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あぁ、人形は、ですね…
[基本的に、こういった場で人の会話に口を挟むことは好まないのだが。
ジャンがゾーイに対して人形について問うのには、さすがに大丈夫だろうかと案じて口を挟みかけたが遅く。
やはりそれに答えるゾーイが一気に気落ちした様子がみえ、内心舌を打った。
フィオンに向けての問いも、丁寧な物言いの中におおいに何かを含んでいると言わんばかりで。
表面上は変わらぬ様相でそれを聞きながらも、ジャンを見る目には微かに険があっただろう。]
[そうして、食事も考えはしたが、先ほど逃げるようにいなくなったイェンスが気になり、その場から外れる。
彼の部屋がどこかは前にも来ているから知ってはいたから、そちらに向かうのに迷うことはない。
――もし食事の場にいたら、まちがいなく好き嫌い攻防戦に参加していたものだが。]
― 食事スペース ―
[ アデルの呟き>>162には笑顔のままで、けれど口調はきっぱりと ]
何も出来ないなんて思ってないさ。けど、これは俺の仕事だからな。
[ 客人達の会話の方には、しばらく口を挟むことはなく、飲み物や追加のマフィンなどを用意して、振る舞うのに徹する。露天風呂を使ってきたらしいディークの要望>>183にも、ちゃんと応じてやった ]
人形…あれを壊したのが、タチアナ嬢を…なんてこと、あるんでしょうか?
[ ただ、ジャンが人形の話をした時>>171、ぼそりとそんなことを口にしていた。視線は、先刻イェンスの去っていった方へと向いて、すぐに戻される ]
アデルさんが拾って下さっていたので。
今も彼女が持っていてくれているのだと思います。
[アデルへと目を向けたゾーイ。
その視線を追いかけ不思議そうにしているジャンに、そう口添える。
人形について思い出したようにぽつと零したゾーイの言葉>>184に、まだ壊された人形をしっかりと見ていなかった男は眉を寄せた。
悪戯にしては悪趣味すぎるし、悪戯じゃないのならば彼女の人形がこの先も壊される可能性を感じた為に。]
[イェンスが部屋に戻ってからどれくらいだったか。
途中もしエレオノーレとすれ違ったら、わずかに笑みを浮かべて、「お父さんを大事にするんだよ」なんてことを言ったに違いない。
そうして部屋までたどり着くと、扉をノックした。]
イェンス、いるかい。
あんた食事取ってないだろ。
― 食事スペース ―
あ…すみません、おかしな事を言ってしまって。
…夕食、部屋で取りたい方がいらしたら言って下さい。運びますから。
[ 自分で自分の言葉を打ち消すように、頭を振って、本来の仕事に戻ろうとする。
ちなみに部屋に運ぶ時には、ディークにしっかり手伝わせるつもりだった ]
[席をはずしていたディークが広間に戻ってきたのには、声をかけはしなかったものの会釈は向けただろう。
>>190まだ少し不服そうな顔をしていたゾーイから部屋に戻ると聞くと、あぁ、と頷いた。]
そうだな…少し休んできた方がいいかもな。
[人形のこともある、急な訃報を聞かされた後齎された通達も。
それらを受け止めて尚平気でいられるほうが不思議だと、そう思いながら微かに笑って。]
部屋まで送っていった方が良いか?
[そう問うことも忘れなかった。]
[ 風呂上りのディークには、先程の思考>>160 があったがゆえに、おかえりと言葉をかける前に鋭い視線を向けるなどという一幕を間に挟み、その流れで意識は一時、トール>>194 の方へと向く。]
そうねえ、アタシは部屋に運んで貰えるかしら。
ああ、“昨日の部屋”じゃなくて、
上がって左手側、手前の真ん中の部屋ね。
[ 彼の申し出>>200 をありがたく受け取ることとはしたが、釘を刺すことは忘れずに借りた部屋の場所を告げる。]
……見立てという意味合いでなら、有り得るでしょうけれど。
わざわざ、そんなことをするのかしら?
作った本人が疑いを晴らすため、なんて話も可能性だけならあるわねえ。
[ 続く言葉を発するのは、ゾフィヤとセルウィンが会話を始めて意識が逸れてから。声量も下げていたものの、他の面々にも聞こえない範囲ではなかっただろう。]
[ その晩のメニューは、宣言通りの肉詰めしいたけ&肉詰めピーマン。肉を忌避する者もあるだろうと、小魚のマリネも別に用意してあった ]
[ グリーンサラダには、マッシュポテトと炒めたソーセージを合わせたものを添え、カボチャのポタージュスープは、野菜本来の甘さを生かして味付けはあっさりとしてある ]
[ ちなみに、マリネに人参がたっぷり使ってあったのは、ディルドレの畑から仕入れた人参の出来が良かったからだった ]
―翌朝―
『蒼花』がもう一人いたみたいだな。
[イサーラも確認したかは分からないが、声を発する。]
『蒼花』が二人いるってことはなにかあったのか?
