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音楽家 フィオン は 賭博師 ディーク に投票した
放浪小説家 アデル は 賭博師 ディーク に投票した
人形使い ゾフィヤ は 賭博師 ディーク に投票した
吟遊詩人 セルウィン は 賭博師 ディーク に投票した
村民 ディルドレ は 賭博師 ディーク に投票した
元旅楽師 シュテラ は 賭博師 ディーク に投票した
料理人 トール は 賭博師 ディーク に投票した
調香師 エレオノーレ は 賭博師 ディーク に投票した
賭博師 ディーク は 料理人 トール に投票した
料理人 トール に 1人が投票した
賭博師 ディーク に 8人が投票した
賭博師 ディーク は村人の手により処刑された……
村民 ディルドレ は、人形使い ゾフィヤ を占った。
料理人 トール は、放浪小説家 アデル を守っている。
次の日の朝、料理人 トール が無残な姿で発見された。
放浪小説家 アデル は哀しみに暮れて 料理人 トール の後を追った。
現在の生存者は、音楽家 フィオン、人形使い ゾフィヤ、吟遊詩人 セルウィン、村民 ディルドレ、元旅楽師 シュテラ、調香師 エレオノーレの6名。
/*
いい昼ドラだった(違
そういややっぱりトールだったのね、と書き忘れてた。
間際の扱いはディークのがそれっぽかったけど、愛故にだろうか。
*/
音楽家 フィオンは、調香師 エレオノーレ を投票先に選びました。
…んぁ?
[結局、あの後どうなったのだろうか。
恐らく死んだのだろうと思われるのだが。]
狼の姿のままか。
[最後の姿がそれだったから仕方がない…かもしれない。]
人形使い ゾフィヤは、調香師 エレオノーレ を投票先に選びました。
人形使い ゾフィヤは、村民 ディルドレ を能力(襲う)の対象に選びました。
元旅楽師 シュテラは、調香師 エレオノーレ を投票先に選びました。
元旅楽師 シュテラが「時間を進める」を選択しました
[幼馴染とは違って、初対面同然の男の細かな表情に気づくことはなく。
言葉も素直に受け止めた。
それからまた霧を引き連れて、糸を引きずって、歩く。
途中で義父に会った。彼の死はその時に知った。
死んでしまえば興味はない。
だけど彼は違う。薄くなった霧が濃さを戻す。
触れようとした手を、当然のように拒絶して、
逃げた]
[嫌い]
[あいつは嫌い]
[姿が見えなくなれば、少年の足は速度を緩めた。
無表情の内で思考する]
[でも]
[死んでほしいわけじゃなかった]
[纏う霧はぐるぐると巡る。
現れない表情の代わりに、困惑を示すかのように。
糸を辿り近づく、別の存在には未だ気づかない]
[一度目の銃声に気付けなかったのは、疲れと、そして、痛みの中にいたため。
他人の前では見せるつもりもないけれど。
逆らい続けているのだから、それも当然だった。
――二度目の銃声は微かに届いた。
ざっと血の気が引いた。
それでもなかなか立ち上がることができなかったのは――。]
だれが
[扉を開けて、外へ出る。
階段を降りて。エントランスホールで、エレオノーレ、シュテラ、ゾフィヤの三人を認めて。
一度、視線は、シュテラからゾフィヤへと向かった。
それはどこか、警戒を秘める。
――まだ調べていないけれど、彼女が人狼に違いないと、思っていたから。
そうしてエレオノーレへと移った視線は、無事だったことへ、ほっとしたようだった。
ほっとして、つまり誰がいないのかを理解して、息を飲んだ。]
― →屋敷 外 ―
[勢いのままに外へと飛び出して。
銃声が聞こえた方へ向かおうとしたけれど、探すまでもなく風が運ぶ臭いがその場所を教えてくれた。]
……なん、だよ…これ…
[横たわったまま動かない獣と、その牙と爪に裂かれた青年。
そして、二人分にしては大きすぎる血溜まり。
その中に、きらと光るものを見つけて、手を伸ばした。
それは、金色の髪の毛だった。
今屋敷の中にいる人間で、金の髪を持つ人は一人だけ。]
これ、って……アデルさん、の…
…でも、なんで…?
― エントランスホール ―
どこからだい…!
[相手がどんな存在かとか、そういうことも考えることはできなかった。
大切な子供をまた喪うなんて、考えたくなかったから。
――答えが聞けたなら、そちらへ向かうのに躊躇いはなかった。]
[血溜まりの中に髪の毛が落ちているのに、アデル自身の姿はどこにも見当たらない。
辺りを見回しても、それらしい人影もなく。
困惑する頭は、彼女が喰われたのだという答えを導き出すこともなく。
ただ、しばし呆然と。
獣と人の亡骸を見下ろし、立ち尽くしていた。**]
吟遊詩人 セルウィンは、調香師 エレオノーレ を投票先に選びました。
― エントランスホール → ―
あ
[>>2>>4向う途中に、ディルおばさんの姿が見えて、
ほっとした表情を浮かべる。]
そ 外…!
