏れしてるけど気のせいかね?
人間用の食事と食事用の人間と、まぁあんた達から見ればとんでもない量だろうね。
食べるのは大好きだよ。
食べている人間を見るのも、人間を食べるのも。
遠慮ね…してるつもりなはかったけど、逆に失礼だね。
安心しな。
あんたは食べ応えのある旨そうな匂いがしてるよ。
ヴァルターはあんなだし、クララは栄養に乏しそうだし、ヤコブの肉も少し固そうだし。
一番旨そうだよ。
[アルビンに失礼かと思い直して、狼としての餌としての評価を披露する。
そして次のお茶会については]
そうだね、何処でもお茶会は出来るだろうさ。
夢の中でも、この世界で無くても。
[あの世で飲めたら楽しいけどね、とまでは言わず。
ただ最後の一口を飲み切ってもう一度だけ笑い掛けた**]
[返ってきたのは返答ではなく、問いというもの>>190だった。
小さく笑むその姿は何かを投げたような印象を得る。]
ここから抜けだす方法を考えていた。クララ君も抜けだす気でいるのなら…考えを聞きたいと思ってね。
[さっと流すような口調なので、意見を求める事が主軸ではないと言う事は察せるかもしれない。ふっと息を吐き姿勢を正し、続く言葉は重い]
抜けだした後…か。結社からは追われる身になるだろうな。ただ、ここで起きた事が、結社の言いように伝えられるであろう事が我慢ならんのだ。全員が死んでしまえば残るのは“私”ではなく“結社の都合のいいように作り変えられた私”なのだと思う。
[強く、真剣な面持ちで]
本当に起きた事は誰の目にも触れぬまま消えていく。本当にいた誰か…いや、自分は消えていく。
[それは嫌なのだと伝える。]
― 二階・Sechs→厨房 ―
[エルナ処刑の後、残したくないと思い自分の手帳と父親の手記を火に入れて燃やした。
灰になっていく様子に安堵したような、悲しい気がして、燃え尽きるまで眺めたのだった]
― 中庭 ―
[勝手に持ってきたティーポットから赤い紅茶をカップに注いで、口をつける。
絶景の星空を紅茶に映り、林檎の香りに瞳を緩ませて、空を仰ぐ。
今日は恐ろしく静かで空に浮かぶ月が綺麗だ]
えぇ、こんばんは、レジーナさん。
死んだ皆さんとのお茶会、それは楽しみですね。
[しれっとお茶会の相手を変えていった]
[ぼんやりと焦点が定まらない目で、自分に襲いかかる人狼を見上げる]
…。
[胸の上下の動きにまだ生命が残っていることが窺える。何かを言いたければ、最期に一言ぐらいは残せるだろうか。
じっと、レジーナを見つめて、穏やかにどこか空を見るように、静かに微笑んだ]
それではお先に…**
[返答>>193を聞き、じっとヴァルターの顔を見つめる。]
此処から抜け出すとすれば、まずはあの人たちの人数や配置の確認が必要ですね。
外の様子は分かりませんが、見張りの方がいないとは限りません。
もしかしたら、中よりも外の方が多く居るかもしれませんし。
[意見を求められている訳ではないと察していたが、気付かない振りをしてそう言う。
そう簡単に抜け出せるとは思っていないのだ。
息を吐き重く続く言葉を、また黙って聞く。]
歪められた正義に、抗うというのですね。
人は忘れられた時に本当の死を迎えると、読んだ事があります。
あの人たちによって、二度も殺されたくはないと。そうおっしゃると?
[その目の奥を覗くように。]
よしんばここを抜けだしたとしても、館の外には壁があり、更には村に入るまでは一本道だ。それこそ、運び出されるものにでも紛れねば抜けられまいよ。
それでも――
[少なくとも、人間の身体能力では、堂々と出ていく事が出来ない限り、出られそうもない。それでも…]
ああ。…正義に抗うという程かっこいいものなのかはわからない。…が、死にたくないのは確かだな。
忘却が二度目の死というのなら、殺されたくない者達がいる。
[ヤコブに、手帳を手渡した事を思い出しながら。クララの視線にまっすぐに見つめ返し]
当人たちには迷惑だと考えられてるかもしれないがね。
[「性分だ」と付け足し、笑った]
[そう、分かっていてもそれでも抜け出そうとしている彼>>197へ、無理だと言う事はしない。
可能性がゼロでない限り、止めても無駄だろうと。希望があるのだから。
かつて、
村長さんが死にたくないと望むのでしたら、信じるままに行動された方が良いのでしょう。
殺されたくないと望むお相手の為にも。
[見つめ返され、弱く笑う。]
私が此処を出て、生きる事によって。
二度目の死を免れる方も居るのでしょうね。
今日、私の名前を呼ばれなければ、それだけ生きる事の出来る方も、きっと。
[おそらく、先に逝ってしまった者の中で。
ただ単純に、己が生きる事を望んでくれている者もいるのかもしれない。それは、まだ分からない。]
「私が此処を出て、生きる事によって。
二度目の死を免れる方も居るのでしょうね。」
[そう、弱く笑うのを見たのならば、その笑みにほんの少しの希望を抱いただろう。そして、手を組み、笑みを消し、真剣なまなざしで]
結社員に手をかけてでも、出たいのであれば方法はある。なにもしないよりはマシという程度のものだが……それでも、賭けたいと思ったのならば、力になってくれないか。
[返事は後でもいいと付け足しながら。
クララへの呼びかけ自体、クララを思ってのものではなく「伝える者が多い方がいい」という考えと、「忘れられたくない」という私欲によるものなのだ。
ふと、表情を変え、クララの方を向く]
エルナ君の書いた資料なのだが…目を通しておいてくれ。
[エルナに渡されたノート>>16>>17をクララへと渡すだろう]
[真剣なその表情>>199に、目を伏せる。
はっきりと、返事をする事は避けたけれど。
此処から出る事を望んではいなかった。
自分が助かる為に人を殺める。
もしそれをしたら、自分はあの結社員たちと同じになる。
目的の為に感情もなく、簡単に人を殺し、見殺しにする
それ位なら、自分は此処から出られなくても構わない。そう思う。
しかし、今はそれを言う事なく。]
……お力になる事は難しいと思いますが。
何かお手伝い出来る事がありましたら、いつでも声を掛けて下さい。
[足を引っ張る事だけはしないと、それだけは告げて。
目的だった資料を受け取り、頭を下げた。**]
― 回想・リーザの部屋 ―
……そうだよね。
ごめん、解ってはいたんだけど。
聞かずにいられなくって。
[そう、勿論、何もすることは出来ない。
それは解っているのだが。
苦笑い、薄く浮かべて]
……カタリナ……
[怒りの表情で、コツン、弟の額を叩く動作。
リーザの時も、他でもない自分の時も、助けられて。
――叶わないな。
少しだけ呟いた]
― 1F北東/Drei ―
ね、ねえちゃん?
[姉の出迎えに目を丸くしたのも束の間。
怒鳴りつけられて、]
…………。
[一瞬目をそらした]
そうだよねえちゃん、本当のことがわかったら、何かをなくす気がしたんだ。
でも、………2年前は違う。怒られるのが怖かっただけだ。
[こつん、と。
額に来る衝撃がそれくらいだったことに思わず泣きそうになりながら告げる]
近付いていいのかよ……おれは人ひとり見殺しにしたんだぞ?
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