[伝承どおりなら、ない筈のことに首を傾げた**]
さぁ、それはわかりませんが。
…悪戯だとしても、性質が悪いとは思いますけどね。
[トールの疑問>>194が耳に届くとそちらを見て。
軽く頭を振りながら、肩を竦める。
彼の視線には気付くことなく、本来の仕事に戻ろうとした料理人を引き止める理由もなかった。]
……さて、と。
俺も俺で、そろそろ仕事を果たしませんと、ね。
[一つ、息を吐いてから、こう言って立ち上がる]
と、いうわけで、ごちそうさまでした。
[挨拶は、トールへ向けて。
声音がやや複雑なのは、感じ取れるかどうか]
お帰り、ディーク。
[戻ってきた姿に声を返しながら、水を要求したり渡したりする姿を見比べて兄弟仲のよさにどこかまぶしいものを感じたりしていた。
自分の仕事だからと手伝いはトールにやんわりと断られ、そうなればそれ以上何かをいうこともなく]
トールがそういうのならば、その意思を尊重しよう。
[そうして自分は本当に眺めているだけになった]
/*
今日(昨日?)は遅くなった上にしっちゃかめっちゃかな状態にしてごめんなさいです;
明日(今日?)は頑張ります(ぐっ
お休みなさいです。ノシ**
[ かつて、軍に所属していた時、特殊任務のためにと講義された内容が、心の中に蘇る ]
[ あの時も、人狼は、最初に殺された娘の兄で… ]
[ あの時、も? ]
―家人私室―
[扉に鍵も掛けぬまま、寝台にうつ伏せになっていた。
ノックの音に沈みかけていた意識が浮いた。
半身を起こし、扉を振り返る]
……だったら何。
[不機嫌と警戒の混じる声を洩らした。
声の主はすぐに判る。そもそもこの階まで来る者自体が限られている]
― 広間 ―
[ジャンの借りた部屋が隣だと知り、うわ、と唇が引き攣った。
声には出さずに済んだので、注視してなければ気づかれないか]
……私は、ジャネットさんの部屋の手前。
階段横の部屋をお借りしてます。
[早口で言いながら立ち上がる。
急いで立ち去ろうとしていたからか、歩き出してすぐによろけてしまった。何かに捕まろうと手を泳がせる]
笑い話はしていないもの?
[ 肩を竦めて見せた。
言葉を濁すトール>>211 とは異なり、続く言葉は滑らかに口をついて出る。]
まあ、見立ての意味合いで行ったのだとしたら、犯人は演出家よねえ。
さっきの可能性で言えば誰か、は言うまでもないでしょうけれど。
[ 憧れの人の娘とは言え、碌に知らぬ少女の死は耳で聞いただけであり、人狼の存在すら半信半疑。本気の恐怖や疑惑はそこにはなく、推理劇を楽しんでいるような色があった。]
とは言え、人形との関連性はわからないんだから、 第一に考えるべきは「どうして彼女を狙ったのか?」だとは思うけれど。
それとも、なぁに。
人形を壊した犯人に心当たりがあるの?
[ 夕食を運んで欲しいと言ったジャンとシュテラの部屋には、きちんとそれは届けられただろう ]
[ くすぶるような疑いの芽は、その胸の外に育つことはなく。自らそれを確かめに行くような事も無かった ]
[ もう一つの死を知るのは翌朝のこと ]
そうか。
…無理は、するなよ?
[>>209ゾーイから一人で平気だと返されれば、無理についていこうとはせず。
それでも、少し過保護かもなとは思いつつ案じる言葉をかけるだけはして、広間を出ていくのを見送った。
耳に届いたジャンの言葉>>203には、かちと来るものはあったが、それを表に出すのは抑え。
微かに苛立ちの混じった息を細く吐き出した。]
[こういうとき、つくづく自分はまだ修行が足りないと思う。
ゾーイの耳に届かなかったのはせめての救いだと。
自分が腹を立てるくらいは大したことは無い、彼女が今の言葉を耳にしたら傷つくだろう。
ただでさえ気を落としている彼女に、追い討ちをかけることは我慢できない。
人形を壊した者が誰か、誰が人狼なのかを知る由も無い男は、心からそう思っていた。]
[波風を立ててしまいそうだから、とジャンとトールの会話から意識を逸らしていたから。
トールの様子に気付くことはなかった。
自分自身の気がたっていたから、シュテラがよろめいたのに反応することも遅れて。]
え?
あ、シュテラさん っ
[慌てて立ち上がって手を伸ばしたが、支える手が届くのはフィオンの方が早かったろうか。]
ちょっと入るよ。
[といっても鍵があいていなければ入ることが出来るわけはない。
あまり期待はせずに戸に手をかけて、……開いた。]
……おやまぁ、珍しいことだね。
あんたが鍵を忘れるなんて。
[中に足を進めて、それでも距離は離れたまま、止まる。]
本当に大変な子だねぇ。
引きこもってないで少しくらい外にでてれば、そんなこともないんだろうに。
――…タチアナのこと。悲しかったんだろ。
― → 広間 ―
[そこに辿り着くまでに、誰かを見たかは、
今は気にしないだろうから、置いておき。
広間の食事スペースには、この時誰が居ただろうか?
ただ、思い詰めたような表情で。]
あ あの
幻燈歌 の 伝承―― に、ついて
くわしく 教えてほしい ん です けど…
[屋敷の主からもあったかもしれないが、
それは端的であったし、なにより、
混乱のままに聞いた程度で理解できているはずもなく。]
誰か…
― 広間→部屋D ―
お騒がせしました。
失礼します。
[まだ残っている人達にも軽く頭を下げて。
踏みとどまった時に痺れた左足を引き摺り気味にしながら、まずは借りている部屋へと向かう**]
[シュテラを支えようとする前か後か。
>>223ジャンから追いかけないのかと問われるとにっこりとした笑みを浮かべ。]
えぇ。
手は貸さなくても大丈夫だったようなので。
[そう言って、軽く肩を竦めてみせたか。]
[トールとジャンの会話は内容までは聞こえなかったが、その様子から心配はしていた]
ふむ…
[しかしながら二人だけでしている話に自分が突っ込むわけにもいかず、結局は何もくちには出さずにおいた]
―家人私室―
あ、入るな……ッ
[扉の開く音に視線をきつくする。
義父はいなかったし、広間で談笑している客人共が此処まで来るとは思っていなかったから、油断していた]
入っていいって言ってない。
[歯噛みしながら、姿を見せた相手がそれ以上踏み込まないようにと視線で牽制する。
そうでなくとも入ってくる気配はなかったけれど]
……は。
何それ、あんたに関係あるの。
[義妹の名が出てやや逸れたのは、図星だったから――というわけではなかった。
悲しいのかは、未だに判っていない]
いえ、大事にならなくて良かったですよ。
[シュテラの手に掴まれた手は、バランスが戻るまではしっかり支えとなって。
>>226彼女から向けられた謝罪と礼には、微笑み頭を振った。
シュテラに続いてフィオンも広間を離れるのを見送った後、自分も広間から離れることにした。
いまだ広間に人が残っているなら、会釈をして辞去の代わりとしただろう。]
[ 疼くような痛みが、躯の奥底から這い上がる ]
[ 定めに逆らおうとしているせいなのか、と、そう思っていた ]
[ 蒼い花が一つ、散った事を知るまでは ]
― 展望室 ―
[硝子張りの部屋に入ると、は、と一つ息を吐く。
若草色に宿る光は、冥い]
……ったく。
何だって、二度も。
[口をつくのは、掠れた声。
右手は、左の首筋に軽く、添えられて]
……また、同じ事の繰り返しになるのか?