[答えた後に、未だ整理がつかない感情があって、
口を噤む。
>>3そうして、セルウィンさんを追っての、外へと向かい。]
― 三階・展望室 ―
[早朝のやり取りの後、手に取ったのは誤って持ち込んだスコアブック。
不自然に黒ずんだ表紙のいろは、中の曲を書いたものの血の色の名残り。
十字架を除くと唯一過去に繋がるもの──父の形見]
…………。
[ふと、思い返すのは、これを渡された時の事。
故郷から連れ出され、この村に来て。
生来内気で人見知りの傾向があった所に重なった人間不信は、全てを拒否させていて。
完全に内にこもりかけた矢先、これは手元に届けられた。
今、手にしているのと、同じ香りと共に。
思わぬ形で触れた、故郷の香りは全てを拒絶して忘れようとしていた心を大きく揺らし、そして]
……人前で泣くのなんざ、あの時だけにするつもりだったのに、な。
[ぽつり、と呟く声は低く。
スコアブックと白い袋をそろえて、棚に置いた]
[それから、また小さく息を吐き。
鍵盤に向かって、幾つか手遊びの音を紡ぐ。
最初の銃声が響いたのは、その最中か]
……なんっ……。
[とっさ、走り出そうとして。
走った痛みに、一度、こけた]
……思いっきり、踏んづけてったよなぁ……ったく。
[舌打ちして撫でるのは、先にぐりぐりとやられた辺り。
痛みが鎮まるのを待ち、ゆっくりと階段を降りて行く途中──二度目が、響く]
― エントランスホール ―
[未だ動かない足。
シュテラの手を握ったまま、新たな来客の姿>>2を見る。
警戒を秘める視線を向けられても、現状疑われるのは仕方の無いこと。
出来るだけ気にしないように心がけ、問われたこと>>4に口を開こうとした。
けれど、シュテラやエレオノーレが答える方が早く、結局言葉は出ないまま終わる]
[自分を庇うように立つシュテラ>>7。
何故そのようなことをするのか、何故あんなことを囁いたりするのか。
真実は未だ理解しきれておらず。
漠然と、自分の味方であることだけを理解していた。
囁かれる度に心の奥で熱が疼く。
まるで、シュテラの囁きに返すかの如くに]
……また……でも……?
[何かが違う。
上手くいえない、けれど。
強いて言うなら]
数が……多い?
[掠れた呟きをもらしつつ。
とにかく、行かなくては、と階段を降りて、エントランスホールへと]
まぁ、それはそれで、可愛らしいのではないか。
[ぽそりと一足先に来ていた身でディークに声をかける]
まさか全部いくとはな。
― → 屋敷 外 ―
[昨日一日、浸っていた臭いが、
風に乗って流れてくると、すぐにそれだと判断できて。
思わず口元を、覆って――、
>>3>>6その大きな血だまりに、私は絶句する。]
……
[聞こえてきたアデルさんの名前。
倒れ付すトールさんと、獣の姿。]
まさ か?
[倒れ動かない人狼の、姿に、朱の花が騒ぐ―――。]
あっ
[ああ―――、口元を押さえ、目端からは、涙が滲む。]
― エントランスホール ―
[エレオノーレが向かうほう。
今はシュテラとゾフィヤの方は一瞥だけで構わないけれど。]
……っ
[外。
エレオノーレを追い、外へと向かう。
そうして、その先に――]
[死んで欲しい、のは]
[そう思った時、藍の靄が開く。
映ったのは血溜まり。
内面が僅かにだけ変化しても、生者への怨みは変わりなく存在していて、
だから、少年はこれまでと同じように、口許に笑みを湛え]
お、アデル。
[聞こえた声に振り向く。]
……そうだな。
三人とも、だからな。
[とりあえず、可愛い評は黙殺するらしい。]
[その中に最も怨む内の一人――料理人の青年が沈むのを見て]
ふ、……あはっ、ははははっ!
[わらい声と共に、黒い霧がごうと音を立てた**]
[そして片方の情景は、拒絶のような感情の為に消えてゆき
もう片方は、気づけば三人とも倒れていた。
いや正確には二人か。一人は影しか残らない。
倒れた者らの元へやって来る人影があった。
その中にディルドレの姿を見かけると、眉根を寄せた
トールとは特に仲が良かった彼女の嘆きは
きっとまた深いものになる。]
……ままならんものだ。
[溜息と共に呟き、それでも弟子が無事な姿を見止めれば、
微かに安堵の息を零すのだった。]
――…トール?
[叫ぶことも、泣くことも、出来なかった。
狼の姿を見れば、血はざわめくけれど。
そんなことより、息子とも思っていた彼の姿に。
言葉は、凍り付いて。
エレオノーレの動きも、セルウィンの動きも、今は見ていなかった。
ディークも外にいたと聞いていたから、多分、この狼はディークで。
――…そうして間違いなく、彼は、ここで、死んだのだ。
近づくことも、出来ず、ただその場で立ちすくんだ**]
私は、もうどちらを特別と選ばない。
二人とも私の大切な相手だ。
[多少の誤解はあったが食べられたことにうらみも何もない。
自ら望んで仕向けたことでもある。
トールはそのことに言いたいこともあるだろうが。
彼の姿が見えたならそちらに傍に寄っていくだろう]
村民 ディルドレが「時間を進める」を選択しました
― エントランスホール ―
[あなただけはまもるから。
その思いに偽りはなく。ゾフィヤの側が漠然としか受け取れていなくても理解を求めようともせず、変わることなくそこにあり。エレオノーレの後を追うディルドレを見送って]
フィオン!
[階段の方を振り返り、片足を引き摺る様子に驚いた]
どうしたの。他にも何か。
ああ。
今の銃声は、玄関の外から。
外に居たはずなのは…。
[ディルドレには率先して口を開いたけれど。
本当はトールとディークが出てゆくところを見たわけでもなかったので、ゾフィヤに確認を取るよう小首を傾げた]
― 屋敷 外 ―
[ふらと、倒れ付す二人に、近づく。]
…
[思わず、倒れそうになるけれど。
そうして、俯いて、]
ごめん なさい……
[また、小さな、呟きをもらす。
右腕を、ぎゅうと、おさえて、呟いた。]
……いずれに、せよ。
あんまりいい状況じゃない、な。
……人が……死んでるのは……確か、だから。
[絡みつく感触は、それを端的に物語るが。
奇妙に高揚する感覚かあるのは何故か。
無意識、ポケットに入れた手が、対の十字架と、真白羽をきつく握り締めた。**]
[息を殺しながら、ゆるゆると、すって、はいて。
怖い。苦しい。自分が自分で、解らなくなる。]
……
[でも――…。
これはきっと、ディークさんなんだろう。
昨日聞いた、アデルさんの話を思い出す。
どんな気持ちだったんだろう。
ここで何があったんだろう。
それを知る術は、もう、一つもないけれど。]
アデルさん…
トールさん、 ……
[ディークさん
ごめんなさい
ただ、胸の中で。
その言葉だけを繰り返す。
何度も、何度も、ただひたすらに。
届かない謝罪を。]
[この謝罪が胸のうちで、途切れる事は、ないだろう。
何度も何度も、何度も、何度も―――繰り返しながらも。]
ふた りも
……はこん で あげ…
[*ぽつりと呟いた*]
………。
[どうして、という問いには睫を伏せて沈黙した。
片方が月のいとし子だからだろうとは、まだ自分から口にすることが出来なかった]
― エントランスホール ―
[>>24 人が死んでるのは確か。
その言葉を聞いて、少しだけびくりとする。
銃声が聞こえたと言うことはそう言うことなのだと理解していたはずなのに、改めて言われるとやはり抵抗を覚えた]
……良い状況、なんて。
ここに来てから、一度として無い気が、するわ…。
[ぼそりと呟くような声。
シュテラに握られていない方の手に視線を落とす。
自分も一人、その手にかけた。
その時のことを思い出して、手を握り、耐えるように瞳を閉じる]
[それからそのまま、外に居る人達が戻って来るまで、ただじっとその場に立ち尽くして*居た*]
― 深夜 ―
[いつものように人形を傷付けるためにエントランスホールへと降りて来る。
男性の『月のいとし子』人形と、『光の護り手』の人形と、金髪の女性の人形を手に取って。
残った人形を見詰めて、あ、と声を漏らした]
あ〜ぁ、やっちゃったぁ。
バレちゃったかなぁ、これ。
[失敗したと思っている割には軽い声。
無事に残っているのは、朱華の『双花』人形、『見出す者』の人形が2つ、『闇の護り手』、そして女性の『月のいとし子』であった。
おそらく、それぞれ手にしている情報は異なる。
持ち得る情報の種類によっては、残った人形を見て自分の位置が判明する可能性があった]
やっちゃったものは、しかたないよね。
じゃあ、のこりのも、こうしちゃえ!