[虚空に零れた問いに答えはない]
なら……俺は……。
また……陽も月も、全て飲み込む蝕となる……か。
は……。
[呟きの後、浮かぶのは、どこか冷たい笑み]
……全て殺して、自分だけ殺し損ねた身には。
おあつらえ向き……ってとこかね。
[掠れた声を聞くものはなく。
閉ざされた若草色に浮かぶ想いを知る者もまた、そこにはいない。**]
― イェンスの部屋 ―
知ってるよ。
お前、そんなこと言ったら絶対入れてはくれないだろ。
[まったく、と言いたげな声をして。
それから、じっと少年の様子を見る。]
拗ねるのもいい加減にしなさい。
ローゼンハイムがあんたのことを気にかけてたし、
変に手を出すのもおかしいと思ったから、何も言わないでおいたけどね。
そんなにひねくれたって何にも変わらないよ。
たまには素直に感情を表したらどうだい。
さっきみたいに。
[ 己も部屋を出ようとし、ふと人形の話題を思い出してアデルへと目を向ける。しかしトールと話す様子が見えれば声をかけることは止め、*広間を後にした*。]
ああ、トールを信じていないわけでもない。
[じっと見上げながら、微かに頬に朱が指す]
ただ、そうしていつも私を安心させようとしてくれることはうれしく思う。
ただ、時折逆に思うこともある。
本心を隠されているのではと、思うことを正直に話せないほど、やはり私は他人なのかと、な。
二人にとっては互いに親しい兄弟もいる。
それに比べればしかたのないことだとは理解はしているつもりなのだが。
[紡ぐべき言葉がいまひとつうまくだせない。
もどかしい思いを内心で感じる]
─…可能性を考えるなら、いくらだって言えますよ。
それこそ、あなたにだって可能性はあるでしょう?
[>>235ジャンの呟きには、柔らかく笑みながらも瞳には射るような鋭さを宿し。
すぐにそれを隠すと、失礼しますと断ってから広間を後にした。
そのまま階段を上がり、自室へ向かおうとしていた足を止めると少し思案し。
きびすを返すと上の階へと向かった。]
― 一階・広間→三階 ―
― →二階 客室J ―
[広間を出て二階へ続く階段へと向かう。
途中、人形達が目に入ると、小さく息を吐いた。
それから二階へと上がり、自室と定めた部屋へと入る]
……人形が傷付けられて、タチアナが……。
[その先は言葉として紡がれない。
人形だけが傷付けられたなら悪戯かとも思えたが、タチアナのこともあってそれだけではない何かを感じた。
それを行ったのは同一人物ではと考えるのは、無意識下で幻燈歌が真実であると識って居るため]
人では為しえない傷…人狼…。
[ぽつりとそれだけを紡いで、緩く首を横に振る]
誰かが人狼だなんて、そんなことあるわけ───。
[ない、と言う言葉は何故か、紡がれなかった]
うん、そうね。
ゾフィヤがじんろうなんだもの。
ほかのひとが、じんろうなわけは、ないわ。
…あ、トワイライトいがいは、ね。
[聲を共有する人物の名を付け足して笑う。
これは独り言であるため、トワイライトには伝わらないようにしているが]
[その後は夕食に顔を出したり、大浴場を借りたりと、そこそこ人目には出て来て。
夜は少し早めに床についた。
今日受けた精神的疲れを癒そうと、深い眠りへと落ちる]
― →三階・展望室 ―
[そこに着くまでの間、誰かの顔を見ただろうか。
仮にあったとしても歩みを止めることは無く、目的の部屋へと向かった。
扉に手を触れると、微かに聴こえる音色に眉を寄せる。
それは、朝も聴いたことのある旋律だったから。
その音が途切れるまでは部屋の外で立ち尽くし、静寂が訪れてから扉を開き中に入っていった。]
― 夜中/客室J ―
[誰もが寝静まった頃。
不意に目を覚まし、音を立てずにベッドから降りる。
開いた瞳は深緋に煌いていた]
さぁ、これからは、わたしのじかんね。
[クスクスと笑う声が赤い世界に響く。
眠っているであろうトワイライトにこの聲が届いたかは定かではない]
[部屋の窓から外へ飛び降りると、薔薇の庭園へと足を向ける。
その中で倒れ付す人物は既に冷たく、流した色も変色し始めていて。
とても美味しそうには見えなかった]
じかん、たっちゃったもんね。
しかたないか。
[落胆の色を見せながら、どんな傷が付いているのかを確認。
記憶に止めると、傷口から少しだけ肉を削ぎとって、口へと運ぶ]
………ぅん?
なぁんか、ちがう、かも。
[確かに美味たる『双花』の味はする。
けれど、以前喰べたものに比べると、風味が落ちているように感じた。
何故そうなのかが分からないため、小さく首を傾げる。
が]
うーん、ま、いっか!
[考えても分からないから考えるのは止めようと、思考を止めて元来た道を戻り。
再び窓から部屋へと戻った]
― 夜中/エントランスホール ―
[物音立てずに静かに階下へと下りる。
足を向けたのは、人形が置かれているエントランスホール。
人形達の前に立ち、暗闇の中でじっと人形を見詰めた]
………うーん、こっち!
[しばし考えて選んだのは、力持たぬ者の人形の一つである、壮年男性の人形。
ローゼンハイムは『蒼花』であると聞いたのだが、『双花』の人形ではなくこちらを選んだのには少し引っかかるものを感じたからだった]
[壮年男性の人形に爪で傷をつけていく。
喉を裂き、胸を抉り、腹を切って。
そしてもう一箇所、爪を立てて抉り取った。
おそらく『花』が咲いていたであろう場所。
全ての作業を終えると、満足げに笑んで人形をエントランスホールの中央へと置いた]
[やることを終えるとまた静かに二階へと戻り、部屋へと入って。
何事も無かったかのようにベッドに入り、再び眠りについたの*だった*]
別に拗ねてなんかない。捻くれてなんかない。
何も知らないくせに。
大体、あいつが気にかけるなんて、そんなはずないだろ。実の娘のほうが大事なんだから。
[身体を戻し、顔を枕に埋める。気にかけるというその理由は知らずに。
そのうちピアノの音も此処まで届くだろうか。
きつく眉を寄せる]
……いいから、出てけよ。
[振り返りもせずに言った]
[ 続いた言葉>>243には、首を傾げて ]
親しい兄弟って、俺とディークが?
[ 正直、普段は会いたいと思う事も無い。ただ、会ってしまえば、馴染むのが早いのは、双子だからということもあるかもしれないが ]
…なあ、アデル、俺は確かに、思っていることをみんな口に出してるわけじゃない。それは、ディークだって、多分一緒だ。
でも、アデルに言ってないことはディークにも言っていないし、それでいいんだと思ってる。
家族だって、お互いの事を何もかも知ってるってわけじゃない。
そういうもんだろ?
[ ディークは、まだその場に居ただろうか?居たなら、お前も何か言え、とばかりに、脇腹を肘でつつくなり、足を踏んづけるなりしたことだろう ]
いや、そういうことでもないんだが…
[言葉に出来ない思いにもどかしさを憶えながらも]
守られることも悪いことではない。
ただ、私はそれだけというのは嫌だ。
そりゃ実の子供が大事なのは当然だろ。
――もしどんなんになっても、子供は大事だよ。
[しみじみとした。
原因は明白ではあったが。]
それでもね。
一度引き受けたときから、あんたも、あいつの息子だ。
義理でもね。
…最もあれはちょっと扱いを間違えたようだけど。
[ローゼンハイムの心のうちは知らない。
ただ、自分にとってわかることを、告げる。]
もっと、自分を見てくれている誰かのことを、素直に信じてみなよ。
狭い世界にいるよりも、ずっと世の中がわかりやすいよ。
何でも話せるとは思っていない。
けれども大切なことを隠されることは、悲しいと思う。
[じっと見つめる表情はいつもと変わらないが、どこか真剣な様子で]
本当に何も、大事なことで私に隠していることはないんだな?
[隠されていることを察するくらいには二人のことを知っているつもりで、だからこそそれが自分を思ってのことなら深くは突っ込みにくい。
もどかしい思いの中見つめる視線は外さない]
― →三階・展望室 ―
[そこに着くまでの間、誰かの顔を見ただろうか。
仮にあったとしても歩みを止めることは無く、目的の部屋へと向かった。
扉に手を触れると、微かに聴こえる音色に眉を寄せる。
それは、朝も聴いたことのある旋律だったから。
その音が途切れるまでは部屋の外で立ち尽くし、静寂が訪れてから扉を開き中に入っていった。]
/*
ぬん。
それぞれ忙しかったり事情はあるんだろうけど、あまりにも前日引っ張り過ぎではないかと思ったのだった。
明日1日でローゼン発見→死亡RPまで行けるだろうか。
現時点でちゃんとキリングしてくれそうなの、トールの人くらいしか見当たらない(´・ω・)
邪魔してごめん。
ちょっと、時間もらって良いかな。
[閉めた扉に背を預け、目を閉じて。
息を深く吐いた後、ピアノを前にしている彼に視線を向けた。]
聞かせてくれないか。
俺の知らない間に、何があったのか。
おじさんおばさんがどうなったのか。
フィー姉の、何と同じになってほしくないのか。
─…フィー兄が、何を抱えてるのか。
[淡々と問いを口にして、一旦言葉を途切れさせ。
意を決したように口にした最後の問いは、フィオンにだけ聴こえるように抑えた声だった。
問いに対するフィオンの答えはどうだったか。
自分が展望室にいた時間はそれ程長くはなかっただろう。
展望室を出た後は、まっすぐ自分の部屋へと戻り。
夕食を食べる気にもなれず、結局朝まで部屋を出ることはなかった。
だから、第二の凶行が起きたことを知るのは、翌朝になって風呂を借りようと外に出た、その時。**]
[実の子が大切なのは当然。
実の子でなくとも。
自分がそうと思う子が大切だ。
――もし自分が危険な目にあうことで、二人が守れるならば。
その保障があるなら、必ずそうしただろう。
だがそれはなく
そして
――だからこそ、苦しみが増すのは、今はまだわからないことだった。]
[しばらくじっと見つめた後に、静かに目を閉じて]
他ならないトールの言葉だ。
確かに信じよう。
[その場にディークはまだいたかどうか、彼からの言葉もあれば同じく全て信じるだろう。
少し間を空けて、目は閉じたままに]
私は、黙って守られているほど大人しくはない。
だから、期待に沿わない行動を起こすこともあるだろう。
けれどもそれは大切に思うからこその行動であると、そう私のことも信じて欲しい。
全く、アデルらしいな。
[ やっぱり、という顔で笑い、すぐに真顔になる ]
信じるよ。でも出来れば無茶はしないでくれよ?