[愉しげに、爛々と深緋の瞳を輝かせると、爪を振り上げ人形を切り刻んでいった。
唯一つ、女性の『月のいとし子』の人形を除いて]
[先に手にした3つの人形も、女性の『月のいとし子』を除いた残りの人形も、全て無造作に傷をつけていく。
今まで以上に乱暴な傷。
もう人形遊びは飽きたといわんばかりの行動だった]
こんなものかな。
[傷付けた人形は元の通りに棚の上に。
唯一無事な『月のいとし子』の人形。
それはまるで、全てを喰らって生き残ると、宣言しているかのようだった]
トワイライトがかけちゃったし、そろそろあのことも、しめしあわせてうごかないと。
……でもなぁ。
メリットには、デメリットもつきもの、なのよね。
[呟いて、溜息を零す。
デメリットがあるが故に、これまで上手く疎通は出来ずに居た。
どう動くかはあの子任せ。
これからもそうなる可能性は、高い]
かんがえてても、しょーがないよね。
なるようにしか、ならないもの。
[今までもそうだったし、それで切り抜けても来た。
その慢心が徒になる可能性があったが、そんな可能性は頭の中にあるはずが無かった]
― 屋敷・外 ―
[玄関を出て、外へ。
風が運ぶものは、端的に感覚の予測を裏付ける。
足早に向かった先には、先に飛び出した者たちと。
紅に沈む、既に何も語る事なき者たちと]
……闇夜羽……か。
[改めて『力』を行使するまでもなく、それと判る、狼の姿。
身の内を廻るのは、その『死』に向き合った事への歓喜。
かつて自ら手にかけた時に比べたなら、落ち着いたものではあるのだが]
[ふる、と軽く首を振って気持ちを切り替え。
二人の亡骸をリネン室から持ち出したシーツで包み、屋敷の部屋へと。
踏みつけ+こけた痛みは大分収まっていたものの、さすがに動きは鈍かったりしたが。
男手が既に自分とセルウィンだけ、という状況では、贅沢はいえない。
そうやって、動いている間。
若草色が、ディルドレの方へ向かう事は一度もなく。
狼の『死』に近しく触れる歓喜と、在り方に背く疼き、という相反するものに揺らされながら。
ただ、黙々と動き続けて]
― 昨日/屋敷 外 ―
フィオン さん
[姿が見えると、視線を動かす。
>>39その言葉に、こくりと頷いた。
彼らを運ぶ手伝いは、できなかったから、
シーツなどを持ってくる手伝いだけはする。
>>40途中動きの鈍い様子に、心配そうに瞬きもしたけれど。
漂う空気に、なんとなく、胸が詰まった。]
― 昨日/屋敷 外 → ―
[運ぶ際に、
エントランスホールの人たちと顔も合わせただろう。
そこでどんなやり取りがあったかは、それぞれ。
ゾフィヤさんと、……シュテラちゃんに、
視線を向けるけれど。
ふと集まっている人たちを、見回す。
ああ―― もう これだけしか いないのね…。
ぎゅっと、手のひらを握り締めた。
私は厭われなければディルおばさんについていた。
彼女はトールさんの部屋に行くのだろうか。
また、その時も、一人になりたいといわれたなら、
後で出直すことになるけれど。]
― 昨日/ディルおばさんの傍にて ―
ごめん なさい…
[呟く。
他に誰が居ても、構わなかったかもしれない。]
ディルおばさん が
ほんものなのね…
…
[じわ、と、涙が出そうになって、俯いた。
でもきっと、どちらが本物だったとしても、
私は似たような感情を持ったのだと思う。]
― 二階・客室L→三階・展望室 ―
[安置が一通り終わった後は移った紅を落とすべく湯を使い、一度は部屋へと戻る]
……何が……何を……か。
[小さく呟き、首筋の傷痕を軽く撫で。
何故か手放せないまま、持ち続けているもの──その傷を作った、装飾の施された小さな刃を見て。
今までは鞄の中に押し込めていたそれを、ポケットに押し込める]
…………。
[それを何に向けるか、何にむけるべきか。
そこまで、意識は至らない、けれど。
必要とされる可能性はあると知っているから、潜ませて。
休息を、と思いながらもやはり、歩みは上へと向いた]
― 昨日/ディルおばさんの傍にて ―
ごめんなさい…
[再度、呟く。]
しんじ られなくて
…
[口元を、結んだ。
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。
少しだけ、ディルおばさんの、様子を見る。
彼女は涙を、流していない。
―― やっぱり、私ばかりが、泣いている気がして。
申し訳がなくて、ごめんなさい、と、また思う。]
― 昨日/ディルおばさんの傍にて ―
[ディルおばさんからは他の話もきけただろうか?
もし、聞く暇があるとしたなら。
ジャンさんと、トールさんは。
*どんな人だったか、訊ねたかもしれない…*]
― 昨日/ → 客室B ―
[結局また、ふらりと師匠の居る部屋へと戻って。
惨状残る部屋で、
その部屋のにおいなど気にしなかったけれど。
結局ポケットに入れたままだった香水瓶を取り出す。
ぽた、と、師匠の枕元に、一滴。
広がる香りに、鼻をならす。
ここ数日で、私の鼻は、
おかしくなっているかもしれないけれど。
先端は少し鋭く、
捩じるような装飾が施されてある、その香水瓶の
蓋の淵にある“Eleonore”の銘が見えて、
私はまた表情を、歪めた。]
― 翌朝/ 客室B → ―
[そうしてそのまま、
ぼんやりと考え事をするように、一晩を過ごす。
明け方に、水を飲もうと厨房へと向う。
>>3:174厨房には料理が残っていた。
暫く見詰めた後、ポタージュを少しだけ、厨房で貰う。
ぅぐ、胃に素直に入ってくれる事はなかったけれど、
無理やりにでも、飲み込んだ。
きっと、美味しかったんだと思う。
目を閉じて、はあ、小さく息を吐いて、厨房を出て、
その帰り―― エントランスホールに差し掛かった時。]
え
[漸く違和感に気付き、棚へと向うと、
>>33>>34見えたのは、無残な人形の姿。]
―― きゃ…
[ふらり、一歩下がって、足がもつれて、しりもちをつく。]
なに これ
[女性の、月のいとし子以外の人形が、全て。
――― 全て。]
い や…いやあ…っ
[緩く頭を抱えて、ぎゅっと、目を閉じて、
大きく、大きく、息を、整えた。]
[思考は]
ごめん なさ
[謝罪で]
ごめんな さ――、…
[溢れる。]
― 翌日/三階・展望室 ―
[ディルドレに言われた小言の事は覚えてはいたものの。
結局、それに対する対策はせず、そのままその日も展望室で過ごした]
……さて。
今の状況からするに、これは……。
[状況から推察できる事実に、零れるのはため息]
ま、確かに、それなら。
……殺されることは、ないだろうけど、さ……。
[そう、思いはすれど、くらい予測は消えず。
小さくため息をついた後、鍵盤に向かい、音色を紡ぎだす。
自分にそれを奏でる資格があるとも思えぬままに、鎮魂歌の旋律を]
― 翌日/エントランスホール → 三階 展望室 ―
[ころ、と、ポケットの中に、瓶の感触を感じる。]
―――…
[服の上からそれに触れて、
改めて向ったのは、三階だった。
>>51途中、鎮魂歌が聞こえる。]
…
フィオン さん?
[三階に向い、きょろ、と辺りを見回して、
音の聞こえる方、展望室へと向った。
扉を開け、中を覗くと、やはり予想通りの姿が、見えた。]
あ…
― 翌日/三階・展望室 ―
[>>53振り返る彼に、頭を下げる。
彼は、人間だ。それに、間違いはない。]
ようが あったのは…
別のところ だけ ど
音が、聞こえたから…
[そして、彼の笑みに、――友人の事を思うと、
私は笑顔が作れない。]
…
……
フィオン さん
[俯いて]
ジャン、さんの事…… まだ、 しらべて、ない?
/*
今回は、双花に双花としてまともに接してないんだよなー。
テオさんが、というのは感知しとったが。
ローゼンさんつながりで蒼花? 程度の予測しかないという罠。
……ところで、今更ですが。
俺がここをキリングするとなったら、テオさんすっげー複雑なんじゃね?
― 翌日/三階・展望室 ―
…うん
とどけもの が あって…
[視線を俯かせて、呟く。
>>55結果は出ている、その言葉に、ぱっ、と顔を上げて、
彼を見た。]
…… 人間 だったん でしょ …?
― 翌日/三階・展望室 ―
[>>57静かな表情、――小さく、頷く。]
…
確信が、もてたのは
昨日 だった けど
[真白羽に緩く目を見開いたのは、思い出したから。
イェンスくんを。そして、嘆くディルドレおばさんを。
―― ああ、と、胸のうちで、嘆く。]
… ジャンさんが 死んだのは、
シュテラちゃんの、せい
― 前日夜/部屋H ―
アデルさん。
お話、聞けなかった。
[常に落ち着いて物事を受け入れていたようにみえた女性。
別段親しくしたことはなかった。旅に出る姿を見ていいなと思ったりとか、執筆された小説の内容を聞いて顔を赤らめたりとか。そんな程度でしかなかったけれど]
何をどんな風に考えていたの。
[今フルートを吹けば濁った音しか出せそうになく。
料理は階下に残されていた――先刻、トマトのシチューを一杯いただいた。空腹だからではなく美味しくて、目が潤みそうになった――から。
執筆中だと言っていた作品の中に、何か残されてたりはしないだろうかと。主不在の部屋を巡ってその部屋に足を踏み入れた]
― 前日夜/部屋H ―
[ランプの明かりを頼りに見るその部屋は綺麗に片付いていた。部屋の主が覚悟を決めて出て行った証のようにも思えた]
本と、手紙?
[机の上に置かれているのを見て、きょとりと瞬いた。
誰宛のだろうと持ち上げてみれば]
私に?
[しかし手紙を貰うような間柄ではなかったはず。
何度も表裏を確認して、首を捻りながら椅子を引いて。そっと封を開き中身を取り出した]
― 翌日/三階・展望室 ―
[>>61大きくなった声に、彼を見据える。
静かな視線だった。]
ちがわない でしょ…
人狼だって 嘘をついたのはシュテラちゃん
彼を殺したのも シュテラちゃん……
しんじ たかった けど
[>>59昨日結局、友人と言葉を交わす事はなかった。
あんなに仲が良かったのに。ううん、今でも、きっと、
大好きなのに。でも。]
しんじても だめだったじゃない…!