[ 真剣に言った後で、がらりと口調を変えた ]
さて、片付けと夕食の用意の方は手伝ってもらおうかな?
[どんなになっても、という言葉に過る影はあったが。
エントランスホールの一件はあまり思い出したい記憶ではないので、何も言わなかった]
ボクは引き取ってくれなんて頼んでない。
[宥めるような言葉も突っぱねるようにして。
見てくれてる誰かという言葉には何も言わない。もしかしたら目の前の彼女もそうなのかも知れなかったが。
ただ思い返したのは廊下での会話。
一度目を閉じる。またしくりと痛むものがあった]
[ ディークが居たなら、彼にも手伝わせて、夕食の時も、それは同じようなものだったろう ]
[ 痛みは去らず、屋敷の主が夕食に姿を見せない事も気にはなったけれど、愛娘を亡くしたばかりで食欲など無かろうと思えば、呼びに行くのもはばかられた ]
[ そして翌朝… ]
頼んでないのに引き取った。
関係もないのにね。
それがつまり。気にかけてるって証拠だろう?
[突っぱねられても、淡々と言葉を重ねる。
だけれど、にらまれて、告げられた言葉に、口の両端が引きあがげられた。]
腹痛めてあんたを産んだ母親のことくらい信じてやりよ!
あんたが今こうやって無事に、引きこもりなんてやってられんのもそのおかげだよ。
――噂なんてたかが噂なんだからね。
[それだけ言うと、息を一つ吐いた。]
さて、私は食事に行くよ。
トールの食事なんだからね。食べないと、勿体無いさ。
お前も食べなさい。
[動くにせよ動かないにせよ、言いたい事を言ったから、部屋を出るのに躊躇いもなかった**]
私は私だ。それ以上でもそれ以下でも、何者でもない。
私はトールを信じる、トールも私を信じる。
そこにある互いの気持ちが同じならば、後は進むのみだ。
[無茶をと、小さく頷いて]
可能な限り善処する。
[そして片づけと夕食の用意については再度頷いて]
ああ、任せて欲しい。
[ ちなみに用意された朝食のメニューは、
じゃが芋のパンケーキ、トマトの冷製スープ、
ニンジンときゅうりとセロリのバーニャカウダ、
スクランブルエッグに一口大に切った椎茸とベーコンのソテーだった** ]
―翌朝・客室H―
[その日はそのまま手伝ったり夕飯を食べたりしながらすごし…
そして、翌朝になり。
向かっていた机から顔を上げる。徹夜だった。
久しぶりに沸く制作意欲に導かれるまま筆を走らせ、ほんの半ば以上はもう書き上げていた。
官能小説ではない、もう一つのもの、ちょうど次刊は恋愛模様を大きく描いた話になっていた]
ふぅ…、久しぶりにいいものがかけそうだな。
[朝のいざこざを知るのはまだ後のこと、だれかが部屋に呼びにきてからになるだろう**]
―家人私室―
そんなことわかるものか。
[義父のことは判らないから、あくまで突っぱねる。
叱りつける声に、僅かに目を見開いた。
少しの間を置いて、険は先よりも深くなる。
噂は噂。初めはそう思いたかった。けれど]
碌に家にも帰らない。
葬儀……父さんが死んだって涙一つ見せない。おまけに子供放り出して居なくなる。
そんなやつ、信じられるか。
[枕に埋めたまま吐いた言葉は、既に部屋を出ようとしていた彼女に何処まで届いたか]
今みたいに叱られた記憶すらないのに。
[義父にも、母にも]
ボクが捻くれてるんだとしたら、全部あいつの所為だ。
[ボクは悪くない]
[もう一つ、小さく呟いた。
食事の話は聞こえていても、扉の外へ出た足音が遠くなっても、暫くそこから動こうとはしなかった**]
(……やっぱり、それか)
[向けられた疑問に、最初に浮かんだのは、それ。
小さく息を吐いて、傍らの鍵盤に視線を落とす]
……大体、予測はついてると思うけど、な。
15年前……今と、同じ状況に、家族全員で巻き込まれた。
[ぽつり、と。
昔語りは、小さな呟きから始められる]
……母さんは、人狼に喰われて。
その時、なんでか抵抗した様子がなかったから……一番身近な人間が、真っ先に疑われて、殺された。
[即ち、父は人の手によって『処刑』されたのだと、言外に告げる]
俺と、フィーは。
始まった中で、それぞれ、『力』を目覚めさせた。
『闇に潜みし、月のいとし子たちを見出す』力を、な。
フィーは、生ける者を。
俺は、死せる者を。
見極める『力』を、目覚めさせて。
フィーは、その『力』で、狼を見つけた……けれど。
[声が微かに震え、言葉が一度途切れる。
あの時の事は、できるなら二度と思い出したくはなくて。
けれど、話すと決めたのだから、と。
痛みの記憶を振り払うように、軽く、首を振って]
……その結果を、受け入れようとしなかったヤツに、殺された。
[半身の最期を伝えた後、しばし、沈黙が落ちる。
その後の自分の行いは、本当に凶行、或いは暴走としか言えぬ状態だったから。
それを伝える事に対する躊躇いが、言葉を途切れさせて]
……ま、結果として。
その時は、俺一人が生き残る事になって。
そこにやって来た『組織』の人間……テオドールのおっさんに、保護された。
[正確には、最後に残ったのは三者だったのだが。
自分の他に残っていたのは、人と人狼がひとりずつ。
けれど、壊れた心の赴くまま、その双方を自ら手にかけた。
そのまま、自分の命も断とうとしたのだけれど。
『場』の成立と崩壊を察知してやって来た『組織』の者──即ち、テオドールによって救われ、一命を取り留めた]
その後はまあ、色々とあってな。
他に身寄りもなかったっていうのもあって、ここに連れてこられた。
……村では、多分死んだか行方不明か、どっちかの扱いになってるんじゃないかね。
[結局、最後になした事には触れず、結果だけを告げて、一つ息を吐く]
それから、ここで、師匠に出会って。
また、音楽に触れるようになって。
……今に至る、って訳だ。