/*
とりあえず
鎮めようとしているので
あおってみる
無理そうなら
シュテラちゃんもいるし
シュテラちゃんを
ころしに いこう かな !←
……ディークさんが人狼だと何かで知って。
それでも、会いたいと思ったから。
食べられてしまうだろうと思っても、会いに行った。
[託す、と書かれた本に視線を落す。
ゆっくりとその本を頁を捲り始める。
パラリ、という音が静かな部屋の中に時折響いた]
― 翌日/三階・展望室 ―
そう まちがって、ないの…
[人狼を、殺せ。
頭の中で、声がする。
友人が嘘を吐いていたという、確実な情報を手に入れ、
朱花が疼く。 人狼を ころせ。 さがせ。
彼女が嘘を吐いているとして、彼女が人間だったとしても、
きっと人狼を、しっているはず。
彼女を殺さないにしても、聞ける事は、きっと。
彼女が人間だという話は、聞いていたのか、いないのか。
>>66けれど、呟いた言葉は、]
― 前日夜/部屋H ―
引き込まれてしまう。
そんな場合じゃないのに。
[ゆるく首を振って深い息を吐いた]
アデルさん。
あなたが何を考えていたのか、やっぱり私には分からない。
分からないけれど。
[目を閉じたまま、誰の姿も確認できない空間に語り掛ける]
私の嘘には気づかれていたのね。
同じように二者の間で悩み惑っていたから、咎めることをしないって結論に達されたのでしょう。
ディークさんの所にいったのなら、ディークさんを選んだ?
いいえ。そんな単純な話ではないような気がする。
それならばきっと、結末はまた違っていたような。
[どちらが良かったのだろう。その答えも出るはずはなく]
わたし は
[―― じんろうを ]
ころさなきゃ
[それだけ、だった。
>>47取り出したのは、香水の瓶、先端がとがっているそれは、
使い方によると武器にもなるだろう。
それを、ぎゅっと、にぎりしめる。
ふ、と視線を扉へと向け、ふら、と、向おうとした。]
/*
ご、ごめ、あれなタイミングたけど、これだけ叫ばせて!
なんですかなんですか、この展開はっ!
わー、わー、初めて休日変更に感謝したくなった(←
/*
あおってみた!
さあて いけ る か な ?
だめだったら、
礼拝堂で銃でも拾おう(遅い
ていうかごめんね
フィオンさんごめんね
殺してもらうとかごめんね
本当ごめんね
なんかいろいろ無茶振っててごめんね
わあん
/*
ていうかふつうに
ちょうこうしなのだから
毒薬使えよって言う気もしないでもないけど
そんなもん持ち出したら
後々大変じゃんね…←
ちょうこうしはれんきんじゅつしとかでもあって、
やくざいしでもあったらしい昔
おくすりおくすり。
― 前日夜/部屋H ―
……でも、最後は間違えてますよ。
託すべきは私じゃありません。
私も要素の一。この命も解放に使える鍵の一つ。
[怯えるように肩が揺れた。
けれど瞼閉ざした表情は静謐を保ったまま]
後でセルウィンさんにお届けします。
彼が生き残れないなら、他は誰も生き残れないと思うから。
そうなるように、最初に選んだのだから。
アデルさんの思いが詰まった本。
多くの人に届くように私も祈ります。
― 翌日/三階・展望室 ―
[>>71肩に手を触れられると、その場所が痛い。
朱の花は、伸びるけれど、恐らくは未だ見えない。]
なんで とめるの?
[言いながら、振り返って]
人狼の 味方をするの!?
フィオンさんの せいでも あるのに!
[その手を振り払おうとする。]
/*
あっ
あおるを目標だったけど、
コレダメだったかな言っちゃ
すまねえもうしわけねえ
うわー
もーしわけない
だ 大丈夫だと いい な
ダメなら夜に持ち越しだッ←
土下座!
― 前日夜/部屋H ―
[手を組み、静かに祈る。
この本が外の世界へ届きますようにと。
アデルの真なる願いはそうではなかったかもしれないけれど。そういう形でしか受け止められなかった]
まだ、起きているかしら。
[自分宛の手紙は懐に確りと仕舞って。
ゆっくりとHの部屋を出た。
夜も大分更けてきていた。セルウィンは部屋にいただろうか。応えはあっただろうか。
直接渡せたなら、アデルから渡されていた遺品だが、自分は助かっても村の外には出られないからと理由をつけて。
もし休んでいるか不在であるようなら、今度は自分がセルウィンに向けた手紙を添えて広間に置いただろう。
署名はなく、アデルの遺作なのだろうこの本を大切にして欲しいとだけ記して**]
― 翌日/三階・展望室 ―
[>>74死に損なった?
彼の過去は、知らなかったので、緩く目を見開く。
声は、返事は、でなかった。
元々力はない上に、連日の事で弱っている身体。
抵抗しようとも、抗う事は出来ない。
それでも、頭の中で声がする。
それだけじゃない。いろいろなものが、交じり合って。
抗う事は出来ないけれど、]
や――…!
[それでも抵抗をして、向おうとするのならば、
彼はその『手段』を、用いただろうか?]