とはいえ……まさか。
また、同じ状況に捕らわれて、『力』に目覚めるとは……正直、思いたくなかったけど、な。
[ぽつりと紡いだ言葉は、偽りなき本心]
……状況は理解できてるから、何をすべきかも、わかってはいる。
一度は死んだようなもんだから、自分がどうなっても構いはしない。
ただ……シュテラが、フィーと同じ力を持つ者だと言うなら。
……同じ結末にだけは……したくないんだよ。
[静かに告げる時には、若草色は閉じられて。
そこにどんな想いがあるかは窺い知れない。
けれど、紡ぐ声の真摯な響きは、居候の身を案じている事を伝えるには恐らく十分なもの。
それをセルウィンがどう受け取るかまでは、予測の範囲外ではあるが]
とりあえず、今話せるのは、これだけ……かな。
[一つ息を吐いて、こう話を結んで。
伝えた内容に対する、セルウィンの反応はどうだったか。
何れにせよ、彼が展望室を立ち去った後も、自分はその場に残る。
部屋に戻る気にはなれず、その後に来訪者があったとしても、結局はそのまま、展望室で夜を明かして。
目覚めと共に感じた気配に、二つ目の死を知る事となる。**]
/*
ほんとに無駄になげぇよ!
と、せるふつっこみ。
いやあ、ここまで増えるたー思わんかった。
まあ、これで過去事情は、ほぼ全部出した。
しかし、時間的に間に合うんかなー、これ(汗。
/*
鍵ネタを拾いたいところなのだが。
やるなら家人全員死んでからかなぁ。
今の時間軸でやる機会を逃しちゃったZE
あああああ、夜中にローゼンさんの部屋行って、イェンスに開け閉めの音聞かせたら、死亡時刻詐称とか出来たかなぁ。
やる意味あるのか知らないけど(笑)。
/*
なる理解
でもディークは今気付いちゃいけないだろうなぁ
いや、目撃しても気付きはしないだろうけど
じんろうをころせ って声 きこえはじめるなら
このフラグはいらないな〜 うーん
おいしく使えそうだったら良かったけれども ウーン!
もうちょっと迷おうかな…
/*
嘘把握してなかった!!!!
血塗れかあああ!
でも多分これ、外回りよね?
おっけい
私は目撃したんじゃなく、
目撃してない、にしよう。
/*
んー
でもやっぱり
ここはふれないほうが よさそうね!
よさそうね
さて
あれが夜中になってしまったなら、
私それまで何してよう
イェンスくんとの会話は多分そんなに長い時間じゃなさそう
師匠んとっかな、師匠んとっかな!!
/*
そういえば
※FとLの部屋は東壁に窓ありません
だけど
ゆるげんさんのおへやと
イェンスくんのへやにh・・・・・・・・・・・・
な ないよね
ないよね…
わたし 信じてる!!!!!!!
……でも、まって。
もしかして……死後の世界があるって事は……。
お母様に会えたりする……ってあるのかしら?
強情だねぇ…。
[頑なに拒絶するイェンスを呆れ顔で見て。
それから出て行こうとすると聞こえたちいさな声>>276に、
ふぅっと、ため息を吐いた。
主に性別が違えば当てはまりすぎるのが一人。]
連絡がつくだけましじゃないか。
[ジャンにそのへんのことをはっきり聞いた覚えはないが、もしかしたら同じようなことを思っているのじゃないかと。
少しばかり遠い目になったが、外へむかいかけた足を部屋の中へ、イェンスのそばへ向けなおす。
止められなければ、頭をなでて。]
泣かないのはね、そんな姿を見せたくなかったからじゃないのかい。
親はね、子供に心配なんて、かけたくはないんだ。
お前相手にどうすりゃいいのか、わからなかったんだろうねぇ…。
でもそれはお前の言うとおり。悪いのは、あの二人の方だ。責めたって怒らないよ。
ただね……
わたくしの小さい頃にお亡くなりになったって……。
わたくしを生んでから……体力がなかなか回復しなくて。
一年後くらいにお亡くなりになったってお父様から聞いてた。
あいつに、もう一度、チャンスをやってはくれないか。
少しでも良い。
ちゃんと話して、お前の不満をぶつけてやり。
……なに、今はあいつも動揺してるんだ。
きっと明日になれば、うまくいくよ。
[それから少し笑って、部屋を出ていく。]
ぶつかってやりな。
お前だって、男の子だろ。
― 一階廊下 ―
[>>108>>174幼馴染が去った後、身体の力が抜けたように、
その場所にしゃがみこむ。
ひざの上に腕を組んで乗せて、額を乗せた。]
――……
なにが わかるの … か
[私はきっと、解っていないんだろう。
解ってあげられていないという事を解ったとしても、
今の私にはどうしようもないのに。]
[思い出す。
「自業自得じゃないか」 「ボクには関係ない」
「……嫌い」
……はじめてみた表情。
小さな頃、彼が怒った時、どんな表情をしていただろう。
6年もの間、あんな風に言えるようになるまで、
彼はどんな生活をしてきたんだろう。
「ノーレに何が分かるの」
「……関わりたくない」
私は……。
ぎゅっと 目を閉じた。]
― 一階廊下→客室B前 ―
[―― ほんの少しの時間の後。
ゆっくりと立ち上がると、一度広間の方へと視線を向ける。
けれどもそちらへは向わずに。
向った先は、師匠の宿泊する部屋。
大浴場へ向う人影を、私は目撃していない。
>>197途中、ディルおばさんと会った時に、
告げられた言葉。
幼馴染との会話を思い出しながら、改めて。
私は思う事があったから。]
… うん
[そう、確りと返事をしたけれど、返事をした後、
どうしてそんな事を言うのだろうと、
彼女へきょとんとした視線を送ったけれど、
彼女は見えていただろうか。]
[階段をのぼっている途中、軽くまた、右腕に触れる。
ふと 思い出す。
先ほど幼馴染に、「犯人をさがそう」と言った時。
右腕の―― あの花の辺りが、少し熱くなったのは、
気のせいだろうか―― ?]
― 客室B前 ―
[コンコン、
ノックをすると、中から返事はあっただろうか?]
し 師匠
[控えめに声をかけてみる。
仕事をしている時の集中力は知っているから、
もしかすると返事は返ってこなかったかもしれない。
―― もしも返事が返って来ていたなら。
聞きたいことは、二つあった。
「幻燈歌 の 伝承に ついて、詳しく知りたい」
「イェンスくんは、ここで、どんな子だった…?」
幼馴染だった事や、先ほど話したという事も伝えるだろう。
会話をした後は、戻れといわれたら部屋に戻るだろうけれど、
厭われなければ、師匠の作業風景を、口は挟まず、
眠ってしまうまでは、ただじっと*見ていただろう*]
― 翌朝/客室 ―
[結局、食事を取らぬまま、昨日はそのまま眠りについて。
朝、起きたのは、いつもの時間。
丁度師匠が、お墓参りから、帰ってくる時間。
ここに宿泊している間は、そこに向えないけれど。]
翌朝に移動しようかなーと思っていたけど
師匠の反応、もしくは、
他の人らの反応がないと、難しい予感。
おことわりします かぁ。
夕方に来てみてから考えよう。
[今更一人、言ったとして、聞いてくれるかなんて思うわけもなかった。
ただ少しでも彼らの関係がよくなれば良いと思ったのだ。
少年への疑いは知らず、そして、その未来がないことも、まだ知らなかったから。
やがて部屋に戻り、聞いたばかりの名を紙にのせる。
よく知らない彼を調べようと思った理由は、外からきた誰かが人狼だと思っていたから。
少女を除いたのは、彼女は素直に思っていたから。
――枕の下に入れたその紙は、翌日になれば名を失い、ただ白くなっていた。
見つけられなかったと、血が責め立てる。
奥歯をかみしめて、頭を押さえて、それを耐えると、結果を話すために立ち上がり、
騒ぎに気付いたのは、そのあとだった**]
―前日/客室B―
[ノックの音に気付いたのは、たまたま手を止めていた時だった。
かけられた声に訪問者を知ると、入りなさいと声をかける。
そうして>>291尋ねられた事。
どちらにも、少し言葉を探す素振りをみせ
部屋の椅子を薦め、作業を止め彼女と向き合った。]
幻燈歌は、知っているな。
[組織にいた頃嫌というほど聞いた、幻燈歌の歌詞を口にする
歌うように、とはいかなかったが。]
月の牙、双花聖痕、生者と死者を見出す者、光と闇の護り手…。
これらと、何の力も無い、普通の者が数名一箇所に集まり、
そして満月の夜に閉鎖空間が築かれると
狼が、餌を求めて牙をむく。
そしてそれは、場の均衡が崩れ落ちるまで続く。
ローゼンハイムは、だからこそ狼を探して殺さなければならないと言ったわけだ。
[其々の力についても、簡単にだが説明し。]
……御伽噺のようだが、本当の事だ。
そういった力のある人間を実際に知っている。
お前もそうだ、エレオ。
[おそらくはまだ自らの事を知らぬ彼女の目を見ながら、
知りうる事実を口にする。]
お前の右肩に、朱色の痣があっただろう。見てみなさい。
[変化しているはずだからと彼女を促した。
それを見た彼女の反応はどうだったか。]
……それが、朱花聖痕だ。
幻燈歌では、神の御子、などと都合のいい事が書いてあるが
何のことはない、それは人狼を引き寄せる餌にすぎん。
だから、いいな、エレオ。
その痣は、決っして他人に見せてはならない。
すると、ふわり……と身体が浮き上がる感覚を覚えたの。
ゆっくりと身に感じる重みが抜けていき……。
目を開くと藍の靄が足元へ向かってゆっくりと流れていくのが見えたわ。
[餌などと、物騒な事を口にしたのは危機感を抱かせる為。
蒼花と朱花は、本当に脆いのだからと。
彼女が脅えたり、原因の一端であることを苦しむようならば、
自らの蒼花も見せ、対である事を明かしただろう。
そしてイェンスの事については]
私は殆ど、顔をあわせた事が無いが…。
ずっと部屋に引き篭もって、顔を出さなくなったらしい。
顔を出して話しかけても、広間での様子そのままだ。態度はあまり良くない。
どうしてそうなったかは…私にはよく分らない。
別にユルゲンが、彼を酷く扱っていたわけでもないし。
特にタチアナは健気に思えるほど、拒絶されても何度もあの子に話しかけていたようだったしな。
気にかけてくれる人が、誰も居なかったわけではないのだが…。
[噂については、師もほとんど知らなかったし、友からばかり話を聞いていた為、イェンスの思う所は知れないままだった。]
前に一緒に調香を教えて欲しいと言っていたのは、イェンスだったか。
……もっと早く、ここにつれて来れば良かったな。
[意図的にではないにせよ、結果会わせる事をしなかった事
それについて、すまなかったと呟いた。]
あの陰鬱な場所から抜け出せる。
そう思っただけで、とても気が楽になって……でも、その時気が付いた。
次第に浮き上がる速さが緩やかになってきている事に。
そして……。
ぽふり……と、叩きつけられる。
すごい速さでぶつかった……筈なのに、信じられぬほど柔らかな感触で受け止められる。
―前日/客室B―
[話を終えれば、置いておいた仕事に戻る。
部屋に戻れとは特に言わずにいれば、