/*
エレオ必死だな
必死です
フィオンさんごめん
本当ごめん
今の発言の返事は
さされてからいう←
あれもってるよねいまナイフ…
なんかごめんね
本当ごめんね
― 回想/外 ―
[謝罪をするエレオノーレの声。
彼女が謝ることはなにもないのに、と思う。
セルウィンが持つ髪に気付けば、少しずつわかってくることがある。]
話は、聞いてたのにね……。
[フィオンがやってくる。
自分を見ないのに気付きつつ、あえてこちらからも彼を見るようなことはない。
何が起きたのか、一番詳しく内情を知るのは自分だろう――それはトールの事情だけれど。
ただ、何か言うことはなかった。
皆の前で言うことでもないから。]
――アデルの髪を。
そばに、置いといてやれないかな。
[部屋に運ぶ、その頃には声も普通に出せた。
どちらのと言われても、答えは返せず。
分かつのは良いのか。
彼女は何を選んだのか。
答えを知ることはなかったから、
結果として、二人のそばにということになっただろう。]
― 回想/外→… ―
[男二人でも厳しそうなら、手を貸すくらいはしただろうけれど。
フィオンのほうは、今何を言っても無駄だろうというところもあったから、見てもいなかった。
足が動きづらそうなのに気付いていても、謝罪する必要はない。――まだ。
エレオノーレがついてくるのには、口元に困ったような小さな笑みを浮かべて、受け入れた。
トールの部屋で、彼の頭を撫でて。
しばらくはただ見ているだけだったけれど。]
……エレオノーレは、悪くないよ。
悪いのは、みんな私だ。
気付いてやれなかったしねぇ…。
[うつむいてしまった少女に向き直る。
その頭をそっと撫でて。]
いいんだよ。
疑ったっていいんだ。
……あんたが苦しむだろうから、いえなかったんだろうね。
[なぜテオドールが彼女に伝えなかったのか、その理由も理解することはできた。
自分もまた、そうだったから。
自分の代わりに泣いてくれているようで、エレオノーレの顔があがると、指の腹でそっと涙をぬぐう。伝える言葉は、ひとつ。]
……ありがとう。
[少しずつ、いろいろな話をする。
エレオノーレにも、テオドールのことを聞いたりもする。
少し話すことで落ち着けるだろうか、と思ったのもあって。
ジャンとトールの話は、少し最初に言葉はつまったけれど。
それでも、忘れられるはずもない、忘れるつもりもない話。
話し終わる頃にはわずかに涙がにじんだけれど、それはすぐにぬぐってしまった。]
――…何か、食べにいこうか。
たぶんね、トールの作ったものが、あるよ。あの子の作ったものはおいしいから。
何かはたべなきゃ、いけないよ。力にならないだろう。心配、するよ。
[食事は摂れないといわれても、このときばかりは譲れない。
テオドールに怒られる、なんていって、ほんの一口程度でも、何かしら食べさせることだろう。]
[別れる前に、告げるのは、情報を。]
フィオンが、見極める者なのは知っているね。
…本当の結果を出してもらうために、シュテラが人間だと、伝えておいたんだ。
でも、まだ駄目みたいだね。
……次はね。
あの子を調べるよ。ゾフィヤを。
もう、あの子しか、残ってないんだ。
[最後にそっと呟いたのは、とても小さな音だった。]
― 回想 ―
[自分の部屋に戻ると、名を書く。
筆跡が残るように。
下のメモに、しるしがのこるように。
黒いインクで書かれた名前。
それをいつものとおり、しっかりと枕の下にさしいれる。
――――目を覚ますと、一片の白も残さず、その紙は黒く染まっていた**]
― 翌日/三階・展望室 ―
――
[ぐっ、と喉の奥が詰まるのがわかる。
なんで。
唇は動くけれど。理由は本当は、解っていた。
でも、頭の中で、声が響く。
殺さなければ。殺さないと。
頭の声は、いつから、私の声になったのだろう。]
…め
[首元の手に、自分の手を乗せて、一度、抵抗はした。
しにたくない。でも、
――でも、指先でゆるく撫でる程度の力しか、既に出せず。]
……
[苦しくて、頭の奥から、声が消えて。
私は、途中で、諦めた。
涙が―― また、流れて。]
… …
[最期に、 ごめんなさい 、と、唇が動いたのに、
彼は気付けただろうか。]
[私は元々呼吸器系の病を患っていたから、
その呼吸を奪うのは、一番楽なやり方だっただろう。
万全ではない弱った体調で、
咳込む事も阻まれたまま、
彼の手に触れていた指は、そのままゆるりと力を失う。
右の手首の見える場所にまで、朱の花は伸びていたけれど、
それにも、彼が気付いたかは解らない。]
調香師 エレオノーレは、人形使い ゾフィヤ を投票先に選びました。
[この状況は
シュテラちゃんのせいで
フィオンさんのせいで
ゾフィヤさんのせいで
ディークさんのせいで
でも
――― でも わたしのせいでもある]
[ゾフィヤさんに、責任はないといった言葉に、
納得がいかなかったのは、責任は、あったから。
イェンスくんのいってたみたいに、
ローゼンハイムさんのせいでもあって、
ここに集まった、皆のせいでもある。
誰一人、責任のない人なんて、いない。
と、私はずうっと、思っていた。]
[ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。
私一人でもこなければ、場は作られなかったかもしれない。
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。
自分の役割を最初から知っていたら、
――ううん、私の心が、もっと、強かったら。
誰かの身代わりになれたかもしれない。
―― ごめんなさい。
こんなになっても、死にたくないと思って、ごめんなさい。
でも、生きて何をしたいのか、解らなくなった事に気付いたから。
だから
わたしは あきらめた。]
― 回想・昨日/トールさんの部屋で ―
[>>79ディルおばさんの言葉に、ふるふると首を振った。]
ちがうの
…ちがうの
わたしも、わるいの
[>>80それでも撫でてくれる手は、安心できて。
見上げた先、涙をぬぐう手は、優しくて。
ありがとうなんて、言ってもらえる資格はないから、
ふるふる、と静かに頭を振った。]
― 回想・昨日 ―
[>>81ディルおばさんの横で、
少しずつ、少しずつ、色んな話をする。
師匠の話、する時は、ずっと両手を握り締めていただろう。
ぽつぽつと、色々な事を思い出すように、話す。
そうして、ジャンさんや、トールさんの話を、
ただ静かに聴いて、涙がにじんだおばさんの顔を、
ちらっとみて、目をそらして、少しだけ寄り添った。]
…うん
[食事の誘いに、頷いた。師匠に怒られるという話には、
小さな笑みを、浮かべる事が出来ただろう。
食べれる気はしなかったけれど、それでも、
翌日も食べるだろう、ポタージュを少しだけいただく。]
おいしい…
[あったかくて、涙がこぼれそうになる。
それでも、やっぱり少ししか、おなかには入らなかったけど。]
料理を ならいたかったな
ししょうも、わたしも、だめだもん…
[眉を寄せて、呟いて。
また俯いて、ポタージュに、涙がひとつ混じったかもしれない。]
[>>82そうして別れ際に教えてもらった話に、緩く目を見開いた。]
シュテラちゃんは にんげん?
[そっ か、と、小さく、小さく呟く。
続く、ゾフィヤちゃんの名前に、目を見開いて――
そして、何も返す事は、できなかった。
夜中、それについて、ただ、考えてた。]
― 回想/翌日 ―
[人形の有様に、
ディルおばさんの言葉を思い出す余裕はなく。
私も死んでしまうかもしれない。
そんな怯えも、後の諦めを早めた一因だったのだろう。
けれど、フィオンさんに訊ねられた時、
人形の惨状に泣いていた彼女、
それがどうしても、この状況とはつながらない事を、
考えながらも。
『彼女』を殺そうと 動いて。]
― 現在 ―
[そうして、 今に至る。]
[私は、もう動く事はない。
最期に心にあった言葉は、ただ やっぱり
*ごめんなさいの、謝罪の言葉*]
……俺……は……。
[神のいとし子の証。
少女が背負っていたもの。
見て、気づいた。
見て、理解した。
見て、また、何かがこわれた]
…………。
[しばし、訪れるのは──静寂]
……く……は…………あはっ…………。
[静寂を経て、零れたのは乾いたわらい声]
なに、してんの、俺。
一体、なに、を。
……は……ははっ…………ばか、みてぇ。
こんな事して、それで、仮に護りきれたって。
『無理』なの、わかってて、さ。
[蒼花によって繋ぎ止められた命は、蒼薔薇に縛されて。
自身に添う者を望む事は叶わない、と諦めているのに]
は……ほん、と、に。
ばかみっ……!
[再度紡ごうとした自嘲の言葉は、一際鋭い痛みに遮られる。
双花を、神のいとし子を。
支えるべき『見出すもの』でありながら、それを自ら手にかけた事。
それを責め立てるが如く、痛みが断続的に襲い掛かって、その場に膝をつく]
は……ほん、とに。
どこまで……だ、よ。
[痛みは鎮まらない、けれど。
それに任せて意識を失いたくはなかった。
ふらつきながら、それでも、倒れたエレオノーレの身体を抱え上げ。
備え付けのソファに横たえる。
落ちた瓶は、緩くその手に握らせて。
自身が向かうのは、楽譜をしまった棚の方。
手にしたのは、黒ずんだ表紙のもの。
それを、開いて、譜面台に乗せた]
Ein stiller regnerischer Klang, der Leitung fragt.
静かな雨の音聴きつつ
Ich sehnte mich für die Vergangenheit und schloß nur meine Augen.
ただ過去を想い目を閉じてた
Wird mit dem Öffnungshimmel, einer negativen Farbe, befleckt.
広がる空 陰の色に染まって
Ich strebe die Zeit an, als ich mich nicht verändere.
変わらない時間過ぎてゆく
Kann sich nicht mit mir bewegen, werde mit kaltem Regen, und das Sehen nach unten, naß.
冷たい雨濡れて 俯いたままで動けなくて
Ich, der immer noch damit ertragen werde, seine Augen draußen zu schließen, kann Licht suchen.
光を捜せずに 目を閉じたままで佇んでた
Ich schaute aufwärts den blauen Himmel an und sang.
青い空見上げ歌った
Ich vergesse immer noch dieses Lied nicht.
あの歌は今も忘れてない
Aber es ist nicht möglich, jetzt zu singen.
だけど今は歌う事できない
Ein regnerischer Klang radiert es aus.
雨の音が消し去ってしまう
Ich schaue aufwärts den Himmel an, und, in kaltem Regen, einzelne Lebenseinstellungen immer noch.
冷たい雨の中 空見上げ独り佇んで
He, wenn es leicht gibt, diese Dunkelheit wirklich zu beleuchten.
ねぇ、もしも本当にこの暗闇を照らす光あるなら
Ich will zur Front gehen.
前へ向かって歩いて行きたい
Glaube den Kurs, den Licht zeigte.
光が示した道信じて
Es wird befestigt, wie es ist, und wird deshalb von Dunkelheit eingeschüchtert.
そう、このまま留まり闇へと飲まれて
Ich setze fort, gegen das Schicksal zu kämpfen, wenn ich nur sterbe.
消え去るだけなら運命(さだめ)に抗い続ける
Weil dieser kalte Regen irgendwann aufhört.
いつかは冷たいこの雨も上がるから
Ich glaube an die Zukunft und will wachsen….
未来(さき)を信じていきたい
[紡いだのは、遠き日に父が作った最後の歌。
今まで決して弾こうとせず、歌う事もなかったそれを、どうして今弾こうと思ったのか、それはわからない、けれど。
滅多に他者に聴かせる事のない歌声は、静かに、静かに。
硝子張りの部屋の中へと響いて、消える。**]
/*
いろんな意味で。
やり きっ た。
遠慮続けた果てに、一番おいしいキリングをいただいた気がしてなりません、よ!
ちなみに、刺殺のネタふっといて扼殺なのは。
何となく、女の子に傷つけるのはなあ、という。
そんなPL心理によるものでした。
まあ、短剣は自決用という説もあるんで。
[二つの遺体、そのうちの一つへと意識を向けて]
バイバイ、トワイライト。
あなたとおはなしするの、まぁまぁたのしかったわ?
[運ばれ行く同胞へ別れの言葉を紡いだ]
― →昨日/客室J ―
[部屋へと戻ったのは陽も落ちきらぬような時間帯。
食事は用意されていたポトフを少しだけ、広間の食事スペースで食べた]
[部屋の中で一人、作りかけの人形に手をつける。
作った人形が次々と傷付けられていく事態。
それと同時に減って行く人。
どちらが先で、どちらが後だったかは分からない。
ただ、同時に減って行く事実だけを見せつけられていた]
[最初傷付いた人形を見た時は、ショックで苦しくて、許せなくて。
真実は分からぬまま、疑った相手をこの手にかけた。
その人物が人であろうが関係なかった。
ただ、人形を壊されたのが悲しくて、悔しくて、衝動のままに動いただけ。
それから日に日に人が死に、人形が壊されて。
それが当たり前のように思えてきて、人形が死になぞらえているのを推理に加えたりして。
人形が壊された時の嘆きは、いつの間にか無くなっていて]
人狼だけが、残る…?