後ろで仕事を眺めるのならそのままにさせておいた。
仕事を見るのも修練の一つというのもあり
なにより、一人にさせておくよりはというのもあった。
途中、寝息が聞こえ始めたら空いたベッドに運び
眠る弟子の頭を少し撫でた。]
……すまない。
[眠る弟子に告げる、二度目の謝罪。
朱だと知りうるのに、その可能性は知っていたのに
ここへ、このタイミングで連れて来てしまった事を後悔していたからこそ口から落ちた。]
でも、あの感触は違う……、糸に引かれたのではなく、手で足首をつかまれて引きずり落とされたような、そんな感じだった。
だけど、これ……しかない筈よね、力の源は。
― 翌朝/客室J ―
[夢を見た。
自分が人形を作り始めた時のこと。
7歳の時両親が亡くなって、引き取られた先の親戚が人形作りを生業としていた。
その人が作る人形は躍動感に溢れ、いつか自分も人形を作り劇を披露したいと願うようになった。
10歳になり、少しずつ技術を教えてもらって。
16歳の時、初めて自力で人形を作り上げて。
18歳の時に一人旅に出て劇を披露して回るようになった]
[けれど]
[夢の中、記憶のある地点に来ると、ぽっかりと穴が開いたように真っ白になる。
それは旅立つ前の辺りの記憶]
[目が覚めたのは階下が俄かにざわめき出した頃。
しばらくはベッドの上で、何故あんな夢を見たのかを考えていたが、少し頭が痛くなってきたために考えるのは止めて。
身支度を整えて部屋を出て階下へと向かった]
― 翌朝/エントランスホール ―
[降りた先にどれだけ人が居たか。
丁度、ローゼンハイムを運び込んでいる時で。
降りてきた階段へと進路が向いていたようだったから、横に逸れて道を空けた]
…え…なに、どういう…──。
[困惑の表情のまま、言葉が途切れる。
説明を求めるように視線が周囲へと彷徨った。
頭では可能性を示していたけれど、それを認めたくは無くて。
否定の言葉が欲しくて、それを周囲に求めたのだが]
……───っ!!
[目に入った、棚に飾られた人形。
昨日よりまた一つ、足りない。
足りない人形が何かに気付いて、その姿を探す。
昨日のように棚の傍には落ちていない。
人形を探して、床に向けられた視線がしばらく彷徨った。
エントランスホールの中央に転がった人形は誰かが拾ったかどうか。
人形を見つけられようが見つけられまいが、誰かに声をかけられるまでは蒼い顔のまま呆然とその場に立ち尽くしている*ことだろう*]
んっふふ〜♪
ゾフィヤ、だいぶ、まいってるかなぁ。
そうだ!
ゾフィヤがめざめなくなれば、ずっと、わたしがうごけるように、なるかなぁ?
1かいめの『場』のときも、とうひしてることがおおくて、わたしがうごけるじかんのほうが、おおかったのよね。
7つのときだったから、しかたないんだろうけど。
このまま、にんぎょうも、こわしつづけていこうーっと♪
[ゾフィヤの心境とは対照的な、楽しげな聲が赤い世界に*響いていた*]
― 前日/客室B ―
[>>293扉が開き、師匠の顔が見えると、
少しだけほっとした表情になる。
部屋の椅子を勧められると、はい、と従い座った。
そのどちらの質問も、口にする時は表情は硬かっただろう。
幻燈歌を、知っているな?と訊ねられて、
すぐに頷く事が出来ない程度には、記憶に薄かったので。
表情に乗ったのは少し申し訳なさそうな表情。]
『場』――…
[歌詞を読み上げる師匠の声に、ただ耳を傾け。
そして、その歌の意味を聞く時には、ただ膝の上で、
両手をきゅっと握り締めていた。]
狼を探して、
…
[>>294歌になぞらえた、それぞれの力について、
簡単に聞いている時も、手は握り締めたままだった
本当のことだと、念を押される。
師匠からの言葉は、いやに真実味があるように聞こえ。
お前もそうだ、と言われると、ゆるく目が見開かれる。]
え…
[握り締められていた手は、先ほどから押さえている右腕へと移動し、
そこにあった花のような痣を、確認する――…。
師匠の言ったとおりに、見違えるほどに大きくなっていた。
いっそうに花の形をなぞるような、あかい、あかい…。
肩口から肘へまで伸びているそれは、
普段なら服で見えないだろうけれど。
『えさ』だと、その言葉に、パッと師匠の方へと向いた。]
えさ
[『時に強く、激しく、月の牙を引き寄せる――…』
先ほどの師匠の声で、頭の中に、歌が再生される。
ぎゅ、と右の袖を、握り締めた。
こわい
そして
「それじゃ、全部あんたのせいじゃないか。」
「あんたが何も考えずに客なんか呼ぶから、こんなことになるんだ……!」
来てしまった、自分にも、責任の、一端は。]
…っ
[おそらく泣きそうな顔をしてしまっていただろう。
師匠は察してくれたのか、彼の話も、してくれる。]
え…
し ししょうも?
や やだ…!
[だってそれは、彼もえさだという事。
泣きそうな目で見た時の、師匠の反応はどうだっただろう。
かたん、と椅子からたちあがる。
少し落ち着いた後に、彼の花を見たいと言ったら、
みせてくれただろうか。]
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