ううん、そんなことは───。
[ない、だったか、させない、だったか。
どちらともつかない音が曖昧に小さく零される]
わかってるわよぅ。
あのおにーちゃんは、ころしちゃだめ、なんでしょ?
[ゾフィヤの強い意思にイサーラが口を尖らせた。
イサーラの言動がゾフィヤに干渉しているように、ゾフィヤの意思がイサーラに干渉する。
お互いがお互いを干渉し合う現象。
違和とも感じぬささやかな現象。
二人の気付かぬところで、変化は少しずつ進んでいた]
……どうすれば良いかな。
[何を、とは言わず、ただそれだけを口にする。
残っている人達、その関係性。
考えながら足は動き、玄関へと向かって*行った*]
人形使い ゾフィヤが「時間を進める」を選択しました
あは、ははははっ、
やっと、やっとあいつが……!
[死の光景を目の前にして、目を見開き、背を反らせ。
ボーイソプラノの歪んだわらいは何処まで届いたものか。
養子になってからは笑うことすら殆ど無かった。幼少期でさえ、ここまで大袈裟に示すことは無かった。他人の不幸を見て悦ぶことなど尚更。
義妹はどの辺りから見ていたか、激情が収まるまではその存在に気付くこともない]
[あと三人]
[ボクを殺したやつも][それを庇うやつも]
[みんな死ねばいい]
[黒い霧は少年を中心に、渦のように巡る]
[あいつらが悪いんだから]
[ボクは何も悪くないんだ]
[ボクは悪くない]
[やがて向こう側が見えなくなれば、声も笑みも消え、残るのは濃さを増した霧だけ。
そうして冥い目が義妹の姿を見留めたのは、幼馴染の少女がくずおれるよりも前のこと**]
― 露天風呂 ―
[浴室の空気を抜こうと外壁の扉を開いて。
薔薇の香りに誘われるよに露天風呂まで出て行ってみた。
頭を空っぽにするように力を抜いたら。
フッと過去の唄が甦ってきた]
Schöne Kinder, gute Nacht.
おやすみ、可愛い子供達
Liebe Kinder, gute Nacht.
おやすみ、いとし子達よ
Über dem Schicksal, guter Nacht.
おやすみ、
Zu friedlicher Zeit, guter Nacht.
おやすみ、安息の時を
Sonnenlicht, Mondlicht,
眩き
Auch wenn welchen du auf deinen Rücken trägst,
いずれ背負い生まれても
Es hat keine Änderung, ein liebes Kind zu sein,
愛すべき子供なのは変わりなく
Ich schütze es vor einem Schatten und helfe ihm.
影より助け護りましょう
[遠い遠い孤児院で。
自分より幼い子供達に向けて歌われた子守唄。
どちらも変わらず『いとし子』だった。
それなのに何故、護るべきは『月のいとし子』だけなのか]
『月のいとし子を護りなさい』
『彼らは神の護りを奪われたのだから』
[そうだ。彼らも護られていたのに。それを奪ったのは]
『奪ったのは私達なのだから』
[闇の生き物の血を取り込ませて。
光り輝かせる為の生贄とされた者達。
これは贖罪。慈母は言う。
識ったからには命を掛けて彼らの幸福を]
『命尽きる私の代わりに』
『いとし子が生き延び幸せになれるように』
[異端と呼ばれ更に外れて炎の中に沈んだ孤児院]
――でも。幸せって、何?
[何も知らずに生きられたならそれは幸福だろう。
けれどそうできなかったらどうすればいいのか。
生きていれば未来は切り拓ける。
一座の皆はそう言って毎日旅していたけれど]
――生きていればそれだけで。本当に幸せなのだろうか?
ィッ。
[左足の付け根、腿の内側に刻まれた逆十字。
知識を与えられた者の印として受けた黒い刻印。
村が近く、切り落とさずに済んだのは幸せなことだったはずなのに。痛くて。先へ歩くのが辛くなってくる]
……フィオン。
[聞こえてきたのはピアノの音。>>51
耳を澄ませて呼吸を整えてゆく。
出すべき答えは見つからぬまま、悼む音に誘われ立ち上がる]
そう。ゾフィヤさんをまもりたい。
まもらなければいけない。
けれど。フィオンにも。
死んで欲しくは、ない。
[その二つはけれど対立する事象のはずで。のろのろと脱衣場に戻り服を着替える頃に音は一度止んでいた]
命に意味を。死に意味を。
贖罪を成す為に。
成す為に。
どこまで罪を重ねればいいのでしょう。
[喉の奥に留めおけず。震える声で小さく小さく呟いた**]
/*
深呼吸のモソモソタイム。
実は夕方にも一度戻れていたのですが。家主様の見て盛大に身悶えてしまい。明日出す予定だった唄まで含めて下書きしてたとか(ぉ
だってだって。どうにもここで出したくなったんですも…!
設定はこういう形ですが。最終日どうするかはここまで来てものーぷらん(殴
どこへゆくのか。時だけが知っているのです。
あ、結局また表全力で裏使う余裕がなくなってます。
今夜は喉調節のためにも余裕持つようにしないとですね。
/*
…………。
『海空雨月(オルゴール』と来たかwwwwwwwwwwww
は、緑化してる場合じゃねぇ。
ささっと巡回片してオンにならねば。
……っつか、飴二つ……自重できんこで、すまん!
……シュテラ。
[振り返った先に見えた、姿。
名を呼ぶ声には、微か、戸惑いの響き]
どうした、そんなとこに突っ立って。
[どう、声をかければいいか、悩んで。
結局、言えたのは、こんな言葉]
/*
独り言を使っていなかっただと…!
さぁて。
覚醒出来たら予定通りにシュテラにフィオン殺せって言いに行きますかね〜♪
裏切るもよし、言われるままに殺すもよし。
殺しに行くようなら最後シュテラ襲撃ですけどn
調香師 エレオノーレが「時間を進める」を選択しました
― 三階・展望室 ―
音…声が。聞こえたから。
聞いたことのない、歌。
[名を呼ばれてピアノの方を向く。
普段のようにあろうとしても表情が作れない。
迷い迷い、答えになっていない答えを紡いだ]
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